JPH11143148A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法

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JPH11143148A
JPH11143148A JP9308643A JP30864397A JPH11143148A JP H11143148 A JPH11143148 A JP H11143148A JP 9308643 A JP9308643 A JP 9308643A JP 30864397 A JP30864397 A JP 30864397A JP H11143148 A JPH11143148 A JP H11143148A
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JP
Japan
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recording medium
image
image processing
type
processing apparatus
Prior art date
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Application number
JP9308643A
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English (en)
Inventor
Akihiko Takeuchi
竹内  昭彦
Yozo Hotta
陽三 堀田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー印刷可能な画像処理装置においては、
トナーを定着させるための記録媒体がOHTの場合、記
録媒体が普通紙の場合に比べて各色のトナーが十分に溶
融しないという問題がある。 【解決手段】 レーザ発信部42によって感光ドラム4
1上に外部機器から入力される画像の潜像を形成する。
感光ドラム41上の潜像をロータリ現像器(イエロ4
3、マゼンタ44、シアン45、ブラック46)により
順次現像する。形成された各色の潜像を一次転写ローラ
47により順次中間転写ベルト5上に重ねて転写を行
う。中間転写ベルト5上に転写された潜像は記録媒体4
に転写され、記録媒体4上の潜像は、定着装置3で定着
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置およ
び画像処理方法に関し、例えば、装置を特定するパター
ンを画像に付加するための画像処理装置および画像処理
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタや複写機等の画像処理装置の高
画質化、カラー化に伴い、紙幣や有価証券等、本来複写
されるべきでない特定原稿が複写され、使用されるとい
う社会問題が発生する恐れがある。そこで、画像処理装
置から出力する画像に、偽造複写物の追跡捜査を容易に
するための特定パターン(例えば、画像処理装置に固有
な情報である装置番号等)を付加するという方法が提案
されている。
【0003】また、画像処理装置から出力する画像を記
録するための記録媒体の種類を識別して、画像処理装置
に固有な情報である特定パターンを出力画像に付加する
か否か判定する方法も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した技術
においては、次のような問題がある。
【0005】出力画像に偽造複写物の追跡捜査を容易に
するための特定パターンを付加する画像処理装置では、
出力画像を記録する記録媒体がオーバヘッドプロジェク
タ用紙(以下「OHT」とする)の場合、OHTに出力
された画像がプロジェクタにより拡大投影されるため、
画像に付加した特定パターンが目立ってしまい画質が劣
化するという問題がある。
【0006】また、記録媒体の種類を識別して、画像処
理装置に固有な情報である特定のパターンを出力画像に
付加するか否か判定する画像処理装置では、記録媒体の
種類を識別する時点で特定パターンを含む画像が既に形
成されているため、記録媒体の種類がOHTである場
合、出力画像の画質の劣化を防ぐために特定パターンを
含まない画像を再度形成し直さなければならないという
問題がある。
【0007】本発明は、上記の問題を解決するものであ
り、画像処理装置から出力する画像の画質の劣化を防ぐ
と共に、特定パターンを含まない画像の再形成を防ぐこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0009】本発明にかかる画像処理装置は、画像を形
成する形成手段と、前記形成手段による画像形成に先立
って、記録媒体を所定の位置に供給する供給手段と、供
給された記録媒体の種類を識別する識別手段と、前記記
録媒体の種類に応じて前記形成手段により形成される画
像に装置を特定するためのパターンを付加する付加手段
と、前記形成手段により形成される画像を前記記録媒体
に転写する転写手段とを有することを特徴とする。
【0010】また、画像を形成する形成手段と、前記形
成手段による画像形成に先立って、記録媒体が格納され
た格納手段において、前記記録媒体の種類を識別する識
別手段と、前記記録媒体の種類に応じて前記形成手段に
より形成される画像に装置を特定するためのパターンを
付加する付加手段と、前記形成手段により形成される画
像を前記記録媒体に転写する転写手段とを有することを
特徴とする。
【0011】本発明にかかる画像処理方法は、画像形成
に先立って、記録媒体を所定の位置に供給し、供給され
た記録媒体の種類を識別し、前記記録媒体の種類に応じ
て、形成される画像に装置を特定するためのパターンを
付加し、形成された画像を前記記録媒体に転写すること
を特徴とする。
【0012】また、画像形成に先立って、記録媒体が格
納された格納手段において、前記記録媒体の種類を識別
し、前記記録媒体の種類に応じて、形成される画像に装
置を特定するためのパターンを付加し、形成された画像
を前記記録媒体に転写することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】カラー印刷可能なプリンタや複写
機等の画像処理装置は、カラー画像を形成するために3
色あるいは4色のトナーを使用するため、十分に熱を加
えてトナーを溶融させた後、記録媒体である普通紙など
にトナーを定着させている。このトナーを記録媒体に定
着させる処理について、図1に基づいて説明する。
【0014】図1は、トナーを記録媒体に定着させるた
めの定着装置の構成例を示す図である。
【0015】1は、記録媒体4上のトナーTを加熱およ
び加圧することによりトナーTを記録媒体4に溶融定着
するための定着ローラである。なお、定着ローラ1は、
ローラの内側からハロゲンランプなどのヒータ26を用
いて加熱する構成が多い。したがって、定着ローラ1の
表面温度をサーミスタなどの温度検知素子25によりモ
ニタし、ヒータ26をオン/オフ制御することにより温
度調節を行うのが一般的である。
【0016】また、トナーTには、Y(イエロ)、C
(シアン)、M(マゼンタ)、BK(ブラック)の4色
のトナーが用いられる。このトナーTを定着させる場
合、通常の白黒印刷とは異なり、定着性のみならず各色
の溶融混色性が適正な色再現の重要な要素となる。した
がって、トナーTは、YCMトナーのみならずBKトナ
ーにおいても、白黒複写機等のBKトナーに比べ融点が
若干低くなるようにバインダの処方などが工夫されてい
る。例えば、バインダ樹脂として用いられるスチレン−
アクリル系の樹脂やポリエステルなどの材料の分子量を
低分子側にシフトさせるといった方法や、離型剤として
低融点のワックスを配合するなどの方法が用いられる。
【0017】このように、定着ローラ1に対しては、白
黒複写機等に用いられるBKトナーで定着を行う場合よ
りも遙かにオフセットし易い状況となる。このオフセッ
トを防止する方法として、図1に示すように供給ローラ
24および塗布ローラ23を有するオイル塗布装置2
2、および、塗布/清掃ウェブ21などを用いて、シリ
コンオイルなどの離型剤オイル27を定着ローラ1の表
面に塗布する方法がある。
【0018】このとき、上述した各トナーの混色性を向
上させるため、各色のトナーが十分に溶融して混ざり合
うように、低融点のトナーを定着可能な温度よりも若干
高めの定着温度で溶融定着させるとともに、定着ローラ
1の表面も、図2に示すようにアルミニウムなどの芯金
28の表面を弾力性や強度に優れたシリコンゴム29
(HTVやLTVなど)で被覆し、さらにその表面を離
型性に優れた低硬度のシリコンゴム30(LTVなど)
で被覆することで、トナーを包み込むようにして熱伝達
効率を向上させるといった工夫がなされている。
【0019】2は、記録媒体4上のトナーTに圧力を加
えるための加圧ローラである。また、加圧ローラ2も、
アルミニウムなどの芯金31の表面を適度な硬度のシリ
コンゴム32(HTVやLTVなど)で被覆し、その表
面を薄層のフッ素樹脂33でコートしたり、あるいは前
記の定着ローラ1と同様に低硬度のLTVで被覆するな
どの構成となる。
【0020】上述した離型剤オイル27の種類によっ
て、定着ローラ1の構成が変化する場合もある。例え
ば、離型剤オイル27としてメチルフェニル系シリコン
オイルを使用する場合は上述した構成でもよいが、ジメ
チルシリコンオイルを使用する場合、定着ローラ1のシ
リコンゴム29と30との間に、さらに潤滑防止のため
のブロッキング層を設けたりすることもある。
【0021】オフセットを防止するための他の方法とし
て、定着ローラ1の代わりにベルト状定着手段を用い
て、記録媒体4を加熱し定着した後、冷却してから分離
する方法や、あるいは、トナーTを懸濁重合法により形
成し、成分中にワックスやオイル成分を封じ込めること
で、定着ローラ1へのオイル塗布を不要とする方法があ
る。
【0022】以下、本発明にかかる一実施形態の画像処
理装置および画像処理方法について図を参照して詳細に
説明する。
【0023】図12は本発明にかかる一実施形態の画像
処理装置の構成例を示すブロック図である。
【0024】なお、本発明の機能が実行されるのであれ
ば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステ
ムであっても、LAN等のネットワークを介して処理が
行われるシステムであっても本発明を適用できることは
言うまでもない。
【0025】ホストコンピュータ3000は、CPU1
21、RAM122、ROM123、システムバス12
4、キーボードコントローラ(KBC)125、CRT
コントローラ(CRTC)126、メモリコントローラ
(MC)127、プリンタコントローラ(PRTC)1
28、キーボード(KB)129、CRTディスプレイ
(CRT)130、外部メモリ131を備える。
【0026】CPU121は、ROM123に記憶され
た画像処理プログラム、制御プログラム等の各種プログ
ラムステップに従い、写真等のイメージ、図形、文字等
を含む画像データの画像処理やシステムデバイス124
に接続された各デバイスの制御等を行う。また、例え
ば、RAM122に記憶された画像データに基づき、C
RT130にプリンタ1600に出力された時と同じイ
メージの画像を表示することができる。
【0027】RAM122は、CPU121の主メモリ
あるいはワークエリア等として使用する記憶部である。
ROM123は、画像処理プログラム、制御プログラム
等を記憶し、また、上記画像処理を行う際に使用するフ
ォントデータ等が記憶されている。
【0028】システムバス124は、CPU121、R
AM122、ROM123、キーボードコントローラ1
25、CRTコントローラ126、メモリコントローラ
127、プリンタコントローラ128にインタフェイス
する。キーボードコントローラ(KBC)125は、キ
ーボード129やマウス等のポインティングデバイスか
らのキー入力を制御する。CRTコントローラ126
は、CRTディスプレイ130への画像データの表示を
制御する。
【0029】メモリコントローラ127は、ブートプロ
グラム、フォントデータ、ユーザファイル等を記憶する
ためのハードディスク、あるいはフロッピーディスク等
の外部メモリ131とのアクセスを制御する。プリンタ
コントローラ128は、プリンタ本体1600のプリン
タコントローラ1000との通信制御を行う。
【0030】プリンタ本体1600は、CPU132、
RAM137、ROM133、入力部138、印刷部I
/F136、メモリコントローラ(MC)139、印刷
部1500、外部メモリ134、操作部1530を備え
る。
【0031】CPU132は、ROM133に記憶され
た画像処理プログラム、制御プログラム等の各種プログ
ラムステップに従い、システムバス135に接続された
各デバイスの制御や印刷部インタフェイス136を介し
て接続された印刷部1500に画像データの出力等を行
う。また、入力部138を介し、ホストコンピュータ3
000との通信処理が可能となっており、例えば、紙な
し等のプリンタ内の情報をホストコンピュータ3000
に通知することができる。
【0032】RAM137は、CPU132の主メモリ
あるいはワークエリア等として使用する記憶部であり、
オプションのRAMカードを装着することによりメモリ
容量を拡張することができる。さらに、ホストコンピュ
ータ3000から送られてきた画像データを展開する領
域、プリンタのモード設定情報等の環境データを格納す
る領域にも用いられる。ROM133は、画像処理のプ
ログラムステップ等が記憶されている。また、上記画像
処理を行う際に使用するフォントデータ等を記憶する。
【0033】メモリコントローラ(MC)139は、ブ
ートプログラム、フォントデータ、ユーザファイル等を
記憶するためのハードディスク、あるいはICカード等
の外部メモリ134とのアクセスを制御する。また、外
部メモリ134は、1つに限らず、少なくとも1つ以上
備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカー
ド、ページ記述言語等を解釈するプログラムを格納した
外部メモリを複数接続できるように構成されていても良
い。さらに、NVRAMを有し、操作パネル1530か
らのプリンタのモード設定情報を記憶するようにしても
良い。
【0034】操作パネル1530は、ユーザがプリンタ
を操作するためのスイッチおよびLED表示器等が配置
されている。インタフェイス140は、ホストコンピュ
ータ3000のプリンタコントローラ128とプリンタ
本体1600のプリンタコントローラ1000とをイン
タフェイスする。
【0035】図3は、本発明にかかる一実施形態の印刷
部1500の構成例を示す図である。
【0036】なお、本実施形態では、レーザビームプリ
ンタをプリンタエンジンとして備える画像処理装置を例
として説明する。
【0037】1は、記録媒体4上のトナーを加熱および
加圧することにより記録媒体4に溶融定着させるための
定着ローラである。2は、記録媒体4上のトナーに圧力
を加えるための加圧ローラである。3は、定着ローラ1
および加圧ローラ4からなる定着装置である。4は、ト
ナーを転写するための記録媒体(例えば、カットシート
等の普通紙)である。5は、感光ドラム41上に形成さ
れた各色の潜像を記録媒体4に転写するための中間転写
ベルトである。この中間転写ベルト5は、周知のポリエ
チレンテレフタート、ポリフッ化ビニリデン、ウレタ
ン、その他の樹脂ベルト、あるいはエチレンプロピレン
ゴム、ニトリルゴム、ウレタン、クロロプレンゴム、そ
の他のゴムベルトを用いることができる。
【0038】6は、中間転写ベルト5上に形成された潜
像を記録媒体4に転写するための転写ローラである。8
は、記録媒体4の種類を識別するためのセンサである。
9は、記録媒体4の有無を検出するためのレジストロー
ラである。41は、外部機器から入力される画像の潜像
を形成するための感光ドラムである。42は、外部機器
から入力される画像の潜像を感光ドラム41上に形成す
るためのレーザ発信部である。
【0039】43は、イエロのトナーが格納されたロー
タリ現像器である。44は、マゼンタのトナーが格納さ
れたロータリ現像器である。45は、シアンのトナーが
格納されたロータリ現像器である。46は、ブラックの
トナーが格納されたロータリ現像器である。47は、感
光ドラム41上に形成された潜像を中間転写ベルト5に
転写するための一次転写ローラである。48は、印刷部
1500を制御するための制御部である。49は、記録
媒体4をプリンタエンジン内に先行給紙するための給紙
ローラである。50は、ROM等で構成されており、レ
ーザビームプリンタ1600に固有な情報を示す特定の
パターンを格納するためのパターン格納部である。この
特定のパターンは、例えば、レーザビームプリンタ16
00の装置番号などである。
【0040】本実施形態におけるレーザビームプリンタ
1600は、外部機器から入力される画像をレーザ発信
部42によって感光ドラム41上に潜像を形成する。感
光ドラム41上の潜像をロータリ現像器(イエロ)4
3、ロータリ現像器(マゼンタ)44、ロータリ現像器
(シアン)45、ロータリ現像器(ブラック)46によ
り順次現像する方式となっており、形成された各色の潜
像を一次転写ローラ47により順次中間転写ベルト5上
に重ねて転写を行う。
【0041】つまり、感光ドラム41上に形成された各
色の潜像は、中間転写ベルト5上にY、M、C、BKの
順に積層(最外層がBK)され、転写位置(転写部位)
において転写ローラ6(及び対向ローラ)により記録媒
体4(例えば、普通紙など)に一括転写される。この
時、記録媒体4上ではBKが最下層、Yが最上層とな
る。
【0042】また、トナーはポリエステル系、スチレン
−アクリル系、その他のトナーを用いることが可能であ
る。
【0043】本実施形態では、トナーはスチレン−アク
リル系樹脂を母体とし、懸濁重合法によりワックスを内
包させることで、定着時におけるオフセット防止のため
のオイル塗布を不要としたものを用いた。記録媒体4に
転写されたM、C、Y、BKの各色トナーは、定着ロー
ラ1および加圧ローラ2とを備える定着装置3により加
熱定着され、熱融着により所定の色味となりカラー画像
が形成される。ここで、本実施形態では、定着ローラ1
および加圧ローラ2は、シリコンゴム表面にテトラフル
オロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(以
下「FEP」とする)の離型層を設けたものを用いた。
【0044】本実施形態における感光ドラム41上に形
成された潜像を記録媒体4に定着させるための条件を詳
述すると以下のようになる。
【0045】記録媒体4は75g/m2の普通紙を使用
し、記録媒体4にトナーを定着させるための定着速度は
約120mm/sec、定着ローラ1および加圧ローラ
2の外形寸法は40mm、ゴム硬度はローラ上で69°
(JIS−A)、定着ローラ1のゴム厚は1.5mm、
加圧ローラ2のゴム厚は2mm、定着ローラ1および加
圧ローラ2のFEPの厚さは約40mm、総圧約50k
gで記録媒体4上のトナーを定着させることにより、約
7mmのニップを形成させることができる。また、定着
ローラ1の表面は不図示の温度検知手段により約180
℃とする。
【0046】なお、感光ドラム41上に形成された潜像
を記録媒体に定着させるための条件は、これに限られた
ものではなく、記録媒体4の1つである普通紙の紙質な
どに応じて各条件を適宜変更することができる。
【0047】次に、記録媒体4の定着速度とトナーの定
着状態の関係を図4に示す。ここで、記録媒体4として
普通紙およびOHTを用いた。また、記録媒体4にトナ
ーを定着させるための定着速度は、120mm/sec
(1倍速)、60mm/sec(1/2倍速)、40m
m/sec(1/3倍速)とした。
【0048】図4から明らかなように、トナーを記録媒
体4に定着させるためには、記録媒体4の種類によって
適した定着速度が存在し、この記録媒体4の定着速度が
速すぎたり、遅すぎたりすると、トナーが記録媒体4に
うまく定着しない。また、熱の供給過多による高温オフ
セットが生じることもある。特に、高温オフセットが生
じると定着ローラ1やこれに当接する温度検出素子など
がトナーで汚染されたり、記録媒体4が定着ローラ1に
巻き付いたりして定着装置3にダメージを与えることも
ある。
【0049】従って、このような問題を解決するために
感光ドラム41上に形成された潜像を転写または定着す
る工程の前に記録媒体4の種類をあらかじめ識別してお
き、その結果に応じて記録媒体4にトナーを定着させる
ための定着速度を切替えるようにするとよい。この記録
媒体4の種類をあらかじめ識別する方法について以下に
述べる。
【0050】図5は、記録媒体4の種類を識別するため
の透過センサ8の構成例である。この透過センサ8は、
LEDなどの発光素子12と、フォトダイオードなどの
受光素子13と、反射ミラー14、反射ミラー15(例
えば、プリズムなど)とを備える。例えば、普通紙が透
過センサ8を通過すると光の光路が遮られるため、制御
部48は透過センサ8において光が遮られたことを感知
して、記録媒体4が普通紙であると判断する。
【0051】一方、OHTが透過センサ8を通過しても
光の光路は遮られないため、制御部48は通過した記録
媒体4がOHTであると判断する。そして、定着装置3
を制御して、記録媒体4にトナーを定着させるための定
着速度を通常の1/3の速度にする。
【0052】また、図3に示すように給紙ローラ49の
近くに透過センサ8を設置することによって、例えば、
記録媒体4を先行給紙した後に透過センサ8付近で記録
媒体4の搬送を一旦停止させると、確実に記録媒体4の
種類を識別することができる。
【0053】なお、感光ドラム41上に形成された潜像
を記録媒体4に転写する前に記録媒体4の種類を識別す
ることができるのであれば、図3に示すような構成でな
くともよい。
【0054】次に、記録媒体4の種類をあらかじめ識別
することによって、以下のようなことができる。
【0055】例えば、パターン格納部50に格納された
特定のパターンをレーザビームプリンタ1600から印
刷される画像の中にイエロのトナーを用いて付加すると
いう技術は既に周知である。しかしながら、このような
手段を有するプリンタにおいては、記録媒体4の種類に
関らず特定のパターンを画像に付加するため、OHTに
印刷された特定のパターンを含む画像をプロジェクタに
よってある程度拡大すると、画像に付加した特定のパタ
ーンが目立ってしまい画像の画質を劣化させてしまう。
【0056】従って、上述した問題を解決するために
は、透過センサ8により記録媒体4の種類をあらかじめ
識別しておくことが重要となる。
【0057】つまり、記録媒体4がOHTの場合、記録
媒体4にトナーを定着させるための定着速度を減速(例
えば40mm/sec)して、かつパターン発生部50
に格納された特定のパターンを出力画像に付加しないよ
うにレーザビームプリンタ1600を制御する。
【0058】一方、記録媒体4が普通紙の場合、記録媒
体4にトナーを定着させるための定着速度を通常の速度
(例えば、120mm/sec)として、かつパターン
発生部50に格納された特定のパターンを出力画像に付
加するようにレーザビームプリンタ1600を制御す
る。
【0059】このようにすると、記録媒体4がOHTの
場合、トナーを確実に記録媒体4に定着することができ
るとともに、画像処理装置に固有な情報を示す特定のパ
ターンを印刷する画像に付加しないため画像の画質の劣
化を防ぐことができる。
【0060】また、本発明にかかる画像処理装置は、図
6に示すような構成にすることもできる。
【0061】図3の画像処理装置の構成例では、透過セ
ンサ8を給紙ローラ49の近くに設置して、記録媒体4
がプリンタエンジン1500内に先行給紙されてからで
きるだけ早い段階で記録媒体4の種類を識別できるよう
に構成されている。しかしながら、レーザビームプリン
タ1600の大きさの制約や透過センサ8をレジストロ
ーラ9等の転写部付近に設ける必要がある場合、図3の
ような構成をとることができないことがある。
【0062】そこで、図6に示すように透過センサ8を
レジストローラ9の近くに設置し、記録媒体4を一旦レ
ジストローラ9付近の搬送路途中で待機させておくこと
により、感光ドラム41上に形成された潜像を記録媒体
4に転写する前に透過センサ8により記録媒体4の種類
を識別することができる。次に、外部機器から入力され
る画像を印刷するための開始処理からトナーを記録媒体
4に定着するまでのタイミングチャートを図7に示す。
【0063】なお、本実施形態では記録媒体4がOHT
の場合、記録媒体4にトナーを定着させるための定着速
度を通常の1/3の速度としているが、例えば、記録媒
体4の搬送速度等を減速させても良い。
【0064】また、図8に示すように記録媒体4をあら
かじめプリンタエンジン内に先行給紙しておき、外部機
器から入力される画像の潜像を感光ドラム41上にMト
ナー、Cトナーを用いて形成した後に、記録媒体4の種
類を識別するようにしてもよい。つまり、感光ドラム4
1上にYトナーを用いて潜像を形成する前に記録媒体4
の種類を識別すれば、例えば、記録媒体4がOHTであ
った場合でも、画像処理装置を特定するための特定のパ
ターンを付加することなく、感光ドラム41上にYトナ
ーを用いて潜像を形成することができる。
【0065】上述した実施形態によれば、プリンタエン
ジン1500内に記録媒体4を搬送中に記録媒体4の種
類を識別していたが、以下に説明するように記録媒体4
を搬送する前に記録媒体4の種類を識別することも可能
である。
【0066】このためには、OHT給紙専用のカセット
やトレイを設け、この給紙口から給紙する場合に限りO
HT用紙であると判断を行なっても良いが、図9に示す
ように、カセット7(またはトレイ)上に反射型光セン
サ51を設け、記録媒体4からの反射光を検知するよう
にしてもよい。
【0067】図10に反射型光センサ51の構造例を示
す。反射型光センサ51は、LEDなどの光源16から
出力される光を反射面である転写紙4に照射し、その反
射光をフォトダイオードなどの受光素子17で受光する
ものである。ここで、入射角θ1=反射角θ2のものを正
反射型光センサ、入射角θ1<>反射角θ2のものを乱反
射型光センサと呼ぶ。
【0068】図11に示すように、正反射型光センサで
は、記録媒体4がOHTや高グロス紙(高光沢の紙)の
場合、記録媒体4からの反射光は多い、これに対して、
記録媒体4が普通紙の場合、記録媒体4からの反射光は
OHTの場合に比べて少ない。
【0069】一方、乱反射型センサでは、記録媒体4が
OHTの場合、記録媒体4からの反射光は少ない、これ
に対して、記録媒体4が高グロス紙や普通紙の場合、記
録媒体4からの反射光はOHTの場合に比べて多い。こ
のように、乱反射型光センサを用いることによって、O
HTと普通紙が混載されているような場合でも、記録媒
体4がOHTか否か識別することができる。
【0070】なお、本実施形態では、記録媒体4がOH
Tの場合、画像処理装置から出力される画像の画質を劣
化させないため、画像処理装置を特定するための特定の
パターンを出力画像に付加しないようにしたが、本発明
はこれに限らず、画像処理装置から出力される画像の一
部(例えば、入力画像に含まれるイメージ画像領域な
ど)に特定のパターンを付加するようにしてもよい。
【0071】このように、本実施形態によれば、あらか
じめ記録媒体4の種類を識別することによって、記録媒
体4がOHTの場合でも記録媒体4にトナーを定着させ
る速度等を遅くして、十分に溶融したトナーを記録媒体
4に定着させることができる。また、記録媒体4がOH
Tの場合、画像処理装置を特定するための特定のパター
ンを出力画像に付加しないため、出力画像の画質を劣化
させることはない。
【0072】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0073】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0074】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0075】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0076】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0077】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像処理装置から出力する画像の画質の劣化を防ぐと共
に、特定パターンを含まない画像の再形成を防ぐことが
できる画像処理装置および画像処理方法を提供すること
ができる。
【0079】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる一実施形態のトナー定着装置
の構成例を示す図、
【図2】 本発明にかかる一実施形態の定着ローラ1の
構成例を示す図、
【図3】 本発明にかかる一実施形態のの印刷部150
0の構成例を示す図、
【図4】 本発明にかかる一実施形態の記録媒体の定着
速度とトナーの定着状態の関係を示す図、
【図5】 本発明にかかる一実施形態の記録媒体の種類
を識別するための透過センサ8の構成例を示す図、
【図6】 本発明にかかる一実施形態の画像処理装置の
構成例を示す図、
【図7】 本発明にかかる一実施形態の印刷処理開始か
らトナーを記録媒体4に定着するまでの流れを示すタイ
ミングチャート、
【図8】 本発明にかかる一実施形態の印刷処理開始か
らトナーを記録媒体4に定着するまでの流れを示すタイ
ミングチャート、
【図9】 本発明にかかる一実施形態のカセット7に格
納された記録媒体4の種類を識別するための構成例を示
す図、
【図10】 本発明にかかる一実施形態の反射型光セン
サ51の構造例を示す図、
【図11】 本発明にかかる一実施形態の記録媒体4の
種類と各センサが検知する光の受光量との関係を示す
図、
【図12】 本発明にかかる一実施形態の画像処理装置
の構成例を示すブロック図である。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を形成する形成手段と、 前記形成手段による画像形成に先立って、記録媒体を所
    定の位置に供給する供給手段と、 供給された記録媒体の種類を識別する識別手段と、 前記記録媒体の種類に応じて前記形成手段により形成さ
    れる画像に装置を特定するためのパターンを付加する付
    加手段と、 前記形成手段により形成される画像を前記記録媒体に転
    写する転写手段とを有することを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 さらに、転写された画像を定着するため
    の定着手段における前記記録媒体の搬送速度を前記記録
    媒体の種類に応じて制御する制御手段を備えることを特
    徴とする請求項1に記載された画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記付加手段は、前記記録媒体が略透明
    の記録媒体の場合、前記形成手段により形成される画像
    に前記パターンを付加しないことを特徴とする請求項1
    に記載された画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記パターンは、前記画像処理装置に固
    有な情報であることを特徴とする請求項1から請求項3
    の何れか1つに記載された画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体は、略透明のフィルム、普
    通紙、光沢紙であることを特徴とする請求項2に記載さ
    れた画像処理装置。
  6. 【請求項6】 画像を形成する形成手段と、 前記形成手段による画像形成に先立って、記録媒体が格
    納された格納手段において、前記記録媒体の種類を識別
    する識別手段と、 前記記録媒体の種類に応じて前記形成手段により形成さ
    れる画像に装置を特定するためのパターンを付加する付
    加手段と、 前記形成手段により形成される画像を前記記録媒体に転
    写する転写手段とを有することを特徴とする画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 さらに、転写された画像を定着するため
    の定着手段における前記記録媒体の搬送速度を前記記録
    媒体の種類に応じて制御する制御手段を備えることを特
    徴とする請求項6に記載された画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記付加手段は、前記記録媒体が略透明
    の記録媒体の場合、前記形成手段により形成される画像
    に前記パターンを付加しないことを特徴とする請求項6
    に記載された画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記パターンは、前記画像処理装置に固
    有な情報であることを特徴とする請求項6から請求項8
    の何れか1つに記載された画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記記録媒体は、略透明のフィルム、
    普通紙、光沢紙であることを特徴とする請求項7に記載
    された画像処理装置。
  11. 【請求項11】 画像形成に先立って、記録媒体を所定
    の位置に供給し、 供給された記録媒体の種類を識別し、 前記記録媒体の種類に応じて、形成される画像に装置を
    特定するためのパターンを付加し、 形成された画像を前記記録媒体に転写することを特徴と
    する画像処理方法。
  12. 【請求項12】 画像形成に先立って、記録媒体が格納
    された格納手段において、前記記録媒体の種類を識別
    し、 前記記録媒体の種類に応じて、形成される画像に装置を
    特定するためのパターンを付加し、 形成された画像を前記記録媒体に転写することを特徴と
    する画像処理方法。
  13. 【請求項13】 画像処理のプログラムコードが記憶さ
    れている記憶媒体であって、 画像形成に先立って、記録媒体を所定の位置に供給する
    ステップのプログラムコードと、 供給された記録媒体の種類を識別するステップのプログ
    ラムコードと、 前記記録媒体の種類に応じて、形成される画像に装置を
    特定するためのパターンを付加するステップのプログラ
    ムコードと、 形成された画像を前記記録媒体に転写するステップのプ
    ログラムコードとを有することを特徴とする記憶媒体。
  14. 【請求項14】 画像処理のプログラムコードが記憶さ
    れている記憶媒体であって、 画像形成に先立って、記録媒体が格納された格納手段に
    おいて、前記記録媒体の種類を識別するステップのプロ
    グラムコードと、 前記記録媒体の種類に応じて、形成される画像に装置を
    特定するためのパターンを付加するステップのプログラ
    ムコードと、 形成された画像を前記記録媒体に転写するステップのプ
    ログラムコードとを有することを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002196646A (ja) * 2000-12-27 2002-07-12 Canon Inc 画像形成装置及び画像形成方法
JP2005345792A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Canon Inc 画像形成装置
JP2011152799A (ja) * 2011-04-11 2011-08-11 Canon Inc 画像形成装置及び画像形成方法

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