JPH11143389A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH11143389A
JPH11143389A JP32723697A JP32723697A JPH11143389A JP H11143389 A JPH11143389 A JP H11143389A JP 32723697 A JP32723697 A JP 32723697A JP 32723697 A JP32723697 A JP 32723697A JP H11143389 A JPH11143389 A JP H11143389A
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temperature
lighting
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶の低温時の立ち上がり遅れによる視認性
悪化を改善し、この液晶表示装置が搭載される機器の操
作感を向上させる。 【解決手段】 透過型の液晶表示手段と、該液晶表示手
段を点灯制御する液晶駆動手段と、前記液晶表示パネル
手段の後方に配置されたバックライト手段と、該バック
ライト手段を点灯制御するバックライト駆動手段と、環
境温度測定手段と、該環境温度測定手段にて得られた環
境温度に応じて、前記液晶表示手段の表示変化開始から
上記バックライト手段の点灯開始までの遅延時間(0〜
t2)を変化させる表示制御手段とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透過型の液晶表示
手段と、該液晶表示パネル手段の後方に配置されたバッ
クライト手段とを有する液晶表示装置の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】表示手段として、液晶表示パネルを用い
た電子携帯機器はカメラを含めて数多く世の中に存在す
る。カメラを含むこの種の携帯機器は、様々な使用環境
下におかれる事が想定されるが、表示操作性の観点から
すると特に液晶の欠点である低温時の応答性が懸念され
る。
【0003】図8は一般的な液晶表示パネルの駆動電圧
特性を示した図であり、通常、液晶の駆動電圧は低温ほ
ど高く、高温ほど低い電圧となるような温度勾配を持た
せている。これは液晶の持つ温度特性を改善する為であ
る。ここでのVOPL,VOP,VOPHは、それぞれ
常温における駆動電圧が 4.2V, 4.5V, 4.8Vとなる
電圧特性を持っている。
【0004】図9及び図10は、前述のVOPL,VO
P,VOPHによって、ある液晶表示パネルを駆動した
時の応答性を示している。
【0005】図9は温度と点灯セグメントの点灯に要す
る時間の関係を示す図であり、この図では、液晶の点灯
セグメントが点灯に要する時間は低温ほど長くなる事を
示している。又同時に、駆動電圧が高ければ高いほど点
灯所要時間は短くなる事も示している。
【0006】また、図10は温度と点灯セグメントの消
灯に要する時間の関係を示す図であり、この図では、液
晶の点灯セグメントが消灯に要する時間も低温ほど長く
なる事を示している。又同時に駆動電圧が低ければ低い
ほど消灯所要時間は短くなる事も示している。
【0007】しかしながら、どちらにしても所要時間の
温度変化は直線的なものではないため、図8に示した様
な一般的な駆動電圧の温度勾配では、液晶の応答性は改
善しきれていない事がわかる。
【0008】低温応答性が悪いと、その結果液晶表示パ
ネルの表示変化がユーザーにとって認識しづらく、俊敏
な操作の妨げになる。これは、カメラにおいては操作感
が悪く、品位の無い製品という事にもなりかねない。
【0009】例えば近年の複数測距点(オートフォーカ
ス点)を持つカメラにおいて、ファインダ内でその測距
点位置を液晶で表示しようとしたとき、測距点表示開始
や測距点表示状態の変化に液晶の応答性が追いつかず、
前述のような結果となる。
【0010】液晶の低温時の応答性改善については、過
去多くの対策が施され、また多数の出願が為されてい
る。液晶の持つ応答性を決定する要因としては、液晶自
体の特性もさる事ながら、液晶パネル内の液晶層の厚
み,温度、また駆動方式が挙げられる。
【0011】上記液晶自体の特性については、液晶材料
メーカーの努力に依存するものであり、応答性改善に向
けて改良中である。一方、液晶パネル内の液晶層の厚み
については、液晶表示パネルメーカーの分野であるが、
一般的に薄い物ほど応答性が優れる為、応答性だけに着
目すれば出来る限り薄いものを採用したい。
【0012】また、温度,駆動方式であるが、これらが
液晶表示パネルのユーザー側が工夫できる対策である。
【0013】まず、温度であるが、これについては液晶
表示パネルが低温にならない方策をとることが出来れば
よい。例えば、特開昭56−92517号や特開昭58
−145919号などに開示されている様に、何らかの
ヒーターを液晶表示パネルの近傍もしくは密着して配置
することで、液晶表示パネル自体の温度が低温になる事
を防ぐことができる。
【0014】また、駆動方式については、例えば液晶表
示パネルの使用環境温度を何らかの方法で測定し、駆動
電圧に温度勾配を持たせる事は一般的に行われている。
しかしながら、これについては一般的な温度勾配では改
善しきれない事は前に述べた通りである。
【0015】また、使用環境が変わる毎に電源電圧を自
動調整する技術が特開平8−201763号に開示され
ており、特願平6−75141において低温時の見え改
善として駆動方法に関する技術が開示されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】これらのうち前述のよ
うに、液晶自体の特性については液晶材料メーカーの分
野であり、液晶パネル内の液晶層の厚みについては液晶
表示パネルメーカーの分野である。この液晶パネル内の
液晶層の厚みに関しては、一般的に薄い物ほど応答性は
改善されるが、逆に見え特性、特にコントラストという
点では劣るという特性がある。
【0017】また、液晶パネル内の液晶層の厚みが薄け
れば薄いほど、工程管理が難しくなり、その結果歩留ま
りの悪化、コストアップにつながる。したがってこれら
の要素がバランスする厚みを選択するが普通であり、応
答性だけを追求した薄さにする訳にはいかない。
【0018】次に、前述のような液晶表示パネルを保温
する方法であるが、ヒーター等を用いると当然部品コス
トもかかり、且つ、ヒーターの為のエネルギーも消費す
るため、カメラ等の小型の携帯機器には好ましくない。
【0019】液晶の駆動方式による応答性改善について
は駆動電圧を積極的に制御する方法等が考えられるが、
液晶のもつ物性を根本から改善する訳ではないので、常
温と全く同じ応答性を低温でも維持する事は不可能であ
る。
【0020】また、バックライトにより透過型液晶表示
パネルの表示を視認するタイプにおいても、環境温度が
低温になるとバックライトは点灯するが、液晶表示パネ
ルの表示セグメントが視認可能に至るまでにかなりの時
間を要するため、その消灯状態から点灯状態に至る過程
が撮影者に視認されてしまう。
【0021】この状況は表示開始時だけでなく表示内容
が変化する場合も同様であり、非常に表示品位が悪いと
いう欠点があった。
【0022】(発明の目的)本発明の第1の目的は、液
晶の低温時の立ち上がり遅れによる視認性悪化を改善
し、この液晶表示装置が搭載される機器の操作感を向上
させることのできる液晶表示装置を提供しようとするも
のである。
【0023】本発明の第2の目的は、液晶の低温時の立
ち上がり遅れによる視認性悪化の改善を、使用する液晶
表示手段の特性に合わせたものにすることのできる液晶
表示装置を提供しようとするものである。
【0024】本発明の第3の目的は、環境温度が所定温
度以下における表示変化時の視認性を比較的良好なもの
にすることのできる液晶表示装置を提供しようとするも
のである。
【0025】本発明の第4の目的は、環境温度が所定温
度以上における視認性を、使用する液晶表示手段の特性
を最大限生かした良好なものにすることのできる液晶表
示装置を提供しようとするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の本発明は、透過型の液晶表示
手段と、該液晶表示手段を点灯制御する液晶駆動手段
と、前記液晶表示パネル手段の後方に配置されたバック
ライト手段と、該バックライト手段を点灯制御するバッ
クライト駆動手段と、環境温度測定手段と、該環境温度
測定手段にて得られた環境温度に応じて、前記液晶表示
手段の表示変化開始から上記バックライト手段の点灯開
始までの遅延時間を変化させる表示制御手段とを有した
液晶表示装置とするものである。
【0027】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項2記載の本発明は、表示制御手段を、バックライ
ト手段の点灯開始までの遅延時間を、液晶表示手段の応
答速度を加味して設定する手段とした液晶表示装置とす
るものである。
【0028】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項3記載の本発明は、表示制御手段を、バックライ
ト手段の点灯開始までの遅延時間を、低温側で所定温度
以下のときは第1の固定時間とする手段とした液晶表示
装置とするものである。
【0029】また、上記第4の目的を達成するために、
請求項4記載の本発明は、表示制御手段を、バックライ
ト手段の点灯開始までの遅延時間を、高温側で所定温度
以上のときは、前記第1の固定時間よりも短い、第2の
固定時間とする手段とした液晶表示装置とするものであ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0031】図1は本発明の実施の一形態に係るカメラ
に係る図であり、バックライトを用いた透過型液晶表示
パネルの表示セグメントをファインダ内にスーパーイン
ポーズ表示可能な光学系配置の一例を示す図である。
【0032】図1において、撮影レンズ1に取り入れら
れた被写体からの光は、撮影時に撮影光路から退避する
主ミラー2を介してピント板3上に結像され、該ピント
板3上の像はペンタプリズム4を介してハーフミラー5
へ達する。この光路をファインダ光路X1とする。その
後、ハーフミラー5に達した光は表示用光路X2からの
光と合成され、接眼レンズ6を介して観察者の瞳孔7に
達し観察される。
【0033】また、撮影レンズ1に取り入れられた被写
体からの光は、主ミラー2を介してサブミラー8で反射
されて下方に配置したオートフォーカス装置9に導か
れ、公知の位相差検出方式によりオートフォーカス動作
が行われる。前記オートフォーカス装置9内には、不図
示の光学系やAFセンサ10、後述する焦点検出回路等
を内蔵している。又ここでのオートフォーカス装置は複
数の測距点(オートフォーカス点)を具備している。
【0034】次に、表示光学系の光路X2について説明
する。
【0035】まず、LEDより成るバックライト11か
ら発せられた光はフレネルレンズ12に入射し、該レン
ズ12によって集光され、複数測距点に対応した表示セ
グメントが形成されている測距点表示用の液晶表示パネ
ル13に入射する。そして、この液晶表示パネル13を
透過した光束はミラー14で反射され、投影レンズ15
によって集光された後、ハーフミラー5によってファイ
ンダ光路X1を介する光と合成され、前述した様に接眼
レンズ6を介して観察者の瞳孔7に達しファインダ像と
合成されて観察されるようになっている。
【0036】図2は、上記構成のカメラの内蔵された電
気回路の要部を示すブロック図である。
【0037】100はカメラ本体に内蔵されたカメラ制
御手段を成すマイクロコンピュータの中央処理装置(以
下、MPUと記す)であり、発振器101で作られるク
ロックをもとに各種の動作制御を行う。
【0038】100aはクロック制御回路であり、発振
器101で作られた原発振周波数をMPU100内の信
号により、「分周しない」,「1/2に分周する」,
「1/16に分周する」などしてMPU100の動作周
波数を決める。100bはEEPROMであり、フィル
ムカウンタ、その他の撮影情報を記憶可能である。10
0cはA/D変換器であり、後述の温度センサ102,
焦点検出回路104,測光回路105からのアナログ信
号をA/D変換する。
【0039】前記MPU100には、温度センサ10
2,バックライト駆動回路103,焦点検出回路10
4,測光回路105,シャッタ制御回路106,モータ
制御回路107,フィルム走行検知回路108,スイッ
チセンス回路109、及び、液晶表示回路110が接続
されている。
【0040】また、撮影レンズ内に配置されたレンズ制
御回路111とは、マウント接点112を介して信号の
伝達が為される。
【0041】前記温度センサ102は、カメラの使用環
境温度を測定し、温度情報をアナログ信号としてMPU
100に対して送る。MPU100はこのアナログ信号
をA/D変換器100cによりA/D変換し、焦点検出
のための演算や液晶表示パネルの駆動条件、又バックラ
イト11の点灯タイミング等の温度補正を行う。
【0042】MPU100は環境温度に対応した測距点
液晶表示パネル13の基準駆動電圧を決定した後、液晶
表示回路110に出力する。すると、該液晶表示回路1
10はMPU100から得た基準駆動電圧を基に昇圧し
た駆動電圧を用いてファインダ内液晶表示パネル17と
外部液晶表示パネル18、さらに測距点表示用の液晶表
示パネル13の表示内容を制御する。
【0043】10は画面内の複数の測距点に対応して構
成されるCCD等のAFセンサであり、前述した様にオ
ートフォーカス装置9内に配置されている。同じくオー
トフォーカス装置9内に配置された焦点検出回路104
は、MPU100の信号に従い、AFセンサ10の蓄積
制御と読み出し制御を行って、ぞれぞれの画素情報をM
PU100に出力する。MPU100はこの情報をA/
D変換し、周知の位相差検出法による焦点検出を行う。
【0044】16は測光センサであり、画面内を複数に
分割し、各部分毎に測光を行い、その信号を測光回路1
05に出力する。測光回路105は、前記測光センサ1
6からの出力を輝度信号としてMPU100に出力し、
MPU100は得られた輝度信号をA/D変換し、露出
の調節に反映する。
【0045】シャッタ制御回路106は、MPU100
からの信号に従って、シャッタ先幕(MG−1),シャ
ッタ後幕(MG−2)を走行させ、露出動作を担ってい
る。モータ制御回路107は、MPU100からの信号
に従ってモータを制御することにより、主ミラー2のア
ップダウン、及びシャッタのチャージ、そしてフィルム
の給送を行っている。フィルム走行検知回路108は、
フィルム給送時にフィルムが1駒分巻き上げられたかを
検知し、MPU100に信号を送る。
【0046】SW1は不図示のレリーズ釦の第1ストロ
ークでONし、測光,AFを開始するスイッチとなる。
SW2はレリーズ釦の第2ストロークでONし、露光動
作を開始するスイッチとなる。SW3は任意の測距点を
選択する為に測距点変更モードを設定する際に使用され
る測距点選択用スイッチである。19は例えば測距点変
更を行ったり、その他カメラの状態設定を変更する為の
公知の回転操作ダイヤルであり、該ダイヤル19の操作
に応じてパルス信号D1,D2が発生する。109はス
イッチセンス回路であり、前記スイッチSW1,SW
2,SW3、回転操作ダイヤル19、その他不図示のカ
メラの操作部材からの信号を検知し、MPU100に送
っている。
【0047】110は液晶表示回路であり、MPU10
0からの司令に基づいて測距点表示用の液晶表示パネル
13,ファインダ内液晶表示パネル17,外部液晶表示
パネル18の表示内容を制御する。111はレンズ制御
回路であり、前述の焦点検出結果を反映したMPU10
0の司令に基づきレンズの焦点調節を行う。具体的に
は、モータ33の駆動を、パルス信号器34にて得られ
るレンズ駆動量を検知しながら行うことでレンズの焦点
調節を行う。また、該レンズ制御回路111は絞り駆動
装置32を介して絞り31も制御している。
【0048】次に、図3及び図4のフローチャートに従
って、MPU100の動作について説明する。
【0049】カメラに電池が装填され電源スイッチが投
入されると、MPU100は図3のステップ(1)より
動作を開始する。まず、このステップ(1)において
は、自身のメモリ内のフラグ類やポート入出力関係の初
期化を行う。そして、次のステップ(2)において、ス
イッチセンス回路109に通信してカメラの動作モード
がレリーズ禁止かどうかをチェックする。この結果、カ
メラの動作モードがレリーズ禁止であればステップ
(3)へ進み、液晶表示回路110に通信してファイン
ダ内液晶表示パネル17と外部液晶表示パネル18及び
測距点表示用の液晶表示パネル13等を全て消灯させ、
ステップ(2)へ戻る。
【0050】一方、上記ステップ(2)にてカメラの動
作モードがレリーズ禁止ではないと判別した場合はステ
ップ(4)へ進み、MPU100は温度センサ102と
通信し、使用環境温度の測定を行う。そして、この温度
測定結果に基づいて液晶表示パネル17,18,13の
基準駆動電圧と測距点表示用の液晶表示パネル13のバ
ックライト11の点灯タイミングを決定する。
【0051】次のステップ(5)においては、スイッチ
センス回路109に通信してレリーズ釦の第1ストロー
クによりスイッチSW1がオンされているかどうかをチ
ェックし、オフであればステップ(6)へ進み、スイッ
チセンス回路109に通信して今度は測距点選択用のス
イッチSW3がオンされているかどうかをチェックす
る。この結果、該スイッチSW3がオフであれば上記ス
テップ(2)へ戻り、同様の動作を繰り返すが、該スイ
ッチSW3がオンされていればステップ(7)へ進み、
MPU100は測距点選択スイッチSW3がオンされた
ので、測距点変更のルーチンを実行する。この測距点変
更のルーチンの詳細については後述する。
【0052】その後、上記ステップ(5)にてスイッチ
SW1がオンされたことを判別するとステップ(8)へ
進み、MPU100は液晶表示回路110に通信して測
距点表示用の液晶表示パネル13内の現在の選択済み測
距点を表示する。又この際、温度センサ102の出力す
る使用環境温度をもとに決定する遅延時間後、バックラ
イト駆動回路103を介してバックライト11を点灯さ
せる。これにより、現在選択されている測距点を撮影者
は観察可能となる。この測距点表示動作終了後ステップ
(9)へ進む。
【0053】ステップ(9)においては、MPU100
は焦点検出回路104と通信してAFセンサ10の出力
信号を制御し、受け取った画素情報を基に測距(オート
フォーカス)動作を行う。この測距動作の詳細なルーチ
ンについては本発明とは直接関わりが無いので説明は省
略する。この測距動作が完了するとステップ(10)へ
進み、測光回路105の出力を読み込むことで被写体輝
度情報を得、自動露出モードであれば最適な露出制御を
行うべくシャッタ速度や絞り値を決定する。さらに、M
PU100は液晶表示回路110に通信して決定された
シャッタ速度や絞り値の情報を出力してこれを外部液晶
表示パネル17に表示させる。
【0054】次のステップ(11)においては、MPU
100はスイッチセンス回路109に通信してレリーズ
釦の第2ストロークによりスイッチSW2がオンされて
いるかどうかをチェックし、オフであればステップ
(2)へ戻って上述したフローを繰り返す。一方、該ス
イッチSW2がオンであればステップ(12)へ進み、
シャッタ制御回路106やモータ制御回路107を制御
して露光動作を行うが、その詳細な説明は本発明とは直
接関わり無いのでその説明は省略する。
【0055】ステップ(13)においては、MPU10
0はモータ制御回路107及びフィルム走行検知回路1
08を用いてフィルムの巻上げを行う。そして、次のス
テップ(14)において、液晶表示回路110に通信し
て必要に応じて撮影枚数表示の変更や、自動露出モード
時のシャッタ速度や絞り値の消灯、選択された測距点表
示の消灯などのレリーズ後の表示変更を行う。その後は
ステップ(2)へ戻り、上記の動作を繰り返す。
【0056】次に、上記ステップ(7)において実行さ
れる、測距点変更のルーチンの詳細について、図4のフ
ローチャートに従って説明する。
【0057】まず、ステップ(21)において、MPU
100は液晶表示回路110に通信して測距点表示用の
液晶表示パネル13内の現在の選択済み測距点を表示す
る。又この際、温度センサ102の出力する環境温度を
もとに決定する遅延時間後、バックライト駆動回路10
3を介してバックライト11を点灯させる。これによ
り、現在選択されている測距点を撮影者は観察可能とな
る。
【0058】ここでの測距点表示は、カメラが測距点選
択モードになっている事を撮影者に報知するため、図3
のステップ(8)における測距点表示とは異なる表示態
様であることが望ましい。例えば、バックライト11の
輝度を明るく制御することや、選択測距点を点滅するこ
と等が考えられる。
【0059】次のステップ(22)においては、MPU
100はスイッチセンス回路109に通信して回転操作
ダイヤル19からのD1,D2によるパルス入力値を読
み込む。そして、次のステップ(23)において、上記
ステップ(22)にて読み込んだパルス入力値に従って
測距点の変更を行い、終了するとステップ(24)へ進
む。
【0060】ステップ(24)においては、測距点選択
用のスイッチSW3がオフされているか否かを判別し、
オンされていればステップ(21)に戻り、測距点変更
をさらに続ける。一方、測距点選択用のスイッチSW3
がオフされていればステップ(25)へ進み、MPU1
00は液晶表示回路110に通信して常時表示状態に切
り換えるように制御する。ここでの常時表示状態とは、
撮影者が所望の測距点を選択終了したものとして測距点
を消灯し、図3のステップ(2)と同じカメラスタンバ
イ時の表示状態を指す。この動作を終了すると、図3の
ステップ(2)へ戻る。
【0061】図5は、上記ステップ(21)からステッ
プ(23)までの、測距点表示用の液晶表示パネル13
での測距点表示の変化を示している。
【0062】まず、現在選択されている測距点を表示し
ているのが図5(a)である。ここでは中央測距点bが
選択されている事を示している。この表示状態で回転操
作ダイヤル19が1クリック回転されると、パルス信号
D1が出力され、測距点は左側の測距点aに変更され、
表示は図5(b)の状態になる。さらに回転操作ダイヤ
ル19が1クリック回転されると、右側の測距点cに変
更され、表示は図5(c)になる。
【0063】以下同様であり、この様に回転操作ダイヤ
ル19が1クリック回転操作されると、測距点は、「中
央測距点b」→「左測距点a」→「右測距点c」→「中
央測距点b」の順に切り換わる。また、回転操作ダイヤ
ル19が逆に回転されると、パルス信号D2が出力さ
れ、これとは逆の順番で測距点は切り換わる。
【0064】この図5では、撮影者が観察している際の
表示状態を示したが、この観察可能状態はバックライト
11が点灯している時である。
【0065】図6に、液晶表示パネルの点灯セグメント
の点灯開始状態とバックライトLEDの点灯開始状態を
示す。
【0066】図6(a)中の、時間0から液晶駆動電圧
を液晶の表示セグメントに印加すると、表示セグメント
は図中の点線で示す様に緩やかなカーブをもって点灯す
る。そして、点灯セグメントが完全に点灯している状態
というのは一般的に点灯セグメントのコントラストが9
0%に達している事をいう。
【0067】液晶の特性からこの点灯カーブは環境温度
が低い程傾斜が緩く、環境温度が高い程傾斜が急にな
る。ここでは駆動電圧印加開始から時間t1経過後、ほ
ぼ90%のコントラストに至っている事を示している。
【0068】図6(b)中の実線は、バックライト11
の点灯タイミングを示している。ここで示した様に、バ
ックライト11は液晶の駆動電圧を印加してから時間t
2(<t1)後に点灯され、ここから点灯セグメントの
点灯状態が視認きるようになる。すなわち、時間t2経
過後、図6(a)の様に点灯セグメントのコントラスト
が90%に達していなければ、少々薄い状態からはっき
り見える状態に至る表示変化が見える筈である。このよ
うな表示変化を撮影者に見せないためには、上記液晶点
灯所要時間t1とバックライト遅延時間t2をほぼ一致
させて、表示セグメントが90%のコントラストに到達
するのを待てば良い。
【0069】しかしながら表示変化を連続的に行う場合
などは表示の連続性を使用者に認識させねばならないた
め、上記バックライト遅延時間t2を上記液晶点灯所用
時間t1よりも短く設定し、表示状態が薄くはなるが、
表示の連続性がなされていることを使用者に知らしめる
ようにした方が、より使い勝手が良いという事が確認さ
れている。特に「−20℃」のような厳しい低温下で
は、液晶の応答性が極めて悪くなり、コントラストが9
0%に至るのに1秒以上かかる事もあり、この間、表示
を消灯させておくよりも表示変化が起きている事を撮影
者に知らしめた方が操作性の面でも有利である。
【0070】図7は、環境温度によって変化する遅延時
間t2の値の一例を示している。この図で示す様に、環
境温度「10℃」以上では一律50msecとしている
が、これは液晶の応答速度のほぼ限界である。
【0071】また、低温側では「−20℃」以下で一律
400msecとしている。なぜなら液晶の特性に合わ
せてバックライト点灯タイミングもさらに遅らせていく
と液晶表示の消灯時間が長くなり、表示動作そのものが
認識しづらくなるためであり、又前述の様に液晶点灯状
態の品位を多少犠牲にしても表示の連続性を認識させる
ようにバックライト11は点灯するようにした結果であ
る。
【0072】表示セグメントのコントラストがほぼ90
%に至る時間は使用する液晶表示パネルの特性に依存す
るものであるため、この遅延時間t2も一律に規定でき
る値ではなく、使用する液晶表示パネルの特性に合わせ
込んだものでなければならない。また、低温側,高温側
共に遅延時間t2が固定時間に至る環境温度も、ここで
示した一例はそれぞれ「−20℃」,「10℃」であっ
たが、使用する液晶表示パネルの特性に依存するため、
合わせ込みが必要である。
【0073】(発明と実施の形態の対応)上記実施の各
形態において、測距点表示用液晶表示パネルが本発明の
透過型の液晶表示手段に、液晶表示回路110が本発明
の液晶表示駆動手段に、バックライト11が本発明のバ
ックライト手段に、バックライト駆動回路103が本発
明のバックライト駆動手段に、MPU100が本発明の
表示制御手段に、それぞれ相当する。
【0074】以上が実施の形態の各構成と本発明の各構
成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の形態の
構成に限定されるものではなく、請求項で示した機能、
又は実施の形態がもつ機能が達成できる構成であればど
のようなものであってもよいことは言うまでもない。
【0075】(変形例)本発明は、一眼レフカメラに適
用した例を述べているが、ビデオカメラや電子スチルカ
メラ等の種々の形態のカメラ、さらにはカメラ以外の透
過型液晶表示装置を具備した機器や装置に対しても適用
できるものである。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
透過型の液晶表示手段用のバックライト手段の点灯タイ
ミングを制御するようにしている為、液晶の低温時の立
ち上がり遅れによる視認性悪化を改善でき、しかもこの
液晶表示装置が搭載される機器の操作感を向上させ得る
液晶表示装置を提供できるものである。
【0077】また、本発明によれば、液晶の低温時の立
ち上がり遅れによる視認性悪化の改善を、使用する液晶
表示手段の特性に合わせて行える液晶表示装置を提供で
きるものである。
【0078】また、本発明によれば、環境温度が所定温
度以下における表示変化時の視認性を比較的良好なもの
にした液晶表示装置を提供できるものである。
【0079】また、本発明によれば、環境温度が所定温
度以上における視認性を、使用する液晶表示手段の特性
を最大限生かした良好なものにした液晶表示装置を提供
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るカメラ内の光学的
配置を示す図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係るカメラの主要部分
の回路構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の一形態に係るカメラの主要部分
の動作を示すフローチャートである。
【図4】図3のステップ(7)にて実行される動作の詳
細を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の一形態に係るカメラにおいて測
距点表示の変化を示す図である。
【図6】本発明の実施の一形態に係るカメラにおいて点
灯セグメントとバックライトの点灯状態を示す図であ
る。
【図7】本発明の実施の一形態に係るカメラにおいて環
境温度と遅延時間t2の変化を示す図である。
【図8】液晶表示パネルの駆動電圧と温度との関係を示
す図である。
【図9】温度と点灯セグメントの点灯に要する時間の関
係を示す図である。
【図10】温度と点灯セグメントの消灯に要する時間の
関係を示す図である。
【符号の説明】
10 AFセンサ 11 バックライトLED 13 測距点表示用液晶パネル 17 ファインダ内液晶表示パネル 18 外部液晶表示パネル 19 回転操作ダイヤル 100 MPU 102 温度センサ 103 バックライト駆動回路 110 液晶表示回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透過型の液晶表示手段と、該液晶表示手
    段を点灯制御する液晶駆動手段と、前記液晶表示パネル
    手段の後方に配置されたバックライト手段と、該バック
    ライト手段を点灯制御するバックライト駆動手段と、環
    境温度測定手段と、該環境温度測定手段にて得られた環
    境温度に応じて、前記液晶表示手段の表示変化開始から
    上記バックライト手段の点灯開始までの遅延時間を変化
    させる表示制御手段とを有したことを特徴とする液晶表
    示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示制御手段は、前記バックライト
    手段の点灯開始までの遅延時間を、前記液晶表示手段の
    応答速度を加味して設定することを特徴とする請求項1
    記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記表示制御手段は、前記バックライト
    手段の点灯開始までの遅延時間を、低温側で所定温度以
    下のときは第1の固定時間とすることを特徴とする請求
    項1又は2記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記表示制御手段は、前記バックライト
    手段の点灯開始までの遅延時間を、高温側で所定温度以
    上のときは、前記第1の固定時間よりも短い、第2の固
    定時間とすることを特徴とする請求項1,2又は3記載
    の液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100467251B1 (ko) * 2001-03-30 2005-01-24 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 표시 장치와 이를 구비한 휴대형 전화기 및 휴대형 단말장치
WO2009107178A1 (ja) * 2008-02-26 2009-09-03 三菱電機株式会社 液晶ディスプレイ装置
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