JPH11143394A - 気密容器の封止構造および気密容器の封止方法 - Google Patents
気密容器の封止構造および気密容器の封止方法Info
- Publication number
- JPH11143394A JPH11143394A JP9306839A JP30683997A JPH11143394A JP H11143394 A JPH11143394 A JP H11143394A JP 9306839 A JP9306839 A JP 9306839A JP 30683997 A JP30683997 A JP 30683997A JP H11143394 A JPH11143394 A JP H11143394A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- airtight container
- sealing
- glass
- exhaust hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】外形寸法の拡大を十分に抑制しつつ周壁部にお
いて気密封止し得る気密容器の封止構造、および封止方
法を提供する。 【解決手段】スペーサ・ガラス76を貫通して設けられ
た排気穴106と、その排気穴106を覆って閉塞する
ための平板状の閉塞部114と気密容器122の厚さ方
向におけるその閉塞部114の両端部から気密容器12
2側に向かって突設された嵌合部116とを備えてその
嵌合部116において気密容器122の外側に嵌め合わ
された蓋部材108と、その蓋部材108をスペーサ・
ガラス76の外面に気密に固着するフリット・ガラス1
10とを、含んで気密容器122の封止構造が構成され
る。そのため、スペーサ・ガラス76に設けられた排気
穴106は閉塞部114によって気密に塞がれる一方、
嵌合部116が気密容器122の外側に嵌め合わされる
ことで相対位置が確実に位置決めされる。
いて気密封止し得る気密容器の封止構造、および封止方
法を提供する。 【解決手段】スペーサ・ガラス76を貫通して設けられ
た排気穴106と、その排気穴106を覆って閉塞する
ための平板状の閉塞部114と気密容器122の厚さ方
向におけるその閉塞部114の両端部から気密容器12
2側に向かって突設された嵌合部116とを備えてその
嵌合部116において気密容器122の外側に嵌め合わ
された蓋部材108と、その蓋部材108をスペーサ・
ガラス76の外面に気密に固着するフリット・ガラス1
10とを、含んで気密容器122の封止構造が構成され
る。そのため、スペーサ・ガラス76に設けられた排気
穴106は閉塞部114によって気密に塞がれる一方、
嵌合部116が気密容器122の外側に嵌め合わされる
ことで相対位置が確実に位置決めされる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気密容器の封止構
造および封止方法の改良に関する。
造および封止方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】所定の間隔を以て設けられた一対の平行
平板部とそれら一対の平行平板部の周縁部に沿って設け
られた周壁部とを備えて内部に気密空間が形成された気
密容器が知られている。例えば、平面型画像表示装置と
して用いられる蛍光表示管(Vacuum Fluorescent Displ
ay:VFD)、プラズマ・ディスプレイ・パネル(Plas
ma Display Panel:PDP)等のガス放電表示管、およ
び電界放出表示装置(Field Emission Display:FE
D)等、或いは、液晶表示装置や標識等のバック・ライ
トおよび一般照明等に用いられる平面型放電灯(或いは
平面型蛍光灯)等の外囲器を構成するガラス製或いは金
属製(金属の場合には一般に琺瑯製)の気密容器がそれ
である。このような気密容器を製造するに際しては、例
えば、その内面を構成する一対の平行平板部の内面上等
に、気密容器に所定の機能を付与するための電極や蛍光
体等を設けてから、所定形状に組み立てて排気穴を介し
て容器内部から排気し、更に必要に応じて放電ガス等を
気密空間内に供給した後、その排気穴を閉塞することに
よって気密封止が為される。
平板部とそれら一対の平行平板部の周縁部に沿って設け
られた周壁部とを備えて内部に気密空間が形成された気
密容器が知られている。例えば、平面型画像表示装置と
して用いられる蛍光表示管(Vacuum Fluorescent Displ
ay:VFD)、プラズマ・ディスプレイ・パネル(Plas
ma Display Panel:PDP)等のガス放電表示管、およ
び電界放出表示装置(Field Emission Display:FE
D)等、或いは、液晶表示装置や標識等のバック・ライ
トおよび一般照明等に用いられる平面型放電灯(或いは
平面型蛍光灯)等の外囲器を構成するガラス製或いは金
属製(金属の場合には一般に琺瑯製)の気密容器がそれ
である。このような気密容器を製造するに際しては、例
えば、その内面を構成する一対の平行平板部の内面上等
に、気密容器に所定の機能を付与するための電極や蛍光
体等を設けてから、所定形状に組み立てて排気穴を介し
て容器内部から排気し、更に必要に応じて放電ガス等を
気密空間内に供給した後、その排気穴を閉塞することに
よって気密封止が為される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な気密容器においては、その内部を気密に保つために、
例えば、図1(a) 、(b) 或いは図2(a) 、(b) に示され
るような封止構造が採られている。図1(a) 、(b) は、
例えば特開昭61−7559号公報等に記載されている
平面型蛍光灯10の封止構造の一例である。図におい
て、周壁部12の一部が切り欠かれることでそれを貫通
する排気穴14が設けられると共にその排気穴14には
排気管16がフリット・ガラス等の封着剤18で固着さ
れている。そのため、気密封止をするに際しては、図1
(b) に一点鎖線で示されるように長いその排気管16を
介して排気し且つ所定の放電ガスを封入した後、排気管
16の先端部を実線で示されるように溶断することで排
気穴14が閉塞される。なお、図において20、20は
互いに対向して配置された電極であり、一対の平行平板
部を構成するガラス板22、22の内面には蛍光体層2
4が設けられている。
な気密容器においては、その内部を気密に保つために、
例えば、図1(a) 、(b) 或いは図2(a) 、(b) に示され
るような封止構造が採られている。図1(a) 、(b) は、
例えば特開昭61−7559号公報等に記載されている
平面型蛍光灯10の封止構造の一例である。図におい
て、周壁部12の一部が切り欠かれることでそれを貫通
する排気穴14が設けられると共にその排気穴14には
排気管16がフリット・ガラス等の封着剤18で固着さ
れている。そのため、気密封止をするに際しては、図1
(b) に一点鎖線で示されるように長いその排気管16を
介して排気し且つ所定の放電ガスを封入した後、排気管
16の先端部を実線で示されるように溶断することで排
気穴14が閉塞される。なお、図において20、20は
互いに対向して配置された電極であり、一対の平行平板
部を構成するガラス板22、22の内面には蛍光体層2
4が設けられている。
【0004】また、図2(a) 、(b) は、実公平3−22
840号公報等に記載されているVFD26の封止構造
の一例である。図において、絶縁体層28や陽極配線3
0、陽極32、蛍光体層34、メッシュ状グリッド電極
36等が内面38上に設けられたプレート・ガラス40
には、それを内面38から外面42まで貫通する排気穴
44が設けられると共に426合金等から成る薄い円板
状の蓋部材46がフリット・ガラス等の封止材料48で
その排気穴44を塞ぐように固着されている。そのた
め、気密封止をするに際しては、例えば、蓋部材46の
表面に封止材料48を塗布して、その塗布面がプレート
・ガラス40側に向かい且つその外面42から所定距離
隔てられた位置に配置し、排気穴44から排気すると共
に封止材料48を加熱溶融した後、蓋部材46をプレー
ト・ガラス40に押し付けて固着することで排気穴44
を閉塞する。なお、図において50は熱陰極として機能
するフィラメント状カソード、52はVFD26内の各
電極に接続された電極端子であり、気密容器はプレート
・ガラス40とそれにスペーサ・ガラス54を介して接
合されたフロント・ガラス56とによって構成されてい
る。
840号公報等に記載されているVFD26の封止構造
の一例である。図において、絶縁体層28や陽極配線3
0、陽極32、蛍光体層34、メッシュ状グリッド電極
36等が内面38上に設けられたプレート・ガラス40
には、それを内面38から外面42まで貫通する排気穴
44が設けられると共に426合金等から成る薄い円板
状の蓋部材46がフリット・ガラス等の封止材料48で
その排気穴44を塞ぐように固着されている。そのた
め、気密封止をするに際しては、例えば、蓋部材46の
表面に封止材料48を塗布して、その塗布面がプレート
・ガラス40側に向かい且つその外面42から所定距離
隔てられた位置に配置し、排気穴44から排気すると共
に封止材料48を加熱溶融した後、蓋部材46をプレー
ト・ガラス40に押し付けて固着することで排気穴44
を閉塞する。なお、図において50は熱陰極として機能
するフィラメント状カソード、52はVFD26内の各
電極に接続された電極端子であり、気密容器はプレート
・ガラス40とそれにスペーサ・ガラス54を介して接
合されたフロント・ガラス56とによって構成されてい
る。
【0005】しかしながら、図1(a) 、(b) に示される
ように排気管16を用いる構造では、排気管16が気密
容器の外側に大きく突き出して設けられるため、その外
形寸法(外周面の輪郭寸法)が拡大すると共に、通常ガ
ラス管で構成される排気管16が破損し易く取扱い性が
悪いという問題がある。これに対して、図2(a) 、(b)
に示されるチップレス構造は、特に小型化が要求される
VFD等において上記の欠点を解消するために提案され
たものであるが、その一方、プレート・ガラス40に排
気穴44が設けられていることに起因して、陽極配線3
0等の引回しの自由度が低下し、或いは排気穴44を穿
孔形成するために製造コストが増大すると共に、その穿
孔過程において形成された傷に起因して封止するために
加熱した際にプレート・ガラス40の破損が生じ易いと
いう問題がある。因みに、周壁部12やスペーサ・ガラ
ス54は、通常、細幅長手帯状のガラス板を折り曲げて
或いは所定形状の型内でガラス粉末を溶かし固めて形成
されるため、その周壁部12の一部を切り欠いて成る排
気穴14はその形成と同時に設けることが可能となる。
しかも、このようなチップレス構造は、図1に示される
ような平面型蛍光灯10の中でも、店舗等の装飾表示や
非常脱出口表示灯の標識等の照明に用いられる平面型蛍
光灯のような一対の平行平板部の両方から光を射出する
ものには適用できないという問題もある。図2に示され
るチップレス構造では、一方の平板部(プレート・ガラ
ス40)から射出される光が外面42に固着された蓋部
材46で部分的に遮られるため、両面から一様な発光が
得られないのである。
ように排気管16を用いる構造では、排気管16が気密
容器の外側に大きく突き出して設けられるため、その外
形寸法(外周面の輪郭寸法)が拡大すると共に、通常ガ
ラス管で構成される排気管16が破損し易く取扱い性が
悪いという問題がある。これに対して、図2(a) 、(b)
に示されるチップレス構造は、特に小型化が要求される
VFD等において上記の欠点を解消するために提案され
たものであるが、その一方、プレート・ガラス40に排
気穴44が設けられていることに起因して、陽極配線3
0等の引回しの自由度が低下し、或いは排気穴44を穿
孔形成するために製造コストが増大すると共に、その穿
孔過程において形成された傷に起因して封止するために
加熱した際にプレート・ガラス40の破損が生じ易いと
いう問題がある。因みに、周壁部12やスペーサ・ガラ
ス54は、通常、細幅長手帯状のガラス板を折り曲げて
或いは所定形状の型内でガラス粉末を溶かし固めて形成
されるため、その周壁部12の一部を切り欠いて成る排
気穴14はその形成と同時に設けることが可能となる。
しかも、このようなチップレス構造は、図1に示される
ような平面型蛍光灯10の中でも、店舗等の装飾表示や
非常脱出口表示灯の標識等の照明に用いられる平面型蛍
光灯のような一対の平行平板部の両方から光を射出する
ものには適用できないという問題もある。図2に示され
るチップレス構造では、一方の平板部(プレート・ガラ
ス40)から射出される光が外面42に固着された蓋部
材46で部分的に遮られるため、両面から一様な発光が
得られないのである。
【0006】そこで、前記実公平3−22840号公報
にも記載されているように、気密容器の側端面すなわち
周壁部12或いはスペーサ・ガラス54に上記のチップ
レス構造を適用することが望まれている。しかしなが
ら、ガラス板20、20および周壁部12相互、或いは
プレート・ガラス40、フロント・ガラス56、および
スペーサ・ガラス54相互を接合するに際して、それら
の相対位置を正確に位置決めすることは、各部材の寸法
バラツキや接合過程における位置ずれがあるため困難で
ある。このため、図1および図2に示されるように、気
密容器の側端面側において、周壁部12或いはスペーサ
・ガラス54の外周面58と、ガラス板20、20或い
はプレート・ガラス40、フロント・ガラス56の外周
端面60とは通常一平面上に位置せず凹凸が生じる。ま
た、その接合過程においては溶融させられた封着剤62
がそれらの間から外周側にはみ出すため、そのはみ出し
た封着剤62によっても凹凸が形成される。したがっ
て、平坦なプレート・ガラス40の場合と同様に蓋部材
46を用いて気密封止するためには、その蓋部材46上
に多量の封止材料48を塗布する必要があるが、そのよ
うにしても凹凸に起因して封止材料48の厚さが不十分
な部分が生じ得る一方、過剰となった部分では封止過程
において蓋部材46の外側に封止材料48がはみ出すこ
ととなる。そのため、気密性が不十分になると共に外形
寸法が一層拡大し、更には、はみ出した封止材料48が
加熱治具等に付着する等の問題が生じ得る。なお、図
1、2においては周壁部12等よりもガラス板20等の
方が外側にはみ出している場合を例示しているが、反対
に周壁部12等がはみ出している場合は気密封止が一層
困難になる。
にも記載されているように、気密容器の側端面すなわち
周壁部12或いはスペーサ・ガラス54に上記のチップ
レス構造を適用することが望まれている。しかしなが
ら、ガラス板20、20および周壁部12相互、或いは
プレート・ガラス40、フロント・ガラス56、および
スペーサ・ガラス54相互を接合するに際して、それら
の相対位置を正確に位置決めすることは、各部材の寸法
バラツキや接合過程における位置ずれがあるため困難で
ある。このため、図1および図2に示されるように、気
密容器の側端面側において、周壁部12或いはスペーサ
・ガラス54の外周面58と、ガラス板20、20或い
はプレート・ガラス40、フロント・ガラス56の外周
端面60とは通常一平面上に位置せず凹凸が生じる。ま
た、その接合過程においては溶融させられた封着剤62
がそれらの間から外周側にはみ出すため、そのはみ出し
た封着剤62によっても凹凸が形成される。したがっ
て、平坦なプレート・ガラス40の場合と同様に蓋部材
46を用いて気密封止するためには、その蓋部材46上
に多量の封止材料48を塗布する必要があるが、そのよ
うにしても凹凸に起因して封止材料48の厚さが不十分
な部分が生じ得る一方、過剰となった部分では封止過程
において蓋部材46の外側に封止材料48がはみ出すこ
ととなる。そのため、気密性が不十分になると共に外形
寸法が一層拡大し、更には、はみ出した封止材料48が
加熱治具等に付着する等の問題が生じ得る。なお、図
1、2においては周壁部12等よりもガラス板20等の
方が外側にはみ出している場合を例示しているが、反対
に周壁部12等がはみ出している場合は気密封止が一層
困難になる。
【0007】しかも、可及的に薄いことが望まれる平面
型蛍光灯10やVFD26等を構成する気密容器では、
ガラス板20やプレート・ガラス40等の厚さが1 〜2
(mm)程度と薄く、周壁部12やスペーサ・ガラス54の
高さ寸法が2 〜3(mm) 程度と低いのが通常である。その
ため、排気後の封止過程における位置ずれを考慮する
と、気密容器の厚さ方向にはみ出さないように円板状の
蓋部材46の直径を小さくせざるを得ないことから、こ
のことにも起因して排気穴14を確実に閉塞することが
一層困難になる。通常、封止過程においては封止材料4
8を溶融させるために蓋部材46が加熱されることか
ら、その蓋部材46を磁力等で固定して位置ずれを防止
することができないのである。なお、このような封止の
気密性の問題は、平面型画像表示装置や平面型放電灯等
に用いられるものに限られず、気密容器の側端面におい
て蓋部材46を用いて封止しようとする場合には同様に
生じるのである。したがって、これらのことから、気密
容器の側面におけるチップレス封止構造は未だ実現され
ていなかった。
型蛍光灯10やVFD26等を構成する気密容器では、
ガラス板20やプレート・ガラス40等の厚さが1 〜2
(mm)程度と薄く、周壁部12やスペーサ・ガラス54の
高さ寸法が2 〜3(mm) 程度と低いのが通常である。その
ため、排気後の封止過程における位置ずれを考慮する
と、気密容器の厚さ方向にはみ出さないように円板状の
蓋部材46の直径を小さくせざるを得ないことから、こ
のことにも起因して排気穴14を確実に閉塞することが
一層困難になる。通常、封止過程においては封止材料4
8を溶融させるために蓋部材46が加熱されることか
ら、その蓋部材46を磁力等で固定して位置ずれを防止
することができないのである。なお、このような封止の
気密性の問題は、平面型画像表示装置や平面型放電灯等
に用いられるものに限られず、気密容器の側端面におい
て蓋部材46を用いて封止しようとする場合には同様に
生じるのである。したがって、これらのことから、気密
容器の側面におけるチップレス封止構造は未だ実現され
ていなかった。
【0008】本発明は、以上の事情を背景として為され
たものであって、その目的は、外形寸法の拡大を十分に
抑制しつつ周壁部において気密封止し得る気密容器の封
止構造、および封止方法を提供することにある。
たものであって、その目的は、外形寸法の拡大を十分に
抑制しつつ周壁部において気密封止し得る気密容器の封
止構造、および封止方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための第1の手段】斯かる目的を達成
するため、第1発明の気密容器の封止構造の要旨とする
ところは、所定の間隔を以て設けられて一対の平行平板
部とそれら一対の平行平板部の周縁部に沿って設けられ
た周壁部とを備えた気密容器において、容器内部から排
気すると共に封止するための封止構造であって、(a) 前
記周壁部に前記容器内部側の内面から外部空間側の外面
まで貫通して設けられた排気穴と、(b) その排気穴を覆
ってこれを閉塞するための平板状の閉塞部と、少なくと
もその排気穴が設けられた前記外面の短辺方向における
その閉塞部の両端部から前記気密容器側に向かって突設
された嵌合部とを備え、その嵌合部においてその気密容
器の外側に嵌め合わされた封止部材と、(c) その封止部
材を前記周壁部の外面に気密に固着する封止材料層と
を、含むことにある。
するため、第1発明の気密容器の封止構造の要旨とする
ところは、所定の間隔を以て設けられて一対の平行平板
部とそれら一対の平行平板部の周縁部に沿って設けられ
た周壁部とを備えた気密容器において、容器内部から排
気すると共に封止するための封止構造であって、(a) 前
記周壁部に前記容器内部側の内面から外部空間側の外面
まで貫通して設けられた排気穴と、(b) その排気穴を覆
ってこれを閉塞するための平板状の閉塞部と、少なくと
もその排気穴が設けられた前記外面の短辺方向における
その閉塞部の両端部から前記気密容器側に向かって突設
された嵌合部とを備え、その嵌合部においてその気密容
器の外側に嵌め合わされた封止部材と、(c) その封止部
材を前記周壁部の外面に気密に固着する封止材料層と
を、含むことにある。
【0010】
【第1発明の効果】このようにすれば、周壁部を貫通し
て設けられた排気穴と、その排気穴を覆って閉塞するた
めの平板状の閉塞部と少なくともその排気穴が設けられ
た外面の短辺方向におけるその閉塞部の両端部から気密
容器側に向かって突設された嵌合部とを備えてその嵌合
部において気密容器の外側に嵌め合わされた封止部材
と、その封止部材を周壁部の外面に気密に固着する封止
材料層とを、含んで気密容器の封止構造が構成される。
そのため、周壁部に設けられた排気穴は、その周壁部の
外面に封止材料で気密に固着された封止部材に備えられ
る平板状の閉塞部によって気密に塞がれる。このとき、
封止部材には、周壁部の外面の短辺方向におけるその閉
塞部の両端部から気密容器側に向かって突設された嵌合
部が備えられていることから、その嵌合部が気密容器の
外側に嵌め合わされることによって、その外面の短辺方
向における封止部材と周壁部との相対位置が確実に位置
決めされている。しかも、周壁部の外面の短辺方向にお
いては、封止材料がその嵌合部よりも外側に位置し得な
いため、封止材料のはみ出しによる気密容器の外形寸法
の拡大も好適に抑制される。したがって、外形寸法の拡
大を十分に抑制しつつ周壁部において気密封止し得る気
密容器の封止構造が得られる。
て設けられた排気穴と、その排気穴を覆って閉塞するた
めの平板状の閉塞部と少なくともその排気穴が設けられ
た外面の短辺方向におけるその閉塞部の両端部から気密
容器側に向かって突設された嵌合部とを備えてその嵌合
部において気密容器の外側に嵌め合わされた封止部材
と、その封止部材を周壁部の外面に気密に固着する封止
材料層とを、含んで気密容器の封止構造が構成される。
そのため、周壁部に設けられた排気穴は、その周壁部の
外面に封止材料で気密に固着された封止部材に備えられ
る平板状の閉塞部によって気密に塞がれる。このとき、
封止部材には、周壁部の外面の短辺方向におけるその閉
塞部の両端部から気密容器側に向かって突設された嵌合
部が備えられていることから、その嵌合部が気密容器の
外側に嵌め合わされることによって、その外面の短辺方
向における封止部材と周壁部との相対位置が確実に位置
決めされている。しかも、周壁部の外面の短辺方向にお
いては、封止材料がその嵌合部よりも外側に位置し得な
いため、封止材料のはみ出しによる気密容器の外形寸法
の拡大も好適に抑制される。したがって、外形寸法の拡
大を十分に抑制しつつ周壁部において気密封止し得る気
密容器の封止構造が得られる。
【0011】
【第1発明の他の態様】ここで、好適には、前記外面の
短辺方向は前記一対の平行平板部の一方から他方に向か
う前記周壁部の高さ方向であり、前記閉塞部から前記気
密容器側に向かう方向における前記嵌合部の長さ寸法
は、それら一対の平行平板部の面方向に沿った方向にお
けるその周壁部の厚さ寸法と略同等以下の大きさであ
る。このようにすれば、周壁部の排気穴が設けられた外
面の短辺方向はその周壁部の高さ方向と一致し、封止部
材の閉塞部から気密容器側に向かう方向における嵌合部
の長さ寸法は平行平板部の面方向における周壁部の厚さ
寸法と略同等以下にされる。そのため、排気穴が設けら
れた外面の短辺方向が周壁部の高さ方向と一致する平箱
状に構成される気密容器においては、表示面等に利用さ
れる一対の平行平板部の外面に封止部材の嵌合部が嵌め
合わされるが、その嵌合部の長さ寸法は周壁部の厚さ寸
法と略同等以下にされていることから、嵌合部が位置す
る部分は、平行平板部の外面のうち、その周壁部が存在
することから何らの機能も果たし得ない部分に制限され
る。したがって、気密容器の機能上の支障を特に生じさ
せることなく、好適な封止構造が得られる。
短辺方向は前記一対の平行平板部の一方から他方に向か
う前記周壁部の高さ方向であり、前記閉塞部から前記気
密容器側に向かう方向における前記嵌合部の長さ寸法
は、それら一対の平行平板部の面方向に沿った方向にお
けるその周壁部の厚さ寸法と略同等以下の大きさであ
る。このようにすれば、周壁部の排気穴が設けられた外
面の短辺方向はその周壁部の高さ方向と一致し、封止部
材の閉塞部から気密容器側に向かう方向における嵌合部
の長さ寸法は平行平板部の面方向における周壁部の厚さ
寸法と略同等以下にされる。そのため、排気穴が設けら
れた外面の短辺方向が周壁部の高さ方向と一致する平箱
状に構成される気密容器においては、表示面等に利用さ
れる一対の平行平板部の外面に封止部材の嵌合部が嵌め
合わされるが、その嵌合部の長さ寸法は周壁部の厚さ寸
法と略同等以下にされていることから、嵌合部が位置す
る部分は、平行平板部の外面のうち、その周壁部が存在
することから何らの機能も果たし得ない部分に制限され
る。したがって、気密容器の機能上の支障を特に生じさ
せることなく、好適な封止構造が得られる。
【0012】また、好適には、前記気密容器は、内部に
発光源を備えて前記一対の平行平板部の少なくとも一方
から光を射出するものである。このようにすれば、気密
容器は内部に発光源を備え、それにより発生させられた
光が少なくとも一方の平行平板部から射出する発光体と
して構成される。そのため、外形寸法が小さく、十分な
気密性を有する放電表示装置や灯等の発光体が好適に得
られる。特に、封止部材の嵌合部の長さ寸法が周壁部の
厚さ寸法と略同等以下に設定される態様においては、そ
の封止部材による遮光が生じ得ないため、一対の平行平
板部の一方或いは両方から光が射出される何れの場合に
も全面からの発光が好適に得られる。
発光源を備えて前記一対の平行平板部の少なくとも一方
から光を射出するものである。このようにすれば、気密
容器は内部に発光源を備え、それにより発生させられた
光が少なくとも一方の平行平板部から射出する発光体と
して構成される。そのため、外形寸法が小さく、十分な
気密性を有する放電表示装置や灯等の発光体が好適に得
られる。特に、封止部材の嵌合部の長さ寸法が周壁部の
厚さ寸法と略同等以下に設定される態様においては、そ
の封止部材による遮光が生じ得ないため、一対の平行平
板部の一方或いは両方から光が射出される何れの場合に
も全面からの発光が好適に得られる。
【0013】また、好適には、前記封止部材は、薄板状
金属から曲げ成形されたものである。このようにすれ
ば、封止部材が薄板状金属から曲成されることから、気
密容器の外側に固着されるその封止部材による寸法拡大
が一層抑制されるため、外形寸法の拡大を一層抑制でき
る気密容器の封止構造が得られる。
金属から曲げ成形されたものである。このようにすれ
ば、封止部材が薄板状金属から曲成されることから、気
密容器の外側に固着されるその封止部材による寸法拡大
が一層抑制されるため、外形寸法の拡大を一層抑制でき
る気密容器の封止構造が得られる。
【0014】
【課題を解決するための第2の手段】また、前記の目的
を達成するための第2発明の気密容器の封止方法の要旨
とするところは、所定の間隔を以て設けられて一対の平
行平板部とそれら一対の平行平板部の周縁部に沿って設
けられた周壁部とを備えた気密容器において、容器内部
から排気すると共に封止する方法であって、(a) 前記周
壁部に前記容器内部側の内面から外部空間側の外面まで
貫通して設けられた排気穴を有する前記気密容器を真空
容器内に配置する気密容器配置工程と、(b) 平板状の閉
塞部とその閉塞部の周縁部から互いに略平行に突設され
た一対の嵌合部とを備えた封止部材を、前記真空容器内
に配置された前記気密容器の前記排気穴からその閉塞部
が所定距離隔てられ且つその嵌合部の先端部がその気密
容器に嵌め合わされる位置に、少なくともその閉塞部の
その排気穴側の一面に所定の封止材料を塗布した状態で
配置する封止部材配置工程と、(c) その封止部材配置工
程の後に、前記真空容器内において前記排気穴から排気
する排気工程と、(d) その封止部材配置工程の後に、前
記真空容器内において前記所定の封止材料を加熱して溶
融させる加熱工程と、(e) それら排気工程および加熱工
程の後に、前記真空容器内において前記封止部材を前記
閉塞部が前記排気穴に向かわせられるように前記気密容
器に向かって押圧する押圧工程とを、含むことにある。
を達成するための第2発明の気密容器の封止方法の要旨
とするところは、所定の間隔を以て設けられて一対の平
行平板部とそれら一対の平行平板部の周縁部に沿って設
けられた周壁部とを備えた気密容器において、容器内部
から排気すると共に封止する方法であって、(a) 前記周
壁部に前記容器内部側の内面から外部空間側の外面まで
貫通して設けられた排気穴を有する前記気密容器を真空
容器内に配置する気密容器配置工程と、(b) 平板状の閉
塞部とその閉塞部の周縁部から互いに略平行に突設され
た一対の嵌合部とを備えた封止部材を、前記真空容器内
に配置された前記気密容器の前記排気穴からその閉塞部
が所定距離隔てられ且つその嵌合部の先端部がその気密
容器に嵌め合わされる位置に、少なくともその閉塞部の
その排気穴側の一面に所定の封止材料を塗布した状態で
配置する封止部材配置工程と、(c) その封止部材配置工
程の後に、前記真空容器内において前記排気穴から排気
する排気工程と、(d) その封止部材配置工程の後に、前
記真空容器内において前記所定の封止材料を加熱して溶
融させる加熱工程と、(e) それら排気工程および加熱工
程の後に、前記真空容器内において前記封止部材を前記
閉塞部が前記排気穴に向かわせられるように前記気密容
器に向かって押圧する押圧工程とを、含むことにある。
【0015】
【第2発明の効果】このようにすれば、気密容器を封止
するに際しては、気密容器配置工程において、周壁部に
排気穴を有するその気密容器が真空容器内に配置され、
封止部材配置工程において、平板状の閉塞部とその閉塞
部の周縁部から互いに略平行に突設された一対の嵌合部
とを備えた封止部材が、真空容器内に配置された気密容
器の排気穴からその閉塞部が所定距離隔てられ且つその
嵌合部の先端部がその気密容器に嵌め合わされる位置
に、少なくともその閉塞部のその排気穴側の一面に所定
の封止材料を塗布した状態で配置された後、排気工程に
おいて真空容器内で前記排気穴から排気されると共に加
熱工程においてその真空容器内で封止材料が加熱溶融さ
せられ、更に、押圧工程において、その真空容器内で封
止部材が閉塞部が排気穴に向かうように気密容器に向か
って押圧される。そのため、予め封止部材が嵌合部の先
端部において気密容器に嵌め合わされた状態で排気工程
乃至押圧工程が実施されることから、一対の嵌合部の一
方から他方に向かう方向すなわち閉塞部の面方向におい
ては、その嵌合部と気密容器との嵌め合いに基づき、そ
れら各工程中における封止部材と気密容器との相対位置
が変化することが抑制されるため、周壁部に設けられた
排気穴がその閉塞部等によって好適に気密封止される。
しかも、加熱溶融させられる封止材料は、その嵌合部が
設けられている方向においてはそれよりも広がり得ない
ため、封止材料のはみ出しに起因する気密容器の外形寸
法の拡大も抑制される。上記により、気密容器を封止す
るに際して、外形寸法の拡大を十分に抑制しつつ周壁部
において気密封止することができる。
するに際しては、気密容器配置工程において、周壁部に
排気穴を有するその気密容器が真空容器内に配置され、
封止部材配置工程において、平板状の閉塞部とその閉塞
部の周縁部から互いに略平行に突設された一対の嵌合部
とを備えた封止部材が、真空容器内に配置された気密容
器の排気穴からその閉塞部が所定距離隔てられ且つその
嵌合部の先端部がその気密容器に嵌め合わされる位置
に、少なくともその閉塞部のその排気穴側の一面に所定
の封止材料を塗布した状態で配置された後、排気工程に
おいて真空容器内で前記排気穴から排気されると共に加
熱工程においてその真空容器内で封止材料が加熱溶融さ
せられ、更に、押圧工程において、その真空容器内で封
止部材が閉塞部が排気穴に向かうように気密容器に向か
って押圧される。そのため、予め封止部材が嵌合部の先
端部において気密容器に嵌め合わされた状態で排気工程
乃至押圧工程が実施されることから、一対の嵌合部の一
方から他方に向かう方向すなわち閉塞部の面方向におい
ては、その嵌合部と気密容器との嵌め合いに基づき、そ
れら各工程中における封止部材と気密容器との相対位置
が変化することが抑制されるため、周壁部に設けられた
排気穴がその閉塞部等によって好適に気密封止される。
しかも、加熱溶融させられる封止材料は、その嵌合部が
設けられている方向においてはそれよりも広がり得ない
ため、封止材料のはみ出しに起因する気密容器の外形寸
法の拡大も抑制される。上記により、気密容器を封止す
るに際して、外形寸法の拡大を十分に抑制しつつ周壁部
において気密封止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例において
各部の寸法比等は必ずしも正確に描かれていない。
参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例において
各部の寸法比等は必ずしも正確に描かれていない。
【0017】図3は、本発明の一実施例の気密容器によ
り外囲器が構成されたVFD70を示す斜視図であり、
図4は、図3におけるIV−IV視断面図である。図におい
て、VFD70は、例えばそれぞれ1.8 〜2.0(mm) 程度
の厚さのガラス、セラミックス、琺瑯等の絶縁体材料か
ら成る平板状の基板72および透明平板状のフロント・
ガラス74が、例えば3(mm) 程度の高さを有して中央部
が矩形に除去された矩形枠状のスペーサ・ガラス76を
介して接合されることにより、長手平箱状の真空容器
(気密容器)に構成されている。本実施例においては、
基板72およびフロント・ガラス74が一対の平行平板
部の何れか一方おいび他方に、スペーサ・ガラス76が
周壁部にそれぞれ相当する。
り外囲器が構成されたVFD70を示す斜視図であり、
図4は、図3におけるIV−IV視断面図である。図におい
て、VFD70は、例えばそれぞれ1.8 〜2.0(mm) 程度
の厚さのガラス、セラミックス、琺瑯等の絶縁体材料か
ら成る平板状の基板72および透明平板状のフロント・
ガラス74が、例えば3(mm) 程度の高さを有して中央部
が矩形に除去された矩形枠状のスペーサ・ガラス76を
介して接合されることにより、長手平箱状の真空容器
(気密容器)に構成されている。本実施例においては、
基板72およびフロント・ガラス74が一対の平行平板
部の何れか一方おいび他方に、スペーサ・ガラス76が
周壁部にそれぞれ相当する。
【0018】基板72の表示面78側の上面には、蒸着
等によって形成されたアルミニウム等の金属から成る陽
極配線80が長手方向中央部に、アンカ82、サポート
84をそれぞれ備えた一対の陰極端子86a、86bが
両端部にそれぞれ設けられている。それら陰極端子86
a、86b間には、互いに平行な複数本のフィラメント
状の陰極88が両端部をアンカ82およびサポート84
にそれぞれ溶接されることにより、表示面78から比較
的離隔した位置においてその長手方向に沿って等間隔で
架設されている。この陰極88は、例えば表面に電子放
出層として(Ba,Sr,Ca)O 等の仕事関数の低いアルカリ土
類金属の酸化物固溶体がコーティングされたタングステ
ン(W )ワイヤ等から成るものである。
等によって形成されたアルミニウム等の金属から成る陽
極配線80が長手方向中央部に、アンカ82、サポート
84をそれぞれ備えた一対の陰極端子86a、86bが
両端部にそれぞれ設けられている。それら陰極端子86
a、86b間には、互いに平行な複数本のフィラメント
状の陰極88が両端部をアンカ82およびサポート84
にそれぞれ溶接されることにより、表示面78から比較
的離隔した位置においてその長手方向に沿って等間隔で
架設されている。この陰極88は、例えば表面に電子放
出層として(Ba,Sr,Ca)O 等の仕事関数の低いアルカリ土
類金属の酸化物固溶体がコーティングされたタングステ
ン(W )ワイヤ等から成るものである。
【0019】また、上記の陽極配線80の上には、例え
ば厚さが 40(μm)程度の低融点ガラス等から成る絶縁層
30を介して所定の表示パターン形状に対応して区画さ
れた複数の陽極92が設けられており、その陽極92上
には、上記所定の表示パターンの蛍光体層94が設けら
れている。陽極92は、例えばグラファイト等の導電性
材料から成るものであって20〜 30(μm)程度の厚さを備
えている。また、蛍光体層94は、R(赤)、G
(緑)、B(青)等の発光色の種々の蛍光体から、所定
の発光色に対応するものが選択されて用いられ、例えば
15〜 30(μm)程度の厚さに設けられている。
ば厚さが 40(μm)程度の低融点ガラス等から成る絶縁層
30を介して所定の表示パターン形状に対応して区画さ
れた複数の陽極92が設けられており、その陽極92上
には、上記所定の表示パターンの蛍光体層94が設けら
れている。陽極92は、例えばグラファイト等の導電性
材料から成るものであって20〜 30(μm)程度の厚さを備
えている。また、蛍光体層94は、R(赤)、G
(緑)、B(青)等の発光色の種々の蛍光体から、所定
の発光色に対応するものが選択されて用いられ、例えば
15〜 30(μm)程度の厚さに設けられている。
【0020】また、蛍光体層94からフロントガラス7
4側に離隔した上方で前記陰極88の下方、すなわち陰
極88と陽極92と間には、複数の金網状のグリッド電
極96が所定の発光区画毎に設けられている。このグリ
ッド電極96は、例えばSUS430等から成るもので
あって、例えばVFD70の幅方向の両端部側に備えら
れた脚部において表示面78上に導電ペースト等で固着
され、前記陽極配線80と同一平面上に形成されたグリ
ッド電極配線98に接続されている。また、前記の陽極
配線80、陰極端子86、グリッド電極配線98等は、
真空容器の長手方向の側部に、例えば基板72とスペー
サ・ガラス76との間を通して外部に貫通して設けられ
た複数本の電極端子(リード端子)100に電気的に接
続されており、この電極端子100を通して所定の陽極
92、陰極88、およびグリッド電極96に所定の電圧
がそれぞれ印加される。
4側に離隔した上方で前記陰極88の下方、すなわち陰
極88と陽極92と間には、複数の金網状のグリッド電
極96が所定の発光区画毎に設けられている。このグリ
ッド電極96は、例えばSUS430等から成るもので
あって、例えばVFD70の幅方向の両端部側に備えら
れた脚部において表示面78上に導電ペースト等で固着
され、前記陽極配線80と同一平面上に形成されたグリ
ッド電極配線98に接続されている。また、前記の陽極
配線80、陰極端子86、グリッド電極配線98等は、
真空容器の長手方向の側部に、例えば基板72とスペー
サ・ガラス76との間を通して外部に貫通して設けられ
た複数本の電極端子(リード端子)100に電気的に接
続されており、この電極端子100を通して所定の陽極
92、陰極88、およびグリッド電極96に所定の電圧
がそれぞれ印加される。
【0021】また、スペーサ・ガラス76の電極端子1
00が備えられている側とは反対側の長辺には、その厚
み方向すなわち基板72およびフロント・ガラス74の
面方向において容器内部側の内面102から外部空間側
の外面104までスペーサ・ガラス76を貫通する排気
穴106が備えられ、その排気穴106は、断面が略コ
の字型の蓋部材108が封止材料層に相当するフリット
・ガラス110によって基板72、フロント・ガラス7
4、およびスペーサ・ガラス76に固着されることによ
って閉塞させられている。すなわち、本実施例において
は、排気穴106が気密容器の周壁部を構成するスペー
サ・ガラス76に設けられており、フリット・ガラス1
10が封止材料に相当する。上記の排気穴106は、V
FD70の封止方法を後述するように、気密容器が形成
された後に排気して内部を真空にするためのものであ
る。なお、図において120はゲッタである。
00が備えられている側とは反対側の長辺には、その厚
み方向すなわち基板72およびフロント・ガラス74の
面方向において容器内部側の内面102から外部空間側
の外面104までスペーサ・ガラス76を貫通する排気
穴106が備えられ、その排気穴106は、断面が略コ
の字型の蓋部材108が封止材料層に相当するフリット
・ガラス110によって基板72、フロント・ガラス7
4、およびスペーサ・ガラス76に固着されることによ
って閉塞させられている。すなわち、本実施例において
は、排気穴106が気密容器の周壁部を構成するスペー
サ・ガラス76に設けられており、フリット・ガラス1
10が封止材料に相当する。上記の排気穴106は、V
FD70の封止方法を後述するように、気密容器が形成
された後に排気して内部を真空にするためのものであ
る。なお、図において120はゲッタである。
【0022】図5に全体を示すように、矩形枠状を成す
スペーサ・ガラス76は、その長辺の一部が高さ方向
(すなわちVFD70において基板72からフロント・
ガラス74に向かう厚さ方向)の全体に亘って1(mm) 程
度の幅寸法で欠落させられた欠落部112を備えてい
る。上記の排気穴106は、その欠落部112と基板7
2およびフロント・ガラス74の内面とによって形成さ
れたものである。このため、排気穴106の大きさは、
幅1(mm) 程度、高さ3(mm) 程度になっている。また、上
記のスペーサ・ガラス76は、例えば、幅3(mm) 程度の
帯状のガラス板を折り曲げ、或いはガラス粉末を所定形
状の型内に充填して加熱溶融および硬化させることによ
り作製されたものであり、その作製過程において隙間を
設けることで上記の欠落部112が形成されている。す
なわち、スペーサ・ガラス76に欠落部112を形成し
延いてはVFD70に排気穴106を形成するための機
械的加工は何ら施されていない。なお、スペーサ・ガラ
ス76の厚さ寸法(基板72の面方向に沿った方向の寸
法)は2(mm) 程度である。
スペーサ・ガラス76は、その長辺の一部が高さ方向
(すなわちVFD70において基板72からフロント・
ガラス74に向かう厚さ方向)の全体に亘って1(mm) 程
度の幅寸法で欠落させられた欠落部112を備えてい
る。上記の排気穴106は、その欠落部112と基板7
2およびフロント・ガラス74の内面とによって形成さ
れたものである。このため、排気穴106の大きさは、
幅1(mm) 程度、高さ3(mm) 程度になっている。また、上
記のスペーサ・ガラス76は、例えば、幅3(mm) 程度の
帯状のガラス板を折り曲げ、或いはガラス粉末を所定形
状の型内に充填して加熱溶融および硬化させることによ
り作製されたものであり、その作製過程において隙間を
設けることで上記の欠落部112が形成されている。す
なわち、スペーサ・ガラス76に欠落部112を形成し
延いてはVFD70に排気穴106を形成するための機
械的加工は何ら施されていない。なお、スペーサ・ガラ
ス76の厚さ寸法(基板72の面方向に沿った方向の寸
法)は2(mm) 程度である。
【0023】また、前記の蓋部材108は、図6に示さ
れるように、例えば厚さが0.2 〜0.3(mm) 程度の426
合金等から成る金属薄板が例えば金型等を用いて折り曲
げ成形されたものであって、スペーサ・ガラス76の外
面104、および基板72、フロント・ガラス74の端
面に当接させられる矩形の閉塞部114と、その閉塞部
114の両端部すなわち互いに平行な2辺から互いに平
行且つ閉塞部114に対して略垂直に突設された一対の
嵌合部116、116とを備えている。上記の閉塞部1
14の大きさは、幅寸法Wすなわちスペーサ・ガラス7
6の長手方向における長さが5 〜10(mm)程度であり、高
さ寸法HすなわちVFD70の厚さ方向における長さが
7(mm) 程度(すなわちそのVFD70の厚さ寸法と略同
様かそれよりも僅かに大きい程度)である。すなわち、
閉塞部114は、1(mm) 程度の幅寸法の排気穴106に
対して、5 〜10倍程度の十分に大きい幅寸法Wを備えて
いる。また、嵌合部116の大きさは、幅寸法が閉塞部
114と同様であって5 〜10(mm)程度、閉塞部114か
らの突き出し寸法Lが3(mm) 程度である。したがって、
嵌合部116のその突き出し寸法Lは、スペーサ・ガラ
ス76の厚さ寸法よりも1(mm) 程度大きくなっている。
そのため、蓋部材108の嵌合部116の先端は、スペ
ーサ・ガラス76の内面102よりも内周側に位置して
いるが、図4に示されるように、基板72およびフロン
ト・ガラス74とスペーサ・ガラス76とを接合するた
めの封着剤(フリット・ガラス)118は、その内面1
02よりも僅かに、例えば1(mm) 程度だけ内周側にはみ
出していることから、嵌合部116はその封着剤118
の上側部分だけに位置しており、フロント・ガラス74
のうちの表示に寄与する部分にまでは突き出していな
い。
れるように、例えば厚さが0.2 〜0.3(mm) 程度の426
合金等から成る金属薄板が例えば金型等を用いて折り曲
げ成形されたものであって、スペーサ・ガラス76の外
面104、および基板72、フロント・ガラス74の端
面に当接させられる矩形の閉塞部114と、その閉塞部
114の両端部すなわち互いに平行な2辺から互いに平
行且つ閉塞部114に対して略垂直に突設された一対の
嵌合部116、116とを備えている。上記の閉塞部1
14の大きさは、幅寸法Wすなわちスペーサ・ガラス7
6の長手方向における長さが5 〜10(mm)程度であり、高
さ寸法HすなわちVFD70の厚さ方向における長さが
7(mm) 程度(すなわちそのVFD70の厚さ寸法と略同
様かそれよりも僅かに大きい程度)である。すなわち、
閉塞部114は、1(mm) 程度の幅寸法の排気穴106に
対して、5 〜10倍程度の十分に大きい幅寸法Wを備えて
いる。また、嵌合部116の大きさは、幅寸法が閉塞部
114と同様であって5 〜10(mm)程度、閉塞部114か
らの突き出し寸法Lが3(mm) 程度である。したがって、
嵌合部116のその突き出し寸法Lは、スペーサ・ガラ
ス76の厚さ寸法よりも1(mm) 程度大きくなっている。
そのため、蓋部材108の嵌合部116の先端は、スペ
ーサ・ガラス76の内面102よりも内周側に位置して
いるが、図4に示されるように、基板72およびフロン
ト・ガラス74とスペーサ・ガラス76とを接合するた
めの封着剤(フリット・ガラス)118は、その内面1
02よりも僅かに、例えば1(mm) 程度だけ内周側にはみ
出していることから、嵌合部116はその封着剤118
の上側部分だけに位置しており、フロント・ガラス74
のうちの表示に寄与する部分にまでは突き出していな
い。
【0024】以上のように構成された蛍光表示管10
は、複数本の陰極88の全てに定常的に所定の駆動パル
スを印加した状態で、グリッド電極96に順次数十(V)
程度の低電圧の正の加速電圧を印加して走査すると共
に、その走査のタイミングに同期して所定の陽極92に
所定の正電圧を印加して用いられる。上記の駆動パルス
を印加されることによって陰極88から放出された熱電
子は、グリッド電極96に加速電圧が印加されている場
合にはそれによって陽極92に向かって加速・拡散さ
れ、負の消去電圧が印加されている場合には遮断され
る。そのため、正電圧を印加され且つ上方のグリッド電
極96に加速電圧が印加された陽極92に選択的に電子
が入射させられ、その陽極92上の蛍光体層94に衝突
させられることにより、その蛍光体のみが選択的に励起
されて所定の色の発光を示し、所定の発光表示が得られ
る。なお、駆動方法の詳細については本発明の理解に必
要ではないので省略する。
は、複数本の陰極88の全てに定常的に所定の駆動パル
スを印加した状態で、グリッド電極96に順次数十(V)
程度の低電圧の正の加速電圧を印加して走査すると共
に、その走査のタイミングに同期して所定の陽極92に
所定の正電圧を印加して用いられる。上記の駆動パルス
を印加されることによって陰極88から放出された熱電
子は、グリッド電極96に加速電圧が印加されている場
合にはそれによって陽極92に向かって加速・拡散さ
れ、負の消去電圧が印加されている場合には遮断され
る。そのため、正電圧を印加され且つ上方のグリッド電
極96に加速電圧が印加された陽極92に選択的に電子
が入射させられ、その陽極92上の蛍光体層94に衝突
させられることにより、その蛍光体のみが選択的に励起
されて所定の色の発光を示し、所定の発光表示が得られ
る。なお、駆動方法の詳細については本発明の理解に必
要ではないので省略する。
【0025】ところで、VFD70は、例えば図7に示
される工程に従って製造される。先ず、気密容器組立工
程S1においては、基板72上に陽極配線80乃至陰極
88等を順次形成し且つアンカ82、サポート84、グ
リッド電極96等の部品を順次固着する一方、その上に
別途用意したスペーサ・ガラス76およびフロント・ガ
ラス74を順次載せて、例えば480 〜500(℃) 程度の所
定の封着温度で熱処理することにより、例えばスペーサ
・ガラス76の上下端面に塗布されたフリット・ガラス
等の封着剤118を溶融させてそれらを相互に固着す
る。これにより、図8(a) に示されるように気密容器1
22が形成される。このとき、気密容器122の側端面
138には、はみ出した封着剤118(図4参照。図8
においては省略。)、基板72やフロント・ガラス74
の端面の図示しない凹凸、およびそれらの端面とスペー
サ・ガラス76の外面104との面方向の位置ずれ等に
起因する比較的大きな凹凸が形成されている。
される工程に従って製造される。先ず、気密容器組立工
程S1においては、基板72上に陽極配線80乃至陰極
88等を順次形成し且つアンカ82、サポート84、グ
リッド電極96等の部品を順次固着する一方、その上に
別途用意したスペーサ・ガラス76およびフロント・ガ
ラス74を順次載せて、例えば480 〜500(℃) 程度の所
定の封着温度で熱処理することにより、例えばスペーサ
・ガラス76の上下端面に塗布されたフリット・ガラス
等の封着剤118を溶融させてそれらを相互に固着す
る。これにより、図8(a) に示されるように気密容器1
22が形成される。このとき、気密容器122の側端面
138には、はみ出した封着剤118(図4参照。図8
においては省略。)、基板72やフロント・ガラス74
の端面の図示しない凹凸、およびそれらの端面とスペー
サ・ガラス76の外面104との面方向の位置ずれ等に
起因する比較的大きな凹凸が形成されている。
【0026】次いで、気密容器配置工程S2において
は、封止処理を行うための所定の真空チャンバ124内
に上記の気密容器122を配置し、更に、蓋部材配置工
程S3において、前記蓋部材108をその真空チャンバ
124内の所定位置に配置する。図8(b-1) 、(b-2) は
それぞれこの状態を示している。図に示されるように、
真空チャンバ124は、複数の気密容器122を個々に
包み込んで加熱するための断面櫛形の管加熱ヒータ12
6、それら複数の気密容器122の各々の排気穴106
を閉塞するための複数の蓋部材108を個々に包み込ん
で加熱するための蓋部材加熱ヒータ128、図に矢印h
で示される上下方向に移動可能に構成されて気密容器1
22を蓋部材加熱ヒータ128の両側で支持し且つ管加
熱ヒータ126の内部において下側に向かって突き出し
て設けられた凸部126aとの間でその気密容器122
を挟んで固定するための支持体130、および真空チャ
ンバ内から排気するための排気管132等を備えたもの
である。上記の蓋部材加熱ヒータ128は、蓋部材10
8を支持するための支持体を兼ねると共に、管加熱ヒー
タ126に向かって上昇可能に構成されている。また、
これら管加熱ヒータ126および蓋部材加熱ヒータ12
8は、セラミックス等で構成され且つ内部に抵抗体を備
えて抵抗加熱するものであるが、気密容器122や蓋部
材108に直接触れる部分は熱伝導性の高いステンレス
鋼等で構成されている。
は、封止処理を行うための所定の真空チャンバ124内
に上記の気密容器122を配置し、更に、蓋部材配置工
程S3において、前記蓋部材108をその真空チャンバ
124内の所定位置に配置する。図8(b-1) 、(b-2) は
それぞれこの状態を示している。図に示されるように、
真空チャンバ124は、複数の気密容器122を個々に
包み込んで加熱するための断面櫛形の管加熱ヒータ12
6、それら複数の気密容器122の各々の排気穴106
を閉塞するための複数の蓋部材108を個々に包み込ん
で加熱するための蓋部材加熱ヒータ128、図に矢印h
で示される上下方向に移動可能に構成されて気密容器1
22を蓋部材加熱ヒータ128の両側で支持し且つ管加
熱ヒータ126の内部において下側に向かって突き出し
て設けられた凸部126aとの間でその気密容器122
を挟んで固定するための支持体130、および真空チャ
ンバ内から排気するための排気管132等を備えたもの
である。上記の蓋部材加熱ヒータ128は、蓋部材10
8を支持するための支持体を兼ねると共に、管加熱ヒー
タ126に向かって上昇可能に構成されている。また、
これら管加熱ヒータ126および蓋部材加熱ヒータ12
8は、セラミックス等で構成され且つ内部に抵抗体を備
えて抵抗加熱するものであるが、気密容器122や蓋部
材108に直接触れる部分は熱伝導性の高いステンレス
鋼等で構成されている。
【0027】なお、図9に詳しく示すように、上記の配
置状態において、気密容器122は排気穴106が備え
られたスペーサ・ガラス76の側面が下側に位置するよ
うに、基板72およびフロント・ガラス74の面方向が
上下方向になる向きで立てられており、一方、蓋部材1
08はスペーサ・ガラス76の長手方向に沿った幅方向
における略中央にその排気穴106が位置すると共に、
閉塞部114がその排気穴106の開口すなわち気密容
器122の端面から1 〜2(mm) 程度の間隔dだけ離隔
し、且つ嵌合部116の先端がその気密容器122の端
面から1(mm) 程度の長さpだけ上側に位置してその嵌合
部116が気密容器122に僅かに重なる、すなわち嵌
め合わされる高さに位置させられている。このため、閉
塞部114と気密容器122との間の隙間によって後述
の排気工程における排気経路が十分に大きく確保される
ことから、内径1(mm) 程度、長さ50(mm)程度の排気管1
6を介して排気していた図1に示されるような封止構造
の場合に比較して極めて大きな排気コンダクタンス、延
いては排気速度が確保される。
置状態において、気密容器122は排気穴106が備え
られたスペーサ・ガラス76の側面が下側に位置するよ
うに、基板72およびフロント・ガラス74の面方向が
上下方向になる向きで立てられており、一方、蓋部材1
08はスペーサ・ガラス76の長手方向に沿った幅方向
における略中央にその排気穴106が位置すると共に、
閉塞部114がその排気穴106の開口すなわち気密容
器122の端面から1 〜2(mm) 程度の間隔dだけ離隔
し、且つ嵌合部116の先端がその気密容器122の端
面から1(mm) 程度の長さpだけ上側に位置してその嵌合
部116が気密容器122に僅かに重なる、すなわち嵌
め合わされる高さに位置させられている。このため、閉
塞部114と気密容器122との間の隙間によって後述
の排気工程における排気経路が十分に大きく確保される
ことから、内径1(mm) 程度、長さ50(mm)程度の排気管1
6を介して排気していた図1に示されるような封止構造
の場合に比較して極めて大きな排気コンダクタンス、延
いては排気速度が確保される。
【0028】また、上記の蓋部材配置工程S3において
蓋部材加熱ヒータ128上に配置される蓋部材108
は、例えば、図10(a) に示されるように平板状に展開
された状態で、気密容器122の側端面138(すなわ
ちスペーサ・ガラス76の外面104等)に当接させら
れることとなる一面134にガラス・ペースト136を
例えば厚膜スクリーン印刷法等によって塗布し、乾燥し
た後に矢印で示されるように折り曲げることで、図10
(b) に示されるように内面側にフリット・ガラス110
(すなわちガラス・ペースト136が乾燥したもの)が
設けられたコの字状に形成される。なお、ガラス・ペー
スト136は、折り曲げ加工が容易となるように、図1
0(a) に破線で示される折曲位置を避けて塗布されてい
る。
蓋部材加熱ヒータ128上に配置される蓋部材108
は、例えば、図10(a) に示されるように平板状に展開
された状態で、気密容器122の側端面138(すなわ
ちスペーサ・ガラス76の外面104等)に当接させら
れることとなる一面134にガラス・ペースト136を
例えば厚膜スクリーン印刷法等によって塗布し、乾燥し
た後に矢印で示されるように折り曲げることで、図10
(b) に示されるように内面側にフリット・ガラス110
(すなわちガラス・ペースト136が乾燥したもの)が
設けられたコの字状に形成される。なお、ガラス・ペー
スト136は、折り曲げ加工が容易となるように、図1
0(a) に破線で示される折曲位置を避けて塗布されてい
る。
【0029】図7に戻って、排気工程S4においては、
排気管132を通して排気することにより真空チャンバ
124内延いては気密容器122内の真空度が高められ
る。気密容器122内の所定の真空度が達成された後、
加熱工程S5において、管加熱ヒータ126および蓋部
材加熱ヒータ128によって、気密容器122および蓋
部材108がそれぞれ加熱される。気密容器122の加
熱は、容器内部の真空度を高めるためであり、例えば35
0(℃) 程度に加熱される。また、蓋部材108の加熱
は、一面134に塗布形成されたフリット・ガラス11
0を溶融させるためであり、そのフリット・ガラス11
0の種類に応じて定められる400 〜420(℃) 程度の温度
に加熱される。なお、これらの温度は、気密容器122
を組み立てる際の前述の封着温度よりも十分に低く設定
されている。そして、フリット・ガラス110が十分に
溶融させられると、押圧工程S6において、直ちに蓋部
材加熱ヒータ128が図8に矢印uで示される上方に移
動させられる。これにより、蓋部材108が排気穴10
6が設けられている位置において気密容器122に押圧
させられることにより密着させられる。
排気管132を通して排気することにより真空チャンバ
124内延いては気密容器122内の真空度が高められ
る。気密容器122内の所定の真空度が達成された後、
加熱工程S5において、管加熱ヒータ126および蓋部
材加熱ヒータ128によって、気密容器122および蓋
部材108がそれぞれ加熱される。気密容器122の加
熱は、容器内部の真空度を高めるためであり、例えば35
0(℃) 程度に加熱される。また、蓋部材108の加熱
は、一面134に塗布形成されたフリット・ガラス11
0を溶融させるためであり、そのフリット・ガラス11
0の種類に応じて定められる400 〜420(℃) 程度の温度
に加熱される。なお、これらの温度は、気密容器122
を組み立てる際の前述の封着温度よりも十分に低く設定
されている。そして、フリット・ガラス110が十分に
溶融させられると、押圧工程S6において、直ちに蓋部
材加熱ヒータ128が図8に矢印uで示される上方に移
動させられる。これにより、蓋部材108が排気穴10
6が設けられている位置において気密容器122に押圧
させられることにより密着させられる。
【0030】このとき、蓋部材108に備えられている
嵌合部116が溶融させられたフリット・ガラス110
の流れ止めとして機能するため、その蓋部材108と気
密容器122の側端面138との間に十分な量のフリッ
ト・ガラス110が保持されると共に、気密容器122
の厚み方向においてその蓋部材108よりも外側にフリ
ット・ガラス110がはみ出すことが防止される。すな
わち、図10(b) に示されるように比較的多量のフリッ
ト・ガラス110が一面134に塗布して設けられてい
る状態でそのフリット・ガラス110が溶融させられて
も、そのフリット・ガラス110はその一面134上に
保持される。また、前述のように、蓋部材108は、排
気穴106の幅寸法の5 〜10倍程度の十分に大きい幅寸
法に構成されているため、その幅方向すなわち気密容器
122の側端面138におけるスペーサ・ガラス76の
長手方向においてもフリット・ガラス110がはみ出す
ことが抑制される。したがって、気密容器122の側端
面138の凹凸が大きい場合にも、気密封止に十分な量
のフリット・ガラス110が、はみ出しに起因する外形
寸法の拡大を伴うことなく封止部分すなわち排気穴10
6の周縁に供給される。
嵌合部116が溶融させられたフリット・ガラス110
の流れ止めとして機能するため、その蓋部材108と気
密容器122の側端面138との間に十分な量のフリッ
ト・ガラス110が保持されると共に、気密容器122
の厚み方向においてその蓋部材108よりも外側にフリ
ット・ガラス110がはみ出すことが防止される。すな
わち、図10(b) に示されるように比較的多量のフリッ
ト・ガラス110が一面134に塗布して設けられてい
る状態でそのフリット・ガラス110が溶融させられて
も、そのフリット・ガラス110はその一面134上に
保持される。また、前述のように、蓋部材108は、排
気穴106の幅寸法の5 〜10倍程度の十分に大きい幅寸
法に構成されているため、その幅方向すなわち気密容器
122の側端面138におけるスペーサ・ガラス76の
長手方向においてもフリット・ガラス110がはみ出す
ことが抑制される。したがって、気密容器122の側端
面138の凹凸が大きい場合にも、気密封止に十分な量
のフリット・ガラス110が、はみ出しに起因する外形
寸法の拡大を伴うことなく封止部分すなわち排気穴10
6の周縁に供給される。
【0031】因みに、図2に示されるような円板状の蓋
部材46には流れ止めとして機能する部分が何ら存在し
ない。そのため、凹凸の大きい気密容器122の側端面
138に設けられている排気穴106を、その蓋部材4
6で閉塞しようとする場合には、図11に示されるよう
に多量のフリット・ガラス110を盛り上がるように蓋
部材46上に塗布して設ける必要があることから、上記
の加熱工程S6において溶融した際にフリット・ガラス
110がはみ出して封止部分への供給が不十分となり、
或いは、はみ出したフリット・ガラス110によって気
密容器122の外形寸法の拡大や加熱治具の汚損等が生
じ得る。
部材46には流れ止めとして機能する部分が何ら存在し
ない。そのため、凹凸の大きい気密容器122の側端面
138に設けられている排気穴106を、その蓋部材4
6で閉塞しようとする場合には、図11に示されるよう
に多量のフリット・ガラス110を盛り上がるように蓋
部材46上に塗布して設ける必要があることから、上記
の加熱工程S6において溶融した際にフリット・ガラス
110がはみ出して封止部分への供給が不十分となり、
或いは、はみ出したフリット・ガラス110によって気
密容器122の外形寸法の拡大や加熱治具の汚損等が生
じ得る。
【0032】前記のようにして蓋部材108が気密容器
122に密着させられた後、冷却工程S7においては、
ヒータ126、128による加熱を終了させて気密容器
122、蓋部材108、フリット・ガラス110を冷却
する。これにより、そのフリット・ガラス110が硬化
させられ、蓋部材108が排気穴106を閉塞した状態
で気密容器122に固着されて、その内部が高真空にな
った状態で気密封止される。
122に密着させられた後、冷却工程S7においては、
ヒータ126、128による加熱を終了させて気密容器
122、蓋部材108、フリット・ガラス110を冷却
する。これにより、そのフリット・ガラス110が硬化
させられ、蓋部材108が排気穴106を閉塞した状態
で気密容器122に固着されて、その内部が高真空にな
った状態で気密封止される。
【0033】ここで、本実施例においては、スペーサ・
ガラス76を貫通して設けられた排気穴106と、その
排気穴106を覆って閉塞するための平板状の閉塞部1
14とVFD70すなわち気密容器122の厚さ方向に
おけるその閉塞部114の両端部から気密容器122側
に向かって突設された嵌合部116とを備えてその嵌合
部116において気密容器122の外側に嵌め合わされ
た蓋部材108と、その蓋部材108をスペーサ・ガラ
ス76の外面に気密に固着するフリット・ガラス110
とを、含んで気密容器122の封止構造が構成される。
そのため、スペーサ・ガラス76に設けられた排気穴1
06は、そのスペーサ・ガラス76の外面にフリット・
ガラス110で気密に固着された蓋部材108に備えら
れる平板状の閉塞部114によって気密に塞がれる。こ
のとき、蓋部材108には、気密容器122の厚み方向
におけるその閉塞部114の両端部から突設された嵌合
部116が備えられてその嵌合部116が気密容器12
2の外側に嵌め合わされることから、その厚み方向にお
ける蓋部材108とスペーサ・ガラス76との相対位置
が確実に位置決めされている。しかも、気密容器122
の厚み方向においては、フリット・ガラス110がその
嵌合部116よりも外側に位置し得ないため、フリット
・ガラス110のはみ出しによる気密容器122の外形
寸法の拡大も好適に抑制される。したがって、外形寸法
の拡大を十分に抑制しつつスペーサ・ガラス76におい
て気密封止し得る気密容器122の封止構造が得られ
る。
ガラス76を貫通して設けられた排気穴106と、その
排気穴106を覆って閉塞するための平板状の閉塞部1
14とVFD70すなわち気密容器122の厚さ方向に
おけるその閉塞部114の両端部から気密容器122側
に向かって突設された嵌合部116とを備えてその嵌合
部116において気密容器122の外側に嵌め合わされ
た蓋部材108と、その蓋部材108をスペーサ・ガラ
ス76の外面に気密に固着するフリット・ガラス110
とを、含んで気密容器122の封止構造が構成される。
そのため、スペーサ・ガラス76に設けられた排気穴1
06は、そのスペーサ・ガラス76の外面にフリット・
ガラス110で気密に固着された蓋部材108に備えら
れる平板状の閉塞部114によって気密に塞がれる。こ
のとき、蓋部材108には、気密容器122の厚み方向
におけるその閉塞部114の両端部から突設された嵌合
部116が備えられてその嵌合部116が気密容器12
2の外側に嵌め合わされることから、その厚み方向にお
ける蓋部材108とスペーサ・ガラス76との相対位置
が確実に位置決めされている。しかも、気密容器122
の厚み方向においては、フリット・ガラス110がその
嵌合部116よりも外側に位置し得ないため、フリット
・ガラス110のはみ出しによる気密容器122の外形
寸法の拡大も好適に抑制される。したがって、外形寸法
の拡大を十分に抑制しつつスペーサ・ガラス76におい
て気密封止し得る気密容器122の封止構造が得られ
る。
【0034】また、本実施例においては、閉塞部114
から突設された嵌合部116の長さ寸法Lは、スペーサ
・ガラス76の厚さ寸法と略同等すなわちそれよりも1
(mm)程度だけ大きい寸法である。そのため、排気穴10
6が設けられた外面の短辺方向がスペーサ・ガラス76
の高さ方向と一致する平箱状の気密容器122におい
て、表示面として利用されるフロント・ガラス74の外
面に蓋部材108の嵌合部116が嵌め合わされても、
その嵌合部116の長さ寸法Lはスペーサ・ガラス76
の厚さ寸法よりも僅かに大きく、封着剤118の幅寸法
と同様にされていることから、嵌合部116が位置する
部分は、フロント・ガラス74の外面のうち、そのスペ
ーサ・ガラス76が存在することから何らの機能も果た
し得ない部分に過ぎない。したがって、気密容器122
の機能上の支障、すなわちVFD70の表示の部分的な
欠けや視野角の低下等を特に生じさせることなく、好適
な封止構造が得られる。
から突設された嵌合部116の長さ寸法Lは、スペーサ
・ガラス76の厚さ寸法と略同等すなわちそれよりも1
(mm)程度だけ大きい寸法である。そのため、排気穴10
6が設けられた外面の短辺方向がスペーサ・ガラス76
の高さ方向と一致する平箱状の気密容器122におい
て、表示面として利用されるフロント・ガラス74の外
面に蓋部材108の嵌合部116が嵌め合わされても、
その嵌合部116の長さ寸法Lはスペーサ・ガラス76
の厚さ寸法よりも僅かに大きく、封着剤118の幅寸法
と同様にされていることから、嵌合部116が位置する
部分は、フロント・ガラス74の外面のうち、そのスペ
ーサ・ガラス76が存在することから何らの機能も果た
し得ない部分に過ぎない。したがって、気密容器122
の機能上の支障、すなわちVFD70の表示の部分的な
欠けや視野角の低下等を特に生じさせることなく、好適
な封止構造が得られる。
【0035】また、本実施例においては、蓋部材108
は、厚さが0.2 〜0.3(mm) 程度の薄板状金属から曲成さ
れる。そのため、気密容器122の外側に固着されるそ
の蓋部材108による寸法拡大が一層抑制されることか
ら、外形寸法の拡大を一層抑制できる気密容器122の
封止構造が得られる。
は、厚さが0.2 〜0.3(mm) 程度の薄板状金属から曲成さ
れる。そのため、気密容器122の外側に固着されるそ
の蓋部材108による寸法拡大が一層抑制されることか
ら、外形寸法の拡大を一層抑制できる気密容器122の
封止構造が得られる。
【0036】また、本実施例においては、蓋部材108
は、排気穴106の幅寸法の5 〜10倍程度の十分に大き
い幅寸法Wに構成されているため、その幅方向すなわち
気密容器122の側端面138におけるスペーサ・ガラ
ス76の長手方向において、封止長さが十分に長く確保
される。そのため、一層高い気密性が得られる。
は、排気穴106の幅寸法の5 〜10倍程度の十分に大き
い幅寸法Wに構成されているため、その幅方向すなわち
気密容器122の側端面138におけるスペーサ・ガラ
ス76の長手方向において、封止長さが十分に長く確保
される。そのため、一層高い気密性が得られる。
【0037】また、本実施例においては、気密容器12
2を封止するに際しては、気密容器配置工程S2におい
て、スペーサ・ガラス76に排気穴106を有するその
気密容器122が真空チャンバ124内に配置され、蓋
部材配置工程S3において、平板状の閉塞部114とそ
の閉塞部114の周縁部から互いに略平行に突設された
一対の嵌合部116とを備えた蓋部材108が、真空チ
ャンバ124内に配置された気密容器122の排気穴1
06からその閉塞部114が所定距離d=1 〜2(mm) 程
度だけ隔てられ且つその嵌合部116の先端部がその気
密容器122にp=1 〜2(mm) 程度だけ嵌め合わされる
位置に、その閉塞部114のその排気穴106側の一面
134にフリット・ガラス110を塗布した状態で配置
された後、排気工程S4において前記排気穴106から
排気されると共に加熱工程S5においてフリット・ガラ
ス110が加熱溶融させられ、更に、押圧工程S6にお
いて、蓋部材108が閉塞部114が排気穴106に向
かうように気密容器122に向かって押圧される。その
ため、予め蓋部材108が嵌合部116の先端部におい
て気密容器122に嵌め合わされた状態で排気工程S4
乃至押圧工程S6が実施されることから、一対の嵌合部
116の一方から他方に向かう気密容器122の厚み方
向すなわち閉塞部114の面方向においては、その嵌合
部116と気密容器122との嵌め合いに基づき、それ
ら各工程中における蓋部材108と気密容器122との
相対位置が変化することが抑制されるため、スペーサ・
ガラス76に設けられた排気穴106が専らその閉塞部
114によって好適に気密封止される。しかも、加熱溶
融させられるフリット・ガラス110は、その嵌合部1
16が設けられている方向においてはそれよりも広がり
得ないため、フリット・ガラス110のはみ出しに起因
する気密容器122の外形寸法の拡大も抑制される。上
記により、気密容器122を封止するに際して、外形寸
法の拡大を十分に抑制しつつスペーサ・ガラス76にお
いて気密封止することができる。
2を封止するに際しては、気密容器配置工程S2におい
て、スペーサ・ガラス76に排気穴106を有するその
気密容器122が真空チャンバ124内に配置され、蓋
部材配置工程S3において、平板状の閉塞部114とそ
の閉塞部114の周縁部から互いに略平行に突設された
一対の嵌合部116とを備えた蓋部材108が、真空チ
ャンバ124内に配置された気密容器122の排気穴1
06からその閉塞部114が所定距離d=1 〜2(mm) 程
度だけ隔てられ且つその嵌合部116の先端部がその気
密容器122にp=1 〜2(mm) 程度だけ嵌め合わされる
位置に、その閉塞部114のその排気穴106側の一面
134にフリット・ガラス110を塗布した状態で配置
された後、排気工程S4において前記排気穴106から
排気されると共に加熱工程S5においてフリット・ガラ
ス110が加熱溶融させられ、更に、押圧工程S6にお
いて、蓋部材108が閉塞部114が排気穴106に向
かうように気密容器122に向かって押圧される。その
ため、予め蓋部材108が嵌合部116の先端部におい
て気密容器122に嵌め合わされた状態で排気工程S4
乃至押圧工程S6が実施されることから、一対の嵌合部
116の一方から他方に向かう気密容器122の厚み方
向すなわち閉塞部114の面方向においては、その嵌合
部116と気密容器122との嵌め合いに基づき、それ
ら各工程中における蓋部材108と気密容器122との
相対位置が変化することが抑制されるため、スペーサ・
ガラス76に設けられた排気穴106が専らその閉塞部
114によって好適に気密封止される。しかも、加熱溶
融させられるフリット・ガラス110は、その嵌合部1
16が設けられている方向においてはそれよりも広がり
得ないため、フリット・ガラス110のはみ出しに起因
する気密容器122の外形寸法の拡大も抑制される。上
記により、気密容器122を封止するに際して、外形寸
法の拡大を十分に抑制しつつスペーサ・ガラス76にお
いて気密封止することができる。
【0038】また、本実施例においては、気密封止をす
るに際して、前記図8に示されるように気密容器122
が真空チャンバ124内で立てて配置されるため、基板
72に設けられた排気穴44が下側に位置するように気
密容器を寝せて配置させる必要があるVFD26の封止
方法に比較して真空チャンバ124の利用効率が高めら
れ、一層多くのVFD70を同時に処理できるという利
点がある。
るに際して、前記図8に示されるように気密容器122
が真空チャンバ124内で立てて配置されるため、基板
72に設けられた排気穴44が下側に位置するように気
密容器を寝せて配置させる必要があるVFD26の封止
方法に比較して真空チャンバ124の利用効率が高めら
れ、一層多くのVFD70を同時に処理できるという利
点がある。
【0039】次に、本発明の他の実施例を説明する。な
お、以下の実施例において前述の実施例と共通する部分
は同一の符号を付して説明を省略する。
お、以下の実施例において前述の実施例と共通する部分
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0040】図12は、気密容器122の短辺側の端面
を一面が開放された平箱状の蓋部材140で気密封止し
たVFD142を示す斜視図である。本実施例において
は、前記図5に示されるものと同様な形状の欠落部11
2がスペーサ・ガラス76の短辺側に備えられて、その
短辺側に排気穴106が設けられている。また、蓋部材
140において、排気穴106を直接的に閉塞する閉塞
部114から略垂直に突設される嵌合部116は、その
閉塞部114の全周に備えられている。すなわち、互い
に平行な二対の嵌合部116が閉塞部114の互いに平
行な端縁から突設されている。この嵌合部116のう
ち、VFD142の厚さ方向における閉塞部114の両
端から伸びるものは、前記蓋部材108と同様に基板7
2およびフロント・ガラス74の外表面の一部を覆うよ
うに設けられているが、閉塞部114の他の両端から伸
びるものは、VFD142の側端面の端部を覆うように
設けられている。そのため、結果としてVFD142の
一辺が蓋部材140によって保護され或いは補強されて
いることから、蓋部材140は気密封止の機能に加えて
VFD142の破損を抑制する機能も備える。
を一面が開放された平箱状の蓋部材140で気密封止し
たVFD142を示す斜視図である。本実施例において
は、前記図5に示されるものと同様な形状の欠落部11
2がスペーサ・ガラス76の短辺側に備えられて、その
短辺側に排気穴106が設けられている。また、蓋部材
140において、排気穴106を直接的に閉塞する閉塞
部114から略垂直に突設される嵌合部116は、その
閉塞部114の全周に備えられている。すなわち、互い
に平行な二対の嵌合部116が閉塞部114の互いに平
行な端縁から突設されている。この嵌合部116のう
ち、VFD142の厚さ方向における閉塞部114の両
端から伸びるものは、前記蓋部材108と同様に基板7
2およびフロント・ガラス74の外表面の一部を覆うよ
うに設けられているが、閉塞部114の他の両端から伸
びるものは、VFD142の側端面の端部を覆うように
設けられている。そのため、結果としてVFD142の
一辺が蓋部材140によって保護され或いは補強されて
いることから、蓋部材140は気密封止の機能に加えて
VFD142の破損を抑制する機能も備える。
【0041】上記の蓋部材140の形成方法は蓋部材1
08と略同様である。すなわち、例えば図13(a) 、
(b) に示されるように、二対、4つの嵌合部116を展
開した平板状の状態でガラス・ペースト136を厚膜ス
クリーン印刷法等によって塗布し、乾燥後、金型による
折り曲げ加工により直角に折り曲げられて嵌合部116
を立体的に組み立てることで蓋部材140が形成され
る。このとき、相互に隣接する嵌合部116の辺のうち
折り曲げ加工によって突き合わされるもの相互間には何
ら接合処理が施されていないが、封止工程においてフリ
ット・ガラス110がその突き合わせ部分にも広がるた
め、気密容器122の気密性は十分に確保される。な
お、このように平箱状に形成された結果、本実施例の蓋
部材140によれば、封止工程中において、フリット・
ガラス110の流動延いてははみ出しが何れの方向にお
いても抑制されることとなるため、外形寸法を拡大する
ことなく一層気密性が高められるという利点もある。ま
た、本実施例から明らかなように、排気穴106を設け
る位置は気密容器122の側端面138であればその位
置は任意である。
08と略同様である。すなわち、例えば図13(a) 、
(b) に示されるように、二対、4つの嵌合部116を展
開した平板状の状態でガラス・ペースト136を厚膜ス
クリーン印刷法等によって塗布し、乾燥後、金型による
折り曲げ加工により直角に折り曲げられて嵌合部116
を立体的に組み立てることで蓋部材140が形成され
る。このとき、相互に隣接する嵌合部116の辺のうち
折り曲げ加工によって突き合わされるもの相互間には何
ら接合処理が施されていないが、封止工程においてフリ
ット・ガラス110がその突き合わせ部分にも広がるた
め、気密容器122の気密性は十分に確保される。な
お、このように平箱状に形成された結果、本実施例の蓋
部材140によれば、封止工程中において、フリット・
ガラス110の流動延いてははみ出しが何れの方向にお
いても抑制されることとなるため、外形寸法を拡大する
ことなく一層気密性が高められるという利点もある。ま
た、本実施例から明らかなように、排気穴106を設け
る位置は気密容器122の側端面138であればその位
置は任意である。
【0042】図14に示される実施例の蓋部材144で
は、その閉塞部114から略直角に折り曲げられること
により突設された嵌合部116が、先端部に向かうに従
って互いに離隔するように開いて形成されている。この
蓋部材144によれば、気密容器122を封止するに際
して蓋部材144をその気密容器122側に相対移動さ
せると、その気密容器122の基板72およびフロント
・ガラス74の表面に対して傾斜した嵌合部116に沿
ってその側端面138が案内される。そのため、前記の
蓋部材配置工程S3における位置合わせが容易になると
いう利点がある。なお、嵌合部116の先端側の開きの
大きさは、VFD70等の気密容器122の厚み寸法の
拡大が許容される比較的小さな範囲に留めることが望ま
しい。
は、その閉塞部114から略直角に折り曲げられること
により突設された嵌合部116が、先端部に向かうに従
って互いに離隔するように開いて形成されている。この
蓋部材144によれば、気密容器122を封止するに際
して蓋部材144をその気密容器122側に相対移動さ
せると、その気密容器122の基板72およびフロント
・ガラス74の表面に対して傾斜した嵌合部116に沿
ってその側端面138が案内される。そのため、前記の
蓋部材配置工程S3における位置合わせが容易になると
いう利点がある。なお、嵌合部116の先端側の開きの
大きさは、VFD70等の気密容器122の厚み寸法の
拡大が許容される比較的小さな範囲に留めることが望ま
しい。
【0043】図15に示される蓋部材146において
は、一対の嵌合部116は閉塞部114に対して略垂直
に、すなわち互いに略平行に設けられているが、その先
端部の僅かな長さの部分は滑らかな曲面を以て互いに離
隔する方向に開いている。そのため、本実施例において
も、蓋部材配置工程S3において蓋部材146の嵌合部
116の先端を気密容器122に嵌め合わせるに際し
て、位置合わせが容易になるという利点がある。
は、一対の嵌合部116は閉塞部114に対して略垂直
に、すなわち互いに略平行に設けられているが、その先
端部の僅かな長さの部分は滑らかな曲面を以て互いに離
隔する方向に開いている。そのため、本実施例において
も、蓋部材配置工程S3において蓋部材146の嵌合部
116の先端を気密容器122に嵌め合わせるに際し
て、位置合わせが容易になるという利点がある。
【0044】図16に示される実施例の蓋部材148で
は、その閉塞部114の一対の長辺から相対的に長い一
対の嵌合部116が互いに平行に突設されると共に、相
対的に短い一対の突設片150が矩形の閉塞部114の
残る一対の短辺から突設されている。そのため、本実施
例においては、気密容器122を封止するに際して、相
対的に長い嵌合部116が、前記図8(b-1) 、(b-2) に
示されるように、その先端部を予め気密容器122に嵌
め合わされて位置決めする機能を有する一方、相対的に
短い突設片150は、専ら溶融させられたフリット・ガ
ラス110の流れ止めの機能だけを有する。したがっ
て、突設片150の長さSだけ気密容器122の外形寸
法が拡大されることとなるが、その拡大量は排気管16
が用いられる場合に比較すれば十分に小さいことから問
題とならず、却って封止に寄与するフリット・ガラス1
10の量を一層多くできて気密性を一層高めることがで
きる利点がある。
は、その閉塞部114の一対の長辺から相対的に長い一
対の嵌合部116が互いに平行に突設されると共に、相
対的に短い一対の突設片150が矩形の閉塞部114の
残る一対の短辺から突設されている。そのため、本実施
例においては、気密容器122を封止するに際して、相
対的に長い嵌合部116が、前記図8(b-1) 、(b-2) に
示されるように、その先端部を予め気密容器122に嵌
め合わされて位置決めする機能を有する一方、相対的に
短い突設片150は、専ら溶融させられたフリット・ガ
ラス110の流れ止めの機能だけを有する。したがっ
て、突設片150の長さSだけ気密容器122の外形寸
法が拡大されることとなるが、その拡大量は排気管16
が用いられる場合に比較すれば十分に小さいことから問
題とならず、却って封止に寄与するフリット・ガラス1
10の量を一層多くできて気密性を一層高めることがで
きる利点がある。
【0045】以上、本発明の一実施例を図面を参照して
詳細に説明したが、本発明は、更に別の態様でも実施さ
れる。
詳細に説明したが、本発明は、更に別の態様でも実施さ
れる。
【0046】例えば、実施例においては、本発明がVF
D70、142等の封止構造に適用された場合について
説明したが、本発明は、排気穴44を備えてそれが気密
封止される気密容器であれば、図1に示されるような平
面型蛍光灯10等の平面型放電灯、平面型画像表示装置
として用いられるPDPやFED等の発光体の外囲器等
を構成する種々の気密容器に適用される。また、気密容
器の形状は長手平箱状に限られず、平板部が円形或いは
種々の多角形とされた場合や、基板72の2辺の寸法に
比較してスペーサ・ガラス76の高さ寸法が十分に大き
い角筒状等を成す場合にも同様に適用され得る。
D70、142等の封止構造に適用された場合について
説明したが、本発明は、排気穴44を備えてそれが気密
封止される気密容器であれば、図1に示されるような平
面型蛍光灯10等の平面型放電灯、平面型画像表示装置
として用いられるPDPやFED等の発光体の外囲器等
を構成する種々の気密容器に適用される。また、気密容
器の形状は長手平箱状に限られず、平板部が円形或いは
種々の多角形とされた場合や、基板72の2辺の寸法に
比較してスペーサ・ガラス76の高さ寸法が十分に大き
い角筒状等を成す場合にも同様に適用され得る。
【0047】また、実施例においては、セラミックスや
ガラス、琺瑯等から構成される気密容器122に本発明
が適用されていたが、気密容器122の構成材料は適宜
変更され、金属製等の気密容器にも本発明は同様に適用
され得る。
ガラス、琺瑯等から構成される気密容器122に本発明
が適用されていたが、気密容器122の構成材料は適宜
変更され、金属製等の気密容器にも本発明は同様に適用
され得る。
【0048】また、実施例においては、基板72、フロ
ント・ガラス74、およびスペーサ・ガラス76等が相
互に別体で構成されていたが、例えば、基板72および
フロント・ガラス74の一方とスペーサ・ガラス76と
が一体的に形成され、それに基板72およびフロント・
ガラス74の他方が封着された気密容器122にも本発
明は同様に適用される。
ント・ガラス74、およびスペーサ・ガラス76等が相
互に別体で構成されていたが、例えば、基板72および
フロント・ガラス74の一方とスペーサ・ガラス76と
が一体的に形成され、それに基板72およびフロント・
ガラス74の他方が封着された気密容器122にも本発
明は同様に適用される。
【0049】また、実施例においては、スペーサ・ガラ
ス76の一部が全高に亘って欠落させられることによっ
て、その高さ寸法に等しい高さとその欠落部112の幅
寸法に等しい幅寸法とを有する排気穴106が備えられ
ていたが、スペーサ・ガラス76の高さ方向の一部が欠
落させられた欠落部112が設けられることにより、排
気穴106の高さ寸法がその高さ寸法よりも小さくされ
ていてもよい。また、欠落部112の幅寸法は、実施例
で示した1(mm) 程度に限定されず、適当な排気コンダク
タンスおよび気密性が得られる範囲で適宜変更される。
ス76の一部が全高に亘って欠落させられることによっ
て、その高さ寸法に等しい高さとその欠落部112の幅
寸法に等しい幅寸法とを有する排気穴106が備えられ
ていたが、スペーサ・ガラス76の高さ方向の一部が欠
落させられた欠落部112が設けられることにより、排
気穴106の高さ寸法がその高さ寸法よりも小さくされ
ていてもよい。また、欠落部112の幅寸法は、実施例
で示した1(mm) 程度に限定されず、適当な排気コンダク
タンスおよび気密性が得られる範囲で適宜変更される。
【0050】また、実施例においては、蓋部材108等
が0.2 〜0.3(mm) 程度の厚さの426合金で幅5 〜10(m
m)程度、嵌合部116の長さが3(mm) 程度の寸法に構成
されて、折り曲げ加工で成形されていたが、その厚さや
材質、各部の寸法等は気密容器122の用途や要求され
る外形寸法、気密性等に応じて適宜変更され、琺瑯、セ
ラミックスやガラス等から蓋部材を構成することもでき
る。また、折り曲げ加工に代えてプレス加工等で蓋部材
108等を成形してもよい。
が0.2 〜0.3(mm) 程度の厚さの426合金で幅5 〜10(m
m)程度、嵌合部116の長さが3(mm) 程度の寸法に構成
されて、折り曲げ加工で成形されていたが、その厚さや
材質、各部の寸法等は気密容器122の用途や要求され
る外形寸法、気密性等に応じて適宜変更され、琺瑯、セ
ラミックスやガラス等から蓋部材を構成することもでき
る。また、折り曲げ加工に代えてプレス加工等で蓋部材
108等を成形してもよい。
【0051】また、実施例においては、気密容器122
を封止するに際して蓋部材108をその気密容器122
に向かって移動させたが、相対移動して気密容器122
の排気穴106を閉塞すべき所定位置に蓋部材108等
が押圧させられるのであれば、気密容器122と蓋部材
108の何れを移動させても、或いは両方を移動させて
も差し支えない。
を封止するに際して蓋部材108をその気密容器122
に向かって移動させたが、相対移動して気密容器122
の排気穴106を閉塞すべき所定位置に蓋部材108等
が押圧させられるのであれば、気密容器122と蓋部材
108の何れを移動させても、或いは両方を移動させて
も差し支えない。
【0052】また、実施例においては、蓋部材108等
の内面134の略全面にガラス・ペースト134が塗布
されていたが、嵌合部116への塗布は必ずしも為され
なくともよい。但し、気密性を高めるためには、略全面
に塗布することが好ましい。
の内面134の略全面にガラス・ペースト134が塗布
されていたが、嵌合部116への塗布は必ずしも為され
なくともよい。但し、気密性を高めるためには、略全面
に塗布することが好ましい。
【0053】また、実施例においては、蓋部材108等
を気密容器122に固着し且つ気密封止するためのフリ
ット・ガラス110が、その蓋部材108等の一面13
4に塗設されていたが、反対に気密容器122の側端面
138に塗設してもよい。なお、このようにする場合に
は、溶融したフリット・ガラス110が落ちないよう
に、その塗布面すなわち側端面138を上側に位置させ
て図8(b-1) 、(b-2) とは上下を反対に配置することが
望ましい。
を気密容器122に固着し且つ気密封止するためのフリ
ット・ガラス110が、その蓋部材108等の一面13
4に塗設されていたが、反対に気密容器122の側端面
138に塗設してもよい。なお、このようにする場合に
は、溶融したフリット・ガラス110が落ちないよう
に、その塗布面すなわち側端面138を上側に位置させ
て図8(b-1) 、(b-2) とは上下を反対に配置することが
望ましい。
【0054】また、実施例においては、加熱工程S5
は、排気工程S4における排気が実質的に終了した後に
開始されていたが、加熱工程S5は、排気工程S4と同
時に、或いはそれよりも先に開始されてもよい。但し、
溶融させられたフリット・ガラス110の流動を可及的
に少なくするためには、溶融後速やかに押圧工程S6を
実施することが望ましい。したがって、加熱に必要な時
間と排気に必要な時間との長さの差を考慮して、気密容
器122内の真空度が所定値に達して実質的に排気が終
了した後に、フリット・ガラス110が溶融させられる
ように加熱工程S5の開始時期を設定する必要があるた
め、排気工程S4の終了後に加熱工程S5を開始するこ
とが装置の取扱いを容易にする上で好ましい。
は、排気工程S4における排気が実質的に終了した後に
開始されていたが、加熱工程S5は、排気工程S4と同
時に、或いはそれよりも先に開始されてもよい。但し、
溶融させられたフリット・ガラス110の流動を可及的
に少なくするためには、溶融後速やかに押圧工程S6を
実施することが望ましい。したがって、加熱に必要な時
間と排気に必要な時間との長さの差を考慮して、気密容
器122内の真空度が所定値に達して実質的に排気が終
了した後に、フリット・ガラス110が溶融させられる
ように加熱工程S5の開始時期を設定する必要があるた
め、排気工程S4の終了後に加熱工程S5を開始するこ
とが装置の取扱いを容易にする上で好ましい。
【0055】その他、一々例示はしないが、本発明はそ
の主旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものであ
る。
の主旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものであ
る。
【図1】(a) は従来の平面型蛍光灯の封止構造を説明す
る一部切り欠き斜視図であり、(b) は(a) におけるb−
b視断面の要部を示す拡大図である。
る一部切り欠き斜視図であり、(b) は(a) におけるb−
b視断面の要部を示す拡大図である。
【図2】(a) は従来の蛍光表示管の封止構造を説明する
斜視図であり、(b) は(a) におけるb−b視断面図であ
る。
斜視図であり、(b) は(a) におけるb−b視断面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例の蛍光表示管の構成を示す斜
視図である。
視図である。
【図4】図3の蛍光表示管の断面図である。
【図5】図3の蛍光表示管に用いられているスペーサ・
ガラスを示す図である。
ガラスを示す図である。
【図6】図3の蛍光表示管を気密封止する蓋部材を示す
図である。
図である。
【図7】図3の蛍光表示管の封止方法を説明する工程図
である。
である。
【図8】(a) は図7の組立工程において組み立てられた
気密容器を示す図であり、(b-1) は図7の工程において
真空チャンバ内に気密容器および蓋部材が配置された状
態を示す図であり、(b-2) は(b-1) におけるII−II視断
面を示す図である。
気密容器を示す図であり、(b-1) は図7の工程において
真空チャンバ内に気密容器および蓋部材が配置された状
態を示す図であり、(b-2) は(b-1) におけるII−II視断
面を示す図である。
【図9】図8において気密容器と蓋部材の位置関係を拡
大して詳細に示す図である。
大して詳細に示す図である。
【図10】(a) 、(b) は蓋部材の形成方法を説明する図
である。
である。
【図11】従来の円板状の蓋部材を側面封止に適用する
場合の概念図である。
場合の概念図である。
【図12】本発明の他の実施例の封止構造を説明する図
である。
である。
【図13】(a) 、(b) は図12の封止構造に適用される
蓋部材の形成方法を説明する図である。
蓋部材の形成方法を説明する図である。
【図14】蓋部材の更に他の例を説明する図である。
【図15】蓋部材の更に他の例を説明する図である。
【図16】蓋部材の更に他の例を説明する図である。
70:VFD(気密容器) 72:基板、74:フロント・ガラス(一対の平行平板
部) 76:スペーサ・ガラス(周壁部) 106:排気穴 108:蓋部材(封止部材) 110:フリット・ガラス(封止材料) 114:閉塞部 116:嵌合部 122:気密容器
部) 76:スペーサ・ガラス(周壁部) 106:排気穴 108:蓋部材(封止部材) 110:フリット・ガラス(封止材料) 114:閉塞部 116:嵌合部 122:気密容器
Claims (5)
- 【請求項1】 所定の間隔を以て設けられて一対の平行
平板部と該一対の平行平板部の周縁部に沿って設けられ
た周壁部とを備えた気密容器において、容器内部から排
気すると共に封止するための封止構造であって、 前記周壁部に前記容器内部側の内面から外部空間側の外
面まで貫通して設けられた排気穴と、 該排気穴を覆ってこれを閉塞するための平板状の閉塞部
と、少なくとも該排気穴が設けられた前記外面の短辺方
向における該閉塞部の両端部から前記気密容器側に向か
って突設された嵌合部とを備え、該嵌合部において該気
密容器の外側に嵌め合わされた封止部材と、 該封止部材を前記周壁部の外面に気密に固着する封止材
料層とを、含むことを特徴とする気密容器の封止構造。 - 【請求項2】 前記外面の短辺方向は前記一対の平行平
板部の一方から他方に向かう前記周壁部の高さ方向であ
り、前記閉塞部から前記気密容器側に向かう方向におけ
る前記嵌合部の長さ寸法は、該一対の平行平板部の面方
向に沿った方向における該周壁部の厚さ寸法と略同等以
下の大きさである請求項1の気密容器の封止構造。 - 【請求項3】 前記気密容器は、内部に発光源を備えて
前記一対の平行平板部の少なくとも一方から光を射出す
るものである請求項1または2の気密容器の封止構造。 - 【請求項4】 前記封止部材は、薄板状金属から曲げ成
形されたものである請求項1乃至3の何れかの気密容器
の封止構造。 - 【請求項5】 所定の間隔を以て設けられて一対の平行
平板部と該一対の平行平板部の周縁部に沿って設けられ
た周壁部とを備えた気密容器において、容器内部から排
気すると共に封止する方法であって、 前記周壁部に前記容器内部側の内面から外部空間側の外
面まで貫通して設けられた排気穴を有する前記気密容器
を真空容器内に配置する気密容器配置工程と、 平板状の閉塞部と該閉塞部の周縁部から互いに略平行に
突設された一対の嵌合部とを備えた封止部材を、前記真
空容器内に配置された前記気密容器の前記排気穴から該
閉塞部が所定距離隔てられ且つ該嵌合部の先端部が該気
密容器に嵌め合わされる位置に、少なくとも該閉塞部の
該排気穴側の一面に所定の封止材料を塗布した状態で配
置する封止部材配置工程と、 該封止部材配置工程の後に、前記真空容器内において前
記排気穴から排気する排気工程と、 該封止部材配置工程の後に、前記真空容器内において前
記所定の封止材料を加熱して溶融させる加熱工程と、 該排気工程および該加熱工程の後に、前記真空容器内に
おいて前記封止部材を前記閉塞部が前記排気穴に向かわ
せられるように前記気密容器に向かって押圧する押圧工
程とを、含むことを特徴とする気密容器の封止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9306839A JPH11143394A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 気密容器の封止構造および気密容器の封止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9306839A JPH11143394A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 気密容器の封止構造および気密容器の封止方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11143394A true JPH11143394A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=17961886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9306839A Pending JPH11143394A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 気密容器の封止構造および気密容器の封止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11143394A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020056002A (ko) * | 2000-12-29 | 2002-07-10 | 엘지전자 주식회사 | 전계방출 표시장치와 그의 배기 및 실링 방법 |
-
1997
- 1997-11-10 JP JP9306839A patent/JPH11143394A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020056002A (ko) * | 2000-12-29 | 2002-07-10 | 엘지전자 주식회사 | 전계방출 표시장치와 그의 배기 및 실링 방법 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2570697Y2 (ja) | 真空電子装置およびその外囲器 | |
| US6129603A (en) | Low temperature glass frit sealing for thin computer displays | |
| US3743879A (en) | Cold cathode display panel having a multiplicity of gas cells | |
| US7095169B2 (en) | Flat panel display device | |
| KR100767904B1 (ko) | 화상표시장치 | |
| US6787982B2 (en) | Side bar for flat panel display device, manufacturing method thereof, and flat panel display device having side bar | |
| JPH0822785A (ja) | フラット形表示装置及びその製造方法 | |
| JPH1021829A (ja) | 真空気密容器の製造方法 | |
| US7446467B2 (en) | Image display apparatus with particular ion pump location | |
| KR100256105B1 (ko) | 겟터 지지구 | |
| JPH11143394A (ja) | 気密容器の封止構造および気密容器の封止方法 | |
| JP2002072921A (ja) | 表示パネルおよびその製造方法 | |
| EP1460608A1 (en) | Image display device and its manufacturing mathod | |
| JP2003308797A (ja) | ゲート電極構造体および電極構造体の製造方法 | |
| JP3108983B2 (ja) | 表示装置用容器 | |
| US7408298B2 (en) | Image display device | |
| KR100603271B1 (ko) | 플라즈마 디스플레이 패널의 플라즈마 방전가스 주입방법 | |
| JPH07130304A (ja) | 平面型画像表示装置 | |
| JPH103850A (ja) | 真空気密容器 | |
| KR100465733B1 (ko) | Fed제조 공정중 진공 페키징 방법 및 그에 따른 패널 구조 | |
| KR20010039290A (ko) | 평판 표시소자 제작을 위한 인라인 방식의 봉착 및 배기, 그리고 개스 주입 및 봉입 방법과 그 장치 | |
| EP0811234B1 (en) | Method of manufacturing a thin-type display device having a window frame | |
| JP2006107888A (ja) | 平面形放電ランプ | |
| JPH09306394A (ja) | 電界放出形表示装置 | |
| KR20010091313A (ko) | 플라즈마 디스플레이 패널의 격벽 및 이를 이용한플라즈마 디스플레이 패널의 제조방법 |