JPH1114353A - 傾斜センサの補正装置 - Google Patents
傾斜センサの補正装置Info
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- JPH1114353A JPH1114353A JP16906297A JP16906297A JPH1114353A JP H1114353 A JPH1114353 A JP H1114353A JP 16906297 A JP16906297 A JP 16906297A JP 16906297 A JP16906297 A JP 16906297A JP H1114353 A JPH1114353 A JP H1114353A
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Landscapes
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 傾斜センサの入出力特性を考慮して加速度の
影響を除去し、正確且つ信頼性の高い傾斜値を得る。 【解決手段】 車輪回転センサによって検出される車速
を一次微分して加速度を求め、この加速度を数値モデル
Gに入力したときの出力、すなわち傾斜センサの出力に
含まれる加速度による外乱成分を計算する。そして、こ
の外乱成分を傾斜センサの出力から差し引き、傾斜成分
のみを抽出して真の傾斜値として採用することで、傾斜
センサの入出力特性を含めた加速度補正によって正確且
つ信頼性の高い傾斜値を得ることができ、車両の走行制
御システムにおける制御性を向上することができる。
影響を除去し、正確且つ信頼性の高い傾斜値を得る。 【解決手段】 車輪回転センサによって検出される車速
を一次微分して加速度を求め、この加速度を数値モデル
Gに入力したときの出力、すなわち傾斜センサの出力に
含まれる加速度による外乱成分を計算する。そして、こ
の外乱成分を傾斜センサの出力から差し引き、傾斜成分
のみを抽出して真の傾斜値として採用することで、傾斜
センサの入出力特性を含めた加速度補正によって正確且
つ信頼性の高い傾斜値を得ることができ、車両の走行制
御システムにおける制御性を向上することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載した傾
斜センサに対する加速度の影響を除去する傾斜センサの
補正装置に関する。
斜センサに対する加速度の影響を除去する傾斜センサの
補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のナビゲーションシステム
や無人で自律走行する自律走行車の自律走行制御システ
ムでは、傾斜センサを搭載して路面勾配を検出するよう
にしており、特公昭60−49914号公報に開示され
ているように、路面勾配に応じた走行距離の補正を行っ
て自車両位置を測位している。また、進行方位を2軸型
の地磁気センサで検出するシステムでは、路面勾配によ
って地磁気センサが地磁気ベクトルの水平成分以外の他
の成分を検出することで生じる方位検出誤差を、傾斜セ
ンサの出力に基づいて補正するようにしている。
や無人で自律走行する自律走行車の自律走行制御システ
ムでは、傾斜センサを搭載して路面勾配を検出するよう
にしており、特公昭60−49914号公報に開示され
ているように、路面勾配に応じた走行距離の補正を行っ
て自車両位置を測位している。また、進行方位を2軸型
の地磁気センサで検出するシステムでは、路面勾配によ
って地磁気センサが地磁気ベクトルの水平成分以外の他
の成分を検出することで生じる方位検出誤差を、傾斜セ
ンサの出力に基づいて補正するようにしている。
【0003】この場合、傾斜センサは、一般に、重力に
よる変位を傾斜値に換算する方式のものが多く、本質的
に加速度を検出してしまい、車両の発進・停止に伴う加
減速時等に、傾斜センサの出力には加速度による外乱成
分が含まれてしまう。従って、正確な傾斜値を得るため
には、車両の加速度を検出し、傾斜センサの出力から差
し引くことによって傾斜成分のみを取り出す等の対策が
必要となる。
よる変位を傾斜値に換算する方式のものが多く、本質的
に加速度を検出してしまい、車両の発進・停止に伴う加
減速時等に、傾斜センサの出力には加速度による外乱成
分が含まれてしまう。従って、正確な傾斜値を得るため
には、車両の加速度を検出し、傾斜センサの出力から差
し引くことによって傾斜成分のみを取り出す等の対策が
必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両の
加速度を検出して傾斜センサの出力から差し引く場合に
は、傾斜センサの伝達関数が1であることが前提であ
り、振り子、ダンパ、オイル等の低速・鈍重な機械的構
成要素を有する傾斜センサ等のように、一般に、伝達関
数が1である傾斜センサは極めて希である。
加速度を検出して傾斜センサの出力から差し引く場合に
は、傾斜センサの伝達関数が1であることが前提であ
り、振り子、ダンパ、オイル等の低速・鈍重な機械的構
成要素を有する傾斜センサ等のように、一般に、伝達関
数が1である傾斜センサは極めて希である。
【0005】このため、傾斜センサの入出力特性を考慮
せず、傾斜センサの伝達関数を1と暗黙に仮定して上述
の差し引き演算を行うと、得られる傾斜値には必ず誤差
が含まれているといっても過言でなく、特に、速い制御
系の場合、大きな誤差となる虞がある。
せず、傾斜センサの伝達関数を1と暗黙に仮定して上述
の差し引き演算を行うと、得られる傾斜値には必ず誤差
が含まれているといっても過言でなく、特に、速い制御
系の場合、大きな誤差となる虞がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、傾斜センサの入出力特性を考慮して加速度の影響を
除去し、正確且つ信頼性の高い傾斜値を得ることのでき
る傾斜センサの補正装置を提供することを目的としてい
る。
で、傾斜センサの入出力特性を考慮して加速度の影響を
除去し、正確且つ信頼性の高い傾斜値を得ることのでき
る傾斜センサの補正装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
車両に搭載した傾斜センサに対する加速度の影響を除去
し、真の傾斜値を求める傾斜センサの補正装置であっ
て、上記傾斜センサの入出力特性に基づいて決定した数
値モデルに、上記車両の加速度を入力し、その出力値を
算出する手段と、上記傾斜センサの実際の出力値から上
記数値モデルの出力値を差し引いて上記車両の加速度に
よる外乱成分を除去し、傾斜成分のみを抽出する手段と
を備えたことを特徴とする。
車両に搭載した傾斜センサに対する加速度の影響を除去
し、真の傾斜値を求める傾斜センサの補正装置であっ
て、上記傾斜センサの入出力特性に基づいて決定した数
値モデルに、上記車両の加速度を入力し、その出力値を
算出する手段と、上記傾斜センサの実際の出力値から上
記数値モデルの出力値を差し引いて上記車両の加速度に
よる外乱成分を除去し、傾斜成分のみを抽出する手段と
を備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記数値モデルを、遅れ要素を含む伝達関
数とすることを特徴とする。
明において、上記数値モデルを、遅れ要素を含む伝達関
数とすることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発明において、上記加速度を、上記車両に
備えた車輪回転センサからの出力に基づいて算出するこ
とを特徴とする。
求項2記載の発明において、上記加速度を、上記車両に
備えた車輪回転センサからの出力に基づいて算出するこ
とを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発明において、上記加速度を、上記車両に
搭載した斜板式ピストンポンプ・モータによる静油圧無
段変速装置の斜板角を検出するセンサからの出力に基づ
いて算出することを特徴とする。
求項2記載の発明において、上記加速度を、上記車両に
搭載した斜板式ピストンポンプ・モータによる静油圧無
段変速装置の斜板角を検出するセンサからの出力に基づ
いて算出することを特徴とする。
【0011】すなわち、本発明では、傾斜センサの入出
力特性に基づいて決定した数値モデルに車両の加速度を
入力し、その出力値を傾斜センサの実際の出力値から差
し引くことで車両の加速度による外乱成分を除去し、傾
斜成分のみを抽出して真の傾斜値を得る。
力特性に基づいて決定した数値モデルに車両の加速度を
入力し、その出力値を傾斜センサの実際の出力値から差
し引くことで車両の加速度による外乱成分を除去し、傾
斜成分のみを抽出して真の傾斜値を得る。
【0012】その際、傾斜センサの数値モデルを、傾斜
センサの入出力をラプラス変換することで得られる伝達
関数とすることで、入出力特性の計測によって遅れ要素
を含む系を容易に扱うことができる。また、車輪回転セ
ンサを備えた車両では、車輪回転センサの出力に基づい
て加速度を算出することができ、斜板式ピストンポンプ
・モータによる静油圧無段変速装置を搭載した車両で
は、斜板式ピストンポンプ・モータの斜板角を検出する
センサからの出力に基づいて加速度を算出することがで
きる。
センサの入出力をラプラス変換することで得られる伝達
関数とすることで、入出力特性の計測によって遅れ要素
を含む系を容易に扱うことができる。また、車輪回転セ
ンサを備えた車両では、車輪回転センサの出力に基づい
て加速度を算出することができ、斜板式ピストンポンプ
・モータによる静油圧無段変速装置を搭載した車両で
は、斜板式ピストンポンプ・モータの斜板角を検出する
センサからの出力に基づいて加速度を算出することがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図5は本発明の実施の第1
形態に係わり、図1は傾斜センサの出力補正を示すブロ
ック図、図2は自律走行車の概略構成図、図3は傾斜セ
ンサの出力補正ルーチンを示すフローチャート、図4は
2次振動系のブロック図、図5は2次振動系の伝達関数
による出力値算出ルーチンを示すフローチャートであ
る。
施の形態を説明する。図1〜図5は本発明の実施の第1
形態に係わり、図1は傾斜センサの出力補正を示すブロ
ック図、図2は自律走行車の概略構成図、図3は傾斜セ
ンサの出力補正ルーチンを示すフローチャート、図4は
2次振動系のブロック図、図5は2次振動系の伝達関数
による出力値算出ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【0014】図2において、符号1は、例えばゴルフ場
等の草・芝刈作業を行なう芝刈作業車等の無人で自走可
能な自律走行車を示し、図示しない操舵系によって操舵
される操舵輪6側に搭載されたエンジン2に、プロペラ
シャフト3を介して駆動輪5側に搭載されたトランスミ
ッション4が連結され、エンジン駆動によって自律走行
するようになっている。
等の草・芝刈作業を行なう芝刈作業車等の無人で自走可
能な自律走行車を示し、図示しない操舵系によって操舵
される操舵輪6側に搭載されたエンジン2に、プロペラ
シャフト3を介して駆動輪5側に搭載されたトランスミ
ッション4が連結され、エンジン駆動によって自律走行
するようになっている。
【0015】また、上記自律走行車1には、自律走行を
制御するマイクロコンピュータ等からなるコントローラ
10が搭載されており、このコントローラ10には、車
速を検出するため上記駆動輪5の車軸に取り付けられた
車輪回転センサ7、車体の傾斜角を検出するため車体の
略中央に設置された傾斜センサ8、その他、2軸型地磁
気センサ等の図示しないセンサ類、アクチュエータ類が
接続されている。
制御するマイクロコンピュータ等からなるコントローラ
10が搭載されており、このコントローラ10には、車
速を検出するため上記駆動輪5の車軸に取り付けられた
車輪回転センサ7、車体の傾斜角を検出するため車体の
略中央に設置された傾斜センサ8、その他、2軸型地磁
気センサ等の図示しないセンサ類、アクチュエータ類が
接続されている。
【0016】上記コントローラ10による自律走行で
は、自車両の現在位置を測位することが重要であり、こ
の自車両位置の測位は、上記車輪回転センサ7によって
検出される車速を積分して走行距離を求め、図示しない
2軸型地磁気センサによって検出した走行方向の変化に
対応させて累積し、基準地点からの走行履歴を算出する
ことで行われる。その際、上記コントローラ10では、
走行路面の勾配に基づき、走行距離を補正するととも
に、2軸型地磁気センサが地磁気ベクトルの水平成分以
外の他の成分を検出して生じる方位検出誤差を補正す
る。
は、自車両の現在位置を測位することが重要であり、こ
の自車両位置の測位は、上記車輪回転センサ7によって
検出される車速を積分して走行距離を求め、図示しない
2軸型地磁気センサによって検出した走行方向の変化に
対応させて累積し、基準地点からの走行履歴を算出する
ことで行われる。その際、上記コントローラ10では、
走行路面の勾配に基づき、走行距離を補正するととも
に、2軸型地磁気センサが地磁気ベクトルの水平成分以
外の他の成分を検出して生じる方位検出誤差を補正す
る。
【0017】尚、2軸型の地磁気センサに対する傾斜補
正については、先に本出願人によって提出された特願平
8−143123号に詳述されている。
正については、先に本出願人によって提出された特願平
8−143123号に詳述されている。
【0018】上記走行路面の勾配は上記傾斜センサ8に
よって検出できるが、この傾斜センサ8では、車両の発
進・停止時等に加速度を検知してしまい、その出力信号
に加速度による外乱成分が含まれてしまう。このため、
上記コントローラ10には、上記傾斜センサ8の入出力
特性をモデル化した数値モデルGが内蔵・記憶されてお
り、この数値モデルGによって傾斜センサ8で検出した
傾斜データを補正し、上記傾斜センサ8に対する加速度
の影響を除去して真の傾斜値を求める。
よって検出できるが、この傾斜センサ8では、車両の発
進・停止時等に加速度を検知してしまい、その出力信号
に加速度による外乱成分が含まれてしまう。このため、
上記コントローラ10には、上記傾斜センサ8の入出力
特性をモデル化した数値モデルGが内蔵・記憶されてお
り、この数値モデルGによって傾斜センサ8で検出した
傾斜データを補正し、上記傾斜センサ8に対する加速度
の影響を除去して真の傾斜値を求める。
【0019】この傾斜センサ8の補正は、図1に示すよ
うに、車輪回転センサ7によって検出される車速を一次
微分して加速度を求め、この加速度を数値モデルGに入
力したときの出力、すなわち傾斜センサ8の出力に含ま
れる加速度による外乱成分を計算する。そして、この外
乱成分を上記傾斜センサ8の出力から差し引き、傾斜成
分のみを抽出して真の傾斜値として採用する。
うに、車輪回転センサ7によって検出される車速を一次
微分して加速度を求め、この加速度を数値モデルGに入
力したときの出力、すなわち傾斜センサ8の出力に含ま
れる加速度による外乱成分を計算する。そして、この外
乱成分を上記傾斜センサ8の出力から差し引き、傾斜成
分のみを抽出して真の傾斜値として採用する。
【0020】上記コントローラ10による傾斜センサ8
の出力補正処理は、図3に示される出力補正ルーチンに
よって行われる。このルーチンでは、まず、ステップS1
01で車輪回転センサ7からのデータを読み込み、ステッ
プS102で傾斜センサ8からのデータを読み込むと、ステ
ップS103で、車輪回転センサ7のデータを微分して加速
度データを求める。
の出力補正処理は、図3に示される出力補正ルーチンに
よって行われる。このルーチンでは、まず、ステップS1
01で車輪回転センサ7からのデータを読み込み、ステッ
プS102で傾斜センサ8からのデータを読み込むと、ステ
ップS103で、車輪回転センサ7のデータを微分して加速
度データを求める。
【0021】次いで、ステップS104へ進み、傾斜センサ
8の数値モデルGに加速度データを入力し、その出力を
計算すると、ステップS105で傾斜センサ8の出力データ
から数値モデルGの出力データを差し引き、その値を傾
斜値とする。
8の数値モデルGに加速度データを入力し、その出力を
計算すると、ステップS105で傾斜センサ8の出力データ
から数値モデルGの出力データを差し引き、その値を傾
斜値とする。
【0022】上記ステップS104における数値モデルG
は、傾斜センサ8の特性によって異なり、その特性は1
次系であったり、3次系であったりする。また、時間応
答を考慮しなければならないものもあり、さらには、線
形方程式で表現できるものから非線形要素を含むものも
ある。従って、実際に使用される傾斜センサの特性を予
め計測して数値モデルGを決定し、コントローラ10内
に記憶させておく。
は、傾斜センサ8の特性によって異なり、その特性は1
次系であったり、3次系であったりする。また、時間応
答を考慮しなければならないものもあり、さらには、線
形方程式で表現できるものから非線形要素を含むものも
ある。従って、実際に使用される傾斜センサの特性を予
め計測して数値モデルGを決定し、コントローラ10内
に記憶させておく。
【0023】ここでは、例えば、傾斜センサ8が、振
子、ダンパ、オイル等の機械的構成要素を有する2次振
動系として扱うことができ、この系に力Fが入力された
ときの出力である変位xに応じた電気信号がセンサ出力
となる例について説明すると、傾斜センサ8の特性は、
振り子の質量M、ダンパの減衰率D、ばね定数Kとし
て、以下の(1)式で示す周知の2階常微分方程式で表す
ことができる。
子、ダンパ、オイル等の機械的構成要素を有する2次振
動系として扱うことができ、この系に力Fが入力された
ときの出力である変位xに応じた電気信号がセンサ出力
となる例について説明すると、傾斜センサ8の特性は、
振り子の質量M、ダンパの減衰率D、ばね定数Kとし
て、以下の(1)式で示す周知の2階常微分方程式で表す
ことができる。
【0024】 M・d2x/dt2+D・dx/dt+K・x=F …(1) 従って、上記(1)式の初期値を0とし、入力F/M(加
速度)、出力x(変位;等価的な傾斜センサ8の出力信
号)とする系の伝達関数を考えると、以下の(2)式に示
す伝達関数G(S)が得られ、この伝達関数G(S)を傾斜セ
ンサ8の数値モデルGとして採用することができる。
速度)、出力x(変位;等価的な傾斜センサ8の出力信
号)とする系の伝達関数を考えると、以下の(2)式に示
す伝達関数G(S)が得られ、この伝達関数G(S)を傾斜セ
ンサ8の数値モデルGとして採用することができる。
【0025】 G(S)=1/(S2+(D/M)S+K/M) …(2) 上記(2)式の伝達関数G(S)は、図4に示すように、2個
の積分要素1/Sの直列結合及び要素D/M,K/Mのフ
ィードバック結合による系として表現することができ、
この系にF/Mすなわち加速度を入力したときの出力x
を求めることで、傾斜センサ8の加速度による外乱成分
を知ることができる。
の積分要素1/Sの直列結合及び要素D/M,K/Mのフ
ィードバック結合による系として表現することができ、
この系にF/Mすなわち加速度を入力したときの出力x
を求めることで、傾斜センサ8の加速度による外乱成分
を知ることができる。
【0026】上記伝達関数G(S)によるモデル出力値x
は、第1の積分要素1/Sへの入力すなわち要素D/M,
K/Mからの出力と入力F/Mとを加え合わせたフィー
ドバック値をx2、第1の積分要素1/Sの出力をx1、第2
の積分要素1/Sの出力をxとし、具体的には、図5のル
ーチンで求めることができる。このルーチンでは、ま
ず、ステップS201でフィードバック値x2を0に初期化
すると、ステップS202で、サンプリング時間をDTとし
て、フィードバック値x2を積分した積分値x1を算出す
る(x1=x1+x2・DT)。
は、第1の積分要素1/Sへの入力すなわち要素D/M,
K/Mからの出力と入力F/Mとを加え合わせたフィー
ドバック値をx2、第1の積分要素1/Sの出力をx1、第2
の積分要素1/Sの出力をxとし、具体的には、図5のル
ーチンで求めることができる。このルーチンでは、ま
ず、ステップS201でフィードバック値x2を0に初期化
すると、ステップS202で、サンプリング時間をDTとし
て、フィードバック値x2を積分した積分値x1を算出す
る(x1=x1+x2・DT)。
【0027】次いで、ステップS203へ進み、同様に、サ
ンプリング時間をDTとして、積分値x1を更に積分し
た値xを算出すると(x=x+x1・DT)、ステップS
204で、この値x1をモデル出力値としてメモリにストア
する。
ンプリング時間をDTとして、積分値x1を更に積分し
た値xを算出すると(x=x+x1・DT)、ステップS
204で、この値x1をモデル出力値としてメモリにストア
する。
【0028】その後、ステップS205へ進んで、車輪回転
センサ7のデータを微分して求めた加速度を伝達関数G
の入力F/Mとして獲得すると、ステップS206で、この
入力F/Mに基づいてフィードバック値x2を算出する
(x2=(F−D・x1−K・x)/M)。そして、このス
テップS206からステップS202へ戻ってステップS202〜S2
06のループを繰り返すことで、時々刻々の出力値xが算
出され、傾斜センサ8の等価出力が得られる。
センサ7のデータを微分して求めた加速度を伝達関数G
の入力F/Mとして獲得すると、ステップS206で、この
入力F/Mに基づいてフィードバック値x2を算出する
(x2=(F−D・x1−K・x)/M)。そして、このス
テップS206からステップS202へ戻ってステップS202〜S2
06のループを繰り返すことで、時々刻々の出力値xが算
出され、傾斜センサ8の等価出力が得られる。
【0029】これにより、傾斜センサ8の入出力特性を
含めた加速度補正を行うことができ、正確且つ信頼性の
高い傾斜値を得て自律走行車1の自律走行制御システム
における制御性を向上することができる。
含めた加速度補正を行うことができ、正確且つ信頼性の
高い傾斜値を得て自律走行車1の自律走行制御システム
における制御性を向上することができる。
【0030】図6〜図8は本発明の実施の第2形態に係
わり、図6は傾斜センサ出力補正のブロック図、図7は
自律走行車の構成図、図8は傾斜センサの出力補正ルー
チンを示すフローチャートである。
わり、図6は傾斜センサ出力補正のブロック図、図7は
自律走行車の構成図、図8は傾斜センサの出力補正ルー
チンを示すフローチャートである。
【0031】本形態は、斜板式ピストンポンプ・モータ
を採用した静油圧無段変速装置(HST)を搭載した自
律走行車に係わるものであり、HSTの斜板角が車速に
比例することから、HSTの斜板角を検出し、この斜板
角のデータに基づいて加速度を算出するものである。
を採用した静油圧無段変速装置(HST)を搭載した自
律走行車に係わるものであり、HSTの斜板角が車速に
比例することから、HSTの斜板角を検出し、この斜板
角のデータに基づいて加速度を算出するものである。
【0032】本形態の自律走行車20は、図7に示すよ
うに、操舵輪28側に搭載されたエンジン21に、プロ
ペラシャフト22を介してHST23aの入力軸が連結
され、このHST23aの出力軸がトランスミッション
(終減速機)23bを介して駆動輪27に連結された構
成となっており、上記HST23aの斜板角操作軸24
に、斜板角操作ロッド25を介して斜板角操作用アクチ
ュエータ26が連結されている。
うに、操舵輪28側に搭載されたエンジン21に、プロ
ペラシャフト22を介してHST23aの入力軸が連結
され、このHST23aの出力軸がトランスミッション
(終減速機)23bを介して駆動輪27に連結された構
成となっており、上記HST23aの斜板角操作軸24
に、斜板角操作ロッド25を介して斜板角操作用アクチ
ュエータ26が連結されている。
【0033】上記自律走行車20の自律走行を制御する
コントローラ30は、第1形態のコントローラ10と同
様にマイクロコンピュータからなり、車速検出のために
上記斜板角操作軸24に取り付けられた斜板角センサ2
9、傾斜センサ8、2軸型地磁気センサ等の図示しない
センサ類が接続されるとともに、上記斜板角操作用アク
チュエータ26等のアクチュエータ類が接続されてい
る。
コントローラ30は、第1形態のコントローラ10と同
様にマイクロコンピュータからなり、車速検出のために
上記斜板角操作軸24に取り付けられた斜板角センサ2
9、傾斜センサ8、2軸型地磁気センサ等の図示しない
センサ類が接続されるとともに、上記斜板角操作用アク
チュエータ26等のアクチュエータ類が接続されてい
る。
【0034】上記コントローラ30による傾斜センサ8
の出力補正処理は、図8に示すように、第1形態の出力
補正ルーチン(図3)における車輪回転センサ7に係わ
るステップS101,S103を斜板角センサ29に係わるステ
ップS101',S103'に変更するのみで、他のステップは第
1形態と同様である。
の出力補正処理は、図8に示すように、第1形態の出力
補正ルーチン(図3)における車輪回転センサ7に係わ
るステップS101,S103を斜板角センサ29に係わるステ
ップS101',S103'に変更するのみで、他のステップは第
1形態と同様である。
【0035】すなわち、本形態の傾斜センサ8の出力補
正ルーチンでは、図8のステップS101'で斜板角センサ
29のデータを読み込むと、ステップS102で傾斜センサ
8のデータを読み込み、次いで、ステップS103'で斜板
角センサ29のデータを微分して加速度データに直す。
正ルーチンでは、図8のステップS101'で斜板角センサ
29のデータを読み込むと、ステップS102で傾斜センサ
8のデータを読み込み、次いで、ステップS103'で斜板
角センサ29のデータを微分して加速度データに直す。
【0036】そして、第1形態で説明したように、以降
のステップS104で加速度データを傾斜センサ8の数値モ
デルGに入力して数値モデルGの出力を計算すると、ス
テップS105で傾斜センサ8の出力データから数値モデル
Gの出力データを差し引いて加速度による外乱成分を除
去し、傾斜成分のみを抽出して真の傾斜値を得る。
のステップS104で加速度データを傾斜センサ8の数値モ
デルGに入力して数値モデルGの出力を計算すると、ス
テップS105で傾斜センサ8の出力データから数値モデル
Gの出力データを差し引いて加速度による外乱成分を除
去し、傾斜成分のみを抽出して真の傾斜値を得る。
【0037】本形態においても、前述の第1形態と同
様、傾斜センサ8の入出力特性を含めた加速度補正によ
って正確且つ信頼性の高い傾斜値を得ることができ、さ
らに、HST23aを搭載しているため車速検出に斜板
角センサ29を利用することができ、車輪回転センサを
省略してシステムコストを低減することができる。
様、傾斜センサ8の入出力特性を含めた加速度補正によ
って正確且つ信頼性の高い傾斜値を得ることができ、さ
らに、HST23aを搭載しているため車速検出に斜板
角センサ29を利用することができ、車輪回転センサを
省略してシステムコストを低減することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、傾
斜センサの入出力特性に基づいて決定した数値モデルに
車両の加速度を入力し、その出力値を傾斜センサの実際
の出力値から差し引くことで車両の加速度による外乱成
分を除去し、傾斜成分のみを抽出して真の傾斜値を得る
ため、傾斜センサの入出力特性を含めた加速度補正によ
って正確且つ信頼性の高い傾斜値を得ることができ、車
両の走行制御システムにおける制御性を向上することが
できる等優れた効果が得られる。
斜センサの入出力特性に基づいて決定した数値モデルに
車両の加速度を入力し、その出力値を傾斜センサの実際
の出力値から差し引くことで車両の加速度による外乱成
分を除去し、傾斜成分のみを抽出して真の傾斜値を得る
ため、傾斜センサの入出力特性を含めた加速度補正によ
って正確且つ信頼性の高い傾斜値を得ることができ、車
両の走行制御システムにおける制御性を向上することが
できる等優れた効果が得られる。
【図1】本発明の実施の第1形態に係わり、傾斜センサ
の出力補正を示すブロック図
の出力補正を示すブロック図
【図2】同上、自律走行車の概略構成図
【図3】同上、傾斜センサの出力補正ルーチンを示すフ
ローチャート
ローチャート
【図4】同上、2次振動系のブロック図
【図5】同上、2次振動系の伝達関数による出力値算出
ルーチンを示すフローチャート
ルーチンを示すフローチャート
【図6】本発明の実施の第2形態に係わり、傾斜センサ
出力補正のブロック図
出力補正のブロック図
【図7】同上、自律走行車の概略構成図
【図8】同上、傾斜センサの出力補正ルーチンを示すフ
ローチャート
ローチャート
1,20 …自律走行車 8 …傾斜センサ 10,30…コントローラ G …数値モデル
Claims (4)
- 【請求項1】 車両に搭載した傾斜センサに対する加速
度の影響を除去し、真の傾斜値を求める傾斜センサの補
正装置であって、 上記傾斜センサの入出力特性に基づいて決定した数値モ
デルに、上記車両の加速度を入力し、その出力値を算出
する手段と、 上記傾斜センサの実際の出力値から上記数値モデルの出
力値を差し引いて上記車両の加速度による外乱成分を除
去し、傾斜成分のみを抽出する手段とを備えたことを特
徴とする傾斜センサの補正装置。 - 【請求項2】 上記数値モデルを、遅れ要素を含む伝達
関数とすることを特徴とする請求項1記載の傾斜センサ
の補正装置。 - 【請求項3】 上記加速度を、上記車両に備えた車輪回
転センサからの出力に基づいて算出することを特徴とす
る請求項1または請求項2記載の傾斜センサの補正装
置。 - 【請求項4】 上記加速度を、上記車両に搭載した斜板
式ピストンポンプ・モータによる静油圧無段変速装置の
斜板角を検出するセンサからの出力に基づいて算出する
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の傾斜セ
ンサの補正装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16906297A JPH1114353A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 傾斜センサの補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16906297A JPH1114353A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 傾斜センサの補正装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1114353A true JPH1114353A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15879643
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16906297A Pending JPH1114353A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 傾斜センサの補正装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1114353A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005219681A (ja) * | 2004-02-06 | 2005-08-18 | Mitsubishi Motors Corp | 車両用パワーステアリング装置及び車両用外乱推定装置 |
| JP2007127624A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-05-24 | Crf Soc Consortile Per Azioni | 車両速度の符号を認識し、道路傾斜を評価する方法およびシステム |
| JP2012197179A (ja) * | 2011-03-09 | 2012-10-18 | Tcm Corp | 荷役車両 |
| JP2012235699A (ja) * | 2011-05-09 | 2012-12-06 | Yanmar Co Ltd | 田植機 |
| US10627822B2 (en) | 2016-04-29 | 2020-04-21 | Lg Electronics Inc. | Moving robot and control method thereof |
-
1997
- 1997-06-25 JP JP16906297A patent/JPH1114353A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005219681A (ja) * | 2004-02-06 | 2005-08-18 | Mitsubishi Motors Corp | 車両用パワーステアリング装置及び車両用外乱推定装置 |
| JP2007127624A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-05-24 | Crf Soc Consortile Per Azioni | 車両速度の符号を認識し、道路傾斜を評価する方法およびシステム |
| JP2012197179A (ja) * | 2011-03-09 | 2012-10-18 | Tcm Corp | 荷役車両 |
| JP2012235699A (ja) * | 2011-05-09 | 2012-12-06 | Yanmar Co Ltd | 田植機 |
| US10627822B2 (en) | 2016-04-29 | 2020-04-21 | Lg Electronics Inc. | Moving robot and control method thereof |
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