JPH1114358A - レーザ測量機 - Google Patents

レーザ測量機

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JPH1114358A
JPH1114358A JP9161641A JP16164197A JPH1114358A JP H1114358 A JPH1114358 A JP H1114358A JP 9161641 A JP9161641 A JP 9161641A JP 16164197 A JP16164197 A JP 16164197A JP H1114358 A JPH1114358 A JP H1114358A
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JP
Japan
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scanning
scanning speed
speed
repetitive
laser
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JP9161641A
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Inventor
Hisashi Yoshida
久 吉田
Eiichi Kitajima
栄一 北島
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基準線を形成するレーザ光に充分な輝度が得ら
れ、かつ簡単な構成により安価でシンプルな操作性を有
するレーザ測量機を提供すること。 【解決手段】レーザ光を回転走査させ基準平面を形成す
るレーザ測量機において、走査モータと、走査モータの
走査速度を設定する走査速度設定手段と、走査速度設定
手段からの指令を受けて走査モータの走査速度を制御す
る走査速度制御手段と、走査モータの駆動方法を回転走
査または反復走査のいずれかに選択する走査方法選択手
段と、走査方法選択手段からの指令を受けて走査モータ
に駆動指令を与える走査制御手段とを有し、走査方法選
択手段で反復走査を選択したとき、反復走査範囲を走査
速度設定手段で設定可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光を回転又
は反復走査させ測定基準平面を形成するレーザ測量機に
関する。
【0002】
【従来の技術】建築工事における墨出し作業、土木工事
において基準となる水平面形成作業等においては測定基
準平面を形成することが必要であり、そのための装置と
して従来からレーザ光を回転又は反復走査させ測定基準
平面を形成するレーザ測量機が用いられている。
【0003】この種のレーザ測量機においてレーザ光に
よって得られる基準平面、基準線を測量者が明確に認識
するためには、所定のコントラストが必要であり、レー
ザ光が周囲の光に対して充分な輝度を有することが必要
である。しかし、このためにレーザ光のパワーを上げる
ことは、測量者の目に対する安全性を低下させることに
なる。従って、従来のレーザ測量機では、周囲が明るい
場合にはレーザ光による基準線の輝度を上げるために回
転速度を遅くしていた。
【0004】ところが、走査速度を遅くすると作業部分
を通過したレーザ光が1回転して戻ってくるまでの待ち
時間が長くなり、作業能率が悪くなる。又、目の残像効
果との関係でレーザ光による基準線が破線状となり連続
した線に見えなくなり、作業性を悪くしていた。
【0005】このような問題点の解決のため従来のレー
ザ測量機では、例えば特開平5−322565号公報で
記載されているように、レーザ光の走査角度を設定する
走査角度設定回路と、走査角度を検出する走査角度検出
回路とを具備し、走査角度設定回路で設定した走査角度
と走査角度検出回路が検出する走査角度が一致する様に
走査モータを反転駆動する。更に、レーザ光の走査速度
を設定する走査速度設定回路と、走査速度を検出する走
査速度検出回路とを具備し、走査速度設定回路で設定し
た走査速度と走査速度検出回路が検出する走査速度が一
致する様に走査モータを駆動する。その結果、レーザ光
を必要な範囲及び速度で反復走査させ、所定の輝度を得
るために走査速度を低下させた場合等の待ち時間を解消
していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の技
術では、上述の様にレーザ光の走査角度を制御するため
の走査角度設定回路及び走査角度検出回路等と、レーザ
光の走査速度を制御するための走査速度設定回路及び走
査速度検出回路等を別々に具備しているので、装置が複
雑になりコストも高くなるという問題点があった。ま
た、走査角度設定と走査速度設定の両方を行う必要があ
り、作業性が悪く迅速な墨だし作業ができなかった。
【0007】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、基準線を形成するレーザ光に充分な輝
度が得られ、かつ簡単な構成により安価でシンプルな操
作性を有するレーザ測量機を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は本発明にお
いて、レーザ光の走査速度を設定する走査速度設定手段
と、該走査速度設定手段からの走査速度指令に応答して
該レーザ光の走査速度を制御する走査速度制御手段と、
該レーザ光の走査方法を回転走査又は反復走査のいずれ
かから選択する走査方法選択手段と、該走査方法選択手
段からの指令に応答してレーザ光を回転走査又は反復走
査する走査制御手段とを有し、前記レーザ光の走査によ
り基準平面を形成するレーザ測量機において、該走査方
法選択手段で反復走査を選択したとき、該レーザ光の反
復走査範囲が前記走査速度設定手段で設定した走査速度
に応じて設定されることを特徴とするレーザ測量機を提
供することにより解決することができる。
【0009】即ち、作業者が走査方法選択手段によって
反復走査に設定後、反復走査範囲を走査速度設定手段で
設定可能としたので、簡単な操作で作業に必要な範囲を
レーザ光が反復走査し、基準面、基準平面を形成するこ
とができる。
【0010】また、本発明は、前記走査方法選択手段で
反復走査を選択したとき、前記走査速度設定手段は、走
査速度が前記レーザ測量機からレーザ光が投光される対
象物までの距離が近い時は早くなり、該距離が遠い時は
遅くなる様に、前記走査速度を該距離に応じて設定可能
であることを特徴とする。
【0011】従って、通常基準線を用いた墨だし作業の
必要な範囲は数十cmから数mであるが、レーザ光の反
復走査範囲を、走査速度設定手段により対象物までの距
離に応じて設定可能としたので、近距離では走査速度を
大きく、即ち、走査角度を大きく設定し、遠距離では走
査速度を小さく、即ち、走査角度を小さく設定すること
により、距離にかかわらず所望の走査範囲(数十cmか
ら数m)に設定することができる。従って、レーザ光強
度が比較的強い近距離では走査速度が大きく設定され、
レーザ光強度が低下する遠距離では走査速度が小さく設
定されるので、簡単な操作で所定の範囲に所定の輝度を
得ることができる。
【0012】また、本発明の走査速度設定手段は、走査
速度の設定に用いる表示と共に、又はこれに代えて、走
査速度大に対応して近距離を、走査速度小に対応して遠
距離を示す表示を有することを特徴とする。
【0013】従って、回転走査モードにおける走査速度
の設定と、反復走査モードにおける壁までの距離の設定
を単一の走査速度設定手段で設定できるので、構成が簡
素化されコストダウンに寄与すると共に操作性を向上さ
せることができる。
【0014】また、本発明は、前記走査方法選択手段で
反復走査を選択し、前記レーザ測量機を遠隔操作するリ
モートコントローラにより、該レーザ測量機からレーザ
光が投光される対象物までの距離及び該対象物に投光さ
れるレーザ光の軌跡の長さを入力したとき、該レーザ光
は所定の走査速度で反復走査することを特徴とする。
【0015】従って、反復走査モードを選択する場合、
作業者は、リモートコントローラで対象物までの距離及
び必要なレーザ光の軌跡の長さを入力するだけで、レー
ザ光は所定の走査速度で反復走査し、レーザ光の軌跡に
最適の輝度を持たせることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態にお
けるレーザ測量機の断面図を示す。ケーシング50の中
央部にレーザダイオード10が設けられ、上方に向けて
可視レーザ光が発光される。レーザダイオード10の上
方には、光軸がレーザ光の軸心と一致するように対物レ
ンズ53が設けられ、対物レンズ53の上方にはレーザ
光の光軸を水平方向に変換するペンタミラー54、58
を取り付けたミラー保持体55が設けられている。
【0017】また、ケーシング50には走査モータ6が
設けられ、その出力軸にはプーリ59がはめ込まれ、ベ
ルト60によりミラー保持体55を回転駆動する。ミラ
ー保持体55は、その回転軸がレーザダイオード10か
ら発せられるレーザ光の光軸と一致するように、軸受5
7によりケーシング50に取り付けられている。ペンタ
ミラー54、58により水平方向に変換されたレーザ光
は、ケーシング50の投光窓56から投光され、ミラー
保持体55の回転に伴い水平基準面を形成し壁61に水
平基準線を形成する。尚、ケーシング50の下部には調
整ネジ51、52を設けられ、ケーシング50が水平に
設置されるように調整される。
【0018】[回転走査モード]図2は本発明の実施の
形態例の制御ブロック図を示す。測量作業者は、走査方
法選択手段3により回転走査モードか反復走査モードか
を選択する。最初に回転走査モードについて説明する。
走査方法選択手段3によって回転走査モードを設定した
場合、その走査指令信号103を受けた走査制御手段4
は、その出力104を活性化し、出力105を不活性化
する。これによって、モータ駆動回路5は、走査モータ
6を正転方向にのみ回転走査させる。尚、その回転走査
の速度は、測量作業者が走査速度設定手段1によって設
定した速度となる。即ち、走査速度設定手段1からの走
査速度指令信号101が、走査速度制御手段2へ入力さ
れ、走査速度に比例したパルス幅の信号102となっ
て、走査制御手段4へ入力される。
【0019】また、レーザ測量機にはバッテリ8が付属
しており、電源ON/OFFスイッチ7を経由してレー
ザ駆動回路9に電力を供給する。レーザ駆動回路9が所
定の電圧を可視半導体レーザ10に供給すると、可視半
導体レーザ10はレーザ発振を開始し可視レーザ光を投
光する。
【0020】更に、図3を用いて詳細に説明する。図3
はモータ駆動に関する部分の詳細回路を示す。回転走査
モードでは、図3に示す走査方法選択手段3にある走査
指令スイッチ31はオフ状態である。従って、走査指令
信号103は、抵抗42によって電源にプルアップされ
ているので論理Hレベルである。そして、OR回路43
には走査指令信号103が論理Hレベルで入力されてい
るので、OR回路43の出力信号402はもう一方の入
力信号401にかかわらず論理Hレベルである。また、
信号403は、信号402を反転回路45で反転させて
いるので論理Lレベルである。
【0021】AND回路46の出力信号105は論理L
レベルの信号403を入力としているので、もう一方の
入力信号102にかかわらず論理Lレベルの状態が維持
される。従って、モータ駆動回路5の逆転入力端子には
論理Lレベルの信号105が入力されるので、モータは
逆回転することはない。一方、AND回路44の入力信
号402は、前述のように論理Hレベルであるから、A
ND回路44の出力信号104は、もう一方の入力信号
102の論理レベルに依存して変化する。
【0022】[走査速度の設定]測量作業者が走査速度
設定手段1の速度/走査範囲調整ボリューム11によっ
て走査モータ6の回転速度の指令を与えると、その指令
信号101は走査速度制御手段2の比較器22へ入力さ
れる。比較器22は、三角波発生回路21の出力信号1
06も入力としており、この三角波信号106と指令信
号101を比較する。従って、三角波信号106のレベ
ルが指令信号101のレベルを超えるとき、比較器22
の出力102は論理Hレベルとなり、逆に、三角波信号
106のレベルが指令信号101のレベルを下回ると
き、比較器22の出力102は論理Lレベルとなる。
【0023】図4は、走査モータ6の回転速度が大きい
場合のタイムチャートを示し、指令信号101と比較器
22の出力102の関係を示す。速度/走査範囲調整ボ
リューム11の指令信号101は、グランド側の低電位
となっているので三角波信号106の下部分を横切り、
比較器22の出力信号102は、パルス幅が広くデュー
ティ比が高くなっている。
【0024】図5は、走査モータ6の回転速度が小さい
場合のタイムチャートを示す。速度/走査範囲調整ボリ
ューム11の指令信号101は、基準電圧側の高電位と
なっているので三角波信号106の上部分を横切り、比
較器22の出力信号102は、パルス幅が狭くデューテ
ィ比が低くなっている。即ち、比較器22の出力信号1
02は、高速回転指令のときは論理Hレベルの時間が論
理Lレベルの時間より大きくなり、低速回転指令のとき
は論理Hレベルの時間が論理Lレベルの時間より小さく
なるいわゆるPWM(Pulse Width Mod
ulation)駆動信号となる。
【0025】[回転走査モードの波形]図6は、回転走
査モードの場合の各部の波形を示す。前述したように、
走査指令信号103はHレベルにプルアップされている
ので、OR回路43の出力402はHレベルとなってい
る。また、信号403は反転回路45によりLレベルと
なっているので、AND回路46の出力105はLレベ
ルとなっている。また、比較器22の出力102は、A
ND回路44の一方の入力402がHレベルなので、A
ND回路44をそのまま通過し出力信号104となって
いる。この出力信号104が、モータ駆動回路5の正転
入力端子に入力される。また、図6は、正転入力信号1
04のパルス幅が変化する場合に、走査モータ6の回転
速度が大中小と変化する様子も示している。即ち、時間
t0からt1までは回転速度が大であり、時間t1から
t2までは回転速度が中であり、時間t2以降は回転速
度が小である。尚、パルス幅変調された正転入力信号1
04は、モータ駆動回路5で積分され直流電圧となるの
で、直流モータである走査モータ6は、前記パルス幅に
応じた速度で、正転回転走査を行うことになる。
【0026】[反復走査モード]次に反復走査モードに
ついて説明する。測量作業者が図2に示す走査方法選択
手段3によって反復走査モードを選択した場合、これを
受けた走査制御手段4は、この中で設定される反復周期
により、その出力104と出力105のいずれか一方を
活性化し他方を不活性化する。この活性化と不活性化が
反復周期毎に繰り返されることにより、モータ駆動回路
5は、正転と逆転が繰り返す反復走査モードで走査モー
タ6を駆動する。
【0027】更に、図3を用いて詳細に説明する。反復
走査モードでは、図3における走査指令スイッチ31は
オン状態となり、走査指令信号103はグランド電位と
なり論理Lレベルである。また、OR回路43の一方の
入力には走査指令信号103が論理Lレベルで入力され
ているので、OR回路43の出力信号402はもう一方
の入力信号401に依存する。入力信号401は反復周
期設定回路41の出力信号であり、反復周期毎に論理H
レベルとLレベルを繰り返す。従って、信号402も反
復周期毎に論理HレベルとLレベルを繰り返す。尚、反
復周期設定回路41の周期は所定値に固定される。
【0028】信号402が論理Hレベルのときは、AN
D回路44の出力信号104は、信号102に応じて変
化するが、信号403は論理Lレベルとなるので、AN
D回路46の出力信号105は、AND回路46のもう
一方の入力信号102にかかわらず論理Lレベルのまま
である。一方、信号402が論理Lレベルのときは、A
ND回路44の出力信号104は、AND回路44のも
う一方の入力信号102にかかわらず論理Lレベルのま
まであり、信号403は論理Hレベルとなるため、AN
D回路46の出力信号105は、信号102に応じて変
化する。
【0029】従って、モータ駆動回路5の正転入力端子
および逆転入力端子には、反復周期毎に論理Hレベルと
論理Lレベルの駆動制御信号と、論理Lレベルの駆動禁
止信号とが交互に入力され、反復周期を繰り返すことに
よって、モータは正転、逆転を繰り返すことになる。
【0030】[反復走査モードの波形]図7は、反復走
査モードの各部の波形を示す。前述したように、走査指
令信号103は、図3に示す走査指令スイッチ31がオ
ンとされていることによりLレベルとなっている。反復
周期設定回路41の出力401は、時間t3からt4ま
でがHレベルで、時間t4からt5までがLレベルとな
る信号を1周期(T時間)として反復しており、OR回
路43の出力402も同様の波形となる。また、反転回
路45の出力403は、信号402と極性が反転した信
号となっている。
【0031】一方、比較器22の出力102は、前述の
ようにパルス幅変調された信号であり、時間t3からt
5までは、走査速度が中程度のパルス幅であり、時間t
5以降は図3に示す速度/走査範囲調整ボリューム11
の設定を変え、走査速度が小さいパルス幅となってい
る。比較器22の出力102は、AND回路44及び4
6に入力されており、AND回路44及び46の他の入
力には、極性が逆の反復信号402、403が入力され
ている。従って、比較器22の出力102は、AND回
路44又は46のうち、反復信号402又は403がH
レベルとなった方だけを通過する。即ち、信号102
は、時間t3からt4まで及び時間t5以後は、信号4
02がHレベルなので、AND回路44を通過して信号
104となり、時間t4からt5までは、信号403が
Hレベルなので、AND回路46を通過して信号105
となる。
【0032】従って、AND回路44の出力信号104
とAND回路46の出力信号105は、それぞれ同時に
活性化されることはなく、いずれか一方が活性化された
とき他方は不活性状態となりモータ駆動回路の誤動作が
防止される。そして、それぞれの信号をモータ駆動回路
5の正転又は逆転入力端子に入力することにより、走査
モータ6は反復周期の繰り返しによって反復走査駆動さ
れる。
【0033】[走査範囲の設定]上述のようにモータ駆
動回路5の正転入力端子と逆転入力端子には、パルス幅
変調された信号が交互に入力されるので、走査モータ6
は、パルス幅に応じた速度で反復走査を行う。この場
合、モータ走査速度が大きいときは反復走査範囲は広く
なり、走査速度が小さいときは反復走査範囲は狭くなる
ので、走査速度設定手段1により反復走査範囲が設定可
能となる。
【0034】つまり、反復走査モードにおける反復走査
範囲は、測量作業者が走査速度設定手段1によって設定
した範囲となる。即ち、図3に示したように速度の指令
信号101が走査速度制御手段2へ入力され、比較器2
2で三角波信号106と比較され、信号102となって
走査制御手段4へ入力されることで、反復走査範囲を前
記走査速度設定手段1で設定可能な構成となる。従っ
て、作業者が走査指令スイッチ31で反復走査モードに
設定後、速度/走査範囲調整ボリューム11を調整する
だけで、走査範囲を設定することができる。
【0035】図8から図11は、走査速度と走査範囲と
の関係を示す。図8は、比較器22の出力信号102の
パルス幅Pmが広く、走査速度が大きい場合のタイムチ
ャートを示す。図9は、レーザ測量機70から、反復走
査モードでレーザビーム71が投光され、垂直の壁72
にレーザ光の軌跡が描かれる様子を示す。
【0036】レーザ光の走査速度(角速度)Vmは、信
号102のパルス幅をPmとすると、走査速度はパルス
幅に比例するので、 Vm=K×Pm [ラジアン/sec] となる。但し、Kは比例定数である。また、レーザ光の
走査角度θmは、反復周期設定回路41の反復周期をT
とすると、時間t6からt7までの時間はT/2となる
ので、 θm=Vm×T/2 [ラジアン] となる。従って、壁72に描かれるレーザ光の軌跡の長
さWmは、レーザ測量機70から壁72までの距離をL
[m]とすると Wm≒L×θm=L×Vm×T/2 [m] となり、レーザ光の軌跡の長さWmは、レーザ光の走査
速度Vmにほぼ比例し、速度/走査範囲調整ボリューム
11を調整するだけで、走査範囲を設定することができ
る。
【0037】また、図10、図11は、比較器22の出
力信号102のパルス幅Pnが狭く、走査速度が小さい
場合のタイムチャートをを示す。この場合は、レーザ光
の軌跡の長さWnは、レーザ光の走査速度にほぼ比例し
て短くなる。このように、走査範囲の設定は、走査速度
の設定と同一のボリュームで行うことができる。
【0038】[近距離・遠距離の走査範囲の設定]通
常、基準線を用いた墨出し作業に必要な基準線の長さ
は、レーザ光を投光する対象物までの距離にかかわらず
数十cmから数mである。ところで、前述の通り、Wm
=L×Vm×T/2であるから、走査速度Vmを距離L
に反比例するように設定すると、L×Vmは一定の値と
なる。従って、前記式はWm=M×T/2と書け(M
(=L×Vm)は比例定数)、レーザ光の軌跡の長さW
mは反復周期Tに比例することがわかる。そこで、レー
ザ光の軌跡の長さWmが数十cmから数mになるように
反復周期Tを設定しておくことにより、速度/走査範囲
調整ボリューム11を壁までの距離に反比例するように
調整するだけで、レーザ光の軌跡の長さWmは最適の長
さ(数十cmから数m)に設定される。
【0039】図12は、室内に設置されたレーザ測量機
70から、夫々近距離Lm、遠距離Lnにある壁面72
a、72bに所定の長さWの基準線をレーザ光の軌跡と
して投光する図である。前述のように、壁72までの距
離Lと走査速度Vとは反比例の関係にある。従って、近
距離の壁72aに投光するときの走査速度Vmは速く、
遠距離の壁72bに投光するときの走査速度Vnは遅く
設定される。そして、投光されたレーザ光の強度は、近
距離では強く遠距離では弱い。
【0040】つまり、レーザ光は、レーザ光強度が強い
近距離では高速で走査され、レーザ光強度が弱い遠距離
では低速で走査される。この結果、投光対象物までの距
離によらず、ほぼ一定の視認性をもったレーザ光の軌跡
が得られる。
【0041】[リモートコントローラ]図13は、本発
明の実施の形態によるリモートコントローラ80の一例
を示す。SCAN81は、図3に示した走査指令スイッ
チ31として機能し、オンオフにより回転走査モードと
反復走査モードを繰り返す。また、speed/ran
ge82は、速度/走査範囲調整ボリューム11として
機能する。従って、単一の調整ボリューム82だけで、
回転走査モードにおける走査速度と、反復走査モードに
おける走査範囲を設定でき、構成が簡素化すると共に、
墨だし作業における作業性が向上する。
【0042】また、図14は、リモートコントローラの
他の例を示す。SCAN83は、前記と同様に、図3に
示した走査指令スイッチ31として機能し、オンオフに
より回転走査モードと反復走査モードを繰り返す。ま
た、調整ボリューム84は、走査速度とこれに反比例す
る壁までの距離が目盛られており、反復走査モードの場
合は、壁までの距離に合わせて調整ボリューム84を調
整すれば、レーザ光の軌跡の長さを最適の長さに設定す
ることができる。
【0043】また、図15は、リモートコントローラの
更に他の例を示す。テンキー86は、速度/走査範囲の
設定機能と共に、壁までの距離及び基準線の長さの設定
機能を有する。SCAN85は、前記と同様に、図3に
示した走査指令スイッチ31として機能し、オンオフに
より回転走査モードと反復走査モードを繰り返す。そし
て、SCAN85により回転走査モードを選択した時は
走査速度をテンキー86により入力する。また、反復走
査モードを選択した時は壁までの距離及び必要な基準線
(壁に描かれるレーザ光の軌跡)の長さをテンキー86
により入力する。
【0044】リモートコントローラは、図示しない内蔵
された演算手段によって入力された壁までの距離及び基
準線の長さから、必要な走査角度θm(走査速度Vmに
対応)を前述の式を変形したθm=Wm/Lによって求
め、これによって速度/走査範囲を設定する。これによ
りレーザ光の軌跡の輝度をきめ細かく調整できると共
に、操作性を向上させることができる。もちろん、図1
3、図14の調整ボリュームや図15のテンキー、演算
手段をレーザ測量機本体に操作部として設けても良い。
【0045】[変形例]以上の実施の形態では反復走査
モードにおいて、反復周期設定回路41の反復周期Tが
固定されているとして説明したが、この反復周期Tを外
部より調整可能とすることもできる。反復周期Tを調整
すれば、所定の距離にある壁に投光される所定長さのレ
ーザ光の軌跡に対して走査速度が変化するので、きめ細
かくレーザ光の軌跡の輝度を調整することができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、作業者が
操作方法選択手段によって反復走査モードを設定後、走
査速度設定手段により反復走査範囲を設定することが出
来る。これにより、簡単な構成と操作で作業に必要な範
囲にレーザ光を反復走査させて基準面、基準平面を形成
することができるので、測量者の作業性を向上させると
共に大幅なコスト低減が実現できる。
【0047】また、通常基準線を用いた墨だし作業の必
要な範囲は数十cmから数mであるが、走査速度設定手
段により反復走査範囲を設定可能としたので、近距離で
は走査速度を大きく設定し、遠距離では走査速度を小さ
く設定することにより距離にかかわらず所望の走査範囲
(数十cmから数m)を設定することができ、かつレー
ザ光強度が比較的強い近距離では走査速度を大きく設定
し、レーザ光強度が低下する遠距離では走査速度を小さ
く設定することで所定の輝度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるレーザ測量機の断面
図である。
【図2】本発明の実施の形態によるレーザ測量機の制御
ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるレーザ測量機の詳
細回路図である。
【図4】走査速度が大きい場合のタイムチャートであ
る。
【図5】走査速度が小さい場合のタイムチャートであ
る。
【図6】本発明の実施の形態による回転走査モードのタ
イムチャートである。
【図7】本発明の実施の形態による反復走査モードのタ
イムチャートである。
【図8】走査速度が大きい場合のパルス幅の説明図であ
る。
【図9】走査速度が大きい場合の走査範囲の説明図であ
る。
【図10】走査速度が小さい場合のパルス幅の説明図で
ある。
【図11】走査速度が小さい場合の走査範囲の説明図で
ある。
【図12】近距離・遠距離での墨出し作業の説明図であ
る。
【図13】本発明の実施の形態によるリモートコントロ
ーラ(1)の外観図である。
【図14】本発明の実施の形態によるリモートコントロ
ーラ(2)の外観図である。
【図15】本発明の実施の形態によるリモートコントロ
ーラ(3)の外観図である。
【符号の説明】
1 走査速度設定手段 2 走査速度制御手段 3 走査方法選択手段 4 走査制御手段 5 モータ駆動回路 6 走査モータ 10 可視半導体レーザ 11 速度/走査範囲調整ボリューム 21 三角波発生回路 22 比較器 31 走査指令スイッチ 41 反復周期設定回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光の走査速度を設定する走査速度設
    定手段と、該走査速度設定手段からの走査速度指令に応
    答して該レーザ光の走査速度を制御する走査速度制御手
    段と、該レーザ光の走査方法を回転走査又は反復走査の
    いずれかから選択する走査方法選択手段と、該走査方法
    選択手段からの指令に応答してレーザ光を回転走査又は
    反復走査する走査制御手段とを有し、前記レーザ光の走
    査により基準平面を形成するレーザ測量機において、 該走査方法選択手段で反復走査を選択したとき、該レー
    ザ光の反復走査範囲が前記走査速度設定手段で設定した
    走査速度に応じて設定されることを特徴とするレーザ測
    量機。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記反復走査が選択された時、前記走査制御手段が前記
    レーザ光の走査方向を一定周期で交互に反転させること
    により、前記設定された走査速度に応じて前記反復走査
    範囲が変化することを特徴とするレーザ測量機。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 前記レーザ光は走査モータで走査されると共に、前記走
    査速度制御手段は、設定速度に応じたパルス幅を有する
    パルス幅変調信号を生成し、 前記走査制御手段は、回転走査の時、該パルス幅変調信
    号を前記走査モータの正転入力端子に入力して前記走査
    モータを正転方向に回転走査駆動し、反復走査の時、該
    パルス幅変調信号を前記走査モータの正転入力端子と逆
    転入力端子に交互に入力して前記走査モータを反復走査
    駆動することを特徴とするレーザ測量機。
  4. 【請求項4】請求項1から3において、 前記走査方法選択手段で反復走査を選択したとき、前記
    走査速度設定手段は、走査速度が前記レーザ測量機から
    レーザ光が投光される対象物までの距離が近い時は早く
    なり該距離が遠い時は遅くなる様に、前記走査速度を該
    距離に応じて設定可能であることを特徴とするレーザ測
    量機。
  5. 【請求項5】請求項1から3において、 前記走査速度設定手段は、走査速度の設定に用いる表示
    と共に、又はこれに代えて、走査速度大に対応して近距
    離を、走査速度小に対応して遠距離を示す表示を有する
    ことを特徴とするレーザ測量機。
  6. 【請求項6】請求項1から3において、 前記走査方法選択手段で反復走査を選択し、前記レーザ
    測量機の操作部により、該レーザ測量機からレーザ光が
    投光される対象物までの距離及び該対象物に投光される
    レーザ光の軌跡の長さを入力したとき、該レーザ光は所
    定の走査速度で反復走査することを特徴とするレーザ測
    量機。
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