JPH1114374A - 振動型ジャイロスコープ - Google Patents
振動型ジャイロスコープInfo
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- JPH1114374A JPH1114374A JP9171637A JP17163797A JPH1114374A JP H1114374 A JPH1114374 A JP H1114374A JP 9171637 A JP9171637 A JP 9171637A JP 17163797 A JP17163797 A JP 17163797A JP H1114374 A JPH1114374 A JP H1114374A
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Landscapes
- Gyroscopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】構成を簡略化するとともに、実装する際の横置
きを可能とし低背化を達成することができる振動型ジャ
イロスコープを提供する。 【解決手段】駆動手段11−1〜11−4を有する一対
の駆動アーム2、3と、一対の駆動アームの間に設けた
検出手段12−1〜12−4を有する検出アーム4と、
これら駆動アームと検出アームとを一平面内において接
続する基部5とから構成される振動子1を用いた振動型
ジャイロスコープであって、駆動手段により一対の駆動
アームを一平面内において互いに逆相に駆動振動モード
の振動をさせ、この一平面に垂直な軸を中心に振動子に
回転角速度が加えられたときに、一対の駆動アームに沿
って互いに逆方向にコリオリ力を作用させ、これにより
振動子全体に対して回転モーメントを加え、検出アーム
に対して一平面内における検出振動モードの振動を発生
させ、この振動を検出手段で電気信号として求めて回転
角速度を求めるよう構成する。
きを可能とし低背化を達成することができる振動型ジャ
イロスコープを提供する。 【解決手段】駆動手段11−1〜11−4を有する一対
の駆動アーム2、3と、一対の駆動アームの間に設けた
検出手段12−1〜12−4を有する検出アーム4と、
これら駆動アームと検出アームとを一平面内において接
続する基部5とから構成される振動子1を用いた振動型
ジャイロスコープであって、駆動手段により一対の駆動
アームを一平面内において互いに逆相に駆動振動モード
の振動をさせ、この一平面に垂直な軸を中心に振動子に
回転角速度が加えられたときに、一対の駆動アームに沿
って互いに逆方向にコリオリ力を作用させ、これにより
振動子全体に対して回転モーメントを加え、検出アーム
に対して一平面内における検出振動モードの振動を発生
させ、この振動を検出手段で電気信号として求めて回転
角速度を求めるよう構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動手段を有する
一対の駆動アームと、一対の駆動アームの間に設けた検
出手段を有する検出アームと、これら駆動アームと検出
アームとを一平面内において接続する基部とから構成さ
れる振動子を用いた振動型ジャイロスコープに関するも
のである。
一対の駆動アームと、一対の駆動アームの間に設けた検
出手段を有する検出アームと、これら駆動アームと検出
アームとを一平面内において接続する基部とから構成さ
れる振動子を用いた振動型ジャイロスコープに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、回転系内の回転角速度を検出
するための角速度センサとして、圧電体を用いた振動型
ジャイロスコープが、航空機や船舶、宇宙衛星などの位
置の確認用として利用されてきた。最近では、民生用の
分野としてカーナビゲーションや、VTRやスチルカメ
ラの手振れの検出などに使用されている。
するための角速度センサとして、圧電体を用いた振動型
ジャイロスコープが、航空機や船舶、宇宙衛星などの位
置の確認用として利用されてきた。最近では、民生用の
分野としてカーナビゲーションや、VTRやスチルカメ
ラの手振れの検出などに使用されている。
【0003】このような圧電振動型ジャイロスコープ
は、振動している物体に角速度が加わると、その振動と
直角方向にコリオリ力が生じることを利用している。そ
して、その原理は力学的モデルで解析される(例えば、
「弾性波素子技術ハンドブック」、オーム社、第491
〜497頁)。そして、圧電型振動ジャイロスコープと
しては、これまでに種々のものが提案されている。例え
ば、スペリー音叉型ジャイロスコープ、ワトソン音叉型
ジャイロスコープ、正三角柱型音片ジャイロスコープ、
円筒型音片ジャイロスコープ等が知られている。
は、振動している物体に角速度が加わると、その振動と
直角方向にコリオリ力が生じることを利用している。そ
して、その原理は力学的モデルで解析される(例えば、
「弾性波素子技術ハンドブック」、オーム社、第491
〜497頁)。そして、圧電型振動ジャイロスコープと
しては、これまでに種々のものが提案されている。例え
ば、スペリー音叉型ジャイロスコープ、ワトソン音叉型
ジャイロスコープ、正三角柱型音片ジャイロスコープ、
円筒型音片ジャイロスコープ等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の圧電振
動型ジャイロスコープは、いずれの例でも振動子を回転
軸と平行に配置(縦置き)しなければ回転角速度を検出
することができない。通常、測定したい回転系の回転軸
は装着部に対して垂直であるため、このような圧電振動
型ジャイロスコープを実装する際、装着部に対して圧電
振動型ジャイロスコープの低背化を達成することが困難
であった。
動型ジャイロスコープは、いずれの例でも振動子を回転
軸と平行に配置(縦置き)しなければ回転角速度を検出
することができない。通常、測定したい回転系の回転軸
は装着部に対して垂直であるため、このような圧電振動
型ジャイロスコープを実装する際、装着部に対して圧電
振動型ジャイロスコープの低背化を達成することが困難
であった。
【0005】近年になって、振動子を回転軸と垂直に配
置(横置き)しても回転角速度を検出できる圧電振動型
ジャイロスコープが、特開平8−128833号公報に
おいて提案されている。この例では、図5にその一例を
示すように、3つの弾性体51a、51b、51cの先
端に重量53を設ける。弾性体51a、51b、51c
をXY平面内で圧電素子54、55により互いに逆方向
の位相で振動させる。Z軸回りの回転角速度ωにより発
生するY方向のコリオリ力を、重量53の重心の位置に
作用させる。弾性体51a、51b、51cの面と重量
53の重心の位置とはZ方向に若干離れているため、重
量53の重心に作用したコリオリ力により弾性体51
a、51b、51cの先端がZ方向で互いに逆方向に曲
がる。この曲げ振動を圧電素子56、57で検出するこ
とで、Z軸回りの回転角速度ωを求めている。
置(横置き)しても回転角速度を検出できる圧電振動型
ジャイロスコープが、特開平8−128833号公報に
おいて提案されている。この例では、図5にその一例を
示すように、3つの弾性体51a、51b、51cの先
端に重量53を設ける。弾性体51a、51b、51c
をXY平面内で圧電素子54、55により互いに逆方向
の位相で振動させる。Z軸回りの回転角速度ωにより発
生するY方向のコリオリ力を、重量53の重心の位置に
作用させる。弾性体51a、51b、51cの面と重量
53の重心の位置とはZ方向に若干離れているため、重
量53の重心に作用したコリオリ力により弾性体51
a、51b、51cの先端がZ方向で互いに逆方向に曲
がる。この曲げ振動を圧電素子56、57で検出するこ
とで、Z軸回りの回転角速度ωを求めている。
【0006】上述した特開平8−128833号に記載
された圧電振動型ジャイロスコープでは、確かにその原
理上振動子を横置きしても回転角速度を検出することが
できる。しかしながら、重量53を設ける必要があるた
め低背化が不十分であった。また、低背化を十分にする
ために重量53の厚さを薄くすると、コリオリ力による
モーメントがその分小さくなり、曲げ振動が微小にな
り、測定感度が低くなる問題があった。
された圧電振動型ジャイロスコープでは、確かにその原
理上振動子を横置きしても回転角速度を検出することが
できる。しかしながら、重量53を設ける必要があるた
め低背化が不十分であった。また、低背化を十分にする
ために重量53の厚さを薄くすると、コリオリ力による
モーメントがその分小さくなり、曲げ振動が微小にな
り、測定感度が低くなる問題があった。
【0007】さらに、上述した構成の圧電振動型ジャイ
ロスコープの振動子では、振動子の構成上、駆動と検出
の振動方向が異なっている。すなわち、弾性体51a、
51b、51cが、XY平面内で振動した状態でZ方向
にも振動するという2方向への振動が必要であった。一
般に圧電振動型ジャイロスコープでは、駆動の振動モー
ドの固有周波数と検出の振動モードの固有周波数とは、
測定感度を良好にするため常に一定の関係を保つことが
要求されている。ここで、振動子の材料として単結晶を
考えてみると、単結晶は異方性を持っているため、振動
する方向によって、温度による固有周波数の変化が異な
る。そのため、上述した構成の振動子を単結晶で構成し
ようとすると、ある温度で振動と検出の固有周波数を一
定の関係に定めても、温度が変化するとその関係を維持
することができず、測定感度が温度によって変化しやす
いという問題があった。
ロスコープの振動子では、振動子の構成上、駆動と検出
の振動方向が異なっている。すなわち、弾性体51a、
51b、51cが、XY平面内で振動した状態でZ方向
にも振動するという2方向への振動が必要であった。一
般に圧電振動型ジャイロスコープでは、駆動の振動モー
ドの固有周波数と検出の振動モードの固有周波数とは、
測定感度を良好にするため常に一定の関係を保つことが
要求されている。ここで、振動子の材料として単結晶を
考えてみると、単結晶は異方性を持っているため、振動
する方向によって、温度による固有周波数の変化が異な
る。そのため、上述した構成の振動子を単結晶で構成し
ようとすると、ある温度で振動と検出の固有周波数を一
定の関係に定めても、温度が変化するとその関係を維持
することができず、測定感度が温度によって変化しやす
いという問題があった。
【0008】本発明の目的は上述した課題を解消して、
構成を簡略化するとともに、実装する際の横置きを可能
とし低背化を達成することができる振動型ジャイロスコ
ープを提供しようとするものである。
構成を簡略化するとともに、実装する際の横置きを可能
とし低背化を達成することができる振動型ジャイロスコ
ープを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の振動型ジャイロ
スコープは、駆動手段を有する一対の駆動アームと、一
対の駆動アームの間に設けた検出手段を有する検出アー
ムと、これら駆動アームと検出アームとを一平面内にお
いて接続する基部とから構成される振動子を用いた振動
型ジャイロスコープであって、駆動手段により一対の駆
動アームを一平面内において互いに逆相に駆動振動モー
ドの振動をさせ、この一平面に垂直な軸を中心に振動子
に回転角速度が加えられたときに、一対の駆動アームに
沿って互いに逆方向にコリオリ力を作用させ、これによ
り振動子全体に対して回転モーメントを加え、検出アー
ムに対して一平面内における検出振動モードの振動を発
生させ、この振動を検出手段で電気信号として求めて回
転角速度を求めるよう構成したことを特徴とするもので
ある。
スコープは、駆動手段を有する一対の駆動アームと、一
対の駆動アームの間に設けた検出手段を有する検出アー
ムと、これら駆動アームと検出アームとを一平面内にお
いて接続する基部とから構成される振動子を用いた振動
型ジャイロスコープであって、駆動手段により一対の駆
動アームを一平面内において互いに逆相に駆動振動モー
ドの振動をさせ、この一平面に垂直な軸を中心に振動子
に回転角速度が加えられたときに、一対の駆動アームに
沿って互いに逆方向にコリオリ力を作用させ、これによ
り振動子全体に対して回転モーメントを加え、検出アー
ムに対して一平面内における検出振動モードの振動を発
生させ、この振動を検出手段で電気信号として求めて回
転角速度を求めるよう構成したことを特徴とするもので
ある。
【0010】本発明では、振動子を構成する一対の駆動
アームとそれらの間に設けた検出アームと基部とを同一
の平面内に構成することができる。そのため、この振動
子を利用して横置きタイプの振動型ジャイロスコープを
構成すれば、ジャイロスコープの低背化を達成すること
ができる。
アームとそれらの間に設けた検出アームと基部とを同一
の平面内に構成することができる。そのため、この振動
子を利用して横置きタイプの振動型ジャイロスコープを
構成すれば、ジャイロスコープの低背化を達成すること
ができる。
【0011】また、駆動アームの駆動振動モードの振動
と検出アームの検出振動モードの振動とが同一の平面内
であるため、振動子の材質として、水晶、LiTaO3
単結晶、LiNbO3 単結晶、Li(Nb、Ta)O3
単結晶を好適に使用することができる。この場合は、測
定感度を良好にでき、また振動子を、単結晶薄板からエ
ッチングなどのウェハープロセス(水晶の場合)、また
は切削などの単結晶を切り出す方法(LiTaO3 単結
晶、LiNbO3 単結晶などの場合)で作製できるため
好ましい。さらに、駆動アームの開放端の各別に、駆動
アームを中心として駆動振動モードの振動および検出振
動モードの振動と同一平面内において対称的に張り出し
た張り出し部を設けた場合は、振動子の低背化に加え
て、振動子の幅を小さくでき、ジャイロスコープをさら
にコンパクトに構成することができる。
と検出アームの検出振動モードの振動とが同一の平面内
であるため、振動子の材質として、水晶、LiTaO3
単結晶、LiNbO3 単結晶、Li(Nb、Ta)O3
単結晶を好適に使用することができる。この場合は、測
定感度を良好にでき、また振動子を、単結晶薄板からエ
ッチングなどのウェハープロセス(水晶の場合)、また
は切削などの単結晶を切り出す方法(LiTaO3 単結
晶、LiNbO3 単結晶などの場合)で作製できるため
好ましい。さらに、駆動アームの開放端の各別に、駆動
アームを中心として駆動振動モードの振動および検出振
動モードの振動と同一平面内において対称的に張り出し
た張り出し部を設けた場合は、振動子の低背化に加え
て、振動子の幅を小さくでき、ジャイロスコープをさら
にコンパクトに構成することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の振動型ジャイロス
コープに用いる振動子の一例の構成を示す図である。図
1に示す例において、振動子1は、一対の互いに平行な
駆動アーム2、3と、一対の駆動アーム2、3の間ここ
では両者の中間の位置に駆動アーム2、3と平行に設け
た検出アーム4と、これら3本の駆動アーム2、3と検
出アーム4とを同一の一平面内において接続する基部5
とから構成されている。本例では振動子1を圧電単結晶
の一例であるLiTaO3 単結晶のZ板から構成した例
を考えており、そのため、駆動アーム2、3において基
部5の主面に対応する向かい合う面に2つずつ駆動手段
としての駆動電極11−1〜11−4を設けるととも
に、検出アーム4において基部5の主面に対応する向か
い合う面に2つずつ検出手段としての検出電極12−1
〜12−4を設けている。もちろん、振動子1をエリン
バ合金などの恒弾性合金から構成する場合は、駆動手段
および検出手段として、上記駆動電極11−1〜11−
4および検出電極12−1〜12−4と組み合わせて圧
電板を使用する必要がある。
コープに用いる振動子の一例の構成を示す図である。図
1に示す例において、振動子1は、一対の互いに平行な
駆動アーム2、3と、一対の駆動アーム2、3の間ここ
では両者の中間の位置に駆動アーム2、3と平行に設け
た検出アーム4と、これら3本の駆動アーム2、3と検
出アーム4とを同一の一平面内において接続する基部5
とから構成されている。本例では振動子1を圧電単結晶
の一例であるLiTaO3 単結晶のZ板から構成した例
を考えており、そのため、駆動アーム2、3において基
部5の主面に対応する向かい合う面に2つずつ駆動手段
としての駆動電極11−1〜11−4を設けるととも
に、検出アーム4において基部5の主面に対応する向か
い合う面に2つずつ検出手段としての検出電極12−1
〜12−4を設けている。もちろん、振動子1をエリン
バ合金などの恒弾性合金から構成する場合は、駆動手段
および検出手段として、上記駆動電極11−1〜11−
4および検出電極12−1〜12−4と組み合わせて圧
電板を使用する必要がある。
【0013】振動子1を構成する駆動アーム2、3、検
出アーム4および基部5を別部材で構成することもでき
るが、特に圧電単結晶より構成した場合の製造の容易さ
などから、一体で構成することが好ましい。また、それ
らの材質も特に限定するものでないが、水晶、LiNb
O3 、LiTaO3 、Li(Nb、Ta)O3 からなる
圧電単結晶を使用することが好ましい。図1に示す構成
の振動子1を横置きすなわち振動子1を図中の回転軸Z
と垂直に配置して振動型ジャイロスコープを形成した場
合、後述するように駆動アーム2、3の振動を同一平面
内とすることができるため、上記圧電単結晶を好適に使
用できる。
出アーム4および基部5を別部材で構成することもでき
るが、特に圧電単結晶より構成した場合の製造の容易さ
などから、一体で構成することが好ましい。また、それ
らの材質も特に限定するものでないが、水晶、LiNb
O3 、LiTaO3 、Li(Nb、Ta)O3 からなる
圧電単結晶を使用することが好ましい。図1に示す構成
の振動子1を横置きすなわち振動子1を図中の回転軸Z
と垂直に配置して振動型ジャイロスコープを形成した場
合、後述するように駆動アーム2、3の振動を同一平面
内とすることができるため、上記圧電単結晶を好適に使
用できる。
【0014】また、これらの圧電単結晶を使用すると、
検出感度を良好にすることができるとともに、検出ノイ
ズを小さくできる。さらに、温度変化に対して鈍感であ
るため、温度安定性を必要とする車載用として好適であ
る。なお、上記圧電単結晶の中では、LiNbO3 単結
晶、LiTaO3 単結晶が電気機械結合係数が相対的に
大きいことから、水晶よりもLiNbO3 単結晶または
LiTaO 3 単結晶を使用することが好ましい。また、
LiNbO3 単結晶とLiTaO3単結晶とを比較する
と、LiTaO3 単結晶の方がLiNbO3 単結晶より
も比重が相対的にさらに大きいことから、LiNbO3
単結晶よりもLiTaO3 単結晶を使用することがさら
に好ましい。
検出感度を良好にすることができるとともに、検出ノイ
ズを小さくできる。さらに、温度変化に対して鈍感であ
るため、温度安定性を必要とする車載用として好適であ
る。なお、上記圧電単結晶の中では、LiNbO3 単結
晶、LiTaO3 単結晶が電気機械結合係数が相対的に
大きいことから、水晶よりもLiNbO3 単結晶または
LiTaO 3 単結晶を使用することが好ましい。また、
LiNbO3 単結晶とLiTaO3単結晶とを比較する
と、LiTaO3 単結晶の方がLiNbO3 単結晶より
も比重が相対的にさらに大きいことから、LiNbO3
単結晶よりもLiTaO3 単結晶を使用することがさら
に好ましい。
【0015】次に、図1に示す振動子1を利用して横置
きタイプの振動型ジャイロスコープを構成した場合の動
作について説明する。まず、Z軸を中心軸とする回転系
において、駆動電極11−1〜11−4に交流電圧を印
加することにより、駆動アーム2、3をXY平面内にお
いて駆動振動モードの互いに逆相の振動をさせる。この
状態で、Z軸まわりに回転角速度ωが作用すると、コリ
オリの力により、各駆動アーム2、3にはY軸に沿った
互いに逆向きのF1、F2が作用する。基部5は、例え
ば駆動アーム2、3と検出アーム4とを設けた側と反対
側の端部で固定されているため、この力F1、F2によ
り振動子1全体を回転させるように作用するモーメント
M1、M2が働く。このモーメントM1、M2により、
駆動アーム2、3および検出アーム4にXY平面内にお
いて検出振動モードの振動をさせる。検出アーム4の検
出振動モードの振動を検出電極12−1〜12−4によ
り電気振動として求めることで、回転角速度ωを測定す
ることができる。なお、図2(a)、(b)に図1に示
す振動子1の駆動振動モードおよび検出振動モードの例
を示し、図3に各電極の配線状態を示す。
きタイプの振動型ジャイロスコープを構成した場合の動
作について説明する。まず、Z軸を中心軸とする回転系
において、駆動電極11−1〜11−4に交流電圧を印
加することにより、駆動アーム2、3をXY平面内にお
いて駆動振動モードの互いに逆相の振動をさせる。この
状態で、Z軸まわりに回転角速度ωが作用すると、コリ
オリの力により、各駆動アーム2、3にはY軸に沿った
互いに逆向きのF1、F2が作用する。基部5は、例え
ば駆動アーム2、3と検出アーム4とを設けた側と反対
側の端部で固定されているため、この力F1、F2によ
り振動子1全体を回転させるように作用するモーメント
M1、M2が働く。このモーメントM1、M2により、
駆動アーム2、3および検出アーム4にXY平面内にお
いて検出振動モードの振動をさせる。検出アーム4の検
出振動モードの振動を検出電極12−1〜12−4によ
り電気振動として求めることで、回転角速度ωを測定す
ることができる。なお、図2(a)、(b)に図1に示
す振動子1の駆動振動モードおよび検出振動モードの例
を示し、図3に各電極の配線状態を示す。
【0016】上述した構成の振動子1を利用した本発明
の振動型ジャイロスコープでは、駆動アーム2、3と同
一のXY平面内に発生するコリオリ力F1、F2を、振
動子1の回転運動に変換し、それにより検出アーム4を
XY面内で検出振動モードの振動をさせ、その振動から
回転角速度を求めるよう構成しているため、振動子1を
回転軸Zと垂直に配置(横置き)しても回転角速度を検
出することができる。そのため、本発明の振動型ジャイ
ロスコープを角速度センサとして例えば自動車の車体の
回転角速度を求める目的で実装する場合でも、取付部に
対して低背化を達成することができる。
の振動型ジャイロスコープでは、駆動アーム2、3と同
一のXY平面内に発生するコリオリ力F1、F2を、振
動子1の回転運動に変換し、それにより検出アーム4を
XY面内で検出振動モードの振動をさせ、その振動から
回転角速度を求めるよう構成しているため、振動子1を
回転軸Zと垂直に配置(横置き)しても回転角速度を検
出することができる。そのため、本発明の振動型ジャイ
ロスコープを角速度センサとして例えば自動車の車体の
回転角速度を求める目的で実装する場合でも、取付部に
対して低背化を達成することができる。
【0017】図4は本発明の振動型ジャイロスコープに
用いる振動子の他の例の構成を示す図である。図4に示
す例において、図1に示す例と同一の部材には同一の符
号を付し、その説明を省略する。図4に示す例におい
て、図1に示す例と異なる点は、駆動アーム2、3の開
放端2a、3aの各別に、駆動アーム2、3を中心とし
てXY平面内において対称的に張り出した張り出し部2
b−1、2b−2;3b−1、3b−2を設けた点であ
る。張り出し部2b−1、2b−2;3b−1、3b−
2の形状は、本例では、長方形の形状としたが、張り出
し部2b−1と2b−2とが、あるいは、張り出し部3
b−1と3b−2とが同じ形状を有すれば、他の形状で
も同様の効果を得ることができることはいうまでもな
い。図4に示した振動子1を利用して横置きタイプの振
動型ジャイロスコープを構成した場合、その駆動振動モ
ードおよび検出振動モードの振動は図2(a)、(b)
に示した例と同様であり、また各電極の配線状態は図3
に示した例と同様である。
用いる振動子の他の例の構成を示す図である。図4に示
す例において、図1に示す例と同一の部材には同一の符
号を付し、その説明を省略する。図4に示す例におい
て、図1に示す例と異なる点は、駆動アーム2、3の開
放端2a、3aの各別に、駆動アーム2、3を中心とし
てXY平面内において対称的に張り出した張り出し部2
b−1、2b−2;3b−1、3b−2を設けた点であ
る。張り出し部2b−1、2b−2;3b−1、3b−
2の形状は、本例では、長方形の形状としたが、張り出
し部2b−1と2b−2とが、あるいは、張り出し部3
b−1と3b−2とが同じ形状を有すれば、他の形状で
も同様の効果を得ることができることはいうまでもな
い。図4に示した振動子1を利用して横置きタイプの振
動型ジャイロスコープを構成した場合、その駆動振動モ
ードおよび検出振動モードの振動は図2(a)、(b)
に示した例と同様であり、また各電極の配線状態は図3
に示した例と同様である。
【0018】図4に示す例では、張り出し部2b−1、
2b−2;3b−1。3b−2を設けてアームの体積を
開放端2a、3aで増加させることができるため、図1
に示す駆動アーム2、3と同じ固有振動数を有する駆動
アームを、短いアームで達成することができる。そのた
め、図1に示す例と同様の低背化に加えて、駆動アーム
2、3の長さを短くでき言い換えると振動子1の幅を小
さくでき、図4に示す振動子1を利用すれば、振動型ジ
ャイロスコープをさらにコンパクトに構成することがで
きることがわかる。
2b−2;3b−1。3b−2を設けてアームの体積を
開放端2a、3aで増加させることができるため、図1
に示す駆動アーム2、3と同じ固有振動数を有する駆動
アームを、短いアームで達成することができる。そのた
め、図1に示す例と同様の低背化に加えて、駆動アーム
2、3の長さを短くでき言い換えると振動子1の幅を小
さくでき、図4に示す振動子1を利用すれば、振動型ジ
ャイロスコープをさらにコンパクトに構成することがで
きることがわかる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、振動子を構成する一対の駆動アームとそれら
の間に設けた検出アームと基部とを同一の平面内に構成
することができるため、この振動子を利用して横置きタ
イプの振動型ジャイロスコープを構成すれば、ジャイロ
スコープの低背化を達成することができる。
によれば、振動子を構成する一対の駆動アームとそれら
の間に設けた検出アームと基部とを同一の平面内に構成
することができるため、この振動子を利用して横置きタ
イプの振動型ジャイロスコープを構成すれば、ジャイロ
スコープの低背化を達成することができる。
【0020】また、駆動アームの駆動振動モードの振動
と検出アームの検出振動モードの振動とが同一の平面内
であるため、振動子の材質として、水晶、LiTaO3
単結晶、LiNbO3 単結晶、Li(Nb、Ta)O3
単結晶を好適に使用することができる。この場合は、測
定感度を良好にでき、また振動子を、単結晶薄板からエ
ッチングなどのウェハープロセス(水晶の場合)、また
は切削などの単結晶を切り出す方法(LiTaO3 単結
晶、LiNbO3 単結晶などの場合)で作製できるため
好ましい。
と検出アームの検出振動モードの振動とが同一の平面内
であるため、振動子の材質として、水晶、LiTaO3
単結晶、LiNbO3 単結晶、Li(Nb、Ta)O3
単結晶を好適に使用することができる。この場合は、測
定感度を良好にでき、また振動子を、単結晶薄板からエ
ッチングなどのウェハープロセス(水晶の場合)、また
は切削などの単結晶を切り出す方法(LiTaO3 単結
晶、LiNbO3 単結晶などの場合)で作製できるため
好ましい。
【0021】さらに、駆動アームの開放端の各別に、駆
動アームを中心として駆動振動モードの振動および検出
振動モードの振動と同一平面内において対称的に張り出
した張り出し部を設けた場合は、振動子の低背化に加え
て、振動子の幅を小さくでき、ジャイロスコープをさら
にコンパクトに構成することができる。
動アームを中心として駆動振動モードの振動および検出
振動モードの振動と同一平面内において対称的に張り出
した張り出し部を設けた場合は、振動子の低背化に加え
て、振動子の幅を小さくでき、ジャイロスコープをさら
にコンパクトに構成することができる。
【図1】本発明の振動型ジャイロスコープに用いる振動
子の一例の構成を示す図である。
子の一例の構成を示す図である。
【図2】(a)、(b)はそれぞれ図1に示す例におけ
る駆動振動モードと検出振動モードの例を示す図であ
る。
る駆動振動モードと検出振動モードの例を示す図であ
る。
【図3】図1に示す例における各電極の配線状態を示す
図である。
図である。
【図4】本発明の振動型ジャイロスコープに用いる振動
子の他の例の構成を示す図である。
子の他の例の構成を示す図である。
【図5】従来の振動型ジャイロスコープに用いる振動子
の一例の構成を示す図である。
の一例の構成を示す図である。
1 振動子、2、3 駆動アーム、4 検出アーム、5
基部、11−1〜11−4 駆動電極、12−1〜1
2−4 検出電極
基部、11−1〜11−4 駆動電極、12−1〜1
2−4 検出電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相馬 隆雄 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】駆動手段を有する一対の駆動アームと、一
対の駆動アームの間に設けた検出手段を有する検出アー
ムと、これら駆動アームと検出アームとを一平面内にお
いて接続する基部とから構成される振動子を用いた振動
型ジャイロスコープであって、駆動手段により一対の駆
動アームを一平面内において互いに逆相に駆動振動モー
ドの振動をさせ、この一平面に垂直な軸を中心に振動子
に回転角速度が加えられたときに、一対の駆動アームに
沿って互いに逆方向にコリオリ力を作用させ、これによ
り振動子全体に対して回転モーメントを加え、検出アー
ムに対して一平面内における検出振動モードの振動を発
生させ、この振動を検出手段で電気信号として求めて回
転角速度を求めるよう構成したことを特徴とする振動型
ジャイロスコープ。 - 【請求項2】前記一対の駆動アームの開放端の各別に、
駆動アームを中心として一平面内において対称的に張り
出した張り出し部を設ける請求項1記載の振動型ジャイ
ロスコープ。 - 【請求項3】前記振動子が、水晶、LiTaO3 単結
晶、LiNbO3 単結晶またはLi(Nb、Ta)O3
単結晶のいずれかを用いて構成された請求項1または2
記載の振動型ジャイロスコープ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9171637A JPH1114374A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 振動型ジャイロスコープ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9171637A JPH1114374A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 振動型ジャイロスコープ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1114374A true JPH1114374A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15926899
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9171637A Withdrawn JPH1114374A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 振動型ジャイロスコープ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1114374A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006010659A (ja) * | 2004-06-21 | 2006-01-12 | Microstone Corp | 振動ジャイロスコープ |
| JP2006125917A (ja) * | 2004-10-27 | 2006-05-18 | Kyocera Kinseki Corp | 角速度センサ |
| JP2008224628A (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Sony Corp | 角速度センサ及び電子機器 |
| JP2009244161A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Tdk Corp | 角速度センサ素子 |
-
1997
- 1997-06-27 JP JP9171637A patent/JPH1114374A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006010659A (ja) * | 2004-06-21 | 2006-01-12 | Microstone Corp | 振動ジャイロスコープ |
| JP2006125917A (ja) * | 2004-10-27 | 2006-05-18 | Kyocera Kinseki Corp | 角速度センサ |
| JP2008224628A (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Sony Corp | 角速度センサ及び電子機器 |
| JP2009244161A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Tdk Corp | 角速度センサ素子 |
| US8061202B2 (en) | 2008-03-31 | 2011-11-22 | Tdk Corporation | Angular velocity sensor element |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |