JPH11144545A - 電動工具用トリガースイッチ回路 - Google Patents

電動工具用トリガースイッチ回路

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JPH11144545A
JPH11144545A JP9305244A JP30524497A JPH11144545A JP H11144545 A JPH11144545 A JP H11144545A JP 9305244 A JP9305244 A JP 9305244A JP 30524497 A JP30524497 A JP 30524497A JP H11144545 A JPH11144545 A JP H11144545A
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resistor
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Hiroyuki Arai
洋之 荒井
Shinichi Masuda
慎一 増田
Yasuoki Kosaka
泰興 高坂
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Satori Electric Co Ltd
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Satori Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電動工具に搭載されるトリガースイッチ回路内
の特に電源用スイッチの接点の消耗を軽減させる回路構
成を提供する。 【解決手段】トリガースイッチ回路内の電源用スイッチ
と、制御スイッチと、短絡用スイッチとの三者を操作レ
バーと連動して動作する構成にし、制御スイッチを構成
する可変抵抗器の摺動子が抵抗体の最小抵抗値から外れ
てフローテングしたプラス側にある時に、電源用スイッ
チをオン/オフするようにし、又、可変抵抗器の摺動子
が抵抗体の最大抵抗値から外れた無抵抗の導体のマイナ
ス側にある時に、短絡用スイッチをオン/オフさせるよ
うにしたことである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動ドリル等の電
動工具に搭載されているトリガースイッチ回路に関する
ものであり、更に詳しくはトリガースイッチ回路内の特
に電源用スイッチの接点の消耗を抑制するようにした回
路構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術における電動工具用トリガース
イッチ回路は、図6に示すように、操作レバーに連動し
てオン/オフする電源用スイッチSW1と、還流用ダイ
オードDと、操作レバーを最大操作量より僅か手前に引
き込んだ時にオンする短絡用スイッチSW2と、直流モ
ータMと、スイッチング素子FETと、コンパレータC
OMPと、分圧用抵抗Rと、操作レバーに連動して動く
可変抵抗器VRと、三角波信号を発生させる三角波発振
回路10とから構成され、これらは次のように接続され
ている。尚、三角波発振回路10とコンパレータCOM
Pでスイッチング素子FETの駆動部を構成する。
【0003】電源用スイッチSW1の一方側は、直流電
源Eのプラス側に接続し、電源用スイッチSW1の他方
側は、直列に接続した抵抗R1及び可変抵抗器VR及び
抵抗R2を介して直流電源Eのマイナス側に接続されて
いる。
【0004】又、直流電源Eには、直列に接続した直流
モータM及びスイッチング素子FETとを、電源スイッ
チSW1を介して並列に接続した構成となっている。こ
のモータMにはダイオードDを並列に接続し、スイッチ
ング素子FETには短絡用スイッチSW2を並列に接続
した構成となっている。
【0005】可変抵抗器VRの摺動子21は、コンパレ
ータCOMPのマイナス側入力端子に接続され、コンパ
レータCOMPのプラス側入力端子には三角波発振回路
10の出力側が接続されている。コンパレータCOMP
の出力端子はスイッチング素子FETのゲート側に接続
されている。
【0006】可変抵抗器VRは、図7(A)に示すよう
に、固定端子20と摺動子21とから構成されている。
固定端子20は、適宜間隔を持って平行に配設した長尺
な板状の抵抗領域20aとコモン領域20bとから構成
されている。
【0007】摺動子21は、抵抗領域20aとコモン領
域20bとを跨ぐようにして配置され、図7(A)、
(B)に示すように、抵抗領域20aの最小抵抗値側
(P点)から摺動して最高抵抗値側(Q点)までの間を
操作レバーに連動して動く構造となっている。
【0008】図8は、操作レバーを引き込んで電源用ス
イッチSW1がオンした時と、操作レバーを更に引き込
んで短絡スイッチSW2がオンする直前にスイッチング
素子FETのゲートに供給されるゲート信号波形を示し
たものである。
【0009】操作レバーを引き込んで電源用スイッチS
W1がオンすると、図8(A)に示すように、操作レバ
ーに連動して動く可変抵抗器VRは最小限の抵抗値とな
り、コンパレータCOMPに供給される出力電圧、即
ち、「電源用スイッチSW1がオンした時の比較電圧」
は最大の電圧値となる。従って、三角波信号の電圧と比
較するしきい値は高くなる。この比較電圧(しきい値)
と三角波信号の電圧が比較され、図8(B)に示すよう
に、コンパレータCOMPの出力端子から、三角波信号
の上部頂点近傍位置における矩形波信号が出力され、ス
イッチング素子FETのゲートに入力される。
【0010】一方、操作レバーが短絡用スイッチSW2
がオン直前まで引き込まれると、図8(A)に示すよう
に、可変抵抗器VRは最大限の抵抗値となり、コンパレ
ータCOMPに供給される出力電圧、即ち、「短絡用ス
イッチSW2がオン直前の比較電圧」は最小の電圧値に
なる。従って、三角波信号の電圧と比較するしきい値は
低くなる。この比較電圧(しきい値)と三角波信号の電
圧が比較され、図8(C)に示すように、コンパレータ
COMPの出力端子から、三角波信号の下部頂点近傍位
置における矩形波信号が出力され、スイッチング素子F
ETのゲートに入力される。このようにして、三角波信
号の電圧と操作レバーの引き込み量から発生する比較電
圧(しきい値)とを比較して間欠的に発生する矩形波信
号のオンしている時間帯を長短に制御してモータMの回
転を制御する。
【0011】図9は、操作レバーを引き込んで電源用ス
イッチSW1がオンしてからモータMのデューテイ比が
変化する様子を示したものである。操作レバーを引き込
んで電源用スイッチSW1がオンした時は、モータMの
デューテイ比は最小である。この状態で更に操作レバー
を引き込んでくると、デューテイ比は直線的に比例して
上昇し、デューテイ比が略80%近傍でモータMが高速
回転になる。この状態で更に操作レバーを引き込むと、
スイッチング素子FETに並列接続してある短絡用スイ
ッチSW2がオンする。短絡用スイッチSW2がオンす
ると、このオンした短絡用スイッチSW2を介してモー
タMに電源が供給され、モータMのデューテイ比は10
0パーセントに達する。
【0012】このようにして、操作レバーに連動した、
電源用スイッチSW1と可変抵抗器VRと短絡用スイッ
チSW2の動作によりモータMの回転制御を行うことが
できる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記説
明した従来技術における電動工具用トリガースイッチ回
路は、図8に示すように、電源用スイッチSW1及び短
絡用スイッチSW2をオン/オフする時に、比較電圧が
三角波信号の電圧の範囲内に存在するため、常にスイッ
チング素子FETを制御可能な状態になっている。従っ
て、電源用スイッチSW1又は短絡用スイッチSW2が
オン/オフする時には、スイッチング素子FETがオン
/オフ制御されているため、スイッチの接点間には電位
差が生じ、スパークが発生してしまう。スパークが発生
すると接点消耗が多くなり、寿命向上が期待できないと
云う問題がある。
【0014】従って、電源用スイッチ及び短絡用スイッ
チの接点消耗を軽減させる回路構成に解決しなければな
らない課題を有している。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る電動工具用トリガースイッチ回路は、
直流電源とモータ間に設けた電源用スイッチと、前記モ
ータと直列に接続したスイッチング素子と、該スイッチ
ング素子に並列に接続した短絡用スイッチと、前記スイ
ッチング素子を駆動させる駆動部と、操作レバーの操作
引込み量に応じて前記駆動部を制御する制御スイッチ
と、からなるトリガースイッチ回路であり、前記制御ス
イッチは、抵抗体を含む可変抵抗器で構成し、該抵抗体
の摺動する方向の最終端側に無抵抗の導体を備え、前記
抵抗体の始端を前記直流電源のプラス側に接続し、前記
無抵抗の導体の終端側を前記直流電源のマイナス側に接
続した構成にし、前記電源用スイッチと、前記制御スイ
ッチの摺動子と、前記短絡用スイッチとの三者を前記操
作レバーと連動して動作する構成にし、前記制御スイッ
チの摺動子が前記抵抗体の始端から外れてフローテイン
グしている時に、前記電源用スイッチをオン/オフする
ようにしたことである。
【0016】又、直流電源とモータ間に設けた電源用ス
イッチと、前記モータと直列に接続したスイッチング素
子と、該スイッチング素子に並列に接続した短絡用スイ
ッチと、前記スイッチング素子を駆動させる駆動部と、
操作レバーの操作引込み量に応じて前記駆動部を制御す
る制御スイッチと、からなるトリガースイッチ回路であ
り、前記制御スイッチは、抵抗体を含む可変抵抗器で構
成し、該抵抗体の摺動する方向の最終端側に無抵抗の導
体を備え、前記抵抗体の始端を前記直流電源のプラス側
に接続し、前記無抵抗の導体の終端側を前記直流電源の
マイナス側に接続した構成にし、前記電源用スイッチ
と、前記制御スイッチの摺動子と、前記短絡用スイッチ
との三者を前記操作レバーと連動して動作する構成に
し、前記制御スイッチの摺動子が前記抵抗体の始端から
外れてフローテイングしている時に、前記電源用スイッ
チをオン/オフするようにし、並びに、前記可変抵抗器
の摺動子が前記抵抗体の終端から外れた前記無抵抗の導
体上にある時に、前記短絡用スイッチをオン/オフさせ
るようにした電動工具用トリガースイッチ回路である。
【0017】このように、操作レバーに電源用スイッチ
と短絡用スイッチとを連動させると共に、特に電源用ス
イッチをオン/オフする時にスイッチの接点間に電位差
をなくした状態にすることができ、スイッチの接点間で
発生するスパーク等の発生を抑制することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る電動工具用ト
リガースイッチ回路の実施の形態について図を参照にし
て説明する。尚、従来技術と同じものには理解しやすい
ように同一番号を付与して説明する。
【0019】トリガースイッチ回路は、図1に示すよう
に、電源用スイッチSW1と、還流用ダイオードDと、
短絡用スイッチSW2と、直流モータMと、スイッチン
グ素子FETと、コンパレータCOMPと、分圧用抵抗
Rと、制御スイッチSW3と、三角波発振回路10とか
ら構成され、これらは次のように接続されている。尚、
三角波発振回路10とコンパレータCOMPでスイッチ
ング素子FETの駆動部を構成する。
【0020】電源用スイッチSW1の一方側は直流電源
Eのプラス側に接続し、電源用スイッチSW1の他方側
は、直列に接続した抵抗R及び制御スイッチSW3の可
変抵抗器VRを介して直流電源Eのマイナス側に接続さ
れている。
【0021】又、直流電源Eには、直列に接続した直流
モータM及びスイッチング素子FETが、電源スイッチ
SW1を介して並列に接続されている。このモータMに
はダイオードDを並列に接続し、スイッチング素子FE
Tには短絡用スイッチSW2を並列に接続した構成とな
っている。
【0022】制御スイッチSW3は、可変抵抗器VRで
構成され、該可変抵抗器VRは細長い長尺な板状部材を
平行に配設した抵抗体31とコモン部32と、これら抵
抗体31とコモン部32とを跨ぐようにして接続を得る
摺動子33とから構成されている。この摺動子33は図
示しないが操作レバーに連動して摺動動作を行う。
【0023】抵抗体31の両端には、抵抗体31の幅と
同じであって操作レバーを引き込んでいない状態から電
源用スイッチSW1がオンした直後に位置する第1の無
抵抗の導体34aと、操作レバーを引き込んで短絡用ス
イッチSW2がオンする直前から最大操作量になる時に
位置する第2の無抵抗の導体34bとを設けた構造とな
っている。コモン部32は、抵抗体31の始端より僅か
手前に位置し第2の無抵抗の導体34bの終端までの長
さに形成されている。
【0024】抵抗体31の一方側は、第1の無抵抗の導
体34aを介して直流電源Eのプラス側の抵抗Rに接続
し、他方側は第2の無抵抗の導体34bを介して直流電
源Eのマイナス側に接続されている。又、コモン部32
は、コンパレータCOMPのマイナス側入力端子に接続
されている。このコンパレータCOMPのプラス側入力
端子には三角波発振回路10が接続され、コンパレータ
COMPの出力端子はスイッチング素子FETのゲート
側に接続されている。
【0025】このような構造からなる制御スイッチSW
3は、抵抗体31及び第1、第2の無抵抗の導体34
a、34bとコモン部32とを跨いで摺動する摺動子3
3を有し、位置関係は、図2(A)、(B)及び図5に
示すように、大略P1〜P7の位置に大別できる。
【0026】P1の位置;操作レバーを指等をかけて
引き込まない状態、即ち、電動工具を使用していない時
であり、摺動子がコモン部32の始端から外れてフロー
テングした状態の時の位置である。 P2の位置;摺動子がフローテングした状態におい
て、操作レバーを引き込んで電源用スイッチSW1がオ
ンした時の位置である。 P3の位置;操作レバーを更に引き込んで、摺動子が
第1の無抵抗の導体34aの領域に存在している時に、
コモン部32と接続されモータの回転制御ができる状態
になった時の位置である。 P4の位置;操作レバーを更に引き込んで、摺動子が
抵抗体31の領域に存在している時に、モータのデュー
テイ比が略50%に達した時の位置である。 P5の位置;操作レバーを更に引き込んで、摺動子が
抵抗体31の領域に存在している時に、モータのデュー
テイ比が略80%に達した時の位置である。 P6の位置;操作レバーを更に引き込んで短絡用スイ
ッチSW2がオン直前の引込み量となり、摺動子が第2
の無抵抗の導体34b上のマイナス側にある時に、モー
タのデューテイ比が100%に達した時の位置である。 P7の位置;短絡用スイッチSW2がオンした時の位
置である。
【0027】上記〜の位置について更に詳細に説明
すると、 先ず操作レバーに連動して動く摺動子33
は、制御スイッチSW3の抵抗体31の最小抵抗値から
外れたプラス側(電源側)、即ち、第1の無抵抗の導体
34aと接続する位置(例えばP1の位置)になってい
る。操作レバーを引き込むと電源用スイッチSW1がオ
ンする(P2の位置)。この時、摺動子33は第1の無
抵抗の導体34a上にあり、コモン部32は開放された
状態、即ち、フローテングした状態で、コンパレータC
OMPを含む回路へ電源電圧が供給される。コンパレー
タCOMPのマイナス側入力端子はフローテングした状
態であるから、コンパレータCOMPの出力側の論理値
は常時オフの状態を維持する。そのため、スイッチング
素子FETは常時オフの状態になる。従って、電源電圧
は回路にのみ供給され、スイッチング素子FET等の消
費電力の多い素子には供給されないから電源用スイッチ
SW1の接点間におけるスパークの発生は極めて少ない
ものになる。
【0028】一方、操作レバーが短絡用スイッチSW2
がオンする直前まで引き込まれると、摺動子33が可変
抵抗器VRの抵抗体31の最大抵抗値から外れたマイナ
ス側(接地側)の第2の無抵抗の導体34b上に位置し
(P6の位置)、更に操作レバーが引き込まれると短絡
用スイッチSW2がオンする(P7の位置)。この第2
の無抵抗の導体34bの位置(P6、P7の位置)にな
ると、摺動子33からコンパレータCOMPに入力され
る電圧は、接地GND又はそれに近い電圧値となり、コ
ンパレータCOMPの出力側は論理値オンの状態を維持
する。従って、スイッチング素子FETは常時オンの状
態となり、短絡用スイッチSW2の接点間には電位差が
ないか極めて少ない状態で短絡用スイッチSW2をオン
することができる。
【0029】次に、このような構造からなるトリガース
イッチ回路におけるコンパレータCOMPで比較する三
角波信号の電圧と比較電圧について図3及び図4を参照
して説明する。
【0030】図3は、電源用スイッチSW1及び短絡用
スイッチSW2がオンした時の比較電圧と、三角波信号
の電圧との関係を示したものである。
【0031】操作レバーに連動している電源用スイッチ
SW1がオンする時には、可変抵抗器VRからの出力電
圧がコンパレータCOMPのマイナス側入力端子に入力
される。即ち、可変抵抗器VRからの出力電圧である
「電源用スイッチSW1がオンした時の比較電圧」は、
可変抵抗器VRから外れた第1の無抵抗の導体34aの
位置(図2参照)にあり、コモン部32はフローテング
の状態(開放状態)になる。従って、コンパレータCO
MPは開放状態の比較電圧(しきい値)と、三角波発振
回路から発生する三角波信号の電圧とを比較することが
できないため、その出力端子からは図4(A)に示すよ
うに、論理値オフの信号を常時出力する状態となる。従
って、電源用スイッチSW1がオンした時にはスイッチ
ング素子FETは継続してオフの状態を維持することが
できる。
【0032】一方、操作レバーが引き込まれて短絡用ス
イッチSW2がオンする時には、摺動子33が可変抵抗
器VRの抵抗体31を通過してマイナス側の第2の無抵
抗の導体34b領域に位置する。従って、コンパレータ
COMPのマイナス側入力端子に供給される出力電圧で
ある「短絡用スイッチSW2がオン時の比較電圧」は、
接地電圧GNDに等しいか極めてこれに近い電圧にな
る。この比較電圧(しきい値)は、三角波信号の電圧の
最小電圧値よりも低い電圧値となり、コンパレータCO
MPの出力端子からは、図4(B)に示すように、論理
値オンの信号を常時出力する状態となる。従って、スイ
ッチング素子FETは継続してオンの状態を維持するこ
とができる。
【0033】図5は、操作レバーを引き込んで電源用ス
イッチSW1がオンしてからモータMのデューテイ比が
変化する様子を示したものである。操作レバーを引き込
んで電源用スイッチSW1がオンした時には、制御スイ
ッチSW3のコモン部32はフローテングの状態である
からコンパレータCOMPの出力端子からは論理値オフ
の信号が継続して出力される。従って、モータMへのデ
ューテイ比はゼロの状態を維持する。この状態で更に操
作レバーを引き込んでくると操作レバーに連動している
摺動子33が抵抗体31に接続されている第1の無抵抗
の導体34aとコモン部32とを接続し、コンパレータ
COMPが可変抵抗器VRからの比較電圧と三角波信号
の電圧と比較できる体制が整う。そして、更に操作レバ
ーを引き込んでくると、摺動子33が抵抗体31上を摺
動して接続し、モータMのデューテイ比が最小値から直
線的に比例して上昇する。この直線的な制御の最大は、
スイッチング素子FETが最大の間欠駆動をした時であ
り、デューテイ比が略100%近傍である。この時にモ
ータMが高速回転する。この状態で更に操作レバーを引
き込むと、摺動子33が抵抗体31から外れ第2の無抵
抗の導体34bの位置になりスイッチング素子FETは
継続してオン状態となり、短絡用スイッチSW2の接点
間には電位差がないか又は極めて少ない状態となる。こ
の状態でスイッチング素子FETと並列に接続してある
短絡用スイッチSW2は接点間からスパークを発生させ
ない状態でオンすることができる。短絡用スイッチSW
2がオンすると、この短絡用スイッチSW2を介してモ
ータMに電源が供給され、そのデューテイ比は最大値
(100パーセント)に達する。
【0034】このようにして、電源用スイッチSW1と
制御スイッチSW3と短絡用スイッチSW2との三者に
連動した操作レバーの引き込みで、電源用スイッチSW
1がオンする時には、スイッチング素子FETを動作さ
せない状態でスイッチをオンするため、接点から発生す
るスパーク等の発生を防止して接点の寿命を伸ばすこと
ができるようになる。又、操作レバーを戻して電源用ス
イッチSW1をオフする時も、先ずスイッチング素子F
ETの動作をオフ状態に維持してから電源用スイッチS
W1をオフする。
【0035】一方、モータMが高速回転に達している時
に、更に操作レバーを引くとスイッチング素子FETに
並列接続されている短絡用スイッチSW2がオンする。
この時に先行して、上述したように可変抵抗器VRの摺
動子33はマイナス側(接地側)の電位又はそれに近い
電位をコンパレータCOMPのマイナス側入力端子に供
給するようになっている。従って、スイッチング素子F
ETは継続した駆動状態を維持することができるため、
短絡用スイッチSW2の接点間には電位差が発生しない
か極めて少ない電位差となる。電位差のない状態での短
絡用スイッチSW2のオン又はオフは接点間にスパーク
等を発生させないから接点の寿命を伸ばすことができ
る。
【0036】このようにして、電源をオンする時とモー
タを最大限回転させる時とで、電源用スイッチSW1及
び短絡用スイッチSW2の接点間の電位差を極めて少な
くするか、なくすようにして、それぞれの電源用スイッ
チSW1及び短絡用スイッチSW2をオンさせる。又、
オフする時も同様にスイッチの接点間の電位差を極めて
少なくするか、なくしてオフするようにすれば接点の寿
命を伸ばすことができると共に、接点の材質を安価なも
のにすることも可能になる。
【0037】
【発明の効果】上記説明したように、本発明に係る電動
工具のトリガースイッチ回路は、回路構成の一部である
電源用スイッチ、及びスイッチング素子に並列接続した
短絡スイッチの両者において、スイッチの接点間の電位
差を極めて少なくするか、又はなくすようにしてオン/
オフするようにしたため、両スイッチの接点から発生す
るスパーク等を極めて少なくすることができ、接点の寿
命を伸ばすことができると共に、スイッチの材質を安価
なものすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る略示的な電動工具用トリガースイ
ッチ回路図である。
【図2】同可変抵抗器を構成する抵抗体と摺動子との関
係を示した説明図であり、(A)はその平面図であり、
(B)は側面図である。
【図3】同電源用スイッチがオンした時と短絡用スイッ
チがオンした時の三角波信号の電圧と比較電圧との関係
を示した説明図である。
【図4】同コンパレータの出力波形を示したものであ
り、(A)は電源用スイッチがオンしたときのスイッチ
ング素子FETのゲート信号の波形を示したものであ
り、(B)は短絡用スイッチがオンした時のスイッチン
グ素子FETのゲート信号の波形を示したものである。
【図5】同操作レバーの引き込み量であるストロークと
モータのデューテイ比との関係を示したグラフである。
【図6】従来技術における略示的な電動工具用トリガー
スイッチ回路図である。
【図7】従来技術における可変抵抗器を構成する抵抗体
と摺動子との関係を示した説明図であり、(A)はその
平面図、(B)は側面図である。
【図8】従来技術におけるコンパレータの出力波形を示
したものであり、(A)は電源用スイッチがオンした時
のスイッチング素子FETのゲート信号の波形を示した
ものであり、(B)は短絡用スイッチがオンした時のス
イッチング素子FETのゲート信号の波形を示したもの
である。
【図9】操作レバーの引き込み量であるストロークとモ
ータのデューテイ比との関係を示したグラフである。
【符号の説明】
10;三角波発振回路、31;抵抗体、32;コモン
部、33;摺動子、34a;第1の無抵抗の導体、34
b;第2の無抵抗の導体、D;ダイオード、E;直流電
源、M;モータ、R;抵抗、VR;可変抵抗器、FE
T;スイッチング素子、COMP;コンパレータ、SW
1;電源用スイッチ、SW2;短絡用スイッチ、SW
3;制御スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源とモータ間に設けた電源用スイッ
    チと、前記モータと直列に接続したスイッチング素子
    と、該スイッチング素子に並列に接続した短絡用スイッ
    チと、前記スイッチング素子を駆動させる駆動部と、操
    作レバーの操作引込み量に応じて前記駆動部を制御する
    制御スイッチと、からなるトリガースイッチ回路であ
    り、前記制御スイッチは、抵抗体を含む可変抵抗器で構
    成し、該抵抗体の摺動する方向の最終端側に無抵抗の導
    体を備え、前記抵抗体の始端を前記直流電源のプラス側
    に接続し、前記無抵抗の導体の終端側を前記直流電源の
    マイナス側に接続した構成にし、前記電源用スイッチ
    と、前記制御スイッチの摺動子と、前記短絡用スイッチ
    との三者を前記操作レバーと連動して動作する構成に
    し、前記制御スイッチの摺動子が前記抵抗体の始端から
    外れてフローテイングしている時に前記電源用スイッチ
    をオン/オフするようにしたことを特徴とする電動工具
    用トリガースイッチ回路。
  2. 【請求項2】直流電源とモータ間に設けた電源用スイッ
    チと、前記モータと直列に接続したスイッチング素子
    と、該スイッチング素子に並列に接続した短絡用スイッ
    チと、前記スイッチング素子を駆動させる駆動部と、操
    作レバーの操作引込み量に応じて前記駆動部を制御する
    制御スイッチと、からなるトリガースイッチ回路であ
    り、前記制御スイッチは、抵抗体を含む可変抵抗器で構
    成し、該抵抗体の摺動する方向の最終端側に無抵抗の導
    体を備え、前記抵抗体の始端を前記直流電源のプラス側
    に接続し、前記無抵抗の導体の終端側を前記直流電源の
    マイナス側に接続した構成にし、前記電源用スイッチ
    と、前記制御スイッチの摺動子と、前記短絡用スイッチ
    との三者を前記操作レバーと連動して動作する構成に
    し、前記制御スイッチの摺動子が前記抵抗体の始端から
    外れてフローテイングしている時に前記電源用スイッチ
    をオン/オフするようにし、並びに、前記可変抵抗器の
    摺動子が前記抵抗体の終端から外れた前記無抵抗の導体
    上にある時に前記短絡用スイッチをオン/オフさせるよ
    うにしたことを特徴とする電動工具用トリガースイッチ
    回路。
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