JPH11144594A - 有極電磁継電器 - Google Patents

有極電磁継電器

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JPH11144594A
JPH11144594A JP30586597A JP30586597A JPH11144594A JP H11144594 A JPH11144594 A JP H11144594A JP 30586597 A JP30586597 A JP 30586597A JP 30586597 A JP30586597 A JP 30586597A JP H11144594 A JPH11144594 A JP H11144594A
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JP
Japan
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block
armature
magnet
fixed
magnetic
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Application number
JP30586597A
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English (en)
Inventor
Keiichi Kasahara
啓一 笠原
Osamu Sugimoto
治 杉本
Tsutomu Yoshii
勉 吉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meisei Electric Co Ltd
Original Assignee
Meisei Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイル仕様が異なる有極電磁継電器でも同一
の起磁力を有するマグネットを配置できる有極電磁継電
器の提供を目的とする。 【解決手段】 接極子ブロックを構成する接極子の長手
方向中央部の幅方向にかけて該接極子の下面は凹形の形
状をなし、該凹形形状部分は、接極子ブロックと固定ブ
ロックと電磁石ブロックとを結合し、一体化された組立
後には電磁石ブロックの規定する所定位置に固着配置の
マグネット上部の磁極面と上記接極子下面の凹部とが対
向するようにし、該マグネットと該接極子との磁気ブロ
ック上の空隙を大きくしたもので、マグネットの磁極面
を傾動運動の支点とする該凹形の形状部分に該凹形と略
等大の突起が有るものと無いものの上記接極子ブロック
としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接極子ブロック、
固定ブロック、電磁石ブロック、ベース及びカバーから
一体構成される有極電磁継電器の上記接極子ブロックを
構成する接極子の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コの字形鉄心の中央部にマグネットを固
着し、該鉄心に巻回したコイル等を有する電磁石ブロッ
クと、固定接点端子や共通端子やコイル端子を一体モー
ルドした固定ブロックと、可動バネや接極子を一体モー
ルドした接極子ブロックと、ベース及びカバーとにより
構成されている従来の有極電磁継電器では、上記電磁石
ブロックの所定位置に配置するマグネットと対向する上
記接極子ブロックの接極子中央部下面が図4の(イ)、
(ロ)に示すように平坦で、それぞれの相互間はL2の
空隙を有する磁気ブロックの構成となっており、例えば
特許公報第2533199号にも開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術による
と、電磁石ブロックに固着配置するマグネットと、該マ
グネットの上面と対向する接極子ブロックの接極子下面
は平坦な面を形成しているのでコイル仕様の異なる有極
電磁継電器を組み立てるときは、そのコイル仕様の発生
する起磁力に最も適した磁力を有するマグネットを用意
するか又は該有極電磁継電器の組み立て時に該マグネッ
トを減磁して使用していたが、コイル仕様毎にマグネッ
トを複数用意すると管理が煩雑となり、コストアップの
要因となり、また、減磁する場合は減磁による減磁特性
にバラツキが発生するという問題があった。
【0004】本発明は、上記これらの問題を解決するた
めに提案するもので、コイル仕様が異なる有極電磁継電
器でも同一の起磁力を有するマグネットを使用できる有
極電磁継電器の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1では、可動バネと接極子とを一体モールド
した接極子ブロックと、固定接点端子と共通端子とコイ
ル端子とを一体モールドした固定ブロックと、コの字形
鉄心の中央部の所定位置にマグネットを固着し、該コの
字形鉄心に巻回したコイルを有する電磁石ブロックと、
ベース及びカバーとによる主要部で一体構成される有極
電磁継電器において、上記接極子ブロックと上記固定ブ
ロックと上記電磁石ブロックとのそれぞれが結合され組
み立てられかつ一体化した後に、上記接極子ブロックを
構成する接極子のマグネット対向面と、該電磁石ブロッ
クに固定のマグネットとの空隙を大きく設定せしめるた
めの凹部を、前記接極子のマグネット対向面の長手方向
中央部の幅方向にかけて設けている有極電磁継電器を特
徴としている。
【0006】また請求項2では、可動バネと接極子とを
一体モールドした接極子ブロックと、固定接点端子と共
通端子とコイル端子とを一体モールドした固定ブロック
と、コの字形鉄心の中央部の所定位置にマグネットを固
着し、該コの字形鉄心に巻回したコイルを有する電磁石
ブロックと、ベース及びカバーとによる主要部で一体構
成される有極電磁継電器において、上記接極子ブロック
と上記固定ブロックと上記電磁石ブロックとのそれぞれ
が結合され組み立てられかつ一体化した後に、上記接極
子ブロックを構成する接極子のマグネット対向面と、該
電磁石ブロックに固定のマグネットとの空隙を大きく設
定せしめるための凹部を、前記接極子のマグネット対向
面の長手方向中央部の幅方向にかけて設け、さらに上記
の凹部に、先端部が断面略半円形の突起を有する非磁性
体を固定し該突起を上記マグネットの上面に当接支持さ
せて接極子を上記マグネットの上面の磁極部を支点とし
て傾動運動させる有極電磁継電器であることを特徴とし
ている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。
【0008】図1及び図2は、本発明の実施例を示す図
で、図1は結合するブロックを各ブロック毎に並べた分
解斜視図であり、図2は図1の見る方向を変えて各ブロ
ック毎に並べた分解斜視図である。図1及び図2の実施
例において、1は接極子ブロック、2は固定ブロック、
3は電磁石ブロックであり、図示しないベース及びカバ
ーとにより構成される有極電磁継電器で、上記接極子ブ
ロック1を構成する後記の接極子11に有する凹部11
1又は該凹部111の形成部に非磁性体を固定したこと
が本発明の特徴である。
【0009】図1及び図2において、接極子ブロック1
は接極子11と可動バネ13と支持体15とにより構成
し、接極子11は長方形の板状の磁性材よりなり、該接
極子11の長手方向の中央部下面の所定位置には規定す
る凹部111が形成されて、該凹部111と後記するマ
グネット35とは対向し、該接極子11の長手方向片端
部には平薄板状の非磁性材からなるレシジュアルプレー
ト12が該接極子11と略同一平面を形成するように溶
接固着され、可動バネ13は導電性の薄板バネ材よりな
り、接極子11の幅方向の両外側長辺方向に配置し、長
手方向の両端が双子構造となっておりその各先端には可
動接点14が溶接固着されており、該可動バネ13の長
手方向中間部より幅方向両外側に導出された接続部13
1が延設されており、どちらも略T字形を形成してい
る。
【0010】なお、上記レシジュアルプレート12は、
該接極子ブロック11に有る場合(後記するシングル形
の場合)と無い場合(後記するラッチング形の場合)が
あり、図示しないがレシジュアルプレート12が無い場
合の該接極子11の該当貼付面は平坦になっている。
【0011】支持体15は絶縁性樹脂よりなり、該支持
体15には上記接極子11と接続部131を含む可動バ
ネ13とが略同一平面を形成するように各々の長手方向
中間部の幅方向の両外側に延設してモールドされ一体化
しており、また、該支持体15の下面中央部には略矩形
の窓部151が設けられていて、この窓部151から後
記する図3の(イ)、(ロ)に示す凹部111が、又は
図3の(ハ)、(ニ)に示す該凹部111の形成部に固
定する非磁性体36が露出し、後記する電磁石ブロック
3に固定のマグネット35と対向するように形成され、
該支持体15の下面両辺部で凹状切込部の底部縁中央に
は断面略半円形の支点部152(図1参照)が配設され
ている。
【0012】本発明の他の実施例では、図3の(ハ)、
(ニ)で示すように上記凹部111の形成部に、後記す
る非磁性体36を固定し、該非磁性体36は対向する上
記マグネット35上面の磁極部を支点にしてそれぞれが
上記接極子11の傾動運動を行う。
【0013】また、図1、図2において固定ブロック2
は、いずれも導電性材料からなるコイル端子21と固定
接点端子22と共通端子23とを絶縁性樹脂からなる略
矩形形状の枠体25に埋設されて構成し、該枠体25の
長手方向両端部の外側には後記する鉄心31の両磁極部
311を挿入する磁極部挿通孔251が設けられてお
り、コイル端子21は枠体25の四隅に合計4本設けら
れている内2本を後記する電磁石ブロック3の各々のコ
イル34の両終端が接続され、固定接点端子22は枠体
25の長辺側の上記コイル端子21と後記する共通端子
23との間に合計4本設けられており、それらは溶接に
より固着された固定接点24と電気的接続状態となり、
共通端子23は枠体25の略中央部幅方向の両端部に上
記コイル端子21及び固定接点端子22と同列となる合
計2本が設けられており、上記可動バネ13と電気的接
続状態となり、嵌入口252は枠体25の長辺下面の略
中央部の内側に開放して形成した凹形形状をしており、
後記する電磁石ブロック3と固定ブロック2との結合時
に長手方向の位置決めが正確に規定され、支持台253
は枠体25の長辺中間部内側に設けた支持台で、後記す
る接極子ブロック1と固定ブロック2とが結合し接極子
11がマグネット35に吸引された状態において、該接
極子11とマグネット35との間の離間間隔を、接極子
ブロック1の支持体15裏面に設けた上記支点部152
と協同して規定値範囲内に維持する。また、図1、図2
において、電磁石ブロック3は鉄心31とスプール32
と中継端子33とコイル34とマグネット35から構成
し、鉄心31は磁性材からなる略長方形の板材の両端部
を同一方向に屈曲して磁極部311を構成したコの字形
状に形成され、両端部の磁極部311は相互に同一平面
を形成するようにし、スプール32は絶縁性の合成樹脂
でなり、鉄心31のコイル巻回部を被覆するように該鉄
心31に一体的にモールドされ、長手方向中央部には、
上記マグネット35を保持する保持部321及び該保持
部321に有するマグネット固着部322に配置のマグ
ネット35が一体モールドされ、該保持部321は該マ
グネット35の上部を露出した状態で保持する構体を形
成し、該保持部321へ配置のマグネット35の底部と
該鉄心31とは規定位置に面接触するように図示しない
該鉄心31の露出状態の開口部を形成する位置に該マグ
ネット35は載置保持され、また、該保持部321の幅
方向両側には略四角形の突起323が設けられ、該突起
323は上記固定ブロック2に有する嵌入口252へ後
記する結合時に嵌入され、中継端子33はバネ性を有す
る導電材料よりなり、上記電磁石ブロック3のコイル3
4が接続され、該電磁石ブロック3の四隅に合計4カ所
の内2カ所に設けられ外部への上記コイル端子21の中
継となる。
【0014】図3は、本発明の磁気ブロックを示す構成
図で(イ)と(ロ)は上記電磁石ブロック3に固定のマ
グネット35上面の磁極部と対向する上記接極子ブロッ
ク1の接極子11の下面に凹部111を有する実施例を
示し、(ハ)と(ニ)は該接極子11下面の凹部111
形成部に先端部が略半円形の突起を有する非磁性体36
を固定した他の実施例を示すもので、該凹部111に有
する非磁性体36の突起36′により、対向する上記電
磁石ブロック3に固定のマグネット35上面の磁極部を
支点として該接極子11が傾動運動を行い、該凹部11
1と該マグネット35との磁気ブロック上の空隙は、本
発明の実施例のL1に対して上記図4の従来例はL2で
あり、L1>L2となる。
【0015】以上の説明において、従来例と異なるとこ
ろは、接極子ブロック1を構成する支持体15の窓部1
51より露出する接極子11の長手方向の中央部下面の
マグネット35と対向となる所定位置に規定された凹部
111を、または該凹部111の形成部に非磁性体を固
定した接極子ブロック1であり、従来と同様である各ブ
ロック細部の説明は省略する。
【0016】次に、以上述べた各ブロック相互の結合し
組み立てる組立手順について以下に説明する。
【0017】図1及び図2において、固定ブロック2へ
の電磁石ブロック3の装着は、該固定ブロック2に設け
た磁極部挿通孔251へ該電磁石ブロック3の鉄心31
の両端の磁極部311を夫々嵌入する。上記固定ブロッ
ク2と電磁石ブロック3との嵌入時の長手方向は、上記
固定ブロック2の嵌入口252と電磁石ブロック3の突
起323との嵌入による位置決め手段により、また、幅
方向や上下方向の位置関係も従来と同様に相互位置設定
手段により正確に設定され、該固定ブロック2と該電磁
石ブロック3との相互間の結合は適度の押し付け力によ
ってなされるようになっている。
【0018】また双方が一体化された状態にあっては、
上記鉄心31の両端の磁極部311の端面はそれぞれ固
定ブロックの磁極部挿通孔251を通して上方向に突出
しており、上記の固定ブロック2と電磁石ブロック3と
の組立体へ後記する接極子ブロック1を結合する組立後
においては、該電磁石ブロック3に固着配置されたマグ
ネット35の露出する上面磁極部と該接極子ブロック1
の接極子11中央部下面に有する凹部111の面とは規
定する位置で対向する。
【0019】次に、図1及び図2における固定ブロック
2と電磁石ブロック3との組立体への接極子ブロック1
の結合は、接極子ブロック1を上方から該組立体の固定
ブロック2に装着する。以上の装着によって、接極子ブ
ロック1を固定ブロック2に一体化した状態では、固定
接点24の上面と可動接点14の上面とは4組が相対向
し、接極子ブロック1の幅方向中央部の両外側に導出さ
れた略T字形の接続部131は、固定ブロック2の所定
位置に従来と同様に溶接固着し一体化され、該接極子ブ
ロック1の傾動運動を両側より支持し保たれ、上記マグ
ネット35は該接極子ブロック1の下面に設けられてい
る支持体15の窓部151の略中央に位置して該接極子
11の下面に有する凹部111と対向する。このときマ
グネット35の上面と該接極子11の下面に有する凹部
111とは、固定ブロック2に設けた支持台253と接
極子ブロック1に設けた支点部152との相対向する空
隙は所定間隔離間するように関係寸法が設定されてお
り、上記凹部111の形成部に非磁性体36を固定した
ときは、上記接極子11の傾動運動がさらに安定とな
る。
【0020】上記接極子ブロック1と固定ブロック2と
電磁石ブロック3との一体化された該固定ブロック2の
コイル端子21、固定接点端子22及び共通端子23の
夫々の端子が図示しないベースに設けられた貫通孔に挿
入され固定される。最後に図示しないカバーを上方向か
ら装着し組立が完了する。
【0021】上記の説明で記述しない各ブロックの結合
し組み立て上における溶接や嵌入等は従来と同様なので
省略するが、組立の完了時には所定の設定がされ有極電
磁継電器の完成となる。
【0022】次に、以上のような構成の有極電磁継電器
において、本発明に係る凹部111(凹部111に非磁
性体を固定した場合を含む)を有する接極子11と鉄心
31やマグネット35との磁気ブロック及び動作状態関
係について図3、図5及び図6により説明するが、上記
説明から容易に判断できるため図を簡略化する。
【0023】次に、有極電磁継電器の動作原理について
図を参照し説明する。
【0024】図5において、(イ)はコイル、鉄心、マ
グネット、接極子(下面の凹部は図示せず)による磁気
ブロックを構成する基本原理図で、(ロ)は、上記
(イ)磁気ブロックの基本原理図の等価回路であり、Φ
m1,Φm2はマグネットの起磁力によるΦm1は復旧
側、Φm2は動作側の磁気回路を流れるそれぞれの磁束
を表しており、Φcはコイルの起磁力によって磁気回路
を流れる磁束を表している。
【0025】また、Rg1は復旧側磁極部の磁気抵抗、
Rg2は動作側磁極部の磁気抵抗、Rg3は接極子とマ
グネット間の磁気抵抗を表している。また、Emはマグ
ネットの起磁力を、Ec1,Ec2はコイルによる起磁
力を表しており、有極電磁継電器の動作を行わせる場
合、同図の矢印の方向にΦcが流れるように設定されて
いる。
【0026】図6は実施例での動作、復旧時の接極子と
可動バネの状態を示す基本状態図で、図7は有極電磁継
電器でのラッチング形及びシングル形それぞれにおける
コイル無励磁の吸引力とバネ負荷の関係を示す特性図
で、図6の(イ)は図7の(動作側)に、図6の
(ロ)は図7のに、図6の(ハ)は図7の(復旧
側)にそれぞれ対応している。
【0027】図7において、Pは可動バネの負荷で、G
点に対してほぼ対称となるように形成されQ1はラッチ
ング形の場合の磁気吸引力で吸引力が0となる点(ゼロ
クロス値という)は、動作側にX1だけ移動し、Q2は
シングル形の場合の吸引力で、接極子の鉄心との対向面
(動作側)に上記図1に示す上記レシジュアルプレート
12を固着することによって、ゼロクロス値は動作側に
X2だけ移動しており、→→の全ての点でPより
も下側になるように設定されている。
【0028】(ラッチング形動作の説明)図5(ロ)の
矢印の方向に磁束Φcが生じるように図5(イ)のコイ
ルに電流を流すと、図7においてQ1は上方に移動し、
これと逆向きに電流を流した場合は下方向に移動する。
コイルに電流を流さないとき、図7のの状態では、P
よりもQ1が十分大きいので、その状態が維持される。
【0029】次に、図5(イ)に示すコイルに図5
(ロ)に示す矢印の方向にΦcが生じるように電流を流
したときの吸引力は、図7に図示しない上方向へ移動し
て→→の全工程でPよりも大きくなり、の状態
に移行する。この状態でコイルの電流を切ると吸引力は
Q1にもどり、の状態でもQ1はPよりも十分大きい
のでその状態を維持する。次に、上記コイルに矢印と反
対方向に上記Φcが生じるように電流を流したときの吸
引力は、図7に図示しない上記とは逆方向にQ1は下方
向へ移動し、→→の状態に移行して、電流を切っ
た状態でもの状態を維持し、いわゆるラッチング動作
を行う。
【0030】(シングル形動作の説明)図5(ロ)に示
す矢印の方向に磁束Φcが生じるように図5(イ)に示
すコイルに通電すると、図7においてQ2は上方向に移
動し、上記コイルに電流を流さないとき、の状態では
PよりもQ2が十分に大きいので、その状態を維持す
る。次に、図5(ロ)に示す矢印の方向に磁束Φcが生
じるように図5(イ)に示すコイルに電流を流したとき
の吸引力は、図7に図示しない上方向へ移動して→
→の全ての点でPよりも大きくなり、の状態に移行
する。
【0031】この状態で電流を切ると、吸引力はQ2に
もどり、→→の全ての点でPよりも下側にあるの
での状態にもどり、いわゆるシングル動作を行う。
【0032】さらに、有極電磁継電器が有するマグネッ
トの磁気エネルギー調整について説明する。
【0033】(マグネットの磁気エネルギーの調整)図
8は、主にラッチング動作の場合に行われるマグネット
の磁気エネルギーの調整を説明する図である。
【0034】図8(イ)、(ロ)において、ラッチング
形の動作を行う場合には、及びにおける吸引力Q1
はPに対して十分大きく、余裕がある。一般にラッチン
グ形の場合のコイル仕様は、その起磁力がシングル形に
較べて小さく設定される。コイルの起磁力が小さい場
合、有極電磁継電器を動作させるために図5(イ)に示
すコイルに通電しても、通電時の図8に示す吸引力Q
1’は十分に大きくならず、その結果Q1’は→→
の範囲でPよりも大きくならないことがあり、有極電
磁継電器が完全に動作しないという状態が発生する。こ
の場合には、マグネットの磁気エネルギーの調整を行っ
て、吸引力Q1を上側に移動させ、Q1’をPよりも上
方になるように調整することが行われる。
【0035】図8はこの状態を説明した図であり、
(イ)は通電時の吸引力Q1’がPよりも十分に大きく
ならず、動作不具合となる場合を表し、(ロ)はマグネ
ットの磁気エネルギーが小さくなるように調整を行い、
Q1を上側に移動させたため、通電時の吸引力Q1’が
Pよりも上側となり、動作が改善された状態を表してい
る。
【0036】マグネットの磁気エネルギーの調整は、実
際には次の2つの方法で行われる。 (1)磁気エネルギーの異なる複数のマグネットを用意
し、最適なものを選択する。
【0037】(2)マグネットの着磁後に減磁を行い、
所定の磁気エネルギーに調整する。上記(1)項の磁気
エネルギー調整の場合は、マグネットを複数種類用意し
なければならず管理上も煩雑となり、またコストも上昇
し、(2)項の場合の減磁は次に説明する点で問題があ
る。
【0038】(マグネットの減磁について)図9はマグ
ネットの減磁曲線の概略説明図で、P1、P2はマグネ
ットの動作点を示し、P1はフル着磁の場合、P2はフ
ル着磁のあと減磁を行って磁気エネルギーの調整をした
場合の動作点を示す。図から明らかのように、P1は減
磁曲線がほぼ水平の部分にあり、P2は減磁曲線の傾斜
がきつい部分にある。そのため、フル着磁の場合には、
動作点の変化があっても磁束密度Bの変化は小さいのに
対して、減磁を行った場合には、動作点の変化によって
磁束密度Bの変化が大きくなる。
【0039】従って、減磁によって磁気エネルギーを調
整する場合は、マグネットの減磁特性のバラツキの影響
を受けやすくなり、その結果として有極電磁継電器特性
のバラツキが大きくなる。
【0040】上記の通り、コイル仕様が比較的大きく通
電時の吸引力が得られ、該マグネットの減磁調整を余り
必要としないシングル形に較べ、ラッチング形は起磁力
が小さいコイル仕様に設定するので、通電時に十分大き
い吸引力が得られないときは該マグネットの減磁調整を
行うが、本発明の実施例のように上記接極子11に凹部
111を形成し、該凹部111と対向するマグネット3
5との空隙を大きくすることにより、その相互間の磁気
抵抗が増大するので該マグネット35を減磁調整した場
合と同じ効果が得られ、上記マグネット35を減磁調整
した場合に起きる減磁特性のバラツキによる有極電磁継
電器動作上への影響が解消され安定した動作の有極電磁
継電器が得られる。また上記凹部111内に突起36′
を有する非磁性体36を固定させ、その突起36′の先
端をマグネット35の上面磁極に接触支持せしめること
で通電時の動作を安定動作させることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、従来の有極電磁継
電器では、電磁石ブロックの所定位置に配置するマグネ
ット上面の磁極部と対向する接極子ブロックに具備する
接極子下面は平坦な面を形成しており、コイル仕様の異
なる有極電磁継電器を組み立てるときは、そのコイル仕
様に最適なマグネットを用意するか又は組立時の動作試
験で最適なマグネットに減磁調整していたがコイル仕様
毎に異なる起磁力のマグネットを複数用意すると管理が
煩雑となる上コストアップの要因となり、また、マグネ
ットを減磁する調整をした場合は減磁特性上のバラツキ
が発生し安定した動作特性が得られなかったが、本発明
では、上記マグネットと対向する接極子中央部下面に凹
部を形成させ、該マグネットと該接極子凹部との空隙を
大きくし、その相互間の磁気抵抗が増大するようにした
もので、該マグネットの起磁力を減磁した場合と同じ効
果が得られ、起磁力の小さいコイル仕様でも安定した動
作を得ることができ、また、該接極子中央部下面に形成
する凹部に非磁性体を固定し、該非磁性体の先端部に有
する断面略半円形の突起が、対向するマグネット上面の
磁極部を支点として該接極子が傾動運動するようにした
ときは、通電時の動作がさらに安定し品質良好な有極電
磁継電器を提供することができるという顕著な効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を各ブロック毎に並べた分解斜
視図。
【図2】図1の見る方向を変えて各ブロック毎に並べた
分解斜視図。
【図3】実施例における磁気ブロック構成図。
【図4】従来例における磁気ブロック構成図。
【図5】磁気ブロックを構成する基本原理図及びその等
価回路。
【図6】実施例における動作、復旧時の基本状態図。
【図7】有極電磁継電器でのラッチング形及びシングル
形におけるコイル無励磁の吸引力とバネ負荷関係特性
図。
【図8】主にラッチング動作時のマグネットの磁気エネ
ルギー調整説明図。
【図9】マグネットの減磁曲線の概略説明図。
【符号の説明】
1…接極子ブロック 2…固定ブロ
ック 3…電磁石ブロック 11…接極子 12…レシジュアルプレート 13…可動バ
ネ 14…可動接点 15…支持体 21…コイル端子 22…固定接
点端子 23…共通端子 24…固定接
点 25…枠体 31…鉄心 32…スプール 33…中継端
子 34…コイル 35…マグネ
ット 36…非磁性体 36′…突起 111…凹部 131…接続
部 151…窓部 152…支点
部 251…磁極部挿通孔 252…嵌入
口 253…支持台 311…磁極
部 321…保持部 322…マグ
ネット固着部 323…突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動バネと接極子とを一体モールドした
    接極子ブロックと、固定接点端子と共通端子とコイル端
    子とを一体モールドした固定ブロックと、コの字形鉄心
    の中央部の所定位置にマグネットを固着し、該コの字形
    鉄心に巻回したコイルを有する電磁石ブロックと、ベー
    ス及びカバーとによる主要部で一体構成される有極電磁
    継電器において、上記接極子ブロックと上記固定ブロッ
    クと上記電磁石ブロックとのそれぞれが結合され組み立
    てられかつ一体化した後に、上記接極子ブロックを構成
    する接極子のマグネット対向面と、該電磁石ブロックに
    固定のマグネットとの空隙を大きく設定せしめるための
    凹部を、前記接極子のマグネット対向面の長手方向中央
    部の幅方向にかけて設けていることを特徴とする有極電
    磁継電器。
  2. 【請求項2】 可動バネと接極子とを一体モールドした
    接極子ブロックと、固定接点端子と共通端子とコイル端
    子とを一体モールドした固定ブロックと、コの字形鉄心
    の中央部の所定位置にマグネットを固着し、該コの字形
    鉄心に巻回したコイルを有する電磁石ブロックと、ベー
    ス及びカバーとによる主要部で一体構成される有極電磁
    継電器において、上記接極子ブロックと上記固定ブロッ
    クと上記電磁石ブロックとのそれぞれが結合され組み立
    てられかつ一体化した後に、上記接極子ブロックを構成
    する接極子のマグネット対向面と、該電磁石ブロックに
    固定のマグネットとの空隙を大きく設定せしめるための
    凹部を、前記接極子のマグネット対向面の長手方向中央
    部の幅方向にかけて設け、さらに上記の凹部に、先端部
    が断面略半円形の突起を有する非磁性体を固定し該突起
    を上記マグネットの上面に当接支持させて接極子を上記
    マグネットの上面の磁極部を支点として傾動運動させる
    ことを特徴とする有極電磁継電器。
JP30586597A 1997-11-07 1997-11-07 有極電磁継電器 Pending JPH11144594A (ja)

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