JPH11144645A - カラー受像管 - Google Patents
カラー受像管Info
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- JPH11144645A JPH11144645A JP10248703A JP24870398A JPH11144645A JP H11144645 A JPH11144645 A JP H11144645A JP 10248703 A JP10248703 A JP 10248703A JP 24870398 A JP24870398 A JP 24870398A JP H11144645 A JPH11144645 A JP H11144645A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】操作性が良好であるとともに、調整効率に優れ
たカラー受像管を提供することを目的とする。 【解決手段】X軸方向に一列配置の3電子ビームに作用
する外部磁界をシールドするために、Z軸方向に延出さ
れた一対の帯状の第1磁性体33a、33bがX軸上に
おいて互いに対向するように配置されている。リング状
の6極マグネットプレート30から所定の間隔をおいた
Y軸付近に、X−Z平面について対称に配置された一対
の円弧状の第2磁性体60a、60bが配置されてい
る。このような位置関係に、第1磁性体、第2磁性体、
及び6極マグネットプレートを配置することにより、所
定の磁界分布が形成される。電子銃構体のカソード(4
6)は、センタービームの軌道上における正の磁界成分
の総和と負の磁界成分の総和とがほぼ等しくなる位置に
配置されている。
たカラー受像管を提供することを目的とする。 【解決手段】X軸方向に一列配置の3電子ビームに作用
する外部磁界をシールドするために、Z軸方向に延出さ
れた一対の帯状の第1磁性体33a、33bがX軸上に
おいて互いに対向するように配置されている。リング状
の6極マグネットプレート30から所定の間隔をおいた
Y軸付近に、X−Z平面について対称に配置された一対
の円弧状の第2磁性体60a、60bが配置されてい
る。このような位置関係に、第1磁性体、第2磁性体、
及び6極マグネットプレートを配置することにより、所
定の磁界分布が形成される。電子銃構体のカソード(4
6)は、センタービームの軌道上における正の磁界成分
の総和と負の磁界成分の総和とがほぼ等しくなる位置に
配置されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラー受像管に
係り、特にインライン型電子銃構体を備え、このインラ
イン型電子銃構体から放出された複数の電子ビームのコ
ンバージェンス特性を改良したインライン型カラー受像
管に関する。
係り、特にインライン型電子銃構体を備え、このインラ
イン型電子銃構体から放出された複数の電子ビームのコ
ンバージェンス特性を改良したインライン型カラー受像
管に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インライン型カラー受像管は、
図1に示すように、パネル1とこのパネル1に連接する
ファンネル2とからなる外囲器を有している。パネル1
の内面には、赤(R)、緑(G)、青(B)にそれぞれ
発光する三色蛍光体層からなる蛍光体面3が設けられて
いる。また、この蛍光体面3に近接対向して、シャドウ
マスク4が配置されている。
図1に示すように、パネル1とこのパネル1に連接する
ファンネル2とからなる外囲器を有している。パネル1
の内面には、赤(R)、緑(G)、青(B)にそれぞれ
発光する三色蛍光体層からなる蛍光体面3が設けられて
いる。また、この蛍光体面3に近接対向して、シャドウ
マスク4が配置されている。
【0003】また、このカラー受像管は、ファンネル2
のネック5内に、図2に示すように、水平軸すなわちX
軸上に1列に配列された3本の電子ビームを放出するイ
ンライン型電子銃構体を備えている。すなわち、この電
子銃構体は、蛍光体面3の緑色蛍光体層に向けて出射さ
れるセンタービームと、蛍光体面3の赤色蛍光体層及び
緑色蛍光体層にそれぞれ向けて出射される一対のサイド
ビームを放出する。
のネック5内に、図2に示すように、水平軸すなわちX
軸上に1列に配列された3本の電子ビームを放出するイ
ンライン型電子銃構体を備えている。すなわち、この電
子銃構体は、蛍光体面3の緑色蛍光体層に向けて出射さ
れるセンタービームと、蛍光体面3の赤色蛍光体層及び
緑色蛍光体層にそれぞれ向けて出射される一対のサイド
ビームを放出する。
【0004】さらに、このカラー受像管は、図1に示す
ように、ファンネル2からネック5にかけて、その外周
に装着された偏向装置6を備えている。偏向装置6の後
端部には、互いに対向するように配置された1組のN極
及びS極を有する2極マグネット7が配置されている。
この2極マグネット7は、電子ビームのランディングを
調整するために使用される。
ように、ファンネル2からネック5にかけて、その外周
に装着された偏向装置6を備えている。偏向装置6の後
端部には、互いに対向するように配置された1組のN極
及びS極を有する2極マグネット7が配置されている。
この2極マグネット7は、電子ビームのランディングを
調整するために使用される。
【0005】ネック5の外側には、コンバージェンスマ
グネット8が配置されている。このコンバージェンスマ
グネット8は、少なくとも、リング状の4極マグネット
プレート11と、リング状の6極マグネットプレート1
0とを有している。4極マグネットプレート11は、互
いに対向するように配置された2組のN極及びS極を有
する。6極マグネットプレート10は、互いに対向する
ように配置された3組のN極及びS極を有する。
グネット8が配置されている。このコンバージェンスマ
グネット8は、少なくとも、リング状の4極マグネット
プレート11と、リング状の6極マグネットプレート1
0とを有している。4極マグネットプレート11は、互
いに対向するように配置された2組のN極及びS極を有
する。6極マグネットプレート10は、互いに対向する
ように配置された3組のN極及びS極を有する。
【0006】このように、2極マグネット7及びコンバ
ージェンスマグネット8は、無偏向時に、電子銃構体か
ら放出された3電子ビームを蛍光面3の中央で整合し、
十分な色純度及びコンバージェンスを達成できるように
調整している。
ージェンスマグネット8は、無偏向時に、電子銃構体か
ら放出された3電子ビームを蛍光面3の中央で整合し、
十分な色純度及びコンバージェンスを達成できるように
調整している。
【0007】このカラー受像管は、偏向装置6が形成す
る非斉一磁界により、電子銃構体から放出された3電子
ビームを偏向し、蛍光体面上を走査させることにより、
蛍光面3上にカラー画像を再現している。
る非斉一磁界により、電子銃構体から放出された3電子
ビームを偏向し、蛍光体面上を走査させることにより、
蛍光面3上にカラー画像を再現している。
【0008】このようなインライン型カラー受像管にお
いて、電子ビームは、地磁気のような外部磁界の影響を
受けやすい。また、コンバージェンス調整時とは異なる
向きに配置して使用した場合や、調整地の地磁気条件と
は異なる地域で使用した場合には、外部磁界の条件が異
なる。このため、一対のサイドビームによって蛍光体面
に表示される赤画像と青画像とが相対的に垂直方向にず
れる問題が発生することがある。このような現象の発生
原理については、次のように考えられている。
いて、電子ビームは、地磁気のような外部磁界の影響を
受けやすい。また、コンバージェンス調整時とは異なる
向きに配置して使用した場合や、調整地の地磁気条件と
は異なる地域で使用した場合には、外部磁界の条件が異
なる。このため、一対のサイドビームによって蛍光体面
に表示される赤画像と青画像とが相対的に垂直方向にず
れる問題が発生することがある。このような現象の発生
原理については、次のように考えられている。
【0009】特開平7−250335号公報によれば、
電子銃構体は、上述したように、ネック内に配置されて
いる。この電子銃構体では、ヒータによって加熱される
ことにより熱電子を発生するカソードを有している。こ
のカソードは、低熱膨張材、すなわち磁性体によって形
成されている。このため、例えば、使用環境において、
地磁気のような外部からの静磁界が、ネック部の管軸す
なわちZ軸方向に鎖交した場合、この外部磁界は、磁性
体であるカソードに向かって収束される。これにより、
3電子ビームのうちの特に一対のサイドビームに対し
て、それぞれ水平方向の逆向きに磁界が作用する。これ
らの互いに逆向きの磁界は、それぞれのサイドビームに
対して互いに逆向きの力を作用させる。
電子銃構体は、上述したように、ネック内に配置されて
いる。この電子銃構体では、ヒータによって加熱される
ことにより熱電子を発生するカソードを有している。こ
のカソードは、低熱膨張材、すなわち磁性体によって形
成されている。このため、例えば、使用環境において、
地磁気のような外部からの静磁界が、ネック部の管軸す
なわちZ軸方向に鎖交した場合、この外部磁界は、磁性
体であるカソードに向かって収束される。これにより、
3電子ビームのうちの特に一対のサイドビームに対し
て、それぞれ水平方向の逆向きに磁界が作用する。これ
らの互いに逆向きの磁界は、それぞれのサイドビームに
対して互いに逆向きの力を作用させる。
【0010】すなわち、外部磁界は、それぞれのサイド
ビームに対して、互いに逆向きの水平方向成分すなわち
X軸方向成分を有する。例えば、赤用電子ビームに対し
てX軸方向の正の向きの外部磁界が作用する場合、垂直
方向の下向きすなわちY軸方向の負の向きに力が作用
し、赤用電子ビームがY軸方向の負の向きにシフトす
る。一方、青用電子ビームに対してX軸方向の負の向き
の外部磁界が作用するため、Y軸方向の正の向きに力が
作用し、青用電子ビームがY軸方向の正の向きにシフト
する。このため、1対のサイドビームによって蛍光体面
に表示される赤画像と青画像とが相対的に上下にずれる
問題が発生する。
ビームに対して、互いに逆向きの水平方向成分すなわち
X軸方向成分を有する。例えば、赤用電子ビームに対し
てX軸方向の正の向きの外部磁界が作用する場合、垂直
方向の下向きすなわちY軸方向の負の向きに力が作用
し、赤用電子ビームがY軸方向の負の向きにシフトす
る。一方、青用電子ビームに対してX軸方向の負の向き
の外部磁界が作用するため、Y軸方向の正の向きに力が
作用し、青用電子ビームがY軸方向の正の向きにシフト
する。このため、1対のサイドビームによって蛍光体面
に表示される赤画像と青画像とが相対的に上下にずれる
問題が発生する。
【0011】また、特開平7−21938号公報によれ
ば、3本の電子ビームをコンバーゼンスさせようとする
と、一対のサイドビームは、X軸方向に互いに逆向きの
磁界成分を持つことになる。この状態でZ軸方向の外部
磁界が加わった場合、上記のようなローレンツ力のため
に、サイドビームによって表示される画像が相対的に上
下にずれるという考え方もある。
ば、3本の電子ビームをコンバーゼンスさせようとする
と、一対のサイドビームは、X軸方向に互いに逆向きの
磁界成分を持つことになる。この状態でZ軸方向の外部
磁界が加わった場合、上記のようなローレンツ力のため
に、サイドビームによって表示される画像が相対的に上
下にずれるという考え方もある。
【0012】上記のサイドビームによって表示される画
像のずれを防止するため、図2に示すように、Z軸方向
の外部磁界をシールドする一対の磁性体9が配置されて
いる。この磁性体9は、Z軸方向に沿って延出され、X
軸上に位置するネック5の両外側に配置されている。
像のずれを防止するため、図2に示すように、Z軸方向
の外部磁界をシールドする一対の磁性体9が配置されて
いる。この磁性体9は、Z軸方向に沿って延出され、X
軸上に位置するネック5の両外側に配置されている。
【0013】この磁性体9は、通常、取り付け工程数の
削減と取り付け精度の管理のために、図2に示すよう
に、コンバージェンスマグネット8における筒状のホル
ダHの内面にZ軸方向に沿って固定される。
削減と取り付け精度の管理のために、図2に示すよう
に、コンバージェンスマグネット8における筒状のホル
ダHの内面にZ軸方向に沿って固定される。
【0014】一方、6極マグネットプレート10は、図
3に示すように、リング状のマグネットプレート上に等
間隔に3個のN極及び3個のS極を有する。これらの極
は、交互に配置され、図3に示すような磁界分布を形成
する。この磁界分布は、その形状により、一対のサイド
ビームに対して同一方向の力を与え、サイドビームの軌
道を変える。一方、センタービームの軌道上、すなわち
カラー受像管の中心軸上では、磁界強度は、相殺されて
ほぼ零となり、軌道を変えるような力が作用しないよう
に設計されている。
3に示すように、リング状のマグネットプレート上に等
間隔に3個のN極及び3個のS極を有する。これらの極
は、交互に配置され、図3に示すような磁界分布を形成
する。この磁界分布は、その形状により、一対のサイド
ビームに対して同一方向の力を与え、サイドビームの軌
道を変える。一方、センタービームの軌道上、すなわち
カラー受像管の中心軸上では、磁界強度は、相殺されて
ほぼ零となり、軌道を変えるような力が作用しないよう
に設計されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、3電
子ビームの軌道を補正するための静磁界を形成するコン
バージェンスマグネットと、外部磁界をシールドするた
めの磁性体とを限られたネック部の寸法のなかで配置す
ると、図2に示したように、帯状の磁性体の一部とリン
グ状のマグネットプレートの一部とが、交差することに
なる。
子ビームの軌道を補正するための静磁界を形成するコン
バージェンスマグネットと、外部磁界をシールドするた
めの磁性体とを限られたネック部の寸法のなかで配置す
ると、図2に示したように、帯状の磁性体の一部とリン
グ状のマグネットプレートの一部とが、交差することに
なる。
【0016】このように、磁性体とマグネットプレート
とが近接して配置された場合、磁性体は、マグネットプ
レート、特に6極マグネットプレートの磁極の作用によ
り着磁する。これにより、以下のような問題が生じる。
とが近接して配置された場合、磁性体は、マグネットプ
レート、特に6極マグネットプレートの磁極の作用によ
り着磁する。これにより、以下のような問題が生じる。
【0017】図4(A)及び図4(B)は、3電子ビー
ムのうちの両サイドビームの軌道をY軸方向の正の向き
に補正するときの6極マグネットプレートが形成する磁
界の分布、及び磁性体が着磁する様子を示している。
ムのうちの両サイドビームの軌道をY軸方向の正の向き
に補正するときの6極マグネットプレートが形成する磁
界の分布、及び磁性体が着磁する様子を示している。
【0018】この場合、6極マグネットプレート10
は、その1個のN極及び1個のS極がX軸上に対向する
ように配置される。この時、X軸上に対向配置されてい
る磁性体9a、9bの一部は、それぞれ6極マグネット
プレート10のN極及びS極に近接して配置されてい
る。このため、6極マグネットプレート10の極に近接
する磁性体9a、9bの箇所は、その近接する磁極とは
反対の極性に磁化する。磁性体全体は、長さ方向すなわ
ちZ軸方向に沿って磁化し、その結果、磁性体の前端部
すなわちマグネットプレートに近接する側の端部、及び
磁性体の後端部には、2極磁界が発生する。
は、その1個のN極及び1個のS極がX軸上に対向する
ように配置される。この時、X軸上に対向配置されてい
る磁性体9a、9bの一部は、それぞれ6極マグネット
プレート10のN極及びS極に近接して配置されてい
る。このため、6極マグネットプレート10の極に近接
する磁性体9a、9bの箇所は、その近接する磁極とは
反対の極性に磁化する。磁性体全体は、長さ方向すなわ
ちZ軸方向に沿って磁化し、その結果、磁性体の前端部
すなわちマグネットプレートに近接する側の端部、及び
磁性体の後端部には、2極磁界が発生する。
【0019】すなわち、X軸の+側に位置する磁性体9
aのマグネットプレート10のN極に接する面にS極が
発生し、磁性体9aの前端部及び後端部にはN極が発生
する。同様に、X軸の−側に位置する磁性体9bのマグ
ネットプレート10のS極に接する面にN極が発生し、
磁性体9bの前端部及び後端部にはS極が発生する。
aのマグネットプレート10のN極に接する面にS極が
発生し、磁性体9aの前端部及び後端部にはN極が発生
する。同様に、X軸の−側に位置する磁性体9bのマグ
ネットプレート10のS極に接する面にN極が発生し、
磁性体9bの前端部及び後端部にはS極が発生する。
【0020】これにより、磁性体9a、9bの後端部で
は、磁性体9aから磁性体9bに向う磁界すなわちX軸
方向に沿って+側から−側に向う負の磁界成分が形成さ
れる。このような磁界成分により、磁性体の後端部付近
を通過する電子ビームに対しては、上向きの力が作用す
る。
は、磁性体9aから磁性体9bに向う磁界すなわちX軸
方向に沿って+側から−側に向う負の磁界成分が形成さ
れる。このような磁界成分により、磁性体の後端部付近
を通過する電子ビームに対しては、上向きの力が作用す
る。
【0021】また、6極マグネットプレート10の面付
近では、X軸上に位置する極の磁束が磁性体9a,9b
に誘導されるため、マグネットプレート10が形成する
X軸上の+側から−側に向う負の磁界成分は、弱まる。
マグネットプレート10は、上述したように、磁性体が
配置されない状態でX軸上の2極とY軸付近の4極との
磁界のバランスによってセンタービームの軌道上で磁界
強度が零になるように設計されている。しかし、磁性体
が配置される場合、X軸上の2極による磁界が磁性体に
誘導されるために弱まり、マグネットプレート10にお
けるY軸付近の4極が発生するX軸方向の−側から+側
に向う正の磁界成分が相対的に強くなる。
近では、X軸上に位置する極の磁束が磁性体9a,9b
に誘導されるため、マグネットプレート10が形成する
X軸上の+側から−側に向う負の磁界成分は、弱まる。
マグネットプレート10は、上述したように、磁性体が
配置されない状態でX軸上の2極とY軸付近の4極との
磁界のバランスによってセンタービームの軌道上で磁界
強度が零になるように設計されている。しかし、磁性体
が配置される場合、X軸上の2極による磁界が磁性体に
誘導されるために弱まり、マグネットプレート10にお
けるY軸付近の4極が発生するX軸方向の−側から+側
に向う正の磁界成分が相対的に強くなる。
【0022】つまり、磁性体の前端部付近では、後端部
付近と同様にX軸上の+側から−側へ向かう負の磁界成
分が発生するが、Y軸付近の4極が発生するX軸方向の
−側から+側へ向かう正の磁界成分が相対的に強いため
に、センタービームの軌道上では、磁界の総和で正の磁
界成分が発生していることになる。
付近と同様にX軸上の+側から−側へ向かう負の磁界成
分が発生するが、Y軸付近の4極が発生するX軸方向の
−側から+側へ向かう正の磁界成分が相対的に強いため
に、センタービームの軌道上では、磁界の総和で正の磁
界成分が発生していることになる。
【0023】つまり、マグネットプレート10の近傍の
サイドビームの軌道上では、負の磁界成分、センタービ
ーム軌道上では、正の磁界成分が発生し、サイドビーム
の軌道上の磁界の向きと、センタービームの軌道上の磁
界の向きとが互いに逆になる。
サイドビームの軌道上では、負の磁界成分、センタービ
ーム軌道上では、正の磁界成分が発生し、サイドビーム
の軌道上の磁界の向きと、センタービームの軌道上の磁
界の向きとが互いに逆になる。
【0024】上述したように、3電子ビームの各軌道に
おいて、カソード16から放出された各電子ビームが偏
向装置6に至るまでの間に受ける磁界は、センタービー
ムの軌道に対しては、全体的に正の磁界が作用し、サイ
ドビームの軌道に対しては、全体的に負の磁界が作用し
ている。このため、6極マグネットプレートの面を通過
するサイドビームは、Y軸の正の方向へ、また、センタ
ービームは、Y軸の負の方向へそれぞれ逆方向の力を受
ける。
おいて、カソード16から放出された各電子ビームが偏
向装置6に至るまでの間に受ける磁界は、センタービー
ムの軌道に対しては、全体的に正の磁界が作用し、サイ
ドビームの軌道に対しては、全体的に負の磁界が作用し
ている。このため、6極マグネットプレートの面を通過
するサイドビームは、Y軸の正の方向へ、また、センタ
ービームは、Y軸の負の方向へそれぞれ逆方向の力を受
ける。
【0025】その結果、電子ビーム軌道を調整する時
に、磁性体がない状態でセンタービームの移動が零で、
両サイドビームをY軸方向+側に1.3mm移動できる
マグネットプレートにおいて、磁性体を装着すると、両
サイドビームがY軸方向+側に0.5mm移動し、セン
タービームがY軸方向−側に0.8mm移動する。
に、磁性体がない状態でセンタービームの移動が零で、
両サイドビームをY軸方向+側に1.3mm移動できる
マグネットプレートにおいて、磁性体を装着すると、両
サイドビームがY軸方向+側に0.5mm移動し、セン
タービームがY軸方向−側に0.8mm移動する。
【0026】これは、マグネットプレートの操作性を劣
化させるだけでなく、2極マグネットプレートによるラ
ンディング調整後の6極マグネットプレートによるビー
ム軌道の補正時にセンタービームの移動が発生するた
め、再度2極マグネットによりランディングの調整を行
う必要が生じ、調整作業の効率を低下させる。
化させるだけでなく、2極マグネットプレートによるラ
ンディング調整後の6極マグネットプレートによるビー
ム軌道の補正時にセンタービームの移動が発生するた
め、再度2極マグネットによりランディングの調整を行
う必要が生じ、調整作業の効率を低下させる。
【0027】このように、磁性体の装着時における垂直
方向への電子ビームの軌道補正において、両サイドビー
ムの移動量が低下するとともに、センタービームがサイ
ドビームとは逆の方向に移動するといった問題が生じ
る。
方向への電子ビームの軌道補正において、両サイドビー
ムの移動量が低下するとともに、センタービームがサイ
ドビームとは逆の方向に移動するといった問題が生じ
る。
【0028】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、その目的は、操作性が良好である
とともに、調整効率に優れたカラー受像管を提供するこ
とにある。
なされたものであり、その目的は、操作性が良好である
とともに、調整効率に優れたカラー受像管を提供するこ
とにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、この発明は、内面に蛍光体面が形成さ
れたパネルとこのパネルにファンネルを介して連接する
ネックとからなる外囲器と、前記ネック内に設けられ、
水平軸上に配列された3電子ビームを前記パネル側に向
う管軸方向に放出するカソードを含む電子銃構体と、前
記ネックの外側に取り付けられ、前記カソードから放出
された電子ビームの軌道上に多極磁界を発生する多極マ
グネットプレートを少なくとも有する多極磁界発生手段
と、前記水平軸をX軸とし、前記管軸をZ軸とし、前記
水平軸及び管軸に対して直交する垂直軸をY軸としたと
き、Y−Z平面に対して対称となるように前記電子銃構
体を挟んで対向して取り付けられ、前記管軸方向に延出
された一対の帯状の第1磁性体と、X−Y平面内にX−
Z平面に対して対称に配置された第2磁性体と、を備
え、前記一対の第1磁性体、前記第2磁性体、及び、前
記多極マグネットプレートにより、前記カソードから放
出された3電子ビームのうちのセンタービームの軌道上
において、前記Z軸方向に沿って、前記一方の第1磁性
体から前記他方の第1磁性体に向かう正の磁界成分と、
前記他方の第1磁性体から前記一方の第1磁性体に向か
う負の磁界成分とを有する磁界分布を形成し、前記カソ
ードは、前記Z軸方向に沿った位置の前記センタービー
ムの軌道上における正の磁界成分の総和と負の磁界成分
の総和とがほぼ等しくなる位置に配置されていることを
特徴とするカラー受像管を提供するものである。
達成するために、この発明は、内面に蛍光体面が形成さ
れたパネルとこのパネルにファンネルを介して連接する
ネックとからなる外囲器と、前記ネック内に設けられ、
水平軸上に配列された3電子ビームを前記パネル側に向
う管軸方向に放出するカソードを含む電子銃構体と、前
記ネックの外側に取り付けられ、前記カソードから放出
された電子ビームの軌道上に多極磁界を発生する多極マ
グネットプレートを少なくとも有する多極磁界発生手段
と、前記水平軸をX軸とし、前記管軸をZ軸とし、前記
水平軸及び管軸に対して直交する垂直軸をY軸としたと
き、Y−Z平面に対して対称となるように前記電子銃構
体を挟んで対向して取り付けられ、前記管軸方向に延出
された一対の帯状の第1磁性体と、X−Y平面内にX−
Z平面に対して対称に配置された第2磁性体と、を備
え、前記一対の第1磁性体、前記第2磁性体、及び、前
記多極マグネットプレートにより、前記カソードから放
出された3電子ビームのうちのセンタービームの軌道上
において、前記Z軸方向に沿って、前記一方の第1磁性
体から前記他方の第1磁性体に向かう正の磁界成分と、
前記他方の第1磁性体から前記一方の第1磁性体に向か
う負の磁界成分とを有する磁界分布を形成し、前記カソ
ードは、前記Z軸方向に沿った位置の前記センタービー
ムの軌道上における正の磁界成分の総和と負の磁界成分
の総和とがほぼ等しくなる位置に配置されていることを
特徴とするカラー受像管を提供するものである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明に
係るカラー受像管、特にインライン型電子銃構体を備え
たインライン型カラー受像管の実施の形態について詳細
に説明する。この実施の形態にかかるインライン型カラ
ー受像管は、図5及び図6に示すように、パネル21
と、このパネル21に連接するファンネル22と、この
ファンネル22に連接する径小端部としてのネック25
とからなる外囲器を有している。パネル21は、その内
面に、赤(R)、緑(G)、青(B)にそれぞれ発光す
る三色蛍光体ドットを有する蛍光体面23を備えてい
る。また、カラー受像管は、蛍光体面23に近接対向す
る位置に、多数の電子ビーム通過孔を有するシャドウマ
スク24を備えている。
係るカラー受像管、特にインライン型電子銃構体を備え
たインライン型カラー受像管の実施の形態について詳細
に説明する。この実施の形態にかかるインライン型カラ
ー受像管は、図5及び図6に示すように、パネル21
と、このパネル21に連接するファンネル22と、この
ファンネル22に連接する径小端部としてのネック25
とからなる外囲器を有している。パネル21は、その内
面に、赤(R)、緑(G)、青(B)にそれぞれ発光す
る三色蛍光体ドットを有する蛍光体面23を備えてい
る。また、カラー受像管は、蛍光体面23に近接対向す
る位置に、多数の電子ビーム通過孔を有するシャドウマ
スク24を備えている。
【0031】また、このカラー受像管は、図6に示すよ
うに、ネック25の内部に、水平軸すなわちX軸上に一
列に配列された3本の電子ビームを放出するインライン
型電子銃構体40を備えている。このインライン型電子
銃構体40は、蛍光体面23の緑色蛍光体ドットに向け
て出射されるセンタービーム41Gと、蛍光体面23の
赤色蛍光体ドット及び緑色蛍光体ドットにそれぞれ向け
て出射される一対のサイドビーム41R、41Bを放出
する。この型電子銃構体40は、ヒータが内装された一
列配置の3個のカソード46と、カソード46から蛍光
体面23に向かって管軸方向すなわちZ軸方向に順次配
置された複数の電極とを有する。複数の電極は、それぞ
れ、各カソードから放出された各電子ビームを制御、集
束、加速するように機能する。これらのカソード46及
び複数の電極は、ともに絶縁支持体により一体に固定さ
れている。また、ネック25の後端部には、インライン
型電子銃構体40に所定電圧を供給するためのステムピ
ン34が取り付けられている。
うに、ネック25の内部に、水平軸すなわちX軸上に一
列に配列された3本の電子ビームを放出するインライン
型電子銃構体40を備えている。このインライン型電子
銃構体40は、蛍光体面23の緑色蛍光体ドットに向け
て出射されるセンタービーム41Gと、蛍光体面23の
赤色蛍光体ドット及び緑色蛍光体ドットにそれぞれ向け
て出射される一対のサイドビーム41R、41Bを放出
する。この型電子銃構体40は、ヒータが内装された一
列配置の3個のカソード46と、カソード46から蛍光
体面23に向かって管軸方向すなわちZ軸方向に順次配
置された複数の電極とを有する。複数の電極は、それぞ
れ、各カソードから放出された各電子ビームを制御、集
束、加速するように機能する。これらのカソード46及
び複数の電極は、ともに絶縁支持体により一体に固定さ
れている。また、ネック25の後端部には、インライン
型電子銃構体40に所定電圧を供給するためのステムピ
ン34が取り付けられている。
【0032】さらに、このカラー受像管は、ファンネル
22からネック25にかけて、その外周に装着された、
非斉一磁界を形成する偏向装置36を備えている。この
偏向装置36は、一対のサドル型水平偏向コイルと、一
対のサドル型垂直偏向コイルとを有している。水平偏向
コイルは、ピンクッション型の偏向磁界を形成し、垂直
偏向コイルは、バレル型の偏向磁界を形成する。
22からネック25にかけて、その外周に装着された、
非斉一磁界を形成する偏向装置36を備えている。この
偏向装置36は、一対のサドル型水平偏向コイルと、一
対のサドル型垂直偏向コイルとを有している。水平偏向
コイルは、ピンクッション型の偏向磁界を形成し、垂直
偏向コイルは、バレル型の偏向磁界を形成する。
【0033】また、このカラー受像管は、偏向装置36
の後端側に位置するネック25の外側に配置された、リ
ング状の2極マグネット37、及びコンバージェンスマ
グネット32を備えている。
の後端側に位置するネック25の外側に配置された、リ
ング状の2極マグネット37、及びコンバージェンスマ
グネット32を備えている。
【0034】この2極マグネット37は、互いに対向す
るように配置された1組のN極及びS極を有している。
この2極マグネット37によって形成される磁界は、電
子ビームの軸ずれ、すなわち電子ビームのシャドウマス
クに対する入射角のずれを調整し、蛍光面上に形成され
た各色毎の蛍光体ドットに、それぞれ対応する電子ビー
ムを射突させる。すなわち、2極マグネット37は、こ
のようなランディング調整に使用される。このランディ
ング調整では、サイドビーム41Rは、蛍光体面23の
赤色蛍光体ドットに、センタービーム41Gは、蛍光体
面23の緑色蛍光体ドットに、サイドビーム41Bは、
蛍光体面23の青色蛍光体ドットに、それぞれ射突する
ように調整される。
るように配置された1組のN極及びS極を有している。
この2極マグネット37によって形成される磁界は、電
子ビームの軸ずれ、すなわち電子ビームのシャドウマス
クに対する入射角のずれを調整し、蛍光面上に形成され
た各色毎の蛍光体ドットに、それぞれ対応する電子ビー
ムを射突させる。すなわち、2極マグネット37は、こ
のようなランディング調整に使用される。このランディ
ング調整では、サイドビーム41Rは、蛍光体面23の
赤色蛍光体ドットに、センタービーム41Gは、蛍光体
面23の緑色蛍光体ドットに、サイドビーム41Bは、
蛍光体面23の青色蛍光体ドットに、それぞれ射突する
ように調整される。
【0035】コンバージェンスマグネット32は、少な
くとも、リング状の2枚の4極マグネットプレート31
と、リング状の2枚の6極マグネットプレート32とを
有している。4極マグネットプレート31は、互いに対
向するように配置された2組のN極及びS極を有し、4
極の静磁界を発生する。6極マグネットプレート31
は、互いに対向するように配置された3組のN極及びS
極を有し、6極の静磁界を発生する。
くとも、リング状の2枚の4極マグネットプレート31
と、リング状の2枚の6極マグネットプレート32とを
有している。4極マグネットプレート31は、互いに対
向するように配置された2組のN極及びS極を有し、4
極の静磁界を発生する。6極マグネットプレート31
は、互いに対向するように配置された3組のN極及びS
極を有し、6極の静磁界を発生する。
【0036】この4極マグネットプレート31と6極マ
グネットプレート30とが形成する静磁界は、一列配列
の3電子ビームのうちの特に両サイドビームを水平方向
及び垂直方向に操作し、センタービーム41Gの両外側
にサイドビーム41R、41Bが均等に配列されるよう
に3電子ビームを整合する。
グネットプレート30とが形成する静磁界は、一列配列
の3電子ビームのうちの特に両サイドビームを水平方向
及び垂直方向に操作し、センタービーム41Gの両外側
にサイドビーム41R、41Bが均等に配列されるよう
に3電子ビームを整合する。
【0037】このように、2極マグネット37及びコン
バージェンスマグネット32は、無偏向時に、電子銃構
体40から放出された一列配列の3電子ビームを蛍光体
面3の中央で整合し、十分な色純度及びコンバージェン
スを達成できるように調整している。
バージェンスマグネット32は、無偏向時に、電子銃構
体40から放出された一列配列の3電子ビームを蛍光体
面3の中央で整合し、十分な色純度及びコンバージェン
スを達成できるように調整している。
【0038】そして、この3電子ビームは、偏向装置3
6によって水平方向すなわちX軸方向及び水平方向に直
交する垂直方向すなわちY軸方向に偏向されることによ
り、蛍光体面23上を走査させながら、コンバージェン
スし、蛍光体面23上にカラー画像を形成している。
6によって水平方向すなわちX軸方向及び水平方向に直
交する垂直方向すなわちY軸方向に偏向されることによ
り、蛍光体面23上を走査させながら、コンバージェン
スし、蛍光体面23上にカラー画像を形成している。
【0039】このようなインライン型カラー受像管にお
いては、電子銃構体から放出された電子ビームに悪影響
を与える地磁気のような外部磁界、特にZ軸方向に沿っ
た外部磁界をシールドするために、図7(A)に示すよ
うに、ネック25の両外側に、Z軸方向に添って延出さ
れた一対の帯状の第1磁性体33a、33bが配置され
る。これら一対の第1磁性体33a、33bは、X軸上
において互いに対向するように配置されている。
いては、電子銃構体から放出された電子ビームに悪影響
を与える地磁気のような外部磁界、特にZ軸方向に沿っ
た外部磁界をシールドするために、図7(A)に示すよ
うに、ネック25の両外側に、Z軸方向に添って延出さ
れた一対の帯状の第1磁性体33a、33bが配置され
る。これら一対の第1磁性体33a、33bは、X軸上
において互いに対向するように配置されている。
【0040】すなわち、コンバージェンスマグネット3
2は、少なくとも静磁界を発生するリング状の6極マグ
ネットプレート30と4極マグネットプレート31とを
有し、これらのリング状マグネットプレートをネック部
25に取り付けるための円筒状のホルダー50に取付け
られたている。
2は、少なくとも静磁界を発生するリング状の6極マグ
ネットプレート30と4極マグネットプレート31とを
有し、これらのリング状マグネットプレートをネック部
25に取り付けるための円筒状のホルダー50に取付け
られたている。
【0041】6極マグネットプレート30及び4極マグ
ネットプレート31は、上述したように、それぞれ2枚
で構成されている。2枚の4極マグネットプレートは、
Z軸に直交するX−Y平面内において、それぞれのマグ
ネットプレートの回転角を調整することにより、4極マ
グネットプレートが発生する磁界強度を調整することが
できる。すなわち、2枚のマグネットプレートの取っ手
部分を合わせると、一方のマグネットプレートのS極及
びN極がそれぞれ他方のマグネットプレートのN極及び
S極に対向するように配置される。これにより、それぞ
れのマグネットプレートの磁界は、打ち消しあい、マグ
ネットプレートが発生する磁界強度が最小となる。一
方、一方のマグネットプレートを他方のマグネットプレ
ートに対して90度回転させると、一方のマグネットプ
レートのS極及びN極がそれぞれ他方のマグネットプレ
ートのS極及びN極に対向するように配置される。これ
により、マグネットプレートが発生する磁界強度が最大
となる。
ネットプレート31は、上述したように、それぞれ2枚
で構成されている。2枚の4極マグネットプレートは、
Z軸に直交するX−Y平面内において、それぞれのマグ
ネットプレートの回転角を調整することにより、4極マ
グネットプレートが発生する磁界強度を調整することが
できる。すなわち、2枚のマグネットプレートの取っ手
部分を合わせると、一方のマグネットプレートのS極及
びN極がそれぞれ他方のマグネットプレートのN極及び
S極に対向するように配置される。これにより、それぞ
れのマグネットプレートの磁界は、打ち消しあい、マグ
ネットプレートが発生する磁界強度が最小となる。一
方、一方のマグネットプレートを他方のマグネットプレ
ートに対して90度回転させると、一方のマグネットプ
レートのS極及びN極がそれぞれ他方のマグネットプレ
ートのS極及びN極に対向するように配置される。これ
により、マグネットプレートが発生する磁界強度が最大
となる。
【0042】同様に、6極マグネットプレート30は、
2枚のマグネットプレートのとって部分を合わせると、
磁界強度が最小となり、一方のマグネットプレートを他
方のマグネットプレートに対して60度回転させると、
磁界強度が最大となる。
2枚のマグネットプレートのとって部分を合わせると、
磁界強度が最小となり、一方のマグネットプレートを他
方のマグネットプレートに対して60度回転させると、
磁界強度が最大となる。
【0043】このコンバージェンスマグネット32にお
いては、筒状ホルダ50には、ステムピン34側から6
極マグネットプレート30、4極マグネットプレート3
1、及び固定リングが順に配置されている。また、6極
マグネットプレート30と4極マグネットプレート31
との間には、両マグネットプレートを機械的に分離する
ために第1の分割スペーサが配置されている。また、4
極マグネットプレート31と固定リングとの間には、第
2の分割スペーサが配置されている。
いては、筒状ホルダ50には、ステムピン34側から6
極マグネットプレート30、4極マグネットプレート3
1、及び固定リングが順に配置されている。また、6極
マグネットプレート30と4極マグネットプレート31
との間には、両マグネットプレートを機械的に分離する
ために第1の分割スペーサが配置されている。また、4
極マグネットプレート31と固定リングとの間には、第
2の分割スペーサが配置されている。
【0044】このような構造を有するコンバージェンス
マグネット32は、ホルダ50の端部に取り付けられた
締め付けバンド51と締め付けネジ52とによってネッ
ク25に固定される。
マグネット32は、ホルダ50の端部に取り付けられた
締め付けバンド51と締め付けネジ52とによってネッ
ク25に固定される。
【0045】一対の第1磁性体33a、33bは、円筒
状のホルダー50の内面におけるX軸上の位置に、互い
に対向するように固定される。すなわち、一対の第1磁
性体33a、33bは、ネック25の外壁に接するよう
にホルダー50に固定されている。
状のホルダー50の内面におけるX軸上の位置に、互い
に対向するように固定される。すなわち、一対の第1磁
性体33a、33bは、ネック25の外壁に接するよう
にホルダー50に固定されている。
【0046】この実施の形態では、一対の第1磁性体3
3a、33bは、冷間圧延ケイ素鋼板を用いて形成さ
れ、その寸法の一例として、板厚が0.35mm、長さ
が35mm、幅が4mmである。
3a、33bは、冷間圧延ケイ素鋼板を用いて形成さ
れ、その寸法の一例として、板厚が0.35mm、長さ
が35mm、幅が4mmである。
【0047】また、図7(A)に示すように、6極マグ
ネットプレート30の中心からZ軸に沿って偏向装置側
に1.5mm離れた位置に、第2磁性体60a、60b
が配置されている。この第2磁性体60a、60bは、
X−Y平面内においてX−Z平面に対して対称となるよ
うにホルダー50に設けられている。すなわち、この第
2磁性体60a、60bは、X軸近傍で切断され、Y軸
近傍に50度の範囲にわたって対向配置された一対の磁
性体60a、60bによって構成されている。この第2
磁性体60a、60bは、6極マグネットプレート30
の内形と略同一の曲率を有するように円弧状に整形され
たプレート状部材、例えば、幅1.0mm、板厚0.2
mmの冷間圧延ケイ素鋼板によって形成されている。
ネットプレート30の中心からZ軸に沿って偏向装置側
に1.5mm離れた位置に、第2磁性体60a、60b
が配置されている。この第2磁性体60a、60bは、
X−Y平面内においてX−Z平面に対して対称となるよ
うにホルダー50に設けられている。すなわち、この第
2磁性体60a、60bは、X軸近傍で切断され、Y軸
近傍に50度の範囲にわたって対向配置された一対の磁
性体60a、60bによって構成されている。この第2
磁性体60a、60bは、6極マグネットプレート30
の内形と略同一の曲率を有するように円弧状に整形され
たプレート状部材、例えば、幅1.0mm、板厚0.2
mmの冷間圧延ケイ素鋼板によって形成されている。
【0048】また、図7(B)に示すように、6極マグ
ネットプレート30の中心からZ軸に沿って偏向装置側
に1.5mm離れた位置に、一対の円筒状の第2磁性体
61a、61bが配置されてもよい。この一対の第2磁
性体61a、61bは、6極マグネットプレート30の
内形と略同一の曲率を有するように整形された円筒状部
材、例えば、幅1.0mm、板厚0.2mmの冷間圧延
ケイ素鋼板によって形成されている。
ネットプレート30の中心からZ軸に沿って偏向装置側
に1.5mm離れた位置に、一対の円筒状の第2磁性体
61a、61bが配置されてもよい。この一対の第2磁
性体61a、61bは、6極マグネットプレート30の
内形と略同一の曲率を有するように整形された円筒状部
材、例えば、幅1.0mm、板厚0.2mmの冷間圧延
ケイ素鋼板によって形成されている。
【0049】この一対の第2磁性体61a、61bは、
X−Y平面内においてX−Z平面に対して対称となるよ
うにホルダー50の内面に設けられている。すなわち、
この一対の第2磁性体61a、61bは、X軸近傍で切
断され、Y軸近傍に50度の範囲にわたって対向配置さ
れている。
X−Y平面内においてX−Z平面に対して対称となるよ
うにホルダー50の内面に設けられている。すなわち、
この一対の第2磁性体61a、61bは、X軸近傍で切
断され、Y軸近傍に50度の範囲にわたって対向配置さ
れている。
【0050】図7(B)に示したような一対の円筒状の
第2磁性体61a、61bを適用した場合であっても、
図7(A)に示したような一対の円弧状の第2磁性体6
0a、60bを適用した場合と同様の効果が得られる。
ここでは、図7(A)に示した形状の第2磁性体を適用
した場合について、その効果について説明する。
第2磁性体61a、61bを適用した場合であっても、
図7(A)に示したような一対の円弧状の第2磁性体6
0a、60bを適用した場合と同様の効果が得られる。
ここでは、図7(A)に示した形状の第2磁性体を適用
した場合について、その効果について説明する。
【0051】すなわち、図8は、電子ビームの軌道を垂
直軸の上方向すなわちY軸方向の+の向きに補正すると
きの6極マグネットプレートと第1及び第2磁性体との
位置関係を示している。
直軸の上方向すなわちY軸方向の+の向きに補正すると
きの6極マグネットプレートと第1及び第2磁性体との
位置関係を示している。
【0052】この場合、6極マグネットプレート30
は、水平軸すなわちX軸上に6極マグネットプレート3
0のN極及びS極が対向するように配置される。この
時、X軸上に対向して配置されている一対の第1磁性体
33a、33bの前端部すなわちZ軸−側の端部は、そ
れぞれ6極マグネットプレート30のN極及びS極に近
接している。このため、6極マグネットプレート30の
極に近接する第1磁性体33a、33bの面は、6極マ
グネットプレート30の磁極とは反対の極性に磁化す
る。第1磁性体全体は、長さ方向すなわちZ軸方向に沿
って磁化し、その結果、第1磁性体の前端部すなわちZ
軸−側の端部、及び磁性体の後端部すなわちZ軸+側の
端部には、2極磁界が発生する。
は、水平軸すなわちX軸上に6極マグネットプレート3
0のN極及びS極が対向するように配置される。この
時、X軸上に対向して配置されている一対の第1磁性体
33a、33bの前端部すなわちZ軸−側の端部は、そ
れぞれ6極マグネットプレート30のN極及びS極に近
接している。このため、6極マグネットプレート30の
極に近接する第1磁性体33a、33bの面は、6極マ
グネットプレート30の磁極とは反対の極性に磁化す
る。第1磁性体全体は、長さ方向すなわちZ軸方向に沿
って磁化し、その結果、第1磁性体の前端部すなわちZ
軸−側の端部、及び磁性体の後端部すなわちZ軸+側の
端部には、2極磁界が発生する。
【0053】すなわち、X軸+側に位置する磁性体33
aの、6極マグネットプレート30のN極に接する面に
S極が発生し、磁性体33aの前端部及び後端部にはN
極が発生する。同様に、X軸−側に位置する磁性体33
bの、6極マグネットプレート30のS極に接する面に
N極が発生し、磁性体33bの前端部及び後端部にはS
極が発生する。
aの、6極マグネットプレート30のN極に接する面に
S極が発生し、磁性体33aの前端部及び後端部にはN
極が発生する。同様に、X軸−側に位置する磁性体33
bの、6極マグネットプレート30のS極に接する面に
N極が発生し、磁性体33bの前端部及び後端部にはS
極が発生する。
【0054】これにより、一対の第1磁性体33a、3
3bの後端部では、磁性体33aから磁性体33bに向
う磁界すなわちX軸方向に沿って+側から−側に向う磁
界すなわち負の磁界が形成される。一対の第1磁性体3
3a、33bの後端部は、電子銃構体のカソード46よ
りステムピン側に位置するため、磁性体33a、33b
の後端部で形成される負の磁界は、カソード46から出
射される電子ビームに対して作用しない。
3bの後端部では、磁性体33aから磁性体33bに向
う磁界すなわちX軸方向に沿って+側から−側に向う磁
界すなわち負の磁界が形成される。一対の第1磁性体3
3a、33bの後端部は、電子銃構体のカソード46よ
りステムピン側に位置するため、磁性体33a、33b
の後端部で形成される負の磁界は、カソード46から出
射される電子ビームに対して作用しない。
【0055】一対の第1磁性体33a、33bの中間部
でも、それぞれN極及びS極に磁化しているため、後端
部と同様に負の磁界が形成されている。このような磁界
により、一対の第1磁性体33a、33bの中間部を通
過する電子ビームは、上向きの力を受ける。
でも、それぞれN極及びS極に磁化しているため、後端
部と同様に負の磁界が形成されている。このような磁界
により、一対の第1磁性体33a、33bの中間部を通
過する電子ビームは、上向きの力を受ける。
【0056】また、6極マグネットプレート30の面付
近及び一対の第1磁性体33a,33bの前端部では、
X軸上に位置する極の磁束が第1磁性体33a、33b
に誘導されるため、6極マグネットプレート30が電子
ビーム軌道上に形成するX軸上の+側から−側に向う負
の磁界は、弱まる。
近及び一対の第1磁性体33a,33bの前端部では、
X軸上に位置する極の磁束が第1磁性体33a、33b
に誘導されるため、6極マグネットプレート30が電子
ビーム軌道上に形成するX軸上の+側から−側に向う負
の磁界は、弱まる。
【0057】さらに、6極マグネットプレート30の中
心からZ軸方向に沿って偏向装置側に配置された一対の
第2磁性体60a、60bは、6極マグネットプレート
のY軸付近の4極が発生するX軸方向の−側から+側に
向う磁界すなわち正の磁界をバイパスする。これによ
り、Y軸付近の4極が発生する磁界のうちのセンタビー
ム軌道上に鎖交するY軸方向−側から+側に向う正の磁
界は、減少する。
心からZ軸方向に沿って偏向装置側に配置された一対の
第2磁性体60a、60bは、6極マグネットプレート
のY軸付近の4極が発生するX軸方向の−側から+側に
向う磁界すなわち正の磁界をバイパスする。これによ
り、Y軸付近の4極が発生する磁界のうちのセンタビー
ム軌道上に鎖交するY軸方向−側から+側に向う正の磁
界は、減少する。
【0058】つまり、一対の第1磁性体33a、33
b、及び一対の第2磁性体60a、60bが6極マグネ
ットプレート30に近接して配置されることにより、6
極マグネットプレート30のX軸上の2極が発生する負
の磁界が弱められ、また、Y軸付近の4極が発生する正
の磁界が弱められる。このため、6極マグネットプレー
ト30の6極が発生する磁界のうちセンタービームは、
その軌道上において、相対的に小さな正の磁界の作用を
受ける。このセンタービームの軌道上に作用する正の磁
界は、従来より小さく、実質的に略零にすることも可能
である。
b、及び一対の第2磁性体60a、60bが6極マグネ
ットプレート30に近接して配置されることにより、6
極マグネットプレート30のX軸上の2極が発生する負
の磁界が弱められ、また、Y軸付近の4極が発生する正
の磁界が弱められる。このため、6極マグネットプレー
ト30の6極が発生する磁界のうちセンタービームは、
その軌道上において、相対的に小さな正の磁界の作用を
受ける。このセンタービームの軌道上に作用する正の磁
界は、従来より小さく、実質的に略零にすることも可能
である。
【0059】一方、サイドビームは、第1磁性体33
a、33bの前端部におけるその軌道上において、負の
磁界の作用を受ける。したがって、第1磁性体33a、
33bの前端部においては、センタービームに対して正
の磁界が作用して、下向きすなわちY軸方向の−側に向
かう力を受け、また、サイドビームに対して負の磁界が
作用して、上向きすなわちY軸方向の+側に向かう力を
受ける。
a、33bの前端部におけるその軌道上において、負の
磁界の作用を受ける。したがって、第1磁性体33a、
33bの前端部においては、センタービームに対して正
の磁界が作用して、下向きすなわちY軸方向の−側に向
かう力を受け、また、サイドビームに対して負の磁界が
作用して、上向きすなわちY軸方向の+側に向かう力を
受ける。
【0060】図9には、従来のカラー受像管における一
列配置された3電子ビームの各軌道上における水平方向
磁界の強度分布曲線が示されている。また、図10に
は、この実施の形態のカラー受像管における一列配置さ
れた3電子ビームの各軌道上における水平方向磁界の強
度分布曲線が示されている。
列配置された3電子ビームの各軌道上における水平方向
磁界の強度分布曲線が示されている。また、図10に
は、この実施の形態のカラー受像管における一列配置さ
れた3電子ビームの各軌道上における水平方向磁界の強
度分布曲線が示されている。
【0061】図9及び図10に示したグラフの横軸は、
管軸方向すなわちZ軸方向の位置を示し、0が6極マグ
ネットプレートの中心位置であり、負が偏向装置側、正
がステムピン側である。また、縦軸は、3電子ビームの
うちのセンタービーム及びサイドビームの各軌道上にお
ける磁界強度の相対値を示し、符号は磁界の向きを示し
ている。正は、X軸上の+方向に向う磁界を示し、負
は、X軸上の−方向に向う磁界を示している。図中の実
線は、センタービームの軌道上における磁界強度の分布
を示し、図中の破線は、サイドビームの軌道上における
磁界強度の分布を示している。
管軸方向すなわちZ軸方向の位置を示し、0が6極マグ
ネットプレートの中心位置であり、負が偏向装置側、正
がステムピン側である。また、縦軸は、3電子ビームの
うちのセンタービーム及びサイドビームの各軌道上にお
ける磁界強度の相対値を示し、符号は磁界の向きを示し
ている。正は、X軸上の+方向に向う磁界を示し、負
は、X軸上の−方向に向う磁界を示している。図中の実
線は、センタービームの軌道上における磁界強度の分布
を示し、図中の破線は、サイドビームの軌道上における
磁界強度の分布を示している。
【0062】図9及び図10では、カソード位置から偏
向装置側に向う管軸方向に沿って、正の磁界成分の総和
と負の磁界成分の総和との差が、各電子ビームに作用す
る磁界強度に相当する。この磁界強度により、電子ビー
ムのY軸方向の移動量が決まる。すなわち、磁界成分の
差が正であれば、図8に示したように、X軸上の−側か
ら+側に向かう磁界成分により、電子ビームは、Y軸方
向の−側に向かう下向きの力を受ける。また、磁界成分
の差が負であれば、X軸上の+側から−側に向かう磁界
成分により、電子ビームは、Y軸方向の+側に向かう上
向きの力を受ける。
向装置側に向う管軸方向に沿って、正の磁界成分の総和
と負の磁界成分の総和との差が、各電子ビームに作用す
る磁界強度に相当する。この磁界強度により、電子ビー
ムのY軸方向の移動量が決まる。すなわち、磁界成分の
差が正であれば、図8に示したように、X軸上の−側か
ら+側に向かう磁界成分により、電子ビームは、Y軸方
向の−側に向かう下向きの力を受ける。また、磁界成分
の差が負であれば、X軸上の+側から−側に向かう磁界
成分により、電子ビームは、Y軸方向の+側に向かう上
向きの力を受ける。
【0063】図9に示した例は、図4(A)に示したよ
うな位置関係でコンバージェンスマグネットに一対の第
1磁性体9a,9bのみが配置された例であり、第1磁
性体の前端部は、6極マグネットに近接配置されてい
る。この第1磁性体は、その前端部が−5mmの位置に
位置し、後端部が+30mmの位置に位置するように配
置されている。また、カソードの位置は、+6mmの位
置である。
うな位置関係でコンバージェンスマグネットに一対の第
1磁性体9a,9bのみが配置された例であり、第1磁
性体の前端部は、6極マグネットに近接配置されてい
る。この第1磁性体は、その前端部が−5mmの位置に
位置し、後端部が+30mmの位置に位置するように配
置されている。また、カソードの位置は、+6mmの位
置である。
【0064】この場合、第1磁性体が設けられたステム
ピン側の領域において、センタービーム及びサイドビー
ムのそれぞれの軌道上に負の磁界が発生しており、6極
マグネット位置近傍から前方にかけて、センタービーム
の軌道上に強い正の磁界が発生している。
ピン側の領域において、センタービーム及びサイドビー
ムのそれぞれの軌道上に負の磁界が発生しており、6極
マグネット位置近傍から前方にかけて、センタービーム
の軌道上に強い正の磁界が発生している。
【0065】カソードは、+6mmの位置に配置されて
おり、カソード位置から偏向装置側では、図9に示すよ
うに、センタービームの軌道上において、強い正の磁界
成分が作用する。このため、センタービームに対して下
向きすなわちY軸方向の負の向きに力が作用する。
おり、カソード位置から偏向装置側では、図9に示すよ
うに、センタービームの軌道上において、強い正の磁界
成分が作用する。このため、センタービームに対して下
向きすなわちY軸方向の負の向きに力が作用する。
【0066】サイドビームの軌道を変化させる際に、セ
ンタービームの移動量は、0になることが望ましく、し
たがって、センタービームの軌道における磁界成分の差
は、0になることが望ましい。つまり、この例では、セ
ンタービームの移動量を減少させるためには、この正の
磁界強度を減少させる必要がある。
ンタービームの移動量は、0になることが望ましく、し
たがって、センタービームの軌道における磁界成分の差
は、0になることが望ましい。つまり、この例では、セ
ンタービームの移動量を減少させるためには、この正の
磁界強度を減少させる必要がある。
【0067】6極マグネットプレートによる電子ビーム
軌道の調整時に、磁性体が配置されない状態で、センタ
ービームの移動量が0でサイドビームを上向きに1.3
mm移動できるマグネットプレートにおいて、図9に示
した例のように磁性体を装着することにより、センター
ビームが下向きに0.8mm移動し、サイドビームが上
向きに0.5mm移動する。
軌道の調整時に、磁性体が配置されない状態で、センタ
ービームの移動量が0でサイドビームを上向きに1.3
mm移動できるマグネットプレートにおいて、図9に示
した例のように磁性体を装着することにより、センター
ビームが下向きに0.8mm移動し、サイドビームが上
向きに0.5mm移動する。
【0068】図10に示した例は、図8に示したよう
に、一対の第1磁性体33a,33b、及び一対の第2
磁性体60a,60bを備えたコンバージェンスマグネ
ットの例である。第1磁性体は、その前端部が−5mm
の位置に位置し、後端部が+30mmの位置に位置する
ように配置されている。
に、一対の第1磁性体33a,33b、及び一対の第2
磁性体60a,60bを備えたコンバージェンスマグネ
ットの例である。第1磁性体は、その前端部が−5mm
の位置に位置し、後端部が+30mmの位置に位置する
ように配置されている。
【0069】また、カソードは、+9mmの位置に配置
されている。このカソードの位置は、センタービームの
軌道上において、磁界成分が正から負に反転する点の近
傍であり、且つ、磁界成分の極性が反転する点よりステ
ムピン側に位置している。カソードから放出される電子
ビームは、偏向装置側すなわち管軸方向の−側に向かっ
て進行するため、カソード位置よりステムピン側の磁界
は、電子ビームに対して作用しない。このため、カソー
ドよりステムピン側の強い負の磁界成分を電子ビームに
対して作用させないように、制限することが可能とな
る。
されている。このカソードの位置は、センタービームの
軌道上において、磁界成分が正から負に反転する点の近
傍であり、且つ、磁界成分の極性が反転する点よりステ
ムピン側に位置している。カソードから放出される電子
ビームは、偏向装置側すなわち管軸方向の−側に向かっ
て進行するため、カソード位置よりステムピン側の磁界
は、電子ビームに対して作用しない。このため、カソー
ドよりステムピン側の強い負の磁界成分を電子ビームに
対して作用させないように、制限することが可能とな
る。
【0070】センタービームの軌道上におけるカソード
位置から偏向装置側の磁界強度の分布は、管軸方向に沿
って+9mmのカソード位置から約+3mmの位置まで
の間に負の磁界成分が発生し、この約+3mmの位置で
磁界の極性が反転している。そして、+3mmの位置か
ら偏向装置側の範囲にわたって正の磁界成分が発生して
いる。
位置から偏向装置側の磁界強度の分布は、管軸方向に沿
って+9mmのカソード位置から約+3mmの位置まで
の間に負の磁界成分が発生し、この約+3mmの位置で
磁界の極性が反転している。そして、+3mmの位置か
ら偏向装置側の範囲にわたって正の磁界成分が発生して
いる。
【0071】図10に示したセンタービームの軌道上に
おける磁界強度分布を図9に示したものと比較すると、
6極マグネットの近傍では、第2磁性体の作用により正
の磁界成分が減少している。また、6極マグネットプレ
ートに対するカソードの位置が従来よりステムピン側に
位置するため、負の磁界成分が増加している。
おける磁界強度分布を図9に示したものと比較すると、
6極マグネットの近傍では、第2磁性体の作用により正
の磁界成分が減少している。また、6極マグネットプレ
ートに対するカソードの位置が従来よりステムピン側に
位置するため、負の磁界成分が増加している。
【0072】したがって、カソードから偏向装置側に向
かって出射された電子ビームのうちのセンタービームに
作用するX軸方向の磁界は、正の磁界成分の積分値と負
の磁界成分の積分値がほぼ同等となり、互いに相殺され
る。
かって出射された電子ビームのうちのセンタービームに
作用するX軸方向の磁界は、正の磁界成分の積分値と負
の磁界成分の積分値がほぼ同等となり、互いに相殺され
る。
【0073】磁界強度分布のうち、正の磁界成分の積分
値と負の磁界成分の積分値との絶対値の和を100%と
すると、図9に示した例の正の磁界成分の積分値は10
0%で、負の磁界成分の積分値は0%となり、正の磁界
成分しか存在しない。これに対して、図10に示した例
では、正の磁界成分の積分値が45%で、負の磁界成分
の積分値が55%となり、それぞれの成分に対する磁界
強度の積分値がほぼ同等となっている。
値と負の磁界成分の積分値との絶対値の和を100%と
すると、図9に示した例の正の磁界成分の積分値は10
0%で、負の磁界成分の積分値は0%となり、正の磁界
成分しか存在しない。これに対して、図10に示した例
では、正の磁界成分の積分値が45%で、負の磁界成分
の積分値が55%となり、それぞれの成分に対する磁界
強度の積分値がほぼ同等となっている。
【0074】このため、センタービームに作用する正の
磁界成分の総和と負の磁界成分の総和との差を最小限に
抑えることが可能となり、センタービームに作用する力
を最小限に抑えることが可能となる。
磁界成分の総和と負の磁界成分の総和との差を最小限に
抑えることが可能となり、センタービームに作用する力
を最小限に抑えることが可能となる。
【0075】一方、サイドビームに対しては、負の磁界
成分が作用し、しかもその積分値は、図9に示した従来
のものより大きい。このため、有効的にサイドビームを
上側に移動することが可能となる。
成分が作用し、しかもその積分値は、図9に示した従来
のものより大きい。このため、有効的にサイドビームを
上側に移動することが可能となる。
【0076】この実施の形態では、電子ビームの移動量
は、両サイドビームがY軸方向の+側に1.3mmであ
り、センタービームがY軸方向の−側に0.2mmであ
る。このときのランディングの変化量は、1μmであ
り、許容調整誤差の範囲内である。サイドビームの移動
量は、6極マグネットプレートによる電子ビームの軌道
調整時に、磁性体が配置されていない状態での移動量と
同等である。
は、両サイドビームがY軸方向の+側に1.3mmであ
り、センタービームがY軸方向の−側に0.2mmであ
る。このときのランディングの変化量は、1μmであ
り、許容調整誤差の範囲内である。サイドビームの移動
量は、6極マグネットプレートによる電子ビームの軌道
調整時に、磁性体が配置されていない状態での移動量と
同等である。
【0077】これは、6極マグネットプレートにおける
Y軸近傍の4極から発生している磁界が第2磁性体によ
り、隣接する極にバイパスされるからである。これによ
り、6極マグネットプレートがセンタービームの軌道上
に作用する正の磁界成分と、負の磁界成分とがバランス
される。磁界強度の調整は、第2磁性体の板厚、透磁
率、幅等により任意に調整することができる。
Y軸近傍の4極から発生している磁界が第2磁性体によ
り、隣接する極にバイパスされるからである。これによ
り、6極マグネットプレートがセンタービームの軌道上
に作用する正の磁界成分と、負の磁界成分とがバランス
される。磁界強度の調整は、第2磁性体の板厚、透磁
率、幅等により任意に調整することができる。
【0078】この実施の形態にかかるカラー受像管で
は、図11に示すように、6極マグネットプレート30
の内形と略同一の曲率に整形された一対の円弧状の第2
磁性体60a、60b(61a、61b)は、X軸を対
称軸として、Y軸の近傍の位置に配置されている。
は、図11に示すように、6極マグネットプレート30
の内形と略同一の曲率に整形された一対の円弧状の第2
磁性体60a、60b(61a、61b)は、X軸を対
称軸として、Y軸の近傍の位置に配置されている。
【0079】すなわち、6極マグネットプレート30が
円形の内形を有するリング状に形成されている場合、第
2磁性体60a、60b(61a、61b)は、X軸及
びY軸の交点Oを中心とした円周に沿うX−Y平面に延
びた平板状(または円筒状)に形成されている。そし
て、この一対の第2磁性体60a、60b(61a、6
1b)は、交点Oを中心にY軸から所定の占有角度Aの
範囲にわたって、Y軸について、対称となるように配置
される。第2磁性体60a、60b(61a、61b)
の長さは、交点Oを中心とした占有角度Aに比例する。
円形の内形を有するリング状に形成されている場合、第
2磁性体60a、60b(61a、61b)は、X軸及
びY軸の交点Oを中心とした円周に沿うX−Y平面に延
びた平板状(または円筒状)に形成されている。そし
て、この一対の第2磁性体60a、60b(61a、6
1b)は、交点Oを中心にY軸から所定の占有角度Aの
範囲にわたって、Y軸について、対称となるように配置
される。第2磁性体60a、60b(61a、61b)
の長さは、交点Oを中心とした占有角度Aに比例する。
【0080】なお、この第2磁性体は、X軸との交点近
傍で切断された一対の磁性体を対向配置することによっ
て形成されているが、一連のリング状に形成してもよ
い。このような形状とした場合、例えば6極マグネット
プレートと4極マグネットプレートあるいは固定リング
との間を機械的に分離するスペーサとして利用すること
が可能となる。このため、コンバージェンスマグネット
を組み立てる上で、一対の磁性体を対向配置する構造よ
り効率よく組み立てることが可能となる。また、スペー
サと機能を兼用することにより、部品点数を削減するこ
とも可能となる。
傍で切断された一対の磁性体を対向配置することによっ
て形成されているが、一連のリング状に形成してもよ
い。このような形状とした場合、例えば6極マグネット
プレートと4極マグネットプレートあるいは固定リング
との間を機械的に分離するスペーサとして利用すること
が可能となる。このため、コンバージェンスマグネット
を組み立てる上で、一対の磁性体を対向配置する構造よ
り効率よく組み立てることが可能となる。また、スペー
サと機能を兼用することにより、部品点数を削減するこ
とも可能となる。
【0081】図12は、第2磁性体の占有角度A=30
°とした場合において、第2磁性体の板厚を変えた時の
センタービームの軌道上における磁界の強度分布曲線を
示す図である。なお、第2磁性体は、図7(A)に示し
た場合と同様に、管軸方向の−1.5mmの位置に配置
されている。
°とした場合において、第2磁性体の板厚を変えた時の
センタービームの軌道上における磁界の強度分布曲線を
示す図である。なお、第2磁性体は、図7(A)に示し
た場合と同様に、管軸方向の−1.5mmの位置に配置
されている。
【0082】図12では、第2磁性体の板厚が0.1m
m、0.2mm、0.3mmの各場合についての磁界強
度分布が示されている。図12に示したように、第2磁
性体の板厚を厚くすることにより、正の磁界成分が減少
し、負の磁界成分が増加する傾向が見られることが分か
る。特に、6極マグネットプレートの中心付近(管軸方
向位置0)では、第2磁性体の板厚を厚くすることによ
り、正の磁界成分を効果的に減少させることが可能とな
る。
m、0.2mm、0.3mmの各場合についての磁界強
度分布が示されている。図12に示したように、第2磁
性体の板厚を厚くすることにより、正の磁界成分が減少
し、負の磁界成分が増加する傾向が見られることが分か
る。特に、6極マグネットプレートの中心付近(管軸方
向位置0)では、第2磁性体の板厚を厚くすることによ
り、正の磁界成分を効果的に減少させることが可能とな
る。
【0083】このように、第2磁性体の板厚を適当に選
択することにより、センタービームの軌道上において、
正の磁界成分と負の磁界成分とのバランスを調整するこ
とが可能である。
択することにより、センタービームの軌道上において、
正の磁界成分と負の磁界成分とのバランスを調整するこ
とが可能である。
【0084】図13は、第2磁性体の形状を図7(A)
に示した場合と同一とし、第2磁性体と6極マグネット
プレートとの間の管軸方向の間隔を変えた時のセンター
ビームの軌道上における磁界の強度分布曲線を示す図で
ある。なお、第2磁性体の占有角度Aは、30°とし、
その板厚、及び幅は、図7(A)に示した場合と同じで
ある。
に示した場合と同一とし、第2磁性体と6極マグネット
プレートとの間の管軸方向の間隔を変えた時のセンター
ビームの軌道上における磁界の強度分布曲線を示す図で
ある。なお、第2磁性体の占有角度Aは、30°とし、
その板厚、及び幅は、図7(A)に示した場合と同じで
ある。
【0085】図13では、第2磁性体を6極マグネット
プレートの中心位置から管軸方向に沿って偏向装置側に
所定の距離を離して配置した場合であり、その間隔が
0.8mm(−0.8mmの位置)、1.0mm(−
1.0mmの位置)、1.2mm(−1.2mmの位
置)の各場合について、それぞれの磁界強度分布が示さ
れている。
プレートの中心位置から管軸方向に沿って偏向装置側に
所定の距離を離して配置した場合であり、その間隔が
0.8mm(−0.8mmの位置)、1.0mm(−
1.0mmの位置)、1.2mm(−1.2mmの位
置)の各場合について、それぞれの磁界強度分布が示さ
れている。
【0086】図13に示したように、第2磁性体と6極
マグネットプレートとの間隔を小さくすることにより、
正の磁界成分が減少し、負の磁界成分が増加する傾向が
見られることが分かる。特に、6極マグネットプレート
の中心付近では、第2磁性体と6極マグネットプレート
との間隔を小さくすることにより、正の磁界成分を効果
的に減少させることが可能となる。
マグネットプレートとの間隔を小さくすることにより、
正の磁界成分が減少し、負の磁界成分が増加する傾向が
見られることが分かる。特に、6極マグネットプレート
の中心付近では、第2磁性体と6極マグネットプレート
との間隔を小さくすることにより、正の磁界成分を効果
的に減少させることが可能となる。
【0087】このように、第3磁性体と6極マグネット
プレートとの間隔を適当に選択することにより、センタ
ービームの軌道上において、正の磁界成分と負の磁界成
分とのバランスを調整することが可能である。
プレートとの間隔を適当に選択することにより、センタ
ービームの軌道上において、正の磁界成分と負の磁界成
分とのバランスを調整することが可能である。
【0088】図14及び図15は、第2磁性体の占有角
度Aと、センタービームに作用する磁界強度の積分値と
の関係を示している。図14は、横軸に第2磁性体の占
有角度Aを示し、縦軸にセンタービームに作用する磁界
強度比率を示している。なお、横軸の占有角度0°と
は、第2磁性体がない場合を示し、占有角度90°と
は、第2磁性体が一連のリング状に形成されている場合
を示している。
度Aと、センタービームに作用する磁界強度の積分値と
の関係を示している。図14は、横軸に第2磁性体の占
有角度Aを示し、縦軸にセンタービームに作用する磁界
強度比率を示している。なお、横軸の占有角度0°と
は、第2磁性体がない場合を示し、占有角度90°と
は、第2磁性体が一連のリング状に形成されている場合
を示している。
【0089】図14の磁界強度比率は、第2磁性体がな
い場合(占有角度=0°)のセンタービームに作用する
磁界強度の積分値すなわち正の磁界成分と負の磁界成分
との絶対値の総和を100%とした時の、所定の占有角
度の第2磁性体を設けた場合の磁界強度の積分値の比率
を示している。
い場合(占有角度=0°)のセンタービームに作用する
磁界強度の積分値すなわち正の磁界成分と負の磁界成分
との絶対値の総和を100%とした時の、所定の占有角
度の第2磁性体を設けた場合の磁界強度の積分値の比率
を示している。
【0090】図14に示すように、第2磁性体の占有角
度が約30°付近のときに磁界強度比率が最小となり、
センタービームの軌道上に発生している磁界強度の総和
がその極性とは無関係に小さいことがわかる。
度が約30°付近のときに磁界強度比率が最小となり、
センタービームの軌道上に発生している磁界強度の総和
がその極性とは無関係に小さいことがわかる。
【0091】図15は、センタービームに作用する磁界
強度の積分値に対する、正の磁界成分の積分値の比率
と、及び、負の磁界成分の積分値の比率とを分離して示
したものである。第2磁性体がない状態では、ほとんど
が正の磁界成分であるが、第2磁性体を配置すると、第
2磁性体の占有角度の増加に伴って正の磁界成分が減少
し、負の磁界成分が増加する傾向にある。
強度の積分値に対する、正の磁界成分の積分値の比率
と、及び、負の磁界成分の積分値の比率とを分離して示
したものである。第2磁性体がない状態では、ほとんど
が正の磁界成分であるが、第2磁性体を配置すると、第
2磁性体の占有角度の増加に伴って正の磁界成分が減少
し、負の磁界成分が増加する傾向にある。
【0092】そして、占有角度Aが約25°から約50
°の範囲、好ましくは約30°又は45°で正の磁界成
分の積分値と負の磁界成分の積分値との比率がほぼ均等
になり、最適であることがわかる。
°の範囲、好ましくは約30°又は45°で正の磁界成
分の積分値と負の磁界成分の積分値との比率がほぼ均等
になり、最適であることがわかる。
【0093】そして、この最適範囲を超えて占有角度A
が増加すると、正の磁界成分が増加しはじめ、負の磁界
成分が減少する。このように、第2磁性体の占有角度A
を適当に選択することにより、センタービームの軌道上
において、正の磁界成分と負の磁界成分とのバランスを
調整することが可能である。
が増加すると、正の磁界成分が増加しはじめ、負の磁界
成分が減少する。このように、第2磁性体の占有角度A
を適当に選択することにより、センタービームの軌道上
において、正の磁界成分と負の磁界成分とのバランスを
調整することが可能である。
【0094】上述したように、第2磁性体の板厚、第2
磁性体と6極マグネットプレートとの間隔、及び第2磁
性体の占有角度Aを適切に選択することにより、センタ
ービームに作用する磁界強度のうち、正の磁界成分の積
分値と負の磁界成分の積分値とのバランスを調整するこ
とが可能となる。これにより、正の磁界成分と負の磁界
成分とを相殺するような条件でカソードを配置すること
で、センタービームの不所望な移動を抑制することが可
能となる。
磁性体と6極マグネットプレートとの間隔、及び第2磁
性体の占有角度Aを適切に選択することにより、センタ
ービームに作用する磁界強度のうち、正の磁界成分の積
分値と負の磁界成分の積分値とのバランスを調整するこ
とが可能となる。これにより、正の磁界成分と負の磁界
成分とを相殺するような条件でカソードを配置すること
で、センタービームの不所望な移動を抑制することが可
能となる。
【0095】以上説明したように、この発明のカラー受
像管によれば、電子ビームに作用する外部磁界をシール
ドするために対向配置される一対の第1磁性体の他に、
6極マグネットプレートの近傍には、水平軸に対して対
称に一対の第2磁性体を配置している。この第2磁性体
は、6極マグネットプレートの内形と略同一の曲率に整
形されている。
像管によれば、電子ビームに作用する外部磁界をシール
ドするために対向配置される一対の第1磁性体の他に、
6極マグネットプレートの近傍には、水平軸に対して対
称に一対の第2磁性体を配置している。この第2磁性体
は、6極マグネットプレートの内形と略同一の曲率に整
形されている。
【0096】このため、第2磁性体により、6極マグネ
ットにおける垂直軸付近の極から発生されるセンタービ
ームに向う磁界がバイパスされる。したがって、一列配
置の3電子ビームのうち、両サイドビームに作用する磁
界を低減することなくセンタービームに作用する磁界を
抑えることが可能となる。これにより、センタービーム
は、軌道を変化させる力の作用をほとんど受けず、サイ
ドビームは、軌道を垂直方向に変化させる力の作用を受
けることになる。このため、センタービームの軌道を変
化させることなく、サイドビームの軌道を垂直方向に変
化させることが可能となる。
ットにおける垂直軸付近の極から発生されるセンタービ
ームに向う磁界がバイパスされる。したがって、一列配
置の3電子ビームのうち、両サイドビームに作用する磁
界を低減することなくセンタービームに作用する磁界を
抑えることが可能となる。これにより、センタービーム
は、軌道を変化させる力の作用をほとんど受けず、サイ
ドビームは、軌道を垂直方向に変化させる力の作用を受
けることになる。このため、センタービームの軌道を変
化させることなく、サイドビームの軌道を垂直方向に変
化させることが可能となる。
【0097】これにより、コンバージェンスマグネット
の操作性が良好になるとともに、2極マグネットによる
ランディング調整後に6極マグネットプレートによる補
正時のセンタービームの移動が防止できるため、再度2
極マグネットプレートによりランディングの調整を行う
必要がなくなり、調整効率に優れたインライン型カラー
受像管を提供できる。
の操作性が良好になるとともに、2極マグネットによる
ランディング調整後に6極マグネットプレートによる補
正時のセンタービームの移動が防止できるため、再度2
極マグネットプレートによりランディングの調整を行う
必要がなくなり、調整効率に優れたインライン型カラー
受像管を提供できる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、操作性が良好であるとともに、調整効率に優れたカ
ラー受像管を提供することができる。
ば、操作性が良好であるとともに、調整効率に優れたカ
ラー受像管を提供することができる。
【図1】図1は、従来のインライン型カラー受像管の全
体の構造を概略的に示す側面図である。
体の構造を概略的に示す側面図である。
【図2】図2は、図1に示した従来のインライン型カラ
ー受像管のコンバージェンスマグネットを概略的に示す
斜視図である。
ー受像管のコンバージェンスマグネットを概略的に示す
斜視図である。
【図3】図3は、コンバージェンスマグネットのうちの
6極マグネットプレートが形成する磁界分布の様子を示
す図である。
6極マグネットプレートが形成する磁界分布の様子を示
す図である。
【図4】図4(A)は、図2に示したコンバージェンス
マグネットと磁性体との配置位置の関係を示す図であ
り、図4(B)は、図4(A)に示した6極マグネット
プレートと磁性体との交点付近を拡大した図である。
マグネットと磁性体との配置位置の関係を示す図であ
り、図4(B)は、図4(A)に示した6極マグネット
プレートと磁性体との交点付近を拡大した図である。
【図5】図5は、この発明のインライン型カラー受像管
の全体の構造を概略的に示す側面図である。
の全体の構造を概略的に示す側面図である。
【図6】図6は、図5に示したインライン型カラー受像
管のネックに備えられる電子銃構体の構造を概略的に示
す一部断面図である。
管のネックに備えられる電子銃構体の構造を概略的に示
す一部断面図である。
【図7】図7(A)は、図5に示したインライン型カラ
ー受像管に適用されるコンバージェンスマグネットを概
略的に示す斜視図であり、図7(B)は、図5に示した
インライン型カラー受像管に適用される他のコンバージ
ェンスマグネットを概略的に示す斜視図である。
ー受像管に適用されるコンバージェンスマグネットを概
略的に示す斜視図であり、図7(B)は、図5に示した
インライン型カラー受像管に適用される他のコンバージ
ェンスマグネットを概略的に示す斜視図である。
【図8】図8は、図7(A)に示したコンバージェンス
マグネットの6極マグネットプレートと第1及び第2磁
性体との配置位置の関係を示す図である。
マグネットの6極マグネットプレートと第1及び第2磁
性体との配置位置の関係を示す図である。
【図9】図9は、従来のインライン型カラー受像管の電
子ビーム軌道上の水平方向磁界強度を示すグラフであ
る。
子ビーム軌道上の水平方向磁界強度を示すグラフであ
る。
【図10】図10は、この発明のインライン型カラー受
像管の電子ビーム軌道上の水平方向磁界強度を示すグラ
フである。
像管の電子ビーム軌道上の水平方向磁界強度を示すグラ
フである。
【図11】図11は、第2磁性体が配置される占有角度
Aを説明するための図である。
Aを説明するための図である。
【図12】図12は、第2磁性体の占有角度Aを30°
とした場合において、第2磁性体の板厚を変えた時のセ
ンタービームの軌道上における磁界の強度分布曲線を示
す図である。
とした場合において、第2磁性体の板厚を変えた時のセ
ンタービームの軌道上における磁界の強度分布曲線を示
す図である。
【図13】図13は、第2磁性体の形状を図7(A)に
示した場合と同一とし、第2磁性体と6極マグネットプ
レートとの間の管軸方向の間隔を変えた時のセンタービ
ームの軌道上における磁界の強度分布曲線を示す図であ
る。。
示した場合と同一とし、第2磁性体と6極マグネットプ
レートとの間の管軸方向の間隔を変えた時のセンタービ
ームの軌道上における磁界の強度分布曲線を示す図であ
る。。
【図14】図14は、第2磁性体の占有角度Aに対す
る、センタービームに作用する磁界強度比率を示す図で
ある。
る、センタービームに作用する磁界強度比率を示す図で
ある。
【図15】図15は、第2磁性体の占有角度Aに対す
る、磁界強度の積分値のうちの正の磁界成分の積分値の
占める割合と、負の磁界成分の積分値の占める割合とを
示した図である。
る、磁界強度の積分値のうちの正の磁界成分の積分値の
占める割合と、負の磁界成分の積分値の占める割合とを
示した図である。
21…パネル 22…ファンネル 23…蛍光面 24…シャドウマスク 25…ネック 30…6極マグネットプレート 31…4極マグネットプレート 32…コンバージェンスマグネット 33(a、b)…第1磁性体 36…偏向装置 37…2極マグネット 40…インライン型電子銃構体 41(R、G、B)…電子ビーム 46…カソード 60(a、b)…第2磁性体 61(a、b)…第2磁性体
Claims (16)
- 【請求項1】内面に蛍光体面が形成されたパネルとこの
パネルにファンネルを介して連接するネックとからなる
外囲器と、 前記ネック内に設けられ、水平軸上に配列された3電子
ビームを前記パネル側に向う管軸方向に放出するカソー
ドを含む電子銃構体と、 前記ネックの外側に取り付けられ、前記カソードから放
出された電子ビームの軌道上に多極磁界を発生する多極
マグネットプレートを少なくとも有する多極磁界発生手
段と、 前記水平軸をX軸とし、前記管軸をZ軸とし、前記水平
軸及び管軸に対して直交する垂直軸をY軸としたとき、
Y−Z平面に対して対称となるように前記電子銃構体を
挟んで対向して取り付けられ、前記管軸方向に延出され
た一対の帯状の第1磁性体と、 X−Y平面内にX−Z平面に対して対称に配置された第
2磁性体と、を備え、 前記一対の第1磁性体、前記第2磁性体、及び、前記多
極マグネットプレートにより、前記カソードから放出さ
れた3電子ビームのうちのセンタービームの軌道上にお
いて、前記Z軸方向に沿って、前記一方の第1磁性体か
ら前記他方の第1磁性体に向かう正の磁界成分と、前記
他方の第1磁性体から前記一方の第1磁性体に向かう負
の磁界成分とを有する磁界分布を形成し、 前記カソードは、前記Z軸方向に沿った位置の前記セン
タービームの軌道上における正の磁界成分の総和と負の
磁界成分の総和とがほぼ等しくなる位置に配置されてい
ることを特徴とするカラー受像管。 - 【請求項2】前記センタービーム軌道上における磁界分
布は、前記正の磁界成分と、前記負の磁界成分とを交互
に繰り返す複数の強度ピークを有し、 前記カソードは、前記パネル側から2つ目の強度ピーク
と3つ目の強度ピークとの間の位置に配置されているこ
とを特徴とする請求項1に記載のカラー受像管。 - 【請求項3】前記磁界分布の強度ピークのうち、前記セ
ンタービームに対して作用する、前記パネル側から1つ
目の強度ピークを含む磁界成分の総和と、前記2つ目の
強度ピークを含む磁界成分の総和とが、ほぼ等しくなる
ことを特徴とする請求項2に記載のカラー受像管。 - 【請求項4】前記磁界分布は、前記正の磁界成分と前記
負の磁界成分とを交互に繰り返す3つの強度ピークを有
することを特徴とする請求項2に記載のカラー受像管。 - 【請求項5】前記一対の第1磁性体は、前記ネック内に
設けられた前記電子銃構体のカソードの位置を覆うよう
に前記ネックの外面に設けられていることを特徴とする
請求項1に記載のカラー受像管。 - 【請求項6】前記一対の第1磁性体は、前記多極磁界発
生手段に一体に設けられていることを特徴とする請求項
1に記載のカラー受像管。 - 【請求項7】前記多極磁界発生手段は、前記ネックに装
着される円筒状のホルダと、4極磁界を発生するリング
状の第1マグネットプレートと、6極磁界を発生するリ
ング状の第2マグネットプレートと、を備え、前記一対
の第1磁性体は、前記ホルダ50の内面に設けられてい
ることを特徴とする請求項1に記載のカラー受像管。 - 【請求項8】前記電子銃構体は、前記水平軸上に一列に
配列された3個のカソードと、これらカソードから前記
管軸方向に沿って配置された複数の電極と、を有し、一
列配列の3電子ビームを放出するインライン型電子銃構
体であることを特徴とする請求項1に記載のカラー受像
管。 - 【請求項9】前記第2磁性体は、X軸の近傍で不連続と
なるように形成されているとともに、X−Y平面内にX
−Z平面に対して対称に配置された一対の円弧状の磁性
体からなることを特徴とする請求項1に記載のカラー受
像管。 - 【請求項10】前記第2磁性体は、X軸の近傍で不連続
となるように形成されているとともに、X−Y平面内に
X−Z平面に対して対称に配置された一対の円筒状の磁
性体からなることを特徴とする請求項1に記載のカラー
受像管。 - 【請求項11】前記第2磁性体は、X−Y平面内にX−
Z平面に対して対称となるリング状に形成された一体の
磁性体からなることを特徴とする請求項1に記載のカラ
ー受像管。 - 【請求項12】前記第2磁性体は、前記多極マグネット
プレートの内面の曲率に略等しく形成されたことを特徴
とする請求項1に記載のカラー受像管。 - 【請求項13】前記第2磁性体は、前記多極マグネット
プレート近傍において、前記X軸とY軸とZ軸との交点
を原点とした時、X−Y平面内において、前記原点を中
心とする円周上のY軸の近傍に、Y軸からの中心角が2
5度以上、40度以下の範囲にわたって、X−Z平面つ
いて対称となるように配置された一対の磁性体からなる
ことを特徴とする請求項1に記載のカラー受像管。 - 【請求項14】前記第2磁性体は、前記多極磁界発生手
段に一体に設けられていることを特徴とする請求項1に
記載のカラー受像管。 - 【請求項15】前記多極磁界発生手段は、円筒状ホルダ
ーと、4極磁界を発生するリング状の第1マグネットプ
レートと、6極磁界を発生するリング状の第2マグネッ
トプレートと、前記第1及び第2マグネットプレートの
間に設けられたスペーサとを備え、前記第2磁性体は、
前記円筒状ホルダーの内面に対向して配設されているこ
とを特徴とする請求項1に記載のカラー受像管。 - 【請求項16】前記第2磁性体は、X−Y平面内にX−
Z平面に対して対称となるリング状に形成された一体の
磁性体からなるとともに、前記多極磁界発生手段のスペ
ーサとして設けられていることを特徴とする請求項15
に記載のカラー受像管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10248703A JPH11144645A (ja) | 1997-09-04 | 1998-09-02 | カラー受像管 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-239596 | 1997-09-04 | ||
| JP23959697 | 1997-09-04 | ||
| JP10248703A JPH11144645A (ja) | 1997-09-04 | 1998-09-02 | カラー受像管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11144645A true JPH11144645A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=26534332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10248703A Abandoned JPH11144645A (ja) | 1997-09-04 | 1998-09-02 | カラー受像管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11144645A (ja) |
-
1998
- 1998-09-02 JP JP10248703A patent/JPH11144645A/ja not_active Abandoned
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050426 |
|
| A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20060703 |