JPH11144940A - 超電導磁石装置 - Google Patents

超電導磁石装置

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JPH11144940A
JPH11144940A JP9313601A JP31360197A JPH11144940A JP H11144940 A JPH11144940 A JP H11144940A JP 9313601 A JP9313601 A JP 9313601A JP 31360197 A JP31360197 A JP 31360197A JP H11144940 A JPH11144940 A JP H11144940A
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Japan
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heat transfer
winding
magnet device
superconducting magnet
bobbin
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JP9313601A
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Masao Morita
正夫 守田
Masashi Nagao
政志 長尾
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F6/00Superconducting magnets; Superconducting coils
    • H01F6/04Cooling

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  • Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易で冷却性能の良い伝導冷却型の超電導磁
石装置を得る。 【解決手段】 超電導コイル1は、円筒状部2aと鍔状
部2bを有する円筒状の巻枠2に卷かれた超電導の巻線
3を有する。巻枠2は、非磁性ステンレス鋼製である。
巻線3に発生する熱は、巻枠2に伝わり、巻枠の円筒部
2aの内周部に密着して設けられた熱良導体11aから
伝熱バー11bを介して冷凍機4に伝導され、冷却され
る。熱良導体11aと伝熱バー11bにて伝熱部材11
が構成され、伝熱部材11は熱伝導の良い銅で製作され
ている。巻枠2は絶縁物製のものより熱伝導が良く、伝
熱部材11はさらに巻枠2より熱伝導が良いので、巻線
3の外周部を熱伝導にて冷却するのに比し、効率よく冷
却できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、超電導コイルに
冷凍機を伝熱部材により熱的に接続して熱伝導により冷
却する超電導磁石装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9、図10はたとえば特開平7−14
2241号公報に示された従来の伝導冷却型の超電導磁
石装置を示すもので、図9は断面図、図10は超電導コ
イル部分の断面詳細図である。これらの図において、1
は超電導コイルであり、巻枠2と、この巻枠2に超電導
線3aを巻回して形成された巻線3を有する。巻枠2は
円筒状の円筒状部2aとこの円筒状部2aの軸方向両端
部に設けられた円板状の鍔状部2bを有する。
【0003】巻線3は図10の断面詳細図に示すよう
に、超電導線3aが絶縁紙3bを介して巻枠2に巻回さ
れ、層状に卷かれた超電導線3aの層間にも絶縁紙3b
が挿入されている。超電導線3aと巻枠3との間及び超
電導線3aの各相間の電気絶縁のためである。また、超
電導線3a自体もホルマール樹脂などで被覆し絶縁して
いる。絶縁破壊が発生すると巻線3が重大な損傷を受け
るため、絶縁は重要な設計項目になっている。
【0004】4は巻線3を冷却するための冷凍機であ
る。5は巻線3を冷却するための伝熱板であり、巻線3
の外周部をほぼ全周に亘って周回して円筒状に形成され
巻線3に充分に接触させて設けられている。6は冷凍機
4と伝熱板5とを熱的に接続するための伝熱バーであ
る。
【0005】次に、動作について説明する。巻線3は伝
熱板5及び伝熱バー6を介して、熱伝導により冷凍機4
で冷却される。通常、伝熱板5及び伝熱バー6には、巻
線3を効率よく冷却するために銅やアルミニウムなどの
熱伝導率の高い金属材料が用いられる。たとえば銅(タ
フピッチ銅(日本工業規格(以下JISという)C11
00))の4Kにおける熱伝導率は約500W/m・K
である。
【0006】一方、巻枠2には強度が強いステンレス鋼
などの材料が通常用いられる。これは液体ヘリウムで直
接巻線3を冷却するタイプの超電導磁石装置も含めて一
般的に用いられている材料である。ステンレス鋼の熱伝
導率は一般に低い。たとえば、オーステナイト系ステン
レス鋼(JIS SUS304)の熱伝導率は4Kにお
いて約0.2W/m・Kであり、銅の約1/2500で
ある。
【0007】超電導線3aには一般的にはニオブチタン
(以下、NbTiという)超電導線が用いられる。Nb
Ti超電導線の臨界温度は低く、通常5K程度以下の温
度で用いられることが多い。そのために,巻線3と冷凍
機4とを熱的に強固に接続して冷却する必要がある。こ
のために、図9に示したように巻線3に伝熱板5を直接
設置して、伝熱板5を介して巻線3を冷却する方法が採
られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の伝導冷却型の超
電導磁石装置は以上のように構成されているので、巻線
2の外周部に伝熱板4を設置することが必要であり、伝
熱板4と巻線3との電気絶縁が必要であるなど、伝熱バ
ー5を含めた取り付け構造が複雑となる。また、巻線3
の表面は凹凸が多いので、良好な熱接続を行うのが難し
いという問題点があった。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解決し
て、構成が簡易で、冷却性能が優れた超電導磁石装置を
得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の超電導磁石装置においては、金属製の筒状
部を有する巻枠及びこの巻枠の筒状部に巻回された筒状
の超電導巻線を設けた超電導コイルと、冷凍機と、巻枠
と冷凍機とを熱的に接続する伝熱部材とを設け、超電導
巻線を巻枠を介して冷凍機により熱伝導により冷却する
ようにしたものである。このように構成することによ
り、超電導巻線に発生する熱は、熱伝導率の良い金属製
の巻枠に伝わる。巻枠に伝わった熱は、伝熱部材を介し
て熱伝導により冷凍機にて冷却されるので、超電導巻線
を効率よく冷却できる。
【0011】そして、巻枠は、その筒状部の軸方向に所
定間隔をおいて対向配置された筒状部と一体に形成され
た金属製の鍔状部を有するものである。金属製の円筒部
と鍔状部とを一体に形成することにより円筒部及び鍔状
部を熱的にも一体なものとでき、円筒部あるいは鍔状部
を熱伝導により冷却したときに巻線と伝熱部材との間の
熱抵抗が小さくなり、巻枠を熱伝導により冷却するのに
好都合である。
【0012】さらに、伝熱部材は、巻枠の筒状部の内周
部に設けられた金属製の内周部用補助伝熱部を有し、こ
の内周部用補助伝熱部を介して冷凍機と巻枠とを熱的に
接続するものである。金属製の内周部用補助伝熱部によ
り、巻枠と伝熱部材との伝熱抵抗が低減され、冷却性能
が向上する。また、巻枠との取付も容易である。
【0013】また、巻枠の筒状部にはその内周部に凹設
部が設けられ、内周部用補助伝熱部が凹設部に装着され
たものである。巻枠の凹設部に伝熱部材を装着するの
で、巻枠の筒状部にて形成される内部空間部内に伝熱部
材が突出せず、内部空間部を有効利用でき、例えば内部
空間部に被験者が収容されるMRI用超電導磁石装置
や、結晶引上げ部が設置される結晶形成装置等に用いて
好適である。
【0014】そして、内周部用補助伝熱部を、巻枠の筒
状部の内周部のほぼ全周に亘って設けられるとともに軸
方向にスリットを形成するスリット部により周方向に電
気的閉回路を形成しないようにされた筒状補助伝熱部と
したものである。内周部用補助伝熱部が巻枠の筒状部の
内周部のほぼ全周に亘って設けられるので、熱抵抗が小
さくなる。また、スリット部により周方向の閉回路を防
止し、渦電流によるジュール熱の発生を抑制する。
【0015】さらに、伝熱部材は、鍔状部の軸方向側面
に設けられた金属製の側面部用補助伝熱部を有し、この
側面部用補助伝熱部を介して冷凍機と巻枠とを熱的に接
続するものである。金属製の鍔状部は熱抵抗が小さく、
この鍔状部に側面部用補助伝熱部を接続すればよく、熱
的接続が容易である。
【0016】また、伝熱部材は、筒状部及び鍔状部の少
なくとも一方に直接熱的に接続された熱伝導部を有する
ものである。熱伝導部を筒状部や鍔状部に直接接続する
ので、構成が簡易になる。
【0017】そして、巻枠の筒状部材は非磁性スレンレ
ス鋼で製作され、伝熱部材は銅あるいはアルミニウムで
製作されたものである。銅あるいはアルミニウムは、熱
抵抗が小さいので、効率よく巻枠を冷却することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1、図2は、こ
の発明の実施の一形態である超電導磁石装置を示すもの
で、図1は斜視図、図2は図1の変形例を示す斜視図で
ある。図1において、超電導コイル1は、巻枠2と巻線
3を有する。巻枠2は円筒状の筒状部2aと円板状の鍔
状部2bとを有する。巻線3は超電導線3aを巻枠2に
巻回したものである(図10参照)。
【0019】4は巻線3を冷却するための冷凍機であ
る。以上のものは、図9及び図10に示したものと同様
のものであり、巻枠2は円筒部2a、鍔状部2bとも非
磁性ステンレス鋼、例えばSUS304(JIS)で製
作されている。鍔状部2bは、所定間隔をおいて対向す
るように円筒部2aの両端部にそれぞれ溶接され熱的に
も筒状部2aと一体化されている。また、巻線3の超電
導線3aとして、NbTi超電導線が用いられ、ホルマ
ール樹脂などで被覆し絶縁されているのも同様である。
【0020】11は伝熱部材であり、内周部用補助伝熱
部としての熱良導体11a及び熱伝導部としての伝熱バ
ー11bを有する。熱良導体11aは、図1に示すよう
な弧状に曲げられた短冊状のものであり、巻枠2の円筒
部2aの内周部の端部に密着して、例えば鑞付により取
付けられている。熱良導体11aには伝熱バー11bが
溶接されている。これにより、円筒部2aから熱良導体
11a、伝熱バー11bを介して冷凍機4に熱が伝導す
る。巻線3は巻枠2に、図10の絶縁紙3aと同様の絶
縁紙を介して巻回されている。熱良導体11a及び伝熱
バー11bは何れもタフピッチ銅で製作されている。
【0021】なお、実際は、これらのほかに熱シールド
板、真空槽、電流リードなどが設置されるが、それらの
図示を省略している。
【0022】次に動作について説明する。巻線3にふつ
うに用いられるNbTi超電導線には、安定化のために
銅が通常加えられている。また、超電導線の表面は、ホ
ルマール樹脂などのエナメル等により電気絶縁が施され
ている。従って、この超電導線を巻回して製作された巻
線3では、その円周方向(θ方向)の熱伝導率は高く、
径方向、軸方向の熱伝導率は低い。これは、径方向では
超電導線のエナメル被覆及び絶縁紙3b(図10)を介
して、軸方向では超電導線のエナメル被覆を介して、熱
が伝わるためである。これら径方向や軸方向の熱伝導率
は、巻枠2に通常用いられているSUS304と比べて
一般的に低い。
【0023】また、一般的に巻線3の巻厚に比べて巻枠
2の円筒部2aの肉厚は薄い。例えば、MRI(核磁気
共鳴)用の超電導磁石装置では、巻線3の外径が1.2
m、巻枠2の軸方向長さが1.4〜2.0m程度、結晶
引上げ装置用の超電導磁石装置では、巻線3の外径が
1.5〜2.0m、巻枠2の長さは2m程度である。そ
して、巻線3の巻厚は、20〜50mm程度であり、巻
枠2の円筒部2aの肉厚は10mm程度である。よっ
て、巻枠2の熱抵抗は、巻線3の径方向及び軸方向の熱
抵抗に比べて十分小さい値となる。従って、巻枠2を介
して巻線3を冷却しても十分な冷却効果が得られる。
【0024】なお、熱良導体11aと巻線3間を熱的に
効率よく熱抵抗が小さくなるように接続するには、熱良
導体11aを巻枠2の円筒部2aの内径側に設置し、そ
の面積を大きくすればよい。図1では、熱良導体11a
を巻枠2の円筒部2aの軸方向及び周方向の一部に設置
したが、図2の変形例に示すように、円筒部2aの内周
部の周方向の一部に軸方向の全長に亘るように熱良導体
12aを設けた伝熱部材12とすれば、より冷却効果が
高まる。
【0025】実施の形態2.図3は、この発明の他の実
施の形態である超電導磁石装置を示す斜視図である。図
4は、図3の超電導磁石装置の変形例である。図3に示
すように、巻枠2の円筒部2aの内周部の一部に凹設部
2cを設け、ここに熱良導体13aを嵌合させた伝熱部
材13を設けると、熱良導体13aが円筒部2aの内側
へ突出することなく設置できる。従って、超電導コイル
1の内径部である円筒部2aの内部空間部、例えばMR
I用超電導磁石装置において被験者が収容され、あるい
は結晶形成装置において結晶引上げ部が設置される内部
空間部、を有効に利用することができる。
【0026】さらに、図4の変形例に示すように円筒部
2aの軸方向のほぼ全長に亘って巻枠2の一部を切り欠
いた凹設部2dを設けてここに短冊円弧状の熱良導体1
4aを設置して伝熱部材14としてもよい。
【0027】実施の形態3.図5〜図7は、この発明の
他の実施例を示すものである。図5は超電導磁石装置の
斜視図、図6は図5の変形例を示す斜視図、図7は図5
の別の変形例を示す斜視図である。
【0028】図5において、伝熱部材15の筒状補助伝
熱部としての熱良導体15aは、巻枠2の円筒部2aの
周方向のほぼ全周に亘りかつ軸方向の所定の長さに亘り
円筒部2aに密着して設けられ、かつ軸方向にスリット
を形成するスリット部15cが設けられ円周方向に電気
的に1ターンの閉回路を形成しないようにしてある。
【0029】図5に示すように円筒部2aの内周部のほ
ぼ周方向の全体に亘って熱良導体15aを設けているの
で、より冷却効果が高まり熱負荷の大きな磁石装置の冷
却も可能になる。また、スリット部15cを設けている
ので磁場を上げたり下げたりする際に、熱良導体15a
に1ターンの循環電流が流れ発熱することを防止でき
る。
【0030】また、図6の変形例に示すように、円筒部
2aの内周部の周方向のみならず軸方向のほぼ全長に熱
良導体16aを設置した伝熱部材16としてもよい。さ
らに、図7の別の変形例に示すように超電導コイル1が
分割されている場合には、上方の巻枠2を冷却する熱良
導体17aと、下方の巻枠2を冷却する熱良導体17a
とを、第二伝熱バー17bを用いて熱的に結合し冷却す
るように伝熱部材17を構成することも可能である。
【0031】実施の形態4.図8は、さらにこの発明の
他の実施の形態である超電導磁石装置の斜視図である。
図において、伝熱部材18は側面部用補助伝熱部として
の熱良導体18aと伝熱バー11bを有する。熱良導体
18aは、巻枠2の鍔状部2bの側面の形状に合わせた
扇紙状で、鍔状部2bに圧接されている。その他の構成
については、図1のものと同様のものである。
【0032】このように、熱良導体18aを巻枠2の鍔
状部2bに設置する場合、巻枠2の内径側に加工を加え
なくてよいので巻枠2の製作が容易であり、また円筒部
2aの内側に突出しないので、円筒部2a内の空間を有
効に利用できる利点がある。
【0033】図8では巻枠2の鍔状部2bに加工を加え
ることなく熱良導体18aを設置したが、鍔状部2bの
一部に扇紙状の凹設部を設けて熱良導体18aを埋設す
るようにしてもよい。また、熱良導体18aを、鍔状部
2bの側面部全体に密着する円環状のものにしてもよ
い。このとき、1ターンのループができないように図5
の熱良導体15aと同様スリット部を設ける。また、筒
状部は円筒状のものに限られるものではなく、断面矩形
あるいは正方形等の筒状のものであってもよい。
【0034】図1のものでは巻枠2の内径側に熱良導体
11aを設置し、図8では巻枠2の鍔状部2bに熱良導
体18aを設けたが、これらを組み合わせて、巻枠2の
円筒部2aの内周部と鍔状部2bの側面部との両方に熱
良導体11a,18aを設けたものにすると、冷却効果
がより高くなることはいうまでもない。
【0035】また、図1〜図4に示した伝熱部材や冷凍
機を巻枠2の円筒部2aの周方向に複数組設けてもよ
い。さらに、図8の熱良導体18aや冷凍機についても
同様に周方向に複数組配設することも可能である。な
お、熱良導体を省略して、図1や図8における伝熱バー
11bを直接円筒部2aの内周部や鍔状部2bの側面部
に取付け熱的に接続するようにしてもよい。このとき、
熱抵抗が大きければ伝熱バー11bの断面積や巻枠の円
筒状部2aの肉厚を大きくしたり、伝熱バー11bの長
さを短縮したりして熱抵抗を所定値以下にする。
【0036】上記各実施の形態に示した伝熱バーや各熱
良導体の材料として、極低温で熱伝導率の高い、すなわ
ち熱抵抗の小さい、銅やアルミニウムを用いると冷却効
果はより高まる。しかし、これらの材料に限定されるも
のではない。また、巻枠についても非磁性ステンレス鋼
が価格、強度、電気抵抗等の点から好適であるが、これ
に限られるものではなく、白銅その他の材料であっても
よい。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次のような効果を奏する。金属製の筒状部
を有する巻枠及びこの巻枠の筒状部に巻回された筒状の
超電導巻線を設けた超電導コイルと、冷凍機と、巻枠と
冷凍機とを熱的に接続する伝熱部材とを設け、超電導巻
線を巻枠を介して冷凍機により熱伝導により冷却するよ
うにしたので、超電導巻線に発生する熱は、熱伝導率の
良い金属製の巻枠に伝わる。巻枠に伝わった熱は、伝熱
部材を介して熱伝導により冷凍機にて冷却されるので、
超電導巻線を効率よく冷却できる。
【0038】そして、巻枠は、その筒状部の軸方向に所
定間隔をおいて対向配置された筒状部と一体に形成され
た金属製の鍔状部を有するものであるので、金属製の円
筒部と鍔状部とを一体に形成することにより円筒部及び
鍔状部を熱的にも一体なものとでき、円筒部あるいは鍔
状部を熱伝導により冷却したときに巻線と伝熱部材との
間の熱抵抗が小さくなり、巻枠を熱伝導により冷却する
のに好都合であり、冷却性能を向上させることができ
る。
【0039】さらに、伝熱部材は、巻枠の筒状部の内周
部に設けられた金属製の内周部用補助伝熱部を有し、こ
の内周部用補助伝熱部を介して冷凍機と巻枠とを熱的に
接続するものであるので、金属製の内周部用補助伝熱部
により、巻枠と伝熱部材との伝熱抵抗が低減され、冷却
性能が向上する。また、巻枠との取付も容易である。
【0040】また、巻枠の筒状部にはその内周部に凹設
部が設けられ、内周部用補助伝熱部が凹設部に装着され
たものであるので、巻枠の凹設部に伝熱部材が装着され
巻枠の筒状部にて形成される内部空間部内に突出せず、
内部空間部を有効利用でき、例えば内部空間部に被験者
が収容されるMRI用超電導磁石装置や、結晶引上げ部
が設置される結晶形成装置等に用いて好適である。
【0041】そして、内周部用補助伝熱部を、巻枠の筒
状部の内周部のほぼ全周に亘って設けられるとともに軸
方向にスリットを形成するスリット部により周方向に電
気的閉回路を形成しないようにされた筒状補助伝熱部と
したものであるので、内周部用補助伝熱部が巻枠の筒状
部の内周部のほぼ全周に亘って設けられ、熱抵抗が小さ
くなる。また、スリット部により周方向の閉回路を防止
し、渦電流によるジュール熱の発生を抑制し、冷却負荷
を減少できる。
【0042】さらに、伝熱部材は、鍔状部の軸方向側面
に設けられた金属製の側面部用補助伝熱部を有し、この
側面部用補助伝熱部を介して冷凍機と巻枠とを熱的に接
続するものであるので、金属製の鍔状部は熱抵抗が小さ
く、この鍔状部に伝熱部材を熱的に接続すればよく、熱
的接続が容易である。
【0043】また、伝熱部材は、筒状部及び鍔状部の少
なくとも一方に直接熱的に接続された熱伝導部を有する
ものであるので、熱伝導部を筒状部や鍔状部に直接接続
することにより、構成が簡易になり、安価になる。
【0044】そして、巻枠の筒状部材は非磁性スレンレ
ス鋼で製作され、伝熱部材は銅あるいはアルミニウムで
製作されたものであるので、熱抵抗が小さく、効率よく
巻枠を冷却でき、一層性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の一形態である超電導磁石装
置を示す斜視図である。
【図2】 図1の超電導磁石装置の変形例を示す斜視図
である。
【図3】 この発明の他の実施の形態である超電導磁石
装置を示す斜視図である。
【図4】 図3の超電導磁石装置の変形例を示す斜視図
である。
【図5】 さらに、この発明の他の実施の形態である超
電導磁石装置を示す斜視図である。
【図6】 図5の超電導磁石装置の変形例を示す斜視図
である。
【図7】 図5の超電導磁石装置の他の変形例を示す斜
視図である。
【図8】 さらに、この発明の他の実施の形態である超
電導磁石装置を示す斜視図である。
【図9】 従来の超電導磁石装置を示す断面図である。
【図10】 従来の超電導磁石装置のコイルの詳細を示
す詳細断面図である。
【符号の説明】
1 超電導コイル、2 巻枠、2a 円筒状部、2b
鍔状部、2c,2d 凹設部、3 巻線、4 冷凍機、
11,12,13,14,15,16,17,18 伝
熱部材、11a,12a,13a,14a,15a,1
6a,17a,18a 熱良導体、11b,17b 伝
熱バー、15c スリット部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の筒状部を有する巻枠及びこの巻
    枠の筒状部に巻回された筒状の超電導巻線を設けた超電
    導コイルと、冷凍機と、上記巻枠と上記冷凍機とを熱的
    に接続する伝熱部材とを備え、上記超電導巻線を上記巻
    枠を介して上記冷凍機により熱伝導により冷却する超電
    導磁石装置。
  2. 【請求項2】 巻枠は、その筒状部の軸方向に所定間隔
    をおいて対向配置された筒状部と一体に形成された金属
    製の鍔状部を有するものであることを特徴とする請求項
    1に記載の超電導磁石装置。
  3. 【請求項3】 伝熱部材は、巻枠の筒状部の内周部に設
    けられた金属製の内周部用補助伝熱部を有し、この内周
    部用補助伝熱部を介して冷凍機と巻枠とを熱的に接続す
    るものであることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の超電導磁石装置。
  4. 【請求項4】 巻枠の筒状部にはその内周部に凹設部が
    設けられ、内周部用補助伝熱部は上記凹設部に装着され
    たものであることを特徴とする請求項3に記載の超電導
    磁石装置。
  5. 【請求項5】 内周部用補助伝熱部は、巻枠の筒状部の
    内周部のほぼ全周に亘って設けられるとともに軸方向に
    スリットを形成するスリット部により周方向に電気的閉
    回路を形成しないようにされた筒状補助伝熱部であるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の超電導磁石装置。
  6. 【請求項6】 伝熱部材は、鍔状部の軸方向側面に設け
    られた金属製の側面用補助伝熱部を有し、この側面部用
    補助伝熱部を介して冷凍機と巻枠とを熱的に接続するも
    のであることを特徴とする請求項2に記載の超電導磁石
    装置。
  7. 【請求項7】 伝熱部材は、筒状部及び鍔状部の少なく
    とも一方に直接熱的に接続された熱伝導部を有するもの
    であることを特徴とする請求項2に記載の超電導磁石装
    置。
  8. 【請求項8】 巻枠の筒状部材は非磁性スレンレス鋼で
    製作され、伝熱部材は銅あるいはアルミニウムで製作さ
    れたものであることを特徴とする請求項1ないし請求項
    7のいずれか1項に記載の超電導磁石装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004003946A1 (en) * 2002-06-26 2004-01-08 Duksung Co., Ltd. Bobbin for superconductive magnet using gifford-mcmahon cryocooler
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