JPH11144981A - 静止誘導電器の磁気遮蔽装置 - Google Patents

静止誘導電器の磁気遮蔽装置

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JPH11144981A
JPH11144981A JP30527197A JP30527197A JPH11144981A JP H11144981 A JPH11144981 A JP H11144981A JP 30527197 A JP30527197 A JP 30527197A JP 30527197 A JP30527197 A JP 30527197A JP H11144981 A JPH11144981 A JP H11144981A
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JP
Japan
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magnetic
shield
magnetic shield
winding
slit
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Pending
Application number
JP30527197A
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English (en)
Inventor
Yoshio Hamadate
良夫 浜館
Yasunori Ono
康則 大野
Shoichi Yamamoto
正一 山本
Sakae Kudo
栄 工藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】巻線からの漏れ磁束が磁性体シールド表面へ垂
直に侵入する際に磁性体シールド表面を流れるうず電流
がスリットで分断されることにより、磁性体シールドで
の損失を低減することにある。 【解決手段】鉄心及び巻線を有する誘導電器本体を収納
するタンクの内側に取り付けた磁性体シールドの直線部
にスリットを設けたことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は変圧器やリアクトル
等の静止誘導電器の磁気遮蔽装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に変圧器やリアクトル等のタンクに
は、巻線及びリード線からの漏れ磁束の侵入によってう
ず電流が流れ損失を発生する。この損失は大容量化する
ほど大きくなるので、通常は損失を低減するためにタン
クに磁気遮蔽装置が設けられるが、この磁気遮蔽装置と
しては銅,アルミニウム等の非磁性体や珪素鋼板等を積
層した磁性体シールドが使用されている。
【0003】ところが、従来の磁性体シールドを用いた
磁気遮蔽装置では巻線からの漏れ磁束が磁性体シールド
表面へ垂直に侵入する際に磁性体シールド表面をうず電
流が流れ、そのうず電流によって発生する損失が増加す
ると共に磁性体シールド自身で局部過熱を引き起こして
しまう欠点があった。
【0004】これに対して、磁性体シールドでの損失を
低減し、局部過熱も防止できる構造として特開昭52−29
928 号公報と実開昭63−12820 号公報が提案されてい
る。特開昭52−29928 号公報は巻線からの侵入磁束の多
い端部にスリットを設けているが、磁性体シールド表面
を流れるうず電流を分断できないために磁性体シールド
自身での損失低減や局部過熱を防止するには不十分であ
る。しかも、磁性体シールド端部にスリットを設けてい
るために磁性体シールドをタンクに取り付けた場合の機
械的強度の低下が懸念される。
【0005】一方、実開昭63−12820 号公報は磁性体シ
ールドの屈曲部の一部にスリットを設け、そのスリット
を使い磁性体シールドの支持とタンクへの固定をしてい
るが、巻線からの漏れ磁束が磁性体シールド表面へ垂直
に侵入する際に磁性体シールド表面を流れるうず電流を
分断できないために磁性体シールド自身の損失低減や局
部過熱を防止できない等の問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の静止誘
導電器の磁気遮蔽装置では巻線からの漏れ磁束が磁性体
シールド表面へ垂直に侵入する際に磁性体シールド表面
をうず電流が流れ、そのうず電流によって発生する磁性
体シールド自身の損失低減や局部過熱対策等について考
慮されていないために、磁性体シールド自身の損失低減
や局部過熱を防止する構造について解決すべき課題があ
った。
【0007】本発明は、このような従来技術の課題を有
効に解決するもので、その目的は磁性体シールド自身の
損失を低減すると共に局部過熱を防止し、かつ安価な静
止誘導電器の磁気遮蔽装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は鉄心及び巻線を
有する誘導電器本体を収納するタンクの内側に磁性体を
積層してなる磁性体シールドを取り付けた静止誘導電器
の遮蔽装置において、前記磁性体シールドの直線部にス
リットを設けたことを特徴とする静止誘導電器の磁気遮
蔽装置。
【0009】即ち、本発明の静止誘導電器の磁気遮蔽装
置によれば、巻線からの漏れ磁束が磁性体シールド表面
へ垂直に侵入する際に磁性体シールド表面を流れるうず
電流をスリットで分断することにより、磁性体シールド
自身の損失を低減すると共に局部過熱も防止できること
が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図面を参
照しながら説明する。
【0011】図1は単相センタコア変圧器で磁性体シー
ルドの構成を示す平面図、図2が図1のΙ−Ι断面での
要部断面図をそれぞれ示している。図1,図2におい
て、主脚1及び側脚2,上部継鉄部3と内側巻線4,外
側巻線5からなる変圧器本体を収納したタンク7の内側
で内側巻線4,外側巻線5に対向した位置へ幅Wで板厚
の薄い珪素鋼板を積層してなる磁性体シールド8の長手
方向を垂直にして押え金具(図示せず)を設けて横方向に
所定の間隙部を介して並べられており、しかも磁性体シ
ールド8での損失を低減するためにスリット10を磁性
体シールド8の中央部で厚さ方向全体に1本設けた構成
となっている。
【0012】かかる構成法によれば、内側巻線4及び外
側巻線5からの漏れ磁束40が矢印で示す如く、磁性体
シールド8へ垂直に侵入してもスリット10が設けられ
ているために磁性体シールド8の表面を流れるうず電流
が分断されるために損失を低減できると共に局部過熱も
防止できる。一般に磁性体シールド8のうず電流による
損失は幅Wの2乗で増加するが、磁性体シールド8の中
央部にスリット10を1本設けているために幅Wが1/
2となり、損失は1/4と大幅に低減できるものであ
る。なお、スリット10の長さは磁性体シールド8の表
面を流れるうず電流を効果的に分断するために少なくと
も内側巻線4及び外側巻線5の高さよりも長くする必要
がある。
【0013】一方、スリット10は内側巻線4及び外側
巻線5からの漏れ磁束40が磁性体シールド8の表面へ
垂直に侵入する際に磁性体シールド8の表面をうず電流
が流れなくなる深さまで入れる必要があり、スリット1
0の深さは磁界計算などにより、事前に決定することが
できる。また、磁性体シールド8の表面にスリット10
を設ける作業は専用の機械、例えばシャーライン等を用
いることにより簡単にできるため安価な磁性体シールド
8を製作することが可能となる。
【0014】図3,図4に他の実施例を示す。図3は単
相センタコア変圧器で磁性体シールドの構成を示す平面
図、図4が図3のI−Ι断面での要部断面図をそれぞれ
示している。図3及び図4から、わかるように内側巻線
4,外側巻線5と対向した位置に通常の磁性体シールド
8に比べて幅を広くした磁性体シールド9にスリット1
0を5本配置した構成となっている。
【0015】かかる構成法によれば、通常の磁性体シー
ルド8に比べて、磁性体シールド幅を広くしているため
に間隙部が少なくなり磁性体シールド9からタンク7へ
移行する内側巻線4及び外側巻線5からの漏れ磁束40
を低減できると共に磁性体シールド板9により取付け範
囲が拡大しているためにシールド効果も向上できる。し
かも、内側巻線4及び外側巻線5からの漏れ磁束40が
矢印で示す如く、磁性体シールド9へ垂直に侵入しても
スリット10が5本設けられているために磁性体シール
ド9の表面を流れるうず電流が分断されるために損失を
低減できると共に局部過熱も防止できる。また、通常の
磁性体シールド8に比べて幅を広くしているために磁性
体シールド8の数が減り、押え金具(図示せず)の個数も
少なくなって磁性体シールド8,9の取付け作業効率も
向上させることができる。また、スリット10は磁性体
シールドでの発生損失を低減し、局部過熱も防止できる
ように多数設ける必要がある。
【0016】図5,図6に他の実施例を示す。図5は単
相4脚変圧器で磁性体シールドの構成を示す平面図、図
6が図5のI−Ι断面での正面図をそれぞれ示してい
る。図5,図6から、わかるように内側巻線4及び外側
巻線5と対向した位置に通常の磁性体シールド8に比べ
て幅を広くし、スリット10を5本入れた磁性体シール
ド9と巻線間(相間部)にスリット10がない磁性体シー
ルド11を配置した構成となっている。
【0017】かかる構成法によれば、内側巻線4及び外
側巻線5と対向する位置で内側巻線4及び外側巻線5か
らの漏れ磁束40が矢印で示す如く、磁性体シールド9
へ垂直に侵入してもスリット10が5本設けられている
ために磁性体シールド9の表面を流れるうず電流が分断
されるために損失を低減できると共に局部過熱も防止で
きる。
【0018】しかも、巻線間では内側巻線4及び外側巻
線5からの漏れ磁束40が磁性体シールド8の幅方向と
平行に流れるためスリット10を設ける必要がなくな
り、磁性体シールド8の製作工数を低減できるメリット
がある。なお、本発明は単相センタコア及び単相4脚変
圧器を例にして述べているが、3相3脚,3相5脚変圧
器についても同様な効果が期待できるのは言うまでもな
い。
【0019】図7,図8に他の実施例を示すが、図7は
変圧器タンク7の屈曲部に沿うように磁性体曲げシール
ド板12を配置した縦断面図、図8が変圧器タンク7の
屈曲部の内側に設けられる磁性体曲げシールド12の直
線部にスリット10を1本入れた構成をそれぞれ示して
いる。
【0020】かかる構成法によれば、内側巻線4及び外
側巻線5と対向する磁性体曲げシールド12の直線部に
スリット10を設けているために内側巻線4及び外側巻
線5からの漏れ磁束40が矢印で示す如く、磁性体曲げ
シールド12の直線部へ垂直に侵入しても磁性体曲げシ
ールド12の直線部の表面を流れるうず電流が分断され
るために損失を低減できると共に局部過熱も防止でき
る。
【0021】しかも、タンク7の屈曲部の内側に沿うよ
うに磁性体曲げシールド12が設けられているために内
側巻線4及び外側巻線5からの漏れ磁束40が矢印で示
す如く、タンク7に移行することなく、すべての漏れ磁
束40が磁性体曲げシールド12を流れるためにタンク
7の損失を大幅に低減できる。また、磁性体曲げシール
ド12をタンク7の屈曲部に沿うように成形するには専
用の治具を用いることにより容易に製作することが可能
である。
【0022】
【発明の効果】以下、本発明の静止誘導電器の磁気遮蔽
装置によれば、巻線からの漏れ磁束が磁性体シールド表
面へ垂直に侵入する際に磁性体シールド表面を流れるう
ず電流がスリットで分断されることにより、磁性体シー
ルドでの損失を低減すると共に局部過熱も防止できるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す静止誘導電器の磁気遮
蔽装置の平面図。
【図2】本発明の一実施例を示す静止誘導電器の磁気遮
蔽装置の要部を示す斜視図。
【図3】本発明の一実施例を示す静止誘導電器の磁気遮
蔽装置の平面図。
【図4】本発明の一実施例を示す静止誘導電器の磁気遮
蔽装置の要部を示す斜視図。
【図5】本発明の一実施例を示す静止誘導電器の磁気遮
蔽装置の平面図。
【図6】本発明の一実施例を示す静止誘導電器の磁気遮
蔽装置の正面図。
【図7】本発明の一実施例を示す静止誘導電器の磁気遮
蔽装置の縦断面図。
【図8】本発明の一実施例を示す静止誘導電器の磁気遮
蔽装置の要部を示す斜視図。
【符号の説明】
1…主脚、2…側脚、3…上部継鉄部、4…内側巻線、
5…外側巻線、6,7…タンク、8,9,11…磁性体
シールド、10…スリット、12…磁性体曲げシール
ド、40…漏れ磁束。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 工藤 栄 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄心及び巻線を有する誘導電器本体を収納
    するタンクの内側に磁性体を積層してなる磁性体シール
    ドを取り付けた静止誘導電器の遮蔽装置において、前記
    磁性体シールドの直線部にスリットを設けたことを特徴
    とする静止誘導電器の磁気遮蔽装置。
  2. 【請求項2】磁性体シールドの直線部に設けられるスリ
    ットの長さを巻線の高さよりも長くしたことを特徴とす
    る請求項1記載の静止誘導電器の磁気遮蔽装置。
  3. 【請求項3】内側巻線及び外側巻線と対向する位置に設
    けられる磁性体シールド幅を通常の磁性体シールド幅よ
    りも広くし、かつスリットを複数設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の静止誘導電器の磁気遮蔽装置。
  4. 【請求項4】鉄心及び巻線を有する誘導電器本体を収納
    するタンク屈曲部の内側に沿うように磁性体を積層して
    なる磁性体曲げシールドを取り付けた静止誘導電器の遮
    蔽装置において、前記磁性体曲げシールドの直線部にス
    リットを設けたことを特徴とする静止誘導電器の磁気遮
    蔽装置。
JP30527197A 1997-11-07 1997-11-07 静止誘導電器の磁気遮蔽装置 Pending JPH11144981A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160086726A1 (en) * 2014-09-19 2016-03-24 Hitachi, Ltd. Transformer
CN111934258A (zh) * 2020-08-04 2020-11-13 中国能源建设集团广东省电力设计研究院有限公司 一种地下变电站电磁绝缘外墙与隧道连接装置

Cited By (4)

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TWI595517B (zh) * 2014-09-19 2017-08-11 Hitachi Ltd Static induction electrical appliances
US9812250B2 (en) * 2014-09-19 2017-11-07 Hitachi, Ltd. Transformer
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