JPH11146199A - 画像読取装置および方法 - Google Patents

画像読取装置および方法

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JPH11146199A
JPH11146199A JP9322030A JP32203097A JPH11146199A JP H11146199 A JPH11146199 A JP H11146199A JP 9322030 A JP9322030 A JP 9322030A JP 32203097 A JP32203097 A JP 32203097A JP H11146199 A JPH11146199 A JP H11146199A
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JP9322030A
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English (en)
Inventor
Keiji Tsutaoka
圭二 蔦岡
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の画像読取モードを有する場合でもJO
B後シェーディングを行うことができる画像読取装置を
提供する。 【解決手段】 画像読取装置11では、画像読取操作が
終了した段階で画像読取装置の設定をノーマルモードに
変更してからJOB後シェーディングを実行するように
画像読取シーケンスが構成されている。この結果、シェ
ーディング補正データは常にノーマルモードに対応して
いるので、ノーマルモードで画像読取を行う限りJOB
前シェーディングを行う必要は無い。したがって、ノー
マルモードにおけるFCOTを確実に短縮できる。ま
た、ノーマルモード以外のモードで画像読取を行う際、
画像読取シーケンスをJOB前シェーディングに切り替
えるので、常に適切なシェーデイング補正データで画像
読取を行うことが可能であり、画像読取モードの不一致
による画像不良の発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源からの光で被
写体を照射することで得られる画像情報を、CCD等の
画像読取りセンサを用いて読み取り、光電変換および画
像処理を行った後、他の記録媒体に出力する画像読取装
置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル式複写装置やディジタルスキ
ャナ等の画像読取装置は、一般的にランプなどの光源を
用いて被写体を照射した結果、画像の状態に応じた照度
差として得られる画像情報を、CCD等の画像読取りセ
ンサでスキャンすることにより画像読取を行う。
【0003】このような画像読取装置で使用される画像
読取センサが一方向に配列された複数の画素センサから
構成されるラインセンサである場合、画素センサの配列
方向(以下、「主走査方向」と呼ぶ)では、画像読取り
センサ自身が一定期間内に各画素センサに対して与えら
れた光量に比例した電荷を画素センサの配列順にアナロ
グ画像信号として出力することで、順次読取りが行われ
る。
【0004】一方、被写体に平行かつ主走査方向に直交
する方向(以下、「副走査方向」と呼ぶ)では、機械的
な動作により被写体と画像読取センサとの相対位置関係
を順次変えることで読取りが行われる。
【0005】そして、主走査方向の画像読取動作に同期
して副走査方向への移動を行うことで、被写体全面の画
像情報の読取りが可能になる。
【0006】画像読取りセンサのアナログ信号出力は、
一般に増幅などのアナログ処理の後にディジタル信号に
変換され、ディジタル的な画像処理を受けた後、画像読
取装置から出力される。
【0007】ところで、被写体を照射するランプの配光
は一般に均一ではないので、被写体の被照射部分には光
量ムラがあり、この部分を読み取る画像読取りセンサの
出力にシェーディングとして現れる。
【0008】また一般に、CCD等の画像読取りセンサ
の各画素センサの感度も等しくないので、等光量が入射
した場合でも各画素センサの出力は一様にならない。
【0009】上記2種類の要因による画像読取りセンサ
の出力不均一を補正するために、従来の画像読取装置で
は、副走査画像読取り範囲内の被写体の影響を受けない
位置に設けられた標準白色板をランプで照射し、この標
準白色板の被照射部分を画像読取りセンサで読み取った
時の出力データを補正データとしてメモリに保持し、読
取りセンサの出力をこの補正データを用いて補正するこ
とが行われている。これを一般にシェーディング補正と
いう。
【0010】また、ランプの配光や画像読取りセンサの
特性あるいは画像信号を処理する部分の特性は、熱的な
要因により時間的に変動する場合がある。この時間的な
変動を吸収するために、画像読取装置は一般にシェーデ
ィング補正データの取り込みを画像読み取り動作毎に行
っている。
【0011】図7は従来の画像読取装置の画像読取シー
ケンスを示すフローチャートである。電源投入等の初期
化処理で実行され、まず、画像読取装置の各部の初期値
を設定する(ステップS101)。つづいて、シェーデ
ィング補正データを取り込む(ステップS102)。こ
の処理ではランプを所定の設定値で点灯すると共に、副
走査方向の画像読み取り位置を標準白色板に合わせる等
のシェーディング補正データの取り込みに必要な処理が
同時に行われている。
【0012】画像読取濃度等の設定値変更入力の有無を
判別する(ステップS103)。設定値変更が入力され
た場合、設定値の変更および設定値の記憶を行う(ステ
ップS104)。
【0013】そして、画像読み取り指示の入力があるか
否かを判別し(ステップS105)、画像読み取り指示
の入力が確認された場合、シェーディング補正データを
取り込む(ステップS106)。
【0014】シェーディング補正データの取り込みが終
了すると、画像読み取りを実行する(ステップS10
7)。画像読み取り動作が終了したか否かを判別し(ス
テップS108)、画像読み取り動作が終了した場合、
次回の画像読み取りの際の設定値変更入力あるいはステ
ップS105の画像読み取り指示入力に対する待機状態
となる。
【0015】このように、従来の画像読取装置はシェー
ディング補正データの取り込み動作を、画像読み取り指
示が入力されてから実際に画像読み取り動作を始めるま
での間に行っている。画像読取りを行う前にシェーディ
ング補正データを取り込む画像読取シーケンスを、以降
「JOB前シェーディング」と呼ぶことにする。
【0016】ところで、画像読取装置の性能を表す数値
の1つとして、画像読み取り指示入力から画像データの
出力終了までの時間(画像複写装置では、「ファースト
コピータイム(FCOT)」として表記される。)があ
る。
【0017】図7ではステップS105で画像読取指示
が入力されてからステップS108で画像読取が終了し
たと判断されるまでに要する時間がFCOTである。
【0018】JOB前シェーディングでは、画像読み取
りシーケンスの構成上、シェーディング補正データの取
り込み(ステップS106)時間がFCOTに含まれる
ので、FCOTの数値が大きくなってしまう。
【0019】この点を改善する方法として、「JOB後
シェーディング」が提案されている。図8はJOB後シ
ェーディングを行う画像読取装置の画像読取シーケンス
を示すフローチャートである。JOB後シェーディング
を行う画像読取装置では、画像読み取り動作終了後(事
実上、画像データ出力後)に、次回の画像読み取り動作
用にシェーディング補正データの取り込みを行うように
構成されている(ステップS106A、S107A、S
108A)。したがって、シェーディング補正データ取
り込み動作時間が画像読取時間に含まれないので、FC
OTの短縮が可能である。
【0020】ところで、従来の画像読取装置の中には複
数の画像読み取りモードを有し、被写体の性質に合わせ
てモードを変更できるように構成されている機種もあ
る。例えば、被写体が一般的な紙である場合に適したノ
ーマルモードの他に、被写体表面が金属のように散乱率
の低いときに用いるメタルモードを有する機種がある。
【0021】被写体の特性に応じて画像再現性を改善す
るために、例えばメタルモードではランプの点灯電圧を
下げて被写体への照射光量を抑える一方で、画像読み取
りセンサからのアナログ画像信号に対する増幅率を上げ
るようにしている。
【0022】このように画像読み取りモードを変えた場
合、すなわちランプの点灯電圧と増幅率を変更する場
合、シェーディングの状態が変わるので、改めて補正デ
ータの取り込みを行っている。画像読取装置では、一般
的にJOB後シェーディングはFCOT短縮に有効な方
法である。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
画像読取モードを有する画像読取装置では、実際に画像
読取を行う際に設定される画像読取モードと、前回の画
像読み取りで使用した画像読取モードとが一致するとは
限らない。すなわち、画像読取を実行する際に保持して
いるシェーディング補正データが設定された画像読取モ
ードに対応したデータである保証は無い。
【0024】したがって、従来のJOB後シェーディン
グを行う画像読取シーケンスは、複数の画像読取モード
を有する画像読取装置で使用できなかった。
【0025】そこで、本発明は複数の画像読取モードを
有する場合でもJOB後シェーディングを行うことがで
きる画像読取装置および方法を提供することを目的とす
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の画像読取装置は、被写体
の特性に応じた画像読取を行う画像読取モードを複数有
し、画像読取動作後にシェーディング補正データを取り
込む画像読取装置であって、前記シェーディング補正デ
ータを取り込む時の画像読取モードと前記被写体の画像
を読み取る際に設定されている画像読取モードとを比較
する比較手段と、両者が不一致である場合、前記被写体
の画像読取動作前にシェーディング補正データの再取り
込みを行う再取込手段とを備えたことを特徴とする。
【0027】請求項2に記載の画像読取装置は、請求項
1に係る画像読取装置において前記被写体が紙である場
合に適した画像読取モードであるノーマルモードを有
し、前記シェーディング補正データを取り込む際、前記
ノーマルモードに切り替えることを特徴とする。
【0028】請求項3に記載の画像読取装置は、請求項
1に係る画像読取装置において前記シェーディング補正
データを取り込む際、前回の画像読取モードに切り替え
ることを特徴とする。
【0029】請求項4に記載の画像読取装置は、請求項
1に係る画像読取装置において最も使用頻度の高い画像
読取モードを初期設定値として登録可能なユーザデフォ
ルト設定手段を備え、前記シェーディング補正データを
取り込む際、前記ユーザデフォルト設定手段で登録され
た画像読取モードに切り替えることを特徴とする。
【0030】請求項5に記載の画像読取方法は、被写体
の特性に応じた画像読取を行う画像読取モードを複数有
し、画像読取動作後にシェーディング補正データを取り
込む画像読取方法であって、前記シェーディング補正デ
ータを取り込む時の画像読取モードと前記被写体の画像
を読み取る際に設定されている画像読取モードとを比較
し、両者が不一致である場合、前記被写体の画像読取動
作前にシェーディング補正データの再取り込みを行うこ
とを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の画像読取装置および方法
の実施の形態について説明する。本実施形態では、一般
に複数の画像読み取りモードを持つ画像読取装置で最も
使用頻度の高い画像読取モードはノーマルモードである
という観点から、ノーマルモードでのFCOT短縮を最
優先に構成されたJOB後シェーディングを含む画像読
取シーケンスについて説明する。
【0032】[第1の実施形態]図1は画像読取装置お
よび画像出力装置の外観を示す斜視図である。図におい
て、11は画像読取装置、12は印字出力を行う画像出
力装置である。
【0033】画像読取装置11において、13は画像情
報を持つ被写体である。14は被写体13を支持するプ
ラテンガラス、15はプラテンガラス14の下に設けら
れた第1ミラー台である。
【0034】画像読取時、第1ミラー台15が図中の矢
印A方向に揺動することで、被写体13の画像情報を副
走査方向にスキャンする。16は図中の矢印B方向に開
閉動作可能であり、被写体13をプラテンガラス14に
圧着すると同時に、画像読取時に外光の影響を遮断する
圧板である。17は使用者が画像読取装置11に対し
て、モードの設定や画像読取の指示を与えるための操作
部である。操作部17には画像読取装置11からの情報
を表示する表示部が設けられている。画像読取装置11
および画像出力装置12は信号ケーブル18によって電
気的に接続されている。
【0035】図2は画像読取装置11内部の構成を示す
図である。図において、21は図示しない被写体を照射
するためのランプ、27は画像読取を行う画像読取セン
サである。22、23、24はランプ21によって照射
された被写体からの反射光を画像読取センサ27に導く
ための第1、第2、第3ミラーである。
【0036】25は図中のA方向に移動自在に構成され
ている第2ミラー台である。第2ミラー23、第3ミラ
ー24は第2ミラー台25に固定されている。26は第
1、第2、第3ミラーによって導かれた被写体の反射光
を画像読取センサ27に結像するためのレンズである。
28は一様に所定の反射率を持つ標準白色板である。
【0037】画像読取センサ27の読取動作に応じて、
図示しない機構の動作により第1ミラー台15と第2ミ
ラー台25が図中の矢印A方向に移動することにより、
画像読取センサ27は被写体の画像情報を読み取ること
ができる。このとき、被写体と画像読取センサ27との
距離が変化しないように、第2ミラー台25は第1ミラ
ー台15の半分の速度で同一方向に移動する。
【0038】標準白色板28は所定の一様な反射率を持
つように構成されており、第1ミラー台15および第2
ミラー台25を移動することにより、画像読取センサ2
7の画像読取位置を標準白色板28に合わせた時、画像
読取センサ27からランプ21による照度のばらつきと
各画素センサの感度に応じた電圧が信号として出力され
る。
【0039】このときの出力信号を基に、実際に画像読
取を行う際の画像読取センサ27の各画素センサ間の出
力を補正することで、シェーディングを補正することが
できる。一方、同図から分かるように、画像読取動作の
間、ランプ21による被写体の照射位置と画像読取セン
サ27による画像読取位置の相対位置関係は変化しない
ので、標準白色板28を読み取った時の画像読取センサ
27の出力を用いて、画像読取動作中のシェーディング
補正を行うことができる。
【0040】図3は画像読取装置11の電気的構成を示
すブロック図である。図において、31は画像処理部の
各部を駆動するための同期信号や駆動クロック信号を発
生するタイミング信号発生部である。
【0041】32は画像読取センサ27の出力を増幅す
る増幅アンプ、33はアナログ信号処理部であり、サン
プルホールド回路、黒レベルクランプ回路、可変ゲイン
アンプ、黒レベルオフセット回路等を含み、増幅アンプ
32から出力される画像信号に対してアナログ処理を行
う。34はアナログ信号処理部33から出力されるアナ
ログ画像信号をディジタル信号に変換するA/D変換器
である。
【0042】35はシェーディング補正制御部である。
シェーディング補正制御部35には画像信号記憶部36
とシェーディング補正実行部37が接続されており、こ
れらの各部を用いて、A/D変換器34から送られてく
る画像信号に対して、シェーディング補正を行う。
【0043】尚、一般に画像信号記憶部36はRAMで
あり、シェーディング補正制御部35の制御に従い、画
像読取センサ27により標準白色板28を読み取った時
の画像信号をシェーディング補正データとして記憶し、
被写体の画像情報を読み取る際にシェーディング補正制
御部35を介してシェーディング補正実行部37に出力
する。
【0044】一方、シェーディング補正実行部37は一
般にROMもしくはRAMであり、シェーディング補正
のためのルックアップテーブル(LUT)をデータとし
て保持する。
【0045】シェーディング補正実行部37は、画像信
号記憶部36から送られてくるシェーディング補正デー
タを用いて、A/D変換器34からシェーディング補正
制御部35を介して送られてくる画像信号に対して、シ
ェーディング補正を実行し、結果をシェーディング補正
制御部35に出力する。
【0046】38は画像処理部であり、シェーディング
補正実行部37からシェーディング補正制御部35を介
して送られてくるシェーディング補正後の画像信号に対
し、エッジ強調や二値化等の画像処理を行って出力す
る。
【0047】39は画像読取装置11の制御を司る制御
部であり、一般にはCPUである。39a、39bはI
/Oポートである。40は制御部39の動作プログラム
を保持するプログラム保持部であり、一般にはROMで
ある。41は各種設定値等を記憶するデータ保持部であ
り、一般にはRAMである。データ保持部41は画像読
取装置11の電源が切られた場合にも、内部に書き込ま
れたデータを消失しないように構成されている。
【0048】上記各部はバス42を介して直接あるいは
間接的に接続されている。一般に制御部39はプログラ
ム保持部40に書き込まれたプログラムに従って動作
し、他の各部は制御部39の指示に従って動作する。
【0049】一方、43はランプ制御部であり、制御部
39のI/Oポート39aに接続されている。ランプ制
御部43は制御部39から与えられる指示に応じた電圧
で、ランプ21を点灯するように動作する。
【0050】また、44は第1ミラー台15や第2ミラ
ー台25を動かすための動力を発生する動力源であり、
一般にはモータである。動力源44は動力源制御部45
に接続されている。動力源制御部45は制御部39のI
/Oポート39bに接続されている。制御部39の指示
に従って動力源44が所定の動作を行い、結果的に第1
ミラー台15や第2ミラー台25はスキャン動作などを
行う。
【0051】46は画像読取装置11の各所に設けられ
た検知部であり、一般にはフォトインタラプタ等のセン
サである。検知部46は制御部39のI/Oポート39
cと接続されており、検知部46の出力に応じて制御部
39は制御シーケンスのステップを進めたり、切り替え
を行う。例えば、検知部46は第1ミラー台15の位置
を検出するポジションセンサであり、制御部39は検知
部46の出力に応じて動力源44を制御することによ
り、第1ミラー台15を所定の位置に移動するように制
御している。
【0052】制御部39のI/Oポート39dには、操
作部17が接続されている。使用者は操作部17から所
望の動作を選択して入力する。この入力信号は制御部3
9に伝達され、制御部39は画像読取装置11が操作部
17からの入力に応じた動作を行うように各部の設定や
制御を行う。
【0053】47は外部I/F部であり、画像処理部3
8で処理された画像信号は外部I/F部47を介して外
部に出力される。また同様に同期信号等も外部I/F4
7を介して入出力される。さらに、外部I/F部47は
信号線を介して制御部39のI/Oポート39eに接続
されており、制御部39が外部I/F部47に接続され
た外部機器を制御可能にしているだけでなく、外部機器
からの指示に従って画像読取装置11が動作することも
可能になっている。
【0054】図4は第1の実施形態における画像読取シ
ーケンスを示すフローチャートである。頭文字が「S」
の番号は、制御部39が制御動作を行うためのプログラ
ムを保持しているプログラム保持部40に書き込まれて
いるプログラムの動作ステップを表す。
【0055】電源投入時の初期化処理で実行され、ま
ず、画像読取装置11の各部に初期値を設定する(ステ
ップS1)。
【0056】ステップS1で初期値設定を行った後、現
在の画像読取モードの設定値をデータ保持部41の所定
の領域に書き込む(ステップS2)。画像読取モードを
現在の設定値に拘わらず、被写体が一般的な紙の場合に
適したノーマルモードに変更する(ステップS3)。
【0057】この後、シェーディング補正データの取り
込みを行う(ステップS4)。取り込まれるシェーディ
ング補正データは常にノーマルモードに対応したデータ
となる。シェーディング補正データの取り込みが終了す
ると、データ保持部41に格納された画像読取モードの
設定値を用いて、画像読取モードを元に戻す(ステップ
S5)。
【0058】設定値の変更が入力されているか否かを判
別し(ステップS6)、設定値の変更が入力されている
場合、設定値を変更して記憶し(ステップS7)、ステ
ップS6の処理に戻る。一方、設定値の変更が入力され
ていない場合、画像読取指示があったか否かを判別し
(ステップS8)、画像読取指示がない場合、ステップ
S6の処理に戻る。
【0059】画像読取指示があった場合、設定されてい
る画像読取モードがノーマルモードであるか否かを判別
する(ステップS9)。ノーマルモードである場合、そ
のままステップS11に移行し、ノーマルモード以外の
画像読取モードが設定されている場合、画像読取シーケ
ンスをJOB前シーケンスに切り替え、シェーディング
補正データの取り込みを行った後(ステップS10)、
画像読取を実行する(ステップS11)。
【0060】ステップS10で取り込まれるシェーディ
ング補正データは、実際に画像読取を行う際に使用する
画像読取モードに対応したデータとなる。画像読取の終
了を判別し(ステップS12)、画像読取が終了したと
判別された場合、画像読取モードを格納し(ステップS
13)、画像読取モードをノーマルモードに再設定し
(ステップS14)、シェーディング補正データの取り
込みを行う(ステップS15)。
【0061】したがって、ステップS15で取り込まれ
るシェーディング補正データはステップS4と同様に、
シェーディング補正データは常にノーマルモードに対応
したデータとなる。この後、画像読取モードを格納され
た設定値に戻し(ステップS16)、ステップS6の処
理に戻る。
【0062】第1の実施形態では、画像読取操作が終了
した段階で画像読取装置の設定をノーマルモードに変更
してからJOB後シェーディングを実行するように画像
読取シーケンスが構成されている。この結果、シェーデ
ィング補正データは常にノーマルモードに対応している
ので、ノーマルモードで画像読取を行う限りJOB前シ
ェーディングを行う必要は一切無い。したがって、ノー
マルモードにおけるFCOTを確実に短縮できる。
【0063】また、ノーマルモード以外のモードで画像
読取を行う際、画像読取シーケンスをJOB前シェーデ
ィングに切り替えるので、常に適切なシェーデイング補
正データで画像読取を行うことが可能である。このよう
に、実際に画像を読み取る時の画像読取モードとシェー
ディング補正データ取り込み時の画像モードとの不一致
によって生じる画像不良の発生を防止できる。
【0064】[第2の実施形態]第2の実施形態では、
設定された画像読取モードを継続して使用する可能性が
高い場合、JOB後シェーディングによるFCOT短縮
の効果が最も高くなるように構成されたJOB後シェー
ディングを含む画像読取シーケンスについて説明する。
【0065】図5は第2の実施形態における画像読取シ
ーケンスを示すフローチャートである。図において、セ
ットアップ動作(ステップS31)の終了後、データ保
持部41に記憶されている前回の画像読取動作で使用し
た画像読取モードに変更する(ステップ32)。シェー
ディング補正データの取り込み動作は、前回使用した画
像読取モードで実行される(ステップS33)。
【0066】シェーディング補正データの取り込みを行
う際の画像読取モードをデータ保持部41の所定の領域
に書き込む(ステップS34)。この結果、常にシェー
ディング補正データを、使用する画像読取モードに対応
させることができる。
【0067】各設定値の変更入力があるか否かを判別し
(ステップS35)、変更入力があった場合、各部の設
定値変更と変更後の設定値をデータ保持部41の所定の
領域に書き込む(ステップS36)。ただし、画像読取
モードについては、ステップS34で使用する領域とは
異なる所定の領域を使用する。
【0068】画像読取指示があるか否かを判別し(ステ
ップS37)、画像読取指示がない場合、ステップS3
5の処理に戻り、画像読取指示がある場合、シェーディ
ング補正データ取り込み時に使用した画像読取モード
と、現在設定されている画像読取モードとを比較する
(ステップS38)。
【0069】比較の結果、画像読取モードが変更されて
いない場合、そのままステップS40に移行し、画像読
取モードが変更されている場合、画像読取シーケンスを
JOB前シェーディングに切り替え、実際に画像読取を
行う際に使用する画像読取モードでシェーディング補正
データの取り込みを行った後(ステップS39)、画像
読取を実行する(ステップS40)。
【0070】画像読み込みが終了したか否かを判別し
(ステップS41)、画像読み込みが終了していない場
合、ステップS40の処理に戻り、画像読み込みが終了
している場合、シェーディング補正データの取り込みを
行う(ステップS42)。
【0071】このとき、画像読取モードの変更は行わな
い。ステップS42で使用した画像読取モード、つまり
ステップS40の画像読取の際に使用した画像読取モー
ドの設定値をデータ保持部41に格納する(ステップS
43)。
【0072】第2の実施形態では、画像読取動作が終了
した後、設定された画像読取モードのままJOB後シェ
ーディングを実行する。さらに、JOB後シェーディン
グを行ったときの画像読取モードをデータ保持部41に
保持するように制御する。
【0073】また、制御部39は次回画像読取を行う際
に設定される画像読取モードと、データ保持部41に保
持されている画像読取モードとを比較する。この結果、
画像読取モードに変更がない場合、JOB前シェーディ
ングを行わず、JOB後シェーディングで取り込んだ補
正データを使用し、変更があった場合だけJOB前シェ
ーディングを行うように制御する。
【0074】上記制御を行うことで、同じ画像読取モー
ドを継続使用して画像読取を行う場合のFCOTを確実
に短縮できる。また、画像読取モードを変更した場合に
も、シェーディング補正データ取り込み時に使用した画
像読取モードと、実際に画像読取を行う際に使用する画
像読取モードとの不一致による画像不良の発生を防止で
きることは、前記第1の実施形態と同様である。
【0075】[第3の実施形態]第3の実施形態におけ
る画像読取装置は、画像読取モードなどに対して使用者
が最も使用する状態を初期設定値として登録可能なユー
ザーデフォルト設定機能を有する。
【0076】ユーザーデフォルト設定値はデータ保持部
41内部の専用のエリアに保持される。本実施形態で
は、最も使用頻度の高い画像読取モードは初期値に設定
された画像読取モードであるとの観点に立ち、初期値に
設定された画像読取モードでのFCOT短縮を最優先に
して構成されたJOB後シェーディングを含む画像読取
シーケンスについて説明する。
【0077】図6は第3の実施形態における画像読取シ
ーケンスを示すフローチャートである。セットアップ動
作の完了後(ステップS51)、現在設定されている画
像読取モードをデータ保持部41に記憶し(ステップS
52)、データ保持部41に記憶されている画像読取モ
ードのユーザーデフォルト設定値を用いて、画像読取モ
ードの変更を行う(ステップS53)。つづいて取り込
まれるシェーディング補正データは、常にユーザーデフ
ォルト設定値に対応したデータとなる(ステップS5
4)。そして、ステップS53が実行される前の画像読
取モードに戻す(ステップS55)。
【0078】各設定値の変更入力があるか否かを判別し
(ステップS56)、変更入力があった場合、各部の設
定値変更と変更後の設定値をデータ保持部41の所定の
領域に書き込む(ステップS57)。
【0079】さらに、画像読取指示があるか否かを判別
し(ステップS58)、画像読取指示がない場合、ステ
ップS56の処理に戻り、一方、画像読取指示がある場
合、実際に画像を読み取る際に使用する画像読取モード
が、ユーザーデフォルト値として設定された画像読取モ
ードであるか否かを判別する(ステップS59)。
【0080】その結果、ユーザーデフォルト値として設
定された画像読取モードである場合、そのままステップ
S61に移行し、使用する画像読取モードがユーザーデ
フォルト値と異なる場合、画像読取シーケンスをJOB
前シェーディングに切り替え、実際に画像読取を行う際
に使用する画像読取モードでのシェーディング補正を行
った後(ステップS60)、画像読取を行う(ステップ
S61)。
【0081】画像読取が終了したか否かを判別し(ステ
ップS62)、画像読取が終了している場合、現在設定
されている画像読取モードを記憶し(ステップS6
3)、再び画像読取モードをユーザーデフォルト値に変
更する(ステップS64)。その後、シェーディング補
正データの取り込みを行う(ステップS65)。そし
て、ステップS64の処理が実行される前の画像読取モ
ードに戻す(ステップS66)。
【0082】第3の実施形態では、画像読取動作が終了
した段階で画像読取装置11の画像読取モードに関する
設定をユーザーデフォルト値に変更してからJOB後シ
ェーディングを実行するように画像読取シーケンスが構
成されている。この結果、シェーディング補正データは
常にユーザーデフォルト値に対応しているので、ユーザ
ーディフォルト値で画像読取を行う限りJOB前シェー
ディングを行う必要は一切無い。したがって、ユーザー
デフォルト値で画像読取を行う場合、FCOTを確実に
短縮できる。また、画像読取モードを変更した場合に
も、画像読取モードの不一致により画像不良の発生を防
止できることは前記第1および第2の実施形態と同様で
ある。
【0083】尚、前記第1、第2および第3の実施形態
では、画像読取シーケンスの構成が変わるだけであるの
で、プログラム保持部40に書き込まれるプログラムに
予め全ての画像読取シーケンスに相当するプログラムを
組み込んでおき、必要に応じて切り替えて使用できるこ
とはいうまでもない。
【0084】また、画像読取モードの変更でJOB前シ
ェーディングとJOB後シェーディングを切り替えてい
たが、他の条件によりシェーディングの状態が変わる場
合、例えばフィルムなどの透光性の被写体の画像情報を
結像して投影することで画像読み取りを可能にする周知
のプロジェクタを使用する場合にも、同様の画像読取シ
ーケンスで対応できることはいうまでもない。
【0085】さらに、本発明は複数の機器から構成され
るシステムに適用してもよいし、1つの機器からなる装
置に適用してもよい。また、本発明はシステムあるいは
装置にプログラムを供給することによって達成される場
合にも適用できることはいうまでもない。この場合、本
発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプ
ログラムを格納した記憶媒体をシステムあるいは装置に
読み出すことによってそのシステムあるいは装置が本発
明の効果を享受することが可能となる。
【0086】本実施形態では、プログラム保持部41
に、例えばフロッピーディスク、ハードディスク、光デ
ィスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、D
VD、磁気テープ、不揮発性のメモリカードなどの記憶
媒体を用いることで対応できる。
【0087】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の画像読取装置
によれば、被写体の特性に応じた画像読取を行う画像読
取モードを複数有し、画像読取動作後にシェーディング
補正データを取り込む際、比較手段により前記シェーデ
ィング補正データを取り込む時の画像読取モードと前記
被写体の画像を読み取る際に設定されている画像読取モ
ードとを比較し、両者が不一致である場合、再取込手段
により前記被写体の画像読取動作前にシェーディング補
正データの再取り込みを行うので、複数の画像読取モー
ドを有する場合でもシェーディング補正データを取り込
む時の画像読取モードと被写体の画像を読み取る際に設
定されている画像読取モードとが一致する場合にはJO
B後シェーディングを行うことができる。したがって、
画像読取装置のFCOTを短縮できる。
【0088】また、画像読取モードの変更を検知して画
像読み取りシーケンスをJOB前シェーディングとJO
B後シェーディングとの間で変更することで、不一致か
ら生じる画像読み取り不良を未然に防ぐことが可能であ
る。
【0089】なお、請求項5に記載の画像読取方法にお
いても同様の効果を得ることができる。
【0090】請求項2に記載の画像読取装置によれば、
前記被写体が紙である場合に適した画像読取モードであ
るノーマルモードを有し、前記シェーディング補正デー
タを取り込む際、前記ノーマルモードに切り替えるの
で、画像読取操作が終了した段階で画像読取装置の設定
をノーマルモードに変更してからJOB後シェーディン
グを実行することにより、ノーマルモードで画像読取を
行う限りJOB前シェーディングを行う必要は一切無
い。したがって、ノーマルモードにおけるFCOTを確
実に短縮できる。
【0091】また、ノーマルモード以外のモードで画像
読取を行う際、画像読取シーケンスをJOB前シェーデ
ィングに切り替えるので、画像読取モードを変更した場
合にも、画像読取モードの不一致により画像読み取り不
良を未然に防ぐことができ、常に適切なシェーデイング
補正データで画像読取を行うことが可能である。
【0092】請求項3に記載の画像読取装置によれば、
前記シェーディング補正データを取り込む際、前回の画
像読取モードに切り替えるので、同じ画像読取モードを
継続使用して画像読取を行う場合のFCOTを確実に短
縮できる。
【0093】請求項4に記載の画像読取装置によれば、
最も使用頻度の高い画像読取モードを初期設定値として
登録可能なユーザデフォルト設定手段を備え、前記シェ
ーディング補正データを取り込む際、前記ユーザデフォ
ルト設定手段で登録された画像読取モードに切り替える
ので、初期設定値(ユーザーデフォルト値)で画像読取
を行う限りJOB前シェーディングを行う必要は一切無
い。したがって、初期設定値で画像読取を行う場合、F
COTを確実に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像読取装置および画像出力装置の外観を示す
斜視図である。
【図2】画像読取装置11内部の構成を示す図である。
【図3】画像読取装置11の電気的構成を示すブロック
図である。
【図4】第1の実施形態における画像読取シーケンスを
示すフローチャートである。
【図5】第2の実施形態における画像読取シーケンスを
示すフローチャートである。
【図6】第3の実施形態における画像読取シーケンスを
示すフローチャートである。
【図7】従来の画像読取装置の画像読取シーケンスを示
すフローチャートである。
【図8】JOB後シェーディングを行う画像読取装置の
画像読取シーケンスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 画像読取装置 35 シェーディング補正制御部 37 シェーディング補正実行部 39 制御部 40 プログラム保持部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の特性に応じた画像読取を行う画
    像読取モードを複数有し、画像読取動作後にシェーディ
    ング補正データを取り込む画像読取装置であって、 前記シェーディング補正データを取り込む時の画像読取
    モードと前記被写体の画像を読み取る際に設定されてい
    る画像読取モードとを比較する比較手段と、 両者が不一致である場合、前記被写体の画像読取動作前
    にシェーディング補正データの再取り込みを行う再取込
    手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記被写体が紙である場合に適した画像
    読取モードであるノーマルモードを有し、 前記シェーディング補正データを取り込む際、前記ノー
    マルモードに切り替えることを特徴とする請求項1記載
    の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記シェーディング補正データを取り込
    む際、前回の画像読取モードに切り替えることを特徴と
    する請求項1記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 最も使用頻度の高い画像読取モードを初
    期設定値として登録可能なユーザデフォルト設定手段を
    備え、 前記シェーディング補正データを取り込む際、前記ユー
    ザデフォルト設定手段で登録された画像読取モードに切
    り替えることを特徴とする請求項1記載の画像読取装
    置。
  5. 【請求項5】 被写体の特性に応じた画像読取を行う画
    像読取モードを複数有し、画像読取動作後にシェーディ
    ング補正データを取り込む画像読取方法であって、 前記シェーディング補正データを取り込む時の画像読取
    モードと前記被写体の画像を読み取る際に設定されてい
    る画像読取モードとを比較し、 両者が不一致である場合、前記被写体の画像読取動作前
    にシェーディング補正データの再取り込みを行うことを
    特徴とする画像読取方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100397774B1 (ko) * 1999-12-28 2003-09-13 가부시키가이샤 리코 화상 판독유닛 및 화상 형성 장치
JP2007208939A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Ricoh Co Ltd 画像読取装置、画像読取方法、及び画像読取プログラム
JP2021087148A (ja) * 2019-11-28 2021-06-03 キヤノン株式会社 画像読取装置

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JP2007208939A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Ricoh Co Ltd 画像読取装置、画像読取方法、及び画像読取プログラム
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