JPH1114626A - Ca125の測定方法 - Google Patents
Ca125の測定方法Info
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Abstract
効率よく減少させ、正確かつ簡便にCA125の測定を行な
う方法を提供する。 【解決手段】 CA125と特異的に反応する免疫グロブリ
ンの一価の抗体と二価の抗体を固相に固定化して使用す
ることを特徴とするCA125の測定方法。
Description
て、非特異反応を抑制して感度よく測定を行なう方法に
関する。
り認識される抗原で分子量約11万の糖蛋白であり、卵巣
癌の腫瘍マーカーとして重要な検査項目である。特に卵
巣癌の漿液性嚢胞腺癌で高値である。また、その他の疾
患としては、子宮癌、膵癌、胆のう胆管癌で高値となる
ことから、CA125は婦人科系の癌と消化器癌のマーカー
として診断と予後判定の指標として有用である。
体を固定化して試料中のCA125と反応させ、さらに標識
されたOC125抗体を反応させた後にB/F分離を行ない、固
相に捕捉された標識量を測定する方法がある(特開平2-
280061号)。
反応する物質が存在する場合、例えば測定試料中に抗マ
ウスγ−グロブリン(HAMA)が存在する場合、それがOC
125抗体と結合して、本来目的としているCA125との反応
を阻害してしまい、正確な測定ができなくなってしま
う。そこで、OC125抗体とは異なるCA125上のエピトープ
を認識するモノクローナル抗体M11等を標識抗体に用い
て対策を行なっている。また、一般的には、測定試料に
マウスγ−グロブリンを添加することによる前処理を行
うことで対策している場合もある。
ような方法を取ったとしても、抗マウスγ−グロブリン
(HAMA)による干渉がなくなるわけではなく、対策方法
としては不十分である。
合、たとえOC125とM11の二つの抗体を粒子上に感作して
使用したとしても、粒子はOC125−CA125−M11という結
合だけで凝集するのではなく、OC125−CA125−OC125と
いった結合によっても粒子が凝集を起こす。そういった
場合、上述の場合と同じ問題が発生し、正確な測定がで
きなくなる。
を行なう方法を提供することを目的とする。
を行う方法を提供することを目的とする。
法は、CA125と特異的に反応する免疫グロブリンの一価
の抗体と二価の抗体を固相に固定化して使用することを
特徴とする。
に反応する免疫グロブリンには、モノクローナル抗体OC
125とM11を含む。しかし、CA125と特異的に反応するも
のであれば、ポリクローナル抗体であってもよく、その
由来は特に問わない。抗体の作製にあたっては、常法
(例えば、新生化学実験講座、タンパク質I、p.389-39
7, 1992参照)に従い、CA125を動物に免疫し、生体内に
産生される抗体を採取することにより得ることができ
る。本発明では、1種類の抗体を用いるよりも、互いに
異なるエピトープを認識する複数の抗体を組み合わせて
用いる方が測定の特異性及び感度上昇の点から好まし
い。
る免疫グロブリンの二価の抗体とは、分子内に抗原結合
部位を2個もつ抗体をいい、例えばモノクローナル抗体
OC125やM11等のモノクローナル抗体、またはポリクロー
ナ抗体等の抗体そのもの、さらにはこれらの抗体に酵素
処理等を施して得られるフラグメントであっても構わな
い。このようなフラグメントには、例えば抗体をペプシ
ンで消化して得られるF(ab')2を含む。
の一価の抗体とは、分子内に抗原結合部位を1個もつ抗
体をいい、免疫グロブリンを還元したもの、あるいはそ
れらに酵素処理等を施したもの、例えばFabやFab'を含
む。一価の抗体は上述の二価の抗体を還元してS-S結合
を切断することによって得られる。抗体の還元方法は、
従来より知られている方法を使用すればよく、例えば、
1〜100mMの2-メルカプトエタノールや2-メルカプトエチ
ルアミン等中で1〜5時間インキュベーションすることに
より一価の抗体を回収することができる。
体を固相に固定化して使用する。一価の抗体だけでは、
非特異反応が減少するだけでなく、特異性も低くなるの
で、二価の抗体を組み合わせて使用することにより、特
異性を維持したままHAMA等による非特異反応を抑制する
ことができる。本発明では、二価の抗体を非特異反応に
よる干渉が起きない程度に固相に感作して用いることが
できる。感作させる一価の抗体と、二価の抗体との好適
な割合は、1:9〜9:1、好ましくは1:1〜1:5であり、
リン酸緩衝溶液(PBS)等の緩衝液中に前記の割合で混
合した抗体溶液を、固相に感作して用いることができ
る。感作させるのに好適なpHは3〜8、より好適にはpH4
〜6である。
一価の抗体と二価の抗体とを固相に固定化して使用する
が、固相としては、通常当分野で使用されているもので
あれば使用することができ、例えば赤血球、ゼラチン粒
子、ラテックス粒子、マイクロプレート、試験管等が使
用できる。
するには、従来より二価の抗体を固定化するときに使用
される方法をそのまま使用することができ、物理吸着
法、共有結合法等により行なうことができる。特に物理
吸着法は簡単な操作で行なうことができ、一般的な方法
としては、例えば上記で得られた抗体溶液を固相と接触
させ(固相が粒子の場合は粒子懸濁液と混合し)、4℃
で一晩または25℃で数時間反応させて行なうことができ
る。
生物学的試料には、血漿、血清等の血液成分を含む。
種々の態様のサンドイッチ法、ならびに競合法を含むど
のような型のイムノアッセイを用いてもよい。さらに
は、粒子表面を固相として用いて一価の抗体と二価の抗
体を感作し、粒子の凝集度を測定することによりCA125
の量を測定することもできる。
した反応容器にCA125を含む試料を入れ、所定温度で所
定時間インキュベートする。次に、標識された抗体溶液
を添加し、さらに所定温度で所定時間インキュベートし
て反応させる。抗体への標識方法は、通常抗体に対して
行なうのと同じ方法により行なうことができる。なお、
固相抗体として、OC125抗体及びOC125の一価の抗体を用
いる場合は、標識抗体としてはOC125抗体あるいはOC125
の一価の抗体を用いてもよいが、OC125とは異なるエピ
トープを認識するM11抗体あるいはM11の一価の抗体の方
が好ましい。その後、B/F分離を行なって、固相に捕捉
された標識物の量を測定する。そして、あらかじめ作成
された検量線から測定試料中のCA125の量を決定する。
価の抗体と二価の抗体を感作した粒子懸濁液とCA125を
含む試料とを混合し、30〜50℃、好ましくは37〜45℃の
範囲で、5〜30分、好ましくは10〜20分インキュベート
する。その後、目視あるいは粒子計数装置で凝集状態を
確認する。粒子計数装置(例えば、東亞医用電子株式会
社のPAMIAシリーズ)を用いて未凝集/凝集粒子を計数
する場合には、使用する粒子は粒径のそろったものが好
ましく、そういう点では、ラテックス粒子が最も好まし
い。粒子の大きさについては、通常使用されているもの
が使用でき、0.5〜1μmが好適に使用される。材質につ
いても、当分野で使用されているものならばとくに制限
されないが、ポリスチレンラテックスが最も好ましい。
いが、それとは別のエピトープを認識する抗体を混合し
て感作して使用すれば、特異性及び感度を高める上で有
利である。例えば、OC125の一価の抗体だけでなく、M11
の一価の抗体を感作して使用することができる。二つの
抗体の比は、1:9〜9:1が好適であり、さらには1:1が
好ましい。また、特異性を維持するために、HAMA等との
非特異反応による干渉を起こさない程度に、それぞれの
一価の抗体に対応する二価の抗体を感作して使用する。
一価の抗体と二価の抗体との好ましい割合は、上述の通
りである。例えば、OC125の一価の抗体及びOC125抗体
と、M11の一価の抗体及びM11抗体の四つの抗体を同じ粒
子上に感作して使用することができる。
ないので、簡便な操作で、短時間で測定を行なえるので
好ましい。
メルカプトエチルアミン塩酸塩及び0.5mM EDTA-4Naを含
む10mMPBS(pH7.0)水溶液2mlに溶解し、37℃で2時間イン
キュベーションした後、氷冷する。その後、0.1Mモノヨ
ードアセトアミドを含む10mMPBS(pH6.0)水溶液を、使用
した 2-メルカプトエチルアミン塩酸塩と等モルになる
ように添加してブロックし、室温で2時間インキュベー
ションする。
を使用し、10mMPBS(pH6.0)でゲルろ過を行ない、一価
の抗体を回収する。
ても同様の操作を行ない、一価の抗体を回収する。
0)中に0.5%(w/v)の濃度に調製し、そこに以下に記載す
るような種々の組み合わせで二価の抗体及び/又は実施
例1で調製した一価の抗体をラテックス懸濁液1ml当た
りTotalで300μg(OC125抗体とその一価の抗体を合計
で150μg、M11抗体とその一価の抗体を合計で150μg)
添加し、4℃で24時間反応させた。その後遠心(12000rp
m,10min.)を行い、5%BSAを含む10mM PBS(pH6.0)溶液を
最初と同量添加し粒子を分散させた。もう1度遠心処理
を行い同じ溶液中に分散させて抗体感作ラテックスとし
た。下表に示す組み合わせの抗体で種々のラテックス試
薬を調製した。
μlを添加し、実施例2で調製した各種の抗体感作ラテ
ックス粒子(0.5%)10μlを加え45℃で15分間反応させた
後、ラテックス粒子の凝集率を測定した。この反応は東
亞医用電子株式会社の全自動免疫測定装置PAMIA-30を用
いた。
(T)に対する凝集した粒子のカウント(P)で示される。
料について、ラテックスの凝集率を測定し、以下の結果
を得て、それぞれ検量線を作成した。また、(0U/mlに
おけるラテックスの凝集率)+0.2%の凝集率を示すCA1
25の濃度をそれぞれの検量線から求め、そのラテックス
試薬の感度とした。
のみを感作した場合()と比べて、二価の抗体を組み合
わせる(〜)ことにより、感度が著しく向上した。
反応で非特異的凝集反応を起こす因子を含む検体)3検
体を測定し、非特異反応に対する効果を調べた。対照と
しては、CA125IIIRMA (固相にOC125モノクローナル抗
体を使用し、標識抗体としてM11モノクローナル抗体に
放射線標識したものを使用するRIA法:株式会社テイ・
エフ・ビー製)を用い、さらに比較法としてのラテッ
クス試薬から一価の抗体を除いて感作したラテックス試
薬を調製して同様の操作を行って、CA125を測定した。
得られた結果を下表に示す。
は、非特異反応により非特異凝集が起こるためデータが
高値となるが、一価の抗体と二価の抗体を組み合わせる
ことにより非特異反応が抑制される。
いて測定を行ない、従来法であるCA125IIIRMA (RIA
法)との相関を求めた。回帰直線式と相関係数は以下の
通りであり、従来法と良好な相関が認められた。 :Y=1.006X+2.035, r=0.965 :Y=1.001X+3.166, r=0.974 :Y=1.063X+2.225, r=0.965 :Y=1.112X+4.872, r=0.960 :Y=1.147X+5.475, r=0.961
ックス試薬と本発明のラテックス試薬との比較 OC125抗体150μgとM11抗体150μg(いずれもラテックス
懸濁液1ml当たり)を感作したラテックス試薬を上述の
方法により調製した。このラテックス試薬と本発明の実
施例3に記載するのラテックス試薬のそれぞれについ
てCA125IIIRMA(RIA法)との相関を求めた。非特異反応
を示す検体を含む524検体(CA125濃度が500U/mlまで)
について測定を行なった。
関では、二価の抗体のみのラテックス試薬では、相関係
数r=0.610だったのに対し、本発明ののラテックス試
薬では、相関係数r=0.884となり、非特異反応が抑制さ
れ、RIA法との相関が極めて良くなった。
動物免疫グロブリンに対する抗体(例えばHAMA)等の干
渉物質による干渉を効率よく減少させ、かつ特異性を維
持できるので、より正確にCA125を測定することができ
る。
よって、従来より簡単な操作で、短時間にCA125の測定
を行うことができる。
Claims (5)
- 【請求項1】CA125と特異的に反応する免疫グロブリン
の一価の抗体と二価の抗体を固相に固定化して使用する
ことを特徴とするCA125の測定方法。 - 【請求項2】前記一価の抗体と前記二価の抗体の比が、
1:9〜9:1である請求項1記載のCA125の測定方法。 - 【請求項3】前記抗体として、互いに異なるエピトープ
を認識する抗体を複数用いる請求項1または2記載のCA12
5の測定方法。 - 【請求項4】CA125と特異的に反応する免疫グロブリン
が、モノクローナル抗体OC125及びM11から選択される請
求項1〜3のいずれかに記載のCA125の測定方法。 - 【請求項5】前記固相として粒子を用い、粒子凝集法に
より測定を行う請求項1〜4のいずれかに記載のCA125の
測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17053497A JP3779798B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | Ca125の測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP17053497A JP3779798B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | Ca125の測定方法 |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1114626A true JPH1114626A (ja) | 1999-01-22 |
| JPH1114626A5 JPH1114626A5 (ja) | 2005-04-14 |
| JP3779798B2 JP3779798B2 (ja) | 2006-05-31 |
Family
ID=15906708
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17053497A Expired - Fee Related JP3779798B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | Ca125の測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3779798B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2298806A1 (en) | 2002-10-16 | 2011-03-23 | Purdue Pharma L.P. | Antibodies that bind cell-associated CA 125/0722P and methods of use thereof |
| CN111721938A (zh) * | 2019-03-29 | 2020-09-29 | 北京九强生物技术股份有限公司 | 糖链抗原125胶乳免疫比浊试剂盒 |
-
1997
- 1997-06-26 JP JP17053497A patent/JP3779798B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2298806A1 (en) | 2002-10-16 | 2011-03-23 | Purdue Pharma L.P. | Antibodies that bind cell-associated CA 125/0722P and methods of use thereof |
| EP2891666A1 (en) | 2002-10-16 | 2015-07-08 | Purdue Pharma L.P. | Antibodies that bind cell-associated CA 125/O722P and methods of use thereof |
| CN111721938A (zh) * | 2019-03-29 | 2020-09-29 | 北京九强生物技术股份有限公司 | 糖链抗原125胶乳免疫比浊试剂盒 |
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| JP3779798B2 (ja) | 2006-05-31 |
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