JPH11146481A - スピーカーシステム - Google Patents

スピーカーシステム

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JPH11146481A
JPH11146481A JP9308720A JP30872097A JPH11146481A JP H11146481 A JPH11146481 A JP H11146481A JP 9308720 A JP9308720 A JP 9308720A JP 30872097 A JP30872097 A JP 30872097A JP H11146481 A JPH11146481 A JP H11146481A
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JP
Japan
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voice coil
speaker
impedance
cabinet
speaker unit
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JP9308720A
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English (en)
Inventor
Kiyonori Suzuki
聖記 鈴木
Noboru Okino
登 興野
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; ELECTRIC HEARING AIDS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R3/00Circuits for transducers
    • H04R3/007Protection circuits for transducers

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バスレフ方式またはケルトン方式のキャビネ
ットを備えたスピーカーシステムで、反共振周波数前後
に生じるインピーダンスの増加によるスピーカーの効率
劣化を解決し、音放射効率の向上を図る。 【解決手段】 バスレフ方式またはケルトン方式のキャ
ビネット50に取付けられ、第1のボイスコイル21同
士、第2のボイスコイル22同士がそれぞれ極性を揃え
て並列接続された複数個の二重ボイスコイルスピーカー
ユニット20と、スピーカーシステムとしての入カイン
ピーダンスを定抵抗化するために上記並列接続された複
数個の第2のボイスコイルに直列に接続された単一のイ
ンピーダンス補償回路10とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はスピーカーシステ
ム、特にバスレフ方式あるいはケルトン方式のキャビネ
ットに複数の二重ボイスコイルスピーカーユニットを取
り付けたスピーカーシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7はワトキンス氏によって開示された
(W.H.Watkins"New Loudspeaker with Extended Bass"
Audio,Dec.1974,PP.38-46)従来のスピーカーの構成例
で、二重ボイスコイルを利用して低音域における音放射
効率の向上を図ったものである。図7において、100
はスピーカーへの信号入力端子、20は二重ボイスコイ
ルスピーカーユニット、21は第1のボイスコイル、2
2は第2のボイスコイル、25はボイスコイルを取り付
けるためのボビン、10はスピーカーの電気インピーダ
ンスを定抵抗化するための補償回路であり、インダクタ
ンスLと容量Cの直列回路で構成されている。
【0003】一般に補償回路10が無い場合、つまり第
1のボイスコイル21のみを使用した場合、スピーカー
ユニット20の電気インピーダンスは並列共振回路とな
り、図8で示されるように、スピーカーユニット20の
最低共振周波数f0付近に特性の山を生じる。このた
め、第1のボイスコイル21に流れる電流はf0付近で
減少し、スピーカーから放射される音の効率が低下す
る。そこで図7ではインダクタンスLと容量Cからなる
直列回路を第2のボイルコイル22に直列に挿入し、第
2のボイスコイル22による抵抗を加えた直列共振回路
を第1のボイスコイル21に並列に接続する構成をとる
ことによって電気インピーダンスを常に一定(定抵抗化)
とし、音放射効率の改善を図っている。
【0004】図9はインピーダンス補償回路の有無によ
る音圧レベルの変化を低音域について示したものであ
る。図9から分かるように補償回路を用いてインピーダ
ンスを定抵抗化することにより最低共振周波数f0付近
で音圧レベルの上昇、つまり音放射効率の上昇が見られ
ている。この効果は、条件によっては数dBにも達す
る。
【0005】図10は図7による従来のスピーカー構成
を元に、複数個の二重ボイスコイルスピーカーユニット
を使用した場合のスピーカーシステムに拡張したもので
ある。図10において10-1、・・・、10-i、・・・、1
0-nはインピーダンス補償回路、20-1、・・・、20-
i、・・・、20-nは二重ボイスコイルスピーカーユニッ
ト、21-1、・・・、21-i、・・・、21-nは第1のボ
イスコイル、22-1、・・・、22-i、・・・、22-nは
第2のボイスコイル、25-1、・・・、25-i、・・・、2
5-nはボイスコイルを取り付けるためのボビンであ
る。なお、図7と同一あるいは相当部分には同一符号を
付した。
【0006】ところで、従来のスピーカー構成で定抵抗
化を実現するためには、1個の二重ボイスコイルスピー
カーユニットに対して1個のインピーダンス補償回路が
必要である。そのため、図10においては各スピーカー
ユニット20-1、・・・、20-i、・・・、20-nに対応
したインピーダンス補償回路10-1、・・・、10-i、・
・・、10-nが必要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た従来のスピーカーシステムでは、図10のように複数
のスピーカーユニットを使用する場合、個々のユニット
に対応するインピーダンス補償回路が必要となる。従っ
て複数のユニットを使用したスピーカーシステムでは複
数個のインピーダンス補償回路が必要となる。そのため
一般に高価であり、またスペースについてもキャビネッ
ト内部が占有され、低音再生に必要な容積を十分確保で
きないという問題点があった。
【0008】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、複数個の二重ボイスコイルスピー
カーユニットを使用した場合でも1個のインピーダンス
補償回路で電気インピーダンスを定抵抗化できるバスレ
フ方式あるいはケルトン方式のキャビネットのスピーカ
ーシステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的に鑑み、この
発明は、バスレフ方式またはケルトン方式のキャビネッ
トと、第1および第2のボイスコイルをそれぞれ有し、
上記キャビネットに取り付けられた同一仕様の複数個の
二重ボイスコイルスピーカーユニットと、スピーカーシ
ステムとしての電気インピーダンスを定抵抗化する単一
のインピーダンス補償回路と、を備え、上記第1のボイ
スコイルは第1のボイスコイル同士で極性を揃えて並列
接続し、上記第2のボイスコイルは第2のボイスコイル
同士で極性を揃えて並列接続し、各第1のボイスコイル
には入力信号が直接印加され、各第2ボイスコイルには
上記インピーダンス補償回路を介した入力信号が印加さ
れる構成としたことを特徴とするスピーカーシステムに
ある。
【0010】またこの発明は、上記インピーダンス補償
回路の回路素子のインダクタンスをL1、L2、容量をC
1、C2、抵抗をrC1、rC2とする時、インピーダンス補
償回路のインピーダンスZC
【0011】
【数5】
【0012】で表されることを特徴とするスピーカーシ
ステムにある。
【0013】またこの発明は、上記インピーダンス補償
回路の回路素子のインダクタンスをL1、L2、容量をC
1、C2とする時、インピーダンス補償回路のインピーダ
ンスZC
【0014】
【数6】
【0015】で表されることを特徴とするスピーカーシ
ステムにある。
【0016】またこの発明は、上記キャビネットがバス
レフ方式キャビネットであって、単一の二重ボイスコイ
ルスピーカーユニットに関し、第2のボイスコイルを開
放した条件で、第1のボイスコイルから見た共振角周波
数をω0、等価質量をm0、コンプライアンスをC0、電
気的先鋭度をQ0、機械的先鋭度をQm、第1のボイスコ
イルに対する第2のボイスコイルの力係数の比をα、使
用する二重ボイスコイルスピーカーユニットの個数を
n、配設された単一スピーカーユニットから見たバスレ
フ方式キャビネット内の容積による空気のコンプライア
ンスをCb、機械抵抗をrb、同様に単一スピーカーユニ
ットから見た音響ポートの等価質量をml、等価機械抵
抗をrl、インピーダンス補償回路のインダクタンスを
1、L2、容量をC1、C2、抵抗をrC1、rC2、第1、
第2のボイスコイルの抵抗をそれぞれRV1、RV2とする
時、RV2およびインピーダンス補償回路の各素子定数が
概略
【0017】
【数7】
【0018】で示す関係にあることを特徴とするスピー
カーシステムにある。
【0019】またこの発明は、上記キャビネットがケル
トン方式キャビネットであって、スピーカーユニット後
部の密閉された空気室およびスピーカーユニット前部で
音響ポートに結合される空気室を有し、単一の二重ボイ
スコイルスピーカーユニットに関し、第2のボイスコイ
ルを開放した条件で、第1のボイスコイルから見た二重
ボイスコイルスピーカーユニットの共振角周波数を
ω0、等価質量をm0、コンプライアンスをC0、電気的
先鋭度をQ0、機械的先鋭度をQm、第1のボイスコイル
に対する第2のボイスコイルの力係数の比をα、使用す
る二重ボイスコイルスピーカーユニットの個数をn、配
設された単一スピーカーユニットから見たスピーカーユ
ニット後部の密閉された空気室のコンプライアンスをC
b、等価機械抵抗をrb、同様に単一スピーカーユニット
から見たスピーカーユニット前部で音響ポートに結合さ
れる空気室のコンプライアンスをCf、等価機械抵抗を
f、同様に単一スピーカーユニットから見た音響ポー
トの等価質量をml、等価機械抵抗をrl、インピーダン
ス補償回路のインダクタンスをL1、L2、容量をC1
2、抵抗をrC1、rC2、第1、第2のボイスコイルの
抵抗をそれぞれRV1、RV 2とする時、RV2およびインピ
ーダンス補償回路の各素子定数が概略
【0020】
【数8】
【0021】で示す関係にあることを特徴とするスピー
カーシステムにある。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態を
図面を参照しながら説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の一実施の形態によるス
ピーカーシステムの構成を示す図である。図1において
10はスピーカーシステムの電気インピーダンスを定抵
抗化するためのインピーダンス補償回路、20-1、・・
・、20-i、・・・、20-nは同一仕様の二重ボイスコイ
ルスピーカーユニット、21-1、・・・、21-i、・・・、
21-nは第1のボイスコイル、22-1、・・・、22-
i、・・・、22-nは第2のボイスコイル、25-1、・・
・、25-i、・・・、25-nはボイスコイルを取り付ける
ためのボビン、50はバスレフ方式キャビネット、51
は音響ポート、100はスピーカーへの信号入力端子で
ある。
【0023】ここで複数個の二重ボイスコイルスピーカ
ーユニツトは第1のボイスコイルは第1のボイスコイル
同士で、また第2のボイスコイルは第2のボイスコイル
同士で、極性を揃えて並列接続されている。また並列接
続された第2のボイスコイルにはインピーダンス補正回
路10が直列に接続されている。
【0024】なお、バスレフ方式キャビネットとは、取
付けられる複数のスピーカーユニット20-1、・・・、2
0-i、・・・、20-nの後部空間が外部に音を放射する
音響ポート51と音響的に結合された構造のキャビネッ
ト50のことである。
【0025】次に動作について図1および図2を参照し
て説明する。従来、バスレフ方式のスピーカーシステム
の電気インピーダンスは図2で示されるように一般に反
共振周波数の前後に山を生じる。この特性は、図1の構
成においては並列接続された同一仕様の複数ユニットの
第1のボイスコイルのみを駆動した場合に相当し、スピ
ーカーユニット20-1、・・・、20-i、・・・、20-n
による電気インピーダンスは単一のユニットを使用した
場合と同様、複数ユニットを駆動した場合の反共振周波
数fr付近に山を生じる。従って入力される電流はイン
ピーダンスの上昇に対応して減少し、スピーカーから放
射される音の効率は低下する。そこでこの効率低下を防
ぐために、スピーカーシステムの電気インピーダンスを
定抵抗化する1つのインピーダンス補償回路10を並列
接続された複数ユニットの第2のボイスコイル22-
1、・・・、22-i、・・・、22-nに直列になるように挿
入する。
【0026】ここで補償回路10の値としては、バスレ
フ方式キャビネットを使用した場合にスピーカーシステ
ムとしての電気インピーダンスが定抵抗となるように決
定する。即ち並列接続された複数ユニットの第1のボイ
スコイルのみによる電気インピーダンスが図2で表され
るので、その特性の山を打ち消すように選択する。この
回路は図3のように表され、数式表現では下記のように
なる。
【0027】
【数9】
【0028】(1)式に関して抵抗rC1、rC2はjωL
2や1/(jωC2)に較べて一般的には小さい。従って図
3を近似的に図4の回路で置き換えてもほぼ同様な効果
が得られる。図4の回路は数式表現では下記の通りとな
る。
【0029】
【数10】
【0030】ここでインピーダンス補償回路10の各素
子定数は使用する二重ボイスコイルスピーカーユニット
の個数やバスレフ方式キャビネットの寸法に依存する
が、スピーカーシステムとしての電気インピーダンスを
完全に定抵抗化するための条件は一義的に決定される。
バスレフ方式キャビネットを使用した場合、 ω0 :第1のボイスコイルから見た二重ボイスコイルス
ピーカーユニットの共振角周波数 m0 :第1のボイスコイルから見た二重ボイスコイルス
ピーカーユニットの等価質量 C0 :第1のボイスコイルから見た二重ボイスコイルス
ピーカーユニットの等価機械コンプライアンス Q0 :第1のボイスコイルから見た二重ボイスコイルス
ピーカーユニットの電気的先鋭度 Qm :第1のボイスコイルから見た二重ボイスコイルス
ピーカーユニットの機械的先鋭度 α :第1のボイスコイルに対する第2のボイスコイル
の力係数の比 Cb :配設された単一のユニットから見たバスレフ方式
キャビネット内の容積による空気のコンプライアンス rb :配設された単一のユニットから見たバスレフ方式
キャビネット内の容積による等価機械抵抗 ml :配設された単一のユニットから見た音響ポートの
等価質量 rl :配設された単一のユニットから見た音響ポートの
等価機械抵抗 RV1:第1のボイスコイルの抵抗 RV2:第2のボイスコイルの抵抗 n :二重ボイスコイルスピーカーユニットの個数 とする時、第2のボイスコイルの抵抗RV2、補償回路の
素子のインダクタンスL1、L2、容量C1、C2、抵抗r
C1、rC2は下記の式から求められる。
【0031】
【数11】
【0032】図5は同一仕様の二重ボイスコイルスピー
カーユニットを2個使用した場合の、低音域における補
償素子の有無による音圧レベル特性および電気インピー
ダンス特性の変化を比較した計算結果である。図5から
分かるように、補償回路によってインピーダンスが定抵
抗化されると共に、反共振周波数frの前後で音圧レベ
ルが上昇していることが分かる。
【0033】実施の形態2.図6はこの発明の別の実施
の形態によるスピーカーシステムの構成を示す図であ
る。図6において60はケルトン方式のキャビネット、
その他の符号は、図1に対応する部分には同一符号を付
し、その詳細説明は省略する。
【0034】図6において、ケルトン方式キャビネット
とは、内部に取付けられたる複数のスピーカーユニット
20-1、・・・、20-i、・・・、20-nの後部空間が密
閉されると共に、スピーカーユニット前部の空間が外部
に音を放射する音響ポート51と音響的に結合された構
造のキャビネット60のことである。
【0035】次に動作について説明する、従来のケルト
ン方式のスピーカーシステムの電気インピーダンスは、
バスレフ方式と同様、一般に図2で示されるように反共
振周波数の前後に山を生じる。この特性は、図6の構成
においては並列接続された同一仕様の複数ユニットの第
1のボイスコイルのみを駆動した場合に相当し、スピー
カーユニット20-1、・・・、20-i、・・・、20-nに
よる電気インピーダンスは単一のユニットを使用した場
合と同様、複数ユニットを駆動した場合の反共振周波数
rの前後で山を生じる。従って入力される電流はイン
ピーダンスの上昇に対応して減少し、スピーカーから放
射される音の効率は低下する。そこでこの効率低下を防
ぐためにスピーカーシステムの電気インピーダンスを定
抵抗化する補償回路10を並列接続された複数ユニット
の第2のボイスコイルに直列に挿入する。
【0036】ここで補償回路ZCとしてはケルトン方式
キャビネットを使用した場合にスピーカーシステムとし
ての電気インピーダンスが定抵抗となるように決定す
る。この回路はバスレフ方式キャビネットの場合と同
様、一般に図3で表され、その数式表現も(1)式と同
一となる。
【0037】さらに、(1)式に関して抵抗rC1、rC2
はjωL2や1/(jωC2)に較べて一般的には小さく、
近似的に図4の回路で置き換えてもほぼ同様な効果が得
られる。従って数式表現も(2)式と同一となる。
【0038】ここでインピーダンス補償回路ZCの各素
子定数は使用する二重ボイスコイルスピーカーユニット
の個数やケルトン方式キャビネットの寸法に依存する
が、スピーカーシステムとしての電気インピーダンスを
完全に定抵抗化するための条件は一義的に決定される。
ケルトン方式キャビネットを使用した場合、 ω0 :第1のボイスコイルから見た二重ボイスコイルス
ピーカーユニットの共振角周波数 m0 :第1のボイスコイルから見た二重ボイスコイルス
ピーカーユニットの等価質量 C0 :第1のボイスコイルから見た二重ボイスコイルス
ピーカーユニットの等価機械コンプライアンス Q0 :第1のボイスコイルから見た二重ボイスコイルス
ピーカーユニットの電気的先鋭度 Qm :第1のボイスコイルから見た二重ボイスコイルス
ピーカーユニットの機械的先鋭度 α :第1のボイスコイルに対する第2のボイスコイル
の力係数の比 Cb :配設された単一のユニットから見たケルトン方式
キャビネット内の容積による空気のコンプライアンス rb :配設された単一のユニットから見たケルトン方式
キャビネット内の容積による等価機械抵抗 Cf :配設された単一のユニットから見たユニット前部
空気室による等価機械コンプライアンス rf :配設された単一のユニットから見たユニット前部
空気室による等価機械抵抗 ml :配設された単一のユニットから見た音響ポートの
等価質量 rl :配設された単一のユニットから見た音響ポートの
等価機械抵抗 RV1:第1のボイスコイルの抵抗 RV2:第2のボイスコイルの抵抗 n :二重ボイスコイルユニットの個数 とする時、第2のボイスコイルの抵抗RV2、補償回路の
素子のインダクタンスL1、L2、容量C1、C2、抵抗r
C1、rC2は下記の式から求められる。
【0039】
【数12】
【0040】
【発明の効果】上記のように、この発明では、バスレフ
方式またはケルトン方式のキャビネットと、第1および
第2のボイスコイルをそれぞれ有し、上記キャビネット
に取り付けられた同一仕様の複数個の二重ボイスコイル
スピーカーユニットと、スピーカーシステムとしての電
気インピーダンスを定抵抗化する単一のインピーダンス
補償回路と、を備え、上記第1のボイスコイルは第1の
ボイスコイル同士で極性を揃えて並列接続し、上記第2
のボイスコイルは第2のボイスコイル同士で極性を揃え
て並列接続し、各第1のボイスコイルには入力信号が直
接印加され、各第2ボイスコイルには上記インピーダン
ス補償回路を介した入力信号が印加される構成としたこ
とを特徴とするスピーカーシステムとしたので、スピー
カーシステムへの入力は常に一定に供給され、バスレフ
方式またはケルトン方式のキャビネットを備えたスピー
カーシステムの反共振周波数前後の音放射効率を向上さ
せることができ、さらに複数個のユニットを使用しても
安価にシステムを構築できまた低音再生に必要な容積を
十分確保できるという効果がある。
【0041】また上記インピーダンス補償回路を、これ
の回路素子のインダクタンスをL1、L2、容量をC1
2、抵抗をrC1、rC2とする時、インピーダンス補償
回路のインピーダンスZCがが上記(1)式で表される
ものとしたので、インピーダンス補償回路が具体化され
た。
【0042】また上記インピーダンス補償回路を、これ
の回路素子のインダクタンスをL1、L2、容量をC1
2とする時、インピーダンス補償回路のインピーダン
スZCが上記(2)式で表されるものとしたので、回路
が近似的に置き換えられるため簡略化できかつ同等の効
果が得られる。
【0043】また上記キャビネットがバスレフ方式キャ
ビネットであって、単一の二重ボイスコイルスピーカー
ユニットに関し、第2のボイスコイルを開放した条件
で、第1のボイスコイルから見た共振角周波数をω0
等価質量をm0、コンプライアンスをC0、電気的先鋭度
をQ0、機械的先鋭度をQm、第1のボイスコイルに対す
る第2のボイスコイルの力係数の比をα、使用する二重
ボイスコイルスピーカーユニットの個数をn、配設され
た単一スピーカーユニットから見たバスレフ方式キャビ
ネット内の容積による空気のコンプライアンスをCb
機械抵抗をrb、同様に単一スピーカーユニットから見
た音響ポートの等価質量をml、等価機械抵抗をrl、イ
ンピーダンス補償回路のインダクタンスをL1、L2、容
量をC1、C2、抵抗をrC1、rC2、第1、第2のボイス
コイルの抵抗をそれぞれRV1、RV2とする時、RV2およ
びインピーダンス補償回路の各素子定数が概略上記
(3)〜(13)式で示す関係にあるようにしたので、
バスレフ方式キャビネットを備えたスピーカーシステム
において上記のような効果が得られる。
【0044】また、上記キャビネットがケルトン方式キ
ャビネットであって、スピーカーユニット後部の密閉さ
れた空気室およびスピーカーユニット前部で音響ポート
に結合される空気室を有し、単一の二重ボイスコイルス
ピーカーユニットに関し、第2のボイスコイルを開放し
た条件で、第1のボイスコイルから見た二重ボイスコイ
ルスピーカーユニットの共振角周波数をω0、等価質量
をm0、コンプライアンスをC0、電気的先鋭度をQ0
機械的先鋭度をQm、第1のボイスコイルに対する第2
のボイスコイルの力係数の比をα、使用する二重ボイス
コイルスピーカーユニットの個数をn、配設された単一
スピーカーユニットから見たスピーカーユニット後部の
密閉された空気室のコンプライアンスをCb、等価機械
抵抗をrb、同様に単一スピーカーユニットから見たス
ピーカーユニット前部で音響ポートに結合される空気室
のコンプライアンスをCf、等価機械抵抗をrf、同様に
単一スピーカーユニットから見た音響ポートの等価質量
をml、等価機械抵抗をrl、インピーダンス補償回路の
インダクタンスをL1、L2、容量をC1、C2、抵抗をr
C1、rC2、第1、第2のボイスコイルの抵抗をそれぞれ
V1、RV2とする時、RV2およびインピーダンス補償回
路の各素子定数が概略上記(14)〜(26)式で示す
関係にあることとしたので、ケルトン方式キャビネット
を備えたスピーカーシステムにおいて上記のような効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態によるスピーカーシ
ステムの構成を示す図である。
【図2】 バスレフ方式スピーカーシステムの電気イン
ピーダンス特性に関して補償回路の有無による比較を示
す図である。
【図3】 この発明によるインピーダンス補償回路の回
路構成の一例を示す図である。
【図4】 この発明によるインピーダンス補償回路の回
路構成の他の例を示す図である。
【図5】 低音域における補償素子の有無による昔圧特
性および電気インピーダンス特性の変化を比較した図で
ある。
【図6】 この発明の別の実施の形態によるスピーカー
システムの構成を示す図である。
【図7】 従来の二重ボイスコイルを使用したスピーカ
ー構成を示す図である。
【図8】 従来の二重ボイスコイルを使用したスピーカ
ーの電気インピーダンス特性に関して補償回路の有無に
よる比較を示す図である。
【図9】 従来の二重ボイスコイルを使用したスピーカ
−の音圧特性に関して補償回路の有無による比較を示す
図である。
【図10】 従来の複数個の二重ボイスコイルスピーカ
ーユニットを使用したスピーカーシステムの構成を示す
図である。
【符号の説明】
10 インピーダンス補償回路、20-1〜20-n 二
重ボイスコイルスピーカーユニット、21-1〜21-n
第1のボイスコイル、22-1〜22-n 第2のボイ
スコイル、25-1〜25-n ボビン、50 バスレフ
方式キャビネット、51 音響ポート、60 ケルトン
方式キャビネット、100 信号入力端子。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスレフ方式またはケルトン方式のキャ
    ビネットと、 第1および第2のボイスコイルをそれぞれ有し、上記キ
    ャビネットに取り付けられた同一仕様の複数個の二重ボ
    イスコイルスピーカーユニットと、 スピーカーシステムとしての電気インピーダンスを定抵
    抗化する単一のインピーダンス補償回路と、 を備え、上記第1のボイスコイルは第1のボイスコイル
    同士で極性を揃えて並列接続し、上記第2のボイスコイ
    ルは第2のボイスコイル同士で極性を揃えて並列接続
    し、各第1のボイスコイルには入力信号が直接印加さ
    れ、各第2ボイスコイルには上記インピーダンス補償回
    路を介した入力信号が印加される構成としたことを特徴
    とするスピーカーシステム。
  2. 【請求項2】 上記インピーダンス補償回路の回路素子
    のインダクタンスをL1、L2、容量をC1、C2、抵抗を
    C1、rC2とする時、インピーダンス補償回路のインピ
    ーダンスZCが下式で表されることを特徴とする請求項
    1に記載のスピーカーシステム。 【数1】
  3. 【請求項3】 上記インピーダンス補償回路の回路素子
    のインダクタンスをL1、L2、容量をC1、C2とする
    時、インピーダンス補償回路のインピーダンスZCが下
    式で表されることを特徴とする請求項1に記載のスピー
    カーシステム。 【数2】
  4. 【請求項4】 上記キャビネットがバスレフ方式キャビ
    ネットであって、単一の二重ボイスコイルスピーカーユ
    ニットに関し、第2のボイスコイルを開放した条件で、
    第1のボイスコイルから見た共振角周波数をω0、等価
    質量をm0、コンプライアンスをC0、電気的先鋭度をQ
    0、機械的先鋭度をQm、第1のボイスコイルに対する第
    2のボイスコイルの力係数の比をα、使用する二重ボイ
    スコイルスピーカーユニットの個数をn、配設された単
    一スピーカーユニットから見たバスレフ方式キャビネッ
    ト内の容積による空気のコンプライアンスをCb、機械
    抵抗をrb、同様に単一スピーカーユニットから見た音
    響ポートの等価質量をml、等価機械抵抗をrl、インピ
    ーダンス補償回路のインダクタンスをL1、L2、容量を
    1、C2、抵抗をrC1、rC2、第1、第2のボイスコイ
    ルの抵抗をそれぞれRV1、RV2とする時、RV2およびイ
    ンピーダンス補償回路の各素子定数が概略下式で示す関
    係にあることを特徴とする請求項2または3に記載のス
    ピーカーシステム。 【数3】
  5. 【請求項5】 上記キャビネットがケルトン方式キャビ
    ネットであって、スピーカーユニット後部の密閉された
    空気室およびスピーカーユニット前部で音響ポートに結
    合される空気室を有し、単一の二重ボイスコイルスピー
    カーユニットに関し、第2のボイスコイルを開放した条
    件で、第1のボイスコイルから見た二重ボイスコイルス
    ピーカーユニットの共振角周波数をω0、等価質量を
    0、コンプライアンスをC0、電気的先鋭度をQ0、機
    械的先鋭度をQm、第1のボイスコイルに対する第2の
    ボイスコイルの力係数の比をα、使用する二重ボイスコ
    イルスピーカーユニットの個数をn、配設された単一ス
    ピーカーユニットから見たスピーカーユニット後部の密
    閉された空気室のコンプライアンスをCb、等価機械抵
    抗をrb、同様に単一スピーカーユニットから見たスピ
    ーカーユニット前部で音響ポートに結合される空気室の
    コンプライアンスをCf、等価機械抵抗をrf、同様に単
    一スピーカーユニットから見た音響ポートの等価質量を
    l、等価機械抵抗をrl、インピーダンス補償回路のイ
    ンダクタンスをL1、L2、容量をC1、C2、抵抗を
    C1、rC2、第1、第2のボイスコイルの抵抗をそれぞ
    れRV1、RV 2とする時、RV2およびインピーダンス補償
    回路の各素子定数が概略下式で示す関係にあることを特
    徴とする請求項2または3に記載のスピーカーシステ
    ム。 【数4】
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