JPH1114649A - 流速測定装置 - Google Patents
流速測定装置Info
- Publication number
- JPH1114649A JPH1114649A JP9166380A JP16638097A JPH1114649A JP H1114649 A JPH1114649 A JP H1114649A JP 9166380 A JP9166380 A JP 9166380A JP 16638097 A JP16638097 A JP 16638097A JP H1114649 A JPH1114649 A JP H1114649A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic
- ultrasonic transducer
- piezoelectric vibrator
- flow velocity
- fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measuring Volume Flow (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】従来の流速測定装置では、送受波感度の変化が
大きいという課題があった。 【解決手段】流速測定装置の超音波送受波器が、厚み振
動の共振周波数と拡がり振動の共振周波数が近傍に存在
する圧電振動子から構成され、また、厚み振動の共振周
波数fr1と拡がり振動の共振周波数fr2との間の周
波数の駆動周波数fdで、その圧電振動子を駆動し、振
動させて、超音波送受波器が、超音波を送波および/ま
たは受波するので、超音波送受波器の送受波感度の変化
は小さくなる。
大きいという課題があった。 【解決手段】流速測定装置の超音波送受波器が、厚み振
動の共振周波数と拡がり振動の共振周波数が近傍に存在
する圧電振動子から構成され、また、厚み振動の共振周
波数fr1と拡がり振動の共振周波数fr2との間の周
波数の駆動周波数fdで、その圧電振動子を駆動し、振
動させて、超音波送受波器が、超音波を送波および/ま
たは受波するので、超音波送受波器の送受波感度の変化
は小さくなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電体の圧電効果
によって励振した弾性振動により外部に発せられる超音
波を用いて、流体の流速を測定する流速測定装置に関す
るものである。
によって励振した弾性振動により外部に発せられる超音
波を用いて、流体の流速を測定する流速測定装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電気エネルギー/機械エネルギー
変換素子として圧電セラミック等の圧電体を用いて超音
波送波器を構成し、この超音波送波器を交流電圧で駆動
して流体中に超音波を発して、流体中の所定の伝搬路を
伝搬する超音波の速度(超音波が伝搬路を伝達する時
間)を計測して流体の移動速度を測定する流速測定装置
が、水道メータ、ガスメータなどに利用され、注目され
ている。
変換素子として圧電セラミック等の圧電体を用いて超音
波送波器を構成し、この超音波送波器を交流電圧で駆動
して流体中に超音波を発して、流体中の所定の伝搬路を
伝搬する超音波の速度(超音波が伝搬路を伝達する時
間)を計測して流体の移動速度を測定する流速測定装置
が、水道メータ、ガスメータなどに利用され、注目され
ている。
【0003】以下に、このような従来の流速測定装置を
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0004】図12は、流速測定装置の測定原理を示し
たものであり、図12において、T1、T2は、それぞ
れ超音波送受波器であり、それら超音波送受波器T1、
T2は、超音波送波器として用いられる場合と、超音波
受波器として用いられる場合がある。また、それら超音
波送受波器T1、T2は、電気エネルギー/機械エネル
ギー変換素子として圧電セラミック等の圧電振動子を用
いて構成されている。さらに、それら超音波送受波器T
1、T2は、圧電ブザー、圧電発振子と同様に共振特性
を示す。ここで、超音波送受波器T1を超音波送波器と
して用い、超音波送受波器T2を超音波受波器として用
いる場合、超音波送波器T1の共振周波数近傍の周波数
の交流電圧を圧電振動子に印加すると、超音波送波器T
1は、外部の流体中に、図12のL1で示す伝搬路に超
音波を放射し、超音波受波器T2は、伝搬してきた超音
波を受けて電圧に変換する。同様に、超音波送受波器T
2を超音波送波器として用い、超音波送受波器T1を超
音波受波器として用いる場合、超音波送波器T2の共振
周波数近傍の周波数の交流電圧を圧電振動子に印加する
と、超音波送波器T2は、外部の流体中に、図12のL
2で示す伝搬路に超音波を放射し、超音波受波器T1
は、伝搬してきた超音波を受けて電圧に変換する。以上
説明したように、超音波送波器は、送波器としての役目
と、受波器としての役目とを果たすので、一般に超音波
送受波器と呼ばれる。
たものであり、図12において、T1、T2は、それぞ
れ超音波送受波器であり、それら超音波送受波器T1、
T2は、超音波送波器として用いられる場合と、超音波
受波器として用いられる場合がある。また、それら超音
波送受波器T1、T2は、電気エネルギー/機械エネル
ギー変換素子として圧電セラミック等の圧電振動子を用
いて構成されている。さらに、それら超音波送受波器T
1、T2は、圧電ブザー、圧電発振子と同様に共振特性
を示す。ここで、超音波送受波器T1を超音波送波器と
して用い、超音波送受波器T2を超音波受波器として用
いる場合、超音波送波器T1の共振周波数近傍の周波数
の交流電圧を圧電振動子に印加すると、超音波送波器T
1は、外部の流体中に、図12のL1で示す伝搬路に超
音波を放射し、超音波受波器T2は、伝搬してきた超音
波を受けて電圧に変換する。同様に、超音波送受波器T
2を超音波送波器として用い、超音波送受波器T1を超
音波受波器として用いる場合、超音波送波器T2の共振
周波数近傍の周波数の交流電圧を圧電振動子に印加する
と、超音波送波器T2は、外部の流体中に、図12のL
2で示す伝搬路に超音波を放射し、超音波受波器T1
は、伝搬してきた超音波を受けて電圧に変換する。以上
説明したように、超音波送波器は、送波器としての役目
と、受波器としての役目とを果たすので、一般に超音波
送受波器と呼ばれる。
【0005】ところで、超音波送受波器に連続的に交流
電圧を印加すると、その超音波送受波器から連続的に超
音波が放射されるので、伝搬路を伝搬する超音波の伝搬
時間を測定することが困難となる。そこで、通常、超音
波送受波器への印加は、電気パルス(バースト電圧)を
駆動電圧として行われる。以下、流速測定装置の測定原
理について詳細な説明を行う。駆動用の電気パルスを超
音波送受波器T1に印加すると、超音波送受波器T1は
超音波パルスを放射し、その超音波が、距離がLの伝搬
路L1を伝搬して、t時間後に超音波送受波器T2に到
達する。超音波送受波器T2は、伝達してきた超音波パ
ルスのみを、高いS/N比で電気パルスに変換し、電気
的に増幅して、再び超音波送受波器T1に印加して超音
波パルスを放射する。このような流速測定装置をシング
・アラウンド装置と呼び、超音波パルスが超音波送受波
器T1から放射され、伝搬路L1を伝搬して超音波送受
波器T2に到達するのに要する時間をシング・アラウン
ド周期といい、また、その逆数をシング・アラウンド周
波数という。
電圧を印加すると、その超音波送受波器から連続的に超
音波が放射されるので、伝搬路を伝搬する超音波の伝搬
時間を測定することが困難となる。そこで、通常、超音
波送受波器への印加は、電気パルス(バースト電圧)を
駆動電圧として行われる。以下、流速測定装置の測定原
理について詳細な説明を行う。駆動用の電気パルスを超
音波送受波器T1に印加すると、超音波送受波器T1は
超音波パルスを放射し、その超音波が、距離がLの伝搬
路L1を伝搬して、t時間後に超音波送受波器T2に到
達する。超音波送受波器T2は、伝達してきた超音波パ
ルスのみを、高いS/N比で電気パルスに変換し、電気
的に増幅して、再び超音波送受波器T1に印加して超音
波パルスを放射する。このような流速測定装置をシング
・アラウンド装置と呼び、超音波パルスが超音波送受波
器T1から放射され、伝搬路L1を伝搬して超音波送受
波器T2に到達するのに要する時間をシング・アラウン
ド周期といい、また、その逆数をシング・アラウンド周
波数という。
【0006】図12において、流体の流速をV、流体中
の超音波の速度をC、流体の流れる方向と超音波パルス
の伝搬方向とがなす角度をθとする。超音波送受波器T
1を送波器、超音波送受波器T2を受波器として用いた
場合、超音波送受波器T1から出た超音波パルスが超音
波送受波器T2に到達する時間であるシング・アラウン
ド周期をt1、また、そのときのシング・アラウンド周
波数をf1とすれば、
の超音波の速度をC、流体の流れる方向と超音波パルス
の伝搬方向とがなす角度をθとする。超音波送受波器T
1を送波器、超音波送受波器T2を受波器として用いた
場合、超音波送受波器T1から出た超音波パルスが超音
波送受波器T2に到達する時間であるシング・アラウン
ド周期をt1、また、そのときのシング・アラウンド周
波数をf1とすれば、
【0007】
【数1】f1=1/t1=(C+Vcosθ)/L の関係が成立する。逆に、超音波送受波器T2を送波
器、超音波送受波器T1を受波器として用いた場合、超
音波送受波器T2から出た超音波パルスが超音波送受波
器T1に到達する時間であるシング・アラウンド周期を
t2、また、そのときのシング・アラウンド周波数をf
2とすれば、
器、超音波送受波器T1を受波器として用いた場合、超
音波送受波器T2から出た超音波パルスが超音波送受波
器T1に到達する時間であるシング・アラウンド周期を
t2、また、そのときのシング・アラウンド周波数をf
2とすれば、
【0008】
【数2】f2=1/t2=(C−Vcosθ)/L の関係が成立する。したがって、両シング・アラウンド
周波数f1とf2との周波数差Δfは、
周波数f1とf2との周波数差Δfは、
【0009】
【数3】Δf=f1−f2=2Vcosθ/L となるので、流速測定装置は、超音波の伝搬路の距離L
と、周波数差Δfとから流体の流速Vを求めることがで
きる。ところで、流体中の超音波の速度Cは、流体の温
度により変化するが、この流速測定装置は、数3の式よ
り明らかなように、温度による超音波の速度Cの変化の
影響を受けることなく、流体の流速Vを求めることがで
きる。つまり、このような流速測定装置においては、流
体の流速Vを正確に求めるためには伝搬時間t1、t2
を正確に計測することが重要になる。
と、周波数差Δfとから流体の流速Vを求めることがで
きる。ところで、流体中の超音波の速度Cは、流体の温
度により変化するが、この流速測定装置は、数3の式よ
り明らかなように、温度による超音波の速度Cの変化の
影響を受けることなく、流体の流速Vを求めることがで
きる。つまり、このような流速測定装置においては、流
体の流速Vを正確に求めるためには伝搬時間t1、t2
を正確に計測することが重要になる。
【0010】上述したシング・アラウンド法を利用した
流速測定装置においては、流体中に超音波を放射する超
音波送受波器として、従来は、単板の圧電振動子を駆動
源としていた。
流速測定装置においては、流体中に超音波を放射する超
音波送受波器として、従来は、単板の圧電振動子を駆動
源としていた。
【0011】図13は、このような従来の超音波送受波
器の断面図である。図13において、圧電振動子53
は、円板形または矩形の圧電セラミックで構成されてお
り、ケース54の内側に貼り付けられている。ケース5
4は、圧電振動子53から超音波が効率よく出ていくた
めの整合層の役目と、外部の環境に対して圧電振動子5
3の信頼性を保証するという役目とを兼ねている。した
がって、ケース54は、プラスチック材料などのように
圧電振動子53の音響インピーダンスの値と、流体の音
響インピーダンスの値との中間の値のインピーダンスを
有する材料で構成される。ときには、ケース54は、信
頼性の向上のみの実現のためにステンレスなどの金属で
作られることもある。55は、フェライト粉を混合した
プラスチック材から成るバッキング材であり、圧電振動
子53を電圧で駆動した時に放射される超音波57の立
ち上がりを早くするために用いられる。駆動端子56
a、56bに共振周波数近傍の周波数成分を持つバース
ト電圧を印加すると、圧電振動子53は振動し、外部の
流体中に超音波57を放射する。
器の断面図である。図13において、圧電振動子53
は、円板形または矩形の圧電セラミックで構成されてお
り、ケース54の内側に貼り付けられている。ケース5
4は、圧電振動子53から超音波が効率よく出ていくた
めの整合層の役目と、外部の環境に対して圧電振動子5
3の信頼性を保証するという役目とを兼ねている。した
がって、ケース54は、プラスチック材料などのように
圧電振動子53の音響インピーダンスの値と、流体の音
響インピーダンスの値との中間の値のインピーダンスを
有する材料で構成される。ときには、ケース54は、信
頼性の向上のみの実現のためにステンレスなどの金属で
作られることもある。55は、フェライト粉を混合した
プラスチック材から成るバッキング材であり、圧電振動
子53を電圧で駆動した時に放射される超音波57の立
ち上がりを早くするために用いられる。駆動端子56
a、56bに共振周波数近傍の周波数成分を持つバース
ト電圧を印加すると、圧電振動子53は振動し、外部の
流体中に超音波57を放射する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のシング・アラウンド法を利用した流速測定装
置では、超音波送受波器が圧電素子から構成される圧電
振動子であって、また、単一共振周波数の超音波送受波
器を使用していたので、超音波を送受波する感度(送受
波感度)を高くするためには、超音波送受波器の共振周
波数の極近傍で駆動する必要があった。なぜなら、上述
した圧電振動子は、同じく上述した共振周波数の極近傍
の周波数から外れた周波数の超音波に対しては、送受波
感度が低いからである。このような超音波送受波器の共
振周波数は、圧電素子特性が温度や負荷変動の影響を大
きく受けるので、温度や、超音波送受波器が接している
流体の材質により変わる負荷などの変動により大きく変
化し、超音波送受波器の送受波感度も温度や負荷などの
変動により変化する。したがって、圧電振動子を一定周
波数で駆動したのでは、温度や負荷などの変動による共
振周波数の変化によって、送受波感度が低下してしまう
ので、送受波感度変化を小さくするためには、共振周波
数の変化に応じて、圧電振動子を駆動する交流電圧の駆
動周波数を変化させる必要、つまり、共振周波数を自動
追尾する必要がある。すなわち、圧電振動子を駆動する
交流電圧の駆動周波数を制御する駆動制御回路が複雑に
なる。また、共振周波数の自動追尾の精度が悪いと送受
波感度が大きく変化するという課題がある。つまり、従
来の流速測定装置では、送受波感度の変化が大きいとい
う第1の課題がある。
うな従来のシング・アラウンド法を利用した流速測定装
置では、超音波送受波器が圧電素子から構成される圧電
振動子であって、また、単一共振周波数の超音波送受波
器を使用していたので、超音波を送受波する感度(送受
波感度)を高くするためには、超音波送受波器の共振周
波数の極近傍で駆動する必要があった。なぜなら、上述
した圧電振動子は、同じく上述した共振周波数の極近傍
の周波数から外れた周波数の超音波に対しては、送受波
感度が低いからである。このような超音波送受波器の共
振周波数は、圧電素子特性が温度や負荷変動の影響を大
きく受けるので、温度や、超音波送受波器が接している
流体の材質により変わる負荷などの変動により大きく変
化し、超音波送受波器の送受波感度も温度や負荷などの
変動により変化する。したがって、圧電振動子を一定周
波数で駆動したのでは、温度や負荷などの変動による共
振周波数の変化によって、送受波感度が低下してしまう
ので、送受波感度変化を小さくするためには、共振周波
数の変化に応じて、圧電振動子を駆動する交流電圧の駆
動周波数を変化させる必要、つまり、共振周波数を自動
追尾する必要がある。すなわち、圧電振動子を駆動する
交流電圧の駆動周波数を制御する駆動制御回路が複雑に
なる。また、共振周波数の自動追尾の精度が悪いと送受
波感度が大きく変化するという課題がある。つまり、従
来の流速測定装置では、送受波感度の変化が大きいとい
う第1の課題がある。
【0013】また、従来の流速測定装置では、上述した
ように、超音波送受波器を構成する圧電振動子の共振周
波数の変化に応じて駆動周波数を変化させる必要、つま
り、共振振動数を自動追尾する必要がある。このよう
に、共振周波数を自動追尾する場合、上述した駆動制御
回路の負担を小さくするためには、自動追尾する周波数
範囲をできるだけ小さくする必要がある。そのため、超
音波受波器を構成する圧電振動子の共振周波数のばらつ
きをできるだけ小さくしなければならないが、圧電セラ
ミックなどの材料定数のばらつきが大きいために、圧電
振動子の共振周波数のばらつきも大きくなり、また、圧
電振動子を機械加工するさいの精度を高くすることは難
しいので、圧電振動子の共振周波数のばらつきを小さく
することは困難であるという第2の課題がある。
ように、超音波送受波器を構成する圧電振動子の共振周
波数の変化に応じて駆動周波数を変化させる必要、つま
り、共振振動数を自動追尾する必要がある。このよう
に、共振周波数を自動追尾する場合、上述した駆動制御
回路の負担を小さくするためには、自動追尾する周波数
範囲をできるだけ小さくする必要がある。そのため、超
音波受波器を構成する圧電振動子の共振周波数のばらつ
きをできるだけ小さくしなければならないが、圧電セラ
ミックなどの材料定数のばらつきが大きいために、圧電
振動子の共振周波数のばらつきも大きくなり、また、圧
電振動子を機械加工するさいの精度を高くすることは難
しいので、圧電振動子の共振周波数のばらつきを小さく
することは困難であるという第2の課題がある。
【0014】また、従来の流速測定装置では、超音波送
受波器は、送波感度の指向性が広いので、その超音波送
受波器から放射された超音波は、受波器だけではなく他
の部分にも伝搬し、不要な反射を生んで、別の超音波送
受波器が受波すべき超音波の波形を乱す。このように、
超音波送受波器から出た超音波パルスが、別の超音波送
受波器に到達する時間を正確に計測することが困難であ
るという第3の課題がある。
受波器は、送波感度の指向性が広いので、その超音波送
受波器から放射された超音波は、受波器だけではなく他
の部分にも伝搬し、不要な反射を生んで、別の超音波送
受波器が受波すべき超音波の波形を乱す。このように、
超音波送受波器から出た超音波パルスが、別の超音波送
受波器に到達する時間を正確に計測することが困難であ
るという第3の課題がある。
【0015】さらに、従来の流速測定装置では、超音波
送受波器は、圧電縦効果(分極の方向と変位の方向が平
行)による厚み振動を発生させるので、送波感度の最大
を示す周波数が共振周波数になり、また、受波感度の最
大を示す周波数が反共振周波数になっている。流速測定
装置としては、送波感度と受波感度をともに最大とする
ことが望ましいが、超音波送受波器は、あるときは送波
器、別のときは受波器としての役目があるので、送波感
度と受波感度をともに最大にすることは原理上不可能で
ある。それらのことを考慮して、従来の超音波送受波器
は、送波感度と受波感度との積が最大になるように設定
されている。この場合、送波感度も受波感度も、ともに
それぞれの最大値よりも小さな値になるので、超音波送
受波器が放射する超音波の強度を大きくするためには、
駆動電圧を上げ、また、超音波送受波器が超音波を受波
するさいの超音波の強度を大きくするために、印加する
電圧を大きくする必要が生じ、増幅率の大きい増幅器が
必要となる。このように、超音波を送受波するさいに用
いられる送受波回路の消費電力が大きくなるという第4
の課題がある。これは特に送受波回路の電源を電池とす
る流速測定装置では大きな課題である。
送受波器は、圧電縦効果(分極の方向と変位の方向が平
行)による厚み振動を発生させるので、送波感度の最大
を示す周波数が共振周波数になり、また、受波感度の最
大を示す周波数が反共振周波数になっている。流速測定
装置としては、送波感度と受波感度をともに最大とする
ことが望ましいが、超音波送受波器は、あるときは送波
器、別のときは受波器としての役目があるので、送波感
度と受波感度をともに最大にすることは原理上不可能で
ある。それらのことを考慮して、従来の超音波送受波器
は、送波感度と受波感度との積が最大になるように設定
されている。この場合、送波感度も受波感度も、ともに
それぞれの最大値よりも小さな値になるので、超音波送
受波器が放射する超音波の強度を大きくするためには、
駆動電圧を上げ、また、超音波送受波器が超音波を受波
するさいの超音波の強度を大きくするために、印加する
電圧を大きくする必要が生じ、増幅率の大きい増幅器が
必要となる。このように、超音波を送受波するさいに用
いられる送受波回路の消費電力が大きくなるという第4
の課題がある。これは特に送受波回路の電源を電池とす
る流速測定装置では大きな課題である。
【0016】本発明は、このような従来の流速測定装置
では、送受波感度の変化が大きいという第1の課題を考
慮し、送受波感度の変化が小さい流速測定装置を提供す
ることを目的とするものである。
では、送受波感度の変化が大きいという第1の課題を考
慮し、送受波感度の変化が小さい流速測定装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0017】また、本発明は、従来の流速測定装置で
は、超音波送受波器を構成する圧電振動子の共振周波数
の変化に応じて駆動周波数を変化させる必要があるとい
う第2の課題を考慮し、圧電振動子の共振周波数が変化
しても、駆動周波数を変化させる必要のない流速測定装
置を提供することを目的とするものである。
は、超音波送受波器を構成する圧電振動子の共振周波数
の変化に応じて駆動周波数を変化させる必要があるとい
う第2の課題を考慮し、圧電振動子の共振周波数が変化
しても、駆動周波数を変化させる必要のない流速測定装
置を提供することを目的とするものである。
【0018】また、本発明は、従来の流速測定装置で
は、送受波感度の指向性が広いという第3の課題を考慮
し、送受波感度の指向性が狭い流速測定装置を提供する
ことを目的とするものである。
は、送受波感度の指向性が広いという第3の課題を考慮
し、送受波感度の指向性が狭い流速測定装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0019】さらに、本発明は、従来の流速測定装置で
は、送波感度と受波感度がともに最大ではないという第
4の課題を考慮し、送波感度と受波感度がともに実質上
最大である流速測定装置を提供することを目的とするも
のである。
は、送波感度と受波感度がともに最大ではないという第
4の課題を考慮し、送波感度と受波感度がともに実質上
最大である流速測定装置を提供することを目的とするも
のである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、流
体中に超音波を送波し、超音波を受波する超音波送受波
器と、前記流体中の所定の伝搬路を、前記超音波が伝搬
する時間を計測する時間計測器とを備え、前記超音波送
受波器は、厚み振動と拡がり振動を励振する圧電振動子
を有し、前記厚み振動の共振周波数と前記拡がり振動の
共振周波数との間の周波数に、駆動周波数を設定してお
り、前記圧電振動子が、前記駆動周波数の交流電圧で駆
動し、振動することにより、前記超音波送受波器は、前
記流体中に超音波を発射することを特徴とする流速測定
装置である。
体中に超音波を送波し、超音波を受波する超音波送受波
器と、前記流体中の所定の伝搬路を、前記超音波が伝搬
する時間を計測する時間計測器とを備え、前記超音波送
受波器は、厚み振動と拡がり振動を励振する圧電振動子
を有し、前記厚み振動の共振周波数と前記拡がり振動の
共振周波数との間の周波数に、駆動周波数を設定してお
り、前記圧電振動子が、前記駆動周波数の交流電圧で駆
動し、振動することにより、前記超音波送受波器は、前
記流体中に超音波を発射することを特徴とする流速測定
装置である。
【0021】本発明の請求項2は、流体中に超音波を送
波し、超音波を受波する超音波送受波器と、前記流体中
の所定の伝搬路を、前記超音波が伝搬する時間を計測す
る時間計測器とを備え、前記超音波送受波器は、共振周
波数が駆動周波数に設定された振動板の一部に圧電振動
子を有し、前記圧電振動子が前記駆動周波数の交流電圧
で駆動し、前記振動板を振動させることにより、前記超
音波送受波器は、前記液体中に超音波を発射することを
特徴とする流速測定装置である。
波し、超音波を受波する超音波送受波器と、前記流体中
の所定の伝搬路を、前記超音波が伝搬する時間を計測す
る時間計測器とを備え、前記超音波送受波器は、共振周
波数が駆動周波数に設定された振動板の一部に圧電振動
子を有し、前記圧電振動子が前記駆動周波数の交流電圧
で駆動し、前記振動板を振動させることにより、前記超
音波送受波器は、前記液体中に超音波を発射することを
特徴とする流速測定装置である。
【0022】本発明の請求項3は、流体中に超音波を送
波し、超音波を受波する超音波送受波器と、前記流体中
の所定の伝搬路を、前記超音波が伝搬する時間を計測す
る時間計測器とを備え、前記超音波送受波器は、圧電振
動子の前面に、中心が薄く周囲が厚い形状の整合層を有
し、前記圧電振動子が交流電圧で駆動し、振動すること
により、前記超音波送受波器は、前記流体中に超音波を
発射することを特徴とする流速測定装置である。
波し、超音波を受波する超音波送受波器と、前記流体中
の所定の伝搬路を、前記超音波が伝搬する時間を計測す
る時間計測器とを備え、前記超音波送受波器は、圧電振
動子の前面に、中心が薄く周囲が厚い形状の整合層を有
し、前記圧電振動子が交流電圧で駆動し、振動すること
により、前記超音波送受波器は、前記流体中に超音波を
発射することを特徴とする流速測定装置である。
【0023】本発明の請求項4は、流体中に超音波を送
波し、超音波を受波する超音波送受波器と、前記流体中
の所定の伝搬路を、前記超音波が伝搬する時間を計測す
る時間計測器とを備え、前記超音波送受波器は、短形の
圧電体からなる圧電振動子を有し、前記圧電振動子が圧
電横効果で駆動し、振動することにより、前記超音波送
受波器は、前記液体中に超音波を発射することを特徴と
する流速測定装置である。
波し、超音波を受波する超音波送受波器と、前記流体中
の所定の伝搬路を、前記超音波が伝搬する時間を計測す
る時間計測器とを備え、前記超音波送受波器は、短形の
圧電体からなる圧電振動子を有し、前記圧電振動子が圧
電横効果で駆動し、振動することにより、前記超音波送
受波器は、前記液体中に超音波を発射することを特徴と
する流速測定装置である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
【0025】(実施の形態1)本発明の実施の形態1の
流速測定装置の構成をその動作とともに述べる。
流速測定装置の構成をその動作とともに述べる。
【0026】図1は、本発明の実施の形態1の流速測定
装置の超音波送受波器の断面図である。図1において、
1は、圧電セラミックなどの圧電体により構成される圧
電振動子であり、ケース2の内側に貼り付けられてい
る。ケース2は、駆動電圧により励振される圧電振動子
1の機械的振動を外部の媒体に超音波として効率よく出
ていかせる役目と、到来した超音波が効率よく電圧に変
換されるための音響整合層の役目と、外部の環境に対し
て圧電振動子1の信頼性を確保するという役目とを兼ね
ている。したがって、ケース2は、外部の流体に対して
信頼性が確保できるとともに、圧電振動子1の音響イン
ピーダンスの値と流体の音響インピーダンスの値との中
間の値のインピーダンスを有するプラスチック、金属な
どの材料で構成されることが望ましい。3は、フェライ
ト粉などを混合したプラスチック材などの材料から成る
バッキング材であり、圧電振動子1を電圧で駆動したと
きに放射される超音波5の立ち上がりを早くするために
用いられる。駆動端子4a、4bは、外部からバースト
電圧を印加される場合の端子であり、駆動端子4a、4
bに共振周波数近傍の周波数の交流信号成分を持つバー
スト電圧が印加されると、圧電振動子1は、厚み振動モ
ードと拡がり振動モードの両方の振動モ−ドで振動し、
気体または液体などの流体中にバースト状の超音波5を
放射する。
装置の超音波送受波器の断面図である。図1において、
1は、圧電セラミックなどの圧電体により構成される圧
電振動子であり、ケース2の内側に貼り付けられてい
る。ケース2は、駆動電圧により励振される圧電振動子
1の機械的振動を外部の媒体に超音波として効率よく出
ていかせる役目と、到来した超音波が効率よく電圧に変
換されるための音響整合層の役目と、外部の環境に対し
て圧電振動子1の信頼性を確保するという役目とを兼ね
ている。したがって、ケース2は、外部の流体に対して
信頼性が確保できるとともに、圧電振動子1の音響イン
ピーダンスの値と流体の音響インピーダンスの値との中
間の値のインピーダンスを有するプラスチック、金属な
どの材料で構成されることが望ましい。3は、フェライ
ト粉などを混合したプラスチック材などの材料から成る
バッキング材であり、圧電振動子1を電圧で駆動したと
きに放射される超音波5の立ち上がりを早くするために
用いられる。駆動端子4a、4bは、外部からバースト
電圧を印加される場合の端子であり、駆動端子4a、4
bに共振周波数近傍の周波数の交流信号成分を持つバー
スト電圧が印加されると、圧電振動子1は、厚み振動モ
ードと拡がり振動モードの両方の振動モ−ドで振動し、
気体または液体などの流体中にバースト状の超音波5を
放射する。
【0027】図2は、図1に示した超音波送受波器に用
いる圧電振動子1の斜視図である。図2において、1
は、機械エネルギー/電気エネルギー変換素子として圧
電素子6で構成された圧電振動子である。圧電素子6
は、厚さ方向に分極され上下面に駆動電極が形成された
圧電セラミックである。7は、駆動電源であり、圧電振
動子1を駆動するための駆動交流電圧を発生する。圧電
振動子1を構成する圧電素子6に、共振周波数近傍の駆
動電源7の出力交流電圧を印加すると、圧電振動子1
は、厚み振動と拡がり振動の両方の振動をして外部の流
体に音波を放射する。ここでは、圧電振動子1は、矩形
の圧電素子6を使用しているが、同様にして円板形の圧
電素子を使用することもできる。
いる圧電振動子1の斜視図である。図2において、1
は、機械エネルギー/電気エネルギー変換素子として圧
電素子6で構成された圧電振動子である。圧電素子6
は、厚さ方向に分極され上下面に駆動電極が形成された
圧電セラミックである。7は、駆動電源であり、圧電振
動子1を駆動するための駆動交流電圧を発生する。圧電
振動子1を構成する圧電素子6に、共振周波数近傍の駆
動電源7の出力交流電圧を印加すると、圧電振動子1
は、厚み振動と拡がり振動の両方の振動をして外部の流
体に音波を放射する。ここでは、圧電振動子1は、矩形
の圧電素子6を使用しているが、同様にして円板形の圧
電素子を使用することもできる。
【0028】図3は、圧電素子1を用いた超音波送受波
器の駆動端子4a、4bから見たアドミッタンスと、駆
動電圧に対する放射超音波強度の大きさを表す送波感度
の周波数特性図であって、図3において、fr1は厚み
振動の共振周波数であり、fr2は拡がり振動の共振周
波数であり、また、fdは駆動周波数である。従来の流
速測定装置では、送波感度が高くなる共振周波数で超音
波送受波器を駆動していたので、温度が変化すると温度
特性によって共振周波数がばらつくなどのために、送波
感度が大きく変化する、または、素子ばらつきにより送
波感度が大きくばらつくなどの課題があった。しかし、
本発明の実施の形態1の流速測定装置の超音波送受波器
は、厚み振動と拡がり振動を励振する円板形または矩形
の圧電振動子1を有するものであって、厚み振動の共振
周波数fr1と拡がり振動の共振周波数fr2との間の
周波数の駆動周波数fdで、圧電振動子1を駆動してい
るので、温度特性による共振周波数のばらつきや、素子
ばらつきがあっても、超音波送受波器の送波感度は、そ
れらばらつきに実質上依存しない。また、圧電振動子1
は、厚み振動と拡がり振動の2つの共振周波数が近傍に
あるように構成されているので、比較的大きな送波感度
を実現することができる。
器の駆動端子4a、4bから見たアドミッタンスと、駆
動電圧に対する放射超音波強度の大きさを表す送波感度
の周波数特性図であって、図3において、fr1は厚み
振動の共振周波数であり、fr2は拡がり振動の共振周
波数であり、また、fdは駆動周波数である。従来の流
速測定装置では、送波感度が高くなる共振周波数で超音
波送受波器を駆動していたので、温度が変化すると温度
特性によって共振周波数がばらつくなどのために、送波
感度が大きく変化する、または、素子ばらつきにより送
波感度が大きくばらつくなどの課題があった。しかし、
本発明の実施の形態1の流速測定装置の超音波送受波器
は、厚み振動と拡がり振動を励振する円板形または矩形
の圧電振動子1を有するものであって、厚み振動の共振
周波数fr1と拡がり振動の共振周波数fr2との間の
周波数の駆動周波数fdで、圧電振動子1を駆動してい
るので、温度特性による共振周波数のばらつきや、素子
ばらつきがあっても、超音波送受波器の送波感度は、そ
れらばらつきに実質上依存しない。また、圧電振動子1
は、厚み振動と拡がり振動の2つの共振周波数が近傍に
あるように構成されているので、比較的大きな送波感度
を実現することができる。
【0029】なお、図3では、fr1を厚み振動の共振
周波数、fr2を拡がり振動の共振周波数としたが、f
r1を拡がり振動の共振周波数、fr2を厚み振動の共
振周波数としても同様の効果が得られる。
周波数、fr2を拡がり振動の共振周波数としたが、f
r1を拡がり振動の共振周波数、fr2を厚み振動の共
振周波数としても同様の効果が得られる。
【0030】また、ここまでは、送波器としての超音波
送受波器の構成および動作を説明してきたが、圧電効果
は可逆的であるので、超音波送受波器は受波器としても
同様に働く。
送受波器の構成および動作を説明してきたが、圧電効果
は可逆的であるので、超音波送受波器は受波器としても
同様に働く。
【0031】図4は、図1に示した超音波送受波器を用
いた流速測定装置のブロック図である。図4において、
スタート回路11により流体の流速計測が始まると、切
換回路10により、超音波送受波器T1を送波器とし
て、超音波送受波器T2を受波器として働くように切換
をする。また、スタート回路11は計測開始を時間計測
回路19に知らせる。そしてトリガー回路18が、駆動
回路12にトリガーをかけて超音波送受波器T1を駆動
して、その超音波送受波器T1が、超音波バーストを流
体中に放射する。超音波パルスは、距離がLの伝搬路1
を伝搬し、超音波送受波器T2で受波される。超音波送
受波器T2が受けた超音波バーストは、電圧バーストに
変換され、回路で取扱やすいレベルにまで増幅器13で
増幅される。そして、比較回路14で設定レベルと比較
されて超音波バーストが到来したことが認識される。そ
の後、遅延回路17により超音波が流体中の計測系から
消えるまで待って、再びトリガー回路18により超音波
送受波器T1に電圧パルスを印加して、超音波送受波器
T1が、超音波パルスを放射する。この動作を繰返設定
回路15で設定された回数だけ繰り返して、時間計測回
路19で時間を計測する。この動作の終了を司るのが繰
返制御回路16である。この時の管の中を流れる流体の
流速をV、流体中の超音波の速度をC、平均シング・ア
ラウンド周期をt1、平均シング・アラウンド周波数を
f1とすれば、
いた流速測定装置のブロック図である。図4において、
スタート回路11により流体の流速計測が始まると、切
換回路10により、超音波送受波器T1を送波器とし
て、超音波送受波器T2を受波器として働くように切換
をする。また、スタート回路11は計測開始を時間計測
回路19に知らせる。そしてトリガー回路18が、駆動
回路12にトリガーをかけて超音波送受波器T1を駆動
して、その超音波送受波器T1が、超音波バーストを流
体中に放射する。超音波パルスは、距離がLの伝搬路1
を伝搬し、超音波送受波器T2で受波される。超音波送
受波器T2が受けた超音波バーストは、電圧バーストに
変換され、回路で取扱やすいレベルにまで増幅器13で
増幅される。そして、比較回路14で設定レベルと比較
されて超音波バーストが到来したことが認識される。そ
の後、遅延回路17により超音波が流体中の計測系から
消えるまで待って、再びトリガー回路18により超音波
送受波器T1に電圧パルスを印加して、超音波送受波器
T1が、超音波パルスを放射する。この動作を繰返設定
回路15で設定された回数だけ繰り返して、時間計測回
路19で時間を計測する。この動作の終了を司るのが繰
返制御回路16である。この時の管の中を流れる流体の
流速をV、流体中の超音波の速度をC、平均シング・ア
ラウンド周期をt1、平均シング・アラウンド周波数を
f1とすれば、
【0032】
【数4】f1=1/t1=(C+Vcosθ)/L の関係が成立する。なお、この演算を行うのが流速演算
回路20である。
回路20である。
【0033】次に、超音波送受波器T2を送波器、超音
波送受波器T1を受波器として用いて同様の動作をした
時の平均シング・アラウンド周期をt2、平均シング・
アラウンド周波数をf2とすれば、
波送受波器T1を受波器として用いて同様の動作をした
時の平均シング・アラウンド周期をt2、平均シング・
アラウンド周波数をf2とすれば、
【0034】
【数5】f2=1/t2=(C−Vcosθ)/L の関係が成立する。したがって、両シング・アラウンド
周波数f1とf2との周波数差Δfは、
周波数f1とf2との周波数差Δfは、
【0035】
【数6】Δf=f1−f2=2Vcosθ/L となり、周波数差Δfにより流体の流速Vを求めること
ができる。この演算を行うのも流速演算回路20であ
る。
ができる。この演算を行うのも流速演算回路20であ
る。
【0036】以上説明したように、本発明の流速測定装
置の超音波送受波器は、厚み振動の共振周波数と拡がり
振動の共振周波数が近傍に存在する、円板形または矩形
の圧電振動子を有し、また、厚み振動の共振周波数と拡
がり振動の共振周波数との間の周波数の駆動周波数でそ
の圧電振動子を駆動しているので、温度特性による共振
周波数のばらつきや、素子ばらつきがあっても、超音波
送受波器の送波感度が、それらばらつきに実質上依存し
ない流速測定装置を実現することができる。また、比較
的大きな送波感度を有する流速測定装置を実現すること
ができる。したがって、このような流速測定装置は、流
体の流速Vが低流速であっても、常に、測定精度を高く
して流速計測をすることができる。
置の超音波送受波器は、厚み振動の共振周波数と拡がり
振動の共振周波数が近傍に存在する、円板形または矩形
の圧電振動子を有し、また、厚み振動の共振周波数と拡
がり振動の共振周波数との間の周波数の駆動周波数でそ
の圧電振動子を駆動しているので、温度特性による共振
周波数のばらつきや、素子ばらつきがあっても、超音波
送受波器の送波感度が、それらばらつきに実質上依存し
ない流速測定装置を実現することができる。また、比較
的大きな送波感度を有する流速測定装置を実現すること
ができる。したがって、このような流速測定装置は、流
体の流速Vが低流速であっても、常に、測定精度を高く
して流速計測をすることができる。
【0037】(実施の形態2)本発明の実施の形態2の
流速測定装置の構成をその動作とともに述べる。
流速測定装置の構成をその動作とともに述べる。
【0038】図5は、本発明の実施の形態2の流速測定
装置の超音波送受波器の断面図である。図5において、
21は、圧電セラミックなどの圧電体により構成され
る、円柱形または角柱形の圧電振動子であり、26は、
共振周波数が駆動周波数と実質上等しくなるように設定
された、円板または矩形板の振動板である。圧電振動子
21は、振動板26に貼り付けられ、その振動板26
は、周辺固定の条件でケース22に取り付けられてお
り、ケース22は、振動板26とともに外部の環境に対
して、圧電振動子21の信頼性を保証するという役目を
果たしている。駆動端子24a、24bに、振動板26
の共振周波数近傍の周波数のバースト電圧を印加する
と、圧電振動子21は、厚み振動モードで振動し、振動
板26は、周辺固定の条件で撓み振動を行い、気体また
は液体などの流体中に超音波バースト25を放射する。
その振動板26は、流体中に超音波バースト25を効率
よく放射するために、振動板26は、音響的に特性が優
れたプラスチック、金属などの材料で構成され、また、
ケース22は、外部の流体に対して信頼性が保証できる
プラスチック、金属などの材料で構成される。23は、
フェライト粉などを混合したプラスチック材などの材料
から成るバッキング材であり、圧電振動子21を電圧で
駆動した時に放射される超音波25の立ち上がりを早く
するために用いられる。
装置の超音波送受波器の断面図である。図5において、
21は、圧電セラミックなどの圧電体により構成され
る、円柱形または角柱形の圧電振動子であり、26は、
共振周波数が駆動周波数と実質上等しくなるように設定
された、円板または矩形板の振動板である。圧電振動子
21は、振動板26に貼り付けられ、その振動板26
は、周辺固定の条件でケース22に取り付けられてお
り、ケース22は、振動板26とともに外部の環境に対
して、圧電振動子21の信頼性を保証するという役目を
果たしている。駆動端子24a、24bに、振動板26
の共振周波数近傍の周波数のバースト電圧を印加する
と、圧電振動子21は、厚み振動モードで振動し、振動
板26は、周辺固定の条件で撓み振動を行い、気体また
は液体などの流体中に超音波バースト25を放射する。
その振動板26は、流体中に超音波バースト25を効率
よく放射するために、振動板26は、音響的に特性が優
れたプラスチック、金属などの材料で構成され、また、
ケース22は、外部の流体に対して信頼性が保証できる
プラスチック、金属などの材料で構成される。23は、
フェライト粉などを混合したプラスチック材などの材料
から成るバッキング材であり、圧電振動子21を電圧で
駆動した時に放射される超音波25の立ち上がりを早く
するために用いられる。
【0039】図6は、図5に示した超音波送受波器に用
いる圧電振動子21の斜視図である。図6において、2
1は、機械エネルギー/電気エネルギー変換素子として
圧電素子27で構成された圧電振動子である。圧電素子
27は、厚さ方向に分極され上下面に駆動電極が形成さ
れた圧電セラミックである。28は、駆動電源であり、
圧電振動子21を駆動するための駆動交流電圧を発生す
る。圧電素子27に、振動板26の共振周波数近傍の駆
動電源28の出力交流電圧を印加すると、圧電振動子2
1は、上下方向に厚み振動をして振動板26を振動させ
る。
いる圧電振動子21の斜視図である。図6において、2
1は、機械エネルギー/電気エネルギー変換素子として
圧電素子27で構成された圧電振動子である。圧電素子
27は、厚さ方向に分極され上下面に駆動電極が形成さ
れた圧電セラミックである。28は、駆動電源であり、
圧電振動子21を駆動するための駆動交流電圧を発生す
る。圧電素子27に、振動板26の共振周波数近傍の駆
動電源28の出力交流電圧を印加すると、圧電振動子2
1は、上下方向に厚み振動をして振動板26を振動させ
る。
【0040】図7は、図5に示した超音波送受波器に用
いる振動板26の斜視図(a)と振動姿態図(b)であ
る。図7(a)では、振動板26は、円板を周辺固定条
件で用いているが、角板を周辺固定条件で用いることも
できる。圧電素子27に、振動板26の共振周波数近傍
の出力交流電圧を印加すると、圧電振動子21は、上下
方向に厚み振動をして振動板26の中心部を駆動して、
図7(b)に示すように振動板26を撓み振動させ、整
合層を設置しなくても、効率良く超音波25を外部の流
体中に放射する。このように、本発明の実施の形態2の
流速測定装置の超音波送受波器が振動板26を備えてい
るので、圧電振動子21の共振周波数を駆動周波数に一
致させなくてもよくなる。
いる振動板26の斜視図(a)と振動姿態図(b)であ
る。図7(a)では、振動板26は、円板を周辺固定条
件で用いているが、角板を周辺固定条件で用いることも
できる。圧電素子27に、振動板26の共振周波数近傍
の出力交流電圧を印加すると、圧電振動子21は、上下
方向に厚み振動をして振動板26の中心部を駆動して、
図7(b)に示すように振動板26を撓み振動させ、整
合層を設置しなくても、効率良く超音波25を外部の流
体中に放射する。このように、本発明の実施の形態2の
流速測定装置の超音波送受波器が振動板26を備えてい
るので、圧電振動子21の共振周波数を駆動周波数に一
致させなくてもよくなる。
【0041】なお、ここまでは、送波器としての超音波
送受波器の構成および動作を説明してきたが、圧電効果
は可逆的であるので、超音波送受波器は受波器としても
同様に働く。
送受波器の構成および動作を説明してきたが、圧電効果
は可逆的であるので、超音波送受波器は受波器としても
同様に働く。
【0042】また、本発明の実施の形態2の流速測定装
置の流体の流速計測方法は、図4を用いて説明した、本
発明の実施の形態1の流速測定装置の流体の流速計測方
法と同様であるので、ここでは省略する。
置の流体の流速計測方法は、図4を用いて説明した、本
発明の実施の形態1の流速測定装置の流体の流速計測方
法と同様であるので、ここでは省略する。
【0043】以上説明したように、本発明の流速測定装
置の超音波送受波器は、交流駆動電圧を振動に変換し、
振動を交流電圧に変換する圧電振動子と、共振周波数が
駆動周波数に設定され、圧電振動子を非共振駆動として
振動を超音波に変換し、超音波を振動に変換する振動板
とを備え、また、超音波送受波器は、その振動板の一部
に圧電振動子を有しいるので、圧電振動子が温度特性に
よる共振周波数のばらつきや、素子ばらつきがあって
も、超音波送受波器の送受波感度が、それらばらつきに
実質上依存しない流速測定装置を実現することができ
る。また、比較的大きな送受波感度を有する流速測定装
置を実現することができる。さらに、振動板は、プラス
チックや金属板であるので、機械加工精度を高くするこ
とができる。したがって、このような流速測定装置は、
流体の流速Vが低流速であっても、常に、測定精度を高
くして流速計測をすることができる。
置の超音波送受波器は、交流駆動電圧を振動に変換し、
振動を交流電圧に変換する圧電振動子と、共振周波数が
駆動周波数に設定され、圧電振動子を非共振駆動として
振動を超音波に変換し、超音波を振動に変換する振動板
とを備え、また、超音波送受波器は、その振動板の一部
に圧電振動子を有しいるので、圧電振動子が温度特性に
よる共振周波数のばらつきや、素子ばらつきがあって
も、超音波送受波器の送受波感度が、それらばらつきに
実質上依存しない流速測定装置を実現することができ
る。また、比較的大きな送受波感度を有する流速測定装
置を実現することができる。さらに、振動板は、プラス
チックや金属板であるので、機械加工精度を高くするこ
とができる。したがって、このような流速測定装置は、
流体の流速Vが低流速であっても、常に、測定精度を高
くして流速計測をすることができる。
【0044】(実施の形態3)本発明の実施の形態3の
流速測定装置の構成をその動作とともに述べる。
流速測定装置の構成をその動作とともに述べる。
【0045】図8は、本発明の実施の形態3の流速測定
装置の超音波送受波器の断面図である。図8において、
31は、圧電セラミックなどの圧電体により構成される
圧電振動子であり、ケース32の内側に貼り付けられて
いる。ケース32は、駆動電圧により励振される圧電振
動子31の機械的振動を外部の媒体に超音波として効率
よく出ていかせる役目と、到来した超音波が効率よく電
圧に変換されるための音響整合層の役目と、外部の環境
に対して圧電振動子31の信頼性を確保するという役目
とを兼ねている。したがって、ケース32は、外部の流
体に対して信頼性が確保できるとともに、圧電振動子3
1の音響インピーダンスの値と流体の音響インピーダン
スの値との中間の値のインピーダンスを有するプラスチ
ック、金属などの材料で構成されることが望ましい。3
3は、フェライト粉などを混合したプラスチック材など
の材料から成るバッキング材であり、圧電振動子31を
電圧で駆動したときに放射される超音波35の立ち上が
りを早くするために用いられる。駆動端子34a、34
bは、外部からバースト電圧を印加される場合の端子で
あり、駆動端子34a、34bに共振周波数近傍の周波
数の交流信号成分を持つバースト電圧が印加されると、
圧電振動子31は、厚み振動モードまたは拡がり振動モ
ードで振動し、この振動が、整合層36で集中され、気
体または液体中などの流体にバースト状の超音波35を
放射する。36は、整合層であり、圧電振動子31の音
響インピーダンスの値と流体の音響インピーダンスの値
との中間の値のインピーダンスを有するプラスチック、
金属などの材料で構成され、中心部が薄く、周囲が厚い
凹レンズ形状である。
装置の超音波送受波器の断面図である。図8において、
31は、圧電セラミックなどの圧電体により構成される
圧電振動子であり、ケース32の内側に貼り付けられて
いる。ケース32は、駆動電圧により励振される圧電振
動子31の機械的振動を外部の媒体に超音波として効率
よく出ていかせる役目と、到来した超音波が効率よく電
圧に変換されるための音響整合層の役目と、外部の環境
に対して圧電振動子31の信頼性を確保するという役目
とを兼ねている。したがって、ケース32は、外部の流
体に対して信頼性が確保できるとともに、圧電振動子3
1の音響インピーダンスの値と流体の音響インピーダン
スの値との中間の値のインピーダンスを有するプラスチ
ック、金属などの材料で構成されることが望ましい。3
3は、フェライト粉などを混合したプラスチック材など
の材料から成るバッキング材であり、圧電振動子31を
電圧で駆動したときに放射される超音波35の立ち上が
りを早くするために用いられる。駆動端子34a、34
bは、外部からバースト電圧を印加される場合の端子で
あり、駆動端子34a、34bに共振周波数近傍の周波
数の交流信号成分を持つバースト電圧が印加されると、
圧電振動子31は、厚み振動モードまたは拡がり振動モ
ードで振動し、この振動が、整合層36で集中され、気
体または液体中などの流体にバースト状の超音波35を
放射する。36は、整合層であり、圧電振動子31の音
響インピーダンスの値と流体の音響インピーダンスの値
との中間の値のインピーダンスを有するプラスチック、
金属などの材料で構成され、中心部が薄く、周囲が厚い
凹レンズ形状である。
【0046】つまり、整合層36は、放射超音波35の
指向性を制御し、必要なだけ放射超音波35を集中する
ことができる。圧電効果は可逆的であるので、超音波送
受波器は送波器としてのみではなく、受波器としても同
様に働く。すなわち、整合層36の働きにより、超音波
送受波器は、外部の流体中から到来した超音波を効率よ
く電圧に変換することができる。また、整合層36によ
って、放射超音波35の放射指向体を鋭くできるので、
送波器としての超音波送受波器は、受波器としての超音
波送受波器にのみ超音波を発射することができ、受波器
としての超音波送受波器は、乱れの小さい超音波を受波
することができる。
指向性を制御し、必要なだけ放射超音波35を集中する
ことができる。圧電効果は可逆的であるので、超音波送
受波器は送波器としてのみではなく、受波器としても同
様に働く。すなわち、整合層36の働きにより、超音波
送受波器は、外部の流体中から到来した超音波を効率よ
く電圧に変換することができる。また、整合層36によ
って、放射超音波35の放射指向体を鋭くできるので、
送波器としての超音波送受波器は、受波器としての超音
波送受波器にのみ超音波を発射することができ、受波器
としての超音波送受波器は、乱れの小さい超音波を受波
することができる。
【0047】なお、本発明の実施の形態3の流速測定装
置の流体の流速計測方法は、図4を用いて説明した、本
発明の実施の形態1の流速測定装置の流体の流速計測方
法と同様であるので、ここでは省略する。
置の流体の流速計測方法は、図4を用いて説明した、本
発明の実施の形態1の流速測定装置の流体の流速計測方
法と同様であるので、ここでは省略する。
【0048】以上説明したように、本発明の流速測定装
置の超音波送受波器は、圧電振動子の前面に、中心部が
薄く、周囲が厚い凹レンズ形状の整合層を有しているの
で、放射超音波の指向性を制御することができ、このた
め、送受波感度を大きくすることができる。したがっ
て、このような超音波送受波器を備えた流速測定装置
は、流体の流速Vが低流速であっても、常に、測定精度
を高くして流速計測をすることができる。
置の超音波送受波器は、圧電振動子の前面に、中心部が
薄く、周囲が厚い凹レンズ形状の整合層を有しているの
で、放射超音波の指向性を制御することができ、このた
め、送受波感度を大きくすることができる。したがっ
て、このような超音波送受波器を備えた流速測定装置
は、流体の流速Vが低流速であっても、常に、測定精度
を高くして流速計測をすることができる。
【0049】(実施の形態4)本発明の実施の形態4の
流速測定装置の構成をその動作とともに述べる。
流速測定装置の構成をその動作とともに述べる。
【0050】図9は、本発明の実施の形態4の流速測定
装置の超音波送受波器の断面図である。図9において、
41は、圧電セラミックなどの圧電体により構成される
圧電振動子であり、ケース42の内側に貼り付けられて
いる。ケース42は、駆動電圧により励振される圧電振
動子41の機械的振動を外部の媒体に超音波として効率
よく出ていかせる役目と、到来した超音波が効率よく電
圧に変換されるための音響整合層の役目と、外部の環境
に対して圧電振動子41の信頼性を確保するという役目
とを兼ねている。したがって、ケース42は、外部の流
体に対して信頼性が確保できるとともに、圧電振動子4
1の音響インピーダンスの値と流体の音響インピーダン
スの値との中間の値のインピーダンスを有するプラスチ
ック、金属などの材料で構成されることが望ましい。4
3は、フェライト粉などを混合したプラスチック材など
の材料から成るバッキング材であり、圧電振動子41を
電圧で駆動したときに放射される超音波45の立ち上が
りを早くするために用いられる。駆動端子44a、44
bは、外部からバースト電圧を印加される場合の端子で
あり、駆動端子44a、44bに、圧電振動子41の共
振周波数近傍の周波数の交流信号成分を持つバースト電
圧が印加されると、圧電振動子41は振動し、気体また
は液体などの流体中にバースト状の超音波45を放射す
る。
装置の超音波送受波器の断面図である。図9において、
41は、圧電セラミックなどの圧電体により構成される
圧電振動子であり、ケース42の内側に貼り付けられて
いる。ケース42は、駆動電圧により励振される圧電振
動子41の機械的振動を外部の媒体に超音波として効率
よく出ていかせる役目と、到来した超音波が効率よく電
圧に変換されるための音響整合層の役目と、外部の環境
に対して圧電振動子41の信頼性を確保するという役目
とを兼ねている。したがって、ケース42は、外部の流
体に対して信頼性が確保できるとともに、圧電振動子4
1の音響インピーダンスの値と流体の音響インピーダン
スの値との中間の値のインピーダンスを有するプラスチ
ック、金属などの材料で構成されることが望ましい。4
3は、フェライト粉などを混合したプラスチック材など
の材料から成るバッキング材であり、圧電振動子41を
電圧で駆動したときに放射される超音波45の立ち上が
りを早くするために用いられる。駆動端子44a、44
bは、外部からバースト電圧を印加される場合の端子で
あり、駆動端子44a、44bに、圧電振動子41の共
振周波数近傍の周波数の交流信号成分を持つバースト電
圧が印加されると、圧電振動子41は振動し、気体また
は液体などの流体中にバースト状の超音波45を放射す
る。
【0051】図10は、図9に示した超音波送受波器に
用いる圧電振動子41の斜視図である。図10におい
て、41は、機械エネルギー/電気エネルギー変換素子
として圧電素子46で構成された積層圧電振動子であ
る。圧電素子46は、厚さ方向に分極され2つの主面に
駆動電極が形成された圧電セラミックである。47は、
駆動電源であり、積層圧電振動子41を駆動するための
駆動交流電圧を発生する。積層圧電振動子41を構成す
る圧電素子46に、共振周波数近傍の駆動電源47の出
力交流電圧を印加すると、積層圧電振動子41は、図1
0中の矢印で示す変位方向に、圧電横効果(図10中に
示す分極方向と直角方向に変位する)によって振動を
し、圧電素子46の上面がケース42に固着されている
ので、外部の流体中に超音波45を放射する。図10で
は、圧電素子46として、矩形の積層圧電素子が使用さ
れているが、圧電素子46は、単板の圧電素子であって
もよい。
用いる圧電振動子41の斜視図である。図10におい
て、41は、機械エネルギー/電気エネルギー変換素子
として圧電素子46で構成された積層圧電振動子であ
る。圧電素子46は、厚さ方向に分極され2つの主面に
駆動電極が形成された圧電セラミックである。47は、
駆動電源であり、積層圧電振動子41を駆動するための
駆動交流電圧を発生する。積層圧電振動子41を構成す
る圧電素子46に、共振周波数近傍の駆動電源47の出
力交流電圧を印加すると、積層圧電振動子41は、図1
0中の矢印で示す変位方向に、圧電横効果(図10中に
示す分極方向と直角方向に変位する)によって振動を
し、圧電素子46の上面がケース42に固着されている
ので、外部の流体中に超音波45を放射する。図10で
は、圧電素子46として、矩形の積層圧電素子が使用さ
れているが、圧電素子46は、単板の圧電素子であって
もよい。
【0052】そして、このような、本発明の実施の形態
4の流速測定装置の超音波送受波器を、印加交流電圧を
超音波に変換する送波器としても、到来超音波を電圧に
変換する受波器としても使用する。
4の流速測定装置の超音波送受波器を、印加交流電圧を
超音波に変換する送波器としても、到来超音波を電圧に
変換する受波器としても使用する。
【0053】図11に、本発明の実施の形態4の流速測
定装置の超音波送受波器のアドミッタンスおよび送波感
度の周波数特性図を示す。
定装置の超音波送受波器のアドミッタンスおよび送波感
度の周波数特性図を示す。
【0054】本発明の実施の形態4では、上述したよう
に圧電横効果を利用しているが、積層圧電振動子41を
構成する圧電素子46の分極方向と変位方向が平行とな
る圧電縦効果の場合には、送波感度は超音波送受波器の
共振周波数で最大になり、受波感度は超音波送受波器の
反共振周波数で最大になるので、1つの駆動周波数で送
波感度と受波感度を最大にすることはできない。
に圧電横効果を利用しているが、積層圧電振動子41を
構成する圧電素子46の分極方向と変位方向が平行とな
る圧電縦効果の場合には、送波感度は超音波送受波器の
共振周波数で最大になり、受波感度は超音波送受波器の
反共振周波数で最大になるので、1つの駆動周波数で送
波感度と受波感度を最大にすることはできない。
【0055】しかしながら、本発明の実施の形態4で
は、圧電横効果を利用しているので、図11に示すよう
に、送波感度および受波感度は、超音波送受波器の共振
周波数でともに実質上最大になり、1つの駆動周波数で
送波感度と受波感度をともに実質上最大にすることがで
きる。
は、圧電横効果を利用しているので、図11に示すよう
に、送波感度および受波感度は、超音波送受波器の共振
周波数でともに実質上最大になり、1つの駆動周波数で
送波感度と受波感度をともに実質上最大にすることがで
きる。
【0056】なお、本発明の実施の形態4の流速測定装
置の流体の流速計測方法は、図4を用いて説明した、本
発明の実施の形態1の流速測定装置の流体の流速計測方
法と同様であるので、ここでは省略する。
置の流体の流速計測方法は、図4を用いて説明した、本
発明の実施の形態1の流速測定装置の流体の流速計測方
法と同様であるので、ここでは省略する。
【0057】以上説明したように、本発明の流速測定装
置の超音波送受波器は、圧電横効果を利用しているの
で、送波感度と受波感度をともに大きくすることができ
る。したがって、このような超音波送受波器を備えた流
速測定装置は、流体の流速Vが低流速であっても、常
に、測定精度を高くして流速計測をすることができる。
置の超音波送受波器は、圧電横効果を利用しているの
で、送波感度と受波感度をともに大きくすることができ
る。したがって、このような超音波送受波器を備えた流
速測定装置は、流体の流速Vが低流速であっても、常
に、測定精度を高くして流速計測をすることができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は、送受波感度の変化が小さい流速測定装置
を提供することができる。
に、本発明は、送受波感度の変化が小さい流速測定装置
を提供することができる。
【0059】また、本発明は、圧電振動子の共振周波数
が変化しても、駆動周波数を変化させる必要のない流速
測定装置を提供することができる。
が変化しても、駆動周波数を変化させる必要のない流速
測定装置を提供することができる。
【0060】また、本発明は、送受波感度の指向性が狭
い流速測定装置を提供することができる。
い流速測定装置を提供することができる。
【0061】さらに、本発明は、送波感度と受波感度が
ともに実質上最大である流速測定装置を提供することが
できる。
ともに実質上最大である流速測定装置を提供することが
できる。
【図1】本発明の実施の形態1の流速測定装置の超音波
送受波器の断面図
送受波器の断面図
【図2】本発明の実施の形態1の流速測定装置の超音波
送受波器の圧電振動子の斜視図
送受波器の圧電振動子の斜視図
【図3】本発明の実施の形態1の流速測定装置の超音波
送受波器のアドミッタンスおよび送波感度の周波数特性
図
送受波器のアドミッタンスおよび送波感度の周波数特性
図
【図4】本発明の流速測定装置のブロック図
【図5】本発明の実施の形態2の流速測定装置の超音波
送受波器の断面図
送受波器の断面図
【図6】本発明の実施の形態2の流速測定装置の超音波
送受波器の圧電振動子の斜視図
送受波器の圧電振動子の斜視図
【図7】本発明の実施の形態2の流速測定装置の超音波
送受波器に用いる圧電振動板の斜視図と振動姿態図
送受波器に用いる圧電振動板の斜視図と振動姿態図
【図8】本発明の実施の形態3の流速測定装置の超音波
送受波器の断面図
送受波器の断面図
【図9】本発明の実施の形態4の流速測定装置の超音波
送受波器の断面図
送受波器の断面図
【図10】本発明の実施の形態4の流速測定装置の超音
波送受波器の圧電振動子の斜視図
波送受波器の圧電振動子の斜視図
【図11】本発明の実施の形態4の流速測定装置の超音
波送受波器のアドミッタンスおよび送波感度の周波数特
性図
波送受波器のアドミッタンスおよび送波感度の周波数特
性図
【図12】流速測定装置の測定原理を説明するための概
念図
念図
【図13】従来の流速測定装置の超音波送受波器の断面
図
図
1 圧電振動子 2 ケース 3 バッキング材 4a、4b 駆動端子 5 放射超音波 6 圧電素子 7 駆動電源 10 切換回路 11 スタート回路 12 駆動回路 13 増幅器 14 比較回路 15 繰返設定回路 16 繰返制御回路 17 遅延回路 18 トリガー回路 19 時間計測回路 20 流速演算回路 21 圧電振動子 22 ケース 23 バッキング材 24a、24b 駆動端子 25 放射超音波 26 振動板 27 圧電素子 28 駆動電源 31 圧電振動子 32 ケース 33 バッキング材 34a、34b 駆動端子 35 放射超音波 36 整合層 41 圧電振動子 42 ケース 43 バッキング材 44a、44b 駆動端子 45 放射超音波 46 圧電素子 47 駆動電源 T1、T2 超音波送受波器 L1、L2 伝搬路 L 伝搬路L1またはL2の距離 V 流体の流速 θ 流体の流れる方向と超音波パルスの伝搬方向とが
なす角度
なす角度
Claims (5)
- 【請求項1】流体中に超音波を送波し、超音波を受波す
る超音波送受波器と、前記流体中の所定の伝搬路を、前
記超音波が伝搬する時間を計測する時間計測器とを備
え、前記超音波送受波器は、厚み振動と拡がり振動を励
振する圧電振動子を有し、前記厚み振動の共振周波数と
前記拡がり振動の共振周波数との間の周波数に、駆動周
波数を設定しており、前記圧電振動子が、前記駆動周波
数の交流電圧で駆動し、振動することにより、前記超音
波送受波器は、前記流体中に超音波を発射することを特
徴とする流速測定装置。 - 【請求項2】流体中に超音波を送波し、超音波を受波す
る超音波送受波器と、前記流体中の所定の伝搬路を、前
記超音波が伝搬する時間を計測する時間計測器とを備
え、前記超音波送受波器は、共振周波数が駆動周波数に
設定された振動板の一部に圧電振動子を有し、前記圧電
振動子が前記駆動周波数の交流電圧で駆動し、前記振動
板を振動させることにより、前記超音波送受波器は、前
記液体中に超音波を発射することを特徴とする流速測定
装置。 - 【請求項3】流体中に超音波を送波し、超音波を受波す
る超音波送受波器と、前記流体中の所定の伝搬路を、前
記超音波が伝搬する時間を計測する時間計測器とを備
え、前記超音波送受波器は、圧電振動子の前面に、中心
が薄く周囲が厚い形状の整合層を有し、前記圧電振動子
が交流電圧で駆動し、振動することにより、前記超音波
送受波器は、前記流体中に超音波を発射することを特徴
とする流速測定装置。 - 【請求項4】流体中に超音波を送波し、超音波を受波す
る超音波送受波器と、前記流体中の所定の伝搬路を、前
記超音波が伝搬する時間を計測する時間計測器とを備
え、前記超音波送受波器は、圧電体からなる圧電振動子
を有し、前記圧電振動子が圧電横効果で駆動し、振動す
ることにより、前記超音波送受波器は、前記液体中に超
音波を発射することを特徴とする流速測定装置。 - 【請求項5】前記超音波送受波器は、前記圧電振動子を
複数枚積層していることを特徴とする請求項4記載の流
速測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9166380A JPH1114649A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 流速測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9166380A JPH1114649A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 流速測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1114649A true JPH1114649A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15830349
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9166380A Pending JPH1114649A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 流速測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1114649A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002188946A (ja) * | 2000-12-21 | 2002-07-05 | Murata Mfg Co Ltd | 超音波センサ |
| JP2003075218A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 超音波流量計 |
| JP2005274387A (ja) * | 2004-03-25 | 2005-10-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 流体の流れ計測装置 |
| JP2009085972A (ja) * | 2009-01-28 | 2009-04-23 | Panasonic Corp | 超音波流量計 |
| CN108243367A (zh) * | 2016-12-27 | 2018-07-03 | 中国船舶重工集团公司七五○试验场 | 一种水声学发射换能器及其制作方法 |
| US12181318B2 (en) | 2021-04-20 | 2024-12-31 | Teknologian Tutkimuskeskus Vtt Oy | Ultrasound sensor apparatus and method of transmitting of ultrasound |
-
1997
- 1997-06-23 JP JP9166380A patent/JPH1114649A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002188946A (ja) * | 2000-12-21 | 2002-07-05 | Murata Mfg Co Ltd | 超音波センサ |
| JP2003075218A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 超音波流量計 |
| JP2005274387A (ja) * | 2004-03-25 | 2005-10-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 流体の流れ計測装置 |
| JP2009085972A (ja) * | 2009-01-28 | 2009-04-23 | Panasonic Corp | 超音波流量計 |
| CN108243367A (zh) * | 2016-12-27 | 2018-07-03 | 中国船舶重工集团公司七五○试验场 | 一种水声学发射换能器及其制作方法 |
| US12181318B2 (en) | 2021-04-20 | 2024-12-31 | Teknologian Tutkimuskeskus Vtt Oy | Ultrasound sensor apparatus and method of transmitting of ultrasound |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3810430B2 (ja) | 超音波測距装置 | |
| EP2076061B1 (en) | Ultrasonic transducer | |
| CN110398269A (zh) | 用于确定测量信息的方法和测量装置 | |
| TW510140B (en) | Electromagnetic microphone | |
| GB2035009A (en) | Transducer horns | |
| US4462256A (en) | Lightweight, broadband Rayleigh wave transducer | |
| JPH1114649A (ja) | 流速測定装置 | |
| JP2008232801A (ja) | 超音波トランスジューサ及び超音波レベル計 | |
| JP3062170B2 (ja) | 音響変換装置 | |
| JP3708226B2 (ja) | 流速測定装置 | |
| JP3324720B2 (ja) | 流速測定装置 | |
| US6317389B1 (en) | Ultrasound-signal radiating device | |
| US7262542B2 (en) | Ultrasound radiation device into a material | |
| JP2005291941A (ja) | 超音波センサ及び同センサ用の送波素子 | |
| JP2011007764A (ja) | 超音波レベル計 | |
| US6259245B1 (en) | Electric-current sensing device | |
| JPS584075A (ja) | 超音波流量計用圧電変換器 | |
| JPH11108714A (ja) | 超音波送受波器、超音波送受波器の駆動方法及び流速測定装置 | |
| JP7293521B1 (ja) | 超音波フェイズドアレイセンサー | |
| JPH08110376A (ja) | 超音波送受波器 | |
| JP7288562B1 (ja) | 超音波トランスデューサーアレイ及び超音波フェイズドアレイセンサー | |
| JP3680635B2 (ja) | 超音波センサ、超音波センシング装置および超音波流量計 | |
| CN215844031U (zh) | 超声换能器装置及包括该超声换能器装置的空气悬架装置 | |
| SU547975A1 (ru) | Пьезоэлектрический преобразователь | |
| JP2527960B2 (ja) | 超音波送受波器の残響制動装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040421 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051215 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051227 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060606 |