JPH11146618A - 直流ブラシレスモータ用ロータおよび直流ブラシレスモータ - Google Patents
直流ブラシレスモータ用ロータおよび直流ブラシレスモータInfo
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- JPH11146618A JPH11146618A JP9325200A JP32520097A JPH11146618A JP H11146618 A JPH11146618 A JP H11146618A JP 9325200 A JP9325200 A JP 9325200A JP 32520097 A JP32520097 A JP 32520097A JP H11146618 A JPH11146618 A JP H11146618A
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Landscapes
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 死点を生じさせることなく高トルク化を図る
ことが可能な直流ブラシレスモータ用ロータ、および直
流ブラシレスモータを提供する。 【解決手段】 円筒形磁石11と、円筒形磁石11の中
空部に貫通固着された回転軸14とを備えている直流ブ
ラシレスモータ用ロータ2において、円筒形磁石11
は、モータ1の機械角に対して矩形波状の磁束分布特性
を有し回転軸14の軸方向の一端側に形成された磁極検
出領域部12と、モータ1の機械角に対して正弦波状の
磁束分布特性を有し回転軸14の軸方向の他端側に形成
されたトルク発生領域部13とを備えた。
ことが可能な直流ブラシレスモータ用ロータ、および直
流ブラシレスモータを提供する。 【解決手段】 円筒形磁石11と、円筒形磁石11の中
空部に貫通固着された回転軸14とを備えている直流ブ
ラシレスモータ用ロータ2において、円筒形磁石11
は、モータ1の機械角に対して矩形波状の磁束分布特性
を有し回転軸14の軸方向の一端側に形成された磁極検
出領域部12と、モータ1の機械角に対して正弦波状の
磁束分布特性を有し回転軸14の軸方向の他端側に形成
されたトルク発生領域部13とを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒形磁石に回転
軸を貫通固着して構成された直流ブラシレスモータ用ロ
ータ、およびそのロータを備えた直流ブラシレスモータ
に関するものである。
軸を貫通固着して構成された直流ブラシレスモータ用ロ
ータ、およびそのロータを備えた直流ブラシレスモータ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の直流ブラシレスモータ用のロー
タとして、例えば、図9に示すロータ71が従来から知
られている。このロータ71は、回転軸14を円筒形磁
石72の中空部に貫通固着して構成されており、回転軸
14は、モータ軸15に回転子コア16を固着して形成
されている。回転子コア16は、一般的には、磁性体で
ある珪素鋼板を積層して形成されている。
タとして、例えば、図9に示すロータ71が従来から知
られている。このロータ71は、回転軸14を円筒形磁
石72の中空部に貫通固着して構成されており、回転軸
14は、モータ軸15に回転子コア16を固着して形成
されている。回転子コア16は、一般的には、磁性体で
ある珪素鋼板を積層して形成されている。
【0003】円筒形磁石72は、一般的には、いわゆる
等方性磁石またはいわゆるラジアル異方性磁石を材料と
して形成されている。ここで、等方性磁石とは、磁性微
粉を磁場中で配向処理しないでプレス成形することによ
って製造した磁石をいい、ラジアル異方性磁石とは、磁
性微粉を磁場中で図6(a)に示す方向で配向処理した
後にプレス成形することによって製造した磁石をいう。
この場合、いずれの種類の磁石であっても、図8に示す
ように、円筒形磁石72の外周方向において磁極Nおよ
び磁極Sが交互に着磁され、かつ、図7(a)に示すよ
うに、モータの機械角に対する磁極の磁束分布特性が矩
形波状に形成される。なお、図8は、8極に着磁したと
きの状態を示している。
等方性磁石またはいわゆるラジアル異方性磁石を材料と
して形成されている。ここで、等方性磁石とは、磁性微
粉を磁場中で配向処理しないでプレス成形することによ
って製造した磁石をいい、ラジアル異方性磁石とは、磁
性微粉を磁場中で図6(a)に示す方向で配向処理した
後にプレス成形することによって製造した磁石をいう。
この場合、いずれの種類の磁石であっても、図8に示す
ように、円筒形磁石72の外周方向において磁極Nおよ
び磁極Sが交互に着磁され、かつ、図7(a)に示すよ
うに、モータの機械角に対する磁極の磁束分布特性が矩
形波状に形成される。なお、図8は、8極に着磁したと
きの状態を示している。
【0004】一方、このロータ71が用いられる直流ブ
ラシレスモータは、一般的に、図8に示すように、機械
角において互いに120度の位相差をもつように互いに
離間してロータ71に対向配置された3つのホールIC
33a、33b、33cと、図外の3つのステータコイ
ルとをステータ側に備えている。
ラシレスモータは、一般的に、図8に示すように、機械
角において互いに120度の位相差をもつように互いに
離間してロータ71に対向配置された3つのホールIC
33a、33b、33cと、図外の3つのステータコイ
ルとをステータ側に備えている。
【0005】このような直流ブラシレスモータでは、起
動時や回転時において、ホールIC33a、33b、3
3cが、対向する円筒形磁石72の磁極を検出すること
により、ロータ71の回転角度を検出する。次いで、検
出したロータ71の回転角度に基づいて、3つのステー
タコイルのうちのいずれかを通電することによってロー
タ71を回転制御する。これらを繰り返すことによっ
て、直流ブラシレスモータは、所定のトルクを発生させ
ると共にロータ71の回転を維持している。
動時や回転時において、ホールIC33a、33b、3
3cが、対向する円筒形磁石72の磁極を検出すること
により、ロータ71の回転角度を検出する。次いで、検
出したロータ71の回転角度に基づいて、3つのステー
タコイルのうちのいずれかを通電することによってロー
タ71を回転制御する。これらを繰り返すことによっ
て、直流ブラシレスモータは、所定のトルクを発生させ
ると共にロータ71の回転を維持している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
直流ブラシレスモータには、高トルク化の要請に応える
ことが困難であるという問題点がある。つまり、直流ブ
ラシレスモータのトルクは、ステータコイルに流れる電
流と、円筒型磁石72の磁束との電磁的相互作用によっ
て発生する。したがって、高トルク化を図るためには、
ステータコイルに流す電流を大きくするか、磁束を大き
くすればよい。しかし、ステータコイルに大電流を流す
とすれば、巻線の径を太くしなければならない関係上、
モータの大型化を招いてしまう。一方、磁束について
は、従来の円筒型磁石72では、上記したように矩形波
状に分布されているため、磁束の極性が変化する近辺の
領域(以下、この領域を「磁束極性変化領域」ともい
う)の磁束は大きめとなっている反面、一般的には、磁
極の中心部分における磁束がやや小さい。この場合、磁
極の中心部分がトルクの発生に最も寄与するのである
が、等方性磁石などにおける磁極中心部分の高磁束化を
図るのは、現状の技術では困難である。
直流ブラシレスモータには、高トルク化の要請に応える
ことが困難であるという問題点がある。つまり、直流ブ
ラシレスモータのトルクは、ステータコイルに流れる電
流と、円筒型磁石72の磁束との電磁的相互作用によっ
て発生する。したがって、高トルク化を図るためには、
ステータコイルに流す電流を大きくするか、磁束を大き
くすればよい。しかし、ステータコイルに大電流を流す
とすれば、巻線の径を太くしなければならない関係上、
モータの大型化を招いてしまう。一方、磁束について
は、従来の円筒型磁石72では、上記したように矩形波
状に分布されているため、磁束の極性が変化する近辺の
領域(以下、この領域を「磁束極性変化領域」ともい
う)の磁束は大きめとなっている反面、一般的には、磁
極の中心部分における磁束がやや小さい。この場合、磁
極の中心部分がトルクの発生に最も寄与するのである
が、等方性磁石などにおける磁極中心部分の高磁束化を
図るのは、現状の技術では困難である。
【0007】一方、磁極中心部分を高磁束化した磁石と
して、いわゆる極異方性磁石が従来から知られている。
この場合、極異方性磁石は、磁性微粉を磁場中で図6
(b)に示す方向で配向処理した状態でプレス成形して
製造されており、磁極の着磁については等方性磁石など
と同一であるが、機械角に対する磁極の磁束分布特性
は、等方性磁石などとは異なり、図7(b)に示すよう
に、正弦波状に形成されている。このため、磁極中心部
分においては、極異方性磁石で形成したロータのほう
が、等方性磁石またはラジアル異方性磁石で形成された
ロータよりも高磁束である。したがって、この極異方性
磁石をロータの材料に用いることも考えられる。
して、いわゆる極異方性磁石が従来から知られている。
この場合、極異方性磁石は、磁性微粉を磁場中で図6
(b)に示す方向で配向処理した状態でプレス成形して
製造されており、磁極の着磁については等方性磁石など
と同一であるが、機械角に対する磁極の磁束分布特性
は、等方性磁石などとは異なり、図7(b)に示すよう
に、正弦波状に形成されている。このため、磁極中心部
分においては、極異方性磁石で形成したロータのほう
が、等方性磁石またはラジアル異方性磁石で形成された
ロータよりも高磁束である。したがって、この極異方性
磁石をロータの材料に用いることも考えられる。
【0008】しかし、極異方性の磁石で形成されたロー
タを使用した直流ブラシレスモータには、いわゆる死点
が発生するという問題点がある。つまり、ロータの回転
を確実に制御するためには、円筒形磁石72の磁極Nお
よび磁極SがホールIC33a〜33cによって、機械
角において45度おきに、位相ずれせずに、交互かつ連
続して検出される必要がある。これに対して、極異方性
磁石で形成された円筒形磁石72では、磁束極性変化領
域において、磁束が小さく、しかも磁束が緩やかに変化
する、このため、極異方性磁石を用いた直流ブラシレス
モータでは、磁極検出用のホールIC33a〜33c
が、磁極の極性が切り替わる部分を正確に位置検出する
ことができない結果、ステータコイルの適切な通電制御
を行うことが困難であるという他の問題点がある。
タを使用した直流ブラシレスモータには、いわゆる死点
が発生するという問題点がある。つまり、ロータの回転
を確実に制御するためには、円筒形磁石72の磁極Nお
よび磁極SがホールIC33a〜33cによって、機械
角において45度おきに、位相ずれせずに、交互かつ連
続して検出される必要がある。これに対して、極異方性
磁石で形成された円筒形磁石72では、磁束極性変化領
域において、磁束が小さく、しかも磁束が緩やかに変化
する、このため、極異方性磁石を用いた直流ブラシレス
モータでは、磁極検出用のホールIC33a〜33c
が、磁極の極性が切り替わる部分を正確に位置検出する
ことができない結果、ステータコイルの適切な通電制御
を行うことが困難であるという他の問題点がある。
【0009】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、死点を生じさせることなく高トルク化
を図ることが可能な直流ブラシレスモータ用ロータ、お
よび直流ブラシレスモータを提供することを目的する。
れたものであり、死点を生じさせることなく高トルク化
を図ることが可能な直流ブラシレスモータ用ロータ、お
よび直流ブラシレスモータを提供することを目的する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の直流ブラシレスモータ用ロータは、円筒形
磁石と、円筒形磁石の中空部に貫通固着された回転軸と
を備えている直流ブラシレスモータ用ロータにおいて、
円筒形磁石は、モータの機械角に対して矩形波状の磁束
分布特性を有し回転軸の軸方向の一端側に形成された磁
極検出領域部と、モータの機械角に対して正弦波状の磁
束分布特性を有し回転軸の軸方向の他端側に形成された
トルク発生領域部とを備えていることを特徴とする。
求項1記載の直流ブラシレスモータ用ロータは、円筒形
磁石と、円筒形磁石の中空部に貫通固着された回転軸と
を備えている直流ブラシレスモータ用ロータにおいて、
円筒形磁石は、モータの機械角に対して矩形波状の磁束
分布特性を有し回転軸の軸方向の一端側に形成された磁
極検出領域部と、モータの機械角に対して正弦波状の磁
束分布特性を有し回転軸の軸方向の他端側に形成された
トルク発生領域部とを備えていることを特徴とする。
【0011】この直流ブラシレスモータ用ロータでは、
磁極検出領域部は、磁極の磁束分布特性が矩形波状のた
め、その磁極中心部においては、それほど大きな磁束密
度を有しないが、磁束極性変化領域においては、機械角
に対して急激に磁束の極性が変化する。この場合、磁束
極性変化領域では、磁極検出手段としてのホールICの
検出しきい値を十分に超える磁束密度を有することが可
能である。このため、ホールICが磁極を確実に検出す
ることが可能となり、ステータコイルの通電を正確に制
御できる結果、死点を生じさせることはない。一方、ト
ルク発生領域部は、磁極の磁束分布特性が正弦波状のた
め、磁束極性変化領域において、機械角に対して緩やか
に磁束密度が変化するものの、磁極中心部において、高
い磁束を有することが可能となる。このため、磁極中心
部においては、通電されたステータコイルに流れる電流
と大きな値の磁束との電磁的相互作用により、このロー
タを用いたモータは高いトルクを発生することが可能と
なる。
磁極検出領域部は、磁極の磁束分布特性が矩形波状のた
め、その磁極中心部においては、それほど大きな磁束密
度を有しないが、磁束極性変化領域においては、機械角
に対して急激に磁束の極性が変化する。この場合、磁束
極性変化領域では、磁極検出手段としてのホールICの
検出しきい値を十分に超える磁束密度を有することが可
能である。このため、ホールICが磁極を確実に検出す
ることが可能となり、ステータコイルの通電を正確に制
御できる結果、死点を生じさせることはない。一方、ト
ルク発生領域部は、磁極の磁束分布特性が正弦波状のた
め、磁束極性変化領域において、機械角に対して緩やか
に磁束密度が変化するものの、磁極中心部において、高
い磁束を有することが可能となる。このため、磁極中心
部においては、通電されたステータコイルに流れる電流
と大きな値の磁束との電磁的相互作用により、このロー
タを用いたモータは高いトルクを発生することが可能と
なる。
【0012】請求項2記載の直流ブラシレスモータ用ロ
ータは、請求項1記載の直流ブラシレスモータ用ロータ
において、磁極検出領域部の磁束分布とトルク発生領域
部の磁束分布とがモータの機械角に対して互いに同相に
形成されていることを特徴とする。
ータは、請求項1記載の直流ブラシレスモータ用ロータ
において、磁極検出領域部の磁束分布とトルク発生領域
部の磁束分布とがモータの機械角に対して互いに同相に
形成されていることを特徴とする。
【0013】この直流ブラシレスモータ用ロータでは、
トルク発生領域部の磁束分布と、磁極検出領域部の磁束
分布とがモータの機械角に対して互いに同相に形成され
ているため、磁極検出手段としてのホールICは、回転
軸の径方向側および軸方向側のいずれに配設されている
ときであっても、トルク発生領域部の磁極に影響される
ことなく、磁極検出領域部の磁束を正確に検出すること
が可能となる。
トルク発生領域部の磁束分布と、磁極検出領域部の磁束
分布とがモータの機械角に対して互いに同相に形成され
ているため、磁極検出手段としてのホールICは、回転
軸の径方向側および軸方向側のいずれに配設されている
ときであっても、トルク発生領域部の磁極に影響される
ことなく、磁極検出領域部の磁束を正確に検出すること
が可能となる。
【0014】請求項3記載の直流ブラシレスモータ用ロ
ータは、請求項1または2記載の直流ブラシレスモータ
用ロータにおいて、磁極検出領域部は、その磁極が回転
軸の軸方向側から検出可能に形成されていることを特徴
とする。
ータは、請求項1または2記載の直流ブラシレスモータ
用ロータにおいて、磁極検出領域部は、その磁極が回転
軸の軸方向側から検出可能に形成されていることを特徴
とする。
【0015】この直流ブラシレスモータ用ロータでは、
直流ブラシレスモータに用いた際に磁極検出用のホール
ICが回転軸の軸方向側に配設される。したがって、ホ
ールICは、両領域部の磁極が同相に形成されていない
ときであっても、トルク発生領域部の磁極に影響される
ことなく、磁極検出領域部の磁極を正確に検出すること
が可能となる。
直流ブラシレスモータに用いた際に磁極検出用のホール
ICが回転軸の軸方向側に配設される。したがって、ホ
ールICは、両領域部の磁極が同相に形成されていない
ときであっても、トルク発生領域部の磁極に影響される
ことなく、磁極検出領域部の磁極を正確に検出すること
が可能となる。
【0016】請求項4記載の直流ブラシレスモータ用ロ
ータは、請求項2記載の直流ブラシレスモータ用ロータ
において、磁極検出領域部は、その磁極が回転軸の径方
向側から検出可能に形成されていることを特徴とする。
ータは、請求項2記載の直流ブラシレスモータ用ロータ
において、磁極検出領域部は、その磁極が回転軸の径方
向側から検出可能に形成されていることを特徴とする。
【0017】この直流ブラシレスモータ用ロータでは、
両領域部の磁極が回転軸の径方向側に向けられている。
このため、このロータを直流ブラシレスモータに用いた
ときには、磁極検出領域部の磁束がトルク発生のために
も寄与する。このため、磁極検出領域部の磁束を有効利
用することが可能となる。
両領域部の磁極が回転軸の径方向側に向けられている。
このため、このロータを直流ブラシレスモータに用いた
ときには、磁極検出領域部の磁束がトルク発生のために
も寄与する。このため、磁極検出領域部の磁束を有効利
用することが可能となる。
【0018】請求項5記載の直流ブラシレスモータは、
請求項1から4のいずれかに記載の直流ブラシレスモー
タ用ロータを備えていることを特徴とする。
請求項1から4のいずれかに記載の直流ブラシレスモー
タ用ロータを備えていることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る直流ブラシレスモータ用ロータおよび直流ブラ
シレスモータを3相の直流ブラシレスモータに適用した
実施の形態について説明する。なお、従来のロータ71
と同一の構成要素については、同一の符号を使用し、そ
の詳細説明を省略する。
明に係る直流ブラシレスモータ用ロータおよび直流ブラ
シレスモータを3相の直流ブラシレスモータに適用した
実施の形態について説明する。なお、従来のロータ71
と同一の構成要素については、同一の符号を使用し、そ
の詳細説明を省略する。
【0020】図2は、本発明に係る直流ブラシレスモー
タ1(以下、単に「モータ」ともいう)の断面図を示し
ている。同図に示すように、モータ1は、本発明におけ
る直流ブラシレスモータ用ロータに相当するロータ2
と、ステータ3とを備えている。
タ1(以下、単に「モータ」ともいう)の断面図を示し
ている。同図に示すように、モータ1は、本発明におけ
る直流ブラシレスモータ用ロータに相当するロータ2
と、ステータ3とを備えている。
【0021】ロータ2は、図1、2に示すように、モー
タ軸15に回転子コア16を固着して形成した回転軸1
4を円筒形磁石11の中空部に貫通固着して構成されい
る。
タ軸15に回転子コア16を固着して形成した回転軸1
4を円筒形磁石11の中空部に貫通固着して構成されい
る。
【0022】ここで、円筒形磁石11は、等方性または
ラジアル異方性の磁石を材料としてモータ軸15の一端
側に形成された磁極検出領域部12と、極異方性の磁石
を材料としてモータ軸15の他端側に形成されたトルク
発生領域部13とを備えている。磁極検出領域部12
は、例えば、図8に示すように、従来の円筒型磁石72
と同様にして、円筒形磁石11の外周方向において磁極
Nおよび磁極Sが交互、かつ8極に着磁され、かつ、図
7(a)に示すように、モータの機械角に対する磁極の
磁束分布特性が矩形波状に形成されている。トルク発生
領域部13は、例えば、磁極検出領域部12と同様にし
て、図8に示すように、円筒形磁石11の外周方向にお
いて磁極Nおよび磁極Sが交互、かつ8極に着磁されて
いる。また、トルク発生領域部13は、図7(b)に示
すように、モータの機械角に対する磁極の磁束分布特性
が正弦波状で、かつ磁極検出領域部12の磁束分布特性
と同相になるように着磁されている。
ラジアル異方性の磁石を材料としてモータ軸15の一端
側に形成された磁極検出領域部12と、極異方性の磁石
を材料としてモータ軸15の他端側に形成されたトルク
発生領域部13とを備えている。磁極検出領域部12
は、例えば、図8に示すように、従来の円筒型磁石72
と同様にして、円筒形磁石11の外周方向において磁極
Nおよび磁極Sが交互、かつ8極に着磁され、かつ、図
7(a)に示すように、モータの機械角に対する磁極の
磁束分布特性が矩形波状に形成されている。トルク発生
領域部13は、例えば、磁極検出領域部12と同様にし
て、図8に示すように、円筒形磁石11の外周方向にお
いて磁極Nおよび磁極Sが交互、かつ8極に着磁されて
いる。また、トルク発生領域部13は、図7(b)に示
すように、モータの機械角に対する磁極の磁束分布特性
が正弦波状で、かつ磁極検出領域部12の磁束分布特性
と同相になるように着磁されている。
【0023】ステータ3は、図2に示すように、モータ
フレーム31、3つのステータコイル32U,32V,
32Wから構成されるステータコイル32、および磁極
検出用のホールIC33a〜33c(同図では、ホール
IC33a,33bを示している)を備えて構成されて
いる。この場合、ステータコイル32U,32V,32
Wは、トルク発生領域部13に対向するようにモータフ
レーム31の内壁側に配置され、ホールIC33a,3
3b,33cは、磁極検出領域部12に対向するように
円筒形磁石11に対してモータ軸15の軸方向側に離間
して配置されている。
フレーム31、3つのステータコイル32U,32V,
32Wから構成されるステータコイル32、および磁極
検出用のホールIC33a〜33c(同図では、ホール
IC33a,33bを示している)を備えて構成されて
いる。この場合、ステータコイル32U,32V,32
Wは、トルク発生領域部13に対向するようにモータフ
レーム31の内壁側に配置され、ホールIC33a,3
3b,33cは、磁極検出領域部12に対向するように
円筒形磁石11に対してモータ軸15の軸方向側に離間
して配置されている。
【0024】次に、モータ1を駆動するための制御装置
4について、図3を参照して説明する。
4について、図3を参照して説明する。
【0025】同図に示すように、制御装置4は、上記し
た3つのホールIC33a,33b,33cが接続され
る論理部5と、上記したステータコイル32U,32
V,32Wが接続される駆動部6とを備えている。
た3つのホールIC33a,33b,33cが接続され
る論理部5と、上記したステータコイル32U,32
V,32Wが接続される駆動部6とを備えている。
【0026】論理部5は、インバータ51a〜51c,
52a〜52cと、アンドゲート53a〜53c,54
a〜54cと、モータ1の回転速度を制御するためのパ
ルス発振回路55とを備えている。
52a〜52cと、アンドゲート53a〜53c,54
a〜54cと、モータ1の回転速度を制御するためのパ
ルス発振回路55とを備えている。
【0027】論理部5は、モータ1の回転方向を制御す
るために、ホールIC33a〜33cによってそれぞれ
検出された磁極検出信号Sa〜Scに基づいて、3つの
ステータコイル32U,32V,32Wのうちのいずれ
か2つが同時に通電するように、ハイレベル信号(以
下、「H信号」という)のドライブ信号S1a〜S1cおよ
びドライブ信号S2a〜S2cを駆動部6に出力する。な
お、この際に、パルス発振回路55は、デューティ比が
0〜100%の間のパルス信号をアンドゲート54a〜
54cに出力してドライブ信号S2a〜S2cのパルス幅を
実質的に変化させることにより、モータ1の回転速度を
制御する。
るために、ホールIC33a〜33cによってそれぞれ
検出された磁極検出信号Sa〜Scに基づいて、3つの
ステータコイル32U,32V,32Wのうちのいずれ
か2つが同時に通電するように、ハイレベル信号(以
下、「H信号」という)のドライブ信号S1a〜S1cおよ
びドライブ信号S2a〜S2cを駆動部6に出力する。な
お、この際に、パルス発振回路55は、デューティ比が
0〜100%の間のパルス信号をアンドゲート54a〜
54cに出力してドライブ信号S2a〜S2cのパルス幅を
実質的に変化させることにより、モータ1の回転速度を
制御する。
【0028】駆動部6は、6つのドライブ回路61a〜
61fと、3つのトランジスタ回路62a,62b,6
2c(以下、区別しないときは、「トランジスタ回路6
2」という)とを備えて構成されている。以下、各構成
要素について説明する。なお、各トランジスタ回路62
は、同一に構成されているため、トランジスタ回路62
aについてのみ説明し、各トランジスタ回路62のそれ
ぞれの構成要素については、符号にa〜cを付して区別
するものとする。
61fと、3つのトランジスタ回路62a,62b,6
2c(以下、区別しないときは、「トランジスタ回路6
2」という)とを備えて構成されている。以下、各構成
要素について説明する。なお、各トランジスタ回路62
は、同一に構成されているため、トランジスタ回路62
aについてのみ説明し、各トランジスタ回路62のそれ
ぞれの構成要素については、符号にa〜cを付して区別
するものとする。
【0029】各ドライブ回路61a〜61fは、ドライ
ブ信号S1a〜S1c,S2a〜S2cを入力し、トランジスタ
回路62内のFET63a〜63cおよびFET64a
〜64cのゲートをドライブするためのドライブ信号を
それぞれ生成して出力する。一方、トランジスタ回路6
2は、ステータコイル32に電流を供給するためのpチ
ャンネル型のFET63と、ステータコイル32を介し
て電流をグランドに流れ込ませるためのnチャンネル型
のFET64とを備えている。FET63は、ドレイン
が、直流電源ライン68に接続され、ソースが、FET
64のドレインに接続されている。また、FET64の
ソースはグランドに接続されている。さらに、両FET
63,64のドレインとソースの間には、逆起電圧を吸
収するための保護用のダイオード65,66が直列接続
され、FET63のソースとFET64のドレインとの
接続点67には、ステータコイル32の一端が接続され
ている。
ブ信号S1a〜S1c,S2a〜S2cを入力し、トランジスタ
回路62内のFET63a〜63cおよびFET64a
〜64cのゲートをドライブするためのドライブ信号を
それぞれ生成して出力する。一方、トランジスタ回路6
2は、ステータコイル32に電流を供給するためのpチ
ャンネル型のFET63と、ステータコイル32を介し
て電流をグランドに流れ込ませるためのnチャンネル型
のFET64とを備えている。FET63は、ドレイン
が、直流電源ライン68に接続され、ソースが、FET
64のドレインに接続されている。また、FET64の
ソースはグランドに接続されている。さらに、両FET
63,64のドレインとソースの間には、逆起電圧を吸
収するための保護用のダイオード65,66が直列接続
され、FET63のソースとFET64のドレインとの
接続点67には、ステータコイル32の一端が接続され
ている。
【0030】次に、制御装置4によるモータ1の駆動制
御について、図3〜5を参照して説明する。
御について、図3〜5を参照して説明する。
【0031】最初に、制御装置4の動作概要について説
明する。ホールIC33a〜33cは、対向する磁極検
出領域部12に形成された磁極を検出した後、ロータ2
の回転角度に対して、図4に示すように、モード1〜6
の順序で、磁極検出信号Sa〜Scをそれぞれ出力す
る。この場合、L信号およびH信号は、ロウレベルであ
る磁極検出信号およびハイレベルである磁極検出信号を
それぞれ示す。また、モード1〜6は、それぞれ、図5
に示す機械角0゜〜90゜の間において15゜毎に分割
した各期間に対応する。この場合、磁極検出領域部12
の磁極が図7(a)に示すように矩形波状に形成されて
いるので、ホールIC33a〜33cは、正確に磁極を
検出できる。このため、制御装置4は、図5に示す通電
制御を機械角に対応させて正確に行うことができる。
明する。ホールIC33a〜33cは、対向する磁極検
出領域部12に形成された磁極を検出した後、ロータ2
の回転角度に対して、図4に示すように、モード1〜6
の順序で、磁極検出信号Sa〜Scをそれぞれ出力す
る。この場合、L信号およびH信号は、ロウレベルであ
る磁極検出信号およびハイレベルである磁極検出信号を
それぞれ示す。また、モード1〜6は、それぞれ、図5
に示す機械角0゜〜90゜の間において15゜毎に分割
した各期間に対応する。この場合、磁極検出領域部12
の磁極が図7(a)に示すように矩形波状に形成されて
いるので、ホールIC33a〜33cは、正確に磁極を
検出できる。このため、制御装置4は、図5に示す通電
制御を機械角に対応させて正確に行うことができる。
【0032】具体的には、制御装置4では、例えば、モ
ード1の期間において、ホールIC33aからL信号の
磁極検出信号Saが出力され、ホールIC33bおよび
33cからH信号の磁極検出信号Sb,Scがそれぞれ
出力されると、論理部5は、論理演算によって生成した
ドライブ信号S1aおよびドライブ信号S2cを駆動部6に
出力する。これにより、トランジスタ回路62aのFE
T63aおよびトランジスタ回路62cのFET64c
がそれぞれ作動することにより、直列接続されたステー
タコイル32Uおよびステータコイル32Wに電流が供
給される。したがって、ステータコイル32Uおよび3
2Wにそれぞれ正方向および負方向の電流が流れてロー
タ2に正方向のトルクが発生する結果、モータ1が、所
定の向きで回転する。以降、このような動作がモード1
〜6の順序で循環して繰り返され、駆動部6が、各モー
ドにおいて出力される磁極検出信号Sa〜Scに基づい
てドライブ信号S1a〜S1c,2a〜2cを出力することによ
り、モータ1は、所定の向きで継続して回転し、所定の
トルクを発生する。
ード1の期間において、ホールIC33aからL信号の
磁極検出信号Saが出力され、ホールIC33bおよび
33cからH信号の磁極検出信号Sb,Scがそれぞれ
出力されると、論理部5は、論理演算によって生成した
ドライブ信号S1aおよびドライブ信号S2cを駆動部6に
出力する。これにより、トランジスタ回路62aのFE
T63aおよびトランジスタ回路62cのFET64c
がそれぞれ作動することにより、直列接続されたステー
タコイル32Uおよびステータコイル32Wに電流が供
給される。したがって、ステータコイル32Uおよび3
2Wにそれぞれ正方向および負方向の電流が流れてロー
タ2に正方向のトルクが発生する結果、モータ1が、所
定の向きで回転する。以降、このような動作がモード1
〜6の順序で循環して繰り返され、駆動部6が、各モー
ドにおいて出力される磁極検出信号Sa〜Scに基づい
てドライブ信号S1a〜S1c,2a〜2cを出力することによ
り、モータ1は、所定の向きで継続して回転し、所定の
トルクを発生する。
【0033】ここで、モータ1が発生するトルクは、ス
テータコイル32U〜32Wの各々に流れる電流と、ト
ルク発生領域部13の磁極がそれぞれのコイルに鎖交す
る磁束との電磁的相互作用によって発生し、各ステータ
コイル毎の成分トルクの総和によって得られる。この場
合、各ステータコイル毎の成分トルクは、機械角全区間
に亘って常に発生しているわけではない。つまり、例え
ば、ステータコイル32Uを例に挙げると、磁極中心部
分に対応する機械角が0゜から30゜の区間では、正の
電流と正の磁束との電磁的相互作用によって正の成分ト
ルクが発生し、上記した磁束極性変化領域に対応する機
械角が30゜から45゜および75゜から90゜の区間
では、通電制御されていないために成分トルクが発生せ
ず、磁極中心部分に対応する機械角が45゜から75゜
の区間では、負の電流と負の磁束との電磁的相互作用に
よって正の成分トルクが発生する。以上のトルク発生パ
ターンが以降90゜から360゜までの間に3回繰り返
される。同じようにして、ステータコイル32V,32
Wにおいても、ステータコイル32Uとは機械角の区間
が異なるが、成分トルクを発生する。
テータコイル32U〜32Wの各々に流れる電流と、ト
ルク発生領域部13の磁極がそれぞれのコイルに鎖交す
る磁束との電磁的相互作用によって発生し、各ステータ
コイル毎の成分トルクの総和によって得られる。この場
合、各ステータコイル毎の成分トルクは、機械角全区間
に亘って常に発生しているわけではない。つまり、例え
ば、ステータコイル32Uを例に挙げると、磁極中心部
分に対応する機械角が0゜から30゜の区間では、正の
電流と正の磁束との電磁的相互作用によって正の成分ト
ルクが発生し、上記した磁束極性変化領域に対応する機
械角が30゜から45゜および75゜から90゜の区間
では、通電制御されていないために成分トルクが発生せ
ず、磁極中心部分に対応する機械角が45゜から75゜
の区間では、負の電流と負の磁束との電磁的相互作用に
よって正の成分トルクが発生する。以上のトルク発生パ
ターンが以降90゜から360゜までの間に3回繰り返
される。同じようにして、ステータコイル32V,32
Wにおいても、ステータコイル32Uとは機械角の区間
が異なるが、成分トルクを発生する。
【0034】この場合、トルク発生領域部13の磁束分
布が図7(b)に示すように正弦波状のため、トルク発
生に元々寄与しない磁束極性変化領域に対応する機械角
区間では磁束が小さく、逆に、トルク発生に寄与する磁
極中心部分に対応する機械角区間では磁束が大きくなっ
ている。したがって、各ステータコイル33U〜33W
に流れる電流と磁極中心部分の大きな磁束との電磁的相
互作用により、モータ1は、全体として高トルクを発生
する。
布が図7(b)に示すように正弦波状のため、トルク発
生に元々寄与しない磁束極性変化領域に対応する機械角
区間では磁束が小さく、逆に、トルク発生に寄与する磁
極中心部分に対応する機械角区間では磁束が大きくなっ
ている。したがって、各ステータコイル33U〜33W
に流れる電流と磁極中心部分の大きな磁束との電磁的相
互作用により、モータ1は、全体として高トルクを発生
する。
【0035】このように、この実施の形態に係るモータ
1では、磁極検出領域部12とトルク発生領域部13と
で円筒形磁石11を形成したことにより、死点を発生す
ることなく、高トルクを発生することができる。
1では、磁極検出領域部12とトルク発生領域部13と
で円筒形磁石11を形成したことにより、死点を発生す
ることなく、高トルクを発生することができる。
【0036】なお、本実施の形態では、磁極検出領域部
12に発生する磁束の向きが回転軸14の軸方向に向か
うようにすると共にホールIC33a〜33cを回転軸
14の軸方向側に配設した例について説明したが、本発
明は、これに限定されず、磁束検出領域部に発生する磁
束の向きを回転軸14の径方向に向かうようにすると共
にホールIC33a〜33cを回転軸14の径方向側に
配設するように構成してもよい。この場合には、磁極検
出領域部の磁束がトルクの発生に寄与するため、磁極検
出領域部の磁束を有効利用することができる。
12に発生する磁束の向きが回転軸14の軸方向に向か
うようにすると共にホールIC33a〜33cを回転軸
14の軸方向側に配設した例について説明したが、本発
明は、これに限定されず、磁束検出領域部に発生する磁
束の向きを回転軸14の径方向に向かうようにすると共
にホールIC33a〜33cを回転軸14の径方向側に
配設するように構成してもよい。この場合には、磁極検
出領域部の磁束がトルクの発生に寄与するため、磁極検
出領域部の磁束を有効利用することができる。
【0037】また、本実施の形態では、磁極検出領域部
12とトルク発生領域部13の位相とが同相の例につい
て説明したが、本発明におけるロータは、これに限定さ
れず、磁極検出領域部12の磁束とトルク発生領域部1
3の位相とが互いに異なってもよい。この場合、磁極検
出領域部12によって発生する磁束が回転軸14の軸方
向に向くようにするのが好ましい。かかる場合には、ホ
ールIC33a〜33cは、トルク発生領域部13の磁
極に影響されることなく、磁極検出領域部12の磁極を
正確に検出することができる。さらに、本発明における
直流ブラシレスモータ用ロータにおける円筒型磁石は、
互いに別体に製造した磁極検出領域部およびトルク発生
領域部を接着して構成してもよいし、予め一体的に製造
した円筒型磁石を着磁によって磁極検出領域部およびト
ルク発生領域部として機能させてもよい。また、本発明
に係る円筒型磁石における磁極数は、本発明の実施の形
態に示した数に限定されず。適宜変更が可能である。
12とトルク発生領域部13の位相とが同相の例につい
て説明したが、本発明におけるロータは、これに限定さ
れず、磁極検出領域部12の磁束とトルク発生領域部1
3の位相とが互いに異なってもよい。この場合、磁極検
出領域部12によって発生する磁束が回転軸14の軸方
向に向くようにするのが好ましい。かかる場合には、ホ
ールIC33a〜33cは、トルク発生領域部13の磁
極に影響されることなく、磁極検出領域部12の磁極を
正確に検出することができる。さらに、本発明における
直流ブラシレスモータ用ロータにおける円筒型磁石は、
互いに別体に製造した磁極検出領域部およびトルク発生
領域部を接着して構成してもよいし、予め一体的に製造
した円筒型磁石を着磁によって磁極検出領域部およびト
ルク発生領域部として機能させてもよい。また、本発明
に係る円筒型磁石における磁極数は、本発明の実施の形
態に示した数に限定されず。適宜変更が可能である。
【0038】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の直流ブラ
シレスモータ用ロータによれば、モータの機械角に対し
て矩形波状の磁束分布特性を有し回転軸の軸方向の一端
側に形成された磁極検出領域部と、モータの機械角に対
して正弦波状の磁束分布特性を有し回転軸の軸方向の他
端側に形成されたトルク発生領域部とを備えて円筒形磁
石を構成したことにより、このロータを直流ブラシレス
モータに用いた場合には、死点の発生が防止できるため
に磁極検出手段に対して磁極を確実に検出させることが
できると共に、高トルクを発生させることができる。
シレスモータ用ロータによれば、モータの機械角に対し
て矩形波状の磁束分布特性を有し回転軸の軸方向の一端
側に形成された磁極検出領域部と、モータの機械角に対
して正弦波状の磁束分布特性を有し回転軸の軸方向の他
端側に形成されたトルク発生領域部とを備えて円筒形磁
石を構成したことにより、このロータを直流ブラシレス
モータに用いた場合には、死点の発生が防止できるため
に磁極検出手段に対して磁極を確実に検出させることが
できると共に、高トルクを発生させることができる。
【0039】また、請求項2記載の直流ブラシレスモー
タ用ロータによれば、磁極検出領域部の磁束分布とトル
ク発生領域部の磁束分布とをモータの機械角に対して互
いに同相に形成することにより、このロータを直流ブラ
シレスモータに用いた場合には、磁極検出手段が回転軸
の径方向側および軸方向側のいずれに配設されていて
も、トルク発生領域部の磁極が影響を与えることがない
ため、磁極検出手段に対して、磁極検出領域部の磁束を
正確に検出させることができる。
タ用ロータによれば、磁極検出領域部の磁束分布とトル
ク発生領域部の磁束分布とをモータの機械角に対して互
いに同相に形成することにより、このロータを直流ブラ
シレスモータに用いた場合には、磁極検出手段が回転軸
の径方向側および軸方向側のいずれに配設されていて
も、トルク発生領域部の磁極が影響を与えることがない
ため、磁極検出手段に対して、磁極検出領域部の磁束を
正確に検出させることができる。
【0040】さらに、請求項3記載の直流ブラシレスモ
ータ用ロータによれば、磁極が回転軸の軸方向側から検
出できるように磁極検出領域部を形成することにより、
このロータを直流ブラシレスモータに用いた場合には、
磁極検出手段が磁極検出領域部とトルク発生領域部の両
領域部の磁極が同相でないときであっても、トルク発生
領域部の磁極が影響を与えることがないため、磁極検出
手段に対して、磁極検出領域部の磁極を正確に検出させ
ることできる。
ータ用ロータによれば、磁極が回転軸の軸方向側から検
出できるように磁極検出領域部を形成することにより、
このロータを直流ブラシレスモータに用いた場合には、
磁極検出手段が磁極検出領域部とトルク発生領域部の両
領域部の磁極が同相でないときであっても、トルク発生
領域部の磁極が影響を与えることがないため、磁極検出
手段に対して、磁極検出領域部の磁極を正確に検出させ
ることできる。
【0041】また、請求項4記載の直流ブラシレスモー
タ用ロータによれば、磁極が回転軸の径方向側から検出
できるように磁極検出領域部を形成することにより、磁
極検出領域部の磁束をトルク発生のためにも寄与させる
ことができ、これにより、磁極検出領域部の磁束を有効
利用することできる。
タ用ロータによれば、磁極が回転軸の径方向側から検出
できるように磁極検出領域部を形成することにより、磁
極検出領域部の磁束をトルク発生のためにも寄与させる
ことができ、これにより、磁極検出領域部の磁束を有効
利用することできる。
【0042】また、請求項5記載の直流ブラシレスモー
タによれば、請求項1から4のいずれかに記載の直流ブ
ラシレスモータ用ロータを備えて構成されたことによ
り、死点を発生することなく、高トルクを発生すること
ができる。
タによれば、請求項1から4のいずれかに記載の直流ブ
ラシレスモータ用ロータを備えて構成されたことによ
り、死点を発生することなく、高トルクを発生すること
ができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る直流ブラシレスモー
タにおけるロータの斜視図である。
タにおけるロータの斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る直流ブラシレスモー
タの断面図である。
タの断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る直流ブラシレスモー
タを駆動する制御装置の回路図である。
タを駆動する制御装置の回路図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る直流ブラシレスモー
タにおけるホールICが各モードにおいて出力する信号
レベルを表した説明図である。
タにおけるホールICが各モードにおいて出力する信号
レベルを表した説明図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る直流ブラシレスモー
タのステータコイルに供給される電圧を示す信号波形図
である。
タのステータコイルに供給される電圧を示す信号波形図
である。
【図6】(a)はラジアル異方性磁石を材料とした円筒
形磁石の断面における磁気配向分布を表した図、(b)
は極異方性磁石を材料とした円筒形磁石の断面における
磁気配向分布を表した図である。
形磁石の断面における磁気配向分布を表した図、(b)
は極異方性磁石を材料とした円筒形磁石の断面における
磁気配向分布を表した図である。
【図7】(a)は等方性磁石およびラジアル異方性磁石
を材料とした円筒形磁石の機械角に対する磁束分布を表
した磁束分布図、(b)は極異方性磁石を材料とした円
筒形磁石の機械角に対する磁束分布を表した磁束分布図
である。
を材料とした円筒形磁石の機械角に対する磁束分布を表
した磁束分布図、(b)は極異方性磁石を材料とした円
筒形磁石の機械角に対する磁束分布を表した磁束分布図
である。
【図8】従来の直流ブラシレスモータにおけるホールI
Cの配置図である。
Cの配置図である。
【図9】従来の直流ブラシレスモータにおけるロータの
斜視図である。
斜視図である。
1 直流ブラシレスモータ 2 ロータ 11 円筒形磁石 12 磁極検出領域部 13 トルク発生領域部 14 回転軸 15 モータ軸 16 回転子コア
Claims (5)
- 【請求項1】 円筒形磁石と、当該円筒形磁石の中空部
に貫通固着された回転軸とを備えている直流ブラシレス
モータ用ロータにおいて、 前記円筒形磁石は、前記モータの機械角に対して矩形波
状の磁束分布特性を有し前記回転軸の軸方向の一端側に
形成された磁極検出領域部と、モータの機械角に対して
正弦波状の磁束分布特性を有し前記回転軸の軸方向の他
端側に形成されたトルク発生領域部とを備えていること
を特徴とする直流ブラシレスモータ用ロータ。 - 【請求項2】 磁極検出領域部の磁束分布と前記トルク
発生領域部の磁束分布とが前記モータの機械角に対して
互いに同相に形成されていることを特徴とする請求項1
記載の直流ブラシレスモータ用ロータ。 - 【請求項3】 前記磁極検出領域部は、その磁極が前記
回転軸の軸方向側から検出可能に形成されていることを
特徴とする請求項1または2記載の直流ブラシレスモー
タ用ロータ。 - 【請求項4】 前記磁極検出領域部は、その磁極が前記
回転軸の径方向側から検出可能に形成されていることを
特徴とする請求項2記載の直流ブラシレスモータ用ロー
タ。 - 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の直流
ブラシレスモータ用ロータを備えていることを特徴とす
る直流ブラシレスモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9325200A JPH11146618A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 直流ブラシレスモータ用ロータおよび直流ブラシレスモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9325200A JPH11146618A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 直流ブラシレスモータ用ロータおよび直流ブラシレスモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11146618A true JPH11146618A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=18174145
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9325200A Pending JPH11146618A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 直流ブラシレスモータ用ロータおよび直流ブラシレスモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11146618A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007049898A (ja) * | 2000-05-03 | 2007-02-22 | Moteurs Leroy-Somer | ロータリ式電動機器 |
| WO2020026408A1 (ja) * | 2018-08-02 | 2020-02-06 | 三菱電機株式会社 | モータ、ファン、空気調和装置、及びモータの製造方法 |
| US11984770B2 (en) | 2018-08-02 | 2024-05-14 | Mitsubishi Electric Corporation | Rotor, motor, fan, air conditioning apparatus, and method for manufacturing rotor |
-
1997
- 1997-11-10 JP JP9325200A patent/JPH11146618A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007049898A (ja) * | 2000-05-03 | 2007-02-22 | Moteurs Leroy-Somer | ロータリ式電動機器 |
| WO2020026408A1 (ja) * | 2018-08-02 | 2020-02-06 | 三菱電機株式会社 | モータ、ファン、空気調和装置、及びモータの製造方法 |
| JPWO2020026408A1 (ja) * | 2018-08-02 | 2021-02-15 | 三菱電機株式会社 | モータ、ファン、空気調和装置、及びモータの製造方法 |
| US11658526B2 (en) | 2018-08-02 | 2023-05-23 | Mitsubishi Electric Corporation | Motor, fan, air conditioning apparatus, and method for manufacturing motor |
| US11984770B2 (en) | 2018-08-02 | 2024-05-14 | Mitsubishi Electric Corporation | Rotor, motor, fan, air conditioning apparatus, and method for manufacturing rotor |
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