JPH111483A - 三環性化合物の製造法 - Google Patents

三環性化合物の製造法

Info

Publication number
JPH111483A
JPH111483A JP10725098A JP10725098A JPH111483A JP H111483 A JPH111483 A JP H111483A JP 10725098 A JP10725098 A JP 10725098A JP 10725098 A JP10725098 A JP 10725098A JP H111483 A JPH111483 A JP H111483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
alkyl
ring
halogen
alkoxy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10725098A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoki Ikemoto
朋己 池本
Mitsuhiro Wakimasu
光廣 脇舛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP10725098A priority Critical patent/JPH111483A/ja
Publication of JPH111483A publication Critical patent/JPH111483A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】腎疾患治療薬、動脈硬化治療薬として有用な三
環性化合物を収率よく製造する方法を提供する。 【解決手段】該三環性化合物を製造する際に、一般式
(III) 【化1】 〔式中、Zは脱離基を、Xは置換基を有していてもよい
2価の炭化水素基を、Y環は置換基を有していてもよい
含窒素5ないし6員複素環を、Rは置換基を有していて
もよい炭化水素基を示す。〕で表わされる化合物または
その塩を用いると、工程数が少なく、安価な原料を用い
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた血小板由来
増殖因子(PDGF)抑制作用、腎疾患改善作用、脂質
低下作用などを有する三環性化合物の製造法、およびこ
れを製造するために有用な中間体およびその製造法に関
する。
【0002】
【従来の技術】PCT国際公開No.WO96/025
42号公報には、優れた血小板由来増殖因子(PDG
F)抑制作用、降圧作用、腎症改善作用、コレステロー
ル低下作用などを有する医薬品として有用な三環性化合
物の製造法が記載されている。しかしながら、該PCT
公開公報に記載された方法では、工程数が多いうえに、
高価な原料を多用し、製造コストが高くつくという欠点
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のような状況か
ら、上記の三環性化合物を製造する方法にあたって、工
程数が少なく、しかも安価な原料を用いる製造法が切望
されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の事
情に鑑み、種々検討した結果、一般式(III)
【化12】 〔式中、Zは脱離基を、Xは置換基を有していてもよい
2価の炭化水素基を、Y環は置換基を有していてもよい
含窒素5ないし6員複素環基を、Rは置換基を有してい
てもよい炭化水素基を示す。〕で表わされる新規化合物
またはその塩を用いることによって、工程数が少なく、
より安い製造コストで、しかも前記三環性化合物が収率
よく得られることを見出し、さらに研究を進めた結果、
本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は(1)一般式(II)
【化13】 〔式中、A環は置換基を有していてもよく、B環は1つ
のオキソ基を有していてもよく、R1は水素原子、ハロ
ゲン原子、置換基を有していてもよい炭化水素基または
アシル基を示す。〕で表わされる化合物またはその塩と
一般式(III)
【化14】 〔式中、Zは脱離基を、Xは置換基を有していてもよい
2価の炭化水素基を、Y環は置換基を有していてもよい
含窒素5ないし6員複素環を、Rは置換基を有していて
もよい炭化水素基を示す。〕で表わされる化合物または
その塩とを反応させることを特徴とする一般式(I)
【化15】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表わされる化
合物またはその塩の製造法、(2)A環がハロゲン、C
1-6アルキル、ハロゲノ−C1-6アルキル、C1-6アルコ
キシ、ハロゲノ−C1-6アルコキシ、C1-6アルキルチ
オ、ハロゲノ−C1-6アルキルチオ、ヒドロキシ、カル
ボキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、モノ−またはジ−C
1-6アルキルアミノ、ホルミル、メルカプト、C1-6アル
キル−カルボニル、C1-6アルコキシ−カルボニル、ス
ルホ、C1-6アルキルスルホニル、カルバモイルおよび
モノ−またはジ−C1-6アルキル−カルバモイルから選
ばれる1ないし3個の基で置換されていてもよく、B環
が式
【化16】 で表わされる環、Xが(1)1ないし5個のC1-6アルキル
またはフェニル基で置換されていてもよいC1-15アルキ
レン基、C2-16アルケニレン基またはC2-16アルキニレ
ン基、(2)ハロゲン、C1-6アルキル、C1-6アルコキ
シ、C1-6アルキルチオ、ヒドロキシ、カルボキシ、シ
アノ、ニトロ、アミノ、モノ−またはジ−C1-6アルキ
ルアミノ、ホルミル、メルカプト、C1-6アルキル−カ
ルボニル、C1-6アルコキシ−カルボニル、スルホ、C
1-6アルキルスルホニル、カルバモイルおよびモノ−ま
たはジ−C1-6アルキル−カルバモイルから選ばれる1
ないし4個の基で置換されていてもよいフェニレン基あ
るいは(3)これらの基を組み合わせて形成される2価の
基、Y環がハロゲン、C1-6アルキル、ハロゲノ−C1-6
アルキル、C1-6アルコキシ、ハロゲノ−C1-6アルコキ
シ、C1-6アルキルチオ、ハロゲノ−C1-6アルキルチ
オ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、ニトロ、アミ
ノ、モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ、ホルミ
ル、メルカプト、C1-6アルキル−カルボニル、C1-6
ルコキシ−カルボニル、スルホ、C1-6アルキルスルホ
ニル、カルバモイルおよびモノ−またはジ−C1-6アル
キル−カルバモイルから選ばれる1ないし3個の基で置
換されていてもよいピペリジン、ピロリジンまたはピリ
ジン、Rがニトロ、ヒドロキシ、シアノ、カルバモイ
ル、モノ−またはジ−C1-6アルキル−カルバモイル、
カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニル、スルホ、
ハロゲン、C1-6アルコキシ、フェノキシ、ハロゲノ−
フェノキシ、C1-6アルキルチオ、メルカプト、フェニ
ルチオ、ピリジルチオ、C1-6アルキルスルフィニル、
1-6アルキルスルホニル、アミノ、C1-6アシルアミ
ノ、モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ、4ないし
6員環状アミノ基、C1-7アシル、ベンゾイル、窒素原
子,硫黄原子および酸素原子から選ばれる1ないし4個
のヘテロ原子を有する5または6員単環式芳香族複素環
基および窒素原子,硫黄原子および酸素原子から選ばれ
る1または2個のヘテロ原子を有する5または6員芳香
族複素環とベンゼン環とが縮合して形成される2環式芳
香族複素環基から選ばれる1ないし5個の基で置換され
ていてもよいC1-15アルキル基、C3-8シクロアルキル
基、C2-18アルケニル基、C7-16アラルキル基またはC
6-14アリール基で、C7-16アラルキル基またはC6-14
リール基はこれらの置換基に加えてC1-6アルキル基、
ハロゲノ−C1-6アルキル基またはオキソ基で置換され
ていてもよく、R1が(1)水素原子、(2)ハロゲン原子、
(3)カルボン酸から導かれるアシル基または(4)ニトロ、
ヒドロキシ、シアノ、カルバモイル、モノ−またはジ−
1-6アルキル−カルバモイル、カルボキシ、C1-6アル
コキシ−カルボニル、スルホ、ハロゲン、C1-6アルコ
キシ、フェノキシ、ハロゲノ−フェノキシ、C1-6アル
キルチオ、メルカプト、フェニルチオ、ピリジルチオ、
1-6アルキルスルフィニル、C1-6アルキルスルホニ
ル、アミノ、C1-6アシルアミノ、モノ−またはジ−C
1-6アルキルアミノ、4ないし6員環状アミノ、C1-7
シル、ベンゾイル、窒素原子,硫黄原子および酸素原子
から選ばれる1ないし4個のヘテロ原子を有する5また
は6員単環式芳香族複素環基および窒素原子,硫黄原子
および酸素原子から選ばれる1または2個のヘテロ原子
を有する5または6員芳香族複素環とベンゼン環とが縮
合することによって形成される2環式芳香族複素環基か
ら選ばれる1ないし5個の基で置換されていてもよいC
1-15アルキル基、C3-8シクロアルキル基、C2-18アル
ケニル基、C7-16アラルキル基またはC6-14アリール基
で、C7-16アラルキル基またはC6-14アリール基はこれ
らの置換基に加えてC1−6アルキル基、ハロゲノ−C
1−6アルキル基またはオキソ基で置換されていてもよ
く、Zがハロゲン原子、C1-4アルキルスルホニルオキ
シ基またはC6-10アリールスルホニルオキシ基である前
記(1)記載の製造法、(3)A環が無置換、B環が式
【化17】 で表わされる環、R1が水素原子またはC1-6アルキル
基、XがC1-6アルキレン基、Y環がピペリジンおよび
Rがハロゲノ−C1-6アルキル基である前記(1)記載の
製造法、(4)A環がハロゲン、C1-6アルキル、C1-4
アルキルチオ、C1-4アルコキシ、ヒドロキシ、カルボ
キシ、ニトロおよびアミノから選ばれる基で置換されて
いてもよく、R1が(1)水素原子、(2)ハロゲン、ヒドロ
キシ、カルボキシ、ニトロおよびアミノから選ばれる基
でそれぞれ置換されていてもよいC1-10アルキル基もし
くはC6-14アリール基、(4)C1-6アルコキシ−カルボニ
ル基または(5)C1-6アルカノイル基を、Zがハロゲン原
子、C1-4アルキルスルホニルオキシ基またはC6-10
リールスルホニルオキシ基を、Xがハロゲン、ヒドロキ
シ、C1-4アルキルおよびC6-14アリール基から選ばれ
る基で置換されていてもよいC1-6アルキレン基、Y環
が含窒素6員複素環、およびRが(i)ハロゲン、(ii)シ
アノ、(iii)ヒドロキシ、(iv)ハロゲンで置換されてい
てもよいC1-6アルキル、(v)ハロゲンで置換されていて
もよいC1-4アルコキシ、(vi)C6-14アリール、(vii)エ
ステル化されていてもよいカルボキシおよび(viii)5な
いし6員複素環基から選ばれる基でそれぞれ置換されて
いてもよいC1-15アルキル基、C3-8シクロアルキル
基、C2-10アルケニル基、C6-14アリール基またはC
7-16アラルキル基である前記(1)記載の製造法、
【0006】(5)A環がハロゲンおよびC1-4アルキ
ルから選ばれる基で置換されていてもよく、B環が式
【化18】 で表わされる環、R1が水素原子、C1-6アルキル基また
はC6-14アリール基、Xがハロゲン、ヒドロキシおよび
1-4アルキルから選ばれる基で置換されていてもよい
1-6アルキレン基、Y環が含窒素6員複素環、および
Rがハロゲン、ヒドロキシおよびエステル化されていて
もよいカルボキシから選ばれる基でそれぞれ置換されて
いてもよいC1-10アルキル基である前記(1)記載の製造
法、(6)A環が無置換、B環が式
【化19】 で表わされる環、R1が水素原子、Y環が含窒素6員複
素環およびRがハロゲンで置換されたC1-6アルキル基
である前記(1)記載の製造法、(7)A環が無置換、B
環が式
【化20】 で表わされる環、R1が水素原子、Zが塩素原子、Xが
エチレン基、Y環がピペリジンおよびRがトリフルオロ
メチル基である前記(1)記載の製造法、(8)塩基の存
在下に行う前記(1)記載の製造法、
【0007】(9)一般式
【化21】 〔式中、Zは脱離基を、Xは置換基を有していてもよい
2価の炭化水素基を、Y環は置換基を有していてもよい
含窒素5ないし6員複素環を、Rは置換基を有していて
もよい炭化水素基を示す。〕で表わされる化合物または
その塩、(10)Xが(1)1ないし5個のC1-6アルキル
またはフェニルで置換されていてもよいC1-15アルキレ
ン基、C2-16アルケニレン基またはC2-16アルキニレン
基、(2)ハロゲン、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、
1-6アルキルチオ、ヒドロキシ、カルボキシ、シア
ノ、ニトロ、アミノ、モノ−またはジ−C1-6アルキル
アミノ、ホルミル、メルカプト、C1-6アルキル−カル
ボニル、C1-6アルコキシ−カルボニル、スルホ、C1-6
アルキルスルホニル、カルバモイルおよびモノ−または
ジ−C1-6アルキル−カルバモイルから選ばれる1ない
し4個の基で置換されていてもよいフェニレン基あるい
は(3)これらの基を組み合わせて形成される2価の基、
Y環がハロゲン、C1-6アルキル、ハロゲノ−C1-6アル
キル、C1-6アルコキシ、ハロゲノ−C1-6アルコキシ、
1-6アルキルチオ、ハロゲノ−C1-6アルキルチオ、ヒ
ドロキシ、カルボキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、モノ
−またはジ−C1-6アルキルアミノ、ホルミル、メルカ
プト、C1-6アルキル−カルボニル、C1-6アルコキシ−
カルボニル、スルホ、C1-6アルキルスルホニル、カル
バモイルおよびモノ−またはジ−C1-6アルキル−カル
バモイルから選ばれる1ないし3個の基で置換されてい
てもよいピペリジン、ピロリジンまたはピリジン、Rが
ニトロ、ヒドロキシ、シアノ、カルバモイル、モノ−ま
たはジ−C1-6アルキル−カルバモイル、カルボキシ、
1-6アルコキシ−カルボニル、スルホ、ハロゲン、C
1-6アルコキシ、フェノキシ、ハロゲノ−フェノキシ、
1-6アルキルチオ、メルカプト、フェニルチオ、ピリ
ジルチオ、C1-6アルキルスルフィニル、C1-6アルキル
スルホニル、アミノ、C1-6アシルアミノ、モノ−また
はジ−C1-6アルキルアミノ、4ないし6員環状アミ
ノ、C1-7アシル、ベンゾイル、窒素原子,硫黄原子お
よび酸素原子から選ばれる1ないし4個のヘテロ原子を
有する5または6員単環式芳香族複素環基および窒素原
子,硫黄原子および酸素原子から選ばれる1または2個
のヘテロ原子を有する5または6員芳香族複素環とベン
ゼン環とが縮合して形成される2環式芳香族複素環基か
ら選ばれる1ないし5個の基で置換されていてもよいC
1-15アルキル基、C3-8シクロアルキル基、C2-18アル
ケニル基、C7-16アラルキル基またはC6-14アリール基
で、C7-16アラルキル基またはC6-14アリール基はこれ
らの置換基に加えてC1-6アルキル基、ハロゲノ−C1-6
アルキル基またはオキソ基で置換されていてもよく、Z
がハロゲン原子、C1-4アルキルスルホニルオキシ基ま
たはC6-10アリールスルホニルオキシ基である前記(9)
記載の化合物、(11)XがC1-6アルキレン基、Y環
がピペリジンおよびRがハロゲノ−C1-6アルキル基で
ある前記(9)記載の化合物、(12)Xがエチレン基、
Y環がピペリジンおよびRがトリフルオロメチル基であ
る前記(9)記載の化合物、(13)一般式(IV)
【化22】 〔式中、Zは脱離基を、Xは置換基を有していてもよい
2価の炭化水素基を、Y環は置換基を有していてもよい
含窒素5ないし6員複素環を示す。〕で表わされる化合
物またはその塩に置換基を有していてもよい炭化水素基
を含むスルホニル化剤を作用させることを特徴とする一
般式(III)
【化23】 〔式中、Rは置換基を有していてもよい炭化水素基を、
その他の記号は前記と同意義を示す。〕で表わされる化
合物またはその塩の製造法および(14)式(I)で表
わされる化合物またはその塩を製造するための式(II
I)で表わされる化合物またはその塩の使用等に関す
る。
【0008】前記式中、A環は置換基を有していてもよ
い。A環が有していてもよい置換基としては、例えば、
(1)ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素な
ど)、(2)C1-6アルキル(例、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチルなど)、(3)1ないし5個の
ハロゲン原子で置換されたC1-6アルキルなどのハロゲ
ノ−C1-6アルキル(例、トリフルオロメチル、トリク
ロロメチルなど)、(4)C1-6アルコキシ(例、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシなど)、
(5)1ないし5個のハロゲン原子で置換されたC1-6アル
コキシなどのハロゲノ−C1-6アルコキシ(例、トリフ
ルオロメトキシ、トリクロロメトキシなど)、(6)C1-6
アルキルチオ(例、メチルチオ、エチルチオ、プロピル
チオ、イソプロピルチオなど)、(7)1ないし5個のハ
ロゲン原子で置換されたC1-6アルキルチオなどのハロ
ゲノ−C1-6アルキルチオ(例、トリフルオロメチルチ
オ、トリクロロメチルチオなど)、(8)ヒドロキシ、(9)
カルボキシ、(10)シアノ、(11)ニトロ、(12)アミノ、(1
3)モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ(例、メチル
アミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミ
ノなど)、(14)ホルミル、(15)メルカプト、(16)C1-6
アルキル−カルボニル(例、アセチル、プロピオニル、
ブチリルなど)、(17)C1-6アルコキシ−カルボニル
(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロ
ポキシカルボニルなど)、(18)スルホ、(19)C1-6アル
キルスルホニル(例、メチルスルホニル、エチルスルホ
ニル、プロピルスルホニルなど)、(20)カルバモイル、
(21)モノ−またはジ−C1-6アルキル−カルバモイル
(例、N−メチルカルバモイル、N−エチルカルバモイ
ル、N,N−ジメチルカルバモイル、N,N−ジエチルカ
ルバモイルなど)などが挙げられる。A環は、これらの
置換基で、同一または異なって置換可能な位置に1ない
し3個置換されていてもよい。
【0009】前記式中、B環は1つのオキソ基を有して
いてもよい。B環で表わされる環としては、例えば含窒
素5ないし6員複素環、より具体的には式
【化24】 で表わされる環などが挙げられ、中でも式
【化25】 で表わされる環などが好ましく、特に式
【化26】 で表わされる環などが汎用される。
【0010】前記式中、Xは置換基を有していてもよい
2価の炭化水素基を示す。Xで表わされる「置換基を有
していてもよい2価の炭化水素基」における「2価の炭
化水素基」としては、例えば、C1-15アルキレン基
(例、メチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペ
ンタメチレン、ヘキサメチレン、ヘプタメチレン、オク
タメチレンなど)、C2-16アルケニレン基(例、ビニレ
ン、プロペニレン、1−ブテニレン、2−ブテニレン、
1−ペンテニレン、2−ペンテニレン、3−ペンテニレ
ンなど)、C2-16アルキニレン基(例、エチニレン、プ
ロピニレン、1−ブチニレン、2−ブチニレン、1−ペ
ンチニレン、2−ペンチニレン、3−ペンチニレンな
ど)などの2価の鎖状炭化水素基、フェニレン基あるい
はこれらの基を組み合わせて形成される2価の基などが
用いられる。好ましくは、例えばC1-15アルキレン基
(例えば、メチレン、エチレン、プロピレン、ブチレ
ン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、ヘプタメチレ
ン、オクタメチレンなど)などが挙げられ、より好まし
くはC1-6アルキレン基(例、メチレン、エチレン、プ
ロピレンなど)などである。該「2価の鎖状炭化水素
基」は、例えばC1-6アルキル基(例、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチルなど)、フェニル
基などを1ないし5個有していてもよい。
【0011】該「フェニレン基」は、例えば、(1)ハロ
ゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、
(2)C1-6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチルなど)、(3)C1-6アルコキシ(例、
メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシな
ど)、(4)C1-6アルキルチオ(例、メチルチオ、エチル
チオ、プロピルチオ、イソプロピルチオなど)、(5)ヒ
ドロキシ、(6)カルボキシ、(7)シアノ、(8)ニトロ、(9)
アミノ、(10)モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ
(例、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、
ジエチルアミノなど)、(11)ホルミル、(12)メルカプ
ト、(13)C1-6アルキル−カルボニル(例、アセチル、
プロピオニル、ブチリルなど)、(14)C1-6アルコキシ
−カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカル
ボニル、プロポキシカルボニルなど)、(15)スルホ、(1
6)C1-6アルキルスルホニル(例、メチルスルホニル、
エチルスルホニル、プロピルスルホニルなど)、(17)カ
ルバモイルおよび(18)モノ−またはジ−C1-6アルキル
−カルバモイル(例えば、N−メチルカルバモイル、N
−エチルカルバモイル、N,N−ジメチルカルバモイ
ル、N,N−ジエチルカルバモイルなど)などから選ば
れる1ないし4個の置換基を有していてもよい。
【0012】前記式中、Y環は置換基を有していてもよ
い含窒素5ないし6員複素環を示す。該「含窒素5ない
し6員複素環」は、飽和または不飽和であってもよく、
例えばピペリジン、ピロリジン、ピリジンなどが挙げら
れる。より具体的には式
【化27】 で表わされる基として、例えば
【化28】 などが挙げられ、好ましくは
【化29】 などであり、特に
【化30】 などが汎用される。該「含窒素5ないし6員複素環」が
有していてもよい置換基としては、例えば前記したA環
が有していてもよい置換基と同様のものなどが用いられ
る。
【0013】前記式中、Rは置換基を有していてもよい
炭化水素基を示す。Rで表わされる「置換基を有してい
てもよい炭化水素基」の「炭化水素基」としては、例え
ば、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、ア
ラルキル基、アリール基などが挙げられる。該「アルキ
ル基」としては、例えばメチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert
−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、
ノニル、デシル、ウンデシル、トリデシル、テトラデシ
ル、ペンタデシルなどのC1-15アルキル基などが用いら
れる。好ましくは、例えばメチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、ter
t−ブチル、ペンチル、ヘキシルなどのC1-6アルキル基
などが挙げられる。該「シクロアルキル基」としては、
例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル
などのC3-8シクロアルキル基などが用いられる。該
「アルケニル基」としては、例えばビニル、アリル、イ
ソプロペニル、3−ブテニル、3−オクテニル、9−オ
クタデセニルなどのC2-18アルケニル基などが用いられ
る。好ましくは、例えばビニル、アリル、2−ブテニ
ル、3−ブテニルなどのC2-6アルケニル基などが挙げ
られる。
【0014】該「アラルキル基」としては、例えばC
7-16アラルキル基などが用いられ、具体的には、例えば
ベンジル、フェネチル、3−フェニルプロピル、4−フ
ェニルブチルなどのフェニル−C1-6アルキル基およ
び、例えば(1−ナフチル)メチル、2−(1−ナフチ
ル)エチル、2−(2−ナフチル)エチルなどのナフチ
ル−C1-6アルキル基などが挙げられる。好ましくはベ
ンジルなどのフェニル−C1-6アルキル基などが挙げら
れる。該「アリール基」としては、例えばフェニル、1
−ナフチル、2−ナフチル、フェナントリル、アントリ
ル(anthryl)などの芳香族単環式、2環式または3環
式のC6-14アリール基などが用いられる。好ましくはフ
ェニルなどのC6-10アリール基などが挙げられる。
【0015】該「炭化水素基」が有していてもよい置換
基としては、例えば、(1)ニトロ、(2)ヒドロキシ、(3)
シアノ、(4)カルバモイル、(5)モノ−またはジ−C1-6
アルキル−カルバモイル(例えば、N−メチルカルバモ
イル、N−エチルカルバモイル、N,N−ジメチルカル
バモイル、N,N−ジエチルカルバモイルなど)、(6)カ
ルボキシ、(7)C1-6アルコキシ−カルボニル(例、メト
キシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカル
ボニル、イソプロポキシカルボニルなど)、(8)スル
ホ、(9)ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素など)、(10)C1-6アルコキシ(例、メトキシ、エト
キシ、プロポキシ、イソプロポキシなど)、(11)フェノ
キシ、(12)1ないし3個のハロゲン原子で置換されたフ
ェノキシなどのハロゲノ−フェノキシ(例、o−,m−
またはp−クロロフェノキシ、o−,m−またはp−ブ
ロモフェノキシなど)、(13)C1-6アルキルチオ(例、
メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソプロ
ピルチオ、n−ブチルチオなど)、(14)メルカプト、(1
5)フェニルチオ、(16)ピリジルチオ、(17)C1-6アルキ
ルスルフィニル(例、メチルスルフィニル、エチルスル
フィニルなど)、(18)C1-6アルキルスルホニル(例、
メチルスルホニル、エチルスルホニルなど)、(19)アミ
ノ、(20)C1-6アシルアミノ(例、アセチルアミノ、プ
ロピオニルアミノなど)、(21)モノ−またはジ−C1-6
アルキルアミノ(例、メチルアミノ、エチルアミノ、ジ
メチルアミノ、ジエチルアミノなど)、(22)環状アミノ
(例、1−アゼチジニル、1−ピロリジニル、ピペリジ
ノ、モルホリノ、チオモルホリノ、1−ピペラジニルな
どの4ないし6員環状アミノなど)、(23)C1-7アシル
(例、ホルミル、例えばアセチルなどのC1-6アルキル
−カルボニルなど)、(24)ベンゾイルおよび(25)複素環
基(例、2−または3−チエニル、2−または3−フリ
ル、3−,4−または5−ピラゾリル、2−,4−また
は5−チアゾリル、3−,4−または5−イソチアゾリ
ル、2−,4−または5−オキサゾリル、1,2,3−
または1,2,4−トリアゾリル、1H−または2H−
テトラゾリル、2−,3−または4−ピリジル、2−,
4−または5−ピリミジル、3−または4−ピリダジニ
ル、キノリル、イソキノリル、インドリルなどの、窒素
原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる1ないし4
個のヘテロ原子を有する5または6員単環式芳香族複素
環基または、窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選
ばれる1または2個のヘテロ原子を有する5または6員
芳香族複素環とベンゼン環とが縮合することによって形
成される2環式芳香族複素環基など)などが用いられ
る。
【0016】また、該「アラルキル基」または該「アリ
ール基」が有していてもよい置換基としては、これらの
置換基に加えて、例えばC1-6アルキル基(例、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチルなど)、
1ないし5個のハロゲン原子で置換されたC1-6アルキ
ル基などのハロゲノ−C1-6アルキル基(例、クロロメ
チル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、2,2,
2−トリフルオロエチル、3,3,3−トリフルオロプロ
ピル、ペンタフルオロエチルなど)、オキソ基などから
選択されてもよい。該「炭化水素基」は、これらの置換
基を化学的に許容される範囲において1ないし5個有し
ていてもよい。
【0017】前記式中、R1は水素原子、ハロゲン原
子、置換基を有していてもよい炭化水素基またはアシル
基を示す。R1で表わされる「ハロゲン原子」として
は、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素があげられる。R1
表わされる「置換基を有していてもよい炭化水素基」に
おける「炭化水素基」としては、前記したRで表わされ
る炭化水素基と同様のものが挙げられ、その置換基とし
ては、前記したRで表わされる炭化水素基が有していて
もよい置換基と同様のものが挙げられる。R1で表わさ
れる「アシル基」としては、例えば、カルボン酸から導
かれるアシル基などが用いられ、例えばアルコキシカル
ボニル基、アルキルカルバモイル基、アルカノイル基な
どが用いられる。該「アルコキシカルボニル基」として
は、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブ
トキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec-ブト
キシカルボニル、tert-ブトキシカルボニル、ペンチル
オキシカルボニル、イソペンチルオキシカルボニル、ネ
オペンチルオキシカルボニル、tert-ペンチルオキシカ
ルボニルなどのC1-6アルコキシ−カルボニル基が用い
られる。該「アルキルカルバモイル基」としては、例え
ばN−メチルカルバモイル、N−エチルカルバモイル、
N−プロピルカルバモイル、N−ブチルカルバモイルな
どのモノ−C1-6−N−アルキル−カルバモイル基およ
び、例えばN,N−ジメチルカルバモイル、N,N−ジエ
チルカルバモイル、N,N−ジプロピルカルバモイル、
N,N−ジブチルカルバモイル、N−エチル−N−メチ
ルカルバモイルなどのジ−C1-6−N,N−アルキルカル
バモイル基およびジアルキル部が一緒になって4ないし
6員環状カルバモイル基(例えば、1−アゼチジニルカ
ルボニル、モルホリノカルボニル、1−ピロリジニルカ
ルボニル、1−ピペリジルカルボニル、1−ピペラジニ
ルカルボニルなど)が用いられる。該「アルカノイル
基」としては、例えば、ホルミル、C1-9アルキル−カ
ルボニル基(例、アセチル、プロピオニル、ブチリル、
イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイル、
ヘキサノイル等)のC1-10アルカノイル基が用いられ
る。前記式中、Zは脱離基を示す。Zで表わされる脱離
基としては、例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素などの
ハロゲン原子、アセチルオキシ、プロピオニルオキシな
どのC1-6アルカノイルオキシ基、ベンゾイルオキシな
どのC7-11アリールカルボニルオキシ基、メタンスルホ
ニルオキシ、エタンスルホニルオキシなどのC1-4アル
キルスルホニルオキシ基およびベンゼンスルホニルオキ
シ、p−トルエンスルホニルオキシなどのC6-10アリー
ルスルホニルオキシ基などが挙げられる。
【0018】上記式中の各基において、好ましいものを
次に例示する。A環は、無置換またはハロゲン、C1-6
アルキル、C1-4アルキルチオ、C1-4アルコキシ、ヒド
ロキシ、カルボキシ、ニトロおよびアミノから選ばれる
基で置換されている場合が好ましい。さらに、A環は、
無置換またはハロゲンおよびC1-4アルキルから選ばれ
る基で置換されている場合が好ましい。A環は無置換の
ピリジン環が最も好ましい。B環は式
【化31】 で表わされる環が好ましい。R1は(1)水素原子、(2)ハ
ロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、ニトロおよびアミノ
から選ばれる基でそれぞれ置換されていてもよいC1-10
アルキル基もしくはC6-14アリール基、(3)C1-6アルコ
キシ−カルボニル基または(4)C1-6アルカノイル基が好
ましく、さらに、R1は水素原子、C1-6アルキル基また
はC6-14アリール基が好ましい。R1は水素原子が最も
好ましい。
【0019】Zはハロゲン原子、C1-4アルキルスルホ
ニルオキシ基またはC6-10アリールスルホニルオキシ基
が好ましい。Zは塩素原子が最も好ましい。Xはハロゲ
ン、ヒドロキシ、C1-4アルキルおよびC6-14アリール
基から選ばれる基で置換されていてもよいC1-6アルキ
レン基が好ましく、さらに、Xはハロゲン、ヒドロキシ
およびC1-4アルキルから選ばれる基で置換されていて
もよいC1-6アルキレン基が好ましい。Xはエチレン基
が最も好ましい。Y環は含窒素6員複素環が好ましく、
ピペリジンが最も好ましい。Rは(i)ハロゲン、(ii)シ
アノ、(iii)ヒドロキシ、(iv)C1-6アルキル、(v)ハロ
ゲンで置換されていてもよいアルキル、(vi)ハロゲンで
置換されていてもよいアルコキシ、(vii)C6-14アリー
ル、(viii)エステル化されていてもよいカルボキシおよ
び(ix)5ないし6員複素環基から選ばれる基でそれぞれ
置換されていてもよいC1-15アルキル基、C3-8シクロ
アルキル基、C2-10アルケニル基、C6-14アリール基ま
たはC7-16アラルキル基が好ましい。さらに、Rはハロ
ゲン、ヒドロキシおよびエステル化されていてもよいカ
ルボキシから選ばれる基でそれぞれ置換されていてもよ
いC1-10アルキル基が好ましい。Rはハロゲンで置換さ
れたC1-6アルキル基がさらに好ましい。Rはトリフル
オロメチル基が最も好ましい。また、A環が無置換、B
環が式
【化32】 で表わされる環、R1が水素原子またはC1-6アルキル
基、XがC1-6アルキレン基、Y環がピペリジンおよび
Rがハロゲノ−C1-6アルキル基である場合が好まし
い。
【0020】化合物(I)又はその塩のより好ましい具
体例としては、1,2−ジヒドロ−1−(1−トリフル
オロメタンスルホニルピペリジン−4−イルメチル)−
1,4,7b−トリアザシクロペント〔cd〕インデン−2
−オン、1,2−ジヒドロ−1−〔2−(1−トリフル
オロメタンスルホニルピペリジン−4−イル)エタン−
1−イル〕−1,4,7b−トリアザシクロペント〔cd〕
インデン−2−オン、1,2−ジヒドロ−1−〔3−
(1−トリフルオロメタンスルホニルピペリジン−4−
イル)プロパン−1−イル〕−1,4,7b−トリアザシ
クロペント〔cd〕インデン−2−オン、4,5−ジヒド
ロ−4−(1−トリフルオロメタンスルホニルピペリジ
ン−4−イルメチル)−3H−1,4,8b−トリアザア
セナフチレン−3−オン、4,5−ジヒドロ−4−〔2
−(1−トリフルオロメタンスルホニルピペリジン−4
−イル)エタン−1−イル〕−3H−1,4,8b−トリ
アザアセナフチレン−3−オン、4,5−ジヒドロ−4
−〔2−(1−トリフルオロメタンスルホニルピペリジ
ン−4−イル)エタン−1−イル〕−3H−1,4,8b
−トリアザアセナフチレン−5−オン、4,5−ジヒド
ロ−4−〔2−(1−トリフルオロメタンスルホニルピ
ペリジン−4−イル)エタン−1−イル〕−3H−1,
4,8b−トリアザアセナフチレン、4,5−ジヒドロ−
4−〔3−(1−トリフルオロメタンスルホニルピペリ
ジン−4−イル)プロパン−1−イル〕−3H−1,4,
8b−トリアザアセナフチレン−3−オン、1,2−ジ
ヒドロ−3−メチル−1−〔3−(1−トリフルオロメ
タンスルホニルピペリジン−4−イル)プロパン−1−
イル〕−1,4,7b−トリアザシクロペント〔cd〕イン
デン−2−オン、4,5−ジヒドロ−4−〔2−(1−
トリフルオロメタンスルホニルピペリジン−4−イル)
エタン−1−イル〕−3H−1,4,8b−トリアザアセ
ナフチレン−3,5−ジオン、4,5−ジヒドロ−2−メ
チル−4−〔2−(1−トリフルオロメタンスルホニル
ピペリジン−4−イル)エタン−1−イル〕−3H−
1,4,8b−トリアザアセナフチレン−3,5−ジオ
ン、4,5−ジヒドロ−2−メチル−4−〔2−(1−
トリフルオロメタンスルホニルピペリジン−4−イル)
エタン−1−イル〕−3H−1,4,8b−トリアザアセ
ナフチレン、4,5−ジヒドロ−2−メチル−4−〔2
−(1−トリフルオロメタンスルホニルピペリジン−4
−イル)エタン−1−イル〕−3H−1,4,8b−トリ
アザアセナフチレン−3−オン、4,5−ジヒドロ−2
−メチル−4−〔2−(1−トリフルオロメタンスルホ
ニルピペリジン−4−イル)エタン−1−イル〕−3H
−1,4,8b−トリアザアセナフチレン−5−オンまた
はそれらの塩等が挙げられる。
【0021】本発明の方法で得られる化合物(I)は、
塩を形成していてもよく、とりわけ生理学的に許容され
る酸付加塩が好ましい。本発明の化合物の塩としては、
例えば無機酸塩(例えば、塩酸塩、リン酸塩、臭化水素
酸塩、硫酸塩など)、有機酸塩(例えば、酢酸塩、ギ酸
塩、プロピオン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、コハ
ク酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、リンゴ酸塩、蓚酸塩、
安息香酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸
塩など)などが用いられる。また、化合物(I)がカル
ボキシル基などの酸性基を有している場合、化合物
(I)の塩は、例えば無機塩基塩(例えば、ナトリウム
塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム塩、
マグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩、アルミニウ
ム塩、アンモニウム塩など)あるいは有機塩基塩(例え
ば、トリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩など)な
どが用いられる。また、化合物(I)は、水和物または
非水和物であってもよい。化合物(I)またはその塩
は、分子内に不斉炭素を有することもあるが、R配位ま
たはS配位の2種類の立体異性体が存在する場合、それ
ら各々またはそれらの混合物のいずれも本発明に含まれ
る。
【0022】化合物(II)またはその塩と化合物(II
I)またはその塩との反応は、化合物(II)に対して化
合物(III)を1当量ないし大過剰(約1ないし10当
量)使用する。使用される溶媒としては、例えば、水、
低級アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、
プロパノールなど)、ケトン類(例えば、アセトン、メ
チルエチルケトンなど)、エーテル類(例えば、テトラ
ヒドロフランなど)、非プロトン性極性溶媒(例えば、
N,N−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、ジメ
チルスルホキシドなど)などが挙げられる。この反応
は、塩基の存在下に行うと反応が効率よく行われる。該
塩基としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、水素化ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチルア
ミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビ
シクロ〔5.4.0〕−7−ウンデセンなどの塩基性化合
物が挙げられる。該塩基は、約1ないし10当量用いる
のが好ましい。また、該反応は、反応促進剤としてヨウ
化ナトリウムを1当量ないし大過剰(1ないし10当
量)加えてもよい。反応温度は約−20から200℃で
行うことができる。反応時間は、通常約10分間ないし
24時間、好ましくは約0.5ないし6時間である。
【0023】上記の反応によって得られる化合物(I)
が遊離体で得られる場合には、自体公知の方法あるいは
これに準じた方法(例えば、中和など)によって塩に変
換することができ、逆に塩で得られる場合には自体公知
の方法あるいはこれに準じた方法によって遊離体または
他の塩に変換することができる。かくして得られる化合
物(I)またはその塩は、例えば、転溶、濃縮、溶媒抽
出、分留、結晶化、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー
などの通常の分離手段により単離、精製することができ
る。なお、化合物(I)またはその塩が、ジアステレオ
マー、コンフォーマーなどとして存在する場合には、所
望により、通常の分離、精製手段によりそれぞれを単離
することができる。また、化合物(I)またはその塩が
ラセミ体である場合には、通常の光学分割手段によって
d体、l体に分離することができる。
【0024】本発明方法において用いられる原料化合物
(II)および(III)は以下の製造法によって製造する
ことができる。本発明方法に用いられる化合物(II)
は、たとえば、ジャーナル・オブ・ヘテロサイクリック・
ケミストリー(Journal of Heterocyclic Chemistry),
第9巻,81頁(1972年)、特開平8−81467
号公報(PCTWO96/02542号公報に対応)に記
載の方法により製造することができる。
【0025】化合物(III)を製造する際には、化合物
(IV)に、置換基を有していてもよい炭化水素基を含む
スルホニル化剤を作用させる。スルホニル化剤が含む
「置換基を有していてもよい炭化水素基」としては前記
したRで表わされる「置換基を有していてもよい炭化水
素基」と同様のものが用いられる。該スルホニル化剤と
しては、例えば、トリフルオロメタンスルホニル化剤
(例、トリフルオロメタンスルホン酸無水物、トリフル
オロメタンスルホニルクロライド、N−フェニルトリフ
ルオロメタンスルホンイミド等)、アルキルスルホニル
化剤(例、メタンスルホニルクロライド等)、芳香族ス
ルホニル化剤(例、ベンゼンスルホニルクロライド、p
−トルエンスルホニルクロライド等)等が挙げられる。
該スルホニル化剤の使用量は1ないし過剰量、好ましく
は約1ないし5当量である。反応に使用する溶媒として
は、例えば、ハロゲン化炭化水素(例、塩化メチレン、
クロロホルム、ジクロロエタン等)、エーテル類(例、
ジエーテルエーテル、テトラヒドロフラン等)、エステ
ル類(例、酢酸メチル、酢酸エチル等)、非プロトン溶
媒(例、アセトニトリル、アセトン、ジメチルスルホキ
シド等)、芳香族類(例、ベンゼン、トルエン等)が挙
げられる。反応の際、塩基を使用してもよい。この時使
用される塩基としては、例えば、無機塩基(例、炭酸カ
リウム、炭酸ナトリウム等)、有機塩基(例、トリエチ
ルアミン、トリブチルアミン等)、アルコラート(例、
ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート等)が挙
げられる。反応温度は約−80ないし100℃、好まし
くは約−30ないし50℃である。反応時間は通常約1
0分ないし24時間、好ましくは約1分ないし10時間
である。化合物(II)、化合物(III)および化合物(I
V)は、それぞれ塩であってもよく、そのような塩とし
ては、例えば、前記した化合物(I)の塩と同様のもの
が挙げられる。
【0026】本発明の方法で得られる化合物(I)また
はその塩は、優れたPDGF抑制作用、腎疾患改善作用
および脂質低下作用などを有し、かつ低毒性であるの
で、哺乳動物(例えば、マウス、ラット、ハムスター、
ウサギ、ネコ、イヌ、ウシ、ウマ、ヒツジ、サル、ヒト
など)において、例えば腎疾患予防・治療薬〔例えば、
急性腎不全、糖尿病性腎症、腎炎(例えば、メサンギウ
ム細胞増殖性糸球体腎炎、管内性増殖性糸球体腎炎、膜
性増殖性糸球体腎炎I, II, III型、半月体形成性糸球体
腎炎などの増殖性糸球体腎炎、硬化性糸球体腎炎などの
慢性および急性糸球体腎炎)など〕、動脈硬化性疾患予
防・治療薬、PTCA(経皮的冠動脈形成術)後の再閉
塞予防薬、慢性関節リウマチ予防・治療薬、癌予防・治
療薬、高脂血症予防・治療薬などとして安全に用いるこ
とができる。
【0027】化合物(I)またはその塩は、原末のまま
でもよいが、通常、医薬製剤用担体、例えば賦形剤(例
えば、炭酸カルシウム、カオリン、炭酸水素ナトリウ
ム、乳糖、可溶性デンプン、コーンスターチ、結晶セル
ロース、タルク、グラニュー糖、多孔性物質など)、結
合剤(例えば、デキストリン、ゴム類、アルファ化澱
粉、ゼラチン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース、プルランなど)、増粘
剤(例えば、天然ガム類、セルロース誘導体など)、崩
壊剤(例えば、カルボキシメチルセルロースカルシウ
ム、クロスカルメロースナトリウム、クロスポピドン、
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、部分アルファ
化澱粉など)、溶剤(例えば、注射用水、生理食塩水、
リンゲル液、アルコール、プロピレングリコール、ゴマ
油、トウモロコシ油など)、分散剤(例えば、ツイーン
80、HCO60、カルボキシメチルセルロース、アル
ギン酸ナトリウムなど)、懸濁化剤(例えば、ラウリル
硫酸ナトリウム、塩化ベンザルコニウムなど)、溶解補
助剤(例えば、ポリエチレングリコール、プロピレング
リコール、D−マンニトール、安息香酸ベンジル、エタ
ノール、トリスアミノメタン、トリエタノールアミン、
炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムなど)、無痛化剤
(例えば、ベンジルアルコールなど)、緩衝剤(例え
ば、リン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩など)、滑
沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン
酸カルシウム、タルク、澱粉、安息香酸ナトリウムな
ど)、着色剤(例えば、タール色素、カラメル、三二酸
化鉄、酸化チタン、リボフラビン類など)、矯味剤(例
えば、甘味類、香料など)、安定化剤(例えば、亜硫酸
ナトリウム、アスコルビン酸など)および保存剤(例え
ば、パラベン類、ソルビン酸など)などの中から適宜、
適量用いて、常法に従って調製される。
【0028】前記医薬製剤用担体を含んでいてもよい該
医薬製剤は、前記疾患を予防・治療するのに、化合物
(I)またはその塩の有効な量を適宜含有する。化合物
(I)またはその塩の該医薬製剤中の含有量は、通常、
医薬製剤全体の約0.1ないし100重量%である。ま
た該医薬製剤は、活性成分として化合物(I)またはそ
の塩以外の他の医薬成分を含有していてもよく、これら
の成分は医薬としての目的が達成される限り特に限定さ
れず、適宜適当な配合割合で使用が可能である。化合物
(I)またはその塩以外の他の医薬成分としては、例え
ば利尿薬、アンジオテンシンII受容体アンタゴニスト、
カルシウム拮抗剤、アンジオテンシン変換酵素(AC
E)阻害剤、キマーゼ阻害剤、抗炎症剤、ヒドロキシメ
チルグルタリルCoA(HMG−CoA)還元酵素阻害
剤、スクアレン合成酵素阻害剤などが挙げられる。
【0029】剤形の具体例としては、例えば錠剤(糖衣
錠、フィルムコーティング錠を含む)、丸剤、カプセル
剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、シロップ剤、乳剤、懸濁
剤、注射剤、座剤などが用いられる。これらの医薬製剤
は常法(例えば、日本薬局方記載の方法など)に従って
調製される。主な医薬製剤の製造法を以下に示すが、も
ちろんこれらに限定されるものではない。 (1)錠剤 化合物(I)またはその塩をそのまま、または賦形剤、
結合剤、崩壊剤もしくはそのほかの適当な医薬製剤用担
体を加えて均等に混和したものを、適当な方法で顆粒状
とした後、滑沢剤などを加え、圧縮成型する。次いで、
必要により、味のマスキング、腸溶性あるいは持続性な
どの目的のために、適当なコーティング剤で剤皮を施さ
れていてもよい。 (2)注射剤 化合物(I)またはその塩の一定量を、必要により安定
化剤、溶解補助剤、懸濁化剤、緩衝剤、保存剤などを加
えて、注射用水などに溶解、懸濁もしくは乳化して一定
用量とするか、または本発明の化合物(I)またはその
塩の一定量をとり、注射用の容器に密封する。 (3)カプセル剤 化合物(I)またはその塩および適当な賦形剤などの医
薬製剤用担体を均等に混和したもの、または適当な方法
で粒状としたもの、もしくは粒状としたものに適当なコ
ーティング剤で剤皮を施したものを、そのまままたは軽
くカプセルに充填する。
【0030】このようにして得られる医薬製剤は、PD
GF抑制作用、腎疾患改善作用および脂質低下作用など
を有し、かつ低毒性で安全であるので、これらの薬理作
用に基づく疾患の予防・治療用の医薬品として有用であ
る。すなわち、このようにして得られる本発明の医薬製
剤は、例えば急性腎不全、糖尿病性腎症、腎炎(例え
ば、メサンギウム細胞増殖性糸球体腎炎などの増殖性糸
球体腎炎、硬化性糸球体腎炎など)、動脈硬化、PTC
A後の再閉塞、慢性関節リュウマチ、癌、高脂血症など
の予防および/または治療に用いることができる。医薬
製剤の投与量は、投与経路、症状、患者の年令あるいは
体重などによってもことなるが、例えば、糖尿病性腎症
の成人患者に経口的に投与する場合、化合物(I)また
はその塩を有効成分として1日当たり約0.05ないし
50mg/kg、好ましくは約0.1ないし30mg/kgを1
ないし数回(例えば、1ないし3回)に分けて投与する
のが望ましい。医薬製剤の投与経路は、種々の状況によ
り特に制限されないが、例えば経口あるいは非経口経路
で投与することができる。ここでの「非経口」は、静脈
内、筋肉内、皮下、鼻腔内、直腸内、膣内および腹腔内
などへの投与を含む。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、参考例および実施例を挙
げて、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。参考例、実施例中の略号
は次の意味を有する。 s:シングレツト、d:ダブレツト、t:トリプレツト、
q:クワルテット、dd:ダブルダブレツト、m:マルチプ
レット、br:幅広い、J:カップリング定数。
【0032】
【実施例】
参考例1 4−(2−クロロエタン−1−イル)ピペリジン・塩酸塩
の製造:4−ピペリジンエタノール(310g)のテト
ラヒドロフラン(3.1L)溶液を氷冷し、これに塩化チ
オニル(511g)を滴下した。昇温してそのまま還流
下で3時間撹拌した。反応液を氷冷して析出した結晶を
濾取した。結晶をテトラヒドロフラン(1L)で洗浄
後、乾燥して4−(2−クロロエタン−1−イル)ピペリ
ジン・塩酸塩321g(収率90%)を得た。1 H-NMR(CDCl3, δ, 300MHz): 1.63-1.93(m,7H), 2.85-
2.93(m,2H), 3.49-3.53(m,2H), 3.85(t,J=6.3Hz,2H),
9.39-9.58(m,2H)。
【0033】実施例1 4−(2−クロロエタン−1−イル)−1−トリフルオロ
メタンスルホニルピペリジンの製造:4−(2−クロロ
エタン−1−イル)ピペリジン・塩酸塩(311g)の
トルエン(3.1L)懸濁液を−30℃に冷却し、この温
度を保ちながらこれにトリフルオロメタンスルホン酸無
水物(710g)を滴下し、続いてトリエチルアミン
(514g)を滴下した。反応液を0ないし5℃にして
4時間撹拌した。反応液に水(760ml)を加え分液し
さらに水洗(760ml)した。有機層を無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥して濃縮した。得られた油状物をシリカゲル
でカラム精製を行い粗油状物336gを得た。粗油状物
を減圧蒸留を行い4−(2−クロロエタン−1−イル)−
1−トリフルオロメタンスルホニルピペリジン293g
(収率50%)を得た。1 H-NMR(CDCl3, δ, 300MHz): 1.25-1.36(m,2H), 1.74-
1.85(m,5H), 3.00-3.07(m,2H), 3.59(t,J=6.3Hz,2H),
3.93-4.00(m,2H)。
【0034】実施例2 1,2−ジヒドロ−1−〔2−(トリフルオロメタンスル
ホニルピペリジン−4−イル)エタン−1−イル〕−1,
4,7b−トリアザシクロペント〔cd〕インデン−2−
オンの製造:1,2−ジヒドロ−1,4,7b−トリアザ
シクロペント〔cd〕インデン−2−オン(5.3g)と
4−(2−クロロエタン−1−イル)−1−トリフルオロ
メタンスルホニルピペリジン(5.3g)のN,N−ジメ
チルホルムアミド(53ml)懸濁液に1,8−ジアザビ
シクロ〔5.4.0〕−7−ウンデセン(9.7g)を加
えて80℃で3時間撹拌した。反応液を氷冷して析出し
た結晶を濾取した。結晶を20%含水メタノール(50
ml)で洗浄後、乾燥して1,2−ジヒドロ−1−〔2−
(トリフルオロメタンスルホニルピペリジン−4−イル)
エタン−1−イル〕−1,4,7b−トリアザシクロペン
ト〔cd〕インデン−2−オン10.8g(収率81%)
を得た。1 H-NMR(CDCl3, δ, 300MHz): 1.35-1.45(m,2H), 1.54-
1.59(m,1H), 1.83-1.99(m,4H), 2.96-3.05(m,2H), 3.95
-3.99(m,2H), 4.15(t,J=7.0Hz,2H), 6.85(d,J=7.0Hz,1
H), 7.67(d,J=8.6Hz,1H), 7.78(dd,J=7.0, 8.6Hz,1H),
8.36(s,1H)。
【0035】
【発明の効果】本発明方法によれば、優れた薬理作用を
有する三環性化合物が、工程数が少なく、かつ高価な原
料を多用することなく、高収率で得られる。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(II) 【化1】 〔式中、A環は置換基を有していてもよく、B環は1つ
    のオキソ基を有していてもよく、R1は水素原子、ハロ
    ゲン原子、置換基を有していてもよい炭化水素基または
    アシル基を示す。〕で表わされる化合物またはその塩と
    一般式(III) 【化2】 〔式中、Zは脱離基を、Xは置換基を有していてもよい
    2価の炭化水素基を、Y環は置換基を有していてもよい
    含窒素5ないし6員複素環を、Rは置換基を有していて
    もよい炭化水素基を示す。〕で表わされる化合物または
    その塩とを反応させることを特徴とする一般式(I) 【化3】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表わされる化
    合物またはその塩の製造法。
  2. 【請求項2】A環がハロゲン、C1-6アルキル、ハロゲ
    ノ−C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、ハロゲノ−C
    1-6アルコキシ、C1-6アルキルチオ、ハロゲノ−C1-6
    アルキルチオ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、ニト
    ロ、アミノ、モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ、
    ホルミル、メルカプト、C1-6アルキル−カルボニル、
    1-6アルコキシ−カルボニル、スルホ、C1-6アルキル
    スルホニル、カルバモイルおよびモノ−またはジ−C
    1-6アルキル−カルバモイルから選ばれる1ないし3個
    の基で置換されていてもよく、 B環が式 【化4】 で表わされる環、 Xが(1)1ないし5個のC1-6アルキルまたはフェニル基
    で置換されていてもよいC1-15アルキレン基、C2-16
    ルケニレン基またはC2-16アルキニレン基、(2)ハロゲ
    ン、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、C1-6アルキル
    チオ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、ニトロ、アミ
    ノ、モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ、ホルミ
    ル、メルカプト、C1-6アルキル−カルボニル、C1-6
    ルコキシ−カルボニル、スルホ、C1-6アルキルスルホ
    ニル、カルバモイルおよびモノ−またはジ−C1-6アル
    キル−カルバモイルから選ばれる1ないし4個の基で置
    換されていてもよいフェニレン基あるいは(3)これらの
    基を組み合わせて形成される2価の基、 Y環がハロゲン、C1-6アルキル、ハロゲノ−C1-6アル
    キル、C1-6アルコキシ、ハロゲノ−C1-6アルコキシ、
    1-6アルキルチオ、ハロゲノ−C1-6アルキルチオ、ヒ
    ドロキシ、カルボキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、モノ
    −またはジ−C1-6アルキルアミノ、ホルミル、メルカ
    プト、C1-6アルキル−カルボニル、C1-6アルコキシ−
    カルボニル、スルホ、C1-6アルキルスルホニル、カル
    バモイルおよびモノ−またはジ−C1-6アルキル−カル
    バモイルから選ばれる1ないし3個の基で置換されてい
    てもよいピペリジン、ピロリジンまたはピリジン、 Rがニトロ、ヒドロキシ、シアノ、カルバモイル、モノ
    −またはジ−C1-6アルキル−カルバモイル、カルボキ
    シ、C1-6アルコキシ−カルボニル、スルホ、ハロゲ
    ン、C1-6アルコキシ、フェノキシ、ハロゲノ−フェノ
    キシ、C1-6アルキルチオ、メルカプト、フェニルチ
    オ、ピリジルチオ、C1-6アルキルスルフィニル、C1-6
    アルキルスルホニル、アミノ、C1-6アシルアミノ、モ
    ノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ、4ないし6員環
    状アミノ基、C1-7アシル、ベンゾイル、窒素原子,硫
    黄原子および酸素原子から選ばれる1ないし4個のヘテ
    ロ原子を有する5または6員単環式芳香族複素環基およ
    び窒素原子,硫黄原子および酸素原子から選ばれる1ま
    たは2個のヘテロ原子を有する5または6員芳香族複素
    環とベンゼン環とが縮合して形成される2環式芳香族複
    素環基から選ばれる1ないし5個の基で置換されていて
    もよいC1-15アルキル基、C3-8シクロアルキル基、C
    2-18アルケニル基、C7-16アラルキル基またはC6-14
    リール基で、C7-16アラルキル基またはC6-14アリール
    基はこれらの置換基に加えてC1-6アルキル基、ハロゲ
    ノ−C1-6アルキル基またはオキソ基で置換されていて
    もよく、 R1が(1)水素原子、(2)ハロゲン原子、(3)カルボン酸か
    ら導かれるアシル基または(4)ニトロ、ヒドロキシ、シ
    アノ、カルバモイル、モノ−またはジ−C1-6アルキル
    −カルバモイル、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カル
    ボニル、スルホ、ハロゲン、C1-6アルコキシ、フェノ
    キシ、ハロゲノ−フェノキシ、C1-6アルキルチオ、メ
    ルカプト、フェニルチオ、ピリジルチオ、C1-6アルキ
    ルスルフィニル、C1-6アルキルスルホニル、アミノ、
    1-6アシルアミノ、モノ−またはジ−C1-6アルキルア
    ミノ、4ないし6員環状アミノ、C1-7アシル、ベンゾ
    イル、窒素原子,硫黄原子および酸素原子から選ばれる
    1ないし4個のヘテロ原子を有する5または6員単環式
    芳香族複素環基および窒素原子,硫黄原子および酸素原
    子から選ばれる1または2個のヘテロ原子を有する5ま
    たは6員芳香族複素環とベンゼン環とが縮合することに
    よって形成される2環式芳香族複素環基から選ばれる1
    ないし5個の基で置換されていてもよいC1-15アルキル
    基、C3-8シクロアルキル基、C2-18アルケニル基、C
    7-16アラルキル基またはC6-14アリール基で、C7-16
    ラルキル基またはC6-14アリール基はこれらの置換基に
    加えてC1−6アルキル基、ハロゲノ−C1−6アルキ
    ル基またはオキソ基で置換されていてもよく、 Zがハロゲン原子、C1-4アルキルスルホニルオキシ基
    またはC6-10アリールスルホニルオキシ基である請求項
    1記載の製造法。
  3. 【請求項3】A環が無置換、B環が式 【化5】 で表わされる環、R1が水素原子またはC1-6アルキル
    基、XがC1-6アルキレン基、Y環がピペリジンおよび
    Rがハロゲノ−C1-6アルキル基である請求項1記載の
    製造法。
  4. 【請求項4】A環がハロゲン、C1-6アルキル、C1-4
    ルキルチオ、C1-4アルコキシ、ヒドロキシ、カルボキ
    シ、ニトロおよびアミノから選ばれる基で置換されてい
    てもよく、R1が(1)水素原子、(2)ハロゲン、ヒドロキ
    シ、カルボキシ、ニトロおよびアミノから選ばれる基で
    それぞれ置換されていてもよいC1-10アルキル基もしく
    はC6-14アリール基、(3)C1-6アルコキシ−カルボニル
    基または(4)C1-6アルカノイル基を、Zがハロゲン原
    子、C1-4アルキルスルホニルオキシ基またはC6-10
    リールスルホニルオキシ基を、Xがハロゲン、ヒドロキ
    シ、C1-4アルキルおよびC6-14アリール基から選ばれ
    る基で置換されていてもよいC1-6アルキレン基、Y環
    が含窒素6員複素環、およびRが(i)ハロゲン、(ii)シ
    アノ、(iii)ヒドロキシ、(iv)ハロゲンで置換されてい
    てもよいC1-6アルキル、(v)ハロゲンで置換されていて
    もよいC1-4アルコキシ、(vi)C6-14アリール、(vii)エ
    ステル化されていてもよいカルボキシおよび(viii)5な
    いし6員複素環基から選ばれる基でそれぞれ置換されて
    いてもよいC1-15アルキル基、C3-8シクロアルキル
    基、C2-10アルケニル基、C6-14アリール基またはC
    7-16アラルキル基である請求項1記載の製造法。
  5. 【請求項5】A環がハロゲンおよびC1-4アルキルから
    選ばれる基で置換されていてもよく、B環が式 【化6】 で表わされる環、R1が水素原子、C1-6アルキル基また
    はC6-14アリール基、Xがハロゲン、ヒドロキシおよび
    1-4アルキルから選ばれる基で置換されていてもよい
    1-6アルキレン基、Y環が含窒素6員複素環、および
    Rがハロゲン、ヒドロキシおよびエステル化されていて
    もよいカルボキシから選ばれる基でそれぞれ置換されて
    いてもよいC1-10アルキル基である請求項1記載の製造
    法。
  6. 【請求項6】A環が無置換、B環が式 【化7】 で表わされる環、R1が水素原子、Y環が含窒素6員複
    素環およびRがハロゲンで置換されたC1-6アルキル基
    である請求項1記載の製造法。
  7. 【請求項7】A環が無置換、B環が式 【化8】 で表わされる環、R1が水素原子、Zが塩素原子、Xが
    エチレン基、Y環がピペリジンおよびRがトリフルオロ
    メチル基である請求項1記載の製造法。
  8. 【請求項8】塩基の存在下に行う請求項1記載の製造
    法。
  9. 【請求項9】一般式 【化9】 〔式中、Zは脱離基を、Xは置換基を有していてもよい
    2価の炭化水素基を、Y環は置換基を有していてもよい
    含窒素5ないし6員複素環を、Rは置換基を有していて
    もよい炭化水素基を示す。〕で表わされる化合物または
    その塩。
  10. 【請求項10】Xが(1)1ないし5個のC1-6アルキルま
    たはフェニルで置換されていてもよいC1-15アルキレン
    基、C2-16アルケニレン基またはC2-16アルキニレン
    基、(2)ハロゲン、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、
    1-6アルキルチオ、ヒドロキシ、カルボキシ、シア
    ノ、ニトロ、アミノ、モノ−またはジ−C1-6アルキル
    アミノ、ホルミル、メルカプト、C1-6アルキル−カル
    ボニル、C1-6アルコキシ−カルボニル、スルホ、C1-6
    アルキルスルホニル、カルバモイルおよびモノ−または
    ジ−C1-6アルキル−カルバモイルから選ばれる1ない
    し4個の基で置換されていてもよいフェニレン基あるい
    は(3)これらの基を組み合わせて形成される2価の基、 Y環がハロゲン、C1-6アルキル、ハロゲノ−C1-6アル
    キル、C1-6アルコキシ、ハロゲノ−C1-6アルコキシ、
    1-6アルキルチオ、ハロゲノ−C1-6アルキルチオ、ヒ
    ドロキシ、カルボキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、モノ
    −またはジ−C1-6アルキルアミノ、ホルミル、メルカ
    プト、C1-6アルキル−カルボニル、C1-6アルコキシ−
    カルボニル、スルホ、C1-6アルキルスルホニル、カル
    バモイルおよびモノ−またはジ−C1-6アルキル−カル
    バモイルから選ばれる1ないし3個の基で置換されてい
    てもよいピペリジン、ピロリジンまたはピリジン、 Rがニトロ、ヒドロキシ、シアノ、カルバモイル、モノ
    −またはジ−C1-6アルキル−カルバモイル、カルボキ
    シ、C1-6アルコキシ−カルボニル、スルホ、ハロゲ
    ン、C1-6アルコキシ、フェノキシ、ハロゲノ−フェノ
    キシ、C1-6アルキルチオ、メルカプト、フェニルチ
    オ、ピリジルチオ、C1-6アルキルスルフィニル、C1-6
    アルキルスルホニル、アミノ、C1-6アシルアミノ、モ
    ノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ、4ないし6員環
    状アミノ、C1-7アシル、ベンゾイル、窒素原子,硫黄
    原子および酸素原子から選ばれる1ないし4個のヘテロ
    原子を有する5または6員単環式芳香族複素環基および
    窒素原子,硫黄原子および酸素原子から選ばれる1また
    は2個のヘテロ原子を有する5または6員芳香族複素環
    とベンゼン環とが縮合して形成される2環式芳香族複素
    環基から選ばれる1ないし5個の基で置換されていても
    よいC1-15アルキル基、C3-8シクロアルキル基、C
    2-18アルケニル基、C7-16アラルキル基またはC6-14
    リール基で、C7-16アラルキル基またはC6-14アリール
    基はこれらの置換基に加えてC1-6アルキル基、ハロゲ
    ノ−C1-6アルキル基またはオキソ基で置換されていて
    もよく、Zがハロゲン原子、C1-4アルキルスルホニル
    オキシ基またはC6-10アリールスルホニルオキシ基であ
    る請求項9記載の化合物。
  11. 【請求項11】XがC1-6アルキレン基、Y環がピペリ
    ジンおよびRがハロゲノ−C1-6アルキル基である請求
    項9記載の化合物。
  12. 【請求項12】Xがエチレン基、Y環がピペリジンおよ
    びRがトリフルオロメチル基である請求項9記載の化合
    物。
  13. 【請求項13】一般式(IV) 【化10】 〔式中、Zは脱離基を、Xは置換基を有していてもよい
    2価の炭化水素基を、Y環は含窒素5ないし6員複素環
    基を示す。〕で表わされる化合物またはその塩に、置換
    基を有していてもよい炭化水素基を含むスルホニル化剤
    を作用させることを特徴とする一般式(III) 【化11】 〔式中、Rは置換基を有していてもよい炭化水素基を、
    その他の記号は前記と同意義を示す〕で表わされる化合
    物またはその塩の製造法。
  14. 【請求項14】式(I)で表わされる化合物またはその
    塩を製造するための式(III)で表わされる化合物また
    はその塩の使用。
JP10725098A 1997-04-18 1998-04-17 三環性化合物の製造法 Withdrawn JPH111483A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10725098A JPH111483A (ja) 1997-04-18 1998-04-17 三環性化合物の製造法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-101254 1997-04-18
JP10125497 1997-04-18
JP10725098A JPH111483A (ja) 1997-04-18 1998-04-17 三環性化合物の製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH111483A true JPH111483A (ja) 1999-01-06

Family

ID=26442162

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10725098A Withdrawn JPH111483A (ja) 1997-04-18 1998-04-17 三環性化合物の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH111483A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2020341681B2 (en) RIP1 inhibitory compounds and methods for making and using the same
US11524955B2 (en) 2,4-diamino-pyrimidine compounds and method for making and using the compounds
CN114127064B (zh) 4H-吡咯并[3,2-c]吡啶-4-酮化合物
US10988456B2 (en) O-aminoheteroaryl alkynyl-containing compound, preparation method therefor, and use thereof
CN109715624A (zh) 用于治疗hbv感染的新颖治疗剂
OA13235A (en) Piperazine derivatives for the treatment of HIV infections.
US10682358B2 (en) Substituted 2, 3-dihydro-1H-inden-1-one retinoic acid-related orphan nuclear receptor antagonists for treating multiple sclerosis
JP2022511236A (ja) 置換キナゾリノン誘導体、及びmGluR4のポジティブアロステリック調節剤としてのその使用
WO1999054303A1 (en) Optically active tetrahydrobenzindole derivatives
CN121013856A (zh) Egfr降解剂、其药物组合物及其用途
JPH111483A (ja) 三環性化合物の製造法
EP3325454A1 (en) Deuterated meclizine
WO1998047901A1 (en) Process for producing tricyclic compounds and their intermediates
CN111138422B (zh) 一种用于防治红斑狼疮的药物及其制备方法
HK40110192A (zh) 4h-吡咯并[3,2-c]吡啶-4-酮化合物
HK40110212A (zh) 4h-吡咯并[3,2-c]吡啶-4-酮化合物
HK40069903B (zh) 4h-吡咯并[3,2-c]吡啶-4-酮化合物
WO2026041115A1 (zh) 作为蛋白质酪氨酸磷酸酶抑制剂的含双键取代的化合物及其应用
JPH10130240A (ja) Icam−1産生阻害剤
JPH10182644A (ja) 三環性化合物、その製造法及び剤
JPH06306075A (ja) エトキシベンズアミド誘導体
JPH10120568A (ja) 糸球体腎炎予防治療剤
JPH11228416A (ja) 脂質低下剤
WO1999020632A1 (en) Fused imidazopyridine derivatives, process for producing the same, and preparations containing the same
JPH11199586A (ja) 縮合型イミダゾピリジン誘導体、その製造法及び剤

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050705