JPH11148535A - 伝動ベルト - Google Patents
伝動ベルトInfo
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- JPH11148535A JPH11148535A JP33360397A JP33360397A JPH11148535A JP H11148535 A JPH11148535 A JP H11148535A JP 33360397 A JP33360397 A JP 33360397A JP 33360397 A JP33360397 A JP 33360397A JP H11148535 A JPH11148535 A JP H11148535A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission belt
- power transmission
- core wire
- rubber layer
- belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 焼却しても環境汚染を起こさず、かつ、優れ
た耐熱性、耐油性、耐摩耗性、耐屈曲性を有する伝動ベ
ルトを提供する。 【解決手段】 心線が接着埋設されたゴム層を有する伝
動ベルトであって、上記ゴム層は、エチレン、(メタ)
アクリル酸エステル、及び、架橋成分を構成成分とする
ポリマー架橋物からなるものであり、上記心線は、レゾ
ルシン、ホルマリン、及び、カルボキシル基を有するラ
テックスからなる混合物により表面処理を施したポリエ
ステル系繊維からなるものである伝動ベルト。
た耐熱性、耐油性、耐摩耗性、耐屈曲性を有する伝動ベ
ルトを提供する。 【解決手段】 心線が接着埋設されたゴム層を有する伝
動ベルトであって、上記ゴム層は、エチレン、(メタ)
アクリル酸エステル、及び、架橋成分を構成成分とする
ポリマー架橋物からなるものであり、上記心線は、レゾ
ルシン、ホルマリン、及び、カルボキシル基を有するラ
テックスからなる混合物により表面処理を施したポリエ
ステル系繊維からなるものである伝動ベルト。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有害物質が発生す
るおそれがなく、かつ、機能性にも優れた伝動ベルトに
関する。
るおそれがなく、かつ、機能性にも優れた伝動ベルトに
関する。
【0002】
【従来の技術】伝動ベルトは、例えば、ラップドベル
ト、ローエッジベルト等のVベルトやVリブベルト等の
摩擦伝動ベルトとして、自動車用や一般産業用等に広く
用いられている。
ト、ローエッジベルト等のVベルトやVリブベルト等の
摩擦伝動ベルトとして、自動車用や一般産業用等に広く
用いられている。
【0003】通常、Vベルトは、図1、Vリブベルト
は、図2に示すように、心線11が接着埋設された接着
ゴム層12と、この接着ゴム層12に積層された圧縮ゴ
ム層13とから構成されており、これに必要に応じて上
部帆布14、下部帆布15を接着させて構成されてい
る。
は、図2に示すように、心線11が接着埋設された接着
ゴム層12と、この接着ゴム層12に積層された圧縮ゴ
ム層13とから構成されており、これに必要に応じて上
部帆布14、下部帆布15を接着させて構成されてい
る。
【0004】伝動ベルトの寿命の向上や信頼性の向上の
ための工夫は、古くから行われている。例えば、心線と
してはポリエステル等からなる繊維が用いられ、この心
線と接着ゴム層との接着性を良好にするために接着ゴム
層を構成するゴムにイオウを配合したり、チウラム系加
硫促進剤を配合する等の工夫がなされている。
ための工夫は、古くから行われている。例えば、心線と
してはポリエステル等からなる繊維が用いられ、この心
線と接着ゴム層との接着性を良好にするために接着ゴム
層を構成するゴムにイオウを配合したり、チウラム系加
硫促進剤を配合する等の工夫がなされている。
【0005】このような伝動ベルトの接着ゴム層や圧縮
ゴム層に用いられるゴムとしては、従来からクロロプレ
ンゴムが広く用いられていた。クロロプレンゴムは、耐
熱劣化性に優れ、心線との接着性も充分であり、更に、
帆布との接着性も良好にすることができることから、伝
動ベルト用ゴムとしては好適であった。
ゴム層に用いられるゴムとしては、従来からクロロプレ
ンゴムが広く用いられていた。クロロプレンゴムは、耐
熱劣化性に優れ、心線との接着性も充分であり、更に、
帆布との接着性も良好にすることができることから、伝
動ベルト用ゴムとしては好適であった。
【0006】近年、含塩素化合物を焼却する際に発生す
るダイオキシン等の有害物質が環境保護の見地から注目
されるようになった。そこで、工業製品を構成する化合
物中にも塩素含有化合物を回避する工夫がなされるよう
になり、塩素を必須元素とするクロロプレンゴムの使用
が忌避されつつある。
るダイオキシン等の有害物質が環境保護の見地から注目
されるようになった。そこで、工業製品を構成する化合
物中にも塩素含有化合物を回避する工夫がなされるよう
になり、塩素を必須元素とするクロロプレンゴムの使用
が忌避されつつある。
【0007】クロロプレンゴムに代わる伝動ベルト用の
ゴムとして、例えば、NBRや水素化NBRが実用化さ
れている。しかしながら、これらのゴムは、過酷な使用
条件下においては、耐熱性、耐油性等に劣り、高力学物
性が要求される分野、耐摩耗性が要求される分野、高い
耐屈曲性が要求される分野等では、使用が限定されてい
るのが実情であった。
ゴムとして、例えば、NBRや水素化NBRが実用化さ
れている。しかしながら、これらのゴムは、過酷な使用
条件下においては、耐熱性、耐油性等に劣り、高力学物
性が要求される分野、耐摩耗性が要求される分野、高い
耐屈曲性が要求される分野等では、使用が限定されてい
るのが実情であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、焼却しても環境汚染を起こさず、かつ、優れた耐熱
性、耐油性、耐摩耗性、耐屈曲性を有する伝動ベルトを
提供することを目的とするものである。
み、焼却しても環境汚染を起こさず、かつ、優れた耐熱
性、耐油性、耐摩耗性、耐屈曲性を有する伝動ベルトを
提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、心線が接着埋
設されたゴム層を有する伝動ベルトであって、上記ゴム
層は、エチレン、(メタ)アクリル酸エステル、及び、
架橋成分を構成成分とするポリマー架橋物からなるもの
であり、上記心線は、レゾルシン、ホルマリン、及び、
カルボキシル基を有するラテックスからなる混合物によ
り表面処理を施したポリエステル系繊維からなるもので
ある伝動ベルトである。以下に本発明を詳述する。
設されたゴム層を有する伝動ベルトであって、上記ゴム
層は、エチレン、(メタ)アクリル酸エステル、及び、
架橋成分を構成成分とするポリマー架橋物からなるもの
であり、上記心線は、レゾルシン、ホルマリン、及び、
カルボキシル基を有するラテックスからなる混合物によ
り表面処理を施したポリエステル系繊維からなるもので
ある伝動ベルトである。以下に本発明を詳述する。
【0010】本発明の伝動ベルトは、心線、ゴム層、及
び、必要に応じて帆布により構成される。本発明の伝動
ベルトは、上記ゴム層が、エチレン、(メタ)アクリル
酸エステル、及び、架橋成分を構成成分とするポリマー
架橋物からなり、上記心線が、レゾルシン、ホルマリ
ン、及び、カルボキシル基を有するラテックスからなる
混合物により表面処理を施したポリエステル系繊維から
なるところにその特徴がある。
び、必要に応じて帆布により構成される。本発明の伝動
ベルトは、上記ゴム層が、エチレン、(メタ)アクリル
酸エステル、及び、架橋成分を構成成分とするポリマー
架橋物からなり、上記心線が、レゾルシン、ホルマリ
ン、及び、カルボキシル基を有するラテックスからなる
混合物により表面処理を施したポリエステル系繊維から
なるところにその特徴がある。
【0011】上記エチレン、(メタ)アクリル酸エステ
ル、及び、架橋成分を構成成分とするポリマー架橋物と
しては、エチレン、(メタ)アクリル酸エステルのほか
第三の単量体を架橋成分として用いて3元共重合体とし
たもの等が挙げられる。
ル、及び、架橋成分を構成成分とするポリマー架橋物と
しては、エチレン、(メタ)アクリル酸エステルのほか
第三の単量体を架橋成分として用いて3元共重合体とし
たもの等が挙げられる。
【0012】上記(メタ)アクリル酸エステルとは、ア
クリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステルを意
味する。上記(メタ)アクリル酸エステルとしては、炭
素数1〜8のアルコールと(メタ)アクリル酸とのエス
テルが好ましく、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブ
チル、(メタ)アクリル酸エチルヘキシル等が挙げられ
る。これらは、単独で又は2種以上を混合して用いるこ
とができる。
クリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステルを意
味する。上記(メタ)アクリル酸エステルとしては、炭
素数1〜8のアルコールと(メタ)アクリル酸とのエス
テルが好ましく、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブ
チル、(メタ)アクリル酸エチルヘキシル等が挙げられ
る。これらは、単独で又は2種以上を混合して用いるこ
とができる。
【0013】上記第三の単量体としては、例えば、アク
リル酸、メタクリル酸、アクリロニトリル、酢酸ビニル
等;エポキシ基含有のグリシジルアクリレート、グリシ
ジルメタクリレート、アリルグリシジルエーテル等が挙
げられる。
リル酸、メタクリル酸、アクリロニトリル、酢酸ビニル
等;エポキシ基含有のグリシジルアクリレート、グリシ
ジルメタクリレート、アリルグリシジルエーテル等が挙
げられる。
【0014】上記3元共重合体における各成分のモル比
は、エチレンと(メタ)アクリル酸エステルとのモル比
が50:50〜85:15であり、エチレンと(メタ)
アクリル酸エステルとの総量に対する第三の単量体のモ
ル比は1:99〜90:10であることが好ましい。エ
チレンが多すぎると共重合体の結晶度が高くなり充分な
弾性を得ることができなくなり、エチレンが少なすぎる
と共重合体の脆化点が高くなり、低温での使用が困難に
なることがある。また、第三の単量体のモル比が少なす
ぎると、劣化形態が硬化劣化とならず圧縮ゴムとしての
機能を果たすことができず、一方多すぎると必要なゴム
弾性を喪失する。
は、エチレンと(メタ)アクリル酸エステルとのモル比
が50:50〜85:15であり、エチレンと(メタ)
アクリル酸エステルとの総量に対する第三の単量体のモ
ル比は1:99〜90:10であることが好ましい。エ
チレンが多すぎると共重合体の結晶度が高くなり充分な
弾性を得ることができなくなり、エチレンが少なすぎる
と共重合体の脆化点が高くなり、低温での使用が困難に
なることがある。また、第三の単量体のモル比が少なす
ぎると、劣化形態が硬化劣化とならず圧縮ゴムとしての
機能を果たすことができず、一方多すぎると必要なゴム
弾性を喪失する。
【0015】上記ポリマー架橋物を調製するに際して
は、架橋剤を添加する。上記架橋剤としては特に限定さ
れず、例えば、縮合反応に基づく架橋を行う尿素誘導
体、モノアミン、ジアミン;付加反応に基づく架橋を行
うジイソシアネート、ビスエチレンイミン化合物等が挙
げられる。
は、架橋剤を添加する。上記架橋剤としては特に限定さ
れず、例えば、縮合反応に基づく架橋を行う尿素誘導
体、モノアミン、ジアミン;付加反応に基づく架橋を行
うジイソシアネート、ビスエチレンイミン化合物等が挙
げられる。
【0016】上記ポリマー架橋物は、本発明の伝動ベル
トのゴム層を形成する。上記ポリマー架橋物には、1〜
2phrの量の加硫剤を含有させることが好ましい。上
記加硫剤の量が1phr未満であると、ポリマー架橋物
の架橋密度が低下してゴム物性が劣化し、2phrを超
えると、後に詳述するレゾルシン、ホルマリン及びカル
ボキシル基含有ラテックスからなる混合物による表面処
理をしたとしても、加硫剤に起因するアミン分解物が、
心線劣化の原因となることを防止することが困難とな
る。
トのゴム層を形成する。上記ポリマー架橋物には、1〜
2phrの量の加硫剤を含有させることが好ましい。上
記加硫剤の量が1phr未満であると、ポリマー架橋物
の架橋密度が低下してゴム物性が劣化し、2phrを超
えると、後に詳述するレゾルシン、ホルマリン及びカル
ボキシル基含有ラテックスからなる混合物による表面処
理をしたとしても、加硫剤に起因するアミン分解物が、
心線劣化の原因となることを防止することが困難とな
る。
【0017】なお、本明細書において「phr」とは、
本発明の伝動ベルトのゴム層100重量部に対する割合
(重量部)を意味し、1〜2phrとは、上記ゴム層1
00重量部に対して1〜2重量部の量をいう。上記加硫
剤としては特に限定されず、従来公知の種々のものを用
いることができるが、なかでもヘキサメチレンジアミン
カルバメートが好ましい。
本発明の伝動ベルトのゴム層100重量部に対する割合
(重量部)を意味し、1〜2phrとは、上記ゴム層1
00重量部に対して1〜2重量部の量をいう。上記加硫
剤としては特に限定されず、従来公知の種々のものを用
いることができるが、なかでもヘキサメチレンジアミン
カルバメートが好ましい。
【0018】本発明の伝動ベルトにおいて用いられる心
線は、ポリエステル系繊維からなるものである。上記ポ
リエステル系繊維としては、例えば、ポリエチレンテレ
フタレート等が挙げられる。上記ポリエステル系繊維
は、後述する表面処理をより効率的なものとするため
に、ポリイソシアネートによる浸漬処理を施すことが好
ましい。
線は、ポリエステル系繊維からなるものである。上記ポ
リエステル系繊維としては、例えば、ポリエチレンテレ
フタレート等が挙げられる。上記ポリエステル系繊維
は、後述する表面処理をより効率的なものとするため
に、ポリイソシアネートによる浸漬処理を施すことが好
ましい。
【0019】上記ポリエステル系繊維は、レゾルシン、
ホルマリン、及び、カルボキシル基を有するラテックス
からなる混合物(以下「RFL混合物」という)により
表面処理が施されたものである。繊維とゴムとの接着性
を向上させるために、レゾルシン、ホルマリン及びラテ
ックスからなる混合物による表面処理が従来一般に行わ
れているが、本発明においては、この表面処理に用いら
れるラテックスとして、カルボキシル基を有するラテッ
クスを用いる。
ホルマリン、及び、カルボキシル基を有するラテックス
からなる混合物(以下「RFL混合物」という)により
表面処理が施されたものである。繊維とゴムとの接着性
を向上させるために、レゾルシン、ホルマリン及びラテ
ックスからなる混合物による表面処理が従来一般に行わ
れているが、本発明においては、この表面処理に用いら
れるラテックスとして、カルボキシル基を有するラテッ
クスを用いる。
【0020】ポリエステル系繊維からなる心線は、上記
ポリマー架橋物が重合の際に発生するアミン分解物によ
り経時的に劣化してしまう。本発明においては、上記ポ
リエステル系繊維からなる心線を、上記カルボキシル基
を有するラテックスを含有するRFL混合物で表面処理
するため、上記ポリマー架橋物の重合時に発生するアミ
ン系分解物がカルボキシル基により捕捉され、アミン分
解物による心線への影響が防止される。
ポリマー架橋物が重合の際に発生するアミン分解物によ
り経時的に劣化してしまう。本発明においては、上記ポ
リエステル系繊維からなる心線を、上記カルボキシル基
を有するラテックスを含有するRFL混合物で表面処理
するため、上記ポリマー架橋物の重合時に発生するアミ
ン系分解物がカルボキシル基により捕捉され、アミン分
解物による心線への影響が防止される。
【0021】上記RFL混合物による表面処理は、目付
量が、0.04以上であることが好ましい。目付量が、
0.04未満であると、アミン分解物による心線への影
響を防止することが困難となり、心線劣化を防止するこ
とができない。
量が、0.04以上であることが好ましい。目付量が、
0.04未満であると、アミン分解物による心線への影
響を防止することが困難となり、心線劣化を防止するこ
とができない。
【0022】上記FRL混合物を構成する上記カルボキ
シル基を有するラテックスのTgは、−15〜150℃
が好ましい。−15℃未満であると、ポリマー凝集力が
不充分となるので接着力が低下し、150℃を超える
と、伝動ベルトの柔軟性が低下する。より好ましくは、
−15〜90℃である。
シル基を有するラテックスのTgは、−15〜150℃
が好ましい。−15℃未満であると、ポリマー凝集力が
不充分となるので接着力が低下し、150℃を超える
と、伝動ベルトの柔軟性が低下する。より好ましくは、
−15〜90℃である。
【0023】上記カルボキシル基を有するラテックス
は、少なくとも1種のアクリル系エステルの重合体、又
は、少なくとも1種のアクリル系エステルとアクリロニ
トリルとの共重合体を、カルボキシル化変性処理したも
のであることが好ましい。上記少なくとも1種のアクリ
ル系エステルの重合体をカルボキシル化変性処理したも
のとしては、例えば、エチルアクリレート重合体をカル
ボキシル化変性処理したもの等が挙げられる。また、上
記少なくとも1種のアクリル系エステルとアクリロニト
リルとの共重合体をカルボキシル化変性処理したものと
しては、例えば、エチルアクリレート/ブチルアクリレ
ート/アクリロニトリル共重合体をカルボキシル化変性
処理したもの等が挙げられる。
は、少なくとも1種のアクリル系エステルの重合体、又
は、少なくとも1種のアクリル系エステルとアクリロニ
トリルとの共重合体を、カルボキシル化変性処理したも
のであることが好ましい。上記少なくとも1種のアクリ
ル系エステルの重合体をカルボキシル化変性処理したも
のとしては、例えば、エチルアクリレート重合体をカル
ボキシル化変性処理したもの等が挙げられる。また、上
記少なくとも1種のアクリル系エステルとアクリロニト
リルとの共重合体をカルボキシル化変性処理したものと
しては、例えば、エチルアクリレート/ブチルアクリレ
ート/アクリロニトリル共重合体をカルボキシル化変性
処理したもの等が挙げられる。
【0024】本発明の伝動ベルトのゴム層は、心線が接
着埋設される接着ゴム層、及び、上記ゴム層の主要部分
となる圧縮ゴム層の二層から構成されているものであっ
てもよい。この場合には、上記接着剤層及び上記圧縮ゴ
ム層のいずれも、上記エチレン、(メタ)アクリル酸エ
ステル、及び、架橋成分を構成成分とするポリマー架橋
物からなるものとすることができる。
着埋設される接着ゴム層、及び、上記ゴム層の主要部分
となる圧縮ゴム層の二層から構成されているものであっ
てもよい。この場合には、上記接着剤層及び上記圧縮ゴ
ム層のいずれも、上記エチレン、(メタ)アクリル酸エ
ステル、及び、架橋成分を構成成分とするポリマー架橋
物からなるものとすることができる。
【0025】本発明の伝動ベルトには、更に必要に応じ
て、上部帆布、下部帆布が設けられる。上記帆布として
は、例えば、綿、綿とポリエステルとの混紡からなるも
の、綿とポリアミドとの混紡からなるもの等が挙げられ
る。
て、上部帆布、下部帆布が設けられる。上記帆布として
は、例えば、綿、綿とポリエステルとの混紡からなるも
の、綿とポリアミドとの混紡からなるもの等が挙げられ
る。
【0026】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0027】実施例1 表1に示したエチレン−アクリル酸エステル系ポリマー
配合物を圧縮ゴム層とし、表2の配合例1に示したRF
L混合物で処理したポリエチレンテレフタレートコード
(9A−0668、東レ社製)を心線として、図1に示
したVベルトを作製した。なお、ポリエチレンテレフタ
レートコードは、RFL混合物で処理する前にポリイソ
シアネートによる浸漬処理を行ったものを使用した。ま
た、ベルト加硫条件は、170℃、30分、スチーム加
硫とした。
配合物を圧縮ゴム層とし、表2の配合例1に示したRF
L混合物で処理したポリエチレンテレフタレートコード
(9A−0668、東レ社製)を心線として、図1に示
したVベルトを作製した。なお、ポリエチレンテレフタ
レートコードは、RFL混合物で処理する前にポリイソ
シアネートによる浸漬処理を行ったものを使用した。ま
た、ベルト加硫条件は、170℃、30分、スチーム加
硫とした。
【0028】得られたVベルトを、φ70の駆動プーリ
ー及び従動プーリーに掛け、従動プーリーに784N
(80Kgf)の荷重を加え、室温、回転数4900r
pmの条件で促進評価を行った。200時間走行後のV
ベルトの状態を調べた。その結果、ベルト走行に悪影響
を及ぼす大きな欠陥は見られなかった。また、ベルト中
の心線劣化や、接着状態の劣化は見られなかった。
ー及び従動プーリーに掛け、従動プーリーに784N
(80Kgf)の荷重を加え、室温、回転数4900r
pmの条件で促進評価を行った。200時間走行後のV
ベルトの状態を調べた。その結果、ベルト走行に悪影響
を及ぼす大きな欠陥は見られなかった。また、ベルト中
の心線劣化や、接着状態の劣化は見られなかった。
【0029】更に、表1に示したエチレン−アクリル酸
エステル系ポリマー配合物と、表2の配合例1に示した
RFL混合物で処理したポリエチレンテレフタレートコ
ードとを用いて、コード3本剥離試験(180°剥離)
を行った。なお、試験片の作製は、170℃、30分、
プレス加硫の条件で行った。その結果、心線にゴムが付
着したゴム凝集破壊の形態であり、接着力は、12.3
kgf/3本であった。
エステル系ポリマー配合物と、表2の配合例1に示した
RFL混合物で処理したポリエチレンテレフタレートコ
ードとを用いて、コード3本剥離試験(180°剥離)
を行った。なお、試験片の作製は、170℃、30分、
プレス加硫の条件で行った。その結果、心線にゴムが付
着したゴム凝集破壊の形態であり、接着力は、12.3
kgf/3本であった。
【0030】実施例2 表2の配合例2に示したRFL混合物で処理したポリエ
チレンテレフタレートコードを心線として用いたこと以
外は、実施例1と同様にしてVベルトを作製した。得ら
れたVベルトについて、実施例1と同様にして促進評価
を行った。200時間走行後のVベルトの状態を調べ
た。その結果、ベルト走行に悪影響を及ぼす大きな欠陥
は見られなかった。また、ベルト中の心線の劣化や、接
着状態の劣化は見られなかった。
チレンテレフタレートコードを心線として用いたこと以
外は、実施例1と同様にしてVベルトを作製した。得ら
れたVベルトについて、実施例1と同様にして促進評価
を行った。200時間走行後のVベルトの状態を調べ
た。その結果、ベルト走行に悪影響を及ぼす大きな欠陥
は見られなかった。また、ベルト中の心線の劣化や、接
着状態の劣化は見られなかった。
【0031】更に、これらの構成で実施例1と同様にし
てコード3本剥離試験を行った。その結果、心線にゴム
が付着したゴム凝集破壊の形態であり、接着力は、1
1.0kgf/3本であった。
てコード3本剥離試験を行った。その結果、心線にゴム
が付着したゴム凝集破壊の形態であり、接着力は、1
1.0kgf/3本であった。
【0032】比較例1 表2の配合例3に示したRFL混合物で処理したポリエ
チレンテレフタレートコードを心線として用いたこと以
外は、実施例1と同様にしてVベルトを作製した。得ら
れたVベルトについて、実施例1と同様にして促進評価
を行った。その結果、心線に劣化が見られ、ベルト走行
42時間でコード飛び出しが発生した。
チレンテレフタレートコードを心線として用いたこと以
外は、実施例1と同様にしてVベルトを作製した。得ら
れたVベルトについて、実施例1と同様にして促進評価
を行った。その結果、心線に劣化が見られ、ベルト走行
42時間でコード飛び出しが発生した。
【0033】更に、これらの構成で実施例1と同様にし
てコード3本剥離試験を行った。その結果、心線とゴム
面との界面破壊の形態であり、心線の表面にゴム付着が
なく、接着力は、2.3kgf/3本であった。
てコード3本剥離試験を行った。その結果、心線とゴム
面との界面破壊の形態であり、心線の表面にゴム付着が
なく、接着力は、2.3kgf/3本であった。
【0034】
【表1】
【0035】なお、表1に示した配合物としては、以下
のものを使用した。また、コード3本剥離試験用の配合
物には、スチーム加硫を再現するため水を10重量部更
に配合した。 E−EH:エチレン−アクリル酸エステル−アクリル酸
共重合体(デュポン社製、商品名VAMAC HG(ム
ーニー粘度;27±3 ML(1+4)100℃)) カーボンブラック:FEFカーボン 可塑剤:ポリエーテル系プロセスオイル(アデカサイザ
ーRS−735) 加硫剤:ヘキサメチレンジアミンカルバメート 加硫促進剤:ジ−o−トリルグアニジン
のものを使用した。また、コード3本剥離試験用の配合
物には、スチーム加硫を再現するため水を10重量部更
に配合した。 E−EH:エチレン−アクリル酸エステル−アクリル酸
共重合体(デュポン社製、商品名VAMAC HG(ム
ーニー粘度;27±3 ML(1+4)100℃)) カーボンブラック:FEFカーボン 可塑剤:ポリエーテル系プロセスオイル(アデカサイザ
ーRS−735) 加硫剤:ヘキサメチレンジアミンカルバメート 加硫促進剤:ジ−o−トリルグアニジン
【0036】
【表2】
【0037】なお、表2に示した配合物としては、以下
のものを使用した。 ラテックス1:エチルアクリレート重合体のカルボキシ
ル化変性タイプ(固形分比45%、Tg=−6℃) ラテックス2:エチルアクリレート/ブチルアクリレー
ト/アクリロニトリル共重合体のカルボキシル化変性タ
イプ(固形分比45%、Tg=−10℃) ラテックス3:スチレン/ブタジエン/ビニルピリジン
(固形分比45%、Tg=−53℃)
のものを使用した。 ラテックス1:エチルアクリレート重合体のカルボキシ
ル化変性タイプ(固形分比45%、Tg=−6℃) ラテックス2:エチルアクリレート/ブチルアクリレー
ト/アクリロニトリル共重合体のカルボキシル化変性タ
イプ(固形分比45%、Tg=−10℃) ラテックス3:スチレン/ブタジエン/ビニルピリジン
(固形分比45%、Tg=−53℃)
【0038】実施例1、実施例2及び比較例1の評価結
果を、表3にまとめて記載した。
果を、表3にまとめて記載した。
【0039】
【表3】
【0040】実施例3 表4の配合例に示したエチレン−アクリル酸エステル
系ポリマー配合物を圧縮ゴム層とし、表5の配合例4に
示したRFL混合物で処理したポリエチレンテレフタレ
ートコード(9A−0668、東レ社製)を心線とし
て、Vベルトを作製した。なお、ポリエチレンテレフタ
レートコードは、RFL混合物で処理する前にポリイソ
シアネートによる浸漬処理を行ったものを使用した。ま
た、ベルト加硫条件は、170℃、30分、スチーム加
硫とした。
系ポリマー配合物を圧縮ゴム層とし、表5の配合例4に
示したRFL混合物で処理したポリエチレンテレフタレ
ートコード(9A−0668、東レ社製)を心線とし
て、Vベルトを作製した。なお、ポリエチレンテレフタ
レートコードは、RFL混合物で処理する前にポリイソ
シアネートによる浸漬処理を行ったものを使用した。ま
た、ベルト加硫条件は、170℃、30分、スチーム加
硫とした。
【0041】得られたVベルトを、φ70の駆動プーリ
ー及び従動プーリーに掛け、従動プーリーに784N
(80Kgf)の荷重を加え、室温、回転数4900r
pmの条件で促進評価を行った。200時間走行後のV
ベルトの状態を調べた。その結果、ベルト走行に悪影響
を及ぼす大きな欠陥は見られなかった。また、ベルト中
の心線劣化や、接着状態の劣化は見られなかった。
ー及び従動プーリーに掛け、従動プーリーに784N
(80Kgf)の荷重を加え、室温、回転数4900r
pmの条件で促進評価を行った。200時間走行後のV
ベルトの状態を調べた。その結果、ベルト走行に悪影響
を及ぼす大きな欠陥は見られなかった。また、ベルト中
の心線劣化や、接着状態の劣化は見られなかった。
【0042】更に、表4の配合例に示したエチレン−
アクリル酸エステル系ポリマー配合物と、表5の配合例
4に示したRFL混合物で処理したポリエチレンテレフ
タレートコードとを用いて、コード3本剥離試験(18
0°剥離)を行った。なお、試験片の作製は、170
℃、30分、プレス加硫の条件で行った。その結果、心
線にゴムが付着したゴム凝集破壊の形態であり、接着力
は、19.3kgf/3本であった。
アクリル酸エステル系ポリマー配合物と、表5の配合例
4に示したRFL混合物で処理したポリエチレンテレフ
タレートコードとを用いて、コード3本剥離試験(18
0°剥離)を行った。なお、試験片の作製は、170
℃、30分、プレス加硫の条件で行った。その結果、心
線にゴムが付着したゴム凝集破壊の形態であり、接着力
は、19.3kgf/3本であった。
【0043】比較例2 表4の配合例に示したエチレン−アクリル酸エステル
系ポリマー配合物を圧縮ゴム層とし、表5の配合例5に
示したRFL混合物で処理したポリエチレンテレフタレ
ートコードを心線として用いたこと以外は、実施例3と
同様にしてVベルトを作製した。得られたVベルトにつ
いて、実施例3と同様にして促進評価を行った。その結
果、心線に劣化が見られ、ベルト走行72時間でコード
飛び出しが発生した。
系ポリマー配合物を圧縮ゴム層とし、表5の配合例5に
示したRFL混合物で処理したポリエチレンテレフタレ
ートコードを心線として用いたこと以外は、実施例3と
同様にしてVベルトを作製した。得られたVベルトにつ
いて、実施例3と同様にして促進評価を行った。その結
果、心線に劣化が見られ、ベルト走行72時間でコード
飛び出しが発生した。
【0044】更に、これらの構成で実施例3と同様にし
てコード3本剥離試験を行った。その結果、心線とゴム
面との界面破壊の形態であり、心線の表面にゴム付着が
なく、接着力は、4.2kgf/3本であった。
てコード3本剥離試験を行った。その結果、心線とゴム
面との界面破壊の形態であり、心線の表面にゴム付着が
なく、接着力は、4.2kgf/3本であった。
【0045】比較例3 表4の配合例に示したエチレン−アクリル酸エステル
系ポリマー配合物を圧縮ゴム層とし、表5の配合例4に
示したRFL混合物で処理したポリエチレンテレフタレ
ートコードを心線として用いたこと以外は、実施例3と
同様にしてVベルトを作製した。得られたVベルトにつ
いて、実施例3と同様にして促進評価を行った。その結
果、心線に劣化が見られ、ベルト走行28時間でコード
飛び出しが発生した。
系ポリマー配合物を圧縮ゴム層とし、表5の配合例4に
示したRFL混合物で処理したポリエチレンテレフタレ
ートコードを心線として用いたこと以外は、実施例3と
同様にしてVベルトを作製した。得られたVベルトにつ
いて、実施例3と同様にして促進評価を行った。その結
果、心線に劣化が見られ、ベルト走行28時間でコード
飛び出しが発生した。
【0046】更に、これらの構成で実施例3と同様にし
てコード3本剥離試験を行った。その結果、心線とゴム
面との界面破壊の形態であり、心線の表面にゴム付着が
なく、接着力は、2.7kgf/3本であった。
てコード3本剥離試験を行った。その結果、心線とゴム
面との界面破壊の形態であり、心線の表面にゴム付着が
なく、接着力は、2.7kgf/3本であった。
【0047】
【表4】
【0048】
【表5】
【0049】
【表6】
【0050】
【発明の効果】本発明の伝動ベルトは、上述の構成から
なるので、焼却しても環境汚染を起こさず、かつ、優れ
た耐熱性、耐油性、耐摩耗性、耐屈曲性を有するもので
ある。
なるので、焼却しても環境汚染を起こさず、かつ、優れ
た耐熱性、耐油性、耐摩耗性、耐屈曲性を有するもので
ある。
【図1】本発明の伝動ベルトの一実施形態であるVベル
トの断面模式図である。
トの断面模式図である。
【図2】本発明の伝動ベルトの一実施形態であるVリブ
ベルトの断面模式図である。
ベルトの断面模式図である。
11 心線 12 接着ゴム層 13 圧縮ゴム層 14,15 帆布
Claims (5)
- 【請求項1】 心線が接着埋設されたゴム層を有する伝
動ベルトであって、前記ゴム層は、エチレン、(メタ)
アクリル酸エステル、及び、架橋成分を構成成分とする
ポリマー架橋物からなるものであり、前記心線は、レゾ
ルシン、ホルマリン、及び、カルボキシル基を有するラ
テックスからなる混合物により表面処理を施したポリエ
ステル系繊維からなるものであることを特徴とする伝動
ベルト。 - 【請求項2】 ゴム層を構成するポリマー架橋物は、加
硫剤を、1〜2phr含有するものである請求項1記載
の伝動ベルト。 - 【請求項3】 加硫剤は、ヘキサメチレンジアミンカル
バメートである請求項2記載の伝動ベルト。 - 【請求項4】 カルボキシル基を有するラテックスのT
gが、−15〜150℃である請求項1、2又は3記載
の伝動ベルト。 - 【請求項5】 カルボキシル基を有するラテックスが、
少なくとも1種のアクリル系エステルの重合体、又は、
少なくとも1種のアクリル系エステルとアクリロニトリ
ルとの共重合体を、カルボキシル化変性処理したもので
あることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の伝
動ベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33360397A JPH11148535A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | 伝動ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33360397A JPH11148535A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | 伝動ベルト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11148535A true JPH11148535A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18267900
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33360397A Pending JPH11148535A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | 伝動ベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11148535A (ja) |
-
1997
- 1997-11-17 JP JP33360397A patent/JPH11148535A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040310 |