JPH11148747A - 吸収式冷凍機の蒸発器用伝熱管 - Google Patents

吸収式冷凍機の蒸発器用伝熱管

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JPH11148747A
JPH11148747A JP31865397A JP31865397A JPH11148747A JP H11148747 A JPH11148747 A JP H11148747A JP 31865397 A JP31865397 A JP 31865397A JP 31865397 A JP31865397 A JP 31865397A JP H11148747 A JPH11148747 A JP H11148747A
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heat transfer
fin
tube
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transfer tube
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宏行 ▲高▼橋
Hiroyuki Takahashi
Hiroyuki Kijima
広行 木島
Chikara Saeki
主税 佐伯
Mitsushi Kawai
満嗣 河合
Takatoshi Takigawa
孝寿 瀧川
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Daikin Industries Ltd
Kobe Steel Ltd
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Daikin Industries Ltd
Kobe Steel Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F1/00Tubular elements; Assemblies of tubular elements
    • F28F1/10Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
    • F28F1/42Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being both outside and inside the tubular element
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 その外面に付着した冷媒の濡れ拡がりがすぐ
れ、その内面における流体の温度境界層が薄く、且つ表
面積が大きく、伝熱性能が優れた吸収式冷凍機の蒸発器
用伝熱管を提供する。 【解決手段】 吸収式冷凍機の蒸発器用伝熱管の外面に
は、管軸方向に直交又は傾斜する方向に延びるフィン1
が設けられている。このフィン1の高さは0.85mm
であり、管軸方向1m当たりのフィン数は1339列に
設定されている。フィン1の頂部にはフィンに沿って溝
部3が設けられている。この溝部3の両側壁面のなす角
度は50°に設定されている。更に、フィン1には切欠
部2が設けられている。伝熱管の内面には、管軸方向に
傾斜する方向に延びるリブ4が設けられている。リブの
管軸方向に対するリード角は43°である。リブのピッ
チPとフィンを有する部分の最大内径Diとの比P/D
iは0.13である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、工業用及びビルの
空調用等の吸収式冷凍機に組み込むのに好適な蒸発器用
伝熱管に関し、特に、蒸発伝熱特性が良好な吸収式冷凍
機の蒸発器用伝熱管に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、伝熱管では、伝熱管の外周面に
冷媒を流下させて、管内を流れる流体と前記冷媒との間
で熱交換させ、管内の流体を冷却している。伝熱管に接
触した冷媒は、伝熱管表面を濡れ拡がり、低い圧力で蒸
発して伝熱管の伝熱面から熱を奪うことにより、伝熱管
内部の流体を冷却する。また、伝熱管の表面に濡れ拡が
った冷媒が蒸発する際に、伝熱面から気化熱を奪うた
め、効率的に管内の流体を冷却することができる。従っ
て、伝熱性能が良好な高性能の伝熱管を得るためには、
冷媒と伝熱管との接触面積(即ち、伝熱面の面積)を可
及的に増大させることが必要である。
【0003】冷媒と冷却管との接触面積を増大させるに
は、伝熱管の表面積を増大させること及び伝熱管表面で
の冷媒の濡れ拡がり性を良好にすることが考えられる。
従来、表面積を増大させた伝熱管としては、管の外周面
に螺旋状のフィンが形成されたローフィン管及び前記ロ
ーフィン管の内周面に螺旋状のリブが設けられた内面リ
ブ付きローフィン管等が提案されている。例えば、冷媒
の濡れ拡がり性を良好にした伝熱管としては、特開昭6
2−206356号公報が提案されている。この公報に
記載された従来の伝熱管においては、外面フィンの一部
に割れ部分を設けることによって、濡れ面積を増大させ
ている。また、管内面の伝熱性向上を目的として、例え
ば、内面に独立した突起を設けることにより、温度境界
層を薄くした伝熱管が提案されている(特開昭62−2
42795号公報)。
【0004】更に、特開平7−71889号公報に記載
された従来の伝熱管においては、外面のフィンに溝部を
形成すると共に、フィンの先端部に管軸方向に切欠きを
形成し、冷媒の濡れ拡がり性を向上させ、伝熱表面積を
大きくしている。更に、内周面にリブを設けることによ
って、管内の流体を乱し、管内面側の伝熱性能の向上を
図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
伝熱管には以下に示すような問題点がある。即ち、特開
昭62−206356号公報に記載された伝熱管におい
ては、蒸発伝熱特性が十分なものではない。また、特開
昭62−242795号公報に記載された伝熱管におい
ては、内面に設けられた独立した突起が、液体の乱流を
促進させる効果を有しているものの、温度境界層を薄く
するには十分なものではない。また、特開平7−718
89号公報に記載された伝熱管においては、管内面のリ
ブのピッチが大きいことにより、管内流体の乱流は促進
されても、再び温度境界層が形成され、伝熱性能の向上
に限界がある。
【0006】更に、従来技術においては、低流量範囲で
高い総括伝熱係数が示されなかったため、モータの容量
を大きくする必要があった。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、管内を流れる流体の乱流を可能な限り促進
させ、且つ温度境界層の形成を少なくして蒸発伝熱性能
を著しく向上させた吸収式冷凍機の蒸発用伝熱管を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る吸収式冷凍
機の蒸発器用伝熱管は、管本体と、この管本体の外面に
設けられ管軸方向に直交又は傾斜する方向に延びるフィ
ンと、前記フィンの頂部に沿って形成された溝部と、前
記フィンに交差する方向に延び前記フィンの先端部を切
り欠く切欠部と、前記管本体の内面に設けられ管軸方向
に傾斜する方向に延びるリブとを有する吸収式冷凍機の
蒸発器用伝熱管において、前記フィンは管軸方向の1m
当たりに1142乃至1417列設けられており、フィ
ンの高さは0.7乃至1.2mmであり、前記溝部の壁
面がなす角度は45乃至65°であり、前記リブのピッ
チPとフィンを有する部分の最大内径Diとの比P/D
iは0.1以上0.4未満であり、前記リブの管軸方向
に対するリード角は35乃至50°であることを特徴と
する。
【0009】本発明においては、水等の冷媒を上述の伝
熱管に滴下すると、冷媒は伝熱管のフィンで捕捉され、
この冷媒は前記溝部に沿ってフィン頂部を周方向に流下
すると共に、前記切欠部を通って管軸方向に移動する。
この管軸方向に移動した冷媒は、最終的にはフィン間を
通って管上部から管下部に向けて流下する。このよう
に、本発明に係る伝熱管においては、フィンの頂部に形
成された溝部と、フィン尖端部を所定のピッチで管軸方
向に切り欠く切欠部とを介して、冷媒が周方向及び管軸
方向の両方に拡がるため、伝熱管の外面を流下する冷媒
は、流下に伴う濡れ拡がりの偏りを生じない。従って、
本発明に係る蒸発器用伝熱管は、冷媒と伝熱管との接触
面積が大きく、フィン形成による大きな管表面積を有効
に利用できるため、蒸発伝熱性能が極めて優れている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明
の実施例に係る吸収式冷凍機の蒸発器用伝熱管の側壁及
びフィン構造を示す模式的斜視図である。伝熱管の外周
には、管軸方向に対し直交又は傾斜して延びるフィン1
が設けられている。このフィン1の頂部には、フィンに
沿って形成された溝部3が設けられている。また、フィ
ン1の尖端には管軸方向に配列した切欠部2が設けられ
ている。
【0011】本実施例に係る吸収式冷凍機の蒸発用伝熱
管において、伝熱管の上方から滴下された冷媒は、伝熱
管の上半部で捕捉される。そして、この冷媒はフィン頂
部の溝部3に沿って流下すると共に、切欠部2を通って
管軸方向へも移動する。フィン1の頂部は、その頂部に
溝部3が形成されるときに圧縮されるため、頂部が管軸
方向に若干膨出している。このため、隣接するフィンの
先端部間の距離は、フィン1の頂部に溝部がない場合に
比して短くなる。従って、単にフィンに切欠部を設けた
だけの伝熱管に比して、管軸方向への冷媒の偏りを一層
制御することができる。また、ローフィンチューブで
は、フィンが障壁となるため、冷媒の管軸方向への濡れ
拡がりが小さい。しかし、本実施例に係る伝熱管は、フ
ィン1の頂部にフィン1に沿って形成された溝部3が設
けられていると共に、フィン1に管軸方向に配列する切
欠部2が設けられているため、管軸方向の濡れ拡がりが
大きいと共に流下に伴う冷媒の収縮を回避することがで
きる。
【0012】図2は本発明の実施例に係る伝熱管の管軸
方向の模式的断面図である。図4に示すように、管内面
には管軸を中心として螺旋状にリブ4が配設されてい
る。本実施例に係る吸収式冷凍機の蒸発器用伝熱管にお
いては、このリブ4が管軸方向に傾斜する方向に延出し
ているため、管内を通る流体の乱流効果の増加により管
内の伝熱性能が向上する。これにより。本実施例に係る
吸収式冷凍機の蒸発器用伝熱管は、内面にリブがない場
合に比して、伝熱性能が向上するという効果を奏する。
【0013】なお、外面及び内面の成形方法は特に限定
されるものではなく、例えば、特公昭52−11670
が挙げられる。この方法においては、表面に螺旋溝を有
する中空のピンを有する心軸を管の内部に挿入し、管の
外部を複数個の円板からなる円板群により押圧するの
で、外部螺旋フィン及び内部リブを同時に成形すること
が可能である。
【0014】以下、本発明に係る吸収式冷凍機の蒸発器
用伝熱管における数値限定理由について説明する。
【0015】管軸方向1m当たりのフィン数:1142
乃至1417列 管軸方向1m当たりのフィン数が1142列未満の場合
及び1417列を超える場合は、いずれも濡れ拡がり性
が低下し、伝熱性能が低下する。従って、管軸方向1m
当たりのフィン数は1142乃至1417列であること
が好ましい。
【0016】フィンの高さ:0.7乃至1.2mm フィンの高さが0.7mm未満の場合及び1.2mmを
超える場合は、いずれも濡れ拡がり性が低下する。従っ
て、フィンの高さは0.7乃至1.2mmであることが
好ましい。
【0017】溝部の両壁面のなす角度:45乃至65° フィン頂部に設けられた溝部の両壁面のなす角度が45
°未満の場合及び65°を超える場合は、いずれも濡れ
拡がり性が低下する。従って、フィン頂部に設けられた
溝部の両壁面のなす角度は45乃至65°であることが
好ましい。なお、溝部の両壁面のなす角度とは、管軸を
通る断面において、溝部を形成する両壁面のなす角度を
いう。
【0018】リブのピッチPとフィンを有する部分の最
大内径Diとの比P/Di:0.1以上0.4未満 管内面に設けられたリブのピッチPとフィンを有する部
分の最大内径Diとの比P/Diが0.1未満となる
と、内面の溝部の幅が狭くなり、管内を流れる流体の乱
流が促進されなくなり、伝熱性能の向上が小さくなる。
一方、P/Diが0.4以上となると、溝部の幅が広く
なるため、管内を流れる流体の乱流は促進されるが、再
び温度境界層が形成され、伝熱性能の向上が小さくな
る。従って、リブのピッチPとフィンを有する部分の最
大内径Diとの比P/Diは0.1以上0.4未満であ
ることが好ましい。
【0019】リブの管軸方向に対するリード角:35乃
至50° 管内部に設けられたリブの管軸方向に対するリード角が
35°未満となると、管内を流れる流体が管内の溝部に
沿って流れるようになり、温度境界層が形成されやすく
なり、伝熱性能の向上が小さくなる。一方、リード角が
50°を超えると、管内を流れる流体の乱流が促進され
る以前に、管内の圧力損失が大幅に増加する。従って、
リブの管軸方向に対するリード角は35乃至50°であ
ることが好ましい。
【0020】
【実施例】次に、本発明の実施例について、その特許請
求の範囲から外れる比較例と比較して説明する。
【0021】先ず、管の外径が15.88mmであり、
管の肉厚が1.24mmであるリン脱酸銅管(C120
1;JIS H3300)を、その外面にフィンを成形
し、内周面に前述の特公昭52−11670号公報に記
載されている転造装置を用いてリブを成形し、供試管に
成形した。このとき、実施例1並びに比較例2及び3の
管の外周面は表1に示すような形状を有している。ま
た、外周面のフィンはその高さが1mmであり、管軸方
向の1m当たりに1339列設けられている。更に、こ
のフィンの先端部を歯車状のディスクを用いて管軸方向
に切欠を成形した後、このフィンの先端を略クサビ形の
形状を有するディスクを用いて、両壁面のなす角度が5
0°になるように円周方向に成形した。また、比較例4
として外面のフィンが管軸方向に1024列/m設けら
れている伝熱管を用いた。
【0022】
【表1】
【0023】そして、本発明の実施例及び比較例の吸収
式冷凍機の蒸発器用伝熱管の蒸発性能を測定した。図3
は、蒸発性能の測定に使用した試験装置である。供試管
は1列×4段(段ピッチ;24mm)とした。蒸発部1
7の供試管群の上部には冷媒の入口7が、供試管群の下
部には蒸発部内を流れる冷媒の出口8が設置されてい
る。この冷媒の出口8から排出された冷媒は配管19a
を介して冷媒ポンプ15に送り込まれ、更に冷媒はこの
冷媒ポンプ15により配管19bを介して冷媒の入口7
に運ばれる。この配管19bには冷媒散布量調節バルブ
20が設けられており、冷媒散布量調節バルブ20によ
り蒸発部に散布される冷媒の量が調節される。また、こ
の供試管群の下側端部は供試管内に流す冷水の入口5に
接続され、上側端部は冷水の出口6に接続されている。
このとき、蒸発部を通過する冷水のパス数は4パスとし
た。更に、蒸発部17の上部には、測定装置内の圧力を
測定するためのデジタルマノメータ14がバルブ13b
を介して設けられている。
【0024】一方、吸収部18の伝熱管群の上部には吸
収部内を流れるLiBr水溶液の入口9が、伝熱管群の
下部にはLiBr水溶液の出口10が設置されている。
更に、このLiBr水溶液の出口10は配管19cを介
してLiBr水溶液ポンプ16に接続されており、Li
Br水溶液はLiBr水溶液ポンプ16により系外へと
排出される。また、この伝熱管群の下側端部は伝熱管内
に流す冷却水の入口11に接続され、上側端部は冷却水
の出口12に接続されている。また、吸収部18の上部
には、測定装置内を真空にするためのバルブ13aが取
り付けられており、この配管は真空ポンプに接続されて
いる。
【0025】蒸発性能の測定は下記のようにして行っ
た。先ず、蒸発部17の伝熱管に冷水の入口5から1.
50m/sの流速で冷水を流し、冷水の出口温度が7.
0℃になるように冷水の入口温度を調節した。また、吸
収部18の伝熱管には冷却水の入口11から一定水量の
冷却水を流し、測定装置内の圧力が6.0mmHgにな
るように冷却水流量を調節した。このようにして、蒸発
器の伝熱量が定常状態となった後、供試管群に冷媒の入
口7より冷媒を0.75乃至1.25kg/m・分の散
布量で散布し、冷水の出口温度及び入口温度、冷水の流
量並びに測定器内の圧力を測定した。
【0026】ところで、蒸発性能は、蒸発器の冷凍能力
をQ(kcal/時)と、対数平均温度差をΔT
m(℃)と及び原管部外径基準管外表面積をA0(m2
としたとき、下記数1に示す総括伝熱係数K0(kca
l/時・℃・m2)によって評価することができる。
【0027】
【数1】K0=Q/(ΔTm・A0
【0028】但し、蒸発器の冷凍能力Qは、冷水流量を
G(kg/時)と、冷水比熱をCp(kcal/kg・
℃)と、冷水入口温度をTin(℃)と及び冷水出口温度
をTout(℃)としたとき、下記数2で示される。
【0029】
【数2】Q=G・Cp・(Tin−Tout
【0030】また、対数平均温度差ΔTmは、冷媒蒸発
温度をTe(℃)としたとき、下記数3で示される。
【0031】
【数3】ΔTm=(Tin−Tout)/ln((Tin
e)/(Tout−Te))
【0032】また、原管部外径基準管外表面積A0は、
原管部外径をD0(m)と、チューブ有効長をL(m)
と及びチューブ本数をNとしたとき、下記数4で示され
る。
【0033】
【数4】A0=π・D0・L・N
【0034】図4は横軸に冷媒散布量をとり、縦軸に総
括伝熱係数をとって両者の関係を示すグラフ図である。
図4に示すように、実施例1においては、リード角、リ
ブのピッチPとフィンを有する部分の最大内径Diとの
比P/Di及びリブの高さが本発明で規定したものであ
るので、現行品である比較例4に対して、蒸発性能が約
1.18倍(冷媒散布量;1.00kg/m・minの
時)向上した。
【0035】一方、比較例2及び3においては、リード
角が本発明で規定したものとは相違するので、温度境界
層が形成され、伝熱性能が低下してしまい、現行品であ
る比較例4に対して、蒸発性能が低下した。
【0036】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明に係る吸
収式冷凍機の蒸発器用伝熱管によれば、管本体の外面に
管軸方向に直交又は傾斜する方向に延びるフィンと、こ
のフィンの頂部にフィンに沿って設けられた溝部と、前
記フィンに交差する方向に延び前記フィンの先端部を切
り欠く切欠部と、前記管本体の内面に管軸方向に傾斜す
る方向に延びるリブと、を有する伝熱管において、前記
フィンの数及び高さ、前記溝部の壁面がなす角度、前記
リブのピッチPとフィンを有する部分の最大内径Diと
の比P/Di並びに前記リブの管軸方向に対するリード
角を適切なものに規定しているので、冷媒と伝熱管との
接触面積を増大させることができ、また、管外面を流下
する冷媒の濡れ拡がり性を極めて良好にすることがで
き、更に、管内面において、温度境界層を極めて薄くす
ることができる。このため、本発明に係る吸収式冷凍機
の蒸発器用伝熱管の伝熱特性は極めて優れている。ま
た、低流量範囲で高い総括伝熱係数が示されるので、大
きな容量のモータを必要とせず、コンパクト化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る蒸発器用伝熱管を示す模
式的斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係る蒸発器用伝熱管の管軸方
向の模式的断面図である。
【図3】伝熱管の伝熱性能を測定する装置の模式図であ
る。
【図4】実施例及び比較例の伝熱管の伝熱性能を比較し
て示すグラフ図である。
【符号の説明】
1;フィン 2;切欠部 3;溝部 4;リブ 5;冷水の入口 6;冷水の出口 7;冷媒の入口 8;冷媒の出口 9;LiBr水溶液の入口 10;LiBr水溶液の出口 11;冷却水の入口 12;冷却水の出口 13a、13b;バルブ 14;デジタルマノメータ 15;冷媒ポンプ 16;LiBr水溶液ポンプ 17;蒸発部 18;吸収部 19a、19b、19c;配管 20;冷却散布量調節バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木島 広行 神奈川県秦野市平沢65番地 株式会社神戸 製鋼所秦野工場内 (72)発明者 佐伯 主税 神奈川県秦野市平沢65番地 株式会社神戸 製鋼所秦野工場内 (72)発明者 河合 満嗣 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社内 (72)発明者 瀧川 孝寿 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管本体と、この管本体の外面に設けられ
    管軸方向に直交又は傾斜する方向に延びるフィンと、前
    記フィンの頂部に沿って形成された溝部と、前記フィン
    に交差する方向に延び前記フィンの先端部を切り欠く切
    欠部と、前記管本体の内面に設けられ管軸方向に傾斜す
    る方向に延びるリブとを有する吸収式冷凍機の蒸発器用
    伝熱管において、前記フィンは管軸方向の1m当たりに
    1339列設けられており、フィンの高さは0.85m
    mであり、前記溝部の壁面がなす角度は50°であり、
    前記リブのピッチPとフィンを有する部分の最大内径D
    iとの比P/Diは0.13であり、前記リブの管軸方
    向に対するリード角は43°であることを特徴とする吸
    収式冷凍機の蒸発器用伝熱管。
JP31865397A 1997-11-19 1997-11-19 吸収式冷凍機の蒸発器用伝熱管 Pending JPH11148747A (ja)

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