JPH11118567A - フローセンサ - Google Patents
フローセンサInfo
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- JPH11118567A JPH11118567A JP9277836A JP27783697A JPH11118567A JP H11118567 A JPH11118567 A JP H11118567A JP 9277836 A JP9277836 A JP 9277836A JP 27783697 A JP27783697 A JP 27783697A JP H11118567 A JPH11118567 A JP H11118567A
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- JP
- Japan
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- temperature sensor
- line
- temperature
- flow
- sensor
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】高感度のフローセンサを提供し、更に、温度環
境に依存して検出誤差が発生するのを防止する。 【解決手段】4本の温度センサ線から構成される抵抗R
11,R12,R13,R14は、流体の移動によって
生成される温度分布の変化による抵抗値の変化が、お互
いに逆相になる抵抗同士で直列回路が構成される。即
ち、ヒータ線の右側に配置された第1の温度センサ線1
8(R11)と、ヒータ線の左側に配置された第4の温
度センサ線28(R14)とが直列に接続され、定電圧
V0が印加される。同様に、ヒータ線16の右側に配置
された第2の温度センサ線30(R12)と、ヒータ線
16の左側に配置された第3の温度センサ線20(R1
3)とが直列に接続され、定電圧V0が印加される。そ
して、両直列回路の接続点の電圧V1,V2の差電圧
が、差動増幅器26により増幅される。
境に依存して検出誤差が発生するのを防止する。 【解決手段】4本の温度センサ線から構成される抵抗R
11,R12,R13,R14は、流体の移動によって
生成される温度分布の変化による抵抗値の変化が、お互
いに逆相になる抵抗同士で直列回路が構成される。即
ち、ヒータ線の右側に配置された第1の温度センサ線1
8(R11)と、ヒータ線の左側に配置された第4の温
度センサ線28(R14)とが直列に接続され、定電圧
V0が印加される。同様に、ヒータ線16の右側に配置
された第2の温度センサ線30(R12)と、ヒータ線
16の左側に配置された第3の温度センサ線20(R1
3)とが直列に接続され、定電圧V0が印加される。そ
して、両直列回路の接続点の電圧V1,V2の差電圧
が、差動増幅器26により増幅される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トーマスガスメー
タの原理を利用したフローセンサに係り、特に、検出感
度を向上させ、温度変化による検出感度の低下を防止し
たフローセンサに関する。
タの原理を利用したフローセンサに係り、特に、検出感
度を向上させ、温度変化による検出感度の低下を防止し
たフローセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】気体や液体などの流体の流量や流速を測
定する為に、ヒータ線を利用した熱式のフローセンサが
利用される。かかるフローセンサは、例えば細管の外側
にヒータ線とその両側の温度センサ線を設けた管タイプ
のフローセンサや、半導体基板表面のダイヤフラム上に
ヒータ線とその両側の温度センサ線とを設けたマイクロ
フローセンサなどが知られている。
定する為に、ヒータ線を利用した熱式のフローセンサが
利用される。かかるフローセンサは、例えば細管の外側
にヒータ線とその両側の温度センサ線を設けた管タイプ
のフローセンサや、半導体基板表面のダイヤフラム上に
ヒータ線とその両側の温度センサ線とを設けたマイクロ
フローセンサなどが知られている。
【0003】かかるフローセンサは、トーマスガスメー
タの原理に基づくものであり、その原理は、ヒータ線か
ら発生する熱による温度分布が流速に応じて変化し、そ
の変化した温度分布を両側に設けた温度センサ線により
検出することにある。
タの原理に基づくものであり、その原理は、ヒータ線か
ら発生する熱による温度分布が流速に応じて変化し、そ
の変化した温度分布を両側に設けた温度センサ線により
検出することにある。
【0004】図1は、従来のマイクロフローセンサの平
面図である。この例では、半導体基板10に、裏面側か
ら貫通孔12が形成され、表面側に貫通孔12を塞ぐダ
イヤフラム膜14が形成される。そして、ダイヤフラム
膜14上に、ヒータ線16、その両側に温度センサ線1
8、20が設けられる。温度センサ線18,20は、両
端の電極の間に形成されたU字形状の抵抗線で構成され
る。また、ヒータ線16は、両端の電極間に形成された
1対のU字形状の抵抗線で構成される。
面図である。この例では、半導体基板10に、裏面側か
ら貫通孔12が形成され、表面側に貫通孔12を塞ぐダ
イヤフラム膜14が形成される。そして、ダイヤフラム
膜14上に、ヒータ線16、その両側に温度センサ線1
8、20が設けられる。温度センサ線18,20は、両
端の電極の間に形成されたU字形状の抵抗線で構成され
る。また、ヒータ線16は、両端の電極間に形成された
1対のU字形状の抵抗線で構成される。
【0005】図中、矢印22の方向に流体が移動する場
合は、その流体の移動により、ヒータ線16により生成
された温度分布が温度センサ線18側に高い温度、温度
センサ線20側に低い温度という分布になる。その温度
差により両温度センサ線18,20の抵抗値に差が生成
される。かかる抵抗値の差に従って、流体の流量や流速
が検出される。
合は、その流体の移動により、ヒータ線16により生成
された温度分布が温度センサ線18側に高い温度、温度
センサ線20側に低い温度という分布になる。その温度
差により両温度センサ線18,20の抵抗値に差が生成
される。かかる抵抗値の差に従って、流体の流量や流速
が検出される。
【0006】図2は、上記のフローセンサの検出回路を
示す図である。温度センサ線18(R1)と外付けの抵
抗r1を直列接続し、更に温度センサ線20(R2)と
外付けの抵抗r2を直列接続し、両直列接続回路に図示
される通り定電圧V0が印加される。そして、両接続点
の電圧V1,V2の差が、差動増幅器26により検出さ
れる。上記の通り、温度センサ線18側の温度が高くな
り、温度センサ線20側の温度が低くなることで、抵抗
R1は高くなり、抵抗R2は低くなる。その結果、電圧
V1は低くなり、電圧V2は高くなる。この電圧差が、
差動増幅器26により検出される。
示す図である。温度センサ線18(R1)と外付けの抵
抗r1を直列接続し、更に温度センサ線20(R2)と
外付けの抵抗r2を直列接続し、両直列接続回路に図示
される通り定電圧V0が印加される。そして、両接続点
の電圧V1,V2の差が、差動増幅器26により検出さ
れる。上記の通り、温度センサ線18側の温度が高くな
り、温度センサ線20側の温度が低くなることで、抵抗
R1は高くなり、抵抗R2は低くなる。その結果、電圧
V1は低くなり、電圧V2は高くなる。この電圧差が、
差動増幅器26により検出される。
【0007】上記の検出回路は、ホイートストーンブリ
ッジ回路を構成する。このホイートストーンブリッジ回
路は、流速がゼロの時の4つの抵抗R1,R2,r1,
r2を全て等しく設定することにより、抵抗値の変動に
よる電圧V1,V2の差の変動を最大限にできることが
知られている。
ッジ回路を構成する。このホイートストーンブリッジ回
路は、流速がゼロの時の4つの抵抗R1,R2,r1,
r2を全て等しく設定することにより、抵抗値の変動に
よる電圧V1,V2の差の変動を最大限にできることが
知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図2に示された検出回
路の場合、流速の変化に伴い温度センサ線の抵抗R1,
R2のみが変化するだけである。外付けの抵抗r1,r
2は一定の抵抗であるので、電圧V1,V2の変化の程
度が余り大きくならない。かかる点は、特に流速が低い
領域でのフローセンサの感度が低いことを意味する。
路の場合、流速の変化に伴い温度センサ線の抵抗R1,
R2のみが変化するだけである。外付けの抵抗r1,r
2は一定の抵抗であるので、電圧V1,V2の変化の程
度が余り大きくならない。かかる点は、特に流速が低い
領域でのフローセンサの感度が低いことを意味する。
【0009】また、流速がゼロの時に4つの抵抗R1,
R2,r1,r2を等しくするように設定して、抵抗値
の変化に対する電圧差の変化率を最大に設定しても、温
度センサ線18,20が設けられたセンサが置かれる温
度と、検出回路の抵抗r1,r2が置かれる温度とが異
なる場合は、流速ゼロ時の抵抗R1,R2と抵抗r1,
r2との抵抗値が異なり、抵抗値の変化に対する電圧差
の変化率も変化する。かかる電圧差の変化率の変化は、
検出される流量または流速が抵抗の置かれた温度に依存
して誤差を持つことを意味する。
R2,r1,r2を等しくするように設定して、抵抗値
の変化に対する電圧差の変化率を最大に設定しても、温
度センサ線18,20が設けられたセンサが置かれる温
度と、検出回路の抵抗r1,r2が置かれる温度とが異
なる場合は、流速ゼロ時の抵抗R1,R2と抵抗r1,
r2との抵抗値が異なり、抵抗値の変化に対する電圧差
の変化率も変化する。かかる電圧差の変化率の変化は、
検出される流量または流速が抵抗の置かれた温度に依存
して誤差を持つことを意味する。
【0010】そこで、本発明の目的は、高感度のフロー
センサを提供することにある。
センサを提供することにある。
【0011】更に、本発明の別の目的は、温度に依存し
て発生する検出値の誤差をなくしたフローセンサを提供
することにある。
て発生する検出値の誤差をなくしたフローセンサを提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
に、本発明は、検出回路のホイートストーンブリッジ回
路の4つの抵抗を、ヒータ線の両側に設けた4つの温度
センサ線で構成する。そして、ヒータ線の一方側に設け
た温度センサ線と他方側に設けた温度センサ線との直列
回路と、ヒータ線の他方側に設けた温度センサ線と一方
側に設けた温度センサ線との直列回路とに定電圧を印加
して、両直列回路の接続点の電圧差を検出する。
に、本発明は、検出回路のホイートストーンブリッジ回
路の4つの抵抗を、ヒータ線の両側に設けた4つの温度
センサ線で構成する。そして、ヒータ線の一方側に設け
た温度センサ線と他方側に設けた温度センサ線との直列
回路と、ヒータ線の他方側に設けた温度センサ線と一方
側に設けた温度センサ線との直列回路とに定電圧を印加
して、両直列回路の接続点の電圧差を検出する。
【0013】かかる構成にすることで、第1に、温度分
布により生じる温度センサ線の抵抗値の低下と上昇とに
より、接続点の電圧の変化が増幅される。しかも両方の
接続点でその変化の方向が逆方向であることから、接続
点の電圧差も増幅される。従って、僅かな流量や流速の
変化を検出することができる高感度のフローセンサを提
供することができる。
布により生じる温度センサ線の抵抗値の低下と上昇とに
より、接続点の電圧の変化が増幅される。しかも両方の
接続点でその変化の方向が逆方向であることから、接続
点の電圧差も増幅される。従って、僅かな流量や流速の
変化を検出することができる高感度のフローセンサを提
供することができる。
【0014】更に、4つの温度センサ線を同じ材料で構
成し同じ温度環境下に置くことで、検出回路の4つの抵
抗を流速ゼロの時に等しい状態で維持することができ
る。従って、センサが置かれた環境の温度に依存しない
で、常に一定の検出感度を維持することができ、検出誤
差をなくすことができる。
成し同じ温度環境下に置くことで、検出回路の4つの抵
抗を流速ゼロの時に等しい状態で維持することができ
る。従って、センサが置かれた環境の温度に依存しない
で、常に一定の検出感度を維持することができ、検出誤
差をなくすことができる。
【0015】上記の目的を達成する為に、本発明は、ヒ
ータ線の両側に温度センサ線を設け、流体の流量または
流速に応じて変化する温度センサ線の抵抗値にしたがっ
て該流量または流速を検出するフローセンサにおいて、
前記ヒータ線の一方側に設けられた第1及び第2の温度
センサ線と、前記ヒータ線の他方側に設けられた第3及
び第4の温度センサ線とを有し、前記第1の温度センサ
線と第4の温度センサ線の第1の直列回路と、前記第2
の温度センサ線と第3の温度センサ線の第2の直列回路
とに所定の定電圧が印加され、前記第1及び第4の温度
センサ線の接続点の第1の電位と前記第2及び第3の温
度センサ線の接続点の第2の電位との電位差に従って前
記流量または流速を検出することを特徴とする。
ータ線の両側に温度センサ線を設け、流体の流量または
流速に応じて変化する温度センサ線の抵抗値にしたがっ
て該流量または流速を検出するフローセンサにおいて、
前記ヒータ線の一方側に設けられた第1及び第2の温度
センサ線と、前記ヒータ線の他方側に設けられた第3及
び第4の温度センサ線とを有し、前記第1の温度センサ
線と第4の温度センサ線の第1の直列回路と、前記第2
の温度センサ線と第3の温度センサ線の第2の直列回路
とに所定の定電圧が印加され、前記第1及び第4の温度
センサ線の接続点の第1の電位と前記第2及び第3の温
度センサ線の接続点の第2の電位との電位差に従って前
記流量または流速を検出することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲
はその実施の形態に限定されるものではない。
に従って説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲
はその実施の形態に限定されるものではない。
【0017】図3は、実施の形態例のマイクロフローセ
ンサの平面図である。また、図4は、その検出回路図で
ある。図3に示される通り、本実施の形態例では、ヒー
タ線16の一方側に第1及び第2の温度センサ線18
(R11),30(R12)が並列に設けられ、また、
ヒータ線16の他方側に第3及び第4の温度センサ線2
0(R13),28(R14)が並列に設けられる。
ンサの平面図である。また、図4は、その検出回路図で
ある。図3に示される通り、本実施の形態例では、ヒー
タ線16の一方側に第1及び第2の温度センサ線18
(R11),30(R12)が並列に設けられ、また、
ヒータ線16の他方側に第3及び第4の温度センサ線2
0(R13),28(R14)が並列に設けられる。
【0018】図3の例では、例えば白金層で形成された
ヒータ線16は、W字形状に形成される。また、その両
側の4本の温度センサ線18,30,20,28も、例
えば白金層で形成される。これらの線は、半導体基板1
0の裏面側から形成された貫通孔12の表面を塞ぐダイ
ヤフラム膜の上に形成される。
ヒータ線16は、W字形状に形成される。また、その両
側の4本の温度センサ線18,30,20,28も、例
えば白金層で形成される。これらの線は、半導体基板1
0の裏面側から形成された貫通孔12の表面を塞ぐダイ
ヤフラム膜の上に形成される。
【0019】図4の検出回路に示される通り、上記の4
本の温度センサ線から構成される抵抗R11,R12,
R13,R14は、流体の移動によって生成される温度
分布の変化による抵抗値の変化が、お互いに逆相になる
抵抗同士で直列回路が構成される。即ち、ヒータ線16
の右側に配置された第1の温度センサ線18(R11)
と、ヒータ線16の左側に配置された第4の温度センサ
線28(R14)とが直列に接続され、定電圧V0が印
加される。同様に、ヒータ線16の右側に配置された第
2の温度センサ線30(R12)と、ヒータ線16の左
側に配置された第3の温度センサ線20(R13)とが
直列に接続され、定電圧V0が印加される。そして、両
直列回路の接続点の電圧V1,V2の差電圧が、差動増
幅器26により増幅される。
本の温度センサ線から構成される抵抗R11,R12,
R13,R14は、流体の移動によって生成される温度
分布の変化による抵抗値の変化が、お互いに逆相になる
抵抗同士で直列回路が構成される。即ち、ヒータ線16
の右側に配置された第1の温度センサ線18(R11)
と、ヒータ線16の左側に配置された第4の温度センサ
線28(R14)とが直列に接続され、定電圧V0が印
加される。同様に、ヒータ線16の右側に配置された第
2の温度センサ線30(R12)と、ヒータ線16の左
側に配置された第3の温度センサ線20(R13)とが
直列に接続され、定電圧V0が印加される。そして、両
直列回路の接続点の電圧V1,V2の差電圧が、差動増
幅器26により増幅される。
【0020】今仮に、図3の矢印22の方向に流体が移
動したとする。その結果、ヒータ線16により発生した
温度分布に変化が生じ、ヒータ線16より下流側(右
側)の温度が高くなり、上流側(左側)の温度が低くな
る。その結果、第1、第2の温度センサ線18(R1
1)、30(R12)の抵抗が高くなり、第3、第4の
温度センサ線20(R13)、28(R14)の抵抗が
低くなる。
動したとする。その結果、ヒータ線16により発生した
温度分布に変化が生じ、ヒータ線16より下流側(右
側)の温度が高くなり、上流側(左側)の温度が低くな
る。その結果、第1、第2の温度センサ線18(R1
1)、30(R12)の抵抗が高くなり、第3、第4の
温度センサ線20(R13)、28(R14)の抵抗が
低くなる。
【0021】図4の検出回路から明らかな通り、抵抗R
11と抵抗R14からなる直流回路では、抵抗R11の
上昇と抵抗R14の減少により、電圧V1は大幅に低下
する。同様に、抵抗R12と抵抗R13からなる直流回
路では、抵抗R12の上昇と抵抗R13の減少により、
電圧V2は大幅に上昇する。その結果、両電圧の差ΔV
=V2−V1も大きく変化する。即ち、両直流回路で、
上下の抵抗の変化で接続点の電圧V1,V2の変化が増
幅される。図2に示した上側の抵抗R1,R2のみが変
化する場合に比較して、僅かな流量や流速の変化を大き
な電圧差ΔVとして検出することができる。従って、感
度の高いフローセンサが実現できる。
11と抵抗R14からなる直流回路では、抵抗R11の
上昇と抵抗R14の減少により、電圧V1は大幅に低下
する。同様に、抵抗R12と抵抗R13からなる直流回
路では、抵抗R12の上昇と抵抗R13の減少により、
電圧V2は大幅に上昇する。その結果、両電圧の差ΔV
=V2−V1も大きく変化する。即ち、両直流回路で、
上下の抵抗の変化で接続点の電圧V1,V2の変化が増
幅される。図2に示した上側の抵抗R1,R2のみが変
化する場合に比較して、僅かな流量や流速の変化を大き
な電圧差ΔVとして検出することができる。従って、感
度の高いフローセンサが実現できる。
【0022】図5は、上記の従来例と本発明の流速に対
する電圧差の関係を示すグラフ図である。破線が従来例
の特性を示し、実線が本発明の特性を示す。一般に、流
速が低い領域では、流速の上昇に比例して電圧差ΔVが
上昇する。しかし、一定の流速を超えるとヒータ線の両
側の温度差が少なくなりやがて殆ど同じ温度になる。従
って、電圧差ΔVは下降する。
する電圧差の関係を示すグラフ図である。破線が従来例
の特性を示し、実線が本発明の特性を示す。一般に、流
速が低い領域では、流速の上昇に比例して電圧差ΔVが
上昇する。しかし、一定の流速を超えるとヒータ線の両
側の温度差が少なくなりやがて殆ど同じ温度になる。従
って、電圧差ΔVは下降する。
【0023】上記した通り、本発明のフローセンサで
は、検出回路の4つの抵抗値が増幅しある方向に変化す
るので、従来例に比較して約2倍の検出感度を有する。
即ち、一定の流速の変化に対する電圧差ΔVの変化量が
約2倍になる。
は、検出回路の4つの抵抗値が増幅しある方向に変化す
るので、従来例に比較して約2倍の検出感度を有する。
即ち、一定の流速の変化に対する電圧差ΔVの変化量が
約2倍になる。
【0024】更に、本実施の形態例では、検出回路の4
つの抵抗を構成する温度センサ線18,28,20,3
0が全て同じ半導体基板上に設けられ、しかも同じ材料
で構成される。従って、流速ゼロの時の4つの温度セン
サ線の抵抗値は、最初に等しく設定された状態を維持す
る。環境温度に変化が生じても、4つの温度センサ線の
抵抗値は等しく変化する。従って、互いに等しい抵抗値
の状態は維持される。また、流速ゼロの状態では、直列
回路の抵抗R11,R14及び抵抗R12,R13がそ
れぞれヒータ線16に対して対称な位置に設けられるの
で、電圧差ΔV=V1−V2は正確にゼロになる。従っ
て、高感度を実現することができる。
つの抵抗を構成する温度センサ線18,28,20,3
0が全て同じ半導体基板上に設けられ、しかも同じ材料
で構成される。従って、流速ゼロの時の4つの温度セン
サ線の抵抗値は、最初に等しく設定された状態を維持す
る。環境温度に変化が生じても、4つの温度センサ線の
抵抗値は等しく変化する。従って、互いに等しい抵抗値
の状態は維持される。また、流速ゼロの状態では、直列
回路の抵抗R11,R14及び抵抗R12,R13がそ
れぞれヒータ線16に対して対称な位置に設けられるの
で、電圧差ΔV=V1−V2は正確にゼロになる。従っ
て、高感度を実現することができる。
【0025】図4に示された検出回路の一方の直列回路
を参照すると、接続点の電圧V1は、 V1=V0*R14/(R11+R14) で求められる。そこで、今仮にR11に対してR14が
大きい値の場合は、R14の変化はV1の変化にそれほ
どの影響を与えず、更に、R11の変化もR14が大き
い値であるためそれほどの影響を与えない。一方、R1
4に対してR11が大きい値の場合は、主にR11の変
化が影響を与え、R14の変化の影響は少ない。従っ
て、R11=R14の状態に近い程、両抵抗R11,R
14の変化がV0の変化に大きな影響を与えることが理
解できる。即ち、ホイートストーンブリッジ回路では、
4つの抵抗値が等しい場合が、差電圧の変化に関して最
も感度が高いのである。
を参照すると、接続点の電圧V1は、 V1=V0*R14/(R11+R14) で求められる。そこで、今仮にR11に対してR14が
大きい値の場合は、R14の変化はV1の変化にそれほ
どの影響を与えず、更に、R11の変化もR14が大き
い値であるためそれほどの影響を与えない。一方、R1
4に対してR11が大きい値の場合は、主にR11の変
化が影響を与え、R14の変化の影響は少ない。従っ
て、R11=R14の状態に近い程、両抵抗R11,R
14の変化がV0の変化に大きな影響を与えることが理
解できる。即ち、ホイートストーンブリッジ回路では、
4つの抵抗値が等しい場合が、差電圧の変化に関して最
も感度が高いのである。
【0026】図5のグラフ図に示される通り、従来例の
検出回路では、温度センサ線で構成される抵抗R1,R
2と、外付け抵抗r1,r2との環境温度が異なり、ま
た温度変化に対する抵抗値の変化率も異なっている。従
って、図5中の破線に示される通り、環境温度に依存し
てその特性曲線がずれてしまう。その結果、同じ流速に
対して異なる電圧差ΔVが検出されることになり、検出
誤差を伴う。
検出回路では、温度センサ線で構成される抵抗R1,R
2と、外付け抵抗r1,r2との環境温度が異なり、ま
た温度変化に対する抵抗値の変化率も異なっている。従
って、図5中の破線に示される通り、環境温度に依存し
てその特性曲線がずれてしまう。その結果、同じ流速に
対して異なる電圧差ΔVが検出されることになり、検出
誤差を伴う。
【0027】それに対して、本実施の形態例では、4つ
の抵抗R11〜R14が常に流速ゼロで等しい関係を維
持するので、常に最高の感度の特性曲線(実線)を有す
る。その結果、環境温度に依存した検出誤差をなくすこ
とができる。
の抵抗R11〜R14が常に流速ゼロで等しい関係を維
持するので、常に最高の感度の特性曲線(実線)を有す
る。その結果、環境温度に依存した検出誤差をなくすこ
とができる。
【0028】図6は、他の実施の形態例のマイクロフロ
ーセンサの部分拡大平面図である。この例では、ヒータ
線16の両側それぞれの1対の温度センサ線18,30
及び20,28が、できるだけ同じ温度環境下に位置す
るように、並列にZ字状に配置される。即ち、温度セン
サ線18は、ヒータ線16に並列する部分として、ヒー
タ線16に最も近い線18aと、やや遠い線18b、1
8cの3本の並列部から構成される。それに対して、温
度センサ線30は、ヒータ線にやや近い線30a、30
bと、最も遠い線30cの3本の並列部から構成され
る。従って、両温度センサ線18,30の重心位置は、
殆ど一致する。従って、ヒータ線16に電流を流して両
側に均等な温度分布を生成した場合、両温度センサ線1
8,30の抵抗値はほぼ等しく保たれる。温度センサ線
20,28の場合も、温度センサ線18,30とヒータ
線16に対して対称形であり、同様に抵抗値はほぼ等し
く保たれる。従って、流速ゼロの状態では、4つの抵抗
はほぼ等しく保たれる。
ーセンサの部分拡大平面図である。この例では、ヒータ
線16の両側それぞれの1対の温度センサ線18,30
及び20,28が、できるだけ同じ温度環境下に位置す
るように、並列にZ字状に配置される。即ち、温度セン
サ線18は、ヒータ線16に並列する部分として、ヒー
タ線16に最も近い線18aと、やや遠い線18b、1
8cの3本の並列部から構成される。それに対して、温
度センサ線30は、ヒータ線にやや近い線30a、30
bと、最も遠い線30cの3本の並列部から構成され
る。従って、両温度センサ線18,30の重心位置は、
殆ど一致する。従って、ヒータ線16に電流を流して両
側に均等な温度分布を生成した場合、両温度センサ線1
8,30の抵抗値はほぼ等しく保たれる。温度センサ線
20,28の場合も、温度センサ線18,30とヒータ
線16に対して対称形であり、同様に抵抗値はほぼ等し
く保たれる。従って、流速ゼロの状態では、4つの抵抗
はほぼ等しく保たれる。
【0029】図7は、本発明を管タイプのフローセンサ
に適用した場合の概略構成図である。細管40の断面積
が固定されているので、流速が検出されれば流速×断面
積から流量も同時に検出される。管タイプの場合は、細
管40の外側に、ヒータ線42が巻き付けられる。更
に、ヒータ線42の両側には、対称に、温度センサ線4
4(R11)、46(R12)と温度センサ線48(R
13)、50(R14)とが巻き付けられる。温度セン
サ線44(R11)、46(R12)は、平行して数回
巻かれ、同じ温度状態に維持される。また、同様に、温
度センサ線48(R13)、50(R14)も平行して
数回巻かれ、同じ温度状態に維持される。
に適用した場合の概略構成図である。細管40の断面積
が固定されているので、流速が検出されれば流速×断面
積から流量も同時に検出される。管タイプの場合は、細
管40の外側に、ヒータ線42が巻き付けられる。更
に、ヒータ線42の両側には、対称に、温度センサ線4
4(R11)、46(R12)と温度センサ線48(R
13)、50(R14)とが巻き付けられる。温度セン
サ線44(R11)、46(R12)は、平行して数回
巻かれ、同じ温度状態に維持される。また、同様に、温
度センサ線48(R13)、50(R14)も平行して
数回巻かれ、同じ温度状態に維持される。
【0030】この管タイプのフローセンサにおける検出
回路は、図4と同じ様に抵抗R11〜R14が接続され
る回路である。従って、マイクロフローセンサの場合と
同様に、管タイプの場合も高感度で検出誤差のないフロ
ーセンサとなる。
回路は、図4と同じ様に抵抗R11〜R14が接続され
る回路である。従って、マイクロフローセンサの場合と
同様に、管タイプの場合も高感度で検出誤差のないフロ
ーセンサとなる。
【0031】尚、図6に示された温度センサ線のパター
ンで、細管40の周りに巻き付けられると、上記した両
側の温度センサ線の重心が一致し、より高感度のフロー
センサが実現できる。
ンで、細管40の周りに巻き付けられると、上記した両
側の温度センサ線の重心が一致し、より高感度のフロー
センサが実現できる。
【0032】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、ヒ
ータ線の両側にそれぞれ一対の温度センサ線を設け、抵
抗の変化が逆相関係にある二つの抵抗を直列に接続し
て、両直列回路の接続点の電圧の差を検出する構成とし
たため、流量や流速の僅かな変化に対して、電圧が抵抗
の変化により増幅されて変化するので、検出感度の高い
フローセンサを提供することができる。
ータ線の両側にそれぞれ一対の温度センサ線を設け、抵
抗の変化が逆相関係にある二つの抵抗を直列に接続し
て、両直列回路の接続点の電圧の差を検出する構成とし
たため、流量や流速の僅かな変化に対して、電圧が抵抗
の変化により増幅されて変化するので、検出感度の高い
フローセンサを提供することができる。
【0033】更に、4つの抵抗が同じ温度環境下に置か
れるので、同じ材料で構成することで、流速ゼロ時の4
つの抵抗関係を維持することができる。従って、環境温
度に応じた検出誤差をなくすことができる。流速ゼロ時
の4つの抵抗を等しく設定すれば、環境温度に依存せ
ず、常に最高の感度で動作するフローセンサとすること
ができる。
れるので、同じ材料で構成することで、流速ゼロ時の4
つの抵抗関係を維持することができる。従って、環境温
度に応じた検出誤差をなくすことができる。流速ゼロ時
の4つの抵抗を等しく設定すれば、環境温度に依存せ
ず、常に最高の感度で動作するフローセンサとすること
ができる。
【図1】従来のマイクロフローセンサの平面図である。
【図2】従来のフローセンサの検出回路を示す図であ
る。
る。
【図3】実施の形態例のマイクロフローセンサの平面図
である。
である。
【図4】実施の形態例の検出回路図である。
【図5】従来例と本発明の流速に対する電圧差の関係を
示すグラフ図である。
示すグラフ図である。
【図6】他の実施の形態例のマイクロフローセンサの部
分拡大平面図である。
分拡大平面図である。
【図7】管タイプのフローセンサに適用した場合の概略
構成図である。
構成図である。
【符号の説明】 16 ヒータ線 18,20 温度センサ線 28,30 温度センサ線 V0 定電圧 26 差動増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 文彦 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 丹村 俊彦 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】ヒータ線の両側に温度センサ線を設け、流
体の流量または流速に応じて変化する温度センサ線の抵
抗値にしたがって該流量または流速を検出するフローセ
ンサにおいて、 前記ヒータ線の一方側に設けられた第1及び第2の温度
センサ線と、 前記ヒータ線の他方側に設けられた第3及び第4の温度
センサ線とを有し、 前記第1の温度センサ線と第4の温度センサ線の第1の
直列回路と、前記第2の温度センサ線と第3の温度セン
サ線の第2の直列回路とに所定の定電圧が印加され、前
記第1及び第4の温度センサ線の接続点の第1の電位と
前記第2及び第3の温度センサ線の接続点の第2の電位
との電位差に従って前記流量または流速を検出すること
を特徴とするフローセンサ。 - 【請求項2】請求項1において、 第1〜第4の温度センサ線が、同一の温度係数を有する
材料で構成されてなることを特徴とするフローセンサ。 - 【請求項3】請求項1において、 前記第1及び第2の温度センサ線は、互いに並列に配置
され、更に前記ヒータ線に平行な第1〜第N(Nは3以
上の奇数)並列部を有することを特徴とするフローセン
サ。 - 【請求項4】請求項1において、 更に、一定の断面積を有する管を有し、前記ヒータ線及
び前記第1〜第4の温度センサ線が前記管に巻き付けら
れていることを特徴とするフローセンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9277836A JPH11118567A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | フローセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9277836A JPH11118567A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | フローセンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11118567A true JPH11118567A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17588951
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9277836A Pending JPH11118567A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | フローセンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11118567A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007322207A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Yokogawa Electric Corp | 磁気式酸素測定方法及び磁気式酸素計 |
| US7544940B2 (en) | 2004-05-24 | 2009-06-09 | Nec Electronics Corporation | Semiconductor device including vanadium oxide sensor element with restricted current density |
| CN102410971A (zh) * | 2011-12-07 | 2012-04-11 | 保定天威集团有限公司 | 一种基于热导原理检测流体介质流动的方法及专用装置 |
| JP2015049219A (ja) * | 2013-09-04 | 2015-03-16 | 富士電機株式会社 | 磁気式酸素分析計 |
-
1997
- 1997-10-09 JP JP9277836A patent/JPH11118567A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7544940B2 (en) | 2004-05-24 | 2009-06-09 | Nec Electronics Corporation | Semiconductor device including vanadium oxide sensor element with restricted current density |
| JP2007322207A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Yokogawa Electric Corp | 磁気式酸素測定方法及び磁気式酸素計 |
| CN102410971A (zh) * | 2011-12-07 | 2012-04-11 | 保定天威集团有限公司 | 一种基于热导原理检测流体介质流动的方法及专用装置 |
| JP2015049219A (ja) * | 2013-09-04 | 2015-03-16 | 富士電機株式会社 | 磁気式酸素分析計 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050329 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050405 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050802 |