JPH11149640A - 光ディスク装置 - Google Patents
光ディスク装置Info
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- JPH11149640A JPH11149640A JP9315105A JP31510597A JPH11149640A JP H11149640 A JPH11149640 A JP H11149640A JP 9315105 A JP9315105 A JP 9315105A JP 31510597 A JP31510597 A JP 31510597A JP H11149640 A JPH11149640 A JP H11149640A
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Abstract
DVDの何れであるかを常に正しく判別する。 【解決手段】 例えばDVD100が装着された時に
は、反射光に基づく和信号を2値化した信号上で、表面
での反射によるピーク103に基づくパルス107と、
信号面での反射によるピーク104に基づくパルス10
8の間の時間差Thsを計測する。それと共に、フォーカ
スエラー信号を2値化した信号上で、信号面での反射に
よるS字信号に基づくパルス111および112の間の
時間差Tfsを計測する。これらの計測値から比Ths/T
fsを算出する。CD200についても全く同様にThs/
Tfsが算出される。Ths/Tfsは、光ディスクのサブス
トレート厚を反映する時間Thsから、対物レンズ24を
変位させるアクチュエータのフォーカス方向の感度のば
らつきの影響が除去されたものなので、Ths/Tfsに基
づいて光ディスクの種類を正しく判別することができ
る。
Description
mpact disc) とDVD(Digital Versatile Disk) 等、
2種類以上の光ディスクを記録および/または再生する
機能を有する光ディスク装置に関する。
マット等が異なる光ディスクを記録および/または再生
する機能が求められることが多い。例えばCDとDVD
においては、まず、符号化方法が異なる。すなわち、C
Dでは8−14符号化方法が用いられるのに対し、DV
Dでは8−16符号化方法が用いられる。また、最短の
トラックピット長がCDでは例えば0.834μmであ
るのに対し、DVDでは例えば0.44μmである。
1.6μmであるのに対し、DVDでは0.8μmであ
る。このような記録ピットの形状の違いに加え、DVD
に記録される信号に、一般にデータ圧縮が施されること
が多いこと等に起因して、DVDは、CDに比べるとデ
ータ記録密度が大きいものとされている。
装置は、CD用およびDVD用として2個の光ピックア
ップを有する、または、再生対象がCD/DVDの何れ
であるかに応じて光学系や再生信号出力系等を切替える
ようになされた1個の光ピックアップを有するようにな
される。また、単一の光学系を使用し、CD/DVDの
何れからもある程度の精度で再生信号を得ることができ
るようになされた光ピックアップも用いられている。
びデータ記録密度等が上述したように異なるため、光ピ
ックアップの出力に基づくデータを再生に係る信号処理
系の設定等も、再生対象がCD/DVDの何れであるか
に応じて切替える必要がある。また、CD−R(CD-Reco
rdable) や、DVD−R(DVD-Recordable)等、記録可能
な光ディスクも使用されている。このような光ディスク
においては、記録に係る信号処理系等の設定についても
光ディスクに合わせる必要がある。
れも12cmであり、板厚も1.2mmであるが、CD
が1.2mmのサブストレート厚を有する単板ディスク
であるのに対し、DVDは、0.6mmのサブストレー
ト厚を有し、0.6mmの厚さのダミー等と貼合わされ
て外見上1.2mmの厚さを有するようになされた貼合
わせディスクである。両者とも、記録情報に基づいて形
成されるスタンパー(金型)を用いてディスク基板上に
ピット面を形成し、ピット面上に反射膜を形成されて信
号面とし、さらに信号面上に保護膜等を形成することに
よって作成される。
機械的特性および対化学特性を有する透明ポリカーボネ
ート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、またはアクリル樹脂等
を材料として形成される。また、反射膜は、アルミムニ
ウム等の金属を蒸着することによって形成される反射率
が高い膜であり、反射率は、例えば80%程度とされ
る。さらに、保護膜は、ディスク基板と同様に透明ポリ
カーボネート樹脂等を用いて形成される。保護膜の表面
(すなわち光ディスクの表面)は、4%程度の小さい反
射率を有する。このような光ディスクの構成において、
サブストレート厚は、保護膜の表面から反射膜までの距
離である。
した、以下のようなディスク種類の判別方法が知られて
いる。すなわち、光ピックアップのアクチュエータを動
作させて対物レンズを光ディスクに近づけていく際に、
光ディスクからの反射光に基づく和信号を増幅後2値化
することによって生成される信号を使用して判別を行う
方法である。
合には、まず、光ディスクの表面に再生用レーザ光の焦
点が合わされた時に、上述した小さい反射率によって強
度の小さい反射光が得られる。その後、対物レンズをさ
らに光ディスクに近づけていくと、光ディスクの信号面
に再生用レーザ光の焦点が合わされた時に、信号面での
反射によって強度の大きい反射光が得られる。これら2
種類の反射光が得られる時点の間の時間差は、一般に光
ディスクのサブストレート厚が大きくなるに従って増大
するので、かかる時間差に基づいて光ディスクのサブス
トレート厚を認識し、認識したサブストレート厚から光
ディスクの種類を判別することが可能となる。
はサブストレート厚がそれぞれ、0.6mm/1.2m
mなので、予め判別のための基準値を設定しておくこと
により、上述した時間差がかかる基準値に比べて大きい
場合に、装着されている光ディスクがCDであると判別
できる。また、上述した時間差がかかる基準値に比べて
小さい場合には、装着されている光ディスクがDVDで
あると判別することができる。
たような方法は、光ピックアップのアクチュエータのフ
ォーカス方向の感度、すなわちアクチュエータを駆動す
るための信号とかかる信号に従ってなされるアクチュエ
ータのフォーカス方向の変位速度の対応関係がある程度
以上ばらついてしまう場合には正しい判別ができなくな
るという欠点を有している。光ピックアップのアクチュ
エータのフォーカス方向の感度のばらつきは、例えば量
産される個々の装置間でのばらつき、各装置毎の経時的
な変化、およびアクチュエータ等の部品の動作の温度特
性等に起因して生じ、感度の最大値と最小値の差異は、
略2倍に達することがある。
ばらつきが大きくなる程、対物レンズ、再生用レーザ光
の焦点位置および反射光が得られる時点についてもばら
つきが大きくなり、従って上述したようにして実時間と
して検出される時間差についてもばらつきが大きくな
る。このような時間差のばらつきがある程度以上大きく
なることにより、上述の方法における判別のための基準
値をまたぐ時間差が検出されるような場合には、判別の
結果に誤りが生じおそれがある。
くす、若しくはその程度を減少させる方法として、アク
チュエータのフォーカス方向の感度のばらつきを抑える
ことや、個々の装置について感度を予め測定して測定値
を装置内の所定の記憶手段に記憶しておくこと等が考え
られるが、技術上およびコスト面での困難によって実現
が難しい。
プのアクチュエータのフォーカス方向の感度がばらつき
を有する場合にも、光ディスクの種類を正しく判別する
ことが可能な光ディスク装置を提供することにある。
ストレート厚が互いに異なる2種類以上の光ディスクに
対する記録または再生を行うことが可能な光ディスク装
置において、光ディスクからの反射光に基づいて生成さ
れる和信号中の所定の信号部分の間の時間差を検出する
第1の時間差検出手段と、光ディスクからの反射光に基
づいて生成されるフォーカスエラー信号中のS字信号部
分の正側と負側との時間差を検出する第2の時間差検出
手段とを有し、光ピックアップ内の対物レンズを光ディ
スクに接近または離間する動作を行う際に、第2の時間
差検出手段の出力を使用して第1の時間差検出手段の出
力を正規化する正規化処理を行い、正規化処理の結果に
基づいて光ディスクの種類を判別することを特徴とする
光ディスク装置である。
て、フォーカスエラー信号を使用した正規化処理を行う
ことにより、アクチュエータのフォーカス方向の感度の
ばらつきの影響が除去された正規化処理結果を得ること
ができる。
ィスクの種類の判別を行うことにより、アクチュエータ
のフォーカス方向の感度がばらついても、光ディスクの
種類を常に正しく判別することができる。
ディスクプレーヤーの全体的な構成について、図1を参
照して説明する。再生される光ディスク1としては、D
VDおよびCDを用いることができる。光ディスク1
は、図示しないスピンドルモータにより、所定の角速度
で回転させられる。光ピックアップ2は、コントローラ
3の指令に従って動作する図示しないスレッド機構等に
より、光ディスク1上の再生されるべきトラック上に移
動させられる。
置制御の他に、スピンドルモータや、後述するレーザパ
ワーコントール回路4、2軸駆動回路5、フォーカスエ
ラー信号2値化回路6および和信号増幅2値化回路7
等、装置の各構成要素の動作制御を行う。また、コント
ローラ3は、光ピックアップ2の出力に基づいて光ディ
スク1に記録されていたデータを再生するための信号処
理系を有する。さらに、コントローラ3は、フォーカス
エラー信号2値化回路6および和信号増幅2値化回路7
の出力に基づく、後述するようなディスク種類の判別を
行うための信号処理系を有する。このようなディスク種
類の判別結果に基づいてデータを再生するための信号処
理系の設定を切替えることにより、装着された光ディス
クの記録フォーマットに合致するデータを再生処理を行
うようになされる。
についても再生信号を得ることができる光学系を有する
光ピックアップである。この光ピックアップ2は、半導
体レーザ21、ビームスプリッタ22、コリメータレン
ズ23、対物レンズ24、2軸アクチュエータ25、光
ディテクタ26を有する。半導体レーザ21は、レーザ
パワーコントロール回路4による制御の下で、適正なパ
ワーの記録および/または再生用レーザ光を発光する。
このレーザ光の波長は、例えばCD再生時には780n
m、DVD再生時には650nmとされる。ビームスプ
リッタ22は、半導体レーザ21から出射したレーザ光
を折り曲げて光ディスク1の方向に向かわせると共に、
光ディスク1からの反射光を光ディテクタ26に入射さ
せる。
1からの発散光を平行光に変換し、この平行光が対物レ
ンズ24によって光ディスク1上の所定位置のスポット
とされる。対物レンズ24は、フォーカスエラーおよび
トラッキングエラーを解消するために、2軸アクチュエ
ータ25によってフォーカス方向とディスク径方向に変
移させられる。2軸アクチュエータ25は、2軸駆動回
路5によって駆動される。
フォトディテクタが使用されている。光ディスク1から
の反射光を受光して4個の信号A,B,C,Dを生成す
る。信号A,B,C,Dは、フォーカスエラー信号2値
化回路6および和信号増幅2値化回路7に供給される。
フォーカスエラー信号2値化回路6は、信号A,B,
C,Dに基づく所定の演算を行うことによってフォーカ
スエラー信号を生成し、生成したフォーカスエラー信号
を所定のしきい値を参照して2値化して2値化フォーカ
スエラー信号FCMPHおよびFCMPLを生成し、コ
ントローラ3に供給する。また、和信号増幅2値化回路
7は、信号A,B,C,Dに基づいて和信号を生成し、
生成した和信号を増幅した後に2値化して2値化和信号
PICMPを生成し、コントローラ3に供給する。
は、所定のアルゴリズムに従って2値化和信号PICM
Pの立上がりエッジ間の時間差を計測する。すなわち、
後述するように、PICMPの立上がりエッジは、光デ
ィスクの表面での反射によって生じるものと、光ディス
クの信号面での反射によって生じるものとがあるので、
これら2つの立上がりエッジ間の時間差をコントローラ
3内のI/O部が計測する。また、コントローラ3内の
I/O部は、2値化フォーカスエラー信号FCMPHお
よびFCMPLについて、それらの間の立上がりエッジ
間の時間差をも計測する。以上のような時間差計測によ
る計測値に基づいて、後述するように光ディスクの種類
(DVD/CDの何れか)が判別される。
PHおよびFCMPL、並びに後述するトラッキングエ
ラー信号に基づいてサーボ動作が制御される。すなわ
ち、これらの信号に基づいてサーボ制御信号が生成さ
れ、D/A変換器8に供給される。D/A変換器8は、
供給される信号をD/A変換して2軸駆動回路5に供給
する。D/A変換器8の出力に基づいて、2軸駆動回路
5が2軸アクチュエータ25を駆動する。
の生成に係る構成の図示を省略したが、光ディスク1が
DVDである場合には、DPD(Differential Phase De
tection)法等により、信号A,B,C,Dに基づいてト
ラッキングエラー信号が生成される。また、光ディスク
1がCDである場合には、例えばプッシュプル法等によ
ってトラッキングエラー信号が生成される。
細に説明する。図2に和信号増幅2値化回路7の一例を
示す。図2中に記載した抵抗値等は一例を示すものであ
り、これらの値に限定されるものでは無い。また、図中
のVCは、電源電圧Vccの1/2の電圧値からなる動作
電圧である。光ディテクタ26は、上述したように4つ
の受光部A,B,C,Dからなる4分割受光部からなっ
ており、各受光部A,B,C,Dが生成する信号がそれ
ぞれ上述の信号A,B,C,Dである(すなわち、受光
部の表記と、受光部が生成する信号の表記とを同一とし
ている)。
よって加算され、反転アンプ72によって反転させられ
る。従って、反転アンプ72の出力は、反転された和信
号となる。反転アンプ72の後段にはハイゲインアンプ
73が設けられる。図2に示した例では、ハイゲインア
ンプ73の増幅率が56倍とされる。
り、光ディスク1の信号面から得られる反射光に基づく
信号だけでなく、光ディスク1の表面で反射される反射
光に基づく信号をも充分に増幅することができる。ハイ
ゲインアンプ73の後段にコンパレータ74が設けられ
ている。コンパレータ74は、ハイゲインアンプ73の
出力を2値化および反転して2値化和信号PICMPを
生成する。
は、フォーカスエラー信号算出回路61と、フォーカス
エラー信号2値化処理部とから構成される。図3にフォ
ーカスエラー信号算出回路61の一例を示し、また、図
4にフォーカスエラー信号2値化処理部の一例を示す。
図3および図4中に記載した抵抗値等は一例であり、こ
れらの値に限定されるものでは無い。フォーカスエラー
信号算出回路61は、光ディテクタ26が生成する信号
A、B、C,Dに基づいてフォーカスエラー信号(A+
C)−(B+D)を演算し、出力する。このフォーカス
エラー信号が図4に示すようなフォーカスエラー信号2
値化処理部に入力される。
には、光ディスクの信号面から得られる反射光等に基づ
く、ボトム部分とトップ部分とを有する信号(S字信
号)が含まれる。図4に示すようなフォーカスエラー信
号2値化処理部は、光ディスクの信号面から得られる反
射光等に基づくS字信号のボトム部分およびトップ部分
に対応して立上がるFCMPHおよびFCMPLを生成
する。各々の立上がりを判定するために、+/−の極性
方向に所定のしきい値が設定される。
バッファアンプ62を介して、FCMPHを生成するハ
イレベル用コンパレータ65(以下、H用コンパレータ
65と表記する)、およびFCMPHを生成するローレ
ベル用コンパレータ用66(L用コンパレータ66)に
供給される。H用コンパレータ65およびL用コンパレ
ータ66には、外部からバッファアンプ63を介して入
力されるしきい値FTHRに基づいて、反転アンプ64
によって生成される参照電圧値が供給される。すなわ
ち、L用コンパレータ66にはしきい値FTHRがその
まま供給され、また、H用コンパレータ65には、しき
い値FTHRが反転回路64によって反転等の処理を施
されて供給される。但し、コンパレータ65および66
にそれぞれ別個に外部からのしきい値を参照電圧として
供給するようにしても良い。
号に基づいてコントローラ3内のI/O部で計測される
時間差について、図5を参照して説明する。まず、図5
Aには、サブストレート厚0.6mmで、ダミーを貼合
わせてなるDVD100と、サブストレート厚1.2m
mのCD200を図示した。
ンズ24とそれを介して各ディスクに照射される再生用
レーザ光を図示した。対物レンズ24と再生用レーザ光
を2個図示したのは、サーボ動作時において再生用レー
ザ光の焦点位置がディスク表面(DVD100における
101、CD200における201)にある時、および
再生用レーザ光の焦点位置が信号面上(DVD100に
おける102、CD200における202)にある状態
を表現するためである。従って、図示された2個の対物
レンズ24を通る直線は、サーボ動作時における対物レ
ンズ24の軌跡の一例を表している。
ついて示している。再生用レーザ光の焦点位置が信号面
上にある時には反射光量が大きいので、大きいピークが
得られる(DVD100における104、CD200に
おける204)。一方、再生用レーザ光の焦点位置が光
ディスクの表面にある時にも小さい反射光が生じるの
で、小さいピークが得られる(DVD100における1
03、CD200における203)。
得られる信号(すなわち、図2中のハイゲインアンプ7
3の出力)を図5Cに示す。ここで、ハイゲインアンプ
73の前段に反転アンプ72が設けられているので、図
5Cの極性は、図5Bとは逆とされている。大きいピー
ク、すなわち上述したピーク104および204に対応
する部分では、信号強度の飽和が生じ(DVD100に
おける106、CD200における206)、また、小
さいピーク、すなわち上述したピーク103および20
3も増幅されてその後の2値化処理のために充分な強度
を有するものとされている(DVD100における10
4、CD200における204)。
図2中の2値化回路74によって2値化した信号を図5
Dに示す。2値化回路74では反転も行われるので、図
5Dの極性は図5Cとは逆とされる。2値化処理によっ
て、大きいピークに対応して幅の広いパルス(DVD1
00における108、CD200における208)が生
成し、小さいピークに対応して幅の狭いパルス(DVD
100における107、CD200における207)が
生成する。
エッジ間の実時間差Thsを計測することによって、サブ
ストレート厚の差異を利用したディスク種類の判別が可
能となる。すなわち、上述したように、CD200のサ
ブストレート厚は、DVD100のサブストレート厚の
2倍なので、CD200について計測されるThsは、D
VD100にについて計測されるThsの略2倍となるは
ずである。そこで、従来から使用されている一般の装置
では、予め基準値を設定し、この基準値を参照してThs
の計測値に基づくCD/DVDの判別を行うようになさ
れている。
ては、以下のような問題が生じる。2軸アクチュエータ
25のフォーカス方向の感度のばらつき、すなわち2軸
駆動回路5が生成する駆動信号に対する対物レンズ24
の変位の速さ等のばらつきによって、一定のサブストレ
ート厚に対する実時間差Thsの計測値がばらつきが生じ
る。このばらつきがある程度以上大きくなると、Thsの
計測値に基づくCD/DVDの判別を正しく行うことが
できなくなる。2軸アクチュエータ25の感度のばらつ
きは、例えば量産される個々の装置間でのばらつき、各
装置毎の経時的な変化および温度特性等に起因して生じ
得る。
図6は、Thsの計測値のばらつきの一例を示すヒストグ
ラムである。横軸がThsの計測値であり、縦軸が各計測
値の度数である。中央の縦の点線の左側がDVDに対す
る計測値のばらつきを示し、右側がCDに対する計測値
のばらつきを示している。両者共、Thsの計測値は平均
的な値を中心として分布しているが、DVDに対する計
測値の内の大きい方にばらついた値をとる部分と、CD
に対する計測値の内で小さい方にばらついた値をとる部
分とが図6中、300の符号で示した箇所で重なってい
る。かかる部分に属する計測値が得られた場合には、C
D/DVDの判別を誤るおそれがある。
上述した感度のばらつきが除去された量を算出し、正規
化の結果に基づいてCD/DVDの判別を行うようにし
ている。上述したように、FCMPH,FCMPLは、
光ディスクの信号面から得られる反射光等に基づくS字
信号のボトム部分およびトップ部分に対応して立上がる
信号なので、FCMPH,FCMPLの立上がりエッジ
間の時間差として計測されるTfsは、2軸アクチュエー
タ25のフォーカス方向の感度のばらつきの影響をThs
と同様に受けるものである。
得られる比Ths/Tfsにおいては、2軸アクチュエータ
25のフォーカス方向の感度のばらつきの影響が打ち消
し合うので、比Ths/Tfsは、ばらつきが小さい量とさ
れる。すなわち、正規化処理としては、比Ths/Tfsを
算出する除法計算を用いることができる。
かの要因で平均的な速度の0.5倍となってしまった場
合にも、Ths、Tfsが共に平均的な値の2倍となるの
で、比Ths/Tfsは、フォーカス方向の変位が平均的な
速度でなされる場合と略同じ値をとる。正規化処理によ
って得られる比Ths/Tfsに基づいてCD/DVDの判
別を行うようにすれば、2軸アクチュエータ25のフォ
ーカス方向の感度がばらついても、正しい判別を行うこ
とが可能となる。
6の出力に基づく、Tfsの計測について図7を参照して
より具体的に説明する。図7A〜Dは、図5A〜Dと全
く同様なものであるが、図7E〜Gとの対応を明確とす
るために図7中に再度記載した。図7Eは、フォーカス
エラー信号(すなわちフォーカスエラー信号算出回路6
1の出力)の一例を示している。ここで、信号面での反
射光に基づく大きいS字信号(DVD100における1
10、CD200における210)と、光ディスク表面
での反射光に基づく小さいS字信号(DVD100にお
ける109、CD200における209)とが検出され
ている。
て、図4を参照して上述したようなフォーカスエラー信
号2値化処理部が生成するFCMPHおよびFCMPL
について、それぞれ、図7Fおよび図7Gに示す。和信
号増幅2値化回路(図2参照)と異なり、フォーカスエ
ラー信号2値化処理部にはハイゲインアンプが設けられ
ていないので、図7F中のパルス(DVD100におけ
る111、CD200における211)および図7G中
のパルス(DVD100における112、CD200に
おける212)は、何れも大きいS字信号(110、2
10)のみに基づいて生成される。そして、これらのパ
ルスの立上がりエッジ間の時間差Tfsが計測される。
用した正規化処理の結果として得られる比Ths/T
fsは、図8に示すようにばらつきが小さい量となる。図
8は、比Ths/Tfsの値のばらつきの一例を示すヒスト
グラムである。図6に示したThsのヒストグラムとは異
なり、DVDに対するThs/Tfsの値の内で大きい値を
とる部分と、CDに対する計測値の内で小さい値をとる
部分とは重なっていない。従って、2軸アクチュエータ
25のフォーカス方向の感度のばらつきに起因してCD
/DVDの判別を誤るおそれを解消することができる。
ーカスエラー信号を2値化処理し、2値化処理によって
得られる信号の立上がりエッジの時間差としてTfsを得
るようにしたものである。これに対して、フォーカスエ
ラー信号のS字信号を増幅後、ピークおよびボトムをそ
れぞれ検出してそれらの間の時間差を測定し、この測定
値としてTfsを得るようにしたこの発明の他の実施形態
も可能である。以下、この発明の他の実施形態について
説明する。
について図9を参照して説明する。図1に記載したこの
発明の一実施形態の全体構成とは、フォーカスエラー信
号生成回路6の代わりにフォーカスエラー信号増幅回路
600、およびコントローラ3の代わりにコントローラ
30が設けられる点等が異なる。コントローラ30は、
フォーカスエラー信号増幅回路600の出力に基づい
て、コントローラ3とは異なる処理を行うものである。
一の構成要素には、同一の符号を付した。フォーカスエ
ラー信号増幅回路600は、例えば図3に示したような
フォーカスエラー信号を算出する構成(例えば図3を参
照して上述したフォーカスエラー信号算出回路61等)
と、増幅器(例えば図2を参照して上述したハイゲイン
アンプ73等)を有する。
ディスク種類(CD/DVD)の判別を行うための処理
について図10を参照して説明する。図10A〜Dは、
図5A〜Dおよび図7A〜Dと全く同様なものであり、
この発明の他の一実施形態においても、Thsの計測方法
は、この発明の一実施形態等と同様である。図10E
は、フォーカスエラー信号増幅回路600が有している
フォーカスエラー信号算出回路が出力するフォーカスエ
ラー信号の一例を示している。
エラー信号FE(すなわちフォーカスエラー信号増幅回
路600の最終的な出力)の一例を示している。ここで
信号面からの反射光に基づく大きいS字信号(DVD1
00における110、CD200における210)に対
応する部分が飽和し、また、光ディスク表面での反射光
に基づく小さいS字信号(DVD100における10
9、CD200における209)が充分な大きさまで増
幅されている(DVD100における113、CD20
0における213)。増幅されたS字信号113、21
3のピークとボトムの時間差が後述するような方法で計
測され、計測値がTfsとされる。
この発明の一実施形態と同様に2軸アクチュエータ25
のフォーカス方向の感度のばらつきの影響を反映するも
のである。従って、このTfsを使用した正規化処理を行
い、その結果として得られるばらつきの小さい量に基づ
いて光ディスクの種類を判別するようにすれば、2軸ア
クチュエータ25のフォーカス方向の感度がばらつきを
有する場合にも、光ディスクの種類を正確に判別するこ
とができる。
のTfsで割ることによって比Ths/Tfsを算出すること
によって行うことができる。図11は、比Ths/Tfsの
値のばらつきの一例を示すヒストグラムである。図11
からこの発明の一実施形態における図8と同様に、Ths
/Tfsの値のばらつきがThsの値のばらつき(図6参
照)に比べて改善されていることがわかる。すなわち、
DVDに対するThs/Tfsの値の内で大きい値をとる部
分と、CDに対する計測値の内で小さい値をとる部分と
は重なっていない。従って、2軸アクチュエータ25の
フォーカス方向の感度のばらつきに起因してCD/DV
Dの判別を誤るおそれを解消することができる。
トムの時間差としてTfsを計測する(図10E参照)た
めの具体的な方法について図12のフローチャート、お
よび図13のS字信号113または213の拡大図を参
照して説明する。図13において、曲線上の各点はサン
プリング点を示している。このようなサンプリングは、
コントローラ3内の所定の構成により、所定のサンプリ
ング周期で行われる。そして、Bがボトムに対応するサ
ンプリング点であり、Tがトップに対応するサンプリン
グ点である。
1〜ステップS10までの10個のステップが含まれ
る。この内、ステップS1〜ステップS4まではボトム
を検出する手順であり、また、ステップS6〜ステップ
S8まではトップを検出する手順である。そして、ピー
クとボトムの時間差を計測するタイマーがボトム/トッ
プの検出に従ってスタート/ストップされる。
設定され、Pの値が初期化される。このPは、増幅され
たフォーカスエラー信号FE(図10E参照)の値の
内、1サンプリングクロック前のものを格納するための
変数である。そして、ステップS2として変数DにFE
の最新のサンプリング値を取込む。さらに、ステップS
3として、Pの値とDの値とを比較する。P<Dとなっ
た時には、Pの値がボトム値(図13中のBの値)であ
ると判断できるので、この時点でタイマーがスタートさ
せられる(ステップS5)。一方、P<Dでなかった時
にはPの値がボトムに至る右下がりの曲線部分に含まれ
ていると判断できるので、ステップS4に移行し、Pに
その時のDの値を設定し、さらにステップS2に移行し
てDにFEの新たな値を取込む。従って、ステップS3
でP<DとなるまでステップS2〜S4からなるループ
が繰り返されることになる。
させられた後、ステップS6に移行し、DにFEの新た
な値を取込む。そして、ステップS7として、Pの値と
Dの値を比較する。P>Dとなった時には、Pの値がト
ップ値(図13中のTの値)であると判断できるので、
この時点でタイマーがストップさせられる(ステップS
9)。一方、P>Dでなかった時には、Pの値がトップ
に至る右上がりの曲線部分に含まれていると判断できる
ので、ステップS8に移行し、Pにその時のDの値を設
定し、さらにステップS6に移行してDにFEの新たな
値を取込む。従って、ステップS7でP<Dとなるまで
ステップS6〜S8からなるループが繰り返されること
になる。
させられた後には、ステップS10に移行し、タイマー
に保持された計測時間Tfsが読取られる。そして、手順
が終了する。
DとDVDの両方から再生信号を生成できる光学系を有
する光ピックアップを使用するものである。これに対
し、CD、DVDの各々に対応する別個の光ピックアッ
プを有する光ディスク装置に対してもこの発明を適用す
ることができる。この場合には、例えばDVDに対応す
る光ピックアップを用いて、この発明に係る判別方法に
よって装着された光ディスクの種類を判別し、判別結果
に応じて、データの再生に係る処理系の設定等を行うと
共に使用すべき光ピックアップの選択をすれば良い。但
し、光ディスクの種類の判別のために使用される光ピッ
クアップは、この発明に係る判別方法を行うために必要
な精度を有する和信号およびフォーカスエラー信号を何
れの光ディスクからも得ることができるものである必要
がある。
の光学系を有し、それらの光学系を切替えて使用する光
ディスク装置に対してもこの発明を適用することができ
る。この場合には、例えばDVDに対応する光学系を用
いて、この発明に係る判別方法によって装着された光デ
ィスクの種類を判別し、判別結果に応じて、データの再
生に係る処理系の設定等と共に使用すべき光学系を選択
するようにすれば良い。但し、光ディスクの種類の判別
のために使用される光学系は、この発明に係る判別方法
を行うために必要な精度を有する和信号およびフォーカ
スエラー信号を何れの光ディスクからも得ることができ
るものである必要がある。
は、この発明をCDとDVDの両方を再生する機能を有
する光ディスク装置に適用したものであるが、異なるサ
ブストレート厚を有する2種類以上の光記録媒体につい
て記録および/または再生を行う機能を有する光ディス
ク装置に対しても、この発明を適用することができる。
する、いわゆるDVDファミリーと称される光ディスク
と、1.2mmのサブストレート厚を有するいわゆるC
Dファミリーと称される光ディスクの両方を再生する機
能を有する光ディスク装置に対して適用することができ
る。DVDファミリーとしては、主にコンピュータ用の
データストレージ等の用途に用いられるDVD−ROM
(DVD-Read Only Memory) ,追記記録が可能なDVD−
R(DVD- Recordable),書換えが可能なDVD−RAM
(DVD-Random Access Memory) 等がある。また、CDフ
ァミリーとしては、主にコンピュータ用のデータストレ
ージ等の用途に用いられるCD−ROM(CD-Read Only
Memory),追記記録が可能とされているCD−R(CD-R
ead Recordable) ,書換えが可能とされているCD−R
AM(CD-Random Access Memory)等がある。
限定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の応用および変形が考えられる。
ク表面からの反射光が検出される時点と信号面からの反
射光が検出される時点との実時間差として計測されるT
hsを、フォーカスエラー信号に基づいて計測される時間
差Tfsを使用して正規化し、正規化の結果に基づいて装
置に装着された光ディスクの種類を判別するようにした
ものである。
カス方向の感度のばらつきの影響を同様に受ける計測値
なので、正規化処理の結果として得られる、例えば比T
hs/Tfs等においては、アクチュエータのフォーカス方
向の感度のばらつきの影響が打消し合うので、比Ths/
Tfs等は、ばらつきの小さい量となる。このため、光デ
ィスクの判別の正確さがアクチュエータのフォーカス方
向の感度のばらつきに影響されないようにすることがで
きる。
き、各装置毎の経時的な変化、およびアクチュエータ等
の部品の動作の温度特性等に起因してアクチュエータの
フォーカス方向の感度のばらつきが生じても、CD/D
VD等、記録および/または再生の対象となり得る光デ
ィスクの種類の判別に誤りが生じることを防止すること
ができる。このため、光ディスクの種類の判別を常に正
確に行うことができる。
するためのブロック図である。
て説明するためのブロック図である。
ついて説明するためのブロック図である。
構成について説明するためのブロック図である。
判別について説明するための略線図である。
判別における問題点について説明するためのヒストグラ
ムである。
判別について説明するための略線図である。
別の正確さについて説明するためのヒストグラムであ
る。
説明するためのブロック図である。
スクの判別について説明するための略線図である。
の判別の正確さについて説明するためのヒストグラムで
ある。
計測方法について説明するためのフローチャートであ
る。
計測方法について説明するための略線図である。
・・対物レンズ、25・・・2軸アクチュエータ、3・
・・コントローラ、6・・・フォーカスエラー信号2値
化回路、7・・・和信号増幅2値化回路、30・・・コ
ントローラ、600・・・フォーカスエラー信号増幅回
路
Claims (9)
- 【請求項1】 サブストレート厚が互いに異なる2種類
以上の光ディスクに対する記録または再生を行うことが
可能な光ディスク装置において、 光ディスクからの反射光に基づいて生成される和信号中
の所定の信号部分の間の時間差を検出する第1の時間差
検出手段と、 上記光ディスクからの反射光に基づいて生成されるフォ
ーカスエラー信号中のS字信号部分の正側と負側との時
間差を検出する第2の時間差検出手段とを有し、 光ピックアップ内の対物レンズを上記光ディスクに接近
または離間する動作を行う際に、上記第2の時間差検出
手段の出力を使用して上記第1の時間差検出手段の出力
を正規化する正規化処理を行い、上記正規化処理の結果
に基づいて上記光ディスクの種類を判別することを特徴
とする光ディスク装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 上記和信号中の所定の信号部分は、 上記光ディスクの表面からの反射光に基づく信号部分
と、上記光ディスクの信号面からの反射光に基づく信号
部分とを含むことを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項3】 請求項1において、 上記第1の時間差検出手段は、 上記光ディスクからの反射光に基づいて生成される和信
号を増幅後2値化する和信号2値化手段と、 上記和信号増幅2値化手段の出力中のパルスのエッジ間
の時間差を計測する計測手段とからなることを特徴とす
る光ディスク装置。 - 【請求項4】 請求項1において、 上記フォーカスエラー信号中のS字信号部分は、 上記光ディスクの信号面からの反射光に基づいて生成さ
れるものであることを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項5】 請求項1において、 上記第2の時間差検出手段は、 上記フォーカスエラー信号を2値化するフォーカスエラ
ー信号2値化手段と、 上記フォーカスエラー信号2値化手段の出力中のパルス
のエッジ間の時間差を計測する計測手段とからなること
を特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項6】 請求項1において、 上記第2の時間差検出手段は、 上記フォーカスエラー信号を増幅するフォーカスエラー
信号増幅手段と、 上記フォーカスエラー信号増幅手段の出力中の正側およ
び負側の最大振幅値を有するサンプリング点をそれぞれ
検出する最大振幅値サンプリング点検出手段と、 検出された上記サンプリング点間の時間差を計測する計
測手段であることを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項7】 請求項1において、 上記正規化処理は、 上記第1の時間差検出手段の出力を、上記第2の時間差
検出手段の出力で除した比を算出するものであることを
特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項8】 請求項1において、 判別されるべき上記光ディスクの種類は、 DVDと、CDの内の何れかであることを特徴とする光
ディスク装置。 - 【請求項9】 請求項8において、 DVDとCDのサブストレート厚の違いに基づいてしき
い値を予め設定し、上記正規化処理の結果が上記しきい
値よりも大きい場合には上記光ディスクがCDであると
判別し、上記正規化処理の結果が上記しきい値よりも小
さい場合には上記光ディスクがDVDであると判別する
ことを特徴とする光ディスク装置。
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1997
- 1997-11-17 JP JP31510597A patent/JP3890709B2/ja not_active Expired - Fee Related
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