JPH11149809A - 採光装置 - Google Patents
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Abstract
に導くことができ、小型の採光口でも有効に採光可能と
する。 【解決手段】建物に長手方向が南北方向に略一致した矩
形の採光口10が設けられ、その採光口10の上に採光
装置が設置される。採光装置は、1次反射鏡1、2次反
射鏡2並びに採光口10を覆うように採光口10の上方
に設置されるカバー3から構成される。太陽高度が1次
反射鏡1の傾斜角θ(=60°)よりも高くなると、1
次反射鏡1の鏡面1aで反射される太陽光が2次反射鏡
2の鏡面2aに入射する。2次反射鏡2が放物面形状で
あるから、1次反射光の一部が2次反射鏡2の鏡面2a
で反射しその反射光が全て2次反射鏡2の焦点よりも2
次反射鏡2側を通り、2次反射光の全てがその下方に位
置する採光口10に入射する。
Description
採光口に太陽光を導く採光装置に関するものである。
(日の出から日没までの太陽が通る道筋)を表した模式
図である。太陽の軌跡は季節によって変化し、その変化
は春分及び秋分の頃を中心として夏至並びに冬至の頃に
最大となるが、その変化はさほど大きなものではなく、
1日の中では東から西へ一平面上を移動している。
いて採光する装置が種々提案されている。例えば、特開
平7−27425号公報に記載されている集光装置及び
蓄熱装置は、拠物鏡(放物面鏡)で太陽光を1次反射さ
せるとともに、この1次反射光を拠物鏡内面側に設置さ
れた凹面鏡で2次反射させ、拠物鏡中央部に設けた開口
部に導光するものである。
報に記載されている従来装置では、拠物鏡の焦点を通る
拠物鏡の対称軸に平行な光が凹面鏡近傍の焦点に集光さ
れ、凹面鏡を介して拠物鏡の開口部に設けられた光ファ
イバ等の光伝送手段に導光することができるが、拠物鏡
に入射する光が上記対称軸方向からずれるにつれて拠物
鏡での1次反射光が焦点付近に集光しなくなり、よって
凹面鏡に入射する光も少なくなるために光伝送手段への
導光量も減少してしまう。
い限りは、太陽の移動に伴う拠物鏡での1次反射光の焦
点からのずれに対応できず、安定した採光ができないと
いう問題がある。本発明は上記問題に鑑みて為されたも
のであり、その目的とするところは、太陽を追尾するこ
となく太陽光を容易に採光口に導くことができ、小型の
採光口でも有効に採光可能な採光装置を提供することに
ある。
目的を達成するために、建物に設けられた採光口の東西
方向に対向する端部の少なくとも一方の近傍に下端が設
置され且つ上端が東西方向の採光口の外側に傾斜する1
次反射鏡と、採光口の東西方向に対向する端部のうち1
次反射鏡の下端に対向する端部と1次反射鏡の間に1次
反射鏡の下端と略平行な下端を有し且つ1次反射鏡に近
接する側に上端を有する放物面鏡より成る2次反射鏡と
を備えた採光装置であって、1次反射鏡は、上端及び下
端の南北方向の長さが少なくとも採光口の南北方向の長
さと略同一であって、下端が採光口の法線方向に対して
採光口と略同じ高さに設置され且つ東西方向に対して少
なくとも採光口の端部より外側に位置し、上端が少なく
とも2次反射鏡の上端より上方に位置するように形成さ
れ、2次反射鏡は、上端及び下端の南北方向の長さが少
なくとも採光口の南北方向の長さと略同一であって、法
線方向に対して採光口の外側に位置するとともに上端が
少なくとも1次反射鏡の上端より採光口側にあり、焦点
が法線方向に対して採光口の外側になく且つ東西方向に
対して採光口の端部より内側に位置するように形成され
たことを特徴とし、太陽高度が水平面と1次反射鏡との
なす角度よりも大きくなったときに1次反射鏡の反射光
の少なくとも一部が2次反射鏡で反射されて採光口に導
かれ、太陽を追尾することなく太陽光を容易に採光口に
導くことができ、小型の採光口でも有効に採光が可能と
なる。しかも、1次反射鏡が水平面となす角度を変える
ことで採光範囲並びに採光量を容易に調整することがで
きる。
鏡は平面鏡から成るものであることが望ましい。また、
請求項3の発明のように、1次反射鏡の水平面とのなす
角度を45°以上とすれば、昼間の採光量を確保しつつ
可能な限り採光範囲を拡げることができる。
射鏡の上端が、東西方向に対向する採光口の一方の端部
の略真上に位置するようにすることが望ましい。請求項
5の発明は、請求項1〜4の何れかの発明において、採
光口の東西方向略中央に対して東西両側に1次反射鏡及
び2次反射鏡が設けられたことを特徴とし、採光範囲を
さらに拡げ且つ採光量を増大させることができる。
の発明において、1次反射鏡の北側に設置される補助反
射鏡と、一方の面に複数のプリズムを有し1次反射鏡の
南側に設置される鋸歯状プリズムとの少なくとも一方を
備えたことを特徴とし、季節による太陽の軌跡の変化に
対して補助反射鏡や鋸歯状プリズムにより採光量の減少
を抑えることができ、年間を通じて安定した採光が可能
となる。
の発明において、1次反射鏡及び2次反射鏡の少なくと
も一方がプリズムにて形成されたことを特徴とし、採光
範囲をさらに拡げることができる。請求項8の発明は、
請求項1〜7の何れかの発明において、1次反射鏡と水
平面とのなす角度を略60°としたことを特徴とし、比
較的に効率良く採光することができる。
施形態1の斜視図を示す。家屋やビルディング等の建物
に長手方向が南北方向に略一致した矩形の採光口10が
設けられ、その採光口10の上に本実施形態の採光装置
が設置される。この採光装置は、矩形のアルミ板の片面
に銀を蒸着して正反射率の高い鏡面1aが形成された1
次反射鏡1と、断面形状が放物線となる面(以下、この
ような面を「放物面」と呼ぶ。)を有する矩形のアルミ
板の内側面に銀を蒸着して正反射率の高い鏡面2aが形
成された放物面鏡から成る2次反射鏡2と、ガラスやア
クリル樹脂のような透光性を有する部材により蒲鉾型に
形成され、1次反射鏡1、2次反射鏡2並びに採光口1
0を覆うように採光口10の上方に設置されるカバー3
とを備えている。
の端(下端)が採光口10の東側の端部近傍に設置さ
れ、他方の端(上端)が採光口10の外側(東側)へ採
光口10を含む平面とのなす角度が60°となるように
傾斜させてある。また、1次反射鏡1の上端及び下端の
長さは採光口10の長手方向の長さ(南北方向の長さ)
と略同一にしてあり、さらに採光口10を含む平面と上
端との距離(高さ)が後述する2次反射鏡2の高さの2
倍にしてある。
の端部近傍に下端が設置され、鉛直線を軸とし焦点が採
光口10の東端と一致するような放物面を有している。
また2次反射鏡2の上端及び下端の長さは採光口10の
長手方向の長さ(南北方向の長さ)と略同一にしてあ
り、さらに採光口10を含む平面と2次反射鏡2の上端
との距離(高さ)が南北方向に対向する採光口10端部
の長さの2倍にしてある。このため、2次反射鏡2の上
端が採光口10の東端の真上に位置することとなる。
鏡1及び2次反射鏡2が春分及び秋分の頃の太陽の軌跡
面M(図27参照)と直交するとともに採光口10に対
する垂線が春分及び秋分の南中方向を向くように設置し
てある。なお、1次反射鏡1及び2次反射鏡2は銀の代
わりにアルミを蒸着したり、あるいはアルミ板の代わり
に鋼板やステンレス板の表面にアルミや銀を蒸着して成
るものでもよい。また、本実施形態を含めて以下の全て
の実施形態において、採光口10は建物に直接取り付け
られる所謂採光窓を意味するものではなく、採光装置の
真下に設けられた太陽光の取り入れ口である。
10を含む面と1次反射鏡1のなす角(=60°、この
角を傾斜角θと呼ぶ。)よりも高くなると、図2(a)
に示すように1次反射鏡1の鏡面1aで反射される太陽
光(1次反射光)が2次反射鏡2の鏡面2aに入射する
ようになる。而して、2次反射鏡2が放物面形状である
から、1次反射光の一部が2次反射鏡2の鏡面2aに対
して採光口10を含む平面よりも上からの角度で入射し
た場合にその反射光(2次反射光)が全て2次反射鏡2
の焦点よりも2次反射鏡2側を通ることになる。さらに
2次反射鏡2の焦点が採光口10の東西方向の端部より
も内側で且つ採光口10を含む平面以下(下方)に位置
するため、1次反射光の入射角度が採光口10を含む平
面よりも上方向であれば、2次反射鏡2による2次反射
光の全てがその下方に位置する採光口10に入射するこ
とになる。なお、太陽高度が上記傾斜角θ近傍である場
合には、採光装置による採光以外に1次反射鏡1と2次
反射鏡2の隙間から直接採光口10に入射する光(太陽
光)もあり、全体の採光量は1次反射鏡1と2次反射鏡
2の反射による採光量と上記直接光による採光量との和
になる。
いを比較する場合、採光口10並びに1次反射鏡1の受
光面積の太陽光に垂直な平面への正射影の面積で表すこ
とができ、図2及び図3に示すように採光装置を用いた
場合の方が採光口10のみで採光する場合に比較して採
光量が増加することは明らかである。また、採光装置に
より採光が可能な太陽高度の範囲(以下、これを「採光
範囲」と呼ぶ。)は、本実施形態の場合には太陽光が1
次反射鏡1の鏡面1aに入射する角度(=60°)か
ら、1次反射光が採光口10に対して略水平方向に反射
される角度(=120°)までの間である。但し、上記
角度は東方向を0°として規定している。また、本実施
形態においては、太陽高度が90°を越えると2次反射
鏡2によって遮られるために1次反射鏡1の鏡面1aに
入射する太陽光が少なくなり、採光量も減少する(図2
(b)参照)。従って、効率良く採光できる採光範囲は
60°〜90°の間ということになる。
し小型の採光口10であっても有効に採光することがで
き、単位面積当たりの採光量を増加させることが可能と
なる。また、太陽の移動に関わらず、採光装置を固定し
た状態で安定して採光することができる。但し、簡易な
可動構造を具備することでより安定した採光が可能とな
る。さらに、構成が簡単であることからコストが安く、
且つ軽量であって屋根等に設置する場合にも施工がし易
いなどの利点がある。しかも、1次反射鏡1の傾斜角θ
を変えることで採光範囲や採光量を容易に調整すること
ができる。
実施形態に限定されるものではなく、長ければ長い程採
光時間の初期(太陽高度が低い期間)における採光量を
増加させることができるが、長さの増加量に対する採光
量の増加の割合は小さい。また、1次反射鏡1の上端及
び下端の長さも採光口10の長手方向の長さよりも長く
してもよい。その場合には、季節に応じて太陽の軌跡面
Mが南北方向にずれて本実施形態の採光装置に対して太
陽光が斜め方向から入射した場合でも安定した採光が可
能となる。さらに、本実施形態とは逆に1次反射鏡1を
採光口10の西端近傍に設置するとともに2次反射鏡2
を採光口10の東端近傍に設置するようにしてもよく、
その場合には採光範囲が変化するものの同様の効果を奏
することができる。
の構成において、図4に示すように1次反射鏡1の傾斜
角θを45°とすることにより、昼間にも充分な採光量
を確保しつつ可能な限り採光範囲を拡げるようにした点
に特徴があり、他の構成は実施形態1と共通であるから
説明は省略する。
向から1次反射鏡1の鏡面1aに入射する場合(およそ
正午頃)、鏡面1aでの1次反射光が採光口10に対し
て略水平となるため、このときの太陽高度が採光範囲の
上限となる。また、このことから1次反射鏡1の傾斜角
θが45°以下になると、正午頃の太陽光の1次反射光
が採光口10を含む平面に対して上向きとなり、2次反
射鏡2の鏡面2aに対しては採光口10を含む平面より
下方向からの入射光となるため、2次反射鏡2の鏡面2
aにおける2次反射光が採光口10の外側に照射され、
採光口10から採光することができない。従って、図5
(a)及び(b)に示すように昼間にも充分な採光量を
確保しつつ可能な限り採光範囲を拡げることができる1
次反射鏡1の傾斜角θの下限値が45°ということにな
る。
の斜視図を示す。本実施形態は、採光口10の東西方向
略中央に対して東西両側に1次反射鏡11 ,12 及び2
次反射鏡21 ,22を設けた点に特徴があり、基本的な
構成に関しては実施形態1と共通であるので、共通する
部分については同一の符号を付して説明を省略する。
東西両端近傍に各々採光口10を含む平面に対して所定
の傾斜角θで採光口10の外側に傾斜するように1次反
射鏡11 ,12 の下端が設置されるとともに、各1次反
射鏡11 ,12 の鏡面1aと鏡面2aが対向するように
2次反射鏡21 ,22 の下端が採光口10の東西方向略
中央に設置されている。
る場合には東側の1次反射鏡11 並びに2次反射鏡21
で採光し、太陽が西寄りにある場合には西側の1次反射
鏡1 2 並びに2次反射鏡22 で採光するため、実施形態
1に比較して採光範囲を約2倍にすることができる。但
し、1次反射鏡11 ,12 の傾斜角θ1 ,θ2 を調節す
ることにより、全ての反射鏡11 …を用いて採光するこ
とができ、効率の良い採光が可能となる。
射鏡11 ,12 の傾斜角θ1 ,θ2をそれぞれ45°と
すれば、太陽高度が45°〜90°の範囲では東側の1
次反射鏡11 及び2次反射鏡21 で採光し、太陽高度が
90°〜135°の範囲では西側の1次反射鏡12 及び
2次反射鏡22 で採光することができ、昼間にも充分な
採光量を確保しつつ可能な限り採光範囲を拡げることが
できるとともに実施形態2に比較して採光範囲を約2倍
にすることが可能となる。
21 …並びにカバー3から成る採光装置は、例えば図1
0に示すように一般の住居や工場等の建物Hの屋根上に
設置され、内面にアルミや銀が蒸着されて鏡面処理が施
されたダクトDを通して採光した光が屋内に導かれるよ
うになっている。なお、ダクトDの終端には拡散透過板
11が配設されており、導入された光が拡散されて室内
に照射される。なお、ダクトDの代わりに復数本の光フ
ァイバを束ねたものを用いて採光した光を屋内に導くよ
うにすることも可能である。あるいは、図11に示すよ
うに吹き抜けの中庭(アトリウム)Cを有するビルBの
屋上に設けられた採光口10の上に採光装置が配設され
たり、図12に示すように所謂ライトガイドGに連通す
る導光ダクトDの採光口10の上に採光装置が配設さ
れ、採光した光を導光ダクトDを通してライトガイドG
に導き、照明器具等による人工光と併用される場合もあ
る。
すように実施形態3の構成において1次反射鏡11,1
2 の傾斜角θ1 ,θ2 をそれぞれ60°に設定したもの
である。すなわち、実施形態3のように傾斜角θ1 ,θ
2 が45°に設定されると、太陽が東寄りの場合には東
側の1次反射鏡11 と2次反射鏡21 により採光し、西
寄りの場合には西側の1次反射鏡12 と2次反射鏡22
によって採光し、さらに正午頃のみ両方の1次反射鏡1
1 ,12 及び2次反射鏡21 ,22 によって採光するこ
とになる。
θ1 ,θ2 を60°に設定した場合、太陽高度が60°
に達して採光範囲に入ったときに図14(a)に示すよ
うに西側の1次反射鏡12 による1次反射光が略水平に
なり、そこから太陽高度が上がるに連れて西側の1次反
射鏡12 による1次反射光が水平よりも上方から2次反
射鏡22 の鏡面2aに入射することになる。
1 ,θ2 を45°〜65°の範囲で5°毎に変えたとき
の採光量を比較した結果を示す。なお、横軸は1次反射
鏡1 1 ,12 への太陽光の入射角度、縦軸は太陽高度が
90°のときに採光口10からの採光量を1とした場合
の比率(採光量比率)をそれぞれ表し、曲線イが採光口
10のみのとき、曲線ロが傾斜角45°のとき、曲線ハ
が傾斜角50°のとき、曲線ニが傾斜角55°のとき、
曲線ホが傾斜角60°のとき、曲線ヘが傾斜角65°の
ときの採光量比率を各々表している。この図からも明ら
かなように、1次反射鏡11 ,12 の傾斜角θ1 ,θ2
が60°の場合(曲線ホ)に入射角度60°〜90°の
範囲で最も効率良く採光することができる。
斜角θ1 ,θ2 を60°とした本実施形態の採光装置に
よる実際の採光量を測定した結果を示すグラフである。
測定場所は千葉県の某所、測定日時は6月下旬で天候は
薄曇りであった。また、採光口10を縦横15〔cm〕
の正方形とした。而して、太陽高度が60°(東側から
60°)から120°(西側から60°)の範囲では採
光口10だけの場合(同図中の曲線α参照)に比較して
本実施形態の採光装置を用いることで採光量を大幅に増
加ささせることができる(同図中の曲線β参照)。
囲(60°〜120°)の全てにおいて東西両側の反射
鏡11 …で採光することができるため、最も効率の良い
採光が可能となる。 (実施形態5)図17に本発明の実施形態5の斜視図を
示す。本実施形態は、南北方向の寸法を長くした採光口
10の東端近傍に1次反射鏡11 と2次反射鏡22 を並
設するとともに西端近傍の1次反射鏡11 と対向する位
置に2次反射鏡21 、2次反射鏡22 と対向する位置に
1次反射鏡12 をそれぞれ並設した点に特徴がある。な
お、その他の構成については実施形態1及び3と共通で
あるから説明は省略する。
12 、2次反射鏡21 ,22 を採光口10の東西両端近
傍に設置したことにより、太陽が東寄りにある場合には
南側に設置された1次反射鏡11 並びに2次反射鏡21
で採光し、太陽が西寄りにある場合には北側に設置され
た1次反射鏡12 並びに2次反射鏡22 で採光するた
め、実施形態3と同様に実施形態1に比較して採光範囲
を約2倍にすることができる。但し、1次反射鏡11 ,
12 の傾斜角θ1 ,θ2 を調節することにより、全ての
反射鏡11 …を用いて採光することができ、効率の良い
採光が可能となる。
6の斜視図を示す。本実施形態は、実施形態3の構成に
おいて1次反射鏡11 ,12 の北側に補助反射鏡4を設
置した点に特徴があり、その他の構成は実施形態3と共
通するので同一の符号を付して説明は省略する。
片面に銀を蒸着することで鏡面4aが形成され、その鏡
面4aを南側(1次反射鏡11 ,12 及び採光口10の
側)へ向けて設置される。ところで、補助反射鏡4を含
めた本実施形態の採光装置は、採光口10の法線方向が
夏至の南中方向に一致する向きに配置されている。そし
て、このような向きに採光装置が配置された場合には、
太陽の軌跡面が季節によって南北方向に変化するため、
1次反射鏡11 ,12 の鏡面1aに入射する太陽光も南
側へずれることになる。この場合には各反射鏡11 ,1
2 、21 ,22 による反射光も南北方向にずれるので、
反射光の一部が採光口10に入射せずに採光口10の北
側へ外れてしまう(図19(a)参照)。而して、本実
施形態では1次反射鏡11 ,12 の北側に鏡面4aを有
する補助反射鏡4を設置することにより、図19(b)
に示すように太陽光及び反射光のうちで北側にずれる分
を補助反射鏡4の鏡面4aで南側(採光口10の側)へ
反射させて採光口10への採光量を増加させることがで
きる。
より太陽光の入射方向が傾いた場合であっても、補助反
射鏡4によって再度採光口10の方へ反射させることで
採光量を増加させることができ、年間を通じてさらに安
定した採光が可能となる。なお、補助反射鏡4の採光口
10を含む平面からの高さ寸法は2次反射鏡21 ,2 2
の高さ以上且つ1次反射鏡11 ,12 の高さ以下とすれ
ば、効率良く採光することが可能である。
7の斜視図を示す。本実施形態は、実施形態6の構成に
おいて1次反射鏡11 ,12 の南北方向の長さを採光口
10の南北方向の長さ(東西方向に対向する両端の長
さ)よりも長く且つ1次反射鏡11 ,12 の下端並びに
上端が採光口10の南端よりも南側に突出するように設
置した点に特徴がある。なお、他の構成については実施
形態6と共通であるから説明は省略する。
太陽光の入射方向が南側にずれることを考慮して、その
南側にずれる角度分だけ1次反射鏡11 ,12 を採光口
10の南側に延ばすことで1次反射鏡11 ,12 及び2
次反射鏡21 ,22 による反射光をより多く採光口10
へ入射させることができ、実施形態6に比較して年間を
通じた採光量を増加させることができるという利点があ
る。
8の斜視図を示す。本実施形態は、実施形態6の構成に
おいて1次反射鏡11 ’,12 ’に所謂マイクロプリズ
ムシートを用いた点に特徴があり、その他の構成は実施
形態6と共通であるので説明は省略する。1次反射鏡1
1 ’,12 ’を構成するマイクロプリズムシートは、ポ
リカーボネイト樹脂等の透光性並びに可撓性を有する材
料から成り、一方向に延びる微小なプリズム1b’を片
面に多数互いに略平行に具備するとともにプリズム1
b’のない他方の面が略平滑な面1a’となっているシ
ート材(例えば、スリーエム社製のオプティカル・ライ
ティング・フィルム(OLF)など)である。また、こ
のマイクロプリズムシートは平滑面1a’側から入射す
る光のうちでプリズム1b’の長手方向に所定の角度で
且つ平滑面に垂直な方向に所定の角度を有する範囲を通
る光を全反射(正反射)するとともに当該範囲の外側を
通る光をプリズム1b’側へ透過し、プリズム1b’の
ある側の面から入射する光の大部分を透過させるという
光学的性質を有している。
口10側に向けるとともに、プリズム1b’の延びる方
向を上下方向に一致させてある。而して、上述のような
マイクロプリズムシートを1次反射鏡11 ’,12 ’に
用いれば、図22(a)に示すように朝方の高度の低い
ときの太陽光が東側の1次反射鏡11 ’を透過して2次
反射鏡21 の鏡面2aに入射し、2次反射鏡21で反射
されて採光口10に入射することになる。また、昼に近
くなり太陽高度が上がれば、実施形態6と同様に1次反
射鏡11 ’,12 ’の平滑面1a’で反射された太陽光
(1次反射光)が2次反射鏡21 ,22 で反射されて採
光口10に入射することになる(図22(b)参照)。
さらに、夕方には西側に設置されている1次反射鏡
12 ’を透過して2次反射鏡22 の鏡面2aで反射され
た光が採光口10に入射することになる。
射鏡11 ’,12 ’をマイクロプリズムシートで構成し
たことにより、実施形態6に比較してさらに広い範囲
(早朝から日没まで)で採光が可能になるという利点が
ある。 (実施形態9)図23に本発明の実施形態9の斜視図を
示す。本実施形態は、実施形態8の構成において2次反
射鏡21 ’22 ’をマイクロプリズムシートにより構成
した点に特徴があり、その他の構成は実施形態8と共通
するので説明は省略する。
ズムシートは可撓性を有する材料から成るため、2次反
射鏡21 ’,22 ’のような放物面形状にも容易に加工
することができる。なお、2次反射鏡21 ’,22 ’は
平滑面2a’が採光口10側を向き、且つプリズム2
b’の延びる方向が上下方向に一致するように設置され
る。
高度が高い場合に、図24(b)に示すように採光口1
0の上方からの太陽光が2次反射鏡21 ’,22 ’を透
過して直接採光口10に入射することになる。すなわ
ち、実施形態8の構成では上記の場合に2次反射鏡
21 ,22 によって遮られて太陽光が採光口10に直接
入射することが殆ど無かったが、本実施形態の構成であ
れば2次反射鏡21 ’,22’のプリズム2b’側の面
から入射する太陽光が2次反射鏡21 ’,22 ’を透過
して直接あるいは補助反射鏡4に反射して採光口10に
入射することになり、実施形態8に対して昼間の採光量
を増加させることができるという利点がある。
態10の斜視図を示す。本実施形態は、実施形態6の構
成において、1次反射鏡11 ,12 の南側に鋸歯状プリ
ズム5を設置した点に特徴があり、その他の構成は実施
形態6と共通であるから説明は省略する。上記鋸歯状プ
リズム5は片方の面に複数のプリズム5aが略平行に列
設されて成り、プリズム5aが列設されている面を南に
向けて1次反射鏡11 ,12 の南側に設置される。
が最も低く且つ最も南寄りとなるため、採光装置に対し
ても最も南寄り且つ低い角度から太陽光が入射すること
になり、各反射鏡11 …からの反射光の南北方向のずれ
量も大きくなって補助反射鏡4を用いても採光量が減少
してしまう。そこで、本実施形態のように1次反射鏡1
1 ,12 の南側に鋸歯状プリズム5を設置すれば、図2
6に示すようにプリズム5aに入射した太陽光が鉛直下
向きに屈折して鋸歯状プリズム5を透過するため、冬場
でも太陽光が採光口10に入射し易くなって採光量を増
加させることができる。なお、プリズム5aの傾斜角は
冬至の南中方向からの太陽光が南側から入射したとき
に、鋸歯状プリズム5の上端を透過する透過光が採光口
10の北側の端に入射するような角度に設定すればよ
く、その場合に最も効率良く採光することができる。
光口の東西方向に対向する端部の少なくとも一方の近傍
に下端が設置され且つ上端が東西方向の採光口の外側に
傾斜する1次反射鏡と、採光口の東西方向に対向する端
部のうち1次反射鏡の下端に対向する端部と1次反射鏡
の間に1次反射鏡の下端と略平行な下端を有し且つ1次
反射鏡に近接する側に上端を有する放物面鏡より成る2
次反射鏡とを備えた採光装置であって、1次反射鏡は、
上端及び下端の南北方向の長さが少なくとも採光口の南
北方向の長さと略同一であって、下端が採光口の法線方
向に対して採光口と略同じ高さに設置され且つ東西方向
に対して少なくとも採光口の端部より外側に位置し、上
端が少なくとも2次反射鏡の上端より上方に位置するよ
うに形成され、2次反射鏡は、上端及び下端の南北方向
の長さが少なくとも採光口の南北方向の長さと略同一で
あって、法線方向に対して採光口の外側に位置するとと
もに上端が少なくとも1次反射鏡の上端より採光口側に
あり、焦点が法線方向に対して採光口の外側になく且つ
東西方向に対して採光口の端部より内側に位置するよう
に形成されたので、太陽高度が水平面と1次反射鏡との
なす角度よりも大きくなったときに1次反射鏡の反射光
の少なくとも一部が2次反射鏡で反射されて採光口に導
かれ、太陽を追尾することなく太陽光を容易に採光口に
導くことができ、小型の採光口でも有効に採光が可能と
なるという効果がある。しかも、1次反射鏡が水平面と
なす角度を変えることで採光範囲並びに採光量を容易に
調整することができるという効果がある。
のなす角度を45°以上としたので、昼間の採光量を確
保しつつ可能な限り採光範囲を拡げることができるとい
う効果がある。請求項5の発明は、採光口の東西方向略
中央に対して東西両側に1次反射鏡及び2次反射鏡が設
けられたので、採光範囲をさらに拡げ且つ採光量を増大
させることができるという効果がある。
置される補助反射鏡と、一方の面に複数のプリズムを有
し1次反射鏡の南側に設置される鋸歯状プリズムとの少
なくとも一方を備えたので、季節による太陽の軌跡の変
化に対して補助反射鏡や鋸歯状プリズムにより採光量の
減少を抑えることができ、年間を通じて安定した採光が
可能となるという効果がある。
射鏡の少なくとも一方がプリズムにて形成されたので、
採光範囲をさらに拡げることができるという効果があ
る。請求項8の発明は、1次反射鏡と水平面とのなす角
度を略60°としたので、比較的に効率良く採光するこ
とができるという効果がある。
の説明図である。
面図である。
説明図である。
るための図である。
る。
図である。
めの説明図である。
めの説明図である。
めの説明図である。
めの説明図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 建物に設けられた採光口の東西方向に対
向する端部の少なくとも一方の近傍に下端が設置され且
つ上端が東西方向の採光口の外側に傾斜する1次反射鏡
と、採光口の東西方向に対向する端部のうち1次反射鏡
の下端に対向する端部と1次反射鏡の間に1次反射鏡の
下端と略平行な下端を有し且つ1次反射鏡に近接する側
に上端を有する放物面鏡より成る2次反射鏡とを備えた
採光装置であって、1次反射鏡は、上端及び下端の南北
方向の長さが少なくとも採光口の南北方向の長さと略同
一であって、下端が採光口の法線方向に対して採光口と
略同じ高さに設置され且つ東西方向に対して少なくとも
採光口の端部より外側に位置し、上端が少なくとも2次
反射鏡の上端より上方に位置するように形成され、2次
反射鏡は、上端及び下端の南北方向の長さが少なくとも
採光口の南北方向の長さと略同一であって、法線方向に
対して採光口の外側に位置するとともに上端が少なくと
も1次反射鏡の上端より採光口側にあり、焦点が法線方
向に対して採光口の外側になく且つ東西方向に対して採
光口の端部より内側に位置するように形成されたことを
特徴とする採光装置。 - 【請求項2】 1次反射鏡が平面鏡から成ることを特徴
とする請求項1記載の採光装置。 - 【請求項3】 1次反射鏡の水平面とのなす角度を45
°以上としたことを特徴とする請求項1又は2記載の採
光装置。 - 【請求項4】 2次反射鏡の上端が、東西方向に対向す
る採光口の一方の端部の略真上に位置することを特徴と
する請求項1又は2又は3記載の採光装置。 - 【請求項5】 採光口の東西方向略中央に対して東西両
側に1次反射鏡及び2次反射鏡が設けられたことを特徴
とする請求項1〜4の何れかに記載の採光装置。 - 【請求項6】 1次反射鏡の北側に設置される補助反射
鏡と、一方の面に複数のプリズムを有し1次反射鏡の南
側に設置される鋸歯状プリズムとの少なくとも一方を備
えたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の採
光装置。 - 【請求項7】 1次反射鏡及び2次反射鏡の少なくとも
一方がプリズムにて形成されたことを特徴とする請求項
1〜6の何れかに記載の採光装置。 - 【請求項8】 1次反射鏡と水平面とのなす角度を略6
0°としたことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記
載の採光装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9314033A JPH11149809A (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 採光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9314033A JPH11149809A (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 採光装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11149809A true JPH11149809A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18048414
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9314033A Pending JPH11149809A (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 採光装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11149809A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003006895A1 (en) * | 2001-07-10 | 2003-01-23 | Scott Frazier | Double reflecting solar concentrator |
| WO2011148963A1 (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-01 | 株式会社マテリアルハウス | 光入射調整部材からなる太陽光入射構造および太陽光入射方法 |
| JP2013112950A (ja) * | 2011-11-25 | 2013-06-10 | Material House:Kk | 光入射調整部材からなる太陽光入射構造 |
| JP5501513B1 (ja) * | 2013-01-28 | 2014-05-21 | エステック株式会社 | 採光装置 |
| JP2016103370A (ja) * | 2014-11-27 | 2016-06-02 | 大日本印刷株式会社 | 採光システム |
-
1997
- 1997-11-14 JP JP9314033A patent/JPH11149809A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003006895A1 (en) * | 2001-07-10 | 2003-01-23 | Scott Frazier | Double reflecting solar concentrator |
| WO2011148963A1 (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-01 | 株式会社マテリアルハウス | 光入射調整部材からなる太陽光入射構造および太陽光入射方法 |
| JP5281198B2 (ja) * | 2010-05-28 | 2013-09-04 | 株式会社 マテリアルハウス | 光入射調整部材からなる太陽光入射構造 |
| JP2013112950A (ja) * | 2011-11-25 | 2013-06-10 | Material House:Kk | 光入射調整部材からなる太陽光入射構造 |
| JP5501513B1 (ja) * | 2013-01-28 | 2014-05-21 | エステック株式会社 | 採光装置 |
| JP2016103370A (ja) * | 2014-11-27 | 2016-06-02 | 大日本印刷株式会社 | 採光システム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051220 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060214 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060417 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061212 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070213 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070605 |