JPH11150039A - コンデンサ - Google Patents

コンデンサ

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JPH11150039A
JPH11150039A JP9334933A JP33493397A JPH11150039A JP H11150039 A JPH11150039 A JP H11150039A JP 9334933 A JP9334933 A JP 9334933A JP 33493397 A JP33493397 A JP 33493397A JP H11150039 A JPH11150039 A JP H11150039A
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Shingo Ito
新吾 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 その内部インダクタンスの低減が可能な並列
接続構造を備えたコンデンサを得る。 【解決手段】 各コンデンサ素子11を平行に配列し、
その軸方向一端に形成された各電極12aは第1の導体
である銅板13により相互に接続されリード銅板14を
介して端子の一方に接続される。各コンデンサ素子11
の軸方向他端に形成された各電極12bは第2の導体で
ある銅板15、18、16により相互に接続されリード
銅板17を介して端子の他方に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンデンサ素子
を複数個電気的に並列に接続してなるコンデンサに係
り、特にその内部インダクタンスの低減を図ったものに
関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】電力
系統や配電系統など、各種電気回路に使用されるコンデ
ンサは、一般に複数個のコンデンサ素子から構成され、
その容量、電圧等コンデンサとしての電気的仕様に応じ
てこれらコンデンサ素子が適宜、並列、直列に接続され
ることになる。
【0003】図9は、比較的低電圧のコンデンサに係
り、複数個のコンデンサ素子を並列に接続する場合の構
造を示すもので、同図(1)はその斜視図、同図(2)
はその側面図である。図において、1は例えば金属蒸着
フィルムを巻回してなるコンデンサ素子で、その軸方向
(同図(1)の前後方向)両端には半田等を吹き付ける
こと(メタリコン)により電極2が形成されている。そ
して、コンデンサ素子1は横方向に4列、縦方向に5
列、互いに並行に配列している。
【0004】3は横2列、縦5列分のコンデンサ素子1
の各電極を相互に電気的に接続する銅箔で、例えば半田
付けで電極に接続されている。4は各銅箔3を、図示し
ないケースを貫通して取り付けられた端子へ接続するた
めの導線である。
【0005】図に示すように、従来の並列接続構造は、
コンデンサ素子1の軸方向両端に形成された電極2を、
それぞれ銅箔3により相互に接続し、更に、各銅箔3の
上端から導線4を引出し、これら導線4を極性毎に並列
にして端子に接続するものであった。この接続構造は、
その構造自体が簡単になる利点はあるが、コンデンサと
しての内部インダクタンスが大きくなる傾向にある。コ
ンデンサはフィルタ用に限らず、元来、高い周波数成分
の電流が流れる場合が多いため、この内部インダクタン
スの値が、コンデンサとしての性能や使用条件に悪影響
を及ぼす場合がある。
【0006】この発明は、以上のような問題点を解消す
るためになされたもので、その内部インダクタンスの低
減が可能な並列接続構造を備えたコンデンサを得ること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るコンデン
サは、各コンデンサ素子を並行に配列し、上記各コンデ
ンサ素子の軸方向一端に形成された電極を相互に電気的
に接続する第1の導体および上記各コンデンサ素子の軸
方向他端に形成された電極を相互に電気的に接続する第
2の導体を備え、上記第1の導体は上記各コンデンサ素
子の配列方向に延在し上記軸方向一端に対向して配設さ
れた第1の導電部を有し、上記第2の導体は、上記各コ
ンデンサ素子の配列方向に延在し上記軸方向他端に対向
して配設された第2の導電部、上記各コンデンサ素子の
配列方向に延在し上記第1の導電部と互いに平行に対向
して配設された第3の導電部、および上記各コンデンサ
素子の配列方向に平行に配設され上記第2の導電部と第
3の導電部とを電気的に接続する第4の導電部を有し、
上記第1の導体を端子の一方に電気的に接続するための
第1の引出し部を上記第1の導電部の端部から導出し、
上記第2の導体を上記端子の他方に電気的に接続するた
めの第2の引出し部を上記第3の導電部の端部から導出
するようにしたものである。
【0008】また、請求項2に係るコンデンサは、請求
項1において、その第1の導体は、各コンデンサ素子の
配列方向に延在し第4の導電部と互いに平行に対向して
配設され第1の導電部と電気的に接続された第5の導電
部を有するものである。
【0009】また、請求項3に係るコンデンサは、請求
項1または2において、その第2の引出し部を第3の導
電部の、各コンデンサ素子の配列方向一端から導出し、
かつ、第1の導電部はその上記配列方向他端から延在し
上記配列方向一端に至る第1の折り返し導電部を有した
ものとし、第1の引出し部を上記第1の折り返し導電部
の上記配列方向一端から導出するようにしたものであ
る。
【0010】また、請求項4に係るコンデンサは、請求
項1または2において、その第1の引出し部を第1の導
電部の、各コンデンサ素子の配列方向一端から導出し、
かつ、第3の導電部はその上記配列方向他端から延在し
上記配列方向一端に至る第2の折り返し導電部を有した
ものとし、第2の引出し部を上記第2の折り返し導電部
の上記配列方向一端から導出するようにしたものであ
る。
【0011】また、請求項5に係るコンデンサは、請求
項1ないし4のいずれかにおいて、その複数個のコンデ
ンサ素子を第1および第2の導体を用いて並列に接続し
て1群としたものを複数群備えてなるコンデンサにおい
て、端子の一方に電気的、機械的に結合された第1の共
通導板および絶縁部材を介して上記第1の共通導板と互
いに平行に対向して配設され上記端子の他方に電気的、
機械的に結合された第2の共通導板を備え、上記各群の
各第1の引出し部を上記第1の共通導板に電気的に接続
し、上記各群の各第2の引出し部を上記第2の共通導板
に電気的に接続したものである。
【0012】また、請求項6に係るコンデンサは、請求
項5において、その複数群のコンデンサを、上記各群の
コンデンサ素子の外周端が互いに対向する方向に並設し
て1列群としたものを有する場合、第1および第2の共
通導板の形状を、各コンデンサ素子の配列方向から見た
上記1列群の形状に近いものとし、コンデンサ素子の軸
方向における第1および第2の引出し部の導出位置が隣
接する群で互いに逆となるようにしたものである。
【0013】また、請求項7に係るコンデンサは、請求
項5において、その複数群のコンデンサを、上記各群の
コンデンサ素子の外周端が互いに対向する方向に並設し
て1列群としたものを2列群有する場合、上記各列群を
コンデンサ素子の軸方向端が互いに対向する方向に並設
するとともに、第1および第2の共通導板の形状を、各
コンデンサ素子の配列方向から見た上記2列群の形状に
近いものとし、コンデンサ素子の軸方向における第1お
よび第2の引出し部の導出位置が上記各列群の反対向端
側となるようにしたものである。
【0014】また、請求項8に係るコンデンサは、請求
項5ないし7のいずれかにおいて、その第1および第2
の引出し部に可撓部を有したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1におけるコンデンサの並列接続構造を示す
斜視図で、6個のコンデンサ素子を並列接続してなるコ
ンデンサ1群を示す。同図(1)は組立前、同図(2)
は組立後の状態を示す。図において、11は例えば金属
蒸着フィルムを巻回してなるコンデンサ素子、12aお
よび12bはコンデンサ素子11の軸方向一端(図では
手前側)および軸方向他端(図では奥行側)に形成され
た電極である。13はコンデンサ素子11の軸方向一端
に対向して配設され電極12aを相互に電気的に接続す
る第1の導電部としての銅板で、そのコンデンサ素子1
1の配列方向一端(図では上端側)には図示しない端子
の一方に電気的に接続するための第1の引出し部として
のリード銅板14が接続されている。
【0016】15はコンデンサ素子11の軸方向他端に
対向して配設され電極12bを相互に電気的に接続する
第2の導電部としての銅板、16は銅板13と互いに平
行に対向して配設された第3の導電部としての銅板で、
そのコンデンサ素子11の配列方向一端には図示しない
端子の他方に電気的に接続するための第2の引出し部と
してのリード銅板17が接続されている。18は各コン
デンサ素子11の配列方向に平行に配設され、銅板15
と銅板16とを電気的に接続する第4の導電部としての
銅板である。19は、銅板13と銅板16との間、およ
び各コンデンサ素子11と銅板18との間に介在して電
気的絶縁を行うプレスボード、各種絶縁紙、各種絶縁フ
ィルム、各種絶縁シート等の絶縁板である。そして、図
1の接続構造では、銅板13が第1の導体を構成し、銅
板15、16および18が第2の導体を構成する。
【0017】以上のように、図1の並列接続構造におい
ては、特に、各コンデンサ素子11の軸方向に流れる電
流と、これらコンデンサ素子11と平行に配設された銅
板18に流れる電流とにより発生する磁界の大部分が相
殺され、かつ、端子への導出部分も、互いに近接して平
行に対向して配設された銅板13と銅板16、およびリ
ード銅板14とリード銅板17で構成されるのでこの導
出部分に発生する磁界も大幅に低減されたものとなり、
結果として、コンデンサ群としての内部インダクタンス
が大幅に低減する。
【0018】因みに、定格電圧3KVのフィルタ用のコ
ンデンサで実測したところ、図9に示す従来の並列接続
構造によるものの内部インダクタンス=350nHに対
し、図1に示すこの発明の並列接続構造になるものの内
部インダクタンスは約60nHとなり、その値が20%
以下にまで大幅に低減されることが実証された。
【0019】実施の形態2.図2〜図4は、この発明の
実施の形態2におけるコンデンサの並列接続構造として
紹介するもので、図1のものの内部インダクタンスの一
層の低減を図ったもので、以下、図1との相違点を中心
に説明する。
【0020】先ず、図2は、銅板18と互いに平行に対
向して配設され銅板13と電気的に接続された第5の導
電部としての銅板20を備えている。従って、図2の接
続構造では、銅板13および銅板20が第1の導体を構
成する。
【0021】この場合、特に、第1の導体(銅板13、
20)を流れる電流の流路選択の自由度が増大し、第2
の導体(銅板15、16、18)における電流流路との
関係で、一層の低インダクタンス化が実現する。また、
各コンデンサ素子11を配列する場合、銅板20が存在
するので、各コンデンサ素子11をこの銅板20に添わ
せることで、配列した各コンデンサ素子11の端面が一
平面に揃う。従って、配列の作業が容易となり、仕上り
も良好になるという利点もある。
【0022】図3は、第1の導体を更に変形したものと
している。即ち、銅板13の、各コンデンサ素子11の
配列方向他端(図では下端側)から延在し配列方向一端
に至る第1の折り返し導電部としての銅板21を備え、
その上端にリード銅板14を接続している。従って、図
3では、第1の導体は、銅板13、20、21で構成さ
れる。なお、図示は省略しているが、銅板13と銅板2
1との間には、絶縁板を介在させ両者間の絶縁を図って
いる。
【0023】この場合、両端子への導出が、第1の導体
は配列方向他端(下端)から、第2の導体は配列方向一
端(上端)からそれぞれなされているので、各コンデン
サ素子11間の電流バランスが一層良好となり、結果と
してコンデンサ群としての内部インダクタンスが一層低
減する。
【0024】次に、図4は第2の導体側に折り返し導電
部を備えたものである。即ち、銅板16の、各コンデン
サ素子11の配列方向他端(図では下端側)から延在し
配列方向一端に至る第2の折り返し導電部としての銅板
22を備え、その上端にリード銅板17を接続してい
る。従って、図4では、第2の導体は、銅板15、1
6、18、22で構成される。なお、図示は省略してい
るが、銅板16と銅板22との間には、絶縁板を介在さ
せ両者間の絶縁を図っている。
【0025】この場合も、図3と同様、両端子への導出
が、第1および第2の導体で配列方向の両端からなされ
ているので、各コンデンサ素子11間の電流バランスが
良好となり、コンデンサ群としての内部インダクタンス
が低減する。
【0026】実施の形態3.図5は以上で説明したコン
デンサ群を複数群集め、これら複数群を並列に接続して
端子に接続する構造を示す斜視図である。同図(1)は
その1群分を示すもので、先の形態例で説明したもので
ある。
【0027】次に、図5(2)は同図(1)のコンデン
サ群を複数群(この図の例では6群)を所定の位置に配
列したものである。ここでは、手前側に3列、各群のコ
ンデンサ素子11の外周端が互いに対向する方向に並設
している。また、奥行側にも同様の方向に3列並設して
いる。そして、手前側および奥行側の両列群はコンデン
サ素子11の軸方向端が互いに対向する方向に並設して
いる。更に、上記両列群ではそのリード銅板14、17
の導出位置が両列群の反対向端側となるようにしてい
る。
【0028】同じく図5(2)において、23は各コン
デンサ群からのリード銅板14が電気的に接続される第
1の共通導板としての共通銅板、24は各コンデンサ群
からのリード銅板17が電気的に接続される第2の共通
導板としての共通銅板、25は両共通銅板23と24と
の間に介在して両者を電気的に絶縁するプレスボード、
各種絶縁紙、各種絶縁フィルム、各種絶縁シート等の絶
縁板である。なお、これら共通銅板23、24および絶
縁板25は図示しない端子に電気的、機械的に結合され
るが、その構造の詳細については後述する。
【0029】図5(3)は各コンデンサ群のリード銅板
14および17がそれぞれ共通銅板23および24へ接
続がなされた状態を示すもので、図の矢印で示す部分に
位置する、図示しないボルト26および27を介して端
子の一方および他方に結合される。
【0030】次に、図5(3)におけるA−A′線、B
−B′線およびC−C′線から見た断面を示す図6およ
び共通銅板23、24、絶縁板25の展開斜視図である
図7に基づき、特に端子との結合構造およびその組立方
法の詳細について説明する。
【0031】図6(1)(2)および(3)は、それぞ
れ図5(3)のA−A′断面、B−B′断面およびC−
C′断面を示す。図において、T1はコンデンサのケー
スの天板28を貫通して取り付けられた端子の一方、T
2は同端子の他方である。26は端子T1を構成する絶
縁体29の中心導体をなすボルト、27は端子T2を構
成する絶縁体29の中心導体をなすボルトである。3
0、31および32は、ボルト26が挿通、螺合するそ
れぞれワッシャおよびナット、33および34は、ボル
ト27が挿通、螺合するそれぞれワッシャおよびナット
である。
【0032】図7は、この結合構造の各部品の組立状態
を説明するための展開斜視図で、図において、共通銅板
23には、ボルト26を挿通させる丸穴23aおよびボ
ルト27との絶縁を確保するための凹部23bが形成さ
れている。同様に、共通銅板24には、ボルト26との
絶縁を確保するための凹部24aおよびボルト27を挿
通させる丸穴24bが形成されている。また、絶縁板2
5にはボルト26およびボルト27を挿通させるための
それぞれ丸穴25aおよび25bが形成されている。な
お、絶縁板25を、その幅方向両端を折り曲げた断面チ
ャンネル状の形状としているのは、ナット32、34等
によってこれら共通銅板等を端子T1、T2と一体に結
合する場合の、上記ナット等およびその締付け作業のた
めのスペースをコンデンサ群との間に確保するためであ
る。
【0033】次に、複数のコンデンサ群と端子との接続
部の組立要領について説明する。図5(2)に示すよう
に、各コンデンサ群を配列し、先ず、共通銅板23を所
定位置に固定した状態で、各群からのリード銅板14を
共通銅板23に半田付またはロー付等により電気的に接
続する。この場合、共通銅板23の形状が、コンデンサ
素子の配列方向(図では上下方向)から見た2列群分の
形状に近いものとなっているので、各リード銅板14の
導出位置がそのまま共通銅板23の端部に位置し、その
結合構造が簡単となる。同様の要領で、各群からのリー
ド銅板17を共通銅板24に電気的に接続する。
【0034】次に、両共通銅板23、24の間に絶縁板
25を挿入するとともに、各丸穴、凹部にボルト26、
27が挿通するよう天板28と一体となった端子T1、
T2と組み合わせ、ワッシャ30、31、33およびナ
ット32、34を使用して両共通銅板23、24と端子
T1、T2とを結合する。この結果、両共通銅板23、
24は共に端子T1、T2と機械的に一体に結合される
とともに、共通銅板23はボルト26、従って端子T1
と、また、共通銅板24はボルト27、従って端子T2
とそれぞれ電気的に接続されることになる。
【0035】この場合、丸穴23a等や凹部23b等の
位置は、各群のリード銅板14、17の導出位置と関係
なく、ボルト26、27の取付位置に応じて、比較的自
由に選択することができる。しかも、共通銅板23、2
4を流れる電流は、絶縁板25を介して近接して互いに
平行に配置された両共通銅板23、24を往復路として
流れるので、この部分のインダクタンスを極めて低い値
に抑えることが可能となる。
【0036】なお、以上の説明では、例えば、共通銅板
23において、ボルト27との絶縁を確保するため矩形
の凹部23bを形成したが、必要な絶縁寸法を有する径
の丸穴を形成するようにしてもよい。また、組立順序と
して、予め端子を天板28と一体としておき、その後、
その端子のボルトを共通銅板23等の丸穴に挿通して締
め付け固定するようにしたが、個別の端子と共通銅板2
3等を先に一体に組み立てておき、共通銅板23等と各
コンデンサ群との接続、およびケースへの収容をその後
工程で行うようにしてもよい。
【0037】更に、図示は省略するが、各リード銅板1
4、17の一部に可撓部を有するようにすれば、共通銅
板23等とコンデンサ群との間の各部分の寸法バラツキ
をこの可撓部で吸収することができ、各部品の必要な寸
法精度や組立寸法精度を緩和して製品コストの低減を図
ることができ作業性も改善される利点がある。
【0038】実施の形態4.図8はこの発明の実施の形
態4におけるコンデンサの構造を示す斜視図である。こ
こでは、4個のコンデンサ群を配列して1列群とした例
を扱っている。共通銅板23、24と各群からのリード
銅板14、17との接続構造は、基本的には先の形態3
の場合と同様であるが、各群の並べ方が形態3のものと
異なる。即ち、コンデンサ素子11の軸方向におけるリ
ード銅板14、17の導出位置が隣接する群で互いに逆
となるようにしている。これにより、図8に示すよう
に、例えば共通銅板24へのリード銅板17の接続位置
が、共通銅板24の一辺に片寄ることなく、その周囲に
ほぼ均等に分布し、共通銅板23、24の部分での低イ
ンダクタンス化を確保することができる。
【0039】なお、先の実施の形態では、共通銅板を各
端子につき1枚使用したものについて説明したが、並列
接続するコンデンサ群の数量によっては、各端子につき
複数枚の共通銅板を使用する構造としてもよい。また、
共通銅板を使用して複数群のコンデンサを接続する場
合、コンデンサの列群の数は、先の形態例で説明した1
列群および2列群に限られるものではない。
【0040】更に、以上の説明では、コンデンサ素子は
金属蒸着フィルムを巻回して形成したものとしたが、こ
の種のものに限られる訳ではなく、この発明は、外形上
設定された1つの軸方向の両端に電極を形成してなるコ
ンデンサ素子に広く適用することができ同等の効果を奏
する。また、以上では並列接続構造のみを有するコンデ
ンサについて説明したが、各形態例におけるコンデンサ
素子を並列接続したものを、更に、直列に接続してなる
コンデンサであっても、その並列接続部分には、この発
明をそのまま適用することができ、同様の効果を奏す
る。
【0041】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係るコンデン
サは、各コンデンサ素子を並行に配列し、上記各コンデ
ンサ素子の軸方向一端に形成された電極を相互に電気的
に接続する第1の導体および上記各コンデンサ素子の軸
方向他端に形成された電極を相互に電気的に接続する第
2の導体を備え、上記第1の導体は上記各コンデンサ素
子の配列方向に延在し上記軸方向一端に対向して配設さ
れた第1の導電部を有し、上記第2の導体は、上記各コ
ンデンサ素子の配列方向に延在し上記軸方向他端に対向
して配設された第2の導電部、上記各コンデンサ素子の
配列方向に延在し上記第1の導電部と互いに平行に対向
して配設された第3の導電部、および上記各コンデンサ
素子の配列方向に平行に配設され上記第2の導電部と第
3の導電部とを電気的に接続する第4の導電部を有し、
上記第1の導体を端子の一方に電気的に接続するための
第1の引出し部を上記第1の導電部の端部から導出し、
上記第2の導体を上記端子の他方に電気的に接続するた
めの第2の引出し部を上記第3の導電部の端部から導出
するようにしたので、複数のコンデンサ素子を並列接続
してなるコンデンサ群の内部インダクタンスが低減す
る。
【0042】また、請求項2に係るコンデンサの第1の
導体は、各コンデンサ素子の配列方向に延在し第4の導
電部と互いに平行に対向して配設され第1の導電部と電
気的に接続された第5の導電部を有するので、特に第1
の導体を流れる電流の流路選択の自由度が増大し、その
分、一層の低インダクタンス化が実現する。
【0043】また、請求項3に係るコンデンサは、その
第2の引出し部を第3の導電部の、各コンデンサ素子の
配列方向一端から導出し、かつ、第1の導電部はその上
記配列方向他端から延在し上記配列方向一端に至る第1
の折り返し導電部を有したものとし、第1の引出し部を
上記第1の折り返し導電部の上記配列方向一端から導出
するようにしたので、その分、各コンデンサ素子内の電
流バランスが一層良好となり、内部インダクタンスも低
減する。
【0044】また、請求項4に係るコンデンサは、その
第1の引出し部を第1の導電部の、各コンデンサ素子の
配列方向一端から導出し、かつ、第3の導電部はその上
記配列方向他端から延在し上記配列方向一端に至る第2
の折り返し導電部を有したものとし、第2の引出し部を
上記第2の折り返し導電部の上記配列方向一端から導出
するようにしたので、その分、各コンデンサ素子内の電
流バランスが一層良好となり、内部インダクタンスも低
減する。
【0045】また、請求項5に係るコンデンサは、その
複数個のコンデンサ素子を第1および第2の導体を用い
て並列に接続して1群としたものを複数群備えてなるコ
ンデンサにおいて、端子の一方に電気的、機械的に結合
された第1の共通導板および絶縁部材を介して上記第1
の共通導板と互いに平行に対向して配設され上記端子の
他方に電気的、機械的に結合された第2の共通導板を備
え、上記各群の各第1の引出し部を上記第1の共通導板
に電気的に接続し、上記各群の各第2の引出し部を上記
第2の共通導板に電気的に接続したので、端子の位置を
共通導板の範囲内で比較的自由に選択することができ、
この共通導板の部分のインダクタンスも低減する。
【0046】また、請求項6に係るコンデンサは、その
複数群のコンデンサを、上記各群のコンデンサ素子の外
周端が互いに対向する方向に並設して1列群としたもの
を有する場合、第1および第2の共通導板の形状を、各
コンデンサ素子の配列方向から見た上記1列群の形状に
近いものとし、コンデンサ素子の軸方向における第1お
よび第2の引出し部の導出位置が隣接する群で互いに逆
となるようにしたので、引出し部との接続位置が共通導
板の一辺に片寄ることなく、その周囲にほぼ均等に分布
し、この部分の低インダクタンスが実現する。
【0047】また、請求項7に係るコンデンサは、その
複数群のコンデンサを、上記各群のコンデンサ素子の外
周端が互いに対向する方向に並設して1列群としたもの
を2列群有する場合、上記各列群をコンデンサ素子の軸
方向端が互いに対向する方向に並設するとともに、第1
および第2の共通導板の形状を、各コンデンサ素子の配
列方向から見た上記2列群の形状に近いものとし、コン
デンサ素子の軸方向における第1および第2の引出し部
の導出位置が上記各列群の反対向端側となるようにした
ので、引出し部との接続位置が共通導板の周囲にほぼ均
等に分布し、低インダクタンスで大容量の並列接続構造
が実現する。
【0048】また、請求項8に係るコンデンサは、その
第1および第2の引出し部に可撓部を有したので、共通
導板とコンデンサ群との間の寸法のアンバランスを容易
に吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるコンデンサ
の並列接続構造を示す斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態2におけるコンデンサ
の並列接続構造を示す斜視図である。
【図3】 図2に示す並列接続構造の更に変形例を示す
斜視図である。
【図4】 図2に示す並列接続構造の更に変形例を示す
斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態3におけるコンデンサ
の並列接続構造を示す斜視図である。
【図6】 図5(3)のA−A′、B−B′およびC−
C′断面図である。
【図7】 共通銅板と端子との結合構造の各部品の組立
状態を説明するための展開斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態4におけるコンデンサ
の並列接続構造を示す斜視図である。
【図9】 従来のコンデンサの並列接続構造を示す図で
ある。
【符号の説明】
11 コンデンサ素子、12a,12b 電極、13,
15,16,18,20,21,22 銅板、14,1
7 リード銅板、19 絶縁板、23,24 共通銅
板、25 絶縁板、26,27 ボルト、T1,T2
端子。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向両端に電極を形成したコンデンサ
    素子を複数個電気的に並列にして各端子に接続してなる
    コンデンサにおいて、 上記各コンデンサ素子を並行に配列し、上記各コンデン
    サ素子の軸方向一端に形成された電極を相互に電気的に
    接続する第1の導体および上記各コンデンサ素子の軸方
    向他端に形成された電極を相互に電気的に接続する第2
    の導体を備え、 上記第1の導体は上記各コンデンサ素子の配列方向に延
    在し上記軸方向一端に対向して配設された第1の導電部
    を有し、 上記第2の導体は、上記各コンデンサ素子の配列方向に
    延在し上記軸方向他端に対向して配設された第2の導電
    部、上記各コンデンサ素子の配列方向に延在し上記第1
    の導電部と互いに平行に対向して配設された第3の導電
    部、および上記各コンデンサ素子の配列方向に平行に配
    設され上記第2の導電部と第3の導電部とを電気的に接
    続する第4の導電部を有し、 上記第1の導体を上記端子の一方に電気的に接続するた
    めの第1の引出し部を上記第1の導電部の端部から導出
    し、上記第2の導体を上記端子の他方に電気的に接続す
    るための第2の引出し部を上記第3の導電部の端部から
    導出するようにしたことを特徴とするコンデンサ。
  2. 【請求項2】 第1の導体は、各コンデンサ素子の配列
    方向に延在し第4の導電部と互いに平行に対向して配設
    され第1の導電部と電気的に接続された第5の導電部を
    有することを特徴とする請求項1記載のコンデンサ。
  3. 【請求項3】 第2の引出し部を第3の導電部の、各コ
    ンデンサ素子の配列方向一端から導出し、かつ、第1の
    導電部はその上記配列方向他端から延在し上記配列方向
    一端に至る第1の折り返し導電部を有したものとし、第
    1の引出し部を上記第1の折り返し導電部の上記配列方
    向一端から導出するようにしたことを特徴とする請求項
    1または2記載のコンデンサ。
  4. 【請求項4】 第1の引出し部を第1の導電部の、各コ
    ンデンサ素子の配列方向一端から導出し、かつ、第3の
    導電部はその上記配列方向他端から延在し上記配列方向
    一端に至る第2の折り返し導電部を有したものとし、第
    2の引出し部を上記第2の折り返し導電部の上記配列方
    向一端から導出するようにしたことを特徴とする請求項
    1または2記載のコンデンサ。
  5. 【請求項5】 複数個のコンデンサ素子を第1および第
    2の導体を用いて並列に接続して1群としたものを複数
    群備えてなるコンデンサにおいて、 端子の一方に電気的、機械的に結合された第1の共通導
    板および絶縁部材を介して上記第1の共通導板と互いに
    平行に対向して配設され上記端子の他方に電気的、機械
    的に結合された第2の共通導板を備え、 上記各群の各第1の引出し部を上記第1の共通導板に電
    気的に接続し、上記各群の各第2の引出し部を上記第2
    の共通導板に電気的に接続したことを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載のコンデンサ。
  6. 【請求項6】 複数群のコンデンサを、上記各群のコン
    デンサ素子の外周端が互いに対向する方向に並設して1
    列群としたものを有する場合、第1および第2の共通導
    板の形状を、各コンデンサ素子の配列方向から見た上記
    1列群の形状に近いものとし、コンデンサ素子の軸方向
    における第1および第2の引出し部の導出位置が隣接す
    る群で互いに逆となるようにしたことを特徴とする請求
    項5記載のコンデンサ。
  7. 【請求項7】 複数群のコンデンサを、上記各群のコン
    デンサ素子の外周端が互いに対向する方向に並設して1
    列群としたものを2列群有する場合、上記各列群をコン
    デンサ素子の軸方向端が互いに対向する方向に並設する
    とともに、第1および第2の共通導板の形状を、各コン
    デンサ素子の配列方向から見た上記2列群の形状に近い
    ものとし、コンデンサ素子の軸方向における第1および
    第2の引出し部の導出位置が上記各列群の反対向端側と
    なるようにしたことを特徴とする請求項5記載のコンデ
    ンサ。
  8. 【請求項8】 第1および第2の引出し部に可撓部を有
    したことを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記
    載のコンデンサ。
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