JPH11150452A - レベル変換回路および液晶表示装置 - Google Patents

レベル変換回路および液晶表示装置

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JPH11150452A
JPH11150452A JP9315593A JP31559397A JPH11150452A JP H11150452 A JPH11150452 A JP H11150452A JP 9315593 A JP9315593 A JP 9315593A JP 31559397 A JP31559397 A JP 31559397A JP H11150452 A JPH11150452 A JP H11150452A
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voltage
transistor
level
input signal
level conversion
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JP9315593A
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Junji Ito
東 淳 治 伊
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電流を低減でき、出力遅延時間を短くで
き、入力信号の電圧レベルの余裕度(入力マージン)を
広げることができるレベル変換回路を提供する。 【解決手段】 本発明のレベル変換回路は、PMOSトラン
ジスタQ1,Q2およびNMOSトランジスタQ3,Q4か
らなるレベル変換部1と、抵抗R11,R12,R13および
PMOSトランジスタQ5からなるバイアス回路2とを備え
る。バイアス回路2内の抵抗R11〜R13は、正側電圧V
DDと接地電圧VSSとの間に直列に接続され、抵抗R12に
並列にPMOSトランジスタQ5が接続される。PMOSトラン
ジスタQ5のゲート端子には入力信号DIが印加され、
抵抗R12、R13の接続点の電圧(バイアス電圧)Vbias
がPMOSトランジスタQ1のゲート端子に印加される。入
力信号DIの論理に応じて、レベル変換部1に供給する
バイアス電圧Vbiasの電圧レベルを切り替えることで、
レベル変換部1の入力マージンを広げ、消費電流を低減
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力電圧を異なる
電圧レベルに変換するレベル変換回路に関し、特に、導
電型の異なる2種類のトランジスタをオン・オフさせて
レベル変換を行う、いわゆるレシオタイプのレベル変換
回路を対象とする。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルを駆動する駆動回路に供給さ
れる電源電圧と、液晶パネルに供給される電源電圧は、
必ずしも同じではなく、例えば、駆動回路にはロー側
(0V)でハイ側(5V)の電源電圧が、液晶パネルに
はロー側(−20V)でハイ側(20V)の電源電圧が
供給される。このため、駆動回路から液晶パネルに信号
を送る際は、レベル変換回路を設けて電圧レベルを変換
する必要がある。
【0003】図4はこの種のレベル変換回路を有する液
晶表示装置のブロック図である。図4の液晶表示装置
は、複数のデータ線X1〜Xnおよび走査線Y1〜Y15
0 がマトリクス状に配置された液晶パネル11と、各走
査線を駆動する走査線駆動回路12と、各データ線を駆
動するデータ線駆動回路13とを備える。液晶パネル1
1は、ロー側VL (約-20 V)でハイ側VH (約20V)
の電源電圧で動作するのに対し、走査線駆動回路12と
データ線駆動回路13は、ロー側(0V)でハイ側(5
V)の電源電圧で動作する。
【0004】液晶パネル11上の走査線Yとデータ線X
の各交点付近にはTFT21が列設され、各TFT21
のゲート電極は走査線Yに、ソース電極またはドレイン
電極のいずれか一方はデータ線Xに、他方は液晶層22
と補助容量23にそれぞれ接続されている。
【0005】走査線駆動回路12は、図5に詳細構成を
示すように、外部から入力された入力信号DIの電圧レ
ベルを変換するレベル変換回路31と、外部から入力さ
れたシステムクロックCPの電圧レベルを変換するレベ
ル変換回路32と、レベル変換された入力信号DIAを
シフトして出力するシフトレジスタ33と、シフトレジ
スタ33の出力タイミングを制御する出力制御回路34
とを有する。シフトレジスタ33は、内部に複数のクロ
ックドインバータ35を有し、これらクロックドインバ
ータ35には、レベル変換されたシステムクロックCP
A,CPAバーが入力される。なお、本明細書では、図
面で記号の上にバーの付いた信号を、記号の後に「バ
ー」を付けて表す。
【0006】図6は走査線駆動回路12の動作タイミン
グ図である。レベル変換回路31には、システムクロッ
クCPの150 周期ごとに1周期分だけハイレベルになる
入力信号DIが入力される。この入力信号DIの電圧レ
ベルは、ロー側が(0V)でハイ側が(5V)である。
レベル変換回路31は、入力信号DIをレベル変換し
て、ロー側(−20V)でハイ側(5V)の入力信号D
IAを出力する。
【0007】同様に、レベル変換回路32は、ロー側
(0V)でハイ側(5V)のシステムクロックCPをレ
ベル変換して、ロー側(−20V)でハイ側(5V)の
システムクロックCPAと、その反転信号CPAバーを
出力する。
【0008】シフトレジスタ33は、レベル変換回路3
1でレベル変換された入力信号DIAを、システムクロ
ックCPA,CPAバーに同期させて1クロックずつシ
フトして出力する。出力制御回路34は、シフトレジス
タ33の出力論理に基づいて、ハイレベルをV1、ロー
レベルをV3とする電圧か、あるいはハイレベルをV
2、ローレベルをV4とする電圧を各走査線Y1〜Y15
0 に供給する。なお、ハイレベル側電圧と、ローレベル
側電圧とを切り換える理由は、フレーム反転方式やライ
ン反転方式やドット反転方式による液晶駆動を行うため
である。
【0009】図7は入力電圧の振幅を切り換える一般的
なレベル変換回路の詳細構成を示す回路図であり、図7
(a)のレベル変換回路は正側電圧(例えば、0V〜2
0V)を出力し、図7(b)のレベル変換回路は負側電
圧(例えば、−20V〜5V)を出力する。これら2種
類のレベル変換回路を組み合わせることで、-20V〜20V
の範囲の電圧信号を生成することができる。
【0010】図7(a),(b)のレベル変換回路内に
は、入力電圧を反転するインバータINV が設けられてい
る。図8は図7(b)のインバータの断面構造を示す図
である。図示のインバータは、P型Si基板51上に形成
されたNチャネルトランジスタ52と、P型Si基板51
内のN−ウェル領域53内に形成されたPチャネルトラ
ンジスタ54とで構成され、各トランジスタ52,54
のゲート端子には、0V〜5Vの電圧が印加される。基
板電圧は(-20) Vに設定され、N−ウェル領域内には電
圧VDD(=5V)が印加される。
【0011】図8において、例えば両トランジスタのゲ
ート端子に5Vの電圧が印加されると、Nチャネルトラ
ンジスタ52がオンして、Pチャネルトランジスタ54
がオフするため、インバータは正常に動作する。一方、
両トランジスタ52,54のゲート端子に0Vの電圧が
印加されると、本来であれば、Nチャネルトランジスタ
52がオフして、Pチャネルトランジスタ54がオンす
るはずであるが、図8の基板電圧は(-20) Vであるた
め、Nチャネルトランジスタ52もオンしてしまう。こ
のため、インバータとして動作しなくなってしまう。
【0012】このように、図7のレベル変換回路は、入
力電圧のレベルによって正常に動作しなくなるため、図
4に示す液晶表示装置では、図9のようなレシオタイプ
のレベル変換回路を用いることが多い。
【0013】図9のレベル変換回路31は、PMOSトラン
ジスタQ1,Q2およびNMOSトランジスタQ3,Q4か
らなるレベル変換部1と、抵抗R1,R2からなるバイ
アス回路2とを備える。レベル変換部1内のPMOSトラン
ジスタQ1とNMOSトランジスタQ3は、正側電圧VDDと
負側電圧VEEとの間に直列接続され、同様に、PMOSトラ
ンジスタQ2とNMOSトランジスタQ4も、正側電圧VDD
と負側電圧VEEとの間に直列接続されている。
【0014】また、バイアス回路2内の抵抗R1,R2
は、正側電圧VDDと接地電圧VSSとの間に直列接続され
ている。PMOSトランジスタQ1のゲート端子には、抵抗
R1,R2の接続点の電圧Vbiasが印加され、PMOSトラ
ンジスタQ2のゲート端子には、レベル変換の対象とな
る入力信号DIが印加され、NMOSトランジスタQ4のゲ
ート端子には、NMOSトランジスタQ3のゲート端子およ
びドレイン端子が接続されている。また、PMOSトランジ
スタQ2とNMOSトランジスタQ4の間から、レベル変換
された入力信号DIAが出力される。
【0015】図10は図9のレベル変換回路31の動作
タイミング図であり、以下、図10に基づいて、図9の
レベル変換回路31の動作を説明する。PMOSトランジス
タQ1のゲート端子に印加されるバイアス電圧Vbiasを
所定の電圧に設定すると、NMOSトランジスタQ4のドレ
イン−ソース間は、ある抵抗値を有するようになる。し
たがって、入力信号DIがローレベルのとき(図10の
時刻T1〜T2)は、出力DIAはほぼ正側電圧VDDに
等しくなり、入力信号がハイレベルのとき(図10の時
刻T2〜T3)は、出力DIAはほぼ負側電圧VEEに等
しくなる。
【0016】入力信号DIの論理にかかわらず、PMOSト
ランジスタQ1のゲート端子には常に一定のバイアス電
圧Vbiasが印加されるため、抵抗R1,R2間には常に
一定の貫通電流Ib が、PMOSトランジスタQ1とNMOSト
ランジスタQ3には常に一定の貫通電流I1が流れる。
また、入力信号DIがローレベルのときには、PMOSトラ
ンジスタQ2とNMOSトランジスタQ4に貫通電流I2が
流れる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】図9のレベル変換回路
31に入力される入力信号DIは、システムクロックの
150 周期ごとに1周期分だけハイレベルになる。すなわ
ち、入力信号DIはローレベルの期間がハイレベルの期
間よりも圧倒的に長いため、PMOSトランジスタQ2とNM
OSトランジスタQ4に貫通電流I2が流れる期間も長く
なる。したがって、貫通電流I2は無駄に消費されるだ
けであり、結果として、図9のレベル変換回路31の消
費電流が多くなる。
【0018】消費電流を低減する一手法として、入力信
号DIをインバータでいったん反転してから、レベル変
換回路31に入力することも考えられるが、上述したよ
うに、入力信号DIのレベルによっては、インバータは
正常に動作しなくなるため、インバータを使用するのは
好ましくない。
【0019】消費電流を低減する他の手法として、バイ
アス電圧Vbiasを高くする手法が考えられる。バイアス
電圧Vbiasを高くすると、PMOSトランジスタQ1はオフ
する方向に動作し、PMOSトランジスタQ1とNMOSトラン
ジスタQ3を貫通する電流I1が少なくなり、また、NM
OSトランジスタQ4のゲート電圧VB も低下し、NMOSト
ランジスタQ4がオフする方向に動作することから、PM
OSトランジスタQ2とNMOSトランジスタQ4を貫通する
電流I2も少なくなる。図11は図9の回路の消費電流
IDDがバイアス電圧Vbiasに応じて変化する様子を示す
図である。図11からも明らかなように、バイアス電圧
Vbiasが高くなるほど消費電流IDDは少なくなる。
【0020】ところが、貫通電流I2を減らすと、入力
信号DIの電圧レベルの余裕度(入力マージン)が減少
し、結果的に、PMOSトランジスタQ2とNMOSトランジス
タQ4の動作が遅くなってしまう。
【0021】図12は図9のレベル変換回路31の入力
マージンが変化する様子を示す図であり、横軸はバイア
ス電圧Vbiasを、縦軸はレベル変換回路31の出力電圧
を表している。実線VIHは入力信号DIがハイレベル時
のPMOSトランジスタQ2のゲート−ドレイン間電圧、実
線VILは入力信号DIがローレベル時のPMOSトランジス
タQ2のゲート−ドレイン間電圧であり、点線VHSPEC
はPMOSトランジスタQ2がオフするためのスレッショル
ド電圧VHSPEC 、点線VLSPEC はPMOSトランジスタQ2
がオンするためのスレッショルド電圧VLSPEC である。
図12において、(VHSPEC −VIH)がハイレベル側の
入力マージンを表しており、(VIL−VLSPEC )がロー
レベル側の入力マージンを表している。
【0022】図12に示すように、バイアス電圧Vbias
が高くなるほど、ハイレベル側の入力マージンは減少
し、逆に、ローレベル側の入力マージンは増加する。ま
た、バイアス電圧Vbiasが低くなるほど、ハイレベル側
の入力マージンは増加し、逆に、ローレベル側の入力マ
ージンは減少する。すなわち、バイアス電圧Vbiasが高
くなるほど、入力信号DIのハイレベル側での電圧レベ
ルの制限が厳しくなり、逆に、バイアス電圧Vbiasが低
くなるほど、入力信号DIのローレベル側での電圧レベ
ルの制限が厳しくなる。
【0023】ところが、従来は、入力マージンを考慮に
入れてバイアス電圧Vbiasを設定していなかったため、
入力信号DIの電圧レベルによっては、正常にレベル変
換を行えないおそれがあった。
【0024】一方、図13は図9のレベル変換回路31
の出力遅延時間tpdout がバイアス電圧Vbiasに応じて
変化する様子を示す図であり、横軸はバイアス電圧Vbi
as、縦軸は出力遅延時間tpdout を表している。図13
に示すように、バイアス電圧Vbiasが高くなるほど、出
力遅延時間tpdout は増大する。したがって、消費電流
を低減するためにバイアス電圧Vbiasを高くすると、レ
ベル変換された電圧が出力されるまでの遅延時間が長く
なってしまう。
【0025】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、消費電流を低減でき、かつ、
出力遅延時間を短くでき、かつ、入力信号の電圧レベル
の余裕度(入力マージン)を広げることができるレベル
変換回路を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、入力信号の電圧レベルを変
換して出力するレベル変換回路において、前記入力信号
が第1の論理のときにオンして第1の電圧を出力する第
1のトランジスタと、出力端が前記第1のトランジスタ
の出力端と接続され、前記入力信号が第2の論理のとき
に第2の電圧を出力する第2のトランジスタと、前記入
力信号の論理に応じて、前記第2のトランジスタのゲー
ト端子またはベース端子の電圧を可変制御するバイアス
回路と、を備える。
【0027】請求項1の発明を、例えば図1に対応づけ
て説明すると、「第1のトランジスタ」はPMOSトランジ
スタQ2に、「第2のトランジスタ」はNMOSトランジス
タQ4に、「バイアス回路」はバイアス回路2に、それ
ぞれ対応する。また、「第1の論理」は例えばローレベ
ル、「第2の論理」は例えばハイレベルであり、「第1
の電圧」は正側電圧VDD、「第2の電圧」は負側電圧V
EEである。
【0028】請求項3の発明を、例えば図1に対応づけ
て説明すると、「複数の抵抗」は抵抗R11,R12,R13
に、「分圧比調整回路」はPMOSトランジスタQ5に、そ
れぞれ対応する。
【0029】請求項4の発明を、例えば図1に対応づけ
て説明すると、「スイッチ素子」はPMOSトランジスタQ
5に対応する。
【0030】請求項5の発明を、例えば図1に対応づけ
て説明すると、「第1のトランジスタ」はPMOSトランジ
スタQ2に、「第2のトランジスタ」はNMOSトランジス
タQ4に、「第3のトランジスタ」はPMOSトランジスタ
Q1に、「第4のトランジスタ」はNMOSトランジスタQ
3に、「第1の抵抗」は抵抗R11に、「第2の抵抗」は
抵抗R12に、「第3の抵抗」は抵抗R13に、「第5のト
ランジスタ」はPMOSトランジスタQ5に、それぞれ対応
する。
【0031】請求項6の発明は、複数の走査線および信
号線と、これら走査線および信号線に接続されて各画素
の液晶を駆動する複数のスイッチング素子とを有する液
晶パネル部と、所定周期のパルス信号をクロック信号に
応じてシフトするシフトレジスタと、前記シフトレジス
タの各出力に基づいて、前記走査線の電圧レベルを切り
換える出力制御回路と、を備え、前記走査線の電圧に応
じて前記スイッチング素子をオン・オフさせて液晶を駆
動する液晶表示装置において、前記液晶パネル部に供給
される電源電圧に応じて、前記パルス信号の電圧レベル
を変換する請求項1〜5のいずれかに記載のレベル変換
回路からなる第1のレベル変換部と、前記液晶パネル部
に供給される電源電圧に応じて、前記クロック信号の電
圧レベルを変換する請求項1〜5のいずれかに記載のレ
ベル変換回路からなる第2のレベル変換部と、を備え、
前記シフトレジスタは、前記第2のレベル変換部から出
力されたレベル変換後のクロック信号に基づいて、前記
第1のレベル変換部から出力されたレベル変換後のパル
ス信号をシフトする。
【0032】請求項6の発明を、例えば図4,5に対応
づけて説明すると、「スイッチング素子」はTFT21
に、「液晶パネル部」は液晶パネル11に、「シフトレ
ジスタ」はシフトレジスタ33に、「出力制御回路」は
出力制御回路34に、「第1のレベル変換部」はレベル
変換回路31に、「第2のレベル変換回路」はレベル変
換回路32に、それぞれ対応する。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したレベル変
換回路について、図面を参照しながら具体的に説明す
る。以下では、図4に示した液晶表示装置で用いられる
図5中のレベル変換回路を一例として説明する。
【0034】図1は本発明に係るレベル変換回路31a
の一実施形態の回路図である。図1では図9と共通する
構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を
中心に説明する。
【0035】図1のレベル変換回路は、PMOSトランジス
タQ1,Q2およびNMOSトランジスタQ3,Q4からな
るレベル変換部1と、抵抗R11,R12,R13およびPMOS
トランジスタQ5からなるバイアス回路2とを備える。
【0036】レベル変換部1内のPMOSトランジスタQ2
のソース端子には正側電圧VDDが印加され、PMOSトラン
ジスタQ2のドレイン端子はNMOSトランジスタQ4のド
レイン端子に接続され、NMOSトランジスタQ4のソース
端子には負側電圧VEEが印加され、PMOSトランジスタQ
2のゲート端子には、入力信号DIが印加される。正側
電圧VDDおよび負側電圧VEEは図4に示した液晶パネル
11の動作電圧に応じて設定され、例えば、正側電圧V
DDは(5V)に、負側電圧VEEは(−20V)に設定さ
れる。
【0037】また、レベル変換部1内のPMOSトランジス
タQ1のソース端子には正側電圧VDDが印加され、PMOS
トランジスタQ1のドレイン端子にはNMOSトランジスタ
Q3のドレイン端子が接続され、NMOSトランジスタQ3
のソース端子には負側電圧VEEが印加されている。NMOS
トランジスタQ4のゲート端子と、NMOSトランジスタQ
3のゲート端子およびドレイン端子と、PMOSトランジス
タQ1のドレイン端子とは共通に接続されている。以上
に説明したレベル変換部1の構成は、図9に示した従来
の回路と同じである。なお、図1では、基板バイアス効
果を回避するために、各トランジスタQ1〜Q4の基板
電圧とソース電圧とを等しくしているが、基板バイアス
効果に対する対策を行わなくてもよい。
【0038】バイアス回路2内の抵抗R11〜R13は、正
側電圧VDDと接地電圧VSSとの間に直列に接続され、抵
抗R12に並列にPMOSトランジスタQ5が接続されてい
る。PMOSトランジスタQ5のゲート端子には入力信号D
Iが印加され、抵抗R12、R13の接続点の電圧(バイア
ス電圧)VbiasがPMOSトランジスタQ1のゲート端子に
印加される。
【0039】図2は図1のレベル変換回路31aの動作
タイミング図であり、以下、この図を用いて図1のレベ
ル変換回路31aの動作を説明する。入力信号DIがロ
ーレベルのとき(図2の時刻T1〜T2)には、バイア
ス回路2内のPMOSトランジスタQ5はオンし、入力信号
DIがハイレベルのとき(図2の時刻T2〜T3)に
は、バイアス回路2内のPMOSトランジスタQ5はオフす
る。PMOSトランジスタQ5がオンすると、抵抗R12の両
端間のインピーダンスは低くなり、それに伴ってバイア
ス電圧Vbiasは上昇する。したがって、バイアス電圧V
biasは、入力信号DIがローレベルの場合の方が、ハイ
レベルの場合よりも電圧レベルが高くなる。また、入力
信号DIがローレベルの場合には、PMOSトランジスタQ
2がオンするため、レベル変換出力DIAは正側電圧V
DDと略等しい電圧になる。
【0040】なお、バイアス電圧Vbiasは、図3に示す
ように、入力信号DIの電圧が大きくなるに従って徐々
に低下し、入力信号DIの電圧がある電圧(3〜4V)
になったときに、急激に低下する。
【0041】バイアス電圧Vbiasが低いほど、PMOSトラ
ンジスタQ1とNMOSトランジスタQ4はオンする方向に
動作し、PMOSトランジスタQ1およびNMOSトランジスタ
Q3を貫通する電流IB と、NMOSトランジスタQ4を貫
通する電流IOUT とが増える。ただし、図1の回路31
aでは、入力信号DIがハイレベルの期間だけ、バイア
ス電圧Vbiasを低くしており、入力信号DIがハイレベ
ルになるのは、システムクロックCPの150 周期に1
回、しかも、システムクロックCPの1周期期間だけな
ので、この期間内で多少消費電流が増加しても、回路全
体としては消費電力は増えない。
【0042】また、バイアス電圧Vbiasが低くなると、
図12に示すように、ローレベル側の入力マージンが減
少してしまうが、図1の回路31aでは、バイアス電圧
Vbiasが低くなるときには、入力信号DIは必ずハイレ
ベルになるため、ローレベル側の入力マージンが減少し
ても、その影響は受けない。すなわち、図12に示すよ
うに、バイアス電圧Vbiasが低くなるほど、ハイレベル
側の入力マージンは増加するため、図1の回路31aの
ように、バイアス電圧Vbiasが低くなったときに入力信
号DIをハイレベルにすれば、入力マージンがより広く
なり、レベル変換動作を安定して行うことができる。
【0043】一方、バイアス電圧Vbiasが高くなると、
図12に示すように、ハイレベル側の入力マージンが減
少してしまうが、図1の回路31aでは、バイアス電圧
Vbiasが高くなるときには、入力信号DIは必ずローレ
ベルになるため、ハイレベル側の入力マージンが減少し
ても、その影響を受けない。すなわち、図12に示すよ
うに、バイアス電圧Vbiasが高いほど、ローレベル側の
入力マージンが増加するため、図1の回路31aのよう
に、バイアス電圧Vbiasが高くなったときに入力信号D
Iをローレベルにすれば、レベル変換動作を安定して行
うことができる。
【0044】また、バイアス電圧Vbiasが高くなると、
PMOSトランジスタQ1とNMOSトランジスタQ4がオフす
る方向に動作するため、上述した貫通電流IB ,IOUT
がともに減少し、消費電流を低減することができる。特
に、図1の回路31aでは、バイアス電圧Vbiasが高い
期間、すなわち、入力信号DIがローレベルの期間が非
常に長いため、この期間での消費電流を低減すること
で、回路全体として消費電力を大幅に低減することがで
きる。
【0045】また、図1の回路の出力遅延時間tpdout
について検討すると、入力信号DIがハイレベルのとき
には、バイアス電圧Vbiasは低くなり、PMOSトランジス
タQ1とNMOSトランジスタQ4がオンする方向に動作
し、それに応じてPMOSトランジスタQ2の応答速度も速
くなり、図1の回路の出力遅延時間は短くなる。一方、
入力信号DIがローレベルの期間は、バイアス電圧Vbi
asが高くなるため、PMOSトランジスタQ1とNMOSトラン
ジスタQ4がオフする方向に動作し、それに応じてPMOS
トランジスタQ2の応答速度が遅くなり、図1の回路の
出力遅延時間tpdout は長くなる。しかし、入力信号D
Iは、ハイレベルになるタイミングのみが重要であり、
ローレベルのときに図1の回路の出力遅延時間が多少長
くなっても、実用上問題はない。
【0046】このように、図1の回路では、入力信号D
Iの論理に応じて、レベル変換部1に供給するバイアス
電圧Vbiasの電圧レベルを切り替えるようにしたため、
入力信号DIの入力マージンを広げてレベル変換動作を
安定化させることができ、かつ、レベル変換出力の遅延
時間を短くでき、かつ、消費電流も低減できる。
【0047】図1の回路では、PMOSトランジスタとNMOS
トランジスタを用いたが、バイポーラトランジスタを用
いて回路を構成してもよい。
【0048】また、図1の回路では、抵抗R12に並列に
PMOSトランジスタQ5を接続してバイアス抵抗を調整す
る例を説明したが、PMOSトランジスタQ5や抵抗R12の
代わりに、抵抗値をプログラマブルに調整可能な可変抵
抗を設けて、この抵抗の抵抗値を入力信号DIの論理に
応じて切り替えてもよい。また、図1では、3種類の抵
抗を直列接続して抵抗分圧しているが、直列接続される
抵抗の数は、2つ以上であれば、数に制限はない。
【0049】また、上述した実施形態では、液晶パネル
11の走査線を駆動する場合に用いられるレベル変換回
路について説明したが、本発明のレベル変換回路は、種
々の用途に用いられ、レベル変換前やレベル変換後の電
圧も上述した実施形態で説明した電圧値に限定されな
い。また、液晶パネル11のデータ線を駆動する場合に
も、本発明を適用できる。
【0050】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
入力信号の論理に応じて第1のトランジスタをオン・オ
フさせて、第1および第2のトランジスタの接続点か
ら、入力信号をレベル変換した電圧を出力する、いわゆ
るレシオタイプのレベル変換回路において、入力信号の
論理に応じて、第2のトランジスタのゲート電圧または
ベース端子の電圧を可変制御するようにしたため、入力
信号の電圧レベルの余裕度(入力マージン)を広げるこ
とができ、かつ、入力信号が入力されてからレベル変換
出力信号が出力されるまでの遅延時間を短くでき、か
つ、レベル変換回路内での消費電流も低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レベル変換回路の一実施形態の回路図。
【図2】図1のレベル変換回路の動作タイミング図。
【図3】入力電圧DIに応じてバイアス電圧Vbiasが変
化する様子を示す図。
【図4】液晶表示装置のブロック図。
【図5】走査線駆動回路の詳細構成を示すブロック図。
【図6】走査線駆動回路の動作タイミング図。
【図7】従来の一般的なレベル変換回路の構成を示す回
路図。
【図8】図7の回路内のインバータの断面図。
【図9】レベル変換回路の詳細構成を示す従来の回路
図。
【図10】レベル変換回路の動作タイミング図。
【図11】図9のレベル変換回路の消費電流がバイアス
電圧Vbiasに応じて変化する様子を示す図。
【図12】図9のレベル変換回路の入力マージンが変化
する様子を示す図。
【図13】図9のレベル変換回路の出力遅延時間がバイ
アス電圧Vbiasに応じて変化する様子を示す図。
【符号の説明】
1 レベル変換部 2 バイアス回路 11 液晶パネル 12 走査線駆動回路 13 データ線駆動回路 31,32 レベル変換回路 33 シフトレジスタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号の電圧レベルを変換して出力する
    レベル変換回路において、 前記入力信号が第1の論理のときにオンして第1の電圧
    を出力する第1のトランジスタと、 出力端が前記第1のトランジスタの出力端と接続され、
    前記入力信号が第2の論理のときに第2の電圧を出力す
    る第2のトランジスタと、 前記入力信号の論理に応じて、前記第2のトランジスタ
    のゲート端子またはベース端子の電圧を可変制御するバ
    イアス回路と、を備えることを特徴とするレベル変換回
    路。
  2. 【請求項2】前記バイアス回路は、前記入力信号が前記
    第1の論理のときには、前記第2のトランジスタがオフ
    する方向に前記第2のトランジスタのゲート端子または
    ベース端子の電圧を設定し、前記入力信号が前記第2の
    論理のときには、前記第2のトランジスタがオンする方
    向に前記第2のトランジスタのゲート端子またはベース
    端子の電圧を設定することを特徴とする請求項1に記載
    のレベル変換回路。
  3. 【請求項3】前記バイアス回路は、 異なる2つの電圧端子間に直列接続された複数の抵抗
    と、 前記入力信号の論理に応じて、前記複数の抵抗の分圧比
    を調整する分圧比調整回路と、を有し、 前記複数の抵抗間の分圧電圧に応じた電圧を前記第2の
    トランジスタのゲート端子またはベース端子に印加する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のレベル変換
    回路。
  4. 【請求項4】前記分圧比調整回路は、前記複数の抵抗の
    いずれかと並列接続されたスイッチ素子を有し、 前記バイアス回路は、前記入力信号が前記第1の論理の
    ときには、前記スイッチ素子をオンさせて前記第2のト
    ランジスタをオフする方向に動作させ、前記入力信号が
    前記第2の論理のときには、前記スイッチ素子をオフさ
    せて前記第2のトランジスタをオンする方向に動作させ
    ることを特徴とする請求項3に記載のレベル変換回路。
  5. 【請求項5】入力信号の電圧レベルを変換して出力する
    レベル変換回路において、 ソース端子に第1の電圧が印加され、ゲート端子に前記
    入力信号が印加され、ドレイン端子に出力端子が接続さ
    れる第1導電型の第1のトランジスタと、 ドレイン端子に前記出力端子が接続され、ソース端子に
    前記第1の電圧よりも低電圧の第2の電圧が印加される
    第2導電型の第2のトランジスタと、 ソース端子に前記第1の電圧が印加され、ドレイン端子
    に前記第2のトランジスタのゲート端子が接続される第
    1導電型の第3のトランジスタと、 ゲート端子およびドレイン端子に前記第2のトランジス
    タのゲート端子が接続され、ソース端子に前記第2の電
    圧が印加される第2導電型の第4のトランジスタと、 異なる2つの電圧端子間に順に直列接続された第1、第
    2および第3の抵抗と、 前記第2の抵抗の両端に並列接続され、前記入力信号の
    論理に応じてオン・オフする第1導電型の第5のトラン
    ジスタと、を備え、 前記第2および第3の抵抗の接続点の電圧を前記第3の
    トランジスタのゲート端子に印加することを特徴とする
    レベル変換回路。
  6. 【請求項6】複数の走査線および信号線と、これら走査
    線および信号線に接続されて各画素の液晶を駆動する複
    数のスイッチング素子とを有する液晶パネル部と、 所定周期のパルス信号をクロック信号に応じてシフトす
    るシフトレジスタと、 前記シフトレジスタの各出力に基づいて、前記走査線の
    電圧レベルを切り換える出力制御回路と、を備え、 前記走査線の電圧に応じて前記スイッチング素子をオン
    ・オフさせて液晶を駆動する液晶表示装置において、 前記液晶パネル部に供給される電源電圧に応じて、前記
    パルス信号の電圧レベルを変換する請求項1〜5のいず
    れかに記載のレベル変換回路からなる第1のレベル変換
    部と、 前記液晶パネル部に供給される電源電圧に応じて、前記
    クロック信号の電圧レベルを変換する請求項1〜5のい
    ずれかに記載のレベル変換回路からなる第2のレベル変
    換部と、を備え、 前記シフトレジスタは、前記第2のレベル変換部から出
    力されたレベル変換後クロック信号に基づいて、前記第
    1のレベル変換部から出力されたレベル変換後のパルス
    信号をシフトすることを特徴とする液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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