JPH11151027A - 収穫作業機の穀稈引起装置 - Google Patents

収穫作業機の穀稈引起装置

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JPH11151027A
JPH11151027A JP31835397A JP31835397A JPH11151027A JP H11151027 A JPH11151027 A JP H11151027A JP 31835397 A JP31835397 A JP 31835397A JP 31835397 A JP31835397 A JP 31835397A JP H11151027 A JPH11151027 A JP H11151027A
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JP
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raising
lug
case
lower roller
chain
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JP31835397A
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English (en)
Inventor
Harumitsu Toki
治光 十亀
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】収穫作業機において、植立穀稈を引き起す引起
ラグを、倒伏姿勢の非作用側から起立姿勢の作用側へ移
行させる際に跳ね返る躍り作用を規制する。 【解決手段】適宜間隔に配置した引起ラグ1により植立
穀稈を引き起し可能な引起チェン2を、引起ケース3に
内装駆動する引起部4を前端部に有した収穫作業機にお
いて、該引起ラグ1を引起ケース3下端部の下部ローラ
5によって倒伏姿勢の非作用側から起立姿勢の作用側へ
移行させる際の跳ね返りを規制する躍り規制部材6を、
該下部ローラ5と引起ラグ1を起立案内するラグガイド
7との引継空間aに配設したことを特徴とする穀稈引起
装置の構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、収穫作業機の穀
稈引起装置に関し、植立穀稈を引き起す引起ラグが非作
用側から作用側へ移行する際の移行姿勢等にかかわる技
術分野に属し、収穫作業機としてのコンバインやバイン
ダ等に利用できる。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】収穫
作業機による刈取作業時に、植立穀稈の倒伏に対応させ
て刈取前処理部に設けた引起部により穀稈の引き起しを
行うものであるが、この引起部は、通常では、左右対称
に一対の引起ケースを配置しており、この引起ケースの
上端部に配置した駆動用の上部スプロケットと下端部に
配置した従動用の下部ローラとの間に張設した引起チェ
ンに、適宜間隔で多数箇の引起ラグを回動可能にピンに
て連結し、この引起ラグを、上部スプロケットから下部
ローラに向けて下降する非作用側では引起ケース内に倒
伏姿勢で収納し、下部ローラから上部スプロケットに向
けて上昇する作用側では、引起ケースからラグガイドの
案内で直交状態の起立姿勢により穀稈の引き起し作用を
行う。
【0003】このような引起部において、従来では、引
起チェンにより駆動されて下部ローラの外周を旋回し非
作用側から作用側へと移行する引起ラグが、下部ローラ
から離脱しラグガイドへ引き継がれるときに、下部ロー
ラとラグガイドとの間における調整用の隙間としての引
継空間において、引起ラグが旋回慣性により引起チェン
のラグ回動ピンを支点とする跳ね返り運動の躍り作用に
よって、左右側に対称に配置した引起ラグの先端部の上
下又は左右の間隔が広くなることにより(図2参照)、
引き起す穀稈量が少ないときや刈り取り終了により引起
部を上昇させるとき等に稈こぼれが発生し、特に回転速
度が速いときに顕著となり刈り取り穀稈の搬送性能が阻
害されることになる。
【0004】そこでこの発明は、収穫作業機において、
植立穀稈を引き起す引起ラグを非作用側から作用側へ移
行させる際に跳ね返る躍り作用を規制する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、適宜間隔に
配置した引起ラグ1により植立穀稈を引き起し可能な引
起チェン2を、引起ケース3に内装駆動する引起部4を
前端部に有した収穫作業機において、該引起ラグ1を引
起ケース3下端部の下部ローラ5によって倒伏姿勢の非
作用側から起立姿勢の作用側へ移行させる際の跳ね返り
を規制する躍り規制部材6を、該下部ローラ5と引起ラ
グ1を起立案内するラグガイド7との引継空間aに配設
したことを特徴とする穀稈引起装置の構成とする。
【0006】
【作用】上記の構成により、収穫作業機における刈取作
業時に、引起部4の引起ケース3に内装する引起ラグ1
を配置した引起チェン2を、例えば、引起ケース3の上
端部に設けた上部スプロケットと下端部に配置した下部
ローラ5との間に巻き掛け張設すると共に、該上部スプ
ロケットの駆動により引起チェン2を回動して穀稈の引
き起し作用を行わせる。
【0007】この引き起し作用時に、引起チェン2の回
動によって、引起ラグ1が下部ローラ5の外周を旋回
し、引起ケース3に収納される倒伏姿勢の非作用側から
引起ケース3に直交状態となる起立姿勢の作用側へ、下
部ローラ5から離脱してラグガイド7へ引き継がれる際
に、下部ローラ5とラグガイド7との間における調整用
隙間としての引継空間aに、例えば弾性体等による躍り
規制部材6を配置していることにより、引起ラグ1が、
下部ローラ5から離脱する旋回慣性により引起チェン2
のラグ回動ピンを支点とする跳ね返り運動による躍り作
用を起しても、該規制部材6によりこの作用を規制する
ことができるから、引起ラグ1が非作用側から作用側へ
移行する際の移行姿勢を適正な状態に保持させることが
できる。
【0008】
【発明の効果】収穫作業機の刈取作業時に引起部4によ
る穀稈の引き起しを行うときに、引起ケース3に内装し
た引起チェン2の回動によって引起ラグ1が下部ローラ
5から離脱して作用側のラグガイド7へ引き継がれる際
に、引継空間aに躍り規制部材6を配置していることに
より、引起ラグ1が、下部ローラ5からの離脱時に旋回
慣性による跳ね返りによって起す躍り作用を規制するこ
とができるから、従来の躍り規制部材6が配置されてい
ないときのように、引起ラグ1の跳ね返りによる躍り作
用によって左右側に対称に配置した引起ラグ1の先端部
の上下又は左右の間隔が広がり、引き起す穀稈量が少な
いときや、刈取終了により引起部4を上昇させるとき等
に稈こぼれが発生し、刈取穀稈の搬送性能が阻害される
ようなことがなく、引起ラグ1が非作用側から作用側に
移行する際の移行姿勢を適正状態に保持して、稈こぼれ
のない安定した搬送性能により刈取作業を継続すること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施例を収穫
作業機としてのコンバインについて図面に基づき説明す
る。図17はコンバインの全体構成を示すもので、走行
フレーム8下部側に土壌面を走行する左右一対の走行ク
ロ−ラ9を有する走行装置10を配設すると共に、該走
行フレーム8上にフィ−ドチェン11に挾持搬送して供
給される穀稈を脱穀し、この脱穀された穀粒を選別回収
して一時貯留するグレンタンク12と、このタンク12
の穀粒を機外に排出する排穀オーガ13とを備えた脱穀
装置14を載設して構成させる。
【0010】該脱穀装置14の前方に、植立穀稈を分草
し、この分草された穀稈を引き起こすと共に、この引き
起こされた穀稈を刈り取り、この刈り取った穀稈を後方
側へ搬送して該フィ−ドチェン11へ受渡しする刈取装
置15を、土壌面に対して昇降自在なるよう該走行フレ
ーム8の前端部へ装架して構成させる。該刈取装置15
の一側にコンバインの操作制御を行う操作装置16と、
この操作のための操作席17とを設け、この操作席17
の後方側に前記グレンタンク12を配置すると共に、操
作装置16と操作席17とを覆うキャビン18を設け、
これらの走行装置10、脱穀装置14、刈取装置15、
操作装置16等によってコンバインの機体19を構成す
る。
【0011】該刈取装置15は、図6に示す如く、走行
フレーム8の前端側に装架したミッションケ−ス20の
上端部に固定する刈取架台21に、上下回動可能に刈取
入力ケース22を支承し、この刈取入力ケース22から
下方側に向け延長したパイプ状の入力縦ケ−ス23を、
刈取装置15の下方部にその全幅に亘り設けた下部横伝
動ケ−ス24の中央近傍位置に接合し、この下部横伝動
ケ−ス24の左端部近傍から前方斜上方へ向け中間縦ケ
−ス25を接合延長すると共に、該刈取入力ケース22
に軸支した刈取入力軸26から各ケース23,24,2
5を経由して動力を伝達させる構成とする。
【0012】該中間縦ケ−ス25を、刈取装置15の上
部にその全幅に亘り設けた上部横伝動ケ−ス27に接合
し、この上部横伝動ケ−ス27から適宜間隔で下方へ向
け突設した複数のラグ駆動ケ−ス28を経由して、植立
穀稈を引き起す引起部4と、穀稈の株元部を集送する複
数の株元集送部29と、穂先側を集送する上下2段の複
数の穂先集送部30とに各々動力を伝達させる構成とす
る。
【0013】該刈取装置15による集送穀稈を脱穀装置
14へ供給するときの供給深さを調節するため、穂先側
と株元側の上下二段に設けた穂先側供給用の供給調節ラ
グ31aと株元側供給用の供給調節チェン31bとによ
って穀稈搬送部31を構成させる。植立穀稈を刈り取る
刈刃部32を左右に分割し刈取装置15の全幅に亘って
配設し、この左右の刈刃部32を、前記下部横伝動ケー
ス24の両端部へ各々軸承した左右のクランク機構33
によって左右往復駆動可能に構成させる該刈取装置15
の前端部に複数条の植立穀稈を分草する複数の分草体3
4を配置し、この各分草体34を支持する複数の分草杆
35を、該刈刃部32を取り付ける下部横フレーム36
に接合し、この下部横フレーム36を前記下部横伝動ケ
ース24に固定すると共に、各分草体34の後部から後
方斜め上部に向け、植立穀稈を一度に複数条引き起す左
右一対の引起ケース3を対称に配置して引起部4を構成
させる。
【0014】該左右の引起ケース3は左右対称であるか
ら、左側の引起ケース3についてのみ説明する。該引起
ケース3は、図1に示す如く、上部側の引起駆動軸37
に軸止した上部スプロケット38と、下部側の下部ロー
ラ軸39に回動可能に支承した下部ローラ5との間に引
起チェン2を巻き掛け張設し、この引起チェン2に適宜
間隔で多数箇の引起ラグ1を該チェン2のラグ回動ピン
2aを支点として回動可能に取り付け、この引起ラグ1
を作用時にはラグ回動ピン2aにより引起ケース3に対
して直交状態となる起立姿勢に案内するラグガイド7
を、上部スプロケット38と下部ローラ5との間に配設
すると共に、非作用時には引起ケース3内に倒伏姿勢で
収納させる構成とする。
【0015】該ラグガイド7と下部ローラ5との間に
は、図2に示す如く、組付け調整用の隙間として、引起
ラグ1が下部ローラ5からラグガイド7へ引き継がれる
位置に引継空間aを生じるため、この引継空間aにより
引起ラグ1がラグ回動ピン2aを支点として自由に回動
して、下部ローラ5から離脱するときの旋回慣性によっ
て跳ね返る躍り作用を起すことになるから、この作用を
規制する弾性体等による躍り規制部材6を引継空間aに
臨ませる位置に突設させるべく下部ローラ軸39に固定
した構成とする。
【0016】なお、該躍り規制部材6は弾性体等に限定
せずとも本案の要旨を逸脱しないものであれば差し支え
ない。分草体34を土壌面に近接させ、走行装置10に
よって機体19を前進させて刈取装置15により植立穀
稈の刈り取りを行うが、この刈り取り時に、分草された
穀稈を、引起部4の左右一対で対称に配置した複数の引
起ケ−ス3の各引起ラグ1によって引き起し、この引き
起された穀稈を刈刃部32によって刈り取り、この刈り
取った穀稈を各株元集送部29と穂先集送部30によっ
て掻込み集送すると共に、穀稈搬送部31によって後方
へ搬送し、この搬送途上において供給調節ラグ31aと
供給調節チェン31bにより供給深さの調節を行い、こ
の調節した穀稈を脱穀装置14のフェ−ドチェン11へ
供給して脱穀を行わせる。
【0017】なお、この発明を適用するコンバインの刈
取条数については、2条以上の複数条を刈取るものにお
いては総て適用できる。この刈取作業時に、植立穀稈を
引き起す引起部4の引起ケース3は、上部スプロケット
38による引起チェン2の駆動によって、引起ケース3
に倒伏姿勢で収納された非作用側の引起ラグ1を、下部
ローラ5の外周を旋回し引継空間aを通過して引起ラグ
1を作用側の起立姿勢に案内するラグガイド7へ引き継
がせ、この引き継ぎ時に、引継空間aでの旋回慣性によ
り跳ね返る躍り作用を、躍り規制部材6によって規制す
ることができるから、躍り作用によって、引起チェン2
が蛇行したり、左右側に対称に配置された引起ラグ1の
先端部の上下又は左右の間隔bが広がることにより(図
2参照)、引き起す穀稈量が少ないときや、刈取終了に
よる引起部4を上昇させるとき等に発生する稈こぼれを
抑止して、引起ラグ1が非作用側から作用側に移行する
際の移行姿勢を適正状態に保持して、稈こぼれのない安
定した搬送性能により刈取作業を継続することができ
る。
【0018】また、図3に示す如く、前記引継空間aと
は反対側の位置となる、引起ケース3内に倒伏姿勢で収
納された引起ラグ1が下部ローラ5に接当する近傍の接
当空間cに、引起ラグ1を起立させる緩衝体としての起
立部材40を配置して構成させる。これらの構成によ
り、、従来の如く、起立部材40の位置が接当空間cよ
り離れているときのように(図3参照)、引起ラグ1が
下部ローラ5に接当するときの衝撃が大きくなることが
なく、引起ラグ1を下部ローラ5に接当する直前の接当
空間cに位置させた起立部材40によって緩衝起立させ
ることができるから、引起ラグ1が下部ローラ5に接当
するときの衝撃が弱くなって引起チェン2の振れ幅が小
さくなるため、引起ラグ1の動きが円滑となり引起チェ
ン2に回転ムラを生じ難いと共に、前記ラグ回動ピン2
aにより回動自由な引起ラグ1の躍りが少なく音の発生
を小さくすることができる。
【0019】また、図4に示す如く、前記引起ケース3
内に引起ラグ1が倒伏姿勢で収納される非作用側におい
て、引起チェン2の振れが最も大きい位置にこの引起チ
ェン2の振れを、例えば引起ラグ1の該チェン2から突
出した端部で検出するマイクロスイッチ又は光電スイッ
チ等による伸びセンサ41を配置すると共に、引起チェ
ン2の周速又は前記上部スプロケット38の回転数を検
出可能に構成させる。
【0020】これらの構成により、図5のフローチャー
トに示す如く、上部スプロケット38の回転数を検出
し、引起チェン2の伸び判定のための伸びセンサ41の
カウント数の選定を行うと共に、タイマセットによりス
タートさせる。次にタイムアップしたときに、引起チェ
ン2の伸び判定が適正であればリターンし、伸びが大き
いと判定されたときは報知等をを行わせる。このように
刈取速度に影響されず引起チェン2の伸びを検出するこ
とができるから、作業中における引起チェン2の外れを
防止することが可能になると共に、無負荷運転時等にお
いて事前に引起ケース3を分解することなく伸びを検出
できメンテナンスが容易となる。
【0021】次に、前記脱穀装置14において、図16
に示す如く、上部側に脱穀室42と処理室43を、下部
側に選別室44を各々配置して構成し、該脱穀室42に
は、多数の扱歯45を植設して穀稈を脱穀する扱胴46
を前部側から後部側に向けて軸架内装すると共に、該処
理室43には、その前半部分に還元された二番物を前方
に送りながら撹拌処理する二番処理胴47aと、その後
半部分に脱穀処理残留物を後方に送りながら再処理する
排塵処理胴47bとを、同一軸上に一体的に連結する処
理胴47を軸架内装して構成させる。
【0022】該脱穀室42の平面視左側の扱ぎ口42a
に沿って穀稈を挟持搬送する前記フィードチェン11
と、このフイードチェン11に穀稈を挟持させる挟持杆
48とを配設すると共に、該扱胴46の扱歯45の外周
縁下部側を、扱ぎ口42aから扱胴カバー49までに至
る間を包囲する扱網50を配設した構成とする。該選別
室44には脱穀室42で脱穀処理され扱網50から漏下
した脱穀物と、処理室43から排出された二番処理物と
を移送しながら選別を行う縦長の揺動選別棚51を、該
扱胴46の軸方向に沿ってその前部側を上手側として後
部側に向け延長配置し、この揺動選別棚51の上手側下
方に複数枚の唐箕羽根52aの回転により選別風を起風
して送風する唐箕52を配置して構成させる。
【0023】該揺動選別棚51は、ラック状の移送棚5
3と、この移送棚53に続いて下手側に向けて鎧戸状の
ブレード54aにより脱穀物及び二番処理物の漏下量を
調節可能なチャフシーブ54と、このチャフシーブ54
の下手側に該シーブ54から漏下しない挟雑物と脱穀処
理残留物の荒選別を行うストローラック55とを各々上
段に配置し、該チャフシーブ54から漏下した粗選物を
中選別する網目状のグレンシーブ56を下段に配置して
構成させる。
【0024】該グレンシーブ56の下方に該シーブ56
から漏下した中選物を、固定の一番選別棚57上で前記
唐箕52からの送風により一番穀粒として精選別し、こ
の一番穀粒を収容して一番螺旋58により横送りする一
番受樋59を設けると共に、該ストローラック55から
漏下した荒選物を、固定の二番選別棚60上で唐箕52
からの送風により二番物として粗選別し、この二番物を
収容して二番螺旋61により横送りする二番受樋62を
設けて構成させる。63は、塵埃を機外へ排塵する横断
流ファン等による排塵ファンを示す。
【0025】フィードチェン11に挟持搬送された穀稈
は脱穀室42において扱胴46により脱穀され、この脱
穀により扱網50から漏下された大半の脱穀物は揺動選
別棚51の移送棚53上に落下し、移送棚53からチャ
フシーブ54へ送られ、チャフシーブ54から漏下した
粗選物は、更にグレンシーブ56により漏下され、この
グレンシーブ56により漏下された中選物は、唐箕52
からの送風により一番選別棚57上で風選別され、この
精選された一番穀粒は一番受樋59に落下して一番螺旋
58により横送りされ、この横送りされた一番穀粒は図
示しない揚穀筒を経由してグレンタンク12へ一時貯留
される。
【0026】該チャフシーブ54から漏下しない挟雑物
とストローラック55上により荒選別された排出物を、
唐箕52からの送風により二番選別棚60上で風選され
た二番物は二番受樋62に落下して二番螺旋61により
横送りされ、この横送りされた二番物は、更に処理室4
3へ還元処理される。このような脱穀作業時に、扱胴4
6に配列植設した扱歯45によって穀稈を脱粒する際
に、扱歯45へ籾付きの小枝梗(以後籾付着のものをい
う)が絡み付くことにより脱粒された籾に枝梗が付着す
る枝梗付着粒が発生する。この枝梗付着粒は、図7に示
す如く、刈取時期によって枝梗の付着状態が異なり、特
に刈取適期より早い未熟期に刈り取る青刈り(通称)の
度合が強くなるほど枝梗付着粒の比率が増大すると共
に、枝梗の長さの分布が異なる傾向にある。
【0027】このことは、籾を脱粒させるときの脱粒力
が籾の登熟が進むにつれて低下してくることと関係があ
り、青刈り時に籾を脱粒するとき、小枝梗がこの小枝梗
を保持する幹枝梗との接続部で分離されることにより枝
梗付着粒が増加するものと判断される。図8は、穀稈に
おける一本の穂部を広げた状態において、例えば図中の
2番目の幹枝梗xと3番目の幹枝梗yの各先端部から各
々接続する小枝梗x1,x2,x3及びy1,y2,y
3を介して付着する籾の状態を示すもので、各小枝梗の
長さは、例えば10〜12ミリメートル程度であり、前
記図7に示す度数分布のピークは、小枝梗部分の全体が
幹枝梗から分離されたものと推定される。
【0028】これらのことから、図9に示す如く、扱歯
45が単一の場合には幹枝梗と小枝梗の接続部jに接当
することにより、青刈り時には脱粒難のため小枝梗が扱
歯45に絡み接続部jから分離されるものと判断して、
図10に示す如く、扱歯45に対し、更に扱歯45aを
扱胴46の回転方向に適切な距離dだけ位相を遅らせて
配列させることにより、複数の扱歯45と45aにより
小枝梗の絡み付きを防止することができる。
【0029】図11に示す如く、扱歯45と45aとを
各種類(例えば4種類のうち何れでも可)の配列を行う
ことにより、小枝梗部分が扱歯45へ絡み付くことなく
脱粒力が籾に加えられるから、適期刈りの場合は勿論の
こと、青刈りの場合にも枝梗付着の少ない綺麗な籾を収
穫することができる。なお、幹枝梗から小枝梗の分離を
少なくすることにより脱穀負荷を軽減できると共に、脱
穀作業の後工程としての乾燥・調整作業も枝梗付着粒が
少ないため精度良く行うことができる。
【0030】また、前記の如く、小枝梗の絡み付きを防
止するために複数の扱歯45と45aとで構成させるも
のにおいて、図12に示す如く、扱胴46の軸方向にお
ける扱歯45と45aの取付間隔sを、前記の如き小枝
梗の長さよりも狭く(例えば10ミリメートル以下)構
成することにより、前記図10に示す如く、脱粒時に小
枝梗が扱歯45と45aとに絡み付くことがなく、脱粒
力が効率良く籾に加えられるから枝梗付着粒を減少させ
ることができる。
【0031】また、前記の如く、小枝梗の絡み付きを防
止するために複数の扱歯45と45aとで構成させるも
のにおいて、幹枝梗に接続する小枝梗を介して付着する
籾のうち、図13に示す如く、最も幹枝梗に近い籾と幹
枝梗との距離tが各々3〜5ミリメートルの範囲内にあ
って最小の場合3ミリメートル程度となることから、図
14に示す如く、扱歯45の直径を:D*π/4=3
D=3.8≒4:となることから、約4ミリメートル以
下に設定することにより、幹枝梗と籾の間を扱歯45が
通過することができるから(図13参照)、脱粒力が効
率的に籾に働き枝梗付着粒を減少させることができると
共に、扱歯45と籾の位置による影響が少ないため脱粒
性能が安定し、脱穀負荷の軽減にも効果がある。
【0032】また、前記の如く、小枝梗の絡み付きを防
止するために複数の扱歯45と45aにより構成させる
ものにおいて、図15に示す如く、該扱歯45aを挟ん
で両側に、扱胴46の軸方向に川の字の状態で扱歯45
を各々配列すると共に、両側の扱歯45,45に対し中
央の扱歯45aが扱胴46の回転方向に適切な距離dだ
け位相を遅らせ配列させていることにより、小枝梗がど
ちら側から通過しても両外側の扱歯45と中央の扱歯4
5aに絡み付くことがないから、枝梗付着粒を減少させ
ることができると共に、脱穀負荷を軽減させることがで
きる。なお、扱歯45aの中に整流板64等を設けるよ
うにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】左右対称に配置した一対の引起ケースのうち左
側の内部を示す正面図。
【図2】図1の左側引起ケースの引起ラグが躍る状態を
示す下部側を拡大した正面図。
【図3】図1の左側引起ケースの引起ラグの起立状態を
示す下部側を拡大した正面図。
【図4】図1の左側引起ケースの引起チェンの伸びの検
出状態を示す内部の正面図。
【図5】引起ケース内の引起チェンの伸びを検出する手
順を示すフローチャート。
【図6】刈取装置の全体構成を示す側面図。
【図7】過熟期と未熟期に各々脱穀された籾数に対し枝
梗付着状態の比率を示す線図。
【図8】一本の穂部を広げた状態の幹枝梗と小枝梗に付
着する籾の状態を示す画像図。
【図9】単一の扱歯配列の場合における小枝梗部分の絡
み付き状態を示す作用図。
【図10】複数の位相の違う扱歯配列により小枝梗部分
の絡みのない状態を示す作用図。
【図11】複数の扱歯の一方側を回転方向に対して位相
を遅らせた状態を示す配列図。
【図12】複数の扱歯配列の場合における両扱歯の間隔
寸法を示す扱歯配列図。
【図13】複数の扱歯の一方側の幹枝梗と隣接籾との間
の通過可能線径を示す作用図。
【図14】図13の一方側の扱歯の線径寸法を算出する
ための手法を示す計算図。
【図15】3箇の扱歯の中央側を回転方向に対して位相
を遅らせた状態を示す配列図。
【図16】脱穀装置の全体構成を示す側断面図。
【図17】コンバインの全体構成を示す側面図。
【符号の説明】
1 引起ラグ 2 引起チェン 3 引起ケ−ス 4 引起部 5 下部ローラ 6 躍り規制部材 7 ラグガイド a 引継空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜間隔に配置した引起ラグ1により植
    立穀稈を引き起し可能な引起チェン2を、引起ケース3
    に内装駆動する引起部4を前端部に有した収穫作業機に
    おいて、該引起ラグ1を引起ケース3下端部の下部ロー
    ラ5によって倒伏姿勢の非作用側から起立姿勢の作用側
    へ移行させる際の跳ね返りを規制する躍り規制部材6
    を、該下部ローラ5と引起ラグ1を起立案内するラグガ
    イド7との引継空間aに配設したことを特徴とする穀稈
    引起装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011125349A (ja) * 2011-03-28 2011-06-30 Yanmar Co Ltd コンバインの刈取装置
CN105723918A (zh) * 2016-02-23 2016-07-06 杨松柏 一种履带式全喂入联合收割机

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