JPH1115176A - 電子写真感光体 - Google Patents
電子写真感光体Info
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- JPH1115176A JPH1115176A JP17198597A JP17198597A JPH1115176A JP H1115176 A JPH1115176 A JP H1115176A JP 17198597 A JP17198597 A JP 17198597A JP 17198597 A JP17198597 A JP 17198597A JP H1115176 A JPH1115176 A JP H1115176A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高感度にして、繰り返しによる帯電電位並びに
残留電位の変化が小さく、前露光特性に優れた電子写真
感光体を提供する。 【解決手段】導電性支持体上に少なくとも電荷発生層と
電荷移動層からなる感光層を有する電子写真感光体にお
いて、電荷移動層に下記一般式(I)で表されるカルボ
ン酸誘導体の金属塩の少なくとも1種を含有させること
が、前記課題を解決するのに有効であることを見いだし
本発明を完成するに至った。 【化1】 式(I)中において、Xは−NHCO−又は−SO2N
H−を表し、Rは2価の連結基を表し、Arは置換基を
有していてもよい芳香環残基又は複素芳香環残基を表
す。
残留電位の変化が小さく、前露光特性に優れた電子写真
感光体を提供する。 【解決手段】導電性支持体上に少なくとも電荷発生層と
電荷移動層からなる感光層を有する電子写真感光体にお
いて、電荷移動層に下記一般式(I)で表されるカルボ
ン酸誘導体の金属塩の少なくとも1種を含有させること
が、前記課題を解決するのに有効であることを見いだし
本発明を完成するに至った。 【化1】 式(I)中において、Xは−NHCO−又は−SO2N
H−を表し、Rは2価の連結基を表し、Arは置換基を
有していてもよい芳香環残基又は複素芳香環残基を表
す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高感度で繰り返し安
定性並びに前露光特性に優れた電子写真感光体に関する
ものである。
定性並びに前露光特性に優れた電子写真感光体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の感光体としては、
セレン、硫化カドミウム、酸化亜鉛、シリコン等の無機
光導電体を主成分とする感光層を有するものが広く知ら
れていた。しかし、これらは感度、熱安定性、耐湿性、
耐久性等において必ずしも満足し得るものではなく、ま
た特にセレン及び硫化カドミウムはその毒性のために製
造上、取扱上にも制約があった。
セレン、硫化カドミウム、酸化亜鉛、シリコン等の無機
光導電体を主成分とする感光層を有するものが広く知ら
れていた。しかし、これらは感度、熱安定性、耐湿性、
耐久性等において必ずしも満足し得るものではなく、ま
た特にセレン及び硫化カドミウムはその毒性のために製
造上、取扱上にも制約があった。
【0003】一方、有機光導電性化合物を主成分とする
感光層を有する電子写真感光体は、製造が比較的容易で
あること、安価であること、取扱いが容易であること、
また一般にセレン感光体に比べて熱安定性が優れている
こと等多くの利点を有し、近年多くの注目を集めてい
る。
感光層を有する電子写真感光体は、製造が比較的容易で
あること、安価であること、取扱いが容易であること、
また一般にセレン感光体に比べて熱安定性が優れている
こと等多くの利点を有し、近年多くの注目を集めてい
る。
【0004】中でもトリフェニルアミン類、スチルベン
類、ヒドラゾン類等の電荷移動物質を含有する電荷移動
層とフタロシアニン顔料、アゾ顔料等の電荷発生物質を
含有する電荷発生層とを積層した電子写真感光体が提案
されており、活発な研究がなされている。この様に電荷
発生機能と電荷移動機能とをそれぞれ別個の物質に分担
させるようにした積層型の機能分離型電子写真感光体
は、材料の選択範囲が広く、帯電特性、感度、耐久性等
において、任意の特性を有する電子写真感光体を比較的
容易に作製できるという利点を有している。
類、ヒドラゾン類等の電荷移動物質を含有する電荷移動
層とフタロシアニン顔料、アゾ顔料等の電荷発生物質を
含有する電荷発生層とを積層した電子写真感光体が提案
されており、活発な研究がなされている。この様に電荷
発生機能と電荷移動機能とをそれぞれ別個の物質に分担
させるようにした積層型の機能分離型電子写真感光体
は、材料の選択範囲が広く、帯電特性、感度、耐久性等
において、任意の特性を有する電子写真感光体を比較的
容易に作製できるという利点を有している。
【0005】しかしながら、機能分離型感光体として実
用化されているものは僅かであり、また帯電特性、感
度、残留電位、前露光特性、繰り返し使用特性等の電気
的特性や耐傷性、耐摩耗性等の機械的強度等の要求され
る多くの特性全てを満足しているとはいい難いのが現状
である。
用化されているものは僅かであり、また帯電特性、感
度、残留電位、前露光特性、繰り返し使用特性等の電気
的特性や耐傷性、耐摩耗性等の機械的強度等の要求され
る多くの特性全てを満足しているとはいい難いのが現状
である。
【0006】これらの電気的特性の改善の試みがこれま
で数多く行われてきている。例えば、繰り返しによる残
留電位の上昇に対して、電荷移動層中に特定の芳香族カ
ルボン酸の金属錯体又は金属塩を含有させることが有効
であることが、特開平3−78753号公報に記載され
ており、また同様に脂肪族カルボン酸の亜鉛塩化合物を
含有させることが有効であることが、特開平4−296
867号公報に記載されている。
で数多く行われてきている。例えば、繰り返しによる残
留電位の上昇に対して、電荷移動層中に特定の芳香族カ
ルボン酸の金属錯体又は金属塩を含有させることが有効
であることが、特開平3−78753号公報に記載され
ており、また同様に脂肪族カルボン酸の亜鉛塩化合物を
含有させることが有効であることが、特開平4−296
867号公報に記載されている。
【0007】しかし、前記公報に記載されている芳香族
カルボン酸の金属錯体及び金属塩並びに脂肪族カルボン
酸の亜鉛塩化合物は、一般に有機溶剤に対する溶解性が
低く、特に電荷発生層を形成する各種材料を溶解するの
に用いられるジクロロメタン、ジクロロエタン等のハロ
ゲン系溶剤やテトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラ
ン等の環状エーテル系溶剤等への溶解性が乏しく、添加
量が溶解度によって制限されるという問題点がある。ま
た、溶剤に対する溶解度だけでなく、電荷移動物質及び
バインダー樹脂との相溶性が悪く、塗布乾燥時に析出し
てきたり、あるいは感光体を形成した後、経時保存や繰
り返し使用することにより、分離析出し、画像欠陥を引
き起こすという問題点がある。またこれらの化合物は感
光体の耐光疲労性を低下させるため、前露光特性が悪化
するという問題点を有している。
カルボン酸の金属錯体及び金属塩並びに脂肪族カルボン
酸の亜鉛塩化合物は、一般に有機溶剤に対する溶解性が
低く、特に電荷発生層を形成する各種材料を溶解するの
に用いられるジクロロメタン、ジクロロエタン等のハロ
ゲン系溶剤やテトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラ
ン等の環状エーテル系溶剤等への溶解性が乏しく、添加
量が溶解度によって制限されるという問題点がある。ま
た、溶剤に対する溶解度だけでなく、電荷移動物質及び
バインダー樹脂との相溶性が悪く、塗布乾燥時に析出し
てきたり、あるいは感光体を形成した後、経時保存や繰
り返し使用することにより、分離析出し、画像欠陥を引
き起こすという問題点がある。またこれらの化合物は感
光体の耐光疲労性を低下させるため、前露光特性が悪化
するという問題点を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高感
度にして、繰り返しによる帯電電位並びに残留電位の変
化が小さく、前露光特性に優れた電子写真感光体を提供
することにある。
度にして、繰り返しによる帯電電位並びに残留電位の変
化が小さく、前露光特性に優れた電子写真感光体を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の目的
を達成するために鋭意検討を重ねた結果、導電性支持体
上に少なくとも電荷発生層と電荷移動層からなる感光層
を有する電子写真感光体において、電荷移動層に下記一
般式(I)で表されるカルボン酸誘導体の金属塩の少な
くとも1種を含有させることが、前記課題を解決するの
に有効であることを見いだし本発明を完成するに至っ
た。
を達成するために鋭意検討を重ねた結果、導電性支持体
上に少なくとも電荷発生層と電荷移動層からなる感光層
を有する電子写真感光体において、電荷移動層に下記一
般式(I)で表されるカルボン酸誘導体の金属塩の少な
くとも1種を含有させることが、前記課題を解決するの
に有効であることを見いだし本発明を完成するに至っ
た。
【0010】
【化2】
【0011】式(I)中において、Xは−NHCO−又
は−SO2NH−を表し、Rは2価の連結基を表し、A
rは置換基を有していてもよい芳香環残基又は複素芳香
環残基を表す。
は−SO2NH−を表し、Rは2価の連結基を表し、A
rは置換基を有していてもよい芳香環残基又は複素芳香
環残基を表す。
【0012】本発明は、具体的には導電性支持体上に必
要に応じブロッキング層を設け、その上に少なくとも電
荷発生層と電荷移動層からなる感光層を有する電子写真
感光体であって、この電荷移動層に上記一般式(I)で
表される有機溶剤に対する溶解性に優れたカルボン酸誘
導体の金属塩の少なくとも1種を含有する電子写真感光
体である。
要に応じブロッキング層を設け、その上に少なくとも電
荷発生層と電荷移動層からなる感光層を有する電子写真
感光体であって、この電荷移動層に上記一般式(I)で
表される有機溶剤に対する溶解性に優れたカルボン酸誘
導体の金属塩の少なくとも1種を含有する電子写真感光
体である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電子写真感光体に
おける各構成要素について詳細に説明する。本発明の電
子写真感光体は、導電性支持体上に少なくとも電荷発生
層と電荷移動層からなる感光層を有する電子写真感光体
であって、この電荷移動層に前記一般式(I)で表され
るカルボン酸誘導体の金属塩の少なくとも1種を含有さ
せた電子写真感光体である。
おける各構成要素について詳細に説明する。本発明の電
子写真感光体は、導電性支持体上に少なくとも電荷発生
層と電荷移動層からなる感光層を有する電子写真感光体
であって、この電荷移動層に前記一般式(I)で表され
るカルボン酸誘導体の金属塩の少なくとも1種を含有さ
せた電子写真感光体である。
【0014】感光層は、少なくとも電荷発生層と電荷移
動層から成り、電荷発生層と電荷移動層の積層順序は、
導電性支持体に近い方から電荷発生層、電荷移動層の順
でも、電荷移動層、電荷発生層の順のどちらでも構わな
いが、本発明においては、導電性支持体に近い方から電
荷発生層、電荷移動層の順に設けることが好ましい。
動層から成り、電荷発生層と電荷移動層の積層順序は、
導電性支持体に近い方から電荷発生層、電荷移動層の順
でも、電荷移動層、電荷発生層の順のどちらでも構わな
いが、本発明においては、導電性支持体に近い方から電
荷発生層、電荷移動層の順に設けることが好ましい。
【0015】感光層を構成する電荷発生層は、少なくと
も電荷発生物質を含有し、電荷発生物質単独もしくは電
荷発生物質とバインダー樹脂とを溶媒中で混合分散し、
塗布乾燥することによって形成される。
も電荷発生物質を含有し、電荷発生物質単独もしくは電
荷発生物質とバインダー樹脂とを溶媒中で混合分散し、
塗布乾燥することによって形成される。
【0016】電荷発生層に用いられる電荷発生物質とし
ては、金属フタロシアニン、無金属フタロシアニン等に
代表されるフタロシアニン顔料、金属ナフタロシアニ
ン、無金属ナフタロシアニン等に代表されるナフタロシ
アニン顔料、ペリレン酸無水物、ペリレン酸イミド等に
代表されるペリレン顔料、アントラキノン誘導体、アン
スアンスロン誘導体、ジベンズピレンキノン誘導体、ピ
ラントロン誘導体、ビオラントロン誘導体に代表される
アントラキノン顔料又は多環キノン顔料、モノアゾ顔
料、ビスアゾ顔料、トリスアゾ顔料等に代表されるアゾ
顔料、ポルフィリン顔料、キナクリドン顔料等が挙げら
れる。
ては、金属フタロシアニン、無金属フタロシアニン等に
代表されるフタロシアニン顔料、金属ナフタロシアニ
ン、無金属ナフタロシアニン等に代表されるナフタロシ
アニン顔料、ペリレン酸無水物、ペリレン酸イミド等に
代表されるペリレン顔料、アントラキノン誘導体、アン
スアンスロン誘導体、ジベンズピレンキノン誘導体、ピ
ラントロン誘導体、ビオラントロン誘導体に代表される
アントラキノン顔料又は多環キノン顔料、モノアゾ顔
料、ビスアゾ顔料、トリスアゾ顔料等に代表されるアゾ
顔料、ポルフィリン顔料、キナクリドン顔料等が挙げら
れる。
【0017】これらの中で、特にビスアゾ顔料、トリス
アゾ顔料、フタロシアニン顔料を用いたものは、キャリ
ア発生効率が高く、高感度の感光体を提供するため好ま
しい。例えば、ビスアゾ顔料の場合であれば、特開昭6
2−286058号公報、同63−23163号公報、
同63−32557号公報、同63−89866号公
報、同63−243948号公報、同64−21453
号公報、同64−21455号公報、特開平1−200
263号公報、同1−202757号公報、同1−20
2757号公報、同2−150855号公報、同4−9
6068号公報、同5−142841号公報、同6−3
843号公報、同6−27697号公報、同6−277
06号等に記載されている化合物を用いることができ、
またフタロシアニン顔料の場合であれば、無金属フタロ
シアニン、オキシチタニウムフタロシアニン、バナジル
フタロシアニン、クロロアルミニウムフタロシアニン、
ジフェノキシゲルマニウムフタロシアニン等を使用する
ことができる。
アゾ顔料、フタロシアニン顔料を用いたものは、キャリ
ア発生効率が高く、高感度の感光体を提供するため好ま
しい。例えば、ビスアゾ顔料の場合であれば、特開昭6
2−286058号公報、同63−23163号公報、
同63−32557号公報、同63−89866号公
報、同63−243948号公報、同64−21453
号公報、同64−21455号公報、特開平1−200
263号公報、同1−202757号公報、同1−20
2757号公報、同2−150855号公報、同4−9
6068号公報、同5−142841号公報、同6−3
843号公報、同6−27697号公報、同6−277
06号等に記載されている化合物を用いることができ、
またフタロシアニン顔料の場合であれば、無金属フタロ
シアニン、オキシチタニウムフタロシアニン、バナジル
フタロシアニン、クロロアルミニウムフタロシアニン、
ジフェノキシゲルマニウムフタロシアニン等を使用する
ことができる。
【0018】電荷発生層に用いられるバインダー樹脂と
しては、従来より知られているスチレン、酢酸ビニル、
塩化ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステ
ル等のビニル化合物の重合体及び共重合体、ホルマール
樹脂、ブチラール樹脂等のアセタール樹脂、シリコーン
樹脂、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、
フェノール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレー
ト樹脂等が挙げられるが、これらに限定されない。
しては、従来より知られているスチレン、酢酸ビニル、
塩化ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステ
ル等のビニル化合物の重合体及び共重合体、ホルマール
樹脂、ブチラール樹脂等のアセタール樹脂、シリコーン
樹脂、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、
フェノール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレー
ト樹脂等が挙げられるが、これらに限定されない。
【0019】電荷発生層は電荷発生物質単独でも構わな
いが、電荷発生物質と共にバインダー樹脂を用いる場合
は、バインダー樹脂は、電荷発生物質100重量部に対
し、1から1000重量部、好ましくは1から400重
量部の範囲で用いられる。また、電荷発生層の厚さは
0.05から20μm、好ましくは0.1から2μmの
範囲で用いられる。
いが、電荷発生物質と共にバインダー樹脂を用いる場合
は、バインダー樹脂は、電荷発生物質100重量部に対
し、1から1000重量部、好ましくは1から400重
量部の範囲で用いられる。また、電荷発生層の厚さは
0.05から20μm、好ましくは0.1から2μmの
範囲で用いられる。
【0020】電荷発生層の形成に用いられる溶媒として
は、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、
1,4−ジオキサン、1,3−ジオキソラン等のエーテ
ル類、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、
ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、N,N−ジメ
チルホルムアミド、アセトニトリル、N−メチルピロリ
ドン、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶
媒、メタノール、エタノール、2−プロパノール等のア
ルコール類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、
酢酸ブチル、メチルセロソルブアセテート等のエステル
類、ジクロロエタン、ジクロロメタン、クロロホルム等
のハロゲン化炭化水素類等が挙げられる。
は、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、
1,4−ジオキサン、1,3−ジオキソラン等のエーテ
ル類、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、
ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、N,N−ジメ
チルホルムアミド、アセトニトリル、N−メチルピロリ
ドン、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶
媒、メタノール、エタノール、2−プロパノール等のア
ルコール類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、
酢酸ブチル、メチルセロソルブアセテート等のエステル
類、ジクロロエタン、ジクロロメタン、クロロホルム等
のハロゲン化炭化水素類等が挙げられる。
【0021】本発明の電子写真感光体を構成する電荷移
動層は、少なくとも電荷移動物質とバインダー樹脂とを
含有し、かつ下記一般式(I)で表されるカルボン酸誘
導体の金属塩の少なくとも1種を含有する。
動層は、少なくとも電荷移動物質とバインダー樹脂とを
含有し、かつ下記一般式(I)で表されるカルボン酸誘
導体の金属塩の少なくとも1種を含有する。
【0022】
【化3】
【0023】式(I)中において、Xは−NHCO−又
は−SO2NH−を表し、Rは2価の連結基を表し、A
rは置換基を有していてもよい芳香環残基又は複素芳香
環残基を表す。
は−SO2NH−を表し、Rは2価の連結基を表し、A
rは置換基を有していてもよい芳香環残基又は複素芳香
環残基を表す。
【0024】上記一般式(I)で表されるカルボン酸誘
導体において、−NHCO−又は−SO2NH−の結合
の順番は、Ar側から−NHCO−、−SO2NH−又
は−CONH−、−NHSO2−のどちらの順でも構わ
ないが、本発明においては、前者の結合順の方がより好
ましい。また、Rは2価の連結基を表すが、置換基を有
してもよいフェニレン基又はアルキレン基がより好まし
く、特に好ましいのは、1,4−フェニレン基、1,2
−フェニレン基、置換基を有していてもよい炭素数5以
下のアルキレン基である。更にArは置換基を有してい
てもよい芳香環残基又は複素芳香環残基を表し、好まし
い例としては、置換基を有していてもよいフェニル基、
ナフチル基、チエニル基であり、特に好ましいのは置換
を有していてもよいフェニル基である。また、その置換
基としては、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原
子、シアノ基、トリフルオロメチル基、スルファモイル
基、N−置換スルファモイル基、N,N−ジ置換スルフ
ァモイル基が好ましく、特に好ましいのはアルキル基、
アルコキシ基、トリフルオロメチル基、N,N−ジ置換
スルファモイル基である。
導体において、−NHCO−又は−SO2NH−の結合
の順番は、Ar側から−NHCO−、−SO2NH−又
は−CONH−、−NHSO2−のどちらの順でも構わ
ないが、本発明においては、前者の結合順の方がより好
ましい。また、Rは2価の連結基を表すが、置換基を有
してもよいフェニレン基又はアルキレン基がより好まし
く、特に好ましいのは、1,4−フェニレン基、1,2
−フェニレン基、置換基を有していてもよい炭素数5以
下のアルキレン基である。更にArは置換基を有してい
てもよい芳香環残基又は複素芳香環残基を表し、好まし
い例としては、置換基を有していてもよいフェニル基、
ナフチル基、チエニル基であり、特に好ましいのは置換
を有していてもよいフェニル基である。また、その置換
基としては、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原
子、シアノ基、トリフルオロメチル基、スルファモイル
基、N−置換スルファモイル基、N,N−ジ置換スルフ
ァモイル基が好ましく、特に好ましいのはアルキル基、
アルコキシ基、トリフルオロメチル基、N,N−ジ置換
スルファモイル基である。
【0025】本発明の電子写真感光体に用いられる上記
一般式(I)で表されるカルボン酸誘導体の具体例を以
下に示すが、これらに限定されるものではない。
一般式(I)で表されるカルボン酸誘導体の具体例を以
下に示すが、これらに限定されるものではない。
【0026】
【化4】
【0027】
【化5】
【0028】
【化6】
【0029】
【化7】
【0030】
【化8】
【0031】
【化9】
【0032】
【化10】
【0033】
【化11】
【0034】
【化12】
【0035】
【化13】
【0036】
【化14】
【0037】
【化15】
【0038】
【化16】
【0039】
【化17】
【0040】
【化18】
【0041】
【化19】
【0042】
【化20】
【0043】
【化21】
【0044】
【化22】
【0045】
【化23】
【0046】
【化24】
【0047】
【化25】
【0048】
【化26】
【0049】
【化27】
【0050】
【化28】
【0051】
【化29】
【0052】
【化30】
【0053】
【化31】
【0054】
【化32】
【0055】
【化33】
【0056】
【化34】
【0057】
【化35】
【0058】
【化36】
【0059】
【化37】
【0060】
【化38】
【0061】
【化39】
【0062】
【化40】
【0063】
【化41】
【0064】
【化42】
【0065】
【化43】
【0066】
【化44】
【0067】
【化45】
【0068】
【化46】
【0069】
【化47】
【0070】
【化48】
【0071】
【化49】
【0072】
【化50】
【0073】
【化51】
【0074】
【化52】
【0075】
【化53】
【0076】
【化54】
【0077】
【化55】
【0078】
【化56】
【0079】
【化57】
【0080】本発明で用いられる金属としては、上記カ
ルボン酸誘導体と共に金属塩を形成しうるものであれ
ば、どの金属であっても構わないが、アルミニウム、亜
鉛、クロム、コバルト、ニッケル、鉄、銅が好ましく、
中でもアルミニウム、ニッケルが特に好ましい。本発明
において、金属塩とは、イオン結合に基づく塩だけでは
なく、金属錯体であっても構わない。
ルボン酸誘導体と共に金属塩を形成しうるものであれ
ば、どの金属であっても構わないが、アルミニウム、亜
鉛、クロム、コバルト、ニッケル、鉄、銅が好ましく、
中でもアルミニウム、ニッケルが特に好ましい。本発明
において、金属塩とは、イオン結合に基づく塩だけでは
なく、金属錯体であっても構わない。
【0081】上記カルボン酸誘導体の金属塩の添加量
は、電荷移動物質100重量部に対して、0.01重量
部から10重量部であり、より好ましくは0.05重量
部から2重量部の範囲である。
は、電荷移動物質100重量部に対して、0.01重量
部から10重量部であり、より好ましくは0.05重量
部から2重量部の範囲である。
【0082】次に、上記カルボン酸誘導体の具体的な製
造方法についてその一部を例示するが、これらに限定さ
れない。
造方法についてその一部を例示するが、これらに限定さ
れない。
【0083】合成例1 例示化合物(AD1−32)の合成。 撹拌機及び塩化カルシウム乾燥管を付けたフラスコ内
に、無水フタル酸14.8重量部、トリエチルアミン1
1.2重量部、テトラヒドロフラン(THF)100重
量部を仕込み、室温でo−アニシジン12.4重量部を
THF50重量部中に溶解した溶液を同フラスコ内に滴
下混入させた。滴下終了後、反応混合物を室温で2時間
撹拌した後、反応混合物を減圧下濃縮し、そこに2%の
塩酸水溶液200重量部を投入した。析出した結晶を減
圧下濾取し、得られた結晶を水洗した後、50℃で24
時間乾燥し、目的とするカルボン酸誘導体を得た。
に、無水フタル酸14.8重量部、トリエチルアミン1
1.2重量部、テトラヒドロフラン(THF)100重
量部を仕込み、室温でo−アニシジン12.4重量部を
THF50重量部中に溶解した溶液を同フラスコ内に滴
下混入させた。滴下終了後、反応混合物を室温で2時間
撹拌した後、反応混合物を減圧下濃縮し、そこに2%の
塩酸水溶液200重量部を投入した。析出した結晶を減
圧下濾取し、得られた結晶を水洗した後、50℃で24
時間乾燥し、目的とするカルボン酸誘導体を得た。
【0084】合成例2 例示化合物(AD1−36)の合成。 撹拌機及び塩化カルシウム乾燥管を付けたフラスコ内
に、無水フタル酸14.8重量部、トリエチルアミン1
1.2重量部、テトラヒドロフラン(THF)100重
量部を仕込み、室温でm−(トリフルオロメチル)アニ
リン16.1重量部をTHF50重量部中に溶解した溶
液を同フラスコ内に滴下混入させた。滴下終了後、反応
混合物を室温で2時間撹拌した後、反応混合物を減圧下
濃縮し、そこに2%の塩酸水溶液200重量部を投入し
た。析出した結晶を減圧下濾取し、得られた結晶を水洗
した後、50℃で24時間乾燥し、目的とするカルボン
酸誘導体を得た。
に、無水フタル酸14.8重量部、トリエチルアミン1
1.2重量部、テトラヒドロフラン(THF)100重
量部を仕込み、室温でm−(トリフルオロメチル)アニ
リン16.1重量部をTHF50重量部中に溶解した溶
液を同フラスコ内に滴下混入させた。滴下終了後、反応
混合物を室温で2時間撹拌した後、反応混合物を減圧下
濃縮し、そこに2%の塩酸水溶液200重量部を投入し
た。析出した結晶を減圧下濾取し、得られた結晶を水洗
した後、50℃で24時間乾燥し、目的とするカルボン
酸誘導体を得た。
【0085】合成例3 例示化合物(AD1−32)亜鉛塩の調製。 撹拌機を付けたフラスコ内に、例示化合物(AD1−3
2)9.3重量部、炭酸水素ナトリウム3.8重量部、
及び蒸留水120重量部を仕込み、60℃の湯浴上で撹
拌溶解した。この混合物を室温まで放冷後、硫酸亜鉛7
水和物4.8重量部を蒸留水50重量部に溶解した水溶
液を滴下した。滴下終了後、室温で更に5時間撹拌し、
析出した結晶を減圧下濾取した。得られた結晶を水洗
し、40℃で24時間乾燥し、目的とするカルボン酸誘
導体の亜鉛塩を得た。
2)9.3重量部、炭酸水素ナトリウム3.8重量部、
及び蒸留水120重量部を仕込み、60℃の湯浴上で撹
拌溶解した。この混合物を室温まで放冷後、硫酸亜鉛7
水和物4.8重量部を蒸留水50重量部に溶解した水溶
液を滴下した。滴下終了後、室温で更に5時間撹拌し、
析出した結晶を減圧下濾取した。得られた結晶を水洗
し、40℃で24時間乾燥し、目的とするカルボン酸誘
導体の亜鉛塩を得た。
【0086】電荷移動層に用いられる電荷移動物質に
は、正孔移動物質と電子移動物質がある。正孔移動物質
の例としては、例えば特公昭34−5466号公報に示
されているオキサジアゾール化合物、特公昭45−55
5号公報に示されているトリフェニルメタン化合物、特
公昭52−4188号公報に示されているピラゾリン化
合物、特公昭55−42380号公報に示されているヒ
ドラゾン化合物、特開昭56−123544号公報に示
されているオキサジアゾール化合物、特公昭58−32
372号公報に示されているトリアリールアミン化合
物、特開昭58−198043号公報に示されているス
チルベン化合物、特開昭62−237458号公報に示
されているエナミン化合物等が挙げられる。一方、電子
移動物質の例としては、クロラニル、テトラシアノエチ
レン、ジフェノキノン、2,4,7−トリニトロ−9−
フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロキサント
ン、1,3,7−トリニトロジベンゾチオフェン等が挙
げられる。これらの電荷移動物質は単独又は2種以上組
み合わせて用いることができる。
は、正孔移動物質と電子移動物質がある。正孔移動物質
の例としては、例えば特公昭34−5466号公報に示
されているオキサジアゾール化合物、特公昭45−55
5号公報に示されているトリフェニルメタン化合物、特
公昭52−4188号公報に示されているピラゾリン化
合物、特公昭55−42380号公報に示されているヒ
ドラゾン化合物、特開昭56−123544号公報に示
されているオキサジアゾール化合物、特公昭58−32
372号公報に示されているトリアリールアミン化合
物、特開昭58−198043号公報に示されているス
チルベン化合物、特開昭62−237458号公報に示
されているエナミン化合物等が挙げられる。一方、電子
移動物質の例としては、クロラニル、テトラシアノエチ
レン、ジフェノキノン、2,4,7−トリニトロ−9−
フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロキサント
ン、1,3,7−トリニトロジベンゾチオフェン等が挙
げられる。これらの電荷移動物質は単独又は2種以上組
み合わせて用いることができる。
【0087】これらの電荷移動物質の中で、ヒドラゾン
化合物、スチルベン化合物、エナミン化合物等は高い正
孔移動能を有し、高感度の感光体を提供するため好まし
い。例えばヒドラゾン化合物の場合であれば、前述の特
公昭55−42380号公報に示される化合物をはじめ
として、特開平1−100555号公報、同2−103
67号公報、同2−51163号公報、同2−9676
7号公報、同2−183260号公報、同2−1848
56号公報、同2−184858号公報、同2−184
859号公報に示されるヒドラゾン化合物を使用するこ
とができるが、特に特開平2−226160号公報、同
5−188609号公報等に示されるヒドラゾン化合物
が好ましい。また、スチルベン化合物としては、特開平
3−75660号公報、エナミン化合物としては、特開
平2−51162号公報、同6−194851号公報に
示されている化合物が好ましい。
化合物、スチルベン化合物、エナミン化合物等は高い正
孔移動能を有し、高感度の感光体を提供するため好まし
い。例えばヒドラゾン化合物の場合であれば、前述の特
公昭55−42380号公報に示される化合物をはじめ
として、特開平1−100555号公報、同2−103
67号公報、同2−51163号公報、同2−9676
7号公報、同2−183260号公報、同2−1848
56号公報、同2−184858号公報、同2−184
859号公報に示されるヒドラゾン化合物を使用するこ
とができるが、特に特開平2−226160号公報、同
5−188609号公報等に示されるヒドラゾン化合物
が好ましい。また、スチルベン化合物としては、特開平
3−75660号公報、エナミン化合物としては、特開
平2−51162号公報、同6−194851号公報に
示されている化合物が好ましい。
【0088】電荷移動層に用いられるバインダー樹脂と
しては、スチレン、塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリル
酸エステル、メタクリル酸エステル等のビニル化合物の
重合体及び共重合体、ポリカーボネート樹脂、ポリアリ
レート樹脂、ポリエステル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリ
スルホン、セルロースエステル樹脂、セルロースエーテ
ル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂
等の各種ポリマーが挙げられる。
しては、スチレン、塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリル
酸エステル、メタクリル酸エステル等のビニル化合物の
重合体及び共重合体、ポリカーボネート樹脂、ポリアリ
レート樹脂、ポリエステル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリ
スルホン、セルロースエステル樹脂、セルロースエーテ
ル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂
等の各種ポリマーが挙げられる。
【0089】電荷移動層の形成に用いられる溶媒として
は、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、メチ
ルエチルケトン、ベンゼン、トルエン、モノクロロベン
ゼン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロメタン、クロ
ロホルム、酢酸エチル等が挙げられる。
は、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、メチ
ルエチルケトン、ベンゼン、トルエン、モノクロロベン
ゼン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロメタン、クロ
ロホルム、酢酸エチル等が挙げられる。
【0090】電荷移動層に用いられるバインダー樹脂
は、電荷移動物質100重量部に対し10から500重
量部、好ましくは50から200重量部の範囲で用いら
れる。電荷移動層の厚さは1から100μm、好ましく
は10から50μmの範囲で用いられる。
は、電荷移動物質100重量部に対し10から500重
量部、好ましくは50から200重量部の範囲で用いら
れる。電荷移動層の厚さは1から100μm、好ましく
は10から50μmの範囲で用いられる。
【0091】電荷移動層はヒドラゾン化合物やスチリル
化合物等の電荷移動物質とバインダー樹脂を適当な溶媒
に溶解し、塗布、乾燥することによって設けることがで
きる。
化合物等の電荷移動物質とバインダー樹脂を適当な溶媒
に溶解し、塗布、乾燥することによって設けることがで
きる。
【0092】本発明の電子写真感光体の感光層が形成さ
れる導電性支持体としては、周知の電子写真感光体に採
用されているものがいずれも使用できる。具体的には、
例えば金、銀、白金、チタン、アルミニウム、銅、亜
鉛、鉄、導電処理を施した金属酸化物等のドラム、シー
ト、ベルトあるいはこれらの薄膜のラミネート物、蒸着
物等が挙げられる。
れる導電性支持体としては、周知の電子写真感光体に採
用されているものがいずれも使用できる。具体的には、
例えば金、銀、白金、チタン、アルミニウム、銅、亜
鉛、鉄、導電処理を施した金属酸化物等のドラム、シー
ト、ベルトあるいはこれらの薄膜のラミネート物、蒸着
物等が挙げられる。
【0093】更に、金属粉末、金属酸化物、カーボンブ
ラック、炭素繊維、ヨウ化銅、電荷移動錯体、無機塩、
イオン伝導性の高分子電解質等の導電性物質を適当なバ
インダーと共に塗布し、ポリマーマトリックス中に埋め
込んで導電処理を施したプラスチックやセラミック、紙
等で構成されるドラム、シート、ベルト等が挙げられ
る。
ラック、炭素繊維、ヨウ化銅、電荷移動錯体、無機塩、
イオン伝導性の高分子電解質等の導電性物質を適当なバ
インダーと共に塗布し、ポリマーマトリックス中に埋め
込んで導電処理を施したプラスチックやセラミック、紙
等で構成されるドラム、シート、ベルト等が挙げられ
る。
【0094】本発明の電子写真感光体の構成中には、感
光層と導電性支持体の間に、感光層から導電性支持体へ
の電荷の注入をコントロールするためのブロッキング層
を必要に応じ設け、また感光層表面には感光体の耐久性
を向上させるために表面保護層を設けても構わない。
光層と導電性支持体の間に、感光層から導電性支持体へ
の電荷の注入をコントロールするためのブロッキング層
を必要に応じ設け、また感光層表面には感光体の耐久性
を向上させるために表面保護層を設けても構わない。
【0095】ブロッキング層は、バインダー樹脂単独、
あるいはバインダー樹脂と無機顔料等との混合で構成さ
れる。バインダー樹脂としては、ポリアミド系樹脂、エ
ポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂等が挙げられる。また、
無機顔料としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコ
ニウム等が挙げられる。
あるいはバインダー樹脂と無機顔料等との混合で構成さ
れる。バインダー樹脂としては、ポリアミド系樹脂、エ
ポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂等が挙げられる。また、
無機顔料としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコ
ニウム等が挙げられる。
【0096】また、感光層は成膜性、可撓性、機械的強
度を向上させるために周知の可塑剤を含有していてもよ
い。可塑剤としては、フタル酸エステル、リン酸エステ
ル、塩素化パラフィン、塩素化脂肪酸エステル、メチル
ナフタレン等の芳香族化合物等が挙げられる。
度を向上させるために周知の可塑剤を含有していてもよ
い。可塑剤としては、フタル酸エステル、リン酸エステ
ル、塩素化パラフィン、塩素化脂肪酸エステル、メチル
ナフタレン等の芳香族化合物等が挙げられる。
【0097】更に、感光体の電子写真特性の改良のため
に、酸化防止剤等の添加物を含有させても構わない。
に、酸化防止剤等の添加物を含有させても構わない。
【0098】
【実施例】次に本発明を実施例により更に詳細に説明す
るが、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。
るが、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。
【0099】以下に本発明の実施例及び比較例で使用す
る電荷発生物質、電荷移動物質、及び比較化合物を示
す。
る電荷発生物質、電荷移動物質、及び比較化合物を示
す。
【0100】
【化58】
【0101】
【化59】
【0102】
【化60】
【0103】
【化61】
【0104】実施例1 例示化合物(CG−1)で示される電荷発生物質1重量
部とポリビニルブチラール樹脂(電気化学工業製、デン
カブチラール#3000−K)1重量部を1,2−ジメ
トキシエタン100重量部に混合し、ペイントコンディ
ショナーによりガラスビーズ(シンマルエンタープライ
ゼズ製、ハイビーD−20)と共に4時間分散した。こ
うして得た顔料分散液をアプリケーターにて金属アルミ
ニウム薄板(JIS規格#1050)上に塗布し、80
℃で15分乾燥して膜厚約0.4μmの電荷発生層を得
た。
部とポリビニルブチラール樹脂(電気化学工業製、デン
カブチラール#3000−K)1重量部を1,2−ジメ
トキシエタン100重量部に混合し、ペイントコンディ
ショナーによりガラスビーズ(シンマルエンタープライ
ゼズ製、ハイビーD−20)と共に4時間分散した。こ
うして得た顔料分散液をアプリケーターにて金属アルミ
ニウム薄板(JIS規格#1050)上に塗布し、80
℃で15分乾燥して膜厚約0.4μmの電荷発生層を得
た。
【0105】次に例示化合物(CT−1)で示される電
荷移動物質10重量部と例示化合物(AD1−9)で示
されるカルボン酸誘導体のニッケル塩0.1重量部とポ
リカーボネート樹脂(帝人化成製、パンライトC−13
00)をジクロロメタン150重量部に溶解させて、上
記電荷発生層の上に、この溶液をアプリケーターにより
塗布し、80℃で60分乾燥して乾燥膜厚20μmの電
荷移動層を形成した。
荷移動物質10重量部と例示化合物(AD1−9)で示
されるカルボン酸誘導体のニッケル塩0.1重量部とポ
リカーボネート樹脂(帝人化成製、パンライトC−13
00)をジクロロメタン150重量部に溶解させて、上
記電荷発生層の上に、この溶液をアプリケーターにより
塗布し、80℃で60分乾燥して乾燥膜厚20μmの電
荷移動層を形成した。
【0106】この様にして作製した積層型電子写真感光
体を室温暗中に一昼夜保管した後、静電記録試験装置
(川口電機製作所製、SP−428)により電子写真特
性評価を行った。測定条件は、コロナ印加電圧:−5k
V、スタティックモードNo.3(プロセス速度167
mm/s)、照射光(白色光)照度:2lxであった。
その結果、帯電電位−710V、半減露光量0.86l
x・sと非常に高感度の値を示した。結果を表1に示
す。また、この感光体に白色光(5000lx)を1分
間照射した後、同条件で電子写真特性評価を行い、光照
射前の帯電電位に対する光照射後の帯電電位の比を百分
率で表し、耐前露光特性の評価を行った。結果を表2に
示す。
体を室温暗中に一昼夜保管した後、静電記録試験装置
(川口電機製作所製、SP−428)により電子写真特
性評価を行った。測定条件は、コロナ印加電圧:−5k
V、スタティックモードNo.3(プロセス速度167
mm/s)、照射光(白色光)照度:2lxであった。
その結果、帯電電位−710V、半減露光量0.86l
x・sと非常に高感度の値を示した。結果を表1に示
す。また、この感光体に白色光(5000lx)を1分
間照射した後、同条件で電子写真特性評価を行い、光照
射前の帯電電位に対する光照射後の帯電電位の比を百分
率で表し、耐前露光特性の評価を行った。結果を表2に
示す。
【0107】次に、この感光体をアルミニウム製のドラ
ム素管に張り付け、ドラム感光体評価装置(ジェンテッ
ク製、シンシア90)により帯電及び光除電の繰り返し
特性を評価した。測定は、コロナ印加電圧:−5.2k
V、プロセス速度160mm/s、TCCD2モードで
の5000回の帯電及び光除電の繰り返しを行った。光
除電はタングステンランプアレイを用いて行った。帯電
後の表面電位即ち帯電電位、光除電後の表面電位即ち残
留電位の測定結果を表1に示す。帯電電位及び残留電位
の変化が極めて小さいことがわかる。また、繰り返し試
験後の感光体の表面状態を観察し、析晶点の有無を調べ
た。結果を表2に示す。
ム素管に張り付け、ドラム感光体評価装置(ジェンテッ
ク製、シンシア90)により帯電及び光除電の繰り返し
特性を評価した。測定は、コロナ印加電圧:−5.2k
V、プロセス速度160mm/s、TCCD2モードで
の5000回の帯電及び光除電の繰り返しを行った。光
除電はタングステンランプアレイを用いて行った。帯電
後の表面電位即ち帯電電位、光除電後の表面電位即ち残
留電位の測定結果を表1に示す。帯電電位及び残留電位
の変化が極めて小さいことがわかる。また、繰り返し試
験後の感光体の表面状態を観察し、析晶点の有無を調べ
た。結果を表2に示す。
【0108】実施例2 実施例1において、例示化合物(AD1−9)のニッケ
ル塩の代わりに、その亜鉛塩を用いた以外は実施例1と
同様にして電子写真感光体を作製し、実施例1と同様の
試験を行った。
ル塩の代わりに、その亜鉛塩を用いた以外は実施例1と
同様にして電子写真感光体を作製し、実施例1と同様の
試験を行った。
【0109】実施例3 実施例1において、例示化合物(AD1−9)のニッケ
ル塩の代わりに、例示化合物(AD1−24)のコバル
ト塩を用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光
体を作製し、実施例1と同様の試験を行った。
ル塩の代わりに、例示化合物(AD1−24)のコバル
ト塩を用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光
体を作製し、実施例1と同様の試験を行った。
【0110】実施例4 実施例1において、例示化合物(AD1−9)のニッケ
ル塩の代わりに、例示化合物(AD1−36)の亜鉛塩
を用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を
作製し、実施例1と同様の試験を行った。
ル塩の代わりに、例示化合物(AD1−36)の亜鉛塩
を用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を
作製し、実施例1と同様の試験を行った。
【0111】実施例5 実施例1において、例示化合物(AD1−9)のニッケ
ル塩の代わりに、例示化合物(AD1−52)のアルミ
ニウム塩を用いた以外は実施例1と同様にして電子写真
感光体を作製し、実施例1と同様の試験を行った。
ル塩の代わりに、例示化合物(AD1−52)のアルミ
ニウム塩を用いた以外は実施例1と同様にして電子写真
感光体を作製し、実施例1と同様の試験を行った。
【0112】実施例6 実施例1において、例示化合物(AD1−9)のニッケ
ル塩の代わりに、例示化合物(AD2−19)のコバル
ト塩を用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光
体を作製し、実施例1と同様の試験を行った。
ル塩の代わりに、例示化合物(AD2−19)のコバル
ト塩を用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光
体を作製し、実施例1と同様の試験を行った。
【0113】実施例7 実施例1において、例示化合物(AD1−9)のニッケ
ル塩の代わりに、例示化合物(AD3−7)のアルミニ
ウム塩を用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感
光体を作製し、実施例1と同様の試験を行った。
ル塩の代わりに、例示化合物(AD3−7)のアルミニ
ウム塩を用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感
光体を作製し、実施例1と同様の試験を行った。
【0114】実施例8 実施例1において、例示化合物(AD1−9)のニッケ
ル塩の代わりに、例示化合物(AD3−23)の亜鉛塩
を用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を
作製し、実施例1と同様の試験を行った。
ル塩の代わりに、例示化合物(AD3−23)の亜鉛塩
を用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を
作製し、実施例1と同様の試験を行った。
【0115】実施例9 実施例1において、例示化合物(AD1−9)のニッケ
ル塩の代わりに、例示化合物(AD3−38)のニッケ
ル塩を用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光
体を作製し、実施例1と同様の試験を行った。
ル塩の代わりに、例示化合物(AD3−38)のニッケ
ル塩を用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光
体を作製し、実施例1と同様の試験を行った。
【0116】実施例10 実施例1において、例示化合物(AD1−9)のニッケ
ル塩の代わりに、例示化合物(AD4−18)の亜鉛塩
を用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を
作製し、実施例1と同様の試験を行った。
ル塩の代わりに、例示化合物(AD4−18)の亜鉛塩
を用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を
作製し、実施例1と同様の試験を行った。
【0117】比較例1 実施例1において、例示化合物(AD1−9)のニッケ
ル塩を含有させない以外は、実施例1と同様にして電子
写真感光体を作製し、実施例1と同様の試験を行った。
ル塩を含有させない以外は、実施例1と同様にして電子
写真感光体を作製し、実施例1と同様の試験を行った。
【0118】比較例2 実施例1において、例示化合物(AD1−9)のニッケ
ル塩の代わりに、比較化合物(EX−1)のクロム塩を
用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を作
製し、実施例1と同様の試験を行った。
ル塩の代わりに、比較化合物(EX−1)のクロム塩を
用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を作
製し、実施例1と同様の試験を行った。
【0119】比較例3 実施例1において、例示化合物(AD1−9)のニッケ
ル塩の代わりに、比較化合物(EX−5)のコバルト塩
を用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を
作製し、実施例1と同様の試験を行った。
ル塩の代わりに、比較化合物(EX−5)のコバルト塩
を用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を
作製し、実施例1と同様の試験を行った。
【0120】比較例4 実施例1において、例示化合物(AD1−9)のニッケ
ル塩の代わりに、比較化合物(EX−8)の亜鉛塩を用
いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を作製
し、実施例1と同様の試験を行った。
ル塩の代わりに、比較化合物(EX−8)の亜鉛塩を用
いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を作製
し、実施例1と同様の試験を行った。
【0121】比較例5 実施例1において、例示化合物(AD1−9)のニッケ
ル塩の代わりに、比較化合物(EX−11)の亜鉛塩を
用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を作
製し、実施例1と同様の試験を行った。
ル塩の代わりに、比較化合物(EX−11)の亜鉛塩を
用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を作
製し、実施例1と同様の試験を行った。
【0122】実施例1から10までの電気特性の結果を
表1に示し、前露光特性試験及び繰り返し試験後の感光
体表面の析晶点の発生の有無を表2に示す。また、比較
例1から5までの電気特性の結果を表3に示し、前露光
特性試験及び繰り返し試験後の感光体表面の析晶点の有
無を表4に示す。
表1に示し、前露光特性試験及び繰り返し試験後の感光
体表面の析晶点の発生の有無を表2に示す。また、比較
例1から5までの電気特性の結果を表3に示し、前露光
特性試験及び繰り返し試験後の感光体表面の析晶点の有
無を表4に示す。
【0123】
【表1】
【0124】
【表2】
【0125】
【表3】
【0126】
【表4】
【0127】上記のように、実施例1から10で例示し
た感光体は、実施例6、10では感度及び繰り返し安定
性が、他に比べるとやや劣っているものの、高感度で繰
り返し安定性、前露光特性に優れ、かつ添加剤の溶解性
及び相溶性に優れている。一方、比較例1から5で例示
した感光体は、全体的に低感度で繰り返し安定性に、前
露光特性に劣り、かつ添加剤の溶解性及び相溶性も劣っ
ており、繰り返しにより、無添加の比較例1以外は、全
て析晶点が発生した。比較例1は添加剤を添加していな
いため、前露光特性の低下や析晶点は見られないが、繰
り返しによる帯電電位と残留電位の変化が非常に大き
い。このように繰り返し安定性が劣っていると、コピー
実写評価では、繰り返しにより実写画像のコントラスト
が低下すると共にカブリが発生し、析晶点はコピー画像
欠陥の原因となる。
た感光体は、実施例6、10では感度及び繰り返し安定
性が、他に比べるとやや劣っているものの、高感度で繰
り返し安定性、前露光特性に優れ、かつ添加剤の溶解性
及び相溶性に優れている。一方、比較例1から5で例示
した感光体は、全体的に低感度で繰り返し安定性に、前
露光特性に劣り、かつ添加剤の溶解性及び相溶性も劣っ
ており、繰り返しにより、無添加の比較例1以外は、全
て析晶点が発生した。比較例1は添加剤を添加していな
いため、前露光特性の低下や析晶点は見られないが、繰
り返しによる帯電電位と残留電位の変化が非常に大き
い。このように繰り返し安定性が劣っていると、コピー
実写評価では、繰り返しにより実写画像のコントラスト
が低下すると共にカブリが発生し、析晶点はコピー画像
欠陥の原因となる。
【0128】実施例11 例示化合物(CG−2)で示される電荷移動物質1重量
部とポリビニルブチラール樹脂(積水化学工業製、エス
レックBM−S)1重量部をメチルイソブチルケトン1
00重量部に混合し、ペイントコンディショナーにより
ガラスビーズ(シンマルエンタープライゼズ製、ハイビ
ーD−20)と共に4時間分散した。こうして得た顔料
分散液をアプリケーターにて金属アルミニウム薄板(J
IS規格#1050)上に塗布し、80℃で15分乾燥
して膜厚約0.4μmの電荷発生層を得た。
部とポリビニルブチラール樹脂(積水化学工業製、エス
レックBM−S)1重量部をメチルイソブチルケトン1
00重量部に混合し、ペイントコンディショナーにより
ガラスビーズ(シンマルエンタープライゼズ製、ハイビ
ーD−20)と共に4時間分散した。こうして得た顔料
分散液をアプリケーターにて金属アルミニウム薄板(J
IS規格#1050)上に塗布し、80℃で15分乾燥
して膜厚約0.4μmの電荷発生層を得た。
【0129】次に例示化合物(CT−2)で示される電
荷移動物質10重量部と例示化合物(AD1−35)で
示されるカルボン酸誘導体の亜鉛塩0.05重量部とポ
リカーボネート樹脂(帝人化成製、TS−2050)8
重量部とポリエステル樹脂(東洋紡績製、バイロン22
0)2重量部をジクロロメタン150重量部に溶解させ
て、上記電荷発生層の上に、この溶液をアプリケーター
により塗布し、80℃で60分乾燥して乾燥膜厚20μ
mの電荷移動層を形成した。
荷移動物質10重量部と例示化合物(AD1−35)で
示されるカルボン酸誘導体の亜鉛塩0.05重量部とポ
リカーボネート樹脂(帝人化成製、TS−2050)8
重量部とポリエステル樹脂(東洋紡績製、バイロン22
0)2重量部をジクロロメタン150重量部に溶解させ
て、上記電荷発生層の上に、この溶液をアプリケーター
により塗布し、80℃で60分乾燥して乾燥膜厚20μ
mの電荷移動層を形成した。
【0130】この様にして作製した積層型電子写真感光
体を室温暗中に一昼夜保管した後、静電記録試験装置
(川口電機製作所製、SP−428)により電子写真特
性評価を行った。測定条件は、コロナ印加電圧:−5.
0kV、スタティックモードNo.3(プロセス速度1
67mm/s)、照射光(白色光)照度:2lxであっ
た。その結果、帯電電位−720V、半減露光量0.9
0lx・sと非常に高感度の値を示した。結果を表5に
示す。また、この感光体に白色光(5000lx)を1
分間照射した後、同条件で電子写真特性評価を行い、光
照射前の帯電電位に対する光照射後の帯電電位の比を百
分率で表し、耐前露光特性の評価を行った。結果を表6
に示す。
体を室温暗中に一昼夜保管した後、静電記録試験装置
(川口電機製作所製、SP−428)により電子写真特
性評価を行った。測定条件は、コロナ印加電圧:−5.
0kV、スタティックモードNo.3(プロセス速度1
67mm/s)、照射光(白色光)照度:2lxであっ
た。その結果、帯電電位−720V、半減露光量0.9
0lx・sと非常に高感度の値を示した。結果を表5に
示す。また、この感光体に白色光(5000lx)を1
分間照射した後、同条件で電子写真特性評価を行い、光
照射前の帯電電位に対する光照射後の帯電電位の比を百
分率で表し、耐前露光特性の評価を行った。結果を表6
に示す。
【0131】次に、この感光体をアルミニウム製のドラ
ム素管に張り付け、ドラム感光体評価装置(ジェンテッ
ク製、シンシア90)により帯電及び光除電の繰り返し
特性を評価した。測定は、コロナ印加電圧:−5.2k
V、プロセス速度160mm/s、TCCD2モードで
の5000回の帯電及び光除電の繰り返しを行った。光
除電はタングステンランプアレイを用いて行った。帯電
後の表面電位即ち帯電電位、光除電後の表面電位即ち残
留電位の測定結果を表5に示す。帯電電位及び残留電位
の変化が極めて小さいことがわかる。また、繰り返し試
験後の感光体の表面状態を観察し、析晶点の有無を調べ
た。結果を表6に示す。
ム素管に張り付け、ドラム感光体評価装置(ジェンテッ
ク製、シンシア90)により帯電及び光除電の繰り返し
特性を評価した。測定は、コロナ印加電圧:−5.2k
V、プロセス速度160mm/s、TCCD2モードで
の5000回の帯電及び光除電の繰り返しを行った。光
除電はタングステンランプアレイを用いて行った。帯電
後の表面電位即ち帯電電位、光除電後の表面電位即ち残
留電位の測定結果を表5に示す。帯電電位及び残留電位
の変化が極めて小さいことがわかる。また、繰り返し試
験後の感光体の表面状態を観察し、析晶点の有無を調べ
た。結果を表6に示す。
【0132】実施例12 実施例1において、例示化合物(AD1−35)の亜鉛
塩の代わりに、そのアルミニウム塩を用いた以外は実施
例11と同様にして電子写真感光体を作製し、実施例1
1と同様の試験を行った。
塩の代わりに、そのアルミニウム塩を用いた以外は実施
例11と同様にして電子写真感光体を作製し、実施例1
1と同様の試験を行った。
【0133】実施例13 実施例11において、例示化合物(AD1−35)の亜
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD2−30)の亜鉛塩
を用いた以外は実施例11と同様にして電子写真感光体
を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD2−30)の亜鉛塩
を用いた以外は実施例11と同様にして電子写真感光体
を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
【0134】実施例14 実施例11において、例示化合物(AD1−35)の亜
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD1−32)の亜鉛塩
を用いた以外は実施例11と同様にして電子写真感光体
を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD1−32)の亜鉛塩
を用いた以外は実施例11と同様にして電子写真感光体
を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
【0135】実施例15 実施例11において、例示化合物(AD1−35)の亜
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD2−27)の亜鉛塩
を用いた以外は実施例11と同様にして電子写真感光体
を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD2−27)の亜鉛塩
を用いた以外は実施例11と同様にして電子写真感光体
を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
【0136】実施例16 実施例11において、例示化合物(AD1−35)の亜
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD3−6)の亜鉛塩を
用いた以外は実施例11と同様にして電子写真感光体を
作製し、実施例11と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD3−6)の亜鉛塩を
用いた以外は実施例11と同様にして電子写真感光体を
作製し、実施例11と同様の試験を行った。
【0137】実施例17 実施例11において、例示化合物(AD1−35)の亜
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD3−6)のコバルト
塩を用いた以外は実施例11と同様にして電子写真感光
体を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD3−6)のコバルト
塩を用いた以外は実施例11と同様にして電子写真感光
体を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
【0138】実施例18 実施例11において、例示化合物(AD1−35)の亜
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD4−6)のコバルト
塩を用いた以外は実施例11と同様にして電子写真感光
体を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD4−6)のコバルト
塩を用いた以外は実施例11と同様にして電子写真感光
体を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
【0139】実施例19 実施例11において、例示化合物(AD1−35)のニ
ッケル塩の代わりに、例示化合物(AD3−25)のニ
ッケル塩を用いた以外は実施例11と同様にして電子写
真感光体を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
ッケル塩の代わりに、例示化合物(AD3−25)のニ
ッケル塩を用いた以外は実施例11と同様にして電子写
真感光体を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
【0140】実施例20 実施例11において、例示化合物(AD1−35)のニ
ッケル塩の代わりに、例示化合物(AD3−28)の亜
鉛塩を用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光
体を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
ッケル塩の代わりに、例示化合物(AD3−28)の亜
鉛塩を用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光
体を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
【0141】比較例6 実施例11において、例示化合物(AD1−35)の亜
鉛塩を含有しない以外は実施例11と同様にして電子写
真感光体を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
鉛塩を含有しない以外は実施例11と同様にして電子写
真感光体を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
【0142】比較例7 実施例11において、例示化合物(AD1−35)の亜
鉛塩の代わりに、比較化合物(EX−1)の亜鉛塩を用
いた以外は実施例11と同様にして電子写真感光体を作
製し、実施例1と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、比較化合物(EX−1)の亜鉛塩を用
いた以外は実施例11と同様にして電子写真感光体を作
製し、実施例1と同様の試験を行った。
【0143】比較例8 実施例11において、例示化合物(AD1−35)の亜
鉛塩の代わりに、比較化合物(EX−4)のアルミニウ
ム塩を用いた以外は実施例11と同様にして電子写真感
光体を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、比較化合物(EX−4)のアルミニウ
ム塩を用いた以外は実施例11と同様にして電子写真感
光体を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
【0144】比較例9 実施例11において、例示化合物(AD1−35)の亜
鉛塩の代わりに、比較化合物(EX−7)の亜鉛塩を用
いた以外は実施例11と同様にして電子写真感光体を作
製し、実施例11と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、比較化合物(EX−7)の亜鉛塩を用
いた以外は実施例11と同様にして電子写真感光体を作
製し、実施例11と同様の試験を行った。
【0145】比較例10 実施例11において、例示化合物(AD1−35)の亜
鉛塩の代わりに、比較化合物(EX−3)のコバルト塩
を用いた以外は実施例11と同様にして電子写真感光体
を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、比較化合物(EX−3)のコバルト塩
を用いた以外は実施例11と同様にして電子写真感光体
を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
【0146】実施例11から20までの電気特性の結果
を表5に示し、前露光特性の結果及び繰り返し試験後の
感光体表面の析晶点の発生の有無を表6に示す。また、
比較例6から10までの電気特性の結果を表7に示し、
前露光特性の結果及び繰り返し試験後の感光体表面の析
晶点の有無を表8に示す。
を表5に示し、前露光特性の結果及び繰り返し試験後の
感光体表面の析晶点の発生の有無を表6に示す。また、
比較例6から10までの電気特性の結果を表7に示し、
前露光特性の結果及び繰り返し試験後の感光体表面の析
晶点の有無を表8に示す。
【0147】
【表5】
【0148】
【表6】
【0149】
【表7】
【0150】
【表8】
【0151】上記のように、実施例11から20で例示
した感光体は、実施例13、15、18では、感度及び
繰り返し安定性が他に比べてやや劣っているものの、高
感度で繰り返し安定性、前露光特性に優れ、かつ添加剤
の溶解性及び相溶性に優れている。一方、比較例1から
5で例示した感光体は、全体的に低感度で繰り返し安定
性に、前露光特性に劣り、かつ添加剤の溶解性及び相溶
性も劣っており、繰り返しにより、無添加の比較例6以
外は、全て析晶点が発生した。比較例6は添加剤を添加
していないため、前露光特性の低下や析晶点は見られな
いが、繰り返しによる帯電電位と残留電位の変化が非常
に大きい。このように繰り返し安定性が劣っていると、
コピー実写評価では、繰り返しにより実写画像のコント
ラストが低下すると共にカブリが発生し、析晶点はコピ
ー画像欠陥の原因となる。
した感光体は、実施例13、15、18では、感度及び
繰り返し安定性が他に比べてやや劣っているものの、高
感度で繰り返し安定性、前露光特性に優れ、かつ添加剤
の溶解性及び相溶性に優れている。一方、比較例1から
5で例示した感光体は、全体的に低感度で繰り返し安定
性に、前露光特性に劣り、かつ添加剤の溶解性及び相溶
性も劣っており、繰り返しにより、無添加の比較例6以
外は、全て析晶点が発生した。比較例6は添加剤を添加
していないため、前露光特性の低下や析晶点は見られな
いが、繰り返しによる帯電電位と残留電位の変化が非常
に大きい。このように繰り返し安定性が劣っていると、
コピー実写評価では、繰り返しにより実写画像のコント
ラストが低下すると共にカブリが発生し、析晶点はコピ
ー画像欠陥の原因となる。
【0152】実施例21 例示化合物(CG−3)で示される電荷移動物質1重量
部とポリビニルブチラール樹脂(積水化学工業製、エス
レックKS−1)1重量部をメチルエチルケトン100
重量部に混合し、ペイントコンディショナーによりガラ
スビーズ(シンマルエンタープライゼズ製、ハイビーD
−20)と共に4時間分散した。こうして得た顔料分散
液をアプリケーターにて金属アルミニウム薄板(JIS
規格#1050)上に塗布し、80℃で15分乾燥して
膜厚約0.4μmの電荷発生層を得た。
部とポリビニルブチラール樹脂(積水化学工業製、エス
レックKS−1)1重量部をメチルエチルケトン100
重量部に混合し、ペイントコンディショナーによりガラ
スビーズ(シンマルエンタープライゼズ製、ハイビーD
−20)と共に4時間分散した。こうして得た顔料分散
液をアプリケーターにて金属アルミニウム薄板(JIS
規格#1050)上に塗布し、80℃で15分乾燥して
膜厚約0.4μmの電荷発生層を得た。
【0153】次に例示化合物(CT−3)で示される電
荷移動物質10重量部と例示化合物(AD1−25)で
示されるカルボン酸誘導体のアルミニウム塩0.05重
量部とポリカーボネート樹脂(出光興産製、タフゼット
B−500)10重量部をジクロロメタン150重量部
に溶解させて、上記電荷発生層の上に、この溶液をアプ
リケーターにより塗布し、80℃で60分乾燥して乾燥
膜厚20μmの電荷移動層を形成した。
荷移動物質10重量部と例示化合物(AD1−25)で
示されるカルボン酸誘導体のアルミニウム塩0.05重
量部とポリカーボネート樹脂(出光興産製、タフゼット
B−500)10重量部をジクロロメタン150重量部
に溶解させて、上記電荷発生層の上に、この溶液をアプ
リケーターにより塗布し、80℃で60分乾燥して乾燥
膜厚20μmの電荷移動層を形成した。
【0154】この様にして作製した積層型電子写真感光
体を室温暗中に一昼夜保管した後、静電記録試験装置
(川口電機製作所製、SP−428)により電子写真特
性評価を行った。測定条件は、コロナ印加電圧:−5k
V、スタティックモードNo.3(プロセス速度167
mm/s)、照射光(白色光)照度:2lxであった。
その結果、帯電電位−715V、半減露光量0.98l
x・sと非常に高感度の値を示した。結果を表9に示
す。また、この感光体に白色光(5000lx)を1分
間照射した後、同条件で電子写真特性評価を行い、光照
射前の帯電電位に対する光照射後の帯電電位の比を百分
率で表し、耐前露光特性の評価を行った。結果を表10
に示す。
体を室温暗中に一昼夜保管した後、静電記録試験装置
(川口電機製作所製、SP−428)により電子写真特
性評価を行った。測定条件は、コロナ印加電圧:−5k
V、スタティックモードNo.3(プロセス速度167
mm/s)、照射光(白色光)照度:2lxであった。
その結果、帯電電位−715V、半減露光量0.98l
x・sと非常に高感度の値を示した。結果を表9に示
す。また、この感光体に白色光(5000lx)を1分
間照射した後、同条件で電子写真特性評価を行い、光照
射前の帯電電位に対する光照射後の帯電電位の比を百分
率で表し、耐前露光特性の評価を行った。結果を表10
に示す。
【0155】次に、この感光体をアルミニウム製のドラ
ム素管に張り付け、ドラム感光体評価装置(ジェンテッ
ク製、シンシア90)により帯電及び光除電の繰り返し
特性を評価した。測定は、コロナ印加電圧:−5.2k
V、プロセス速度160mm/s、TCCD2モードで
の5000回の帯電及び光除電の繰り返しを行った。光
除電はタングステンランプアレイを用いて行った。帯電
後の表面電位即ち帯電電位、光除電後の表面電位即ち残
留電位の測定結果を表9に示す。帯電電位及び残留電位
の変化が極めて小さいことがわかる。また、繰り返し試
験後の感光体の表面状態を観察し、析晶点の有無を調べ
た。結果を表10に示す。
ム素管に張り付け、ドラム感光体評価装置(ジェンテッ
ク製、シンシア90)により帯電及び光除電の繰り返し
特性を評価した。測定は、コロナ印加電圧:−5.2k
V、プロセス速度160mm/s、TCCD2モードで
の5000回の帯電及び光除電の繰り返しを行った。光
除電はタングステンランプアレイを用いて行った。帯電
後の表面電位即ち帯電電位、光除電後の表面電位即ち残
留電位の測定結果を表9に示す。帯電電位及び残留電位
の変化が極めて小さいことがわかる。また、繰り返し試
験後の感光体の表面状態を観察し、析晶点の有無を調べ
た。結果を表10に示す。
【0156】実施例22 実施例21において、例示化合物(AD1−25)のア
ルミニウム塩の代わりに、例示化合物(AD1−29)
のアルミニウム塩を用いた以外は実施例21と同様にし
て電子写真感光体を作製し、実施例21と同様の試験を
行った。
ルミニウム塩の代わりに、例示化合物(AD1−29)
のアルミニウム塩を用いた以外は実施例21と同様にし
て電子写真感光体を作製し、実施例21と同様の試験を
行った。
【0157】実施例23 実施例21において、例示化合物(AD1−25)のア
ルミニウム塩の代わりに、例示化合物(AD1−42)
の亜鉛塩を用いた以外は実施例21と同様にして電子写
真感光体を作製し、実施例21と同様の試験を行った。
ルミニウム塩の代わりに、例示化合物(AD1−42)
の亜鉛塩を用いた以外は実施例21と同様にして電子写
真感光体を作製し、実施例21と同様の試験を行った。
【0158】実施例24 実施例21において、例示化合物(AD1−25)のア
ルミニウム塩の代わりに、例示化合物(AD1−54)
のアルミニウム塩を用いた以外は実施例21と同様にし
て電子写真感光体を作製し、実施例21と同様の試験を
行った。
ルミニウム塩の代わりに、例示化合物(AD1−54)
のアルミニウム塩を用いた以外は実施例21と同様にし
て電子写真感光体を作製し、実施例21と同様の試験を
行った。
【0159】実施例25 実施例21において、例示化合物(AD1−25)のア
ルミニウム塩の代わりに、例示化合物(AD1−29)
のマグネシム塩を用いた以外は実施例21と同様にして
電子写真感光体を作製し、実施例21と同様の試験を行
った。
ルミニウム塩の代わりに、例示化合物(AD1−29)
のマグネシム塩を用いた以外は実施例21と同様にして
電子写真感光体を作製し、実施例21と同様の試験を行
った。
【0160】実施例26 実施例21において、例示化合物(AD1−25)のア
ルミニウム塩の代わりに、例示化合物(AD3−29)
の亜鉛塩を用いた以外は実施例21と同様にして電子写
真感光体を作製し、実施例21と同様の試験を行った。
ルミニウム塩の代わりに、例示化合物(AD3−29)
の亜鉛塩を用いた以外は実施例21と同様にして電子写
真感光体を作製し、実施例21と同様の試験を行った。
【0161】実施例27 実施例11において、例示化合物(AD1−25)のア
ルミニウム塩の代わりに、例示化合物(AD3−48)
の亜鉛塩を用いた以外は実施例21と同様にして電子写
真感光体を作製し、実施例21と同様の試験を行った。
ルミニウム塩の代わりに、例示化合物(AD3−48)
の亜鉛塩を用いた以外は実施例21と同様にして電子写
真感光体を作製し、実施例21と同様の試験を行った。
【0162】実施例28 実施例21において、例示化合物(AD1−25)のア
ルミニウム塩の代わりに、例示化合物(AD3−51)
のクロム塩を用いた以外は実施例21と同様にして電子
写真感光体を作製し、実施例21と同様の試験を行っ
た。
ルミニウム塩の代わりに、例示化合物(AD3−51)
のクロム塩を用いた以外は実施例21と同様にして電子
写真感光体を作製し、実施例21と同様の試験を行っ
た。
【0163】実施例29 実施例21において、例示化合物(AD1−25)のア
ルミニウム塩の代わりに、例示化合物(AD3−62)
のクロム塩を用いた以外は実施例21と同様にして電子
写真感光体を作製し、実施例21と同様の試験を行っ
た。
ルミニウム塩の代わりに、例示化合物(AD3−62)
のクロム塩を用いた以外は実施例21と同様にして電子
写真感光体を作製し、実施例21と同様の試験を行っ
た。
【0164】実施例30 実施例21において、例示化合物(AD1−25)のア
ルミニウム塩の代わりに、例示化合物(AD3−30)
のニッケル塩を用いた以外は実施例21と同様にして電
子写真感光体を作製し、実施例21と同様の試験を行っ
た。
ルミニウム塩の代わりに、例示化合物(AD3−30)
のニッケル塩を用いた以外は実施例21と同様にして電
子写真感光体を作製し、実施例21と同様の試験を行っ
た。
【0165】比較例11 実施例21において、例示化合物(AD1−25)のア
ルミニウム塩の代わりに、比較化合物(EX−2)の亜
鉛塩を用いた以外は実施例21と同様にして電子写真感
光体を作製し、実施例21と同様の試験を行った。
ルミニウム塩の代わりに、比較化合物(EX−2)の亜
鉛塩を用いた以外は実施例21と同様にして電子写真感
光体を作製し、実施例21と同様の試験を行った。
【0166】比較例12 実施例21において、例示化合物(AD1−25)のア
ルミニウム塩の代わりに、比較化合物(EX−6)のク
ロム塩を用いた以外は実施例21と同様にして電子写真
感光体を作製し、実施例21と同様の試験を行った。
ルミニウム塩の代わりに、比較化合物(EX−6)のク
ロム塩を用いた以外は実施例21と同様にして電子写真
感光体を作製し、実施例21と同様の試験を行った。
【0167】比較例13 実施例21において、例示化合物(AD1−25)のア
ルミニウム塩の代わりに、比較化合部物(EX−9)の
亜鉛塩を用いた以外は実施例21と同様にして電子写真
感光体を作製し、実施例21と同様の試験を行った。
ルミニウム塩の代わりに、比較化合部物(EX−9)の
亜鉛塩を用いた以外は実施例21と同様にして電子写真
感光体を作製し、実施例21と同様の試験を行った。
【0168】比較例14 実施例21において、例示化合物(AD1−25)のア
ルミニウム塩の代わりに、比較化合物(EX−10)の
亜鉛塩を用いた以外は実施例21と同様にして電子写真
感光体を作製し、実施例21と同様の試験を行った。
ルミニウム塩の代わりに、比較化合物(EX−10)の
亜鉛塩を用いた以外は実施例21と同様にして電子写真
感光体を作製し、実施例21と同様の試験を行った。
【0169】比較例15 実施例21において、例示化合物(AD1−25)のア
ルミニウム塩の代わりに、比較化合物(EX−12)の
ナトリウム塩を用いた以外は実施例21と同様にして電
子写真感光体を作製し、実施例21と同様の試験を行っ
た。
ルミニウム塩の代わりに、比較化合物(EX−12)の
ナトリウム塩を用いた以外は実施例21と同様にして電
子写真感光体を作製し、実施例21と同様の試験を行っ
た。
【0170】実施例21から30までの電気特性の結果
を表9に示し、前露光特性の結果及び繰り返し試験後の
感光体表面の析晶点の発生の有無を表10に示す。ま
た、比較例11から15までの電気特性の結果を表11
に示し、前露光特性の結果及び繰り返し試験後の感光体
表面の析晶点の有無を表12に示す。
を表9に示し、前露光特性の結果及び繰り返し試験後の
感光体表面の析晶点の発生の有無を表10に示す。ま
た、比較例11から15までの電気特性の結果を表11
に示し、前露光特性の結果及び繰り返し試験後の感光体
表面の析晶点の有無を表12に示す。
【0171】
【表9】
【0172】
【表10】
【0173】
【表11】
【0174】
【表12】
【0175】上記のように、実施例21から30で例示
した感光体は、実施例25、29では、感度及び繰り返
し安定性が他に比べるとやや劣っているものの、高感度
で繰り返し安定性、前露光特性に優れ、かつ添加剤の溶
解性及び相溶性に優れている。一方、比較例11から1
5で例示した感光体は、全体的に低感度で繰り返し安定
性、前露光特性に劣り、かつ添加剤の溶解性及び相溶性
も劣っており、繰り返しにより、全て析晶点が発生し
た。このように繰り返し安定性が劣っていると、コピー
実写評価では、繰り返しにより実写画像のコントラスト
が低下すると共にカブリが発生し、析晶点はコピー画像
欠陥の原因となる。
した感光体は、実施例25、29では、感度及び繰り返
し安定性が他に比べるとやや劣っているものの、高感度
で繰り返し安定性、前露光特性に優れ、かつ添加剤の溶
解性及び相溶性に優れている。一方、比較例11から1
5で例示した感光体は、全体的に低感度で繰り返し安定
性、前露光特性に劣り、かつ添加剤の溶解性及び相溶性
も劣っており、繰り返しにより、全て析晶点が発生し
た。このように繰り返し安定性が劣っていると、コピー
実写評価では、繰り返しにより実写画像のコントラスト
が低下すると共にカブリが発生し、析晶点はコピー画像
欠陥の原因となる。
【0176】実施例31 電荷移動物質としてτ型無金属フタロシアニン(東洋イ
ンキ製造製、TPA−891)1重量部と塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合樹脂(積水化学工業製、エスレック
C)1重量部を酢酸ブチル100重量部に混合し、ペイ
ントコンディショナーによりガラスビーズ(シンマルエ
ンタープライゼズ製、ハイビーD−20)と共に4時間
分散した。こうして得た顔料分散液をアプリケーターに
て金属アルミニウム薄板(JIS規格#1050)上に
塗布し、80℃で15分乾燥して膜厚約0.4μmの電
荷発生層を得た。
ンキ製造製、TPA−891)1重量部と塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合樹脂(積水化学工業製、エスレック
C)1重量部を酢酸ブチル100重量部に混合し、ペイ
ントコンディショナーによりガラスビーズ(シンマルエ
ンタープライゼズ製、ハイビーD−20)と共に4時間
分散した。こうして得た顔料分散液をアプリケーターに
て金属アルミニウム薄板(JIS規格#1050)上に
塗布し、80℃で15分乾燥して膜厚約0.4μmの電
荷発生層を得た。
【0177】次に例示化合物(CT−4)で示される電
荷移動物質10重量部と例示化合物(AD2−36)で
示されるカルボン酸誘導体の亜鉛塩0.1重量部とポリ
カーボネート樹脂(帝人化成製、パンライトK−130
0)10重量部をジクロロメタン150重量部に溶解さ
せて、上記電荷発生層の上に、この溶液をアプリケータ
ーにより塗布し、80℃で60分乾燥して乾燥膜厚20
μmの電荷移動層を形成した。
荷移動物質10重量部と例示化合物(AD2−36)で
示されるカルボン酸誘導体の亜鉛塩0.1重量部とポリ
カーボネート樹脂(帝人化成製、パンライトK−130
0)10重量部をジクロロメタン150重量部に溶解さ
せて、上記電荷発生層の上に、この溶液をアプリケータ
ーにより塗布し、80℃で60分乾燥して乾燥膜厚20
μmの電荷移動層を形成した。
【0178】この様にして作製した積層型電子写真感光
体を室温暗中に一昼夜保管した後、静電記録試験装置
(川口電機製作所製、SP−428)により電子写真特
性評価を行った。測定条件は、コロナ印加電圧:−5k
V、スタティックモードNo.3(プロセス速度167
mm/s)、照射光(白色光)照度:2lxであった。
その結果、帯電電位−680V、半減露光量0.98l
x・sと非常に高感度の値を示した。結果を表13に示
す。また、この感光体に白色光(5000lx)を1分
間照射した後、同条件で電子写真特性評価を行い、光照
射前の帯電電位に対する光照射後の帯電電位の比を百分
率で表し、耐前露光特性の評価を行った。結果を表14
に示す。
体を室温暗中に一昼夜保管した後、静電記録試験装置
(川口電機製作所製、SP−428)により電子写真特
性評価を行った。測定条件は、コロナ印加電圧:−5k
V、スタティックモードNo.3(プロセス速度167
mm/s)、照射光(白色光)照度:2lxであった。
その結果、帯電電位−680V、半減露光量0.98l
x・sと非常に高感度の値を示した。結果を表13に示
す。また、この感光体に白色光(5000lx)を1分
間照射した後、同条件で電子写真特性評価を行い、光照
射前の帯電電位に対する光照射後の帯電電位の比を百分
率で表し、耐前露光特性の評価を行った。結果を表14
に示す。
【0179】次に、この感光体をアルミニウム製のドラ
ム素管に張り付け、ドラム感光体評価装置(ジェンテッ
ク製、シンシア90)により帯電及び光除電の繰り返し
特性を評価した。測定は、コロナ印加電圧:−5.2k
V、プロセス速度160mm/s、TCCD2モードで
の5000回の帯電及び光除電の繰り返しを行った。光
除電はタングステンランプアレイを用いて行った。帯電
後の表面電位即ち帯電電位、光除電後の表面電位即ち残
留電位の測定結果を表13に示す。帯電電位及び残留電
位の変化が極めて小さいことがわかる。また、繰り返し
試験後の感光体の表面状態を観察し、析晶点の有無を調
べた。結果を表14に示す。
ム素管に張り付け、ドラム感光体評価装置(ジェンテッ
ク製、シンシア90)により帯電及び光除電の繰り返し
特性を評価した。測定は、コロナ印加電圧:−5.2k
V、プロセス速度160mm/s、TCCD2モードで
の5000回の帯電及び光除電の繰り返しを行った。光
除電はタングステンランプアレイを用いて行った。帯電
後の表面電位即ち帯電電位、光除電後の表面電位即ち残
留電位の測定結果を表13に示す。帯電電位及び残留電
位の変化が極めて小さいことがわかる。また、繰り返し
試験後の感光体の表面状態を観察し、析晶点の有無を調
べた。結果を表14に示す。
【0180】実施例32 実施例31において、例示化合物(AD2−36)の亜
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD1−37)の亜鉛塩
を用いた以外は実施例31と同様にして電子写真感光体
を作製し、実施例31と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD1−37)の亜鉛塩
を用いた以外は実施例31と同様にして電子写真感光体
を作製し、実施例31と同様の試験を行った。
【0181】実施例33 実施例31において、例示化合物(AD2−36)の亜
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD1−50)のアルミ
ニウム塩を用いた以外は実施例31と同様にして電子写
真感光体を作製し、実施例31と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD1−50)のアルミ
ニウム塩を用いた以外は実施例31と同様にして電子写
真感光体を作製し、実施例31と同様の試験を行った。
【0182】実施例34 実施例31において、例示化合物(AD2−36)の亜
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD1−57)のコバル
ト塩を用いた以外は実施例31と同様にして電子写真感
光体を作製し、実施例31と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD1−57)のコバル
ト塩を用いた以外は実施例31と同様にして電子写真感
光体を作製し、実施例31と同様の試験を行った。
【0183】実施例35 実施例31において、例示化合物(AD2−36)の亜
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD1−63)の銅塩を
用いた以外は実施例31と同様にして電子写真感光体を
作製し、実施例31と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD1−63)の銅塩を
用いた以外は実施例31と同様にして電子写真感光体を
作製し、実施例31と同様の試験を行った。
【0184】実施例36 実施例31において、例示化合物(AD2−36)の亜
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD3−11)の亜鉛塩
を用いた以外は実施例31と同様にして電子写真感光体
を作製し、実施例31と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD3−11)の亜鉛塩
を用いた以外は実施例31と同様にして電子写真感光体
を作製し、実施例31と同様の試験を行った。
【0185】実施例37 実施例31において、例示化合物(AD2−36)の亜
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD3−22)のアルミ
ニウム塩を用いた以外は実施例31と同様にして電子写
真感光体を作製し、実施例31と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD3−22)のアルミ
ニウム塩を用いた以外は実施例31と同様にして電子写
真感光体を作製し、実施例31と同様の試験を行った。
【0186】実施例38 実施例31において、例示化合物(AD2−36)の亜
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD3−34)の亜鉛塩
を用いた以外は実施例31と同様にして電子写真感光体
を作製し、実施例31と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD3−34)の亜鉛塩
を用いた以外は実施例31と同様にして電子写真感光体
を作製し、実施例31と同様の試験を行った。
【0187】実施例39 実施例31において、例示化合物(AD2−26)の亜
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD4−29)の亜鉛塩
を用いた以外は実施例31と同様にして電子写真感光体
を作製し、実施例31と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD4−29)の亜鉛塩
を用いた以外は実施例31と同様にして電子写真感光体
を作製し、実施例31と同様の試験を行った。
【0188】実施例40 実施例31において、例示化合物(AD2−36)の亜
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD3−54)のニッケ
ル塩を用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光
体を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD3−54)のニッケ
ル塩を用いた以外は実施例1と同様にして電子写真感光
体を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
【0189】比較例16 実施例31において、例示化合物(AD2−36)の亜
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD2−36)そのもの
を用いた以外は実施例11と同様にして電子写真感光体
を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、例示化合物(AD2−36)そのもの
を用いた以外は実施例11と同様にして電子写真感光体
を作製し、実施例11と同様の試験を行った。
【0190】比較例17 実施例31において、例示化合物(AD2−36)の亜
鉛塩の代わりに、比較化合物(EX−1)のアルミニウ
ム塩を用いた以外は実施例31と同様にして電子写真感
光体を作製し、実施例31と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、比較化合物(EX−1)のアルミニウ
ム塩を用いた以外は実施例31と同様にして電子写真感
光体を作製し、実施例31と同様の試験を行った。
【0191】比較例18 実施例31において、例示化合物(AD2−36)の亜
鉛塩の代わりに、比較化合物(EX−2)の亜鉛塩を用
いた以外は実施例31と同様にして電子写真感光体を作
製し、実施例31と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、比較化合物(EX−2)の亜鉛塩を用
いた以外は実施例31と同様にして電子写真感光体を作
製し、実施例31と同様の試験を行った。
【0192】比較例19 実施例31において、例示化合物(AD2−36)の亜
鉛塩の代わりに、比較化合物(EX−5)のコバルト塩
を用いた以外は実施例31と同様にして電子写真感光体
を作製し、実施例31と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、比較化合物(EX−5)のコバルト塩
を用いた以外は実施例31と同様にして電子写真感光体
を作製し、実施例31と同様の試験を行った。
【0193】比較例20 実施例31において、例示化合物(AD2−36)の亜
鉛塩の代わりに、比較化合物(EX−12)の亜鉛塩を
用いた以外は実施例31と同様にして電子写真感光体を
作製し、実施例31と同様の試験を行った。
鉛塩の代わりに、比較化合物(EX−12)の亜鉛塩を
用いた以外は実施例31と同様にして電子写真感光体を
作製し、実施例31と同様の試験を行った。
【0194】実施例31から40までの電気特性の結果
を表13に示し、前露光特性の結果及び繰り返し試験後
の感光体表面の析晶点の発生の有無を表14に示す。ま
た、比較例16から20までの電気特性の結果を表15
に示し、前露光特性の結果及び繰り返し試験後の感光体
表面の析晶点の有無を表16に示す。
を表13に示し、前露光特性の結果及び繰り返し試験後
の感光体表面の析晶点の発生の有無を表14に示す。ま
た、比較例16から20までの電気特性の結果を表15
に示し、前露光特性の結果及び繰り返し試験後の感光体
表面の析晶点の有無を表16に示す。
【0195】
【表13】
【0196】
【表14】
【0197】
【表15】
【0198】
【表16】
【0199】上記のように、実施例31から40で例示
した感光体は、高感度で繰り返し安定性、前露光特性に
優れ、かつ添加剤の溶解性及び相溶性に優れている。一
方、比較例16から20で例示した感光体は、全体的に
低感度で繰り返し安定性、前露光特性に劣り、かつ添加
剤の溶解性及び相溶性も劣っており、繰り返しにより、
比較例16以外は、全て析晶点が発生した。比較例16
は、例示化合物(AD2−46)で表されるカルボン酸
誘導体そのものであり、前露光特性の大幅な低下や析晶
点の発生は見られないが、繰り返しによる帯電電位と残
留電位の変化が非常に大きい。このように繰り返し安定
性が劣っていると、コピー実写評価では、繰り返しによ
り実写画像のコントラストが低下すると共にカブリが発
生し、析晶点はコピー画像欠陥の原因となる。
した感光体は、高感度で繰り返し安定性、前露光特性に
優れ、かつ添加剤の溶解性及び相溶性に優れている。一
方、比較例16から20で例示した感光体は、全体的に
低感度で繰り返し安定性、前露光特性に劣り、かつ添加
剤の溶解性及び相溶性も劣っており、繰り返しにより、
比較例16以外は、全て析晶点が発生した。比較例16
は、例示化合物(AD2−46)で表されるカルボン酸
誘導体そのものであり、前露光特性の大幅な低下や析晶
点の発生は見られないが、繰り返しによる帯電電位と残
留電位の変化が非常に大きい。このように繰り返し安定
性が劣っていると、コピー実写評価では、繰り返しによ
り実写画像のコントラストが低下すると共にカブリが発
生し、析晶点はコピー画像欠陥の原因となる。
【0200】実施例1から40で分かるように、導電性
支持体上に少なくとも電荷発生層と電荷移動層からなる
感光層を有する電子写真感光体において、電荷移動層に
添加剤として、一般式(I)で表されるカルボン酸誘導
体の金属塩の少なくとも1種を含有させることによっ
て、高感度で前露光特性及び繰り返し安定性に優れた電
子写真感光体を提供できる。また、本発明におけるカル
ボン酸誘導体の金属塩はジクロロメタン等の電荷移動層
形成用溶剤に易溶で、電荷移動物質、バインダー樹脂と
の相溶性にも優れ、感光体作製時はもとより、繰り返し
使用によっても、感光層に析晶点が発生しない。一方、
比較化合物はある程度の残留電位変化の抑制効果はある
ものの、前露光特性が悪化し、ジクロロメタン等の電荷
移動層形成用溶剤に対する溶解性が低く、溶解させるの
に非常に時間が掛かったり、完全には溶解せずコロイド
状になってしまい、感光体形成時において感光層に微小
な析晶点が発生するものや繰り返し使用によって、析晶
点が拡大又は発生し、実用上大きな問題となる。
支持体上に少なくとも電荷発生層と電荷移動層からなる
感光層を有する電子写真感光体において、電荷移動層に
添加剤として、一般式(I)で表されるカルボン酸誘導
体の金属塩の少なくとも1種を含有させることによっ
て、高感度で前露光特性及び繰り返し安定性に優れた電
子写真感光体を提供できる。また、本発明におけるカル
ボン酸誘導体の金属塩はジクロロメタン等の電荷移動層
形成用溶剤に易溶で、電荷移動物質、バインダー樹脂と
の相溶性にも優れ、感光体作製時はもとより、繰り返し
使用によっても、感光層に析晶点が発生しない。一方、
比較化合物はある程度の残留電位変化の抑制効果はある
ものの、前露光特性が悪化し、ジクロロメタン等の電荷
移動層形成用溶剤に対する溶解性が低く、溶解させるの
に非常に時間が掛かったり、完全には溶解せずコロイド
状になってしまい、感光体形成時において感光層に微小
な析晶点が発生するものや繰り返し使用によって、析晶
点が拡大又は発生し、実用上大きな問題となる。
【0201】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば、高感度で、しかも前露光特性及び繰り返し安定性に
優れた電子写真感光体を提供することができる。
ば、高感度で、しかも前露光特性及び繰り返し安定性に
優れた電子写真感光体を提供することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 導電性支持体上に少なくとも電荷発生層
と電荷移動層からなる感光層を有する電子写真感光体に
おいて、該電荷移動層に下記一般式(I)で表されるカ
ルボン酸誘導体の金属塩の少なくとも1種を含有するこ
とを特徴とする電子写真感光体。 【化1】 (式(I)中において、Xは−NHCO−又は−SO2
NH−を表し、Rは2価の連結基を表し、Arは置換基
を有していてもよい芳香環残基又は複素芳香環残基を表
す。) - 【請求項2】 上記一般式(I)で表されるカルボン酸
誘導体のRが置換基を有していてもよいフェニレン基又
はアルキレン基であることを特徴とする請求項1記載の
電子写真感光体。 - 【請求項3】 上記一般式(I)で表されるカルボン酸
誘導体のArが置換基を有していてもよいフェニル基で
あることを特徴とする請求項1又は2記載の電子写真感
光体。 - 【請求項4】 上記一般式(I)で表されるカルボン酸
誘導体の金属塩が、アルミニウム塩、亜鉛塩、クロム
塩、コバルト塩、ニッケル塩、鉄塩、銅塩の少なくとも
1種であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
項に記載の電子写真感光体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17198597A JPH1115176A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 電子写真感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17198597A JPH1115176A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 電子写真感光体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1115176A true JPH1115176A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15933405
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17198597A Pending JPH1115176A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 電子写真感光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1115176A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110941154A (zh) * | 2018-09-21 | 2020-03-31 | 富士施乐株式会社 | 电子照相感光体、处理盒和图像形成设备 |
| US20230354695A1 (en) * | 2017-12-20 | 2023-11-02 | Novaled Gmbh | Coordination Complex and Electronic Device Comprising the Same |
-
1997
- 1997-06-27 JP JP17198597A patent/JPH1115176A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20230354695A1 (en) * | 2017-12-20 | 2023-11-02 | Novaled Gmbh | Coordination Complex and Electronic Device Comprising the Same |
| US12501822B2 (en) * | 2017-12-20 | 2025-12-16 | Novaled Gmbh | Coordination complex and electronic device comprising the same |
| CN110941154A (zh) * | 2018-09-21 | 2020-03-31 | 富士施乐株式会社 | 电子照相感光体、处理盒和图像形成设备 |
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