JPH11155246A - 鉄心とその製造方法 - Google Patents
鉄心とその製造方法Info
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- JPH11155246A JPH11155246A JP10231280A JP23128098A JPH11155246A JP H11155246 A JPH11155246 A JP H11155246A JP 10231280 A JP10231280 A JP 10231280A JP 23128098 A JP23128098 A JP 23128098A JP H11155246 A JPH11155246 A JP H11155246A
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Abstract
た鉄心を提供する。 【解決手段】 積重体を構成するラミネーションの一方
の面に、ラミネーションの軸線から所定の半径方向の距
離の所に形成された少なくとも1つのインターロック用
突起38、及び突起受入れ領域48を形成する。突起受
入れ領域48は、ラミネーションの軸線から前記所定の
半径方向の距離の所にあって、βを360°とスロット
数との比として定義された角度として、βの整数倍であ
る角度φだけ、インターロック用突起38から隔たって
いる。
Description
云えばラミネーション(lamination)の積重
体から形成される電動機の回転子及び固定子鉄心に対す
る対になったインターロック部、並びにこういう鉄心を
作る方法に関する。
業及び住居のあらゆる面に影響を与える。こういう電動
機は、たとえば洗濯機や冷蔵庫にみられる小型の1馬力
未満の電動機から、製造装置やファンなどを駆動する大
型の工業用に及び得る。電動機は、普通、電気エネルギ
を回転エネルギ又は回転力に変換するために使われる。
回転する中心部分と、固定子と呼ばれる不動の外側部分
とを含む。固定子及び回転子が、電動機を収容するハウ
ジングの中に収められる。回転子及び固定子は共に導電
要素を含んでいる。回転子及び固定子鉄心には、導電要
素を受入れる開口であるスロットを色々な数で形成する
ことがある。
て、導電要素を含んでいる。回転子鉄心にあるバーの数
は大幅に変わり得る。小形の1馬力未満のかご形電動
機、たとえば回転子の直径が約2吋のものでは、バーの
数は一般的に8乃至52である。鉄心構造は、複数個の
積重ねた板又はラミネーションで形成されるのが典型的
である。ラミネーションは、金属であってよいが、プレ
スで押し抜きにより形成され、その後に互いに上下に積
重ねることにより鉄心を形成することができる。ラミネ
ーションの材料に非対称性がある惧れがあるため、ラミ
ネーションを回転配置して、最終的に組み立てたときの
鉄心が不均斉な積重体ではなく、真っ直ぐな積重体とな
るようにすることができる。ラミネーションは互いにイ
ンターロックすることによって、頑丈な鉄心構造を形成
すると共に、ラミネーションが相互に動かないようにす
る。固定子鉄心も同様にして形成される。
々のラミネーションの面に凹み又は凹部を形成し、これ
がラミネーションの反対側に対応する突起を形成する。
その後、ラミネーションを互いに上下に積重ね、1つの
ラミネーションの突起が次の隣りのラミネーションの凹
部に係合してその中に収まるようにする。このネスト
(nest)型の方式では、突起と凹部を係合させるこ
とにより、ラミネーションを互いに整合した状態に保
つ。これはラミネーションをインターロックする普通
の、一般に受入れられている方法である。
がある。第1に、回転子又は固定子にあるスロットの数
とインターロックの数との間に数学的な従属関係があ
る。典型的には、回転子スロットの数及びインターロッ
クの数は、それらが両方とも3、4又は5で割り切れ
て、夫々120°、90°及び72.5°の回転配置
(rotation)になるように選ばれる。回転子又
は固定子が、こういう数で割切れる量のスロットを持つ
時には、これは適切であることがあるが、回転子にある
スロットの数がこのように割切れる数から変化する時、
受入れることができない。例えば、スロットの数が1
2、15、16、20、24、28、30、32、3
6、40、42、45又は48である時、インターロッ
クの数は充分な数になる(例えば3乃至4)ことがあ
り、回転配置角度は、360°をインターロックの数で
割ることにより、容易に決定される。
子は、2個、3個又は6個のインターロックを持つこと
ができ、回転配置角度は夫々180°、120°及び6
0°になる。然し、バーの数がこのように割切れる数か
ら変化する時、回転配置の鉄心にインターロックを取入
れることは、不可能ではないにしても、非常に複雑にな
る。例えば、バーの数が素数(例えば13、17、1
9、23、29、31、37、41、43又は47個)
である回転子は、ラミネーションをインターロックする
公知の方法を使っては、製造することができないことに
なる。
できないような量のスロットを持つラミネーションを有
する回転子及び固定子鉄心は、不均斉な積重体又は鉄心
を形成しやすいことが観測されている。即ち、回転配置
を180°にしかする事のできないラミネーションを含
む鉄心は、互いに同心にしようとして形成した孔にずれ
が存在する場合、完成された鉄心に望ましくない卵形を
生じることがある。
るような形にし、更に回転子鉄心のラミネーション相互
のスキューに対処できる、スロットの数に無関係な、回
転子及び固定子鉄心のラミネーション・インターロック
方式が依然として必要とされている。更に、このような
回転子及び固定子鉄心のラミネーションを作る方法とし
て、鉄心を形成するのに必要な工程の数を増やさず、好
ましくは減らすような方法が依然として必要とされてい
る。
できるような、ラミネーションの積重体で形成される鉄
心が、鉄心を画成するように全体的に円形の複数個のラ
ミネーションを積重ねることによって形成される。各々
のラミネーションはそれを通る軸線を持っており、この
軸線は他の各々のラミネーションの軸線と同一直線上に
ある。ラミネーションは第1及び第2の面を有する。積
重ねた形は、第1及び第2の面の両方に他のラミネーシ
ョンが隣接して位置決めされている少なくとも1つの内
側ラミネーションと、一方の面に他のラミネーションが
隣接して位置決めされている外側ラミネーションと画成
するように構成される。
半径方向に伸びる所定数の円周方向に等間隔に設けられ
た開口又はスロットを含む。スロットは隣りのスロット
から歯によって隔てられている。スロットは導電要素を
受入れるようになっている。内側ラミネーションは、軸
線から所定の半径方向の距離の所に、第1及び第2の面
のうちの一方から伸びる少なくとも1つのインターロッ
ク用突起を持つ。更に各々のラミネーションは、突起が
あるのと軸線から同じ半径方向の距離の所に位置決めさ
れた少なくとも1つの突起受入れ領域を含む。突起受入
れ領域は、360°とスロット数との比として定義され
る角度βの整数倍である角度φだけ、突起から円周方向
に隔たっている。
説明から明らかになろう。
ができるが、この開示が本発明の例示とみなされるべき
であって、本発明をここで説明する特定の実施例及び方
法に制限するものではないという了解のもとに、現在好
ましいと考えられる実施例及び方法を図面に示し、これ
から説明する。
は、電動機が全体的に10で示されている。電動機10
はハウジング12の中に入っていて、回転子14及び固
定子16を含む。固定子16は電動機10の不動部分で
あり、ハウジング12の内側に取り付けられている。固
定子16はそれを通り抜ける縦軸線18を有する。回転
子14は電動機10の回転部分であり、固定子16の内
側に位置決めされている。回転子14は縦軸線20を有
する。回転子14は、回転子14の軸線18及び固定子
16の軸線20が同一直線上にあるように、固定子16
と整合している。
して、その間に22で示す空隙と呼ばれる隙間を画成す
る。隙間22は、回転子14及び固定子16が誤って互
いに接触することなく、回転子14が固定子16の中で
自由に回転できるようにする。典型的な小型の、例えば
1馬力未満の電動機では、隙間22は約10/1000
吋(10ミル)にすることができる。
き、回転子14と固定子16が互いに接触しないように
するために、回転子14と固定子16との間の隙間22
を保たなければならないことが理解されよう。回転子1
4が毎分3600回転(RPM)を超える速度で回転す
ることがある場合、このような接触があると、回転子1
4及び固定子16の両方が損傷を受け、そのために電動
機10が動作不能になる。
り出された電界によって回転子14内に電界が誘起され
る位に十分小さくなければならない。機械的なエネルギ
に変換され、その結果回転子14を回転させるのは、回
転子14内に誘起されたこの電界である。隙間22は、
他方では、回転子14と固定子16との間の接触を防止
するのに十分でなければならない。回転子14と固定子
16との間の隙間22が増加するにつれて、回転子14
内に誘起される電界が減少する。
隙間22の寸法は、部品を十分接近した状態に保ち、電
界損失を減らし、好ましくは最小限に押さえながら、部
品の間に臨界的な空間を保つ必要があることの釣合いを
とって決定しなければならない。回転子14及び固定子
16は夫々鉄心24及び26を持ち、これらは複数個の
板又はラミネーション28を互いに上下に積重ねて形成
される。本発明の説明のため、以下、回転子14、回転
子鉄心24、回転子ラミネーションについて説明する。
然し、この説明が固定子16及び固定子部品にもそのま
ま適用されることはいうまでもなく、このような固定子
16及びその部品も本発明の範囲内に属する。ラミネー
ション28は、インターロック装置30により、相互に
位置が固定される。インターロック装置30は、ラミネ
ーション28が互いに対して回転並びに移動したり、あ
るいは互いから離れたりするのを防止し、こうして製造
の際に回転子鉄心24を一体の部材として維持する。
ミネーション28の縁又は周縁に形成された所定数のス
ロット36を持っている。スロット36は、スロット3
6を互いに隔てる歯32a−32ggによって画成され
る。典型的な回転子鉄心のラミネーション28では、歯
32a−32ggがラミネーションの中心部分と一体で
ある。歯32a−32ggの間の空間、即ちスロット3
6は、その中に導電要素すなわち導体34を受入れて固
定するような形になっている。一例の1馬力未満の電動
機10では、導体34はいずれも、例えば溶融状態でス
ロット36に注入されたアルミニウムの一個の固まりと
して形成される。こういう形式の回転子14を持つ電動
機は、普通、かご形電動機と呼ばれる。
16では、固定子スロット36が、固定子ラミネーショ
ン28の内側の縁から外向きに伸びている。向きが反対
である以外は、固定子16は回転子14と大体同じよう
に形成される。当業者であれば、固定子16の全体的な
「円形」は、回転子14に隣接した内周でのみ必要であ
ることが理解されよう。
ラミネーション28の形に押抜きにした鋼板のような薄
板材料で形成される。その後、個々のラミネーション2
8を互いに上下に積重ねることにより、鉄心24が形成
される。大抵の市場で入手し得る薄板材料の場合、材料
の厚さのような材料の特性が、薄板全体に亘って一様で
はないことがある。即ち、材料の厚さが変わり得る。こ
のような変動は多くの用途にとって問題にならないが、
回転子及び固定子の鉄心24及び26の製造では問題に
なることがある。これは、積重体である鉄心24及び2
6が、ラミネーション28の厚さの変動により非対称性
又は不均斉さを持つことがあるからである。
なければならない。即ち、鉄心24は正円柱形の形を持
っていて、回転子14が固定子16の側面と接触するこ
となく固定子16内で同軸に回転するようにしなければ
ならない。ラミネーション28の厚さ変動を考慮又は対
処するのに有効な方法は、非対称性を鉄心24の360
°全体に亘って分配するために、形成される時のラミネ
ーション28を所定の角度(例えば60、90、12
0)ずつ回転させて配置することであることが分かって
いる。これは鉄心24の「回転配置」と呼ばれる。ラミ
ネーション28を回転させる角度が「割り出し角度」と
呼ばれ、これは回転配置角度と、スキューを見込んだ余
分の角度とを含む。
心内のインターロックの数並びにスロットの数に関係す
る。例えば、24個のスロットを持つ鉄心は、2つのイ
ンターロックと180°の回転配置角度(又はその倍
数)、3つのインターロックと120°の回転配置角度
(又はその倍数)又は4つのインターロックと90°の
回転配置角度(又はその倍数)を持つことができる。こ
れは鉄心の設計に十分な融通性を持たせるように見える
が、この形式では、バーの数が素数(例えば13、1
7、19、23、29、37、41、43及び47)で
ある回転配置の鉄心を製造することができないことに注
意されたい。更に、前に述べたように、180°の回転
しかできないラミネーションでは、問題があることが認
められている。例えば、180°の回転しか行わない鉄
心では、鉄心にとって望ましくない特性である偏心を生
じることがある。更に、例えば180°のような大きな
回転配置角度にすると、製造制御システム、システム・
サーボモータ及びサーボ駆動システムの間の「連絡」時
間のために、プレスの速度が遅くなる。
鉄心24及び26に任意の数のインターロックを使うこ
とができるようにするインターロック装置30を用い
る。各々のインターロック30は、ラミネーション28
の面40に形成された隆起した突起又は突片38を含
む。好ましい実施例では、突起38は先頭部分42及び
後側部分44を有する。図5に示すように、先頭部分4
2は段形にすることができる。本質的には、先頭部分4
2は、ラミネーション28の面40から隆起した一番上
の部分である。後側部分44は、先頭部分42からテー
パがつけられ又は下向きに傾斜し、ラミネーション28
の面40に向かう勾配にすることができる。図4に一番
よく示されているように、突起38が、Lp で示したそ
の円周方向の長さに沿って弓形であって、46に示す中
心線が、ラミネーション28の軸線20から一定の半径
方向の距離に留まることが好ましい。
れ又はネスティングされる一連の突起を用いる公知のイ
ンターロックと異なり、本発明の突起38は、ラミネー
ション28に形成された突起受入れ開口又は領域48に
受入れられる。受入れ領域48は細長く、その領域の長
さLo に沿って突起38を受入れ、こうして突起38が
領域48内に全部あるようにすることができる。突起3
8と同じく、受入れ領域48は弓形であり、且つ受入れ
領域48の50で示した中心線が、ラミネーションの軸
線20から一定の半径方向の距離にあることが好まし
い。好ましい実施例では、突起38及び受入れ領域48
は互いに対になっており、各々の受入れ領域48は、そ
れに対応する突起38の長さLp より幾分長い円周方向
の長さLoを有する。ここで更に詳しく説明するよう
に、受入れ領域48を長くしたのは、希望により、例え
ば回転子鉄心24のスキュー角度がとれるようにしてい
る。
領域の中心線46及び50は、ラミネーションの軸線2
0から同じ半径方向の距離にある。従って、積重体の形
にした時、1つのラミネーション28の突起(1つ又は
複数)38が全部隣接するラミネーション28の受入れ
領域(1つ又は複数)48内に収まる。本発明のインタ
ーロック方式を使って、スロット36の数が素数である
場合を含めて、任意の数のスロット36を持つ回転子及
び固定子の鉄心24及び26を形成することができるこ
とが有利である。各々の受入れ開口48及びそれに対応
する突起38は、ラミネーション28にあるスロット3
8の数をSとして、360°/Sによって定義される角
度βの倍数である角度φだけ、互いに隔たっている。数
学的に表せば、この関係は次のようになる φ=nβ β=360°/S ここでφは、突起38とそれに対応する受入れ開口48
との間の隔たる角度であり、nは整数であり、βは基本
角度であり、Sはスロット36の数である。
ネーション28では、突起38及びそれに対応する受入
れ領域48は、360/36、即ち10°の倍数である
角度φだけ隔たっている。従って、突起38及びそれに
対応する受入れ領域48は、20°、30°及び40°
のように、10°の任意の倍数だけ隔てることができ
る。10°のどの倍数でも使うことができるのが有利で
ある。これによって、回転子及び固定子の鉄心24及び
26の設計に非常に大きな融通性が得られる。同様に、
20個のスロット36を持つラミネーション28では、
突起38及び受入れ領域48は、360°/20、即ち
18°の倍数である角度φだけ隔たる。従って、突起3
8及びそれに対応する受入れ領域48は、36°、54
°及び72°のように、18°の任意の倍数だけ隔てる
ことができる。18°のどの倍数を使ってもよい。鉄心
24及び26の各々のラミネーション28に対し、各々
の突起38とそれに対応する受入れ開口48との間の回
転方向の隔たりは一定でなければならない。
鉄心24及び26は、実際的に任意の数のインターロッ
クを持つことができる。各々のラミネーション28は、
1個の突起38及び受入れ開口48を持っていてもよい
し、あるいは多数の突起38及び受入れ開口48を持っ
ていてもよい。然し、鉄心24の直径が約2吋未満であ
るような小型電動機10に使う場合、約9対までのイン
ターロック、即ち突起38及びそれに対応する受入れ領
域48を使うことができると予想される。電動機10の
寸法、即ち直径が増加するにつれて、インターロックの
数を増加することができることは明らかであろう。この
鉄心24は、約59個より多いスロット並びに約7個よ
り少ないスロットを持つ場合を含めて、実用的な任意の
数のスロットを持つことができる。
たないラミネーション28を形成することも考えられ
る。即ち、鉄心24及び26に対する1組のラミネーシ
ョン28の中にある各々のラミネーション28は、例え
ば、2つの突起38及び4つの受入れ開口48を持つこ
とができる。前に述べたように、このようなラミネーシ
ョン28の形式では、突起38及び開口48は、Sをス
ロット36の数として、360°/Sと定義した角度β
の倍数である角度φだけ互いに隔てられる。
24は、スロット36に56で示すようなスキューを有
する。当業者であれば、例えば電動機10のトルク損失
を減らすため、又は電動機10の「騒音」を減らすため
に、スキュー56を設けることができることが理解され
よう。スキュー56を持たせるには、回転配置角度に対
して比較的小さな角度(ラミネーション・スキュー角
度)だけラミネーション28を互いにずらす。即ち、ス
キュー角度は、ラミネーション28の非対称性に対処す
るためにラミネーション28を互いに対して回転させる
角度(回転配置角度)に比べ、比較的小さい。典型的に
は、固定子スロット58の数をTとして、スキュー角度
は約360°/Tに等しい。例えば、24個のスロット
58を持つ固定子16を有する電動機10では、スキュ
ー角度は360°/24、即ち15°にすることができ
る。当業者であれば、各々のラミネーション28に対す
るラミネーション・スキュー角度は、全体のスキュー角
度を固定子16にあるラミネーション28の総数で割っ
た値であることが理解されよう。即ち、15°のスキュ
ー角度及び30枚のラミネーションを持つ一例の固定子
16では、各々のラミネーションのスキュー角度は1/
2度である。
ット36の数又はインターロック30の数に関係なく、
回転子鉄心24におけるこのようなスキュー角度を設け
ることを容易にする。前に述べたように、受入れ領域4
8は、円周方向には、それに対応する突起(Lp で示
す)よりも(Lo で示すように)幾分長く、鉄心のスキ
ュー56を実施するための若干のずれに対処する。従っ
て、隣り合ったラミネーション28は、回転配置角度及
びそれより一層小さいスキュー角度の両方に対処するよ
うに、相対的に位置決めすることができる。位置決めの
ための若干の自由度を持って、突起38を受入れ領域4
8の中に受入れることができるので、隣り合ったラミネ
ーション28の間でスキュー角度に対処するのは容易で
ある。このため、普通の回転子用の道具及び普通の回転
子の設計を使って、スキューを設けた鉄心24もスキュ
ーを設けてない鉄心24も製造することができる。
うに形成することのできる突起の色々な別の実施例を示
す。各々の突起は、図2−7の実施例の突起38に示す
ような後側部分なしに形成される。例えば図8及び図9
に示すように、突起138は円形にすることができる。
この実施例では、これに対応する受入れ開口148は同
じような円形にすることができるし、あるいはそのかわ
りに、細長い弓形(図に示していない)を持つように形
成して、開口の中に突起138を位置決めするのにある
程度の自由度が得られるようにすることができる。
0)、矩形の突起338(図11)、細長い突起438
(図12)、両方の端部を設けた反対向きの三角形又は
蝶ネクタイ形の突起538(図13)などを使うことが
できる。こういう実施例の突起のどれも、傾斜した後側
部分を持つように形成することができるし、あるいは突
起は全体が下向きに伸びる突片として形成することがで
きる。同じく、それらに対応する受入れ開口は、「きつ
い」はめ合わせができるようにするのに十分な隙間又は
許容公差を持つように形成することができ、或いは突起
を開口内に位置決めするためのある程度の自由度が得ら
れるように開口を形成することができる。
8、338、438及び538は、ラミネーション28
の一方の面又は片側の面140を「型押し」して、それ
によってラミネーション28の反対側の面142に夫々
の突起を形成することによって作ることができる。夫々
の突起は四角の辺又は真っ直ぐな辺を持つように形成す
ることができ、或いは図示のように傾斜した又はアング
ルのついた側面を持つように突起を形成することができ
る。これらすべての形並びにそれに対応する開口の形も
本発明の範囲内である。
ネーション28eは、それが隣り合った1つのラミネー
ション28とだけ係合するように形成しなければならな
いことは明らかであろう。即ち、内側のラミネーション
28は隣り合った2つのラミネーション28に係合する
が、末端のラミネーション28は夫々その内側のラミネ
ーション28とだけ係合する。好ましい実施例では、末
端のラミネーション28eは、その隣りのラミネーショ
ン28の突起38を受入れることしか要求されない。こ
ういう条件は、ラミネーション28eに受入れ領域48
だけを形成することによって容易に達成される。然し、
末端のラミネーションは種々の形に形成することができ
る。例えば、末端のラミネーション28eには突起38
及び受入れ領域48を持つように形成することができ、
ラミネーション28eをその軸線に対して横方向に回転
させる(突起38が積重体のラミネーション28の突起
と反対向きになるようにする)ことができる。この構成
では、突起38が隣りのラミネーション28に入り込
み、受入れ領域48が隣りのラミネーション28からの
突起38を受入れる。この代わりに、末端のラミネーシ
ョン28eは、突起38がラミネーション28の本体の
中に押し戻されるように、その隣りのラミネーション2
8に対して向きを定めることができる。
ク装置30を電動機の回転子鉄心24の場合について説
明し、図面に示したが、このインターロック装置30は
固定子鉄心26並びに回転配置にしたラミネーションの
積重体として形成されるその他の鉄心を製造するために
も容易に使うことができる。こういうほかの鉄心に対す
るインターロック装置30の応用も本発明の範囲内であ
る。
ョン28を作る方法、並びにインターロック用突起38
及び受入れ開口48を持つラミネーション28を含む回
転子鉄心24及び固定子鉄心26を作る方法は、公知の
鉄心製造方法よりも、一層コストが安く、かかる時間が
一層短く、必要とする工具も一層少なくてすむと予想さ
れる。
するために考えられる1つの方法は、鋼板のようなスト
ック材料をダイ・カット装置の中に位置決めすることを
含む。ストック材料を中心合わせし、回転子スロット3
6(例えば導体受入れ領域)を打抜きなどによって切断
する。希望により、通気孔も、工作物を整合させるため
のパイロット孔も、この装置の中を通るときに切断する
ことができる。
することなどにより、インターロック用突起38が形成
される。突起受入れ領域48及び軸62に対する中心孔
60も切断し又は打抜く。末端のラミネーション28e
は、隣りの1つのラミネーション28だけと係合するよ
うに形成する。好ましい方法では、末端のラミネーショ
ン28eは、突起を形成する工程を省略することによっ
て形成される。然し、受入れ領域48及び軸の中孔60
は、ラミネーション28にあるこのほかの開口、通抜け
孔又は中孔と同じように、材料内に形成される。このほ
かの末端ラミネーション28eを形成する工程を使うこ
とができる。例えば、末端のラミネーション28eは、
末端のラミネーション28eの突起38が相手のラミネ
ーション28の突起38と向い合うように、末端のラミ
ネーション28eをその軸線の周りに回転させる(例え
ば裏返す)ことによって形成することができる。この代
わりに、打抜きなどにより、突起38を反対向きに形成
することができる。突起38と受入れ領域48の組合わ
せではなく、すべての突起38を打抜くことによって、
末端のラミネーションを形成することもできる。
ション28を切断し、整合のためにかしめる。ラミネー
ション28を切断位置から所定の角度、即ち割出し角度
だけ回転させる。割出し角度は回転配置の鉄心となるよ
うに選ばれる。割出し角度は、スキューがない場合は回
転配置角度に等しく、スキューを希望する場合、回転配
置角度にラミネーションのスキュー角度を加えた値に等
しい。その後、ラミネーション28を互いに上下に積重
ねて、回転子鉄心24を形成する。
は、回転子を形成したものにすぐ隣接してその外側にあ
る薄板材料ストックから形成することができる。材料に
パイロット孔を作り、そうしたい場合、固定子の内側部
分を削って、空隙に必要な空間を定めることができる。
固定子スロットは、回転子スロットの切断と同様に切断
又は刺し抜きによって作る。
などによりインターロック用突起を形成する。突起受入
れ領域は切断又は打抜きで作る。次に、固定子ラミネー
ションをストック材料から切断し、整合のためにかしめ
る。ラミネーションを切断位置から所定の角度だけ回転
させて、固定子ラミネーションを回転配置にすることが
できる。その後、ラミネーションを互いに上下に積重ね
て固定子を形成する。
の部品の組立というような、電動機を形成するのに必要
な残りの工程は、当業者に知られた方法を用いて実施す
ることができる。上に述べたところから、本発明の新規
な考えの範囲を逸脱せずに、色々な変更を加えることが
できることが理解されよう。ここに示した特定の実施例
及び述べた方法に対して何ら制限するつもりはないし、
そう解釈してもならないことを承知されたい。この開示
は、特許請求の範囲により、この特許請求の範囲内に含
まれる全てのこのような変更を包括するものである。
つ回転子及び固定子を示す一例の電動機の分解斜視図。
積重ねた複数個のラミネーションから形成された回転子
鉄心の斜視図。
た斜視図。
ック用突起を示す。
鉄心の一部分の拡大斜視図。
むラミネーションの部分的な斜視図。
別の形の突起の実施例を示す概略図。
の別の形の突起の実施例を示す概略図。
の別の形の突起の実施例を示す概略図。
の別の形の突起の実施例を示す概略図。
の別の形の突起の実施例を示す概略図。
Claims (18)
- 【請求項1】 回転配置したラミネーションの積重体で
形成された鉄心に於て、互いに積重ねた形にした全体的
に円形の複数個のラミネーションを有し、各々の該ラミ
ネーションはそれを通抜ける軸線を持ち、各々の前記ラ
ミネーションの軸線は前記積重ねた形において他のラミ
ネーションの軸線と同一直線上にあり、各々の前記ラミ
ネーションは第1及び第2の面を持ち、前記ラミネーシ
ョンは、前記第1及び第2の面の両方に他のラミネーシ
ョンが隣接する少なくとも1つの内側ラミネーション、
並びに前記第1及び第2の側面のうちの一方に他のラミ
ネーションが隣接する外側ラミネーションを構成するよ
うに配置され、各々の前記ラミネーションは大体その縁
に所定数の円周方向に等間隔に設けられたスロットを含
み、各々の前記スロットはその隣りのスロットから隔た
っていて、導体受入れ領域を画成し、各々の前記内側ラ
ミネーションは、前記軸線から所定の半径方向の距離の
所に、前記第1及び第2の面のうちの一方に形成された
少なくとも1つのインターロック用突起を含み、該少な
くとも1つの突起は前記面から伸びる先頭部分を持ち、
更に各々の前記ラミネーションには少なくとも1つの突
起受入れ領域が形成され、該少なくとも1つの突起受入
れ領域は前記軸線から前記所定の半径方向の距離の所に
あって、βを360°とスロット数との比として定義さ
れた角度として、βの整数倍である角度φだけ、前記少
なくとも1つのインターロック用突起から隔たっている
ことを特徴とする鉄心。 - 【請求項2】 前記少なくとも1つの内側ラミネーショ
ンが少なくとも2つのインターロック用突起を持つ請求
項1記載の鉄心。 - 【請求項3】 各々の前記ラミネーションが7個乃至5
9個のスロットを持つ請求項1記載の鉄心。 - 【請求項4】 前記突起が細長い形を持つと共に、前記
先頭部分に連なる後側領域を持ち、該後側領域は前記突
起が伸び出す前記面までテーパがつけられている請求項
1記載の鉄心。 - 【請求項5】 前記先頭部分が円形を有する請求項1記
載の鉄心。 - 【請求項6】 前記ラミネーションが相互にスキューし
た形に配置されている請求項1記載の鉄心。 - 【請求項7】 前記少なくとも1つの突起がある円周方
向の長さを持ち、前記少なくとも1つの突起受入れ領域
が前記突起の長さより大きい円周方向の長さを持つ請求
項1記載の鉄心。 - 【請求項8】 ハウジングと、該ハウジング内に配置さ
れていて鉄心を持つ固定子と、前記固定子内に同軸に配
置されていて、鉄心を持つ回転子とを有する電動機に於
いて、前記回転子鉄心及び固定子鉄心のうちの一方は、
互いに積重ねた形の全体的に円形の複数個のラミネーシ
ョンで形成され、各々の該ラミネーションはそれを通抜
ける軸線を持ち、各々の前記ラミネーションの軸線は前
記積重ねた形において他のラミネーションの軸線と同一
直線上にあり、各々の前記ラミネーションは第1及び第
2の面を持ち、前記ラミネーションは、前記第1及び第
2の面の両方に他のラミネーションが隣接する少なくと
も1つの内側ラミネーション、並びに前記第1及び第2
の側面のうちの一方に他のラミネーションが隣接する外
側ラミネーションを構成するように配置され、各々の前
記ラミネーションは大体その縁に所定数の円周方向に等
間隔に設けられたスロットを含み、各々の前記スロット
はその隣りのスロットから隔たっていて、導体受入れ領
域を画成し、各々の前記内側ラミネーションは、前記軸
線から所定の半径方向の距離の所に、前記第1及び第2
の面のうちの一方に形成された少なくとも1つのインタ
ーロック用突起を含み、該少なくとも1つの突起は前記
面から伸びる先頭部分を持ち、更に各々の前記ラミネー
ションには少なくとも1つの突起受入れ領域が形成さ
れ、該少なくとも1つの突起受入れ領域は前記軸線から
前記所定の半径方向の距離の所にあって、βを360°
とスロット数との比とした定義された角度として、βの
整数倍である角度φだけ、前記少なくとも1つのインタ
ーロック用突起から隔たっていることを特徴とする電動
機。 - 【請求項9】 前記少なくとも1つの内側ラミネーショ
ンが少なくとも2つのインターロック用突起を持つ請求
項8記載の電動機。 - 【請求項10】 各々の前記ラミネーションが7個乃至
59個のスロットを持つ請求項8記載の電動機。 - 【請求項11】 前記突起が細長い形を持ち、前記先頭
部分に連なる後側領域を持ち、該後側領域が前記突起が
伸びだしている面までテーパがついている請求項8記載
の電動機。 - 【請求項12】 前記突起が円形である請求項8記載の
電動機。 - 【請求項13】 前記少なくとも1つの突起がある円周
方向の長さを持ち、前記少なくとも1つの突起受入れ領
域が前記突起の長さより大きい円周方向の長さを持つ請
求項8記載の電動機。 - 【請求項14】 電動機に使われる回転子及び固定子の
うちの一方に対する、複数個のラミネーションで形成さ
れた鉄心を作る方法に於て、 材料ストックに材料を通り抜ける所定数のスロットを形
成する工程と、 前記材料ストックに少なくとも1つのアングル形インタ
ーロック用突起を形成する工程であって、該突起は所定
の円周方向の長さを持つと共に、該突起の少なくとも一
部分が前記材料ストックと一体であり且つ前記突起の一
部分が前記材料ストックの横方向に伸びるように形成さ
れる工程と、 前記材料ストックを切削加工して、前記インターロック
用突起に対応する受入れ開口を形成する工程であって、
該受入れ開口はある円周方向の長さを持つと共に、前記
突起に対し、βを360°とスロット数との比として定
義された角度として、βの整数倍である角度φの所に位
置決めされる工程と、 前記材料ストックを円形に切断して略円形の第1のラミ
ネーションを形成する工程と、 第2のラミネーションを形成する工程と、 該第2のラミネーションを前記第1のラミネーションに
対して回転させる工程と、 前記第1のラミネーションからの突起が前記第2のラミ
ネーションの受入れ開口に係合して前記鉄心を形成する
ように、前記第2のラミネーションを前記第1のラミネ
ーションの上に位置決めする工程とを含んでいる鉄心製
造方法。 - 【請求項15】 各々の前記ラミネーションに複数個の
インターロック用突起を形成し、各々の突起に対応して
少なくとも1つの受入れ開口を形成する工程を含み、前
記突起及び対応する前記受入れ開口は相互に、βを回転
子360°とスロット数との比として定義された角度と
して、βの整数倍である角度φに位置決めする請求項1
4記載の方法。 - 【請求項16】 末端ラミネーションを形成し、該末端
ラミネーションをそれに隣接する1つのラミネーション
とインターロックさせる工程を含む請求項14記載の方
法。 - 【請求項17】 前記末端ラミネーションには受入れ開
口だけを形成する請求項16記載の方法。 - 【請求項18】 前記末端ラミネーションは、該末端ラ
ミネーションを軸線の周りに横方向に回転させて、その
夫々の突起を隣接するラミネーションの突起と向い合う
向きにする工程によって形成される請求項16記載の方
法。
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