JPH11155476A - 貝類の中腸腺除去方法および中腸腺除去装置 - Google Patents
貝類の中腸腺除去方法および中腸腺除去装置Info
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- JPH11155476A JPH11155476A JP32845497A JP32845497A JPH11155476A JP H11155476 A JPH11155476 A JP H11155476A JP 32845497 A JP32845497 A JP 32845497A JP 32845497 A JP32845497 A JP 32845497A JP H11155476 A JPH11155476 A JP H11155476A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】除去効率を高める。除去される中腸腺の損傷を
低減する。 【解決手段】貝類の外套膜と中腸腺とが結合した身組織
が流体により移送されるケーシング1と、軸方向に波形
が連続するクランクシャフト形に形成されケーシング1
の内部に回転可能に配置されたロータ2と、ロータ2を
回転駆動するモータ3とからなる。
低減する。 【解決手段】貝類の外套膜と中腸腺とが結合した身組織
が流体により移送されるケーシング1と、軸方向に波形
が連続するクランクシャフト形に形成されケーシング1
の内部に回転可能に配置されたロータ2と、ロータ2を
回転駆動するモータ3とからなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貝類の身組織から
中腸腺(ウロ)を分断して除去する技術分野に属する。
中腸腺(ウロ)を分断して除去する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】例えばホタテ貝のような2枚貝の貝類で
は、貝柱を除く外套膜(ヒモ),中腸腺が商品価値のな
いものとして廃棄されていた。然しながら、外套膜,中
腸腺については、栄養成分に富むことが明らかになると
ともに、廃棄量が大量になって公害問題化していること
から、有効利用が模索されるようになってきている。
は、貝柱を除く外套膜(ヒモ),中腸腺が商品価値のな
いものとして廃棄されていた。然しながら、外套膜,中
腸腺については、栄養成分に富むことが明らかになると
ともに、廃棄量が大量になって公害問題化していること
から、有効利用が模索されるようになってきている。
【0003】外套膜については、特別な処理を要する成
分等が含まれていないことから、既に食料,飼料,肥料
等としての利用が行われている。また、中腸腺について
は、カドミウム等の重金属が含まれていることで有効利
用が困難視されてきていたが、最近確立されるつつある
生物体からの重金属の除去技術の採用で有効利用の途が
開けてきている。したがって、外套膜,中腸腺の双方ま
たは外套膜のみを有効利用するためには、後処理等の関
係から、外套膜から中腸腺を分離する必要がある。
分等が含まれていないことから、既に食料,飼料,肥料
等としての利用が行われている。また、中腸腺について
は、カドミウム等の重金属が含まれていることで有効利
用が困難視されてきていたが、最近確立されるつつある
生物体からの重金属の除去技術の採用で有効利用の途が
開けてきている。したがって、外套膜,中腸腺の双方ま
たは外套膜のみを有効利用するためには、後処理等の関
係から、外套膜から中腸腺を分離する必要がある。
【0004】従来、貝類の中腸腺除去技術としては、例
えば、特許第2631359号公報に記載のものが知ら
れている。
えば、特許第2631359号公報に記載のものが知ら
れている。
【0005】この従来の貝類の中腸腺除去技術は、外套
膜と中腸腺とが結合した身組織を水と一緒に加速して多
孔板に衝突させ、衝突の衝撃で外套膜から中腸腺を除去
するものである。
膜と中腸腺とが結合した身組織を水と一緒に加速して多
孔板に衝突させ、衝突の衝撃で外套膜から中腸腺を除去
するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の貝類の中
腸腺除去技術では、多孔板に中腸腺等が付着して目詰ま
りを引起こしやすいことから、多孔板の清掃等が頻繁に
要求されて連続した大量の身組織の処理が不可能になる
ため、除去効率が低いという問題点がある。さらに、中
腸腺が多孔板を通過する際に微細に粉砕されてしまうた
め、除去された中腸腺の有効利用を図ることができない
という問題点がある。
腸腺除去技術では、多孔板に中腸腺等が付着して目詰ま
りを引起こしやすいことから、多孔板の清掃等が頻繁に
要求されて連続した大量の身組織の処理が不可能になる
ため、除去効率が低いという問題点がある。さらに、中
腸腺が多孔板を通過する際に微細に粉砕されてしまうた
め、除去された中腸腺の有効利用を図ることができない
という問題点がある。
【0007】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、除去効率が高くしかも除去される中腸腺
の損傷が低減される貝類の中腸腺除去方法と、この貝類
の中腸腺除去方法での使用に好適な貝類の中腸腺除去装
置とを提供することを課題とする。
されたもので、除去効率が高くしかも除去される中腸腺
の損傷が低減される貝類の中腸腺除去方法と、この貝類
の中腸腺除去方法での使用に好適な貝類の中腸腺除去装
置とを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る貝類の中腸腺除去方法は、次のような
手段を採用する。
め、本発明に係る貝類の中腸腺除去方法は、次のような
手段を採用する。
【0009】即ち、請求項1に記載のように、中腸腺が
結合してなる貝類の身組織を流体により移送し、移送途
中で身組織,流体を加圧旋回させて身組織から中腸腺を
捻力乃至は張力で分断する。
結合してなる貝類の身組織を流体により移送し、移送途
中で身組織,流体を加圧旋回させて身組織から中腸腺を
捻力乃至は張力で分断する。
【0010】この手段では、身組織から中腸腺が流体中
で捻力乃至は張力で分断されるために、目詰まりが生ず
るような構成部材を備える必要がないとともに、中腸腺
に衝撃が掛からず切断による損傷が低減される。
で捻力乃至は張力で分断されるために、目詰まりが生ず
るような構成部材を備える必要がないとともに、中腸腺
に衝撃が掛からず切断による損傷が低減される。
【0011】また、請求項2に記載のように、請求項1
記載の貝類の中腸腺除去方法において、貝類の中腸腺と
外套膜とが結合した身組織を流体により移送し、移送途
中で中腸腺と外套膜とを移送方向へ伸ばしつつ流体を加
圧旋回させることを特徴とする。
記載の貝類の中腸腺除去方法において、貝類の中腸腺と
外套膜とが結合した身組織を流体により移送し、移送途
中で中腸腺と外套膜とを移送方向へ伸ばしつつ流体を加
圧旋回させることを特徴とする。
【0012】この手段では、外套膜,中腸腺とが移送方
向に伸ばされて加圧旋回されるので、外套膜と中腸腺の
伸ばされた結合点に加圧力と旋回力が作用する。
向に伸ばされて加圧旋回されるので、外套膜と中腸腺の
伸ばされた結合点に加圧力と旋回力が作用する。
【0013】また、請求項3では、請求項1または2記
載の貝類の中腸腺除去方法において、加圧旋回は高圧加
圧と低圧加圧とが繰返されることを特徴とする。
載の貝類の中腸腺除去方法において、加圧旋回は高圧加
圧と低圧加圧とが繰返されることを特徴とする。
【0014】この手段では、身組織と中腸腺に作用する
捻力乃至は張力の力量,方向を微妙に変化させる。
捻力乃至は張力の力量,方向を微妙に変化させる。
【0015】また、請求項4では、請求項1〜3記載の
いずれかの貝類の中腸腺除去方法において、身組織,流
体の加圧旋回を一旦解除してから再び加圧旋回すること
を特徴とする。
いずれかの貝類の中腸腺除去方法において、身組織,流
体の加圧旋回を一旦解除してから再び加圧旋回すること
を特徴とする。
【0016】この手段では、分断された身組織,外套
膜,中腸腺の絡みが加圧旋回の解除で解放される。
膜,中腸腺の絡みが加圧旋回の解除で解放される。
【0017】さらに、前述の課題を解決するため、本発
明に係る貝類の中腸腺除去装置は、次のような手段を採
用する。
明に係る貝類の中腸腺除去装置は、次のような手段を採
用する。
【0018】即ち、請求項5に記載のように、中腸腺が
結合してなる貝類の身組織が流体により移送されるケー
シングと、軸方向に波形が連続するクランクシャフト形
に形成されケーシングの内部に回転可能に配置されたロ
ータと、ロータを回転駆動するモータとからなる。
結合してなる貝類の身組織が流体により移送されるケー
シングと、軸方向に波形が連続するクランクシャフト形
に形成されケーシングの内部に回転可能に配置されたロ
ータと、ロータを回転駆動するモータとからなる。
【0019】この手段では、ロータの回転で身組織,流
体に移送力を付与する。ロータのクランクシャフト形の
形状は、回転によりケーシングとの間で身組織,流体を
加圧旋回させる。
体に移送力を付与する。ロータのクランクシャフト形の
形状は、回転によりケーシングとの間で身組織,流体を
加圧旋回させる。
【0020】また、請求項6に記載のように、請求項5
の貝類の中腸腺除去装置において、ロータの軸線はモー
タのモータ軸に対して偏心していることを特徴とする。
の貝類の中腸腺除去装置において、ロータの軸線はモー
タのモータ軸に対して偏心していることを特徴とする。
【0021】この手段では、ロータ,ケーシングの間で
の加圧旋回力が増大される。
の加圧旋回力が増大される。
【0022】また、請求項7に記載のように、請求項5
〜6記載のいずれかの貝類の中腸腺除去装置において、
ケーシングの内壁部分は軸方向に連続する波形に形成さ
れていることを特徴とする。
〜6記載のいずれかの貝類の中腸腺除去装置において、
ケーシングの内壁部分は軸方向に連続する波形に形成さ
れていることを特徴とする。
【0023】この手段では、ロータ,ケーシングの間で
の加圧旋回力が増大され、加圧に高圧,低圧の変化がも
たらされる。
の加圧旋回力が増大され、加圧に高圧,低圧の変化がも
たらされる。
【0024】また、請求項8に記載のように、請求項7
の貝類の中腸腺除去装置において、ケーシングの内壁部
分は変形可能な耐圧縮性の材質で形成されロータに部分
的に当接していることを特徴とする。
の貝類の中腸腺除去装置において、ケーシングの内壁部
分は変形可能な耐圧縮性の材質で形成されロータに部分
的に当接していることを特徴とする。
【0025】この手段では、ケーシングの内壁部分の膨
縮によっても身組織,流体が加圧旋回される。
縮によっても身組織,流体が加圧旋回される。
【0026】また、請求項9に記載のように、請求項5
〜8のいずれかの貝類の中腸腺除去装置において、ケー
シング,ロータ,モータが2組以上設置され、各組の間
に身組織から分断された中腸腺と流体とが加圧旋回を解
除されて一時貯留される調整槽が設置されていることを
特徴とする。
〜8のいずれかの貝類の中腸腺除去装置において、ケー
シング,ロータ,モータが2組以上設置され、各組の間
に身組織から分断された中腸腺と流体とが加圧旋回を解
除されて一時貯留される調整槽が設置されていることを
特徴とする。
【0027】この手段では、調整槽での貯留で切断され
た身組織,外套膜,中腸腺の絡みが解放される。
た身組織,外套膜,中腸腺の絡みが解放される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る貝類の中腸腺
除去方法および中腸腺除去装置の実施の形態を図面に基
いて説明する。
除去方法および中腸腺除去装置の実施の形態を図面に基
いて説明する。
【0029】まず、図1〜図3に基づいて、本発明に係
る貝類の中腸腺除去装置の実施の形態の構成を説明す
る。
る貝類の中腸腺除去装置の実施の形態の構成を説明す
る。
【0030】この実施の形態は、ケーシング1,ロータ
2,モータ3の各部で構成されている。
2,モータ3の各部で構成されている。
【0031】ケーシング1は、外筒11と外筒11の内
部に嵌合された内壁部分12とからなる。外筒11は、
耐腐食性のあるステンレス材で円筒形に形成されてい
る。内壁部分12は、変形可能な耐圧縮性のゴム材等で
筒形に形成されている。内壁部分12の内壁面は、軸方
向に谷部12a,山部12b同士が対面する連続した波
形で、径方向に波形の谷部12aで長孔形で山部12b
で丸孔形に形成されている。この内壁部分12の内壁面
は、身組織M,流体Wが移送される移送路13を囲んで
いる。なお、内壁部分12の内壁面の長孔形の短軸長a
は、ロータ2の断面径bよりもわずかに小さく設定され
ている(図2参照)。
部に嵌合された内壁部分12とからなる。外筒11は、
耐腐食性のあるステンレス材で円筒形に形成されてい
る。内壁部分12は、変形可能な耐圧縮性のゴム材等で
筒形に形成されている。内壁部分12の内壁面は、軸方
向に谷部12a,山部12b同士が対面する連続した波
形で、径方向に波形の谷部12aで長孔形で山部12b
で丸孔形に形成されている。この内壁部分12の内壁面
は、身組織M,流体Wが移送される移送路13を囲んで
いる。なお、内壁部分12の内壁面の長孔形の短軸長a
は、ロータ2の断面径bよりもわずかに小さく設定され
ている(図2参照)。
【0032】ロータ2は、耐腐食性のあるステンレス材
で軸方向に180度の角度で波形が連続するクランクシ
ャフト形に形成されている。このロータ2は、ケーシン
グ1の内部の移送路13に回転可能に配置され、ケーシ
ング1の内壁部分12の内壁面に波形のピッチを一致さ
せて一部が常に当接するようになっている。なお、ロー
タ2の軸線Fは、モータ3のモータ軸31の軸線fと一
致せず偏心している(図1参照)。
で軸方向に180度の角度で波形が連続するクランクシ
ャフト形に形成されている。このロータ2は、ケーシン
グ1の内部の移送路13に回転可能に配置され、ケーシ
ング1の内壁部分12の内壁面に波形のピッチを一致さ
せて一部が常に当接するようになっている。なお、ロー
タ2の軸線Fは、モータ3のモータ軸31の軸線fと一
致せず偏心している(図1参照)。
【0033】モータ3は、ロータ2に連結されたモータ
軸31に必要な減速機構等を備えたモータ本体32が連
結されている。
軸31に必要な減速機構等を備えたモータ本体32が連
結されている。
【0034】これ等のケーシング1,ロータ2,モータ
3の各部の構成は、特別に複雑な構成部材を用いず構造
が簡素であるために、安価,容易に製造することができ
る。また、高度,精密な構成部材を備えていないため
に、操作,点検保守が容易である。
3の各部の構成は、特別に複雑な構成部材を用いず構造
が簡素であるために、安価,容易に製造することができ
る。また、高度,精密な構成部材を備えていないため
に、操作,点検保守が容易である。
【0035】次に、本発明に係る貝類の中腸腺除去装置
の実施の形態の操作,動作に基づいて、本発明に係る貝
類の中腸腺除去方法の実施の形態を説明する。
の実施の形態の操作,動作に基づいて、本発明に係る貝
類の中腸腺除去方法の実施の形態を説明する。
【0036】前述の構成においてモータ3が回転される
と、ロータ2が回転駆動されることになる。回転するロ
ータ2は、前述の偏心からモータ3のモータ軸31の軸
線fに対して公転し自身の軸線Fに対して自転する格好
になり、ケーシング1の内部で内壁部分12を周方向に
順次圧縮させることになる(図3参照)。なお、圧縮さ
れたケーシング1の内壁部分12は、ロータ2の回転に
よる圧縮の解除で周方向に順次膨張復元することにな
る。
と、ロータ2が回転駆動されることになる。回転するロ
ータ2は、前述の偏心からモータ3のモータ軸31の軸
線fに対して公転し自身の軸線Fに対して自転する格好
になり、ケーシング1の内部で内壁部分12を周方向に
順次圧縮させることになる(図3参照)。なお、圧縮さ
れたケーシング1の内壁部分12は、ロータ2の回転に
よる圧縮の解除で周方向に順次膨張復元することにな
る。
【0037】この結果、ケーシング1の内壁部分12の
形状による案内とロータ2の回転による付勢とから、ケ
ーシング1の移送路13にある身組織M,流体Wに移送
力が付与される。即ち、図1に示す左方向から右方向へ
身組織M,流体Wが移送されることになる。
形状による案内とロータ2の回転による付勢とから、ケ
ーシング1の移送路13にある身組織M,流体Wに移送
力が付与される。即ち、図1に示す左方向から右方向へ
身組織M,流体Wが移送されることになる。
【0038】身組織M,流体Wの移送では、ケーシング
1の内壁部分12の内壁面の谷部12aで比較的低圧で
加圧旋回されて、ケーシング1の内壁部分12の内壁面
の山部12bを通過する。このとき、身組織M,流体W
は、膨張復元するケーシング1の内壁部分12にも後押
しされて、ケーシング1の内壁部分12の内壁面の山部
12bとロータ2との狭い間隙を通過して比較的高圧で
加圧旋回されることになる。この低圧,高圧の加圧旋回
は、移送路13に沿って繰返される。
1の内壁部分12の内壁面の谷部12aで比較的低圧で
加圧旋回されて、ケーシング1の内壁部分12の内壁面
の山部12bを通過する。このとき、身組織M,流体W
は、膨張復元するケーシング1の内壁部分12にも後押
しされて、ケーシング1の内壁部分12の内壁面の山部
12bとロータ2との狭い間隙を通過して比較的高圧で
加圧旋回されることになる。この低圧,高圧の加圧旋回
は、移送路13に沿って繰返される。
【0039】このような身組織M,流体Wの加圧旋回に
よる移送では、身組織Mの外套膜Maと中腸腺Mbが移
送方向に伸ばされた状態となると、この伸ばされた状態
で外套膜Maと中腸腺Mbとその結合点Mxとに対して
捻力乃至は張力を起生させるととなる。外套膜Ma,中
腸腺Mb,結合点Mxの伸ばされた状態においては、細
く構成されている結合点Mxに応力が集中するので、外
套膜Maと中腸腺Mbとが分断される(図4参照)。こ
の分断は、流体Wの中で行われ無用の衝撃が掛かること
がないため、外套膜Ma,中腸腺Mbを殆ど損傷するこ
とがない。また、従来のような多孔板を設ける必要がな
いため、目詰まりのような不具合が生ずることもなく、
連続した大量の身組織Mの処理が可能になる。なお、加
圧旋回の圧力調整によっては、切断された外套膜Ma,
中腸腺Mbをさらにそれぞれ適当長に切断することも可
能である。
よる移送では、身組織Mの外套膜Maと中腸腺Mbが移
送方向に伸ばされた状態となると、この伸ばされた状態
で外套膜Maと中腸腺Mbとその結合点Mxとに対して
捻力乃至は張力を起生させるととなる。外套膜Ma,中
腸腺Mb,結合点Mxの伸ばされた状態においては、細
く構成されている結合点Mxに応力が集中するので、外
套膜Maと中腸腺Mbとが分断される(図4参照)。こ
の分断は、流体Wの中で行われ無用の衝撃が掛かること
がないため、外套膜Ma,中腸腺Mbを殆ど損傷するこ
とがない。また、従来のような多孔板を設ける必要がな
いため、目詰まりのような不具合が生ずることもなく、
連続した大量の身組織Mの処理が可能になる。なお、加
圧旋回の圧力調整によっては、切断された外套膜Ma,
中腸腺Mbをさらにそれぞれ適当長に切断することも可
能である。
【0040】さらに、身組織Mの外套膜Maと中腸腺M
bとの切断が低圧,高圧の加圧旋回の繰返しによって行
われるため、外套膜Ma,中腸腺Mbに作用する捻力あ
るいは張力の力量,方向を複雑に変化させて確実な分断
が行われる。
bとの切断が低圧,高圧の加圧旋回の繰返しによって行
われるため、外套膜Ma,中腸腺Mbに作用する捻力あ
るいは張力の力量,方向を複雑に変化させて確実な分断
が行われる。
【0041】図5,図6は、本発明に係る貝類の中腸腺
除去方法および中腸腺除去装置の前述した実施の形態に
ついて、連続処理可能なシステムへの組込例を示してあ
る。
除去方法および中腸腺除去装置の前述した実施の形態に
ついて、連続処理可能なシステムへの組込例を示してあ
る。
【0042】この組込例は、前述の実施の形態の構成を
第1装置A,第2装置Bとして2基を備え、第1装置
A,第2装置Bの間に調整槽4を設置してある。そし
て、第1装置Aには、流体Wと身組織Mとが貯留供給さ
れる供給槽5が接続されている。また、第2装置Bに
は、メッシュコンベアからなる選別装置6が接続されて
いる。
第1装置A,第2装置Bとして2基を備え、第1装置
A,第2装置Bの間に調整槽4を設置してある。そし
て、第1装置Aには、流体Wと身組織Mとが貯留供給さ
れる供給槽5が接続されている。また、第2装置Bに
は、メッシュコンベアからなる選別装置6が接続されて
いる。
【0043】この組込例によると、供給槽5で流体Wと
身組織Mとが混合される。この流体Wは、淡水,鹹水の
清水の外に適宜必要な薬剤等が混合される。なお、身組
織Mは、手動またはコンベア等によって供給槽5に定量
ずつ投入されるようになっている。
身組織Mとが混合される。この流体Wは、淡水,鹹水の
清水の外に適宜必要な薬剤等が混合される。なお、身組
織Mは、手動またはコンベア等によって供給槽5に定量
ずつ投入されるようになっている。
【0044】混合された流体W、身組織Mは、第1装置
Aに吸入されるようにして移送され、前述の切断処理が
行われる。なお、第1装置Aは、モータ3のモータ本体
32を上部に配置して水濡れを避けている。
Aに吸入されるようにして移送され、前述の切断処理が
行われる。なお、第1装置Aは、モータ3のモータ本体
32を上部に配置して水濡れを避けている。
【0045】第1装置Aから吐出された切断された身組
織Mの外套膜Ma,中腸腺Mbと流体Wとは、調整槽4
に一時貯留されて加圧旋回が解除される。従って、調整
槽4では、分断された外套膜Ma,中腸腺Mbの絡みが
解放される。なお、調整槽4に対して第1装置Aが上部
に接続され、調整槽4の内部での沈降途中で外套膜M
a,中腸腺Mbの絡みが解放されるようになっている。
織Mの外套膜Ma,中腸腺Mbと流体Wとは、調整槽4
に一時貯留されて加圧旋回が解除される。従って、調整
槽4では、分断された外套膜Ma,中腸腺Mbの絡みが
解放される。なお、調整槽4に対して第1装置Aが上部
に接続され、調整槽4の内部での沈降途中で外套膜M
a,中腸腺Mbの絡みが解放されるようになっている。
【0046】調整槽4から流出した切断された身組織M
の外套膜Maと流体Wとは、第2装置Bに吸入されるよ
うにして移送され、再度前述の分断処理が行われる。こ
の分断処理は、未分断の外套膜Ma,中腸腺Mbを分離
して分断を確実にしたり、用途等の必要に応じては、分
離された外套膜Ma,中腸腺Mbをさらに小さく切断す
るために行われる。なお、調整槽4に対して第2装置B
が下部に接続され、第2装置Bへの空気の混入が防止さ
れている。
の外套膜Maと流体Wとは、第2装置Bに吸入されるよ
うにして移送され、再度前述の分断処理が行われる。こ
の分断処理は、未分断の外套膜Ma,中腸腺Mbを分離
して分断を確実にしたり、用途等の必要に応じては、分
離された外套膜Ma,中腸腺Mbをさらに小さく切断す
るために行われる。なお、調整槽4に対して第2装置B
が下部に接続され、第2装置Bへの空気の混入が防止さ
れている。
【0047】第1装置Aから吐出された分断された身組
織Mの外套膜Ma,中腸腺Mbと流体Wとは、上方へ押
上げられ選別装置6に送られて選別される。外套膜Ma
は、選別装置6を流れて端末に配置されている収容部7
に収容される。中腸腺Mbは、バキューム装置8に接続
され選別装置6の中途部に配置されたバキューム口9か
ら回収缶10に回収される。流体Wは、選別装置6の下
方に設置された水受20から循環路30を介して供給槽
5に環流される。
織Mの外套膜Ma,中腸腺Mbと流体Wとは、上方へ押
上げられ選別装置6に送られて選別される。外套膜Ma
は、選別装置6を流れて端末に配置されている収容部7
に収容される。中腸腺Mbは、バキューム装置8に接続
され選別装置6の中途部に配置されたバキューム口9か
ら回収缶10に回収される。流体Wは、選別装置6の下
方に設置された水受20から循環路30を介して供給槽
5に環流される。
【0048】なお、図5から明らかなように、流体Wが
上下しながら周回する流路が構成されているため、全体
をコンパクト化することができる。このため、図6に示
すように、全体構成をキャスタ40,固定脚50付きの
架台60に搭載して、移動設置することができるように
なっている。
上下しながら周回する流路が構成されているため、全体
をコンパクト化することができる。このため、図6に示
すように、全体構成をキャスタ40,固定脚50付きの
架台60に搭載して、移動設置することができるように
なっている。
【0049】以上、図示した実施の形態の外に、第1装
置Aのみでシステムを構成したり、第3装置以上を備え
てシステムを構成することも可能である。
置Aのみでシステムを構成したり、第3装置以上を備え
てシステムを構成することも可能である。
【0050】上記実施の形態において、ホタテ貝の外套
膜Ma,中腸腺Mbと例示したが、他の身組織の分断に
も利用を妨げないものである。
膜Ma,中腸腺Mbと例示したが、他の身組織の分断に
も利用を妨げないものである。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る貝類の中腸
腺除去方法および中腸腺除去装置は、流体中で捻力ある
いは張力により身組織から中腸腺を分離することから、
中腸腺等が付着して目詰まりを引起こすおそれのある部
材を備える必要がないため、連続した大量の身組織の処
理が可能になり除去効率が高くなる効果がある。
腺除去方法および中腸腺除去装置は、流体中で捻力ある
いは張力により身組織から中腸腺を分離することから、
中腸腺等が付着して目詰まりを引起こすおそれのある部
材を備える必要がないため、連続した大量の身組織の処
理が可能になり除去効率が高くなる効果がある。
【0052】また、流体中で捻力乃至は張力により身組
織,中腸腺を分断して無用の衝撃が掛からないため、外
套膜,中腸腺の損用が低減されて有効利用が可能になる
効果がある。
織,中腸腺を分断して無用の衝撃が掛からないため、外
套膜,中腸腺の損用が低減されて有効利用が可能になる
効果がある。
【0053】さらに、本発明に係る貝類の中腸腺除去装
置は、特別に複雑な構成部材を用いず構造が簡素である
ため、安価,容易に製造することができる効果がある。
置は、特別に複雑な構成部材を用いず構造が簡素である
ため、安価,容易に製造することができる効果がある。
【0054】また、高度,精密な構成部材を備えていな
いため、操作,点検保守が容易である効果がある。
いため、操作,点検保守が容易である効果がある。
【図1】本発明に係る貝類の中腸腺除去方法および中腸
腺除去装置の実施の形態を示す断面図である。
腺除去装置の実施の形態を示す断面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図2の他の動作図である。
【図4】身組織の分断のモーメント図である。
【図5】本発明に係る貝類の中腸腺除去装置の実施の形
態を示すシステム構成例を示す斜視図である。
態を示すシステム構成例を示す斜視図である。
【図6】図5の詳細な側面図である。
1 ケーシング 11 外筒 12 内壁部分 2 ロータ 3 モータ 31 モータ軸 32 モータ本体 4 調整槽 M 身組織 Ma 外套膜 Mb 中腸腺 Mx 結合点 W 流体
Claims (9)
- 【請求項1】 中腸腺が結合してなる貝類の身組織を流
体により移送し、移送途中で身組織,流体を加圧旋回さ
せて身組織から中腸腺を捻力乃至は張力で分断する貝類
の中腸腺除去方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の貝類の中腸腺除去方法に
おいて、貝類の中腸腺と外套膜とが結合した身組織を流
体により移送し、移送途中で中腸腺と外套膜とを移送方
向へ伸ばしつつ流体を加圧旋回させることを特徴とする
貝類の中腸腺除去方法。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の貝類の中腸腺除
去方法において、加圧旋回は高圧加圧と低圧加圧とが繰
返されることを特徴とする貝類の中腸腺除去方法。 - 【請求項4】 請求項1〜3記載のいずれかの貝類の中
腸腺除去方法において、身組織,流体の加圧旋回を一旦
解除してから再び加圧旋回することを特徴とする貝類の
中腸腺除去方法。 - 【請求項5】 中腸腺が結合してなる貝類の身組織が流
体により移送されるケーシングと、軸方向に波形が連続
するクランクシャフト形に形成されケーシングの内部に
回転可能に配置されたロータと、ロータを回転駆動する
モータとからなる貝類の中腸腺除去装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の貝類の中腸腺除去装置に
おいて、ロータの軸線はモータのモータ軸に対して偏心
していることを特徴とする貝類の中腸腺除去装置。 - 【請求項7】 請求項5または6記載の貝類の中腸腺除
去装置において、ケーシングの内壁部分は軸方向に連続
する波形に形成されていることを特徴とする貝類の中腸
腺除去装置。 - 【請求項8】 請求項7の貝類の中腸腺除去装置におい
て、ケーシングの内壁部分は変形可能な耐圧縮性の材質
で形成されロータに部分的に当接していることを特徴と
する貝類の中腸腺除去装置。 - 【請求項9】 請求項5〜8記載のいずれかの貝類の中
腸腺除去装置において、ケーシング,ロータ,モータが
2組以上設置され、各組の間に身組織から分断された中
腸腺と流体とが加圧旋回を解除されて一時貯留される調
整槽が設置されていることを特徴とする貝類の中腸腺除
去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32845497A JPH11155476A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 貝類の中腸腺除去方法および中腸腺除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32845497A JPH11155476A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 貝類の中腸腺除去方法および中腸腺除去装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11155476A true JPH11155476A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18210459
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32845497A Pending JPH11155476A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 貝類の中腸腺除去方法および中腸腺除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11155476A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011041502A (ja) * | 2009-08-20 | 2011-03-03 | R:Kk | 海産物加工器 |
| JP2018530346A (ja) * | 2015-08-20 | 2018-10-18 | ヨンホ イム | エラ除去が容易なカニの殻除去装置 |
-
1997
- 1997-11-28 JP JP32845497A patent/JPH11155476A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011041502A (ja) * | 2009-08-20 | 2011-03-03 | R:Kk | 海産物加工器 |
| JP2018530346A (ja) * | 2015-08-20 | 2018-10-18 | ヨンホ イム | エラ除去が容易なカニの殻除去装置 |
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