JPH1115550A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH1115550A
JPH1115550A JP9184517A JP18451797A JPH1115550A JP H1115550 A JPH1115550 A JP H1115550A JP 9184517 A JP9184517 A JP 9184517A JP 18451797 A JP18451797 A JP 18451797A JP H1115550 A JPH1115550 A JP H1115550A
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JP
Japan
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clock signal
frequency
clock
noise
main function
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JP9184517A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Kasuya
和彦 粕谷
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 基準発振器3を分周して機器のクロック
信号を発生させるPLL回路5を、クロック信号制御部
4がカウンタ7と、セレクタ6を介して制御して、クロ
ック信号をFM変調し、クロックノイズのスペクトルを
拡散する。 【効果】 1.ノイズ成分がスペクトル拡散され、ノイ
ズレベルのピーク値が低減するため、無理にクロック周
波数を下げて、ノイズが発生しにくい、低い周波数で機
器内回路に供給する必要が無くなる。従って回路が簡素
化され、コストダウンが可能になる。 2.ノイズレベルが低減するため、隣接機器は基より自
己の機器内回路の誤動作が少なくなり、動作が安定す
る。 3.更に放射ノイズが低減するため機器ケースが簡素化
され、コストダウンが可能になる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器が稼働中
に、機器内部から外部に向かって放射する、電磁ノイズ
の低減に関する。
【0002】
【従来の技術】近年電子機器のディジタル化が急激に進
んでいる。この傾向に伴って、電子機器の内部から、外
部に向かって放射される電磁ノイズの量も拡大の一途を
たどっている。この電磁ノイズの、最も大きな要素にな
っているものに、クロックノイズがある。クロックノイ
ズとは、ディジタル機器の動作の基準になっているクロ
ック信号に起因するノイズである。クロックノイズは、
クロック周波数の奇数倍周波数にスペクトル状に発生す
る。このスペクトルは、クロック信号の周波数精度が向
上すればするほど、スペクトル幅は狭くなり、逆にスペ
クトルレベルは高くなる。
【0003】このスペクトル幅が狭く、かつスペクトル
レベルの高い電磁ノイズは、周辺電子機器に飛び込ん
で、電子機器の誤動作を誘発する、等の悪影響を及ぼし
ていた。この弊害を防止するために、従来の技術ではク
ロック周波数をできる限り低く抑えて、電磁ノイズにな
り易い高周波成分を少なくしていた。更に、電磁ノイズ
が機器外に放射する量を最低限に抑えるために、機器の
シールドに多大な努力を払っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の技術では以下に記す解決すべき課題があった。 1.電磁ノイズが発生しにくい、低い周波数の状態でク
ロック信号を機器内回路に供給するため、基板上で高い
周波数を必要とする回路では、クロック周波数を逓倍す
る必要がある。従って高周波回路毎にPLL回路等を使
用することになり、回路が複雑高価になった。 2.更に機器ケースのシールド効果を高めるために、機
器ケースが高価になり、その結果機器全体としてコスト
アップになりがちであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〈構成1〉電子機器の主機能部に、動作の基準となるク
ロック信号を供給するクロック信号発生部と、上記クロ
ック信号発生部の動作を制御して、上記電子機器の主機
能部が要求するクロック信号周波数を中心にして、その
クロック信号の周波数をシフトさせるようにFM変調を
行なうクロック信号制御部を備えたことを特徴とする、
電子機器。
【0006】〈構成2〉電子機器の主機能部に、動作の
基準となるクロック信号を供給するクロック信号発生部
と、上記クロック信号発生部の動作を制御して、上記電
子機器の主機能部が要求するクロック信号周波数を中心
にして、そのクロック信号の位相をシフトさせるように
PM変調を行なうクロック信号制御部を備えたことを特
徴とする、電子機器。
【0007】〈構成3〉電子機器の主機能部に、動作の
基準となるクロック信号を供給するクロック信号発生部
と、上記クロック信号発生部の出力を受け入れて、上記
クロックパルスの高周波成分を除去するローパスフィル
タを備えたことを特徴とする、電子機器。
【0008】〈構成4〉構成3において、ローパスフィ
ルタの接続を周期的に変更するクロック信号制御部を備
えたことを特徴とする、電子機器。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
について詳細に説明する。図1は、具体例1による構成
図である。具体例の構成について説明する前に、まず、
放射ノイズについて説明する。更に具体例の理解を容易
にするために、放射ノイズ抑制の方法について図を用い
て説明する。
【0010】(放射ノイズに関する説明)図2は、クロ
ックノイズのスペクトル図である。横軸に周波数、縦軸
にノイズレベルを示す。具体例の電子機器に用いられる
クロック周波数をfcとすると横軸fcの近傍に最も大
きなノイズが発生する。このfcの奇数倍周波数3f
c、5fc…(2n+1)fcの近傍にそれぞれノイズ
が発生する。ディジタル電子機器においてはこれ以外の
ノイズの発生は比較的低レベルになる。
【0011】この理由は、ディジタル電子機器では、機
器内回路の大部分が、クロック信号を基準にして稼働し
ているためである。通常、このクロック信号は精密に制
御されている。従ってfc、3fc、5fc…のノイズ
も、スペクトル幅は狭くなり、逆にスペクトルレベルは
高くなる。このスペクトル幅が狭く、かつスペクトルレ
ベルの高い電磁ノイズは、周辺電子機器に飛び込んで、
電子機器の誤動作を誘発する、等の悪影響を及ぼす。こ
の悪影響を抑制することが本発明の目的である。後に記
す複数の具体例に共通の思想となる、放射ノイズ抑制の
方法について図を用いて説明する。
【0012】(放射ノイズ抑制の方法)図3は、クロッ
クノイズのスペクトル変換図である。図3(a)は、ク
ロックノイズのスペクトルを周波数軸を拡げて記した図
である。図3(b)は、クロックノイズのスペクトルを
拡散してノイズレベルのピーク値を下げた状態を示した
図である。具体例では、図3(a)に示すクロックノイ
ズをスペクトル拡散して図3(b)のようにノイズレベ
ルのピーク値を下げて放射ノイズの悪影響を避ける方法
を採用した。以下に、このスペクトル拡散の1方法とし
てFM変調について説明する。図3(a)のクロックノ
イズV(fc)を数式で表すと、 V(fc)=A・COS(ωc+Nωn)T …(1)式 ここでωcは、クロック信号周波数の角周波数である。
【0013】すでに説明したように、クロック信号が精
密に制御されているため(1)式のスペクトル幅は、き
わめて狭いので、説明を簡単にするためにNωnを無視
して説明する。 V(fc)=A・COSωcT …(2)式 と、表すことができる。この(2)式を搬送波として、
予め用意した信号波S(P)でFM変調する。 S(P)=ΔωCOSpT …(3)式 (3)式において、Δωは角周波数偏移である。
【0014】(2)式を(3)式でFM変調した信号V
fm(fc)は、次式になる。 Vfm(fc)=A・COS(ωcT+(Δω/p)SINpT) …(4)式 (3)式と(4)式の関係を図に示す。
【0015】図4は、FM変調波を示す説明図である。
図4(a)は、信号波S(P)、(3)式を示す図であ
る。Δωを振幅として、角速度pの正弦波を示してい
る。図4(b)は、FM変調した信号Vfm(fc)、
(4)式を示す図である。(3)式の値に従って周波数
の高低が示されている。
【0016】(4)式において、 (Δω/p)=M …(5)式 とおき以後Mを変調率と記す。このMを用いて(4)式
をベッセル関数で示すと次式になる。 Vfm(fc)=A[J0(M)COSωcT+J1(M){COS(ωc +p)T−COS(ωc−p)T}+J2(M){COS(ωc+2p)T+C OS(ωc−2p)T}+…] …(6)式 図を用いて(6)式について説明する。
【0017】図5は、ベッセル関数を示す説明図であ
る。横軸に変調率M、(5)式をとり、縦軸にベッセル
関数の値をとる。このベッセル関数の値は、(6)式の
各余弦関数の振幅J0、J1、J2、…の値を1に正規
化した値である。今、変調率M=0とすると、図5より
J0はa0点の値1を示し他の振幅は0である。この状
態は変調されていない搬送波のみの状態を示している。
この値をM=0の時のスペクトルの値として、図6
(a)に示す。
【0018】図6は、変調率MによるFM変調波スペク
トルの説明図である。変調率M=1とすると、図5より
J0はa1点、J1はb1点、J2はc1点のそれぞれ
の値を示している。但し(6)式から、奇数項J1は正
負2個の振幅を有し、偶数項J2は同一符号2個の振幅
を有している。この値をM=1の時のスペクトルの値と
して、図6(b)に示す。同様にしてM=2の時のスペ
クトルの値を、図6(c)に示す。図6が示す通り変調
率Mを変えることによってスペクトルを拡散して、スペ
クトルレベルの絶対値を、低下させ得ることが理解でき
る。更に、Mは、信号波(3)式の角速度pを変えるこ
とによって任意に変更できる。
【0019】次に、後に具体例2に記すPM変調(位相
変調)について説明する。PM変調とFM変調は、ほと
んど同じ思想なので、その差についてのみ説明する。F
M変調における信号波S(P)、(3)式と、変調波V
fm(fc)、(4)式を再度以下に記す。 S(P)=ΔωCOSpT …(3)式 Vfm(fc)=A・COS(ωcT+(Δω/p)SINpT) …(4)式 対応してPM変調における信号波R(P)とVpm(f
c)を以下に記す。 R(P)=ΔφSINpT …(7)式 Vfm(fc)=A・COS(ωcT+ΔφSINpT) …(8)式
【0020】FM変調とPM変調の差は、(3)式、
(7)式を比較すると信号波の位相がπ/4異なるこ
と、のみであり双方全く同じに扱い得ることが理解でき
る。詳細は、例えば、文献、通信方式(マグロウヒル出
版株式会社、山中、宇佐美共訳)に記載されている。以
上説明した放射ノイズ抑制の方法をもとにして具体例の
説明に入る。
【0021】〈具体例1の構成〉再び図1に戻って具体
例1の構成について説明する。具体例1による、電子機
器は、主機能部1と、クロック信号発生部2と、基準発
振器3と、クロック信号制御部4を備える。更にクロッ
ク信号発生部2は、PLL(Phase Locked Loop)回
路5と、セレクタ6と、カウンタ7を備えている。主機
能部1は、その電子機器本来の目的を果たすための、用
途機能を受け持つ部分である。内部に備える多種多用の
回路は、クロック信号発生部2から供給されるクロック
信号に同期して稼働する。従って、機器外部に向かって
電磁波による放射ノイズを放射する、最大のノイズ源に
なる部分でもある。
【0022】クロック信号発生部2は、主機能部1に、
クロック信号制御部4の制御に基づいて、クロック信号
を供給する部分である。その内部にPLL回路5と、セ
レクタ6と、カウンタ7を備えている。PLL回路5
は、基準発振器3が発振する基準信号に追従しながらセ
レクタ6からの信号に基づいてクロック信号のクロック
周波数を変更する部分である。内部に、VCO(Voltag
e Controled Occilator)を備える。VCOは、その
制御端子に外部から印加する制御信号によってその発振
周波数が変化する。セレクタ6は、VCOの発振周波数
を変化させるための、制御信号を供給する部分である。
VCOに供給する制御信号を、クロック信号制御部4の
指示に基づいて合成するために、電圧レベルの異なる等
価直流電圧源を多数備える。
【0023】カウンタ7は、クロック信号制御部4が指
示する制御信号を合成するために、セレクタ6に多数備
える、電圧レベルの異なる等価直流電圧源を選択切り替
えする部分である。忠実にVCOの周波数を変更するた
めである。クロック信号制御部4は、カウンタ7とセレ
クタ6を介してVCOに制御信号を印加して、発振周波
数を変化させ、クロック周波数を変更する部分である。
つまり、クロック信号を自己が指示する制御信号に基づ
いてFM変調させる部分である。
【0024】〈具体例1の動作〉具体例1による電子機
器(図1)の電源スイッチをONすると、図2に示すク
ロック周波数fc、及び、奇数倍周波数3fc、5fc
…(2n+1)fcの近傍にそれぞれノイズが発生す
る。このクロックノイズをスペクトル拡散して図3
(b)のようにノイズレベルを下げて、放射ノイズの悪
影響を避けるために、クロックノイズをFM変調する。
以下にその動作について図1を用いて説明する。
【0025】クロック信号制御部4は、カウンタ7及び
セレクタ6に指示して、既に説明した(3)式、S
(P)=ΔωSINpT、を合成してVCOの制御端子
に印加する。ここで注意すべきことは、クロック周波数
の最大変化量を規定するΔωの値を、機器に悪影響を及
ぼさない値に設定することである。機器の用途機能にも
よるがωcに対して数%の変更は悪影響を及ぼさないこ
とを確認している。この(3)式で、クロック信号をF
M変調することは、同時にクロックノイズをFM変調し
たことに等しい。従って、すでに説明したように図3
(a)に示すクロックノイズを、図3(b)に示すよう
にスペクトル拡散することができる。その結果ノイズレ
ベルを低減することが可能になる。
【0026】クロック周波数fc近傍のノイズのみにつ
いて説明したが、奇数倍周波数3fc、5fc…(2n
+1)fc近傍のノイズに関しても全く同様の結果を得
ることができる。また、具体例では、制御信号として
(3)式、S(P)=ΔωSINpTに限って説明した
が、必ずしも(3)式にこだわる必要はない。但し拡散
効果を大きくするためには、周期関数であることが望ま
しい。
【0027】〈具体例1の効果〉以上説明したように具
体例1では、機器のクロック信号を、クロック信号制御
部の制御に基づいて、予め定めた関数でFM変調するこ
とにより、以下の効果をえる。 1.ノイズ成分がスペクトル拡散され、ノイズレベルが
低減するため、無理にクロック周波数を下げて、ノイズ
が発生しにくい、低い周波数で機器内回路に供給する必
要がなくなる。従って回路が簡素化され、コストダウン
が可能になる。 2.ノイズレベルが低減するため、隣接機器は基より、
自己の機器内回路の誤動作も少なくなり、動作が安定す
る。 3.更に放射ノイズが低減するため機器ケースが簡素化
され、コストダウンが可能になる。
【0028】〈具体例2の構成〉図7は具体例2による
構成図である。具体例2による、電子機器は、主機能部
1と、基準発信器3と、クロック信号発生部8と、クロ
ック信号制御部9とを備える。更に、クロック信号制御
部9はPLL回路5と、カウンタ7と、セレクタ12
と、N個の遅延回路と、N個のスイッチを備えている。
以下具体例1との差のみについて説明する。
【0029】主機能部1と基準発振器3は、具体例1と
同様である。クロック信号発生部8は、主機能部1に、
クロック信号制御部4の制御に基づいて、クロック信号
を供給する部分である。その内部にPLL回路5と、セ
レクタ12と、カウンタ7と、N個の遅延回路と、N個
のスイッチを備えている。PLL回路5は、基準発振器
3が発振する基準信号を分周してクロック信号を発生す
る部分である。PLL回路5の出力側には、N個の遅延
回路が1列に連なっている。N個の遅延回路の入力側に
はそれぞれスイッチが1個接続して主機能部1に直接ク
ロック信号を供給できるように構成されている。このN
個のスイッチは、常時1個だけONしている。このスイ
ッチの切り替えをクロック信号制御部4が、カウンタ7
とセレクタ12とを介して行なう。
【0030】クロック信号制御部9は、カウンタ7とセ
レクタ6を介してN個のスイッチに制御信号を印加し
て、クロック信号を遅延させる部分である。この遅延時
間の大小を周期的に変化させて、クロック信号を自己が
指示する制御信号に基づいてPM変調させる部分であ
る。
【0031】〈具体例2の動作〉クロック信号制御部9
は、カウンタ7及びセレクタ12に指示してスイッチ1
からスイッチNまでの接続を制御して、遅延時間を調整
する。すでに説明した(7)式、R(P)=ΔφSIN
pTに近似してクロック信号を遅延させる。ここで注意
すべきことは、クロック信号の最大位相量を規定するΔ
φの値を、機器に悪影響を及ぼさない値に設定すること
である。機器の用途機能にもよるがクロックパルスのパ
ルス幅に対して数%の変更は悪影響を及ぼさないことを
確認している。この(7)式で、クロック信号をPM変
調することは、同時にクロックノイズをPM変調したこ
とに等しい。
【0032】従って、すでに説明したように図3(a)
に示すクロックノイズを、図3(b)に示すようにスペ
クトル拡散することができる。その結果ノイズレベルを
低減することが可能になる。また、具体例では、制御信
号として(7)式、R(P)=ΔφSINpTに限って
説明したが、必ずしも(7)式にこだわる必要はない。
但し拡散効果を大きくするためには、周期関数であるこ
とが望ましい。
【0033】〈具体例2の効果〉以上説明したように具
体例2では、機器のクロック信号を、クロック信号制御
部の指示に基づいて、予め定めた関数でPM変調するこ
とにより、以下の効果をえる。 1.具体例1に記した全ての効果をえる。 2.更に、クロック信号の周波数を変更することなく一
定周波数に制御したまま、遅延回路を用いてクロック信
号をPM変調することにより、機器の安定性を維持する
ことがより一層可能になった。
【0034】〈具体例3の構成〉図8は具体例3による
構成図である。具体例3による、電子機器は、主機能部
1と基準発振器3と、クロック信号発生部13と、クロ
ック信号制御部14と、を備える。
【0035】主機能部1と基準発振器3は、具体例1と
同様である。クロック信号発生部13は、主機能部1
に、クロック信号制御部14の制御に基づいて、クロッ
ク信号を供給する部分である。具体例1、具体例2で
は、クロック信号発生部2、及びクロック信号発生部8
自体でのノイズの放射には、あまり注力しないで、主機
能部1からの放射ノイズを低減することに注力してい
る。これに対して、具体例3でのクロック信号発生部1
3自体での放射ノイズを低減することに注力する。
【0036】クロック信号制御部13はPLL回路5
と、カウンタ7と、セレクタ12と、Nゲート1からN
ゲートNまでN個のNゲート、ゲート1aからゲートN
0まで、及びゲート1bからゲートNbまで2N+1個
のゲートと、R1とC1、からRNとCNまでN個のロ
ーパスフィルタを備える。PLL回路5は、基準発振器
3が発振する基準信号を分周してクロック信号を発生す
る部分である。PLL回路5の出力側には、抵抗Rと容
量CからなるN個のローパスフィルタが1列に連なって
いる。N個のローパスフィルタのそれぞれの入力側から
分岐して、ゲート1aからゲートNaまでN個のスイッ
チが接続している。それぞれのローパスフィルタの入力
側から、主機能部1に直接クロック信号を供給できるよ
うに構成されている。
【0037】更に、1列に連なっているN個のローパス
フィルタそれぞれの内部にゲート1bからゲートNbま
でN個のスイッチが挿入されている。ゲート1aとゲー
ト1b、からゲートNaとゲートNb、までのN個のゲ
ートの対は、対応したNゲート1からNゲートNまでの
Nゲートを挟んでセレクタ12のセレクタ出力S0から
SNに接続されている。S0のみを1にして他のセレク
タ出力をすべて0にした時ゲート1aはON、ゲート1
bはOFFとなり、PLL回路5の出力はローパスフィ
ルタを全く通らないで直接主機能部1に接続する。
【0038】S1のみを1にして他のセレクタ出力をす
べて0にした時ゲート2aはON、ゲート2bはOFF
となり、かつ、ゲート1aはOFF、ゲート1bはON
となりPLL回路5の出力はローパスフィルタR1,C
1のみを通って主機能部1に接続する。以上説明したよ
うに特定のセレクタ出力のみを1にして、他のセレクタ
出力を全て0にすると、PLL回路5の出力と主機能部
1の間に1列に連なっているN個のローパスフィの列
は、その途中で切断される。切断される位置は、その特
定セレクタ出力に対応した位置である。PLL回路5の
出力は、その切断した位置で主機能部1に接続する。こ
れはクロック信号が通るローパスフィルタの時定数を変
更することに相当する。
【0039】カウンタ7は、クロック信号制御部14の
制御に基づいてセレクタ12のセレクタ出力を選択的に
1に切り換える部分である。セレクタ12は、既に説明
したように、PLL回路5の出力と主機能部1の間に1
列に連なっているN個のローパスフィルタの列をその途
中で切断して主機能部1に接続するための切り替え信号
発生部分である。クロック信号制御部14は、カウンタ
7とセレクタ12を介してセレクタ出力を制御して、複
数のローパスフィルタの接続を周期的に切り換える部分
である。
【0040】〈具体例3の動作〉具体例3による電子機
器(図8)の電源スイッチをONすると、すでに説明し
たように図2に示すクロック周波数fc、及び、奇数倍
周波数3fc、5fc…(2n+1)fcの近傍にそれ
ぞれノイズが発生する。このノイズ源を大きく分類する
と以下に記す2つに分類できる。 (ノイズ1)、主に主機能部1の内部に備える多種多用
の回路が、クロック信号発生部13から供給されるクロ
ック信号に同期して稼働することによるノイズである。 (ノイズ2)、クロック信号を主機能部1の内部に備え
る多種多用の回路に供給するための、信号通路からのノ
イズである。このノイズにはクロック信号発生部13に
よって生成されるクロックパルスの波形が大きく影響を
与える。具体例1及び具体例2では、主にノイズ1を取
り扱ったが、具体例3では、主にノイズ2を取り扱う。
複数のローパスフィルタの接続を切り換えて、クロック
パルスの高周波成分を取り除いて放射ノイズの低減をは
かる。
【0041】(ノイズ2)は、多種多用の回路に供給す
る信号通路からのノイズであるため、回路の種類、数
量、信号通路の長さ形状、等によって大きく異なる。一
般には規則性、周期性に乏しい。そこで以下の動作によ
ってノイズレベルを低減させる。ステップS1、具体例
3による、電子機器の電源スイッチをONすると共に、
放射ノイズ測定器を用いて放射ノイズの測定を開始す
る。ステップS2、クロック信号制御部14を制御して
ローパスフィルタの接続を変更して放射ノイズレベルが
最も低減される接続を選定する。この状態でノイズレベ
ルが目標値に達すれば、クロック信号制御部14は、以
後この接続を維持する。もしノイズレベルが目標値に達
していなければ、次のステップS3へ進む。ステップS
3、ステップS2で選定した接続を基礎として、クロッ
ク信号制御部14を制御してローパスフィルタの接続を
周期的に変更して放射ノイズレベルが最も低減される周
期を選定する。
【0042】〈具体例3の効果〉以上説明したように具
体例3では、クロック信号発生部に備えるローパスフィ
ルタの接続を変更してクロックパルスの高周波成分を除
去するため以下の効果をえる。 1.規則性、周期性に乏しいノイズの低減が可能にな
る。 2.クロック信号の周波数を変更することなく、一定周
波数に制御したまま、ローパスフィルタの接続を変更す
るため、機器の安定性を損ねる可能性が無くなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】具体例1による構成図である。
【図2】クロックノイズのスペクトル図である。
【図3】クロックノイズのスペクトル変換図である。
【図4】FM変調波を示す説明図である。
【図5】ベッセル関数を示す説明図である。
【図6】変調率MによるFM変調波スペクトルの説明図
である。
【図7】具体例2による構成図である。
【図8】具体例3による構成図である。
【符号の説明】
1 主機能部 2 クロック信号発生部 3 基準発信器 4 クロック信号制御部 5 PLL回路 6 セレクタ 7 カウンタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器の主機能部に、動作の基準とな
    るクロック信号を供給するクロック信号発生部と、 前記クロック信号発生部の動作を制御して、前記電子機
    器の主機能部が要求するクロック信号周波数を中心にし
    て、そのクロック信号の周波数をシフトさせるようにF
    M変調を行なうクロック信号制御部を備えたことを特徴
    とする、電子機器。
  2. 【請求項2】 電子機器の主機能部に、動作の基準とな
    るクロック信号を供給するクロック信号発生部と、 前記クロック信号発生部の動作を制御して、前記電子機
    器の主機能部が要求するクロック信号周波数を中心にし
    て、そのクロック信号の位相をシフトさせるようにPM
    変調を行なうクロック信号制御部を備えたことを特徴と
    する、電子機器。
  3. 【請求項3】 電子機器の主機能部に、動作の基準とな
    るクロック信号を供給するクロック信号発生部と、 前記クロック信号発生部の出力を受け入れて、前記クロ
    ックパルスの高周波成分を除去するローパスフィルタを
    備えたことを特徴とする、電子機器。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 ローパスフィルタの接続を周期的に変更するクロック信
    号制御部を備えたことを特徴とする、電子機器。
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