JPH11155668A - ウィング付き収納ボックスのオートロック装置とこの装置を有する家具 - Google Patents

ウィング付き収納ボックスのオートロック装置とこの装置を有する家具

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JPH11155668A
JPH11155668A JP34720597A JP34720597A JPH11155668A JP H11155668 A JPH11155668 A JP H11155668A JP 34720597 A JP34720597 A JP 34720597A JP 34720597 A JP34720597 A JP 34720597A JP H11155668 A JPH11155668 A JP H11155668A
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JP
Japan
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dead bolt
casing
door
bracket
lock
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JP34720597A
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English (en)
Inventor
Katsuji Okuda
勝司 奥田
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Okuda Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Okuda Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーシング内の内部機構を外部から容易に目
視できるようにして、錆の発生や異物の侵入に伴う感度
不良を早期に発見できるようにする。 【解決手段】 ボックス本体3に固定されるケーシング
15内に、地震の揺れに伴って移動する慣性部材19
と、この慣性部材19の移動に連動してボックス本体3
に枢着されているウィング5の開放を阻止するロック位
置Bまで移動するロック部材16と、が設けられている
ウィング付き収納ボックスのオートロック装置におい
て、慣性部材19又はロック部材16若しくはこれらの
双方が外部から目視できるよう、前記ケーシング15の
一部又は全部を透明な材料で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウィング付き収納
ボックスのオートロック装置とこの装置を有する家具に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、食器棚、本棚、タンス、化粧ケ
ース、天袋等の家具に代表されるウィング付きの収納ボ
ックスでは、前面が開放されたボックス本体の開口部に
扉(ウィング)が観音開き状に枢着されている。上記家
具に代表されるウィング付きの収納ボックスでは、収納
物品の出し入れを頻繁に行うため、一般に施錠装置を設
ける場合が少なく、また、施錠装置を設けたとしてもユ
ーザーがこれを余り利用しないことが多い。
【0003】このため、先の阪神大震災の経験からも判
るように、大震度の地震等のため収納ボックスが大きく
揺らされると、その揺れによって閉鎖されている扉が開
いて食器等の収納物品が外に飛び出し、これによって収
納物品が破損したり居住者に当たって負傷することがあ
る。
【0004】そこで、本願出願人は、ボックス本体に固
定されるケーシング内に、地震の揺れに伴って移動する
慣性部材と、この慣性部材の移動に連動して当該ケーシ
ングの外部に突出しその突出部によりボックス本体に枢
着されているウィングを閉鎖状態にロックするロック部
材と、が設けられているウィング付き収納ボックスのオ
ートロック装置を既に出願している(特願平8−336
067号、特願平8−282654号、特願平7−33
5323号、特願平7−181739号、特願平7−1
34376号参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記オートロック装置
が利用される例えば食器棚や天袋等の家具は台所に設置
されているが、炊事が頻繁に行われる台所の上部空間に
は湿気が多く、また、炊事の際の熱気によって家具の上
部には埃がこびりつきやすい傾向がある。
【0006】しかるに、上記従来のオートロック装置で
は、慣性部材やロック部材及びこれらの部材を連動させ
る連動機構を内部に有するケーシングが不透明な樹脂材
料又は金属材料で構成されており、ケーシングの内部機
構が外部から目視できないようになっているので、湿気
によって金属製の慣性部材や前記連動機構に錆が発生し
たり、慣性部材やロック部材の移動部分ないしは摺動部
分に埃等の異物が侵入しても、これらを早期に発見する
ことができない。
【0007】従って、従来のオートロック装置では、錆
の発生や異物の侵入に伴う感度不良があってもケーシン
グを分解しない限りその点検が困難であるため、ユーザ
ーがそのような感度不良に気付かないまま放置した場合
には、肝心の地震のときに装置本来のオートロック機構
が作動しないことも考えられる。そこで、本発明は、ケ
ーシング内の内部機構を外部から容易に目視できるよう
にして、錆の発生や異物の侵入に伴う感度不良を早期に
発見できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような技術的手段を講じた。すなわ
ち、本発明は、ボックス本体に固定されるケーシング内
に、地震の揺れに伴って移動する慣性部材と、この慣性
部材の移動に連動して前記ボックス本体に枢着されてい
るウィングを閉鎖する位置まで外部に突出しその突出部
により前記ボックス本体に枢着されているウィングの開
放を阻止するロック位置まで移動するロック部材と、が
設けられているウィング付き収納ボックスのオートロッ
ク装置において、前記慣性部材又は前記ロック部材若し
くはこれらの双方が外部から目視できるよう前記ケーシ
ングが透明な材料で構成された部分を有するものであ
る。
【0009】この場合、金属製の慣性部材そのものに錆
が発生したり、慣性部材やロック部材の移動部分ないし
は摺動部分に埃等の異物が侵入しても、それらをケーシ
ングの透明部分から容易に目視することができる。従っ
て、ユーザーに定期的にケーシングの透明部分を点検す
るように教示しておけば、内部機構の錆の発生や異物の
侵入に伴う感度不良の早期発見を促すことができる。
【0010】上記の本発明において、ケーシングの一部
を透明な材料にするには、その一部に形成した開口窓を
透明な樹脂材料で閉塞する手段が考えられるが、これで
は加工工数が多くて製造コストが高くなる。そこで、ケ
ーシング全体を透明な材料により一体に構成するように
すれば、一部に開口窓を形成してこれを閉塞する手間が
不要になり、製造コストを低減することができる。ま
た、ケーシング全体が透明であれば、ケーシング内にお
ける慣性部材やロック部材以外の内部機構すべてが外部
から目視できるようになるので、感度不良やその他の故
障の原因の早期発見がより確実になる。
【0011】また、ケーシングだけでなくロック部材そ
のものも透明な材料にしておけば、ケーシングとロック
部材との間の隙間に異物が侵入しているかどうかの点検
がより行い易くなる。
【0012】なお、本発明において、透明な材料として
は、アクリル樹脂等の合成樹脂材料やガラス等のセラミ
ック材料を採用することができる。また、本発明におい
て、「透明」とは、完全にクリアな無色透明の場合だけ
でなく、ケーシング内部の目視という所期の目的に適う
限りにおいて、色付き透明や擦りガラス調のものも含む
広い概念を意味する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1〜図8は本発明の第一実施形態
を示している。図2は、本発明に係るオートロック装置
を採用した収納ボックス2を示しており、この収納ボッ
クス2は、タンス、食器ケース、化粧ケース、キッチン
の天袋その他の家具に使用されるもので、左右の側板3
Aと天板8及び底板9とから方形枠状に組み立てられた
ボックス本体3と、ボックス本体3の前面開口部4に同
開口部4を開閉自在に閉鎖する左右一対の扉(ウィン
グ)5とを備えている。
【0014】この左右一対の扉5は、その幅方向外側縁
がボックス本体3の側板3Aに蝶番6を介して枢着さ
れ、収納ボックス2の内外方向に回動自在ないわゆる観
音開き式とされている。前記蝶番6にはバネが組み込ま
れており、このバネによって扉5が閉鎖方向に付勢され
ている。
【0015】ボックス本体3の天板8には、地震等の揺
れによって左右一対の扉5が開くのを自動的に阻止する
前記オートロック装置のロック装置本体1が左右一対の
扉5に対応して一対取り付けられている。
【0016】図1に示すように、このロック装置本体1
は、天板8の前縁部下面(ボックス本体3の開口縁部の
内面)8Aに取り付けられる合成樹脂製のケーシング1
5と、このケーシング15内に上下出退自在に挿通され
た合成樹脂製のデッドボルト16よりなるロック部材
と、このロック部材を常時上方へ付勢する金属製の第一
コイルバネ17と、デッドボルト16を予めケーシング
15内に保持しておく金属製の保持部材18と、地震等
に伴うボックス本体3の揺れを検知して保持部材18を
デッドボルト16から解除する金属製のボールよりなる
慣性部材19と、を備えている。
【0017】図1及び図3に示すように、ケーシング1
5は、天板8の下面8Aにねじ止めされる上面側が開口
されたケース本体20と、このケース本体20の上面開
口部を閉鎖する蓋部材22とを備え、ケース本体20の
前端部には、デッドボルト16を出退自在に案内するた
めの上方に開口した有底筒状のガイド筒部21が形成さ
れている。
【0018】このケーシング15の構成部材であるケー
ス本体20と蓋部材22はいずれもアクリル樹脂等の透
明な合成樹脂により構成されており、これにより、ケー
シング15内にあるデッドボルト16、保持部材18、
慣性部材19等の内部機構がすべて外部から目視できる
ようになっている。なお、本実施形態では、保持部材1
8及び慣性部材19の移動方向が扉5の開閉方向(図1
の左右方向)と一致するようにケーシング15を配置し
ているので、以下、扉5を開放する方向(図1の右側)
を前方、扉5を閉鎖する方向(図1の左側)を後方と定
義する。
【0019】図1に示すように、ケーシング15は、ガ
イド筒部21内のデッドボルト16が天板8の下面8A
から適当な間隔をもって離間するよう、蓋部材22に突
設されたスペーサ部23を介して天板8の下面8Aにね
じ止めされていて、これにより、天板8とケーシング1
5との間で構成されるブラケット40の挿通空間24が
形成されている。また、このガイド筒部21に前記デッ
ドボルト16が上下動自在に挿通されている。
【0020】図3及び図5に示すように、蓋部材22
は、ケース本体20の上面開口部を閉鎖する方形板状の
蓋本体25と、この蓋本体25の後端部上面側に一体形
成されたスペーサ部23と、同蓋本体25の前端部下面
側に一体形成されたガイド片26とを備えている。この
蓋部材22は、蓋本体25の前部左右両側及びスペーサ
部23の中央部に設けた第一ねじ孔27に挿通した図外
の取付ねじによってケース本体20に固定されている。
【0021】また、蓋本体25の前端部中央には、デッ
ドボルト16の挿通孔25Aが形成され、蓋本体25下
面の左右両側には、ケース本体20に設けた位置決め孔
28に嵌合して同本体20に対する位置決めを行う位置
決めピン29が突設されている(図5参照)。図5に示
すように、ガイド片26は、蓋部材22の下面中央部か
ら下方に突設され、ケース本体20の幅方向中央部に形
成されている収納部45の前部に嵌合し、このさい、前
記保持部材18の前部を前後方向(図1の左右方向)に
ガイドする。すなわち、ガイド片26の中央部には下側
に開口しかつ前後方向に延びるガイド溝31が形成さ
れ、このガイド溝31に板状の保持部材18の前部を挿
通することにより、同保持部材18が前後方向にガイド
されている。
【0022】また、スペーサ部23とケース本体20の
左右両端部には、第二ねじ孔32が形成されており、こ
の第二ねじ孔32に上向きに挿通した取付ねじを天板8
の下面8Aに向かってねじ込むことにより、ケーシング
15がこれを閉鎖する蓋部材22のスペーサ部23を介
して天板8に固定されている。図1及び図3に示すよう
に、デッドボルト16はガイド筒部21の内空長とほぼ
同じ長さを有し、下端から中央部に延びる有底のバネ収
納穴34を備え、このバネ収納穴34に収納した第一コ
イルバネ17とともにガイド筒部21に挿通される。
【0023】このとき、この第一コイルバネ17は、そ
の下端部がガイド筒部21の底壁35に立設した連結ピ
ン36に套嵌され、バネ収納穴34内に圧縮状態で収納
される。このため、デッドボルト16は第一コイルバネ
17によって常時上方へ付勢されている。本実施形態で
は、このデッドボルト16もケース本体20や蓋部材2
2と同様にアクリル樹脂等の透明な合成樹脂により構成
されている。このため、ケーシング15のガイド筒部2
1とデッドボルト16との間の隙間に異物が侵入してい
るかどうかの点検がより行い易くなっているとともに、
第一コイルバネ17の錆の発生も外部から目視し易くな
っている。
【0024】デッドボルト16の側面下部には左右一対
のストッパー37が突設され、このストッパー37間で
上下方向の案内溝38が形成されている。このストッパ
ー37は前記ガイド片26の前端部に形成した段差部2
6A(図5参照)に当接することにより、当該デッドボ
ルト16が上方へ抜け出すのを規制している。一方、扉
5の内面5Aには、ロック位置Bに突出したデッドボル
ト16に係止されて扉5の開放を規制するブラケット4
0が取付ねじ41によって固定されている。
【0025】このブラケット40は取付板42とこれに
直交する係止板43とから側面視ほぼL字状に屈曲形成
されている。この係止板43は、その中途部から先端に
至る部分を上方に屈曲形成してなる逃げ部44を備え、
また、その先端部(収納ボックス3側の端部)に、ロッ
ク位置Bに移動したデッドボルト16の突出端部に引っ
掛かる引っ掛け爪44Aを備えている。
【0026】ブラケット40は、取付板42を取付ねじ
41によって扉5の内面5Aにねじ止めすることによ
り、係止板43が内面5Aから後方へ突出するように取
り付けられていて、このブラケット40の取付位置は、
扉5の閉鎖状態において当該係止板43がデッドボルト
16の出退位置と同じ平面位置となり、かつ、前記挿通
空間24に入り込む高さ位置とされている。
【0027】このため、デッドボルト16がそのガイド
筒部21内に納まっているとき(図1の仮想線)は、デ
ッドボルト16はブラケット40から解除されており、
扉5の開放を許容するアンロック位置Aとなる。他方、
デッドボルト16が上方に突出したときは(図1の実
線)、デッドボルト16の上部が扉5に固定してあるブ
ラケット40の逃げ部44に入り込み、当該扉5の開放
が阻止されるロック位置Bとなる。
【0028】前記ケーシング15のケース本体20に
は、デッドボルト16の出退方向と交差するよう前後方
向(扉5の開閉方向、図1における左右方向と同じ)に
延びる収納部45が形成されており、この収納部45の
左右方向中央部に、前記保持部材18が前後方向移動自
在にガイドされた状態で挿通されている。すなわち、本
実施形態の保持部材18は、ほぼ短冊板状に形成された
金属製のスライド板よりなり、収納部45の底面中央部
に立設された前後方向に長い左右一対のガイド板46,
46間に縦向きに嵌め込むことにより、収納部45内に
前後方向移動可能にガイドされている。
【0029】また、図1に示すように、このガイド板4
6,46の上端縁によって形成される案内突条47の上
に後述の転動部材19A(慣性部材19)を載せること
により、同部材19Aの転動摩擦抵抗が可及的に小さく
なるようにしている。図3に示すように、板状の保持部
材18は、デッドボルト16の側面に形成した掛止凹部
48に嵌合する掛止片(掛止部)49を前端部に備え、
当該保持部材18をデッドボルト16側に付勢する第二
コイルバネ50を連結するための連結片51を後端部に
備えている。
【0030】また、保持部材18の中央部には上方に大
きく開いた逃げ凹部52が切り欠き形成されており、保
持部材18の掛止片49の上縁には、デッドボルト16
の下方移動に伴って当該保持部材18を後方へ押し戻す
べく、前下がり傾斜状のテーパー部49Aが形成されて
いる。保持部材18の連結片51を外嵌して取り付けら
れる第二コイルバネ50は、収納部45の後部に立設し
た対向壁50A(図3及び図4参照)間に収納され、同
収納部45の後壁面に当接して当該保持部材18を常時
前方へ付勢している。このコイルバネ50の付勢力によ
って保持部材18の掛止片49がデッドボルト16の掛
止凹部48内に強制的に嵌合され、これにより、デッド
ボルト16を予めアンロック位置Aに保持することがで
きる。
【0031】本実施形態のオートロック装置は、更に、
慣性部材19がデッドボルト15から離れる後方向(図
1の左側)及び同ボルト15に近づく前方向(図1の右
側)のいずれの方向へ移動しても、前記保持部材18を
デッドボルト15から解除させる解除手段71を備えて
いる。
【0032】この解除手段71は、後方へ移動する慣性
部材19が衝突すべく保持部材18の後端部に配置され
た第一解除部72と、前方へ移動する慣性部材19が衝
突すべく保持部材18の前端部に配置された第二解除部
73とからなる。このうち、本実施形態における第一解
除部72は、保持部材18の後端部に一体形成された解
除片72Aよりなり、第二解除部73は、保持部材18
とは分離して設けた解除プレート(解除部材)73Aよ
りなる。
【0033】すなわち、第一解除部72は、保持部材1
8の後端部でかつ逃げ凹部52側の縁部である解除片7
2Aによって当該保持部材18に直接形成され、逃げ凹
部52内で後方へ移動した慣性部材19が当該解除片7
2Aに衝突することにより、保持部材18が後方へ移動
する。他方、第二解除部73を構成する解除プレート7
3Aは、逃げ凹部52内の慣性部材19が前方へ移動し
ても、その慣性力により保持部材18を後方に移動させ
るためのもので、保持部材18に対して分離してケーシ
ング15内に前後揺動自在に設けられた鋼製の板材より
なる。
【0034】図3に示すように、この解除プレート73
Aは、鋼板材を上下方向中央部において僅かにくの字に
屈曲形成することにより、上半分の衝突板部74と下半
分の揺動板部75とを備えている。ケース本体20の収
納部45を構成する内壁部76には、上方に向かうに従
って漸次幅広となるテーパ溝77が形成されいて、この
テーパ溝77に揺動板部75の左右両側縁部が上から嵌
合されている。
【0035】なお、収納部45内のガイド板46,46
には、同ガイド板46,46と解除プレート73Aとの
干渉を防止するための逃げ開口78が形成されている。
また、解除プレート73Aの揺動板部75の下端部に
は、反動片79が下方に突設されており、この反動片7
9は、保持部材18における逃げ凹部52の前側に形成
した係合溝80に嵌合されている。
【0036】このため、慣性部材19がボックス本体3
の揺れに伴って前方へ移動すると解除プレート73Aの
衝突板部74に衝突して同プレート73Aが揺動し、こ
れと同時に解除プレート73Aの反動片79が後方へ移
動して保持部材18を後方移動させ、これによって保持
部材18がデッドボルト16から解除される。なお、衝
突板部74が反デッドボルト16側にやや傾くように解
除プレート73Aの中央部を屈曲してあるので、その屈
曲がない場合に比べて衝突板部74が慣性部材19に近
づいていることになる。従って、慣性部材19が僅かに
前方移動しただけで解除プレート73Aが作動し、この
ため、その屈曲がない場合に比べて振動の検出感度が向
上する。
【0037】また、上記作用をする解除部材73Aとし
ては、ケーシング15の幅方向に広いプレート状の部材
(解除プレート)だけでなく、中途部がケース本体20
側に枢着されたアーム状の部材を採用することもでき
る。すなわち、解除部材73Aは、慣性部材19の前方
移動を保持部材18の後方移動に変換できるリンク機能
を有する部材であれば足り、その外形は特に限定されな
い。
【0038】本実施形態では、慣性部材19は金属ボー
ル製の転動部材19Aからなり、上記板状の保持部材1
8とともに収納部45内に収納され、保持部材18の逃
げ凹部52内における前記第一解除部72と第二解除部
73(解除プレート73A)との間に、前後方向転動自
在に設けられている。なお、転動部材19Aとしては、
ボールの他に短軸状のローラを採用することもできる。
【0039】この転動部材19Aは、収納部45内でそ
のガイド板46,46間に案内されている保持部材18
を、地震時の揺れ(例えば、震度2〜3程度の揺れ)に
よって、第二コイルばね50の弾発力に抗して後方に押
動させるに十分な慣性力(衝突力)を発生できる重さに
設計されている。
【0040】なお、転動部材19Aの材料としては、地
震等による揺れにより感度良く確実に転動し、かつその
感度を長期間持続させうる錆の発生しにくい金属とし
て、例えば真鍮を採用するのが好ましいが、鋼材の外周
に樹脂を被覆したものであってもよい。また、樹脂内に
鉛等の比重の高い金属を埋設したものも採用できる。
【0041】なお、保持部材18の逃げ凹部52の底縁
52Aがその案内突条47の上端面よりも低くなるよ
う、保持部材18の中途部がガイド板46,46間に収
まる高さ寸法に形成されていて、これにより、転動部材
19Aが逃げ凹部52内で保持部材18に接触せずに転
動するので、その転がり抵抗が小さくなり地震時の作動
感度が良くなる。
【0042】この転動部材19Aは、ボックス本体3が
揺れることによって収納部45内で前後に往復転動する
が、その揺れが地震等により生じた大きなものであると
きは、その転動による慣性力が大きくなって保持部材1
8の第一解除部72又は第二解除部73に衝突する。こ
の衝突により、第二コイルバネ50によってデッドボル
ト16側へ付勢されている保持部材18が後方(図1の
左側)へ変位して保持部材18の掛止片49がデッドボ
ルト16の掛止凹部48から離脱し、その後、デッドボ
ルト16が第一コイルバネ17によって上方に突出され
てロック位置Bとなる。
【0043】一方、本実施形態では、デッドボルト16
の突出端部に、ブラケット40の引っ掛け爪44Aに対
する引っ掛かりを確実にするための窪み部81を設けて
いる。この窪み部81は、図1及び図3に示すように、
ブラケット16の突出端部の後側面を上下方向一定範囲
に渡って浅く彫り込むことによって形成されていて、こ
のため、ブラケット40の引っ掛け爪44Aは、当該窪
み部81に入り込んだ状態でデッドボルト16の突出端
部に掛止されることになる(図1参照)。
【0044】また、図3に示すように、デッドボルト1
6の内部には金属製の補強板82が埋設されており、こ
の補強板82の縁部で掛止凹部48の下縁部を構成する
ことにより、保持部材18の掛止部49との接触によっ
て掛止凹部48の下縁が早期に磨滅するのを防止してい
る。一方、図1に示すように、前記ブラケット40の係
止板43は、その先端部から中途部に至る部分を上方に
屈曲してなる逃げ部44を備えている。この逃げ部44
は、扉5が完全に閉鎖されたときにデッドボルト16よ
りもやや後方(ボックス本体3内部側)に位置するよう
に形成されており、このさい、逃げ部44の基端屈曲部
が丁度デッドボルト16の後側面に位置するようになっ
ている。
【0045】従って、デッドボルト16がロック位置B
に突出できるのは、図1に示す如く、扉5が若干開いて
逃げ部44がデッドボルト16の直上にきたときであ
る。そして、逃げ部44に突出したデッドボルト16
は、その突出端部でブラケット40の引っ掛け爪44A
を掛止し、ウィング5が開放方向に移動するのを規制す
る。
【0046】また、図1に示すように、本実施形態のオ
ートロック装置は、デッドボルト16がブラケット40
に係合している状態(図1の状態)からさらに扉5を閉
鎖方向に移動させることにより、デッドボルト16をア
ンロック位置Aに押し戻すためのロック解除機構63を
備えている。
【0047】そして、本実施形態では、このロック解除
機構63として、扉5の閉鎖方向に移動するブラケット
40の同方向中途部がデッドボルト16の突出端部に直
接当接することによりそのデッドボルト16を没入側で
ある下方に押し戻す形状に形成された第一及び第二カム
部61,62よりなるカム機構63Aを採用している。
【0048】上記第一カム部61は、ブラケット40の
係止板43の中途部に前下がり傾斜状に形成された金属
製の板バネでできたバネ部材54よりなる。このバネ部
材54は、ブラケット40における扉5開閉方向中途部
に、デッドボルト16側(収納ボックス3側)に近づく
に従い同ボルト16の突出側に傾斜するように形成され
ている。
【0049】他方、第二カム部62は、デッドボルト1
6の突出端部に形成されかつブラケット40側(ボック
ス3の外側)に向かうに従い当該デッドボルト16の没
入側に傾斜するように形成されている。このため、ロッ
ク位置Bに突出したデッドボルト16が逃げ部44に係
合した状態から扉5を閉鎖位置に移動したとき、カム部
61,62同士が押圧接当してデッドボルト16をアン
ロック位置Aに押圧するようになっている。
【0050】すなわち、デッドボルト16がブラケット
40に係合している状態(デッドボルト16の突出端部
が逃げ部44に入り込んでいる状態)からさらに扉5を
閉鎖方向に移動すると、ブラケット40の第一カム部6
1がデッドボルト16の第二カム部62に当接して、デ
ッドボルト16がアンロック位置Aに押し戻されること
になる。
【0051】図6に示すように、バネ部材54は、ブラ
ケット40の取付板42の内面に固定された固定板部5
5と、この固定板部55の上端縁から後方へ延設された
当接板部56とを有する板バネよりなる。なお、このバ
ネ部材54は、板バネだけでなく棒状のバネを採用する
こともできる。
【0052】当接板部56は、その中途部を下方に屈曲
することで側面視ほぼくの字状を呈し、その屈曲部から
先端に至る部分を前下がり傾斜状に形成することで、デ
ッドボルト16の突出端部に対する当接部分57(第一
カム部61)を備えている。この当接部分57は、ブラ
ケット40の逃げ部44に入り込んだ状態でデッドボル
トボルト16の第二カム部62とほぼ同じ角度に傾斜し
ており、かつ、その第二カム部62よりも長い当接面を
有している。
【0053】なお、図1及び図6に示すように、ブラケ
ット40の係止板43の幅方向中央部には、上方に弾性
変形した当接板部56と同係止板43との干渉を避ける
ための逃げ孔58が設けられている。一方、ブラケット
40の係止板43の先端部には、前下がりに屈曲形成さ
れた第三カム面64が設けられている。
【0054】この第三カム面64は、ブラケット40の
すべての部分が収納ボックス3の外側に位置するように
完全に開放されている扉5を閉鎖方向へ移動させること
によっても、ロック位置Bにあるデッドボルト16をア
ンロック位置A側に押圧できるようにするもので、扉5
が大きく完全に開いた状態においてデッドボルト16が
ロック位置Bに突出したとき、デッドボルト16とブラ
ケット40とが干渉して扉5が閉鎖できなくなるのを防
止する。
【0055】すなわち、扉5が大きく完全に開いた状態
(図7(c)の状態)でデッドボルト16がアンロック
位置Aに突出したとき、この状態から扉5を閉鎖移動す
れば、第二カム面62と第三カム面64とが接当してデ
ッドボルト16をアンロック位置Aに向けて押圧し、こ
れによりブラケット40の先端部がデッドボルト16を
乗り越えられるので、デッドボルト16がロック位置B
にあるときでも完全開放状態の扉5を簡単に閉鎖でき、
扉5のスムーズな閉鎖を可能にする。
【0056】上記実施形態に係るオートロック装置によ
れば、第一コイルバネ17に抗してデッドボルト16を
押し下げると、保持部材18の掛止片49がそのテーパ
ー部49Aを通過して掛止凹部48に嵌合し、デッドボ
ルト16をアンロック位置Aに保持する。このため、デ
ッドボルト16はボックス本体3に大きな揺れが生じて
いない通常の場合は常にアンロック位置Aに保持されて
おり、この場合は扉5を自由に開閉することができる。
【0057】一方、ボックス本体3に想定した震度より
も大きな揺れが生じると、転動部材19Aが第一解除部
72又は第二解除部73に衝突したときの衝撃力によっ
て掛止片49による保持が解除される。このため、図1
に示す如く扉5が僅かに開かれてブラケット40の係合
凹部44がデッドボルト16の直上にきたときに、同デ
ッドボルト16が自動的にロック位置Bに移動し、デッ
ドボルト16の突出端部がブラケット40の引っ掛け爪
44Aに引っ掛かり、扉5の開放が阻止される。
【0058】その結果、収納ボックス2内の食器等の収
納物が外部に飛び出すのが未然に防止される。そして、
上記のようにデッドボルト16がブラケット40に係合
している状態から、さらに扉5を閉鎖方向に移動させる
と、ブラケット40の第一カム部61がデッドボルト1
6上端の第二カム部62に当接して同ボルト16をアン
ロック位置Aに押し戻し、その後、保持部材18がデッ
ドボルト16をそのアンロック位置Aに保持し、これに
よってロックを解除することができる。
【0059】このさい、本実施形態では、慣性部材19
がデッドボルト16から離れる後方向及び同ボルト16
に近づく前方向のいずれの方向へ移動しても、第一解除
部72及び第二解除部73とからなる解除手段71が保
持部材18をデッドボルト16から解除するので、ボッ
クス本体3に生じる最初のゆれがその前後方向いずれの
場合であってもデッドボルト16を瞬時にロック位置へ
突出させることができ、揺れの方向によって振動の検出
感度に差が生じるのが未然に防止される。
【0060】また、本実施形態では、扉5を閉鎖方向に
押すだけでデッドボルト16によるロックをワンタッチ
で解除することができるので、オートロック装置が地震
によらずに軽微な振動でロックされたような場合でも、
極めて簡単な操作でそのロックを解除することができ
る。更に、扉5を押し戻すという極めて簡単な操作でロ
ック解除できるようになったことから、オートロック装
置の揺れ検出の感度を上げても、収納ボックス2の使用
に不便が生じなくなり、このため、同装置の揺れ検出の
感度を極めて鋭敏にすることができる。
【0061】次に、図7及び図8を参照して、当該オー
トロック装置の作用をより詳細に説明する。まず、図7
(a)に示すように、デッドボルト16がアンロック位
置Aに保持されているときは、ブラケット40の係止板
43及びバネ部材54はいずれもロック装置本体1側の
挿通空間24を自由に行き来でき、この場合、扉5を自
由に開閉することができる。
【0062】一方、ボックス本体3に想定した震度より
も大きな揺れが生じると、転動部材19Aが保持部材1
8の解除部72,73に衝突したときの衝撃力によって
掛止片49による保持が解除される。このため、図7
(b)に示すように、扉5が僅かに開かれてブラケット
40の逃げ部44がデッドボルト16の直上にきたとき
に、同デッドボルト16が自動的にロック位置Bに移動
し、デッドボルト16の突出端部がブラケット40の引
っ掛け爪44Aに引っ掛かり、扉5の開放が阻止され
る。
【0063】このさい、本実施形態では、ブラケット4
0の引っ掛け爪44Aがデッドボルト16の窪み部81
に入り込んだ状態で両者が係合するので、ケーシング1
5のガイド筒部21に対する遊び等によってデッドボル
ト16が扉5の開放方向に若干転倒しても、ブラケット
40の掛止部43Aが扉5の開放方向に抜け出すのを未
然に防止できる。
【0064】そして、図7(b)に示すデッドボルト1
6がブラケット40に係合している状態から扉5を閉鎖
方向に移動させると、ブラケット40の第一カム部61
(バネ部材54)がデッドボルト16上端の第二カム部
62に当接して同ボルト16をアンロック位置Aに押し
戻し、その後、保持部材18がデッドボルト16をその
アンロック位置Aに保持し、これによってデッドボルト
16によるロックが解除される。
【0065】この場合、本実施形態では、第一カム部6
1として上下方向に弾性変形自在なバネ部材54を採用
したので、図7(b)及び図8(a)(b)に示すよう
に、扉5のガタつきやブラケット40の取付誤差等によ
り同ブラケット40の取付高さが若干変化しても、第一
カム部62がデッドボルト16の突出端部(第二カム部
62)に確実に当接するようになり、このため、カム機
構63Aよりなるロック解除機構63をより確実に作動
できるようになる。
【0066】また、図7(c)に示すように、扉5が完
全に開放している状態でデッドボルト16が突出してい
る場合でも、そのまま扉5を閉鎖方向に移動すれば、ブ
ラケット40の先端部に形成した第三カム部64がデッ
ドボルト16の第二カム部62を押し下げるので、デッ
ドボルト16を指で押し戻すことなく、扉5を簡単に閉
鎖できる。
【0067】なお、上記実施形態において、左右の扉5
のうち一方の扉5の縁部に、両扉5間の間隙を閉鎖する
帯板状の召し合わせ部材を固着する場合には、他方の扉
5を開かないと一方の扉5を開くことができないので、
他方の扉5のみにブラケット40を設け、これを自動的
に係止するロック装置本体1をボックス本体3に一つ設
ければ足りる。
【0068】ただし、召し合わせ部材が一方の扉5に対
して揺動自在に枢着されている場合には、後述の第二実
施形態のように、左右両扉5にブラケット40を設け、
これらのブラケット40に対応するボックス本体3のそ
れぞれの位置にロック装置本体1を設ける必要がある。
また、片方開き扉5の収納ボックス2の場合には、ロッ
ク装置本体1をボックス本体3の立側面に取り付けるこ
ともできる。
【0069】なお、上記第一実施形態において、図3に
示すように、前記保持部材18の前後端下部に丸みを帯
びたアール部18Rが形成されており、このため、当該
保持部材18が前後にスライドしやすくなり、この点で
も振動の検出感度の向上を図っている。
【0070】なお、上記第一実施形態において、ブラケ
ット40のみにカム部61を設け、このカム部61のみ
でウィング5の閉鎖方向への移動によりブラケット40
がロック位置Bにあるデッドボルト16をアンロック位
置Aに押圧するようにしてもよい。また、デッドボルト
16のみにカム部62を設け、このカム部62のみでウ
ィング5の閉鎖方向への移動によりロック位置Bにある
デッドボルト16がブラケット40によりアンロック位
置Aに押圧されるようにしてもよい。
【0071】すなわち、カム機構63Aは、第一及び第
二カム部61,62の双方だけでなく、これらのいずれ
か一方だけから構成することもできる。また、第一カム
部61は、バネ部材54ではなく、ブラケット40の係
止板43に傾斜部40A(図8(a)参照)を屈曲形成
することにより、当該ブラケット40に直接設けること
もできる。
【0072】一方、上記第一実施形態では、揺れを検知
して保持部材18をデッドボルト16から解除する慣性
部材19を、ローラ状又はボール状の転動部材19Aに
より構成しているが、これに代え、慣性部材19を、保
持部材18に対して摺動する重り部材(例えば、特願平
7−134376号参照)により構成してもよい。
【0073】図9は、本発明の第二の実施形態を示して
おり、この実施形態では、ロック装置本体1をボックス
本体2の天板8の外面8Bに取り付ける外付けタイプの
ものを採用している。この場合、デッドボルト16は扉
5の外側において下方に付勢されており、同ボルト16
がロック位置Aに突出すると扉5の上端縁部に直接係合
し、扉5の開放を阻止する。このため、当該外付けタイ
プのオートロック装置では、扉5の内面にブラケット4
0を設ける必要がない。
【0074】この第二の実施形態においても、ケーシン
グ15の構成部材であるケース本体20と蓋部材22及
びデッドボルト16は、すべて透明の樹脂部材により構
成されている。この第二の実施形態では、デッドボルト
16の突出方向が上下逆転しているので、ケーシング1
5内の保持部材18や解除プレート73Aの取付方向が
第一の実施形態とは上下逆になっているが、オートロッ
ク装置の作用自体は第一実施形態の場合とほぼ同様であ
るので、図面に同一符号を付してその詳細な説明を省略
する。
【0075】図10は、本発明の第三の実施形態を示し
ている。この実施形態では、ロック部材として、ケーシ
ング15の内部に上下揺動自在に設けられた揺動アーム
90が採用されていて、この揺動アーム90は、ケーシ
ング15内部に位置する後端部に分厚い当たり部91を
有しかつケーシング15外部の突出する前端部にフック
部92を有しており、上部後端よりに枢支ピン93を一
体に備えている。
【0076】ケーシング15の内部には、金属製のボー
ルよりなる慣性部材19が当たり部91に直接当接する
ように収納されている。また、扉5のブラケット40に
は、フック部92に引っ掛けられる被掛止部94が形成
されている。そして、本実施形態においても、樹脂で形
成されるケーシング15と揺動アーム90はすべて透明
な樹脂材料で構成されている。
【0077】揺動アーム90は枢支ピン93よりも前側
の部分が同ピン93よりも後側の部分よりも若干重くな
るように重量バランスが設定されていて、このため、地
震等の揺れのない通常時においては、フック部92は重
力によって下方のアンロック位置Aにある。
【0078】そこで、慣性部材19が地震の揺れによっ
てケーシング15内を前後に移動すると、慣性部材19
が揺動アーム90の当たり部91を背後から押動して同
アーム90を枢支ピン93回りに揺動させる。これによ
って揺動アーム90のフック部92が上方(ロック位
置)へ移動してブラケット40の被掛止部94に引っ掛
かり、扉5の開放が阻止されることになる。
【0079】なお、上記した各実施形態において、ケー
シング15の一部に形成した開口窓を透明な樹脂材料で
閉塞することにより、ケーシング15の一部だけを透明
な部材で構成するともできるが、これでは製作手間が多
いので、ケーシング15を透明な樹脂で一体成形するこ
とが好ましい。上記した各実施形態は例示的なものであ
って限定的なものではない。すなわち、本発明の範囲は
冒頭の特許請求の範囲によって示され、その請求項の意
味に入るすべての変形例は本発明に含まれるものであ
る。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、ケーシング内の内部機
構を外部から容易に目視できるので、錆の発生や異物の
侵入に伴う感度不良を早期に発見することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係るオートロック装置
を示す中央縦断面図である。
【図2】同オートロック装置が装着された収納ボックス
の斜視図である。
【図3】同オートロック装置の分解斜視図である。
【図4】(a)はケース本体の平面図、(b)は同ケー
ス本体の側面断面図、(c)は同ケース本体の背面図で
ある。
【図5】(a)は蓋部材の平面図、(b)は同蓋部材の
側面図、(c)は同蓋部材の正面図、(d)は同蓋部材
の背面図、(e)は同蓋部材の側面断面図である。
【図6】(a)はブラケットの平面図、(b)は同ブラ
ケットの側面図、(c)は同ブラケットの背面図であ
る。
【図7】第一実施形態のオートロック装置の作用説明図
であり、(a)はデッドボルトがアンロック位置にある
状態を示す図、(b)はロック位置に突出したデッドボ
ルトにより扉の開放が阻止された状態を示す図、(c)
はデッドボルトがロック位置にあるが扉が開放している
状態を示す図である。
【図8】(a)は第一実施形態のオートロック装置にお
いてブラケットの取付位置が上方に変化した状態を示す
図であり、(b)は同ブラケットの取付位置が下方に変
化した状態を示す図である。
【図9】本発明の第二実施形態に係るオートロック装置
を示す中央縦断面図である。
【図10】本発明の第三実施形態に係るオートロック装
置を示す中央縦断面図である。
【符号の説明】
1 ロック装置本体 2 収納ボックス 3 ボックス本体 5 ウィング(扉) 15 ケーシング 16 ロック部材(デッドボルト) 19 慣性部材 90 ロック部材(揺動アーム)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボックス本体(3)に固定されるケーシ
    ング(15)内に、地震の揺れに伴って移動する慣性部
    材(19)と、この慣性部材(19)の移動に連動して
    前記ボックス本体(3)に枢着されているウィング
    (5)の開放を阻止するロック位置(B)まで移動する
    ロック部材(16)(90)と、が設けられているウィ
    ング付き収納ボックスのオートロック装置において、 前記慣性部材(19)又は前記ロック部材(16)(9
    0)若しくはこれらの双方が外部から目視できるよう前
    記ケーシング(15)が透明な材料で構成された部分を
    有することを特徴とするウィング付き収納ボックスのオ
    ートロック装置。
  2. 【請求項2】 ケーシング(15)の全体が透明な材料
    により構成されている請求項1に記載のウィング付き収
    納ボックスのオートロック装置。
  3. 【請求項3】 ロック部材(16)(90)が透明な材
    料により構成されている請求項2に記載のウィング付き
    収納ボックスのオートロック装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のオート
    ロック装置をボックス本体(3)の開口縁部に備えてい
    る家具。
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