JPH11157828A - 無定形シリカアルミナ及びその製造方法 - Google Patents

無定形シリカアルミナ及びその製造方法

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JPH11157828A
JPH11157828A JP10256629A JP25662998A JPH11157828A JP H11157828 A JPH11157828 A JP H11157828A JP 10256629 A JP10256629 A JP 10256629A JP 25662998 A JP25662998 A JP 25662998A JP H11157828 A JPH11157828 A JP H11157828A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな空孔を含み、高い酸性度と、大きな比
表面積と、大きな空孔容積と、及び種々の化学的反応の
ための所望の酸性機能を確保するのに充分な量のSiO
2 とを有する、触媒担体として直接用いられる無定形シ
リカアルミナを提供する。 【解決手段】 10ないし50重量%のシリカを含有
し、そして350ないし600m2 /gの比表面積と、
0.8ないし1.5ml/gの空孔容積と、及びピリジ
ン吸着IR法で測定して0.25ないし0.55ミリモ
ル/gの酸性度とを有するように調製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は大きな比表面積と大
きな空孔容積とを有する酸性無定形シリカアルミナ及び
このものを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】触媒の重要な成分の1つとしての無定形
シリカアルミナは、活性金属成分を担持するたのに充分
に大きな比表面積と大きな空孔容積とを有することが要
求される。この無定形シリカアルミナはまた、一般に効
率的反応のために或る種の酸性クラッキング作用を提供
することも要求される。しかしながら従来技術の開示さ
れているいずれの生成物もそれら両方の機能を全く有し
ていない。通常は、酸性成分として用いられる無定形シ
リカアルミナは、大きな比表面積と大きな空孔容積とを
有する、例えば一緒に触媒担体として用いることのでき
るような、無定形アルミナの等の耐火性酸化物の母材の
中に分散される必要がある。従来技術の方法における種
々の制限条件のために、触媒担体として直接使用するた
めの所望の空孔構造を有する無定形シリカアルミナを作
ろうとする場合にその内部へ導入されるシリカは充分で
はなく、また従ってその酸性部位の数が少ないか、又は
さもなければ、もし充分なシリカを酸性部位の数の増大
のために加えた場合にはこれはその空孔構造に障害をも
たらす。
【0003】英国特許GB2166971Aはシリカア
ルミナ共ゲル及びこのものの製造方法を開示している
が、これはアルカリ金属アルミン酸塩と珪酸塩とを混合
して約12ないし12.5のpHを有する混合物を得、
次いでこの混合物を硫酸アルミニウムと反応させて生ず
る生成物を得ることを含む。この特許された発明の各実
施例から、そのSiO2 含有量が35重量%よりも低い
ときにその得られたシリカアルミナ生成物の比表面積と
空孔容積とがそれぞれ277m2 /gと0.31ml/
gとであると知ることができる。上記の生成物はクラッ
キング反応活性を有するけれども、このものは比較的小
さな空孔容積及び比較的小さな比表面積と言う欠点を有
して大量の金属成分を担持するだけの担体として使用す
ることはできない。その特許請求されている方法は高い
設備費用を必要とし、そしてこの共ゲルがこの方法では
高速ポンプ混合により形成されるために操作が困難であ
り、従ってこの方法の工業的用途は限られている。
【0004】米国特許第4758330号は、主成分と
してのアルミナと副次的な修飾成分としてのシリカとを
含む大きな表面積と大きな空孔容積とを有する触媒組成
物を開示しており、そしてまたこの触媒組成物、すなわ
ち無定形シリカアルミナを、まず最初pH2ないし10
の範囲内でのpH揺動調製法によりアルミナヒドロゲル
を形成させ、次にこのヒドロゲルに珪酸塩を添加するこ
とによって製造する方法をも開示している。この方法は
操作が複雑であって制御が困難であり、その上にその得
られた生成物は低いSiO2 水準(8.7重量%よりも
低い)を有し、従ってこの生成物は一般に酸性クラッキ
ングの機能を必要としないハイドロ処理のための触媒の
担体として使用される。この生成物は実質的に10ない
し100nmの大空孔(3ないし10nmの空孔による
空孔容積は0.31ml/g)から主にもたらされる3
08m2 /gの比表面積と1.78ml/gまでの空孔
容積とを有する。
【0005】ヨーロッパ特許EP0228270はアル
ミナを珪酸ナトリウム又はシリカゾルで処理し、次いで
その無定形シリカアルミナの諸性質を改善するように熱
水処理して最終的な6ないし12重量%のSiO2 を含
む無定形シリカアルミナを得る方法を記述している。こ
の発明の具体例の1つにおいてアルミナをシリカゾルで
処理し、次いでその得られた12重量%のSiO2 を含
む無定形シリカアルミナを熱水的方法により処理してそ
の最大比表面積を有する生成物を得ている。しかしなが
ら、この場合にはその比表面積は僅かに214m2 /g
である。上に記述した方法は厳格な条件及び大きなエネ
ルギー消費量を必要とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的の1つ
は、大きな空孔を含み、大きな比表面積と、大きな空孔
容積と、及び種々の化学的反応のための所望の酸性機能
を確保するのに充分な量のSiO2 とを有する、触媒担
体として直接用いられる無定形シリカアルミナを提供す
ることである。
【0007】本発明のもう一つの目的は、単純化された
操作により、そして低い材料とエネルギーとの消費量で
上記の無定形シリカアルミナを製造する方法を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この無定形シリカアルミ
ナの空孔構造を改善するために本発明者等は多くの研究
を行なった結果、ユニークな並流pH法による無定形シ
リカアルミナの製造方法を見出した。この方法において
はその処理操作を容易に制御できるばかりでなく、その
生成物に良好な性能指標をも与える。本発明に従う無定
形シリカアルミナは10ないし50重量%のSiO2
含有し、そして少なくとも350ないし600m2 /g
の比表面積と、全空孔容積の50%を超える部分が40
−150×10-10 mの直径を有するような空孔によっ
てもたらされる少なくとも0.8ないし1.5ml/g
の空孔容積と、及びピリジン吸着IR法で測定した0.
3ないし0.55ミリモル/gの酸性度(以下単に酸性
度と呼ぶ)とを有する。
【0009】本発明に従う無定形シリカアルミナの性質
は、10ないし50重量%、好ましくは20−40重量
%のSiO2 含有量と、350−600m2 /g、好ま
しくは400−550m2 /g、より好ましくは450
−500m2 /gの比表面積と、及び0.8−1.5m
l/g、好ましくは0.9−1.4ml/g、より好ま
しくは1.0−1.3ml/gの空孔容積とによって特
徴付けられ、その際全空孔容積に対する40−150×
10-10 mの直径を有する空孔の空孔容積の比率が50
%よりも大きく、そして酸性度が0.3−0.55ミリ
モル/g、好ましくは0.35−0.50ミリモル/
g、より好ましくは0.40−0.45ミリモル/gで
ある。
【0010】本発明に従う無定形シリカアルミナの製造
の原理は、アルミナの前駆母材をまず形成させ、そして
上記段階の中和条件を制御することによって適宜の結晶
形を得、次いでアルミニウム原子の位置を珪素原子で置
き換えることである。これはアルミナを珪素源で含浸し
てそれら珪素原子を単純にアルミナの上に沈殿させ、そ
のようにしてその酸性度を大きく高めることができず、
かつその担体の中の空孔が損傷を受けるような従来技術
の方法とは異なっている。
【0011】本発明の無定形シリカアルミナは、アルミ
ニウム原子が優れた集中度(concentratio
n)で短時間の間に珪素原子により攻撃されてそれら珪
素原子により置き換えられ、それによって多数の原始的
酸性部位骨格が形成されると言う特徴をもたらし、これ
が遊離のアルミニウム及びその実質的に無定形への形態
変換(表1に示した酸性度の試験結果参照)の存在のた
めに実質的にルイス酸の特徴を表わす。次に、それら置
き換えられたアルミニウム原子はそのゾル系の中へ進入
し、そしてこの系の中の過剰のアルミニウム原子と一緒
に継続的に新しいコロイド粒子を形成し、これが始原的
Al23 及びSiO2 と、及び始原的シリカアルミナ
と相互反応して沈殿又は凝集し、それにより大型のコロ
イド粒子を形成する。或る熟成条件のもとでその結晶成
長は破壊されて無定形の形に変換される。上に記述した
種々の特徴と共に、本発明の無定形シリカアルミナは高
い酸性度を有するばかりでなく、この分野における従来
技術の種々の生成物と比較して高い無定形の水準のため
により大きな比表面積と大きな空孔容積とをも有する。
すなわち、本発明に従う無定形シリカアルミナは、熱水
処理又は他の空孔大型化のための方法による処理を必要
としない。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に従う無定形シリカアルミ
ナは下記の各段階、すなわち a)少量の脱イオン水が入れられている反応器の中に並
流で酸性アルミニウム塩の溶液と塩基性沈殿剤とを、又
は塩基性アルミニウム塩の溶液と酸性沈殿剤とを加え、
そしてpH6.5ないし9.5及び温度50ないし70
℃において充分な時間、例えば0.5ないし2時間にわ
たり中和反応を行なわせてコロイドゾルを形成させ、 b)場合により上記段階a)で得られた生成物をpH8
ないし9において充分な時間、例えば0ないし60分間
にわたり安定化させ、 c)上記段階b)で得られた生成物に数分間以内に、例
えば5−10分間以内に珪素化合物を加え、 d)上記段階c)で得られた生成物をpH7.5ないし
9.5及び温度50ないし70℃において充分な時間、
例えば10−60分間にわたり熟成させ、 e)上記段階d)で得られた生成物を濾過して洗浄し、 f)上記段階e)で得られた生成物を乾燥し、粉砕して
無定形シリカアルミナ成品を得る 各段階により作られる。
【0013】上に記述した無定形シリカアルミナの製造
方法において、段階a)で用いられる酸性アルミニウム
塩は塩基性沈殿剤と反応してアルミナの適当なコロイド
ゾルを形成することのできるいかなる可溶性酸性アルミ
ニウム塩あってもよく、そして好ましくはAl2 (SO
43 、Al(NO33 及びAlCl3 よりなる群か
ら選ばれ、そして工業的用途の場合はAl2 (SO4
3 が低価格であるためにより好ましく用いられ、またそ
の塩基性沈殿剤はいかなる可溶性の塩基をも含むことが
でき、例えばアルカリ又はアルカリ土類金属の水酸化
物、炭酸塩、重炭酸塩及びアルミン酸塩、並びにアンモ
ニア水等であることができ、そして好ましくはNaO
H、NH4 OH及びNaAlO2 よりなる群から選ばれ
る。塩基性アルミニウム塩及び酸性沈殿剤が段階a)に
おいて用いられる場合には、上記塩基性アルミニウム塩
は可溶性のアルカリ又はアルカリ土類金属のアルミン酸
塩、好ましくはアルカリ金属アルミン酸塩であることが
でき、そしてより好ましくはアルミン酸ナトリウム(N
aAlO2 )であることができ、そして上記酸性沈殿剤
は、例えば塩酸、硫酸及び硝酸のような無機酸であるこ
とができるか、又は例えばスルホン酸や、例えば蟻酸及
び酢酸のようなカルボン酸等の有機酸、及び酸性アルミ
ニウム塩について上にあげた酸性物質であることができ
る。一般に、沈殿剤が異なれば段階a)から得られる粒
度の異なったアルミナ母材が作られる。アルミナコロイ
ド粒子の異なった粒度に導くことのできる各種塩基性沈
殿剤はその得られる粒度について次の順となる:NaO
H<NaAlO2 <NH4 OH。段階c)において用い
られる上記珪素化合物はシリカを導入して無定形のアル
ミナシリカ生成物を作ることのできるいかなる珪素化合
物であってもよく、そして好ましくは珪酸塩、シリカ及
び有機珪素化合物よりなる群から選ばれ、より好ましく
は珪酸ナトリウム及びシリカゾルである。本発明の方法
において異なった沈殿剤を所望の範囲内の諸性質を有す
る本発明の無定形シリカアルミナの製造ために使用する
ことができる。異なった孔直径及び空孔分布を有するこ
れらの生成物は本発明の異なった反応条件に依存して異
なった触媒反応物質及び異なった型の触媒反応にそれぞ
れ使用することができる。
【0014】本発明の方法における段階a)においてそ
のpH値は一般に6.5−9.5、好ましくは7.5−
8.5の範囲であり、温度は50−70℃、好ましくは
55−65℃であり、また段階b)において安定化時間
は一般に0−60分間、好ましくは15−45分間であ
る。大きな比表面積と大きな空孔容積とを有し、かつ所
望の諸性質を有する酸性無定形シリカアルミナは上に記
述した種々異なった条件のもとで得ることができる。そ
して条件の変化によりもたらされる異なった孔直径と異
なった空孔分布とを有するシリカアルミナ生成物は種々
の触媒反応及び反応型において使用することができる。
それらの全ては本発明の適用範囲内に含まれるものであ
る。
【0015】異なった使用目的のためには異なった酸性
クラッキング性を有する無定形シリカアルミナを使用す
る必要がある。本発明に従う無定形シリカアルミナの酸
性度及びクラッキング活性はともに段階c)の間に加え
られる珪素化合物の量を調節することによって適宜に修
飾することができる。珪素添加量が最終生成物の比表面
積及び空孔容積に著しい影響を与える従来技術の方法と
異なって、本発明の方法はその生成物の中のシリカの含
有水準が非常に広い範囲内で変化したとしても大きな比
表面積と大きな空孔容積とを有する無定形シリカアルミ
ナを形成することができる。上に記述したように、本発
明に従う製造方法の特徴及び機構によって、段階b)よ
り得られたものの中に珪素化合物を添加してその生成物
を得るための時間は、この反応系の中で形成されるアル
ミナ前駆母材を或る時間の間に攻撃する珪素イオンの優
れた集中度を保証するために短くなければならない。も
ちろん、この酸添加時間は攪拌状態のもとでの物質移動
の効率の観点からあまりに短すぎることはできない。好
ましくはこの添加時間は5ないし10分間、より好まし
くは約5分間である。
【0016】珪素源が導入されてしまった後でこの系の
中のpH値は変化過程にさらされ、このことは無定形シ
リカアルミナがそのアルミナ母材の上で形成されている
ことを示す。本発明に従うこの方法はアルミニウムを取
り囲む珪素の方法が採用されている従来技術のそれと異
なっているが、一方、本発明の方法ではその形成された
アルミナ母材が珪素イオンにより攻撃され、その際珪素
イオン、遊離のアルミニウムイオン及び、シリカとその
珪素源が導入された後に形成された無定形シリカアルミ
ナとの始原的コロイド粒子の間の種々の相互作用を伴
う。反応平衡に達した後で適当な反応条件を継続的に維
持して段階d)を完了させる。この操作は広い意味での
熟成過程であり、すなわち、この操作はその反応におけ
る無定形シリカアルミナを形成する段階と、引き続くそ
の得られたものの無定形への形態変換の段階の両方を含
む。この段階においてそのpH値、温度及び熟成期間は
全て重要な制御パラメータであり、その際pH値は一般
に7.5ないし9.5、好ましくは8.0ないし9.
0、温度は50ないし70℃、好ましくは55ないし6
5℃、そして熟成時間は0ないし60分間、好ましくは
15ないし45分間である。
【0017】熟成の後で、段階e)及びf)を通常的な
態様で実施することができ、すなわち、得られた無定形
シリカアルミナを洗浄して鉄イオン、ナトリウムイオ
ン、硫酸イオン、塩素イオン等のような不純物を除去
し、そして次に乾燥し、粉砕して本発明の無定形シリカ
アルミナを得る。この不純物除去の目的はその無定形シ
リカアルミナの中の不純物をこれらが、もしその本発明
に従う無定形シリカアルミナを触媒担体又は触媒の酸性
成分として使用したときにその触媒の活性や性能を阻害
できない水準に低下させることを確実にすることであ
る。本発明の無定形シリカアルミナは、オーブンの中で
又はスプレーによって乾燥させることができ、例えば約
110℃において6ないし10時間オーブンの中で乾燥
させてその作られた無定形シリカアルミナの乾燥母材を
60ないし80重量%までにすることができる。次に、
この乾燥した無定形シリカアルミナを篩分して好ましく
は150メッシュより細かく、より好ましくは200メ
ッシュよりも細かくする。
【0018】本発明の無定形シリカアルミナは場合によ
り、孔直径の分布を改善するために1ないし5重量%の
燐を含むことができ、そしてこり燐はこの無定形シリカ
アルミナの触媒としての性質に微妙な影響をも与えるこ
とができる。上記の燐を含む無定形シリカアルミナは、
上記の無定形シリカアルミナを再びスラリー化し、適宜
な量の燐酸を添加してそれによりその生成物がその無定
形シリカアルミナの全重量について1ないし5重量%の
燐を含むようにし、次いで濾過し、乾燥させ、そして粉
砕して燐含有生成物を与えることにより得ることができ
る。本発明に従う無定形シリカアルミナを用いること
は、これを同時に触媒の酸性成分及び担体成分の両方に
用いることができ、すなわち活性金属成分のための担持
領域と反応空間とを提供しながら、これが酸性クラッキ
ングのための一定の活性をも有するという特徴をもたら
す。特に、これは石油及びその種々の誘導物の接触処理
のための、例えばハイドロクラッキング触媒、ハイドロ
精製触媒及び接触的クラッキング触媒を含む種々のハイ
ドロ処理触媒等の触媒において使用するのに適し、担体
成分として、そして酸性成分の一部又は全部のために用
いられる。当業者には、上述の用途範囲が本発明の無定
形シリカアルミナの用途の範囲を制限するものと考える
べきでないことが理解されるであろう。言い換えれば、
本発明の無定形シリカアルミナは大きな比表面積、大き
な空孔表面積及び或る酸性機能を必要とする触媒のいか
なる実用技術にも使用できる。
【0019】本発明の無定形シリカアルミナは、10な
いし50重量%のSiO2 を含み、400ないし550
2 /gの比表面積と0.9−1.4ml/gの空孔容
積とを有し、40ないし150×10-10 mの直径の孔
による空孔容積の全空孔容積に対する比率が50%より
も大きく、そして一般に0.35−0.50ミリモル/
gの高い酸性度を有する。すなわち、本発明の無定形シ
リカアルミナは、大きな空孔容積と大きな表面積とを有
し、かつ酸性クラッキングのための或る特定の機能を有
する担体成分として直接使用することができる。本発明
の方法は含浸方法及びpH揺動沈殿法と異なっていくつ
かの段階での沈殿法を採用し、そして本発明の方法は熱
水処理のような処理を用いない。しかしながら、その形
成された無定形シリカアルミナは大きな空孔容積と大き
な比表面積とを有し、これは触媒成分中に導入するため
の、又は触媒成分から除去するための種々の反応剤や反
応物にとって好ましく、またその生成物の良好な選択性
を満足させ、そして単独で担体成分として又は触媒成分
として使用したときにこれは比較的高い酸性度を提供す
ることができる。その上に本発明に従う方法はこれが単
純であって制御が容易であり、エネルギー消費量が少な
く、そして特別な設備を必要としないために有利であ
る。
【0020】
【実施例】以下に本発明をいくつかの例によって更に詳
細に記述するが、これらは単に説明のためにあげるもの
であって本発明を制限するものと考えるべきではない。例1 7.5リットルの蒸留水に、加熱及び攪拌のもとに4,
000gの固体硫酸アルミニウムを、これが溶解して4
gのAl23 /100mlの濃度の硫酸アルミニウム
溶液(a)を形成するまで加えた。若干量の濃アンモニ
ア水を適当量の蒸留水で稀釈して約10%に稀釈された
アンモニア水(b)にした。濃厚珪酸ナトリウム(工業
薬品級、モジュラス3.0)の4.8リットルに10リ
ットルの蒸留水を加えて稀釈珪酸ナトリウム溶液(c)
を形成させた。2リットルの蒸留水の入った鋼鉄製10
リットル反応器を攪拌しながら70℃に加熱し、その間
に硫酸アルミニウム溶液(a)及びアンモニア水(b)
がそれぞれ入れられている各容器の弁を開放した。
(a)の流れを、この系の中の中和反応が1時間の間に
600gの無定形シリカアルミナ生成物をもたらすよう
な流量に設定し、そして(b)の流れをこの系のpH値
が7ないし8に維持されるように迅速に調節し、またこ
の系の温度は約65℃に維持した。硫酸アルミニウムと
の反応が完了した後、アンモニア水の添加を終了した。
得られたアルミナゾルを15分間安定化させ、次いで所
望の水準のSiO2 を含む最終生成物を得るために計算
量(3.3リットル)の溶液(c)を10分間の間に加
えた。この系をpH8.0及び温度60−65℃におい
て50分間熟成させた。次にそのコロイド溶液を濾過し
て湿濾過ケーキを得た。この濾過ケーキを更に蒸留水で
スラリー化し、不純物を除去するのに充分な時間にわた
り水で洗浄し、そして再び濾過して濾過ケーキ(d)を
得、このものを110℃において8時間にわたり乾燥さ
せ、粉砕し、そして篩分して無定形シリカアルミナ生成
物S1を得た。例2 約7.5リットルの蒸留水に加熱攪拌のもとに8,00
0gの固体硫酸アルミニウムを、これが溶解して8gの
Al23 /100mlの濃度の硫酸アルミニウム溶液
(a2)を形成するまで加えた。若干量の濃アンモニア
水を適当量の蒸留水で稀釈して約10%に稀釈されたア
ンモニア水(b)にした。2リットルの蒸留水の入った
鋼鉄製の10リットルの反応器を攪拌しながら70℃に
加熱し、その間に硫酸アルミニウム溶液(a2)及びア
ンモニア水(b)がそれぞれ入れられている各容器の弁
を開放した。(a2)の流れを、この系の中の中和反応
が2時間の間に600gの無定形シリカアルミナ生成物
をもたらすような流量に設定し、そして(b)の流れを
この系のpH値が7.0に維持されるように迅速に調節
し、またこの系の温度は約70℃に維持した。硫酸アル
ミニウムとの反応が完了した後で、アンモニア水の添加
を停止し、次いで所望の水準のSiO2 を含む最終生成
物を得るために例1からの溶液(c)の計算量(1.6
リットル)を5分間の間に加えた。次にこの系を約pH
7.5及び温度65−70℃において60分間熟成させ
た。次にそのコロイド溶液を濾過して湿濾過ケーキを
得、これを不純物を除去するのに充分な時間にわたり水
で洗浄し、そして再び濾過して濾過ケーキ(d)を得
た。この濾過ケーキ(d)を更にスラリー化し、17.
6mlの燐酸溶液を加え、そしてこの混合物を30分間
攪拌し、次いで再び濾過して濾過ケーキ(e)を得、こ
れを110℃において8時間にわたり乾燥させ、粉砕
し、そして篩分して無定形シリカアルミナ生成物S2を
得た。例3 4.2リットルの蒸留水に加熱攪拌のもとに3.2リッ
トルの硫酸アルミニウム濃厚溶液(工業用等級)を加え
て6gのAl23 /100mlの濃度の硫酸アルミニ
ウム溶液(a3)を作った。濃アンモニア水を適当量の
蒸留水で稀釈して約10%に稀釈されたアンモニア水
(b)にした。2リットルの蒸留水の入った鋼鉄製の1
0リットルの反応器を攪拌しながら70℃に加熱し、そ
の間に硫酸アルミニウム溶液(a3)及びアンモニア水
(b)がそれぞれ入れられている各容器の弁を開放し
た。(a3)の流れを、この系の中の中和反応を40分
間実施して600gの無定形シリカアルミナ生成物が得
られるような流量に設定し、そして(b)の流れをこの
系のpH値が9.0に維持されるように迅速に調節し、
またこの系の温度は約50−55℃に維持した。硫酸ア
ルミニウムとの反応が完了した後、アンモニア水の添加
を停止した。得られたアルミナゾルを30分間安定化さ
せ、次いで所望の水準のSiO2 を含む最終生成物を得
るために例1からの溶液(c)の計算量(1.4リット
ル)を10分間の間に加えた。次にこの系を約pH9.
0及び温度55ないし60℃において30分間熟成させ
た。次にそのコロイド溶液を濾過して湿潤した濾過ケー
キを得た。この濾過ケーキに若干量の蒸留水を再び加え
てスラリー化し、不純物を除去するのにするのに充分な
時間にわたり水で洗浄して濾過ケーキ(d)を得、これ
を110℃において8時間にわたり乾燥させ、粉砕し、
そして篩分して無定形シリカアルミナ生成物S3を得
た。例4 4.0リットルの蒸留水に加熱攪拌のもとに3.5リッ
トルの硫酸アルミニウム濃厚溶液(工業用等級)を加え
てAl23 8g/100mlの濃度の硫酸アルミニウ
ム溶液(a4)を作った。濃アンモニア水を適当量の蒸
留水で稀釈して約10%に稀釈されたアンモニア水
(b)にした。2.4リットルの濃厚珪酸ナトリウム
(工業用等級、モジユラス3.0)に5リットルの蒸留
水を加えて稀釈溶液(c)を作った。2リットルの蒸留
水の入った鋼鉄製の10リットルの反応器を攪拌しなが
ら70℃に加熱し、その間に硫酸アルミニウム溶液(a
4)及びアンモニア水(b)がそれぞれ入っている各容
器の弁を開放した。(a4)の流れを、この系の中の中
和反応を1.5時間実施して600gの無定形シリカア
ルミナ生成物が得られるような流量に設定し、そして
(b)の流れをこの系のpH値が8.5に維持されるよ
うに迅速に調節し、またこの系の温度は約55℃に維持
した。硫酸アルミニウムとの反応が完了した後、アンモ
ニア水の添加を停止した。得られたアルミナゾルを15
分間安定化させ、そして次に所望の水準のSiO2 を含
む最終生成物を得るために例1からの溶液(c)の計算
量(6.2リットル)を5分間の間に加えた。次にこの
系を約pH8.5及び温度60ないし65℃において1
5分間熟成させた。次にそのコロイド溶液を濾過して湿
潤した濾過ケーキを得た。この濾過ケーキに若干量の蒸
留水を再び加えてスラリー化し、不純物を除去するのに
するのに充分な時間にわたり水で洗浄し、そして再び濾
過して濾過ケーキ(d)を得た。この濾過ケーキ(d)
を更に蒸留水でスラリー化し、次いで31.5mlの燐
酸溶液を加え、そしてこの混合物を30分間攪拌し、濾
過して濾過ケーキ(e)を得、これを110℃において
8時間にわたり乾燥させ、粉砕し、そして篩分して無定
形シリカアルミナ生成物S4を得た。例5 6.2リットルの蒸留水に、加熱及び攪拌のもとに9,
800gの固体硫酸アルミニウムを、これが溶解して1
0gのAl23 /100mlの濃度の硫酸アルミニウ
ム溶液(a5)を形成するまで加えた。濃アンモニア水
を適当量の蒸留水で稀釈して約10%に稀釈されたアン
モニア水(b)にした。2リットルの蒸留水の入った鋼
鉄製10リットル反応器を攪拌しながら70℃に加熱
し、その間に硫酸アルミニウム溶液(a5)及びアンモ
ニア水(b)がそれぞれ入れられている各容器の弁を開
放した。(a5)の流れを、この系の中の中和反応を1
時間にわたり実施するように流量に設定し、そして
(b)の流れをこの系のpH値が8.0に維持されるよ
うに迅速に調節し、またこの系の温度は60℃に維持し
た。硫酸アルミニウムとの反応が完了した後、アンモニ
ア水の添加を終了した。得られたアルミナゾルを40分
間安定化させ、次いで所望の水準のSiO2 を含む最終
生成物を得るために例1からの溶液(c)の計算量
(2.0リットル)を10分間の間に加えた。この系を
pH8.5及び温度50−55℃において40分間熟成
させた。次にそのコロイド溶液を濾過して湿潤濾過ケー
キを得た。この濾過ケーキを更に蒸留水でスラリー化
し、不純物を除去するのに充分な時間にわたり水で洗浄
し、そして再び濾過して濾過ケーキ(d)を得、このも
のを110℃において8時間にわたり乾燥させ、粉砕
し、そして篩分して無定形シリカアルミナ生成物S5を
得た。例6 7.5リットルの蒸留水に、加熱及び攪拌のもとに4,
000gの固体硫酸アルミニウムを、これが溶解して4
gのAl23 /100mlの濃度の硫酸アルミニウム
溶液(a6)を形成するまで加えた。40%濃度NaO
H水溶液(工業用等級)を適当量の蒸留水で稀釈して約
15%に稀釈された溶液(b)にした。2リットルの蒸
留水の入った鋼鉄製10リットル反応器を攪拌しながら
70℃に加熱し、その間に硫酸アルミニウム溶液(a
6)及びNaOH水溶液(b)がそれぞれ入れられてい
る各容器の弁を開放した。(a6)の流れを、この系の
中の中和反応を110分間にわたり実施して600gの
無定形シリカアルミナ生成物がもたらされるような流量
に設定し、そして(b)の流れをこの系のpH値が7.
0に維持されるように迅速に調節し、またこの系の温度
は70℃に維持した。硫酸アルミニウムとの反応が完了
した後、NaOH水溶液の添加を終了し、次いで所望の
水準のSiO2 を含む最終生成物を得るために例1から
の溶液(c)の計算量(4.2リットル)を5分間の間
に加えた。この系をpH7.5及び温度65−70℃に
おいて60分間熟成させた。次にそのコロイド溶液を濾
過して湿潤濾過ケーキを得た。この濾過ケーキを更に蒸
留水でスラリー化し、不純物を除去するのに充分な時間
にわたり水で洗浄し、そして再び濾過して濾過ケーキ
(d)を得、このものを110℃において8時間にわた
り乾燥させ、粉砕し、そして篩分して無定形シリカアル
ミナ生成物S6を得た。例7 6.0リットルの蒸留水に、加熱及び攪拌のもとに工業
用等級の濃厚アルミン酸ナトリウムを加えて18gのA
23 /100mlの濃度のアルミン酸ナトリウム溶
液(a7)を形成させた。2リットルの蒸留水の入った
鋼鉄製10リットル反応器を攪拌しながら70℃に加熱
し、その間に例1からの硫酸アルミニウム溶液(a1)
及びアルミン酸ナトリウム水溶液(a7)がそれぞれ入
れられている各容器の弁を開放した。(a7)と(a
1)との流れを、この系の中の中和反応を1時間にわた
り実施して600gの無定形シリカアルミナ生成物がも
たらされるような流量に設定し、そして(a1)の流れ
をこの系のpH値が8.0に維持されるように迅速に調
節し、またこの系の温度は60℃に維持した。硫酸アル
ミニウムとの反応が完了した後、アンモニア水の添加を
終了した。得られたアルミナゾルを40分間にわたり安
定化させ、次いで所望の水準のSiO2 を含む最終生成
物を得るために例1からの溶液(c)の計算量(3.3
リットル)を10分間の間に加えた。この系をpH約
8.5及び温度50−55℃において40分間熟成させ
た。次にそのコロイド溶液を濾過して湿潤濾過ケーキを
得た。この濾過ケーキを更に蒸留水でスラリー化し、不
純物を除去するのに充分な時間にわたり水で洗浄し、そ
して再び濾過して濾過ケーキ(d)を得、このものを1
10℃において8時間にわたり乾燥させ、粉砕し、そし
て篩分して無定形シリカアルミナ生成物S7を得た。例8 4リットルの蒸留水に、加熱及び攪拌のもとに3.0リ
ットルの濃厚塩化アルミニウム溶液を加えて4gのAl
23 /100mlの濃度の塩化アルミニウム溶液(a
8)を形成させた。濃アンモニア水を適当量の蒸留水で
稀釈して約10%に稀釈されたアンモニア水(b)にし
た。2リットルの蒸留水の入った鋼鉄製10リットル反
応器を攪拌しながら70℃に加熱し、その間に塩化アル
ミニウム溶液(a8)及びアンモニア水(b)がそれぞ
れ入れられている各容器の弁を開放した。(a8)の流
れを、この系の中の中和反応を40分間にわたり実施し
て600gの無定形シリカアルミナ生成物がもたらされ
るような流量に設定し、そして(b)の流れをこの系の
pH値が9.0に維持されるように迅速に調節し、また
この系の温度は50−55℃に維持した。塩化アルミニ
ウムとの反応が完了した後に、アンモニア水の添加を終
了した。得られたアルミナゾルを30分間にわたり安定
化させ、次いで所望の水準のSiO2 を含む最終生成物
を得るために例1からの溶液(c)の計算量(2.0リ
ットル)を10分間の間に加えた。この系をpH9.0
及び温度55−60℃において30分間熟成させた。次
にそのコロイド溶液を濾過して湿潤濾過ケーキを得た。
この濾過ケーキを更に蒸留水でスラリー化し、不純物を
除去するのに充分な時間にわたり水で洗浄し、そして再
び濾過して濾過ケーキ(d)を得、このものを110℃
において8時間にわたり乾燥させ、粉砕し、そして篩分
して無定形シリカアルミナ生成物S8を得た。例9 7リットルの蒸留水に、加熱及び攪拌のもとに3.2リ
ットルの濃厚硝酸アルミニウム溶液を加えて6gのAl
23 /100mlの濃度の硝酸アルミニウム溶液(a
9)を形成させた。濃アンモニア水を適当量の蒸留水で
稀釈して約10%に稀釈されたアンモニア水(b)にし
た。2リットルの蒸留水の入った鋼鉄製10リットル反
応器を攪拌しながら70℃に加熱し、その間に硝酸アル
ミニウム溶液(a9)及びアンモニア水(b)がそれぞ
れ入れられている各容器の弁を開放した。(a9)の流
れを、この系の中の中和反応を1.5時間にわたり実施
して600gの無定形シリカアルミナ生成物がもたらさ
れるような流量に設定し、そして(b)の流れをこの系
のpH値が8.5に維持されるように迅速に調節し、ま
たこの系の温度は55℃に維持した。硝酸アルミニウム
との反応が完了した後に、アンモニア水の添加を終了し
た。得られたアルミナゾルを15分間にわたり安定化さ
せ、次いで所望の水準のSiO2 を含む最終生成物を得
るために例1からの溶液(c)の計算量(1.0リット
ル)を5分間の間に加えた。この系をpH約8.5及び
温度60−65℃において15分間熟成させた。次にそ
のコロイド溶液を濾過して湿潤濾過ケーキを得た。この
濾過ケーキを更に蒸留水でスラリー化し、不純物を除去
するのに充分な時間にわたり水で洗浄し、そして再び濾
過して濾過ケーキ(d)を得、このものを110℃にお
いて8時間にわたり乾燥させ、粉砕し、そして篩分して
無定形シリカアルミナ生成物S9を得た。
【0021】
【表1】 註:対照アルミナは FushunNo.3 Petroleum Facto ryより入手。
【0022】対照無定形シリカアルミナは Lanzh
ou Refinery より入手。
【0023】本発明を上にいくつかの実施例によって詳
細に説明したが、当業者には、本発明の技術的範囲より
逸脱することなく多くの変形態様及び修飾が可能である
ことは理解されるであろう。従ってこのような変形態様
及び修飾は全て本発明の技術的範囲に包含されることを
理解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲トン▼ 明▲海▼ 中國遼寧省撫順市望花區丹東路31號

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大きな空孔を含み、かつ大きな酸性度と
    大きな比表面積とを有する無定形シリカアルミナにおい
    てこれが、10ないし50重量%のシリカを含有し、そ
    して350ないし600m2 /gの比表面積と、0.8
    ないし1.5ml/gの空孔容積と、及びピリジン吸着
    IR法で測定して0.25ないし0.55ミリモル/g
    の酸性度とを有することを特徴とする、上記無定形シリ
    カアルミナ。
  2. 【請求項2】 20ないし40重量%のSiO2 を含
    む、請求項1に従う無定形シリカアルミナ。
  3. 【請求項3】 比表面積が400ないし550m2 /g
    である、請求項1に従う無定形シリカアルミナ。
  4. 【請求項4】 比表面積が450ないし500m2 /g
    である、請求項1に従う無定形シリカアルミナ。
  5. 【請求項5】 空孔容積が0.9ないし1.4ml/g
    である、請求項1に従う無定形シリカアルミナ。
  6. 【請求項6】 空孔容積が1.0ないし1.3ml/g
    である、請求項1に従う無定形シリカアルミナ。
  7. 【請求項7】 酸性度が0.30ないし0.50ミリモ
    ル/gである、請求項1に従う無定形シリカアルミナ。
  8. 【請求項8】 酸性度が0.35ないし0.45ミリモ
    ル/gである、請求項1に従う無定形シリカアルミナ。
  9. 【請求項9】 場合により1ないし5重量%の燐を含
    む、請求項1に従う無定形シリカアルミナ。
  10. 【請求項10】 請求項1に従う無定形シリカアルミナ
    を製造するに当り、下記の各段階、すなわち a)少量の水が入れられている反応器の中に並流で酸性
    アルミニウム塩の溶液と塩基性沈殿剤とを、又は塩基性
    アルミニウム塩の溶液と酸性沈殿剤とを加え、そしてp
    H6.5ないし9.5及び温度50ないし70℃におい
    て中和反応を行なわせてコロイドゾルを形成させ、 b)場合により、上記段階a)で得られた生成物をpH
    8ないし9において安定化させ、 c)上記段階b)で得られた生成物に珪素化合物を加
    え、 d)上記段階c)で得られた生成物をpH7.5ないし
    9.5及び温度50ないし70℃において熟成させ、 e)上記段階d)で得られた生成物を濾過して洗浄し、 f)上記段階e)で得られた生成物を乾燥し、粉砕して
    上記製品を得る各段階を含む、上記製造方法。
  11. 【請求項11】 上記段階a)において用いられる酸性
    アルミニウム塩が硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム
    及び硝酸アルミニウムよりなる群から選ばれる、請求項
    10に従う製造方法。
  12. 【請求項12】 上記段階a)において用いられる酸性
    アルミニウム塩の濃度が4ないし12g/100mlで
    ある、請求項10に従う製造方法。
  13. 【請求項13】 上記段階a)において用いられる塩基
    性沈殿剤が水酸化ナトリウム、アルミン酸ナトリウム及
    びアンモニア水よりなる群から選ばれる、請求項10に
    従う製造方法。
  14. 【請求項14】 段階a)の中和反応を0.5ないし2
    時間にわたり実施する、請求項10に従う製造方法。
  15. 【請求項15】 段階a)においてpH値を7.5ない
    し8.5に維持する、請求項10に従う製造方法。
  16. 【請求項16】 段階a)における反応温度が55ない
    し65℃である、請求項10に従う製造方法。
  17. 【請求項17】 段階b)における安定化の時間が0な
    いし60分間、好ましくは15ないし45分間である、
    請求項10に従う製造方法。
  18. 【請求項18】 段階d)においてpHが8.0ないし
    9.0であり、温度が55ないし65℃であり、そして
    その熟成時間が10ないし60分間、好ましくは15な
    いし45分間である、請求項10に従う方法。
  19. 【請求項19】 段階c)において用いられる珪素化合
    物が、珪酸塩、シリカ及び有機珪素化合物よりなる群か
    ら選ばれ、そして好ましくは珪酸ナトリウム及びシリカ
    ゾルである、請求項10に従う方法。
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