JPH11157931A - 高周波用誘電体磁器および積層体 - Google Patents
高周波用誘電体磁器および積層体Info
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- JPH11157931A JPH11157931A JP10045233A JP4523398A JPH11157931A JP H11157931 A JPH11157931 A JP H11157931A JP 10045233 A JP10045233 A JP 10045233A JP 4523398 A JP4523398 A JP 4523398A JP H11157931 A JPH11157931 A JP H11157931A
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
もに、収縮開始温度を低くして、導体の収縮開始温度に
近づけることができ、AgやCuを主成分とする導体と
同時焼成した場合でも反りや歪みを抑制できる高周波用
誘電体磁器および積層体を提供する。 【解決手段】低損失セラミックフィラー100重量部
と、該低損失セラミックフィラー100重量部に対し
て、B、アルカリ金属、Siおよびアルカリ土類金属を
含有する粒界相形成成分5〜30重量部とからなる組成
物を焼成してなり、Q値とその測定周波数との積で表さ
れるQf値が20000〔GHz〕以上のものである。
Description
波等の高周波領域において、高いQ値を有する高周波用
誘電体磁器および積層体に関するものであり、例えば、
マイクロ波やミリ波などの高周波領域において使用され
る種々の共振器用材料やMIC用誘電体基板材料、誘電
体導波路用材料、積層型セラミックコンデンサの誘電体
層等に用いることができる高周波用誘電体磁器および積
層体に関する。
等の高周波領域において誘電体共振器、MIC用誘電体
基板や導波路等に広く利用されている。そして、近年に
おいては、携帯電話をはじめとする移動体通信等の発達
および普及に伴い、電子回路基板や電子部品の材料とし
て、誘電体セラミックスの需要が増大しつつある。
セラミックスと内部導体を同時焼成するに際しては、従
来の誘電体セラミックスの焼成温度が1100℃以上と
いう高温であったため、導体材料としては、比較的高融
点であるPt、Pd、W、Mo等が使用されていた。こ
れら高融点の導体材料は導通抵抗が大きいため、従来の
電子回路基板において、共振回路やインダクタンスのQ
値が小さくなってしまい、導体線路の伝送損失が大きく
なる等の問題があった。
抗の小さいAg、Cu等と同時焼成可能な低温焼成の誘
電体セラミックスが提案されている。例えば、本出願人
が先1出願した特開平8−208330号公報に開示さ
れた誘電体磁器組成物は、MgO、CaO、TiO2 と
B2 O3 、Li2 CO3 からなるものであり、900〜
1050℃の比較的低温でAg、Cu等の内部導体と同
時に焼成でき、誘電体磁器の比誘電率εrが18以上、
測定周波数7GHzでのQ値が2000以上、かつ共振
周波数の温度係数τfが±40ppm/℃以内の優れた
特性を有し、高周波電子部品の小型化と高性能化を実現
できるものであった。
8−208330号公報に開示された誘電体磁器組成物
では焼結温度がまだ高く、さらに焼結における収縮開始
温度が845〜960℃と高温であるため、導体材料と
の収縮挙動のマッチングが悪く、焼成された基板や電子
部品が反る、歪む等の問題があった。
Cuを主成分とするもの、例えば、Ag、Cu、あるい
はAg、Cuに対してガラス成分やセラミック成分、P
t、Pd等の金属を添加したものがあるが、これらの導
体は、焼成時における収縮開始温度が高くとも650℃
程度であるため、上記誘電体磁器組成物の収縮開始温度
との差が大きく、これにより、基板等が変形する等の問
題があった。
焼成温度をさらに低下させることができるとともに、収
縮開始温度を低くして、導体の収縮開始温度に近づける
ことができ、AgやCuを主成分とする導体と同時焼成
した場合でも反りや歪みを抑制できる高周波用誘電体磁
器および積層体を提供することを目的とする。
磁器は、低損失セラミックフィラー100重量部と、該
低損失セラミックフィラー100重量部に対して、B、
アルカリ金属、Siおよびアルカリ土類金属を含有する
粒界相形成成分5〜30重量部とからなる組成物を焼成
してなり、Q値とその測定周波数との積で表されるQf
値が20000〔GHz〕以上のものである。
組成式を、aB2 O3 ・bA2 O・cSiO2 ・dRO
と表した時、前記a、b、cおよびdが、40≦a≦9
0、8≦b≦20、1≦c≦20、1≦d≦20、a+
b+c+d=100を満足することが望ましい。ここ
で、Aはアルカリ金属のうち少なくとも一種以上、Rは
アルカリ土類金属のうち少なくとも一種以上である。
でのQf値が30000〔GHz〕以上であることが望
ましい。さらに、低損失セラミックフィラーは、少なく
ともMgとTiを含有するペロブスカイト型結晶粒子、
もしくはBaTi4 O9 粒子であることが望ましい。
x)MgTiO3 ・xCaTiO3 と表した時、前記x
が0≦x≦0.2を満足する主成分と、該主成分100
重量部に対して、BをB2 O3 換算で3〜20重量部、
アルカリ金属をアルカリ金属炭酸塩換算で1〜10重量
部、SiをSiO2 換算で0.01〜5重量部、さらに
アルカリ土類金属をアルカリ土類金属酸化物換算で0.
1〜5重量部含有することが望ましい。主成分100重
量部に対して、さらにMnをMnO2 換算で0.1〜3
重量部含有することが望ましい。
てなる誘電基体の内部および/または表面に、Agおよ
び/またはCuを主成分とする導体を有する積層体であ
って、前記誘電体層が上記高周波用誘電体磁器からなる
ものである。
金属、Siおよびアルカリ土類金属を含有する粒界相形
成成分により、低損失セラミックフィラー自体のQf値
をそれほど低下させることなく、920℃以下の焼成温
度で焼成できるとともに、収縮開始温度を830℃以下
にでき、Ag、Cu等の内部導体と同時焼成しても変形
することがなく、さらに、Q値とその測定周波数との積
で表される磁器のQf値が20000〔GHz〕以上と
なり、共振器用材料やMIC用誘電体基板材料、誘電体
導波路用材料、積層型セラミックコンデンサの誘電体層
等に好適に用いることができる。
成式をaB2 O3 ・bA2 O・cSiO2 ・dRO(A
はアルカリ金属のうち少なくとも一種、Rはアルカリ土
類金属のうち少なくとも一種)と表した時、a、b、c
およびdが、40≦a≦90、8≦b≦20、1≦c≦
20、1≦d≦20、a+b+c+d=100を満足す
ることにより、920℃以下の焼成温度で焼成できると
ともに、焼成収縮開始温度を830℃以下にすることが
でき、Agおよび/またはCuを主成分とする導体の収
縮開始温度に近づけることができ、Ag、Cuを主成分
とする導体と同時焼成した場合でも、基板や電子部品の
反りや歪み等の発生を抑制することができ、さらに、共
振周波数の温度係数τfを±40ppm/℃の範囲内と
することが可能となる。
のQf値を30000以上とすることにより、磁器のQ
f値を確実に20000以上にできる。特に、低損失セ
ラミックフィラーを、少なくともMgとTiを含有する
ペロブスカイト型結晶粒子、もしくはBaTi4 O9 粒
子とすることにより、低損失セラミックフィラーのQf
値を高くすることができ、磁器の高Qf値化を促進でき
る。
TiO3 ・xCaTiO3 (0≦x≦0.2)で表され
る主成分に、B、アルカリ金属、Si、アルカリ土類金
属を所定量含有することにより、比誘電率が18〜40
で、Qf値が20000〔GHz〕以上であり、かつ焼
成温度を920℃以下に、収縮開始温度を830℃以下
とすることが可能となる。
体磁器を用いることにより、Ag、Cuを主成分とする
導体と同時焼成した場合でも、積層体のそり、歪み等の
発生を抑制でき、マイクロ波やミリ波等の高周波領域に
おいて、共振器、MIC用基板、導波路用として好適に
使用できる。
低損失セラミックフィラー100重量部と、該低損失セ
ラミックフィラー100重量部に対して、B、アルカリ
金属、Siおよびアルカリ土類金属を含有する粒界相形
成成分5〜30重量部とからなる組成物を焼成してな
り、Q値とその測定周波数との積で表されるQf値が2
0000〔GHz〕以上のものである。
は、フィラー単独でのQf値が30000〔GHz〕以
上であることが望ましい。例えば、モル比による組成式
(1−x)MgTiO3 ・xCaTiO3 (0≦x≦
0.2)で表される少なくともMgとTiを含有するペ
ロブスカイト型結晶粒子や、BaTi4 O9 粒子が望ま
しい。
類金属を含有する粒界相形成成分を用いたのは、これら
の成分を用いることにより、焼成温度を920℃以下と
することができるとともに、焼成収縮開始温度を830
℃以下とでき、磁器としてのQf値を20000〔GH
z〕以上とすることができるからである。
ィラー100重量部に対して5〜30重量部としたの
は、5重量部未満の場合には、焼成温度を低下させる効
果が小さく、AgまたはCuを主成分とする導体と同時
焼成ができなくなり、逆に30重量部を越える場合に
は、誘電体磁器の共振周波数の温度係数τfがプラス側
に大きくなりすぎてしまう。とりわけ誘電体磁器の焼結
性と共振周波数の温度係数τfの観点から添加量は、1
5〜25重量部が好ましい。
成式をaB2 O3 ・bA2 O・cSiO2 ・dRO(A
はアルカリ金属の少なくとも一種、Rはアルカリ土類金
属の少なくとも一種)と表した時、a、b、cおよびd
が、40≦a≦90、8≦b≦20、1≦c≦20、1
≦d≦20、a+b+c+d=100を満足することが
望ましい。
したのは、aが40重量%未満の場合は焼成温度を低下
させる効果が小さく、AgまたはCuを主成分とする導
体と同時焼成ができなくなり、逆に90重量%を越える
場合には、焼結体中のガラス相の割合が増加してQ値が
低下するからである。よって、焼結性を維持し、高いQ
値を得るという観点から60≦a≦75重量%が望まし
い。
したのは、bが8重量%未満の場合には、焼成温度を低
下させる効果が小さく、AgまたはCuを主成分とする
導体と同時焼成ができなくなり、逆に20重量%を越え
る場合には、結晶相が変化してQ値が低下するからであ
る。誘電体磁器のQ値の観点から13≦b≦18重量%
が望ましい。ここで、Aはアルカリ金属のうち少なくと
も一種であり、アルカリ金属としてはLi、Na、Kが
あるが、特にLiが望ましい。
%としたのは、cが1重量%未満の場合には誘電体磁器
の焼結過程における収縮開始温度が830℃よりも高く
なり、添加効果が得られないからである。一方、20重
量%を越えると誘電体磁器の比誘電率εrあるいはQ値
が低下するからである。誘電体磁器の比誘電率εrある
いはQ値の観点からは、cは4≦c≦8重量%が望まし
い。
%としたのは、dが1重量%未満の場合には誘電体磁器
の焼結過程における収縮開始温度が830℃よりも高く
なり、添加効果が得られない。一方、20重量%を越え
ると誘電体磁器の共振周波数の温度係数τfがプラス側
に大きくなりすぎてしまう。とりわけ誘電体磁器の焼結
性と共振周波数の温度係数τfの観点からはdは、5≦
d≦15重量%が好ましい。ここで、Rはアルカリ土類
金属のうち少なくとも一種であり、アルカリ土類金属と
してはBe、Mg、Ca、Sr、Ba等があるが、この
うちBaが望ましい。
が、モル比による組成式を(1−x)MgTiO3 ・x
CaTiO3 と表した時、xが0≦x≦0.2を満足す
ることが望ましい。ここで、xを0≦x≦0.2とした
のは、xが0.2モルを越える場合には、共振周波数の
温度係数τfがプラス側に大きくなりすぎてしまうから
である。とりわけ誘電体磁器の共振周波数の温度係数τ
fの観点からはxは0.03≦x≦0.13が好まし
い。また、MgTiO3 とCaTiO3 において、Mg
/Ti比またはCa/Ti比が0.9〜1.1の範囲で
あれば、本発明の磁器の主成分として使用できる。
は、上記主成分100重量部に対して、BをB2 O3 換
算で3〜20重量部、アルカリ金属をアルカリ金属炭酸
塩換算で1〜10重量部、SiをSiO2 換算で0.0
1〜5重量部、さらにアルカリ土類金属をアルカリ土類
金属酸化物換算で0.1〜5重量部含有するものであ
る。
部含有したのは、Bが3重量部未満の場合には1100
℃でも焼結せず、AgまたはCuを主成分とする導体と
同時焼成ができなくなり、逆に20重量部を越える場合
には焼結体中のガラス相の割合が増加してQ値が低下す
るからである。よって、焼結性を維持し、高いQ値を得
るという観点からB2 O3 換算で5〜15重量部含有す
ることが望ましい。B含有化合物としては、金属硼素、
B2 O3 、コレマイト、CaB2 O4 、ホウケイ酸ガラ
ス、ホウケイ酸アルカリガラス、ホウケイ酸アルカリ土
類ガラス等がある。
換算で1〜10重量部含有したのは、含有量が1重量部
未満の場合には1100℃でも焼結せず、AgまたはC
uを主成分とする導体と同時焼成ができなくなり、逆に
10重量部を越える場合には結晶相が変化してQ値が低
下するからである。誘電体磁器のQ値の観点から4〜9
重量部が望ましい。アルカリ金属としてはLi、Na、
Kを例示することができ、この中でもLiが特に望まし
い。アルカリ金属含有化合物としては、上記アルカリ金
属の炭酸塩、酸化物等を例示することができる。
5重量部含有したのは、含有量が0.01重量部未満の
場合には、誘電体磁器の焼結過程における収縮開始温度
が約840℃と高く、添加効果が得られないからであ
る。一方、5重量部を越えると比誘電率εrあるいはQ
値が低下するからである。誘電体磁器の比誘電率εrあ
るいはQ値の観点から0.5〜3重量部が望ましい。S
i含有化合物としてはSiO2 、MgSiO3 等があ
る。
属酸化物換算で0.1〜5重量部含有するものである。
これらが0.1重量部未満の場合には誘電体磁器の焼結
過程における収縮開始温度が830℃よりも高く、添加
効果が得られない。一方、5重量部を越えると誘電体磁
器の共振周波数の温度係数τfがプラス側に大きくなり
すぎてしまう。とりわけ誘電体磁器の焼結性と共振周波
数の温度係数τfの観点からは合計0.5〜3.5重量
部が好ましい。
Sr、Baがあり、このなかでもBaが望ましい。アル
カリ土類金属含有化合物としては、上記アルカリ金属の
炭酸塩、酸化物等を例示することができる。
は、焼結性を改善する点から、主成分100重量部に対
して、さらにMnをMnO2 換算で0.1〜3重量部含
有することが望ましい。MnをMnO2 換算で0.1〜
3重量部含有せしめたのは、0.1重量部よりも少ない
場合にはその添加効果がなく、さらに3重量部よりも多
い場合には誘電特性が悪化するからである。MnはMn
O2 換算で1.2〜1.8重量部含有することが望まし
い。
として、例えば、MgTiO3 粉末、CaTiO3 粉
末、およびB2 O3 粉末、Li2 CO3 粉末、SiO2
粉末、MnO2 粉末、さらにアルカリ土類金属酸化物
(MgO、CaO、SrO、BaO)粉末を準備し、こ
れらを上記組成比となるように秤量し、ZrO2 ボール
により粉砕混合し、この混合粉末を650〜850℃で
仮焼した後、再度ZrO2ボールにより粉砕粒径が2.
5μm以下になるまで粉砕混合し、この仮焼粉末をプレ
ス成形やドクターブレード法等の公知の方法により所定
形状に成形し、大気中または酸素雰囲気中または窒素雰
囲気等の非酸化性雰囲気において920℃以下、特に8
70〜920℃で0.5〜2時間焼成することにより得
られる。原料粉末は、焼成により酸化物を生成する水酸
化物、炭酸塩、硝酸塩等の金属塩を用いても良い。
むガラスフリットとして添加することが焼結性向上の点
から望ましい。この場合には、B、Li、Si量は、ガ
ラスフリットに含有される量と、粉末として添加される
量の合計量となる。
混合粉砕工程等の製造過程で、Zr、Al等が混入した
り、原料の不可避不純物として、Al、Fe、Hf、S
n等が含まれることもある。
例えば、結晶相として、MgTiO3 とCaTiO3 を
主結晶相とし、(Mg,Ti)2 (BO3 )Oが析出す
ることもある。尚、アルカリ土類金属は、MgTiO3
とCaTiO3 のAサイトに固溶したり、あるいはガラ
ス成分となって、焼結性を向上させることになる。ま
た、Siはガラス相として存在する。さらに、本発明の
高周波用誘電体磁器では平均結晶粒径が1〜5μmのも
のである。
O3 、SiO2 粉末、さらにアルカリ土類酸化物として
MgO、CaO、SrO、BaO粉末を用い、表1に示
す割合となるように秤量し、純水を媒体とし、モル比
0.95MgTiO3・0.05CaTiO3 (Qf値
100000)またはBaO・4.0TiO2(Qf値
50000)で表される低損失セラミックフィラー成分
と、ZrO2 ボールを用いたボ−ルミルにて20時間湿
式混合した。次にこの混合物を乾燥(脱水)し、800
℃で1時間仮焼した。この仮焼物を、粉砕粒径が1.0
μm以下になるように粉砕し、誘電特性評価用の試料と
して直径10mm高さ8mmの円柱状に1ton/cm
2 の圧力でプレス成形し、これを表1に示す温度で2時
間焼成し、直径8mm、高さ6mmの円柱状の試料を得
た。この際、熱収縮の測定により、収縮開始温度を測定
した。
体円柱共振器法にて周波数8GHzにおける比誘電率と
Q値を測定した。Q値と測定周波数fとの積で表される
Qf値を表1に記載した。さらに、−40〜+85℃の
温度範囲における共振周波数の温度係数τf〔ppm/
℃〕を測定した。その結果を表1に記載した。
誘電率が18〜40、Qf値が20000〔GHz〕以
上、かつ、共振周波数の温度係数τfが±40ppm/
℃以内の優れた誘電特性を有するとともに、760〜8
30℃で焼結収縮が開始し、920℃以下で焼成が可能
な優れた焼結性を有していることが判る。
Naを、No.8でKを用い、その他はLiを用いた。ま
た、アルカリ土類金属としては、試料No.10でCa
を、No.11でMgを、No.12でBaを、No.13で
Srを用い、その他ではBaとCaを用いた。この際B
aOとCaOの重量比を1:1とした。
TiO3 粉末、B2 O3 粉末、アルカリ金属炭酸塩粉末
(Li2 CO3 、Na2 CO3 、K2 CO3 )、SiO
2 粉末、MnO2 粉末、さらにアルカリ土類酸化物粉末
(MgO、CaO、SrO、BaO)を、表2に示す割
合となるように秤量し、純水を媒体とし、ZrO2 ボー
ルを用いたボールミルにて20時間湿式混合した。次に
この混合物を乾燥(脱水)し、800℃で1時間仮焼し
た。
になるように粉砕し、誘電特性評価用の試料として直径
10mm高さ8mmの円柱状に1ton/cm2 の圧力
でプレス成形し、これを表3に示す温度で3時間焼成
し、直径8mm、高さ6mmの円柱状の試料を得た。
体円柱共振器法にて周波数8GHzにおける比誘電率と
Q値を測定した。Q値と測定周波数fとの積で表される
Qf値を表3に記載した。さらに、−40〜+85℃の
温度範囲における共振周波数の温度係数τf〔ppm/
℃〕を測定した。その結果を表3に記載した。
器組成物は、比誘電率が18〜20、Qf値が2000
0〔GHz〕以上、かつ、共振周波数の温度係数τfが
±40ppm/℃以内の優れた誘電特性を有するととも
に、760〜830℃で焼結収縮が開始し、920℃以
下で焼成が可能な優れた焼結性を有していることが判
る。
Na、Kと記載したが、これはLi2 CO3 、Na2 C
O3 、K2 CO3 の意味であり、また、アルカリ土類の
欄において、Mg、Ba、Ca、Srと記載したが、こ
れは、MgO、CaO、SrO、BaOの意味である。
さらに、表1の試料No.24、25については、Mg/
Ti、Ca/Ti比がそれぞれ1.1、0.9の原料粉
末を用いた。
下に、収縮開始温度を830℃以下とすることが可能と
なるため、AgやCu等の導体金属と同時に焼成でき、
その際導体金属の収縮挙動のミスマッチから発生する基
板の反りや歪みが抑制されるとともに、高周波領域にお
いて20000以上のQf値を有するため、電子部品や
基板の小型・高性能化が実現できる。
Claims (7)
- 【請求項1】低損失セラミックフィラー100重量部
と、該低損失セラミックフィラー100重量部に対し
て、B、アルカリ金属、Siおよびアルカリ土類金属を
含有する粒界相形成成分5〜30重量部とからなる組成
物を焼成してなり、Q値とその測定周波数との積で表さ
れるQf値が20000〔GHz〕以上であることを特
徴とする高周波用誘電体磁器。 - 【請求項2】粒界相形成成分は、重量比による組成式
を、 aB2 O3 ・bA2 O・cSiO2 ・dRO と表した時、前記a、b、cおよびdが、 40≦a≦90 8≦b≦20 1≦c≦20 1≦d≦20 a+b+c+d=100 Aはアルカリ金属のうち少なくとも一種 Rはアルカリ土類金属のうち少なくとも一種 を満足することを特徴とする請求項1記載の高周波用誘
電体磁器。 - 【請求項3】低損失セラミックフィラーは、単体でのQ
f値が30000〔GHz〕以上であることを特徴とす
る請求項1または2記載の高周波用誘電体磁器。 - 【請求項4】低損失セラミックフィラーは、少なくとも
MgとTiを含有するペロブスカイト型結晶粒子、もし
くはBaTi4 O9 粒子であることを特徴とする請求項
1乃至3のいずれかに記載の高周波用誘電体磁器。 - 【請求項5】モル比による組成式を、 (1−x)MgTiO3 ・xCaTiO3 と表した時、前記xが0≦x≦0.2を満足する主成分
と、該主成分100重量部に対して、BをB2 O3 換算
で3〜20重量部、アルカリ金属をアルカリ金属炭酸塩
換算で1〜10重量部、SiをSiO2 換算で0.01
〜5重量部、さらにアルカリ土類金属をアルカリ土類金
属酸化物換算で0.1〜5重量部含有することを特徴と
する請求項1乃至4のいずれかに記載の高周波用誘電体
磁器。 - 【請求項6】主成分100重量部に対して、さらにMn
をMnO2 換算で0.1〜3重量部含有することを特徴
とする請求項5記載の高周波用誘電体磁器。 - 【請求項7】誘電体層を複数積層してなる誘電基体の内
部および/または表面に、Agおよび/またはCuを主
成分とする導体を有する積層体であって、前記誘電体層
が、請求項1乃至6のいずれかに記載の高周波用誘電体
磁器からなることを特徴とする積層体。
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| JP2002068828A (ja) * | 2000-08-29 | 2002-03-08 | Kyocera Corp | 低温焼成磁器組成物 |
| JP2002193662A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-10 | Kyocera Corp | 誘電体磁器及びその製造方法 |
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