JPH11159103A - 壁面体構築方法及び該方法により構築された壁面体 - Google Patents
壁面体構築方法及び該方法により構築された壁面体Info
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Abstract
壁面体をより安価且つ容易に提供する。 【解決手段】 線材(31,32,41,42)を面格
子状に組み立ててなる躯体(1,10)の表面に、予め
所定形状に形成されたパネル材(2,3,11,12)
を、その表面を外方へ向けた状態で配置し且つこれを所
定の固定具(4,13)により上記躯体(1,10)の
線材(31,32,41,42)に固定することで、上
記パネル材(2,3,11,12)の表面を壁面(2
0)とした壁面体(Z1〜Z3)を構築する。かかる構築
方法及び該方法により得られた壁面体によれば、壁面体
(Z1〜Z3)の本体部を構成する躯体(1,10)が乾
式工法により製造されるので、該躯体(1,0)の成形
後、直ちに該躯体表面にパネル材(2,3,11,1
2)を取り付けて壁面体(Z1〜Z3)とすることがで
き、その製造時間の短縮化により製造コストの低廉化が
実現される。
Description
及び該方法により構築された壁面体に関するものであ
る。
物の壁面を、美観性向上等の観点から、化粧面とするこ
とが要求される場合がある。かかる要求に応える壁面の
化粧工法として、従来より、該構造物の躯体をコンクリ
ートで成形し、このコンクリート躯体の表面に、その表
面を化粧面としたパネル材を接着剤あるいはビス等の止
着部材により事後的に固定して化粧壁面を得る工法と
か、躯体のコンクリート成形時に、その表面部分を直接
着色したり所要の模様等を一体成形により付ける工法と
かが知られている。
従来工法によれば次のような問題があった。
成形する湿式工法であることから、その製造に要する作
業時間が長く、それだけ製造コストが高くつくという問
題があった。
ら、その重量が嵩み、特に工場にて製造し、これを設置
現場に搬入して設置する構築形態をとる場合には、その
搬送及び設置工事等における取扱性が問題となる。
にその表面を直接着色等する工法によれば、着色の変更
あるいは成形型の変更等が容易でないことから、製造さ
れる構造物の表面形態、特に意匠性が画一化し、多様な
ユーザニーズに対応しにくいという問題もあった。
化が容易な壁面をもつ壁面体を、より容易且つ安価に構
築し得る壁面構築方法及び該方法により構築された壁面
体を提供することを目的としてなされたものである。
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
は、線材を面格子状に組み立ててなる躯体の表面に、予
め所定形状に形成されたパネル材を、その表面を外方へ
向けた状態で配置し且つこれを所定の固定具により上記
躯体の線材に固定することで、上記パネル材の表面を壁
面とした壁面体を構築することを特徴としている。
を面格子状に組み立ててなる躯体と、予め所定形状に形
成され且つその表面を外方へ向けた状態で固定具により
上記躯体の表面に固定されるパネル材とで構成され、該
パネル材の表面を壁面として利用し得るようにしたこと
を特徴としている。
方法により構築された壁面体によれば、次のような効果
が得られる。
材を面格子状に組み付ける乾式工法により製造されるの
で、該躯体の成形後、直ちに該躯体表面にパネル材を取
り付けて壁面体を得ることができ、例えば従来のように
躯体をコンクリートで成形する湿式工法を採用する場合
に比して、壁面体の製造時間の短縮化が図られ、延いて
はその製造コストの低廉化が実現される。
れているので、例えば従来のコンクリート躯体の場合に
比して、格段の軽量化が図られ、この結果、壁面体の構
築作業における取り扱いが簡便且つ容易となり、その作
業性が向上し、延いてはその製造コストの低廉化が実現
される。
ル材を取り付けることで壁面体を得る構成であるので、
(イ)例えば、上記パネル材の大きさ及び重量を人力で
の取り扱いが容易な範囲に設定し、目的とする壁面の大
きさに応じてこのパネル材を必要個数だけ並べて配置す
るような構成とすることで、該パネル材の躯体表面への
組付けを、目的とする壁面の大きさの如何に拘わらず容
易に行うことができ、それだけパネル材の組付作業性が
向上する、(ロ)複数のパネル材を用いる場合におい
て、例えば表面形態とか素材等の意匠要素が異なる複数
種類のパネル材を用意し、これらを適宜選択して使用す
ることで、並置された複数枚のパネル材の表面全体で構
成される壁面体の壁面における意匠の多様化が容易であ
り、特にこの壁面体を化粧壁面として利用する場合に好
適である。
築方法及び該方法により構築された壁面体を添付図面に
示す実施形態に基づいて具体的に説明する。
その使用目的から、該壁面体それ自身が独立した一つの
構造物を構成しその壁面(表面)が意匠性のある化粧壁
面となる場合(第1の使用態様)と、該壁面体が他の既
製壁面の化粧用として該既製壁面の表面に設置される場
合(第2の使用態様)とがある。ここでは、これら二つ
の異なる使用態様のそれぞれについて好適な実施形態を
説明する。
1を示している。この壁面体Z1は、例えば、外構用の塀
として利用されるもの(即ち、「第1の使用態様」に該
当するもの)であって、次述する躯体1と複数個のパネ
ル材2,2,・・とで構成される。
って、次述する一対の面格子体、即ち、第1面格子体1
Aと第2面格子体1Bを備えている。
有するものであって、共に、所定間隔で平行配置された
複数本の縦線材31,31,・・と、該各縦線材31,
31,・・に直交する如く所定間隔で平行配置された複
数本の横線材32,32,・・とにより矩形平板状に形
成されている。そして、この各面格子体1A,1Bは、
所定間隔をもって対向配置されるとともに、これら両者
の上端部が複数本の継材33,33,・・により連結さ
れることで一体化され、一つの躯体1を構成している
(実際の製作に際しては、上記の如く各面格子体1A,
1Bをそれぞれ個別に成形して事後的に一体化する成形
法ではなく、上記各面格子体1A,1Bを合わせた大き
さをもつ平板状の面格子体を形成し、これを二つ折りに
折曲することで該各面格子体1A,1Bをもつ躯体1を
得る成形法を採用するのが好ましい)。
は、例えば外径4mm程度の鋼線を樹脂コーティングし
たものが使用される。また、上記縦線材31,31の間
隔、及び上記横線材32,32の間隔は、次述するパネ
ル材2の固定性等を考慮して、共に100mm程度とす
るのが好適である。さらに、上記各面格子体1A,1B
の対向間隔は、通念上の塀の形状に照らして、70mm
程度とするのが好適である。
体1は、例えばかかる成形状態のまま設置現場に搬入さ
れて、図3に示すように、地面Gにその下端部を埋設固
定した状態で立設配置され、しかる後、この躯体1の表
面に次述のパネル材2,2,・・が取り付けられて壁面
体Z1とされる場合と、上記躯体1を工場での成形後、
さらにその表面に次述のパネル材2,2,・・が取り付
けられて壁面体Z1とされ、この完成品の壁面体Z1を設
置現場に搬入して設置する場合とが考えられるが、ここ
では、搬送性等を考慮して、前者の方法を採るものとし
て説明する。
きさ(尚、この実施形態においては、上記躯体1の上記
縦線材31及び横線材32の併設間隔(100mm程
度)を考慮して、200mm×400mm程度の大きさ
としている)をもつ矩形のコンクリート平板体であっ
て、その内部には一対の鉄筋5,5が埋設固定されてい
る。このパネル材2の表面2aは、後述のように上記壁
面体Z1の壁面20の一部となるものであり、従って、
該壁面20に意匠性をもたせるという観点からは、この
パネル材2の表面2aはこれを単にセメント色の平滑面
とすることなく、所定の着色、あるいは所要の模様を付
けることが好ましい。
有し、その軸方向の中央部5aが上記パネル材2内に埋
設固定されるとともに、その軸方向の両端部5b,5b
はそれぞれ上記パネル材2の裏面2bから外方へ延出さ
れている。そして、このパネル材2の裏面2b側に延出
した両端部5b,5bは、それぞれ次述の固定具4とさ
れる。
方向の途中において直交状に屈曲させた後、さらにその
先端側部分をさらに鋭角に屈曲させてなり、その屈曲部
4aの内側に上記横線材32を抱持し得るようにすると
ともに、その先端面4bは上記屈曲部4aに抱持された
上記横線材32に近接して該横線材32の離脱を阻止し
得るようになっている。また、上記鉄筋5の両端部5
b,5bにそれぞれ形成された上記固定具4,4は、そ
の屈曲方向が同方向に設定されている。尚、上記固定具
4の先端面4b寄りに設けられた傾斜部4cは、後述す
るように、該固定具4を上記横線材32に係止する際の
ガイドとなるものである。
置した場合において、その外縁とこれに対向する隣接の
パネル材2の外縁との対向隙間の目隠しのために、その
外周縁に隣接のパネル材2の外周縁と相互に入れ合う凹
部2cと凸部2dを形成している。
付けて壁面体Z1を構築する場合の作業手順等について
説明する。
端部を設置現場の地面Gに埋設して該躯体1を立設固定
する。しかる後、上記パネル材2,2,・・を上記躯体
1の第1面格子体1Aの表面に第2面格子体1Bの表面
に)、順次平面方向に並置してこれらを固定する。この
各パネル材2,2,・・の固定状態においては、該各パ
ネル材2,2,・・の表面2a,2a,・・が連続して
一つの平面を形成し、これが完成品たる壁面体Z1にお
ける壁面20となる。
記パネル材2の取り付けは、該パネル材2の裏面2b側
に突設配置された上記各固定具4,4,・・を上記第1
面格子体1Aの横線材32,32,・・に係止し且つそ
の離脱を防止することで実現される。
記壁面体Z1を塀として利用するが、上記パネル材2,
2,・・を取り付けるのは該壁面体Z1の両面のうちの
一方の面だけである場合を想定して、上述のように上記
躯体1の第1面格子体1A側のみに上記パネル材2,
2,・・を取り付けて壁面20を形成しているが、例え
ば上記壁面体Z1の両面にそれぞれ壁面20を形成する
必要がある場合には、上記躯体1の第2面格子体1B側
にも上記パネル材2,2,・・を取り付けることにな
る。さらに、必要に応じて、上記躯体1の上端面1C
に、上記パネル材2と同様の構成をもつパネル材3を取
り付けることも可能である。
により構築された上記壁面体Z1によれば、壁面体Z1の
本体部を構成する躯体1が、上記縦線材31,31,・
・と横線材32,32,・・とを面格子状に組み付ける
乾式工法により製造されるので、該躯体1の成形後、直
ちに該躯体1の表面(第1面格子体1Aのみ、あるいは
第1面格子体1Aと第2面格子体1Bの双方)に上記パ
ネル材2,2,・・を取り付けて壁面体Z1を得ること
ができる。従って、例えば従来のように躯体をコンクリ
ートで成形する湿式工法を採用する場合に比して、壁面
体Z1の製造時間の短縮化が図られ、延いてはその製造
コストの低廉化が実現されるものである。
・と横線材32,32,・・からなる面格子体とされて
いるので、例えば従来のコンクリート躯体の場合に比し
て、格段の軽量化が図られる。この結果、上記壁面体Z
1の構築作業における上記躯体1の取り扱いが簡便且つ
容易となり、特にこの実施形態のように躯体1を工場生
産の後、設置現場に搬入し、設置現場において該躯体1
の表面に上記パネル材2,2,・・を取り付ける方法を
採用する場合においては、搬送上における取扱性、及び
設置現場における設置作業における作業性が向上し、延
いてはその製造コストのさらなる低廉化が実現されるこ
とになる。
1の壁面20を、複数のパネル材2,2,・・の表面2
a,2a,・・によって形成するようにしたものにおい
ては、上記パネル材2,2,・・の大きさ及び重量を人
力での取り扱いが容易な範囲に設定することで、目的と
する壁面20の大きさの如何に拘わらず上記躯体1の表
面への上記パネル材2,2,・・の取り付けを容易に行
うことができ、それだけその組付作業性が向上するもの
である。
・・を用いて上記壁面体Z1の壁面20を構成する場合
において、例えば該各パネル材2,2,・・として、そ
の表面2aの色彩、あるいは模様等の意匠要素が異なる
ものを複数種類用意し、これら各各パネル材2,2,・
・を適宜選択して使用することで、構築される壁面体Z
1における壁面20の意匠を多様化することが容易であ
る。
2を示している。この壁面体Z2は、既製壁面25(例え
ば、既にある建屋の壁面)を化粧してその美観性を高め
るために使用(即ち、上記「第2の使用態様」に該当す
る)されるもので、予め工場生産により形成された上記
躯体1を、その一方の面、例えば上記第2面格子体1B
を上記既製壁面25上に衝合固定し、しかる後、この躯
体1の第1面格子体1A上に上記各パネル材2,2,・
・を並置状態で固定して、該各パネル材2,2,・・の
表面2a,2a,・・により壁面20を構成し、該壁面
20によって上記既製壁面25を化粧するものである。
ル材2の表面2aの着色あるいは模様等の表面形態を考
慮することで、上記壁面体Z2の壁面20により化粧さ
れる上記既製壁面25の意匠性を高めることができるも
のである。
3を示している。この壁面体Z3は、例えば門柱として利
用されるものであって、該壁面体Z3の壁面20がその
まま門柱の表面を形成するものである(即ち、「第1の
使用態様」に該当する)。
躯体10の表面に取り付けられる複数枚のパネル材1
1,11,・・とで構成されている。
ようにして平行に立設配置された四本の縦線材31,3
1,・・と、該縦線材31,31,・・のそれぞれに対
して直交する方向に向けて且つ上下方向に所定間隔をも
って平行配置された複数の横線材32,32,・・とに
より四角籠状に形成されており、その四つの側面はそれ
ぞれ面格子体10A〜10Dとされる。また、この躯体
10の上端面10Eは、所定間隔をもって一対の継材3
3,33が取り付けられている。尚、この躯体10も、
予め工場生産により成形された後、設置現場に搬入され
て固定される。
における上記パネル材2と同様の基本構成をもつもので
あって、コンクリート製の矩形平板体で構成されるとと
もに、その裏面には複数の固定具13,13,・・(上
記第1の実施形態における固定具4と同様の構成である
ので、その説明は省略する)が設けられている。
〜10Dの表面に上記各パネル材11,11,・・を上
記固定具13,13,・・を介して取り付けるととも
に、上記上端面10Eに天板となるパネル材12を取り
付けることで、その表面全体が上記各パネル材11,1
1,・・及びパネル材12,12,・・によって覆われ
た壁面体Z3、即ち、門柱が形成されものである。
施形態におけると同様の作用効果が得られることは勿論
である。
1,12を共にコンクリート製の平板体としているが、
本願発明における「パネル材」はかかる材質及び形状の
ものに限定されるものではなく、必要に応じて材質・形
状等を種々選択できるものである。
ンクリートの他に、例えば、木材、煉瓦、セラミック、
石、金属、樹脂等を採用することができる。また、「パ
ネル材」の形状としては、矩形の他に、例えば三角形あ
るいは五角形以上の多角形、曲面形等が採用でき、さら
に平板体に限らず湾曲面体とすることも可能であり、こ
れらは目的とする壁面体の形態に応じて適宜選択される
ものである。そして、このような材質・形状等の異なる
複数種類のパネル材を用意し、これを選択使用すること
によっても、壁面体の壁面の意匠の多様化が可能となる
ものである。
1,10にパネル材2,11,12を固定する固定具
4,13として、該躯体1,10の横線材32に係止す
る構造を採用しているが、本願発明におれる「固定具」
はかかる構成のものに限定されるものではなく、例えば
螺着機構、貼着機構のものを採用することもできる。
成及びその構築方法を示す一部分解斜視図である。
置状態を示す断面図である。
成及びその構築方法を示す分解斜視図である。
5は鉄筋、10は躯体、11及び12はパネル材、20
は壁面、25は既製壁面、31及び41は縦線材、32
及び42は横線材、33及び43は継線材、Z1〜Z3は
壁面体である。
Claims (2)
- 【請求項1】 線材を面格子状に組み立ててなる躯体の
表面に、予め所定形状に形成されたパネル材を、その表
面を外方へ向けた状態で配置し且つこれを所定の固定具
により上記躯体の線材に固定することで、上記パネル材
の表面を壁面とした壁面体を構築することを特徴とする
壁面体構築方法。 - 【請求項2】 線材を面格子状に組み立ててなる躯体
と、予め所定形状に形成され且つその表面を外方へ向け
た状態で固定具により上記躯体の表面に固定されるパネ
ル材とで構成され、該パネル材の表面を壁面として利用
し得るようにしたことを特徴とする壁面体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32443697A JPH11159103A (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 壁面体構築方法及び該方法により構築された壁面体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32443697A JPH11159103A (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 壁面体構築方法及び該方法により構築された壁面体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11159103A true JPH11159103A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18165796
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32443697A Pending JPH11159103A (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 壁面体構築方法及び該方法により構築された壁面体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11159103A (ja) |
-
1997
- 1997-11-26 JP JP32443697A patent/JPH11159103A/ja active Pending
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