JPH11159155A - 仮設柱支持装置、並びにボイラ及びボイラ建屋の解体方法 - Google Patents
仮設柱支持装置、並びにボイラ及びボイラ建屋の解体方法Info
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- JPH11159155A JPH11159155A JP32827897A JP32827897A JPH11159155A JP H11159155 A JPH11159155 A JP H11159155A JP 32827897 A JP32827897 A JP 32827897A JP 32827897 A JP32827897 A JP 32827897A JP H11159155 A JPH11159155 A JP H11159155A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ボイラとボイラ建屋とを同時に解体すること
が可能であって、作業効率に優れ、工期を短縮できるボ
イラ及びボイラ建屋の解体技術を提供することである。 【解決手段】 ボイラの周囲に、このボイラを挟んで互
いに対向するよう仮設柱を立設するA工程と、前記ボイ
ラを吊る本設梁を前記仮設柱の上端側に連結するB工程
と、前記本設梁をボイラ建屋から切り離すC工程と、前
記仮設柱を段階的に短くしていくことで、前記ボイラを
前記本設梁と共に降下させるD工程と、降下させた前記
ボイラを下部から解体するE工程と、前記ボイラ建屋を
上部から解体するF工程とを具備するボイラ及びボイラ
建屋の解体方法。
が可能であって、作業効率に優れ、工期を短縮できるボ
イラ及びボイラ建屋の解体技術を提供することである。 【解決手段】 ボイラの周囲に、このボイラを挟んで互
いに対向するよう仮設柱を立設するA工程と、前記ボイ
ラを吊る本設梁を前記仮設柱の上端側に連結するB工程
と、前記本設梁をボイラ建屋から切り離すC工程と、前
記仮設柱を段階的に短くしていくことで、前記ボイラを
前記本設梁と共に降下させるD工程と、降下させた前記
ボイラを下部から解体するE工程と、前記ボイラ建屋を
上部から解体するF工程とを具備するボイラ及びボイラ
建屋の解体方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば火力発電所
などに設置されているボイラを、その建屋と共に解体す
る技術に関する。
などに設置されているボイラを、その建屋と共に解体す
る技術に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】火力発電所に設置され
ている大型の吊り下げ式ボイラは、その耐用年数経過後
に建屋と共に解体されるわけであるが、ボイラ重量が極
めて大きく、その上、作業の大半が高所にて行われるこ
とから、解体には多大な困難を伴う。そこで、ボイラを
少しずつ降下させながら下部から解体していく方法(例
えば特開平6−323504号公報に開示される解体方
法)が用いられるようになった。更に詳しく言えば、こ
の解体方法は、ボイラを吊るトップガーダに設置した複
数のジャッキを用いて、トップガーダから切り離したボ
イラを段階的に降下させ、その都度降下させた分だけボ
イラを下部から解体していくことを特徴とする。一方、
ボイラ建屋については、ボイラの解体が完了した後、上
部から解体することになる。
ている大型の吊り下げ式ボイラは、その耐用年数経過後
に建屋と共に解体されるわけであるが、ボイラ重量が極
めて大きく、その上、作業の大半が高所にて行われるこ
とから、解体には多大な困難を伴う。そこで、ボイラを
少しずつ降下させながら下部から解体していく方法(例
えば特開平6−323504号公報に開示される解体方
法)が用いられるようになった。更に詳しく言えば、こ
の解体方法は、ボイラを吊るトップガーダに設置した複
数のジャッキを用いて、トップガーダから切り離したボ
イラを段階的に降下させ、その都度降下させた分だけボ
イラを下部から解体していくことを特徴とする。一方、
ボイラ建屋については、ボイラの解体が完了した後、上
部から解体することになる。
【0003】ところで、こうした解体方法にも改善を必
要とする点があった。すなわち、ボイラの解体が完了す
るまで、トップガーダはボイラ建屋の本設柱で本来の位
置に支持されている必要がある。このため、ボイラの解
体とボイラ建屋の解体とを同時に進めることはできなか
った。近年、工期の短縮が強く求められており、ボイラ
の解体とボイラ建屋の解体とを並行実施できる技術の開
発が待たれていた。
要とする点があった。すなわち、ボイラの解体が完了す
るまで、トップガーダはボイラ建屋の本設柱で本来の位
置に支持されている必要がある。このため、ボイラの解
体とボイラ建屋の解体とを同時に進めることはできなか
った。近年、工期の短縮が強く求められており、ボイラ
の解体とボイラ建屋の解体とを並行実施できる技術の開
発が待たれていた。
【0004】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、ボイラとボイラ建屋とを同時に解体することが可
能で、作業の効率化が図れ、工期を短縮できるボイラ及
びボイラ建屋の解体技術を提供することである。
題は、ボイラとボイラ建屋とを同時に解体することが可
能で、作業の効率化が図れ、工期を短縮できるボイラ及
びボイラ建屋の解体技術を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、仮設柱の
下端側の支持に用いられる装置であって、脚部と、この
脚部間に設けられ、前記仮設柱が挿通させられる荷重受
け梁部とを有する架台と、この架台の荷重受け梁部に設
けられたジャッキと、このジャッキから延びる吊り材に
連結され、前記仮設柱の下端部が載置させられる柱受け
部材とを具備してなることを特徴とする仮設柱支持装置
によって解決される。
下端側の支持に用いられる装置であって、脚部と、この
脚部間に設けられ、前記仮設柱が挿通させられる荷重受
け梁部とを有する架台と、この架台の荷重受け梁部に設
けられたジャッキと、このジャッキから延びる吊り材に
連結され、前記仮設柱の下端部が載置させられる柱受け
部材とを具備してなることを特徴とする仮設柱支持装置
によって解決される。
【0006】なお、この仮設柱支持装置は、架台の荷重
受け梁部において仮設柱を挟む二つの位置に、ジャッキ
から延びる吊り材を挿通させるための貫通孔が形成され
てなり、かつ、前記ジャッキは、前記荷重受け梁部の貫
通孔に対応した位置にそれぞれ設けられてなり、更に、
柱受け部材は、前記荷重受け梁部の貫通孔から突出する
二つの吊り材の下端側に連結されてなる構造とすること
ができる。
受け梁部において仮設柱を挟む二つの位置に、ジャッキ
から延びる吊り材を挿通させるための貫通孔が形成され
てなり、かつ、前記ジャッキは、前記荷重受け梁部の貫
通孔に対応した位置にそれぞれ設けられてなり、更に、
柱受け部材は、前記荷重受け梁部の貫通孔から突出する
二つの吊り材の下端側に連結されてなる構造とすること
ができる。
【0007】また、上記の課題は、ボイラの周囲に、こ
のボイラを挟んで互いに対向するよう仮設柱を立設する
A工程と、前記ボイラを吊る本設梁を前記仮設柱の上端
側に連結するB工程と、前記本設梁をボイラ建屋から切
り離すC工程と、前記仮設柱を段階的に短くしていくこ
とで、前記ボイラを前記本設梁と共に降下させるD工程
と、降下させた前記ボイラを下部から解体するE工程
と、前記ボイラ建屋を上部から解体するF工程とを具備
することを特徴とするボイラ及びボイラ建屋の解体方法
によって解決される。
のボイラを挟んで互いに対向するよう仮設柱を立設する
A工程と、前記ボイラを吊る本設梁を前記仮設柱の上端
側に連結するB工程と、前記本設梁をボイラ建屋から切
り離すC工程と、前記仮設柱を段階的に短くしていくこ
とで、前記ボイラを前記本設梁と共に降下させるD工程
と、降下させた前記ボイラを下部から解体するE工程
と、前記ボイラ建屋を上部から解体するF工程とを具備
することを特徴とするボイラ及びボイラ建屋の解体方法
によって解決される。
【0008】特に、本発明の課題は、上記仮設柱支持装
置を用いたボイラ及びボイラ建屋の解体方法であって、
所定長さの単位柱を複数本連結してなる仮設柱を、ボイ
ラの周囲に、このボイラを挟んで互いに対向するよう前
記仮設柱支持装置を用いて立設するG工程と、前記ボイ
ラを吊る本設梁を前記仮設柱の上端側に連結するH工程
と、前記本設梁をボイラ建屋から切り離すI工程と、ジ
ャッキを作動させて吊り材を繰り出し、前記仮設柱を前
記単位柱の長さに相当する量だけ降下させるJ工程と、
降下させた前記仮設柱を架台に対して位置固定するK工
程と、降下させた前記仮設柱を構成する単位柱のうちで
最も下方に位置するものを取り外すL工程と、前記ジャ
ッキを作動させて柱受け部材を上昇させ、前記仮設柱の
下端部に前記柱受け部材を当接させるM工程と、前記仮
設柱の前記架台に対する位置固定状態を解除し、前記仮
設柱の下端部が前記柱受け部材に載置された状態とする
N工程と、前記仮設柱の降下に伴い、前記本設梁と共に
降下させられる前記ボイラを下部から解体するO工程
と、前記ボイラ建屋を上部から解体するP工程とを具備
し、前記J工程、K工程、L工程、M工程、N工程、O
工程、P工程を必要に応じて繰り返し実施することを特
徴とするボイラ及びボイラ建屋の解体方法によって解決
される。
置を用いたボイラ及びボイラ建屋の解体方法であって、
所定長さの単位柱を複数本連結してなる仮設柱を、ボイ
ラの周囲に、このボイラを挟んで互いに対向するよう前
記仮設柱支持装置を用いて立設するG工程と、前記ボイ
ラを吊る本設梁を前記仮設柱の上端側に連結するH工程
と、前記本設梁をボイラ建屋から切り離すI工程と、ジ
ャッキを作動させて吊り材を繰り出し、前記仮設柱を前
記単位柱の長さに相当する量だけ降下させるJ工程と、
降下させた前記仮設柱を架台に対して位置固定するK工
程と、降下させた前記仮設柱を構成する単位柱のうちで
最も下方に位置するものを取り外すL工程と、前記ジャ
ッキを作動させて柱受け部材を上昇させ、前記仮設柱の
下端部に前記柱受け部材を当接させるM工程と、前記仮
設柱の前記架台に対する位置固定状態を解除し、前記仮
設柱の下端部が前記柱受け部材に載置された状態とする
N工程と、前記仮設柱の降下に伴い、前記本設梁と共に
降下させられる前記ボイラを下部から解体するO工程
と、前記ボイラ建屋を上部から解体するP工程とを具備
し、前記J工程、K工程、L工程、M工程、N工程、O
工程、P工程を必要に応じて繰り返し実施することを特
徴とするボイラ及びボイラ建屋の解体方法によって解決
される。
【0009】なお、上記ボイラ及びボイラ建屋の解体方
法では、単位柱としてツバ部が形成されたものを使用
し、前記単位柱のツバ部と架台の荷重受け梁部との間に
カンヌキ部材を配することにより、仮設柱を前記架台に
対して位置固定することができる。また、本設梁を仮設
柱の上端側に連結するに際しては、前記仮設柱の上端面
を前記本設梁に当接させ、前記仮設柱と前記本設梁とを
接合すると共に、前記仮設柱と、前記本設梁の端部に存
在させた鉛直材とを水平材によって緊結してなることが
好ましい。これによって、仮設柱による本設梁の支持状
態は更に安定したものとなる。
法では、単位柱としてツバ部が形成されたものを使用
し、前記単位柱のツバ部と架台の荷重受け梁部との間に
カンヌキ部材を配することにより、仮設柱を前記架台に
対して位置固定することができる。また、本設梁を仮設
柱の上端側に連結するに際しては、前記仮設柱の上端面
を前記本設梁に当接させ、前記仮設柱と前記本設梁とを
接合すると共に、前記仮設柱と、前記本設梁の端部に存
在させた鉛直材とを水平材によって緊結してなることが
好ましい。これによって、仮設柱による本設梁の支持状
態は更に安定したものとなる。
【0010】上述したように、本発明では、ボイラの周
囲に、このボイラを挟んで互いに対向するよう仮設柱を
立設すると共に、ボイラを吊る本設梁をこの仮設柱の上
端側に連結し、本設梁をボイラ建屋から切り離した後、
仮設柱を段階的に短くしていくことで、ボイラを本設梁
と共に降下させ、ボイラ及びボイラ建屋の解体を行うよ
うにした。特に、仮設柱を段階的に短くする工程では、
脚部、およびこの脚部間に設けられ、仮設柱が挿通させ
られる荷重受け梁部を有する架台と、この架台の荷重受
け梁部に設けられたジャッキと、このジャッキから延び
る吊り材に連結され、仮設柱の下端部が載置させられる
柱受け部材とを具備してなる仮設柱支持装置を用いて作
業を行うようにした。すなわち、本発明では、ボイラ解
体中、この解体されるボイラの鉛直荷重の支持をボイラ
建屋(特にその本設柱)によってではなく、仮設柱によ
って行うようにしている。言い換えれば、解体中のボイ
ラの支持状態が、ボイラ建屋には全く依存せずに得られ
るようにした。したがって、ボイラ建屋をボイラの解体
が完了するまで残しておく必要はなく、ボイラの解体作
業と並行して、ボイラ建屋の解体作業を実施することが
可能である。ゆえに、従来技術に比べて作業効率に優
れ、ボイラ及びボイラ建屋の解体に要する工期を大幅に
短縮することができる。なお、本発明の技術では、解体
中のボイラを支持する仮設柱についても、ボイラの降下
に伴って、その降下量に相当する分だけ撤去するように
した。よって、仮設柱の設置が解体作業の工期に影響を
与えることはない。
囲に、このボイラを挟んで互いに対向するよう仮設柱を
立設すると共に、ボイラを吊る本設梁をこの仮設柱の上
端側に連結し、本設梁をボイラ建屋から切り離した後、
仮設柱を段階的に短くしていくことで、ボイラを本設梁
と共に降下させ、ボイラ及びボイラ建屋の解体を行うよ
うにした。特に、仮設柱を段階的に短くする工程では、
脚部、およびこの脚部間に設けられ、仮設柱が挿通させ
られる荷重受け梁部を有する架台と、この架台の荷重受
け梁部に設けられたジャッキと、このジャッキから延び
る吊り材に連結され、仮設柱の下端部が載置させられる
柱受け部材とを具備してなる仮設柱支持装置を用いて作
業を行うようにした。すなわち、本発明では、ボイラ解
体中、この解体されるボイラの鉛直荷重の支持をボイラ
建屋(特にその本設柱)によってではなく、仮設柱によ
って行うようにしている。言い換えれば、解体中のボイ
ラの支持状態が、ボイラ建屋には全く依存せずに得られ
るようにした。したがって、ボイラ建屋をボイラの解体
が完了するまで残しておく必要はなく、ボイラの解体作
業と並行して、ボイラ建屋の解体作業を実施することが
可能である。ゆえに、従来技術に比べて作業効率に優
れ、ボイラ及びボイラ建屋の解体に要する工期を大幅に
短縮することができる。なお、本発明の技術では、解体
中のボイラを支持する仮設柱についても、ボイラの降下
に伴って、その降下量に相当する分だけ撤去するように
した。よって、仮設柱の設置が解体作業の工期に影響を
与えることはない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下で本発明の一実施形態として
説明する仮設柱支持装置は、仮設柱の下端側の支持に用
いられるものであって、脚部、及びこの脚部間に設けら
れ、前記仮設柱が挿通させられる荷重受け梁部を有する
架台と、この架台の荷重受け梁部に設けられたジャッキ
と、このジャッキから延びる吊り材に連結され、前記仮
設柱の下端部が載置させられる柱受け部材とを具備して
いる。特に本実施形態では、架台の荷重受け梁部におい
て仮設柱を挟む二つの位置に、ジャッキから延びる吊り
材を挿通させるための貫通孔を形成し、ジャッキを前記
荷重受け梁部の貫通孔に対応した位置にそれぞれ設けて
おり、更に柱受け部材を前記荷重受け梁部の貫通孔から
突出する二つの吊り材の下端側に連結している。
説明する仮設柱支持装置は、仮設柱の下端側の支持に用
いられるものであって、脚部、及びこの脚部間に設けら
れ、前記仮設柱が挿通させられる荷重受け梁部を有する
架台と、この架台の荷重受け梁部に設けられたジャッキ
と、このジャッキから延びる吊り材に連結され、前記仮
設柱の下端部が載置させられる柱受け部材とを具備して
いる。特に本実施形態では、架台の荷重受け梁部におい
て仮設柱を挟む二つの位置に、ジャッキから延びる吊り
材を挿通させるための貫通孔を形成し、ジャッキを前記
荷重受け梁部の貫通孔に対応した位置にそれぞれ設けて
おり、更に柱受け部材を前記荷重受け梁部の貫通孔から
突出する二つの吊り材の下端側に連結している。
【0012】また、同じく以下で本発明の一実施形態と
して説明するボイラ及びボイラ建屋の解体方法は、上記
仮設柱支持装置を用いて実施されるものであって、所定
長さの単位柱を複数本連結してなる仮設柱を、ボイラの
周囲に、このボイラを挟んで互いに対向するよう前記仮
設柱支持装置を用いて立設するG工程と、前記ボイラを
吊る本設梁を前記仮設柱の上端側に連結するH工程と、
前記本設梁をボイラ建屋から切り離すI工程と、ジャッ
キを作動させて吊り材を繰り出し、前記仮設柱を前記単
位柱の長さに相当する量だけ降下させるJ工程と、降下
させた前記仮設柱を架台に対して位置固定するK工程
と、降下させた前記仮設柱を構成する単位柱のうちで最
も下方に位置するものを取り外すL工程と、前記ジャッ
キを作動させて柱受け部材を上昇させ、前記仮設柱の下
端部に前記柱受け部材を当接させるM工程と、前記仮設
柱の前記架台に対する位置固定状態を解除し、前記仮設
柱の下端部が前記柱受け部材に載置された状態とするN
工程と、前記仮設柱の降下に伴い、前記本設梁と共に降
下させられる前記ボイラを下部から解体するO工程と、
前記ボイラ建屋を上部から解体するP工程とを具備し、
前記J工程、K工程、L工程、M工程、N工程、O工
程、P工程を必要に応じて繰り返し実施することを特徴
とする。なお、本実施形態のボイラ及びボイラ建屋の解
体方法では、単位柱としてツバ部が形成されたものを使
用し、前記単位柱のツバ部と架台の荷重受け梁部との間
にカンヌキ部材を配することにより、仮設柱を前記架台
に対して位置固定するようにした。また、本設梁を仮設
柱の上端側に連結するに際し、前記仮設柱の上端面を前
記本設梁に当接させ、前記仮設柱と前記本設梁とを接合
すると共に、前記仮設柱と、前記本設梁の端部に存在さ
せた鉛直材とを水平材によって緊結するようにした。
して説明するボイラ及びボイラ建屋の解体方法は、上記
仮設柱支持装置を用いて実施されるものであって、所定
長さの単位柱を複数本連結してなる仮設柱を、ボイラの
周囲に、このボイラを挟んで互いに対向するよう前記仮
設柱支持装置を用いて立設するG工程と、前記ボイラを
吊る本設梁を前記仮設柱の上端側に連結するH工程と、
前記本設梁をボイラ建屋から切り離すI工程と、ジャッ
キを作動させて吊り材を繰り出し、前記仮設柱を前記単
位柱の長さに相当する量だけ降下させるJ工程と、降下
させた前記仮設柱を架台に対して位置固定するK工程
と、降下させた前記仮設柱を構成する単位柱のうちで最
も下方に位置するものを取り外すL工程と、前記ジャッ
キを作動させて柱受け部材を上昇させ、前記仮設柱の下
端部に前記柱受け部材を当接させるM工程と、前記仮設
柱の前記架台に対する位置固定状態を解除し、前記仮設
柱の下端部が前記柱受け部材に載置された状態とするN
工程と、前記仮設柱の降下に伴い、前記本設梁と共に降
下させられる前記ボイラを下部から解体するO工程と、
前記ボイラ建屋を上部から解体するP工程とを具備し、
前記J工程、K工程、L工程、M工程、N工程、O工
程、P工程を必要に応じて繰り返し実施することを特徴
とする。なお、本実施形態のボイラ及びボイラ建屋の解
体方法では、単位柱としてツバ部が形成されたものを使
用し、前記単位柱のツバ部と架台の荷重受け梁部との間
にカンヌキ部材を配することにより、仮設柱を前記架台
に対して位置固定するようにした。また、本設梁を仮設
柱の上端側に連結するに際し、前記仮設柱の上端面を前
記本設梁に当接させ、前記仮設柱と前記本設梁とを接合
すると共に、前記仮設柱と、前記本設梁の端部に存在さ
せた鉛直材とを水平材によって緊結するようにした。
【0013】続いて、図1〜図14を用いて、本発明の
実施形態を更に詳しく説明する。なお、図1は本解体作
業の準備が完了した状態を示すボイラ及びボイラ建屋の
外観図、図2は図1と同じ状態でのボイラ建屋の断面
図、図3は仮設柱と本設梁(トップガーダ)との連結部
分の拡大図、図4は仮設柱支持装置の構造を示す正面
図、図5は図4におけるX−X線での断面図、図6は仮
設柱を単位柱の長さに相当する量だけ降下させた状態で
の仮設柱支持装置の正面図、図7は降下させた仮設柱を
架台に対して位置固定した状態での仮設柱支持装置の正
面図、図8は図7と同じ状態での仮設柱支持装置の平面
図、図9は仮設柱を構成する単位柱のうちで最も下方に
位置するものを取り外した状態での仮設柱支持装置の正
面図、図10は柱受け部材を上昇させ、仮設柱の下端部
に当接させた状態での仮設柱支持装置の正面図、図11
は仮設柱の架台に対する位置固定状態を解除した状態で
の仮設柱支持装置の正面図、図12はボイラを1段分降
下させた状態を示すボイラ建屋の断面図、図13はボイ
ラ及びボイラ建屋の解体が1段分完了した状態を示すボ
イラ建屋の断面図、図14はボイラを最終降下させる直
前の状態を示すボイラ建屋の断面図である。
実施形態を更に詳しく説明する。なお、図1は本解体作
業の準備が完了した状態を示すボイラ及びボイラ建屋の
外観図、図2は図1と同じ状態でのボイラ建屋の断面
図、図3は仮設柱と本設梁(トップガーダ)との連結部
分の拡大図、図4は仮設柱支持装置の構造を示す正面
図、図5は図4におけるX−X線での断面図、図6は仮
設柱を単位柱の長さに相当する量だけ降下させた状態で
の仮設柱支持装置の正面図、図7は降下させた仮設柱を
架台に対して位置固定した状態での仮設柱支持装置の正
面図、図8は図7と同じ状態での仮設柱支持装置の平面
図、図9は仮設柱を構成する単位柱のうちで最も下方に
位置するものを取り外した状態での仮設柱支持装置の正
面図、図10は柱受け部材を上昇させ、仮設柱の下端部
に当接させた状態での仮設柱支持装置の正面図、図11
は仮設柱の架台に対する位置固定状態を解除した状態で
の仮設柱支持装置の正面図、図12はボイラを1段分降
下させた状態を示すボイラ建屋の断面図、図13はボイ
ラ及びボイラ建屋の解体が1段分完了した状態を示すボ
イラ建屋の断面図、図14はボイラを最終降下させる直
前の状態を示すボイラ建屋の断面図である。
【0014】本実施形態の解体方法では、ボイラ1及び
ボイラ建屋2の本解体に先立って、図1や図2に示すご
とく、ボイラ建屋2の内部に、仮設柱3、及びこの仮設
柱3の下端側を支持する仮設柱支持装置4を設ける。こ
のうち仮設柱3は、ボイラ1の周囲に、このボイラ1を
挟んで互いに対向するよう2本一組で計4組立設する
〔G(A)工程〕。但し、本実施形態では、仮設柱3と
して、特に図2から判るように、1本の長さが数m程度
の単位柱5を複数本連結してなるものを用いた。なお、
単位柱5の中央にはツバ部5aが形成されている。この
ツバ部5aの役割については後に詳述するが、一言でい
えば、仮設柱3を一時的に位置固定する際に使用され
る。
ボイラ建屋2の本解体に先立って、図1や図2に示すご
とく、ボイラ建屋2の内部に、仮設柱3、及びこの仮設
柱3の下端側を支持する仮設柱支持装置4を設ける。こ
のうち仮設柱3は、ボイラ1の周囲に、このボイラ1を
挟んで互いに対向するよう2本一組で計4組立設する
〔G(A)工程〕。但し、本実施形態では、仮設柱3と
して、特に図2から判るように、1本の長さが数m程度
の単位柱5を複数本連結してなるものを用いた。なお、
単位柱5の中央にはツバ部5aが形成されている。この
ツバ部5aの役割については後に詳述するが、一言でい
えば、仮設柱3を一時的に位置固定する際に使用され
る。
【0015】上記のごとく仮設柱3を立設させたなら
ば、更にその上端側を、ボイラ1を吊る本設梁であるト
ップガーダ6に連結する〔H(B)工程〕。この連結状
態は、図3に示すとおりである。すなわち、仮設柱3の
上端面をトップガーダ6に当接させ、ボルト締めによっ
て両者を接合する。そして、仮設柱3と、トップガーダ
6の端部に設けた鉛直材7とを水平材8によって緊結す
ることにより得られる。なお、図3に示すのは、解体作
業が始まった後の様態である。仮設柱3をトップガーダ
6に連結した時点では、トップガーダ6はボイラ建屋2
の本設柱9によって支持された状態となっている。
ば、更にその上端側を、ボイラ1を吊る本設梁であるト
ップガーダ6に連結する〔H(B)工程〕。この連結状
態は、図3に示すとおりである。すなわち、仮設柱3の
上端面をトップガーダ6に当接させ、ボルト締めによっ
て両者を接合する。そして、仮設柱3と、トップガーダ
6の端部に設けた鉛直材7とを水平材8によって緊結す
ることにより得られる。なお、図3に示すのは、解体作
業が始まった後の様態である。仮設柱3をトップガーダ
6に連結した時点では、トップガーダ6はボイラ建屋2
の本設柱9によって支持された状態となっている。
【0016】続いて、仮設柱3の下端側を支持する仮設
柱支持装置4について説明する。仮設柱支持装置4も、
仮設柱3と同様、2個一組で計4組設けられている。そ
のうちの一つを図4に示す(これと対になる仮設柱支持
装置についても、その構造は図4に示すものと同じであ
るから説明は省略する)。図4から判るように、本実施
形態の仮設柱支持装置4は、門型の架台10、この架台
10にセットされた二つのジャッキ11,12、そし
て、これらジャッキ11,12から延びるワイヤ(吊り
材)11a,12aに連結された柱受け部材13からな
る。
柱支持装置4について説明する。仮設柱支持装置4も、
仮設柱3と同様、2個一組で計4組設けられている。そ
のうちの一つを図4に示す(これと対になる仮設柱支持
装置についても、その構造は図4に示すものと同じであ
るから説明は省略する)。図4から判るように、本実施
形態の仮設柱支持装置4は、門型の架台10、この架台
10にセットされた二つのジャッキ11,12、そし
て、これらジャッキ11,12から延びるワイヤ(吊り
材)11a,12aに連結された柱受け部材13からな
る。
【0017】このうち門型の架台10は、一対の脚部1
4a,14bと、この脚部14a,14b間に設けた荷
重受け梁部15とから構成される。特に、荷重受け梁部
15の中央には、図5から判るように、矩形状の切欠き
16が形成されている。この切欠き16は仮設柱3を挿
通させるためのものであり、上述したように、仮設柱3
を構成する単位柱5がツバ部5aを有することから、切
欠き16は、このツバ部5aと干渉しないよう、ツバ部
5aよりもいくらか大きくなっている。
4a,14bと、この脚部14a,14b間に設けた荷
重受け梁部15とから構成される。特に、荷重受け梁部
15の中央には、図5から判るように、矩形状の切欠き
16が形成されている。この切欠き16は仮設柱3を挿
通させるためのものであり、上述したように、仮設柱3
を構成する単位柱5がツバ部5aを有することから、切
欠き16は、このツバ部5aと干渉しないよう、ツバ部
5aよりもいくらか大きくなっている。
【0018】一方、ジャッキ11,12は、荷重受け梁
部15上の切欠き16を挟む位置に設けられている。荷
重受け梁部15における切欠き16(あるいは仮設柱
3)を挟む2か所、すなわちジャッキ11,12が設け
られた位置には、貫通孔(図示せず)が形成されてい
る。この貫通孔は、ジャッキ11,12からそれぞれ延
びるワイヤ11a,12aを挿通させるためのものであ
る。仮設柱3の下端部が載置させられる柱受け部材13
は、荷重受け梁部15の貫通孔から突出するワイヤ11
a,12aの下端に連結される。
部15上の切欠き16を挟む位置に設けられている。荷
重受け梁部15における切欠き16(あるいは仮設柱
3)を挟む2か所、すなわちジャッキ11,12が設け
られた位置には、貫通孔(図示せず)が形成されてい
る。この貫通孔は、ジャッキ11,12からそれぞれ延
びるワイヤ11a,12aを挿通させるためのものであ
る。仮設柱3の下端部が載置させられる柱受け部材13
は、荷重受け梁部15の貫通孔から突出するワイヤ11
a,12aの下端に連結される。
【0019】さて、上記のごとく、ボイラ建屋2の内部
に、仮設柱支持装置4を用いて仮設柱3を立設させ、更
に仮設柱3をトップガーダ6に連結したならば、続い
て、トップガーダ6をボイラ建屋2から切り離す〔I
(C)工程〕。この際、トップガーダ6の切断は、図2
におけるQ点を含む鉛直面およびQ’点を含む鉛直面に
沿って実施する。これにより、仮設柱3が、ボイラ建屋
2の本設柱9に代わって、ボイラ1及びトップガーダ6
の重量を受けるようになる。
に、仮設柱支持装置4を用いて仮設柱3を立設させ、更
に仮設柱3をトップガーダ6に連結したならば、続い
て、トップガーダ6をボイラ建屋2から切り離す〔I
(C)工程〕。この際、トップガーダ6の切断は、図2
におけるQ点を含む鉛直面およびQ’点を含む鉛直面に
沿って実施する。これにより、仮設柱3が、ボイラ建屋
2の本設柱9に代わって、ボイラ1及びトップガーダ6
の重量を受けるようになる。
【0020】こうしてボイラ1及びトップガーダ6の重
量を仮設柱3に移し替えたならば、次に、仮設柱3を短
くすることにより、ボイラ1をトップガーダ6と共に1
段分降下させる(D工程)。このD工程は次のJ〜N工
程からなる。以下、図4〜図12を用いて、J〜N工程
を更に詳しく説明する。仮設柱3を短くする作業、すな
わち仮設柱3を構成する単位柱5を1本取り外す作業の
実施に際しては、まず、図4に示す状態からジャッキ1
1,12を作動させて、ワイヤ11a,12aを繰り出
す。これによって、図6に示すごとく、仮設柱3を単位
柱5の長さに相当する量だけ降下させる(J工程)。
量を仮設柱3に移し替えたならば、次に、仮設柱3を短
くすることにより、ボイラ1をトップガーダ6と共に1
段分降下させる(D工程)。このD工程は次のJ〜N工
程からなる。以下、図4〜図12を用いて、J〜N工程
を更に詳しく説明する。仮設柱3を短くする作業、すな
わち仮設柱3を構成する単位柱5を1本取り外す作業の
実施に際しては、まず、図4に示す状態からジャッキ1
1,12を作動させて、ワイヤ11a,12aを繰り出
す。これによって、図6に示すごとく、仮設柱3を単位
柱5の長さに相当する量だけ降下させる(J工程)。
【0021】これが完了したならば、降下させた仮設柱
3を仮設柱支持装置4の架台10に対して一時的に位置
固定する(K工程)。更に詳しく言えば、仮設柱3のツ
バ部5aと架台10の荷重受け梁部15との間に、図7
や図8から判るように、略コ字形のカンヌキ部材17を
配置し、仮設柱3からの荷重を荷重受け梁部15に作用
させる。但し、実際には、初め、降下させた仮設柱3の
ツバ部5aと、荷重受け梁部15との隙間を、カンヌキ
部材17の厚みよりも僅かに大きくしておき、カンヌキ
部材17の配置後、ワイヤ11a,12aを更に繰り出
し、カンヌキ部材17に仮設柱3のツバ部5aを密着さ
せることになる(この状態では、柱受け部材13に荷重
は作用していない)。
3を仮設柱支持装置4の架台10に対して一時的に位置
固定する(K工程)。更に詳しく言えば、仮設柱3のツ
バ部5aと架台10の荷重受け梁部15との間に、図7
や図8から判るように、略コ字形のカンヌキ部材17を
配置し、仮設柱3からの荷重を荷重受け梁部15に作用
させる。但し、実際には、初め、降下させた仮設柱3の
ツバ部5aと、荷重受け梁部15との隙間を、カンヌキ
部材17の厚みよりも僅かに大きくしておき、カンヌキ
部材17の配置後、ワイヤ11a,12aを更に繰り出
し、カンヌキ部材17に仮設柱3のツバ部5aを密着さ
せることになる(この状態では、柱受け部材13に荷重
は作用していない)。
【0022】こうして、仮設柱3を仮設柱支持装置4の
架台10に対して位置固定したならば、続いて、図9に
示すごとく、仮設柱3を構成する単位柱5のうちで最も
下方に位置するものを取り外す(L工程)。このL工程
によって、仮設柱3を単位柱5の長さ分だけ短くした後
には、ジャッキ11,12を作動させ、柱受け部材13
を上昇させる。そして、図10に示すごとく、仮設柱3
の下端部に柱受け部材13を当接させる(M工程)。
架台10に対して位置固定したならば、続いて、図9に
示すごとく、仮設柱3を構成する単位柱5のうちで最も
下方に位置するものを取り外す(L工程)。このL工程
によって、仮設柱3を単位柱5の長さ分だけ短くした後
には、ジャッキ11,12を作動させ、柱受け部材13
を上昇させる。そして、図10に示すごとく、仮設柱3
の下端部に柱受け部材13を当接させる(M工程)。
【0023】柱受け部材13が仮設柱3の下端部に当接
したならば、更にジャッキ11,12を作動させて、ワ
イヤ11a,12aを引き戻し、仮設柱3を図10に示
す位置から僅かに上昇させる。つまり、カンヌキ部材1
7と仮設柱3のツバ部5aとの間に隙間を形成する。こ
の後、カンヌキ部材17を引き抜き、図11に示すごと
く、仮設柱3の架台10に対する位置固定状態を解除す
る。そして、再び、仮設柱3の下端部が柱受け部材13
に載置された状態とする(N工程)。このN工程が完了
すると、仮設柱支持装置4による仮設柱3の支持状態
は、図4に示した最初の状態に戻る。
したならば、更にジャッキ11,12を作動させて、ワ
イヤ11a,12aを引き戻し、仮設柱3を図10に示
す位置から僅かに上昇させる。つまり、カンヌキ部材1
7と仮設柱3のツバ部5aとの間に隙間を形成する。こ
の後、カンヌキ部材17を引き抜き、図11に示すごと
く、仮設柱3の架台10に対する位置固定状態を解除す
る。そして、再び、仮設柱3の下端部が柱受け部材13
に載置された状態とする(N工程)。このN工程が完了
すると、仮設柱支持装置4による仮設柱3の支持状態
は、図4に示した最初の状態に戻る。
【0024】上記J〜N工程を経て、図12に示すごと
く、ボイラ1をトップガータ6と共に1段分降下させた
ならば、ボイラ1を下部から解体する〔O(E)工
程〕。また、これと並行して、ボイラ建屋2を上部から
解体する〔P(F)工程〕。ボイラ1及びボイラ建屋2
の解体が1段分完了した状態は、図13に示すとおりで
ある。
く、ボイラ1をトップガータ6と共に1段分降下させた
ならば、ボイラ1を下部から解体する〔O(E)工
程〕。また、これと並行して、ボイラ建屋2を上部から
解体する〔P(F)工程〕。ボイラ1及びボイラ建屋2
の解体が1段分完了した状態は、図13に示すとおりで
ある。
【0025】この後は、上記J〜P工程を繰り返し実施
すればよい。図13に示す状況からJ〜P工程を更に4
回繰り返した状態は、図14に示すとおりである。図1
4に示すのは、ボイラ1及びトップガータ6を最終降下
させる直前の様子であり、したがって上記J〜P工程
は、図14の状態から更に1回繰り返される。そして、
残った部分を適宜な方法で処理することにより、ボイラ
及びボイラ建屋の解体は完了する。
すればよい。図13に示す状況からJ〜P工程を更に4
回繰り返した状態は、図14に示すとおりである。図1
4に示すのは、ボイラ1及びトップガータ6を最終降下
させる直前の様子であり、したがって上記J〜P工程
は、図14の状態から更に1回繰り返される。そして、
残った部分を適宜な方法で処理することにより、ボイラ
及びボイラ建屋の解体は完了する。
【0026】上述したように、本実施形態では、ボイラ
1の周囲に、それを挟んで互いに対向するよう仮設柱3
を立設すると共に、ボイラ1を吊るトップガーダ6をこ
の仮設柱3の上端側に連結し、トップガーダ6をボイラ
建屋2から切り離した後、仮設柱3を段階的に短くして
いくことで、ボイラ1をトップガーダ6と共に降下さ
せ、ボイラ1及びボイラ建屋2の解体を行うようにし
た。特に、仮設柱3を段階的に短くするため、仮設柱支
持装置4を用いている。つまり、本実施形態では、解体
されるボイラ1の支持をボイラ建屋2の本設柱9によっ
てではなく、仮設柱3によって行うようにした。言い換
えれば、解体中のボイラ1の支持状態が、ボイラ建屋2
(特にその本設柱9)には全く依存せずに得られるよう
にした。したがって、ボイラ建屋2をボイラ1の解体が
完了するまで残しておく必要はなく、ボイラ1の解体作
業と並行して、ボイラ建屋2の解体作業を実施すること
が可能である。ゆえに、作業効率に優れ、ボイラ1及び
ボイラ建屋2の解体に要する工期は大幅に短縮される。
その上、本実施形態では、解体中のボイラ1を支持する
仮設柱3についても、ボイラ1の降下に伴って、その降
下量に相当する分が撤去される。このため仮設柱3の設
置が解体作業の工期に影響を与えることはない。
1の周囲に、それを挟んで互いに対向するよう仮設柱3
を立設すると共に、ボイラ1を吊るトップガーダ6をこ
の仮設柱3の上端側に連結し、トップガーダ6をボイラ
建屋2から切り離した後、仮設柱3を段階的に短くして
いくことで、ボイラ1をトップガーダ6と共に降下さ
せ、ボイラ1及びボイラ建屋2の解体を行うようにし
た。特に、仮設柱3を段階的に短くするため、仮設柱支
持装置4を用いている。つまり、本実施形態では、解体
されるボイラ1の支持をボイラ建屋2の本設柱9によっ
てではなく、仮設柱3によって行うようにした。言い換
えれば、解体中のボイラ1の支持状態が、ボイラ建屋2
(特にその本設柱9)には全く依存せずに得られるよう
にした。したがって、ボイラ建屋2をボイラ1の解体が
完了するまで残しておく必要はなく、ボイラ1の解体作
業と並行して、ボイラ建屋2の解体作業を実施すること
が可能である。ゆえに、作業効率に優れ、ボイラ1及び
ボイラ建屋2の解体に要する工期は大幅に短縮される。
その上、本実施形態では、解体中のボイラ1を支持する
仮設柱3についても、ボイラ1の降下に伴って、その降
下量に相当する分が撤去される。このため仮設柱3の設
置が解体作業の工期に影響を与えることはない。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、ボイラとボイラ建屋と
を同時に解体することが可能であり、作業の効率化が図
れ、従来技術に比べて工期を大幅に短縮できる。
を同時に解体することが可能であり、作業の効率化が図
れ、従来技術に比べて工期を大幅に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本解体作業の準備が完了した状態を示すボイラ
及びボイラ建屋の外観図
及びボイラ建屋の外観図
【図2】本解体作業の準備が完了した状態でのボイラ建
屋の断面図
屋の断面図
【図3】仮設柱と本設梁(トップガーダ)との連結部分
の拡大図
の拡大図
【図4】仮設柱支持装置の構造を示す正面図
【図5】図4におけるX−X線での断面図
【図6】仮設柱を単位柱の長さに相当する量だけ降下さ
せた状態での仮設柱支持装置の正面図
せた状態での仮設柱支持装置の正面図
【図7】降下させた仮設柱を架台に対して位置固定した
状態での仮設柱支持装置の正面図
状態での仮設柱支持装置の正面図
【図8】降下させた仮設柱を架台に対して位置固定した
状態での仮設柱支持装置の平面図
状態での仮設柱支持装置の平面図
【図9】仮設柱を構成する単位柱のうちで最も下方に位
置するものを取り外した状態での仮設柱支持装置の正面
図
置するものを取り外した状態での仮設柱支持装置の正面
図
【図10】柱受け部材を上昇させ、仮設柱の下端部に当
接させた状態での仮設柱支持装置の正面図
接させた状態での仮設柱支持装置の正面図
【図11】仮設柱の架台に対する位置固定状態を解除し
た状態での仮設柱支持装置の正面図
た状態での仮設柱支持装置の正面図
【図12】ボイラを1段分降下させた状態を示すボイラ
建屋の断面図
建屋の断面図
【図13】ボイラ及びボイラ建屋の解体が1段分完了し
た状態を示すボイラ建屋の断面図
た状態を示すボイラ建屋の断面図
【図14】ボイラを最終降下させる直前の状態を示すボ
イラ建屋の断面図
イラ建屋の断面図
1 ボイラ 2 ボイラ建屋 3 仮設柱 4 仮設柱支持装置 5 単位柱 5a ツバ部 6 トップガーダ(本設梁) 7 鉛直材 8 水平材 9 本設柱 10 架台 11,12 ジャッキ 11a,12a ワイヤ(吊り材) 13 柱受け部材 14a,14b 脚部 15 荷重受け梁部 16 切欠き 17 カンヌキ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 弘志 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 小橋 栄作 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 池田 宏俊 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 草加 俊資 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 仮設柱の下端側の支持に用いられる装置
であって、 脚部と、この脚部間に設けられ、前記仮設柱が挿通させ
られる荷重受け梁部とを有する架台と、 この架台の荷重受け梁部に設けられたジャッキと、 このジャッキから延びる吊り材に連結され、前記仮設柱
の下端部が載置させられる柱受け部材とを具備してなる
ことを特徴とする仮設柱支持装置。 - 【請求項2】 架台の荷重受け梁部において仮設柱を挟
む二つの位置には、ジャッキから延びる吊り材を挿通さ
せるための貫通孔が形成されてなり、 かつ、前記ジャッキは、前記荷重受け梁部の貫通孔に対
応した位置にそれぞれ設けられてなり、 更に、柱受け部材は、前記荷重受け梁部の貫通孔から突
出する二つの吊り材の下端側に連結されてなることを特
徴とする請求項1に記載の仮設柱支持装置。 - 【請求項3】 ボイラの周囲に、このボイラを挟んで互
いに対向するよう仮設柱を立設するA工程と、 前記ボイラを吊る本設梁を前記仮設柱の上端側に連結す
るB工程と、 前記本設梁をボイラ建屋から切り離すC工程と、 前記仮設柱を段階的に短くしていくことで、前記ボイラ
を前記本設梁と共に降下させるD工程と、 降下させた前記ボイラを下部から解体するE工程と、 前記ボイラ建屋を上部から解体するF工程とを具備する
ことを特徴とするボイラ及びボイラ建屋の解体方法。 - 【請求項4】 上記請求項1又は請求項2に記載の仮設
柱支持装置を用いたボイラ及びボイラ建屋の解体方法で
あって、 所定長さの単位柱を複数本連結してなる仮設柱を、ボイ
ラの周囲に、このボイラを挟んで互いに対向するよう前
記仮設柱支持装置を用いて立設するG工程と、 前記ボイラを吊る本設梁を前記仮設柱の上端側に連結す
るH工程と、 前記本設梁をボイラ建屋から切り離すI工程と、 ジャッキを作動させて吊り材を繰り出し、前記仮設柱を
前記単位柱の長さに相当する量だけ降下させるJ工程
と、 降下させた前記仮設柱を架台に対して位置固定するK工
程と、 降下させた前記仮設柱を構成する単位柱のうちで最も下
方に位置するものを取り外すL工程と、 前記ジャッキを作動させて柱受け部材を上昇させ、前記
仮設柱の下端部に前記柱受け部材を当接させるM工程
と、 前記仮設柱の前記架台に対する位置固定状態を解除し、
前記仮設柱の下端部が前記柱受け部材に載置された状態
とするN工程と、 前記仮設柱の降下に伴い、前記本設梁と共に降下させら
れる前記ボイラを下部から解体するO工程と、 前記ボイラ建屋を上部から解体するP工程とを具備し、 前記J工程、K工程、L工程、M工程、N工程、O工
程、P工程を必要に応じて繰り返し実施することを特徴
とするボイラ及びボイラ建屋の解体方法。 - 【請求項5】 単位柱としてツバ部が形成されたものを
使用し、前記単位柱のツバ部と架台の荷重受け梁部との
間にカンヌキ部材を配することにより、仮設柱を前記架
台に対して位置固定することを特徴とする請求項4に記
載のボイラ及びボイラ建屋の解体方法。 - 【請求項6】 本設梁を仮設柱の上端側に連結するに際
し、前記仮設柱の上端面を前記本設梁に当接させ、前記
仮設柱と前記本設梁とを接合すると共に、前記仮設柱
と、前記本設梁の端部に存在させた鉛直材とを水平材に
よって緊結することを特徴とする請求項3〜請求項5の
いずれかに記載のボイラ及びボイラ建屋の解体方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32827897A JPH11159155A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 仮設柱支持装置、並びにボイラ及びボイラ建屋の解体方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32827897A JPH11159155A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 仮設柱支持装置、並びにボイラ及びボイラ建屋の解体方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11159155A true JPH11159155A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18208448
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32827897A Pending JPH11159155A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 仮設柱支持装置、並びにボイラ及びボイラ建屋の解体方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11159155A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008248486A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Besutera Kk | ボイラ解体方法 |
| JP2012046968A (ja) * | 2010-08-27 | 2012-03-08 | Kajima Corp | 解体方法、ジャッキ構造 |
| CN102597620A (zh) * | 2009-04-09 | 2012-07-18 | 福斯特韦勒能源股份公司 | 热电锅炉 |
| JP2016108875A (ja) * | 2014-12-09 | 2016-06-20 | 株式会社大林組 | 解体システム及び解体方法 |
| CN113389406A (zh) * | 2021-06-17 | 2021-09-14 | 北京东方悦工程技术有限公司 | 一种托梁拔柱施工方法 |
-
1997
- 1997-11-28 JP JP32827897A patent/JPH11159155A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008248486A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Besutera Kk | ボイラ解体方法 |
| CN102597620A (zh) * | 2009-04-09 | 2012-07-18 | 福斯特韦勒能源股份公司 | 热电锅炉 |
| CN102597620B (zh) * | 2009-04-09 | 2014-10-01 | 福斯特韦勒能源股份公司 | 热电锅炉 |
| US9151496B2 (en) | 2009-04-09 | 2015-10-06 | Amec Foster Wheeler Energia Oy | Thermal power plant |
| JP2012046968A (ja) * | 2010-08-27 | 2012-03-08 | Kajima Corp | 解体方法、ジャッキ構造 |
| JP2016108875A (ja) * | 2014-12-09 | 2016-06-20 | 株式会社大林組 | 解体システム及び解体方法 |
| CN113389406A (zh) * | 2021-06-17 | 2021-09-14 | 北京东方悦工程技术有限公司 | 一种托梁拔柱施工方法 |
| CN113389406B (zh) * | 2021-06-17 | 2022-08-09 | 北京东方悦工程技术有限公司 | 一种托梁拔柱施工方法 |
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