JPH11159245A - 安全装置付パワーウインド装置 - Google Patents
安全装置付パワーウインド装置Info
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- JPH11159245A JPH11159245A JP9327395A JP32739597A JPH11159245A JP H11159245 A JPH11159245 A JP H11159245A JP 9327395 A JP9327395 A JP 9327395A JP 32739597 A JP32739597 A JP 32739597A JP H11159245 A JPH11159245 A JP H11159245A
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 abstract 1
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Landscapes
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Window Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウインドの開閉位置とモータの駆動状態に基
づいて挟み込みを検出して安全制御を行うパワーウイン
ド装置において、ウインド位置検出用のポジションセン
サの高精度化を実現する。 【解決手段】 ウインドを開閉動作させるモータ9の出
力軸95によって回転されるガイド板85に螺旋ガイド
溝853が設けられ、この螺旋ガイド溝853に係合さ
れる従動子87がガイド板の回転に伴って径方向に移動
可能とされる。ガイド板85の外径側の一部にカム体8
55が設けられ、従動子87がガイド板85の外径位置
にまで移動されたときにカム体855に係合してカム体
855を外径方向に回動する。カム体855の外面には
摺動子858が設けられており、カム体855の回動に
よって摺動子858がハウジング81の内周面に設けら
れた導電膜83に接触され、ガイド板85の回動に伴っ
て摺動子858が導電膜83に接触され、ウインドの開
閉位置をスイッチ動作により検出する。ウインドの移動
量に対して1:1の精度で位置検出ができ、かつウイン
ド近傍にポジションセンサを配置する必要がない。
づいて挟み込みを検出して安全制御を行うパワーウイン
ド装置において、ウインド位置検出用のポジションセン
サの高精度化を実現する。 【解決手段】 ウインドを開閉動作させるモータ9の出
力軸95によって回転されるガイド板85に螺旋ガイド
溝853が設けられ、この螺旋ガイド溝853に係合さ
れる従動子87がガイド板の回転に伴って径方向に移動
可能とされる。ガイド板85の外径側の一部にカム体8
55が設けられ、従動子87がガイド板85の外径位置
にまで移動されたときにカム体855に係合してカム体
855を外径方向に回動する。カム体855の外面には
摺動子858が設けられており、カム体855の回動に
よって摺動子858がハウジング81の内周面に設けら
れた導電膜83に接触され、ガイド板85の回動に伴っ
て摺動子858が導電膜83に接触され、ウインドの開
閉位置をスイッチ動作により検出する。ウインドの移動
量に対して1:1の精度で位置検出ができ、かつウイン
ド近傍にポジションセンサを配置する必要がない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等の車両に適
用され、ウインドをモータ等によって開閉動作する一方
でウインドにおける手や頭の挟み込みに対する安全制御
動作を行う安全装置付パワーウインド装置に関し、特に
モータにウインド位置検出機能を持たせたパワーウイン
ド装置に関する。
用され、ウインドをモータ等によって開閉動作する一方
でウインドにおける手や頭の挟み込みに対する安全制御
動作を行う安全装置付パワーウインド装置に関し、特に
モータにウインド位置検出機能を持たせたパワーウイン
ド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パワーウインド装置はモータ等
の駆動源によってウインドを開閉動作させるため、ウイ
ンドガラスとサッシとの間に手や頭を挟み込む事故が生
じることがある。このため、このような挟み込みを検出
してウインドの閉動作を停止させ、或いはウインドを開
動作させることで挟み込みに対する安全制御動作を行う
安全装置を備えたものが提案されている。この種のパワ
ーウインド装置では、挟み込みの検出として、ウインド
の開閉速度と相関のあるモータの回転速度を測定し、こ
の速度が一定の基準値よりも低下されたとき、即ち挟み
込みによってウインド及びモータに加えられる負荷が増
大して回転速度が低下されたときを挟み込みとして検出
する方式が用いられる。
の駆動源によってウインドを開閉動作させるため、ウイ
ンドガラスとサッシとの間に手や頭を挟み込む事故が生
じることがある。このため、このような挟み込みを検出
してウインドの閉動作を停止させ、或いはウインドを開
動作させることで挟み込みに対する安全制御動作を行う
安全装置を備えたものが提案されている。この種のパワ
ーウインド装置では、挟み込みの検出として、ウインド
の開閉速度と相関のあるモータの回転速度を測定し、こ
の速度が一定の基準値よりも低下されたとき、即ち挟み
込みによってウインド及びモータに加えられる負荷が増
大して回転速度が低下されたときを挟み込みとして検出
する方式が用いられる。
【0003】ところが、このような検出方式では、モー
タの回転速度を検出するための手段が必要となり、この
手段として電磁方式や光学方式等が適用されているが、
いずれも構造が複雑でかつ高価であり、しかも自動車等
のように振動、衝撃が加わり易い装置にこの種の回転検
出手段を適用したときには、その検出精度の信頼性が低
下されるおそれもある。また、ウインドにおける挟み込
みをモータの回転速度に基づいてのみ行うと、ウインド
が全閉に近い状態となってウインドガラスがサッシに設
けたウェザーストリップに当接したときに、ウェザース
トリップとの摩擦抵抗によってモータ回転速度が低下さ
れるため、これを挟み込みとして誤検出し易く、その結
果ウインドの閉動作が停止され、ウインドが全閉されな
くなることがある。例えば、図10に示すような断面構
造のウェザーストリップWSをサッシSSに取着してい
るウインドでは、ウインドの全閉位置よりも約15mm
程度手前からウインドガラス7の上縁がウェザーストリ
ップWSのリップ部WLに接触されるため、この接触状
態が生じる領域(これをランチャンネル領域と称する)
においてウインドの閉動作に抵抗が生じ、モータ回転速
度が低下され、誤検出が生じ易くなる。
タの回転速度を検出するための手段が必要となり、この
手段として電磁方式や光学方式等が適用されているが、
いずれも構造が複雑でかつ高価であり、しかも自動車等
のように振動、衝撃が加わり易い装置にこの種の回転検
出手段を適用したときには、その検出精度の信頼性が低
下されるおそれもある。また、ウインドにおける挟み込
みをモータの回転速度に基づいてのみ行うと、ウインド
が全閉に近い状態となってウインドガラスがサッシに設
けたウェザーストリップに当接したときに、ウェザース
トリップとの摩擦抵抗によってモータ回転速度が低下さ
れるため、これを挟み込みとして誤検出し易く、その結
果ウインドの閉動作が停止され、ウインドが全閉されな
くなることがある。例えば、図10に示すような断面構
造のウェザーストリップWSをサッシSSに取着してい
るウインドでは、ウインドの全閉位置よりも約15mm
程度手前からウインドガラス7の上縁がウェザーストリ
ップWSのリップ部WLに接触されるため、この接触状
態が生じる領域(これをランチャンネル領域と称する)
においてウインドの閉動作に抵抗が生じ、モータ回転速
度が低下され、誤検出が生じ易くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この誤検出を避けるた
めに、モータの回転数に基づいてウインド位置を認識
し、このウインド位置に応じて安全制御を行ない、或い
は解除するように構成したものが提案されている。しか
しながら、モータ回転数を検出する手段も比較的に構造
が複雑でかつ高価になるとともに、実際のパワーウイン
ド装置では、モータの回転力をギヤ機構,ワイヤ・プー
リ機構等を介してウインドガラスに伝達しているため、
ギヤ機構に設けたダンパーが原因とされる回転方向の捩
れや、ワイヤの伸び、プーリの摩耗等によってモータ回
転数とウインド開閉位置との間にずれが生じ、前記した
ウインドの開閉位置を高精度に検出して安全制御領域を
認識することは困難である。
めに、モータの回転数に基づいてウインド位置を認識
し、このウインド位置に応じて安全制御を行ない、或い
は解除するように構成したものが提案されている。しか
しながら、モータ回転数を検出する手段も比較的に構造
が複雑でかつ高価になるとともに、実際のパワーウイン
ド装置では、モータの回転力をギヤ機構,ワイヤ・プー
リ機構等を介してウインドガラスに伝達しているため、
ギヤ機構に設けたダンパーが原因とされる回転方向の捩
れや、ワイヤの伸び、プーリの摩耗等によってモータ回
転数とウインド開閉位置との間にずれが生じ、前記した
ウインドの開閉位置を高精度に検出して安全制御領域を
認識することは困難である。
【0005】そこで、本発明者はウインドの開閉位置を
機械電気的に検出する手段を設け、検出されたウインド
の開閉位置に基づいて挟込みの検出基準値を適切な値に
設定する構成のパワーウインド装置を提案している。そ
して、このウインドの開閉位置を機械電気的に検出する
手段として、ウインドの閉位置の近傍に例えばポテンシ
ョメータ構造のボジションセンサを配設し、ウインドの
閉動作に伴って変化されるポジションセンサの出力を利
用することで前記ランチャンネル領域を認識し、挟み込
みを誤検出することを防止している。しかしながら、こ
の装置では、ウインドの閉位置の近傍にポジションセン
サを配置するためのスペースを確保する必要があり、自
動車のウインド周辺の構成の簡易化、省スペース化を図
る上での障害になる。また、ポジションセンサの取付位
置誤差がそのままウインド開閉位置の検出誤差につなが
るため、ポジションセンサの取付位置を高精度に管理す
る必要があり、パワーウインド装置を自動車に組み付け
る際の作業が難しいものになるとともに、位置検出精度
を高めることが難しいという問題を含んでいる。
機械電気的に検出する手段を設け、検出されたウインド
の開閉位置に基づいて挟込みの検出基準値を適切な値に
設定する構成のパワーウインド装置を提案している。そ
して、このウインドの開閉位置を機械電気的に検出する
手段として、ウインドの閉位置の近傍に例えばポテンシ
ョメータ構造のボジションセンサを配設し、ウインドの
閉動作に伴って変化されるポジションセンサの出力を利
用することで前記ランチャンネル領域を認識し、挟み込
みを誤検出することを防止している。しかしながら、こ
の装置では、ウインドの閉位置の近傍にポジションセン
サを配置するためのスペースを確保する必要があり、自
動車のウインド周辺の構成の簡易化、省スペース化を図
る上での障害になる。また、ポジションセンサの取付位
置誤差がそのままウインド開閉位置の検出誤差につなが
るため、ポジションセンサの取付位置を高精度に管理す
る必要があり、パワーウインド装置を自動車に組み付け
る際の作業が難しいものになるとともに、位置検出精度
を高めることが難しいという問題を含んでいる。
【0006】本発明の目的は、モータにおいてウインド
開閉位置を検出する構成を採用することで、前記したウ
インド開閉位置センサを別体として配置する必要をなく
し、配置スペース上の問題を解消するとともに、ウイン
ド位置を高精度に検出することを可能にした安全装置付
パワーウインド装置を提供することにある。
開閉位置を検出する構成を採用することで、前記したウ
インド開閉位置センサを別体として配置する必要をなく
し、配置スペース上の問題を解消するとともに、ウイン
ド位置を高精度に検出することを可能にした安全装置付
パワーウインド装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、挟み込みの安
全制御を行うためにモータにより駆動されるウインドの
開閉位置を検出するポジションセンサの構成として、ウ
インドの閉状態の近傍位置での前記モータの回転出力軸
の回転角度位置を検出し、この検出された回転角度位置
に基づいて前記ウインドの開閉位置を検出する。すなわ
ち、前記ポジションセンサは、前記モータのケースと一
体的に支持されて内面一部に導電膜が形成された円筒容
器状のハウジングと、前記ハウジング内に内装されて回
転出力軸により回転駆動され、その回転面に螺旋ガイド
が形成されたガイド板と、前記ハウジングに対して径方
向に移動可能に支持され、かつ前記ガイド板の回転に伴
って前記螺旋ガイドに案内されて径方向に移動される従
動子と、前記螺旋ガイドの終端側の一部を構成し、前記
従動子が移動されてきたときに前記ガイド板に対して外
径方向に移動されるカム体と、前記カム体が外径方向に
移動されたときに前記導電膜に接触されて電気的に導通
される摺動子とを備える構成とされる。ここで、前記導
電膜は抵抗膜で構成され、前記摺動子がガイド板の回転
に伴って抵抗膜の表面上で摺動されて、その出力抵抗が
変化される構成としてもよい。
全制御を行うためにモータにより駆動されるウインドの
開閉位置を検出するポジションセンサの構成として、ウ
インドの閉状態の近傍位置での前記モータの回転出力軸
の回転角度位置を検出し、この検出された回転角度位置
に基づいて前記ウインドの開閉位置を検出する。すなわ
ち、前記ポジションセンサは、前記モータのケースと一
体的に支持されて内面一部に導電膜が形成された円筒容
器状のハウジングと、前記ハウジング内に内装されて回
転出力軸により回転駆動され、その回転面に螺旋ガイド
が形成されたガイド板と、前記ハウジングに対して径方
向に移動可能に支持され、かつ前記ガイド板の回転に伴
って前記螺旋ガイドに案内されて径方向に移動される従
動子と、前記螺旋ガイドの終端側の一部を構成し、前記
従動子が移動されてきたときに前記ガイド板に対して外
径方向に移動されるカム体と、前記カム体が外径方向に
移動されたときに前記導電膜に接触されて電気的に導通
される摺動子とを備える構成とされる。ここで、前記導
電膜は抵抗膜で構成され、前記摺動子がガイド板の回転
に伴って抵抗膜の表面上で摺動されて、その出力抵抗が
変化される構成としてもよい。
【0008】モータの出力軸によりウインドが開閉動作
されると、これに追従してガイド板が回転され、螺旋ガ
イド溝に案内されて従動子が径方向に移動される。ウイ
ンドが全閉近傍位置まで移動されると、従動子はガイド
板の外径位置にまで移動され、そこでカム体に係合して
カム体を外径方向に回動する。このため、カム体の外面
の摺動子が導電膜の表面に接触されてスイッチがONさ
れ、このON動作によりウインドの位置を検出すること
が可能となる。また、導電膜を抵抗膜で構成することに
より、摺動子がガイド板の回転に伴って抵抗膜の表面を
摺動する際の抵抗膜の抵抗値の変化から、モータ出力軸
の回転角が検出でき、これと相関のあるウインドの全閉
近傍での開閉位置を検出することが可能となる。
されると、これに追従してガイド板が回転され、螺旋ガ
イド溝に案内されて従動子が径方向に移動される。ウイ
ンドが全閉近傍位置まで移動されると、従動子はガイド
板の外径位置にまで移動され、そこでカム体に係合して
カム体を外径方向に回動する。このため、カム体の外面
の摺動子が導電膜の表面に接触されてスイッチがONさ
れ、このON動作によりウインドの位置を検出すること
が可能となる。また、導電膜を抵抗膜で構成することに
より、摺動子がガイド板の回転に伴って抵抗膜の表面を
摺動する際の抵抗膜の抵抗値の変化から、モータ出力軸
の回転角が検出でき、これと相関のあるウインドの全閉
近傍での開閉位置を検出することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明が適用されるパワーウ
インド装置の全体構成図であり、自動車のウインドの下
側車体内にウインド開閉機構1が設けられる。このウイ
ンド開閉機構1は、上下方向に延設されたレール2を有
し、このレールにはスライダ3を上下に摺動可能に保持
している。このスライダ3にはワイヤ4が連結され、ワ
イヤ4はレール2の上下端に配設されたプーリ5に巻き
掛けられ、更にレールの略中間位置に固定支持されたパ
ワーウインド駆動部6に設けたプーリに巻き掛けられ
る。このパワーウインド駆動部6には後述するようにプ
ーリを駆動するモータ9が設けられており、このモータ
9が駆動されたときに駆動プーリ10によりワイヤ4を
回動させ、スライダ3が上下移動される。また、このス
ライダ3にはウインドガラス7が取着され、スライダ3
と共に上下移動されたときにサッシで画成されるウイン
ド空間を開閉する。
参照して説明する。図1は本発明が適用されるパワーウ
インド装置の全体構成図であり、自動車のウインドの下
側車体内にウインド開閉機構1が設けられる。このウイ
ンド開閉機構1は、上下方向に延設されたレール2を有
し、このレールにはスライダ3を上下に摺動可能に保持
している。このスライダ3にはワイヤ4が連結され、ワ
イヤ4はレール2の上下端に配設されたプーリ5に巻き
掛けられ、更にレールの略中間位置に固定支持されたパ
ワーウインド駆動部6に設けたプーリに巻き掛けられ
る。このパワーウインド駆動部6には後述するようにプ
ーリを駆動するモータ9が設けられており、このモータ
9が駆動されたときに駆動プーリ10によりワイヤ4を
回動させ、スライダ3が上下移動される。また、このス
ライダ3にはウインドガラス7が取着され、スライダ3
と共に上下移動されたときにサッシで画成されるウイン
ド空間を開閉する。
【0010】図2は前記パワーウインド駆動部6の前記
モータ9及び駆動プーリ10の構成を示す一部を破断し
た外観斜視図、図3及び図4は図2のAA線、BB線に
沿う断面図である。前記モータ9は、これまで用いられ
ているモータと基本的な構成は同じであり、モータケー
ス91内に図2に破線で示すように回転軸92が軸転可
能に支持されており、図外のモータアクチュエータによ
って軸転駆動される。また、前記回転軸92にはウォー
ム93が一体に取着されており、このウォーム93に噛
合されたウォームホイール94が前記回転軸92の回転
動作によって減速されて回転され、前記ウォームホイー
ル94の回転軸である出力軸95の回転力として出力さ
れる。なお、前記ウォームホイール94と出力軸95と
の間には回転方向の衝撃を緩和するためのダンパー96
が介挿されている。そして、前記出力軸95はその両端
部がそれぞれ前記モータケース91の両面から突出され
ており、そのうち一方の端部95aには、前記ウォーム
ホイール94と同軸配置された円筒容器状の前記駆動プ
ーリ10が軸支されており、この駆動プーリ10の周面
に形成された螺旋溝10aには前記ウインドガラス7を
開閉駆動させるための前記ワイヤ4が巻き掛けられる。
モータ9及び駆動プーリ10の構成を示す一部を破断し
た外観斜視図、図3及び図4は図2のAA線、BB線に
沿う断面図である。前記モータ9は、これまで用いられ
ているモータと基本的な構成は同じであり、モータケー
ス91内に図2に破線で示すように回転軸92が軸転可
能に支持されており、図外のモータアクチュエータによ
って軸転駆動される。また、前記回転軸92にはウォー
ム93が一体に取着されており、このウォーム93に噛
合されたウォームホイール94が前記回転軸92の回転
動作によって減速されて回転され、前記ウォームホイー
ル94の回転軸である出力軸95の回転力として出力さ
れる。なお、前記ウォームホイール94と出力軸95と
の間には回転方向の衝撃を緩和するためのダンパー96
が介挿されている。そして、前記出力軸95はその両端
部がそれぞれ前記モータケース91の両面から突出され
ており、そのうち一方の端部95aには、前記ウォーム
ホイール94と同軸配置された円筒容器状の前記駆動プ
ーリ10が軸支されており、この駆動プーリ10の周面
に形成された螺旋溝10aには前記ウインドガラス7を
開閉駆動させるための前記ワイヤ4が巻き掛けられる。
【0011】一方、前記出力軸95の他方の端部95a
には、前記モータ9と一体化されたポジションセンサ8
が連結されている。このポジションセンサ8は、前記モ
ータケース91に一体的に固定される浅い円筒容器状の
ハウジング81と、このハウジング81の開口を塞ぐハ
ウジングカバー82を有しており、前記ハウジング81
の内周面の一部に2列の導電膜83が円周方向に形成さ
れている。なお、この実施形態では、前記導電膜83を
抵抗膜で形成した例を示しており、したがって、以降は
抵抗膜83と称する。前記ハウジング81の中心位置に
は、前記モータ9の出力軸95の他端部95bが突出さ
れており、この他端部95bには前記ハウジング81内
に内装された円筒状のボス84が一体に嵌着され、さら
に、このボス84の周面には円形板状をしたガイド板8
5の中心スリーブ部851が嵌挿されている。そして、
この中心スリーブ部851の外周には中心方向に締結力
を加えるための円形バネ852が装着されており、この
円形バネ851の締結力によって前記中心スリーブ部8
51の内周面は前記ボス84の外周面に摩擦的に係合さ
れ、この摩擦係合力によって前記ガイド板85は前記出
力軸95と一体的に回転駆動される構成とされている。
には、前記モータ9と一体化されたポジションセンサ8
が連結されている。このポジションセンサ8は、前記モ
ータケース91に一体的に固定される浅い円筒容器状の
ハウジング81と、このハウジング81の開口を塞ぐハ
ウジングカバー82を有しており、前記ハウジング81
の内周面の一部に2列の導電膜83が円周方向に形成さ
れている。なお、この実施形態では、前記導電膜83を
抵抗膜で形成した例を示しており、したがって、以降は
抵抗膜83と称する。前記ハウジング81の中心位置に
は、前記モータ9の出力軸95の他端部95bが突出さ
れており、この他端部95bには前記ハウジング81内
に内装された円筒状のボス84が一体に嵌着され、さら
に、このボス84の周面には円形板状をしたガイド板8
5の中心スリーブ部851が嵌挿されている。そして、
この中心スリーブ部851の外周には中心方向に締結力
を加えるための円形バネ852が装着されており、この
円形バネ851の締結力によって前記中心スリーブ部8
51の内周面は前記ボス84の外周面に摩擦的に係合さ
れ、この摩擦係合力によって前記ガイド板85は前記出
力軸95と一体的に回転駆動される構成とされている。
【0012】また、前記ガイド板85には、その外側面
に、中心位置から外径方向に向けて1本の連続した渦巻
状の螺旋ガイド溝853が形成されている。ここで、前
記螺旋ガイド溝853の外径方向の終端部は、前記螺旋
ガイド溝853を形成している円弧状の隔壁体854の
一部がカム体855として前記ガイド板85とは別体に
形成されており、その一端部において軸ピン856によ
り前記ガイド板85の径方向に小角度で回動可能に前記
ガイド板85に枢支されている。また、前記カム体85
5の一端部には板バネで構成されて前記ガイド板の一部
に支持された復帰バネ857が係合されており、前記カ
ム体855の他端部を内径方向に付勢している。この付
勢により、前記カム体855は自身が延在される円周部
分において前記螺旋ガイド溝853の溝幅が他端部側に
向けて徐々に小幅になるような状態にまで微小角度だけ
回動されている。さらに、前記カム体855の外面には
金属片で構成された二股状の摺動子858が取着されて
おり、この二股端部はそれぞれ前記ハウジング81に設
けられている前記抵抗膜83の表面に対して接触可能に
形成されている。さらに、前記ハウジングカバー82に
は半径方向の開口溝86が形成されており、この開口溝
86には前記螺旋ガイド溝853に係合される従動子8
7が開口溝86に沿って径方向に移動可能に支持されて
いる。
に、中心位置から外径方向に向けて1本の連続した渦巻
状の螺旋ガイド溝853が形成されている。ここで、前
記螺旋ガイド溝853の外径方向の終端部は、前記螺旋
ガイド溝853を形成している円弧状の隔壁体854の
一部がカム体855として前記ガイド板85とは別体に
形成されており、その一端部において軸ピン856によ
り前記ガイド板85の径方向に小角度で回動可能に前記
ガイド板85に枢支されている。また、前記カム体85
5の一端部には板バネで構成されて前記ガイド板の一部
に支持された復帰バネ857が係合されており、前記カ
ム体855の他端部を内径方向に付勢している。この付
勢により、前記カム体855は自身が延在される円周部
分において前記螺旋ガイド溝853の溝幅が他端部側に
向けて徐々に小幅になるような状態にまで微小角度だけ
回動されている。さらに、前記カム体855の外面には
金属片で構成された二股状の摺動子858が取着されて
おり、この二股端部はそれぞれ前記ハウジング81に設
けられている前記抵抗膜83の表面に対して接触可能に
形成されている。さらに、前記ハウジングカバー82に
は半径方向の開口溝86が形成されており、この開口溝
86には前記螺旋ガイド溝853に係合される従動子8
7が開口溝86に沿って径方向に移動可能に支持されて
いる。
【0013】このポジションセンサ8によれば、モータ
9により回転軸92が駆動されると、ウォーム93が一
体に回転され、これに伴ってウォームホイール94が回
転され、このウォームホイール94と一体的に出力軸9
5が回転される。そして、この出力軸95の回転により
駆動プーリ10が回転され、前記ワイヤ4を駆動してウ
インドガラス7を開閉動作させる。また、前記出力軸9
5の回転に伴い、ハウジング81内のガイド板85が回
転される。このため、ハウジングカバー82の開口溝8
6に支持されてガイド板85の螺旋ガイド溝853に係
合されている従動子87は、螺旋ガイド溝853に沿っ
て開口溝86内で径方向に移動される。このとき、螺旋
ガイド溝853の全溝長さを、ウインドの開閉動作の全
移動長に1:1に対応するように設計しておくことで、
ウインドの全開位置では従動子87は中心側の位置にあ
り、ウインドの全閉位置では従動子87は外径側の位置
にまで移動されるように構成される。
9により回転軸92が駆動されると、ウォーム93が一
体に回転され、これに伴ってウォームホイール94が回
転され、このウォームホイール94と一体的に出力軸9
5が回転される。そして、この出力軸95の回転により
駆動プーリ10が回転され、前記ワイヤ4を駆動してウ
インドガラス7を開閉動作させる。また、前記出力軸9
5の回転に伴い、ハウジング81内のガイド板85が回
転される。このため、ハウジングカバー82の開口溝8
6に支持されてガイド板85の螺旋ガイド溝853に係
合されている従動子87は、螺旋ガイド溝853に沿っ
て開口溝86内で径方向に移動される。このとき、螺旋
ガイド溝853の全溝長さを、ウインドの開閉動作の全
移動長に1:1に対応するように設計しておくことで、
ウインドの全開位置では従動子87は中心側の位置にあ
り、ウインドの全閉位置では従動子87は外径側の位置
にまで移動されるように構成される。
【0014】したがって、モータ9の駆動によりウイン
ドが全閉近傍位置まで移動される状態のときには、従動
子87は螺旋ガイド溝853の外径側のカム体855の
位置にまで移動されることになる。そして、このカム体
855の位置まで移動されると、それまで図5(a)の
ように復帰バネ857によって内径方向に付勢されてい
るカム体855は、図5(b)のように、螺旋ガイド溝
853内を進行されてくる従動子87によって復帰バネ
857の付勢力に抗して外径方向に回動される。このた
め、カム体855の外面に取着されている摺動子858
がハウジング内周面の抵抗膜83に接触される状態とな
る。さらに続くガイド板85の回転によって、図4に示
したように、摺動子858は抵抗膜83に接触した状態
で抵抗膜83の表面を摺動されることになる。これによ
り、ポジションセンサ8はポテンショメータとして機能
されることになり、ウインドの全閉近傍位置におけるウ
インドガラス7の移動位置を、モータ9の出力軸95の
回転角度としての抵抗値の変化として検出することが可
能となる。
ドが全閉近傍位置まで移動される状態のときには、従動
子87は螺旋ガイド溝853の外径側のカム体855の
位置にまで移動されることになる。そして、このカム体
855の位置まで移動されると、それまで図5(a)の
ように復帰バネ857によって内径方向に付勢されてい
るカム体855は、図5(b)のように、螺旋ガイド溝
853内を進行されてくる従動子87によって復帰バネ
857の付勢力に抗して外径方向に回動される。このた
め、カム体855の外面に取着されている摺動子858
がハウジング内周面の抵抗膜83に接触される状態とな
る。さらに続くガイド板85の回転によって、図4に示
したように、摺動子858は抵抗膜83に接触した状態
で抵抗膜83の表面を摺動されることになる。これによ
り、ポジションセンサ8はポテンショメータとして機能
されることになり、ウインドの全閉近傍位置におけるウ
インドガラス7の移動位置を、モータ9の出力軸95の
回転角度としての抵抗値の変化として検出することが可
能となる。
【0015】このため、図6(a)に示すように、この
ポジションセンサ8にバッテリBATを接続し、前記抵
抗膜83と摺動子858とでバッテリBATの電圧VB
を分圧する回路を構成すれば、ウインドガラス7の位置
の変化に応じてポジションセンサ8の抵抗値が変化さ
れ、この抵抗値の変化に基づいて分圧された出力電圧V
OUT が変化され、この出力電圧VOUT がウインド位置の
検出信号として得ることが可能になる。そして、ここで
は、図6(b)に示すように、ウインドが閉じられる方
向に移動されたときに出力電圧VOUT が増大されるよう
に構成される。ここで、出力電圧の最大値はバッテリ電
圧VB であり、最小値は0(零)となる。そして、前記
従動子がカム体に係合されないとき、すなわち従動子が
ガイド板の中心側の位置にあってウインドが所定以上開
いた状態にあるときにはポジションセンサ8からの出力
電圧は最小レベルとなり、ウインドが全閉状態に近づい
てポジションセンサ8が動作される状態とされたときに
出力電圧VOUT が徐々に増大されるように構成される。
ポジションセンサ8にバッテリBATを接続し、前記抵
抗膜83と摺動子858とでバッテリBATの電圧VB
を分圧する回路を構成すれば、ウインドガラス7の位置
の変化に応じてポジションセンサ8の抵抗値が変化さ
れ、この抵抗値の変化に基づいて分圧された出力電圧V
OUT が変化され、この出力電圧VOUT がウインド位置の
検出信号として得ることが可能になる。そして、ここで
は、図6(b)に示すように、ウインドが閉じられる方
向に移動されたときに出力電圧VOUT が増大されるよう
に構成される。ここで、出力電圧の最大値はバッテリ電
圧VB であり、最小値は0(零)となる。そして、前記
従動子がカム体に係合されないとき、すなわち従動子が
ガイド板の中心側の位置にあってウインドが所定以上開
いた状態にあるときにはポジションセンサ8からの出力
電圧は最小レベルとなり、ウインドが全閉状態に近づい
てポジションセンサ8が動作される状態とされたときに
出力電圧VOUT が徐々に増大されるように構成される。
【0016】図7は前記したウインド開閉機構1やポジ
ションセンサ8を含むパワーウインド装置の回路構成図
である。同図において、マイクロコンピュータ20は、
パワーウインドの駆動源としてのモータ9の駆動電流を
検出する電流検出手段11からの電流値が入力される。
また、前記ポジションセンサ8からのウインドの位置検
出信号としての出力電圧が入力される。更に、手操作さ
れる機能スイッチ12によりウインドの開閉動作が選択
され、その選択信号が入力される。この機能スイッチ1
2はウインドをオート或いはマニュアルで開閉動作させ
る際に自動車の乗員によって操作される。更に、マイク
ロコンピュータ20からの信号に基づいてモータ駆動回
路13が前記パワーウインド駆動部のモータ9の回転を
制御するように構成され、また、このモータ駆動回路1
3に電力を供給するバッテリBATの電圧がマイクロコ
ンピュータ20に入力される。
ションセンサ8を含むパワーウインド装置の回路構成図
である。同図において、マイクロコンピュータ20は、
パワーウインドの駆動源としてのモータ9の駆動電流を
検出する電流検出手段11からの電流値が入力される。
また、前記ポジションセンサ8からのウインドの位置検
出信号としての出力電圧が入力される。更に、手操作さ
れる機能スイッチ12によりウインドの開閉動作が選択
され、その選択信号が入力される。この機能スイッチ1
2はウインドをオート或いはマニュアルで開閉動作させ
る際に自動車の乗員によって操作される。更に、マイク
ロコンピュータ20からの信号に基づいてモータ駆動回
路13が前記パワーウインド駆動部のモータ9の回転を
制御するように構成され、また、このモータ駆動回路1
3に電力を供給するバッテリBATの電圧がマイクロコ
ンピュータ20に入力される。
【0017】前記マイクロコンピュータ20には、ウイ
ンドの開閉動作状態から安全制御領域を検出するための
系と、異物挟み込みを検出するための系が設けられる。
安全制御領域を検出するための系においては、前記ポジ
ションセンサ8からの位置検出信号をウインド位置検出
手段21に入力させ、ここでウインドの開閉位置を検出
する。このウインド位置検出手段21は、ポジションセ
ンサ8から出力される電圧VOUT に基づいて、ウインド
の位置を検出する。即ち、図6(b)に示したように、
ポジションセンサ8の動作範囲内において、ウインドの
全閉位置Pxから4mmだけ開いた位置P3を設定し、
かつこの位置Pxよりも更にウインドが開かれた異なる
3つの位置P2,P1,P0をそれぞれ設定する。但
し、ウインドの全閉位置Pxから各位置P3〜P0まで
の寸法をそれぞれL3,L2,L1,L0とする(L3
<L2<L1<L0)。
ンドの開閉動作状態から安全制御領域を検出するための
系と、異物挟み込みを検出するための系が設けられる。
安全制御領域を検出するための系においては、前記ポジ
ションセンサ8からの位置検出信号をウインド位置検出
手段21に入力させ、ここでウインドの開閉位置を検出
する。このウインド位置検出手段21は、ポジションセ
ンサ8から出力される電圧VOUT に基づいて、ウインド
の位置を検出する。即ち、図6(b)に示したように、
ポジションセンサ8の動作範囲内において、ウインドの
全閉位置Pxから4mmだけ開いた位置P3を設定し、
かつこの位置Pxよりも更にウインドが開かれた異なる
3つの位置P2,P1,P0をそれぞれ設定する。但
し、ウインドの全閉位置Pxから各位置P3〜P0まで
の寸法をそれぞれL3,L2,L1,L0とする(L3
<L2<L1<L0)。
【0018】そして、これらの位置P3,P2,P1,
P0におけるポジションセンサ8の各出力電圧V3,V
2,V1,V0をそれぞれ図外の内蔵メモリに記憶させ
ることで、このウインド位置検出手段21では、ポテン
ションセンサ8からの出力電圧VOUT を常時検出し、こ
の検出した電圧を前記電圧V3〜V0と比較することに
より、ウインド位置を検出することが可能となる。な
お、ウインド全閉位置Pxの出力電圧Vxは、ポジショ
ンセンサ8が出力可能な最大電圧、即ちバッテリ電圧V
B よりも若干低い電圧に設定しておく。
P0におけるポジションセンサ8の各出力電圧V3,V
2,V1,V0をそれぞれ図外の内蔵メモリに記憶させ
ることで、このウインド位置検出手段21では、ポテン
ションセンサ8からの出力電圧VOUT を常時検出し、こ
の検出した電圧を前記電圧V3〜V0と比較することに
より、ウインド位置を検出することが可能となる。な
お、ウインド全閉位置Pxの出力電圧Vxは、ポジショ
ンセンサ8が出力可能な最大電圧、即ちバッテリ電圧V
B よりも若干低い電圧に設定しておく。
【0019】前記ウインド位置検出手段21の出力は安
全制御領域判別手段22と、後述する基準値設定手段3
1にそれぞれ入力され、安全制御領域の判別を行う際、
或いは挟み込み検出基準の基準値設定にそれぞれ利用さ
れる。安全制御領域判別手段22は、ウインド位置検出
手段21からの出力により、前記したようにウインドが
全閉状態から微小寸法(4mm)だけ開方向に移動され
た位置P3よりも、ウインドの開方向の位置を全て安全
制御領域として判別する。この4mmの寸法は、図10
に示したように人の指先が挟み込まれることがない、最
小の寸法であり、この寸法位置よりもウインドが閉じ方
向に位置されているときには指先等の挟み込みが生じる
ことはなく、したがって安全制御動作を行う必要がない
寸法である。
全制御領域判別手段22と、後述する基準値設定手段3
1にそれぞれ入力され、安全制御領域の判別を行う際、
或いは挟み込み検出基準の基準値設定にそれぞれ利用さ
れる。安全制御領域判別手段22は、ウインド位置検出
手段21からの出力により、前記したようにウインドが
全閉状態から微小寸法(4mm)だけ開方向に移動され
た位置P3よりも、ウインドの開方向の位置を全て安全
制御領域として判別する。この4mmの寸法は、図10
に示したように人の指先が挟み込まれることがない、最
小の寸法であり、この寸法位置よりもウインドが閉じ方
向に位置されているときには指先等の挟み込みが生じる
ことはなく、したがって安全制御動作を行う必要がない
寸法である。
【0020】この安全制御領域判別手段22における判
別結果の出力はアンドゲート23の一方の入力端に入力
され、更にこのアンドゲート23を通して安全制御動作
手段24に入力される。また、他の一部は動作指令手段
25に入力される。この動作指令手段25は前記機能ス
イッチ12のスイッチの状態に応じた動作指令をモータ
駆動回路13に出力する。また、前記安全制御動作指令
手段24は、挟込み検出信号が入力されたときに動作指
令手段25を制御して安全制御動作を行わせる。ここで
は、ウインドをその時の開閉位置から12cmだけ開く
方向に動作させる制御を行わせる。
別結果の出力はアンドゲート23の一方の入力端に入力
され、更にこのアンドゲート23を通して安全制御動作
手段24に入力される。また、他の一部は動作指令手段
25に入力される。この動作指令手段25は前記機能ス
イッチ12のスイッチの状態に応じた動作指令をモータ
駆動回路13に出力する。また、前記安全制御動作指令
手段24は、挟込み検出信号が入力されたときに動作指
令手段25を制御して安全制御動作を行わせる。ここで
は、ウインドをその時の開閉位置から12cmだけ開く
方向に動作させる制御を行わせる。
【0021】一方、異物の挟み込み検出の系は、前記電
流検出手段11からの信号を低域ろ波器26を通した信
号を入力し、この信号値を後述する基準値設定手段31
で設定された基準値と比較して挟み込みを検出する挟み
込み検出手段27を有する。この挟み込み検出手段27
には、機能スイッチ12によりウインドを閉じるスイッ
チがオンされてから所定の時間を検出する第1タイマ2
8が接続される。また、モータが始動された後、前記電
流検出手段11からの電流値が予め設定されたバックラ
ッシュ電流値を下から上に向けて通過したときを検出す
るバックラッシュ検出手段29と、このバックラッシュ
を検出した後に所定の時間を検出する第2タイマ30と
が直列接続される。
流検出手段11からの信号を低域ろ波器26を通した信
号を入力し、この信号値を後述する基準値設定手段31
で設定された基準値と比較して挟み込みを検出する挟み
込み検出手段27を有する。この挟み込み検出手段27
には、機能スイッチ12によりウインドを閉じるスイッ
チがオンされてから所定の時間を検出する第1タイマ2
8が接続される。また、モータが始動された後、前記電
流検出手段11からの電流値が予め設定されたバックラ
ッシュ電流値を下から上に向けて通過したときを検出す
るバックラッシュ検出手段29と、このバックラッシュ
を検出した後に所定の時間を検出する第2タイマ30と
が直列接続される。
【0022】また、挟み込み検出手段27は前記電流検
出手段11からの電流値を取込み、これを基準値設定手
段31で設定された基準電流値Ithと比較し、平均値が
基準電流値よりも大きいときに挟込みを検出するように
構成される。前記挟み込み検出手段27の出力は前記ア
ンドゲート23の他方の入力端に入力される。前記挟み
込み検出手段27に接続される基準値設定手段31は、
前記第2タイマ30からの出力と、前記電流検出手段1
1からの電流値が入力され、これに加えて前記バッテリ
BATの電圧を検出する電圧検出手段32からの検出電
圧が入力される。この基準値設定手段31は、クロック
33からの時間信号を参照信号として入力し、前記第2
タイマ30で測定した時間S2の時間が経過した後に、
予め設定された数Nだけ電流検出手段11からの検出電
流値をサンプリングし、サンプリングされたN個の電流
値の平均を演算する。そして、この平均値を標準基準電
流値I0として設定する。
出手段11からの電流値を取込み、これを基準値設定手
段31で設定された基準電流値Ithと比較し、平均値が
基準電流値よりも大きいときに挟込みを検出するように
構成される。前記挟み込み検出手段27の出力は前記ア
ンドゲート23の他方の入力端に入力される。前記挟み
込み検出手段27に接続される基準値設定手段31は、
前記第2タイマ30からの出力と、前記電流検出手段1
1からの電流値が入力され、これに加えて前記バッテリ
BATの電圧を検出する電圧検出手段32からの検出電
圧が入力される。この基準値設定手段31は、クロック
33からの時間信号を参照信号として入力し、前記第2
タイマ30で測定した時間S2の時間が経過した後に、
予め設定された数Nだけ電流検出手段11からの検出電
流値をサンプリングし、サンプリングされたN個の電流
値の平均を演算する。そして、この平均値を標準基準電
流値I0として設定する。
【0023】また、前記基準値設定手段31には、モー
タ9のロック電流値IL とウインド全閉近傍時における
特殊基準電流値Ixが予め設定されたメモリが内蔵され
ており、電圧検出手段32で検出された前記バッテリB
ATの電圧VB が入力されたときに、このバッテリ電圧
値VB と前記サンプリング及び演算の結果から求められ
た標準基準電流値I0とで、前記ロック電流値IL と特
殊基準電流値Ixとを出力するように構成される。ロッ
ク電流値とは、ウインドが全閉状態となって負荷が増大
したときの電流値である。この場合、詳細は後述する
が、前記ロック電流値IL はモータの始動時と、ウイン
ド全閉直近時、即ち前記ウインド位置検出手段21が検
出するウインドの開閉位置L3よりもウインドが閉じら
れる領域時に採用される。また、ウインド全閉近傍時に
おける特殊基準電流値Ixは、ウインドの前記した位置
P3〜P0の間で採用され、更にP0〜P1,P1〜P
2,P2〜P3の各間でそれぞれ特殊基準電流値Ixが
変化され、各間における特殊基準電流値I1,I2,I
3が階段状に増加されるように設定されている。
タ9のロック電流値IL とウインド全閉近傍時における
特殊基準電流値Ixが予め設定されたメモリが内蔵され
ており、電圧検出手段32で検出された前記バッテリB
ATの電圧VB が入力されたときに、このバッテリ電圧
値VB と前記サンプリング及び演算の結果から求められ
た標準基準電流値I0とで、前記ロック電流値IL と特
殊基準電流値Ixとを出力するように構成される。ロッ
ク電流値とは、ウインドが全閉状態となって負荷が増大
したときの電流値である。この場合、詳細は後述する
が、前記ロック電流値IL はモータの始動時と、ウイン
ド全閉直近時、即ち前記ウインド位置検出手段21が検
出するウインドの開閉位置L3よりもウインドが閉じら
れる領域時に採用される。また、ウインド全閉近傍時に
おける特殊基準電流値Ixは、ウインドの前記した位置
P3〜P0の間で採用され、更にP0〜P1,P1〜P
2,P2〜P3の各間でそれぞれ特殊基準電流値Ixが
変化され、各間における特殊基準電流値I1,I2,I
3が階段状に増加されるように設定されている。
【0024】このような構成のパワーウインド装置の動
作を図8の信号波形図と、図9のフローチャートに基づ
いて説明する。機能スイッチ12のウインド閉スイッチ
をオンしてモータ9が回転を開始すると、電流検出手段
11がモータ9の駆動電流IM の検出を開始する(ステ
ップS10)。このモータ9の回転に伴ってウインド開
閉機構1によりウインドが閉方向に動作される。そし
て、電流検出手段11で検出されるモータの駆動電流I
M は、初期時にはウインドの静負荷により大電流が流
れ、その後はパワーウインド駆動部6 に内蔵されている
ダンパ等によりバックラッシュが生じて急速に電流が低
減される。したがって、この間の時間S1を第1タイマ
で計測し、この間は挟み込み検出手段27での挟み込み
の検出を停止させる(S11)。この間、挟み込み検出
手段27ではロック電流値IL が設定されているか否か
を判定し(S12)、設定されていない場合には、電圧
検出手段32がバッテリ電圧VB を検出し(S13)、
この検出された電圧により基準値設定手段31はロック
電流値IL を設定する(S14)。そして、モータ9を
正転方向(ウインド閉方向)に連続駆動させる(S1
5)。
作を図8の信号波形図と、図9のフローチャートに基づ
いて説明する。機能スイッチ12のウインド閉スイッチ
をオンしてモータ9が回転を開始すると、電流検出手段
11がモータ9の駆動電流IM の検出を開始する(ステ
ップS10)。このモータ9の回転に伴ってウインド開
閉機構1によりウインドが閉方向に動作される。そし
て、電流検出手段11で検出されるモータの駆動電流I
M は、初期時にはウインドの静負荷により大電流が流
れ、その後はパワーウインド駆動部6 に内蔵されている
ダンパ等によりバックラッシュが生じて急速に電流が低
減される。したがって、この間の時間S1を第1タイマ
で計測し、この間は挟み込み検出手段27での挟み込み
の検出を停止させる(S11)。この間、挟み込み検出
手段27ではロック電流値IL が設定されているか否か
を判定し(S12)、設定されていない場合には、電圧
検出手段32がバッテリ電圧VB を検出し(S13)、
この検出された電圧により基準値設定手段31はロック
電流値IL を設定する(S14)。そして、モータ9を
正転方向(ウインド閉方向)に連続駆動させる(S1
5)。
【0025】次いで、前記時間S1の間におけるバック
ラッシュの経過後に再び負荷が増大されるため電流が増
大する。この直後は未だに電流が不安定なため、電流検
出手段11で検出される電流値を先に設定されたロック
電流値IL とのみ比較し、電流値がこのロック電流値を
越えたときのみ挟み込みがあったと判定し(S16)、
モータの反転による安全制御動作を実行させる(S1
7)。即ち、この安全制御動作では、安全制御動作指令
手段24から動作指令手段25に信号を出力してモータ
駆動回路13を制御し、モータ9を反転方向(ウインド
開方向)に駆動し、前記したようにウインドを12cm
だけ開いて停止させる。これにより、挟み込まれた手や
指等をウインドから外すことが可能となる。
ラッシュの経過後に再び負荷が増大されるため電流が増
大する。この直後は未だに電流が不安定なため、電流検
出手段11で検出される電流値を先に設定されたロック
電流値IL とのみ比較し、電流値がこのロック電流値を
越えたときのみ挟み込みがあったと判定し(S16)、
モータの反転による安全制御動作を実行させる(S1
7)。即ち、この安全制御動作では、安全制御動作指令
手段24から動作指令手段25に信号を出力してモータ
駆動回路13を制御し、モータ9を反転方向(ウインド
開方向)に駆動し、前記したようにウインドを12cm
だけ開いて停止させる。これにより、挟み込まれた手や
指等をウインドから外すことが可能となる。
【0026】そして、検出電流IM が予め設定されたバ
ックラッシュ電圧を下から上に向けて通過したことをバ
ックラッシュ検出手段29が検出すると(S18)、第
2タイマ30が時間S2を計測する(S19)。通常で
は、この時間S2を経過すると、電流値が安定される状
態となる。すると、基準値設定手段31では、電流検出
手段11からの電流値IM のサンプリングを開始し、N
個の電流値をサンプリングする(S20〜S22)。そ
して、N個の電流値の平均値を求め(S23)、この平
均値を標準基準電流値I0として設定する(S24)。
ックラッシュ電圧を下から上に向けて通過したことをバ
ックラッシュ検出手段29が検出すると(S18)、第
2タイマ30が時間S2を計測する(S19)。通常で
は、この時間S2を経過すると、電流値が安定される状
態となる。すると、基準値設定手段31では、電流検出
手段11からの電流値IM のサンプリングを開始し、N
個の電流値をサンプリングする(S20〜S22)。そ
して、N個の電流値の平均値を求め(S23)、この平
均値を標準基準電流値I0として設定する(S24)。
【0027】次いで、ウインド位置検出手段21は、前
記したようにポジションセンサ8からの出力電圧VOUT
に基づいてウインド位置Pを検出する。即ち、ウインド
が十分に開いた状態のときには、ポジションセンサ8の
カム体が従動子によって動作されることがないため、ポ
ジションセンサ8の出力電圧は最小値0であり、これに
よりウインドが安全制御を行う領域であることを検出す
る。一方、ウインドが全閉近傍の状態まで閉じられてき
たときには、カム体が従動子によって回動されて摺動子
が抵抗膜に接触され、かつこれに続くウインドの閉動作
によって摺動子が抵抗膜上で摺動されてその抵抗値が変
化され、ポジションセンサ8からはスライダの移動量に
対応した図6(b)のような出力電圧VOUT が出力され
る。このため、ウインド位置検出手段21は、この出力
電圧に基づいてウインドの位置検出を行う。
記したようにポジションセンサ8からの出力電圧VOUT
に基づいてウインド位置Pを検出する。即ち、ウインド
が十分に開いた状態のときには、ポジションセンサ8の
カム体が従動子によって動作されることがないため、ポ
ジションセンサ8の出力電圧は最小値0であり、これに
よりウインドが安全制御を行う領域であることを検出す
る。一方、ウインドが全閉近傍の状態まで閉じられてき
たときには、カム体が従動子によって回動されて摺動子
が抵抗膜に接触され、かつこれに続くウインドの閉動作
によって摺動子が抵抗膜上で摺動されてその抵抗値が変
化され、ポジションセンサ8からはスライダの移動量に
対応した図6(b)のような出力電圧VOUT が出力され
る。このため、ウインド位置検出手段21は、この出力
電圧に基づいてウインドの位置検出を行う。
【0028】ここで、ウインド位置Pの検出はウインド
の閉方向から順次行っており、ポジションセンサ8から
の出力電圧VOUT と、メモリに設定されている電圧V0
〜V3との比較により、ウインド位置Pが位置P3より
も閉じた位置(ウインド位置P<L3)にあるか否か
(S25)、P3とP2の間の位置(L3<ウインド位
置P<L2)か(S26)、P2とP1の間の位置(L
2<ウインド位置P<L1)か(S27)、P1とP0
の間の位置(L1<ウインド位置P<L0)か(S2
8)を順次検出する。
の閉方向から順次行っており、ポジションセンサ8から
の出力電圧VOUT と、メモリに設定されている電圧V0
〜V3との比較により、ウインド位置Pが位置P3より
も閉じた位置(ウインド位置P<L3)にあるか否か
(S25)、P3とP2の間の位置(L3<ウインド位
置P<L2)か(S26)、P2とP1の間の位置(L
2<ウインド位置P<L1)か(S27)、P1とP0
の間の位置(L1<ウインド位置P<L0)か(S2
8)を順次検出する。
【0029】そして、ウインド位置PがL3よりも小さ
いときには、ウインドが全閉状態から4mm以内で開い
た状態にあり、挟み込みが生じるおそれがないため、安
全制御領域判別手段22から安全動作指令手段24に対
して信号が出力されず、したがって安全制御動作が行わ
れることはない。また、この状態であることは直接動作
指令手段25に出力されており、このときに検出電流値
IM がロック電流値IL を越えたときには、ウインドが
ウェザーストリップに接触して負荷が増大した状態、即
ち全閉状態であると判断でき、動作指令手段25はモー
タ駆動回路13に対して信号を出力してモータ9の回転
を停止させる(S29,S30)。これにより、ウイン
ドが全閉状態のときに安全制御動作が行われてウインド
が全閉されなくなることが未然に防止される。
いときには、ウインドが全閉状態から4mm以内で開い
た状態にあり、挟み込みが生じるおそれがないため、安
全制御領域判別手段22から安全動作指令手段24に対
して信号が出力されず、したがって安全制御動作が行わ
れることはない。また、この状態であることは直接動作
指令手段25に出力されており、このときに検出電流値
IM がロック電流値IL を越えたときには、ウインドが
ウェザーストリップに接触して負荷が増大した状態、即
ち全閉状態であると判断でき、動作指令手段25はモー
タ駆動回路13に対して信号を出力してモータ9の回転
を停止させる(S29,S30)。これにより、ウイン
ドが全閉状態のときに安全制御動作が行われてウインド
が全閉されなくなることが未然に防止される。
【0030】一方、ウインド位置PがL0よりも大きい
とき、即ちウインドがウェザーストリップのランチャン
ネル領域内に存在していない開状態のときには、ステッ
プS24で設定された標準基準電流値I0に係数Rを掛
けた値(I0×R)(例えばR=1.05)をその際の
基準電流値Ithとして設定し(S31)、以後この基準
電流値Ithに基づいて挟込検出手段27が検出電流値I
M との比較を行って挟み込みの検出を行う(S32)。
したがって、安全制御領域判別手段22からの信号と、
挟込検出手段27における挟込検出の信号が共に出力さ
れたときに、安全制御動作指令手段24から動作指令手
段25に信号が出力され、モータ駆動回路13を動作さ
せて前記したような安全制御動作が行われる。
とき、即ちウインドがウェザーストリップのランチャン
ネル領域内に存在していない開状態のときには、ステッ
プS24で設定された標準基準電流値I0に係数Rを掛
けた値(I0×R)(例えばR=1.05)をその際の
基準電流値Ithとして設定し(S31)、以後この基準
電流値Ithに基づいて挟込検出手段27が検出電流値I
M との比較を行って挟み込みの検出を行う(S32)。
したがって、安全制御領域判別手段22からの信号と、
挟込検出手段27における挟込検出の信号が共に出力さ
れたときに、安全制御動作指令手段24から動作指令手
段25に信号が出力され、モータ駆動回路13を動作さ
せて前記したような安全制御動作が行われる。
【0031】また、ウインド位置がL3とL2の間、L
2とL1の間、L1とL0の間のときには、予めメモリ
に設定されている特殊基準電流値Ixに従って図6
(c)のように、それぞれにおける特殊基準電流値をI
3,I2,I1を各基準電流値Ithとして設定する(S
33〜S35)。そして、このL3〜L0の間では、検
出電流値IM を前記各特殊基準電流値I1〜I3と比較
して挟込検出手段27での挟込みの検出を行う(S3
2)。このときの安全制御動作も前記した場合と同じで
ある。したがって、このL3〜L0の間では、ウインド
がウェザーストリップのランチャンネル領域に進行して
その負荷が徐々に増加して行くため、これに合わせて特
殊基準電流値I1〜I3を階段状に増加させることで、
このランチャンネル領域における挟み込みを検出するこ
とになる。これにより、ウインドがランチャンネル領域
に達するまで閉じられてウェザーストリップに接触して
モータの負荷が増大し、その電流値が増大されても、基
準電流値はこれに対応して順次増加されるため、このL
3〜L0の間での挟み込みの検出を適切に行うことが可
能となる。
2とL1の間、L1とL0の間のときには、予めメモリ
に設定されている特殊基準電流値Ixに従って図6
(c)のように、それぞれにおける特殊基準電流値をI
3,I2,I1を各基準電流値Ithとして設定する(S
33〜S35)。そして、このL3〜L0の間では、検
出電流値IM を前記各特殊基準電流値I1〜I3と比較
して挟込検出手段27での挟込みの検出を行う(S3
2)。このときの安全制御動作も前記した場合と同じで
ある。したがって、このL3〜L0の間では、ウインド
がウェザーストリップのランチャンネル領域に進行して
その負荷が徐々に増加して行くため、これに合わせて特
殊基準電流値I1〜I3を階段状に増加させることで、
このランチャンネル領域における挟み込みを検出するこ
とになる。これにより、ウインドがランチャンネル領域
に達するまで閉じられてウェザーストリップに接触して
モータの負荷が増大し、その電流値が増大されても、基
準電流値はこれに対応して順次増加されるため、このL
3〜L0の間での挟み込みの検出を適切に行うことが可
能となる。
【0032】ここで、ウェザーストリップの疲労や、ウ
インド開閉機構1におけるワイヤ4の弛み等によりウイ
ンドの全閉位置が閉方向に移動されると、ウインド位置
とポジションセンサ8との間の相対位置にずれが生じ、
ポジションセンサ8からの出力電圧による全閉位置の検
出に誤差が生じることになる。このような誤差が生じる
と、ウインドが全閉位置から4mm以上開いた状態とな
っても安全制御動作が動作されない状態が生じ、全閉近
傍位置での安全制御が確保できなくなるおそれがある。
しかしながら、前記ポジションセンサ8では、出力軸9
5に取着したボス84に対してガイド板85が摩擦的に
係合されているため、従動子87が外径方向の終端位置
に到達しても、実際にウインドが全閉状態となっておら
ず、さらにモータ9の出力軸95が回転される状態が生
じても、ガイト板85に対して出力軸95と一体のボス
84が空転されるため、最終的にウインドの全閉位置で
モータ回転が停止されたときには、従動子87も終点位
置に位置されているため、両者間での誤差が是正される
ことになる。なお、この動作はガイド板85が反対方向
に回転された位置、すなわち、ウインドが全開状態側に
位置されるよりも前に従動子87が中心側の終点位置に
達した場合においても同様であり、実際のウインドの開
閉位置と、螺旋ガイド溝853内での従動子87の位置
との相互間での誤差を常時是正することが可能となる。
インド開閉機構1におけるワイヤ4の弛み等によりウイ
ンドの全閉位置が閉方向に移動されると、ウインド位置
とポジションセンサ8との間の相対位置にずれが生じ、
ポジションセンサ8からの出力電圧による全閉位置の検
出に誤差が生じることになる。このような誤差が生じる
と、ウインドが全閉位置から4mm以上開いた状態とな
っても安全制御動作が動作されない状態が生じ、全閉近
傍位置での安全制御が確保できなくなるおそれがある。
しかしながら、前記ポジションセンサ8では、出力軸9
5に取着したボス84に対してガイド板85が摩擦的に
係合されているため、従動子87が外径方向の終端位置
に到達しても、実際にウインドが全閉状態となっておら
ず、さらにモータ9の出力軸95が回転される状態が生
じても、ガイト板85に対して出力軸95と一体のボス
84が空転されるため、最終的にウインドの全閉位置で
モータ回転が停止されたときには、従動子87も終点位
置に位置されているため、両者間での誤差が是正される
ことになる。なお、この動作はガイド板85が反対方向
に回転された位置、すなわち、ウインドが全開状態側に
位置されるよりも前に従動子87が中心側の終点位置に
達した場合においても同様であり、実際のウインドの開
閉位置と、螺旋ガイド溝853内での従動子87の位置
との相互間での誤差を常時是正することが可能となる。
【0033】なお、前記したウインドの開閉動作に伴う
モータの検出電流の特性は一例を示したものであり、モ
ータの種類によっては異なる電流特性を呈するものがあ
る。その場合には、各モータの電流特性に応じて適宜基
準電流値を制御すればよい。また、前記実施形態ではラ
ンチャンネルを3つの領域に区分してそれぞれの基準電
流値を階段状に設定しているが、区分数を増加させるこ
とも可能であり、より精度の高い挟み込みの検出を行う
ことも可能である。あるいは、ポジションセンサの構成
として、導電膜を電気良導電体で構成し、従動子が導電
膜に接触した時点でスイッチがONされるスイッチ機構
として構成し、ウインドが全閉時より少し手前の位置、
例えば4mmの時点でスイッチONになるように構成し
てもよい。
モータの検出電流の特性は一例を示したものであり、モ
ータの種類によっては異なる電流特性を呈するものがあ
る。その場合には、各モータの電流特性に応じて適宜基
準電流値を制御すればよい。また、前記実施形態ではラ
ンチャンネルを3つの領域に区分してそれぞれの基準電
流値を階段状に設定しているが、区分数を増加させるこ
とも可能であり、より精度の高い挟み込みの検出を行う
ことも可能である。あるいは、ポジションセンサの構成
として、導電膜を電気良導電体で構成し、従動子が導電
膜に接触した時点でスイッチがONされるスイッチ機構
として構成し、ウインドが全閉時より少し手前の位置、
例えば4mmの時点でスイッチONになるように構成し
てもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ウインド
の閉状態の近傍位置でのモータの回転出力軸の回転角度
を検出し、この検出された回転角度に基づいてウインド
の開閉位置を検出するポジションセンサを備えているの
で、ウインドの近傍にポジションセンサを配置する必要
がなく、自動車のウインド周囲における配置スペースを
確保する必要がなく、パワーウインド装置の構成の簡易
化と小型化が実現でき、しかもウインドの全閉近傍状態
におけるウインド位置を高精度に検出し、高精度の安全
制御を行うパワーウインド装置が実現できる。また、ポ
ジションセンサとして、モータ出力軸によって回転され
るガイド板の螺旋ガイドに沿って従動子が径方向に移動
され、この従動子がガイド板の外径位置にまで移動され
たときにカム体に係合してカム体を外径方向に回動し、
この回動によって摺動子が導電膜の表面に接触されるこ
とによって得られるスイッチ動作により、あるいは抵抗
値の変化により、ウインドの移動量に1:1で対応した
精度での位置検出が可能となる。このため、モータの出
力軸の回転数を減速し、その減速した回転数によりポテ
ンショメータ構成の位置検出を行う場合に比較して、セ
ンサにおける回転角変化に対する位置検出精度を高める
ことができる。また、従来のようにウインドの移動量に
1:1で対応した位置検出を行うべく、モータ出力軸の
複数の回転数を同一のポテンショセンサでの繰り返しの
抵抗値変化として検出し、この検出出力を電気回路にお
いて処理を行うことで位置検出を行う場合に比較して、
回路構成が極めて単純化でき、かつ回路処理における誤
差の発生を未然に防いで高精度の検出が可能となる。
の閉状態の近傍位置でのモータの回転出力軸の回転角度
を検出し、この検出された回転角度に基づいてウインド
の開閉位置を検出するポジションセンサを備えているの
で、ウインドの近傍にポジションセンサを配置する必要
がなく、自動車のウインド周囲における配置スペースを
確保する必要がなく、パワーウインド装置の構成の簡易
化と小型化が実現でき、しかもウインドの全閉近傍状態
におけるウインド位置を高精度に検出し、高精度の安全
制御を行うパワーウインド装置が実現できる。また、ポ
ジションセンサとして、モータ出力軸によって回転され
るガイド板の螺旋ガイドに沿って従動子が径方向に移動
され、この従動子がガイド板の外径位置にまで移動され
たときにカム体に係合してカム体を外径方向に回動し、
この回動によって摺動子が導電膜の表面に接触されるこ
とによって得られるスイッチ動作により、あるいは抵抗
値の変化により、ウインドの移動量に1:1で対応した
精度での位置検出が可能となる。このため、モータの出
力軸の回転数を減速し、その減速した回転数によりポテ
ンショメータ構成の位置検出を行う場合に比較して、セ
ンサにおける回転角変化に対する位置検出精度を高める
ことができる。また、従来のようにウインドの移動量に
1:1で対応した位置検出を行うべく、モータ出力軸の
複数の回転数を同一のポテンショセンサでの繰り返しの
抵抗値変化として検出し、この検出出力を電気回路にお
いて処理を行うことで位置検出を行う場合に比較して、
回路構成が極めて単純化でき、かつ回路処理における誤
差の発生を未然に防いで高精度の検出が可能となる。
【図1】本発明のパワーウインド装置の全体構成を示す
側面図である。
側面図である。
【図2】本発明にかかるポジションセンサの一部を分解
した外観斜視図である。
した外観斜視図である。
【図3】図2のAA線に相当する断面図である。
【図4】図2のBB線に相当する断面図である。
【図5】ポジションセンサの動作を説明するための図4
の一部の拡大図である。
の一部の拡大図である。
【図6】ホジションセンサの出力電圧とウインド開閉位
置との関係を示す図である。
置との関係を示す図である。
【図7】本発明にかかる安全制御動作回路の一実施例の
ブロック回路図である。
ブロック回路図である。
【図8】本発明の動作を説明するための電流特性図であ
る。
る。
【図9】本発明の動作を説明するためのフローチャート
である。
である。
【図10】ウインドにおけるランチャンネル領域を説明
するための断面図である。
するための断面図である。
1 ウインド開閉機構 2 レール 3 スライダ 7 ウインドガラス 8 ポジションセンサ 9 モータ 11 電流検出手段 21 ウインド位置検出手段 22 安全制御領域判別手段 27 挟込検出手段 31 基準値設定手段 81 ハウジング 83 抵抗膜(導電膜) 85 ガイド板 853 螺旋ガイド溝 855 カム体 857 復帰バネ 858 摺動子
Claims (4)
- 【請求項1】 モータにより開閉動作されるウインドの
開閉位置をポジションセンサにより検出し、この検出さ
れた開閉位置に応じて挟み込みの安全制御動作を行うパ
ワーウインド装置において、前記ポジションセンサは、
前記ウインドの閉状態の近傍位置での前記モータの回転
出力軸の回転角度位置を検出し、この検出された回転角
度位置に基づいて前記ウインドの開閉位置を検出するこ
とを特徴とする安全装置付パワーウインド装置。 - 【請求項2】 前記ポジションセンサは、前記モータの
ケースと一体的に支持され、その内周面の一部に導電膜
が形成された円筒容器状のハウジングと、前記ハウジン
グ内に内装されて回転出力軸により回転駆動され、その
回転面に螺旋ガイドが形成されたガイド板と、前記ハウ
ジングに前記ガイド板の径方向に沿って移動可能に支持
され、かつ前記ガイド板の回転に伴って前記螺旋ガイド
に案内されて径方向に移動される従動子と、前記螺旋ガ
イドの終端側の一部を構成して外径方向に移動可能に支
持され、前記従動子が移動されてきたときに前記ガイド
板に対して径方向に移動されるカム体と、前記カム体の
外面に取着され、かつ前記カム体が外径方向に移動され
たときに前記導電膜の表面に接触されて電気的に導通さ
れる摺動子とを備える請求項1に記載の安全装置付パワ
ーウインド装置。 - 【請求項3】 前記導電膜は抵抗膜で構成され、前記摺
動子は前記ガイド板の回動に伴って前記抵抗膜表面上を
摺動されてその出力抵抗が変化する構成とされる請求項
2に記載の安全装置付パワーウインド装置。 - 【請求項4】 前記カム体は、バネ部材により内径方向
に付勢されており、前記従動子が移動されたときに前記
バネ部材の付勢力に抗して外径方向に移動される構成と
される請求項2または3に記載の安全装置付パワーウイ
ンド装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9327395A JPH11159245A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 安全装置付パワーウインド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9327395A JPH11159245A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 安全装置付パワーウインド装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11159245A true JPH11159245A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18198681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9327395A Pending JPH11159245A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 安全装置付パワーウインド装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11159245A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016008423A (ja) * | 2014-06-24 | 2016-01-18 | オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 | 開閉体制御装置 |
| US20220186545A1 (en) * | 2020-12-10 | 2022-06-16 | Inalfa Roof Systems Group B.V. | Control unit and method for operating an open roof assembly |
| CN116941384A (zh) * | 2023-08-19 | 2023-10-27 | 云南省农业科学院茶叶研究所 | 一种茶树栽种打孔装置 |
-
1997
- 1997-11-28 JP JP9327395A patent/JPH11159245A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016008423A (ja) * | 2014-06-24 | 2016-01-18 | オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 | 開閉体制御装置 |
| CN105317311A (zh) * | 2014-06-24 | 2016-02-10 | 欧姆龙汽车电子株式会社 | 开闭体控制装置 |
| US20220186545A1 (en) * | 2020-12-10 | 2022-06-16 | Inalfa Roof Systems Group B.V. | Control unit and method for operating an open roof assembly |
| US12234678B2 (en) * | 2020-12-10 | 2025-02-25 | Inalfa Roof Systems Group B.V. | Control unit and method for operating an open roof assembly |
| CN116941384A (zh) * | 2023-08-19 | 2023-10-27 | 云南省农业科学院茶叶研究所 | 一种茶树栽种打孔装置 |
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