JPH11160805A - 画像読取装置用キャリア - Google Patents

画像読取装置用キャリア

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JPH11160805A
JPH11160805A JP9323318A JP32331897A JPH11160805A JP H11160805 A JPH11160805 A JP H11160805A JP 9323318 A JP9323318 A JP 9323318A JP 32331897 A JP32331897 A JP 32331897A JP H11160805 A JPH11160805 A JP H11160805A
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photographic film
nip
roller
image
film
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Michihiko Serizawa
充彦 芹澤
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真フィルムを搬送しながら画像読み取る搬
送系において、安定して一定速度で写真フィルムを搬送
する。 【解決手段】 ニップ時のショックを和らげ、搬送速度
にむらを生じさせることがないように、搬送ローラ対6
0、68の各従動ローラ60B、68Bを駆動ローラ6
0A60Bに対して接離可能とし、モータ78、79に
よって移動させるようにたため、ファインスキャニング
時のピースネガの先頭コマや最終コマも精度よく読み取
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像が記録された
写真フィルムを搬送しながら、読取画像を読み取るため
の画像読取装置に用いらられるキャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】写真フィルムに記録されている画像をス
キャナによって読み取り、この読み取りによって得られ
た画像データを用いて記録材料への画像の記録、ディス
プレイへの画像の表示等を行うデジタル画像処理装置に
おいて、写真フィルムを所定の位置に固定しておき、例
えばラインスキャナを副走査方向に定速搬送しながら、
画像読み込むのが一般的であった。
【0003】このため、ラインスキャナでの画像読取シ
ーケンスと、写真フィルムの搬送シーケンスとが別々と
なるため、互いの動作の確認をしながらの制御となって
いる。
【0004】このため、写真フィルムを搬送しながら画
像を読み取るようにすればよいが、この場合、写真フィ
ルムをニップローラでニップした搬送する必要がある。
【0005】しかしながら、ニップローラによる搬送
は、ニップ状態のままであればよいが、搬送方向先端が
ニップされるときのショックや、搬送方向後端がニップ
から離脱するときのショック等で搬送速度にむらが生
じ、精度よく画像が読み取れないという問題点がある。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、写真フィルム
を搬送しながら画像読み取る搬送系において、安定して
一定速度で写真フィルムを搬送することができる画像読
取装置用キャリアを得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、写真フィルムに記録された画像を読取画像を読み取
るための画像読取部へ順次、写真フィルムを送り込むた
めの画像読取装置用キャリアであって、前記写真フィル
ムを直線的に案内する案内路における前記画像読取部に
よる読取用の光を通過させる読取孔を挟んで設けられた
一対のニップローラと、前記一対のニップローラのそれ
ぞれの一方を駆動させる駆動手段と、前記他方のローラ
を一方のローラと所定の接触圧で接触するニップ位置及
び所定の隙間を生じさせるニップ解除位置に移動させる
移動手段と、前記写真フィルムの先端が通過するとき
に、前記移動手段を制御して、前記他方のローラをニッ
プ解除位置へ移動させ、通過後に前記他方のローラをニ
ップ位置へ移動させる移動制御手段と、を有している。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、移動制御
手段では、写真フィルムの先端が通過するときに、前記
移動手段を制御して、前記他方のローラをニップ解除位
置へ移動させる。これにより、ニップローラの一方と他
方との間に隙間が生じ、写真フィルムはこの隙間を通過
するため、円滑に搬送される。
【0009】次に、写真フィルムの通過後に前記他方の
ローラをニップ位置へ移動させるため、このニップロー
ラによって確実に写真フィルムに搬送力を付与すること
ができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記ニップローラが、ニップ解除
位置からニップ位置へ移動するときに、前記一方のロー
ラを前記写真フィルムの搬送速度と同一の線速度で回転
させておくことを特徴としている。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、前記写真
フィルムの通過後に前記他方のローラをニップ位置へ移
動させる時に、一方のローラを駆動させておく。この回
転はは、写真フィルムの搬送速度と同一の線速度とす
る。これにより、ニップローラの回転数が0から急激に
写真フィルムの搬送速度に基づく回転数に移行しないた
め、ショックをさらに軽減することができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、前記請求項2又
は請求項3に記載の発明において、写真フィルムの搬送
方向後端を検出するセンサをさらに備え、前記ニップロ
ーラによってニップした状態で写真フィルムを搬送して
いるとき、前記後端検出センサでの写真フィルムの後端
検出時期に基づいて、写真フィルムの後端がニップロー
ラを通過する前に、前記他方のローラをニップ解除位置
に移動させることを特徴としている。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、写真フィ
ルムの先端挿入時のみではなく、写真フィルムの後端が
ニップローラを抜け出るときにも、ショックが発生する
ことがある。このため、写真フィルムの後端を検出する
センサを設け、このセンサによって写真フィルムの後端
を検出した時期に基づいて、移動制御手段では、写真フ
ィルムの後端がニップローラを通過する前に、前記他方
のローラをニップ解除位置に移動させる。これにより、
安定した速度で当該ニップローラを通過することができ
る。
【0014】請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項3のいずれか1項記載の発明において、前記ニ
ップ解除位置からニップ位置へ移動する時間を、写真フ
ィルムの搬送速度に基づいて設定することを特徴として
いる。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、写真フィ
ルムをニップするとき、ショックを0にすることはでき
ない。そこで、ニップ時期を画像読取部における読取休
止時とする。すなわち、複数の画像コマを読み取ってい
る場合の画像コマ間となったときをねらってニップす
る。これを実現するために、写真フィルムの搬送速度を
パラメータとして利用し、基本となる搬送速度(画像コ
マ間でニップする速度)を定めれておき、これよりも速
い速度のときは移動時間も速くし、遅いときは移動時間
を遅くする。これにより、画像読取中にニップ動作する
ことが防止され、適正な画像読取が行える。
【0016】請求項5に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項4のいずれか1項記載の発明において、前記写
真フィルムは、前記案内路を往復搬送され、往路搬送時
に所定の読取解像度で画像を読み取るプレスキャンが行
われ、復路搬送時に前記所定の読取解像度よりも高い読
取解像度で画像読み取るファインスキャンが行われ、前
記ニップローラのニップ制御は前記ファインスキャン時
に実行されることを特徴としている。
【0017】請求項5に記載の発明によれば、上記ニッ
プ動作による速度変動は、プリスキャンに比べて高解像
度で読み取るファインスキャンの場合に影響されるた
め、このファインスキャン時のみ実行すればよい。すな
わち、プレスキャンは当初からラフな画像読取でよいた
め、ニップ動作による速度変動は無視できるからであ
る。
【0018】 〔発明の詳細な説明〕以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。なお、以下では、ま
ず本実施の形態に係るデジタルラボシステム10につい
て説明する。
【0019】図1には本実施の形態に係るデジタルラボ
システム10の概略構成が示されており、図2にはデジ
タルラボシステム10の外観が示されている。図1に示
されるように、デジタルラボシステム10は、ラインC
CDスキャナ12、画像処理部16、レーザプリンタ部
18及びプロセッサ部20を含んで構成されている。ま
た、図2に示されるように、ラインCCDスキャナ12
と画像処理部16は入力部96に設けられており、レー
ザプリンタ部18とプロセッサ部20は出力部98に設
けられている。
【0020】ラインCCDスキャナ12は、ネガフィル
ムやリバーサルフィルム等の写真フィルムに記録されて
いるフィルム画像を読み取るためのものである。このラ
インCCDスキャナ12には、R、G、B測光用のセン
サが3列配列されたラインCCD74(図3参照)が備
えられ、ラインCCD74によってフィルム画像を読み
取り、R、G、B3色の画像データを出力する。
【0021】画像処理部16は、入力された画像データ
に対して各種の補正等の画像処理を行って、記録用画像
データとしてレーザプリンタ部18へ出力する。また、
画像処理部16は、画像処理を行った画像データを画像
ファイルとして外部へ出力する(例えば、メモリカード
等の記憶媒体に出力したり、通信回線を介して他の情報
処理機器へ送信する等)ことも可能である。
【0022】レーザプリンタ部18はR、G、Bのレー
ザ光を照射するレーザ光源を備えており、画像処理部1
6から入力された記録用画像データに応じて変調したレ
ーザ光を印画紙に照射して、走査露光によって印画紙に
画像を記録する。また、プロセッサ部20は、レーザプ
リンタ部18で走査露光によって画像が記録された印画
紙に対し、発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理を
施す。これにより、印画紙上に画像が形成される。
【0023】図3には、ラインCCDスキャナ12を含
む光学系の概略構成が示されている。この光学系は、メ
タルハライドランプやハロゲンランプ等から成る光源6
4を備えている。光源64が焦点位置に位置するよう
に、IR(赤外光)を透過する放物面状のリフレクタ2
4が配設されており、光源64から射出されリフレクタ
24によって反射された光が写真フィルム22方向に照
射される。
【0024】光源64の光射出側には、光源64から射
出された光のIRをカットするIRカットフィルタ2
6、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の
調光フィルタ70C、70M、70Y及び写真フィルム
22に照射する光を拡散光とする光拡散ボックス66が
光軸Lに沿って順に配設されている。調光フィルタ70
C、70M、70Yは、それぞれ独立に移動可能に構成
されており、光源64から射出された各成分色光の光量
のバランスやラインCCD74の各成分色光に対する感
度等を考慮して光路中への挿入量が調整される。これに
より、ラインCCD74におけるR、G、Bの3色の受
光量を調整することができる。
【0025】135サイズ用写真フィルム22(以下、
単に写真フィルム22)は、図4及び図5に示すフィル
ムキャリア14によってフィルム面が光軸Lと垂直にな
るように搬送される。フィルムキャリア14には、光源
64から射出された光が透過する写真フィルム22の搬
送方向と直交する方向に延びたスリット孔32(図4参
照)が形成されている。このスリット孔32の長さは、
写真フィルム22に記録されたフィルム画像における写
真フィルム22の幅方向の長さよりも長く形成されてい
る。このスリット孔32の長手方向両端部には、写真フ
ィルム22の長手方向に沿った幅方向両端部に所定間隔
で穿設されたパーフォレーション36及び写真フィルム
22の種類等が記録されたバーコード37の位置に対応
している。
【0026】写真フィルム22を搬送するフィルムキャ
リア14を挟んで光源64と反対側には、光軸Lに沿っ
て、写真フィルム22を透過した光を結像させるレンズ
ユニット72、及び結像位置に設けられたラインCCD
74が順に配置されている。図3では、レンズユニット
72として単一のレンズのみを示しているが、このレン
ズユニット72は複数枚のレンズから構成されたズーム
レンズであってもよい。ラインCCD74は、CCDセ
ルが写真フィルム22の搬送方向に直交するようにライ
ン状に配列されて構成されたCCDセル列が3ライン設
けられ、各ラインの光入射側にR、G、Bの色分解フィ
ルタのいずれかが各々取り付けられた3ラインカラーC
CDで構成されている。従って、CCDセルの配列方向
にフィルム読み取りの主走査がなされ、写真フィルム2
2が搬送されることによりフィルム画像読み取りの副走
査がなされる。なお、ラインCCD74は、3本のライ
ン(CCDセル列)が写真フィルム22の搬送方向に沿
って所定の間隔を隔てて順に配置されているので、同一
の画素におけるR、G、Gの各成分色の検出タイミング
には時間差がある。しかし、本実施の形態では、各成分
色毎に異なる遅延時間で測光信号の出力タイミングの遅
延を行うことにより、同一の画素のR、G、Bの測光信
号がラインCCDスキャナ12から同時に出力されるよ
うに構成されている。
【0027】次に、図4及び図5を参照してフィルムキ
ャリア14について詳細に説明する。
【0028】図4及び図5に示されるように、フィルム
キャリア14には、ベース40に対して開閉可能なベー
ス40と略同一形状のカバー42が取り付けられてい
る。カバー42における写真フィルム22の往路搬送方
向(矢印A方向)に沿った一方の側面には、カバー42
の開閉を操作するためのレバー44が取り付けられてい
る。このレバー44の係止部(図示省略)がベース40
に形成された図示しない孔に係合することによって、カ
バー42をベース40に圧着させた状態で閉じることが
できる。また、レバー44をオペレータが操作すること
によってレバー44によるベース40とカバー42の係
合状態が解除され、カバー42を開放することができ
る。
【0029】ベース40における写真フィルム22の搬
送方向と直交する一方の側面には、写真フィルム22を
挿入するためのフィルム挿入口46が形成されている。
ベース40には、フィルム挿入口46から挿入された写
真フィルム22が案内搬送される案内路としてのフィル
ム搬送路34が形成されている。また、ベース40及び
カバー42における写真フィルム22の搬送方向と直交
する他方の側面側には、ストック部としての円筒状のフ
ィルム巻取部48が形成されている。このフィルム巻取
部48には、写真フィルム22をフィルム巻取部48の
内周面に沿って案内するガイド板50が設けられてい
る。また、図示は省略したが、周囲はケーシングで覆わ
れており、塵埃の侵入が阻止された構造となっている。
従って、フィルム搬送路34に沿って搬送され、読取処
理が終了した写真フィルム22はガイド板50に案内さ
れることによってフィルム巻取部48内に巻回された状
態で収容される。
【0030】また、ベース40に形成されたフィルム搬
送路34のフィルム搬送方向に沿って、先端検出センサ
52、搬送ローラ対54、ゴミ取りローラ56、後端検
出センサ57、搬送ローラ対60、遮光部62Aを備え
たLHP切替レバー62、及び搬送ローラ対64、パー
フォセンサ65が順に配設されている。
【0031】先端検出センサ52は、所謂機械式のセン
サであり、写真フィルム22がネガであってもポジであ
っても検出可能としている。すなわち、写真フィルム2
2の当初の先端部(ピースフィルムの先端部ではなく、
1本の写真フィルムの先端部)は、かぶりによりネガの
場合は不透過、ポジの場合は透過(素抜け)となり、光
電的に検出するのが困難であるからである。
【0032】先端検出センサ52は、一端に写真フィル
ム22に接触する接触輪52Aが回転可能に取り付けら
れ、屈曲部を回転軸として回転するクランク52Bと、
クランク52Bの他端の通過を検出する発光素子と受光
素子が組み合わせて構成されたフォトインタラプタ52
Cと、から構成されている。写真フィルム22がフィル
ム搬送路34に沿って搬送され、写真フィルム22のエ
ッジが先端検出センサ52の接触輪52Aに接触すると
クランク52Bが回転する。クランク52Bが回転する
ことによって、クランク52Bの他端がフォトインタラ
プタ52Cの発光素子と受光素子の間を通過する。これ
により、写真フィルム22の先端がフィルム搬送路34
を通過したことを検出することができる。
【0033】この先端検出センサ52の検出位置は、ラ
インCCD74による読み取る位置との距離が予め定め
られており、このため、この先端検出センサ52によっ
て写真フィルム22の先端を検出することによって、ラ
インCCD74による読取開始時期を設定することがで
きるようになっている。
【0034】搬送ローラ対54は、ベース40上に配設
されたローラ駆動モータ84から変速部85を介して駆
動力が伝達されることによって回転する駆動ローラ54
Aと、この駆動ローラ54Aの回転に従動して回転する
従動ローラ54Bと、を含んで構成されており、駆動ロ
ーラ54Aと従動ローラ54Bによって写真フィルム2
2を挟持搬送する。なお、駆動ローラ54Aは、前記先
端検出センサ52で写真フィルム22の先端を検出した
時点で駆動を開始する。
【0035】搬送ローラ対54の駆動ローラ54Aと従
動ローラ54Bの軸方向の長さは、写真フィルム22に
穿設されたパーフォレーション36に接触しない長さ、
すなわち写真フィルム22に記録されたフィルム画像
(画像記録範囲)にのみ接触する長さに形成されてい
る。これは、駆動ローラ54A及び従動ローラ54Bの
少なくとも一方が写真フィルム22に穿設されたパーフ
ォレーション36に接触した状態で写真フィルム22が
搬送されると、パーフォレーション36が穿設されてい
ることによる凹凸によって安定した搬送を行うことがで
きないことがあることを考慮したものである。また、写
真フィルム22の乳剤面(フィルム画像が記録されてい
る面)側に接触する従動ローラ54Bは、写真フィルム
22に記録されたフィルム画像に傷を付けることがない
ように柔軟な材料で形成されている。
【0036】ゴミ取りローラ56は、写真フィルム22
の表面に付着している埃等を取り除くために設けられて
いる。このため、このゴミ取りローラ56は、図示しな
い回転軸とローラ本体との間にワンウェイクラッチが組
み込まれており、写真フィルム22の往路搬送(図4及
び図5においてフィルム搬送路34の右から左への搬
送)時は、この写真フィルム22の搬送に対して回転し
ない構造となっている。このため、写真フィルム22の
表面(裏面)との間で摺動状態となる。この摺動によっ
て、写真フィルム22上の付着している塵埃(ゴミ)が
拭いとられることになる。このように、ゴミ取りローラ
56は、写真フィルム22と摺動するため、材質として
は軟質で、ゴミを拭い取りやすいスポンジ系のものが適
している。
【0037】なお、このゴミ取りローラ56は、写真フ
ィルム22の復路搬送(図4及び図5においてフィルム
搬送路34の左から右への搬送)時は、写真フィルム2
2の搬送に伴って追従回転する。従って、写真フィルム
22とゴミ取りローラ56との間は非摺動状態となる。
これにより、一旦拭い取った塵埃は、その一部又は全部
が写真フィルム22に戻されることになる。すなわち、
このゴミ取りローラ56よりも下流側に位置するライン
CCD74による画像読取時のみ一時的にゴミを取り除
いておき、その後は元に戻すことによって、ゴミ取りロ
ーラ56の繰り返し利用が可能となっている。
【0038】なお、このゴミ取りローラ56も、写真フ
ィルム22のパーフォレーションに接触しない軸方向の
長さとなっている。
【0039】搬送ローラ対60は、前述した搬送ローラ
対54と同様に、ローラ駆動モータ84から変速部85
を介して駆動力が伝達されることによって回転する駆動
ローラ60Aと、この駆動ローラ60Aの回転に従動し
て回転する従動ローラ60Bと、を含んで構成されてお
り、写真フィルム22を挟持搬送する。駆動ローラ60
Aと従動ローラ60Bの長さは、前述した駆動ローラ5
4A及び従動ローラ54Bと同様に、写真フィルム22
に穿設されたパーフォレーション36に接触しない長さ
に形成され、従動ローラ60Bも前述した従動ローラ5
4Bと同様に柔軟な材料で形成されている。また、従動
ローラ60Bの回転軸の両端は、従動ローラ60Bの回
転を阻止しない略コ字形状の支持板76によって支持さ
れている。この支持板76の一端には略L字形状の接続
部が一体形成されており、この接続部の他端はモータ7
8の駆動軸に接続された偏心カム80に連結されてい
る。従って、モータ78が駆動して偏心カム80が回転
すると、支持板76に支持された従動ローラ60Bが駆
動ローラ60Aに対して接離する方向に移動する。な
お、通常、従動ローラ60Bは駆動ローラ60Aと所定
距離だけ離れて位置しているが、写真フィルム22の搬
送が開始され、モータ78が駆動することによって駆動
ローラ60Aと接触する方向に移動して写真フィルム2
2を挟持搬送する。
【0040】なお、本実施の形態で使用されるローラ駆
動モータ84は、2相ステップモータであるが、5相ス
テップモータを適用すれば、減速系の構成が簡単にな
る。すなわち、高トルクが得られる回転速度のダイナミ
ックレンジが広いため、ローラ駆動モータ84の回転速
度の制御が容易となるからである。
【0041】また、LHP切替レバー62の遮光部62
Aは、写真フィルム22に記録されたフィルム画像がパ
ノラマ画像(P)である場合に写真フィルム22の画像
未記録部分を透過する光を遮光するために設けられてい
る(図6参照)。なお、迫力ビジョン画像(H)が存在
する場合には、写真フィルム22の幅方向寸法が通常サ
イズ(L)とさほど変わりがないため、遮光部は特に不
要であるが、遮光部62Aとは別に同軸周りに迫力ビジ
ョン画像(H)用の遮光部を設けてもよい。
【0042】写真フィルム22に記録されたフィルム画
像のサイズは、ラインCCD74によるプレスキャニン
グ時の画像データの領域や画像データの他に同時に読み
取られる画像予備データ(コマ番号やDXコード等)に
基づいて認識される。なお、図6に示されるように、L
HP切替レバー62は写真フィルム22の幅方向両側に
設けられている(図4では一方のみ図示)。
【0043】LHP切替レバー62よりもフィルム搬送
方向下流側に設けられた搬送ローラ対68については、
前述した搬送ローラ対60と略同一の構成であり、モー
タ79によって偏心カム80を回転させ、従動ローラ6
8Bを駆動ローラ68Aに対して接離させるようになっ
ている。
【0044】パーフォセンサ65は、写真フィルム22
に設けられるパーフォレーションを検出するセンサであ
り、その信号はほぼ矩形のパルス波形となる。従って、
このパルス波形をカウントすることにより、写真フィル
ム22の搬送長を認識することができる。また、パルス
波形の位置と画像のエッジ部分との相関を得ることも可
能となっている。
【0045】ここで、前記搬送ローラ対54を第1ニッ
プ、搬送ローラ対60を第2ニップ、搬送ローラ対68
を第3ニップとすると、上記構成の如く、第1ニップは
常時ニップ状態であり、第2及び第3ニップは適宜ニッ
プ状態と非ニップ状態とすることができる。
【0046】まず、待機状態、すなわちローラ駆動用モ
ータ84が停止しているときは、第2及び第3ニップ共
に非ニップ状態である。
【0047】次に、往路搬送時、すなわちローラ駆動用
モータが駆動を開始してから所定時間T1経過するまで
は、第2及び第3ニップ共に非ニップ状態である。この
とき、写真フィルム22の先端部は、搬送ローラ対6
0、68のそれぞれの駆動側と従動側ローラの隙間を通
過していくようになっている。
【0048】前記所定時間T1が経過すると、第2及び
第3ニップはニップ状態となるように制御される。
【0049】次に、往路搬送終了時、すなわち、後端検
出センサ57によって写真フィルム22の後端を検出し
てから所定時間T2後、第2ニップのみ非ヒップ状態と
なる。このとき、写真フィルム22の後端はスキャニン
領域を通過し、搬送ローラ対68(第3ニップ)によっ
てニップされた状態で往路搬送の停止を迎える。
【0050】一方、復路搬送開始時は、前記第2ニップ
は非ニップ状態のままとされており、このため、搬送方
向先端部は、搬送ローラ対60の従動側と駆動側との間
を円滑に通過するようになっている。
【0051】所定時間T3後、搬送方向先端部が搬送ロ
ーラ対60を通過後、第2ニップはニップ状態となり、
次いで、パーフォセンサ65によって搬送方向後端を検
出した後に、第3ニップを非ニップ状態となる。
【0052】その後、後端検出センサ57で搬送方向後
端を検出した後は、第2ニップも解除され、第2及び第
3ニップ共に初期状態(非ニップ状態)に戻されるよう
になっている。
【0053】駆動ローラ54Aの回転軸54Cの一端に
は、プーリー54Dが取り付けられている。また、駆動
ローラ60Aの回転軸60Cの一端には、2つのプーリ
ー60D、60Eが所定間隔を隔てて取り付けられてい
る。駆動ローラ60Aの回転軸60Cに取り付けられた
一方のプーリー60Dは、駆動ローラ54Cの回転軸5
4Cに取り付けられたプーリー54Dと並行な位置に取
り付けられており、これらのプーリー54D、60Dに
は平ベルト82Aが巻き掛けられている。
【0054】また、駆動ローラ68Aの回転軸68Cの
一端にはプーリー68Eの他に変速部85内の構成部品
であるプーリー85A、85B、85Cが取り付けられ
ている。この回転軸68Cに取り付けられたプーリー6
8Eは、駆動ローラ60Aの回転軸60Cに取り付けら
れたプーリー60Eと並行な位置に取り付けられてお
り、これらのプーリー60E、68Eには平ベルト82
Bが巻き掛けられている。
【0055】ローラ駆動モータ84の図示しない駆動軸
の先端部には、プーリー84Aが取り付けられている。
ローラ駆動モータ84の駆動軸の先端部に取り付けられ
たプーリー84Aは、変速部85内の構成部品である4
個プーリー85I、85a、85b、85cの内の入力
プーリー85Iとの間で平ベルト82Cが巻き掛けられ
ている。
【0056】前記入力プーリー85I以外のプーリー8
5a、85b、85cは、それぞれ独立して回転するよ
うに電磁クラッチ又はワンウェイクラッチが内蔵されて
いる。この3個のプーリー85a、85b、85cは、
それぞれ径が異なり、前記プーリー85A、85B、8
5Cとの間で平ベルト87A、87B、87Cが巻き掛
けられている。
【0057】すなわち、ローラ駆動モータ84の駆動軸
の回転が一定であっても、前記電磁クラッチ又はワンウ
ェイクラッチの機能によって、選択的に3種類の回転速
度で回転軸68Cに駆動力を伝達することができるよう
になっている。
【0058】次に、本発明の実施の形態の作用を図7乃
至図9のフローチャートに従い説明する。
【0059】図7に示される如く、ステップ200で
は、電源がオンか否かが判断され、電源がオンとなると
ステップ202へ移行してカバー42が開いているか否
かが判断される。ここで、カバー42が開いていると判
定されると、ステップ204へ移行してエラー処理(例
えばLED等の赤色点滅)がなされる。なお、エラー処
理の後は、リセット後再スタートする(以下、エラー処
理の後は全てリセット後再スタートとする)。
【0060】ステップ202において、否定判定、すな
わちカバー42が閉じていると判定された場合は、ステ
ップ206へ移行してキャリア内に写真フィルム22が
存在するか否かが判断され、有りと判定された場合は、
ステップ208へ移行してエラー処理(例えば、LED
赤色点滅や、「フィルムと取って下さい」との表示メッ
セージ)と行う。
【0061】また、ステップ206で無しと判定された
場合は、ステップ210へ移行して、LHP切替レバー
62を作動するためのモータが原点位置(LHP切替レ
バー62のスリットからの退避位置)にあるか否かが判
断される。
【0062】ここで、否定判定されると、ステップ21
2へ移行して該モータをイニシャライズし、次いでステ
ップ214で再度原点位置か否かを判断し、さらに否定
判定の場合はステップ216へ移行してエラー処理(例
えば、LEDの赤色点滅や、「LHPの原点検出不良で
す」との表示メッセージ)を行う。
【0063】前記ステップ210又はステップ214で
肯定判定された場合は、ステップ218へ移行して従動
ローラ60Bに対応するモータ78(第2ニップ用モー
タ)が原点位置にあるか否かが判断される。
【0064】ここで、否定判定されると、ステップ22
0へ移行して該モータをイニシャライズし、次いでステ
ップ222で再度原点位置か否かを判断し、さらに否定
判定の場合はステップ224へ移行してエラー処理(例
えば、LEDの赤色点滅や、「第2ニップの原点検出不
良です」との表示メッセージ)を行う。
【0065】前記ステップ218又はステップ222で
肯定判定された場合は、ステップ226へ移行して従動
ローラ68Bに対応するモータ79(第3ニップ用モー
タ)が原点位置にあるか否かが判断される。
【0066】ここで、否定判定されると、ステップ22
8へ移行して該モータをイニシャライズし、次いでステ
ップ230で再度原点位置か否かを判断し、さらに否定
判定の場合はステップ232へ移行してエラー処理(例
えば、LEDの赤色点滅や、「第3ニップの原点検出不
良です」との表示メッセージ)を行う。
【0067】前記ステップ226又はステップ230で
肯定判定された場合は、ステップ234へ移行して、電
磁クラッチをオフ、すなわちノーマル状態とし、図8の
ステップ236へ移行する。
【0068】以上が、初期設定に関する制御であり、以
下、通常の搬送制御中でもエラーがあった場合には、エ
ラー処理を行うが、フローチャートの明瞭化のため、エ
ラー処理は省略して説明する。
【0069】図8に示される如く、ステップ236で
は、写真フィルム22の先端が先端検出センサ52によ
って検出されたか否かが判断され、肯定判定されると、
ステップ238へ移行して、搬送ローラ追記60、6
8、すなわち第2及び第3ニップをニップ状態とし、ス
テップ240へ移行する。
【0070】ステップ240ではプレスキャン速度(高
速)を選択し、選択された速度となるように電磁クラッ
チを制御する(オン/オフ)。
【0071】次のステップ242では、ローラ駆動用モ
ータ84の駆動を開始する。これにより、写真フィルム
22は、搬送ローラ対54、すなわち第1ニップにニッ
プされた状態でフィルム搬送路34に沿って搬送を開始
する。
【0072】このとき、第2及び第3ニップについても
ニップ状態であるため、写真フィルム22は順次ニップ
されていき、プレスキャニングがなされる(ステップ2
44)。
【0073】なお、このとき、ゴミ取りローラ56が、
写真フィルム22の表面に接触した状態で、かつこの写
真フィルム22の搬送方向に準ずる方向の回転が阻止さ
れているため、写真フィルム22とゴミ取りローラ56
とは摺動状態となる。この摺動によって、写真フィルム
22の表面に付着する塵埃を拭い取ることができる。
【0074】プレスキャニングは以下の通りである。写
真フィルム22がフィルム搬送路34に形成されたスリ
ット孔32の上部を通過するとき、ラインCCD74は
写真フィルム22に記録されたフィルム画像及び写真フ
ィルム22の情報が記録されたバーコード37を同時に
読み取る。写真フィルム22を高速で搬送し、比較的低
解像度で写真フィルム22の全面を読み取る。このプレ
スキャニングによって得られた画像データに基づいて写
真フィルム上の画像コマ位置、各画像のアスペクト比、
各画像の濃度等の特徴量が認識される。
【0075】このとき、光源64から射出された光はス
リット孔32の長手方向両端部間寸法が画像コマの寸法
よりも大きいため、写真フィルム22に記録されたフィ
ルム画像と共に写真フィルム22の画像予備データ(コ
マ番号やDXコードを示すバーコード)も読み取ること
ができる。
【0076】写真フィルム22が順次搬送されていき、
それぞれの画像コマの画像が読み取られていくと、フィ
ルム搬送路下流側には、写真フィルム22が滞留する。
この滞留する写真フィルム22は、フィルム巻取部48
によって、大きな曲率半径のガイドによって巻き取って
いるため、巻癖がつくことはない。また、折れ曲がった
り、傷つくことも防止することができる。
【0077】このフィルム巻取部48への巻取前、ステ
ップ246では、パーフォセンサ65からの検出値を取
り込む。ここで、パーフォレーションの数をカウントし
ているため、ステップ248において一定時間内に所定
数のカウントがなされた否かによって搬送系の状態を認
識することができる。このステップ248で否定判定さ
れた場合には、ステップ250へ移行してローラ駆動用
モータ84の駆動が停止され、ジャム発生を報知するメ
ッセージが出力される。
【0078】また、ステップ248において、肯定判定
された場合は、搬送が継続され、上記の如く、写真フィ
ルム22はフィルム巻取部48へ巻き取られていく。
【0079】この往路搬送中、ステップ252では後端
検出センサ57でフィルムの後端を検出したか否かが判
断される。ここで、後端検出時期は予め定められた一定
時間内に検出されたか否かが判断され(ステップ25
4)、否定判定の場合は、前記パーフォレーションカウ
ント値と同様にステップ250へ移行する。
【0080】ステップ254で肯定判定されると、プレ
スキャニングが終了したと判断され、ステップ256へ
移行してローラ駆動用モータ84の駆動が停止され、図
9のステップ258へ移行する。
【0081】図9のステップ258では、搬送ローラ対
60、すなわち第2ニップのニップを解除する。このと
き、写真フィルム22は、この第2ニップを通過してお
り、ニップ状態ではない。ここで、第2ニップのニップ
を解除しておくことにより、復路搬送時(ファインスキ
ャニング時)には写真フィルム22は、駆動ローラ60
Aと従動ローラ60Bとの間に生じた隙間を通過するこ
とになる。このため、ファインスキャニング中にニップ
がかかって搬送速度にむらが生じるようなことが防止さ
れる。
【0082】次のステップ260では、Lサイズ以外の
コマサイズ(パノラマサイズや迫力ビジョンサイズ)が
存在するか否かが判断され、次いでステップ262では
大伸ばしプリントか否が判断され、いずれか肯定判定判
定された場合には、ステップ262へ移行して該サイズ
に適合するファインスキャン速度を選択し、ステップ2
64へ移行する。また、双方否定判定の場合には、標準
サイズ(Lサイズ)であると判断され、既に最適な速度
が選択されているため、ステップ264へ移行する。
【0083】ステップ264では、選択された速度に対
応するように電磁クラッチをオンし(これにより、プー
リー85A−85a、85B−85b、85C−85c
の内の1つの組み合わせが有効となり)、次いでステッ
プ266においてローラ駆動モータ84の駆動を開始す
る(復路搬送)。
【0084】これにより、ファインスキャニングが開始
される(ステップ268)。ファインスキャニングは以
下の通りである。
【0085】ファインスキャニングは、プレスキャニン
グに比べて低速度で搬送され、解像度の高い画像データ
を得る。また、画像サイズがすでに認識されているた
め、読み取る画像サイズに基づいて、LHP切替レバー
62が作動して、無用なスリット開口を閉塞する(ステ
ップ268)。
【0086】次のステップ270では、この復路搬送中
にパーフォセンサ65によってパーフォレーションを検
出し、その数をカウントする。次のステップ272で
は、一定時間内のカウント値が適正か否かが判断され、
否定判定の場合には、搬送系に異常があると判断され、
ステップ274へ移行してローラ駆動モータ84の駆動
を停止すると共にジャム発生を報知するメッセージを出
力する。
【0087】ステップ272で肯定判定された場合は、
ステップ276へ移行して搬送(復路搬送)を開始して
から、所定時間経過後に搬送ローラ対60(第2ニッ
プ)をニップ状態とするように指示する(この時点でニ
ップするのではなく、写真フィルム22の先端部が通過
し、かつ好ましくはファインスキャニングの中断時(画
像コマ間)にニップする)。
【0088】次のステップ278では、パーフォセンサ
65による復路搬送方向の写真フィルム22の後端を検
出したか否かが判断される。ここで、肯定判定される
と、搬送ローラ対68(第3ニップ)のニップ状態を解
除し(ステップ280)、次いでステップ282におい
て、後端検出センサによる復路搬送方向の写真フィルム
22の後端を検出したか否かが判断される。ここで、肯
定判定されると、ステップ284において、前記パーフ
ォセンサ65による後端検出と、後端検出センサ57に
よる後端検出との時間差が適正か否かが判断される。す
なわち、搬送速度が一定であるため、この時間差も適正
であれば予測することができる。
【0089】このステップ284で否定判定されると、
搬送系に異常があると判断され、ステップ286へ移行
してローラ駆動モータ84の駆動を停止し、ジャム発生
を報知するメッセージを出力する。
【0090】また、ステップ284において、肯定判定
されると、正常に搬送されていると判断し、ステップ2
88でローラ駆動モータ84の駆動を停止し、次いでス
テップ290で搬送ローラ対60(第2のニップ)のニ
ップを解除し、処理は終了する。この処理の終了時は、
搬送ローラ対60、68、並びにLHP切替レバー62
は、初期位置に位置決めされた状態となる。
【0091】なお、この復路搬送中において、ゴミ取り
ローラ56が写真フィルム22の搬送に追従して回転す
るため、前記往路搬送時に拭い取った塵埃が、再度写真
フィルムに戻される傾向となる。これは、意図的に行う
ものであり、このように、ラインCCD74でのスキャ
ニング時のみ塵埃を取り除き、読取終了後は、その一部
又は全部を写真フィルムに戻すこにより、ゴミ取りロー
ラ56自体の汚れを軽減することができ、メンテナンス
しなくても数多くの処理を繰り返し行うことができる。
【0092】以上説明した如く、本実施の形態に係るフ
ィルムキャリアでは、ニップ時のショックを和らげ、搬
送速度にむらを生じさせることがないように、搬送ロー
ラ対60、68の各従動ローラ60B、68Bを駆動ロ
ーラ60A60Bに対して接離可能とし、モータ78、
79によって移動させるようにたため、ファインスキャ
ニング時のピースネガの先頭コマや最終コマも精度よく
読み取ることができる。
【0093】なお、写真フィルム22に樋状のカールが
生じていると、ニップ時にこのカールによって負荷が増
加する。このため、搬送ローラ対60、68の近傍にこ
の樋状のカールを軽減すためのローラ(一対のローラで
あれば、写真フィルムの肉厚程度の隙間があった方がよ
い)を配置してもよい。なお、本実施の形態のフィルム
キャリア14において、写真フィルム22に先端折れや
スプライステープ付が挿入されたとき、搬送負荷となる
ため、フィルム挿入口46の近傍にリシェイパ部を設
け、先端部をリシェイプしてから、フィルム搬送路34
を搬送させるようにしてもよい。
【0094】また、搬送ローラ対60、68において、
図10に示される如く、例えば、従動ローラ60A、6
8Aの現位置(駆動ローラ60A、68Aの直上(12
時の方向))から、それぞれ駆動ローラ60A,68A
回りに光軸位置とは離れる方向に移動させた構成として
もよい。これにより、写真フィルム22が蛇行する分、
搬送ローラ対60、68にニップされる量(長さ)が多
くなり、写真フィルム22の搬送を安定することができ
る。
【0095】
【発明の効果】以上説明した如く請求項1に記載の発明
では、写真フィルムを搬送しながら画像読み取る搬送系
において、安定して一定速度で写真フィルムを搬送する
ことができるという優れた効果を有する。
【0096】請求項2に記載の発明によれば、ニップロ
ーラの回転数が0から急激に写真フィルムの搬送速度に
基づく回転数に移行しないため、ショックをさらに軽減
することができる。
【0097】請求項3に記載の発明によれば、写真フィ
ルムの後端がニップローラを通過する前に、前記他方の
ローラをニップ解除位置に移動させるたため、安定した
速度で当該ニップローラを通過することができる。
【0098】請求項4に記載の発明によれば、画像読取
中にニップ動作することが防止され、適正な画像読取が
行える。
【0099】請求項5に記載の発明によれば、ニップ動
作による速度変動は、ファインスキャン時のみ影響され
るため、このファインスキャン時のみ行えばよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るデジタルラボシステムの概
略ブロック図である。
【図2】デジタルラボシステムの外観図である。
【図3】ラインCCDスキャナの光学系を示す概略斜視
図である。
【図4】フィルムスキャナの内部構成を示す概略斜視図
である。
【図5】フィルムスキャナの側面図である。
【図6】LHP切替レバー62を示す平面図である。
【図7】フィルムキャリアにおける写真フィルム搬送制
御を示す制御フローチャートである(その1)
【図8】フィルムキャリアにおける写真フィルム搬送制
御を示す制御フローチャートである(その2)
【図9】フィルムキャリアにおける写真フィルム搬送制
御を示す制御フローチャートである(その3)
【図10】搬送ローラ対によるニップ時間を長くした場
合の搬送ローラ対の配置状態を示す側面図である。
【符号の説明】
10 デジタルラボシステム 14 フィルムキャリア 22 写真フィルム 48 フィルム巻取部 57 後端検出センサ 64 光源 65 パーフォセンサ 72 レンズユニット 74 ラインCCD

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルムに記録された画像を読取画
    像を読み取るための画像読取部へ順次、写真フィルムを
    送り込むための画像読取装置用キャリアであって、 前記写真フィルムを直線的に案内する案内路における前
    記画像読取部による読取用の光を通過させる読取孔を挟
    んで設けられた一対のニップローラと、 前記一対のニップローラのそれぞれの一方を駆動させる
    駆動手段と、 前記他方のローラを一方のローラと所定の接触圧で接触
    するニップ位置及び所定の隙間を生じさせるニップ解除
    位置に移動させる移動手段と、 前記写真フィルムの先端が通過するときに、前記移動手
    段を制御して、前記他方のローラをニップ解除位置へ移
    動させ、通過後に前記他方のローラをニップ位置へ移動
    させる移動制御手段と、を有する画像読取装置用キャリ
    ア。
  2. 【請求項2】 前記ニップローラが、ニップ解除位置か
    らニップ位置へ移動するときに、前記一方のローラを前
    記写真フィルムの搬送速度と同一の線速度で回転させて
    おくことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置用
    キャリア。
  3. 【請求項3】 写真フィルムの搬送方向後端を検出する
    センサをさらに備え、前記ニップローラによってニップ
    した状態で写真フィルムを搬送しているとき、前記後端
    検出センサでの写真フィルムの後端検出時期に基づい
    て、写真フィルムの後端がニップローラを通過する前
    に、前記他方のローラをニップ解除位置に移動させるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像読取装
    置用キャリア。
  4. 【請求項4】 前記ニップ解除位置からニップ位置へ移
    動する時間を、写真フィルムの搬送速度に基づいて設定
    することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    1項記載の画像読取装置用キャリア。
  5. 【請求項5】 前記写真フィルムは、前記案内路を往復
    搬送され、往路搬送時に所定の読取解像度で画像を読み
    取るプレスキャンが行われ、復路搬送時に前記所定の読
    取解像度よりも高い読取解像度で画像読み取るファイン
    スキャンが行われ、前記ニップローラのニップ制御は前
    記ファインスキャン時に実行されることを特徴とする請
    求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の画像読取装置
    用キャリア。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001272728A (ja) * 2000-03-24 2001-10-05 Nikon Corp フィルム給送装置
JP2002162695A (ja) * 2000-11-24 2002-06-07 Noritsu Koki Co Ltd フィルムスキャナー
JP2011010153A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Nec Access Technica Ltd 原稿搬送機構及びそれを用いる原稿読取装置

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