JPH11161263A - 折り畳み蓋用開閉装置 - Google Patents
折り畳み蓋用開閉装置Info
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- JPH11161263A JPH11161263A JP9341998A JP34199897A JPH11161263A JP H11161263 A JPH11161263 A JP H11161263A JP 9341998 A JP9341998 A JP 9341998A JP 34199897 A JP34199897 A JP 34199897A JP H11161263 A JPH11161263 A JP H11161263A
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- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 5
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 折り畳み蓋を構成する複数の蓋部のうち、上
下方向に回動する前方の蓋部の閉成動作を遅動させる。 【解決手段】 前方の蓋部11と後方の蓋部12とが蝶
番13により連結された折り畳み蓋10を支持する本体
14側にロータリーダンパ3を固定配設する。アーム部
材2を、一端2aをロータリーダンパ3の回転軸の一端
部31aに連結し、他端2cを前方の蓋部11に連結し
て配設する。折り畳み蓋10を閉止する際は、前方の蓋
部11を把持して後方の蓋部12を引き出す。その後
は、前方の蓋部11は自重により下方向に回動する。こ
のとき、アーム部材2が回動し、該アーム部材2に連結
されたロータリーダンパ3の緩衝力によりゆっくり回動
する。
下方向に回動する前方の蓋部の閉成動作を遅動させる。 【解決手段】 前方の蓋部11と後方の蓋部12とが蝶
番13により連結された折り畳み蓋10を支持する本体
14側にロータリーダンパ3を固定配設する。アーム部
材2を、一端2aをロータリーダンパ3の回転軸の一端
部31aに連結し、他端2cを前方の蓋部11に連結し
て配設する。折り畳み蓋10を閉止する際は、前方の蓋
部11を把持して後方の蓋部12を引き出す。その後
は、前方の蓋部11は自重により下方向に回動する。こ
のとき、アーム部材2が回動し、該アーム部材2に連結
されたロータリーダンパ3の緩衝力によりゆっくり回動
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の蓋部が蝶番
を介して連結され、前方の蓋部は蝶番の回転軸を中心と
して開放され、後方の蓋部はスライド移動させて開放さ
れる折り畳み蓋用の開閉装置に関する。
を介して連結され、前方の蓋部は蝶番の回転軸を中心と
して開放され、後方の蓋部はスライド移動させて開放さ
れる折り畳み蓋用の開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ピアノの鍵盤蓋等として、一般
に2枚の蓋部を備えた折り畳み蓋が用いられている。通
常、前方の蓋部と後方の蓋部とを、その上面側において
蝶番で連結し、前方の蓋部を上方向に回動させると、蝶
番の回転軸を中心として該前方の蓋部が開放され、さら
に本体側に押し込むと、前方の蓋部が開放された状態
で、後方の蓋部が奥行き方向へスライドし、該後方の蓋
部が本体内に収容され、鍵盤を使用できるものである。
に2枚の蓋部を備えた折り畳み蓋が用いられている。通
常、前方の蓋部と後方の蓋部とを、その上面側において
蝶番で連結し、前方の蓋部を上方向に回動させると、蝶
番の回転軸を中心として該前方の蓋部が開放され、さら
に本体側に押し込むと、前方の蓋部が開放された状態
で、後方の蓋部が奥行き方向へスライドし、該後方の蓋
部が本体内に収容され、鍵盤を使用できるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した折り畳み蓋を
閉じる場合は、上記と逆に、前方の蓋部を把持して、後
方の蓋部を手前に引き出し、支えていた手を離して前方
の蓋部を下方向へ回動させている。一方、従来、ピアノ
の鍵盤蓋等の回転中心をロータリーダンパと接続して鍵
盤蓋等の閉成動作を遅動させ、鍵盤蓋等の損傷を防止す
る手段が知られている。しかしながら、従来、ロータリ
ーダンパが配設されるものは全て折り畳み式でないもの
である。上記のような折り畳み蓋は、蓋自体の構造が複
雑であるため、従来、ロータリーダンパ等の緩衝装置を
用いることが困難であった。
閉じる場合は、上記と逆に、前方の蓋部を把持して、後
方の蓋部を手前に引き出し、支えていた手を離して前方
の蓋部を下方向へ回動させている。一方、従来、ピアノ
の鍵盤蓋等の回転中心をロータリーダンパと接続して鍵
盤蓋等の閉成動作を遅動させ、鍵盤蓋等の損傷を防止す
る手段が知られている。しかしながら、従来、ロータリ
ーダンパが配設されるものは全て折り畳み式でないもの
である。上記のような折り畳み蓋は、蓋自体の構造が複
雑であるため、従来、ロータリーダンパ等の緩衝装置を
用いることが困難であった。
【0004】本発明は上記に鑑みなされたものであり、
折り畳み蓋を構成する複数の蓋部のうち、上下方向に回
動する前方の蓋部の閉成動作を遅動させることを容易に
実現できる折り畳み蓋用開閉装置を提供することを目的
とする。
折り畳み蓋を構成する複数の蓋部のうち、上下方向に回
動する前方の蓋部の閉成動作を遅動させることを容易に
実現できる折り畳み蓋用開閉装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の折り畳み蓋用開閉装置は、複数の蓋
部が蝶番を介して連結され、前方の蓋部は蝶番の回転軸
を中心として開放され、後方の蓋部はスライド移動させ
て開放される折り畳み蓋用開閉装置において、折り畳み
蓋を支持する本体側に固定されるロータリーダンパと、
一端がロータリーダンパの回転軸に連結され、他端が前
方の蓋部に連結されるアーム部材と、一端がロータリー
ダンパの回転軸又はアーム部材に連結され、他端が適宜
の不動部に連結され、アーム部材を前方の蓋部の開放方
向に付勢するバネ部材と、を有することを特徴とする。
請求項2記載の折り畳み蓋用開閉装置は、請求項1記載
の折り畳み蓋用開閉装置であって、前記蓋部が2枚であ
ることを特徴とする。請求項3記載の折り畳み蓋用開閉
装置は、請求項1又は2記載の折り畳み蓋用開閉装置で
あって、前記バネ部材が渦巻きバネであることを特徴と
する。請求項4記載の折り畳み蓋用開閉装置は、請求項
1〜3のうちのいずれか1に記載の折り畳み蓋用開閉装
置であって、前記不動部が、ロータリーダンパの本体部
であることを特徴とする。請求項5記載の折り畳み蓋用
開閉装置は、請求項1〜4のうちのいずれか1に記載の
折り畳み蓋用開閉装置であて、前記ロータリーダンパが
粘性抵抗を利用したものであることを特徴とする。請求
項6記載の折り畳み蓋用開閉装置は、請求項1〜5のう
ちのいずれか1に記載の折り畳み蓋用開閉装置であっ
て、前記折り畳み蓋がピアノの鍵盤蓋であることを特徴
とする。
め、請求項1記載の折り畳み蓋用開閉装置は、複数の蓋
部が蝶番を介して連結され、前方の蓋部は蝶番の回転軸
を中心として開放され、後方の蓋部はスライド移動させ
て開放される折り畳み蓋用開閉装置において、折り畳み
蓋を支持する本体側に固定されるロータリーダンパと、
一端がロータリーダンパの回転軸に連結され、他端が前
方の蓋部に連結されるアーム部材と、一端がロータリー
ダンパの回転軸又はアーム部材に連結され、他端が適宜
の不動部に連結され、アーム部材を前方の蓋部の開放方
向に付勢するバネ部材と、を有することを特徴とする。
請求項2記載の折り畳み蓋用開閉装置は、請求項1記載
の折り畳み蓋用開閉装置であって、前記蓋部が2枚であ
ることを特徴とする。請求項3記載の折り畳み蓋用開閉
装置は、請求項1又は2記載の折り畳み蓋用開閉装置で
あって、前記バネ部材が渦巻きバネであることを特徴と
する。請求項4記載の折り畳み蓋用開閉装置は、請求項
1〜3のうちのいずれか1に記載の折り畳み蓋用開閉装
置であって、前記不動部が、ロータリーダンパの本体部
であることを特徴とする。請求項5記載の折り畳み蓋用
開閉装置は、請求項1〜4のうちのいずれか1に記載の
折り畳み蓋用開閉装置であて、前記ロータリーダンパが
粘性抵抗を利用したものであることを特徴とする。請求
項6記載の折り畳み蓋用開閉装置は、請求項1〜5のう
ちのいずれか1に記載の折り畳み蓋用開閉装置であっ
て、前記折り畳み蓋がピアノの鍵盤蓋であることを特徴
とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。図において、1は本実施の形態に
係る折り畳み蓋用開閉装置を示し、アーム部材2、ロー
タリーダンパ3、バネ部材である渦巻きバネ4等を備え
て構成されている。
に基づいて詳述する。図において、1は本実施の形態に
係る折り畳み蓋用開閉装置を示し、アーム部材2、ロー
タリーダンパ3、バネ部材である渦巻きバネ4等を備え
て構成されている。
【0007】アーム部材2は、図1及び図2に示すよう
に、略く字状に形成され、その一端2aが後述のロータ
リーダンパ3の回転軸31の一端部31aに連結され
る。回転軸31の一端部31aは、一部が切り欠かれた
水平面に形成され、該一端部31aに係合する部材が空
転しない形状になっているため、アーム部材2の一端2
aに形成した溝2bが回転軸31の一端部31aにはま
り合うと、アーム部材2と回転軸31の回転動作が同期
する。アーム部材2の他端2cには、孔2dが形成され
ており、この孔2dが前方(使用者からみて手前)の蓋
部11の側部に突設したねじ2e等により固定される。
に、略く字状に形成され、その一端2aが後述のロータ
リーダンパ3の回転軸31の一端部31aに連結され
る。回転軸31の一端部31aは、一部が切り欠かれた
水平面に形成され、該一端部31aに係合する部材が空
転しない形状になっているため、アーム部材2の一端2
aに形成した溝2bが回転軸31の一端部31aにはま
り合うと、アーム部材2と回転軸31の回転動作が同期
する。アーム部材2の他端2cには、孔2dが形成され
ており、この孔2dが前方(使用者からみて手前)の蓋
部11の側部に突設したねじ2e等により固定される。
【0008】ロータリーダンパ3は、制御対象物である
折り畳み蓋10を支持しているピアノの本体14に固定
される。なお、ロータリーダンパ3は折り畳み蓋10を
開けた本体14の内側に設けても良いし、また、本体1
4の外側に設けても良い。ロータリーダンパ3の取付位
置が本体14の内側か外側であるかにより、上記したア
ーム部材2の取付位置も折り畳み蓋10を構成する前方
の蓋部11の内側か外側か選択される。
折り畳み蓋10を支持しているピアノの本体14に固定
される。なお、ロータリーダンパ3は折り畳み蓋10を
開けた本体14の内側に設けても良いし、また、本体1
4の外側に設けても良い。ロータリーダンパ3の取付位
置が本体14の内側か外側であるかにより、上記したア
ーム部材2の取付位置も折り畳み蓋10を構成する前方
の蓋部11の内側か外側か選択される。
【0009】ロータリーダンパ3は、図3〜図5に示す
ように、その中心軸方向に沿って配設される回転軸31
と、該回転軸31の回転動作に追随せず、回転軸31に
対して相対回転することになる本体部32等を有して構
成される。
ように、その中心軸方向に沿って配設される回転軸31
と、該回転軸31の回転動作に追随せず、回転軸31に
対して相対回転することになる本体部32等を有して構
成される。
【0010】本体部32は、本体ケース32a内に、平
面環状で、円周に沿った凹部32bを有し、本体ケース
32aに対して固定配設される固定ロータ部32cと、
固定ロータ部32cの凹部32bにはまり合う凸部32
dを有すると共に、中心に軸挿通孔32eを有する可動
ロータ部32fが配設されている。また、固定ロータ部
32cの凹部32bと可動ロータ部32fの凸部32d
との間の僅かな隙間には粘性液体が充填されている。そ
して、回転軸31は、可動ロータ部32fの軸挿通孔3
2eに挿入されている。回転軸31と可動ロータ部32
fの軸挿通孔32eは、断面多角形の形状とすることな
どによる回り止め手段が施されており、回転軸31と可
動ロータ部32fは同期して回転する。従って、回転軸
31は、回転の際、可動ロータ部32fと固定ロータ部
32c間の隙間に充填された粘性液体の抵抗を受けるこ
とになる。なお、回転軸31の一端31aは、上記のよ
うにアーム部材2の一端2aとの連結のため、本体ケー
ス32aの外方に突出するよう設けられている。また、
本体ケース32aにはフランジ部32hが設けられてお
り、このフランジ部32hにねじ等が挿通されて制御対
象物を支持する本体に固定される。
面環状で、円周に沿った凹部32bを有し、本体ケース
32aに対して固定配設される固定ロータ部32cと、
固定ロータ部32cの凹部32bにはまり合う凸部32
dを有すると共に、中心に軸挿通孔32eを有する可動
ロータ部32fが配設されている。また、固定ロータ部
32cの凹部32bと可動ロータ部32fの凸部32d
との間の僅かな隙間には粘性液体が充填されている。そ
して、回転軸31は、可動ロータ部32fの軸挿通孔3
2eに挿入されている。回転軸31と可動ロータ部32
fの軸挿通孔32eは、断面多角形の形状とすることな
どによる回り止め手段が施されており、回転軸31と可
動ロータ部32fは同期して回転する。従って、回転軸
31は、回転の際、可動ロータ部32fと固定ロータ部
32c間の隙間に充填された粘性液体の抵抗を受けるこ
とになる。なお、回転軸31の一端31aは、上記のよ
うにアーム部材2の一端2aとの連結のため、本体ケー
ス32aの外方に突出するよう設けられている。また、
本体ケース32aにはフランジ部32hが設けられてお
り、このフランジ部32hにねじ等が挿通されて制御対
象物を支持する本体に固定される。
【0011】バネ部材は、本実施の形態では渦巻きバネ
4を使用している。この渦巻きバネ4は鋼帯を渦状に巻
いたバネであり、図4に示したように、本体ケース32
aから突出している回転軸31の他端31bに中心側端
部4aが連結され、外周側端部4bが本体ケース32a
に突設したバネ掛け突起32gに連結される。より具体
的には、回転軸31の他端31bには端面から該他端3
1bを2分割する溝31cが形成されており、中心側端
部4aはこの溝31cに係合されている。また、その弾
発力は、回転軸31に連結されるアーム部材2を、制御
対象物が、緩衝装置1による緩衝力を受ける方向と反対
の方向、すなわち、図1の前方の蓋部11の開放方向に
働くように設定される。
4を使用している。この渦巻きバネ4は鋼帯を渦状に巻
いたバネであり、図4に示したように、本体ケース32
aから突出している回転軸31の他端31bに中心側端
部4aが連結され、外周側端部4bが本体ケース32a
に突設したバネ掛け突起32gに連結される。より具体
的には、回転軸31の他端31bには端面から該他端3
1bを2分割する溝31cが形成されており、中心側端
部4aはこの溝31cに係合されている。また、その弾
発力は、回転軸31に連結されるアーム部材2を、制御
対象物が、緩衝装置1による緩衝力を受ける方向と反対
の方向、すなわち、図1の前方の蓋部11の開放方向に
働くように設定される。
【0012】ここで、図1に示したピアノの折り畳み蓋
10について説明する。この折り畳み蓋10は、前方の
蓋部11と後方の蓋部12とを有し、両者が蝶番13を
介して連結されている。前方の蓋部11は、蝶番13の
回転軸13aを中心として上下方向に回動する。本体部
14には、折り畳み蓋10の後方部位に、スライド移動
する後方の蓋部12を収容する収容部14aが形成され
ている。また、この収容部14aは、後方の蓋部12を
余裕を持って収容できるよう、該後方の蓋部12の厚み
よりも上下方向高さの広い空間部で形成されている。本
実施の形態では、ロータリーダンパ3が本体部14に固
定され、アーム部材2が所定の長さを有し、かつアーム
部材2に前方の蓋部11が連結固定されているため、後
方の蓋部12をスライド移動させた場合には、アーム部
材2の他端2cがロータリーダンパ3の回転軸31を中
心として円弧を描くため、後方の蓋部12は後方への移
動途中に一旦その前端が浮き上がった後沈むような動き
をする。従って、収容部14aは、この後方の蓋部12
の動きを妨げないよう、余裕を持った空間部で形成して
いる。
10について説明する。この折り畳み蓋10は、前方の
蓋部11と後方の蓋部12とを有し、両者が蝶番13を
介して連結されている。前方の蓋部11は、蝶番13の
回転軸13aを中心として上下方向に回動する。本体部
14には、折り畳み蓋10の後方部位に、スライド移動
する後方の蓋部12を収容する収容部14aが形成され
ている。また、この収容部14aは、後方の蓋部12を
余裕を持って収容できるよう、該後方の蓋部12の厚み
よりも上下方向高さの広い空間部で形成されている。本
実施の形態では、ロータリーダンパ3が本体部14に固
定され、アーム部材2が所定の長さを有し、かつアーム
部材2に前方の蓋部11が連結固定されているため、後
方の蓋部12をスライド移動させた場合には、アーム部
材2の他端2cがロータリーダンパ3の回転軸31を中
心として円弧を描くため、後方の蓋部12は後方への移
動途中に一旦その前端が浮き上がった後沈むような動き
をする。従って、収容部14aは、この後方の蓋部12
の動きを妨げないよう、余裕を持った空間部で形成して
いる。
【0013】本実施の形態にかかる折り畳み蓋用開閉装
置1を取り付ける場合、アーム部材2の取付位置及び長
さにもよるが、前方の蓋部11を閉じたときと、前方の
蓋部11を開いた状態で後方の蓋部12を最も後方にス
ライド移動させたときの両方の位置にできるよう、ロー
タリーダンパ3のピアノ本体14への取付位置を設定す
る必要がある。図1に示したように前方の蓋部11の後
端縁付近にアーム部材2の他端2cを連結する場合に
は、通常、図1に示したように、後方の蓋部12の中央
部の下方付近に配設する。
置1を取り付ける場合、アーム部材2の取付位置及び長
さにもよるが、前方の蓋部11を閉じたときと、前方の
蓋部11を開いた状態で後方の蓋部12を最も後方にス
ライド移動させたときの両方の位置にできるよう、ロー
タリーダンパ3のピアノ本体14への取付位置を設定す
る必要がある。図1に示したように前方の蓋部11の後
端縁付近にアーム部材2の他端2cを連結する場合に
は、通常、図1に示したように、後方の蓋部12の中央
部の下方付近に配設する。
【0014】図1の実線で示した閉止状態から、折り畳
み蓋10を開放する場合、まず、前方の蓋部11を上方
向に持ち上げる。このとき、アーム部材2は渦巻きバネ
4により前方の蓋部11を開放する方向に常時付勢され
ているため、使用者は容易に持ち上げることができる。
所定角度持ち上げたならば、前方の蓋部11を押して、
後方の蓋部12を本体14の収容部14a内へ向かって
スライド移動させる。この際、上記のように、後方の蓋
部12は、アーム部材2の他端2cの円弧に沿ってその
前端縁がやや浮き上がった後に沈むような動きをし、前
方の蓋部11又は後方の蓋部12のいずれかの部位が本
体14のいずれかの部位に設けられたストッパ(図示せ
ず)に当接した時点で止まり、折り畳み蓋10が開放さ
れる(図1の想像線で示した状態)。
み蓋10を開放する場合、まず、前方の蓋部11を上方
向に持ち上げる。このとき、アーム部材2は渦巻きバネ
4により前方の蓋部11を開放する方向に常時付勢され
ているため、使用者は容易に持ち上げることができる。
所定角度持ち上げたならば、前方の蓋部11を押して、
後方の蓋部12を本体14の収容部14a内へ向かって
スライド移動させる。この際、上記のように、後方の蓋
部12は、アーム部材2の他端2cの円弧に沿ってその
前端縁がやや浮き上がった後に沈むような動きをし、前
方の蓋部11又は後方の蓋部12のいずれかの部位が本
体14のいずれかの部位に設けられたストッパ(図示せ
ず)に当接した時点で止まり、折り畳み蓋10が開放さ
れる(図1の想像線で示した状態)。
【0015】折り畳み蓋10を閉止する場合は、前方の
蓋部11を把持して後方の蓋部12を手前へ引き出す。
後方の蓋部12を引き出したならば、前方の蓋部11を
把持していた手等を離したとすると、前方の蓋部11の
自重により、下方向へ回動する。このとき、前方の蓋部
11は、アーム部材2が回動することにより、回転軸3
1が回転するため、可動ロータ部32fと固定ロータ部
32cとの間の粘性液体の粘性抵抗により、ゆっくりと
閉成動作する。
蓋部11を把持して後方の蓋部12を手前へ引き出す。
後方の蓋部12を引き出したならば、前方の蓋部11を
把持していた手等を離したとすると、前方の蓋部11の
自重により、下方向へ回動する。このとき、前方の蓋部
11は、アーム部材2が回動することにより、回転軸3
1が回転するため、可動ロータ部32fと固定ロータ部
32cとの間の粘性液体の粘性抵抗により、ゆっくりと
閉成動作する。
【0016】なお、上記実施の形態では、ロータリーダ
ンパ3として、回転軸31に連結される可動ロータ部3
2fが粘性液体を介して固定ロータ部32bと摺接する
粘性抵抗を利用したタイプのロータリーダンパを使用し
ているが、これに限定されるものではなく、可動ロータ
にオリフィスを備えたベーン(図示せず)を有し、粘性
液体がオリフィス通過時に発生する動圧抵抗を利用した
ロータリーダンパを用いることもできる。
ンパ3として、回転軸31に連結される可動ロータ部3
2fが粘性液体を介して固定ロータ部32bと摺接する
粘性抵抗を利用したタイプのロータリーダンパを使用し
ているが、これに限定されるものではなく、可動ロータ
にオリフィスを備えたベーン(図示せず)を有し、粘性
液体がオリフィス通過時に発生する動圧抵抗を利用した
ロータリーダンパを用いることもできる。
【0017】いずれのタイプでも、本発明では適用可能
であるが、動圧抵抗を利用するタイプであって制御対象
物の閉成時にのみ大きな動圧抵抗を発揮できる、オリフ
ィスのほかに弁機構を備えた一方向性のロータリーダン
パの場合に、弁機構が閉弁動作するに当たっては所定以
上の負荷が必要である。従って、制御対象物を僅かに開
放しただけで閉じる場合には、弁機構を閉弁動作させる
ための負荷が足りず、動圧抵抗が働かない遊びが生じ
る。もちろん、本発明では、渦巻きバネ4を有している
ため、このような場合でも渦巻きバネ4の抵抗力は作用
する。しかしながら、鍵盤蓋等のような重量物の場合に
は、ロータリーダンパ3の抵抗力も確実に働くよう、本
実施の形態のように粘性抵抗を利用したタイプを用いる
ことが好ましい。また、本実施の形態で用いたロータリ
ーダンパ3は、固定ロータ部32cに凹部32bを形成
し、可動ロータ部32fに凸部32dを形成しており、
摺接面積を大きくとれるので、小型であっても大きな抵
抗力を発揮できるというメリットもある。なお、固定ロ
ータ部32cの凹部32bと可動ロータ部32fの凸部
32dの数を増せば、小型ながらより大きな抵抗力を発
揮させることができる。
であるが、動圧抵抗を利用するタイプであって制御対象
物の閉成時にのみ大きな動圧抵抗を発揮できる、オリフ
ィスのほかに弁機構を備えた一方向性のロータリーダン
パの場合に、弁機構が閉弁動作するに当たっては所定以
上の負荷が必要である。従って、制御対象物を僅かに開
放しただけで閉じる場合には、弁機構を閉弁動作させる
ための負荷が足りず、動圧抵抗が働かない遊びが生じ
る。もちろん、本発明では、渦巻きバネ4を有している
ため、このような場合でも渦巻きバネ4の抵抗力は作用
する。しかしながら、鍵盤蓋等のような重量物の場合に
は、ロータリーダンパ3の抵抗力も確実に働くよう、本
実施の形態のように粘性抵抗を利用したタイプを用いる
ことが好ましい。また、本実施の形態で用いたロータリ
ーダンパ3は、固定ロータ部32cに凹部32bを形成
し、可動ロータ部32fに凸部32dを形成しており、
摺接面積を大きくとれるので、小型であっても大きな抵
抗力を発揮できるというメリットもある。なお、固定ロ
ータ部32cの凹部32bと可動ロータ部32fの凸部
32dの数を増せば、小型ながらより大きな抵抗力を発
揮させることができる。
【0018】また、上記実施の形態では、渦巻きバネ4
を一つしか使用していないが、本体ケース32aから突
出する回転軸31の他端31bの長さを長くし、溝31
cの長さも長くとり、また、本体ケース32aに突設す
るバネ掛け突起32gの長さも長くすることにより、必
要に応じて2以上並列的に使用することも可能である。
また、渦巻きバネ4の中心側端部4aをロータリーダン
パ3の回転軸31に連結し、外周側端部4bを本体部3
2の本体ケース32aに連結しているが、要は、バネ部
材の一端が可動側に、他端が不動部側に固定されていれ
ばよく、例えば、渦巻きバネ4を用いた場合には、中心
側端部4aをアーム部材2に連結することもできる。ま
た、不動部であるピアノ等の本体14の適宜部位に突起
(図示せず)を設け、この突起に渦巻きバネ4の外周側
端部4bを連結させることもできる。
を一つしか使用していないが、本体ケース32aから突
出する回転軸31の他端31bの長さを長くし、溝31
cの長さも長くとり、また、本体ケース32aに突設す
るバネ掛け突起32gの長さも長くすることにより、必
要に応じて2以上並列的に使用することも可能である。
また、渦巻きバネ4の中心側端部4aをロータリーダン
パ3の回転軸31に連結し、外周側端部4bを本体部3
2の本体ケース32aに連結しているが、要は、バネ部
材の一端が可動側に、他端が不動部側に固定されていれ
ばよく、例えば、渦巻きバネ4を用いた場合には、中心
側端部4aをアーム部材2に連結することもできる。ま
た、不動部であるピアノ等の本体14の適宜部位に突起
(図示せず)を設け、この突起に渦巻きバネ4の外周側
端部4bを連結させることもできる。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る緩衝装置によれば、ロータ
リーダンパの回転軸に連結され、他端が前方の蓋部に連
結されるアーム部材と、一端がロータリーダンパの回転
軸又はアーム部材に連結され、他端が適宜の不動部に連
結され、アーム部材を前方の蓋部の開放方向に付勢する
バネ部材とを有しているため、折り畳み蓋を構成する複
数の蓋部のうち、上下方向に回動する前方の蓋部の閉成
動作を遅動させることを容易に実現できる。しかも、バ
ネ部材によりアーム部材が前方の蓋部の開放方向へ常時
付勢されているため、前方の蓋部の開放方向への回転動
作も容易に行うことができる。
リーダンパの回転軸に連結され、他端が前方の蓋部に連
結されるアーム部材と、一端がロータリーダンパの回転
軸又はアーム部材に連結され、他端が適宜の不動部に連
結され、アーム部材を前方の蓋部の開放方向に付勢する
バネ部材とを有しているため、折り畳み蓋を構成する複
数の蓋部のうち、上下方向に回動する前方の蓋部の閉成
動作を遅動させることを容易に実現できる。しかも、バ
ネ部材によりアーム部材が前方の蓋部の開放方向へ常時
付勢されているため、前方の蓋部の開放方向への回転動
作も容易に行うことができる。
【図1】本発明の折り畳み蓋用開閉装置の一の実施の形
態を示す概要図である。
態を示す概要図である。
【図2】上記実施の形態のアーム部材と前方の蓋部との
連結部を示す斜視図である。
連結部を示す斜視図である。
【図3】上記実施の形態で用いた渦巻きバネが配設され
たロータリーダンパを示す平面図である。
たロータリーダンパを示す平面図である。
【図4】上記実施の形態で用いた渦巻きバネが配設され
たロータリーダンパを示す断面図である。
たロータリーダンパを示す断面図である。
【図5】上記実施の形態で用いた渦巻きバネが配設され
たロータリーダンパを示す底面図である。
たロータリーダンパを示す底面図である。
1 折り畳み蓋用開閉装置 2 アーム部材 3 ロータリーダンパ 31 回転軸 32 本体部 4 渦巻きバネ 10 折り畳み蓋 11 前方の蓋 12 後方の蓋 14 ピアノの本体
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の蓋部が蝶番を介して連結され、前
方の蓋部は蝶番の回転軸を中心として開放され、後方の
蓋部はスライド移動させて開放される折り畳み蓋用開閉
装置において、 折り畳み蓋を支持する本体側に固定されるロータリーダ
ンパと、 一端がロータリーダンパの回転軸に連結され、他端が前
方の蓋部に連結されるアーム部材と、 一端がロータリーダンパの回転軸又はアーム部材に連結
され、他端が適宜の不動部に連結され、アーム部材を前
方の蓋部の開放方向に付勢するバネ部材と、を有するこ
とを特徴とする折り畳み蓋用開閉装置。 - 【請求項2】 前記蓋部が2枚である請求項1記載の折
り畳み蓋用開閉装置。 - 【請求項3】 前記バネ部材が渦巻きバネである請求項
1又は2記載の折り畳み蓋用開閉装置。 - 【請求項4】 前記不動部が、ロータリーダンパの本体
部である請求項1〜3のうちのいずれか1に記載の折り
畳み蓋用開閉装置。 - 【請求項5】 前記ロータリーダンパが粘性抵抗を利用
したものである請求項1〜4のうちのいずれか1に記載
の折り畳み蓋用開閉装置。 - 【請求項6】 前記折り畳み蓋がピアノの鍵盤蓋である
請求項1〜5のうちのいずれか1に記載の折り畳み蓋用
開閉装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9341998A JPH11161263A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 折り畳み蓋用開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9341998A JPH11161263A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 折り畳み蓋用開閉装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11161263A true JPH11161263A (ja) | 1999-06-18 |
Family
ID=18350391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9341998A Pending JPH11161263A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 折り畳み蓋用開閉装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11161263A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011013250A (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Casio Computer Co Ltd | 鍵盤蓋の開閉装置 |
| JP2015087708A (ja) * | 2013-11-01 | 2015-05-07 | ヤマハ株式会社 | 緩衝装置 |
| CN113870813A (zh) * | 2021-10-08 | 2021-12-31 | 九江职业大学 | 一种用于钢琴盖开关的缓冲装置 |
-
1997
- 1997-11-28 JP JP9341998A patent/JPH11161263A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011013250A (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Casio Computer Co Ltd | 鍵盤蓋の開閉装置 |
| US8088983B2 (en) | 2009-06-30 | 2012-01-03 | Casio Computer Co., Ltd | Fallboard opening and closing device |
| JP2015087708A (ja) * | 2013-11-01 | 2015-05-07 | ヤマハ株式会社 | 緩衝装置 |
| CN104616637A (zh) * | 2013-11-01 | 2015-05-13 | 雅马哈株式会社 | 缓冲装置 |
| CN113870813A (zh) * | 2021-10-08 | 2021-12-31 | 九江职业大学 | 一种用于钢琴盖开关的缓冲装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
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| A977 | Report on retrieval |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060406 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060817 |