JPH11162414A - 高圧放電ランプおよび照明装置 - Google Patents

高圧放電ランプおよび照明装置

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JPH11162414A
JPH11162414A JP32787397A JP32787397A JPH11162414A JP H11162414 A JPH11162414 A JP H11162414A JP 32787397 A JP32787397 A JP 32787397A JP 32787397 A JP32787397 A JP 32787397A JP H11162414 A JPH11162414 A JP H11162414A
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pressure discharge
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貴之 青木
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和好 岡村
Shigemi Oku
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発光管の熱に応動する熱応動スイッチの温度特
性のばらつきが少ない始動装置を備えた高圧放電ランプ
およびこれを用いた照明装置を提供する。 【解決手段】発光管の熱に応動する熱応動スイッチを絶
縁性基板に実装するとともに、この熱応動スイッチをパ
ルス発生手段およびパルス停止手段と直列接続して発光
管と並列的に接続した。パルス発生手段を自己発熱形熱
応動スイッチにより、また発光管の熱に応動するスイッ
チをバイメタルスイッチにより、さらにパルス停止手段
を絶縁性基板を挟んで熱応動スイッチとほぼ対向して自
己発熱形熱応動スイッチを加熱するヒータにより、それ
ぞれ構成することができる。ヒータの放射熱を反射する
反射手段を配設することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、始動時にパルス電
圧を発生する始動装置を備えた高圧放電ランプおよびこ
れを用いた照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高圧ナトリウムランプなどの高圧放電ラ
ンプを、2次開放電圧のなるべく低い小形の安定器を用
いて始動するためには、パルス電圧を発生して発光管に
印加して放電媒体の絶縁を破壊すればよい。このため、
高圧放電ランプに始動装置を内蔵したものが従来から使
用されている。
【0003】従来の高圧放電ランプに内蔵の始動装置
は、自己発熱形熱応動スイッチを備えていて、安定器の
2次開放電圧を印加すると、自己発熱形熱応動スイッチ
が自己発熱により温度上昇し、やがて熱応動により当該
スイッチが閉路する。閉路すると、安定器を介して電流
が流れる。一方、自己発熱形熱応動スイッチは、自己発
熱が停止するから、温度が再び低下しだして、やがて熱
応動により当該スイッチが開路する。その瞬間に、安定
器に通流していた電流が遮断された際の過渡現象によっ
てパルス電圧が発生して発光管の両端に印加され、高圧
放電ランプの始動が促進されるように構成されている。
【0004】しかし、発光管が不良などのためにパルス
電圧を印加しても始動しないときに、パルス電圧が連続
して発生すると、安定器や配線の絶縁が破壊され、それ
らの焼損するなどの不都合が生じる。
【0005】そこで、始動時に所定時間だけパルス電圧
を発生したら、自動的にパルス電圧の発生を停止するよ
うに構成している。すなわち、パルス停止手段として、
始動装置中にと直列にヒータを挿入し、このヒータの発
熱を自己発熱形熱応動スイッチに作用させるようにして
いる。始動装置が動作して所定時間パルス電圧を発生す
ると、その間発熱を継続していたパルス停止手段のヒー
タの発熱量が所定値に達して、この熱を受ける自己発熱
形熱応動スイッチの温度が所定値まで上昇するために、
もはや開閉動作を行うことができなくなり、閉路された
状態を維持する。したがって、始動開路は以後パルス電
圧を発生することができない。
【0006】ところで、高圧放電ランプが始動したら、
始動用のパルス電圧は不要であるから、従来の始動装置
においては、さらに発光管の発熱に応動して始動装置を
開放する熱応動スイッチを配設している。
【0007】従来の熱応動スイッチは、そのバイメタル
可動接点の基端部を発光管を支持する導体枠の一方の導
体枠片に装着し、固定接点を他方の導体枠片に固着した
セラミックス製の絶縁基板に装着してなる構造であっ
た。また、他方の導体枠片には、自己発熱形熱応動スイ
ッチを支持させていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】熱応動スイッチは、発
光管が始動可能な温度まで冷却されてから、始動装置を
閉路しなければならない。しかし、熱応動スイッチは、
発光管が所定温度に冷却されたら、速やかに始動装置を
閉路しなければならない。たとえば、発光管が所定温度
まで冷却されてから、30分経過してから熱応動スイッ
チが閉路するのでは実用上問題がある。
【0009】しかしながら、従来の熱応動スイッチは、
上述したように可動接点と固定接点が異なる導体枠片に
装着されていたので、導体枠の変形などのために、可動
接点と固定接点との間の距離がばらつきやすかった。
【0010】このため、熱応動スイッチの温度特性すな
わち消灯後の始動時間のばらつきを無視できなかった。
【0011】また、自己発熱形熱応動スイッチを放射熱
により加熱するように設定している筈のヒータの熱が導
体枠を介して自己発熱形熱応動スイッチに伝導してしま
い、所定時間前にパルス発生動作を停止してしまうこと
もある。
【0012】さらに、自己発熱形熱応動スイッチを加熱
する目的のヒータの熱の遮蔽が悪くて、発光管の熱に応
動すべき熱応動スイッチを加熱して始動装置を開路させ
てしまうこともあった。
【0013】本発明は、発光管の熱に応動する熱応動ス
イッチの温度特性のばらつきが少ない始動装置を備えた
高圧放電ランプおよびこれを用いた照明装置を提供する
ことを主たる目的とする。
【0014】本発明は、パルス発生手段として自己発熱
形熱応動スイッチを用い、パルス停止手段としてヒータ
を用いた場合に、ヒータの熱の遮蔽を良好にして始動装
置の誤動作を防止した高圧放電ランプおよびこれを用い
た照明装置を提供することを副次的な目的とする。
【0015】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の高圧放
電ランプは、両端に一対の電極を封着し内部に放電媒体
を封入してなる発光管と;パルス発生手段、発光管の発
熱に応動して開路するように絶縁性基板に実装されてい
る熱応動スイッチおよびパルス発生手段の動作を所定時
間後に停止させるパルス停止手段の直列回路からなる始
動装置と;発光管および始動装置を内部に収納する外管
と;を具備していることを特徴としている。
【0016】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0017】高圧放電ランプは、高圧ナトリウムラン
プ、メタルハライドランプなどの高圧放電ランプ全般に
適用することができる。したがって、発光管はその材質
および封入する放電媒体を高圧放電ランプの種類に応じ
て適宜選択するものとする。
【0018】始動装置は、高圧放電ランプに印加される
電圧により作動する。したがって、多くの場合、発光管
と並列接続される。始動装置のパルス発生手段は、電圧
の印加により作動を開始して、所定時間の間パルス電圧
を発生するように作用する。すなわち、パルス発生手段
は、スイッチ要素を含み、当該スイッチ要素が閉路から
開路する瞬間に安定器に通流していた電流が遮断される
ことに伴う過渡現象によりパルス電圧を発生する。この
パルス電圧は発光管の両端に印加されてその始動を促進
する。パルス発生手段は、上記のようにパルス電圧を発
生すれば、どのような構造であってもよい。
【0019】発光管の熱に応動する熱応動スイッチは、
発光管が始動して温度上昇すると、これに応動して開路
するものであって、かつ、共通の絶縁性基板に実装され
ているのであれば、どのような構造であってもよい。
【0020】パルス停止手段は、始動回路の動作開始後
所定時間経過した際にパルス発生手段の動作を停止させ
るのであれば、どのような構造であってもよい。
【0021】そうして、本発明においては、発光管の熱
に応動する熱応動スイッチが共通の絶縁基板に実装され
ているので、接点距離を一定にすることが容易である。
このため、熱応動スイッチの温度特性のばらつきを著し
く少なくすることができる。
【0022】請求項2の発明の高圧放電ランプは、請求
項1記載の高圧放電ランプにおいて、熱応動スイッチ
は、絶縁性基板、絶縁性基板上に配設された固定接点、
および固定接点に接触しているが発光管の発熱に応動し
て固定接点から離間するように配設されたバイメタル可
動接点を含んでいることを特徴としている。
【0023】本発明は、すこぶる構造が簡単で動作が確
実であるために、好適な熱応動スイッチを規定するもの
である。
【0024】絶縁性基板は、高圧放電ランプの作動によ
り発生する熱に対する耐熱性を有していて、かつ不純ガ
スを放出させやすければ、どのような材料であってもよ
い。一般的には、セラミックスが好適である。セラミッ
クスとしては、アルミナセラミックスが経済的に優れて
いる。
【0025】そうして、バイメタル可動接点は、発光管
の温度が低いときには固定接点に接触しているため、熱
応動スイッチは閉路している。高圧放電ランプが始動、
点灯することによって、発光管の温度が所定値に達する
と、バイメタルが変位してバイメタル可動接点は、固定
接点から離れるため、熱応動スイッチは開路する。これ
により、始動装置は動作を停止する。したがって、以後
高圧放電ランプの点灯中はこの状態を維持する。
【0026】高圧放電ランプが消灯すると、その直後は
発光管の温度がまだ高いので、熱応動スイッチは、バイ
メタル可動接点が固定接点から離間していて開路状態で
あるが、やがて発光管の温度が低下するにしたがってバ
イメタルが変位していき、温度が所定値に達すると、バ
イメタル可動接点が固定接点に接触して、熱応動スイッ
チが閉路する。これにより、始動装置は作動を開始して
パルス電圧を発生し、発光管に印加するので、発光管は
再び始動する。
【0027】本発明においては、バイメタル可動接点お
よび固定接点が共通の絶縁性基板に装着されているた
め、両接点間の距離を一定にすることが容易であるか
ら、熱応動スイッチの温度特性のばらつきをすこぶる少
なくすることができる。
【0028】請求項3の発明の高圧放電ランプは、請求
項1または2記載の高圧放電ランプにおいて、パルス発
生手段は自己発熱形熱応動スイッチであり;パルス停止
手段は、絶縁性基板を挟んで熱応動スイッチとほぼ対向
するとともに自己発熱形熱応動スイッチを加熱するよう
に配設されたヒータからなる;ことを特徴としている。
【0029】「自己発熱形熱応動スイッチ」とは、通電
に伴い発熱する機能を備え、かつ、その発熱に応動して
開閉する機能を備えているスイッチを意味する。通電以
前には閉路していて、通電開始に伴って発熱し、所定温
度に達したときに開路する構成であることを許容する。
このような構成の具体的例としては、バイメタル可動接
点の冷却時にヒータと直列接続してヒータに通電して発
熱させ、その熱を受けてバイメタル可動接点が所定温度
に達したときにヒータとの直列接続を遮断するととも
に、固定接点に接触して安定器に所定電流が通流し、や
がて冷却すると、固定接点から離間して安定器に通流し
ていた電流が遮断されるために、その際に安定器からパ
ルス電圧を発生する構造を採用することができる。
【0030】また、通電に伴い発熱して閉路し、閉路に
伴って冷却して所定温度に達したときに開路する構成で
あるもとも許容する。このような構成の具体例として
は、スイッチスタート形蛍光ランプの始動用として使用
される点灯管と同様ないしほぼ同様な点灯管を採用する
ことができる。この場合、点灯管は、電圧が印加される
と、グロー放電を開始して、発熱し、所定温度に達した
ときに内蔵しているバイメタル電極が固定電極に接触す
る。このとき、安定器に所定電流が通流するが、点灯管
の両電極の接触により、グロー放電が停止するから、冷
却してやがてバイメタル電極は固定電極から離間する
と、安定器に通流していた電流が遮断され、その際にパ
ルス電圧が発生する。
【0031】上記のように、いずれの構成においても、
自己発熱形熱応動スイッチが閉路状態から開路した瞬間
に安定器からパルス電圧を発生することができる。
【0032】ところで、パルス停止手段は、絶縁性基板
を挟んで熱応動スイッチとほぼ対向する位置に配設され
るヒータからなるので、自己発熱形熱応動スイッチに対
して熱を与えて一定時間の間パルス電圧を発生したら、
自己発熱形熱応動スイッチがパルス発生手段のヒータに
よる加熱で温度上昇するために、パルス電圧発生を停止
させることができる。
【0033】そうして、本発明にあっては、パルス停止
手段のヒータが絶縁性基板を介して発光管の熱に応動す
る熱応動スイッチとほぼ対向するために、両者の間は適
当に遮熱され、したがってヒータが熱応動スイッチを誤
動作させることがない。
【0034】請求項4の発明の高圧放電ランプは、請求
項3記載の高圧放電ランプにおいて、パルス停止手段
は、絶縁性基板に支持されたヒータからなることを特徴
としている。
【0035】本発明においては、絶縁性基板は発光管の
熱に応動する熱応動スイッチおよびパルス停止手段の両
者に対して基板を提供するから、部品点数が少なく、組
立も容易である。したがって、本発明は、コスト低減に
効果的である。
【0036】請求項5の発明の高圧放電ランプは、請求
項4記載の高圧放電ランプにおいて、ヒータから放射さ
れる熱をパルス発生手段側へ反射する反射手段を具備し
ていることを特徴としている。
【0037】本発明は、上記反射手段を備えているた
め、自己発熱形熱応動スイッチの加熱条件が一定になり
やすくなり、これによりパルス停止までの時間のばらつ
きが少なくなる。
【0038】反射手段は、反射性の金属板、白色系のセ
ラミックス板などにて構成することができる。
【0039】また、反射手段は導体枠に固定することが
できる。
【0040】請求項6の発明の照明装置は、照明装置本
体と;照明装置本体に装着された請求項1ないし5のい
ずれか一記載の高圧放電ランプと;を具備していること
を特徴としている。
【0041】「照明装置」とは、高圧放電ランプの発光
を何らかの目的で用いるように構成された装置を意味す
る。したがって、照明、光投射および光化学反応など各
種用途に幅広く適応する。
【0042】照明用としては、屋内用および屋外用の各
種照明器具に適応する。
【0043】光投射用としては、液晶プロジェクタ、オ
ーバーヘッドプロジェクタや広告・宣伝または標識など
の表示体への投光用に適応する。
【0044】光化学反応用としては、光硬化性樹脂・光
乾燥性インキの処理、合成樹脂の合成などに適応する。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0046】図1は、本発明の高圧放電ランプの第1の
実施形態を示す正面図である。
【0047】図2は、同じく要部拡大正面図である。
【0048】図3は、同じく要部拡大側面図である。
【0049】図4は、同じく回路図である。
【0050】本実施形態は、始動装置内蔵形の高圧ナト
リウムランプである。
【0051】図において、1は発光管、2は始動装置、
3は近接導体、4は導体枠、5は導体バンド、6は外
管、7はフレアステム、8は口金である。
【0052】発光管1は、透光性アルミナセラミックス
からなるチューブを主体とする放電容器の両端に一対の
電極を封着するとともに、内部にナトリウムアマルガム
とキセノンとを封入して構成されている。この発光管1
は、後述する導体枠4に上端を導体バンド5を介して支
持されるとともに、図において上部の電極は導体枠4に
接続されている。発光管1の下部の電極は導体9の一端
に機械的に支持されると同時に電気的に接続されてい
る。
【0053】始動装置2は、パルス発生手段2a、発光
管1の熱に応動する熱応動スイッチ2bおよびパルス停
止手段2cを含み、発光管1と並列接続された直列回路
からなる。
【0054】パルス発生手段2aは、自己発熱形熱応動
スイッチから構成されている。さらに、本実施形態にお
いては、自己発熱形熱応動スイッチは、点灯管からな
る。
【0055】また、パルス発生手段2aは、金属リング
2a1により導体枠片4bに支持されている。
【0056】さらに、パルス発生手段2aの一端は発光
管1の下部の電極に接続され、他端は後述するパルス停
止手段2cの他端に接続している。
【0057】発光管1に応動する熱応動スイッチ2b
は、バイメタルスイッチからなり、絶縁性基板2b1に
装着されている。
【0058】また、熱応動スイッチ2bは、バイメタル
可動接点2b2および固定接点2b3を含んでいる。
【0059】バイメタル可動接点2b2は、絶縁性基板
2b1の上面に後述するボルト2b11を介して固定した
支柱2b21、支柱2b21に基端部を溶接したバイメタル
2b22、バイメタル2b22の先端に溶接した接点棒2b
23からなる。
【0060】固定接点2b3は、絶縁性基板2b1に後述
するボルト2b12を介して固定した支柱2b31に溶接さ
れている。
【0061】また、固定接点2b3は、バイメタル可動
接点2b2の接点棒2b23と直交するように配設されて
いる。
【0062】パルス停止手段2cは、ヒータから構成さ
れている。このヒータはパルス発生手段の自己発熱形熱
応動スイッチの点灯管を加熱するような関係に配設され
ている。
【0063】また、パルス停止手段2cは、絶縁性基板
2b1の下面に複数のアンカーワイヤ2c1の間にジグザ
グに吊下されたタングステン製の1重コイルフィラメン
トによりヒータを構成している。そして、アンカーワイ
ヤ2c1は、その上端が絶縁性基板2b1に固定されてい
る。
【0064】さらに、パルス停止手段2cの一端は、後
述するボルト2b12を介して発光管1の熱に応動する熱
応動スイッチ2bの他端に接続し、他端は導体2c2を
介して前述したようにパルス発生手段2aの一端に接続
している。
【0065】絶縁性基板2b1は、その上に互いに離間
して固定された一対のボルト2b11、2b12を植設して
備え、一方のボルト2b11を線材2b13を介して一方の
導体枠片5aに溶接により機械的に支持されているとと
もに、電気的に接続されている。他方のボルト2b12を
パルス停止手段2cの一端に導体2c3を介して接続し
ている。
【0066】近接導体3は、一方の導体枠片4aの上部
の電極近傍に対向する位置に一端が溶接され、中間部が
折曲されて発光管1に近接して発光管1の長手方向に沿
って下部の電極近傍まで延在し、再び導体枠片4aの下
部へ溶接されている。
【0067】導体枠4は、ほぼ平行な一対の導体枠片4
a、4bを上下で一体に連結してなり、フレアステム7
の一方の封着用導体7aに接続して機械的に支持されて
いる。
【0068】外管6は、発光管1、始動装置2および導
体枠4などを内部に収納するもので、その先端部は気密
に閉止され、基端部はフレアステム7により封止されて
いる。そして、内部は真空に保持されている。
【0069】なお、10は初期ゲッタで、外管6を封止
後高周波磁界を作用させて加熱蒸発させることにより、
外管6内の不純ガスを吸着して所要の真空度に保持す
る。図3においては初期ゲッタ10の図示を省略してい
る。
【0070】フレアステム7は、一対の封着用導体7
a、7bを気密に導入していて、その他方の封着用導体
7bは、導体9の下端を電気的に接続するとともに、機
械的に支持している。結局、フレアステム7は、発光管
1および始動装置2を導体枠4および導体9を介して外
管6内の所定の位置に支持していることになる。
【0071】これらを外管6内に配設するに際しては、
予めこれらをフレアステム7に装着してマウント組立体
を構成し、このマウント組立体を外管6内に挿入して、
フレアステム7を外管6に封着し、最後に口金8を外管
6の封着端に装着して高圧ナトリウムランプを組み立て
る。そして、封着用導体7a、7bを口金8の両端子に
接続している。
【0072】図4を参照して点灯回路を説明する。
【0073】図において、11は交流電源、12は安定
器、13は高圧放電ランプである。
【0074】交流電源11は200Vで、安定器12の
電源端子に接続する。
【0075】安定器12は、チョークコイルを主体とし
て構成され、その出力端子は配線を介して高圧放電ラン
プ13の口金に接続している。
【0076】高圧放電ランプ13は、図1ないし図3に
示す本発明の第1の実施形態のものである。したがっ
て、図1ないし図3と同一符号は同一部分を示す。
【0077】そうして、口金8に安定器12の出力電圧
が印加されると、発光管1および始動装置2に当該電圧
が印加される。発光管1はこの電圧印加では始動するこ
とができない。
【0078】これに対して、始動装置2は、熱応動スイ
ッチ2bが冷却状態で閉路しているので、パルス発生手
段2aの点灯管の両端に電圧が印加される。パルス発生
手段2aの点灯管は電圧印加により、グロー放電を開始
して発熱する。この発熱により、組み込まれているバイ
メタルが変位して、やがてパルス発生手段2aは閉路す
る。パルス発生手段2aの閉路により、安定器12を通
じて電流がパルス発生手段2aに通流する。パルス発生
手段2aの点灯管が閉路すると、上記のようにして発熱
が停止するから、暫くすると、冷却して再び開路する。
この開路により、安定器12を通流していた電流が遮断
されるので、安定器12に過渡現象によるパルス電圧が
発生し、このパルス電圧は発光管1に印加される。この
とき、パルス停止手段2cにおいては、始動回路を通流
する電流により発熱するが、熱量が少ないため、発熱開
始から所定時間の間はパルス発生手段2bの点灯管には
影響しない。
【0079】発光管1はパルス電圧の印加により、内部
の放電媒体が絶縁破壊されて始動する。最初のパルス電
圧で発光管1が始動しない場合には、点灯管の開路とと
もに再度グロー放電が発生し、発熱、閉路、冷却、開路
の一連の回路動作によって再びパルス電圧が発生する。
【0080】通常は、10回以下のパルス電圧印加で発
光管1は始動するが、発光管の不良により、なお始動し
ないときには、パルス停止手段2cの発熱が相当量に達
して、パルス発生手段2aの点灯管を十分に加熱するこ
とになり、このため点灯管は開路状態を維持する。した
がって、パルス発生手段2aは、パルス発生動作を行う
ことができない。
【0081】図5は、本発明の高圧放電ランプの第2の
実施形態を示す要部拡大正面図である。
【0082】図6は、同じく要部拡大側面図である。
【0083】図において、図1および図2と同一部分に
ついては同一符号を付して説明は省略する。
【0084】本実施形態は、パルス停止手段2cのヒー
タから放射する熱を始動装置2のパルス発生手段2aを
構成する自己発熱形熱応動スイッチであるところの点灯
管側へ反射する反射手段14を配設した点が異なる。
【0085】すなわち、図示の実施形態は、絶縁性基板
2b1との間にパルス停止手段2cを挟むようにステン
レス板製のほぼ半円形状をなす反射手段14を配設した
もので、反射手段14の両側部に起立部14a、14a
を形成して、これを導体枠4に溶接することによって固
定している。以上説明した本実施形態を試作品1とす
る。
【0086】次に、図示しないが、上記反射手段を2枚
用意し、互いに位置を入れ替え重ねて、ほぼ円形になる
ように導体枠4に固定したものを試作品2として用意
し、これら試作品1および試作品2のパルス停止時間に
ついて実測した結果を表1に、反射手段を備えない比較
例と対比して示す。
【0087】
【表1】 パルス停止時間 試作品1 試作品2 比較例 No.1 7分20秒 6分31秒 12分33秒 No.2 8分33秒 7分 7秒 14分49秒 No.3 9分21秒 7分26秒 17分11秒 No.4 10分47秒 8分34秒 18分50秒 No.5 12分44秒 9分14秒 20分22秒 平均値 9分45秒 7分26秒 15分45秒 最大・最少の差 5分24秒 2分43秒 7分49秒 表1から明かなように、反射手段14を用いることによ
り、熱反射が行われて自己発熱形熱応動スイッチを効果
的に加熱するために、パルス停止時間がなるべく短くな
る。
【0088】また、反射手段の面積を大きくすることに
より、さらにパルス停止時間を短縮することができる。
【0089】図7は、本発明の高圧放電ランプの第3の
実施形態におけるパルス停止手段を示す正面図である。
【0090】本実施形態は、コイルフィラメントの支持
が異なる。
【0091】図において、15はセラミックス製の枠
体、16はタングステン製の1重コイルフィラメントで
ある。
【0092】セラミックス製の枠体15は、窓枠状をな
すとともに上下対向する縁辺に、複数の切り込み15a
を規則的に形成している。
【0093】コイルフィラメント16は、切り込み15
aに巻き付けることにより、枠体15に装着している。
【0094】そうして、コイルフィラメント16を巻き
付けた枠体15を外管内の所定の位置に配設して始動装
置内に挿入する。
【0095】本実施形態によると、コイルフィラメント
の組立が容易になり、また温度上昇しやすくなる。
【0096】図8は、本発明の照明装置の一実施形態に
おけるトンネル用の照明器具の断面図である。
【0097】図において、13は高圧ナトリウムラン
プ、17は照明装置本体である。
【0098】高圧ナトリウムランプ13は、図4に示す
のと同一仕様のものである。
【0099】照明装置本体17は、箱体17a、反射板
17b、安定器17c、取付用耳17dおよび透光製ガ
ラス板17eなどからなる。
【0100】箱体17aは、前面に投光開口17a1を
備えている。
【0101】反射板17bは、箱体17a内に収納さ
れ、投光開口17a1に対設され、側面にランプ装着孔
を形成している。したがって、高圧ナトリウムランプ1
3は横向きに装着され、かつ点灯する。
【0102】安定器17cは、箱体17a内において、
反射板17bの背面側に配設されている。
【0103】取付用耳17dは、箱体1aの背面側に固
着されている。
【0104】透光性ガラス板17eは、その周囲をパッ
キング17e1を介して箱体17aの投光開口17a1
を防雨的に覆っている。
【0105】
【発明の効果】請求項1ないし5の各発明によれば、始
動装置のパルス発生手段およびパルス停止手段と直列接
続している発光管の熱に応動する熱応動スイッチを絶縁
性基板に実装したことにより、上記熱応動スイッチの温
度特性のばらつきが少ない高圧放電ランプを提供するこ
とができる。
【0106】請求項2の発明によれば、加えて発光管の
熱に応動する熱応動スイッチが固定接点およびこれに接
離するバイメタル可動接点を含んでいることにより、構
造が簡単で動作が確実な熱応動スイッチを備えた高圧放
電ランプを提供することができる。
【0107】請求項3の発明によれば、加えてパルス発
生手段を自己発熱形熱応動スイッチにより構成するとと
もに、絶縁性基板を挟んで発光管の熱に応動する熱応動
スイッチとほぼ対向し、かつ自己発熱形熱応動スイッチ
を加熱するように配設したヒータによってパルス停止手
段を構成したことにより、ヒータの熱を絶縁性基板によ
って遮蔽して発光管の熱に応動する熱応動スイッチの誤
動作を防止する高圧放電ランプを提供することができ
る。
【0108】請求項4の発明によれば、加えてパルス停
止手段のヒータを絶縁性基板に支持したことにより、部
品点数が少なくて組立が容易な高圧放電ランプを提供す
ることができる。
【0109】請求項5の発明によれば、加えてヒータか
ら放射される熱をパルス発生手段側へ反射する反射手段
を具備していることにより、パルス停止時間が短くて、
しかも、ばらつきが少ない高圧放電ランプを提供するこ
とができる。
【0110】請求項6の発明によれば、請求項1ないし
5の効果を有する照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高圧放電ランプの第1の実施形態を示
す正面図
【図2】同じく要部拡大正面図
【図3】同じく要部拡大側面図
【図4】同じく回路図
【図5】本発明の高圧放電ランプの第2の実施形態を示
す要部拡大正面図
【図6】同じく要部拡大側面図
【図7】本発明の高圧放電ランプの第3の実施形態にお
けるパルス停止手段を示す正面図
【図8】本発明の照明装置の一実施形態を示す断面図
【符号の説明】
1…発光管 2…始動装置 2a…パルス発生手段 2a1…金属リング 2b…熱応動スイッチ 2b1…絶縁性基板 2b11…ボルト 2b12…ボルト 2b13…線材 2b2…バイメタル可動接点 2b21…支柱 2b22…バイメタル 2b23…接点棒 2b31…支柱 2b3…固定接点 2c…パルス停止手段 2c1…アンカーワイヤ 3…近接導体 4…導体枠 4a…導体枠片 4b…導体枠片 6…外管 7…フレアステム 7a…封着用導体 7b…封着用導体 8…口金 9…導体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端に一対の電極を封着し内部に放電媒体
    を封入してなる発光管と;パルス発生手段、発光管の発
    熱に応動して開路するように絶縁性基板に実装されてい
    る熱応動スイッチおよびパルス発生手段の動作を所定時
    間後に停止させるパルス停止手段の直列回路からなる始
    動装置と;発光管および始動装置を内部に収納する外管
    と;を具備していることを特徴とする高圧放電ランプ。
  2. 【請求項2】熱応動スイッチは、絶縁性基板、絶縁性基
    板上に配設された固定接点、および固定接点に接触して
    いるが発光管の発熱に応動して固定接点から離間するよ
    うに配設されたバイメタル可動接点を含んでいることを
    特徴とする請求項1記載の高圧放電ランプ。
  3. 【請求項3】パルス発生手段は自己発熱形熱応動スイッ
    チであり;パルス停止手段は、絶縁性基板を挟んで熱応
    動スイッチとほぼ対向するとともに自己発熱形熱応動ス
    イッチを加熱するように配設されたヒータからなる;こ
    とを特徴とする請求項1または2記載の高圧放電ラン
    プ。
  4. 【請求項4】パルス停止手段は、絶縁性基板に支持され
    たヒータからなることを特徴とする請求項3記載の高圧
    放電ランプ。
  5. 【請求項5】ヒータから放射される熱をパルス発生手段
    側へ反射する反射手段を具備していることを特徴とする
    請求項4記載の高圧放電ランプ。
  6. 【請求項6】照明装置本体と;照明装置本体に装着され
    た請求項1ないし5のいずれか一記載の高圧放電ランプ
    と;を具備していることを特徴とする照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002083573A (ja) * 2000-06-30 2002-03-22 Toshiba Lighting & Technology Corp 高圧放電ランプ始動用グロースタータ、高圧放電ランプおよび高圧放電ランプ点灯装置

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