JPH11162670A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JPH11162670A
JPH11162670A JP9323456A JP32345697A JPH11162670A JP H11162670 A JPH11162670 A JP H11162670A JP 9323456 A JP9323456 A JP 9323456A JP 32345697 A JP32345697 A JP 32345697A JP H11162670 A JPH11162670 A JP H11162670A
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resonance
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Yoshifumi Kuroki
芳文 黒木
Akinobu Matsuo
晃伸 松尾
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランプのエミッタレス状態において、ソケッ
トや口金部の温度上昇を抑制し、成形部品に悪影響を与
えない照明装置を提供する。 【解決手段】 ランプ電極10a,…10dが両端に設
けられた放電管10g及び放電管のランプ電極のある側
に設けた口金部10hを備えるランプ10と、ランプに
接続されランプを共振回路により放電点灯させる高周波
点灯装置と、を有して成る照明装置において、共振回路
に、口金部近傍又はランプ電極近傍の異常温度を検知す
るとランプと高周波点灯装置との接続を遮断する電流遮
断部11を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランプを放電点灯
させる照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の照明装置を図25乃至図27を用
いて説明する。図25は照明装置の構成を示すブロック
図である。図26は共振カーブの説明図である。図27
はランプの管径と始動電圧及び定格出力時ランプ電圧と
の関係の説明図である。
【0003】図25において、照明装置は、交流電源1
と、AC/DC変換部2と、高周波発振部3と、共振回
路部4と、ランプ5とを有して構成してある。
【0004】そして、交流電源1の交流電圧をAC/D
C変換部2において直流電圧に変換し、高周波発振部3
において高周波交流電圧となしている。また、共振回路
部4は、コンデンサC1とコイルL1とを有して構成さ
れている。
【0005】ところで、図26に示すように、ランプ5
が点灯するまでの予熱、始動時の共振カーブCv1は、
コンデンサC1とコイルL1とランプ5のフィラメント
抵抗によるものであって、高周波発振部3の発信周波数
F1において電圧E1となるものである。
【0006】ランプ5の始動後の定格出力時の共振カー
ブCv2は、コンデンサC1とコイルL1とランプイン
ピーダンスによるものであって、発振周波数F1におい
ては電圧E2となるものである。
【0007】従って、ランプ5の始動時の電圧E1は、
点灯時の電圧E2より大きくなる。また、図27に示す
ように、一般的にランプ5の管径が小さいほど始動時の
電圧が高いものとなっており、始動時の電圧が高いラン
プほど、始動時の電圧と点灯時の電圧との差が大きくな
っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような図25に示す照明装置にあっては、ランプ5のラ
ンプ寿命末期等においてエミッタレスになると放電の維
持が困難になり、共振カーブが再び始動時の共振カーブ
Cv1に移行する。また、該共振カーブCv1の移行に
より、コンデンサC1の両端には始動時と同じ高い電圧
E1が印加される。そして、始動時と同じ共振電流がラ
ンプ5のフィラメント部5aに流れるため、フィラメン
ト部5aでの損失が大きくなる。
【0009】従って、始動時の電圧E1が高い場合に
は、ランプ5がエミッタレスになることにより、フィラ
メント部5aの損失が大きなものとなり、フィラメント
部5a近傍の温度が上昇し、ソケットやランプ5の口金
部等の成形部品に悪影響を及ぼすという問題点があっ
た。
【0010】本発明は、上記問題点を改善するために成
されたもので、その目的とするところは、ランプのエミ
ッタレス状態において、ソケットや口金部の温度上昇を
抑制し、成形部品に悪影響を与えない照明装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために、請求項1記載の発明にあっては、ランプ
電極が両端に設けられた放電管及び該放電管の該ランプ
電極のある側に設けた口金部を備えるランプと、該ラン
プに接続され該ランプを共振回路により放電点灯させる
高周波点灯装置と、を有して成る照明装置において、前
記共振回路に、前記口金部近傍又は前記ランプ電極近傍
の異常温度を検知すると前記ランプと前記高周波点灯装
置との接続を遮断する電流遮断部を設けたことを特徴と
するものである。
【0012】請求項2記載の発明にあっては、前記放電
管の管径は22ミリメートル以下であることを特徴とす
るものである。
【0013】請求項3記載の発明にあっては、前記電流
遮断部を、前記口金部を支持するソケットに内蔵したこ
とを特徴とするものである。
【0014】請求項4記載の発明にあっては、前記電流
遮断部を、前記ランプに設けたことを特徴とするもので
ある。
【0015】請求項5記載の発明にあっては、前記電流
遮断部を、前記ランプの前記ランプ電極近傍の前記放電
管表面に設けたことを特徴とするものである。
【0016】請求項6記載の発明にあっては、前記電流
遮断部を、前記ランプの前記口金部の表面に設けたこと
を特徴とするものである。
【0017】請求項7記載の発明にあっては、前記電流
遮断部を、前記ランプの前記口金部の内部に設けたこと
を特徴とするものである。
【0018】請求項8記載の発明にあっては、前記ラン
プは、両端の前記ランプ電極を一箇所に集中して設け、
前記電流遮断部を、2つの前記ランプ電極の間に位置さ
せて設けたことを特徴とするものである。
【0019】請求項9記載の発明にあっては、ランプ電
極が両端に設けられた放電管及び該放電管の該ランプ電
極のある側に設けた口金部を備えるランプと、該ランプ
に接続され該ランプを共振回路により放電点灯させる高
周波点灯装置と、を有して成る照明装置において、前記
共振回路に、前記口金部近傍又は前記ランプ電極近傍の
異常温度を検知すると前記共振回路の共振条件を変更し
共振電流を抑制する電流抑制部を設けたことを特徴とす
るものである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明にかかる照明装置の第一実
施の形態を図1〜図10に基づいて、第二実施の形態を
図11、図12に基づいて、第三実施の形態を図13〜
図15に基づいて、第四実施の形態を図16〜図19に
基づいて、第五実施の形態を図20〜図22に基づい
て、第六実施の形態を図23、図24に基づいて説明す
る。
【0021】〔第一実施の形態〕図1は照明装置の構成
を示すブロック図である。図2はランプの外形を示す斜
視図である。図3は他のランプの外形を示す斜視図であ
る。図4は他のランプの外形を示す斜視図である。図5
はソケットの斜視図である。図6はランプの口金部をソ
ケットに嵌合している状態を示す要部断面図である。図
7は他のランプの平面図である。図8は他のランプの平
面図である。図9は他のランプの口金部をソケットに嵌
合している状態を示す要部断面図である。図10は他の
ランプの口金部をソケットに嵌合している状態を示す要
部断面図である。
【0022】図1において、照明装置は、交流電源6、
AC/DC変換部7、高周波発振部8、共振回路部9を
有する高周波点灯装置と、ランプ10と、を有して構成
してある。
【0023】そして、交流電源6の交流電圧をAC/D
C変換部7において直流電圧に変換し、高周波発振部8
において高周波交流電圧となしている。
【0024】ランプ10は、放電灯であって、第一のラ
ンプ電極10a,10b、第二のランプ電極10c,1
0dを有している。そして、第一のランプ電極10aと
第一のランプ電極10bとはフィラメント部10eを介
して電気的に接続されており、第二のランプ電極10c
と第二のランプ電極10dとはフィラメント部10fを
介して電気的に接続される。
【0025】ランプ10は、管径が22[mm]であっ
て、図2乃至図4に示すように放電管に相当するガラス
管10gの部分が一又は複数回折り返されて、第一のラ
ンプ電極10a、第一のランプ電極10b、第二のラン
プ電極10c、第二のランプ電極10dが一箇所に集中
するようになされ、該電極が樹脂製の口金部10hに外
囲されるようにして形成したものである。口金部10h
は、ガラス管10gを取り付ける基台部10iと基台部
10iよりやや縮幅されソケット12に嵌合する嵌合部
10jとより形成されている。
【0026】共振回路部9は図1に示すように共振用コ
イルL2と共振用コンデンサC3とを有して構成されて
いる。そして、共振用コイルL2の一端は直流カット用
のコンデンサC4を介して高周波発振部8に接続されて
おり、共振用コイルL2の他端はランプ10の第一のラ
ンプ電極10aに接続されている。また、共振用コンデ
ンサC3の一端は第一のランプ電極10bに接続され他
端は第二のランプ電極10dに接続されている。第二の
ランプ電極10cは高周波発振部8に電流遮断部11を
介して接続されている。
【0027】電流遮断部11は、温度ヒューズにより構
成されており、ランプ10の口金部近傍又はランプ電極
近傍の異常温度を検知すると、溶断してランプ10の第
二のランプ電極10cと高周波発振部8と接続を遮断す
るものである。即ち、電流遮断部11は、ランプ10が
エミッタレス状態になって、フィラメント部10e,1
0fの損失が大きなものとなり、フィラメント部10
e,10f近傍の温度が上昇したときに、経路を遮断し
てランプ10に電圧が印加されないようになすものであ
る。
【0028】電流遮断部11はランプ10を取り付ける
ソケット12の内部に設けている。即ち、図5、図6に
示すように、ソケット12は口金部10hの嵌合部10
jに嵌合する凹部12aを有しており、該凹部12aを
形成する側壁の内部に電流遮断部11を設けている。
【0029】以上の構成の照明装置にあっては、ランプ
10が寿命末期となってエミッタレス状態になった場合
には、電流遮断部11が、フィラメント部10e,10
fの損失によるフィラメント部10e,10f近傍の温
度の上昇を検知して経路を遮断し、ランプ10に電圧が
印加されないようになす。
【0030】従って、この照明装置にあっては、フィラ
メント部10e,10fが長時間高温となってソケット
12やランプ10の口金部10h等の成形部品に悪影響
を及ぼすということがない。
【0031】また、ランプ10のガラス管10gの管径
が小さい程始動電圧が上昇するため、ランプ10のエミ
ッタレス状態ではより大きな電流が流れてフィラメント
部10e,10fにおける損失が大きくなる。よって、
本発明の照明装置は、ランプ10の管径が小さいランプ
を用いる場合にはより有効である。
【0032】また、ランプ10の第一のランプ電極10
a、第一のランプ電極10b、第二のランプ電極10
c、第二のランプ電極10dが一箇所の口金部10hに
集中して形成されているから、単一の電流遮断部11に
より2つのランプ電極の温度を検知することが出来ると
いう利点がある。
【0033】また、電流遮断部11をソケット12に内
設していることにより、ランプ10のコストを抑え、交
換部品であるランプ10のコストを抑えることにより照
明器具装置全体としてのランニングコストを抑えること
が出来る。
【0034】なお、電流遮断部11は、ランプ電極近傍
の異常温度を検知してランプ10の第二のランプ電極1
0cと高周波発振部8を遮断するものであればよく、温
度ヒューズに限られるものではない。従って、例えば電
流遮断部11としてサーマルプロテクタを用いてもよ
い。
【0035】また、本実施の形態では、電流遮断部11
は第二のランプ電極10cに接続して設けるものとして
説明しているが、これに限られるものではなく、ランプ
10のエミッタレス状態のときにランプ10と高周波発
振部8とを含む経路を遮断するものであればよい。従っ
て、電流遮断部11を第一のランプ電極10a、第一の
ランプ電極10b、第二のランプ電極10dのいずれに
接続して設けても良い。
【0036】また、本実施の形態ではランプとしてガラ
ス管10gの部分が一又は複数回折り返されたいわゆる
コンパクト型のランプ10を用いて説明しているが、こ
れに限られるものではなく、直管型のランプでもよく、
また図7、図8に示す円形のランプ13や二重になされ
た円形で互いの円管が連通されたランプ14であっても
よい。この場合においても、電流遮断部11を図9、図
10に示すソケット15,16に内設すればよい。
【0037】〔第二実施の形態〕図11はランプの外形
を示す要部斜視図である。図12は他のランプの外形を
示す要部平面図である。なお、図11、図12において
は前述の第一実施の形態で説明したところの照明装置と
同等の箇所には同じ符号を付してあるので、同等の箇所
の詳細な説明は省略する。
【0038】図11、図12に示す本実施の形態の照明
装置が、前述の第一実施の形態で説明したところの照明
装置と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0039】即ち、電流遮断部11をランプ10の口金
部10hの表面に取り付けた構成である。
【0040】詳しくは、図11に示すように、電流遮断
部11をいわゆるコンパクト型のランプの口金部10h
の基台部10iの表面に取り付けて有る。この構成によ
ると、電流遮断部11をランプ10に取り付け易いとい
う利点がある。
【0041】また、他の構成として、図12に示すよう
に、電流遮断部11を円形のランプ13の口金部13a
の表面に設けてもよい。
【0042】〔第三実施の形態〕図13はランプの外形
を示す要部斜視図である。図14は他のランプの外形を
示す要部平面図である。図15は他のランプの外形を示
す平面図である。なお、図13乃至図15においては前
述の第一実施の形態で説明したところの照明装置と同等
の箇所には同じ符号を付してあるので、同等の箇所の詳
細な説明は省略する。
【0043】図13乃至図15に示す本実施の形態の照
明装置が、前述の第一実施の形態で説明したところの照
明装置と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0044】即ち、電流遮断部11をランプ10のガラ
ス管10gの表面に取り付けた構成である。
【0045】詳しくは、図13に示すように、電流遮断
部11をいわゆるコンパクト型のランプのガラス管10
g,10gの表面であって口金部10hの近傍に取り付
けて有る。この構成によると、電流遮断部11をランプ
10に取り付け易いという利点があるとともに、フィラ
メント部10e,10fの温度の上昇を素早く検知する
ことができる。
【0046】また他の構成として、図14に示すよう
に、電流遮断部11を円形のランプ13の口金部13a
近傍のガラス管13b表面に設けてもよい。また、図1
5に示すように、ガラス管が二重になされた円形で互い
の円管が連通されたランプ14の口金部14a近傍のガ
ラス管14b表面に、電流遮断部11を設けてもよい。
そして、ランプ14のガラス管14b表面に電流遮断部
11を設ける場合には、内側のガラス管14bと外側の
ガラス管14bとに挟まれる位置に電流遮断部11を設
けることにより、ガラス管14bの両端のランプ電極を
一つの電流遮断部11でもって検知することができる。
【0047】〔第四実施の形態〕図16はランプの要部
を示す断面図である。図17は他のランプの要部を示す
断面図である。図18は他のランプの要部を示す断面図
である。図19は他のランプの要部を示す断面図であ
る。なお、図16乃至図19においては前述の第一実施
の形態で説明したところの照明装置と同等の箇所には同
じ符号を付してあるので、同等の箇所の詳細な説明は省
略する。
【0048】図16乃至図19に示す本実施の形態の照
明装置が、前述の第一実施の形態で説明したところの照
明装置と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0049】即ち、電流遮断部11をランプ10の口金
部10hの内部に設けた構成である。
【0050】詳しくは、図16に示すように、電流遮断
部11をコンパクト型のランプの口金部10hの内部で
あって、ランプ電極である第一のランプ電極10a、第
一のランプ電極10bと第二のランプ電極10c、第二
のランプ電極10dとの間の位置に設けてある。この構
成によると、電流遮断部11はより素早くフィラメント
部10e,10fの温度上昇を検知することができると
いう利点がある。また、第一のランプ電極10a、第一
のランプ電極10bと第二のランプ電極10c、第二の
ランプ電極10dとの間の位置に電流遮断部11を設け
ることにより、一つの電流遮断部11によりフィラメン
ト部10eとフィラメント部10fとの両方の温度上昇
を検知することができる。一方、図17に示すように、
第一のランプ電極10aと第一のランプ電極10bとの
間、つまり一方のランプ電極の側に近接して電流遮断部
11を設けても良い。この場合、近接させた側のランプ
電極については更に素早くフィラメント部10eの温度
上昇を検知することができる。
【0051】また他の構成として、図18に示すよう
に、電流遮断部11を円形のランプ13の口金部13a
内部に設けてもよい。また、図19に示すように、ガラ
ス管が二重になされた円形で互いの円管が連通されたラ
ンプ14の口金部14a内部に、電流遮断部11を設け
てもよい。そして、ランプ14の内部に電流遮断部11
を設ける場合には、内側のガラス管14bのランプ電極
と外側のガラス管14bのランプ電極とに挟まれる位置
に電流遮断部11を設けることにより、ガラス管14b
の両端のランプ電極の温度上昇を一つの電流遮断部11
でもって検知することができる。
【0052】〔第五実施の形態〕図20は照明装置の構
成を示すブロック図である。図21は温度検出素子のイ
ンピーダンス及び過飽和リアクトルのリアクタンスと、
温度との関係を示す説明図である。図22は温度と共振
カーブとの関係を示す説明図である。
【0053】図20においては前述の第一実施の形態で
説明したところの照明装置と同等の箇所には同じ符号を
付してあるので、同等の箇所の詳細な説明は省略する。
【0054】図20に示す本実施の形態の照明装置が、
前述の第一実施の形態で説明したところの照明装置と異
なり特徴となるのは次の構成である。
【0055】即ち、電流遮断部11を設けずに、口金部
近傍又は前記ランプ電極近傍の異常温度を検知すると、
共振回路の共振条件を変更し共振電流を抑制する電流抑
制部17を設けた構成である。
【0056】詳しくは、電流抑制部17は、過飽和リア
クトルT1と温度検出素子17aとより構成してあり、
過飽和リアクトルT1の一次側コイルT1aの一端はコ
ンデンサC4を介して高周波発振部8に接続され、一次
側コイルT1aの他端はランプ10の第一のランプ電極
10aに接続されている。また、温度検出素子17aは
過飽和リアクトルT1の二次側コイルT1bに接続され
ている。
【0057】温度検出素子17aはランプ10のフィラ
メント部10f近傍に設けられており、図21に示すよ
うに所定温度T0を超えるとインピーダンスが急激に低
下するというインピーダンス特性を有する素子である。
所定温度T0とは具体的には所定温度T0が持続すると
ランプ10の口金部等に悪影響が生じる程度の高温であ
る。
【0058】以上のようにして構成した照明装置にあっ
ては、ランプ10が寿命末期となってエミッタレス状態
になった場合には、温度検出素子17aはランプ10が
高温となって所定温度T0を超えたことを検出し、温度
検出素子17aのインピーダンスが低下する。そして、
図21に示すように、温度検出素子17aのインピーダ
ンスの低下にともなって過飽和リアクトルT1の一次側
コイルT1aのリアクタンスも低下して共振条件が変化
する。
【0059】その結果、図22に示すように過飽和リア
クトルT1の一次側コイルT1aと共振用コンデンサC
3により決定される共振電流カーブが変化して、共振電
流が抑制される。図22では共振電流カーブが右方に移
動して、共振電流カーブCv3から共振電流カーブCv
4に変化することにより、発振周波数F1である場合に
共振電流がI1からI2に低下することを示している。
【0060】従って、ランプ10の温度が所定温度T0
を超えると、共振電流が抑制されて、ランプの温度上昇
が抑制される。よって、この照明装置にあっては、フィ
ラメント部10e,10fが長時間高温となってソケッ
ト12やランプ10の口金部10h等の成形部品に悪影
響を及ぼすということがない。
【0061】なお、本実施の形態では、所定温度T0を
超えると一次側コイルT1aのリアクタンスが低下する
ものとして説明しているが、所定温度T0を超えると一
次側コイルT1aのリアクタンスが増加するようにして
もよい。この場合、ランプ10が高温になると図22に
示す共振電流カーブCv3が左方に移動して共振電流カ
ーブCv5となる。
【0062】〔第六実施の形態〕図23は照明装置の構
成を示すブロック図である。図24は電流抑制部の他の
構成を示す概念図である。図23においては前述の第一
実施の形態で説明したところの照明装置と同等の箇所に
は同じ符号を付してあるので、同等の箇所の詳細な説明
は省略する。
【0063】図23に示す本実施の形態の照明装置が、
前述の第一実施の形態で説明したところの照明装置と異
なり特徴となるのは次の構成である。
【0064】即ち、電流遮断部11を設けずに、口金部
近傍又は前記ランプ電極近傍の異常温度を検知すると、
共振回路の共振条件を変更し共振電流を抑制する電流抑
制部18を設けた構成である。
【0065】詳しくは、電流抑制部18は、共振用コン
デンサC3に並列に設けられたコンデンサC5と、コン
デンサC5に直列に設けられた遮断部19とにより構成
されている。そして、共振回路部9は共振用コンデンサ
C3とコンデンサC5との並列回路とコイルL2より構
成されている。
【0066】遮断部19は、口金部10hの近傍に設置
されており、ランプ10の口金部近傍又はランプ電極近
傍の異常温度を検知すると、コンデンサC5と共振用コ
ンデンサC3との接続を遮断するものである。
【0067】以上のようにして構成した照明装置にあっ
ては、ランプ10が寿命末期となってエミッタレス状態
になった場合には、遮断部19はランプ10が高温とな
って所定温度T0を超えたことを検出し、コンデンサC
5と共振用コンデンサC3との接続を遮断する。従っ
て、共振回路部9は共振用コンデンサC3とコイルL1
とにより構成されることになり、所定温度T0を超える
前と超えた後では共振条件が変化する。その結果、共振
電流カーブが変化して共振電流が抑制される。
【0068】つまり、ランプ10の温度が所定温度T0
を超えると、共振電流が抑制されて、ランプの温度上昇
が抑制される。よって、この照明装置にあっては、フィ
ラメント部10e,10fが長時間高温となってソケッ
ト12やランプ10の口金部10h等の成形部品に悪影
響を及ぼすということがない。
【0069】なお、本実施の形態ではコンデンサC5を
共振用コンデンサC3に並列に設けるものとして説明し
ているが、これに限られるものではなく、共振用コンデ
ンサC3を図24に示すように温度特性を有する容量性
素子となしてもよい。即ち、電極間に複数の容量部分C
cを設け、各容量部分Ccを並列接続して所定温度T0
以上になった場合には容量部分Ccの一部を切り離して
容量を変化させるようになした素子を用いても良い。
【0070】
【発明の効果】本発明の照明装置は上述のように構成し
てあるから、請求項1記載の発明にあっては、共振回路
に、口金部近傍又は前記ランプ電極近傍の異常温度を検
知すると前記ランプと前記高周波点灯装置との接続を遮
断する電流遮断部を設けたので、ランプのエミッタレス
状態において、ソケットや口金部の温度上昇を抑制し、
成形部品に悪影響を与えないという効果を奏する。
【0071】請求項2記載の発明にあっては、放電管の
管径は22ミリメートル以下であるから、よりランプの
エミッタレス状態における温度上昇を防止できるという
効果を奏する。
【0072】請求項3記載の発明にあっては、電流遮断
部を、口金部を支持するソケットに内蔵したので、交換
部品であるランプのコストを抑えることができ、照明器
具装置全体としてのランニングコストを抑えることが出
来るという効果を奏する。
【0073】請求項4記載の発明にあっては、電流遮断
部を、ランプに設けたので、素早く温度上昇を検知する
ことができるという効果を奏する。
【0074】請求項5記載の発明にあっては、電流遮断
部を、ランプ電極近傍の前記放電管表面に設けたので、
電流遮断部の取り付けが簡易であるという効果を奏す
る。
【0075】請求項6記載の発明にあっては、電流遮断
部を、前記口金部の表面に設けたので、電流遮断部の取
り付けが簡易であるという効果を奏する。
【0076】請求項7記載の発明にあっては、電流遮断
部を、口金部の内部に設けたので、素早く温度上昇を検
知することができるという効果を奏する。
【0077】請求項8記載の発明にあっては、ランプ
は、両端の前記ランプ電極を一箇所に集中して設け、電
流遮断部を、2つのランプ電極の間に位置させて設けた
ので、2つのランプ電極の温度上昇を一つの電流遮断部
で検知することができるという効果を奏する。
【0078】請求項9記載の発明にあっては、共振回路
に、口金部近傍又はランプ電極近傍の異常温度を検知す
ると前記共振回路の共振条件を変更し共振電流を抑制す
る電流抑制部を設けたので、ランプのエミッタレス状態
において、ソケットや口金部の温度上昇を抑制し、成形
部品に悪影響を与えないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施の形態の照明装置の一構成例
を示すブロック図である。
【図2】ランプの外形を示す斜視図である。
【図3】他のランプの外形を示す斜視図である。
【図4】他のランプの外形を示す斜視図である。
【図5】ソケットの斜視図である。
【図6】ランプの口金部をソケットに嵌合している状態
を示す要部断面図である。
【図7】他のランプの平面図である。
【図8】他のランプの平面図である。
【図9】他のランプの口金部をソケットに嵌合している
状態を示す要部断面図である。
【図10】他のランプの口金部をソケットに嵌合してい
る状態を示す要部断面図である。
【図11】第二実施の形態のランプの外形を示す要部斜
視図である。
【図12】他のランプの外形を示す要部平面図である。
【図13】第三実施の形態のランプの外形を示す要部斜
視図である。
【図14】他のランプの外形を示す要部平面図である。
【図15】他のランプの外形を示す平面図である。
【図16】第四実施の形態のランプの要部を示す断面図
である。
【図17】他のランプの要部を示す断面図である。
【図18】他のランプの要部を示す断面図である。
【図19】他のランプの要部を示す断面図である。
【図20】第五実施の形態の照明装置の一構成例を示す
ブロック図である。
【図21】温度検出素子のインピーダンス及び過飽和リ
アクトルのリアクタンスと、温度との関係を示す説明図
である。
【図22】温度と共振カーブとの関係を示す説明図であ
る。
【図23】第六実施の形態の照明装置の一構成例を示す
ブロック図である。
【図24】電流抑制部の他の構成を示す概念図である。
【図25】従来の照明装置の一構成例を示すブロック図
である。
【図26】共振カーブの説明図である。
【図27】ランプの管径と始動電圧及び定格出力時ラン
プ電圧との関係の説明図である。
【符号の説明】
10g 放電管 10a ランプ電極 10b ランプ電極 10c ランプ電極 10d ランプ電極 10h 口金部 10 ランプ 11 電流遮断部 17 電流抑制部 18 電流抑制部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプ電極が両端に設けられた放電管及
    び該放電管の該ランプ電極のある側に設けた口金部を備
    えるランプと、該ランプに接続され該ランプを共振回路
    により放電点灯させる高周波点灯装置と、を有して成る
    照明装置において、 前記共振回路に、前記口金部近傍又は前記ランプ電極近
    傍の異常温度を検知すると前記ランプと前記高周波点灯
    装置との接続を遮断する電流遮断部を設けたことを特徴
    とする照明装置。
  2. 【請求項2】 前記放電管の管径は22ミリメートル以
    下であることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 【請求項3】 前記電流遮断部を、前記口金部を支持す
    るソケットに内蔵したことを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の照明装置。
  4. 【請求項4】 前記電流遮断部を、前記ランプに設けた
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の照明装
    置。
  5. 【請求項5】 前記電流遮断部を、前記ランプの前記ラ
    ンプ電極近傍の前記放電管表面に設けたことを特徴とす
    る請求項4記載の照明装置。
  6. 【請求項6】 前記電流遮断部を、前記ランプの前記口
    金部の表面に設けたことを特徴とする請求項4記載の照
    明装置。
  7. 【請求項7】 前記電流遮断部を、前記ランプの前記口
    金部の内部に設けたことを特徴とする請求項4記載の照
    明装置。
  8. 【請求項8】 前記ランプは、両端の前記ランプ電極を
    一箇所に集中して設け、前記電流遮断部を、2つの前記
    ランプ電極の間に位置させて設けたことを特徴とする請
    求項1乃至請求項7のいずれかに記載の照明装置。
  9. 【請求項9】 ランプ電極が両端に設けられた放電管及
    び該放電管の該ランプ電極のある側に設けた口金部を備
    えるランプと、該ランプに接続され該ランプを共振回路
    により放電点灯させる高周波点灯装置と、を有して成る
    照明装置において、 前記共振回路に、前記口金部近傍又は前記ランプ電極近
    傍の異常温度を検知すると前記共振回路の共振条件を変
    更し共振電流を抑制する電流抑制部を設けたことを特徴
    とする照明装置。
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