JPH11162771A - 積層セラミックコンデンサ - Google Patents
積層セラミックコンデンサInfo
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- JPH11162771A JPH11162771A JP9323347A JP32334797A JPH11162771A JP H11162771 A JPH11162771 A JP H11162771A JP 9323347 A JP9323347 A JP 9323347A JP 32334797 A JP32334797 A JP 32334797A JP H11162771 A JPH11162771 A JP H11162771A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01G—CAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
- H01G4/00—Fixed capacitors; Processes of their manufacture
- H01G4/002—Details
- H01G4/228—Terminals
- H01G4/232—Terminals electrically connecting two or more layers of a stacked or rolled capacitor
- H01G4/2325—Terminals electrically connecting two or more layers of a stacked or rolled capacitor characterised by the material of the terminals
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】コンデンサ本体にクラックが発生しない。外部
電極が剥離しない。 【解決手段】セラミック層を介在して内部電極3、4を
配設してなるコンデンサ本体2の両端面に外部電極5
a、6aを形成した積層セラミックコンデンサ10であ
って、外部電極5a、6aはAgまたはAg合金からな
る導電ぺーストをディッピングして塗布し、それを焼き
付けた電極層11と、導電性のエポキシ系熱硬化性樹脂
層12と、ニッケルメッキ層13と、スズ系層14とを
順次積層した層構成である。
電極が剥離しない。 【解決手段】セラミック層を介在して内部電極3、4を
配設してなるコンデンサ本体2の両端面に外部電極5
a、6aを形成した積層セラミックコンデンサ10であ
って、外部電極5a、6aはAgまたはAg合金からな
る導電ぺーストをディッピングして塗布し、それを焼き
付けた電極層11と、導電性のエポキシ系熱硬化性樹脂
層12と、ニッケルメッキ層13と、スズ系層14とを
順次積層した層構成である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外部電極を改善した
積層セラミックコンデンサに関するものである。
積層セラミックコンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の積層セラミックコンデンサを図3
により説明する。同図は積層セラミックコンデンサ1の
断面図であって、チタン酸バリウムなどの誘電体からな
るセラミック焼結体のコンデンサ本体2で構成され、こ
のコンデンサ本体2の内部にはセラミック層(誘電体
層)を介して、AgまたはAg−Pd合金などの貴金属
材料あるいはニッケル(Ni)などの卑金属材料からな
る内部電極3、4が配設されている。そして、内部電極
3は外部電極5に、内部電極4は外部電極6に電気的に
導通接続されている。
により説明する。同図は積層セラミックコンデンサ1の
断面図であって、チタン酸バリウムなどの誘電体からな
るセラミック焼結体のコンデンサ本体2で構成され、こ
のコンデンサ本体2の内部にはセラミック層(誘電体
層)を介して、AgまたはAg−Pd合金などの貴金属
材料あるいはニッケル(Ni)などの卑金属材料からな
る内部電極3、4が配設されている。そして、内部電極
3は外部電極5に、内部電極4は外部電極6に電気的に
導通接続されている。
【0003】外部電極5、6はそれぞれ三層構造の電極
層から構成されている。すなわち、コンデンサ本体2の
表面にAgまたはAg−Pd合金からなる導電ぺースト
を塗布し、そして、焼き付けることで形成された電極層
7があり、この電極層7の表面に半田食われが生じ難い
材料からなるニッケルメッキ層8が形成され、さらにニ
ッケルメッキ層8の上にスズ(Sn)または半田(Sn
−Pb合金)からなる電極層9が形成されている。
層から構成されている。すなわち、コンデンサ本体2の
表面にAgまたはAg−Pd合金からなる導電ぺースト
を塗布し、そして、焼き付けることで形成された電極層
7があり、この電極層7の表面に半田食われが生じ難い
材料からなるニッケルメッキ層8が形成され、さらにニ
ッケルメッキ層8の上にスズ(Sn)または半田(Sn
−Pb合金)からなる電極層9が形成されている。
【0004】また、他の技術が特公昭58−40161
号公報および特開平4−257211号公報に提案され
ている。
号公報および特開平4−257211号公報に提案され
ている。
【0005】前者の技術によれば、絶縁体基板の端部や
回路素子の両側に導電ペーストよりなした導電層を設
け、その上にAg一レジン系の導電性樹脂層を介して導
電層を設けた構成であり、その導電性樹脂層で外側の導
電層に対する密着強度を高め、部品の交換可能回数を向
上させている。
回路素子の両側に導電ペーストよりなした導電層を設
け、その上にAg一レジン系の導電性樹脂層を介して導
電層を設けた構成であり、その導電性樹脂層で外側の導
電層に対する密着強度を高め、部品の交換可能回数を向
上させている。
【0006】後者の特開平4−257211号公報にお
いては、チップ型電子部品本体の外部に内部電極と導通
する引出し電極を設け、この引き出し電極上にエポキシ
/フエノール系の熱硬化性樹脂からなる緩衝材層を覆
い、さらにメッキ層を設けた横造であって、これによっ
て外部からの機械的および熱的なストレスを吸収してい
る。
いては、チップ型電子部品本体の外部に内部電極と導通
する引出し電極を設け、この引き出し電極上にエポキシ
/フエノール系の熱硬化性樹脂からなる緩衝材層を覆
い、さらにメッキ層を設けた横造であって、これによっ
て外部からの機械的および熱的なストレスを吸収してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3の
積層セラミックコンデンサ1によれば、上記電極層7を
焼き付けによって形成させるので、外部電極5、6とコ
ンデンサ本体2との接合部、とくに外部電極5、6の周
辺部分に金属粉末の焼結収縮、誘電体層へのガラス成分
の拡散によってストレスが生じ、そのため、この積層セ
ラミックコンデンサ1を回路基板に実装したものに対
し、温度サイクル試験や熱衝撃試験のような急激な熱変
化を受けた場合、あるいはそのような厳しい環境のもと
では、誘電体層、外部電極5、6、半田、回路基板、各
々の熱膨張係数差により応力吸収が不十分となり、外部
電極5、6の周辺部の残留ストレス部からコンデンサ本
体2にクラックが発生し、その結果、積層セラミックコ
ンデンサ1が機能しなくなっていた。
積層セラミックコンデンサ1によれば、上記電極層7を
焼き付けによって形成させるので、外部電極5、6とコ
ンデンサ本体2との接合部、とくに外部電極5、6の周
辺部分に金属粉末の焼結収縮、誘電体層へのガラス成分
の拡散によってストレスが生じ、そのため、この積層セ
ラミックコンデンサ1を回路基板に実装したものに対
し、温度サイクル試験や熱衝撃試験のような急激な熱変
化を受けた場合、あるいはそのような厳しい環境のもと
では、誘電体層、外部電極5、6、半田、回路基板、各
々の熱膨張係数差により応力吸収が不十分となり、外部
電極5、6の周辺部の残留ストレス部からコンデンサ本
体2にクラックが発生し、その結果、積層セラミックコ
ンデンサ1が機能しなくなっていた。
【0008】他方、特公昭58−40161号公報と特
開平4−257211号公報のように導電性樹脂層を形
成した各技術においては、外部電極に対し、本体から外
側に向けられた応力が加わると、導電性樹脂層において
部分的な剥離が生じやすく、そのために実装基板との固
着力が低下し、チップ自体が脱落していた。
開平4−257211号公報のように導電性樹脂層を形
成した各技術においては、外部電極に対し、本体から外
側に向けられた応力が加わると、導電性樹脂層において
部分的な剥離が生じやすく、そのために実装基板との固
着力が低下し、チップ自体が脱落していた。
【0009】したがって本発明は上記事情に鑑みて完成
されたものであり、その目的は冷熱サイクルなどの過激
な温度環境にあって応力が生じても、コンデンサ本体に
クラックが発生せず、しかも、外部電極の剥離が生じな
い高品質かつ高信頼性の積層セラミックコンデンサを提
供することにある。
されたものであり、その目的は冷熱サイクルなどの過激
な温度環境にあって応力が生じても、コンデンサ本体に
クラックが発生せず、しかも、外部電極の剥離が生じな
い高品質かつ高信頼性の積層セラミックコンデンサを提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の積層セラミツク
コンデンサは、第1内部電極群と第2内部電極群との間
にそれぞれ誘電体層を介して交互に積層してコンデンサ
本体を形成するとともに、第1内部電極群の端をコンデ
ンサ本体の一方端面に、第2内部電極群の端をその他方
端面に露出させ、両者の端面にそれぞれ外部電極を形成
した構成であって、この外部電極は焼き付け電極層と、
金属粉末を含有する導電性のエポキシ系熱硬化性樹脂層
と、ニッケルメッキ層と、スズまたは半田のメッキ層と
を順次積層してなることを特徴とする。
コンデンサは、第1内部電極群と第2内部電極群との間
にそれぞれ誘電体層を介して交互に積層してコンデンサ
本体を形成するとともに、第1内部電極群の端をコンデ
ンサ本体の一方端面に、第2内部電極群の端をその他方
端面に露出させ、両者の端面にそれぞれ外部電極を形成
した構成であって、この外部電極は焼き付け電極層と、
金属粉末を含有する導電性のエポキシ系熱硬化性樹脂層
と、ニッケルメッキ層と、スズまたは半田のメッキ層と
を順次積層してなることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の積層セラミツクコ
ンデンサを図1と図2により詳述する。図1は本発明の
積層セラミックコンデンサ10の断面構造を示し、図2
は本発明の他の積層セラミックコンデンサ10aの破断
面構造を示す。なお、これらの図において従来の積層セ
ラミックコンデンサ1と同一箇所には同一符号を付す。
ンデンサを図1と図2により詳述する。図1は本発明の
積層セラミックコンデンサ10の断面構造を示し、図2
は本発明の他の積層セラミックコンデンサ10aの破断
面構造を示す。なお、これらの図において従来の積層セ
ラミックコンデンサ1と同一箇所には同一符号を付す。
【0012】図1の積層セラミックコンデンサ10にお
いては、チタン酸バリウムなどの誘電体からなるコンデ
ンサ本体2の内部にセラミック層を介在して、前記第1
内部電極群と第2内部電極群として、それを構成するP
dまたはAg−Pd合金などの貴金属材料あるいはニッ
ケル(Ni)などの卑金属材料からなる内部電極3、4
を配設している。
いては、チタン酸バリウムなどの誘電体からなるコンデ
ンサ本体2の内部にセラミック層を介在して、前記第1
内部電極群と第2内部電極群として、それを構成するP
dまたはAg−Pd合金などの貴金属材料あるいはニッ
ケル(Ni)などの卑金属材料からなる内部電極3、4
を配設している。
【0013】上記構成のコンデンサ本体2を作製するに
は、セラミックグリーンシートの所定の領域に内部電極
となる金属粉末のペーストを多数の長方形が規則的に並
ぶように印刷し、この印刷シートを所定の枚数を積層
し、そして、これを積層方向にある寸法に切断してチッ
プ材を形成し、ついでこのチップ材を所定の雰囲気、温
度で焼成して作製する。
は、セラミックグリーンシートの所定の領域に内部電極
となる金属粉末のペーストを多数の長方形が規則的に並
ぶように印刷し、この印刷シートを所定の枚数を積層
し、そして、これを積層方向にある寸法に切断してチッ
プ材を形成し、ついでこのチップ材を所定の雰囲気、温
度で焼成して作製する。
【0014】つぎに上記構成のコンデンサ本体2の両端
面に外部電極5a、6aを形成する。コンデンサ本体2
の表面にAgまたはAg合金からなる導電ぺーストをデ
ィッピングして塗布する。そして、塗布した導電ペース
トを所定の雰囲気および温度で焼き付け、前記焼き付け
電極層としての電極層11を形成する。そして、電極層
11の表面に導電性のエポキシ系熱硬化性樹脂層12を
形成し、その上に半田食われが生じ難い材料からなるニ
ッケルメッキ層13を電解メッキなどで形成し、さらに
スズ(Sn)または半田(Sn−Pb合金)などの材料
からなるスズまたは半田のメッキ層14(以下、スズ系
層と略記する)を形成する。
面に外部電極5a、6aを形成する。コンデンサ本体2
の表面にAgまたはAg合金からなる導電ぺーストをデ
ィッピングして塗布する。そして、塗布した導電ペース
トを所定の雰囲気および温度で焼き付け、前記焼き付け
電極層としての電極層11を形成する。そして、電極層
11の表面に導電性のエポキシ系熱硬化性樹脂層12を
形成し、その上に半田食われが生じ難い材料からなるニ
ッケルメッキ層13を電解メッキなどで形成し、さらに
スズ(Sn)または半田(Sn−Pb合金)などの材料
からなるスズまたは半田のメッキ層14(以下、スズ系
層と略記する)を形成する。
【0015】上記エポキシ系熱硬化性樹脂層12は、エ
ポキシ系熱硬化性樹脂の導電性樹脂ペーストを塗布、乾
燥、硬化の各工程を順次経て形成する。
ポキシ系熱硬化性樹脂の導電性樹脂ペーストを塗布、乾
燥、硬化の各工程を順次経て形成する。
【0016】この導電性樹脂ペーストは金属粉末とエポ
キシ系樹脂バインダーと硬化剤との混合組成物、または
これに有機媒体を入れた混合組成物であって、金属粉末
と熱硬化性樹脂組成分を100:5〜100:45の重
量比で配合させたものである。
キシ系樹脂バインダーと硬化剤との混合組成物、または
これに有機媒体を入れた混合組成物であって、金属粉末
と熱硬化性樹脂組成分を100:5〜100:45の重
量比で配合させたものである。
【0017】上記金属粉末は金、銀、白金、パラジウ
ム、ロジウム、ニッケル、銅を単独でもしくは組み合わ
せて用いる。
ム、ロジウム、ニッケル、銅を単独でもしくは組み合わ
せて用いる。
【0018】エポキシ系樹脂バインダ−は分子中に2個
またはそれ以上のエポキシ基を有する化合物からなり、
硬化剤または触媒の作用で硬化する。そして、このエポ
キシ系樹脂はビスフェノールA型エポキシ系樹脂、ビス
フェノールF型エポキシ系樹脂、ビスフェノールAD型
エポキシ系樹脂の液状エポキシ樹脂より選択する。
またはそれ以上のエポキシ基を有する化合物からなり、
硬化剤または触媒の作用で硬化する。そして、このエポ
キシ系樹脂はビスフェノールA型エポキシ系樹脂、ビス
フェノールF型エポキシ系樹脂、ビスフェノールAD型
エポキシ系樹脂の液状エポキシ樹脂より選択する。
【0019】硬化剤にはポリアミト硬化剤、脂肪族ポリ
アミン硬化剤、環状脂肪族ポリアミン硬化剤、芳香族ポ
リアミン硬化剤、ジシアンジアミド等を使用する。
アミン硬化剤、環状脂肪族ポリアミン硬化剤、芳香族ポ
リアミン硬化剤、ジシアンジアミド等を使用する。
【0020】上記有機媒体として、エタノ−ル、i,n
−プロパノール、ブタノールなどの脂肪族アルコール、
あるいは、これらアルコールのエステル、たとえばアセ
テート、プロピオネートなどがある。さらにメチルカル
ビト−ル、エチルカルビトール、ブチルカルビトール、
ブチルカルビトールアセテートなどのカルビトール系溶
媒、アセトン、メチルエチルケトン、2−ペンタノン、
3−ペンタノン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶
媒、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、
テレピン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、メ
チルペンタンなどの炭化水素系溶媒が挙げられる。
−プロパノール、ブタノールなどの脂肪族アルコール、
あるいは、これらアルコールのエステル、たとえばアセ
テート、プロピオネートなどがある。さらにメチルカル
ビト−ル、エチルカルビトール、ブチルカルビトール、
ブチルカルビトールアセテートなどのカルビトール系溶
媒、アセトン、メチルエチルケトン、2−ペンタノン、
3−ペンタノン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶
媒、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、
テレピン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、メ
チルペンタンなどの炭化水素系溶媒が挙げられる。
【0021】かかる導電性樹脂ペーストは従来周知の手
段、たとえばスクリーン印刷、ディッピングなどによっ
て塗布し、付着させる。ついで80〜140℃の温度に
て仮乾燥させ、その後、ペースト中の溶媒成分を完全に
除去するために60〜120℃の温度雰囲気で15〜9
0分間脱溶剤をおこなう。しかる後に、150〜250
℃の温度にて30〜120分間加熱することで、硬化さ
せ、導電性のエポキシ系熱硬化性樹脂層を形成する。
段、たとえばスクリーン印刷、ディッピングなどによっ
て塗布し、付着させる。ついで80〜140℃の温度に
て仮乾燥させ、その後、ペースト中の溶媒成分を完全に
除去するために60〜120℃の温度雰囲気で15〜9
0分間脱溶剤をおこなう。しかる後に、150〜250
℃の温度にて30〜120分間加熱することで、硬化さ
せ、導電性のエポキシ系熱硬化性樹脂層を形成する。
【0022】かくして本発明の積層セラミックコンデン
サ10によれば、上記のような導電性のエポキシ系熱硬
化性樹脂層12を設けると、この層12において、エポ
キシ系樹脂が硬化剤との反応により架橋した3次元網目
構造の硬化物となり、しかも、エポキシ系樹脂のなかで
も低い分子量のものを使用するので、架橋密度をさらに
向上させることができ、これにより、急激な熱変化を受
けても、エポキシ系熱硬化性樹脂層12が応力吸収し、
本体から外側に向けられた外力に対して応力吸収でき、
その結果、コンデンサ本体2にクラックが発生しなくな
り、外部電極5a、6aの剥離も生じなくなった。
サ10によれば、上記のような導電性のエポキシ系熱硬
化性樹脂層12を設けると、この層12において、エポ
キシ系樹脂が硬化剤との反応により架橋した3次元網目
構造の硬化物となり、しかも、エポキシ系樹脂のなかで
も低い分子量のものを使用するので、架橋密度をさらに
向上させることができ、これにより、急激な熱変化を受
けても、エポキシ系熱硬化性樹脂層12が応力吸収し、
本体から外側に向けられた外力に対して応力吸収でき、
その結果、コンデンサ本体2にクラックが発生しなくな
り、外部電極5a、6aの剥離も生じなくなった。
【0023】図2の他の積層セラミックコンデンサ10
aによれば、コンデンサ本体2の端面に外部電極5a、
6aを被覆した場合、その一部をコンデンサ本体2の主
面上の端にまで延在させている。図中、両者外部電極5
a、6aの間を結ぶ方向をX方向としている。このX方
向に関しては、コンデンサ本体2の端面と平行で、かつ
コンデンサ本体2の厚み方向であって、X方向との直角
方向をY方向と定め、さらにコンデンサ本体2の端面と
平行で、かつ内部電極3、4の面方向であって、X方向
との直角方向をZ方向と定めている。
aによれば、コンデンサ本体2の端面に外部電極5a、
6aを被覆した場合、その一部をコンデンサ本体2の主
面上の端にまで延在させている。図中、両者外部電極5
a、6aの間を結ぶ方向をX方向としている。このX方
向に関しては、コンデンサ本体2の端面と平行で、かつ
コンデンサ本体2の厚み方向であって、X方向との直角
方向をY方向と定め、さらにコンデンサ本体2の端面と
平行で、かつ内部電極3、4の面方向であって、X方向
との直角方向をZ方向と定めている。
【0024】そして、その延在した電極層11の端と、
コンデンサ本体2の端面上の最大厚みの箇所とのX方向
にわたる間隔をQとし、さらに同様な規定によるエポキ
シ系熱硬化性樹脂層12の間隔Pとして、比率Q/Pを
0.25〜0.8、好適には0.45〜0.6にすると
下記の点で好適である。
コンデンサ本体2の端面上の最大厚みの箇所とのX方向
にわたる間隔をQとし、さらに同様な規定によるエポキ
シ系熱硬化性樹脂層12の間隔Pとして、比率Q/Pを
0.25〜0.8、好適には0.45〜0.6にすると
下記の点で好適である。
【0025】すなわち、過激な温度変化や温度サイクル
の環境にあっても、上記のように設定することで、電極
層11の焼き付けにより、その端部に生じたストレス
を、エポキシ系熱硬化性樹脂層12により応力吸収で
き、これにより、コンデンサ本体2にクラックが発生し
なくなり、外部電極5a、6aが剥離しなくなった。
の環境にあっても、上記のように設定することで、電極
層11の焼き付けにより、その端部に生じたストレス
を、エポキシ系熱硬化性樹脂層12により応力吸収で
き、これにより、コンデンサ本体2にクラックが発生し
なくなり、外部電極5a、6aが剥離しなくなった。
【0026】
【実施例】(例1)本発明の積層セラミックコンデンサ
10において、Agを主材としてガラスフリットを含む
導電ぺーストを5〜20μmの厚みで塗布し、乾燥し、
焼き付けして電極層11を形成シタ。ついで、Ag系フ
ィラーをエポキシ系樹脂に分散した導電性樹脂ペースト
を電極層11を完全に覆うように20〜200μmの厚
みで塗布し、さらに乾燥し、ついで80〜120℃の温
度にて脱溶剤し、その後、150〜200℃の温度で硬
化させ、これによってエポキシ系熱硬化性樹脂層12を
形成する。つづけてニッケルメッキ層13を電解メッキ
で形成し、このニッケルメッキ層13の上にスズ系層1
4を電解メッキで形成し、そして、規格にもとづく全長
2.0mmの2012型にした。
10において、Agを主材としてガラスフリットを含む
導電ぺーストを5〜20μmの厚みで塗布し、乾燥し、
焼き付けして電極層11を形成シタ。ついで、Ag系フ
ィラーをエポキシ系樹脂に分散した導電性樹脂ペースト
を電極層11を完全に覆うように20〜200μmの厚
みで塗布し、さらに乾燥し、ついで80〜120℃の温
度にて脱溶剤し、その後、150〜200℃の温度で硬
化させ、これによってエポキシ系熱硬化性樹脂層12を
形成する。つづけてニッケルメッキ層13を電解メッキ
で形成し、このニッケルメッキ層13の上にスズ系層1
4を電解メッキで形成し、そして、規格にもとづく全長
2.0mmの2012型にした。
【0027】そして、このような積層セラミックコンデ
ンサを作製するに当たって、本発明のようなエポキシ系
熱硬化性樹脂層12と、比較例とする各種の層を形成
し、試料No.1〜10とした。ただし、試料No.7
〜9にて使用するエポキシ系熱硬化性樹脂層は本発明の
試料No.1、2のものに比べ、分子量が大きく、そし
て、試料No.7<試料No.8<試料No.9の順に
さらに大きくなっている。
ンサを作製するに当たって、本発明のようなエポキシ系
熱硬化性樹脂層12と、比較例とする各種の層を形成
し、試料No.1〜10とした。ただし、試料No.7
〜9にて使用するエポキシ系熱硬化性樹脂層は本発明の
試料No.1、2のものに比べ、分子量が大きく、そし
て、試料No.7<試料No.8<試料No.9の順に
さらに大きくなっている。
【0028】
【表1】
【0029】これら10種類の試料に対し、温度サイク
ル耐久性テストと高温負荷テストをおこなった。
ル耐久性テストと高温負荷テストをおこなった。
【0030】温度サイクル耐久性テストは、−55℃の
雰囲気に30分間保持し、そして、150℃の雰囲気に
30分間保持し、その冷却/加熱サイクルを1000回
おこなって、容量の低下状況、ならびに当初の固着強度
とテスト後の固着強度を調べた。その際に50個の試料
を用いて、クラックの発生頻度と外部電極の剥離頻度を
比率でもってだした。この比率は表に示すように50個
を分母して分子にて個数を表す。
雰囲気に30分間保持し、そして、150℃の雰囲気に
30分間保持し、その冷却/加熱サイクルを1000回
おこなって、容量の低下状況、ならびに当初の固着強度
とテスト後の固着強度を調べた。その際に50個の試料
を用いて、クラックの発生頻度と外部電極の剥離頻度を
比率でもってだした。この比率は表に示すように50個
を分母して分子にて個数を表す。
【0031】高温負荷テスト(DC×2)については、
試料50個を125℃の雰囲気に置き、そして、100
0時間までの劣化状況を調べ、信頼性として3段階に区
分した。○印は1000時間経過してもなんら劣化し
なかった場合、△印は750時間程度経過して劣化し
た場合、×印は500時間程度経過して劣化した場合
である。
試料50個を125℃の雰囲気に置き、そして、100
0時間までの劣化状況を調べ、信頼性として3段階に区
分した。○印は1000時間経過してもなんら劣化し
なかった場合、△印は750時間程度経過して劣化し
た場合、×印は500時間程度経過して劣化した場合
である。
【0032】表から明らかなとおり、本発明の試料N
o.1と試料No.2については、初期の固着強度が高
く、さらに温度サイクル耐久性テストをおこなっても、
ほとんど低下しなった。また、コンデンサ本体にクラッ
クが発生せず、外部電極の剥離もなった。しかも、高温
負荷テストでも1000時間経過してもまったく劣化し
なった。
o.1と試料No.2については、初期の固着強度が高
く、さらに温度サイクル耐久性テストをおこなっても、
ほとんど低下しなった。また、コンデンサ本体にクラッ
クが発生せず、外部電極の剥離もなった。しかも、高温
負荷テストでも1000時間経過してもまったく劣化し
なった。
【0033】これに対し、試料No.3〜10では温度
サイクル耐久性テストおよび高温負荷テストともに劣っ
ていた。とくに試料No.9では実装基板より脱落し
た。
サイクル耐久性テストおよび高温負荷テストともに劣っ
ていた。とくに試料No.9では実装基板より脱落し
た。
【0034】(例2) (例1)の積層セラミックコンデンサ試料No.1を作
製するに当たって、電極層11の間隔Qおよびエポキシ
系熱硬化性樹脂層12の間隔P、ならびに比率Q/Pを
それぞれ変えて、上述した温度サイクル耐久性テストと
高温負荷テスト、さらに密着強度を測定したところ、表
2に示すような結果が得られた。なお、密着強度はそれ
ぞれ10個の試料を用意して、端子L方向引張り試験を
おこなった。
製するに当たって、電極層11の間隔Qおよびエポキシ
系熱硬化性樹脂層12の間隔P、ならびに比率Q/Pを
それぞれ変えて、上述した温度サイクル耐久性テストと
高温負荷テスト、さらに密着強度を測定したところ、表
2に示すような結果が得られた。なお、密着強度はそれ
ぞれ10個の試料を用意して、端子L方向引張り試験を
おこなった。
【0035】
【表2】
【0036】試料No.12〜試料No.15について
は、密着強度テスト、さらに温度サイクル耐久性テスト
と高温負荷テストのいずれにも良好な結果が得られた。
これに対し、試料No.11は電極層11をコンデンサ
本体2の端面のみに形成したことで、密着強度がもっと
も小さく、温度サイクル耐久性テストおよび高温負荷テ
ストにおいて、ともに熱応力によって不良と判定した。
また、試料No.16、17は電極層11の間隔Qが大
きく、そのために焼き付けに起因した焼き締まりによる
応力を受け、温度サイクルによりコンデンサ本体2にク
ラックが発生し、容量低下が生じた。
は、密着強度テスト、さらに温度サイクル耐久性テスト
と高温負荷テストのいずれにも良好な結果が得られた。
これに対し、試料No.11は電極層11をコンデンサ
本体2の端面のみに形成したことで、密着強度がもっと
も小さく、温度サイクル耐久性テストおよび高温負荷テ
ストにおいて、ともに熱応力によって不良と判定した。
また、試料No.16、17は電極層11の間隔Qが大
きく、そのために焼き付けに起因した焼き締まりによる
応力を受け、温度サイクルによりコンデンサ本体2にク
ラックが発生し、容量低下が生じた。
【0037】なお、本発明は上記の実施の形態例に限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
で種々の変更や改良等は何ら差し支えない。
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
で種々の変更や改良等は何ら差し支えない。
【0038】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の積層セラミック
コンデンサによれば、外部電極において、導電ペースト
を塗布し、焼き付けた電極層と、ニッケルメッキ層との
間に金属粉末を含有する導電性のエポキシ系熱硬化性樹
脂層を形成したので、回路基板に実装し、その後、温度
サイクルや熱衝撃によって応力が発生したとしても、コ
ンデンサ本体にクラックが発生しなくなり、さらに外部
電極が剥離しなくなり、しかも、実装基板との固着強度
にも優れ、その結果、高品質かつ長期信頼性の積層セラ
ミックコンデンサが提供できた。
コンデンサによれば、外部電極において、導電ペースト
を塗布し、焼き付けた電極層と、ニッケルメッキ層との
間に金属粉末を含有する導電性のエポキシ系熱硬化性樹
脂層を形成したので、回路基板に実装し、その後、温度
サイクルや熱衝撃によって応力が発生したとしても、コ
ンデンサ本体にクラックが発生しなくなり、さらに外部
電極が剥離しなくなり、しかも、実装基板との固着強度
にも優れ、その結果、高品質かつ長期信頼性の積層セラ
ミックコンデンサが提供できた。
【図1】本発明の積層セラミックコンデンサの断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の他の積層セラミックコンデンサの破断
面図である。
面図である。
【図3】従来の積層セラミックコンデンサの断面図であ
る。
る。
1、10、10a 積層セラミックコンデンサ 2 コンデンサ本体 3、4 内部電極 5、6、5a、6a 外部電極 7、11 電極層 8、13 ニッケルメッキ層 12 エポキシ系熱硬化性樹脂層 14 スズ系層
Claims (1)
- 【請求項1】第1内部電極群と第2内部電極群との間に
それぞれ誘電体層を介して交互に積層してコンデンサ本
体を形成するとともに、第1内部電極群の端をコンデン
サ本体の一方端面に、第2内部電極群の端をその他方端
面に露出させ、両者端面にそれぞれ外部電極を形成した
積層セラミックコンデンサであって、該外部電極は焼き
付け電極層と、金属粉末を含有する導電性のエポキシ系
熱硬化性樹脂層と、ニッケルメッキ層と、スズまたは半
田のメッキ層とを順次積層してなることを特徴とする積
層セラミックコンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9323347A JPH11162771A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 積層セラミックコンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9323347A JPH11162771A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 積層セラミックコンデンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11162771A true JPH11162771A (ja) | 1999-06-18 |
Family
ID=18153786
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9323347A Pending JPH11162771A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 積層セラミックコンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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