JPH11164104A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH11164104A
JPH11164104A JP9323580A JP32358097A JPH11164104A JP H11164104 A JPH11164104 A JP H11164104A JP 9323580 A JP9323580 A JP 9323580A JP 32358097 A JP32358097 A JP 32358097A JP H11164104 A JPH11164104 A JP H11164104A
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JP9323580A
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Shinichiro Wada
真一郎 和田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モアレ現象を生じることなく、よって、誤差
のない画像の読取位置を高精度で測定することができる
画像読取装置を提供する。 【解決手段】 原稿の走査方向に45°の傾きを有する
斜線を複数等ピッチで並べた斜線パターンの斜線を読み
取る。そのビットマップ33の画像データにウインドウ
Wを設定し(ステップS3)、このウインドウW内にあ
る斜線の画像データの重心posを求め(ステップS
4)、この重心posがウインドウWの中央部に入るま
でウインドウWを主走査方向に1画素ごと段階的に移動
して、このときの移動の回数である変数sをカウントし
(ステップS5、ステップS12〜ステップS14)、
画像データ中の副走査方向の各位置で画像データの主走
査方向のラインの重心Piを求める(ステップS6)。
そして、重心Piの副走査方向の異なる位置での差を画
像データの実際の読取位置に換算する(ステップS
7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、読み取ったビッ
トマップ形式の画像データから、実際の読取位置を求め
ることができる画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、例えば、日本機械学
会第71期通常総会講演会講演論文集(IV)に掲載の
「高精細画像入力装置の開発」には、副走査方向に並べ
て配置された等ピッチラインのテストチャートを読み取
った画像、すなわち、副走査方向のライン間隔で離散化
された画像データに対して補間補正を行ない、演算され
た結果から、等ピッチラインの黒線、白線、の中心位置
を決め、テストチャートの基準ピッチとの差を読み取る
ことで、装置の振動などに起因する画像データの読取位
置誤差を検出する技術が開示されている(以下、従来技
術1という)。
【0003】他の従来例として、特開平6−29775
8号公報には、等ピッチパターンのデータを書き込んだ
ハードコピーのパターンを読み取って、ハードコピー装
置の書き込みの走査線のピッチむらを測定する技術が開
示されている(以下、従来技術2という)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術1では、等ピッチラインのパターンのエッジと読み取
りのサンプリングのタイミングとの位置関係との相違に
より、同じ形状のパターンを読み取って得られるデータ
がそれぞれ異なってしまうモアレ現象が生じる。そのた
め、この技術では、読み取り装置の分解能に近い、ある
いはそれ以下の位置誤差を高精度で測定することはでき
ないという不具合がある。
【0005】また、従来技術2においても、従来技術1
と同様にモアレ現象が生じるという不具合がある。
【0006】この発明の目的は、モアレ現象を生じるこ
となく、よって、誤差のない画像の読取位置を高精度で
測定することができる画像読取装置を提供することにあ
る。
【0007】この発明の別の目的は、この場合に、副走
査方向の画像の読取倍率を変更しても、誤差のない画像
の読取位置を高精度で測定することができる画像読取装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像読
み取り装置は、原稿を一定の時間間隔で線順次に走査し
て読み取る画像読取装置において、前記原稿の走査領域
外に設けられていて、走査方向に対して一定の傾きを有
する斜線を等ピッチで並べて形成されている斜線パター
ンと、この斜線パターンを光学的に読み取ってビットマ
ップ形式の画像データに変換する光電変換装置と、この
画像データにウインドウを設定するウインドウ設定手段
と、前記ウインドウを前記画像データ中で副走査方向に
一定幅で段階的に移動する第1のウインドウ移動手段
と、前記ウインドウ内にある前記斜線の画像データの重
心を求める第1の重心演算手段と、前記重心が前記ウイ
ンドウ内の一定範囲に入るまで前記ウインドウを主走査
方向に一定幅で段階的に移動する第2のウインドウ移動
手段と、このウインドウの主走査方向への段階的な移動
の回数をカウントするカウント手段と、前記画像データ
中の副走査方向の各位置で、前記カウント値に基づいて
前記画像データの主走査方向の重心を求める第2の重心
演算手段と、この重心の副走査方向の異なる位置での差
を前記画像データの実際の読取位置に換算する読取位置
算出手段と、を備えている。
【0009】従って、斜線の画像データの主走査方向の
位置は、画像データにウインドウを設定し、このウイン
ドウ内にある斜線の画像データの重心を求め、この重心
がウインドウ内の一定範囲に入るまでウインドウを主走
査方向に一定幅で段階的に移動して、このときの移動の
回数をカウントし、画像データ中の副走査方向の各位置
で画像データの主走査方向の重心を求めることにより行
なうことができる。そして、重心の副走査方向の異なる
位置での差を画像データの実際の読取位置に換算するこ
とができるので、従来のような速度補正を行なう必要が
なく、モアレ現象の影響を受けることがないので、誤差
のない画像の読み取り位置を高精度で検出することがで
きる。
【0010】請求項2に記載の画像読み取り装置は、読
取位置算出手段は、読取誤差なしに斜線を読み取ったと
した場合の画像データの理想的な読取位置を基準とし
て、第2の重心演算手段で求めた重心の副走査方向の異
なる位置での差を前記画像データの実際の読取位置に換
算する換算手段を備えている。
【0011】従って、画像データの理想的な読取位置を
基準として画像データの実際の読取位置を換算すること
ができる。
【0012】請求項3に記載の画像読取装置は、副走査
方向の画像の読取倍率を走査速度の変更により調節する
倍率調節手段を備え、読取位置変更手段は、第2の重心
演算手段により求めた重心の副走査方向の異なる位置で
の差を前記画像データの実際の読取位置に換算する換算
率を前記読取倍率に応じて変更する換算率変更手段を備
えている。
【0013】従って、副走査方向の画像の読取倍率を走
査速度の変更により調節しても、画像データの実際の読
取位置に換算する換算率を読取倍率に応じて変更するこ
とで、誤差のない画像の読み取り位置を高精度で検出す
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】1.画像読取装置の概略構成につ
いて 図1は、この発明の一実施の形態にかかる画像読取装置
1の全体の機器構成を示す縦断面図である。同図に示す
ように、この画像読取装置1は、筐体2を備え、この筐
体2はコンタクトガラス3を支持している。コンタクト
ガラス3上の原稿Pは照明光源4により照明され、原稿
Pの読取面の反射光10が、第1ミラー5、第2ミラー
6、第3ミラー7により順次反射され、レンズ8により
光電変換素子(CCD)9の受光面に結像して、電気信
号に変換される。照明光源4と第1ミラー5は、図示し
ない第1キャリッジに取り付けられて、図示しない駆動
装置により原稿Pを線順次に読み取るため、原稿面との
距離を一定に保つ状態で移動する。第2ミラー6と第3
ミラー7は、図示しない第2キャリッジに取り付けられ
ており、前記第1キャリッジの1/2の速度で、第1キ
ャリッジと同様、矢印11の方向に移動する。
【0015】2.画像読取装置のシステム構成につい
て、 図2は、画像読取装置1の平面図である。符号12は、
シェーディング補正の基準データを後述する光電変換部
21(図4参照)に与えるための基準濃度板であり、符
号13は、読み取った画像データの画素の位置誤差を測
定するために設けられた測定用パターンとなる斜線パタ
ーンである。斜線パターン13は、画像データとともに
光電変換素子9で読み込むので、原稿Pと同様、光電変
換素子9の受光面に結像させる必要があり、コンタクト
ガラス3の原稿Pが載置される側の面の原稿読取領域外
に設けられている。この画像読取装置1は、原稿Pを線
順次で走査して読み取るものである。
【0016】図3は、コンタクトガラス3と斜線パター
ン13の部分拡大背面図である。同図に示すように、斜
線パターン13は、主走査方向、副走査方向に対して一
定の傾きをもった一定幅で黒色の直線である斜線14
が、白地15上で副走査方向に複数本等ピッチで並列し
て形成されている。
【0017】図4は、画像読取装置1の制御系の電気的
接続を示すブロック図である。光電変換部21は前記の
光電変換素子9を備え、読み取った画像を電気信号に変
換する。A/D変換部22は、この電気信号を多値のデ
ジタル画像データに変換する。シェーディング補正部2
3は、このデジタル画像データを補正して、照明光源4
による照明の不均一、レンズ8の周辺光量の低下、光電
変換部21の画素間の感度の違いなどを修正する。斜線
判別部24は、前記補正後のデジタル画像データ中で、
斜線パターン13を読み取ったものを判別し、その判別
結果を制御部27に出力する。また、前記補正後のデジ
タル画像データは位置誤差測定部25に入力され、副走
査方向の読取ラインごとに読み取った斜線パターン13
の主走査方向の位置を誤差信号として出力する。位置誤
差補正部26は、位置誤差データである誤差信号に基づ
いて前記デジタル画像データの位置誤差を補正し、ビデ
オ信号として出力する。制御部27は、CPU28にR
OM29、RAM31がバス32で接続されていて、R
OM29に格納されているプログラムや固定データによ
り動作し、光電変換部21、A/D変換部22、シェー
ディング補正部23、斜線判別部24、位置誤差測定部
25、位置誤差補正部26、の各々のタイミングの制
御、動作条件の設定などを行ない、各部を相互に連携し
て動作させる。
【0018】3.読取位置の誤差の測定原理について 図5は、画像読取装置1により読み取られた画像データ
のビットマップ33を概念的に示す平面図である。同図
において、主走査方向、副走査方向として示している矢
印は、図2、図3のものに対応している。主走査方向、
副走査方向に並んで図5のビットマップ33を構成する
画素34、34、…は、主走査方向と副走査方向との幅
が等しいものである。図5には、主走査方向、副走査方
向に対して45°の傾きをもつ斜線14を読み取ったと
きに、光電変換素子9に投影される斜線14の画像3
4、35を、まったく劣化のない形でビットマップ33
に対応させて示している。
【0019】画像34は、副走査方向の読取のタイミン
グを制御するクロックに対応する所定の一定速度で走査
した場合のものであり、画像35は、速度が変動する場
合のものである。画像35は速度の変動に応じて傾きが
異なっている。すなわち、区間A〜Bは副走査方向の走
査速度が0であり、斜線14の同一位置を主走査方向に
繰り返して走査するだけであるため、副走査方向に平行
な線になる。区間B〜Cは副走査方向の走査速度が所定
の速度の1/2であり、ビットマップ33の副走査方向
のアドレスが進んでも、本来の半分しか進んでいない位
置の画像を読み取っているため、画像35の長さ方向が
副走査方向となす角度は、“tanθ=0.5”より、約
26.57°である。区間C〜Dは所定の速度で走査し
ている場合であり、画像35の長さ方向が副走査方向と
なす角度は45°である。区間D〜は走査速度が2倍の
場合で、画像35の長さ方向が副走査方向となす角度
は、約63.43°である。
【0020】このように、走査速度により読み取られる
画像の傾きが異なること、つまり主走査方向の読取画像
の移動量は副走査方向の移動速度に対応することが、以
上の説明でわかる。画像読取装置1は、かかる現象を利
用して、副走査方向の移動速度のムラ、第1、第2、第
3のミラー5、6、7、レンズ8、光電変換部21の振
動などに起因するビットマップの画素34の位置誤差を
測定する。
【0021】4.主走査方向の位置の測定処理について 図6は、複数の斜線14の画像36を読み取る場合のビ
ットマップ33の平面図である。以下では、同図を用い
て、前記位置誤差の測定を如何に行なうかについて説明
する。まず、画像データの位置を求める演算を行なうた
めに用いる10×3のウインドウWをビットマップ33
に設定する。そして、このウインドウW内にあるデータ
の位置を求めるため、主走査方向における重心を演算
し、このときの重心の値がある規定値の範囲内にあれ
ば、順次ウインドウWの位置を、ウインドウW1、ウイ
ンドウW2、ウインドウW3、……の位置に変えて、同
様に重心の位置を求める。
【0022】斜線14が主走査方向、副走査方向に対し
て45°の場合、重心の主走査方向の位置は、画素34
の位置が何らかの誤差要因により移動しない限り、主走
査方向(向きは図6の主走査方向を示す矢印と逆)に1
画素分移動する。画素34の移動量が1画素分でないと
きは、何らかの要因で画素の位置が変動したことにな
り、後述のようにして位置誤差を求めることができる。
【0023】ウインドウWの移動による各画像36の測
定回数を予めn回と設定しておき、所定のカウンタのカ
ウンタ値“i”を1にリセットし、これをウインドウW
の移動の度にインクリメントして“i=n”になったと
き、すなわち、ウインドウWnに達したときは、次にウ
インドウW(n+1)に移動するが、これは、斜線14、
14間の主走査方向の間隔に相当する画素数分(m画素
分)だけ、主走査方向にウインドウWの座標をシフトす
ることにより行なう。そして、次の画像36についても
同様にウインドウWを、ウインドウW(n+1)、ウイン
ドウW(n+2)、ウインドウW(n+3)、……の位置に
移動しながら重心を求める。
【0024】そして、ウインドウW(n+1)内の重心の
値mom2と、ウインドウWnの重心の値mom1との
差、“mom2−mom1”は、隣合う斜線14、14
間の画像の重心のずれを補正する変数mom(後述)と
なる。以下同様に、ウインドウW(n+2)、ウインドウ
W(n+3)、……と移動させて重心を測定することによ
り位置誤差を測定することができる。
【0025】このように、複数の斜線14を使って位置
誤差を測定するようにすれば、画像読取装置1の画像読
取範囲が副走査方向に長いものであっても、副走査範囲
の全域に渡って位置誤差を測定することができる。さら
に、主走査方向の狭い幅の中だけで測定するようにすれ
ば、主走査方向の中央部、手前位置、奥側位置、…のよ
うに部分的に分けて位置誤差を測定することもできる。
【0026】5.位置誤差の測定処理手順について このような位置誤差の測定の手法については、具体的に
は制御部27の制御により行なわれるものであるため、
その具体的な処理手順について、図7のフローチャート
を参照して以下に説明する。
【0027】図7に示すように、まず、制御部27のC
PU28は、必要なイニシャライズ処理(ステップS
1)を行なう。具体的には、主走査方向、副走査方向の
座標値x,yの初期座標値をセットし(X=X_STA
RT,Y=Y_START)、変数i,r,sをイニシ
ャライズする(i,r,s=0)。ここで、座標値x,
yはウインドウW中の1ヶ所、例えば中心画素の座標で
ある。変数rは1本の斜線14の測定回数nをカウント
するカウンタのカウント値であり、変数iは斜線14の
測定本数をカウントするカウンタのカウント値であり、
変数sはウインドウW内の重心値から前記のように各斜
線14の重心値を求める際に使用するシフト量(m画素
分)をカウントするためのカウンタのカウント値であ
る。
【0028】次に、斜線14の有無を判別するための斜
線判別用ウインドウ(図示せず)をビットマップ33の
主走査方向の最初の位置に設定し、この斜線14の画像
が斜線判別用ウインドウ内にあるか否かを斜線判別部2
4により判定し(ステップS2)、ないときは(ステッ
プS2のN)、斜線判別用ウインドウ内に斜線14の画
像が入るまで、斜線判別用ウインドウを主走査方向に1
画素分シフトする処理(x=x+1)を繰り返す(ステ
ップS2のN、ステップS11)。斜線判別用ウインド
ウ内に斜線14の画像があるときは(ステップS2の
Y)、重心測定用のウインドウWをビットマップ33の
主走査方向の最初の位置にセットする(ステップS
3)。
【0029】そして、そのウインドウW内の重心pos
を求める(ステップS4)。このとき、斜線14がウイ
ンドウWの中央にあるか否かを次のように確認する。す
なわち、ステップS4で求めた重心posからウインド
ウWの幅X_Wの1/2分を減算した値が0に近いとき
は斜線14の画像がウインドウWの中央部にあることを
意味する。そこで、前記減算値が−1から+1の範囲に
あるときは、(|pos−X_W/2|≦1)、斜線1
4がウインドウWの中央部にあると認め、ステップS6
に進む(ステップS5のN)。斜線14の画像がウイン
ドウWの中央部にないとき(|pos−X_W/2|>
1)は(ステップS5のY)、次のようにする。すなわ
ち、前記減算値が+1より大きい((pos−X_W/
2)>0)ときには(ステップS12のY)、ウインド
ウWの座標xを主走査方向に+1画素分移動し(x=x
+1)、シフト量カウント変数sを+1だけインクリメ
ントする(s=s+1)(ステップS13)。逆に、前
記減算値が−1より小さいときには(ステップS12の
N)、ウインドウWの座標xを主走査方向に−1画素分
移動し、変数sを−1だけデクリメントする(ステップ
S14)そして、以上のステップS4、S5、S12〜
S14の処理を、前記減算値が−1より大きく、+1よ
り小さくなるまで繰り返す(ステップS5)。
【0030】前記減算値が−1から+1の範囲に収まっ
ているときは(ステップS5のN)、次の処理に進む。
すなわち、副走査方向のi番目の主走査方向のラインの
重心Piを、“Pi=pos−mom+s”の演算により
求める(ステップS6)。ここで、“mom”は、前記
した隣合う斜線14、14間の画像の重心のずれを補正
するための変数である。次のステップS7では、i番目
のラインの読取位置Miを、“Mi=(P(i-1)−Pi)×
変倍率+M(i-1)+1”の演算で求める。すなわち、i
番目のラインの画像の重心Piと、(i−1)番目のライ
ンの画像の重心P(i-1)との差分に所定の変倍率を乗算
したものに、(i−1)番目のラインの読取位置M(i-1)
と、副走査方向の移動量+1を加算することにより求め
る。
【0031】そして、ステップS8では、副走査方向に
+1画素シフトしたウインドウWを設定し(y=y+
1)、変数i,rを+1だけインクリメントし(i=i
+1,r=r+1)、また、シフト量sにtを加算する
(s=s+t)。この値tは次式(1)に示すように、前
記変倍率に応じて変動する。
【0032】 t=100/変倍率(%) …… (1) すなわち、等倍時(100%)はt=1、変倍率200
%時はt=0.5、変倍率50%時はt=2となる。
【0033】シフト量sは、位置誤差つまり速度変動が
まったくなかったときに、45°の斜線を読みとったと
きの理想的な斜線の位置から重心を測定するために設定
するウインドウWまでの距離を示している。前記tは、
前記の理想的な斜線の傾きを示している。
【0034】そして、前記ステップS4〜ステップS
8、ステップS12〜ステップS14の処理を繰り返し
(ステップS9のN)、ひとつの斜線14の最後まで終
わったときは(x<x_end)(ステップS9の
Y)、次の斜線14に移って、最後の斜線14が終了す
るまで(ステップS10のY)、前記ステップS2〜ス
テップS10、ステップS12〜ステップS14の処理
を繰り返す(ステップS10のN)。
【0035】6.読取位置の算出手段についてステップ
S7の計算で求めるi番目のラインの読取位置Miは、
実際に読み取った位置を示している。図8は、倍率10
0%で45°の傾きの斜線14を読み取ったときのビッ
トマップパターンを示す平面図である。同図に示すよう
に、斜線14の画像は、速度変動がないときは点線で示
す直線41の位置になる。この場合に速度が倍になった
ときは直線42の位置となる。このとき、直線42上の
点43に着目すると、この点43の位置の画像は点44
の位置で読み取るべきものである。従って、本来の読取
位置は点45からL1の距離で点43を読み取っている
ことになる。ステップS7において、“P(i-1)−Pi”
は、点43の位置で直線41からの主走査方向の距離L
2を示している。“(P(i-1)−Pi)×変倍率”は、直
線41において主走査方向の距離を副走査方向の距離に
換算するものであり、倍率100%であるときは1対1
のため、L2の距離がL3の距離となる。そして、“L
3+1”が距離L1(=2)となる。さらにステップS
7において読取位置Miは、基準点(読取開始位置)か
らの距離を示しており、この例では、点45を基準点と
した距離を示している。そこで、M(i-1)を加算するこ
とにより、点46の基準点からの距離が求められる。
【0036】図9は、倍率100%で斜線14を読み取
ったときのビットマップパターンで、速度が1/2に減
った場合の例を示している。そのため、斜線14を読み
取った画像は、直線51の位置になる。このとき点52
に着目すると、本来、点52は点53の位置で読むべき
画像である。従って、本来の読取位置は、基準点45か
らL4の距離で点52を読み取っていることになる。ス
テップS7における、“P(i-1)−Pi”は、点52の位
置で点線で示した直線54からの主走査方向の距離L5
を示す。変倍率100%のため、L5=L6となり、
“1−L6”が距離L4(=0.5)として求められ
る。
【0037】図10は、倍率200%で読んだときのビ
ットマップパターンで、速度変動がないときの斜線14
の画像の位置は、点線で示す直線61となる。これが速
度が倍になると、直線62で示されるように傾き45°
の斜線として読み取られる。このとき、点63に着目す
ると、本来、この点63は点64の位置で読むべき画像
である。従って、本来の読取位置は基準点45からL7
の距離で点64を読み取っていることになる。ステップ
S7における、“P(i-1)−Pi”は、点63の位置で点
線で示した直線61からの主走査方向の距離L8を示
す。変倍率200%のため、“(P(i-1)−Pi)×変倍
率”は、直線61において、主走査方向の距離を副走査
方向の距離に換算するもので、倍率が200%のときは
1対2のため、距離L8は2倍の距離L9に換算され、
“L9+1”がL9(=2)となる。 7.主走査方向
の斜線の画像の移動量と副走査方向の画素の位置誤差の
関係についてこの実施の形態では、副走査方向の画素3
4の位置誤差を測定するために、斜線14を読み取った
画像の主走査方向への位置の移動を見ている。画素34
が正方形で、傾き45°の斜線14を使って測定する場
合は、主走査方向の移動量のウインドウW間の偏差が、
そのまま副走査方向の位置誤差になる。画素34が正方
形でない場合や、斜線14の傾きが45°でない場合
は、換算をして副走査方向の位置誤差を求める必要があ
る。
【0038】図11〜図13は、各々、等倍(100
%)、変倍率200%、変倍率50%の場合のビットマ
ップパターンの平面図であり、いずれも中央部で速度変
動があった場合をしめしていて、図11、図13は速度
が遅くなった場合、図12は速度が速くなった場合を示
している。
【0039】図11に示すように、副走査方向のn番目
の主走査方向のラインについて重心の値を求めると、ウ
インドウWの重心pos=2、重心のずれの補正値mo
m=0、シフト量s=1であるので、ステップS6よ
り、“n番目のラインの重心Pn=pos−mom+s
=2−0+1=3”となる。同様に(n−1)番目のラ
インの重心P(n-1)=3、読取位置M(n-1)=5とする
と、n番目のラインの重心は、“読取位置Mn=(P(n-
1)−Pn)×変倍率+M(n-1)+1=(3−3)×1+5
+1=6”となる。次にステップS8で、シフト量sに
tを加算する(s=s+t)。ここで、前記(1)式によ
り、この例では等倍であるので、“t=1”となるの
で、“s=2”となる。また、yを+1だけインクリメ
ントして、ウインドウWのy方向に1ライン分移動し
て、ステップS4に戻り、ウインドウW重心posを求
める。このとき“pos=1”であったとすると、“|
1−6/2|=2”となり、ステップS14に進む。ウ
インドウWをx方向に−1移動し、sを−1デクリメン
トして“s=1”とする。ステップS4に戻って重心を
求め、このときの重心posが2になったとすると、ス
テップS6に進み、(n+1)番目のラインの重心を求
める。これが“P(n+1)=2−0+1=3”となる。次
に、位置誤差は、“M(n+1)=(3−3)×1+6+1
=7”となる。ステップS8で“s=2”となってウイ
ンドウWをy方向に1だけ移動する。ステップS4にて
ウインドウWの重心posを求める。“pos=1.
2”であったとすると、“|1.2−6/2|=1.
8”となり、ステップS14に進む。ウインドウWをx
方向に−1移動し、sを−1だけデクリメントして“s
=1”にする。ステップS4に戻って重心を求め、この
重心posが2.2になったとすると、ステップS6に
進み、(n+2)番目のラインの重心を、“P(n+2)=
2.2−0+1=3.2”として求める。次に、位置誤
差は、“M(n+2)=(3−3.2)×1+7+1=7.
8"となる。ステップS8で“s=2”となり、ウイン
ドウWをy方向に1だけ移動する。以下、同様にして、
図14の表に示すような数値が得られる。同様に、図1
2の場合は図15に示す表のような数値が得られ、図1
3の場合は図16に示す表のような数値が得られる。そ
して、重心Piは、傾き45°の斜線14からの距離を
示している。
【0040】以上説明した画像読取装置1によれば、斜
線14のビットマップ33の画像データの主走査方向の
位置は、画像データにウインドウWを設定し、このウイ
ンドウW内にある斜線14の画像データの重心posを
求め(ステップS4)、この重心posがウインドウW
内の一定範囲、すなわち中央部に入るまでウインドウW
を主走査方向に一定幅、すなわち1画素ごとに段階的に
移動して、このときの移動の回数である変数sをカウン
トし(ステップS5、ステップS12〜ステップS1
4)、画像データ中の副走査方向の各位置で画像データ
の主走査方向のラインの重心Piを求める(ステップS
6)ことにより行なうことができる。そして、重心Pi
の副走査方向の異なる位置での差を画像データの実際の
読取位置に換算することができ(ステップS7)、従来
のような速度補正を行なう必要がないためモアレ現象の
影響を受けることがなく、誤差のない画像の読み取り位
置を高精度で検出することができる。
【0041】この場合に、画像データの理想的な読取位
置を基準として画像データの実際の読取位置を換算する
ことができる。すなわち、画像データの理想的な読取位
置は、傾きが45°の斜線14の場合、副走査方向に1
画素分移動すると、主走査方向にも一画素分移動するの
で、読取位置Miは、一つ前の読取位置M(i-1)に1画素
分加算した値“M(i-1)+1”となるので、これに、
“(P(i-1)−Pi)×変倍率”を加算すれば(ステップ
S7)、画像読取装置1が、副走査方向の画像の読取倍
率を走査速度の変更により調節するものであっても、画
像データの実際の読取位置に換算する換算率を読取倍率
に応じて変更することが可能となり、誤差のない画像の
読み取り位置を高精度で検出することができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、斜線の
画像データの主走査方向の位置は、画像データにウイン
ドウを設定し、このウインドウ内にある斜線の画像デー
タの重心を求め、この重心がウインドウ内の一定範囲に
入るまでウインドウを主走査方向に一定幅で段階的に移
動して、このときの移動の回数をカウントし、画像デー
タ中の副走査方向の各位置で画像データの主走査方向の
重心を求めることにより行なうことができる。そして、
重心の副走査方向の異なる位置での差を画像データの実
際の読取位置に換算することができるので、従来のよう
な速度補正を行なう必要がなく、モアレ現象の影響を受
けることがないので、誤差のない画像の読み取り位置を
高精度で検出することができる。
【0043】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明について、画像データの理想的な読取位置
を基準として画像データの実際の読取位置を換算するこ
とができる。
【0044】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
または2に記載の発明について、副走査方向の画像の読
取倍率を走査速度の変更により調節しても、画像データ
の実際の読取位置に換算する換算率を読取倍率に応じて
変更することで、誤差のない画像の読み取り位置を高精
度で検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態にかかる画像読取装置
の全体の機器構成を示す縦断面図である。
【図2】前記画像読取装置の平面図である。
【図3】前記画像読取装置のコンタクトガラスと斜線パ
ターンの部分拡大背面図である。
【図4】前記画像読取装置の制御系の電気的接続を示す
ブロック図である。
【図5】前記画像読取装置により読み取られた画像デー
タのビットマップを概念的に示す平面図である。
【図6】前記画像読取装置により前記斜線パターンを読
み取った場合のビットマップを概念的に示す平面図であ
る。
【図7】前記画像形成装置による位置誤差の測定の手順
を示すフローチャートである。
【図8】前記画像読取装置により倍率100%で45°
の前記斜線パターンを読み取った場合のビットマップを
概念的に示す平面図である。
【図9】前記画像読取装置により前記の1/2の速度に
して前記斜線パターンを読み取った場合のビットマップ
を概念的に示す平面図である。
【図10】前記画像読取装置により倍率200%で前記
斜線パターンを読み取った場合のビットマップを概念的
に示す平面図である。
【図11】前記画像読取装置により倍率100%で45
°の前記斜線パターンを読み取った場合で中央部に速度
変動がある場合のビットマップを概念的に示す平面図で
ある。
【図12】前記画像読取装置により倍率200%で前記
斜線パターンを読み取った場合で中央部に速度変動があ
る場合のビットマップを概念的に示す平面図である。
【図13】前記画像読取装置により倍率50%で前記斜
線パターンを読み取った場合で中央部に速度変動がある
場合のビットマップを概念的に示す平面図である。
【図14】前記図11の場合に、副走査方向の各位置に
おける主走査方向のラインの各計算値を示す表である。
【図15】前記図12の場合に、副走査方向の各位置に
おける主走査方向のラインの各計算値を示す表である。
【図16】前記図13の場合に、副走査方向の各位置に
おける主走査方向のラインの各計算値を示す表である。
【符号の説明】
1 画像読取装置 9 光電変換装置 13 斜線パターン 14 斜線 33 ビットマップ P 原稿

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を一定の時間間隔で線順次に走査し
    て読み取る画像読取装置において、 前記原稿の走査領域外に設けられていて、走査方向に対
    して一定の傾きを有する斜線を等ピッチで並べて形成さ
    れている斜線パターンと、 この斜線パターンを光学的に読み取ってビットマップ形
    式の画像データに変換する光電変換装置と、 この画像データにウインドウを設定するウインドウ設定
    手段と、 前記ウインドウを前記画像データ中で副走査方向に一定
    幅で段階的に移動する第1のウインドウ移動手段と、 前記ウインドウ内にある前記斜線の画像データの重心を
    求める第1の重心演算手段と、 前記重心が前記ウインドウ内の一定範囲に入るまで前記
    ウインドウを主走査方向に一定幅で段階的に移動する第
    2のウインドウ移動手段と、 このウインドウの主走査方向への段階的な移動の回数を
    カウントするカウント手段と、 前記画像データ中の副走査方向の各位置で、前記カウン
    ト値に基づいて前記画像データの主走査方向の重心を求
    める第2の重心演算手段と、 この重心の副走査方向の異なる位置での差を前記画像デ
    ータの実際の読取位置に換算する読取位置算出手段と、
    を備えていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 読取位置算出手段は、 読取誤差なしに斜線を読み取ったとした場合の画像デー
    タの理想的な読取位置を基準として、第2の重心演算手
    段で求めた重心の副走査方向の異なる位置での差を前記
    画像データの実際の読取位置に換算する換算手段を備え
    ていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装
    置。
  3. 【請求項3】 副走査方向の画像の読取倍率を走査速度
    の変更により調節する倍率調節手段を備え、 読取位置変更手段は、 第2の重心演算手段により求めた重心の副走査方向の異
    なる位置での差を前記画像データの実際の読取位置に換
    算する換算率を前記読取倍率に応じて変更する換算率変
    更手段を備えていることを特徴とする請求項1または2
    に記載の画像読取装置。
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