JPH11164663A - 子葉オカラ及びその製法 - Google Patents

子葉オカラ及びその製法

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JPH11164663A
JPH11164663A JP9350237A JP35023797A JPH11164663A JP H11164663 A JPH11164663 A JP H11164663A JP 9350237 A JP9350237 A JP 9350237A JP 35023797 A JP35023797 A JP 35023797A JP H11164663 A JPH11164663 A JP H11164663A
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JP
Japan
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cotyledon
okara
soybean
hypocotyl
speed rotating
Prior art date
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Application number
JP9350237A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Suzuki
敏之 鈴木
Tatsu Hasegawa
龍 長谷川
Minoru Watanabe
實 渡辺
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SUZUYO KOGYO KK
Original Assignee
SUZUYO KOGYO KK
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Publication date
Application filed by SUZUYO KOGYO KK filed Critical SUZUYO KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大豆の蛋白質及び脂肪を変性させることな
く、大豆を湿式脱皮、脱胚軸して得られた子葉を用いて
豆腐を製造する際に発生するオカラを、独特の風味を有
し、美味しく大量消費される食材として利用する。 【解決手段】 大豆を膨潤させた状態で脱皮、脱胚軸し
て子葉表皮に保護された子葉を得、該子葉を磨砕して得
られた呉を、加熱後絞って得られた子葉オカラ、或い
は、種皮、胚軸及びヘソに由来する成分を含まず、脱皮
前に大豆が加熱処理を受けていない子葉オカラである。
弾力性を有する素材と硬質の素材とを、わずかな間隔を
保って保持し、少なくとも一方を回転させ、弾力性を有
する素材と硬質の素材との相対的速度が顕著に異なる脱
皮ブロックの上方から、水に浸漬し膨潤した大豆を供給
して子葉表皮で保護された状態の子葉を得、該子葉を磨
砕した後加熱し、しかる後加熱物を絞って豆乳とオカラ
を分離して製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は美味な食材として大
量に消費され、胚軸、種皮及びヘソに由来する成分を含
まない子葉オカラに関する。
【0002】
【従来の技術】豆腐は大豆を原料とし、水で膨潤させた
後、磨砕して呉(大豆の磨砕物)を得、この呉を蒸煮し
て煮呉(加熱処理した呉)を得、この煮呉を絞って豆乳
とオカラに分離している。この豆乳にニガリ等を添加し
凝固させて豆腐を得ている。一般に、大豆1俵(60k
g)から含水率75〜85%の生オカラ75kgが発生
する。豆乳化されるのは主として子葉成分であり、従来
のオカラは種皮、ヘソ及び胚軸に由来する成分を含有す
る。従来、このオカラは家畜の飼料として利用されてい
たが、近時、都市化の進行、これに伴う交通の渋滞、安
価な輸入飼料の増加、オカラ自体が75〜85%の水分
を含有して腐敗し易いこと等の理由から、飼料としての
利用は採算が合わず廃棄されるようになった。廃棄する
としても水分含有率が大きいため燃焼することもでき
ず、都市部では産業廃棄物して有料で廃棄している現状
である。その費用は大豆原料代の約1/4を占めるまで
に至っている。
【0003】特公平1−43544号公報には、丸大豆
を品温40〜120℃で加熱して子葉と種皮との結合力
を弱めて乾式脱皮した後、子葉と胚軸に分離する技術が
開示されている。この技術によれば子葉のみが得られる
ので子葉のみからなる豆腐を製造することができ、当然
に種皮、胚軸及びヘソに由来する成分を含まないオカラ
が得られる。しかしながら、大豆蛋白質は加熱すると変
性して味が落ちるため、豆腐製造工程においても呉を加
熱する温度は80〜85℃であり、当然に耐熱菌はその
まま残っている。したがって、乾式脱皮方式は丸大豆の
前加熱を必須要件とし、子葉の蛋白質が変性しているた
め味の良い豆腐を得ることができなかった。
【0004】更に、子葉中の脂肪や蛋白質は変質し易い
ため脱皮した状態では酸化が進行する。したがって、脱
皮した大豆は直ちに加工しないと美味しい豆腐を得るこ
とはできない。乾式脱皮方式においては脱皮直後に磨砕
することは不可能で、先ず水に浸漬させて膨潤させなけ
ればならない。しかも、一般には乾式脱皮した大豆はそ
のまま保存され、浸漬工程ですら脱皮直後に行うことは
困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のオカラは胚軸に
由来する成分が含まれているため味が悪く、種皮に由来
する繊維質が多いため舌ざわりが悪く、更にヘソに由来
する成分が含まれているため味が悪く着色している。蛋
白質の変性や脂肪の劣化を引き起こすような加熱を行う
ことなく、上記の従来のオカラの欠点を改良することに
より、オカラの付加価値を高めてオカラを有効利用する
技術が切実に求められている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、上記課
題を解決することを目的とし、その構成は、大豆を膨潤
させた状態で脱皮、脱胚軸して子葉表皮に保護された子
葉を得、該子葉を磨砕して得られた呉を、加熱後絞って
得られた子葉オカラ、或いは、種皮、胚軸及びヘソに由
来する成分を含まず、脱皮前に大豆が加熱処理を受けて
いない子葉オカラであり、弾力性を有する素材と硬質の
素材とを、わずかな間隔を保って保持し、少なくとも一
方を回転させ、弾力性を有する素材と硬質の素材との相
対的速度が顕著に異なる脱皮ブロックの上方から、水に
浸漬し膨潤した大豆を供給して子葉表皮で保護された状
態の子葉を得、該子葉を磨砕した後加熱し、しかる後加
熱物を絞って豆乳とオカラを分離する工程により製造さ
れる。
【0007】すなわち、本発明は大豆を加熱することな
く、水で膨潤させた状態で脱皮し、脱胚軸した子葉から
得られたオカラであり、胚軸、種皮及びヘソに由来する
成分を含有せず、従来のオカラに比して格段に色が白
く、味及び舌ざわりがよく、繊維質、脂肪、蛋白質に富
み、飼料としてばかりでなく良質の食材として大量に利
用される子葉オカラを提供するものである。この子葉オ
カラはハンバーグ、コロッケ、チキンボール等の美味な
増量材として使用されるばかりでなく、卵やCMC等の
食用の結着剤や増粘剤でかためて、そのまま油揚げすれ
ば美味しいスナック菓子が得られる。また、チーズグラ
タンに配合したところ、従来より美味しいチーズグラタ
ンが得られた。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に本発明の子葉オカラを製造
するためのフローシートを示した。浸漬装置において、
洗浄した丸大豆を常温の水に浸漬し膨潤させる。次いで
後述する脱皮脱胚軸装置において膨潤大豆を脱皮脱胚軸
し、子葉を胚軸及び種皮から分離し、この子葉から常法
により豆腐を製造する。すなわち、磨砕機により呉を製
造し、この呉を加熱工程で80〜85℃に加熱して煮呉
とし、この煮呉を絞り機で絞って子葉豆乳と子葉オカラ
に分離する。子葉豆乳は良質の豆腐原料であることは勿
論、本発明で得られる子葉オカラも乾燥させることによ
り有価物となる。更に、子葉と分離された種皮と胚軸と
水の混合物は胚軸・種皮分離装置において胚軸と種皮と
水に分離され、胚軸は医薬品原料として、種皮は家畜の
飼料として有価物であると共に水は再使用される。すな
わち、図1において下線を付した胚軸、種皮、水、子葉
豆乳及び子葉オカラはことごとく利用されるものであっ
て、本発明によれば廃棄物は排出しない。
【0009】図2に大豆の断面図を示した。1は子葉で
あり、子葉1は種皮2を被っている。3はヘソであり、
種皮2はヘソ3により子葉と固定している。4は発芽し
て根となる胚軸、5は発芽して葉や地上部を形成する胚
芽である。大豆を水に浸漬すると水は子葉1と種皮2と
の間に満たされ、植物の吸水機構に従って胚軸4から吸
収され、胚芽5から子葉組織内に浸透していく。種皮に
は多くの雑菌が付着しているが、この機構に従って吸水
されると雑菌は子葉内に浸入することができない。すな
わち、生の大豆のまま吸水させ破損させずに取出した子
葉は雑菌が極度に少ない。吸水した状態で胚軸は子葉か
ら浮き上がった状態にある。本発明においては胚軸と胚
芽を便宜上まとめて胚軸4と指称した。
【0010】脱皮脱胚軸装置としては図3に示すような
回転ドラムと弾性凹凸体からなる脱皮ブロックや図4に
示すような高速回転棒と低速回転棒が交互に配列した脱
皮ブロックを用いることができる。図3は回転ドラムと
弾性凹凸体からなる脱皮ブロックの斜視図、図4は高速
回転棒と低速回転棒を交互に配列させた脱皮ブロックの
斜視図、図5は図4の脱皮されている状態を示す説明図
である。
【0011】6は回転ドラムであり、モーター(図示を
省略)により駆動される回転ドラム用回転軸7により3
0〜100rpmで図3の矢印方向に回転する。少なく
とも表面は金属製であることを要し、絶えず水が存在す
るため防錆性で人体に無害な金属、例えばステンレス鋼
が好ましい。外周面には、回転ドラム用回転軸7に平行
な山部8と谷部9が交互に設けられ、全体として蛇腹状
外観を有する。
【0012】10は弾性凹凸体であり、縦方向に凹部と
凸部が縞状に設けられた弾性体であればよい。図3にお
いては、ゴム管の内部に金属棒を貫通させた複数の複合
パイプ11が、上の固定板12と下の固定板13との間
に密着して並列に固定されている。ゴム管の内周は金属
棒の外周よりはるかに大きく、したがってゴム管の内部
では、金属棒と外周のゴム管との間に広い間隙が存在す
る。ゴム管としては弾性を有する素材であればよく、食
品を扱い大量の水分が存在する環境であるため耐腐蝕性
のNBR、SBR、SR、IR、CR、シリコーンゴム
等の合成ゴム或いは天然ゴムが使用される。金属棒とし
ては通常の鉄鋼や銅合金も使用できるが、耐久性、加工
性の面からステンレス鋼が好ましい。
【0013】複合パイプ11を固定するにあたっては、
上下の固定板が存在すればよい。上下の固定板は後板の
上下に固定させるても、側板の上下に固定させても、場
合によっては他の部材から延出させても固定板がしっか
りと固定されていればよい。固定板の複合パイプ11の
固定部には貫通孔或いは溝穴を設ける。図3において
は、上の固定板12には貫通孔を穿設し、下の固定板1
3には溝穴を穿設した。上の固定板12又は下の固定板
13は脱着可能或いは回動して複合パイプ11の上面或
いは下面を露出させることが可能な構造である。例えば
上の固定板12の一方の端部、好ましくは回転ドラム6
と反対側に回動可能なヒンジ14を設ける方法等があ
る。
【0014】複合パイプ11には膨潤した種子が通過で
きる間隙を残して、回転ドラム6の外周と同心の円弧部
位15を形成すると、脱皮面積が拡大して効率的であ
る。複合パイプ11と複合パイプ11との接触面に凹部
16が形成され、両方の接触面から離れた部位に凸部1
7が形成される。18は上の固定板12に設けた貫通孔
を貫通した金属棒を更に固定するナットである。
【0015】種子投入口から供給された膨潤種子は、谷
部9或いは凹部16内に入り込んだ状態で回転ドラム6
と弾性凹凸体10により形成されるクリアランスを通過
する。クリアランスを通過する際、押圧された種子が、
弾性を有する上にその下面にクリアランスを有するゴム
素材中にもぐり込み、仮固定された状態で回転ドラム6
の山部8に擦られて連続的に脱皮され、完全ではないが
脱胚軸もされてクリアランスの下から落下する。落下し
た子葉と種子と胚軸を子葉のみが通過できる篩で分離す
ることにより胚軸と種皮と水との混合物が得られる。
【0016】子葉と種皮はその重量が異なるため通常の
風力選別機を用いて分離することができるが、図4に示
す脱皮機は脱皮するばかりでなく効率的脱胚軸を行うと
同時に子葉を、種皮、胚軸及び余剰の水と分離する機能
を有する。図4に示す脱皮機は脱皮ブロックが、同方向
に回転する交互に並列に配置した高速回転棒20と低速
回転棒21からなる。低速回転棒21は少なくとも表面
がステンレス等の硬質で耐腐蝕性素材である。高速回転
棒20は少なくとも表面がゴム素材で被覆されている。
高速回転棒20及び低速回転棒21は少なくとも種皮が
通過できる間隙を保って円周面同士を近接させて交互に
配設され、高速回転棒20には少なくとも1列の遠心方
向に突出した長さ方向の突起部22が軸方向外周に設け
られている。
【0017】高速回転棒20の周速度は、低速回転棒2
1の周速度の3〜15倍、好ましくは4〜10倍であ
る。また、低速回転棒と高速回転棒は必ずしも同径であ
ることを要しない。突起部22は単なる山状であっても
傾斜した角を有する突起部であってもよい。低速回転棒
21と高速回転棒20の間に、高速回転棒20の突起部
22が存在するときでも種皮を通過させるように調整す
る。突起部22の数には限定がなく、2本、3本、4本
それ以上であってよいが、突起部と突起部の間隔が狭ま
って脱皮の効果を発現できない程多くてはならない。突
起部22を設けることにより、突起部の角が種子にぶつ
かり、種皮の除去効率を向上させるばかりでなく、胚軸
をも除去することに成功した。
【0018】低速回転棒21と高速回転棒20の周速度
が極端に相違するため、2本の回転棒の間に位置した水
膨潤した大豆に対して、高速回転棒20と低速回転棒2
1との周速度の差がひねり応力として加わる。その結
果、種皮が破れて、低速回転棒と高速回転棒との間隙か
ら落下する。残った子葉は速度は異なるが同方向に回転
する多数の回転棒により搬送され、端部から落下、分離
される。多数の高速回転棒20と低速回転棒21を交互
に用いることにより、1回目に脱皮、脱胚軸されなかっ
た種子も、次々に脱皮、脱胚軸される機会が与えられる
ため脱皮、脱胚軸効率が向上する。
【0019】23は各回転棒を一体に軸支するために回
転棒の両端に設けられた連結軸受けである。一方の連結
軸受け23の端部外側には、外側スプロケット24aと
内側スプロケット24bからなる同軸の2連スプロケッ
ト24が設けられ、外側スプロケット24aと、第1の
モーター25により駆動されるモータースプロケット2
6にチェーンが懸架され、モーターの回転力が内側スプ
ロケット24bにも伝達される。高速回転棒20の回転
軸の端部は一方の連結軸受け23を貫通し、連結軸受け
の外面に高速回転棒用スプロケット27として配列して
いるため、内側スプロケット24bと全ての高速回転棒
用スプロケット27にチェーンを懸架することにより、
すべての高速回転棒20は同一速度で回転する。回転数
は任意に調節することができる。
【0020】同様にして、他方の連結軸受け23の端部
外側には、外側スプロケット28aと内側スプロケット
28bからなる第2の2連スプロケット28が設けら
れ、外側スプロケット28aと、第2のモーター29に
より駆動されるモータースプロケット30にチェーンが
懸架され、モーターの回転力が内側スプロケット28b
にも伝達される。低速回転棒21の回転軸の端部は他方
の連結軸受け23を貫通し、連結軸受けの外面に低速回
転棒用スプロケット31として配列しているため、内側
スプロケット28bと全ての低速回転棒用スプロケット
31にチェーンを懸架することにより、すべての低速回
転棒21は同一速度で回転する。回転数は任意に調節す
ることができる。高速回転棒20の高速回転棒用スプロ
ケット27と連結していない端部は、他方の連結軸受け
23の中でベアリングにより円滑な回転を保障される。
同様に、低速回転棒21の低速回転棒用スプロケット3
1と連結していない端部は、一方の連結軸受け23の中
でベアリングにより円滑な回転を保障される。また、連
結軸受け23を、図中、線32で示した部位から上下に
2分することができるようにすると、いずれかの回転棒
が破損した場合に連結軸受けを上下に外すことにより破
損した回転棒のみを容易に交換することができる。
【0021】以上の構成であるため、第1のモーター2
5が回転すれば、高速回転棒用スプロケット27は全て
の高速回転棒20を等しい速度で回転させ、低速回転棒
は何ら影響を受けない。一方、第2のモーター29が回
転すれば、低速回転棒用スプロケット31は全ての低速
回転棒21を等しい速度で回転させ、高速回転棒は何ら
影響を受けない。図4においては、回転伝達手段として
は、チェーンとスプロケットを用いたが、その他に、ベ
ルトとプーリー、歯車等を使用することができる。
【0022】図5に、大豆33の種皮2が、種皮の相対
向する部位にひねり応力を加えられて剥離して落下し、
突起部22が胚軸4にぶつかり胚軸を子葉から分離して
いく状態を拡大して示した。34は回転軸である。
【0023】
【実施例】本実施例においては、ステンレス製の最大直
径264mm、有効長さ550mmの回転ドラム6を用
いた。山部8の断面の半径は5mm、山部と山部との間
隔は14mmとし、谷部9には4mmの平坦部を設け
た。すなわち、谷部に比較的広い空間を確保した形状で
あった。回転ドラム6の一方の側部に、回転ドラムの外
周の約1/4にわたって適正なクリアランスを介して回
転ドラムと同一の中心軸を有する円弧面からなる円弧部
位15を有する弾性凹凸体10を設けた。弾性凹凸体は
ステンレス鋼からなる径2〜3mmの金属棒を外径13
mm、肉厚2〜3mmのゴム管に通した複合パイプ11
を1列に相互に接触させて配列した。したがって、ゴム
管内には充分な広さの間隙が残った。
【0024】配列するにあたっては、図3に示すように
上下の固定板を有する枠体を設け、上の固定板12のみ
の、回転ドラムの反対側にヒンジ14を設けて回動可能
にした。その結果、円弧部位15は凸部17と凹部16
が交互に垂直方向に存在し、膨潤した種子が回転ドラム
により擦られて脱皮される部位となった。
【0025】ゴムがすり減った場合には、金属棒を中心
にしてゴム管を単に回動させ、ゴム管の新しい面を円弧
部位に露出させることによりゴム管の耐久性を延長させ
ることができる。ゴム管の全面がすり減った場合には、
上の固定板12を回動させて開き、新しいゴム管に金属
棒を挿入すればよい。この場合必要なゴム管のみを任意
に交換することができる。本実施例においては回転ドラ
ム20を56rpmで回転させた。
【0026】大豆6俵(360kg)を充分な水に常温
で14時間浸漬した。大豆は膨潤して約2.3重量倍に
なった。同時に常温、かつ充分な水分の存在下で大豆の
子葉と種皮との間で水分中の雑菌数が増加した。この水
膨潤大豆を図3に示す脱皮機に供給したところ、大豆は
回転ドラム6と弾性凹凸体10により形成されたクリア
ランスを通過する際に脱皮され、種皮と子葉と少量の胚
軸が落下した。大豆6俵を処理するのに要した時間は1
時間であった。破砕した子葉はほとんど存在しなかっ
た。
【0027】次に、図4に示す脱皮、脱胚軸、子葉分離
装置を通過させた。種皮、胚軸及び余剰の水は高速回転
棒20及び低速回転棒21の下に落下し、子葉のみが回
転棒の末端から落下した。すなわち、種皮及び胚軸は子
葉から分離され、この工程に要した時間は約1時間であ
った。この子葉を子葉定量移送装置により磨砕機に移送
し磨砕して得られた呉を加熱工程で、煮釜に入れて80
〜85℃で加熱して煮呉を得た。この煮呉を絞り機によ
り絞って子葉豆乳と子葉オカラに分離した。子葉豆乳を
用いて常法により豆腐を製造した。
【0028】子葉豆乳の絞りかすは子葉オカラである。
得られた子葉オカラは色が白く、滑らかで味もよかった
のでこれを乾燥して食材として使用した。すなわち、乾
燥した子葉オカラを撹拌した全卵で練り上げ、棒状に成
型して加熱した揚げ油で揚げるとパリッとして、サクサ
クしながらコクのある独特の食感のスナックが得られ
た。また、コロッケに使用するマッシュポテトの半量を
子葉オカラに変えてコロッケを揚げたところ、従来のコ
ロッケよりもあっさりして、しかもコクがあり、舌ざわ
りもよく独特の美味しいコロッケができた。すなわち、
子葉オカラはマッシュポテト、とうもろこし粉、小麦粉
等と味は異なるが対等の食材として利用される。
【0029】子葉分離装置において排出した胚軸と種皮
と水との混合物は、そのまま或いは多少の時間経過後振
動篩を通過させた。第1の振動篩の金網の目開きは胚軸
を通過させて種皮を通過させない大きさであり、第1の
振動篩上に残った種皮を取出して、通過した胚軸と水を
第2の振動篩を通過させた。第2の振動篩の金網の目開
きは胚軸を通過させない大きさであればよく、第2の振
動篩上に残った胚軸を取出し水と分離した。得られた種
皮は嵩にして胚軸の約20倍(大豆6俵から40〜50
リットル)あったが、種皮自体は薄い皮膜であるため押
圧して風乾すると容易に乾燥し飼料として圧縮輸送する
ことができた。胚軸は、大豆6俵から約2.5リットル
得られ、量が少ないため容易に乾燥でき、医薬品原料と
して販売することができた。分離した遊離水は再循環し
て使用した。
【0030】本実施例においては図3に示した脱皮機と
図4に示した脱皮、脱胚軸機の両者を併用したが、図3
の脱皮機や図4に示した脱皮、脱胚軸機を単独で、或い
は他の脱皮機や脱胚軸機と併用して子葉のみを分離する
ことも可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明により、大豆の蛋白質を変性させ
るような高温を加えることなく、水膨潤した大豆を湿式
脱皮、脱胚軸し、脂肪が変性する間もなく直ちに通常の
豆腐製造工程に入ることができる。その結果、蛋白質や
脂肪の劣化がなく美味しく雑菌の少ない日持ちする豆腐
が得らればかりでなく、煮呉の絞り工程で得られた子葉
オカラは従来のオカラと異なり、マッジュボテトやとう
もろこし粉と対等な独特の風味を有する新しい食材とし
て広い用途が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明子葉豆乳の製造工程を示すフロー
シートである。
【図2】図2は大豆の拡大断面図である。
【図3】図3は回転ドラムと弾性凹凸体からなる脱皮ブ
ロックの斜視図である。
【図4】図4は高速回転棒と低速回転棒を交互に配列さ
せた脱皮ブロックの斜視図である。
【図5】図5は図4の脱皮されている状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 子葉 2 種皮 3 ヘソ 4 胚軸 5 胚芽 6 回転ドラム 7 回転ドラム用回転軸 8 山部 9 谷部 10 弾性凹凸体 11 複合パイプ 12 上の固定板 13 下の固定板 14 ヒンジ 15 円弧部位 16 凹部 17 凸部 18 ナット 20 高速回転棒 21 低速回転棒 22 突起部 23 連結軸受け 24、28 2連スプロケット 24a、28a 外側スプロケット 25 第1のモーター 26、30 モータースプロケット 27 高速回転棒用スプロケット 24b、28b 内側スプロケット 29 第2のモーター 31 低速回転棒用スプロケット 32 線 33 大豆 34 回転軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大豆を膨潤させた状態で脱皮、脱胚軸し
    て子葉表皮に保護された子葉を得、該子葉を磨砕して得
    られた呉を、加熱後絞って得られた子葉オカラ。
  2. 【請求項2】 種皮、胚軸及びヘソに由来する成分を含
    まず、脱皮前に大豆が加熱処理を受けていないことを特
    徴とする子葉オカラ。
  3. 【請求項3】 弾力性を有する素材と硬質の素材とを、
    わずかな間隔を保って保持し、少なくとも一方を回転さ
    せ、弾力性を有する素材と硬質の素材との相対的速度が
    顕著に異なる脱皮ブロックの上方から、水に浸漬し膨潤
    した大豆を供給して子葉表皮で保護された状態の子葉を
    得、該子葉を磨砕した後加熱し、しかる後加熱物を絞っ
    て豆乳とオカラを分離する工程からなる子葉オカラの製
    法。
  4. 【請求項4】 脱皮ブロックが、水平な回転軸を有し、
    該回転軸に平行な山部と谷部が円周に交互に設けられて
    いる表面が金属製の回転ドラムと、該回転ドラムの一方
    の側周に、垂直方向に凸部と凹部を交互に有し、表面が
    ゴム素材からなり、回転ドラムとの間に膨潤した大豆が
    かろうじて通過できる間隙を保って固定された弾性凹凸
    体からなり、回転ドラム表面が上方から弾性凹凸体に向
    かって回転する脱皮ブロックであることを特徴とする請
    求項3記載の子葉オカラの製法。
  5. 【請求項5】 脱皮ブロックが、同方向に回転する交互
    に並列配置した高速回転棒及び硬質素材からなる低速回
    転棒からなり、回転棒が少なくとも種皮が通過できる間
    隙を保って円周面同士を近接させて交互に配設され、高
    速回転棒には少なくとも1列の高速回転棒の回転軸と平
    行な遠心方向に突出した突起部が軸方向外周に設けられ
    た弾力性を有する素材からなる脱皮ブロックであること
    を特徴とする請求項3記載の子葉オカラの製法。
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