JPH11166688A - 断熱材およびその製造方法 - Google Patents

断熱材およびその製造方法

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JPH11166688A
JPH11166688A JP9347257A JP34725797A JPH11166688A JP H11166688 A JPH11166688 A JP H11166688A JP 9347257 A JP9347257 A JP 9347257A JP 34725797 A JP34725797 A JP 34725797A JP H11166688 A JPH11166688 A JP H11166688A
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JP
Japan
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heat insulator
vacuum
heat insulating
insulating material
plate portions
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JP9347257A
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English (en)
Inventor
Koji Takiguchi
浩司 滝口
Kazuyoshi Aikawa
一好 相川
Hisashi Kuwako
久史 桑子
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的低い製造コストを維持しながら断熱性
を向上させることができる断熱材およびその製造方法を
提供する。 【解決手段】 断熱材1は、向かい合う2枚の板部1
0,10と、これら2枚の板部10,10の周縁部間に
設けられ、これら2枚の板部10,10と共にほぼ閉塞
状態の内部空間を画成する周壁部11と、を有する枠体
1aと、断熱体21と、この断熱体21を真空状態に密
封したフイルム容器22とを有し、枠体1aの2枚の板
部10,10の両方に密着した状態で、枠体1aの内部
空間に収容された真空断熱体20と、枠体1aと真空断
熱体20の間の内部空間に充填された発泡断熱体12
と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保温性を確保する
ために、例えば自動販売機や冷蔵庫の収納庫の壁などに
用いられる真空断熱体を備えた断熱材およびその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の断熱材として、図5に示
すものが知られている(例えば、特公平4ー12220
号公報)。この断熱材50は、枠体51と、この枠体5
1の内部に収容された真空断熱体52と、を備えてい
る。枠体51は、互いに平行な2枚の側板部51a,5
1bを有しており、真空断熱体52は、枠体51内に充
填された発泡ポリウレタン53によって、これら側板部
51a,51bに対して適切な間隔の位置に固定されて
いる。また、真空断熱体52は、発泡ウレタンからなる
芯材52aと、この芯材52aを真空状態に密封したラ
ミネートフイルム容器52bと、を備えている。ラミネ
ートフィルム容器52bは、プラスチック、金属箔およ
び金属蒸着フィルムを積層し、密封した袋状のものであ
り、密封時に真空に引くことによって内部が真空状態に
保持されている。
【0003】この真空断熱体52と発泡ポリウレタン5
3を比較すると、真空断熱体52は、その内部が真空で
あることによって発泡ポリウレタン53よりも高い断熱
性を有している。しかし、真空断熱体52は、上記ラミ
ネートフィルム容器52bの分だけ、発泡ポリウレタン
53よりも部品点数が多く、製造工程も多いことによっ
て、製造コストがかなり高い。このため、上記断熱材5
0を、例えば自動販売機の収納庫の壁や仕切板などに用
いる場合には、真空断熱体52を、枠体51の内部空間
全体ではなく高い断熱性が要求される部分にのみ配置
し、その他の部分には、発泡ポリウレタン53を充填し
た構造とすることによって、比較的低い製造コストで優
れた断熱性を確保するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の断熱材50
では、その製造時に、発泡ポリウレタン53を真空断熱
体52と両側板51a,51bの間の2つの間隙に充填
しなければならない。しかし、これらの間隙が狭いため
に、発泡ポリウレタン53が隅々までうまく充填され
ず、断熱性が劣る部分、すなわち断熱上の弱点を生じて
しまうという問題がある。これに加えて、近年の自動販
売機においては、収納商品の大型化などに伴う収納能力
の向上と、設置場所の制限に伴う自動販売機自体のサイ
ズ維持と、を両立させることが要求されており、このた
め、従来の収納庫の壁や仕切板より薄い厚みで同程度の
断熱性を得るために、断熱材50の断熱性を向上させる
ことが望まれている。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、比較的低い製造コストを維持しながら断熱
性を向上させることができる断熱材およびその製造方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の断熱材は、向
かい合う2枚の板部と、これら2枚の板部の周縁部間に
設けられ、これら2枚の板部と共にほぼ閉塞状態の内部
空間を画成する周壁部と、を有する枠体と、断熱体と、
この断熱体を真空状態に密封したフイルム容器とを有
し、枠体の2枚の板部の両方に密着した状態で、枠体の
内部空間に収容された真空断熱体と、枠体と真空断熱体
の間の内部空間に充填された発泡断熱体と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0007】この断熱材によれば、真空断熱体が2枚の
板部の両方に密着するように枠体の内部空間に配置され
ているので、従来の断熱材と異なり、真空断熱体と2枚
の板部の間の間隙に発泡断熱体を充填する必要がなくな
り、断熱上の弱点を生じることがない。これによって、
断熱材の断熱性を向上させることができる。また、この
断熱材を製造する場合には、従来と同様に部分的に真空
断熱体を配置し、その他の部分には、発泡断熱体が充填
されていることによって、比較的低い製造コストを維持
しながら製造することができる。
【0008】上記において、断熱体は、ガラス繊維、石
綿、ケイ酸カルシウム、発泡ウレタンおよび発泡スチレ
ンの1つであることが好ましい。
【0009】この断熱材によれば、真空断熱体に収容す
る断熱体を、断熱性に優れ、一般的で入手が容易な上記
材質のうちの1つによって構成することができる。
【0010】請求項3の断熱材の製造方法は、フイルム
容器内に断熱体を真空状態に密封して真空断熱体を製作
し、2枚の板部および周壁部を準備し、真空断熱体を2
枚の板部の間に密着した状態で配置し、2枚の板部の周
縁部を周壁部でほぼ閉塞状態の内部空間を画成するよう
に閉塞し、内部空間に発泡断熱体を充填することを特徴
とする。
【0011】この製造方法によれば、上述したような断
熱材を製造できる。これによって、比較的低い製造コス
トを維持しながら断熱性の向上した断熱材を製造でき
る。また、さらに、この断熱材を製造する際に、真空断
熱体を枠体の内部空間に先に配置してから、残りの空間
部分に発泡断熱体を充填するので、真空断熱体を、発泡
断熱体の充填の前から終了まで2枚の板部の間隔を維持
するスペーサとして利用することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の一実施形態に係る断熱材およびその製造方法に
ついて説明する。図1に示すように、本実施形態は、本
発明の断熱材を自動販売機2の仕切板1に適用したもの
である。同図に示すように、自動販売機2には、販売機
本体2a内に収納庫3が配置されており、この収納庫3
は、側壁部3aと、天壁部3bと、底壁部3cと、背壁
部3dとによって画成されている。これらの壁部3a〜
3dによって画成された内部空間は、2枚の仕切板1,
1によって3つの収納室、すなわち左室4a、中央室4
bおよび右室4cに仕切られており、左室4aは、冷却
専用の冷却室として使用される。また、中央室4bおよ
び右室4cは、冷却および加温兼用の兼用室であり、必
要に応じて冷却室と加温室に切り換えて使用される。
【0013】これらの収納室4a〜4cには、商品コラ
ムがそれぞれ収容されており、これらの商品コラムは、
上下方向に商品を収納していると共に、販売時に収納し
た商品のうち、最下位の商品を販売商品として下方に払
い出すようになっている。また、各収納室4の下部に
は、エバポレータなどを備える冷却装置とヒータが設け
られており、さらに、これらによって加温または冷却さ
れた空気を商品コラム側に送るファンが設けられている
(いずれも図示せず)。
【0014】図2および図3に示すように、仕切板1
は、上下方向に延びる長方形状のものであり、2枚の側
板部(板部)10,10と、これらの側板部10,10
の周縁部間に設けられた周壁部11とを備えている。こ
れらの側板部10,10および周壁部11によって画成
される枠体1aの内部空間には、真空断熱体20が配置
され、さらに、真空断熱体20を包み込むように発泡ポ
リウレタン12が充填されている。側板部10,10お
よび周壁部11はそれぞれ、鋼板を加工することによっ
て製作されており、枠体1aは、これらを組み合わせ、
固定することによって組み立てられている。仕切板1の
上縁の周壁部11には、孔11aが形成されており、こ
の孔11aは、後述するように仕切板1の製造時に、発
泡ポリウレタン12の注入孔となるものである。
【0015】また、図2に示すように、各側板部10の
中央部には、スリット列13が形成されており、このス
リット列13では、前後方向に並んだ複数のスリットを
1列として、上中下計3列のスリット列13が互いに平
行に並んでいる。また、上スリット列13と中スリット
列13とは、各々のスリット位置がほぼ半ピッチずつ前
後方向にずれており、中スリット列13および下スリッ
ト列13の各々のスリット位置も、同様にずれている。
このようなスリット列13毎のスリット位置のずれによ
り、鋼板製の側板部10を介して熱伝導が生じる場合
に、熱の伝導路の幅が短くかつその距離が長くなる。こ
のため、収納室4の下部からファンによって送られる熱
気または冷気が、鋼板製の側板部10を介して上方に伝
わりにくくなっている。また、収納庫3の側壁部3aに
も、同様のスリット列13が、側板部10のスリット列
13と同じ高さで対応する位置に形成されている。
【0016】図2および図3に示すように、真空断熱体
20は、2枚の側板部10,10の内面にそれぞれ密着
した状態で、上記スリット列13より下方の仕切板1の
下半部に収容されている。この真空断熱体20は、仕切
板1の下縁および前後縁の周壁部11との間に、ある程
度の間隔を備えた状態で配置されている。これにより、
後述するように発泡ポリウレタン12を枠体1a内に充
填する際に、発泡ポリウレタン12を真空断熱体20の
四方の空間に入り込ませ、真空断熱体20が固定される
ようになっている。
【0017】図4に示すように、真空断熱体20は、芯
材(断熱体)21と、この芯材21を密封するフィルム
容器22と、芯材21内に埋め込まれたゲッター23と
を備えている。芯材21は、全体に連続気泡が形成され
た発泡ポリウレタン製のものであり、99.7%前後の
高い連続気泡率を備えている。フィルム容器22は、ナ
イロンと、アルミニウム蒸着PET(ポリエチレンテフ
タレート)と、アルミニウム箔と、HDPE(高密度ポ
リエチレン)とをそれぞれ積層した4層構造のラミネー
トフィルムからなる袋であり、芯材21をその内部に密
封する際に真空に引くことによって内部が真空状態に保
持されている。ゲッター23は、芯材22から発生する
水蒸気や2酸化炭素ガスなどを吸着することによって真
空度の低下を防ぐためのものであり、酸化カルシウムな
どで構成されている。
【0018】この真空断熱体20の熱伝導率(単位はk
cal/mhr℃)を他の断熱材のものと比べた場合
に、スチロール材が0.028、発泡ポリウレタン材が
0.017であるのに対して、真空断熱体20は、0.
008と一桁低い値である。このように真空断熱体20
は、熱伝導率がかなり低く、言い換えれば、高い断熱性
を備えている。
【0019】このように断熱性の高い真空断熱体20
が、上記スリット列13より下方の仕切板1の下半部に
配置されているので、収納室4a〜4cを下半部と上半
部の2つのゾーンに分けて考えた場合、自動販売機2の
運転時に、これらの真空断熱体20とスリット列13の
作用によって、下半部のゾーン、すなわち次に販売され
る販売商品を収納しているゾーンがより効率的に冷却ま
たは加温される。
【0020】以上のように構成された仕切板1を製造す
る方法について説明する。まず、フイルム容器22を製
作し、この中にゲッター23を備えた芯材21を密封す
ることによって真空断熱体20を製作する。この密封す
る際に、真空に引くことによってフィルム容器22内を
真空状態にする。これとは別に、鋼板を加工することに
よって2枚の側板部10,10と周壁部11を製作す
る。次に、真空断熱体20が2枚の側板部10,10の
両方に密着するように配置し、2枚の側板部10,10
および周壁部11を組み合わせ、固定することによっ
て、ほぼ閉塞した内部空間を有する枠体1aを製作す
る。この後、枠体1aの上端面11の孔11aを介し
て、発泡ポリウレタン12の原料であるジイソシアネー
ト、ポリオールおよび触媒を反応させながら充填する
(ワンショット成形)。これによって、前述したような
構成を備えた仕切板1を製造することができる。
【0021】この場合、真空断熱体20が枠体1aの内
部に2枚の側板部10,10の両方に密着した状態で予
め収納されているので、発泡ポリウレタン12の充填前
は、真空断熱体20を側板部10,10の間隔が狭まる
のを防止し、間隔を保持するスペーサとして利用でき
る。さらに、発泡ポリウレタン12を充填する際には、
真空断熱体20の体積分だけ、発泡ポリウレタン12を
枠体1a内に充填する量を減らすことができ、その充填
圧力によって側板部10,10の間隔が広がるのを防止
することができる。
【0022】以上のように構成された本発明の断熱材と
しての仕切板1によれば、真空断熱体20が両側板部1
0,10の間にこれらに密着した状態で収容されている
ので、図5に示すような従来の断熱材と異なり、真空断
熱体20と両側板部10,10の間に発泡ポリウレタン
12を充填する必要がなく、断熱上の弱点を生じること
がない。これによって、仕切板1自体の断熱性を向上さ
せることができ、従来のものよりも薄い厚みの仕切板1
で、従来と同程度の断熱性が得られる。したがって、こ
の仕切板1を備えた自動販売機2によれば、自動販売機
2自体のサイズを維持しながら、収納能力を向上させる
ことができる。また、高い断熱性を要求される部分(下
半部のゾーンに対応する部分)に対応して真空断熱体2
0を配置し、その他の部分には、発泡ポリウレタン12
を充填する構造にしたので、比較的低い製造コストを維
持しながら高い断熱性能の仕切板1を製造できる。
【0023】なお、上記実施形態においては、真空断熱
体20を側板10,10の内面に直接、密着した状態で
仕切板1内に収容するようにしたが、これに限らず、側
板10と真空断熱体20の間にスペーサなどを介在さ
せ、これらを密着した状態で仕切板1内に収容するよう
にしてもよい。また、真空断熱体20の芯材21とし
て、発泡ポリウレタンを用いたが、これに限らず、ガラ
ス繊維、石綿、ケイ酸カルシウムおよび発泡ポリスチレ
ンの1つなど、高い断熱性を備えたものであればよい。
さらに、枠体1aの内部に発泡ポリウレタン12を充填
したが、これに限らず、発泡ポリスチレンを充填しても
よく、発泡断熱体であればよい。また、断熱材を自動販
売機2の収納庫3の仕切板1に適用したが、これに限ら
ず、本発明の断熱材は、収納庫3の壁や冷蔵庫の壁な
ど、断熱性を要求されるものであれば何に使用してもよ
い。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明の断熱材によれ
ば、比較的低い製造コストを維持しながら断熱性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る断熱材としての仕切
板を備えた自動販売機の収納庫の外観を示す斜視図であ
る。
【図2】仕切板の側面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】真空断熱体の断面構造を示す模式図である。
【図5】従来の断熱材の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 仕切板(断熱材) 1a 枠体 10 側板部(板部) 11 周壁部 12 発泡ポリウレタン(発泡断熱材) 20 真空断熱体 21 芯材(断熱体) 22 フィルム容器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 向かい合う2枚の板部と、これら2枚の
    板部の周縁部間に設けられ、これら2枚の板部と共にほ
    ぼ閉塞状態の内部空間を画成する周壁部と、を有する枠
    体と、 断熱体と、この断熱体を真空状態に密封したフイルム容
    器とを有し、前記枠体の前記2枚の板部の両方に密着し
    た状態で、前記枠体の前記内部空間に収容された真空断
    熱体と、 前記枠体と前記真空断熱体の間の前記内部空間に充填さ
    れた発泡断熱体と、 を備えることを特徴とする断熱材。
  2. 【請求項2】 前記断熱体は、ガラス繊維、石綿、ケイ
    酸カルシウム、発泡ポリウレタンおよび発泡ポリスチレ
    ンの1つであることを特徴とする請求項1に記載の断熱
    材。
  3. 【請求項3】 フイルム容器内に断熱体を真空状態に密
    封して真空断熱体を製作し、 2枚の板部および周壁部を準備し、 前記真空断熱体を前記2枚の板部の間に密着した状態で
    配置し、 前記2枚の板部の周縁部を前記周壁部でほぼ閉塞状態の
    内部空間を画成するように閉塞し、 前記内部空間に発泡断熱体を充填することを特徴とする
    断熱材の製造方法。
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