JPH0798174A - 真空断熱パネル及び断熱筐体 - Google Patents

真空断熱パネル及び断熱筐体

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JPH0798174A
JPH0798174A JP24430993A JP24430993A JPH0798174A JP H0798174 A JPH0798174 A JP H0798174A JP 24430993 A JP24430993 A JP 24430993A JP 24430993 A JP24430993 A JP 24430993A JP H0798174 A JPH0798174 A JP H0798174A
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JP
Japan
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outer shell
heat insulating
container
shell member
vacuum
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Application number
JP24430993A
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English (en)
Inventor
Keimei Asakura
啓明 朝倉
Hideo Sanpei
秀雄 三瓶
Kenichi Hirashiki
健一 平敷
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期的に高い断熱性能を維持することができ
るようにする。 【構成】 容器状外装体22は、非通気性のフィルムよ
り成る外殻部材23の端部を接合することによって構成
し、内部の空間部28に充填体29を収容した状態でそ
の空間部28内を真空排気している。外殻部材23とし
て筒状のものを用いることにより、外殻部材23の接合
部としては、従来の4箇所から2箇所となるから、その
分ガスが侵入する機会が少なくなって真空度が劣化し難
くなり、ひいては長期間にわたって高い断熱性能を維持
できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、充填体を収容した容器
状外装体内を真空排気して成る真空断熱パネル、及びこ
の真空断熱パネルを用いた家庭用電気冷蔵庫などに好適
する断熱筐体に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の真空断熱パネルにあっては、例
えばプラスチックを主体に構成された非通気性のフィル
ム(プラスチックフィルムの片面に予めアルミ箔を張り
付けたもの、或いは片面にアルミ蒸着層を形成したプラ
スチックフィルムを積層したもの)より成る外殻部材の
周囲を接合することにより構成した容器状外装体を用意
すると共に、紙または不織布などのような通気性を有す
る袋内に断熱性を有する材料であるパーライト粉末やシ
リカ微粉末等を収容して所定の形状に予備成形した充填
体、或いは連続気孔率の高いプラスチックフォームより
成る充填体を用意し、このような充填体を前記容器状外
装体内に収容した状態で、容器状外装体内の空気を前記
外殻部材の開口部を通して真空引きにより排出し、しか
る後にその開口部を熱溶着手段などにより接合すること
によって構成されるものが知られている。
【0003】図7及び図8には、真空断熱パネルの従来
構成の一例を示している。これら図7,8において、容
器状外装体1は、矩形状をなす2枚の外殻部材2,2
を、その周囲部を接合(接合部を2aで示す)すること
によって構成されている(図7において、接合部を便宜
上×で示している)。上記外殻部材2は、非通気性のラ
ミネートフィルムから成るもので、具体的には、基材と
なるプラスチックフィルム3の片面に、通気を遮断する
ためのアルミフィルム4を接着または蒸着手段により設
けると共に、このアルミフィルム4の表面に熱可塑性プ
ラスチックより成るヒートシール層5を設けた3層構造
となっており、当該外殻部材2,2間の接合は、ヒート
シール層5の熱圧着により行っている。
【0004】容器状外装体1内の空間部6には充填体7
が収容されており、この充填体7は、紙または不織布な
どのような通気性を有する袋8内に断熱性を有する材料
であるパーライト粉末やシリカ微粉末等より成る断熱材
9を収容して所定の形状に予備成形されたものである。
【0005】斯様な構成の真空断熱パネル10は、次の
ような工程で製造される。すなわち、2枚の外殻部材
2,2を重ね合わせてそれらの3辺部を接合部2aにお
いて接合することにより、容器状外装体1を一辺部に開
口部を有した状態の袋状に形成し、その開口部を通して
空間部6内に充填体7を収容する。ついで、容器状外装
体1の空間部6内の空気を、上記開口部を通して真空引
きにより排出し、この後、その開口部を接合部2aにお
いて気密に接合する。
【0006】一方、図9は、上記構成の複数個の真空断
熱パネル10を用いて構成された冷蔵庫の断熱筐体11
を示している。この断熱筐体11は次のような構成とな
っている。すなわち、内箱12と外箱13とを組み合わ
せて構成される外殻体14内の空間部15に上記真空断
熱パネル10を複数個配置し、それら真空断熱パネル1
0の回りに発泡ポリウレタンから成る発泡断熱材16を
発泡充填した構成としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
る真空断熱パネル10にあっては、初期の熱伝導率が約
0.004〜0.006kcal/mh℃になるという
優秀な断熱性を示すものであり、従来の硬質ポリウレタ
ンフォームを利用した断熱パネルと比較した場合、約3
倍以上の断熱性能の向上を期待できるという利点があ
る。
【0008】しかしながら、上記構成の真空断熱パネル
10にあっては、初期段階においては容器状外装体1内
の真空度が十分に高い状態に維持されて高い断熱性能を
発揮するものの、長期間使用された場合には、容器状外
装体1を構成する外殻部材2の各接合部2aからの空気
などのガスの侵入等により真空度が劣化し、その真空度
の劣化に伴い断熱性能が低下するという事情がある。
【0009】そして、斯様な真空断熱パネル10を用い
た上記断熱筐体11においては、真空断熱パネル10を
発泡断熱材16により覆うことにより、容器状外装体1
内へのガスの侵入をある程度低減することができるが、
完全に遮断することはできない。
【0010】一方、近年、環境保護や資源の有効活用の
観点から、廃棄物のリサイクル問題が表面化している。
その典型となっているのが、冷蔵庫に代表される大型家
電廃棄物であり、可能な限りリサイクルによる再資源化
を推進することが必要となっている。
【0011】廃棄物からリサイクルする場合、構成材料
を容易に解体できること、さらに、分別がつくことが必
要条件である。プラスチックの材料のリサイクルは、あ
る程度確立しているといわれているが、上記冷蔵庫の断
熱筐体11の場合、発泡断熱材16と、内箱12、外箱
13及び真空断熱パネル10とが強固に接着しているた
め、解体が困難でリサイクル性に乏しいという問題があ
った。
【0012】そこで、本発明の目的は、外殻部材の接合
部からのガスの侵入を抑えて長期的に高い断熱性能を維
持することができる真空断熱パネルを提供することと、
このような真空断熱パネルを用いた断熱筐体において、
解体が容易でリサイクルし易くできる断熱筐体を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、非通気性のフ
ィルムより成る外殻部材の端部を接合することにより構
成される容器状外装体と、この容器状外装体内に収容さ
れる断熱性を有する充填体とを備え、前記容器状外装体
内に充填体を収容した状態でその容器状外装体内の空気
を前記外殻部材の開口部を通じて排出すると共に、その
開口部を気密に接合して構成される真空断熱パネルにお
いて、前記外殻部材として筒状のものを用い、その外殻
部材の接合部を2箇所としたことを特徴とするものであ
る(請求項1)。
【0014】そして、内箱と外箱とを組み合わせて構成
される外殻体内の空間部に、上記請求項1記載の真空断
熱パネルをこれの接合部が外殻体のコーナー部に集まる
ように配置すると共に、前記接合部が臨む空間部のみに
発泡断熱材を充填することによって断熱筐体を構成する
とよい(請求項2)。
【0015】
【作用】請求項1記載の真空断熱パネルによれば、容器
状外装体を構成する外殻部材として筒状のものを用いる
ことにより、その外殻部材の接合部としては、従来の4
箇所から2箇所となるから、その分ガスが侵入する機会
が少なくなり、従来に比べて真空度が劣化し難くなり、
ひいては長期間にわたって高い断熱性能を維持できるよ
うになる。
【0016】請求項2記載の断熱筐体によれば、上記真
空断熱パネルを使用することにより長期間にわたって高
い断熱性能を維持することができる。また、外殻体内の
空間部において、真空断熱パネルの接合部が臨む空間部
のみに発泡断熱材を充填するようにしているので、解体
した場合に、各部材を容易に分離分別することができる
ようになる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1ない
し図6を参照して説明する。図1ないし図3には、完成
状態での真空断熱パネル21が示されている。容器状外
装体22は、筒状をなす外殻部材23の図3中上下の両
端部の接合部24(図3において、接合部を便宜上×で
示す)で接合することによって構成されている。
【0018】上記外殻部材23は、非通気性のラミネー
トフィルムから成るもので、具体的には、基材となるプ
ラスチックフィルム25の片面に、片面に通気を遮断す
るためのアルミニウムを蒸着したアルミフィルム26を
設けると共に、このアルミフィルム26の表面に熱可塑
性プラスチックより成るヒートシール層27を設けた3
層構造となっており、当該外殻部材23間の接合は、ヒ
ートシール層27の熱圧着により行っている。
【0019】この場合、アルミフィルム26において、
一部、例えば図1における左右両端部26a,26a部
分にはアルミニウムを蒸着していない。このようにアル
ミフィルム26において一部にアルミニウムを蒸着しな
いのは、容器状外装体22における前面側と背面側との
間での熱の短絡を防止するためである。
【0020】容器状外装体22内の空間部28には充填
体29が収容されている。この充填体29は、紙または
不織布などのような通気性を有する袋30内に断熱性を
有する材料であるパーライト粉末やシリカ微粉末等より
成る気体吸着性の低い断熱材30aを収容して所定の形
状に予備成形されたものである。
【0021】斯様な構成の真空断熱パネル21は、次の
ような工程で製造される。すなわち、筒状の外殻部材2
3の一辺部、例えば図2及び図3における下端部の接合
部24で接合することにより、容器状外装体22を上端
部側の一辺部に開口部を有した状態の袋状に形成し、そ
の開口部を通して空間部28内に充填体29を収容す
る。ついで、容器状外装体22における空間部28内の
空気を、上記開口部を通して真空引きにより排出し、こ
の後、その開口部を接合部24において気密に接合す
る。
【0022】上記のように構成された真空断熱パネル2
1によれば、容器状外装体22を構成する外殻部材23
として筒状のものを用いるようにしたので、その外殻部
材23の接合部24としては、従来の4箇所から2箇所
となる。このように接合部24の箇所が少なくなる分、
空間部28側へガスが侵入する機会が少なくなるから、
従来に比べて真空度が劣化し難くなり、ひいては長期間
にわたって高い断熱性能を維持できるようになる。
【0023】ここで、本件出願の発明者は、本実施例に
よる構造と従来構造との違いによる断熱性能の違いを評
価するために、次のような測定を行うことにより図4、
図5に示すような経時変化特性を得た。すなわち、外殻
部材23として筒状のものを用いた本実施例の真空断熱
パネル21のサンプルAと、外殻部材2としてシート状
のものを2枚重ね合わせた従来構造の真空断熱パネル1
0のサンプルBとを用意し、これらサンプルA、Bを雰
囲気温度60℃の大気中に放置し、熱伝導率及び内部の
空気圧力の経時変化を測定した。
【0024】図4は真空断熱パネルの熱伝導率の経時変
化特性を示すものであり、この特性からは、本実施例の
サンプルAの断熱性能の低下度合いが、従来のサンプル
Bの断熱性能の低下度合いよりも著しく小さいことが分
かる。また、図5は真空断熱パネル内部の空気圧力の経
時変化特性を示すものであり、この特性からは、本実施
例のサンプルA内部の真空度の劣化度合いが、従来のサ
ンプルB内部の真空度の劣化度合いよりも著しく小さい
ことが分かる。
【0025】このような測定結果から、本実施例構造
(サンプルA)においては、容器状外装体22を構成す
る外殻部材23の接合部24の箇所が少なく、空間部2
8側へガスが侵入することを抑えられるため、従来に比
べて真空度が劣化し難くなり、ひいては長期間にわたっ
て高い断熱性能を維持できるものと考えられる。
【0026】一方、図6は上記構成の複数個の真空断熱
パネル21を用いて構成された冷蔵庫の断熱筐体31を
示している。この断熱筐体31は次のような構成となっ
ている。すなわち、プラスチック製の内箱32と鋼板製
の外箱33とを組み合わせて構成される外殻体34内の
空間部35に、複数個の上記真空断熱パネル21をこれ
の接合部24が外殻体34のコーナー部34aに集まる
ように配置すると共に、各接合部24が臨む空間部35
のみに発泡ポリウレタンから成る発泡断熱材36を発泡
充填した構成としている。この場合、外殻体34の前端
部において、真空断熱パネル21の接合部24が臨む空
間部35にも発泡断熱材36を発泡充填している。な
お、真空断熱パネル21は、外殻体34における配置場
所によって大きさが異なっている。
【0027】斯様な構成の断熱筐体31によれば、断熱
性能に優れた上記真空断熱パネル21を使用することに
より、長期間にわたって高い断熱性能を維持することが
できる。また、断熱筐体31は、外殻体34内の空間部
35において、真空断熱パネル21における外殻部材2
3の接合部24が臨む空間部35のみに発泡断熱材36
を充填するようにしているので、冷蔵庫を廃棄してこれ
を解体する場合に、内箱32、外箱34、発泡断熱材3
6、及び真空断熱パネル21の各部材を容易に分離分別
することができるようになり、よって解体が容易でリサ
イクルし易いものとなる。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の真空断熱パネルによれ
ば、容器状外装体を構成する外殻部材として筒状のもの
を用いることにより、その外殻部材の接合部としては、
従来の4箇所から2箇所となるから、その分ガスが侵入
する機会が少なくなり、従来に比べて真空度が劣化し難
くなり、ひいては長期間にわたって高い断熱性能を維持
できるようになるという優れた効果を奏する。
【0029】請求項2記載の断熱筐体によれば、上記真
空断熱パネルを使用することにより長期間にわたって高
い断熱性能を維持することができる。また、外殻体内の
空間部において、真空断熱パネルの接合部が臨む空間部
のみに発泡断熱材を充填するようにしているので、解体
した場合に、各部材を容易に分離分別することができる
ようになり、解体が容易でリサイクルし易くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による真空断熱パネルを示す
もので、図3中イ−イ線に沿う断面図
【図2】図3中ロ−ロ線に沿う真空断熱パネルの断面図
【図3】真空断熱パネルの平面図
【図4】真空断熱パネルの熱伝導率の経時変化特性図
【図5】真空断熱パネル内部の空気圧力の経時変化特性
【図6】本発明の真空断熱パネルを用いた断熱筐体の縦
断側面図
【図7】従来例を示す図3相当図
【図8】図7中ハ−ハ線に沿う断面図
【図9】従来の真空断熱パネルを用いた図6相当図
【符号の説明】
21は真空断熱パネル、22は容器状外装体、23は外
殻部材、24は接合部、25はプラスチックフィルム、
26はアルミフィルム、27はヒートシール層、29は
充填体、31は断熱筐体、32は内箱、33は外箱、3
4は外殻体、35は空間部、36は発泡断熱材である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平敷 健一 大阪府茨木市太田東芝町1番6号 株式会 社東芝大阪工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非通気性のフィルムより成る外殻部材の
    端部を接合することにより構成される容器状外装体と、
    この容器状外装体内に収容される断熱性を有する充填体
    とを備え、前記容器状外装体内に充填体を収容した状態
    でその容器状外装体内の空気を前記外殻部材の開口部を
    通じて排出すると共に、その開口部を気密に接合して構
    成される真空断熱パネルにおいて、 前記外殻部材として筒状のものを用い、その外殻部材の
    接合部を2箇所としたことを特徴とする真空断熱パネ
    ル。
  2. 【請求項2】 内箱と外箱とを組み合わせて構成される
    外殻体内の空間部に、請求項1記載の真空断熱パネルを
    これの接合部が外殻体のコーナー部に集まるように配置
    すると共に、前記接合部が臨む空間部のみに発泡断熱材
    を充填したことを特徴とする断熱筐体。
JP24430993A 1993-09-30 1993-09-30 真空断熱パネル及び断熱筐体 Pending JPH0798174A (ja)

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