JPH11168064A - ステージ駆動方法、ステージ装置、及び露光装置 - Google Patents
ステージ駆動方法、ステージ装置、及び露光装置Info
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- JPH11168064A JPH11168064A JP10267565A JP26756598A JPH11168064A JP H11168064 A JPH11168064 A JP H11168064A JP 10267565 A JP10267565 A JP 10267565A JP 26756598 A JP26756598 A JP 26756598A JP H11168064 A JPH11168064 A JP H11168064A
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Abstract
メントや変形力等を発生しにくいステージ装置を提供す
る。 【解決手段】 ベース1上に防振台2A等を介して定盤
3を支持し、定盤3上にXガイドバー4に沿って移動自
在に、Yガイドバー搬送体5及びYガイドバー6等から
なるXステージを配置し、このXステージをX軸リニア
モータ10A,10Bを介してX方向に駆動する。X軸
リニアモータ10A,10Bの固定子12A,12Bを
定盤3上に直動ガイド13A,13Bを介してX方向に
移動できるように支持し、ベース1に固定された制動フ
レーム35に取り付けられたX制動部材36A,36B
によって、固定子12A,12Bに対してそのXステー
ジを駆動する際の反力を打ち消すような制動力を与え
る。
Description
位置決めするための防振機能付きのステージ装置及びそ
の駆動方法に関し、例えば半導体素子、液晶表示素子、
若しくは薄膜磁気ヘッド等を製造するためのリソグラフ
ィ工程でマスクパターンをウエハ等の基板上に転写する
ために使用される露光装置、又は精密工作機械や精密測
定器等に使用して好適なものである。
スクとしてのレチクルのパターンを感光基板としてのレ
ジストが塗布されたウエハ(又はガラスプレート等)上
に転写するために、従来は主にステッパー方式の縮小投
影型の露光装置が使用されていた。斯かる一括露光型の
露光装置には、ウエハの各ショット領域を所定の露光位
置に移動させる装置として、直交する2方向にステッピ
ング可能なウエハステージが用いられている。
に対して同期走査して露光を行うステップ・アンド・ス
キャン方式の縮小投影型の露光装置も注目されている。
このような走査露光型の露光装置では、直交する2方向
にそれぞれステッピングを行い、且つ走査方向に一定速
度で連続移動を行うウエハステージと共に、走査方向に
一定速度で連続移動可能で非走査方向に微少量移動可能
で、且つ移動面に垂直な軸の周りに微少角度回転可能な
レチクルステージが使用されている。
本体は床からの振動を遮断するために、弾性の大きい空
気ばねやコイルばねと、減衰器としてのオイルダンパと
より構成される防振台を介して支持されるのが一般的で
ある。図12は、従来の露光装置用のウエハステージの
概略構成を示し、この図12において、ベース70上に
複数の防振台71A,71Bを介して定盤72が支持さ
れており、定盤72上に図12の紙面に平行な方向(こ
れをX方向とする)に沿って移動自在にXステージ73
が載置されている。Xステージ73は、定盤72上に固
定された駆動モータ74によって送りねじ75を介して
X方向に駆動され、Xステージ73上にX方向に直交す
るY方向に送りねじ方式で駆動されるYステージ76が
載置されている。
動を開始する際には、Xステージ73に例えば実線の矢
印で示す推力Fが作用し、駆動モータ74を介して定盤
72側には反作用として点線の矢印で示す反力−Fが作
用する。従って、そのままでは定盤72はその反作用の
方向に変位して振動が生じてしまう。そこで、従来は例
えば特開昭58−68118号公報に開示されているよ
うに、ベース70上に定盤72に対してX方向への制動
力Dを付与するためのアクチュエータ77を設置し、X
ステージ73の加減速時に定盤72に働く反作用と同じ
大きさで方向が反対の力をアクチュエータ77から定盤
72に与える(即ち、制動力Dを推力Fと等しくする)
ことによって、定盤72の振動を防止する方法が提案さ
れている。
用されている場合に、リニアモータを駆動する際にその
固定子を介して定盤側に反作用が働くのを防止するため
に、そのリニアモータの固定子をベース70(床)側で
固定する方法が米国特許(USP)第5,528,11
8号明細書に開示されている。
において、図12に示すように、定盤72にアクチュエ
ータ77を介して制動力を付与する方法では、定盤72
(駆動モータ74)に働く反力−Fの位置と、アクチュ
エータ77から定盤72に付与される制動力Dの位置と
が大きく異なるために、この定盤72を回転、又は変形
させるようなモーメントや変形力が発生する。これらの
モーメントや変形力の内の大きい振幅成分は、防振台7
1A,71Bの空気ばね(又はコイルばね)等が変形す
る振動モードを引き起こすが、この振動は防振台71
A,71B自体によってかなりの程度まで低減される。
しかしながら、残存する小さい振幅の振動が、半導体露
光装置のように数nm程度の安定性を要求される用途に
おいては無視できない量となりつつある。
Dの位置とが大きく異なる構造で、残存する小さい振幅
の振動をできるだけ少なくするためには、Xステージ7
3の駆動モータ74と外部から制動力を付与するための
アクチュエータ77との駆動特性がほぼ完全に一致して
いることが望ましい。その駆動特性とは、主に推力指令
値に対する発生推力の大きさの直線性や、推力指令が発
せられてからその推力が発生するまでの時間遅れであ
る。しかしながら、図12の方式では駆動モータ74と
アクチュエータ77とは機構が大きく異なるために、そ
の駆動特性をほぼ完全に一致させることは困難であり、
その小さい振幅の振動を低減させることは困難であっ
た。
定子をベース側で固定する方法は、前者のように定盤や
露光装置本体部を変形させる振動モードを励起すること
はないが、制動機構が大掛かりになりステージ装置が全
体として大型化すると共に、ステージ装置に備えられる
測長系やセンサ等の配置に大きな制約を与えるという不
都合がある。
Xステージ73(駆動モータ74)の位置は図12の紙
面に垂直な方向(Y方向)では一定であるため、Xステ
ージ73の位置(X座標)が変化してもアクチュエータ
77によりその加減速時の振動を或る程度は抑制でき
る。一方、Yステージ76については、Xステージ73
の位置が変化するのに追従してそのX方向の位置が変化
してしまうために、Xステージ73の位置に依らずにY
ステージ76の加減速時の振動を抑制するためには、X
ステージ73上に制振機構を設ける必要がある。しかし
ながら、このようにXステージ73上に制振機構を設け
ると、Xステージ73が大型化すると共に、Xステージ
73の駆動特性が悪化する等の不都合がある。
伴う振動を抑制する際にモーメントや変形力等を発生し
にくいステージ駆動方法、及びこの駆動方法を使用する
ステージ装置を提供することを第1の目的とする。更に
本発明は、大型の制振機構を使用することなく可動部の
駆動に伴う振動を大きく低減できるステージ駆動方法、
及びこの駆動方法を使用するステージ装置を提供するこ
とを第2の目的とする。
駆動する場合に、一方の移動方向で生じる振動を他方の
移動方向にはあまり影響を与えることなく抑制できるス
テージ装置を提供することを第3の目的とする。更に本
発明は、そのようなステージ装置を備えた露光装置を提
供することをも目的とする。
動方法は、定盤(3)上に所定方向に移動自在に設置さ
れた可動テーブル(5,6,8)を、定盤(3)に対し
てその所定方向に非接触型駆動手段(10A,10B)
を用いて駆動するステージ駆動方法であって、その非接
触型駆動手段の固定子(12A,12B)が定盤(3)
に対して移動自在に支持された状態で、その可動テーブ
ルにその所定方向に推力を与えるときにその固定子に対
して制動力を与えるものである。
手段としては、可動子及び固定子よりなるリニアモー
タ、又はローレンツ力よりなる推力を発生する駆動装置
等が使用できる。そして、その可動テーブル上にウエハ
等の加工対象物が載置される。そして、その非接触型駆
動手段によってその可動テーブルを駆動する際には、固
定子(12A,12B)に発生する反作用(反力)を相
殺するようにその制動部材からその固定子に対して制動
力を与える。この際に、反作用と制動力とはほぼ同一直
線上に作用するため、モーメントや変形力等が発生しに
くいと共に、反作用と制動力とのタイミングや大きさが
多少ずれても、固定子(12A,12B)は定盤(3)
に対して移動自在であるため、定盤(3)等に回転等を
引き起こすような力が作用することがない。
動速度の指令値に基づいて、フィードフォワード系で、
その固定子に対して制動力を与えるようにしてもよい。
これによって応答速度が速くなる。次に、本発明による
第1のステージ装置は、定盤(3)と、この定盤に対し
て所定方向に移動自在に設置された可動テーブル(5,
6,8)と、その定盤に対してその可動テーブルをその
所定方向に駆動する非接触型駆動手段(10A,10
B)と、を有するステージ装置であって、その非接触型
駆動手段の固定子(12A,12B)をその定盤に対し
てその所定方向に移動自在に支持し、その固定子に対し
て制動力を与える制動部材(35,36A,36B;3
5A,64A,64B,65)を所定のベース(1)に
設けたものである。
を駆動する際には、固定子(12A,12B)に発生す
る反作用(反力)を相殺するようにその制動部材からそ
の固定子に対して制動力を与えることで、本発明のステ
ージ駆動方法が使用できる。この際に、反作用と制動力
とはほぼ同一直線上に作用するため、モーメントや変形
力等が発生しにくいと共に、反作用と制動力とのタイミ
ングや大きさが多少ずれても、固定子(12A,12
B)は定盤(3)に対して移動自在であるため、定盤
(3)等に回転等を引き起こすような力が作用すること
がない。従って、その制動部材の駆動特性がその非接触
型駆動手段の駆動特性と異なっても差し支えない。この
意味で、その制動部材としては、電磁式の能動的な制動
部材の他に、ボールジョイントや粘弾性体方式の継ぎ手
等の受動的な制動部材を使用してもよい。
用する場合には、一例としてその非接触型駆動手段の固
定子(12A,12B)は、定盤(3)に対してその所
定方向に直交する方向には移動しないように支持されて
おり、そのベースに設けられた制動部材は、そのベース
上に設けられたフレーム(35)と、このフレームに取
り付けられその非接触型駆動手段の固定子(12A,1
2B)に対して電磁力よりなる制動力を与える推力発生
器(36A,36B)と、を有し、その推力発生器は、
その非接触型駆動手段を介してその可動テーブルを駆動
する際に固定子(12A,12B)に作用する反力を実
質的に相殺する推力をその制動力として発生するもので
ある。
用する場合には、一例としてその非接触型駆動手段の固
定子(12A,12B)は、定盤(3)に対してその所
定方向に直交する方向には移動しないように支持されて
おり、そのベースに設けられた制動部材は、そのベース
に設けられたフレーム(35A)と、このフレームに取
り付けられその非接触型駆動手段の固定子(12A,1
2B)に対して機械的な制動力を与える受動的制動器
(64A,64B,65)と、を有するものである。こ
れによって大型の制振機構を使用する必要が無い。
は、定盤(3)と、この定盤上に第1の方向に移動自在
に設置された第1の可動テーブル(5,6,8)と、こ
の第1の可動テーブルに対してその第1の方向に交差す
る第2の方向に移動自在に設置された第2の可動テーブ
ル(7,14,15)と、定盤(3)に対してその第1
の可動テーブルをその第1の方向に駆動する駆動装置
(10A,10B)と、その第1の可動テーブルに対し
てその第2の可動テーブルをその第2の方向に駆動する
非接触型駆動手段(26A,26B)と、を有するステ
ージ装置であって、その第1の可動テーブルに取り付け
られてこの第1の可動テーブルと共にその第1の方向に
移動する可動部材(32)と、所定のベース(1)上に
固定されて可動部材(32)のその第1の方向での移動
範囲に亘って可動部材(32)に対してその第2の方向
への推力を与える制動部材(33,34A,34B)
と、を備えたものである。
ーブル上にウエハ等の加工対象物が載置され、その第2
の可動テーブルの位置は2次元的に変化する。即ち、そ
の第1の可動テーブルの第1の方向の位置が変化するの
に追従して、その第2の可動テーブルのその第1の方向
の位置も変化する。本発明では、その第1の可動テーブ
ルに可動部材(32)が取り付けられ、この可動部材
(32)に外部からその第2の方向への制動力を与える
ことによって、その第1の可動テーブルの動きに殆ど影
響を与えることなく、その第2の可動テーブルのその第
2の方向への振動を抑制できる。
材(32)のその第1の方向での全移動範囲に亘って可
動部材(32)に対向するように配置された固定部材
(33)を有し、可動部材(32)と固定部材(33)
との間に、その非接触型駆動手段を介してその第2の可
動テーブルを駆動する際に可動部材(32)に作用する
反力を実質的に相殺する推力を発生するものである。こ
れによって、能動的にその第2の方向への振動が抑制さ
れる。
板ステージとしての本発明の第1のステージ装置上に載
置された基板に、照明されたマスクに形成されたパター
ンを投影光学系を介して投影するものである。次に本発
明による第2の露光装置は、マスクステージとしての本
発明の第1のステージ装置上に載置されたマスクを照明
し、このマスクに形成されたパターンを投影光学系を介
して基板ステージ上の基板に投影するものである。
につき図1〜図6を参照して説明する。本例は、半導体
素子製造用の投影露光装置のウエハステージに本発明を
適用したものである。図1は、本例の投影露光装置の概
略構成を示し、図2はその投影露光装置のウエハステー
ジの構成を示している。先ず、図1において、平板状の
ベース1上に4箇所の防振台2A〜2D(2C,2Dは
図面上では現れていない)を介して矩形の平板状の定盤
3が支持されている。防振台2A,2B等は、それぞれ
弾性の大きい空気ばね(又はコイルばね)と、振動減衰
器としてのオイルダンパとより構成され、防振台2A,
2B等によって床からの振動が定盤3側に伝わらないよ
うになっている。また、定盤3、及びこの上の投影露光
装置の機構部の全体としての共振周波数は数Hz程度で
ある。定盤3の表面は極めて平面度の良好な平面であ
り、その表面は静止状態でほぼ水平面に平行に保持され
ており、以下、定盤3の表面上で図1の紙面に垂直な方
向にX軸、図1の紙面に平行な方向にY軸を取り、定盤
3の表面に垂直な方向にZ軸を取って説明する。
て、Xステージのための案内面が設けられたXガイドバ
ー4が固定されている。また、Xガイドバー4及び定盤
3の表面に沿ってX方向に移動自在に第1のYガイドバ
ー搬送体5が配置され、定盤3の表面に沿ってYガイド
バー搬送体5と平行にX方向に移動自在に第2のYガイ
ドバー搬送体8が配置され、Yガイドバー搬送体5及び
8を連結するようにY方向に沿ってYステージのための
案内面が設けられたYガイドバー6が架設され、Yガイ
ドバー搬送体5,8、及びYガイドバー6よりXステー
ジが構成されている。
底面、及び外側面にはそれぞれエアベアリングを構成す
る空気噴出部が設けられている。更に、これらの空気噴
出部の近傍には磁石あるいは真空ポケット等の予圧機構
が組み込まれており、第1のYガイドバー搬送体5は、
定盤3の表面及びXガイドバー4の側面にそれぞれ一定
の間隔を保ちつつZ方向及びY方向に拘束されて、X方
向に移動できる。同様に、第2のYガイドバー搬送体8
の底面にもエアベアリングを構成する空気噴出部、及び
磁石あるいは真空ポケット等の予圧機構が組み込まれて
おり、Yガイドバー搬送体8も定盤5の上面に一定の間
隔を保ちつつ拘束されて、X方向に移動できる。
ドバー4を挟むように、定盤3の上にX方向に沿ってX
軸リニアモータ10Aが配置され、X軸リニアモータ1
0AとYガイドバー搬送体5とはXガイドバー4を跨ぐ
ように架設された連結部材9を介して連結されている。
更に、X軸リニアモータ10Aは、連結部材9側のコイ
ルを備えた可動子11Aと、定盤3側の極性が交互に反
転する複数の永久磁石を配列してなる固定子12Aとか
ら構成され、固定子12Aと定盤3の表面との間に直動
ガイド13Aが介装されている。図2に、固定子12A
の一部を切り欠いて示すように、直動ガイド13Aは、
定盤3上に固定されたレール13Abと、この上を小さ
い多数のボールベアリングを介してX方向に摺動できる
複数の摺動部材13Aaとから構成され、摺動部材13
Aaは固定子12Aの底面に接着等によって固定されて
いる。なお、直動ガイド13Aとしては、静圧気体軸受
け方式のガイド等を使用してもよい。
結部材18を介して、X方向に配列されたX軸リニアモ
ータ10Bが連結され、X軸リニアモータ10Bは、連
結部材18側のコイルを備えた可動子11Bと、定盤3
側の複数の永久磁石を配列してなる固定子12Bとから
構成され、固定子12Bと定盤3の表面との間に、固定
子12BをX方向に前後に摺動できる直動ガイド13B
が介装されている。即ち、本例の2軸のX軸リニアモー
タ10A,10Bの固定子12A,12Bはそれぞれ直
動ガイド13A,13Bによって、Y方向には変位でき
ないように拘束されると共に、X方向には摺動できるよ
うに支持されている。この場合、固定子12A,12B
には後述のX方向の制動部材より駆動の際の反力(反作
用)を相殺するような制動力が付与される。また、X軸
リニアモータ10A,10Bは並列にムービングコイル
方式でX方向にXステージを駆動する。
挟むように、このYガイドバー6の側面に数μmの隙間
をあけて1対のX方向拘束ベアリング部材7が配置さ
れ、X方向拘束ベアリング部材7の底面にZ浮上ベアリ
ング板14(図1参照)が固定され、X方向拘束ベアリ
ング部材7の上面に試料台15が固定され、試料台15
上に不図示のウエハホルダを介してレジストが塗布され
た露光対象のウエハWが保持されている。本例では、1
対のX方向拘束ベアリング部材7、Z浮上ベアリング板
14、及び試料台15よりYステージが構成されてい
る。
(定盤3との対向面)にはエアーベアリングを構成する
空気噴出部と、真空ポケットや磁石等の予圧装置とが3
組以上組み込まれており、エアーベアリング方式で非接
触にYステージの重量が支えられている。また、1対の
X方向拘束ベアリング7はそれぞれYガイドバー6に向
かって空気を噴出し、両方が発生する空気圧の釣り合い
でそのYステージをYガイドバー6に一定のギャップを
保ちつつ非接触でX方向に関し拘束する。これによっ
て、そのYステージは、X方向、及びZ方向に非接触に
拘束された状態で、Yガイドバー6に沿ってY方向に移
動できる。
方向拘束ベアリング部材7の両側にYガイドバー搬送体
5及び8(図1参照)を連結するように、Y方向に平行
に1対のそれぞれコイルを備えた固定子16A及び16
Bが設置され、+X方向側のX方向拘束ベアリング部材
7の外面に固定子16Aを挟むようにコの字型の複数の
永久磁石を備えた可動子17Aが固定され、−X方向側
のX方向拘束ベアリング部材7の外面に固定子16Bを
挟むように複数の永久磁石を備えた可動子(不図示)が
固定されている。そして、固定子16A,16Bと対応
する可動子17A等とより2軸のムービングマグネット
方式のY軸リニアモータ26A及び26Bが構成され、
これらのY軸リニアモータ26A及び26Bによってそ
のYステージはY方向に駆動される。
ベアリング部材7の上部の試料台15は、Z方向の位置
(フォーカス位置)、並びにX軸及びY軸の周りの傾斜
角の補正が可能であり、試料台15上の−X方向の端
部、及び+Y方向の端部にそれぞれX軸の移動鏡19
X、及びY軸の移動鏡19Yが固定されている。また、
定盤3の−X方向の側面に固定された支持部材25に取
り付けられた2軸のX軸のレーザ干渉計21XA及び2
1XBから移動鏡19XにX軸に平行にレーザビームが
照射され、レーザ干渉計21XA及び21XBによって
移動鏡19X(試料台15)のX座標XW1,XW2が
計測されている。例えば一方のX座標XW1が試料台1
5のX座標となり、2つのX座標XW1,XW2の差分
から試料台15の回転角が算出される。
のレーザ干渉計21Yからのレーザビームが、支持部材
25に取り付けられた不図示の光学系支持フレームに取
り付けられたミラー20で反射されて、Y軸に平行に移
動鏡19Yに照射され、レーザ干渉計21Yによって移
動鏡19Y(試料台15)のY座標YWが計測されてい
る。
学系PL、及びレチクルRが配置され、投影光学系PL
は、定盤3に固定された不図示のコラムに支持され、レ
チクルRは、そのコラムに固定されたレチクルベース2
3上に移動自在に載置されたレチクルステージ22上に
保持されている。また、そのコラムの上部に例えばその
投影露光装置が収納されたチャンバの外部に設置された
露光光源からの露光光の照度分布を均一化するフライア
イレンズ、可変視野絞り(レチクルブラインド)、及び
コンデンサレンズ等からなる照明光学系24が配置さ
れ、露光時には照明光学系24からの露光光ILがレチ
クルRのパターン領域を、例えばX方向に細長い矩形の
照明領域で照明する。露光光ILとしては、水銀ランプ
のi線等の輝線の他に、KrF(波長248nm)、若
しくはArF(波長193nm)等のエキシマレーザ
光、更には軟X線等が使用できる。
位置を計測するレーザ干渉計(不図示)も設けられ、こ
のレーザ干渉計の計測値、及び装置全体の動作を統轄制
御する主制御系51からの指令に応じてステージ制御系
52が、リニアモータ方式でレチクルステージ22の動
作を制御する。同様に、図2のレーザ干渉計21XA,
21XB,21Yの計測値も図1のステージ制御系52
に供給され、その計測値、及び主制御系51からの指令
に応じてステージ制御系52は、ウエハステージ側の2
軸のX軸リニアモータ10A,10B、及び2軸のY軸
リニアモータ26A,26Bの動作を制御する。即ち、
露光時には、ウエハW上の一つのショット領域への露光
が終了すると、X軸リニアモータ10A,10B、及び
Y軸リニアモータ26A,26Bをステッピング駆動し
て次のショット領域を走査開始位置に移動した後、Y軸
リニアモータ26A,26Bを定速駆動すると共にレチ
クルステージ22を同期して駆動することによって、レ
チクルRとウエハWとを投影光学系PLに対してY方向
に投影倍率を速度比として同期走査するという動作がス
テップ・アンド・スキャン方式で繰り返されて、ウエハ
Wの各ショット領域への露光が行われる。なお、投影露
光装置としては、本例のようなステップ・アンド・スキ
ャン方式の代わりに、ステッパーのような一括露光方式
が使用される場合にも本発明は適用される。
ージの試料台15(ウエハW)は、X方向には2軸のX
軸リニアモータ10A,10Bによって駆動され、Y方
向にも2軸のY軸リニアモータ26A,26Bによって
駆動されている。そして、試料台15を例えばX方向に
駆動する際には、対応するX軸リニアモータ10A,1
0Bの可動子11A,11Bに目標とする加速度(減速
する場合も含む)に比例する推力が付与されるが、その
際に反作用によってその推力と方向が逆で同じ大きさの
力(以下、「反力」と呼ぶ)が対応する固定子12A,
12Bに働く。同様に、試料台15をY方向に駆動する
際には、対応するY軸リニアモータ26A,26Bの可
動子17A等に目標とする加速度に比例する推力が付与
され、その推力と方向が逆で同じ大きさの反力が対応す
る固定子16A,16Bに働く。従って、仮に制動機構
が無い場合には、それらの反力が固定子12A,12
B、又は16A,16Bから定盤3に作用して振動が発
生し、試料台15の加減速終了後もその振動が残留し
て、試料台15の位置決め精度、又は走査露光時の定速
制御性が悪化してしまう。
の悪化を防止するために、本例の投影露光装置のウエハ
ステージにはX軸、及びY軸の制動機構が備えられてい
る。先ず、X軸の制動機構の一部は、図2に示すよう
に、X軸リニアモータ10A,10Bの固定子12A,
12Bの反力の発生方向に移動自在な直動ガイド13
A,13Bである。また、ベース1の−X方向の側面に
制動フレーム35が固定され、制動フレーム35には、
固定子12A,12Bの−X方向の端部でほぼ固定子1
2A,12Bの上面に対向している凸部35a,35b
が設けられ、凸部35a及び35bの底面にそれぞれ、
X軸リニアモータ10A及び10Bの可動子11A及び
11Bとほぼ同一構成でコイルを備えたX制動部材36
A及び36Bが固定され、X制動部材36A及び36B
の先端部はそれぞれコの字型の固定子12A及び12B
の内部に非接触に挿入されている。以上の直動ガイド1
3A,13B、制動フレーム35、及びX制動部材36
A,36BよりX軸の制動機構が構成されており、X制
動部材36A及び36Bは、リニアモータ方式で固定子
12A,12Bに対して所望の制動力を発生する。
詳細な構成を示し、この図5において、ステージ制御系
52は、ウエハステージ駆動系53と、レチクルステー
ジ駆動系54と、各種のドライバとを備えている。そし
て、ウエハステージ側の3軸のレーザ干渉計21XA,
21XB,21Yの計測値がウエハステージ駆動系53
に供給され、ウエハステージ駆動系53には更に主制御
系51からウエハステージ(試料台15)の目標位置や
移動速度等の指令値が供給されている。これらの情報に
応じてウエハステージ駆動系53は、図2のX軸リニア
モータ10A,10B及びY軸リニアモータ26A,2
6Bで発生する推力を設定し、これらの推力の情報をフ
ィードフォワード系でドライバ55A,55B及び56
A,56Bに供給する。また、ウエハステージ駆動系5
3は、同期情報をレチクルステージ駆動系54に供給
し、レチクルステージ駆動系54はウエハステージに同
期してレチクルステージを駆動する。
B及び56A,56Bは、設定された推力を発生するよ
うに対応する可動子11A,11Bのコイル、及び固定
子16A,16Bのコイルへの駆動電流を供給する。こ
の際に、X軸のドライバ55A,55BへのX軸の推力
の情報はX軸の制動用のドライバ57A,57Bにも供
給され、ドライバ57A,57Bは対応するX制動部材
36A,36Bのコイルに対してそのX軸の推力と同じ
大きさで逆向きの推力を発生するための電流を供給す
る。
に見た簡略化した側面図であり、この図6において、仮
に図2の試料台15を+X方向に駆動するために、X軸
リニアモータ10Aの可動子11AにX方向への推力F
XAが付与される場合、対応する固定子12Aには反力
−FXA(−X方向に向かう反力FXA)が作用する。
同時に、X制動部材36Aから固定子12Aに対して作
用する制動力DXAは、その反力と逆向きで大きさの同
じX方向への推力FXAとなるため、固定子12Aには
X方向への力が作用することがなく、固定子12Aは静
止した状態を維持する。特に、本例では反力−FXAと
制動力DXAとがほぼ同一直線上にあるため、モーメン
トや固定子12Aを変形させようとする力等が発生する
ことがなく、可動子11Aの加減速時に微少な振動等が
生じることもない。
るタイミングに対して、X制動部材36Aによって固定
子12Aに制動力が付与されるタイミングが僅かにずれ
たとしても、又は、固定子12Aに発生する反力の大き
さに対してX制動部材36Aによって固定子12Aに与
えられる制動力の大きさが僅かに異なったとしても、直
動ガイド13Aによって固定子12AがX方向にずれる
ため、定盤3に振動が生じることはない。従って、Xス
テージ(可動子11A,11B)の加減速に拘らず定盤
3は静止しており、Xステージの位置制御や速度制御が
高精度に行われる。
0Bが駆動されていない期間では、一例として通常はX
制動部材36A,36Bによって固定子11A,11B
が静止状態を維持するようにしておく。また、不図示で
あるが、固定子12A,12Bと、定盤3とのX方向の
相対位置を大まかに検出する光学式、又は静電容量式等
のエンコーダが配置されており、このエンコーダの計測
値も図5のウエハステージ駆動系53に供給されてい
る。そして、例えばX軸リニアモータ10A,10Bが
駆動されない期間内で、固定子12A,12Bと、定盤
3とのX方向の相対位置が予め定めてある目標範囲から
外れているときには、ウエハステージ制御系53は、そ
の相対位置がその目標範囲内になるように不図示の制御
ラインを介してX制動部材36A,36Bを駆動してお
く。これによって、固定子12A,12Bの位置が次第
にずれることがなくなる。
先ず図1に示すように、Yガイドバー搬送体5と共にX
方向に移動する連結部材9に、コイルを備えた可動子3
2が固定され、可動子32の先端部を非接触に覆うよう
に断面形状がコの字型の固定子33がX方向に沿って配
置され、固定子33はベース1の+Y方向の側面に固定
された2つの制動フレーム34A,34Bに固定されて
いる。可動子32、及び固定子33よりY軸の制動機構
としてのY制動モータ31が構成され、図2に固定子3
3の一部を切り欠いて示すように、固定子33は、X方
向における可動子32の全移動範囲で可動子32を覆う
ように配置されている。
子33よりなるY制動モータ31を示す一部を切り欠い
た平面図、図3(b)は図3(a)の側面図であり、図
3(b)に示すように、固定子33は、コの字型に固定
された3個のヨーク37,38A,38Bの一方の内面
にY方向に極性が反転するように永久磁石39A,39
Bを固定し、他方の内面に永久磁石39A,39Bに対
向するように引き合う極性で永久磁石39C,39Dを
固定して形成されている。従って、一方の1対の永久磁
石39A,39Cの間に生じる磁束の方向は、他方の1
対の永久磁石39B,39Dの間に生じる磁束の方向と
逆になっており、これら2対の永久磁石の間に可動子3
2が非接触に挿入されている。
部には、コイル32aが矩形状に複数回巻回されてい
る。この場合、コイル32aに流れる電流IYは、1対
の永久磁石39A,39Cの間と、別の1対の永久磁石
39B,39Dの間とで+X方向、又は−X方向に互い
に逆になっており、仮に永久磁石39A,39Cの間で
可動子32にY方向にローレンツ力よりなる制動力DY
/2が作用すると、永久磁石39B,39Dの間でも可
動子32にY方向にローレンツ力よりなる制動力DY/
2が作用する。そのローレンツ力は電流IYに比例する
ため、電流IYの制御によって合計でDYの制動力の方
向、及び大きさを任意に制御できる。
駆動系53からY軸のドライバ56A,56Bに供給さ
れる推力の情報はドライバ58にも供給されている。ド
ライバ58は、そのローレンツ力よりなる制動力DY
が、2軸のY軸リニアモータ26A,26Bの可動子1
6A,16Bに与えられる推力の合計値FYによって、
可動子32に働く反力と方向が逆で大きさが同じになる
ように、可動子32のコイル32aに供給される電流I
Yを設定する。
タ26A,26B(図2参照)によって可動子17A等
(試料台15)にY方向に推力FYが働くものとする
と、固定子16A,16B(図2参照)、及び連結部材
9を介してY制動モータ31の可動子32には反力−F
Y(−Y方向への大きさがFYの反力)が働く。これに
対応して、Y制動モータ31によって可動子32にはそ
の反力と逆向きで大きさが同じY方向への制動力DYが
作用するため、可動子32、ひいては定盤3にはY方向
への振動は生じない。Y軸の制動機構においても、Y軸
リニアモータ26A,26Bによって生ずる反力と、Y
制動モータ31によって付与される制動力とはほぼ同一
平面上にあるため、大きなモーメントや変形力等が生ず
ることはない。
方向の位置が変化しても、可動子32は固定子33の中
に収まっており、可動子32には常にY方向への反力を
相殺するような制動力を付与できる。従って、Xステー
ジのX方向の位置に拘らず、YステージをY方向に加減
速する際にも定盤3は静止しており、そのYステージ、
ひいては試料台15の位置制御や速度制御が高精度に行
われる。
示すように、永久磁石とコイルとを逆にしてもよい。即
ち、図4(a)はY制動モータ31の別の構成例を示す
平面図、図4(b)はその側面図であり、図4(b)に
示すように、この変形例の可動子32Aは、コの字型に
固定された3個のヨーク40,41A,41Bの一方の
内面にY方向に極性が反転するように永久磁石42A,
42Bを固定し、他方の内面に永久磁石42A,42B
に対向するように引き合う極性で永久磁石42C,42
Dを固定して構成されている。そして、これら2対の永
久磁石の間に、可動子32Aの全移動範囲を覆うように
X方向に長い固定子33Aが非接触で挿入されている。
内部には、コイル33Aaが矩形状に複数回巻回されて
いる。従って、この変形例でも、そのコイル33Aaに
通電すると、永久磁石42A,42Cの間で固定子33
Aに発生するローレンツ力と、永久磁石42B,42D
の間で固定子33Aに発生するローレンツ力とは同じ方
向になり、それらの合計のローレンツ力の反力が可動子
32Aに制動力として作用する。その制動力で可動子3
2Aに働く反力FYを相殺することで、Y方向の振動を
抑制できる。
機構として、X軸リニアモータ10A,10Bの可動子
11A,11Bと同等のX制動部材36A,36Bを用
いたが、制動力の付与対象となる固定子12A,12B
は、直動ガイド13A,13Bを介して定盤3にX方向
に移動自在に連結されているため、X軸リニアモータ1
0A,10BからXステージに与える推力と、X制動部
材36A,36Bから固定子12A,12Bに与える制
動力との大きさの相違やタイミングのずれ量が大きくな
っても、定盤3にはX方向への力が作用しない。従っ
て、より自由度の高い、あるいは安価な構成が採用可能
である。以下では、このようなX軸の制動機構の他の実
施の形態につき説明するが、説明の便宜上、一方のX軸
リニアモータ10Aの固定子12Aを制動する機構につ
いてのみ説明する。
機構の第2の実施の形態を示し、図6に対応する部分に
同一符号を付して示すこの図7において、一方のX軸リ
ニアモータ10A(図2参照)の固定子12Aが直動ガ
イド13Aを介してX方向に移動自在に定盤3上に載置
されている。そして、固定子12Aの−X方向の端部に
X方向に伸びた円筒状の絶縁体62が固定され、この絶
縁体62にコイル63が巻回され、この絶縁体62の中
に円柱状の永久磁石61が非接触で挿入され、永久磁石
61はベース1上に固定された制動フレーム35Aに固
定されている。本例では、永久磁石61及びコイル63
より制動機構としてのボイスコイルモータが構成され、
このボイスコイルモータによって、固定子12Aに働く
反力−FXAを打ち消すような制動力FXAが付与され
る。このようにX軸の制動機構としてボイスコイルモー
タを用いる実施の形態は、X軸の駆動機構としてムービ
ングマグネット型のリニアモータを使用する場合に特に
有効である。
機構の第3の実施の形態を示し、図6に対応する部分に
同一符号を付して示すこの図8において、X軸リニアモ
ータの固定子12Aの−X方向の端部にX方向に伸びた
弾性変形可能な例えば金属よりなるロッド64Bが固定
され、ベース1に固定された制動フレーム35Aにも、
ロッド64Bに対向するようにX方向に伸びた弾性変形
可能な例えば金属よりなるロッド64Aが固定され、ロ
ッド64Aと64Bとの間に粘弾性体65が介装されて
いる。本例では、ロッド64A,64Bは弾性変形の範
囲内で或る程度の回転、及びX方向への伸縮を行うこと
ができ、粘弾性体65は、それを挟むロッド64A,6
4Bの円板状の先端部のギャップ、X軸に垂直な方向の
位置、及びそれらの先端部の平行度等に対する余裕度を
高める役割を果たしている。
の反力が作用すると、ロッド64A,64B、及び粘弾
性体65よりなる制動機構を介して制動フレーム35A
にその反力が伝わり、その反作用として固定子12Aに
+X方向に実質的に同じ大きさの制動力が作用して、固
定子12Aは殆どX方向に移動することがなく、定盤3
にも振動等が生じない。
A,64Bのみで固定子12Aと制動フレーム35Aと
を接続した場合は、床振動やXステージの加減速時の固
定子12Aに対する反力が制動フレーム35Aに伝わ
り、この制動フレーム35Aの振動が逆に固定子12A
に伝わってきてしまう。また、固定子12Aが定盤3に
対して自由に動けるX方向の振動は定盤3には伝わらな
いが、Y方向、Z方向の振動は定盤3に伝わってしま
う。これに対して、本例では粘弾性体65を介すること
で、Y方向、Z方向への振動成分も低減できる。
機構の第4の実施の形態を示し、図6に対応する部分に
同一符号を付して示すこの図9において、X軸リニアモ
ータの固定子12Aの−X方向の端部に回転自在なボー
ルジョイント66Bを介して、X方向に伸びた弾性変形
可能な例えば金属製のロッド67が接続され、ロッド6
7の他端は回転自在なボールジョイント66Aを介して
制動フレーム35Aに固定され、制動フレーム35Aは
ベース1上に固定されている。
力は、ロッド67を介して制動フレーム35Aに伝わ
り、制動フレーム35Aの反作用によって打ち消される
ため、固定子12Aはほぼ静止状態を維持する。しか
も、ロッド67は回転自在なボールジョイント66A,
66Bを介して接続されているため、Y方向、Z方向へ
の振動成分も低減できる。
動機構の第5の実施の形態を示し、図6に対応する部分
に同一符号を付して示すこの図10において、X軸リニ
アモータの固定子12Aの−X方向の端部にX方向に伸
縮自在のベローズ69の一端を固定し、ベローズ69の
他端をベース1上に固定された制動フレーム35Aに固
定する。更に、ベローズ69内に油等の液体を封入し、
定盤3に固定されたベローズ保持体68によってそのベ
ローズ69の中間部分を支持する。
加わったときベローズ69の内部の液体の圧力が変化す
るが、ベローズ69に作用する液体の圧力はY方向及び
Z方向については釣り合っており、X方向の力のみが制
動フレーム35Aに伝わる。従って、固定子12AのX
方向への反力が定盤3に伝わることがなく、固定子12
AがX方向に大きく移動することもない。
投影露光装置のレチクルステージに適用することができ
る。図11は、図1の投影露光装置の変形例を示し、こ
の図11において、ウエハステージのみならずレチクル
ステージにも非接触のX軸駆動装置であるリニアモータ
を設けてあり、更に、このリニアモータを駆動する際に
固定子に加わる反力を相殺する制動力を与える制動機構
を設けて振動の発生を防止している。
の支柱88が固定され、これらの支柱88の上端には、
エアダンパ、弾性バネ又はオイルダンパからなる3つの
防振台2がそれぞれ固定される。これらの防振台2を介
して、鏡筒定盤83が支柱88上に載置されている。投
影光学系PLは鏡筒定盤83に支持されており、レチク
ルステージ122が載置されるレチクル定盤103は、
鏡筒定盤83に設けられたフレーム84に支持されてい
る。ウエハステージ15が載置されるウエハ定盤3は、
フレーム86を介して鏡筒定盤83に吊下げられて固定
されている。ウエハステージ15の駆動機構の構造は、
図1及び図2に示すものと同様であるので、同一部分に
は同一の符号を付して重複説明を省略する。照明光学系
24は鏡筒定盤83に設けられたフレーム82に支持さ
れている。
A,112Bと可動子11A,11BとからなるX軸リ
ニアモータ10A,10Bが配置されている。可動子1
1A,11Bは、連結部材9を介してレチクルステージ
122に連結されている。レチクルステージ122は、
図示を省略するX軸方向の直動ガイドに案内されてお
り、X軸リニアモータ10A,10Bに駆動されてX方
向の前後に滑らかに移動する。なお、レチクルステージ
122のX方向の位置は、レチクルステージ122上に
固定された移動鏡119と、レチクル定盤103に支持
されてX軸に平行なレーザビームを移動鏡119に照射
するレーザ干渉計121とによって検出される。
13A,13Bに案内されてX方向の前後に摺動可能と
なっている。ベース1に固定された制動フレーム35に
は、固定子112A,112Bに非接触で制動力を与え
るX制動部材36A,36Bが取り付けられている。な
お、レチクルステージ制御系54は、レーザ干渉計12
1の出力と、主制御系51からの指令とに基づいて、レ
チクルステージの可動子11A,11BとX制動部材3
6A,36Bとへの駆動電流の供給を制御する。レチク
ルステージ側の可動子11A,11BとX制動部材36
A,36Bとを制御するための装置構成は、図5に示す
ウエハステージの場合と同様のものになる。この際、Y
方向の駆動制御は行わないため、図5においてドライバ
56A,56Bに対応するレチクルステージの可動子1
1A,11B用のドライバと、ドライバ57A,57B
Xに対応するレチクルステージのX制動部材36A,3
6B用のドライバとを追加し、これらをレチクルステー
ジ制御系54に接続することになる。
22を+X方向に駆動するために、可動子11A,11
BにX方向への推力が付与されると、対応する固定子1
12A,112Bには反力が作用する。同時にX制動部
材36A、36Aから固定子112A,112Bに対し
て作用する制動力は、その反力と逆向きで大きさの同じ
X方向への推力となるため、固定子112A,112B
にはX方向への力が作用することなく、固定子112
A,112Bは静止した状態を維持する。この際、反力
と制動力とがほぼ同一線上にあるため、モーメントや固
定子112A,112Bを変形させようとする力等が発
生することがなく、可動子11A,12Bの加減速時に
微少な振動等が生じることもないので、レチクルを精密
にX方向の所望の位置に駆動することができる。なお、
本発明は上述の実施の形態に限定されず、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で種々の構成を取り得ることは勿論で
ある。
接触型駆動手段の固定子を制動しているため、可動テー
ブル(可動部)の駆動に伴う振動を抑制する際にモーメ
ントや変形力等を発生しにくい利点がある。この場合、
その可動テーブルの位置及び移動速度の指令値に基づい
て、フィードフォワード系で、固定子に対して制動力を
与えるときには、応答速度が向上する。
発明の露光装置によれば、非接触型駆動装置の固定子に
対する制動部材を設けているため、本発明のステージ駆
動方法が使用できる。この場合、非接触型駆動装置の固
定子は、定盤に対して所定方向に直交する方向には移動
しないように支持されており、ベースに設けられた制動
部材は、そのベース上に設けられたフレームと、このフ
レームに取り付けられその非接触型駆動装置の固定子に
対して電磁力よりなる制動力を与える推力発生器と、を
有し、その推力発生器は、その非接触型駆動装置を介し
てその可動テーブルを駆動する際にその固定子に作用す
る反力を実質的に相殺する推力をその制動力として発生
する場合には、大型の制振機構を使用することなく能動
的に、その可動部の駆動に伴う振動を大きく低減できる
利点がある。
定盤に対して所定方向に直交する方向には移動しないよ
うに支持されており、ベースに設けられた制動部材は、
そのベースに設けられたフレームと、このフレームに取
り付けられその非接触型駆動装置の固定子に対して機械
的な制動力を与える受動的制動器と、を有する場合に
は、大型の制振機構を使用することなく受動的な安価な
制動機構によって、その可動部の駆動に伴う振動を大き
く低減できる利点がある。
ば、交差する2方向に可動部を駆動する場合に、一方の
移動方向で生じる振動を他方の移動方向にはあまり影響
を与えることなく抑制できる利点がある。また、第2の
可動テーブル(可動部)の駆動に伴う振動を抑制する際
にモーメントや変形力等を発生しにくい利点もある。こ
の場合、制動部材は、可動部材の第1の方向での全移動
範囲に亘ってその可動部材に対向するように配置された
固定部材を有し、その可動部材とその固定部材との間
に、非接触型駆動手段を介して第2の可動テーブルを駆
動する際にその可動部材に作用する反力を実質的に相殺
する推力を発生する場合には、その可動部材のその第1
の方向での位置が変化しても、常に同じ状態でその可動
部材をその第2の方向へ駆動する際の振動を低減できる
利点がある。
露光装置を示す概略構成図である。
一部を切り欠いた斜視図である。
を切り欠いた平面図、(b)は図3(a)の側面図であ
る。
す平面図、(b)は図4(a)の側面図である。
及び制動機構の制御系を示すブロック図である。
化した側面図である。
示す側面図である。
示す側面図である。
示す側面図である。
を示す側面図である。
びレチクルステージに組み込んだ露光装置を示す構成図
である。
図である。
ース、2A〜2C…防振台、3…定盤、4…Xガイドバ
ー、5,8…Yガイドバー搬送体、6…Yガイドバー、
7…X方向拘束ベアリング部材、9…連結部材、10
A,10B…X軸リニアモータ、11A,11B…可動
子、12A,12B…固定子、13A,13B…直動ガ
イド、15…試料台、16A,16B…固定子、17A
…可動子、26A,26B…Y軸リニアモータ、31…
Y制動モータ、32…可動子、33…固定子、36A,
36B…X制動部材、64A,64B…ロッド、65A
…粘弾性体
Claims (10)
- 【請求項1】 定盤上に所定方向に移動自在に設置され
た可動テーブルを、前記定盤に対して前記所定方向に非
接触型駆動手段を用いて駆動するステージ駆動方法であ
って、 前記非接触型駆動手段の固定子が前記定盤に対して移動
自在に支持された状態で、前記可動テーブルに前記所定
方向に推力を与えるときに前記固定子に対して制動力を
与えることを特徴とするステージ駆動方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のステージ駆動方法であっ
て、 前記固定子に対して与えられる制動力は、電磁力によっ
て非接触で与えられることを特徴とするステージ駆動方
法。 - 【請求項3】 請求項1記載のステージ駆動方法であっ
て、 前記可動テーブルの位置及び移動速度の指令値に基づい
て、フィードフォワード系で、前記固定子に対して制動
力を与えることを特徴とするステージ駆動方法。 - 【請求項4】 定盤と、該定盤に対して所定方向に移動
自在に設置された可動テーブルと、前記定盤に対して前
記可動テーブルを前記所定方向に駆動する非接触型駆動
手段と、を有するステージ装置であって、 前記非接触型駆動手段の固定子を前記定盤に対して前記
所定方向に移動自在に支持し、 前記固定子に対して制動力を与える制動部材を所定のベ
ースに設けたことを特徴とするステージ装置。 - 【請求項5】 請求項4記載のステージ装置であって、 前記非接触型駆動手段の固定子は、前記定盤に対して前
記所定方向に直交する方向には移動しないように支持さ
れており、 前記ベースに設けられた前記制動部材は、前記ベース上
に設けられたフレームと、該フレームに取り付けられ前
記非接触型駆動手段の固定子に対して電磁力よりなる制
動力を与える推力発生器と、を有し、 前記推力発生器は、前記非接触型駆動手段を介して前記
可動テーブルを駆動する際に前記固定子に作用する反力
を実質的に相殺する推力を前記駆動力として発生するこ
とを特徴とするステージ装置。 - 【請求項6】 請求項4記載のステージ装置であって、 前記非接触型駆動手段の固定子は、前記定盤に対して前
記所定方向に直交する方向には移動しないように支持さ
れており、 前記ベースに設けられた前記制動部材は、前記ベースに
設けられたフレームと、該フレームに取り付けられ前記
非接触型駆動手段の固定子に対して機械的な制動力を与
える受動的制動器と、を有することを特徴とするステー
ジ装置。 - 【請求項7】 定盤と、 該定盤上に第1の方向に移動自在に設置された第1の可
動テーブルと、 該第1の可動テーブルに対して前記第1の方向に交差す
る第2の方向に移動自在に設置された第2の可動テーブ
ルと、 前記定盤に対して前記第1の可動テーブルを前記第1の
方向に駆動する駆動装置と、 前記第1の可動テーブルに対して前記第2の可動テーブ
ルを前記第2の方向に駆動する非接触型駆動手段と、を
有するステージ装置であって、 前記第1の可動テーブルに取り付けられて該第1の可動
テーブルと共に前記第1の方向に移動する可動部材と、 所定のベース上に固定されて前記可動部材の前記第1の
方向での移動範囲に亘って前記可動部材に対して前記第
2の方向への推力を与える制動部材と、を備えたことを
特徴とするステージ装置。 - 【請求項8】 請求項7記載のステージ装置であって、 前記制動部材は、前記可動部材の前記第1の方向での全
移動範囲に亘って前記可動部材に対向するように配置さ
れた固定部材を有し、 前記可動部材と前記固定部材との間に、前記非接触型駆
動手段を介して前記第2の可動テーブルを駆動する際に
前記可動部材に作用する反力を実質的に相殺する推力を
発生することを特徴とするステージ装置。 - 【請求項9】 請求項4記載のステージ装置上に載置さ
れた基板に、照明されたマスクに形成されたパターンを
投影光学系を介して投影することを特徴とする露光装
置。 - 【請求項10】 請求項4記載のステージ装置上に載置
されたマスクを照明し、該マスクに形成されたパターン
を投影光学系を介して基板ステージ上の基板に投影する
ことを特徴とする露光装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10267565A JPH11168064A (ja) | 1997-09-22 | 1998-09-22 | ステージ駆動方法、ステージ装置、及び露光装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-256681 | 1997-09-22 | ||
| JP25668197 | 1997-09-22 | ||
| JP10267565A JPH11168064A (ja) | 1997-09-22 | 1998-09-22 | ステージ駆動方法、ステージ装置、及び露光装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11168064A true JPH11168064A (ja) | 1999-06-22 |
| JPH11168064A5 JPH11168064A5 (ja) | 2005-10-27 |
Family
ID=26542844
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10267565A Pending JPH11168064A (ja) | 1997-09-22 | 1998-09-22 | ステージ駆動方法、ステージ装置、及び露光装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11168064A (ja) |
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