JPH1116959A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH1116959A JPH1116959A JP9168369A JP16836997A JPH1116959A JP H1116959 A JPH1116959 A JP H1116959A JP 9168369 A JP9168369 A JP 9168369A JP 16836997 A JP16836997 A JP 16836997A JP H1116959 A JPH1116959 A JP H1116959A
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- JP
- Japan
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- semiconductor element
- main surface
- semiconductor device
- sheet
- adhesive member
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- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10W—GENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
- H10W72/00—Interconnections or connectors in packages
- H10W72/701—Tape-automated bond [TAB] connectors
Landscapes
- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
- Wire Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】TAB用テープ部材を用いたCSP型半導体装
置の外部端子となるはんだバンプあるいは導電性リード
の破壊および半導体素子の割れを防止し、信頼性の高い
半導体装置を提供する。 【解決手段】半導体素子1の電極部分を封止する封止部
材7の弾性係数を、TAB用テープ部材を接着する接着
部材3の弾性係数と同等かそれ以下とする。また接着部
材3の縦弾性係数を70〜4000MPaとする。さら
に半導体素子1の外周部分を封止する封止部材7を半導
体素子の主表面1aとそれに隣接する側面を覆うように
形成する。封止樹脂が半導体素子主表面1aの外周部分
のみを覆う場合は、封止部材7の弾性係数を10MPa
以下とする。
置の外部端子となるはんだバンプあるいは導電性リード
の破壊および半導体素子の割れを防止し、信頼性の高い
半導体装置を提供する。 【解決手段】半導体素子1の電極部分を封止する封止部
材7の弾性係数を、TAB用テープ部材を接着する接着
部材3の弾性係数と同等かそれ以下とする。また接着部
材3の縦弾性係数を70〜4000MPaとする。さら
に半導体素子1の外周部分を封止する封止部材7を半導
体素子の主表面1aとそれに隣接する側面を覆うように
形成する。封止樹脂が半導体素子主表面1aの外周部分
のみを覆う場合は、封止部材7の弾性係数を10MPa
以下とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子の電極
と外部端子を電気的に接続する導電部材を備えたシート
状部材を用いた半導体装置であって、外部端子を半導体
素子の主表面の面内に設け、かつパッケージの外形寸法
が半導体素子の外形寸法に極めて近い小型の半導体装置
に関する。
と外部端子を電気的に接続する導電部材を備えたシート
状部材を用いた半導体装置であって、外部端子を半導体
素子の主表面の面内に設け、かつパッケージの外形寸法
が半導体素子の外形寸法に極めて近い小型の半導体装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の高密度実装化に対応するた
め、多ピン化および外部端子ピッチの縮小化が容易な絶
縁性のテープまたはフィルムからなる基材に、導電性リ
ードを形成したシート状部材を使用して、半導体素子の
電極と、実装基板に接続するための外部端子との電気的
接続を行うTAB(テープ・オートメイティド・ボンデ
ィング)技術を応用した半導体装置が開発されている。
め、多ピン化および外部端子ピッチの縮小化が容易な絶
縁性のテープまたはフィルムからなる基材に、導電性リ
ードを形成したシート状部材を使用して、半導体素子の
電極と、実装基板に接続するための外部端子との電気的
接続を行うTAB(テープ・オートメイティド・ボンデ
ィング)技術を応用した半導体装置が開発されている。
【0003】また、半導体装置を搭載する機器の小型化
を図るため、半導体装置のパッケージサイズを半導体素
子のサイズに近づけようとする傾向が顕著になってい
る。これらのパッケージは一般にCSP(チップサイズ
パッケージまたはチップスケールパッケージの略)と呼
ばれている。上記したフィルム基材に導電性リードを形
成したシート状部材を用いるTAB技術を応用したCS
Pの例として、特表平6−504408号公報および信学技報
「テープBGAタイプCSPの開発」,電子情報通信学
会,CPM96−121,ICD96−160(199
6年12月)などがある。
を図るため、半導体装置のパッケージサイズを半導体素
子のサイズに近づけようとする傾向が顕著になってい
る。これらのパッケージは一般にCSP(チップサイズ
パッケージまたはチップスケールパッケージの略)と呼
ばれている。上記したフィルム基材に導電性リードを形
成したシート状部材を用いるTAB技術を応用したCS
Pの例として、特表平6−504408号公報および信学技報
「テープBGAタイプCSPの開発」,電子情報通信学
会,CPM96−121,ICD96−160(199
6年12月)などがある。
【0004】これら従来技術による半導体装置では、フ
ィルム基材に導電性のリードが形成されたシート状部材
が半導体素子表面に接着部材によって接着され、外部端
子が半導体素子の主表面の面内に設けられており、パッ
ケージサイズがほぼ半導体素子のサイズと等しくなって
いる。
ィルム基材に導電性のリードが形成されたシート状部材
が半導体素子表面に接着部材によって接着され、外部端
子が半導体素子の主表面の面内に設けられており、パッ
ケージサイズがほぼ半導体素子のサイズと等しくなって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記外部端子が半導体
素子主表面の面内に配置されるCSPの従来技術では、
外部端子にはんだなどの金属バンプが用いられ、プリン
ト回路基板に接続される。このような構造のCSPで問
題となるのは、はんだバンプの接続信頼性である。
素子主表面の面内に配置されるCSPの従来技術では、
外部端子にはんだなどの金属バンプが用いられ、プリン
ト回路基板に接続される。このような構造のCSPで問
題となるのは、はんだバンプの接続信頼性である。
【0006】半導体素子(シリコン(Si))の線膨張
係数は3×10-6/℃程度であり、最も一般的に使用さ
れるガラスエポキシ樹脂系のプリント回路基板(FR−
4など)の線膨張係数は約17×10-6/℃である。こ
のように両者の線膨張係数が大きく異なるような場合、
半導体装置に温度変化が加えられると、はんだバンプに
ひずみが生じ、これが繰り返されることによってはんだ
バンプが熱疲労破壊することがある。
係数は3×10-6/℃程度であり、最も一般的に使用さ
れるガラスエポキシ樹脂系のプリント回路基板(FR−
4など)の線膨張係数は約17×10-6/℃である。こ
のように両者の線膨張係数が大きく異なるような場合、
半導体装置に温度変化が加えられると、はんだバンプに
ひずみが生じ、これが繰り返されることによってはんだ
バンプが熱疲労破壊することがある。
【0007】はんだバンプの熱疲労破壊に対して考慮さ
れ、信頼性が高いと考えられる従来の半導体装置は、特
表平6−504408 号公報に記載された半導体装置である。
この半導体装置では、半導体素子の主表面に柔軟材(例
えばエラストマ樹脂:常温でゴム状弾性を有する高分子
物質)からなる接着部材を介してシート状部材を接着し
ている。また、封止部材にも同程度の材料を使用してい
る。このため、半導体素子とプリント回路基板の線膨張
係数差が柔軟なエラストマ樹脂である接着部材によって
吸収され、その結果はんだバンプに加わる熱ひずみが小
さくなる。
れ、信頼性が高いと考えられる従来の半導体装置は、特
表平6−504408 号公報に記載された半導体装置である。
この半導体装置では、半導体素子の主表面に柔軟材(例
えばエラストマ樹脂:常温でゴム状弾性を有する高分子
物質)からなる接着部材を介してシート状部材を接着し
ている。また、封止部材にも同程度の材料を使用してい
る。このため、半導体素子とプリント回路基板の線膨張
係数差が柔軟なエラストマ樹脂である接着部材によって
吸収され、その結果はんだバンプに加わる熱ひずみが小
さくなる。
【0008】ところが、上記従来構造の半導体装置で
は、シート状部材に形成されている導電性リードにエラ
ストマ樹脂の変形が加わるため、リード自体あるいはリ
ードと半導体素子の電極との接合部にひずみが生じ、こ
れが繰り返されることによってリードあるいはリード接
合部が疲労破壊する問題がある。すなわち上記従来技術
ではリード部分の疲労破壊に対して考慮されておらず、
はんだバンプの信頼性が十分であってもリード部分が疲
労破壊し、結局は半導体装置の信頼性を著しく低下させ
る可能性が大きい。
は、シート状部材に形成されている導電性リードにエラ
ストマ樹脂の変形が加わるため、リード自体あるいはリ
ードと半導体素子の電極との接合部にひずみが生じ、こ
れが繰り返されることによってリードあるいはリード接
合部が疲労破壊する問題がある。すなわち上記従来技術
ではリード部分の疲労破壊に対して考慮されておらず、
はんだバンプの信頼性が十分であってもリード部分が疲
労破壊し、結局は半導体装置の信頼性を著しく低下させ
る可能性が大きい。
【0009】また、TAB技術を応用したCSP型半導
体装置では、半導体装置の主表面にシート状部材やシー
ト状部材を接着する接着部材、および封止部材が設けら
れた構成となっている。通常シート状部材,接着部材お
よび封止部材に用いられる材料には、半導体素子より線
膨張係数が大きなものが用いられる。このような構成の
半導体装置に温度変化が加わると、線膨張係数の大きな
接着部材などの熱変形によって半導体素子の主表面に大
きな応力が発生するようになる。
体装置では、半導体装置の主表面にシート状部材やシー
ト状部材を接着する接着部材、および封止部材が設けら
れた構成となっている。通常シート状部材,接着部材お
よび封止部材に用いられる材料には、半導体素子より線
膨張係数が大きなものが用いられる。このような構成の
半導体装置に温度変化が加わると、線膨張係数の大きな
接着部材などの熱変形によって半導体素子の主表面に大
きな応力が発生するようになる。
【0010】上記従来技術のうち、信学技報「テープB
GAタイプCSPの開発」,CPM96−121,IC
D96−160(1996年12月)に記載されているC
SP型半導体装置は、半導体素子の電極が主表面の中心
線上に設けられており、接着部材(従来技術ではエラス
トマと表記されている)の側面と半導体素子の側面が面
一となるように構成されている。このように接着部材と
半導体素子の側面が面一で、かつ接着部材に用いる材料
の物性値(弾性係数)が適切でないと、上記した半導体
素子主表面に発生する応力が半導体素子の主表面端部に
集中するようになり、これによってこの部分から半導体
素子の割れが発生する問題が生じる。
GAタイプCSPの開発」,CPM96−121,IC
D96−160(1996年12月)に記載されているC
SP型半導体装置は、半導体素子の電極が主表面の中心
線上に設けられており、接着部材(従来技術ではエラス
トマと表記されている)の側面と半導体素子の側面が面
一となるように構成されている。このように接着部材と
半導体素子の側面が面一で、かつ接着部材に用いる材料
の物性値(弾性係数)が適切でないと、上記した半導体
素子主表面に発生する応力が半導体素子の主表面端部に
集中するようになり、これによってこの部分から半導体
素子の割れが発生する問題が生じる。
【0011】以上述べたように、従来のTAB技術を応
用したCSP型半導体装置では、外部端子であるはんだ
バンプあるいは導電性リードの疲労破壊の発生、または
半導体素子の割れのいずれかの問題が発生し、全体とし
て十分な信頼性を得ることができなかった。
用したCSP型半導体装置では、外部端子であるはんだ
バンプあるいは導電性リードの疲労破壊の発生、または
半導体素子の割れのいずれかの問題が発生し、全体とし
て十分な信頼性を得ることができなかった。
【0012】本発明は、従来のCSP型半導体装置の問
題を克服し、信頼性の高いCSP型半導体装置の提供を
目的とする。
題を克服し、信頼性の高いCSP型半導体装置の提供を
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するため、以下の手段を採用する。
達成するため、以下の手段を採用する。
【0014】(1)回路が形成された方形の主表面を有
し、該主表面の対向する2辺の中点どうしを結ぶ線上も
しくはその近傍に電極が形成された半導体素子と、外部
端子と、前記電極と外部端子を電気的に接続する導電部
材を備えたシート状部材と、前記シート状部材を半導体
素子主表面に接着し、前記半導体素子主表面の外周端か
ら離れて形成された接着部材と、前記半導体素子主表面
の外周部分と前記接着部材側面および前記シート状部材
の側面とを封止する前記接着部材の弾性係数と同等もし
くはそれ以下の弾性係数である柔軟材からなる封止部材
によって構成した半導体装置である。
し、該主表面の対向する2辺の中点どうしを結ぶ線上も
しくはその近傍に電極が形成された半導体素子と、外部
端子と、前記電極と外部端子を電気的に接続する導電部
材を備えたシート状部材と、前記シート状部材を半導体
素子主表面に接着し、前記半導体素子主表面の外周端か
ら離れて形成された接着部材と、前記半導体素子主表面
の外周部分と前記接着部材側面および前記シート状部材
の側面とを封止する前記接着部材の弾性係数と同等もし
くはそれ以下の弾性係数である柔軟材からなる封止部材
によって構成した半導体装置である。
【0015】本発明では、線膨張係数の大きな材料から
成る接着部材を半導体素子主表面の外周端から離れた位
置に形成し、半導体素子の主表面外周部分と前記接着部
材側面および前記シート状部材側面とを覆う封止部材
に、接着部材と同等もしくはそれより小さな弾性係数で
ある柔軟材を用いる構成とする。これによって、接着部
材の熱変形に起因して半導体素子主表面に発生する応力
を、封止部材自体の変形で緩和することができ、半導体
素子主表面端部に発生する応力を低減することができ
る。
成る接着部材を半導体素子主表面の外周端から離れた位
置に形成し、半導体素子の主表面外周部分と前記接着部
材側面および前記シート状部材側面とを覆う封止部材
に、接着部材と同等もしくはそれより小さな弾性係数で
ある柔軟材を用いる構成とする。これによって、接着部
材の熱変形に起因して半導体素子主表面に発生する応力
を、封止部材自体の変形で緩和することができ、半導体
素子主表面端部に発生する応力を低減することができ
る。
【0016】また、本発明による半導体装置のように封
止部材が半導体素子の主表面外周部分を覆う構造で、か
つ封止部材の側面(あるいは端面)と半導体素子の側面
が実質的に面一もしくは連続している場合、封止部材に
用いる材料の弾性係数が大きいと、接着部材の熱変形を
十分に緩和することができず半導体素子の端部に大きな
応力が発生するようになる。したがって、本発明の柔軟
材からなる封止部材には、低弾性係数材料であるエラス
トマ樹脂を使用することが望ましく、さらにエラストマ
樹脂の縦弾性係数を10MPa以下にすることによって
十分な信頼性を確保できるようになる。
止部材が半導体素子の主表面外周部分を覆う構造で、か
つ封止部材の側面(あるいは端面)と半導体素子の側面
が実質的に面一もしくは連続している場合、封止部材に
用いる材料の弾性係数が大きいと、接着部材の熱変形を
十分に緩和することができず半導体素子の端部に大きな
応力が発生するようになる。したがって、本発明の柔軟
材からなる封止部材には、低弾性係数材料であるエラス
トマ樹脂を使用することが望ましく、さらにエラストマ
樹脂の縦弾性係数を10MPa以下にすることによって
十分な信頼性を確保できるようになる。
【0017】図8は封止部材の室温における縦弾性係数
を変えて半導体素子上端部に発生する応力をシミュレー
ションで求めた結果である。発明者らの実験による評価
の結果、図8に示す半導体素子上端部の応力が40MP
a以下で半導体素子の割れが発生しない結果が得られ
た。従って、封止部材の縦弾性係数を10MPa以下に
することによって、半導体素子の割れを防ぐことができ
る。
を変えて半導体素子上端部に発生する応力をシミュレー
ションで求めた結果である。発明者らの実験による評価
の結果、図8に示す半導体素子上端部の応力が40MP
a以下で半導体素子の割れが発生しない結果が得られ
た。従って、封止部材の縦弾性係数を10MPa以下に
することによって、半導体素子の割れを防ぐことができ
る。
【0018】また、封止部材に接着部材の弾性係数と同
等もしくはそれ以下の弾性係数を有する材料を用いるこ
とによって、半導体素子主表面の中央部分に設けられる
接着部材の熱変形に封止部材が追従することができ、接
着部材と封止部材の界面はく離の発生を防止することが
できる。
等もしくはそれ以下の弾性係数を有する材料を用いるこ
とによって、半導体素子主表面の中央部分に設けられる
接着部材の熱変形に封止部材が追従することができ、接
着部材と封止部材の界面はく離の発生を防止することが
できる。
【0019】本発明に用いる接着部材の室温における縦
弾性係数は70〜4000MPaにするのが望ましい。
これによって、外部端子となるはんだバンプおよびシー
ト状部材に形成される導電性リードの信頼性を確保する
ことができる。
弾性係数は70〜4000MPaにするのが望ましい。
これによって、外部端子となるはんだバンプおよびシー
ト状部材に形成される導電性リードの信頼性を確保する
ことができる。
【0020】上記したように接着部材にエラストマ樹脂
のような低弾性係数の材料を使用すると、シート状部材
に形成されている導電性リードに発生するひずみが大き
くなり、疲労破壊する可能性が増大する。図9は半導体
装置に温度変化が加わった場合に導電性リードに発生す
るひずみを接着部材の室温における縦弾性係数を変えて
シミュレーションで求め、導電性リード材料の疲労強度
データから寿命を算出した結果である。シミュレーショ
ンした半導体装置の半導体素子のサイズは6.6×9.0×
0.28mm,接着部材の厚さ150μmである。導電性
リード材料には銅(Cu)を用いている。
のような低弾性係数の材料を使用すると、シート状部材
に形成されている導電性リードに発生するひずみが大き
くなり、疲労破壊する可能性が増大する。図9は半導体
装置に温度変化が加わった場合に導電性リードに発生す
るひずみを接着部材の室温における縦弾性係数を変えて
シミュレーションで求め、導電性リード材料の疲労強度
データから寿命を算出した結果である。シミュレーショ
ンした半導体装置の半導体素子のサイズは6.6×9.0×
0.28mm,接着部材の厚さ150μmである。導電性
リード材料には銅(Cu)を用いている。
【0021】縦弾性係数が最も小さい材料(シリコーン
樹脂)を接着部材に使用した半導体装置の温度サイクル
試験(125℃と−55℃の繰り返し)では、500回
から1500回の間で導電性リードの断線が発生した。
上記温度サイクル試験では最低1000回の寿命が確保
できれば実機において信頼性上の問題が発生しない。し
かしながら強度のばらつき等を考慮する必要があるた
め、平均して2000回の寿命を有することが必要であ
り、図9の結果から接着部材の縦弾性係数を70MPa
以上にすることにより達成できることがわかる。
樹脂)を接着部材に使用した半導体装置の温度サイクル
試験(125℃と−55℃の繰り返し)では、500回
から1500回の間で導電性リードの断線が発生した。
上記温度サイクル試験では最低1000回の寿命が確保
できれば実機において信頼性上の問題が発生しない。し
かしながら強度のばらつき等を考慮する必要があるた
め、平均して2000回の寿命を有することが必要であ
り、図9の結果から接着部材の縦弾性係数を70MPa
以上にすることにより達成できることがわかる。
【0022】一方、接着部材の弾性係数を大きくしてい
くと外部端子となるはんだバンプに発生するひずみが大
きくなり、はんだバンプの信頼性が損なわれる問題が起
きる。図10は、はんだバンプに発生するひずみを接着
部材の室温における縦弾性係数を変えてシミュレーショ
ンで求め、はんだ材料の疲労強度データから寿命を算出
した結果である。図10のシミュレーションは、外部端
子となるはんだバンプに直径0.3mm 相当の球状はんだ
を使用した場合の結果である。上記したように強度のば
らつき等を考慮して2000回の寿命を確保するために
は、接着部材の縦弾性係数を4000MPa以下にする
必要のあることがわかる。
くと外部端子となるはんだバンプに発生するひずみが大
きくなり、はんだバンプの信頼性が損なわれる問題が起
きる。図10は、はんだバンプに発生するひずみを接着
部材の室温における縦弾性係数を変えてシミュレーショ
ンで求め、はんだ材料の疲労強度データから寿命を算出
した結果である。図10のシミュレーションは、外部端
子となるはんだバンプに直径0.3mm 相当の球状はんだ
を使用した場合の結果である。上記したように強度のば
らつき等を考慮して2000回の寿命を確保するために
は、接着部材の縦弾性係数を4000MPa以下にする
必要のあることがわかる。
【0023】このように本発明に用いる接着部材の縦弾
性係数を70〜4000MPaにすることによって、発
生するひずみを外部端子となるはんだバンプおよびシー
ト状部材に形成される導電性リードがバランス良く分担
するため、実使用環境において破壊を防止でき十分な信
頼性を確保することができる。
性係数を70〜4000MPaにすることによって、発
生するひずみを外部端子となるはんだバンプおよびシー
ト状部材に形成される導電性リードがバランス良く分担
するため、実使用環境において破壊を防止でき十分な信
頼性を確保することができる。
【0024】(2)本発明の他の特徴は、回路が形成さ
れた方形の主表面を有し、該主表面の対向する2辺の中
点どうしを結ぶ線上もしくはその近傍に電極が形成され
た半導体素子と、外部端子と、前記電極と外部端子を電
気的に接続する導電部材を備えたシート状部材と、前記
シート状部材を半導体素子主表面に接着し、前記半導体
素子主表面の外周端から離れて形成された接着部材と、
前記半導体素子主表面の外周部分であって、該半導体素
子の主表面とそれに隣接する半導体素子側面と前記接着
部材側面および前記シート状部材の側面とを封止する前
記接着部材の弾性係数と同等もしくはそれ以下の弾性係
数である封止部材と、によって半導体装置を構成したこ
とである。
れた方形の主表面を有し、該主表面の対向する2辺の中
点どうしを結ぶ線上もしくはその近傍に電極が形成され
た半導体素子と、外部端子と、前記電極と外部端子を電
気的に接続する導電部材を備えたシート状部材と、前記
シート状部材を半導体素子主表面に接着し、前記半導体
素子主表面の外周端から離れて形成された接着部材と、
前記半導体素子主表面の外周部分であって、該半導体素
子の主表面とそれに隣接する半導体素子側面と前記接着
部材側面および前記シート状部材の側面とを封止する前
記接着部材の弾性係数と同等もしくはそれ以下の弾性係
数である封止部材と、によって半導体装置を構成したこ
とである。
【0025】上記では、線膨張係数の大きな材料から成
る接着部材を半導体素子主表面の外周端から離れた位置
に形成し、半導体素子の主表面外周部分とそれに隣接す
る半導体素子側面と接着部材側面および前記シート状部
材側面とを覆う封止部材に接着部材と同等もしくはそれ
より小さな弾性係数である材料を用いる構成とする。こ
れによって、接着部材の熱変形に起因して半導体素子主
表面に発生する応力を、封止部材自体の変形と、半導体
素子表面に発生する応力を半導体素子主表面と側面両方
の広い面積で負担できるようになり、半導体素子主表面
端部に発生する応力を低減することができる。
る接着部材を半導体素子主表面の外周端から離れた位置
に形成し、半導体素子の主表面外周部分とそれに隣接す
る半導体素子側面と接着部材側面および前記シート状部
材側面とを覆う封止部材に接着部材と同等もしくはそれ
より小さな弾性係数である材料を用いる構成とする。こ
れによって、接着部材の熱変形に起因して半導体素子主
表面に発生する応力を、封止部材自体の変形と、半導体
素子表面に発生する応力を半導体素子主表面と側面両方
の広い面積で負担できるようになり、半導体素子主表面
端部に発生する応力を低減することができる。
【0026】また、封止部材に接着部材の弾性係数と同
等もしくはそれ以下の弾性係数を有する材料を用いるこ
とによって、接着部材の変形に封止部材が追従できるの
で、接着部材と封止部材界面のはく離発生を防止するこ
とができる。
等もしくはそれ以下の弾性係数を有する材料を用いるこ
とによって、接着部材の変形に封止部材が追従できるの
で、接着部材と封止部材界面のはく離発生を防止するこ
とができる。
【0027】本発明に用いる接着部材の縦弾性係数は7
0〜4000MPaにするのが望ましい。これによっ
て、発生するひずみを外部端子となるはんだバンプおよ
びシート状部材に形成される導電性リードがバランス良
く分担するため、実使用環境において破壊を防止でき十
分な信頼性を確保することができる。
0〜4000MPaにするのが望ましい。これによっ
て、発生するひずみを外部端子となるはんだバンプおよ
びシート状部材に形成される導電性リードがバランス良
く分担するため、実使用環境において破壊を防止でき十
分な信頼性を確保することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。
いて説明する。
【0029】図1は本発明による半導体装置の第1実施
例を示す封止部材の一部を取り除いた状態の平面図であ
り、図2は図1に示した半導体装置のA−A線における
断面図、図3は図1に示した半導体装置のB−B線にお
ける断面図である。
例を示す封止部材の一部を取り除いた状態の平面図であ
り、図2は図1に示した半導体装置のA−A線における
断面図、図3は図1に示した半導体装置のB−B線にお
ける断面図である。
【0030】図において、半導体素子1の電極2が形成
されている長方形状の半導体素子主表面1aには、接着
部材3によってシート状部材4が接着されており、シー
ト状部材4の表面には銅(Cu)箔、あるいは表面に金
(Au),ニッケル(Ni)等のメッキを施した銅箔か
らなるパターン状リード5と、パターン状リード5に連
なりシート状部材4から突出したリード6が設けられて
いる。パターン状リード5は例えばシート状部材4に図
示されていない接着剤などによって固定される。
されている長方形状の半導体素子主表面1aには、接着
部材3によってシート状部材4が接着されており、シー
ト状部材4の表面には銅(Cu)箔、あるいは表面に金
(Au),ニッケル(Ni)等のメッキを施した銅箔か
らなるパターン状リード5と、パターン状リード5に連
なりシート状部材4から突出したリード6が設けられて
いる。パターン状リード5は例えばシート状部材4に図
示されていない接着剤などによって固定される。
【0031】半導体素子1の電極2は半導体素子主表面
1aの対向する短辺の中点を通る線上に設けられてい
る。接着部材3は電極2が形成されている中央部分1a
cと、短辺側外周部分1aaと長辺側外周部分1abを
除く領域に設けられている。半導体素子主表面1aの電
極2が形成されている中央部分1acと短辺側外周部分
1aaと長辺側外周部分1abは、半導体素子主表面1
aと接着部材側面3aとシート状部材側面4aとを覆う
ように柔軟材からなる封止部材7によって封止されてい
る。
1aの対向する短辺の中点を通る線上に設けられてい
る。接着部材3は電極2が形成されている中央部分1a
cと、短辺側外周部分1aaと長辺側外周部分1abを
除く領域に設けられている。半導体素子主表面1aの電
極2が形成されている中央部分1acと短辺側外周部分
1aaと長辺側外周部分1abは、半導体素子主表面1
aと接着部材側面3aとシート状部材側面4aとを覆う
ように柔軟材からなる封止部材7によって封止されてい
る。
【0032】リード6の端部6aと電極2は熱圧着等の
方法により接合され、リード6と半導体素子1は電気的
に接続されている。リード6に連なるシート状部材4表
面のパターン状リード5は外部端子8の直下部分まで配
設されてランド5aとなり、シート状部材に形成された
穴部9内部においてランド5aと外部端子8を接合して
いる。金属バンプからなる外部端子8には、表面実装型
半導体装置の実装に広く用いられているはんだ(例え
ば、Pb−Sn系共晶はんだ)を用いる。シート状部材
4は、ポリイミド樹脂などからなるテープあるいはフィ
ルム状部材で形成する。
方法により接合され、リード6と半導体素子1は電気的
に接続されている。リード6に連なるシート状部材4表
面のパターン状リード5は外部端子8の直下部分まで配
設されてランド5aとなり、シート状部材に形成された
穴部9内部においてランド5aと外部端子8を接合して
いる。金属バンプからなる外部端子8には、表面実装型
半導体装置の実装に広く用いられているはんだ(例え
ば、Pb−Sn系共晶はんだ)を用いる。シート状部材
4は、ポリイミド樹脂などからなるテープあるいはフィ
ルム状部材で形成する。
【0033】封止部材7は弾性係数の小さな柔軟材から
なり、接着部材3の縦弾性係数と同等もしくはそれより
小さな縦弾性係数を有する材料を用いる。
なり、接着部材3の縦弾性係数と同等もしくはそれより
小さな縦弾性係数を有する材料を用いる。
【0034】本実施例の半導体装置によれば、封止部材
が弾性係数の小さな柔軟材で形成されているので、接着
部材の熱変形を封止部材自体の変形で吸収することがで
き、半導体素子主表面端部に大きな応力が発生しなくな
る。また、接着部材の熱変形に封止部材が追従して変形
できるようになるため、接着部材と封止部材との界面に
発生する応力が低減し、界面はく離の発生を防止するこ
とができる。
が弾性係数の小さな柔軟材で形成されているので、接着
部材の熱変形を封止部材自体の変形で吸収することがで
き、半導体素子主表面端部に大きな応力が発生しなくな
る。また、接着部材の熱変形に封止部材が追従して変形
できるようになるため、接着部材と封止部材との界面に
発生する応力が低減し、界面はく離の発生を防止するこ
とができる。
【0035】封止部材7には、エラストマ樹脂を使用す
ることにより、半導体装置の半導体素子主表面端部の発
生応力低減効果がより得られる。エラストマ樹脂の縦弾
性係数は0.1MPa〜50MPa 程度であり、シリコ
ーンゴム,スチレンブタジエンゴム,ブチルゴム等の材
料がある。特に封止部材7に用いるエラストマ樹脂の縦
弾性係数を10MPa以下にすることによって、半導体
装置の信頼性をより向上することができる。
ることにより、半導体装置の半導体素子主表面端部の発
生応力低減効果がより得られる。エラストマ樹脂の縦弾
性係数は0.1MPa〜50MPa 程度であり、シリコ
ーンゴム,スチレンブタジエンゴム,ブチルゴム等の材
料がある。特に封止部材7に用いるエラストマ樹脂の縦
弾性係数を10MPa以下にすることによって、半導体
装置の信頼性をより向上することができる。
【0036】接着部材3の材料には、室温における縦弾
性係数が70MPa以上4000MPa以下の材料を用
いるのが望ましい。これによってはんだバンプなどから
なる外部端子8およびリード6それぞれに発生するひず
みをバランス良く分配することができる。
性係数が70MPa以上4000MPa以下の材料を用
いるのが望ましい。これによってはんだバンプなどから
なる外部端子8およびリード6それぞれに発生するひず
みをバランス良く分配することができる。
【0037】接着部材3は単一材料からなる単層構造の
材料、あるいはテープ状の基材表面に接着材料を形成し
た三層構造もしくはそれ以上の層構成の材料を用いる。
単層構造の材料としては、エポキシ系樹脂,エホキシ+
ポリイミド系樹脂,エポキシ樹脂とアクリル系ゴムから
構成される樹脂,アクリル系樹脂,多孔質ポリテトラフ
ルオロエチレンおよびシリコーン系樹脂などを使用す
る。
材料、あるいはテープ状の基材表面に接着材料を形成し
た三層構造もしくはそれ以上の層構成の材料を用いる。
単層構造の材料としては、エポキシ系樹脂,エホキシ+
ポリイミド系樹脂,エポキシ樹脂とアクリル系ゴムから
構成される樹脂,アクリル系樹脂,多孔質ポリテトラフ
ルオロエチレンおよびシリコーン系樹脂などを使用す
る。
【0038】単層構造の接着部材3は、シート状部材4
の表面にスクリーン印刷法,ポッティング法あるいは貼
り付け法によって形成しても良いし、半導体素子1の表
面に形成されたものでも良い。三層構造の接着部材3
は、ポリイミド樹脂からなるテープ状基材表面に上記単
層構造の材料として挙げたものを接着剤として形成した
部材より構成する。
の表面にスクリーン印刷法,ポッティング法あるいは貼
り付け法によって形成しても良いし、半導体素子1の表
面に形成されたものでも良い。三層構造の接着部材3
は、ポリイミド樹脂からなるテープ状基材表面に上記単
層構造の材料として挙げたものを接着剤として形成した
部材より構成する。
【0039】図1から図3に示した本発明による半導体
装置は、外部端子8が接合されている方向の面を対向さ
せた状態でプリント回路基板に実装される。
装置は、外部端子8が接合されている方向の面を対向さ
せた状態でプリント回路基板に実装される。
【0040】図1に示した実施例では、半導体素子1の
電極2が半導体素子主表面1aの対向する短辺の中点を
通る線上に形成されている例を示した。しかしながら、
電極2の形成位置は図1に示す位置に限定されるもので
はなく、長辺の中点を結ぶ線上であってもよいし、対向
する各辺の中点を結ぶ線上の近傍であっても差し支えな
い。また図1では、半導体素子主表面1aの形状が長方
形状の例を示したが、主表面1aの形状は正方形あるい
は他の形状であっても良い。
電極2が半導体素子主表面1aの対向する短辺の中点を
通る線上に形成されている例を示した。しかしながら、
電極2の形成位置は図1に示す位置に限定されるもので
はなく、長辺の中点を結ぶ線上であってもよいし、対向
する各辺の中点を結ぶ線上の近傍であっても差し支えな
い。また図1では、半導体素子主表面1aの形状が長方
形状の例を示したが、主表面1aの形状は正方形あるい
は他の形状であっても良い。
【0041】図1から図3で示した本発明による半導体
装置は、半導体素子1に接着するシート状部材4が複数
繋がった状態で製造するのが有利である。そのためシー
ト状部材どうしそれぞれを繋いで吊すための吊り部材を
設け、シート状部材の接着部材による半導体素子への貼
り付け工程,リードの接合工程,封止部材による封止工
程および外部端子の形成工程が終了した後に半導体装置
の端部で吊り部材を切断し、半導体装置を得ることにな
る。
装置は、半導体素子1に接着するシート状部材4が複数
繋がった状態で製造するのが有利である。そのためシー
ト状部材どうしそれぞれを繋いで吊すための吊り部材を
設け、シート状部材の接着部材による半導体素子への貼
り付け工程,リードの接合工程,封止部材による封止工
程および外部端子の形成工程が終了した後に半導体装置
の端部で吊り部材を切断し、半導体装置を得ることにな
る。
【0042】図4は吊り部材10が形成された半導体装
置の例を示す平面図である。吊り部材10は、半導体素
子短辺側外周部分1aa側に設けられており、シート状
部材4と連結している。吊り部材10によって複数のシ
ート状部材4が繋がった状態となり、上記した工程が終
了した後に半導体素子短辺側端部にて切断される。
置の例を示す平面図である。吊り部材10は、半導体素
子短辺側外周部分1aa側に設けられており、シート状
部材4と連結している。吊り部材10によって複数のシ
ート状部材4が繋がった状態となり、上記した工程が終
了した後に半導体素子短辺側端部にて切断される。
【0043】吊り部材の形成個所は図4に示す半導体素
子短辺側に限定されるものではなく、任意の個所に形成
しても良い。また、その本数も製造上問題のない範囲で
増減することは差し支えない。
子短辺側に限定されるものではなく、任意の個所に形成
しても良い。また、その本数も製造上問題のない範囲で
増減することは差し支えない。
【0044】図5は本発明による半導体装置の第2実施
例を示す封止部材の一部を取り除いた状態での平面図で
あり、図6は図5に示した半導体装置のA−A線におけ
る断面図、図7は図5に示した半導体装置のB−B線に
おける断面図である。
例を示す封止部材の一部を取り除いた状態での平面図で
あり、図6は図5に示した半導体装置のA−A線におけ
る断面図、図7は図5に示した半導体装置のB−B線に
おける断面図である。
【0045】図において、半導体素子1の電極2が形成
されている長方形状の半導体素子主表面1aには、接着
部材3によってシート状部材4が接着されており、シー
ト状部材4の表面には銅(Cu)箔、あるいは表面に金
(Au),ニッケル(Ni)等のメッキを施した銅箔か
らなるパターン状リード5と、パターン状リード5に連
なりシート状部材4から突出したリード6が設けられて
いる。パターン状リード5は例えばシート状部材4に図
示されていない接着剤などによって固定される。
されている長方形状の半導体素子主表面1aには、接着
部材3によってシート状部材4が接着されており、シー
ト状部材4の表面には銅(Cu)箔、あるいは表面に金
(Au),ニッケル(Ni)等のメッキを施した銅箔か
らなるパターン状リード5と、パターン状リード5に連
なりシート状部材4から突出したリード6が設けられて
いる。パターン状リード5は例えばシート状部材4に図
示されていない接着剤などによって固定される。
【0046】半導体素子1の電極2は半導体素子主表面
1aの対向する短辺の中点を通る線上に設けられてい
る。接着部材3は電極2が形成されている中央部分1a
cと、短辺側外周部分1aaと長辺側外周部分1abを
除く領域に設けられている。半導体素子主表面1aの電
極2が形成されている中央部分1acと短辺側外周部分
1aaと長辺側外周部分1abは、これらに隣接する半
導体素子側面1bとともに接着部材側面3a、およびシ
ート状部材側面4aとを覆うように封止部材7によって
封止されている。
1aの対向する短辺の中点を通る線上に設けられてい
る。接着部材3は電極2が形成されている中央部分1a
cと、短辺側外周部分1aaと長辺側外周部分1abを
除く領域に設けられている。半導体素子主表面1aの電
極2が形成されている中央部分1acと短辺側外周部分
1aaと長辺側外周部分1abは、これらに隣接する半
導体素子側面1bとともに接着部材側面3a、およびシ
ート状部材側面4aとを覆うように封止部材7によって
封止されている。
【0047】リード6の端部6aと電極2は熱圧着等の
方法により接合され、リード6と半導体素子1は電気的
に接続されている。リード6に連なるシート状部材4表
面のパターン状リード5は外部端子8の直下部分まで配
設されてランド5aとなり、シート状部材に形成された
穴部9内部においてランド5aと外部端子8を接合して
いる。金属バンプからなる外部端子8には、表面実装型
半導体装置の実装に広く用いられているはんだ(例え
ば、Pb−Sn系共晶はんだ)を用いる。シート状部材
4は、ポリイミド樹脂などからなるテープあるいはフィ
ルム状部材で形成する。
方法により接合され、リード6と半導体素子1は電気的
に接続されている。リード6に連なるシート状部材4表
面のパターン状リード5は外部端子8の直下部分まで配
設されてランド5aとなり、シート状部材に形成された
穴部9内部においてランド5aと外部端子8を接合して
いる。金属バンプからなる外部端子8には、表面実装型
半導体装置の実装に広く用いられているはんだ(例え
ば、Pb−Sn系共晶はんだ)を用いる。シート状部材
4は、ポリイミド樹脂などからなるテープあるいはフィ
ルム状部材で形成する。
【0048】封止部材7には接着部材3の縦弾性係数と
同等もしくはそれより小さな縦弾性係数を有する材料を
用いる。
同等もしくはそれより小さな縦弾性係数を有する材料を
用いる。
【0049】本実施例の半導体装置によれば、半導体装
置が温度変化を受けた場合の冷却時において、封止部材
が半導体素子の主表面外周部分だけでなくそれに隣接す
る半導体素子側面も覆っていることから、接着部材の熱
変形によって半導体素子表面に発生する応力を半導体素
子主表面と側面の広い面積で負担するようになり、半導
体素子主表面端部に大きな応力が発生しなくなる。ま
た、接着部材の熱変形に封止部材が追従して変形するよ
うになるため、接着部材と封止部材との界面に発生する
応力が低減し、界面はく離の発生を防止することができ
る。
置が温度変化を受けた場合の冷却時において、封止部材
が半導体素子の主表面外周部分だけでなくそれに隣接す
る半導体素子側面も覆っていることから、接着部材の熱
変形によって半導体素子表面に発生する応力を半導体素
子主表面と側面の広い面積で負担するようになり、半導
体素子主表面端部に大きな応力が発生しなくなる。ま
た、接着部材の熱変形に封止部材が追従して変形するよ
うになるため、接着部材と封止部材との界面に発生する
応力が低減し、界面はく離の発生を防止することができ
る。
【0050】接着部材3の材料には、室温における縦弾
性係数が70〜4000MPaの材料も用いるのが望ま
しい。これによってはんだバンプなどからなる外部端子
8およびリード6それぞれに発生するひずみを最適化す
ることができる。
性係数が70〜4000MPaの材料も用いるのが望ま
しい。これによってはんだバンプなどからなる外部端子
8およびリード6それぞれに発生するひずみを最適化す
ることができる。
【0051】接着部材3は1材料からなる単層構造の材
料、あるいはテープ状の基材表面に接着材料を形成した
3層構造もしくはそれ以上の層構成の材料を用いる。単
層構造の材料としては、エポキシ系樹脂,エホキシ+ポ
リイミド系樹脂,エポキシ樹脂とアクリル系ゴムから構
成される樹脂,アクリル系樹脂,多孔質ポリテトラフル
オロエチレンおよびシリコーン系樹脂などを使用する。
単層構造の接着部材3は、シート状部材4表面にスクリ
ーン印刷法,ポッティング法あるいは貼り付け法によっ
て形成しても良いし、半導体素子1の表面に形成された
ものでも良い。3層構造の接着部材3は、ポリイミド樹
脂からなるテープ状基材表面に上記単層構造の材料とし
て挙げたものを接着剤として形成した部材より構成す
る。
料、あるいはテープ状の基材表面に接着材料を形成した
3層構造もしくはそれ以上の層構成の材料を用いる。単
層構造の材料としては、エポキシ系樹脂,エホキシ+ポ
リイミド系樹脂,エポキシ樹脂とアクリル系ゴムから構
成される樹脂,アクリル系樹脂,多孔質ポリテトラフル
オロエチレンおよびシリコーン系樹脂などを使用する。
単層構造の接着部材3は、シート状部材4表面にスクリ
ーン印刷法,ポッティング法あるいは貼り付け法によっ
て形成しても良いし、半導体素子1の表面に形成された
ものでも良い。3層構造の接着部材3は、ポリイミド樹
脂からなるテープ状基材表面に上記単層構造の材料とし
て挙げたものを接着剤として形成した部材より構成す
る。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、次に
述べる効果が得られ、信頼性の高いCSP型の半導体装
置を提供することができる。
述べる効果が得られ、信頼性の高いCSP型の半導体装
置を提供することができる。
【0053】(1)半導体素子と実装基板の線膨張係数
差に起因して発生するひずみを、金属バンプからなる外
部端子と接着部材でバランス良く分担できるので、外部
端子と導電性リードの両方に発生するひずみを低減する
ことができ、信頼性を向上することができる。
差に起因して発生するひずみを、金属バンプからなる外
部端子と接着部材でバランス良く分担できるので、外部
端子と導電性リードの両方に発生するひずみを低減する
ことができ、信頼性を向上することができる。
【0054】(2)導電性リードが形成されたシート状
部材を半導体素子に接着する接着部材の変形に封止部材
が追従できるようになるため、接着部材と封止部材界面
のはく離発生に伴う導電性リードの断線あるいは半導体
素子の耐湿性低下を防止することができ、半導体装置の
信頼性を向上することができる。
部材を半導体素子に接着する接着部材の変形に封止部材
が追従できるようになるため、接着部材と封止部材界面
のはく離発生に伴う導電性リードの断線あるいは半導体
素子の耐湿性低下を防止することができ、半導体装置の
信頼性を向上することができる。
【0055】(3)封止部材を柔軟な材料で形成するこ
とによって、半導体素子上端部に発生する応力を低減
し、半導体素子の割れを防止できるので、半導体装置の
信頼性を向上することができる。
とによって、半導体素子上端部に発生する応力を低減
し、半導体素子の割れを防止できるので、半導体装置の
信頼性を向上することができる。
【0056】(4)封止部材を半導体素子の主表面とそ
れに隣接する半導体素子側面を覆うように形成すること
によって、半導体素子上端部に発生する応力を低減し、
半導体素子の割れを防止できるので、半導体装置の信頼
性を向上することができる。
れに隣接する半導体素子側面を覆うように形成すること
によって、半導体素子上端部に発生する応力を低減し、
半導体素子の割れを防止できるので、半導体装置の信頼
性を向上することができる。
【図1】本発明による半導体装置の第1実施例を示す封
止部材の一部を取り除いた状態での平面図である。
止部材の一部を取り除いた状態での平面図である。
【図2】図1に示した第1実施例のA−A線における断
面図である。
面図である。
【図3】図1に示した第1実施例のB−B線における断
面図である。
面図である。
【図4】図1から図3に示した第1実施例の他の態様を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図5】本発明による半導体装置の第2実施例を示す封
止部材の一部を取り除いた状態での平面図である。
止部材の一部を取り除いた状態での平面図である。
【図6】図5に示した第2実施例のA−A線における断
面図である。
面図である。
【図7】図5に示した第2実施例のB−B線における断
面図である。
面図である。
【図8】接着部材の縦弾性係数と導電性リードの破壊寿
命の関係を解析した図である。
命の関係を解析した図である。
【図9】接着部材の縦弾性係数と外部端子となるはんだ
バンプの破壊寿命の関係を解析した図である。
バンプの破壊寿命の関係を解析した図である。
【図10】封止部材の縦弾性係数と半導体素子上端部の
応力の関係を解析した図である。
応力の関係を解析した図である。
1…半導体素子、1a…半導体素子の主表面、1b…半
導体素子側面、2…電極、3…接着部材、3a…接着部
材側面、4…シート状部材、4a…シート状部材側面、
5…パターン状リード、5a…ランド、6…リード、7
…封止部材、8…外部端子、9…シート状部材孔部、1
0…吊り部材。
導体素子側面、2…電極、3…接着部材、3a…接着部
材側面、4…シート状部材、4a…シート状部材側面、
5…パターン状リード、5a…ランド、6…リード、7
…封止部材、8…外部端子、9…シート状部材孔部、1
0…吊り部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永井 晃 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内
Claims (6)
- 【請求項1】回路が形成された方形の主表面を有し、該
主表面の対向する2辺の中点どうしを結ぶ線上もしくは
その近傍に電極が形成された半導体素子と、外部端子
と、前記電極と外部端子を電気的に接続する導電部材を
備えたシート状部材と、前記シート状部材を半導体素子
主表面に接着し、前記半導体素子主表面の外周端から離
れて形成された接着部材と、前記半導体素子主表面の外
周部分と前記接着部材側面および前記シート状部材の側
面とを封止する前記接着部材の弾性係数と同等もしくは
それ以下の弾性係数である柔軟材からなる封止部材によ
って構成したことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の半導体装置において、前
記接着部材の縦弾性係数が70〜4000MPaである
ことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】請求項1または2に記載の半導体装置にお
いて、前記柔軟材からなる封止部材にエラストマ樹脂を
使用したことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】請求項3に記載の半導体装置において、前
記封止部材に使用するエラストマ樹脂の縦弾性係数が1
0MPa以下であることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項5】回路が形成された方形の主表面を有し、該
主表面の対向する2辺の中点どうしを結ぶ線上もしくは
その近傍に電極が形成された半導体素子と、外部端子
と、前記電極と外部端子を電気的に接続する導電部材を
備えたシート状部材と、前記シート状部材を半導体素子
主表面に接着し、前記半導体素子主表面の外周端から離
れて形成された接着部材と、前記半導体素子主表面の外
周部分であって、該半導体素子の主表面とそれに隣接す
る半導体素子側面と前記接着部材側面および前記シート
状部材の側面とを封止する前記接着部材の弾性係数と同
等もしくはそれ以下の弾性係数である封止部材によって
構成したことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項6】請求項5に記載の半導体装置において、前
記接着部材の縦弾性係数が70〜4000MPaである
ことを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9168369A JPH1116959A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9168369A JPH1116959A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 半導体装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1116959A true JPH1116959A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15866824
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9168369A Pending JPH1116959A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1116959A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6333564B1 (en) | 1998-06-22 | 2001-12-25 | Fujitsu Limited | Surface mount type semiconductor device and method of producing the same having an interposing layer electrically connecting the semiconductor chip with protrusion electrodes |
| US6339260B1 (en) * | 1999-03-09 | 2002-01-15 | Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. | Wire arrayed chip size package |
| KR100328835B1 (ko) * | 1999-09-22 | 2002-03-15 | 박종섭 | 팬아웃 타입 μ-BGA용 기판 및 팬아웃 타입 μ-BGA 제조 방법 |
| KR20020091327A (ko) * | 2001-05-31 | 2002-12-06 | 삼성전자 주식회사 | 측면 몸체부가 형성되어 있는 웨이퍼 레벨 패키지 및 그제조 방법 |
-
1997
- 1997-06-25 JP JP9168369A patent/JPH1116959A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6333564B1 (en) | 1998-06-22 | 2001-12-25 | Fujitsu Limited | Surface mount type semiconductor device and method of producing the same having an interposing layer electrically connecting the semiconductor chip with protrusion electrodes |
| US6339260B1 (en) * | 1999-03-09 | 2002-01-15 | Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. | Wire arrayed chip size package |
| US6489182B2 (en) | 1999-03-09 | 2002-12-03 | Hynix Semiconductur, Inc. | Method of fabricating a wire arrayed chip size package |
| KR100328835B1 (ko) * | 1999-09-22 | 2002-03-15 | 박종섭 | 팬아웃 타입 μ-BGA용 기판 및 팬아웃 타입 μ-BGA 제조 방법 |
| KR20020091327A (ko) * | 2001-05-31 | 2002-12-06 | 삼성전자 주식회사 | 측면 몸체부가 형성되어 있는 웨이퍼 레벨 패키지 및 그제조 방법 |
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