JPH11170358A - 二軸配向ポリエステルフィルム及びその製造方法 - Google Patents

二軸配向ポリエステルフィルム及びその製造方法

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JPH11170358A
JPH11170358A JP34771197A JP34771197A JPH11170358A JP H11170358 A JPH11170358 A JP H11170358A JP 34771197 A JP34771197 A JP 34771197A JP 34771197 A JP34771197 A JP 34771197A JP H11170358 A JPH11170358 A JP H11170358A
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film
biaxially oriented
oriented polyester
polyester film
lengthwise
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Kohei Endo
浩平 遠藤
Hiroshi Tokuda
寛志 徳田
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Teijin Ltd
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム縦方向のヤング率は600kg/m
2以上を確保し、かつ105℃における縦方向熱収
の、幅方向での差(分布)を全幅で0.2%/m以下と
均一化した二軸配向ポリエステルフィルムを提供する。 【解決手段】 フィルムの縦方向ヤング率が600kg
/mm2以上であり、かつ縦方向熱収縮率の、幅方向で
の差が0.2%/m以下であることを特徴とする二軸配
向ポリエステルフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルム幅方向での
物性が均一で、かつ縦方向強度の大きい二軸配向ポリエ
ステルフィルムおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】縦方向強度の大きい二軸配向ポリエステ
ルフィルムは、通常、縦方向に高倍率延伸する条件をと
るため、該縦方向の熱収縮率(熱収)が高いフィルムで
ある。そのため、二軸配向の強度がバランスしたタイプ
(バランスタイプ)や、縦方向より横方向の強度を大き
くしたヨコテンシライズのフィルムに比べ、横延伸ゾー
ン、熱固定ゾーン内でのフィルム縦方向の収縮が大き
く、横方向(幅方向)センター部分とエッジ部分の縦方
向長さが異なる現象(以下ボーイングということがあ
る。)が起きやすい。このボーイングのため、幅方向で
の物性に不均一が生じ、幅方向でのセンター部分とエッ
ジ部分で熱収、機械特性に大きな差が生じ、様々な弊害
をきたしていた。
【0003】弊害の具体例としては、例えば磁気記録媒
体では、ベースフィルムが原反フィルムの幅方向でどの
位置にあったものかによりフィルム物性が異なるため、
磁気ヘッドへのタッチや熱収によるスキューが異なった
り、磁気塗料をコーティング後乾燥工程を通すときにフ
ィルム幅方向の伸縮差で湾曲して走行し、生産性に影響
を及ぼしているといった問題が生じている。
【0004】フィルム幅方向での物性を均一にするため
には、ボーイングを減少させるのが有効である。その方
法として、特開昭57−57629号公報や、特開昭5
8−24418号公報には、熱固定ゾーンで微延伸する
方法が提案されている。しかし、本発明者の知見では、
この方法をタテテンシライズタイプに適応した場合、
縦、横方向の熱収が大きくなり、特に磁気記録用途では
弊害がある。
【0005】また、特開昭9−57845号公報では、
横方向に多数回微延伸する方法を提案しているが、縦方
向倍率を4.0倍以上として縦方向ヤング率を600k
g/mm2以上とした縦テンシライズタイプのフィルム
については何ら言及されいない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
の欠点を改善し、フィルム縦方向のヤング率は600k
g/mm2以上を確保し、かつ105℃における縦方向
熱収の、幅方向での差(分布)を全幅で0.2%/m以
下と均一化した二軸配向ポリエステルフィルムを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を解決すべく鋭意研究した結果、フィルム縦方向に4.
0倍以上の倍率で延伸し、且つ横延伸での応力を小さく
することで、特に縦方向ヤング率を低下させることな
く、幅方向での物性の均一化が図れ、かつ、製品化後の
特性に影響のない二軸配向ポリエステルフィルムが製膜
可能であるを見出し、本発明に達した。
【0008】すなわち、本発明は、 1.フィルムの縦方向ヤング率が600kg/mm2
上であり、かつ縦方向熱収縮率の、幅方向での差が0.
2%/m以下であることを特徴とする二軸配向ポリエス
テルフィルム、および 2.未延伸ポリエステルフィルムを縦方向に延伸し、つ
いで横方向に延伸して二軸配向ポリエステルフィルムを
製造する際、縦方向ヤング率が600kg/mm2以上
となるよう縦方向に延伸し、ついで3.5〜5.0kg
/mm2の応力で横方向に延伸して、縦方向ヤング率が
600kg/mm2以上でかつ105℃における縦方向
熱収縮率の、幅方向での差が0.2%/m以下である二
軸配向フィルムとすることを特徴とする二軸配向ポリエ
ステルフィルムの製造方法である。
【0009】本発明における二軸配向ポリエステルフィ
ルムは、縦方向強度の高いタテテンシライズタイプで、
かつ幅方向での物性分布が均一なフィルムである。
【0010】前記二軸配向ポリエステルフィルムは、縦
方向のヤング率が600kg/mm2以上であり、さら
には700kg/mm2以上であることが好ましい。こ
のヤング率を得るためには、縦方向の延伸倍率を4.0
倍以上、さらには4.3倍以上とすることが好ましい。
このとき、延伸方式は1段延伸でもよいし2段以上の縦
多段延伸が使用できる。このフィルムの縦方向強度は、
F−5値で14.0kg/mm2以上、さらには14.
5kg/mm2以上であることが好ましい。
【0011】前記二軸配向ポリエステルフィルムは、さ
らに、105℃における縦方向熱収縮率の、幅方向での
差が0.2%/m以下である。そして、この縦方向熱収
は全幅にわたって3%以下、さらには1.5%以下であ
ることが好ましい。この熱収を小さくするために熱固定
温度を高くすることが考えられるが、熱固定温度を高く
するとステンター内での熱収が大きくなり、ボーイング
が大きくなり好ましくない。
【0012】前記二軸配向ポリエステルフィルムは、ま
た、温度100℃で、フィルム縦方向に1000g/m
2の荷重をかけたときのフィルム縦方向の伸び率の、
幅方向での差が0.1%/m以下であることが好まし
い。
【0013】かかる二軸配向ポリエステルフィルムを得
るためには、横方向延伸(横延伸)時のクリップ応力を
3.5〜5.0kg/mm2とする必要がある。この横
延伸応力を下げる手段としては、横延伸温度を高くする
方法、横延伸倍率を下げる方法、予熱温度を下げる方
法、一軸延伸後の複屈折率を下げる方法等が考えられる
が、物性に影響を及ぼさずに延伸応力を下げる方法とし
て横延伸温度を高くする方法がより好ましい。但し、横
延伸温度は、縦方向延伸(縦延伸)倍率にもよるが、上
げ過ぎると厚み斑が極端に悪くなり、厚み斑調整に時間
を要し、生産性を下げたり、ダイの調整ボルト間の調整
は難しいため、そのピッチで周期斑が発生したりする。
上げ過ぎないように横延伸応力が適正値になる縦延伸倍
率と横延伸倍率の調整を行うことが好ましい。そして、
縦方向ヤング率の横方向延伸応力依存性が、横方向延伸
応力1.0kg/mm2当り10kg/mm2以下である
ようにするのが好ましい。
【0014】本発明におけるポリエステルは、ジカルボ
ン酸成分とグリコール成分からなる線状ポリエステルで
ある。
【0015】このジカルボン酸成分としては、例えばテ
レフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカ
ルボン酸、ジフェニールジカルボン酸、ジフェニールエ
ーテルジカルボン酸等を挙げることができる。これらの
中、テレフタル酸、2、6−ナフタレンジカルボン酸が
好ましい。また、グリコール成分としては、例えばエチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタ
ンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキ
サンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、
ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール等を挙
げることができる。これらの中、エチレングリコール、
1,4−ブタンジオールが好ましく、特にエチレングリ
コールが好ましい。
【0016】かかるポリエステルの中、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカ
ルボキシレート或いはポリブチレンテレフタレートが、
特にポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,
6−ナフタレンジカルボキシレートが機械的特性や熱的
特性等が優れたものとなるため好ましい。
【0017】このポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートあるい
はポリブチレンテレフタレートは、ジカルボン酸成分或
いはグリコール成分等を例えば10モル%以下の割合で
共重合したポリエステルであってもよく、3官能以上の
多価化合物をポリエステルが実質的に線状となる範囲
(例えば5モル%以下)で少量共重合したポリエステル
であってもよい。
【0018】前記の共重合成分は、ポリエチレンテレフ
タレートの場合には、酸成分としてイソフタル酸、2,
6−ナフタレンジカルボン酸、4,4‘−ジフェニルジ
カルボン酸等を挙げることができ、グリコール成分とし
てプロピレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメ
タノール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコ
ール等を挙げることができる。
【0019】ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカル
ボキシレートの共重合成分としては、酸成分としてテレ
フタル酸、イソフタル酸、4,4‘−ジフェニルジカル
ボン酸等を挙げることができ、グリコール成分として
1,4−ブタンジオール、1、6−ヘキサンジオール、
プロピレングリコール、1,5−ペンタンジオール、
1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジエチレングリ
コール、ネオペンチルグリコール等を挙げることができ
る。
【0020】ポリブチレンテレフタレートの共重合成分
としては、酸成分としてイソフタル酸、2,6− ナフ
タレンジカルボン酸、4、4‘−ジフェニルジカルボン
酸等を挙げることができ、グリコール成分としてエチレ
ングリコール、1、6−ヘキサンジオール、プロピレン
グリコール、1,5−ペンタンジオール、1,4−シク
ロヘキサンジメタノール、ジエチレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール等を挙げることができる。
【0021】ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートおよびポリ
ブチレンテレフタレートの共重合成分としては、上記の
成分の他に、例えばヘキサヒドロテレフタル酸、アジピ
ン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸等のジカルボ
ン酸成分、1,3−プロパンジオール、ポリエチレング
リコール、ポリテトラメチレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、トリエチレングリコール、ビスフェノー
ルAのアルキレンオキシド付加物等のグリコール成分を
挙げることができる。上記のポリエステルには、単独重
合体或いは共重合体を用いることができ、またこれらの
ポリエステルをブレンドしたものも用いることができ
る。
【0022】前記ポリエステルは融点(Tm)より15
℃高い温度での溶融状態における体積抵抗値が、50H
zの交流電圧の測定条件において0.5×109Ω・cm
以下であることが好ましい。かかる体積固有抵抗値を有
するポリエステルは、例えばアルカリ金属塩を有する化
合物が配合されているか、またはスルホン酸四級ホスホ
ニウム塩が共重合されているかで得ることができ、フィ
ルムと冷却ドラムとの良好な密着性を得ることができ
る。
【0023】また、ポリエステルフィルムの巻き取り性
を向上させ、且つ各用途の必要とされる表面性をもたせ
るために、平均粒径が0.001〜5.0μm程度の有
機や無機の微粒子を、例えば0.01〜2.0wt%の
割合で配合含有させることが好ましい。かかる微粒子と
しては、例えば乾式シリカ、湿式シリカ、ゼオライト、
炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、カオリン、カオリ
ナイト、クレイ、タルク、酸化チタン、アルミナ、ジル
コニア、水酸化アルミニウム、酸化カルシウム、グラフ
ァイト、カーボンブラック、酸化亜鉛、炭化珪素、酸化
銀等の無機微粒子、架橋アクリル樹脂粒子、架橋ポリス
チレン樹脂粒子、メラミン樹脂粒子、架橋シリコーン樹
脂粒子等の有機粒子を挙げることができる。
【0024】また、必要に応じて潤滑剤、酸化防止剤、
帯電防止剤、着色剤、顔料、傾向増白剤、可塑剤、紫外
線吸収剤、他の樹脂等を添加することができる。
【0025】本発明における二軸配向ポリエステルフィ
ルムの製造では、まず、溶融ポリエステルを回転冷却ド
ラム上に押出し、該回転冷却ドラムに密着させ冷却する
ことで未延伸フィルムとする。その際、押出した溶融フ
ィルムが回転冷却ドラム上に到達する近傍において該フ
ィルムの空気側(冷却ドラムと反対側)面に非接触的に
静電荷を印加する。例えば、ポリエステルを押出し機に
供給し、ポリマーの融点以上350℃までの温度で溶融
し、溶融ポリマーを口金(ダイ)から吐出させ、さらに
吐出フィルムに静電荷を印加させて冷却ドラムに密着さ
せながら冷却固化させることにより未延伸フィルムを製
造することができる。尚、ポリエステル原料は押出機に
供給する前に乾燥することが好ましい。前記の未延伸フ
ィルムは、更に縦方向に延伸し、続いて横軸方向に延伸
して二軸延伸フィルムとする。かかる二軸延伸フィルム
を得るには上記の未延伸フィルムを延伸可能な温度(例
えば、ポリエステルのTg(ガラス転移温度)−10℃
以上、Tg+80℃以下の温度)に加熱し二軸方向に延
伸する。また、延伸倍率は、縦方向に4倍以上6倍以
下、さらには4.3倍以上5倍以下に設定することが好
ましい。横延伸はフィルム横方向に3.0倍〜4.0倍
の倍率に設定して縦延伸温度と同じか、これより高い温
度で延伸するのが好ましい。面積倍率は8〜24倍とす
ることが好ましい。二軸延伸フィルムは、例えば未延伸
フィルムを縦方向に延伸し、次いで横方向に延伸する、
いわゆる縦−横逐次延伸法、縦方向を数回に分けて延伸
し横方向に延伸する縦多段延伸法により製造することが
できる。この二軸延伸フィルムは、更に縦方向、あるい
は横方向の一軸方向に、あるいは縦方向及び横方向の二
軸方向に再延伸して二軸再延伸フィルムとすることもで
きる。上記の二軸延伸フィルムは、さらに、ポリエステ
ルの融点(Tm)より低い温度、好ましくはTm〜(T
m−220)℃の温度で熱処理してから室温まで冷却す
る。かくして得られた二軸延伸フィルムは、その表面
に、例えば、特公昭56−183815号公報や特公昭
57−30854号公報等で知られるような表面活性化
処理(例えば、プラズマ処理、アミン処理、コロナ処理
等)を施しても良い。
【0026】本発明のポリエステルフィルムは、用途の
もよるが、厚みが0.5〜20μmであることが好まし
い。このポリエステルフィルムはコンデンサーフィルム
(例えば肉厚3μm以下のフィルム)、プリンターリボ
ン用フィルム(例えば肉厚5μm程度のフィルム)、感
熱孔版印刷用、磁気記録用、特にQIC用ベースフィル
ム等表面欠点が極力少ない方が好ましい用途に有用であ
る。特に、本発明者の知見によると、磁気記録媒体で
は、定加重下での熱伸縮特性(TMA)が重要となり、
加熱下での幅方向の伸縮特性が均一であることが重要で
あるが、本発明のポリエステルフィルムはこれら特性を
満足し、磁気コーティング後の乾燥工程での走行の湾曲
等、製造工程にフィルムが加熱される工程でのトラブル
を防止でき、磁気記録用、特にQIC用ベースフィルム
として有用である。
【0027】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。尚、各特性値は下記の方法で測定した。
【0028】1.横延伸応力 テンターのクリップに歪みゲージを取り付け、無線で通
信して張力を解析し一軸厚みを使用して横延伸応力を測
定する。
【0029】2.ヤング率 二軸配向ポリエステルフィルムより、該フィルムの長手
方向を長辺とし幅10mm、長さ100mmのフィルム
片を5つ切り出し、これらフィルムを東洋製機製引張試
験機を用いて10mm/分の速度で引っ張り、応力−歪
み曲線の立ち上がりの傾きからヤング率を算出する。
【0030】3.熱収縮率 幅10mm、長さ300mm以上の大きさの試験片を長
手方向、幅方向のそれぞれに切り出し、これら試験片の
長手方向に300mmの評点をつけ、フリーの状態で1
05℃の熱風循環式オーブンに入れ、30分後に取り出
し、10分間放置し冷却する。この試験片の評点間距離
をn=5測定し、(熱処理前の評点間隔−熱処理後の評
点間隔)×100/熱処理前の評点間隔[%]の平均値
を熱収縮率とする。
【0031】4.厚み斑 二軸配向ポリエステルフィルムから長手方向に2mのフ
ィルム片を切り出し、アンリツ製電子マイクロメーター
で測定し、最大厚みと最小厚みの差を平均厚みで割った
パーセンテージを厚み斑とする。
【0032】5.TMA伸び率とその幅方向での差 二軸配向ポリエステルフィルムから、長手方向に10m
m、幅方向に5mmのサンプルフィルムをフィルム幅方
向に複数切り出し、これらを真空理工製TM−3000
で1000g/mm2の張力を付与し、窒素雰囲気下で
10℃/分で昇温して縦方向の伸縮特性を測定し、10
0℃の温度下での伸び量をサンプル長で割り、伸び率と
する。そして、この伸び率の、幅方向での最大値と最小
値の差を求める。
【0033】6.切断 実施例、比較例での二軸配向ポリエステルフィルムの製
造で、フィルム切断の有無を下記の評価基準で評価す
る。 ○:10時間無切断 △:10時間に1回切断 ×:10時間に2回以上切断
【0034】[実施例1]平均粒径0.6μmのシリカ
粒子をポリエステルに対し0.05wt%配合した固有
粘度0.60のポリエチレンテレフタレート(Tm=2
56℃、Tg=69℃)のペレットを用い、これを17
0℃で3時間乾燥した後、押出し機に供給し280℃で
溶融押出し、30℃の金属ロール上で冷却し未延伸フィ
ルムを得た。
【0035】次いで、この未延伸多層フィルムを赤外線
ヒーターによる加熱で80℃に加熱した後に長手方向
(縦方向)に4.5倍延伸し、直ちに20℃まで冷却し
た。続いて、横方向にテンター横方向延伸装置を用い
て、95℃で3.7倍延伸した後、220℃で熱固定を
施し、熱固定ゾーンで2%トーインした後巻き取った。
【0036】得られた二軸配向ポリエチレンテレフタレ
ートフィルムは、ヤング率が730kg/mm2、10
5℃縦方向の熱収縮率が1.2%、横熱収がほぼ0%で
あり、幅方向での縦熱収の均一性は最大差0.2%/
m、TMAによる100℃での伸び率の最大差は0.0
8%/mでいずれの特性も良好であった。尚、この時の
横延伸応力は0.25kg/mm2であった。
【0037】このポリエチレンテレフタレートフィルム
をロングプレイ磁気記録テープに使用したところ、テー
プ製造工程の乾燥オーブン内での走行の湾曲がなく、良
好であった。
【0038】[実施例2〜7]表1に示す条件以外は実
施例1の条件で製膜したところ、良好な結果を得た。但
し、実施例7では、縦方向の延伸を多段延伸で行い、1
段目の延伸は110℃で2.5倍、2段目の延伸は90
℃で1.9倍行った。この結果を表1に示す。
【0039】[比較例1]表2に示す通り、縦延伸倍率
を4.7倍、横延伸温度を90℃とする他は実施例1と
同様にしたところ、幅方向での縦熱収の差が0.3%と
高く、テープ製造工程で乾燥オーブン内の走行の湾曲が
起こり、良好な結果が得られなかった。この結果を表2
に示す。
【0040】[比較例2〜5]表2に示す条件以外は実
施例1の条件で製膜したところ、表2に示す通り、不十
分な結果であった。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、横延伸応力を適当に設
定することで、幅方向に均一な物性で縦横熱収が適当に
小さい縦テンシライズタイプのフィルムを得ることがで
きる。これにより、感熱転写プリンターリボン用フィル
ム、磁気記録用フィルムとして使用する場合、製造工程
内での熱伸縮による走行の湾曲、磁気記録用ではスキュ
ーが良好で生産性、品質の良好なフィルムを得ることが
できる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの縦方向ヤング率が600kg
    /mm2以上であり、かつ縦方向熱収縮率の、幅方向で
    の差が0.2%/m以下であることを特徴とする二軸配
    向ポリエステルフィルム。
  2. 【請求項2】 温度100℃で、フィルム縦方向に10
    00g/mm2の荷重をかけたときのフィルム縦方向の
    伸び率の、幅方向での差が0.1%/m以下である請求
    項1記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
  3. 【請求項3】 未延伸ポリエステルフィルムを縦方向に
    延伸し、ついで横方向に延伸して二軸配向ポリエステル
    フィルムを製造する際、縦方向ヤング率が600kg/
    mm2以上となるよう縦方向に延伸し、ついで3.5〜
    5.0kg/mm2の応力で横方向に延伸して、縦方向
    ヤング率が600kg/mm2以上でかつ105℃にお
    ける縦方向熱収縮率の、幅方向での差が0.2%/m以
    下である二軸配向フィルムとすることを特徴とする二軸
    配向ポリエステルフィルムの製造方法。
  4. 【請求項4】 二軸配向ポリエステルフィルムの、温度
    100℃で、フィルム縦方向に1000g/mm2の荷
    重をかけたときのフィルム縦方向の伸び率の、幅方向で
    の差が0.1%/m以下である請求項3記載の二軸配向
    ポリエステルフィルムの製造方法。
  5. 【請求項5】 縦方向の延伸倍率が4倍以上である請求
    項3記載の二軸配向ポリエステルフィルムの製造方法。
  6. 【請求項6】 縦方向ヤング率の横方向延伸応力依存性
    が、横方向延伸応力1.0kg/mm2当り10kg/
    mm2以下である請求項3記載の二軸配向ポリエステル
    フィルムの製造方法。
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