JPH11172801A - H形鋼の断熱工法及びh形鋼の断熱構造並びに断熱用の発泡体 - Google Patents
H形鋼の断熱工法及びh形鋼の断熱構造並びに断熱用の発泡体Info
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Abstract
させる。 【解決手段】H形鋼1の上下フランジ1a、1b間に嵌
合する嵌合部2aと、H形鋼1に嵌合したとき上下フラ
ンジ1a、1bの端面1dと対向して覆う覆部2bとを
一体的に設けた発泡体2を形成する。この発泡体2の嵌
合部2aを梁としてのH形鋼1の上下フランジ1a、1
b間に押し込んで嵌合させて保持する。このとき、覆部
2bがH形鋼1の各フランジ1a、1bの端面1dを含
む全側面に対向して覆い、熱輻射を遮断する。
Description
成するH形鋼に於ける上下フランジ間の断熱を合理的に
実現するための断熱工法と、断熱構造、並びにH形鋼の
上下フランジ間に断熱性を付与し得る発泡体に関するも
のである。
や冷房効率を向上させて省エネルギー化をはかることを
目的として断熱材が充填されている。木造住宅では躯体
を構成する柱や梁が多少の断熱性を有するため、断熱材
を柱と梁の間に充填するのみでも効果を得ることが出来
るが、鉄骨造の住宅では柱や梁に高い断熱性を期待する
ことが出来ない。
量気泡コンクリート)パネルを用いるのが一般的であ
り、このALCパネルの有する断熱性と柱や梁の間に充
填した断熱材によって建築物としての断熱効果を得てい
る。しかし、寒冷地では主としてより高い断熱効果が期
待されている。
を柱や梁52の間にのみ充填した場合、例えば梁52が熱橋
になって屋内側に伝熱してしまい、高い断熱効果を期待
することが出来ない。このため、梁52を構成するH形鋼
の上下フランジ52aとウエブ52bとの露出面にウレタン
フォームを吹き付けるか、或いは同図(b)に示すよう
に、上下フランジ52aに断面が矩形の発泡体53を沿わせ
ることで断熱性を付与している。
なる梁に断熱性を付与する場合、フランジとウエブにウ
レタンフォームを吹き付けるのでは、作業が煩雑で且つ
工期が掛かるという問題がある。
るためには該発泡体を上下フランジの間に嵌合させて保
持させるようにすることが好ましいが、この場合、発泡
体を上下フランジ間に押し込む際の押込深さを判断する
ことが困難であり作業性が悪いという問題、及びフラン
ジの端面が露出して良好な断熱性を得ることが出来ない
という問題がある。また梁のウエブ、フランジにはボル
トが存在することが多いが、この場合、発泡体をくり抜
くことが必要となり、作業が煩雑であるという問題があ
る。
も要求され、気密性と断熱性を兼ね備えた構造を開発す
ることが期待されている。
断熱性を確保することが出来る断熱工法と断熱構造並び
に梁に断熱性を付与するための発泡体を提供することに
ある。
に本発明に係るH形鋼の断熱工法は、建築物の躯体を構
成するH形鋼に於ける上下フランジの端面間を断熱する
断熱工法に於いて、覆部と嵌合部を有する発泡体を用意
し、該発泡体の嵌合部をH形鋼の上下フランジ間に押し
込んで嵌合させると共に、該覆部でH形鋼の上下フラン
ジの各端面間を覆うことを特徴とするものである。
された嵌合部をH形鋼の上下フランジの間に押し込んで
嵌合させることで、該発泡体をH形鋼に取り付けること
が出来る。このとき、発泡体に形成された覆部によって
H形鋼の上下フランジの端面間を覆うことが出来る。
築物の躯体を構成するH形鋼に於ける上下フランジの端
面間を断熱する断熱構造に於いて、覆部と嵌合部を有す
る発泡体の該嵌合部がH形鋼の上下フランジ間に嵌合さ
れると共に、H形鋼の上下フランジの各端面間が該覆部
で覆われているものである。
フランジ間に発泡体を保持すると共に該H形鋼の側面に
於ける露出部位を発泡体によって覆うことで、H形鋼に
断熱性を付与することが出来る。
物の躯体を構成するH形鋼に於ける上下フランジの端面
間を断熱するための発泡体に於いて、H形鋼の上下フラ
ンジの各端面間を覆う覆部と、H形鋼の上下フランジ間
に嵌合される嵌合部が一体的に設けられ、前記覆部のフ
ランジ端面への接触間寸法は上フランジの上面と下フラ
ンジの下面間の寸法と等しいか又は該寸法より若干大き
くされ、前記嵌合部のフランジへの接触間寸法は上フラ
ンジの下面と下フランジの上面間の寸法よりも若干大き
くされているものである。
一体的に形成され、嵌合部の寸法が上フランジの下面と
下フランジの上面との間の寸法よりも若干大きく形成さ
れるため、該嵌合部を上下フランジ間に押し込むことで
保持することが出来、且つ覆部の寸法が上フランジの上
面と下フランジの下面の間の寸法と等しいか或いは若干
大きく形成されるため、嵌合部を上下フランジ間に嵌合
させたとき覆部の端部が上下フランジの端面に対向す
る。このため、H形鋼の側面に於ける露出部位を覆って
断熱性を付与することが出来る。
断熱構造、更に断熱用の発泡体の好ましい実施形態につ
いて図を用いて説明する。図1はH形鋼と発泡体との関
係を説明する図、図2はH形鋼の断熱構造を説明する
図、図3は発泡体の形状の例を説明する図、図4は発泡
体に於ける嵌合部と覆部との取り合いを説明する図であ
る。
造の躯体の主として梁を構成するH形鋼1の屋内側の側
面に露出する上下フランジ1a、1b及びウエブ1cを
全面にわたって断熱性を有する発泡体2で覆うことで、
高度な断熱性を実現し得るものであり、合わせて建物の
気密性を付与することが可能である。
フランジ1aと、下フランジ1b及びウエブ1cとから
なり、上下各フランジ1a、1bは予め設定された厚さ
を有しており、幅方向の自由端に端面1dが形成され
る。
場合、上フランジ1aの上部及び下フランジ1bの下部
には断熱材3(図2参照)が充填される。従って、上下
フランジ1a、1bの端面1d及びウエブ1cを含む側
面が露出し、H形鋼1自体が熱伝達部材として機能する
と共に、前記側面が熱輻射面として機能することとな
る。
面を発泡体2によって覆うことで、熱輻射を遮断して断
熱性を向上させている。
り、嵌合部2aと覆部2bを一体的に形成した長尺状の
成型体として構成されている。発泡体2としては断熱性
を有する合成樹脂であれば使用することが可能である。
本実施例では、発泡体2として90倍で発泡させた発泡ポ
リエチレン系を用いている。
ランジ1aの下面と下フランジ1bの上面との間に押し
込まれて嵌合し、この嵌合状態を保持する機能を有す
る。このため、H形鋼1の上下フランジ1a、1b間の
寸法をImmとした場合、嵌合部2の幅寸法immは、前記
Iよりも若干大きい寸法を持って形成されている。例え
ば、本実施例では、H形鋼1のI寸法を238mm としたと
き、嵌合部2aのi寸法を245mm に設定している。
a、1b間の寸法Iよりも発泡体2の嵌合部2aの寸法
を若干大きくすることによって、発泡体2をH形鋼1の
上下フランジ1a、1b間に押し込んで嵌合させたと
き、該発泡体2の弾性によって嵌合状態を保持すること
が可能である。
01〜1.04の範囲にあるとき、発泡体2のH形鋼1に対す
る押し込みが容易であり、且つ嵌合状態を良好に保持す
ることが可能であった。
鋼1の上下フランジ1a、1bの間に押し込んで嵌合さ
せたとき、該H形鋼1の上下フランジ1a、1bの端面
1dと対向して該端面1dを覆う機能と、発泡体2の上
下フランジ1a、1b間に対する押し込み深さを規定す
る機能、即ち、ストッパーとしての機能を有する。この
ため、覆部2bの幅寸法hmmは、H形鋼1の上フランジ
1aの上面と下フランジ1bの下面との寸法よりも若干
大きい寸法を持って形成されている。前記寸法は発泡体
2の厚さやH形鋼1に於ける上フランジ1aの上面から
下フランジ1bの下面までの寸法H、及び発泡体2の弾
力性等の条件に応じて変化し得る寸法である。
1bの間に押し込んだとき、該発泡体2に生じる寸法の
収縮に関わらず、覆部2bは端面1dと対向して該端面
1dの熱輻射面としての機能を遮断することが可能であ
る。例えば本実施例では、H形鋼1のH寸法を250mm と
したとき、発泡体2の覆部2bのh寸法を255mm に設定
している。
なく、発泡体2をH形鋼1に嵌合させたとき、覆部2b
の端部がH形鋼1の上下フランジ1a、1bの各上表
面、下表面と同一面になるか、或いは僅かに出っ張る程
度であることが好ましい。
発泡体2を嵌合させて断熱施工する際の手順について説
明する。
梁として用いられているH形鋼1の上フランジ1aの上
部、及び下フランジ1bの下部には、夫々各フランジ1
a、1bに沿って断熱材3が充填され、屋外側には、例
えばALCパネル等からなる外壁4が構成されている。
フランジ1bの上面の間に発泡体2の嵌合部2aを押し
込むことにより、発泡体2をH形鋼1の上下フランジ1
a、1b間に保持させる。H形鋼1の上下フランジ1
a、1b間に保持された発泡体2は、覆部2bが各フラ
ンジ1a、1bの端面1dに対向して接触し、熱輻射を
遮断する。
ンジ1a、1bの間に発泡体2を嵌合させることで、H
形鋼1の全露出面を発泡体2で覆い、これによりH形鋼
1の熱輻射面を遮断して断熱性を向上させることが可能
である。
ランジ1a、1b間に押し込むことで嵌合し、この嵌合
状態を保持すると共に覆部2bが該H形鋼1の露出側面
を覆う。このとき、覆部2bが確実にH形鋼1の側面を
覆って熱輻射面を遮断し得るように、発泡体2の形状は
目的のH形鋼1の周囲の形状に対応した形状を有するこ
とが好ましい。
が単純な凸形状である必要はなく、図3(a)に示すよ
うに、覆部2bのH形鋼1の上フランジ1a側を長く形
成しても良く、また同図(b)に示すように、下フラン
ジ1b側を長く形成しても良い。更に、同図(c)に示
すように、上下フランジ1a、1bの何れか一方に、溝
2cを形成し、この溝2cによって何れかのフランジ1
a或いは1bを挟むように形成しても良い。
上下フランジ1a、1bの間に押し込んだとき、これら
のフランジ1a、1bに充分な弾力性を持って嵌合し得
るように、嵌合部2aと覆部2bとの取り合い部分の形
状を設定することが好ましい。このような形状の例とし
て図4(a)〜(e)がある。
bを略直角に形成したものである。
部2dを形成して該突起部2dの先端を各フランジ1
a、1bの対向する面に接触させるものである。この場
合、嵌合ぶ2aをH形鋼1に嵌合させたとき、突起部2
dのみが収縮して覆部2bに寸法の変化を生じさせるこ
とが少ない。
あり状の突起部2dを形成したものであり、同図(d)
は、曲面状の突起部2dを形成したものであり、更に、
同図(e)はフック状の突起部2dを形成したものであ
る。これらは、何れもH形鋼1に嵌合させたとき、突起
部2aのみが収縮して覆部2bの寸法変化を最小限とす
ることが可能である。
H形鋼の断熱工法では、H形鋼の上下フランジの間に発
泡体の嵌合部を嵌合させることで、該発泡体に形成した
覆部を上下フランジの端面を含む全側面に対向させて覆
うことが出来る。
H形鋼の側面からなる露出面が発泡体の覆部によって覆
われるので、該露出面からの熱輻射を遮断して断熱性を
向上させることが出来る。
形鋼の上下フランジ間に嵌合される嵌合部と、各フラン
ジの端面を覆う覆部とが一体的に形成されるため、嵌合
部を上下フランジ間に嵌合させたとき、発泡体はH形鋼
によって保持され、同時に覆部がH形鋼の側面と対向
し、これらの側面からの熱輻射を遮断することが出来
る。
ことによってストッパーとしての機能を有し、発泡体の
H形鋼に対する押し込み深さを一定に保持することが出
来る。従って、作業員の個性に応じた施工のバラツキを
防止することが出来、良好で且つ安定した断熱性を確保
することが出来る。
明する図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 建築物の躯体を構成するH形鋼に於ける
上下フランジの端面間を断熱する断熱工法に於いて、覆
部と嵌合部を有する発泡体を用意し、該発泡体の嵌合部
をH形鋼の上下フランジ間に押し込んで嵌合させると共
に、該覆部でH形鋼の上下フランジの各端面間を覆うこ
とを特徴とするH形鋼の断熱工法。 - 【請求項2】 建築物の躯体を構成するH形鋼に於ける
上下フランジの端面間を断熱する断熱構造に於いて、覆
部と嵌合部を有する発泡体の該嵌合部がH形鋼の上下フ
ランジ間に嵌合されると共に、H形鋼の上下フランジの
各端面間が該覆部で覆われていることを特徴とするH形
鋼の断熱構造。 - 【請求項3】 建築物の躯体を構成するH形鋼に於ける
上下フランジの端面間を断熱するための発泡体に於い
て、H形鋼の上下フランジの各端面間を覆う覆部と、H
形鋼の上下フランジ間に嵌合される嵌合部が一体的に設
けられ、前記覆部のフランジ端面への接触間寸法は上フ
ランジの上面と下フランジの下面間の寸法と等しいか又
は該寸法より若干大きくされ、前記嵌合部のフランジへ
の接触間寸法は上フランジの下面と下フランジの上面間
の寸法よりも若干大きくされていることを特徴とする断
熱用の発泡体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33685597A JP3901316B2 (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | H形鋼の断熱工法及び断熱構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33685597A JP3901316B2 (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | H形鋼の断熱工法及び断熱構造 |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11172801A true JPH11172801A (ja) | 1999-06-29 |
| JPH11172801A5 JPH11172801A5 (ja) | 2005-07-14 |
| JP3901316B2 JP3901316B2 (ja) | 2007-04-04 |
Family
ID=18303286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33685597A Expired - Lifetime JP3901316B2 (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | H形鋼の断熱工法及び断熱構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3901316B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2376479A (en) * | 2001-06-12 | 2002-12-18 | Paul Alan Dennis | Acoustic insulation and fireproofing for steel beams |
| JP2006283300A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Asahi Kasei Homes Kk | 気密構造及び複合気密断熱材 |
| JP2007002454A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-01-11 | Asahi Kasei Homes Kk | 断熱材及び鋼製梁の断熱気密構造 |
| JP2008121368A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd | 断熱補強部材 |
| JP2009155835A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 外壁における断熱パネルの取付け方法 |
-
1997
- 1997-12-08 JP JP33685597A patent/JP3901316B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| GB2376479A (en) * | 2001-06-12 | 2002-12-18 | Paul Alan Dennis | Acoustic insulation and fireproofing for steel beams |
| GB2376479B (en) * | 2001-06-12 | 2004-06-02 | Paul Alan Dennis | Acoustic insulation and/or fire protection of buildings |
| JP2006283300A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Asahi Kasei Homes Kk | 気密構造及び複合気密断熱材 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3901316B2 (ja) | 2007-04-04 |
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