JPH11172856A - 瓦屋根の施工方法および瓦屋根構造 - Google Patents
瓦屋根の施工方法および瓦屋根構造Info
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- JPH11172856A JPH11172856A JP34548297A JP34548297A JPH11172856A JP H11172856 A JPH11172856 A JP H11172856A JP 34548297 A JP34548297 A JP 34548297A JP 34548297 A JP34548297 A JP 34548297A JP H11172856 A JPH11172856 A JP H11172856A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】瓦の浮き上がりなどを確実に防止する。
【解決手段】先に葺設された下段の瓦1の棟側端縁部の
略中央部の釘座17cに瓦固定金具4Aを釘固定した
後、一の瓦1の軒側端縁部を該一の瓦1の下段に葺設さ
れた隣接する一対の瓦1,1の棟側端縁部に跨がって重
ね合わせるとともに、一の瓦1の重合部を先に葺設され
た隣接する他の瓦1の被重合部11に重ね合わせ、一の
瓦1の棟側端縁部の左右両端部の釘座17a,17bの
少なくとも一方の釘座および被重合部11の下端近傍の
釘座18を通して釘固定し、瓦固定金具4Aの係止片4
2を折り曲げて一の瓦1および該一の瓦1に隣接する他
の瓦1との重ね合わせ部の軒側端縁部を係止する。
略中央部の釘座17cに瓦固定金具4Aを釘固定した
後、一の瓦1の軒側端縁部を該一の瓦1の下段に葺設さ
れた隣接する一対の瓦1,1の棟側端縁部に跨がって重
ね合わせるとともに、一の瓦1の重合部を先に葺設され
た隣接する他の瓦1の被重合部11に重ね合わせ、一の
瓦1の棟側端縁部の左右両端部の釘座17a,17bの
少なくとも一方の釘座および被重合部11の下端近傍の
釘座18を通して釘固定し、瓦固定金具4Aの係止片4
2を折り曲げて一の瓦1および該一の瓦1に隣接する他
の瓦1との重ね合わせ部の軒側端縁部を係止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、瓦屋根の施工方法
および瓦屋根構造に関するものである。
および瓦屋根構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、瓦は、セメント、骨材、補強繊
維などに水を加えて混合した組成物を所定の形状に成型
した後、養生して製造され、肉厚が薄く、面積が比較的
大きいにも関わらず軽量であって、容易に瓦屋根を施工
することができるものである。例えば、図13に示すよ
うに、瓦1は、右側端縁部の表面に被重合部11が形成
されるとともに、左側端縁部の裏面に被重合部11の凹
凸を逆にして重ね合わせ可能な重合部12(図14参
照)が形成され、また、棟側端縁の表面に堤防部13が
形成されるとともに、軒側端縁の裏面に棟側端縁部に載
置可能な突出部14(図14参照)が形成され、さら
に、棟側端縁部および被重合部11の下端近傍に複数個
の釘座15,16がそれぞれ形成されたものである。
維などに水を加えて混合した組成物を所定の形状に成型
した後、養生して製造され、肉厚が薄く、面積が比較的
大きいにも関わらず軽量であって、容易に瓦屋根を施工
することができるものである。例えば、図13に示すよ
うに、瓦1は、右側端縁部の表面に被重合部11が形成
されるとともに、左側端縁部の裏面に被重合部11の凹
凸を逆にして重ね合わせ可能な重合部12(図14参
照)が形成され、また、棟側端縁の表面に堤防部13が
形成されるとともに、軒側端縁の裏面に棟側端縁部に載
置可能な突出部14(図14参照)が形成され、さら
に、棟側端縁部および被重合部11の下端近傍に複数個
の釘座15,16がそれぞれ形成されたものである。
【0003】このような瓦1を用いて瓦屋根を施工する
場合は、まず、一の瓦1を所定位置に配置し、その棟側
端縁部に形成された釘座15および被重合部11の下端
近傍に形成された釘座16を通して釘を打ち込み、野地
板に固定する。次いで、一の瓦1の被重合部11に、一
の瓦1の右隣に葺設される他の瓦1の重合部12を重ね
合わせ、同様に、他の瓦1の棟側端縁部に形成された釘
座15およびその被重合部11の下端近傍に形成された
釘座16を通して釘を打ち込み、野地板に固定する。以
下、同様に、右側の妻側に向かって順に瓦1を重ねなが
ら固定する。
場合は、まず、一の瓦1を所定位置に配置し、その棟側
端縁部に形成された釘座15および被重合部11の下端
近傍に形成された釘座16を通して釘を打ち込み、野地
板に固定する。次いで、一の瓦1の被重合部11に、一
の瓦1の右隣に葺設される他の瓦1の重合部12を重ね
合わせ、同様に、他の瓦1の棟側端縁部に形成された釘
座15およびその被重合部11の下端近傍に形成された
釘座16を通して釘を打ち込み、野地板に固定する。以
下、同様に、右側の妻側に向かって順に瓦1を重ねなが
ら固定する。
【0004】一段目の瓦1の葺設が終了したならば、そ
の上段に二段目の瓦1を葺設する。具体的には、一の瓦
1および該一の瓦1の右隣の他の瓦1との棟側端縁部に
跨がって上段に葺設される瓦1の軒側端縁部を載せ、瓦
1の棟側端縁部に形成された釘座15および被重合部1
1の下端近傍に形成された釘座16を通して釘を打ち込
み、野地板に固定する。この際、上段の瓦1の裏面側棟
側端縁が野地板に接地した状態でその裏面側軒側端縁に
形成された突出部14が下段の瓦1の棟側端縁部に接地
し、また、上段の瓦1の軒側端縁近傍の裏面が下段の瓦
1の棟側端縁に形成された堤防部13に載置されてい
る。
の上段に二段目の瓦1を葺設する。具体的には、一の瓦
1および該一の瓦1の右隣の他の瓦1との棟側端縁部に
跨がって上段に葺設される瓦1の軒側端縁部を載せ、瓦
1の棟側端縁部に形成された釘座15および被重合部1
1の下端近傍に形成された釘座16を通して釘を打ち込
み、野地板に固定する。この際、上段の瓦1の裏面側棟
側端縁が野地板に接地した状態でその裏面側軒側端縁に
形成された突出部14が下段の瓦1の棟側端縁部に接地
し、また、上段の瓦1の軒側端縁近傍の裏面が下段の瓦
1の棟側端縁に形成された堤防部13に載置されてい
る。
【0005】以下、同様にして右側の妻側に向かって二
段目の瓦1を固定した後、棟側に向かって三段目、四段
目の順に瓦1を葺設するものである。
段目の瓦1を固定した後、棟側に向かって三段目、四段
目の順に瓦1を葺設するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、瓦屋根を施工した場合、瓦は、耐風性や耐地震性
を考慮してその棟側端縁部および被重合部の下端近傍が
釘固定されていることから、釘固定されていない重合部
側の下隅部が瓦屋根の施工後の経時変化により、反って
浮き上がることがある。この結果、瓦の隙間が増大し、
強風を伴う降雨時において、増大した隙間から雨水が押
し上げられ、左右側端部に浸入して野地板に流れ落ち、
雨漏りの原因となるおそれがある。このような瓦の、釘
固定していない下隅部の反り変形は、肉厚が薄く、比較
的面積が大きな軽量瓦に発生し易い傾向がある。
うに、瓦屋根を施工した場合、瓦は、耐風性や耐地震性
を考慮してその棟側端縁部および被重合部の下端近傍が
釘固定されていることから、釘固定されていない重合部
側の下隅部が瓦屋根の施工後の経時変化により、反って
浮き上がることがある。この結果、瓦の隙間が増大し、
強風を伴う降雨時において、増大した隙間から雨水が押
し上げられ、左右側端部に浸入して野地板に流れ落ち、
雨漏りの原因となるおそれがある。このような瓦の、釘
固定していない下隅部の反り変形は、肉厚が薄く、比較
的面積が大きな軽量瓦に発生し易い傾向がある。
【0007】また、瓦は、重合部側の下隅部が固定され
ていないことから、風の強い地域においては、瓦のガタ
ツキが発生したり、強風によって瓦がめくり上げられる
など事態を招来するおそれがある。
ていないことから、風の強い地域においては、瓦のガタ
ツキが発生したり、強風によって瓦がめくり上げられる
など事態を招来するおそれがある。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、瓦の浮き上がりなどが発生することのない瓦
屋根を簡単に施工することのできる瓦屋根の施工方法を
提供するものである。
たもので、瓦の浮き上がりなどが発生することのない瓦
屋根を簡単に施工することのできる瓦屋根の施工方法を
提供するものである。
【0009】また、本発明は、瓦の浮き上がりなどを確
実に防止することのできる瓦屋根構造を提供するもので
ある。
実に防止することのできる瓦屋根構造を提供するもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の瓦屋根の施工方
法は、先に葺設された下段の瓦の棟側端縁部の略中央部
の釘座に瓦固定金具を釘固定した後、一の瓦の軒側端縁
部を該一の瓦の下段に葺設された隣接する一対の瓦の棟
側端縁部に跨がって重ね合わせるとともに、一の瓦の重
合部を先に葺設された隣接する他の瓦の被重合部に重ね
合わせ、一の瓦の棟側端縁部の左右両端部の釘座の少な
くとも一方の釘座および被重合部の下端近傍の釘座を通
して釘固定し、さらに、瓦固定金具の係止片を折り曲げ
て一の瓦および該一の瓦に隣接する他の瓦との重ね合わ
せ部の軒側端縁部を係止することを特徴とするものであ
る。
法は、先に葺設された下段の瓦の棟側端縁部の略中央部
の釘座に瓦固定金具を釘固定した後、一の瓦の軒側端縁
部を該一の瓦の下段に葺設された隣接する一対の瓦の棟
側端縁部に跨がって重ね合わせるとともに、一の瓦の重
合部を先に葺設された隣接する他の瓦の被重合部に重ね
合わせ、一の瓦の棟側端縁部の左右両端部の釘座の少な
くとも一方の釘座および被重合部の下端近傍の釘座を通
して釘固定し、さらに、瓦固定金具の係止片を折り曲げ
て一の瓦および該一の瓦に隣接する他の瓦との重ね合わ
せ部の軒側端縁部を係止することを特徴とするものであ
る。
【0011】また、本発明の瓦屋根構造は、軒先に固定
された瓦受け部を有する板金製軒先水切りと、この板金
製軒先水切りの瓦受け部に軒側端縁部が載置され、左右
一側端縁部の表面に被重合部が形成されるとともに、左
右他側端縁部の裏面に被重合部と重ね合わせ可能な重合
部が形成され、また、棟側端縁部の表面に堤防部が形成
される一方、棟側端縁部の左右両端部およびその略中央
部、被重合部の下端近傍にそれぞれ釘座が形成された瓦
と、係止片を有して前記板金製軒先水切りの瓦受け部に
載置された瓦固定金具と、からなり、瓦固定金具は、軒
先に葺設された隣接する一対の瓦の重ね合わせ部の軒側
端縁部に臨んで軒先に釘固定され、その係止片を介して
軒先に葺設された隣接する一対の瓦の重ね合わせ部の軒
側端縁部を係止することを特徴とするものである。
された瓦受け部を有する板金製軒先水切りと、この板金
製軒先水切りの瓦受け部に軒側端縁部が載置され、左右
一側端縁部の表面に被重合部が形成されるとともに、左
右他側端縁部の裏面に被重合部と重ね合わせ可能な重合
部が形成され、また、棟側端縁部の表面に堤防部が形成
される一方、棟側端縁部の左右両端部およびその略中央
部、被重合部の下端近傍にそれぞれ釘座が形成された瓦
と、係止片を有して前記板金製軒先水切りの瓦受け部に
載置された瓦固定金具と、からなり、瓦固定金具は、軒
先に葺設された隣接する一対の瓦の重ね合わせ部の軒側
端縁部に臨んで軒先に釘固定され、その係止片を介して
軒先に葺設された隣接する一対の瓦の重ね合わせ部の軒
側端縁部を係止することを特徴とするものである。
【0012】さらに、本発明の瓦屋根構造は、左右一側
端縁部の表面に被重合部が形成されるとともに、左右他
側端縁部の裏面に被重合部と重ね合わせ可能な重合部が
形成され、また、棟側端縁部の表面に堤防部が形成され
る一方、棟側端縁部の左右両端部およびその略中央部、
被重合部の下端近傍にそれぞれ釘座が形成された瓦と、
係止片を有して瓦の棟側端縁部に配置された瓦固定金具
と、からなり、瓦固定金具は、一の瓦の下段に葺設され
た瓦の棟側端縁部の略中央部の釘座に釘固定され、その
係止片を介して一の瓦および該一の瓦に隣接する他の瓦
との重ね合わせ部の軒側端縁部を係止することを特徴と
するものである。
端縁部の表面に被重合部が形成されるとともに、左右他
側端縁部の裏面に被重合部と重ね合わせ可能な重合部が
形成され、また、棟側端縁部の表面に堤防部が形成され
る一方、棟側端縁部の左右両端部およびその略中央部、
被重合部の下端近傍にそれぞれ釘座が形成された瓦と、
係止片を有して瓦の棟側端縁部に配置された瓦固定金具
と、からなり、瓦固定金具は、一の瓦の下段に葺設され
た瓦の棟側端縁部の略中央部の釘座に釘固定され、その
係止片を介して一の瓦および該一の瓦に隣接する他の瓦
との重ね合わせ部の軒側端縁部を係止することを特徴と
するものである。
【0013】
【発明の実施例の形態】以下、本発明の実施例の形態を
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0014】図1には、本発明の瓦屋根構造が示されて
おり、この瓦屋根構造は、野地板2に配置された瓦1
と、野地板2の軒先に固定された板金製軒先水切り3
と、隣接する一対の瓦1,1の重ね合わせ部に臨んで野
地板2に配置された瓦固定金具4,4Aとから構成され
ている。
おり、この瓦屋根構造は、野地板2に配置された瓦1
と、野地板2の軒先に固定された板金製軒先水切り3
と、隣接する一対の瓦1,1の重ね合わせ部に臨んで野
地板2に配置された瓦固定金具4,4Aとから構成され
ている。
【0015】ここで、瓦1は、先に説明したように、右
側端縁部の表面に被重合部11が形成されるとともに、
左側端縁部の裏面に被重合部11の凹凸を逆にして重ね
合わせ可能な重合部12が形成され、また、棟側端縁の
表面に堤防部13が形成されるとともに、軒側端縁の裏
面に棟側端縁部に載置可能な突出部14が形成されて構
成されている。ただし、瓦1の棟側端縁部の左右両端部
およびその略中央部に釘座17a,17b,17cがそ
れぞれ形成され、また、瓦1の被重合部11の下端近傍
に釘座18が形成されている。
側端縁部の表面に被重合部11が形成されるとともに、
左側端縁部の裏面に被重合部11の凹凸を逆にして重ね
合わせ可能な重合部12が形成され、また、棟側端縁の
表面に堤防部13が形成されるとともに、軒側端縁の裏
面に棟側端縁部に載置可能な突出部14が形成されて構
成されている。ただし、瓦1の棟側端縁部の左右両端部
およびその略中央部に釘座17a,17b,17cがそ
れぞれ形成され、また、瓦1の被重合部11の下端近傍
に釘座18が形成されている。
【0016】板金製軒先水切り3は、図3に示すよう
に、断面三角形状の瓦受け部31と、瓦受け部31の前
後に延設された屋根載置部32,33と、軒側の屋根載
置部33の端縁から下方に向けて延設された水切り部3
4を有し、薄板鋼板を折曲して形成されている。したが
って、板金製軒先水切り3の瓦受け部31に瓦1の軒側
端縁部を載置することにより、軒側端縁部を他の瓦1に
載置することのできない軒先に配置される瓦1について
も、軒先以外の瓦1と同様に屋根面に対して一定角度傾
斜した状態で葺設することができる。
に、断面三角形状の瓦受け部31と、瓦受け部31の前
後に延設された屋根載置部32,33と、軒側の屋根載
置部33の端縁から下方に向けて延設された水切り部3
4を有し、薄板鋼板を折曲して形成されている。したが
って、板金製軒先水切り3の瓦受け部31に瓦1の軒側
端縁部を載置することにより、軒側端縁部を他の瓦1に
載置することのできない軒先に配置される瓦1について
も、軒先以外の瓦1と同様に屋根面に対して一定角度傾
斜した状態で葺設することができる。
【0017】また、瓦固定金具4は、軒先に配置された
瓦1を固定する際に使用されるもので、図2に示すよう
に、瓦1の軒側端縁部の裏面形状にほぼ沿うように形成
された本体部41と、本体部41の前端縁から瓦1の厚
みを越える高さに立ち上げられた係止片42と、本体部
41の後端縁からL字状に折曲された載置部43とから
なり、載置部43に形成された釘穴43aの裏面周囲に
はパッキン(図示せず)が貼着されている。
瓦1を固定する際に使用されるもので、図2に示すよう
に、瓦1の軒側端縁部の裏面形状にほぼ沿うように形成
された本体部41と、本体部41の前端縁から瓦1の厚
みを越える高さに立ち上げられた係止片42と、本体部
41の後端縁からL字状に折曲された載置部43とから
なり、載置部43に形成された釘穴43aの裏面周囲に
はパッキン(図示せず)が貼着されている。
【0018】一方、瓦固定金具4Aは、軒先以外に配置
された瓦1を固定する際に使用されるもので、図5に示
すように、瓦1の棟側端縁部の表面形状にほぼ沿うよう
に形成された本体部41と、本体部41の前端縁から瓦
1の厚みを越える高さに立ち上げられた係止片42と、
本体部41の後端縁から下方に折曲された係止部44と
からなり、本体部41に形成された釘穴41aの裏面周
囲にはパッキン(図示せず)が貼着されている。
された瓦1を固定する際に使用されるもので、図5に示
すように、瓦1の棟側端縁部の表面形状にほぼ沿うよう
に形成された本体部41と、本体部41の前端縁から瓦
1の厚みを越える高さに立ち上げられた係止片42と、
本体部41の後端縁から下方に折曲された係止部44と
からなり、本体部41に形成された釘穴41aの裏面周
囲にはパッキン(図示せず)が貼着されている。
【0019】したがって、瓦固定金具4,4Aをその釘
穴43a,41aを通して釘固定した際、瓦固定金具
4,4Aの釘穴43a,41aの周囲を図示しないパッ
キンによって密封するようにしている。
穴43a,41aを通して釘固定した際、瓦固定金具
4,4Aの釘穴43a,41aの周囲を図示しないパッ
キンによって密封するようにしている。
【0020】なお、野地板2を固定する垂木5の軒側端
面には、野地板2の下方に位置して鼻かくし6が固定さ
れている他、鼻かくし6には、雨樋7が固定されてい
る。
面には、野地板2の下方に位置して鼻かくし6が固定さ
れている他、鼻かくし6には、雨樋7が固定されてい
る。
【0021】このような瓦1、板金製軒先水切り3およ
び瓦固定金具4,4Aを用いて瓦屋根を施工する場合
は、まず、野地板2の軒先に板金製軒先水切り3を固定
する。すなわち、野地板2の軒先端縁に軒側の屋根載置
部33と水切り部34との折曲部が位置するように配置
し、棟側の屋根載置部32を通して釘を打ち込んで固定
する。次いで、瓦1を把持し、その軒側端縁部を板金製
軒先水切り3の瓦受け部31に載置した後、その瓦1の
被重合部11の軒側端縁部に臨むように瓦固定金具4を
位置決めして固定する。すなわち、瓦固定金具4の係止
片42を瓦1の軒側端面に沿って立ち上げるとともに、
本体部41を瓦1の被重合部11の軒側端縁部裏面の直
下に臨むように位置決めした後、瓦固定金具4の本体部
41および載置部43を板金製軒先水切り3の瓦受け部
31および棟側の屋根載置部32にかけて配置し、載置
部43の釘穴43aを通して野地板2に釘固定する。な
お、瓦固定金具4を釘固定する間、その釘打ち作業に支
障がないように、瓦1は傍らに避けておく。
び瓦固定金具4,4Aを用いて瓦屋根を施工する場合
は、まず、野地板2の軒先に板金製軒先水切り3を固定
する。すなわち、野地板2の軒先端縁に軒側の屋根載置
部33と水切り部34との折曲部が位置するように配置
し、棟側の屋根載置部32を通して釘を打ち込んで固定
する。次いで、瓦1を把持し、その軒側端縁部を板金製
軒先水切り3の瓦受け部31に載置した後、その瓦1の
被重合部11の軒側端縁部に臨むように瓦固定金具4を
位置決めして固定する。すなわち、瓦固定金具4の係止
片42を瓦1の軒側端面に沿って立ち上げるとともに、
本体部41を瓦1の被重合部11の軒側端縁部裏面の直
下に臨むように位置決めした後、瓦固定金具4の本体部
41および載置部43を板金製軒先水切り3の瓦受け部
31および棟側の屋根載置部32にかけて配置し、載置
部43の釘穴43aを通して野地板2に釘固定する。な
お、瓦固定金具4を釘固定する間、その釘打ち作業に支
障がないように、瓦1は傍らに避けておく。
【0022】この後、瓦1の棟側端縁部の左右両端部に
形成された釘座17a,17bおよび被重合部11の下
端近傍に形成された釘座18を通して釘を打ち込み、野
地板2に固定する(図4参照)。次いで、先に固定され
た瓦1の右隣に葺設される瓦1を把持し、その軒側端縁
部を板金製軒先水切り3の瓦受け部31に載置するとと
もに、その重合部12を先に固定した瓦1の被重合部1
1に重ね合わせる。また、新たな瓦1の被重合部11の
軒側端縁部に臨むように瓦固定金具4を位置決めして固
定した後、右隣の瓦1の棟側端縁部の左右両端部に形成
された釘座17a,17bおよび被重合部11の下端近
傍に形成された釘座18を通して釘を打ち込み、野地板
2に固定する。この後、瓦固定金具4の係止片42を、
先に釘固定した隣接する一対の瓦1,1の重ね合わせ部
の軒側端縁部表面に沿うように折り曲げてそれらの瓦
1,1を係止する。
形成された釘座17a,17bおよび被重合部11の下
端近傍に形成された釘座18を通して釘を打ち込み、野
地板2に固定する(図4参照)。次いで、先に固定され
た瓦1の右隣に葺設される瓦1を把持し、その軒側端縁
部を板金製軒先水切り3の瓦受け部31に載置するとと
もに、その重合部12を先に固定した瓦1の被重合部1
1に重ね合わせる。また、新たな瓦1の被重合部11の
軒側端縁部に臨むように瓦固定金具4を位置決めして固
定した後、右隣の瓦1の棟側端縁部の左右両端部に形成
された釘座17a,17bおよび被重合部11の下端近
傍に形成された釘座18を通して釘を打ち込み、野地板
2に固定する。この後、瓦固定金具4の係止片42を、
先に釘固定した隣接する一対の瓦1,1の重ね合わせ部
の軒側端縁部表面に沿うように折り曲げてそれらの瓦
1,1を係止する。
【0023】以下、同様にして、先に固定された瓦1の
右隣に瓦1を順に配置するとともに、それらの重ね合わ
せ部に臨むように瓦固定金具4を位置決めして固定した
後、瓦1を釘固定し、釘固定した隣接する一対の瓦1,
1の重ね合わせ部の軒側端縁部表面を瓦固定金具4の係
止片42を折り曲げて係止するものである。
右隣に瓦1を順に配置するとともに、それらの重ね合わ
せ部に臨むように瓦固定金具4を位置決めして固定した
後、瓦1を釘固定し、釘固定した隣接する一対の瓦1,
1の重ね合わせ部の軒側端縁部表面を瓦固定金具4の係
止片42を折り曲げて係止するものである。
【0024】したがって、軒先に配置された任意の瓦1
は、棟側端縁部の左右両端部および被重合部11の下端
近傍がそれぞれ釘固定され、さらに、該瓦1の被重合部
11とその右隣に配置された隣接する他の瓦1の重合部
12との重ね合わせ部において、それらの重ね合わせ部
の軒側端縁部表面が瓦固定金具4の係止片42によって
係止されることから、結局、瓦1の四隅が固定されるこ
とになる。
は、棟側端縁部の左右両端部および被重合部11の下端
近傍がそれぞれ釘固定され、さらに、該瓦1の被重合部
11とその右隣に配置された隣接する他の瓦1の重合部
12との重ね合わせ部において、それらの重ね合わせ部
の軒側端縁部表面が瓦固定金具4の係止片42によって
係止されることから、結局、瓦1の四隅が固定されるこ
とになる。
【0025】なお、前述した実施形態においては、瓦1
によって瓦固定金具4を位置決めしつつその都度釘固定
する場合を例示したが、野地板2に墨付けし、瓦固定金
具4を設定間隔をおいて予め固定するようにしてもよ
い。また、瓦固定金具4の係止片42の折り曲げ作業に
ついても、先に固定された瓦1に隣接して瓦1を固定し
た都度折り曲げる方式に代えて、軒先に全ての瓦1を葺
設した後、全ての瓦固定金具4の係止片42を順に折り
曲げるようにしてもよい。
によって瓦固定金具4を位置決めしつつその都度釘固定
する場合を例示したが、野地板2に墨付けし、瓦固定金
具4を設定間隔をおいて予め固定するようにしてもよ
い。また、瓦固定金具4の係止片42の折り曲げ作業に
ついても、先に固定された瓦1に隣接して瓦1を固定し
た都度折り曲げる方式に代えて、軒先に全ての瓦1を葺
設した後、全ての瓦固定金具4の係止片42を順に折り
曲げるようにしてもよい。
【0026】一方、軒先に瓦1を葺設したならば、二段
目に葺設する瓦1を把持し、その軒側端縁部を軒先の瓦
1の棟側端縁部に載置して固定する。すなわち、軒先に
葺設された瓦1の棟側端縁部の略中央部に形成された釘
座17cに瓦固定金具4Aの釘穴41aを合わせ、瓦固
定金具4Aを釘穴41aを通して野地板2に釘固定す
る。この際、瓦固定金具4Aの係止部44は、瓦1の棟
側端面に係止し、瓦固定具4Aが瓦1から滑落するのを
防止している。次いで、軒先に葺設された隣接する一対
の瓦1,1の棟側端縁部に跨がって二段目に葺設される
瓦1の軒側端縁部を載せた後、その棟側端縁部の左右両
端部に形成された釘座17a,17bおよびその被重合
部11の下端近傍に形成された釘座18を通して釘を打
ち込み、野地板2に固定する。同様に、軒先に葺設され
た瓦1の棟側端縁部の略中央部に形成された釘座17c
に瓦固定金具4Aの釘穴41aを合わせ、瓦固定金具4
Aを釘穴41aを通して野地板2に釘固定した後、先に
固定された瓦1の右隣に配置される瓦1を把持し、その
軒側端縁部を軒先に葺設された隣接する一対の瓦1,1
の棟側端縁部に跨がって載置するとともに、その重合部
12を先に固定した瓦1の被重合部11に重ね合わせた
後、その棟側端縁部の左右両端部に形成された釘座17
a,17bおよびその被重合部11の下端近傍に形成さ
れた釘座18を通して釘を打ち込み、野地板2に固定す
る。次いで、瓦固定金具4Aの係止片42を、隣接する
一対の瓦1,1の重ね合わせ部の軒側端縁部表面に沿う
ように折り曲げてそれらの瓦1,1を係止する(図6参
照)。
目に葺設する瓦1を把持し、その軒側端縁部を軒先の瓦
1の棟側端縁部に載置して固定する。すなわち、軒先に
葺設された瓦1の棟側端縁部の略中央部に形成された釘
座17cに瓦固定金具4Aの釘穴41aを合わせ、瓦固
定金具4Aを釘穴41aを通して野地板2に釘固定す
る。この際、瓦固定金具4Aの係止部44は、瓦1の棟
側端面に係止し、瓦固定具4Aが瓦1から滑落するのを
防止している。次いで、軒先に葺設された隣接する一対
の瓦1,1の棟側端縁部に跨がって二段目に葺設される
瓦1の軒側端縁部を載せた後、その棟側端縁部の左右両
端部に形成された釘座17a,17bおよびその被重合
部11の下端近傍に形成された釘座18を通して釘を打
ち込み、野地板2に固定する。同様に、軒先に葺設され
た瓦1の棟側端縁部の略中央部に形成された釘座17c
に瓦固定金具4Aの釘穴41aを合わせ、瓦固定金具4
Aを釘穴41aを通して野地板2に釘固定した後、先に
固定された瓦1の右隣に配置される瓦1を把持し、その
軒側端縁部を軒先に葺設された隣接する一対の瓦1,1
の棟側端縁部に跨がって載置するとともに、その重合部
12を先に固定した瓦1の被重合部11に重ね合わせた
後、その棟側端縁部の左右両端部に形成された釘座17
a,17bおよびその被重合部11の下端近傍に形成さ
れた釘座18を通して釘を打ち込み、野地板2に固定す
る。次いで、瓦固定金具4Aの係止片42を、隣接する
一対の瓦1,1の重ね合わせ部の軒側端縁部表面に沿う
ように折り曲げてそれらの瓦1,1を係止する(図6参
照)。
【0027】以下、同様に、軒先に葺設された瓦1の棟
側端縁部の略中央部に形成された釘座17cに瓦固定金
具4Aの釘穴41aを合わせて釘固定した後、先に固定
された瓦1の右隣に瓦1を順に配置して釘固定した後、
隣接する一対の瓦1,1の重ね合わせ部の軒側端縁部表
面を瓦固定金具4Aの係止片42を折り曲げて係止すれ
ばよいものである。
側端縁部の略中央部に形成された釘座17cに瓦固定金
具4Aの釘穴41aを合わせて釘固定した後、先に固定
された瓦1の右隣に瓦1を順に配置して釘固定した後、
隣接する一対の瓦1,1の重ね合わせ部の軒側端縁部表
面を瓦固定金具4Aの係止片42を折り曲げて係止すれ
ばよいものである。
【0028】さらに、三段目以降の瓦1を葺設する場合
についても、軒先に葺設される瓦1を二段目の瓦1もし
くは下段の瓦1に、また、二段目の瓦1を三段目の瓦1
もしくは上段の瓦1にそれぞれ置き換えることで同様に
施工することができる。
についても、軒先に葺設される瓦1を二段目の瓦1もし
くは下段の瓦1に、また、二段目の瓦1を三段目の瓦1
もしくは上段の瓦1にそれぞれ置き換えることで同様に
施工することができる。
【0029】したがって、軒先に配置された瓦1を除く
任意の瓦1についても、その棟側端縁部の左右両端部お
よび被重合部11の下端近傍が釘固定され、さらに、該
瓦1の被重合部11とその右隣に配置された隣接する他
の瓦1の重合部12との重ね合わせ部において、それら
の重ね合わせ部の軒側端縁部表面が瓦固定金具4Aの係
止片42によって係止されることから、結局、瓦1の四
隅が固定されることになる。
任意の瓦1についても、その棟側端縁部の左右両端部お
よび被重合部11の下端近傍が釘固定され、さらに、該
瓦1の被重合部11とその右隣に配置された隣接する他
の瓦1の重合部12との重ね合わせ部において、それら
の重ね合わせ部の軒側端縁部表面が瓦固定金具4Aの係
止片42によって係止されることから、結局、瓦1の四
隅が固定されることになる。
【0030】なお、前述した実施形態においては、一の
瓦1を固定する際、該一の瓦1の下段に葺設された瓦1
の棟側端縁部の略中央部に瓦固定金具4Aをその都度釘
固定する場合を例示したが、下段に葺設された瓦1の棟
側端縁部の略中央部に形成された釘座17cに予め瓦固
定金具4Aを固定するようにしてもよい。また、瓦固定
金具4Aの係止片42の折り曲げ作業についても、先に
固定された瓦1に隣接して瓦1を固定した都度折り曲げ
る方式に代えて、各段の瓦1を葺設した後、各段の瓦1
を係止するように全ての瓦固定金具4Aの係止片42を
順次折り曲げるようにしてもよく、また、屋根面全体に
瓦1を葺設した後、2段目以降の全ての瓦1を係止する
ように全ての瓦固定金具4Aの係止片42を順次折り曲
げるようにしてもよい。
瓦1を固定する際、該一の瓦1の下段に葺設された瓦1
の棟側端縁部の略中央部に瓦固定金具4Aをその都度釘
固定する場合を例示したが、下段に葺設された瓦1の棟
側端縁部の略中央部に形成された釘座17cに予め瓦固
定金具4Aを固定するようにしてもよい。また、瓦固定
金具4Aの係止片42の折り曲げ作業についても、先に
固定された瓦1に隣接して瓦1を固定した都度折り曲げ
る方式に代えて、各段の瓦1を葺設した後、各段の瓦1
を係止するように全ての瓦固定金具4Aの係止片42を
順次折り曲げるようにしてもよく、また、屋根面全体に
瓦1を葺設した後、2段目以降の全ての瓦1を係止する
ように全ての瓦固定金具4Aの係止片42を順次折り曲
げるようにしてもよい。
【0031】この結果、軒先の瓦1を含む任意の瓦1に
ついて、瓦屋根施工後の経時変化によって反り変形が発
生することを確実に防止することができるとともに、強
風下においても軒先の瓦1がめくり上げられるなどの事
態を確実に防止することができる。
ついて、瓦屋根施工後の経時変化によって反り変形が発
生することを確実に防止することができるとともに、強
風下においても軒先の瓦1がめくり上げられるなどの事
態を確実に防止することができる。
【0032】ところで、前述した実施形態の瓦1は、平
板瓦で例示したが、図7に示すような瓦1Aであっても
よい。すなわち、この瓦1Aは、その表面の左右端部お
よび略中央部に、軒側端縁から棟側に向かって徐々に幅
狭となるとともに、同一高さの頂点を有する山形状堤防
19,20,21が形成されている他、これらの山形状
堤防19,21間および21,20間に挟まれて棟側か
ら軒側端縁に向かって徐々に幅狭となる平面状流路2
2,23が棟側端縁部よりも低い位置に形成されている
ものである。
板瓦で例示したが、図7に示すような瓦1Aであっても
よい。すなわち、この瓦1Aは、その表面の左右端部お
よび略中央部に、軒側端縁から棟側に向かって徐々に幅
狭となるとともに、同一高さの頂点を有する山形状堤防
19,20,21が形成されている他、これらの山形状
堤防19,21間および21,20間に挟まれて棟側か
ら軒側端縁に向かって徐々に幅狭となる平面状流路2
2,23が棟側端縁部よりも低い位置に形成されている
ものである。
【0033】そして、略中央部の山形状堤防21を頂点
から切断した際の左半部が右端部に形成された山形状堤
防20と一致し、その右半部が左端部に形成された山形
状堤防19と一致するものである。したがって、一の瓦
1Aの被重合部11にその右隣の瓦1Aの重合部12を
重ね合わせた際、対向する一の瓦1Aの右側端部の山形
状堤防20と他の瓦1Aの左側端部の山形状堤防19が
接合し、それらの略中央部の山形状堤防21と同一の山
形状堤防が形成されるものである。
から切断した際の左半部が右端部に形成された山形状堤
防20と一致し、その右半部が左端部に形成された山形
状堤防19と一致するものである。したがって、一の瓦
1Aの被重合部11にその右隣の瓦1Aの重合部12を
重ね合わせた際、対向する一の瓦1Aの右側端部の山形
状堤防20と他の瓦1Aの左側端部の山形状堤防19が
接合し、それらの略中央部の山形状堤防21と同一の山
形状堤防が形成されるものである。
【0034】また、隣接する一対の瓦1A,1Aの棟側
端縁部に跨がって上段の瓦1Aの軒側端縁部を載置した
際、上段の瓦1Aの平面状流路22は、その下段に葺設
された隣接する一対の瓦1A,1Aのうちの左側の瓦1
Aの右側の平面状流路23に臨み、また、上段の瓦1A
の平面状流路23は、その下段の隣接する一対の瓦1
A,1Aのうちの右側の瓦1Aの左側の平面状流路22
に臨むものである(図10参照)。
端縁部に跨がって上段の瓦1Aの軒側端縁部を載置した
際、上段の瓦1Aの平面状流路22は、その下段に葺設
された隣接する一対の瓦1A,1Aのうちの左側の瓦1
Aの右側の平面状流路23に臨み、また、上段の瓦1A
の平面状流路23は、その下段の隣接する一対の瓦1
A,1Aのうちの右側の瓦1Aの左側の平面状流路22
に臨むものである(図10参照)。
【0035】なお、瓦1Aは、前述した瓦1と同様に、
右側端縁部の表面に被重合部11が形成されるととも
に、左側端縁部の裏面に被重合部11と重ね合わせ可能
な重合部12(図示省略)が形成され、また、棟側端縁
の表面に堤防部13が形成されるとともに、軒側端縁の
裏面に棟側端縁部に載置可能な突出部14(図示省略)
が形成されている他、瓦1の棟側端縁部の左右両端部お
よびその略中央部には、釘座17a,17b,17cが
それぞれ形成され、また、瓦1の被重合部11の下端近
傍にも釘座18が形成されている点は、瓦1と同一であ
る。
右側端縁部の表面に被重合部11が形成されるととも
に、左側端縁部の裏面に被重合部11と重ね合わせ可能
な重合部12(図示省略)が形成され、また、棟側端縁
の表面に堤防部13が形成されるとともに、軒側端縁の
裏面に棟側端縁部に載置可能な突出部14(図示省略)
が形成されている他、瓦1の棟側端縁部の左右両端部お
よびその略中央部には、釘座17a,17b,17cが
それぞれ形成され、また、瓦1の被重合部11の下端近
傍にも釘座18が形成されている点は、瓦1と同一であ
る。
【0036】したがって、詳細には説明しないが、瓦1
と同様に、軒側から棟側に向かって、かつ、一方の妻側
から他方の妻側に向かって瓦1Aを順次葺設して瓦屋根
を形成した場合、その後の経時変化によって瓦1Aに反
り変形が発生することがない他、強風下においても瓦1
Aがめくり上げられるなどの事態を確実に防止すること
ができるものである。
と同様に、軒側から棟側に向かって、かつ、一方の妻側
から他方の妻側に向かって瓦1Aを順次葺設して瓦屋根
を形成した場合、その後の経時変化によって瓦1Aに反
り変形が発生することがない他、強風下においても瓦1
Aがめくり上げられるなどの事態を確実に防止すること
ができるものである。
【0037】この際、瓦1Aを固定する瓦固定金具4A
は、図12に示すように、係止片42がその周縁部42
aを除いて中抜きされている。このため、中抜きされた
係止片42を折り曲げて隣接する一対の瓦1,1の被重
合部11および重合部12との重ね合わせ部の軒側端縁
部表面を係止する際、その山形状堤防部19,20の傾
斜面との間に隙間を発生させることなくその傾斜面に沿
って折り曲げることができる。この場合、軒先に葺設さ
れた瓦1Aを固定する瓦固定金具4の係止片42につい
ても、詳細には図示しないが、その周縁部を除いて中抜
きされているものである。
は、図12に示すように、係止片42がその周縁部42
aを除いて中抜きされている。このため、中抜きされた
係止片42を折り曲げて隣接する一対の瓦1,1の被重
合部11および重合部12との重ね合わせ部の軒側端縁
部表面を係止する際、その山形状堤防部19,20の傾
斜面との間に隙間を発生させることなくその傾斜面に沿
って折り曲げることができる。この場合、軒先に葺設さ
れた瓦1Aを固定する瓦固定金具4の係止片42につい
ても、詳細には図示しないが、その周縁部を除いて中抜
きされているものである。
【0038】また、上段の瓦1Aの平面状流路22,2
3は、その下段に葺設された隣接する一対の瓦1A,1
Aの各右側の平面状流路23および左側の平面状流路2
2にそれぞれ臨むとともに、各平面状流路22,23は
棟側から軒側端縁部に向かって徐々に幅狭となっている
ことから、瓦1Aの表面を流下する雨水は、その表面に
形成された山形状堤防19,20,21によって規制さ
れるとともに、その流速は、棟側よりも軒側が速くなっ
て風の影響を受けることがなく、確実に下段の瓦1Aの
平面状流路22,23に導くことができる。このため、
雨水は、隣接する瓦1A,1Aの重ね合わせ部に流下す
ることがなく、重ね合わせ部から雨水が浸入することに
よる雨漏りの発生を確実に防止することができる。
3は、その下段に葺設された隣接する一対の瓦1A,1
Aの各右側の平面状流路23および左側の平面状流路2
2にそれぞれ臨むとともに、各平面状流路22,23は
棟側から軒側端縁部に向かって徐々に幅狭となっている
ことから、瓦1Aの表面を流下する雨水は、その表面に
形成された山形状堤防19,20,21によって規制さ
れるとともに、その流速は、棟側よりも軒側が速くなっ
て風の影響を受けることがなく、確実に下段の瓦1Aの
平面状流路22,23に導くことができる。このため、
雨水は、隣接する瓦1A,1Aの重ね合わせ部に流下す
ることがなく、重ね合わせ部から雨水が浸入することに
よる雨漏りの発生を確実に防止することができる。
【0039】また、平面状流路22,23の幅は軒側よ
りも棟側が大きく、さらに、平面状流路22,23は棟
側端縁部よりも低い位置に形成されていることから、強
風時において、瓦1Aの平面状流路22,23を流下す
る雨水が、瓦屋根の勾配に抗して棟側に押し上げられた
としても、平面状流路22,23の、幅広となった棟側
に保持されるか、棟側端縁部との段差に衝突して上方に
飛散し、棟側端縁部を越えてそれ以上浸入することはな
い。このため、雨水は、強風下であっても、瓦1の棟側
端縁を越えて浸入することを確実に防止することができ
る。
りも棟側が大きく、さらに、平面状流路22,23は棟
側端縁部よりも低い位置に形成されていることから、強
風時において、瓦1Aの平面状流路22,23を流下す
る雨水が、瓦屋根の勾配に抗して棟側に押し上げられた
としても、平面状流路22,23の、幅広となった棟側
に保持されるか、棟側端縁部との段差に衝突して上方に
飛散し、棟側端縁部を越えてそれ以上浸入することはな
い。このため、雨水は、強風下であっても、瓦1の棟側
端縁を越えて浸入することを確実に防止することができ
る。
【0040】なお、前述した実施形態においては、瓦
1,1Aの棟側端縁部に形成された釘座17a,17b
および瓦固定金具4Aとともに釘座17cを釘固定する
場合を例示したが、その棟側端縁部の左右両端部の釘座
17a,17bについては、その略中央部の釘座17c
が釘固定されることから、軒先やけらばなどを除く位置
では必ずしも両方の釘座17a,17bを固定する必要
はなく、そのいずれか一方の釘座を少なくとも固定すれ
ば足りるものである。
1,1Aの棟側端縁部に形成された釘座17a,17b
および瓦固定金具4Aとともに釘座17cを釘固定する
場合を例示したが、その棟側端縁部の左右両端部の釘座
17a,17bについては、その略中央部の釘座17c
が釘固定されることから、軒先やけらばなどを除く位置
では必ずしも両方の釘座17a,17bを固定する必要
はなく、そのいずれか一方の釘座を少なくとも固定すれ
ば足りるものである。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明の瓦屋根の施工方法
によれば、施工後の経時変化によっても瓦に反り変形が
発生することがなく、また、強風下においても瓦の浮き
上がりなどが発生することのない瓦屋根を簡単に施工す
ることができる。
によれば、施工後の経時変化によっても瓦に反り変形が
発生することがなく、また、強風下においても瓦の浮き
上がりなどが発生することのない瓦屋根を簡単に施工す
ることができる。
【0042】また、本発明の瓦屋根構造によれば、瓦屋
根施工後の経時変化によって瓦に反り変形が発生するこ
とを確実に防止することができるとともに、強風下にお
いても瓦がめくり上げられるなどの事態を確実に防止す
ることができる。
根施工後の経時変化によって瓦に反り変形が発生するこ
とを確実に防止することができるとともに、強風下にお
いても瓦がめくり上げられるなどの事態を確実に防止す
ることができる。
【図1】本発明の瓦屋根構造を示す断面図である。
【図2】軒先に葺設された瓦の瓦固定金具を示す斜視図
である。
である。
【図3】図2の瓦固定金具を板金製軒先水切りとともに
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図4】軒先の瓦屋根の施工状態を示す説明図である。
【図5】軒先以外に葺設された瓦の瓦固定金具を示す斜
視図である。
視図である。
【図6】軒先を除く瓦屋根の施工状態を示す説明図であ
る。
る。
【図7】本発明の瓦屋根構造に用いられる他の瓦を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図8】図7のA−A線断面図である。
【図9】図7のB−B線断面図である。
【図10】図7の瓦による瓦屋根の施工状態を示す説明
図である。
図である。
【図11】図10のX部の拡大図である。
【図12】軒先以外に葺設された図7の瓦の瓦固定金具
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図13】従来の瓦およびその施工状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図14】図13の瓦の裏面形状を示す斜視図である。
1,1A 瓦 11 被重合部 12 重合部 13 堤防部 14 突出部 17a,17b,17c,18 釘座 19,20,21 山形状堤防 22,23 平面状流路 2 野地板 3 板金製軒先水切り 4,4A 瓦固定金具 42 係止片
Claims (5)
- 【請求項1】 先に葺設された下段の瓦の棟側端縁部の
略中央部の釘座に瓦固定金具を釘固定した後、一の瓦の
軒側端縁部を該一の瓦の下段に葺設された隣接する一対
の瓦の棟側端縁部に跨がって重ね合わせるとともに、一
の瓦の重合部を先に葺設された隣接する他の瓦の被重合
部に重ね合わせ、一の瓦の棟側端縁部の左右両端部の釘
座の少なくとも一方の釘座および被重合部の下端近傍の
釘座を通して釘固定し、さらに、瓦固定金具の係止片を
折り曲げて一の瓦および該一の瓦に隣接する他の瓦との
重ね合わせ部の軒側端縁部を係止することを特徴とする
瓦屋根の施工方法。 - 【請求項2】 軒先に固定された瓦受け部を有する板金
製軒先水切りと、この板金製軒先水切りの瓦受け部に軒
側端縁部が載置され、左右一側端縁部の表面に被重合部
が形成されるとともに、左右他側端縁部の裏面に被重合
部と重ね合わせ可能な重合部が形成され、また、棟側端
縁部の表面に堤防部が形成される一方、棟側端縁部の左
右両端部およびその略中央部、被重合部の下端近傍にそ
れぞれ釘座が形成された瓦と、係止片を有して前記板金
製軒先水切りの瓦受け部に載置された瓦固定金具と、か
らなり、瓦固定金具は、軒先に葺設された隣接する一対
の瓦の重ね合わせ部の軒側端縁部に臨んで軒先に釘固定
され、その係止片を介して軒先に葺設された隣接する一
対の瓦の重ね合わせ部の軒側端縁部を係止することを特
徴とする瓦屋根構造。 - 【請求項3】 左右一側端縁部の表面に被重合部が形成
されるとともに、左右他側端縁部の裏面に被重合部と重
ね合わせ可能な重合部が形成され、また、棟側端縁部の
表面に堤防部が形成される一方、棟側端縁部の左右両端
部およびその略中央部、被重合部の下端近傍にそれぞれ
釘座が形成された瓦と、係止片を有して瓦の棟側端縁部
に配置された瓦固定金具と、からなり、瓦固定金具は、
一の瓦の下段に葺設された瓦の棟側端縁部の略中央部の
釘座に釘固定され、その係止片を介して一の瓦および該
一の瓦に隣接する他の瓦との重ね合わせ部の軒側端縁部
を係止することを特徴とする瓦屋根構造。 - 【請求項4】 前記瓦は、その表面の左右両端部および
中央部に軒側端縁部から棟側に向かって徐々に幅狭とな
るとともに、ほぼ同一高さの頂点を有する山形状堤防が
形成され、また、これらの山形状堤防に挟まれてそれぞ
れ棟側から軒側端縁部に向かって徐々に幅狭となる平面
状流路が棟側端縁部よりも低い位置に形成され、一の瓦
の重合部を隣接する他の瓦の被重合部に重ね合わせた
際、それらの左右端部の対向する山形状堤防が接合され
て中央部の山形状堤防と同一の山形状堤防が形成され、
また、一の瓦の軒側端縁部を該一の瓦の下段に葺設され
た隣接する一対の瓦の棟側端縁部に跨がって重ね合わせ
た際、一の瓦の左右の平面状流路が該一の瓦の下段に葺
設された隣接する一対の瓦の各左右の平面状流路にそれ
ぞれ臨むことを特徴とする請求項2もしくは請求項3記
載の瓦屋根構造。 - 【請求項5】 前記瓦固定金具の係止片は、中抜きされ
ていることを特徴とする請求項2、請求項3もしくは請
求項4記載の瓦屋根構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34548297A JPH11172856A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 瓦屋根の施工方法および瓦屋根構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34548297A JPH11172856A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 瓦屋根の施工方法および瓦屋根構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11172856A true JPH11172856A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18376893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34548297A Pending JPH11172856A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 瓦屋根の施工方法および瓦屋根構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11172856A (ja) |
-
1997
- 1997-12-15 JP JP34548297A patent/JPH11172856A/ja active Pending
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