JPH11173342A - クラッチカバー組立体 - Google Patents

クラッチカバー組立体

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JPH11173342A
JPH11173342A JP9343361A JP34336197A JPH11173342A JP H11173342 A JPH11173342 A JP H11173342A JP 9343361 A JP9343361 A JP 9343361A JP 34336197 A JP34336197 A JP 34336197A JP H11173342 A JPH11173342 A JP H11173342A
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cover assembly
pressure plate
fulcrum ring
clutch
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Norihisa Uenohara
範久 植之原
Hiroshi Uehara
宏 上原
Akira Isoda
暁 磯田
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    • F16D13/00Friction clutches
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    • F16D13/75Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
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    • F16D13/38Friction clutches with axially-movable clutching members with flat clutching surfaces, e.g. discs
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩耗追従機構を備えたクラッチカバー組立体
において、付勢機構が配置されたプレッシャープレート
とファルクラムリングとの間の構造を簡単にする。 【解決手段】 クラッチカバー組立体は、プレッシャー
プレートとファルクラムリングとの間に配置され、ファ
ルクラムリングにプレッシャープレートから軸方向に離
れる向きの付勢力を与えるための付勢機構24を備えて
いる。付勢機構24は、第1サポートプレート31と第
2サポートプレート32とリターンスプリング33とを
備えている。第1及び第2サポートプレート31,32
は、互いに当接する傾斜面31a,32aが形成されて
おり、円周方向に相対移動可能である。リターンスプリ
ング33は、第1及び第2サポートプレート31,32
の内周側に配置され、第1及び第2サポートプレート3
1,32同士を互いに円周方向に付勢する引っ張りばね
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クラッチカバー組
立体、特に摩擦部材の摩耗にかかわらず押圧荷重を初期
状態に維持するための摩耗追従機構を備えたクラッチカ
バー組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】クラッチ装置のクラッチカバー組立体
は、エンジンのフライホイールに装着され、ダイヤフラ
ムスプリングのばね力を利用してクラッチディスク組立
体の摩擦フェーシングをフライホイールに押し付けて、
エンジンの駆動力をトランスミッション側に伝達する。
このようなクラッチ装置では、摩擦フェーシングの磨耗
量が一定以上になると、摩擦フェーシングが擦り減って
使用不可能になったり、クラッチカバーのダイヤフラム
スプリングの姿勢が変化して押圧荷重が変化してしま
う。そのため、クラッチディスク組立体を交換する必要
がでてくる。この交換時期を延ばす、すなわちクラッチ
の長寿命化が従来から要請されている。
【0003】クラッチの長寿命化を達成するためには、
クラッチディスク組立体においては、摩擦フェーシング
の有効使用厚みを増加させることが重要である。そこ
で、摩擦フェーシングをリベット等を用いずにクッショ
ニングプレートに固定する方法が用いられる。クラッチ
カバー組立体においては、摩擦フェーシングが摩耗した
場合にダイヤフラムスプリングの姿勢を初期状態に復帰
させる必要がある。そのために、摩擦フェーシングの磨
耗量を検出し、その磨耗量に応じてダイヤフラムスプリ
ングを支持する部材(プレッシャープレート側のファル
クラムリング、又はクラッチカバー側の支持機構)を移
動させる。これにより、クラッチディスク組立体の摩擦
フェーシングを最大限まで使用できる。
【0004】特開平6−42553号公報に示すクラッ
チカバー組立体では、摩耗追従機構は、主に、クラッチ
カバーとダイヤフラムスプリングとの間に配置されたフ
ァルクラムリングと、ファルクラムリングをプレッシャ
ープレートから離れる方向に付勢する付勢機構と、ファ
ルクラムリングがプレッシャープレートから離れるのを
防ぐとともに摩擦フェーシングに摩耗が生じた場合に摩
耗量だけファルクラムリングがプレッシャープレートか
ら軸方向に移動するのを許容する規制機構とを有してい
る。
【0005】特開平6−42553号の図3に示す付勢
機構は、プレッシャープレートとファルクラムリングと
の間に配置された1対のくさび部材と、くさび部材の傾
斜面同士を円周方向に付勢するばねとから構成されてい
る。第1くさび部材はファルクラムリングに固定されて
いる。第2くさび部材はプレッシャープレートの溝内に
円周方向に移動自在に配置されている。ばねは、各第1
くさび部材と第2くさび部材との間に配置され、円周方
向に圧縮された状態である。この結果、ばねは第1くさ
び部材と第2くさび部材を円周方向に押しつけ、第1く
さび部材と第2くさび部材の傾斜面同士を互いに円周方
向に付勢している。これにより、第2くさび部材及びフ
ァルクラムリングは常にプレッシャープレートから離れ
る方向に付勢されている。規制機構がファルクラムリン
グの移動を許すと第2くさび部材が円周方向に移動して
第1くさび部材を軸方向に移動させる。この結果、ファ
ルクラムリングが摩擦フェーシングの摩耗量だけプレッ
シャープレートから離れ、ダイヤフラムスプリングの姿
勢が初期の状態に戻る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の摩耗追従機
構の付勢機構では、ばねはプレッシャープレートとファ
ルクラムリングとの間の空間に配置されている。このた
め、限られた空間内にばねを支持するための構造を設け
る必要がある。また、ばねを配置しなければいけないの
でくさび部材の当接面の数や面積を充分に確保できない
という問題がある。
【0007】本発明の目的は、摩耗追従機構を備えたク
ラッチカバー組立体において、付勢機構が配置されたプ
レッシャープレートとファルクラムリングとの間の構造
を簡単にすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のクラッ
チカバー組立体は、クラッチディスク組立体の摩擦フェ
ーシングをフライホイール側に付勢してクラッチを連結
させるものであり、クラッチカバーとプレッシャープレ
ートとファルクラムリングと押圧部材と付勢機構と規制
機構とを備えている。クラッチカバーは、フライホイー
ルに固定され、摩擦フェーシングに対抗する対抗部分を
有する。プレッシャープレートは、摩擦フェーシングと
対抗部分との間で摩擦フェーシングに近接して配置さ
れ、摩擦フェーシングの側の第1側面と対抗部分側の第
2側面とを有する。ファルクラムリングはプレッシャー
プレートの第2側面側に配置されている。押圧部材は、
クラッチカバーに支持され、ファルクラムリングにプレ
ッシャープレート側への押圧力を与える。付勢機構は、
プレッシャープレートとファルクラムリングとの間に配
置され、ファルクラムリングにプレッシャープレートか
ら軸方向に離れる向きの付勢力を与えるための機構であ
る。付勢機構は、互いに当接する傾斜面が形成され円周
方向に相対移動可能な本体を有する第1及び第2くさび
部材と、第1及び第2くさび部材の内周側に配置されく
さび部材同士を互いに円周方向に付勢するための引っ張
りばねとを有する。規制機構は、摩擦フェーシングに摩
耗がないときはファルクラムリングが軸方向に移動する
のを禁じ、摩擦フェーシングが摩耗すると摩耗量を検出
し、摩耗量に応じてファルクラムリングが軸方向に移動
するのを許す。
【0009】このクラッチカバー組立体では、押圧部材
がファルクラムリングを押すと、ファルクラムリングを
介してプレッシャープレートが摩擦フェーシング側に押
される。この結果、クラッチディスク組立体の摩擦フェ
ーシングがフライホイールとプレッシャープレートとの
間に挟まれる。このようにしてクラッチが連結される。
次に押圧部材からの押圧力が解除されると、プレッシャ
ープレートから摩擦フェーシングに対する押圧力が解除
される。この結果、摩擦フェーシングはフライホイール
及びプレッシャープレートから離れる。このようにして
クラッチ連結が解除される。
【0010】クラッチ連結時に摩擦フェーシングが摩耗
すると、規制機構がファルクラムリングに対して摩耗量
に応じてプレッシャープレートから離れる軸方向に移動
するのを許容する。したがって付勢機構において第1及
び第2くさび部材が互いに対して円周方向に移動し、フ
ァルクラムリングが押されてプレッシャープレートから
摩耗量だけ離れる。この結果、押圧部材は初期の姿勢に
戻され、プレッシャープレート側に与える押圧力が初期
の押圧荷重が維持される。
【0011】このクラッチカバー組立体では、付勢機構
の引っ張りばねが第1及び第2くさび部材の内周側に配
置されている。すなわち、引っ張りばねはプレッシャー
プレートとファルクラムリングとの間に配置されていな
い。したがってプレッシャープレートとファルクラムリ
ングとの間の第1及び第2くさび部材の構造が簡単にな
る。
【0012】請求項2に記載のクラッチカバー組立体で
は、請求項1において、プレッシャープレートとファル
クラムリングとの間には環状空間が形成されている。環
状空間は内周側が開放されている。第1及び第2くさび
部材は環状空間に配置されている。引っ張りばね環状空
間からさらに内周側に配置されている。
【0013】このクラッチカバー組立体では、プレッシ
ャープレートとファルクラムリングとの間の第1及び第
2くさび部材の構造が簡単になる。請求項3に記載のク
ラッチカバー組立体は、請求項1又は2において、第1
及び第2くさび部材の本体は、傾斜面がそれぞれ複数形
成された環状である。このクラッチカバー組立体では、
第1及び第2くさび部材の本体が環状に形成されている
ため、各傾斜面は円周方向に同期して移動し、ファルク
ラムリングの軸方向移動量が円周方向にわたって等しく
保たれる。したがって、ファルクラムリングの姿勢が正
しく維持される。
【0014】請求項4に記載のクラッチカバー組立体
は、請求項1〜3のいずれかにおいて、第1及び第2く
さび部材は板金製である。このクラッチカバー組立体で
は、構造が単純になり、製作費が少なくなる。請求項5
に記載のクラッチカバー組立体は、請求項1〜4のいず
れかにおいて、付勢機構は、第1及び第2くさび部材の
少なくとも一方に設けられ引っ張りばねの半径方向外方
へのたわみを抑えるための抑え部をさらに有する。
【0015】このクラッチカバー組立体では、引っ張り
ばねの半径方向外方へのたわみは第1及び第2くさび部
材の少なくとも一方に設けられた抑え部により抑えら
れ、この結果引っ張りばねの端部における摩耗や破損が
生じにくくなる。請求項6に記載のクラッチカバー組立
体は、請求項1〜5のいずれかにおいて、抑え部は本体
から一体に延びる。第1くさび部材の抑え部と第2くさ
び部材の抑え部とは摩擦フェーシングの摩耗量が一定に
なると円周方向に互いに当接するようになっている。第
1及び第2くさび部材が板金からなる場合は、抑え部は
本体から折り曲げ等された部分であり、製造が容易であ
る。また、抑え部同士が当接することでそれ以上の第2
くさび部材の回転が停止される。すなわち、摩擦フェー
シングの摩耗が所定の値になると付勢機構の付勢が自動
停止する。
【0016】請求項7に記載のクラッチカバー組立体で
は、抑え部は本体から半径方向内方に延び引っ張りばね
に対して半径方向に対向しており、抑え部と引っ張りば
ねとの間には半径方向に隙間がある。このクラッチカバ
ー組立体では、引っ張りばねに例えば遠心力が作用し引
っ張りばねが半径方向外方にたわむと、引っ張りばねは
抑え部に当接してそれ以上外周側にたわむのを制限され
る。このように、引っ張りばねのたわみが抑えられるた
め端部における摩耗や破損が生じにくい。
【0017】請求項8に記載のクラッチカバー組立体で
は、請求項1〜7のいずれかにおいて、付勢機構は、第
1及び第2くさび部材に設けられ引っ張りばねの端部が
係合する円周面が形成された係合部をさらに有する。こ
のクラッチカバー組立体では、引っ張りばね端部におけ
る接触部分の面圧が低くなり、その部分の摩耗や破損が
生じにくくなる。
【0018】請求項9に記載のクラッチカバー組立体で
は、請求項8において、係合部は前記引っ張りばねの端
部と略同等の半径を有する円柱形状であり、引っ張りば
ねの端部は係合部の外周に巻かれている。このクラッチ
カバー組立体では、引っ張りばねの端部は係合部に対し
て軸方向に移動や変形が可能である。したがって、引っ
張りばねの端部に応力が生じにくくなっている。
【0019】請求項10に記載のクラッチカバー組立体
では、請求項9において、係合部は第1及び第2くさび
部材に固定されたリベットである。こののクラッチカバ
ー組立体では、リベットによる簡単な構造によって引っ
張りばね端部における摩耗や破損の問題が生じにくくな
っている。
【0020】
【発明の実施の形態】第1実施形態 構成 図1〜図3は、本発明の一実施形態が採用されたクラッ
チカバー組立体1を示している。クラッチカバー組立体
1は、車両、特にトラックなどの大型車両に採用されて
いる。クラッチカバー組立体1は、エンジンのフライホ
イール2から伝達されたトルクをクラッチディスク組立
体3に伝達又は遮断するための装置であり、フライホイ
ール2に取り付けられる。なお、このクラッチ装置で
は、2個のクラッチディスク組立体3が設けられ、両ク
ラッチディスク組立体3のフリクションディスク4間に
はインターミディエイトプレート5が配置されている。
なお、本発明はクラッチディスク組立体が1つだけ設け
られたクラッチ装置にも採用できる。
【0021】各クラッチディスク組立体3は、フリクシ
ョンディスク4と、フリクションディスク4にコイルス
プリング6を介して連結されたハブ7とから主に構成さ
れている。フリクションディスク4は、円板状プレート
9の外周部両面にそれぞれ固定された複数のフリクショ
ンプレート8により構成されている。各フリクションプ
レート8は、リベット12により円板状プレート9に固
定された芯板10と、芯板10に固定された摩擦フェー
シング11とから構成されている。この実施形態では、
摩擦フェーシング11はセラミック・メタル焼結材料か
ら構成されている。
【0022】図1におけるR1 方向がクラッチの回転方
向であり、その反対のR2 方向が後述する第2サポート
プレート32の摩耗調整時における回転方向である。図
2及び図3における左側に図示しないエンジンが配置さ
れ、右側に図示しないトランスミッションが配置されて
いる。クラッチカバー組立体1は、主に、クラッチカバ
ー21と、プレッシャープレート22と、ファルクラム
リング23と、付勢機構24と、規制機構25と、クラ
ッチ押圧機構27と、ドライブ機構26と、レリーズ装
置28とから構成されている。
【0023】クラッチカバー21は、フライホイール2
に取り付けられる皿形状の部材である。クラッチカバー
21は、クラッチディスク組立体3の外周側を覆う外周
覆い部21aと、クラッチディスク組立体3のトランス
ミッション側に対向する円板状部21bとを有してい
る。さらに、円板状部21bの外周部には、フリクショ
ンディスク4に対して軸方向に対向する環状の対向部分
21cが形成されている。この対向部分21c(すなわ
ち円板状部21bの外周部分)には、円周方向に等間隔
で4つの第1軸方向孔21dが形成されている。また、
第1軸方向孔21dのトランスミッション側には、第1
軸方向孔21dより径の大きい凹部21eが形成されて
いる。
【0024】プレッシャープレート22は、クラッチカ
バー21の外周覆い部21aの内側に配置され、フリク
ションディスク4とクラッチカバー21の対向部分21
cとの間でフリクションディスク4に近接して配置され
ている。プレッシャープレート22は環状の部材であ
り、鋳鉄などから作られている。プレッシャープレート
22は、フリクションディスク4に対向する摩擦面22
a(第1側面)と対向部分21cに対向する第2側面2
2bとを有している。プレッシャープレート22の第2
側面22bにおいて、内周側には環状に延びる溝22c
が形成されている。この溝22c内に、後述する付勢機
構24が設けられる。さらに、プレッシャープレート2
2の第2側面22b側外周部には円周方向に等間隔で4
か所には、第2側面22bから凹んだ係合凹部22dが
形成されている。また、各係合凹部22dのR2 方向側
にはねじ孔22eが形成されている。
【0025】ファルクラムリング23は、プレッシャー
プレート22の第2側面22b側に配置されている。フ
ァルクラムリング23は、レバー部材46からの荷重を
受け、プレッシャープレート22とともにをフライホイ
ール2側に移動するための部材である。ファルクラムリ
ング23は、環状部23aと環状部23aから半径方向
外方に延びる3つの突出部23bとから構成されてい
る。環状部23aは、プレッシャープレート22の溝2
2cに対して軸方向に所定の間隔をあけて対向するよう
に配置されている。また、突出部23bはプレッシャー
プレート22の第2側面22bに当接している。図1か
ら明らかなように、突出部23bは円周方向に所定角度
延びており、R2 方向側には第2軸方向孔23cが形成
されており、R1 側には第3軸方向孔23dが形成され
ている。第2軸方向孔23cと第3軸方向孔23dは、
プレッシャープレート22のねじ孔22eと係合凹部2
2dにそれぞれ対応している。また、第2軸方向孔23
cは第1軸方向孔21dに対応しており、第1軸方向孔
21dより径が小さい。
【0026】ファルクラムリング23及びプレッシャー
プレート22は、ドライブ機構26によりクラッチカバ
ー21すなわちフライホイール2と一体回転する。ドラ
イブ機構26は円周方向に並んで4か所に設けられ、各
々がストラッププレート42とボルト43とブロック4
4とから構成されている。ストラッププレート42は、
ファルクラムリング23をクラッチカバー21に対して
回転不能にかつ軸方向に移動可能に連結するための部材
である。ストラッププレート42は、3枚の板部材を重
ねた円周方向(概ね接線方向)に延びる板状弾性部材で
ある。ストラッププレート42のR1 方向端はクラッチ
カバー21に固定されている。ストラッププレート42
のR2 方向端はボルト43によってファルクラムリング
23に固定されている。ボルト43は、ファルクラムリ
ング23の第3軸方向孔23dを通過しブロック44に
先端が螺合する。ストラッププレート42のR2 方向端
は、突出部23bとボルト43の頭部との間に挟まれて
いる。ブロック44は、プレッシャープレート22の係
合凹部22d内に挿入されている。ブロック44は、係
合凹部22dに対して図3の状態からトランスミッショ
ン側に移動可能である。このブロック44により、ファ
ルクラムリング23とプレッシャープレート22は相対
回転不能にかつ軸方向に相対移動可能に連結されてい
る。
【0027】付勢機構24は図6に示すように大半の部
材がプレッシャープレート22の溝22cとファルクラ
ムリング23の環状部23aとの間の環状空間内に配置
されている。この環状空間はファルクラムリング23の
外周壁23fのトランスミッション側から半径方向に内
方に突出する環状部分(環状部23a)とプレッシャー
プレート22の外周壁22fのエンジン側から半径方向
に内方に突出する環状部分との間に形成されている。こ
の結果、環状空間の外周側はプレッシャープレート22
の外周壁22fとファルクラムリング23外周壁23f
とにより閉鎖され、軸方向両側はプレッシャープレート
22の内周部とファルクラムリング23の環状部23a
とによりそれぞれ閉鎖されている。ただし、環状空間の
内周側は開放されており、環状空間は外部と連通してい
る。
【0028】付勢機構24は、ファルクラムリング23
に対してプレッシャープレート22から離れる方向(ト
ランスミッション側)に付勢力を与えるための機構であ
る。付勢機構24は、主に、第1サポートプレート31
と第2サポートプレート32と複数のリターンスプリン
グ33とから構成されている。第1及び第2サポートプ
レート31,32は環状の板金製部材である。第1及び
第2プレート31,32は環状であり、図6に詳細に示
すように、ファルクラムリング23の環状部23aとプ
レッシャープレート22の内周部にある環状の溝22c
との間に配置されている。第1プレート31はファルク
ラムリング23側に配置され環状部23aに当接してい
る。第2プレート32はプレッシャープレート23側に
配置され溝22cに(この実施形態では摩擦板67に)
当接している。第2サポートプレート32の半径方向幅
は溝22cの半径方向幅と一致しており、そのため第2
サポートプレート32は溝22cに対して円周方向にの
み移動可能となっている。第1及び第2サポートプレー
ト31,32の環状の本体には、円周方向に所定距離だ
け延びる複数の第1及び第2傾斜面31a,32aがそ
れぞれ形成されている。第1及び第2傾斜面31a,3
2aはプレート31,32の本体の半径方向中間にそれ
ぞれ形成されている。図11に示すように、第1サポー
トプレート31の第1傾斜面31aはR2 方向端が高く
なっており(エンジン側に突出しており)、R1 方向端
が低くなっている。第1及び第2傾斜面31a,32a
の傾斜角度(傾斜面31a,32aと溝22cがなす角
度)は、10〜15°の範囲にあることが好ましく、1
2〜14°の範囲にあることがもっとも好ましい。摩擦
フェーシング11に摩耗が生じていない初期の状態で
は、第1サポートプレート31と第2サポートプレート
32とは図11に示すような状態である。すなわち、各
第1傾斜面31aと各第2傾斜面32aとが全面的に互
いに当接している。ここでは、第1傾斜面31aと第2
傾斜面32aとによりくさび機構が構成されている。第
1及び第2サボートプレート31,32は同一の形状を
有しているため、一種類のサボートプレートを製造する
だけで1対のサボートプレート31,32を構成でき
る。
【0029】この実施形態では、第1及び第2サポート
プレート31,32には、全周にわたって第1及び第2
傾斜面31a,32aが形成され、従来の構造に比べて
多数のくさび構造が形成されている。この結果、各傾斜
面同士の当接部分においては面圧が小さくなっている。
第1及び第2サポートプレート31,32には、軸方向
に折り曲げられた外周筒部31b,32bがそれぞれ外
周側に形成されている。第1サポートプレート31の外
周筒部31bはファルクラムリング23の外周壁23f
に当接している。第2サポートプレート32の外周筒部
32bはプレッシャープレート22の外周壁22fに当
接している。第1サポートプレート31は、複数のリベ
ット(図示せず)によりファルクラムリング23の環状
部23aに固定されている。
【0030】第1及び第2サポートプレート31,32
にはそれぞれ内周側部分に半径方向内側に突出するばね
係合部31d,32dが形成されている。ばね係合部3
1d,32dは環状空間から飛び出してさらに半径方向
内側に延びている。ばね係合部31dとばね係合部32
dとは円周方向に交互に配置されている。ばね係合部3
1d,32dにはリベット61が固定されている。リベ
ット61は、円柱形状の本体62と、本体62からばね
係合部31d,32d内に延びる部分63と、部分63
からばね係合部31d,32dの反対側に形成される第
1頭部64と、本体62において部分63と反対側に形
成された第2頭部65とから構成されている。ばね係合
部31d,32dはリベット61の本体62と第1頭部
64との間に挟まれている。本体62は中心線がクラッ
チカバー組立体1の軸線O−Oと平行に延びる円柱形状
であり、外周面を有している。
【0031】リターンスプリング33は、引っ張りコイ
ルばねであり、第1サポートプレート31と第2サポー
トプレート32とを円周方向に付勢し、すなわち第1傾
斜面31aと第2傾斜面32aとを互いに付勢すること
で第1サポートプレート31及びファルクラムリング2
3をプレッシャープレート22から軸方向に離れる方向
に付勢するための部材である。
【0032】リターンスプリング33の両端には、リベ
ット61の本体62に円周方向に巻き付く端部66が形
成されている。端部66の半径はリベット61の本体6
2の半径と略同等である。端部66は、図8に示すよう
に、第1サポートプレート31のばね係合部31dにお
いてはリベット61の本体62に対してトランスミッシ
ョン側に巻き付いており(図6)、第2サポートプレー
ト32のばね係合部32dにおいてはリベット61の本
体62に対してエンジン側に巻き付いている。端部66
は本体62に対して軸方向にすなわちばね係合部31
d,32dと第2頭部65との間で7移動や変形が可能
である。
【0033】リターンスプリング33は、図7に示すよ
うに、第1及び第2サポートプレート31,32の内周
側すなわちプレッシャープレート22及びファルクラム
リング23のさらに内周側に配置されている。リターン
スプリング33はばね係合部31d,32d間で引っ張
られており、第1サポートプレート31を第2サポート
プレート32に対してR1 側に付勢し、第2サポートプ
レート32を第1サポートプレート31に対してR2
に付勢している。この結果、ファルクラムリング23及
び第1サポートプレート31が軸方向に移動可能になる
と、第2サポートプレート32がR2 側に回転し、第2
傾斜面32aが第1傾斜面31aのエンジン側に潜り込
んでいき、第1サポートプレート31をプレッシャープ
レート22から離れる方向に押し上げていく。
【0034】付勢機構24は、プレッシャープレート2
2の内周部に配置されており、環状空間は内周側に露出
しているため、付勢機構24の操作が容易である。たと
えば、リターンスプリング33の取り付けや取り外しが
容易である。また、第1及び第2サポートプレート3
1,32はプレスで製造された板金製品であり、複数の
傾斜面31a,32aを同時に形成しているため、コス
トが低い。また、リターンスプリング33を係止するば
ね係合部31d,32dが第1及び第2サポートプレー
ト31,32にそれぞれ一体に形成されているため、全
体の構造が簡単である。また、傾斜面31a,32aが
一体の環状の部材に形成されているため、第2傾斜面3
2aの円周方向移動量にばらつきが生じない。その結
果、ファルクラムリング23の軸方向への突出量が円周
方向で一定に保たれる。
【0035】リターンスプリング33がプレッシャープ
レート22とファルクラムリング23とが形成する環状
空間よりさらに内周側の空間に配置されている(すなわ
ちリターンスプリング33がプレッシャープレート22
とファルクラムリング23との間に配置されていない)
ことにより、以下の利点が得られる。 (1) リターンスプリング33の長さを伸ばすことが
でき、設計が容易になる。 (2) リターンスプリング33の交換が容易になる。 (3) プレッシャープレート22とファルクラムリン
グ23との間にばねを設ける必要がないため、その部分
の構造が簡単になる。ばねが両部材間に配置される場合
には、ばねの両端を係止するための構造を環状空間内に
配置しなければならず、構造が複雑になってしまう。 (4) 第1及び第2傾斜面31a,32aを第1及び
第2サポートプレート31,32のそれぞれ全周にわた
って設けることができ、第1及び第2傾斜面31a,3
2aの数が増大する。この結果、第1及び第2傾斜面3
1a,32aからなるくさび機構における当接面の面圧
を低くできる。この結果、第1及び第2傾斜面31a,
32aにおける摩耗や破損を抑えられる。
【0036】第1及び第2サポートプレート31,32
には、図7に示すように、本体から一体に形成され半径
方向内側に突出するステー68(抑え部)がそれぞれ形
成されている。ステー68はリターンスプリング33の
半径方向外方へのたわみを抑えるための部材である。第
1サポートプレート31に形成されたステー68はばね
係合部31dのR1 側に設けられており、第2サポート
プレート32に形成されたステー68はばね係合部32
dのR2 側で第1サポートプレート31に形成されたス
テー68のR1 側に設けられている。この結果、各リタ
ーンスプリング33に対してR1 側には第2サポートプ
レート32のステー68が配置され、R 2 側には第1サ
ポートプレート31のステー68が配置されている。
【0037】各ステー68は第1及び第2サポートプレ
ート31,32の本体の内周縁から一体に延びる板金製
であり、半径方向内側においては軸方向に延びる当接部
69が形成されている。当接部69の半径方向内側面は
滑らかに湾曲している。第1サポートプレート31の当
接部69はエンジン側に延びており、第2サポートプレ
ート32の当接部69はトランスミッション側に延びて
いる。このようにして各当接部69は、軸方向位置がリ
ターンスプリング33に一致しており、リターンスプリ
ング33の外周側に配置されている。当接部69とリタ
ーンスプリング33との間には軸方向に小さな隙間が確
保されている。また、各リターンスプリングに対応する
2つのステー68は円周方向に互いに当接可能なように
配置され、後述のように摩擦フェーシング11の摩耗量
が増大し所定の値になると円周方向に互いに当接するよ
うになっている。
【0038】溝22cと第2サポートプレート32との
間には摩擦板67が配置されている。摩擦板67は環状
の摩擦ライニングであり、プレッシャープレート22及
び第2サポートプレート32より摩擦係数が高い。摩擦
板67は、耐熱性、耐摩耗性が優れているものが好まし
い。摩擦板67の一例としては商品名NAH44(日本
バルカー)が挙げられる。摩擦板67は、プレッシャー
プレート22の溝22c又は第2サポートプレート32
の一方に固定されていてもよい。また、摩擦板67は分
割された複数の弧状板から構成されていてもよい。摩擦
板67の代わりに、第2サポートプレート32のエンジ
ン側面とプレッシャープレート22の溝22cの両方又
は一方に、摩擦係数を従来に比べて増加させるための摩
擦材料をコーティングしてもよい。
【0039】以上に述べた摩擦板67又は摩擦材料によ
り、振動が激しい条件下であってもアンダーアジャスト
が生じにくい。アンダーアジャストとは、クラッチ連結
状態で、振動により第1サポートプレート31から第2
サポートプレート32に対して軸方向に作用する力が大
きくなりつまりその力の円周方向成分が大きくなること
で、第2サポートプレート32がR1 方向(摩耗補償時
に滑る方向と反対方向)に滑る現象である。そこでは、
第1サボートプレート31の軸方向高さが低くなってし
まい、ファルクラムリング23の位置が磨耗量に対応し
なくなる。
【0040】前述のアンダーアジャストを防止する他の
方法としては、第1及び第2傾斜面31a,32aの傾
斜角度を小さくすることも考えられる。その場合は第1
傾斜面31aから第2傾斜面32aに対して軸方向に作
用する力の円周方向成分を小さくできる。しかし、角度
を極端に小さくすると以下の問題点があるので実用化は
難しい。第1に、クラッチレリーズ時に第2サポートプ
レート32が必要以上にR2 方向に回転し、ファルクラ
ムリング23を磨耗量以上に軸方向に移動させてしまう
現象(オーバーアジャスト)が生じやすい。第2に、同
じ磨耗量に対して第2サポートプレート32の回転角度
が大きくなる。そうなると、リターンスプリング33の
引っ張り荷重の低下が極端になり好ましくなく、それを
防ぐためのリターンスプリング33の設計が難しい。
【0041】すなわち、本願は傾斜面31a,32aの
傾斜角を極端に小さくすることなく、アンダーアジャス
トを抑制している。また、本願は、第2サポートプレー
ト32の滑りやすさを摩擦材料のコーティング等による
簡単な方法で調整している。規制機構25は、摩擦フェ
ーシング11に摩耗がないときはファルクラムリング2
3が軸方向に移動するのを禁じ、摩擦フェーシング11
が摩耗するとその摩耗量を検出し、摩耗量に応じてファ
ルクラムリング23が軸方向に移動するのを許すための
機構である。規制機構25は、プレッシャープレート2
2のねじ孔22eとファルクラムリング23の第2軸方
向孔23cに対応して、円周方向に等間隔で4か所に設
けられている。規制機構25を構成する部材は、各箇所
において、ボルト38(第1部材)とブッシュ39(第
2部材)の2個の部材である。このように規制機構25
は、2個の簡単な部材から構成されている。
【0042】ボルト38は、本体38aと、本体38a
の先端に形成されたねじ部38bと頭部38cとから構
成されている。ねじ部38bはプレッシャープレート2
2のねじ孔22eに螺合している。これにより、ボルト
38はプレッシャープレート22と一体に固定されてい
る。ボルト38の本体38aは、ファルクラムリング2
3の第2軸方向孔23cとクラッチカバー21の第1軸
方向孔21d内を貫通している。本体38aは、第1軸
方向孔21d及び第2軸方向孔23cとの間には隙間を
有している。頭部38cはクラッチカバー21の対向部
分21cからトランスミッション側に間隔をおいて配置
されている。なお、プレッシャープレート22に固定さ
れる第1部材はボルトでなく、ピンなどの他の棒状部材
であってもよい。
【0043】ブッシュ39は、図5に示すように、筒状
の部材であり、半径方向に拡縮すなわち弾性変形可能で
ある。ブッシュ39は、筒部39aと筒部39aの一端
から外周側に延びる円板状のフランジ39bとから構成
されている。筒部39aとフランジ39bには軸方向に
延びるスリット39cが形成されている。このブッシュ
39は、図4に示すように、クラッチカバー21の対向
部分21cの第1軸方向孔21d内でしかもボルト38
の本体38aの外周に配置されている。ブッシュ39は
本体38aに締まり嵌めされている。また、筒部39a
の一端は、ファルクラムリング23の突出部23bのエ
ンジン側の面に当接している。筒部39aの外周面とク
ラッチカバー21の第1軸方向孔21dとの間には隙間
が確保されている。フランジ39bは、対向部分21c
の凹部21eの底面に当接して配置されている。フラン
ジ39bとボルト38の頭部38cとの軸方向隙間A
は、摩擦フェーシング11の摩耗代とほぼ同じかあるい
はそれ以上に確保されている。ブッシュ39はスリット
が形成された弾性筒状体であるため、たわみ変形しやす
く、ボルト38との間で生じる摺動抵抗が安定してい
る。
【0044】クラッチ押圧機構27は、ファルクラムリ
ング23を介してプレッシャープレート22をフライホ
イール2側に押圧するための機構である。クラッチ押圧
機構27は、レバー部材46(押圧部材)と、リテーナ
47と、プレート48と、当接プレート49と、スナッ
プリング50と、ダイヤフラムスプリング51と、ピン
52と、割りピン53とから構成されている。
【0045】リテーナ47は、トランスミッションの入
力シャフト(図示せず)の外周に配置された環状の部材
である。リテーナ47は後述するレリーズ装置28に係
合している。リテーナ47は、円筒状の本体47aと、
そのトランスミッション側端から外周側に延びるフラン
ジ47bとから主に構成されている。リテーナ47は、
クラッチカバー21の円板状部21bの内周部に固定さ
れたピン52に相対回転不能にかつ軸方向に移動自在に
係合している。
【0046】ダイヤフラムスプリング51は概ね円板形
状である。ダイヤフラムスプリング51は、外周側に環
状の弾性部51aを有し、弾性部51aからは内周側に
多数のレバー部51bが延びている。すなわち、ダイヤ
フラムスプリング51には大径の中心孔が形成されその
内周縁から放射状に延びる複数のスリット51cが形成
されている。スリット51cの半径方向外側端すなわち
レバー部51bの根元部分には、スリット51cより円
周方向幅の広い小判孔51dが形成されている。ダイヤ
フラムスプリング51の外周部はクラッチカバー21に
支持され、内周端はリテーナ47に対して所定の押圧力
を与え、リテーナ47をエンジン側に付勢している。リ
テーナ47に固定された割りピン53が円周方向に複数
箇所でダイヤフラムスプリング51のレバー部51bの
間に挿入されている。これにより、ダイヤフラムスプリ
ング51はリテーナ47とともに一体回転する。
【0047】レバー部材46は、レバー比によりダイヤ
フラムスプリング51の押圧力を増大してファルクラム
リング23に伝達するための押圧部材である。レバー部
材46は、円周方向に等間隔で放射状に配置されてい
る。各レバー部材46は、たとえば短冊状のプレート部
材を折り曲げて形成されている。レバー部材46の半径
方向外側部はトランスミッション側に突出するように折
り曲げられている。その部分には円周方向に長く延びる
孔46bが形成されている。この孔46b内にクラッチ
カバー21から延びる係合突出部21fが係合してい
る。これにより、レバー部材46はクラッチカバー21
と一体回転する。孔46bの円周方向両側は、クラッチ
カバー21に揺動可能に当接している支点46aとなっ
ている。さらに、レバー部材46には、半径方向外側寄
り部分においてエンジン側に突出しファルクラムリング
23の環状部23aに当接する作用点46cが形成され
ている。レバー部材46の半径方向内側部には、トラン
スミッション側に突出する力点46dが形成されてい
る。力点46dは、リテーナ47のフランジ47bのト
ランスミッション側に配置されている。フランジ47b
のとレバー部材46の力点46dの間には、コーンスプ
リング60とプレート48とが配置されている。コーン
スプリング60は、図2及び図3に示すクラッチ連結状
態では、フランジ47bと力点46dとの間で圧縮され
て平坦になっている。円板状のプレート48のエンジン
側には、レバー部材46の力点46dが当接している。
当接プレート49は、リテーナ47の本体47aの外周
のトランスミッション側にスナップリング50により固
定されている。当接プレート49の外周部はトランスミ
ッション側に突出する屈曲部となっている。図2に示す
クラッチ連結状態では、この屈曲部とレバー部材46と
の間には軸方向に所定の隙間が確保されている。
【0048】レリーズ装置28は、クラッチ押圧機構2
7によるプレッシャープレート22への押圧力を解除し
てクラッチのレリーズを行うための装置である。レリー
ズ装置28は、レリーズベアリング54と、クイル55
と、円筒部材56と、支持リング57と、スナップリン
グ58と、コイルスプリング59とから構成されてい
る。レリーズベアリング54は、インナーレースとアウ
ターレースと両レース間に配置された複数の転動体とか
ら構成されている。クイル55はレリーズベアリング5
4の外周に配置され、アウターレースに相対回転不能に
固定されている。円筒部材56は、インナーレースに固
定され、その先端はリテーナ47の内周側に配置されて
いる。支持リング57は、円筒部材56の先端外周部に
固定されたスナップリング58により円筒部材56に固
定されている。支持リング57は、リテーナ47の内周
部のエンジン側の面に当接している。支持リング57と
リテーナ47の当接面は球面形状になっており、ミスア
ライメントの吸収を行うことができる。コイルスプリン
グ59は、円筒部材56の外周に配置されている。コイ
ルスプリング59は、インナーレースとリテーナ47と
の間に圧縮状態で配置されている。動作 〔クラッチ連結〕図2〜図4に示すクラッチ連結状態で
は、ダイヤフラムスプリング51がリテーナ47をエン
ジン側に付勢し、さらにリテーナ47がレバー部材46
を介してファルクラムリング23をエンジン側に付勢し
ている。これにより、プレッシャープレート22はフラ
イホイール2との間にクラッチディスク組立体3のフリ
クションディスク4及びインターミディエイトプレート
5を挟持する。これによりクラッチ連結が行われてい
る。
【0049】レバー部材46の力点46dと支点46a
との距離をEとし、作用点46cと支点46aとの距離
をFとすると、レバー部材46のレバー比はE/Fとな
る。すなわち、ダイヤフラムスプリング51の押圧力は
E/F倍となってファルクラムリング23に作用する。
このため、ダイヤフラムスプリング51の押圧力は小さ
く設定可能である。
【0050】コーンスプリング60は、クラッチ連結状
態に移行する際に、クッショニングプレートとしての役
割を果たす。 〔クラッチレリーズ〕クラッチレリーズ時には、クイル
55をトランスミッション側に移動し、レリーズベアリ
ング54、円筒部材56及びリテーナ47がトランスミ
ッション側に移動する。当接プレート49の屈曲部がレ
バー部材46に当接すると、以後はレバー部材46がト
ランスミッション側に移動させられる。このとき、レバ
ー部材46において当接プレート49が当接する部分か
ら作用点46cまでの距離が、力点46dから作用点4
6cまでの距離より短くなっているため、作用点46c
はファルクラムリング23から素早く離れる。すなわ
ち、クラッチの切れ性能が良くなっている。
【0051】ダイヤフラムスプリング51の押圧力が小
さく設定されているため、レリーズ時にダイヤフラムス
プリング51がリテーナ47に与える荷重が小さい。そ
のため、レリーズ荷重は小さくなっている。さらに、コ
ーンスプリング60がリテーナ47に対してリテーナ4
7の移動方向(トランスミッション側)に荷重を与える
ため、レリーズ荷重はさらに減少している。この結果、
クラッチペダルの踏力が大幅に減少している。
【0052】レバー部材46の作用点46cがファルク
ラムリング23から離れると、ストラッププレート42
の反力によりファルクラムリング23がトランスミッシ
ョン側に移動する。このとき、ファルクラムリング23
とプレッシャープレート22は一体となって軸方向に移
動する。これは、ボルト38とブッシュ39との間で生
じる摺動抵抗が、ストラッププレート42の反力と付勢
機構24からの付勢力の合計より大きく設定されてお
り、ボルト38とブッシュ39との間で滑りが生じない
からである。すなわち、ファルクラムリング23は、規
制機構25を介してプレッシャープレート22を軸方向
に移動させる。この結果、プレッシャープレート22か
らクラッチディスク組立体3のフリクションディスク4
に対する押圧力が解除される。
【0053】なお、ボルト38とブッシュ39との間で
生じる摺動抵抗は、ストラップレート42の反力と付勢
機構24からの付勢力の合計よりはるかに大きい方が良
く、2倍以上であるのが好ましい。このような設定によ
り、フライホイール2からプレッシャープレート22に
振動が伝達されるときに、ボルト38とブッシュ39と
の間では滑りが生じず、ストラッププレート42がたわ
む。すなわち、磨耗量への追従が正確に保たれる。 〔磨耗発生〕クラッチ連結時に摩擦フェーシング11が
摩耗すると、プレッシャープレート22及びファルクラ
ムリング23が摩耗量だけ摩擦フェーシング11側に移
動する。このとき、規制機構25のボルト38はプレッ
シャープレート22とともにエンジン側に移動する。し
かし、ブッシュ39はフランジ39bが対向部分21c
が当接しているため、移動不能である。そのため、ボル
ト38がブッシュ39に対して軸方向に移動する。この
結果、図10に示すように、ファルクラムリング23の
突出部23bとブッシュ39の筒部39a先端との間に
は、摩擦フェーシング11の摩耗量に等しい隙間Bが形
成される。ブッシュ39のフランジ39bとボルト38
の頭部38cとの軸方向隙間は、磨耗量分だけ短くなり
A' (A−B)となる。
【0054】次にクラッチレリーズ動作を行うと、ファ
ルクラムリング23は付勢機構24からの付勢力によ
り、ブッシュ39に当接するまでトランスミッション側
に移動する。ファルクラムリング23は、突出部23b
がブッシュ39の筒部39aに当接するとそれ以上はプ
レッシャープレート22に対して離れる方向に移動しな
い。これは、前述したように、ボルト38とブッシュ3
9との間で生じる摺動抵抗が、ストラップレート42の
反力と付勢機構24からの付勢力の合計より大きく設定
されているからである。この結果、磨耗量のオーバーア
ジャスト(磨耗量以上にファルクラムリング23がプレ
ッシャープレート22に対して移動すること)は生じに
くい。
【0055】以上の動作の結果、図11に示すように、
プレッシャープレート22の第2側面22bとファルク
ラムリング23との間に前述の摩耗量(B)に等しい隙
間Cが形成される。この状態からクラッチ連結動作を行
うと、図12の状態に移行する。図12と図2とを比較
すると、プレッシャープレート22とファルクラムリン
グ23との間に隙間Cが形成され、ブッシュ39のフラ
ンジ39bとボルト38の頭部38cとの間の隙間A'
が初期の隙間Aに比べて前回の摩耗量の分(B)だけ短
くなっている。 〔効果〕規制機構25における構造では、摩耗量検出の
ためのボルト38及びブッシュ39がプレッシャープレ
ート22の外部に設けられているため、ファルクラムリ
ング23の移動を規制するための摩擦係合部分がプレッ
シャープレート22の摩擦面22a側で生じる熱の悪影
響を受けにくい。その結果、ボルト38とブッシュ39
の間で生じる摺動抵抗の大きさが長期間にわたって安定
する。
【0056】さらに、ボルト38とブッシュ39はプレ
ッシャープレート22やクラッチカバー21から独立し
た部材であるため、摩擦係合部分の摺動抵抗の設定が容
易である。規制機構25は、クラッチカバー組立体1に
取付ける前に、ボルト38にブッシュ39を巻付けて完
成させる。すなわち、摩擦係合部分の摺動抵抗の設定
は、クラッチカバー組立体1の外部で行うことができ
る。また、プレッシャープレートやフライホイールに摩
擦係合部を設けていないため、摩擦係合部分での摺動抵
抗の設定がさらに容易になっている。プレッシャープレ
ートやクラッチカバーに摩擦係合部分を設ける従来例で
は、それら部材に開けた孔において荷重調整をする必要
があり、設定が困難である。
【0057】規制機構25のクラッチカバー組立体1に
対する取り付け及び取り外しは容易である。各規制機構
25は、プレッシャープレート22のねじ孔22eとフ
ァルクラムリング23の第2軸方向孔23cとクラッチ
カバー21の第1軸方向孔21dを合わせた状態でクラ
ッチカバー21のエンジン側からトランスミッション側
から取り付け及び取り外しが可能である。
【0058】また、ボルト38には頭部38cが形成さ
れているため、摩擦フェーシング11に摩耗が生じて摩
耗調整動作が行われるにつれて、ボルト38の頭部38
cとブッシュ39のフランジ39bとの間の隙間Aが短
くなっていく。この隙間Aはクラッチカバー組立体1の
外部から観察可能であるため、作業者がクラッチカバー
組立体1の交換時期を簡単に判断できる。
【0059】ファルクラムリング23がストラッププレ
ート42により相対回転可能にかつ軸方向移動可能に連
結されているため、摩擦フェーシング11に摩耗が生じ
てもストラッププレート42の姿勢は変化せず一定に保
たれる。これは、ファルクラムリング23はフライホイ
ール2やクラッチカバー21に対する軸方向の位置が変
化しないためである。プレッシャープレートにストラッ
ププレートが固定されている場合は、摩擦フェーシング
の磨耗によるプレッシャープレートの移動に伴ってスト
ラッププレートの姿勢も変化してしまう。 〔付勢機構〕付勢機構24の動作について説明する。摩
擦フェーシング11に摩耗が生じてファルクラムリング
23がトランスミッション側に移動可能になると、第2
サポートプレート32が第1サポートプレート31に対
してR2 側に回転する。この結果、図7,8,11に示
す状態から図9,10,12に示す状態にそれぞれ移行
する。すなわちリターンスプリング33により付勢され
た第2サポートプレート32が回転すると第2傾斜面3
2aが第1サポートプレート31の第1傾斜面31aを
押し上げていく。この結果、ファルクラムリング23は
規制機構25のブッシュ39に当接するまでプレッシャ
ープレート22から離れていく。
【0060】第1サポートプレート31と第2サポート
プレート32の初期軸方向高さをT 1 とすると、動作後
に軸方向高さはT1 から摩耗量Cだけ増えたT2 とな
る。このとき、図9に示すように、各リターンスプリン
グ33に対応するばね係合部31dとばね係合部32d
とが円周方向に近づくことでリターンスプリング33は
半径方向外方に移動し、ステー68の当接部69に当接
することがある。このとき、図10に示すように、第1
サポートプレート31と第2サポートプレート32とが
軸方向に離れるため、リターンスプリング33の両端部
66におけるリベット61の位置も軸方向にずれる。こ
の結果、リターンスプリング33はわずかに斜めに傾斜
する。この状態でリターンスプリング33の両端部66
はリベット61の本体62において自由に軸方向に移動
又は変形し、両端部66には応力が生じにくい。
【0061】ステー68は、初期段階又は摩耗発生時の
いずれにおいてもリターンスプリング33が遠心力によ
り半径方向外方にたわんだときもそのたわみ量を一定に
制限している。ステー68によりリターンスプリング3
3は遠心力によるたわみが抑えられているため、リター
ンスプリング33の破損が生じにくい。特に、リターン
スプリング33の両端部66における接触部分での摩耗
や破損が生じにくい。
【0062】1つのリターンスプリング33に対応する
ステー68同士は摩擦フェーシング11の摩耗が進行す
ると互いに円周方向に接近し、やがて当接する。こき当
接により第1サポートプレート31と第2サボートプレ
ート32とのそれ以上の相対回転が行われない。すなわ
ち、ファルクラムリング23はそれ以上軸方向に移動し
ない。このようにして、ステー68によって摩擦フェー
シング11の摩耗が所定の値になると付勢機構24の付
勢が自動停止する。
【0063】また、この実施形態ではリターンスプリン
グ33の両端部66が第1及び第2サポートプレート3
1,32に設けられたリベット61の外周面に係止して
いるため、接触面積が増大し面圧が低くなることによ
り、摩耗や破損が生じにくい。このため、リターンスプ
リング33及び相手側の部材(リベット)の摩耗や破損
が生じにくい。
【0064】リターンスプリング33を環状空間のさら
に内周側に配置した本実施形態の構造においては、リタ
ーンスプリング33の半径方向外方へのたわみによって
リターンスプリング33の端部と端部を係止する部分と
の間に摺動が生じやすい。このため、摺動部分が摩耗し
たり破損する可能性がある。そこで本願発明ではステー
68によりリターンスプリング33のたわみを抑え、リ
ベット61により摺動部分の面圧を下げることで、摺動
部分の摩耗や破損を生じにくくしている。 〔他の実施例〕前記実施形態ではステーとリベットの両
方が用いられていたが、いずれか一方のみでもそれなり
に優れた効果が得られる。図16に示す構造では、リタ
ーンスプリング33の両端部66は、第1及び第2サポ
ートプレート31,32に固定されたリベット61に巻
き付けられている。リベット61の外周は円周面であ
り、端部66とリベット61は接触面積が増大している
ため、両端部66とリベット61との間で摩耗や破損が
生じにくい。図17に示す構造では、リターンスプリン
グ33の外周側には、前記実施形態と同様のステー68
が設けられている。リターンスプリング33の両端部7
3は、第1及び第2サポートプレート31,32から延
びるばね係合部71に設けられた切り欠き72内に係止
している。この実施形態では、ステー68によりリター
ンスプリング33の外周側へのたわみが抑えられている
ため、両端部73と切り欠き72とで摩耗や破損が生じ
にくい。
【0065】
【発明の効果】本発明に係るクラッチカバー組立体で
は、付勢機構の引っ張りばねがプレッシャープレート及
びファルクラムリングの内周側に配置されているため、
プレッシャープレートとファルクラムリングの間の構造
が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのクラッチカバー組
立体の平面図。
【図2】クラッチ装置の縦断面概略図。
【図3】クラッチ装置の縦断面概略図。
【図4】図2の部分拡大図。
【図5】規制機構のブッシュの斜視図。
【図6】図1の部分拡大図であり、付勢機構の断面図。
【図7】付勢機構の平面図。
【図8】付勢機構の正面図。
【図9】付勢機構の部分平面図。
【図10】付勢機構の側面図。
【図11】傾斜面からなるくさび機構を示す部分断面
図。
【図12】傾斜面からなるくさび機構を示す部分断面
図。
【図13】クラッチ装置の動作状態を示す縦断面概略
図。
【図14】クラッチ装置の動作状態を示す縦断面概略
図。
【図15】クラッチ装置の動作状態を示す縦断面概略
図。
【図16】他の実施形態における付勢機構の部分平面
図。
【図17】他の実施形態における付勢機構の部分平面
図。
【符号の説明】
1 クラッチカバー組立体 2 フライホイール 3 クラッチディスク組立体 4 フリクションディスク 5 インターミディエイトプレート 6 コイルスプリング 21 クラッチカバー 22 プレッシャープレート 23 ファルクラムリング 24 付勢機構 25 規制機構 26 ドライブ機構 27 クラッチ押圧機構 28 レリーズ装置 31 第1サポートプレート 32 第2サポートプレート 33 リターンスプリング 61 リベット 68 ステー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クラッチディスク組立体の摩擦フェーシン
    グをフライホイール側に付勢してクラッチを連結させる
    クラッチカバー組立体であって、 前記フライホイールに固定され、前記摩擦フェーシング
    に対向する対向部分を有するクラッチカバーと、 前記摩擦フェーシングと前記対向部分との間で前記摩擦
    フェーシングに近接して配置され、前記摩擦フェーシン
    グ側の第1側面と前記対向部分側の第2側面とを有する
    環状のプレッシャープレートと、 前記プレッシャープレートの前記第2側面側に配置され
    たファルクラムリングと、 前記クラッチカバーに支持され、前記ファルクラムリン
    グに前記プレッシャープレート側への押圧力を与える押
    圧部材と、 前記ファルクラムリングに前記プレッシャープレートか
    ら軸方向に離れる向きの付勢力を与えるための機構であ
    り、前記プレッシャープレートと前記ファルクラムリン
    グとの間に配置され、互いに当接する傾斜面が形成され
    円周方向に相対移動可能な本体を有する第1及び第2く
    さび部材と、前記第1及び第2くさび部材からさらに内
    周側に配置され前記くさび部材同士を互いに円周方向に
    付勢するための引っ張りばねとを有する付勢機構と、 前記摩擦フェーシングに磨耗がないときは前記ファルク
    ラムリングが軸方向に移動するのを禁じ、前記摩擦フェ
    ーシングが磨耗すると磨耗量を検出し、前記磨耗量に応
    じて前記ファルクラムリングが軸方向に移動するのを許
    すための規制機構と、を備えたクラッチカバー組立体。
  2. 【請求項2】前記プレッシャープレートと前記ファルク
    ラムリングとの間には環状空間が形成され、 前記第1及び第2くさび部材は前記環状空間に配置さ
    れ、 前記引っ張りばねは前記環状空間からさらに内周側に配
    置されている、請求項1に記載のクラッチカバー組立
    体。
  3. 【請求項3】前記第1及び第2くさび部材の前記本体
    は、前記傾斜面がそれぞれ複数形成された環状である、
    請求項1又は2に記載のクラッチカバー組立体。
  4. 【請求項4】前記第1及び第2くさび部材は板金製であ
    る、請求項1〜3のいずれかに記載のクラッチカバー組
    立体。
  5. 【請求項5】前記付勢機構は、前記第1及び第2くさび
    部材の少なくとも一方に設けられ前記引っ張りばねの半
    径方向外方へのたわみを抑えるための抑え部をさらに有
    する、請求項1〜4のいずれかに記載のクラッチカバー
    組立体。
  6. 【請求項6】前記抑え部は前記本体から一体に延び、前
    記第1くさび部材の抑え部と前記第2くさび部材の抑え
    部とは前記摩擦フェーシングの摩耗量が一定になると円
    周方向に互いに当接するようになっている、請求項5に
    記載のクラッチカバー組立体。
  7. 【請求項7】前記抑え部は前記本体から半径方向内方に
    延び前記引っ張りばねに対して半径方向に対向してお
    り、前記抑え部と前記引っ張りばねとの間には半径方向
    に隙間がある、請求項6に記載のクラッチカバー組立
    体。
  8. 【請求項8】前記付勢機構は、前記第1及び第2くさび
    部材に設けられ前記引っ張りばねの端部が係合する円周
    面が形成された係合部をさらに有する、請求項1〜7の
    いずれかに記載のクラッチカバー組立体。
  9. 【請求項9】前記係合部は前記引っ張りばねの端部と略
    同等の半径を有する円柱形状であり、 前記引っ張りばねの前記端部は前記係合部の外周に巻か
    れている、請求項8に記載のクラッチカバー組立体。
  10. 【請求項10】前記係合部は前記第1及び第2くさび部
    材に固定されたリベットである、請求項9に記載のクラ
    ッチカバー組立体。
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